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  • 読み間違えやすい漢字一覧!
    さて私たちは日常的に漢字をよく目にしていますが、実は自分では気づかないうちに読み間違えていることも多いです。他の人の前で恥ずかしい思いをしたくなかったり、漢字の読み方への苦手意識を少しでもなくしていきたいですよね。そこでこのページでは読み間違えやすい漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(読み間違えやすい漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓読み間違えやすい漢字の読み方や意味などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓読み間違えやすい漢字の読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●読み間違えやすい漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ読み間違えやすい漢字※1:漢字の読み方(読み方が複数ある場合など)を判別しやすいように、記号(◎、○、△、×)で表しており、以下のような表記の仕方をしています。◎:正しい読み方(一般的によく使われる)○:正しい読み方(◎の読み方よりは使われる頻度が少ない)△:正しい読み方(ほとんど使われることがない)×:誤った読み方※2:慣用読みがある場合、その漢字の本来の読み方には(本)、慣用読みには(慣)の表記をしています。(慣用読みとは、”本来の読み方ではない誤った読み方が一般的に広く定着し、その誤った読み方についても正しい読み方となったもの”を意味します)⇒慣用読み(百姓読み)の一覧!↓ア行~【扁桃】◎:アーモンド○:へんとう「アーモンド」と読むと”バラ科の落葉高木のこと”の意味。「へんとう」と読むと”アーモンドの別名のこと/咽頭(いんとう)にあるリンパ組織のこと”の意味。【相生】◎:あいおい△:そうせい、そうしょう、そうじょう「あいおい」と読むと”一緒に生まれ育つこと/一つの根元から二つの幹が分かれ出ること”の意味。「そうせい」「そうしょう」「そうじょう」と読むと「五行説で、木から火が、火から土が、土から金が、金から水が、水から木が生じること」の意味。五行説(ごぎょうせつ)というのは、”中国の自然哲学の思想で、万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるという説のこと”。【合議】◎:あいぎ、ごうぎ「あいぎ」と読むと”(官公庁で)ある一定の決裁について、他の関係する部署・課の了解を得ること”の意味。決裁(けっさい)というのは、”権限を持っている上位者(責任者)が、部下の提出した案の可否を決めること”です。つまり合議(あいぎ)とは、”(官公庁において)部下の提出した案が承認できるかどうかを、他の関係する部署・課に了解を得て確認すること”を意味します。「ごうぎ」と読むと”2人以上の者が集まって協議すること/(民間で)ある一定の決裁について、他の関係する部署・課の了解を得ること”の意味。後者の意味は、官公庁(あいぎ)か、民間(ごうぎ)かで読み方が異なるため注意が必要です。【愛顧】◎:あいこ×:あいそ愛顧は”(商人などを)目をかけ引き立てること”の意味。引き立てられる側(つまり商人側)から言う語で、「御愛顧(ごあいこ)」の形で用いられることが多いです。【相席】◎:あいせき×:そうせき相席は”飲食店などで、知らない人と同じ席につくこと”の意味。【哀惜】◎:あいせき×:あいしゃく哀惜は”人の死などを悲しみ惜しむこと”の意味。【愛想】◎:あいそ△:あいそう愛想は”人に対する応対の仕方のこと/人に寄せる好意のこと/飲食店などの勘定(かんじょう)のこと”の意味。【哀悼】◎:あいとう×:あいたく哀悼は”人の死を悲しみ悼(いた)むこと”の意味。【生憎】◎:あいにく×:しょうぞう生憎は”期待や目的にそわない状況になって、残念な様子のこと/相手の期待が外れたことをからかって言う語”の意味。【相反する】◎:あいはんする×:そうはんする相反するは”互いに反対の関係にあること。対立していること”の意味。”相反”という言葉のみだと、「そうはん」としか読むことができないため注意が必要です。【愛猫】◎:あいびょう×:あいねこ愛猫は”可愛がっている猫のこと”の意味。【阿吽】◎:あうん×:あぎゅう阿吽は”最初と最後のこと/吐く息と吸う息のこと/寺院の山門の両側にある仁王(におう)や狛犬(こまいぬ)などの姿のこと”の意味。「寺院の山門の両側にある仁王や狛犬などの姿のこと」というのは、”一対の像のうち、一方が口を開き(阿)、もう一方が口を閉じ(吽)ている姿のこと”を指します。(「阿(あ)」は口を開いて出す音のことで、「吽(うん)」は口を閉じて出す音のこと)【青天井】◎:あおてんじょう×:せいてんい青天井は”(空を天井に見立てて)青空のこと/(空は果てしなく高いことから)物の値段や数値がどこまでも上がり続けること。また、その状態のこと”の意味。【灰汁】◎:あく×:はいじる、はいじゅう灰汁は下記のような意味。灰を浸した水の上澄み液のこと植物に含まれる苦みや渋みのもとになる成分のこと肉などを煮たときに、煮汁の表面に浮き出る灰色に濁ったもの人の性質や文章など、その人のなじみにくい個性のこと【悪感情】◎:あくかんじょう△:あっかんじょう悪感情は”人に対して抱(いだ)く不愉快な感情のこと”の意味。【悪行】◎:あくぎょう△:あっこう悪行は”悪い行いのこと”の意味。【悪姿勢】◎:あくしせい×:わるしせい悪姿勢は”悪い姿勢のこと”の意味。悪姿勢で代表的なのが「猫背(ねこぜ)」で、他にも「巻き肩(まきがた)」や「反り腰(そりごし)」などがあります。【悪心】◎:あくしん、おしん「あくしん」と読むと”悪事をしようとする心のこと。他人に恨みを抱き、害を与えようとする心のこと”の意味。「おしん」と読むと”気持ちが悪くて、吐きそうな感じのこと”の意味。【欠伸】◎:あくび×:けっしん欠伸は”疲労・退屈・眠気などによって、自然に口が大きく開いて行われる呼吸運動のこと”の意味。【悪名】◎:あくみょう△:あくめい悪名は”悪い噂(うわさ)。悪い評判のこと”の意味。【胡坐】◎:あぐら△:こざ胡坐は”両足を組んで座ること。また、その座り方のこと”の意味。【悪霊】◎:あくりょう△:あくれい悪霊は”人に祟(たた)りをする霊魂のこと”の意味。【挙句】◎:あげく×:きょく挙句は”連歌・連句の最後の七・七の句のこと/(転じて)終わり。結局”の意味。【阿漕】◎:あこぎ×:あそう阿漕は”貪欲(どんよく)で無情なこと”の意味。【朝夕】◎:あさゆう○:ちょうせき「あさゆう」と読むと”朝と夕方のこと/いつも。常に”の意味。「ちょうせき」と読むと”朝と夕方のこと/いつも。常に/朝と晩の食事のこと”の意味。【海豹】◎:アザラシ△:かいひょう海豹は”食肉目アザラシ科の哺乳(ほにゅう)類の総称のこと”の意味。