このページでは若人の読み方と意味、「わこうど」と「わかびと」どちらが正しいのかを解説しています。




1.若人の正しい読み方は「わこうど」「わかびと」?


結論から言ってしまうと、若人の正しい読み方は「わこうど」「わかびと」「わかうど」になります


若人の”若”は「わか(い)」「じゃく」、”人”は「ひと」「にん」「じん」(連濁により「びと」)と読むことができます。



ただ一般的には若人は「わこうど」と読むことがほとんどです。




また若人の”人”の読み方は連濁により「びと」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では”若”は「わこ」、”人”も「うど」という読み方をすることはできません。


若人のように「わかびと」ではなく、「わかうど」「わこうど」と変化して読むのは、日本語の音便(おんびん)のひとつである”ウ音便”と呼ばれているものです


(音便とは、”発音しやすくするために、言い方を変えること”です)




ウ音便とは、”語中・語尾の「く」「ぐ」「ひ」「び」「み」などの音が、「う」の音に変化する現象のこと”を言います。


・若人(わかと) → 若人(わかど) → 若人(わうど)


若人であれば上記のように、「び」の音が「う」の音に変化して、そこからさらに発音しやすいように変化して「わこうど」と読まれるようになりました。




例えば、ウ音便には他にも「玄人(くろうと)」や「仲人(なこうど)」などがあります。


・ 玄人(くろと) → 玄人(くろと)
(”玄”という字は「くろ」と読むことができます)


・ 仲人(なかと) → 仲人(なかど) → 仲人(なうど)



玄人(くろうと)のように単純に「う」の音に変化するものだけでなく、
若人(わこうど)や仲人(なこうど)のように「う」の音に変化した後に、さらに発音しやすいように変化するものもあるため注意してください


次の章で若人の意味について解説していきます。



2.若人の意味について


若人は「若い人。若者のこと」の意味として用いられています。



若人を用いた例文としては、「若人による組織」や、
「若人たちが積極的になって動いている」のような使い方で用いられています。



以上が「若人の読み方と意味、”わこうど”と”わかびと”正しいのは?」でした。



3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 若人の正しい読み方は「わこうど」「わかびと」「わかうど」。
  • 若人は「若い人。若者のこと」の意味。



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