このページでは慮るの読み方と意味、「おもんぱかる」と「おもんばかる」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.慮るの正しい読み方は「おもんぱかる」「おもんばかる」?

 

結論から言ってしまうと、慮るの本来の読み方は「おもんぱかる」でしたが、
いま現在では「おもんぱかる」と「おもんばかる」のどちらでも問題はありません

 

慮るの”慮”には「おもんぱか(る)」「りょ」の読み方はありますが、「おもんばか(る)」という読み方はありません。

 

 

ただ一般的には慮るは「おもんばかる」と読むことが多いです。

 

 

 

慮るを「おもんばかる」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「おもんばかる」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。

 

慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。

 

 

簡単に言えば、慮るを「おもんばかる」と間違って読む人が増えたために、
「おもんぱかる」でも「おもんばかる」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。

 

なのでいま現在での慮るの読み方としては、「おもんぱかる」と「おもんばかる」はどちらも正しい読み方となります。

 

 

次の章で慮るの意味と類義語について解説していきます。

 

2.慮るの意味と類義語について

 

慮るは「あれこれ考えること。考慮すること」の意味として用いられています。

 

 

慮るを用いた例文としては、「将来を慮る」や、
「相手の立場を慮る」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また慮るの類義語としては、「鑑みる(かんがみる)・熟考(じゅっこう)・思索(しさく)・考察(こうさつ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても慮ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「慮るの読み方と意味、”おもんぱかる”と”おもんばかる”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 「おもんぱかる」が本来の読み方で、「おもんばかる」は慣用読み。
  • 慮るの読み方は、「おもんぱかる」「おもんばかる」のどちらでも正しい。
  • 慮るは「あれこれ考えること。考慮すること」の意味。
  • 慮るの類義語には、「鑑みる・熟考・思索・考察」などがある。

 

 

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