さて日常的に使われるもので「喪主」という言葉があります。
この喪主に使用されている漢字(特に”喪”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは喪主の読み方と意味、「もぬし」と「もしゅ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.喪主の正しい読み方は「もぬし」「もしゅ」?
では喪主の正しい読み方は、「もぬし」「もしゅ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、喪主の正しい読み方は「もしゅ」「そうしゅ」になります。
喪主の”喪”は「うしな(う)」「も」「そう」、”主”は「ぬし」「しゅ」と読むことができますが、喪主を「もぬし」と読むのは間違いです。
ただ一般的には喪主は「もしゅ」と読むことがほとんどです。
また喪主(もしゅ)のように「喪(も)」が用いられている言葉には、
「喪中(もちゅう)・喪服(もふく)・喪章(もしょう)・服喪(ふくも)」などがあります。
喪主(そうしゅ)のように「喪(そう)」が用いられている言葉には、
「喪失(そうしつ)・喪家(そうか)・大喪(たいそう)・阻喪(そそう)」などがあります。
次の章で喪主の意味と類義語について解説していきます。
2.喪主の意味と類義語について
では喪主の意味と類義語について見ていきましょう。
まず喪主は「葬式を行う際の代表者のこと」の意味として用いられています。
喪主を用いた例文としては、「喪主を務める」や、
「喪主に挨拶をする」のような使い方で用いられています。
また喪主の類義語としては、「当主(とうしゅ)・亭主(ていしゅ)・統領(とうりょう)・施主(せしゅ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても喪主と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「喪主の読み方と意味、”もぬし”と”もしゅ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 喪主の正しい読み方は「もしゅ」「そうしゅ」の両方で、「もぬし」は間違い。
- 喪主は「葬式を行う際の代表者のこと」の意味。
- 喪主の類義語には、「当主・亭主・統領・施主」などがある。