結論から言ってしまうと、彷徨うの正しい読み方は「さまよう」になります。
彷徨うの”彷”は「ほう」、”徨”は「こう」と読むことができますが、彷徨うを「ほうこうう」と読むのは間違いです。
彷徨うの”彷”に「さ」、”徨”に「まよ」という読み方はありませんが、彷徨うを「さまよう」と読んでいるのは、当て字によるものです。
「さまよう」という言葉の意味に、”彷徨”という言葉の持っている意味が合っていたため、「さまよう」に”彷徨う”という漢字が当てられました。
次の章で彷徨うの意味と類義語について解説していきます。
彷徨うは「あてもなく歩くこと/ある場所や状態にとどまらないで動くこと」の意味として用いられています。
彷徨うを用いた例文としては、「森の中を彷徨う」や、「生死の境を彷徨う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「あてもなく歩くこと」の意味で、後者の例文は「ある場所や状態にとどまらないで動くこと」の意味で使用しています。
また彷徨うの類義語としては、「放浪(ほうろう)・流浪(るろう)・徘徊(はいかい)・漫歩(まんぽ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても彷徨うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「彷徨うの読み方と意味、”さまよう”と”ほうこうう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>