さて日常的に使われるもので「囚人」という言葉があります。
この囚人に使用されている漢字(特に”囚”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは囚人の読み方と意味、「いんじん」と「しゅうじん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.囚人の正しい読み方は「いんじん」「しゅうじん」?
では囚人の正しい読み方は、「いんじん」「しゅうじん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、囚人の正しい読み方は「しゅうじん」になります。
囚人の”囚”は「とら(われる)」「しゅう」と読むことはできますが、
「いん」と読むことはできず、囚人を「いんじん」と読むのは間違いです。
囚人の”囚(しゅう)”という字は、”因(いん)”という字によく似ているため注意が必要です。
また囚人(しゅうじん)のように「囚(しゅう)」が用いられている言葉には、
「囚縛(しゅうばく)・虜囚(りょしゅう)・幽囚(ゆうしゅう)・俘囚(ふしゅう)」などがあります。
囚人(しゅうじん)のように「人(じん)」が用いられている言葉には、
「異人(いじん)・偉人(いじん)・恩人(おんじん)・賢人(けんじん)」などがあります。
次の章で囚人の意味と類義語について解説していきます。
2.囚人の意味と類義語について
では囚人の意味と類義語について見ていきましょう。
まず囚人は「刑務所で服役(ふくえき)中の人のこと」の意味として用いられています。
囚人を用いた例文としては、「囚人を護送する」や、
「囚人が釈放された」のような使い方で用いられています。
また囚人の類義語としては、「捕虜(ほりょ)・罪人(ざいにん)・虜囚(りょしゅう)・受刑者(じゅけいしゃ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても囚人と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「囚人の読み方と意味、”いんじん”と”しゅうじん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 囚人の正しい読み方は「しゅうじん」で、「いんじん」は間違い。
- 囚人は「刑務所で服役中の人のこと」の意味。
- 囚人の類義語には、「捕虜・罪人・虜囚・受刑者」などがある。