【悪しき】◎:あしき×:あくしき悪しきは”悪いこと。良くないこと”の意味。【海驢】◎:アシカ×:かいりょ海驢は”アシカ科の哺乳(ほにゅう)類の内の1種のこと/アシカ科の哺乳類の総称のこと”の意味。後者の意味で用いる場合は、アシカだけでなくトドやオットセイなども含まれます。【紫陽花】◎:あじさい△:しようか紫陽花は”ユキノシタ科の高さ1m~1.5mの落葉低木のこと”の意味。【与る】◎:あずかる×:あたえる与るは”物事に関係すること/分け前をもらうこと/目上の人から好意や恩恵を受けること”の意味。【彼処】◎:あそこ△:かしこ「あそこ」と読むと”あの場所。例の場所のこと/あのような程度。あれほど”の意味。「かしこ」と読むと”話し手・聞き手の両方から離れた場所を指し示す語のこと”の意味。【徒となる】◎:あだとなる×:ととなる徒となるは”無駄になること/儚(はかな)くて脆(もろ)いこと/役に立たないこと/虚しいこと”の意味。【渾名】◎:あだな△:こんめい×:きめい渾名は”本名とは別に、その人の特徴(容姿・性質)などによって付けられた名のこと”の意味。ニックネームは”親しみを込めた肯定的なもの”なのに対して、渾名は”親しみを込めた肯定的なものからバカにするようなもの”も含めて使われる言葉になります。【呆気】◎:あっけ×:ほうけ呆気は”(呆気にとられるの形で)意外なことに出会い、驚き呆(あき)れた状態のこと/(呆気ないの形で)予想に反して簡単に行われる様子。物足りなさの残る様子のこと”の意味。【斡旋】◎:あっせん×:かんせん斡旋は”間に入って、両者がうまくいくように取り計らうこと/ある物や人を、求める人に紹介すること”の意味。【天晴】◎:あっぱれ×:てんはれ天晴は”感心するほど見事な様子のこと/人の行為を褒め称えるときに発する語のこと”の意味。【軋轢】◎:あつれき×:きれき軋轢は”仲が悪くなること”の意味。【艶姿】◎:あですがた○:えんし艶姿は”女性の艶(あで)やかで美しい姿のこと”の意味。【強ち】◎:あながち×:きょうち強ちは”必ずしも/あまりに強引。身勝手であるさま/必要以上に”の意味。【貴方】◎:あなた△:きほう「あなた」と読むと”立場が同等以下の人を敬っていう語のこと/夫婦間で妻が夫のことを呼ぶ語のこと”の意味。「貴方(あなた)」というのは、本来は身分の高い人を呼ぶときに使われていましたが、現在では言葉の意味も変わったため、”目上の人には使えない”ので注意が必要です。「きほう」と読むと”男性が立場が同等の相手を敬っていう語”の意味。【家鴨】◎:あひる×:いえがも家鴨は”カモ科の鳥のこと”の意味。家鴨はマガモを家畜として飼いならし改良した品種で、翼が小さく飛ぶことはできません。【脂汗】◎:あぶらあせ×:しかん脂汗は”苦しいときなどに滲(にじ)み出る、べたつくような汗のこと”の意味。【海女】◎:あま×:かいじょ海女は”海に潜って貝・海藻などをとることを職業としている女性のこと”の意味。【数多】◎:あまた△:すうた数多は”数の多いこと。たくさん”の意味。【尼寺】◎:あまでら△:にじ尼寺は”尼僧の住む寺のこと/カトリックで修道女が住む修道院のこと”の意味。【雨露】◎:あめつゆ○:うろ「あめつゆ」と読むと”雨と露(つゆ)のこと”の意味。「うろ」と読むと”雨と露のこと/大きな恩恵のこと”の意味。【粗方】◎:あらかた×:そほう粗方は”ほぼ全部。おおよそ。だいたい”の意味。【粗皮】◎:あらかわ×:そひ粗皮は”樹木や米穀(べいこく)などの表皮のこと/まだ鞣(なめ)していない獣類の皮のこと”の意味。【非ず】◎:あらず×:ひず非ずは”そうではない。違う”の意味。例えば「無きにしも非ず」は”ないわけではない。少しはある”という意味で、「人にして人に非ず」は”人でありながら人ではない”という意味です。「人でありながら人ではない」というのは、”人間でありながら人間らしい情を持っていない(つまり残忍・冷酷)”のような意味で使われることがほとんどです。【粗筋】◎:あらすじ×:そきん粗筋は”小説・演劇・話などのだいたいの内容。概略のこと”の意味。【新手】◎:あらて△:しんて「あらて」と読むと”まだ戦っていない元気な軍勢・兵のこと/新しく仲間に入った人のこと/新しい手段・方法のこと”の意味。「しんて」と読むと”新しい手段・方法のこと”の意味。【粗利益】◎:あらりえき×:そりえき粗利益は”売上高から売上原価を差し引いた利益のこと(経費などは差し引かれていない)”の意味。つまり「粗利益 = 売上高 ー 売上原価」となります。【著す】◎:あらわす×:ちょす著すは”書物を書いて世に出すこと。著作すること”の意味。【あり得る】◎:ありうる(本)○:ありえる(慣)あり得るは”可能性がある。あっても(起きても)不思議ではない”の意味。【在処】◎:ありか×:ざいしょ在処は”物などがある所のこと。また、人などがいる所のこと”の意味。【淡雪】◎:あわゆき×:たんせつ淡雪は”薄く降り積もった、やわらかで消えやすい雪のこと”の意味。【行火】◎:あんか×:ぎょうか行火は”炭火などを入れて手足を温める道具のこと”の意味。【行脚】◎:あんぎゃ×:ぎょうきゃく行脚は”僧が諸国を巡って修行すること/各地を巡り歩くこと”の意味。【杏子】◎:あんず×:あんこ杏子は”バラ科の落葉高木のこと。また、その果実のこと”の意味。【安堵】◎:あんど×:あんちょ安堵は”安心すること”の意味。【行灯】◎:あんどん×:ぎょうとう行灯は”木や竹などの枠に紙を貼り、その中に油皿を置いて火をともす照明具のこと”の意味。「あんどん」はもともと持ち運ぶためのものであったため、「あんどん」に”行灯”という漢字が当てられました。ですがその後に「提灯(ちょうちん)」ができたので、行灯は据置(すえおき)用、提灯は携行(けいこう)用として使用されるようになりました。【安穏】◎:あんのん△:あんおん安穏は”何事もなく穏(おだ)やかなこと”の意味。【塩梅】◎:あんばい△:えんばい「あんばい」は”程よく物事を処理すること/物事の具合のこと/体の調子のこと/料理の味加減のこと”の意味。「えんばい」は”調味に使う塩と梅酢のこと/料理の味加減のこと”の意味。【許嫁】◎:いいなずけ△:きょか許嫁は”幼いときから、双方の親が婚約を結んでおくこと。また、その当人同士のこと/結婚の約束をしている相手のこと”の意味。【家路】◎:いえじ×:かろ家路は”家に帰る道。帰り道のこと”の意味。【硫黄】◎:いおう×:りゅうおう硫黄は”非金属元素の1つで、黄色で脆(もろ)い結晶のこと”の意味。硫黄の原子番号は16番・元素記号は「S」で表され、空気中で熱すると青白い炎を出して燃え、二酸化硫黄になります。【烏賊】◎:イカ×:とりぞく、からすぞく烏賊の「烏(からす)」という字は、「鳥(とり)」という字によく似ているため注意が必要です。烏賊は”コウイカ目とツツイカ目の頭足類の総称のこと”の意味。【如何】◎:いかが、いかん「いかが」と読むと”相手の気持ちや意見をたずねる語/相手に呼びかけ、勧める語/疑いや、あまり賛成できないという気持ちを表す語”の意味。「いかん」と読むと”事の次第のこと/どのように。どうであるか”の意味。