さて日常的に使われるもので「示談」という言葉があります。
この示談に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
示談がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは示談の読み方と意味、「しだん」と「じだん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.示談の正しい読み方は「しだん」「じだん」?
では示談の正しい読み方は、「しだん」「じだん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、示談の正しい読み方は「じだん」になります。
示談の”示”は「しめ(す)」「し」「じ」と読むことができますが、
示談は「じだん」と読むのが正しく、「しだん」と読むのは間違いです。
また示談(じだん)のように「示(じ)」が用いられている言葉には、
「開示(かいじ)・提示(ていじ)・啓示(けいじ)・暗示(あんじ)」などがあります。
示談(じだん)のように「談(だん)」が用いられている言葉には、
「縁談(えんだん)・懇談(こんだん)・商談(しょうだん)・談合(だんごう)」などがあります。
次の章で示談の意味と類義語について解説していきます。
2.示談の意味と類義語について
では示談の意味と類義語について見ていきましょう。
まず示談は「民間上の争いを裁判によらず、お互いの話し合いで解決すること」の意味として用いられています。
示談を用いた例文としては、「示談が成立する」や、
「先日の事故は示談にした」のような使い方で用いられています。
また示談の類義語としては、「内談(ないだん)・相談(そうだん)・協議(きょうぎ)・交渉(こうしょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても示談と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「示談の読み方と意味、”しだん”と”じだん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 示談の正しい読み方は「じだん」で、「しだん」は間違い。
- 示談は「民間上の争いを裁判によらず、お互いの話し合いで解決すること」の意味。
- 示談の類義語には、「内談・相談・協議・交渉」などがある。