さて日常的に使われるもので「含有」という言葉があります。
この含有に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
含有がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは含有の読み方と意味、「がんゆう」と「ごうゆう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.含有の正しい読み方は「がんゆう」「ごうゆう」?
では含有の正しい読み方は、「がんゆう」「ごうゆう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、含有の正しい読み方は「がんゆう」になります。
含有の”含”は「ふく(む)」「がん」と読むことはできますが、
「ごう」と読むことはできないので、含有を「ごうゆう」と読むのは間違いです。
また含有(がんゆう)のように「含(がん)」が用いられている言葉には、
「含蓄(がんちく)・含笑(がんしょう)・含羞(がんしゅう)・包含(ほうがん)」などがあります。
含有(がんゆう)のように「有(ゆう)」が用いられている言葉には、
「共有(きょうゆう)・所有(しょゆう)・固有(こゆう)・占有(せんゆう)」などがあります。
次の章で含有の意味と類義語について解説していきます。
2.含有の意味と類義語について
では含有の意味と類義語について見ていきましょう。
まず含有は「成分・内容として、中に含んでいること」の意味として用いられています。
含有を用いた例文としては、「含有量を調べる」や、
「この鉱石には銅が含有されている」のような使い方で用いられています。
また含有の類義語としては、「包含(ほうがん)・包容(ほうよう)・内蔵(ないぞう)・埋蔵(まいぞう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても含有と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「含有の読み方と意味、”がんゆう”と”ごうゆう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 含有の正しい読み方は「がんゆう」で、「ごうゆう」は間違い。
- 含有は「成分・内容として、中に含んでいること」の意味。
- 含有の類義語には、「包含・包容・内蔵・埋蔵」などがある。