【如何様】◎:いかさま○:いかよう「いかさま」と読むと”偽物。いんちき/なるほど。いかにも。その通り”の意味。「いかよう」と読むと”どんなふう。どのよう”の意味。【鋳型】◎:いがた×:ちゅうがた鋳型は”鋳物(いもの)を作るために、溶かした金属を流し込む型のこと”の意味。【閾値】◎:いきち○:しきいち閾値は”動作・内容などが変化する境目となる値のこと/ある作用が加わったときに、生物が刺激を感じる最小の値のこと”の意味。一般的には閾値は「いきち」と読まれることが多いですが、生物学などの分野では「いきち」、工学関連の分野では「しきいち」と読まれることが多いです【異形】◎:いぎょう○:いけい「いぎょう」と読むと”普通とは違った怪しい姿・形をしていること”の意味。「いけい」と読むと”普通とは違った形のこと”の意味。【幾重】◎:いくえ×:いくじゅう幾重は”いくつか重なっていること。多く重なっていること”の意味。【意気地】◎:いくじ△:いきじ意気地は”物事をやり抜こうとする気力。また、自分の考えを通そうとする気力のこと”の意味。【幾何】◎:いくばく△:きか×:きなん「いくばく」は幾何の他に”幾許”と書き表されることもあります。「いくばく」は”数量・程度が不明であることを表す/(”幾何か”の形で)わずか。少し/(”幾何も”の形で)数量・程度が多くないこと”の意味。「きか」は”幾何学(きかがく)の略のこと”の意味。幾何学というのは、”物の形・大きさ・位置など、空間に関する性質を研究する数学の部門のひとつ”です。【衣桁】◎:いこう△:えこう衣桁は”室内で衣類などを掛けておく道具のこと”の意味。【居心地】◎:いごこち×:いしんち居心地は”ある場所や特定の地位などにいて感じる気分のこと”の意味。【十六夜】◎:いざよい○:じゅうろくや十六夜は”陰暦(旧暦)における16日の夜のこと。また、陰暦16日の夜に見える月のこと”の意味。【漁火】◎:いさりび△:ぎょか漁火は”夜に魚を誘うために漁船で焚(た)く火のこと”の意味。【石工】◎:いしく△:せっこう石工は”石を切り出したり、石を刻んで細工をする職人のこと”の意味。【石塊】◎:いしくれ△:いしころ、せっかい「いしくれ」「いしころ」と読むと”小さい石のこと/石のかけらのこと”の意味。「せっかい」と読むと”石のかたまり”の意味。【委嘱】◎:いしょく×:いぞく委嘱は”仕事などを部外の人に委(ゆだ)ね頼むこと”の意味。【石綿】◎:いしわた△:せきめん石綿は”蛇紋石(じゃもんせき)・角閃石(かくせんせき)などが繊維状に変化した鉱物のこと”の意味石綿は別名「アスベスト」と言われています。石綿は以前まで、鉄骨造建築物などの防火・保温材として使用されていましたが、発がん性などの有害性が確認され、いま現在では一部の製品を除いて使用が禁止されています。【椅子】◎:いす×:きし椅子は”腰を掛ける道具のこと/地位のこと”の意味。後者の意味は例えば、「幹部の椅子を狙っている」のような使い方で用いられます。【何れ】◎:いずれ×:なんれ何れは”どれ。どちら。どっち/どういう成り行きになるとしても。どっちみち/いつとははっきり言えないが、近いうちに。そのうちに”の意味。【居候】◎:いそうろう×:いこう居候は”他人の家に無償で同居させてもらい、食べさせてもらうこと。また、その人のこと”の意味。【勤しむ】◎:いそしむ×:つつしむ「つつしむ」というのは、”慎む(抑制の意)・謹む(かしこまるの意)”と書き表されるため注意が必要です。勤しむは”一生懸命に物事を行うこと。励むこと”の意味。【異存】◎:いぞん×:いそん異存は”ある考えとは違った考えのこと。また、反対の意見や、不服な気持ちのこと”の意味。【依存】◎:いぞん(慣)○:いそん(本)依存は”他に頼って存在していること”の意味。【幼気】◎:いたいけ×:ようき「ようき」というのは、”陽気”と書き表されるため注意が必要です。幼気は”幼くて(または小さくて)、かわいらしい様子のこと/子供などの痛々しく、いじらしい様子のこと”の意味。「いじらしい」というのは、”かわいそうな様子。哀れで同情したくなる感じ。可憐な様子”などを表している言葉です。【甚く】◎:いたく×:かんく甚くは”甚(はなは)だしく。非常に”の意味。【居丈高】◎:いたけだか×:いじょうこう居丈高は”人を威圧するような態度をとるさま/座ったときの背が高いこと”の意味。ちなみに前者の意味を用いるときは、「威丈高(いたけだか)」と表記されることもあります。【悪戯】◎:いたずら△:あくぎ「いたずら」と読むと”人が困るような悪さをすること。また、そのさま/自分の行為を謙遜(けんそん)していう語”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。「あくぎ」と読むと”人が困るような悪さをすること。また、そのさま”の意味。【一応】◎:いちおう×:いちよう一応は”完全ではないが、一通り。とりあえず。ひとまず”の意味。【無花果】◎:いちじく△:むかか無花果は”クワ科イチジク属の落葉高木のこと。また、その果実のこと”の意味。【一日の長】◎:いちじつのちょう×:いちにちのちょう一日の長は”少し年上であること/経験や技術が他より少し優れていること”の意味。【一途】◎:いちず、いっと「いちず」は”ひたむきなこと。ひとすじ”の意味。例えば「彼を一途(いちず)に思い続ける」のように用いられます。「いっと」は”ひとすじの道。一つの方向”の意味。例えば「減少の一途(いっと)をたどる/発展の一途(いっと)をたどる」のように用いられます。【一段落】◎:いちだんらく(本)○:ひとだんらく(慣)一段落は”1つの段落のこと/物事に一応の区切りがつくこと”の意味。【一見】◎:いっけん○:いちげん「いっけん」と読むと”一度見ること。ちょっと見ること”の意味。「いちげん」と読むと”料亭・料理屋などで、客として初めてその店に来ること”の意味。「一見(いちげん)さんお断り」という紙が貼られている店がありますが、これはその店の常連さんなど、誰かに紹介してもらった場合などに入店できる形式のものになります。【一切】◎:いっさい△:いっせつ一切は”すべてのこと/(あとに打ち消しの語を伴って)全然。まったく”の意味。後者の意味は例えば、「そのことについて私は一切知らない」のように用いられます。【溢水】◎:いっすい×:せんすい溢水は”水が溢れでること。また、溢れさせること”の意味。【一夕】◎:いっせき×:いちゆう一夕は”一晩。一夜のこと/ある夜。ある晩のこと”の意味。【一足飛び】◎:いっそくとび×:ひとあしとび一足飛び”両足を揃えて飛ぶこと/目的の地点まで一気に移動すること/一定の順序をふまないで、一気に飛び越えること”の意味。【一対】◎:いっつい×:いったい一対は”2つで1組になっているもの”の意味。【何時何時】◎:いつなんどき△:いついつ×:なんじなんじ「いつなんどき」は”(いつ)を強めた語”の意味。例えば「何時何時(いつなんどき)地震が起こるか分からない」のように用いられます。「いついつ」は”しかるべきある時。何月何日のこと”の意味。例えば「何時何時(いついつ)までに提出できるか教えてください」のように用いられます。