さて日常的に使われるもので「捏造」という言葉があります。
この捏造に使用されている漢字(特に”捏”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは捏造の読み方と意味、「ねつぞう」と「でつぞう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.捏造の正しい読み方は「ねつぞう」「でつぞう」?
では捏造の正しい読み方は、「ねつぞう」「でつぞう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、捏造の本来の読み方は「でつぞう」でしたが、
いま現在では「ねつぞう」と「でつぞう」のどちらでも問題はありません。
捏造の”捏”は「こ(ねる)」「ねつ」「でつ」と読むことができます。
捏造を「ねつぞう」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「ねつぞう」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。
慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。
簡単に言えば、捏造を「ねつぞう」と間違って読む人が増えたために、
「ねつぞう」でも「でつぞう」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。
なのでいま現在での捏造の読み方としては、「ねつぞう」と「でつぞう」はどちらも正しい読み方となります。
ただ一般的には「ねつぞう」と読むことがほとんどです。
次の章で捏造の意味と類義語について解説していきます。
2.捏造の意味と類義語について
では捏造の意味と類義語について見ていきましょう。
まず捏造は「実際にはないことを、実際にあったことのように偽って作り上げること」の意味として用いられています。
捏造を用いた例文としては、「検査データを捏造する」や、
「事件を捏造する」のような使い方で用いられています。
また捏造の類義語としては、「偽証(ぎしょう)・虚偽(きょぎ)・偽造(ぎぞう)・デマ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても捏造と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「捏造の読み方と意味、”ねつぞう”と”でつぞう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 「でつぞう」が本来の読み方で、「ねつぞう」は慣用読み。
- 捏造の読み方は、「でつぞう」「ねつぞう」のどちらでも正しい。
- 捏造は「実際にはないことを、実際にあったことのように偽って作り上げること」の意味。
- 捏造の類義語には、「偽証・虚偽・偽造・デマ」などがある。