【一片】◎:いっぺん○:ひとひら「いっぺん」と読むと”薄く平らなもの一枚のこと/わずかばかり。ほんの少し/大きなものから切り取られた一部分のこと”の意味。「ひとひら」と読むと”薄く平らなもの一枚のこと”の意味。【意図】◎:いと×:いず意図は”考えていること/何かをしようとすること”の意味。【居所】◎:いどころ○:きょしょ「いどころ」と読むと”居る場所のこと”の意味。「きょしょ」と読むと”住んでいる場所のこと/生活の本拠ではないが、一定期間継続して住んでいる場所のこと”の意味。【稲作】◎:いなさく×:いねさく稲作は”稲を栽培すること/稲の実(みの)りぐあいのこと”の意味。【田舎】◎:いなか△:でんしゃ田舎は”都会から離れたところ。地方のこと/生まれ故郷のこと”の意味。【稲穂】◎:いなほ×:いねほ稲穂は”稲の穂(ほ)のこと”の意味。穂というのは、”稲や麦など、長い茎の先に花や実が群がりついたもの”で、特に稲の穂のことを指していることが多いです。【稲荷】◎:いなり×:いねに稲荷は下記のような意味。五穀を司る神である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)のこと倉稲魂神を祭った、稲荷神社のこと。または総本社の伏見稲荷のことキツネのこと(宇迦之御魂神の使いであると信じられていることから)油揚げのこと(キツネの好物とされたことから)稲荷鮨(いなりずし)の略称のこと宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は、別名として「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」とも呼ばれています。ちなみにお稲荷さんやお稲荷様という言葉が指しているのは、”五穀を司る神である宇迦之御魂神”のことを指しています。(稲荷鮨のことを「おいなりさん」と呼ぶことも多いです)あくまでもキツネは宇迦之御魂神(お稲荷様)の使いというだけで、お稲荷さんやお稲荷様のことではないので注意が必要です。【茨城】◎:いばらき×:いばらぎ茨城は”関東地方北東部の太平洋側にある県。茨城県のこと”の意味。【息吹】◎:いぶき×:そくすい息吹は”息を吹くこと。息づかい/活動の気配。生き生きとした気力のこと”の意味。【今際】◎:いまわ×:いまぎわ今際は”死ぬ時。最期(さいご)のこと”の意味。【異名】◎:いみょう△:いめい異名は”本当の名称以外の名。別名のこと/渾名(あだな)のこと”の意味。【鋳物】◎:いもの×:いぶつ、ちゅうぶつ鋳物は”溶かした金属を鋳型(いがた)に流し込んで製造された器物のこと”の意味。【否応】◎:いやおう×:ひおう否応は”不承知と承知のこと”の意味。例えば「否応なしに決められる」であれば、”不承知か承知かを聞かずに、勝手に物事を決められる”という意味になります。【意訳】◎:いやく×:いわけ意訳は”原文の一語一語にとらわれずに、全体の意味やニュアンスをくみ取って翻訳(ほんやく)すること”の意味。【嫌気】◎:いやけ○:けんき△:いやき「いやけ」と読むと”嫌だと思う気持ちのこと”の意味。「けんき」と読むと”生物学で、呼吸に酸素を必要としないこと”の意味。ただ嫌気を「けんき」と読むときは単体で使われることは少なく、”嫌気性(けんきせい)”のように性質を表すときに使われることがほとんどです。「いやき」と読むと”嫌だと思う気持ちのこと/株の相場が思う通りに動かず、人気が落ちること”の意味。【入相】◎:いりあい×:にゅうそう入相は”日の暮れる頃。夕暮れのこと/入相の鐘の略のこと”の意味。【入用】◎:いりよう△:にゅうよう入用は”用事のために必要なこと/必要な費用のこと”の意味。【海豚】◎:イルカ×:うみぶた海豚は”クジラ目の哺乳(ほにゅう)類のうち、小型のハクジラ類の総称のこと”の意味。ちなみに海豚(イルカ)の体長は約1~5メートルとされていて、5メートルを超える体長のものは一般的に「クジラ」と呼ばれています。【刺青】◎:いれずみ○:しせい刺青は”皮膚に針や小刀などで傷をつけて墨などを入れ、文字・絵・模様などを描くこと。また、その彫り物のこと”の意味。刺青は「入れ墨(いれずみ)」や「タトゥー」と呼ばれることもありますが、刺青・入れ墨・タトゥーはどれも指している意味は同じです。タトゥー(Tattoo)は刺青(または入れ墨)を英語表記したものになります。【色艶】◎:いろつや×:しきえん色艶は”光沢(こうたく)のある色合い。特に、肌の色と艶(つや)のこと/話や文章に付加される面白味のこと/話や態度に感じられる愛想(あいそ)のこと”の意味。【所謂】◎:いわゆる×:しょせん「しょせん」というのは、”所詮”と書き表されるため注意が必要です。所謂は”世間一般に言われる。俗に言うところの”の意味。【慇懃】◎:いんぎん×:いんきん慇懃は”物腰の丁寧なさま。礼儀正しいこと/親しい交わりのこと/男女の情交のこと”の意味。【因業】◎:いんごう×:いんぎょう因業は”結果を起こさせる原因となる行為のこと/頑固で思いやりのないこと”の意味。【因循】◎:いんじゅん×:いんしゅん因循は”古い習慣・方法にとらわれて改めようとしないこと/思い切りが悪く、ぐずぐずしていること”の意味。【員数】◎:いんずう△:いんすう員数は”人や物の数のこと。特に、ある枠内の一定の数のこと”の意味。【引率】◎:いんそつ×:いんりつ引率は”引き連れること”の意味。【因縁】◎:いんねん△:いんえん因縁は下記のような意味です。(仏語)物事が生じる直接の力である因と、それを助ける間接の条件である縁のこと定められた運命。宿命のこと以前からの関係。所縁(ゆかり)のこと物事の起こり。由来のこと言いがかりのこと【初産】◎:ういざん○:しょさん△:しょざん、はつざん初産は”初めて子供を出産すること”の意味。【初陣】◎:ういじん×:しょじん初陣は”初めて戦場に出ること/初めて試合・競技に出ること”の意味。【外郎】◎:ういろう×:がいろう※上は外郎の写真外郎は”米の粉に水・砂糖などを加えて蒸したお菓子のこと”の意味。外郎は名古屋・山口・伊勢などの名物として知られています【有縁】◎:うえん×:ゆうえん有縁は”仏や菩薩(ぼさつ)に教えを受ける縁(えん)があること/何らかの関係があること”の意味。【有卦】◎:うけ×:ゆうけ有卦は”陰陽道(おんようどう)で、干支による運勢が吉運の年回りのこと”の意味。陰陽道というのは、”中国伝来の陰陽五行説に基づき、天文・暦数・卜筮(ぼくぜい)などの知識を用いて、吉凶・禍福(かふく)を占う方術のこと”です。有卦の吉年は7年続き、次の5年は無卦(むけ)の凶年が続くとされています。【氏神】◎:うじがみ×:ししん氏神は”その地域で守護神として祀られている神のこと/一族の祖先として祀られている神のこと”の意味。【氏子】◎:うじこ×:しし氏子は”その土地の産土神(うぶすながみ)を祭る人々のこと”の意味。産土神というのは、”生まれた土地の守り神のこと”を意味します。【薄刃】◎:うすば×:はくじん薄刃は”刃物(はもの)の刃の薄いこと。また、その刃物のこと」”の意味。【宇内】◎:うだい×:うない宇内は”天下。世界のこと”の意味。【泡沫】◎:うたかた○:ほうまつ泡沫は”水に浮かぶ泡のこと/水に浮かぶ泡のように、消えやすく儚(はかな)いもののたとえ”の意味。【疑る】◎:うたぐる×:うたがる疑るは”怪しいと思うこと。疑うこと”の意味。【転寝】◎:うたたね○:ごろね「うたたね」と読むと”寝るつもりもないまま、うとうと眠ること”の意味。「ごろね」と読むと”寝る支度(したく)もせず、そのまま横になって眠ること”の意味。【内懐】◎:うちぶところ×:ないかい内懐は”和服の襟(えり)を合わせて着たときの、肌に近い方の懐(ふところ)のこと/洋服で、内ポケットのこと/内部の事情のこと”の意味。【団扇】◎:うちわ△:だんせん団扇は”あおいで風を起こす道具のこと”の意味。【内輪】◎:うちわ、ないりん「うちわ」と読むと”外部の人を交(まじ)えないこと/外部には知らせない内部の事情のこと/控え目であること”の意味。「ないりん」と読むと”内側の輪。特に、車がカーブを曲がるときの内側の車輪のこと”の意味。【内訳】◎:うちわけ×:うちやく、ないやく内訳は”金銭・物品の総量の内容を、項目別に分けたもの”の意味。【現身】◎:うつしみ○:げんしん現身は”この世に生きている身。現在の姿の体のこと”の意味。【空蝉】◎:うつせみ×:くうぜん空蝉は”蝉(せみ)の抜け殻。また、蝉のこと/この世に生きている人のこと/(転じて)この世のこと”の意味。ちなみに「空蝉の術」という有名な忍法がありますが、これは”攻撃を受けたと見せかけて、身代わりを立てて回避する術のこと”を指します。【疎い】◎:うとい×:そい疎いは”その物事についてよく知らないこと。その事情に通じていないこと/親しくないこと”の意味。【海原】◎:うなばら×:うみはら、かいげん海原は”広々とした海のこと”の意味。【雲丹】◎:ウニ×:うんたん雲丹は”棘皮(きょくひ)動物・ウニ類に属する動物の総称のこと/ウニの卵巣を塩漬けにした食品のこと”の意味。雲丹は他に海胆・海栗と書き表されることもありますが、トゲトゲの殻の付いたものを”海胆・海栗”、食品のことは”雲丹”と書き表されることが多いです。なのでウニを生物として捉える場合は”海胆・海栗”となり、食品として捉える場合は”雲丹”と書き表されます。【自惚れ】◎:うぬぼれ×:じぼれ自惚れは”自分の力を過信し、実際以上に優れていると思うこと”の意味。【乳母】◎:うば△:にゅうぼ、めのと乳母は”母親に代わって子供に乳を飲ませて育てる女性のこと”の意味。現在は粉ミルクなどで母乳の代用とすることがほとんどですが、昔は粉ミルクなどの質の良い代用乳はありませんでした。ですので昔は母乳の出(で)が悪ければ、乳児の成長に悪影響を及ぼすため、乳児の本当の母親に代わって乳を与える役割の「乳母」が存在していました。【産衣】◎:うぶぎ△:うぶぎぬ、さんい産衣は”生まれたばかりの赤子に着せる衣服のこと”の意味。【産毛】◎:うぶげ×:さんけ、さんもう産毛は”生まれた時にすでに生えている細く柔らかい毛のこと。また、そのような細く柔らかい毛のこと”の意味。【産土】◎:うぶすな×:さんど産土は”その人の生まれた土地のこと/産土神(うぶすながみ)の略のこと”の意味。産土神というのは、”その者が生まれた土地の守護神のこと”を指します。その土地ごとに産土神がいるので、全国にはたくさんの産土神(土地の神様)が存在することになります。【有無】◎:うむ△:ゆうむ有無は”有ること無いこと/承知と不承知のこと”の意味。【恨み節】◎:うらみぶし×:うらみせつ恨み節は”恨みを込めた文句(もんく)のこと。また、恨み言(うらみごと)を連ねること”の意味。【売家】◎:うりや○:うりいえ売家は”売りに出ている家のこと”の意味。【五月蝿い】◎:うるさい×:ごがつはえい五月蝿いは下記のような意味です。音や声が大きくて不快なこと放ってほしいことにまで干渉してきて不快なこと煩(わずら)わしい。めんどうその方面に詳しく、あれこれ言いたがることしつこくて厭(いと)わしいこと【憂い】◎:うれい○:うい「うれい」と読むと”心配。不安/悲しみで心が晴れないこと”の意味。「うい」と読むと”思うようにならず辛いこと”の意味。【狼狽える】◎:うろたえる×:ろうばいえる狼狽えるは”どうしてよいか分からず、慌て迷うこと”の意味。【上背】◎:うわぜい×:じょうせ、じょうはい上背は”立ったときの背丈(せたけ)。身長のこと”の意味。【上面】◎:うわつら、じょうめん「うわつら」と読むと”物の表面のこと/物事の本質とは異なる、外面的な部分のこと”の意味。「じょうめん」と読むと”物の上側の面のこと”の意味。【上辺】◎:うわべ○:じょうへん△:かみべ「うわべ」と読むと”物の表面のこと/本当のところとは異なる見せかけの様子や事情のこと”の意味。「じょうへん」と読むと”数学における図形の上の辺のこと”の意味。「かみべ」と読むと”上の方。上流の方のこと”の意味。【上役】◎:うわやく×:じょうやく上役は”職場での地位が自分よりも上の人のこと”の意味。【温気】◎:うんき△:おんき「うんき」と読むと”暑さ。特に、蒸し暑さのこと”の意味。「おんき」と読むと”気候・空気などの暖かみのこと”の意味。【温州】◎:うんしゅう△:おんしゅう「うんしゅう」と読むと”日本で最も代表的なみかんの品種のこと/中国浙江省(せっこうしょう)南東部の港湾(こうわん)都市のこと”の意味。「おんしゅう」と読むと”中国浙江省南東部の港湾都市のこと”の意味。【蘊蓄】◎:うんちく×:がんちく蘊蓄は”長年積み蓄えた、学問などの深い知識のこと”の意味。【云々(云云)】◎:うんぬん△:しかじか「うんぬん」と読むと”文章や言葉を引用する際に、その後の言葉を省略するのに用いる語/言葉にしにくい事柄を濁(にご)す際に用いる語/とやかく言うこと”の意味。「しかじか」と読むと”文章や言葉を引用する際に、その後の言葉を省略するのに用いる語”の意味。【雲母】◎:うんも○:きらら△:うんぼ雲母は”単斜晶系、六角板状の結晶をしているケイ酸塩の鉱物のこと”の意味。【永劫】◎:えいごう×:えいきゃく永劫は”限りなく長い年月のこと”の意味。【描く】◎:えがく○:かく「えがく」と読むと”物の姿や形を絵や図にかき表すこと/文章や音楽などに表現すること/姿やイメージを想像すること”の意味。「かく」と読むと”絵・模様・図などをえがくこと”の意味。【役牛】◎:えきぎゅう×:やくぎゅう役牛は”耕作や運搬などに使う牛のこと”の意味。【役務】◎:えきむ×:やくむ役務は”労働などによる務めのこと”の意味。【回向】◎:えこう×:かいこう回向は”自らが行った功徳(くどく)を自らの悟りのため、または他者の利益のために差し向けること/死者の成仏を祈って供養(くよう)を行うこと”の意味。功徳というのは、”善行の結果として得られる神仏の恵みのこと”です。【壊死】◎:えし×:かいし壊死は”体の組織や細胞の一部が機能を失い、壊れること。また、その状態のこと”の意味。【会釈】◎:えしゃく×:かいしゃく「かいしゃく」というのは、”解釈”と書き表されるため注意が必要です。会釈は”軽く頭を下げて礼をすること/思いやりのこと”の意味。後者の意味は例えば、「彼は遠慮会釈もない人だ」のように用いられます。【似非】◎:えせ×:にひ似非は”似てはいるが本物ではないこと。偽物のこと”の意味。「似(に)て非(ひ)なるもの」という言葉がありますが、これは”似ているが、正しくないもの”というような意味です。似非という言葉は、この「似て非なるもの」から来ているとされています。【壊疽】◎:えそ×:かいそ壊疽は”壊死(えし)した組織が乾燥したり、腐敗したりしたもの”の意味。【枝葉】◎:えだは○:しよう枝葉は”枝と葉のこと/物事の重要でない部分のこと”の意味。どちらの読み方も両方の意味を持っていますが、一般的には「えだは」と読むと”枝と葉のこと”、「しよう」と読むと”物事の重要でない部分のこと”の意味で使われることがほとんどです。木には根・幹(みき)・枝・葉があり、枝・葉を支えている重要な部分は根・幹が担っています。このことから物事の重要な部分を「根幹(こんかん)」、重要でない部分を「枝葉(しよう)」と呼んでいます。【越冬】◎:えっとう×:こすふゆ越冬は”冬を越すこと”の意味。【越年】◎:えつねん△:おつねん越年は”年を越すこと。新しい年を迎えること”の意味。【得手】◎:えて×:とくしゅ得手は”得意とすること”の意味。【猿公】◎:えてこう×:さるこう猿公は”猿を擬人化(ぎじんか)した言い方のこと”の意味。擬人化というのは、”人でないものを人に見立てて表現すること”です。なので猿を人間に見立てて表現したものを「猿公(えてこう)」と呼びます。【穢土】◎:えど×:さいど穢土は”穢(けが)れている国土。現実の世の中のこと”の意味。【会得】◎:えとく×:かいとく、かいどく会得は”物事をよく理解して、自分のものとすること”の意味。【胞衣】◎:えな△:ほうい、ほうえ胞衣は”胎児(たいじ)を包んでいた膜と胎盤のこと”の意味。【海老】◎:エビ△:かいろう海老は”エビ目のうち長尾類に属している節足動物の総称のこと”の意味。【恵方】◎:えほう×:けいほう恵方は”その年の干支(えと)によって決められた縁起の良い方角のこと”の意味。【烏帽子】◎:えぼし×:からすぼうし烏帽子は”昔、成人した男子がつけた被り物のひとつ”の意味。【蝦夷】◎:えみし○:えぞ「えみし」と読むと”えぞ(民族)の古称のこと”の意味。「えぞ」と読むと”北海道の古称。蝦夷地のこと/古代、奥羽地方や北海道に住んでいた民族のこと”の意味。【円滑】◎:えんかつ×:えんこつ円滑は”物事が滞りなく行われること/物事が滑らかで、角(かど)立たないこと”の意味。【婉曲】◎:えんきょく×:わんきょく「わんきょく」というのは、”湾曲”と書き表されるため注意が必要です。婉曲は”言い回しが穏やかで角立たないさま。遠回しに言うさま”の意味。【嚥下】◎:えんげ△:えんか嚥下は”飲み下すこと”の意味。飲み下すというのは、つまり”飲み込んで胃の方へと送ること”です。【怨恨】◎:えんこん×:おんこん怨恨は”恨むこと。また、恨みのこと”の意味。【臙脂】◎:えんじ×:えんし臙脂は”紅花(べにばな)から作られた染料のこと/臙脂色(えんじいろ)の略のこと”の意味。臙脂色というのは、”黒みがかった濃い赤色のこと”です。【厭世】◎:えんせい×:いんせい厭世は”世の中を嫌なもの、人生を価値のないものと思うこと”の意味。【縁石】◎:えんせき△:ふちいし、へりいし※上は縁石の写真縁石は”歩道と車道、または歩道と私有地などの境界に置くコンクリート製のブロックのこと”の意味。【縁辺】◎:えんぺん×:ふちべ縁辺は”周り。周辺のこと/縁故のある人・家。特に血縁・婚姻による親族関係のこと”の意味。【花魁】◎:おいらん×:はなさきがけ花魁は”位の高い女郎・遊女のこと/女郎・遊女の俗称のこと”の意味。【押印】◎:おういん×:おしいん押印は”印(判子)を押すこと”の意味。【嘔気】◎:おうき×:おうけ嘔気は”吐き気のこと”の意味。【黄金】◎:おうごん○:こがね「おうごん」と読むと”金(きん)のこと/金銭・貨幣のこと/非常に価値のあるもののたとえ”の意味。「こがね」と読むと”金(きん)のこと/大判・小判などの金貨のこと/こがね色の略のこと”の意味。【往生】◎:おうじょう×:おうせい往生は”死後、極楽浄土に生まれ変わること/死ぬこと/抵抗などを諦めること/困り果てること”の意味。【凹凸】◎:おうとつ×:でこぼこ凹凸は”物の表面に高低があり、平らでないこと/均等でないこと”の意味。【懊悩】◎:おうのう×:おくのう懊悩は”悩み悶(もだ)えること。また、そのさま”の意味。【王妃】◎:おうひ×:おうき王妃は”国王の妻のこと/皇族で王の称号を持つ者の配偶者のこと”の意味。【嗚咽】◎:おえつ×:なきいん嗚咽は”息を詰まらせるように泣くこと。咽(むせ)び泣くこと”の意味。嗚咽というのは、ただ涙を流している様子ではなく、”泣きながら声が漏れてしまっている様子のこと”を指します。ちなみに泣いているときに「おえっ」となることがありますが、あれは嗚咽ではなく「嘔吐(えず)く」と言います。【大仰】◎:おおぎょう×:たいぎょう大仰は”大袈裟(おおげさ)でわざとらしいこと。また、そのさま”の意味。【大口】◎:おおぐち○:おおくち大口は”大きな口。大きく開けた口のこと/大げさなことを言うこと。偉そうな口をきくこと/売買や取引の金額が多いこと”の意味。【大所帯】◎:おおじょたい×:おおしょたい大所帯は”一軒の家に家族や同居人が大勢いること/ある組織・集団の人数が多いこと”の意味。【大立者】◎:おおだてもの×:だいりつしゃ大立者は”歌舞伎など、一座の中で最も優れた俳優のこと/その社会で大きな影響力のある人のこと”の意味。【大人数】◎:おおにんずう×:だいにんずう大人数は”人数が多いこと。また、多くの人のこと”の意味。【大舞台】◎:おおぶたい(本)○:だいぶたい(慣)大舞台は”大きく立派な舞台のこと/俳優の優れた演技のこと/腕前を見せる晴れの場所(活躍の場所)のこと”の意味。【大晦日】◎:おおみそか△:おおつごもり大晦日は”1年の最後の日。12月31日のこと”の意味。【公の場】◎:おおやけのば×:こうのば公の場は”自分の家や個人の所有地ではない場所。公共の場のこと”の意味。【大様】◎:おおよう×:だいよう大様は”落ち着きがあって、小さなことに拘(こだわ)らないさま/おおかた。だいたい。たいてい”の意味。一般的には前者の意味で使われることがほとんどです。【大凡】◎:おおよそ×:だいぼん大凡は”大雑把な内容。おおかた/大抵。世間一般”の意味。例えば後者の意味は、「世間の反応は大凡冷たい」のように用いられます。【大枠】◎:おおわく×:だいわく大枠は”物事の大まかな枠組み。大体の構想のこと”の意味。【大童】◎:おおわらわ×:だいどう大童は”なりふり構わず一生懸命奮闘すること”の意味。【大鋸屑】◎:おがくず×:だいきょくず大鋸屑は”鋸(のこぎり)で木材を切るときに出る木屑(きくず)のこと”の意味。【陸稲】◎:おかぼ○:りくとう×:りくいね陸稲は”畑地(はたち)に栽培する稲のこと”の意味。陸稲とは異なり、水田で栽培する稲のことを「水稲(すいとう)」と言い、一般的にイメージされる稲というのは「水稲」になります。陸稲は水稲ほど多くの水を使用しませんが、水稲よりも収穫量が少なく品質も劣ります。【女将】◎:おかみ△:じょしょう女将は”料理屋・旅館などの女主人(おんなしゅじん)のこと”の意味。【悪寒】◎:おかん×:あくかん、あっかん悪寒は”発熱のために起こる、ぞくぞくとした寒気(さむけ)のこと”の意味。悪寒は”風邪などの発熱に伴って起こる寒気のこと”で、発熱以外のときに悪寒という言葉を用いるのは間違いです。発熱などの異常がないのにぞくぞくする場合は、「悪寒がする」ではなく「寒気がする」が使い方としては正しいです。【熾火】◎:おきび×:しきび、しょくび熾火は”赤くおこった炭火のこと/薪(まき)などが燃え終わって炎が出なくなり、炭火となったもの”の意味。【屋外】◎:おくがい×:やがい屋外は”建物の外のこと”の意味。【屋上】◎:おくじょう×:やじょう屋上は”屋根の上のこと/ビルなどの最上階の屋根の部分を平らにして、人が出られるようにした場所のこと”の意味。【屋内】◎:おくない△:やない屋内は”建物の中のこと”の意味。【厳か】◎:おごそか×:きびしか厳かは”威厳があり、重々しいこと”の意味。【御強】◎:おこわ×:おきょう、ごきょう御強は”赤飯(せきはん)のこと”の意味。【幼子】◎:おさなご×:ようし幼子は”幼い子供のこと”の意味。一般的には幼子というのは、「0歳~6歳」を指すことが多いです。【怖気】◎:おじけ×:こわけ怖気は”怖がる気持ち。恐怖心のこと”の意味。【和尚】◎:おしょう×:わしょう和尚は”修業を積んだ高僧の敬称で、寺の住職のこと”の意味。【白粉】◎:おしろい△:はくふん「おしろい」と読むと”顔などに塗り、色を白く見せるための化粧品のこと”の意味。「はくふん」と読むと”白色の粉のこと/おしろいの別名のこと”の意味。【御節】◎:おせち×:おせつ御節は”正月・節句などに作る料理のこと”の意味。節句(せっく)というのは”年中行事を行う日のうちで特に重要な日のこと”で、人日(じんじつ)・上巳(じょうし)・端午(たんご)・七夕(たなばた)・重陽(ちょうよう)の5つの日を指します。それぞれ人日(1月7日)・上巳(3月3日)・端午(5月5日)・七夕(7月7日)・重陽(9月9日)となります。ただ一般的には御節は、”主に正月に作る料理のこと”を指すことが多いです。【汚濁】◎:おだく△:おじょく×:おしょく汚濁は”汚(よご)れ濁(にご)ること”の意味。【御転婆】◎:おてんば×:おてんばあ、ごてんば御転婆は”若い女性が、恥じらいもなく活発に行動すること。また、そのような人のこと”の意味。【一昨日】◎:おととい○:いっさくじつ一昨日は”昨日の前日のこと。2日前のこと”の意味。【一昨年】◎:おととし○:いっさくねん一昨年は”去年の前の年のこと。2年前のこと”の意味。【御供】◎:おとも○:ごくう「おとも」と読むと”目上の人などに付き従って行くこと。また、その人のこと/料理屋などで、客が帰るときに呼ぶ車のこと”の意味。「ごくう」と読むと”神仏へ供えるもの”の意味。「人身御供(ひとみごくう)」という形で使われることが多く、これは”人を生贄(いけにえ)にして神に供えること/目的のために特定の人間を犠牲にすること”の意味で用いられます。【各々(各各)】◎:おのおの×:かくかく各々(各各)は”それぞれ。各自”の意味。【戦く】◎:おののく×:せんく戦くは”寒さ・恐怖などで体が震えること”の意味。【十八番】◎:おはこ○:じゅうはちばん十八番は”最も得意とする芸や技のこと/(転じて)その人のよくする動作や口にする言葉のこと”の意味。【覚書】◎:おぼえがき×:かくしょ覚書は”忘れないように書いておくもの/外交文書のうち、略式でやりとりされる文書のこと”の意味。【重石】◎:おもし△:じゅうせき「おもし」と読むと”物を押さえるのに用いる石のこと/人を抑える力。また、その力を持つ人のこと/秤(はかり)に使う重りのこと”の意味。「じゅうせき」と読むと”タングステンの鉱石の総称のこと”の意味。【面立ち】◎:おもだち×:めんだち面立ちは”顔のつくり。顔立ち。容貌(ようぼう)のこと”の意味。【玩具】◎:おもちゃ○:がんぐ玩具は”子供が持って遊ぶ道具のこと/なぐさみに、もてあそばれる人や物のこと”の意味。【万年青】◎:おもと△:まんねんせい万年青は”ユリ科の常緑多年草のこと”の意味。【面長】◎:おもなが×:めんちょう面長は”顔が長めなこと/態度や気持ちがのんびりしていること/お人好(よ)しなこと”の意味。「めんちょう」というのは、”面疔”と書き表されるため注意が必要です。面疔(めんちょう)は、”細菌感染症の一種のこと”で、面疔による出来物は特に目や鼻の周辺にできることが多いです。【赴く】◎:おもむく×:とく赴くは”ある場所・方角に向かって進むこと/ある状態に向かうこと”の意味。【徐に】◎:おもむろに×:じょに徐には”ゆっくりと動作を始めること”の意味。【母屋】◎:おもや△:もや母屋は”家の中央に位置する建物の主な部分のこと/物置や離れなどに対して、住居に用いる主な建物のこと”の意味。【思惑】◎:おもわく△:しわく「おもわく」と読むと”ある意図を持ったその人なりの考え/その人に対する世間からの評価/相場で値の変動を予想すること”の意味。「しわく」と読むと”仏道を修めることによって断ち切られる煩悩(ぼんのう)のこと”の意味。【慮る】◎:おもんばかる(慣)○:おもんぱかる(本)慮るは”あれこれ考えること。考慮すること”の意味。【親不知】◎:おやしらず×:おやふち親知らずは”実の親の顔を知らないこと/最も遅く生える4本の奥歯のこと”の意味。後者の意味は、10代後半から20代前半に生えてくることが多く、4本すべて親不知が生えてくる人もいれば、1本も親不知が生えてこない人もいます。”親がこの歯の生え始めを知ることがない”ことからこの名称が付けられています。【女形】◎:おやま○:おんながた「おやま」と読むと”歌舞伎で、女の役をする男の役者のこと/操り人形で、女役の人形のこと”の意味。「おんながた」と読むと”歌舞伎で、女の役をする男の役者のこと”の意味。【凡そ】◎:およそ×:おおよそ凡そは”物事の大体のところ/一般に。総じて/全く。全然”の意味。【疎か】◎:おろそか△:おろか「おろそか」と読むと”物事をいい加減にしてしまうこと/劣っていること。粗末なこと”の意味。「おろか」と読むと”言うまでもなく/いい加減なこと/不十分なこと”の意味。例えば”言うまでもなく”の意味ならば、「勉強は疎(おろ)か、部活も真面目にしない」のように用いられます。【穏健】◎:おんけん×:いんけん穏健は”考え方や言動が穏(おだ)やかでしっかりしていること”の意味。【音叉】◎:おんさ×:おんしゃ※上は音叉の写真音叉は”音響測定、楽器の調律などに用いる道具のこと”の意味。U字型の鋼鉄棒に柄(え)を付けたもので、軽く打って一定の振動数の音を発生させ、音の実験や調律などに用いられます。【恩賜】◎:おんし×:おんちょう「おんちょう」というのは、”恩寵”と書き表されるため注意が必要です。恩賜は”天皇や主君から物をいただくこと。また、その物のこと”の意味。【恩赦】◎:おんしゃ×:おんせき恩赦は”確定した刑の全部または一部を消滅させること”の意味。【温石】◎:おんじゃく×:おんせき温石は”焼いた軽石(かるいし)などを布に包んで身体を温めるもの”の意味。【御中】◎:おんちゅう×:ごちゅう御中は”郵便物のあて先が団体・会社(個人以外)の場合に、あて先の下に付ける敬称のこと”の意味。例えばある会社の人事部あてに郵便物を送りたいのであれば、「○○会社 人事部 御中」のように”御中”という敬称を付けます。人事部というのは個人ではなく団体になるので、この場合は敬称には”御中”を付けます。【恩寵】◎:おんちょう×:おんりゅう恩寵は”神仏・主君から受ける恵みのこと”の意味。【音吐】◎:おんと×:おんど音吐は”声の出し方。また、声のこと”の意味。【音頭】◎:おんど×:おんとう音頭は”多人数で歌うときに、先に歌って調子をとること/万歳(ばんざい)や乾杯のときに、先立って発声すること”の意味。【御身】◎:おんみ△:おみ、ごしん「おんみ」は”身の敬称。おからだ/あなた(軽い敬意を含む)”の意味。「おみ」は”そなた。おまえ(対等またはそれに近い相手に用いる)”の意味。「ごしん」は”身の敬称。おからだ”の意味。【隠密】◎:おんみつ△:いんみつ隠密は”人に気付かれないように、密(ひそ)かに行動すること/昔、情報収集の役にあたった武士のこと”の意味。【陰陽師】◎:おんみょうじ△:おんようじ陰陽師は”宮中の陰陽寮(おんようりょう)に属して、占い・地相などを司(つかさど)った職のこと”の意味。陰陽寮というのは、”律令制(りつりょうせい)で、中務(なかつかさ)省に属し、天文・気象・暦・時刻・卜占(ぼくせん)などを司った役所のこと”です。↓カ行~【外殻】◎:がいかく×:がいこく外殻は”外側を包んでいる殻(から)のこと”の意味。【外郭】◎:がいかく×:がいこう外郭は”城や建物の周囲に巡らす囲いのこと/物事の輪郭(りんかく)のこと”の意味。【邂逅】◎:かいこう×:かいごう邂逅は”思いがけなく出会うこと”の意味。【懐紙】◎:かいし△:ふところがみ※上は懐紙の写真懐紙は”二つ折りにして懐(ふところ)に入れておく紙のこと”の意味。茶道の席で上に菓子を取り分けたり、茶碗の縁(ふち)を拭くのに用いたり、他にはメモ用紙・ちり紙・便箋(びんせん)など様々な用途で使用されます。いま現在では一般的に茶道の席で使用することが多いです。【碍子】◎:がいし×:とくし碍子は”電線を絶縁し支持するために鉄塔や電柱などに取り付ける器具のこと”の意味。【介錯】◎:かいしゃく×:かいさく介錯は”そばに付いていて世話をすること/切腹する人に付き添って、首を切り落とすこと。また、その役の人のこと”の意味。【甲斐性】◎:かいしょう×:こうひせい甲斐性は”物事を立派にやり遂げていく能力のこと”の意味。ただ一般的には物事を立派にやり遂げていく能力のうち、”経済的な生活能力のこと”の意味で使われることがほとんどです。【外相】◎:がいしょう△:がいそう、げそう「がいしょう」と読むと”外務大臣の略称のこと”の意味。「がいそう」と読むと”外から見たその人の様子のこと”の意味。「げそう」と読むと”言語・動作などが外面に表れたもの/上辺(うわべ)のこと”の意味。【凱旋】◎:がいせん×:がんせん凱旋は”戦いに勝って帰ってくること”の意味。【海内】◎:かいだい×:かいない海内は”四方の海の内側。国内のこと/天下のこと”の意味。【街道】◎:かいどう×:がいどう街道は”人や車の通行が多い通りのこと/各都市間を結ぶ主要道路のこと”の意味。【外套】◎:がいとう×:がいえん外套は”防寒などのために衣服の上に着る上着のこと”の意味。【該当】◎:がいとう×:かくとう該当は”一定の資格や条件などに当てはまること”の意味。【灰白色】◎:かいはくしょく×:はいはくしょく灰白色は”灰色を帯びた白色のこと”の意味。【傀儡】◎:かいらい○:くぐつ「かいらい」と読むと”くぐつの別名のこと/陰にいる人物に思い通りに操られ、利用されている人のこと”の意味。「くぐつ」と読むと”芝居などに用いられる操り人形のこと”の意味。【界隈】◎:かいわい×:かいい界隈は”その辺り一帯のこと”の意味。【却って】◎:かえって×:きょって却っては”予想とは反対になるさま。反対に”の意味。【家屋】◎:かおく×:かや家屋は”人が住むための建物のこと”の意味。【顔中】◎:かおじゅう×:がんちゅう「がんちゅう」というのは、”眼中”と書き表されるため注意が必要です。顔中は”顔全体のこと”の意味。【瓦解】◎:がかい×:ごかい瓦解は”一部の崩れから、全体が崩れること”の意味。これは屋根瓦の一部が落ちれば、その勢いで他の屋根瓦も崩れることからきている言葉です。【化学】◎:かがく○:ばけがく化学は”物質の性質や構造と、物質間に起こる変化・作用などを研究する学問のこと”の意味。化学を「ばけがく」と読むことがあるのは、同音の「科学(かがく)」と区別するためです。【案山子】◎:かかし×:あんざんし※上は案山子の写真案山子は”田畑の作物を荒らす鳥獣を防ぐために立てる人形や似たような仕掛けのこと/見かけ倒しで役に立たない人のこと”の意味。【篝火】◎:かがりび×:さいか篝火は”夜間の警護・照明・漁猟などのために焚(た)く火のこと”の意味。【牡蠣】◎:かき△:ぼれい「かき」と読むと”イタボガキ科の二枚貝の総称のこと”の意味。牡蠣(かき)は海中の岩などに付着していて、栄養価が高くいろいろな地域で養殖がされています。そして牡蠣の身はミルク(牛乳)のように白くて、栄養価が高いことから「海のミルク」とも呼ばれています。「ぼれい」と読むと”かきの別名のこと/かきの貝殻を焼いて粉砕して作られた粉末のこと”の意味。後者の意味の牡蠣(ぼれい)は、漢方で”鎮静・鎮痛・健胃”などのために用いられます。【書留】◎:かきとめ×:しょりゅう書留は”文字で記して後に残しておくこと。また、その文書のこと/書留郵便の略のこと”の意味。【家禽】◎:かきん×:かさん家禽は”家畜として飼育される鳥の総称のこと”の意味。例えば家禽には、鶏(にわとり)・家鴨(あひる)・七面鳥(しちめんちょう)などの鳥が挙げられます。【画一】◎:かくいつ×:がいつ画一は”すべてを一様にそろえること”の意味。【隔月】◎:かくげつ×:かくづき隔月は”ひと月おき”の意味。【画策】◎:かくさく×:がさく画策は”計画を立て、実現に努めること。謀(はかりごと)を巡らすこと”の意味。画策というのは、悪い意味に使われることがほとんどです。【客死】◎:かくし△:きゃくし客死は”家を離れて旅先などに、よその土地で死ぬこと”の意味。【楽士】◎:がくし×:らくし楽士は”音楽を演奏する人のこと”の意味。【確執】◎:かくしつ(慣)△:かくしゅう(本)確執は”お互いに自分の意思を主張して譲らないこと。、また、そこから起こる不和(ふわ)や争いのこと”の意味。不和というのは、”仲の悪いこと”という意味です。なのでお互いに自分の主張を譲らずに、それにより仲が悪くなったり、起こる争いのことを表しています。【隔日】◎:かくじつ△:かくにち隔日は”1日おきのこと”の意味。【拡充】◎:かくじゅう×:こうじゅう拡充は”組織や設備などの規模を広げて、充実させること”の意味。【隔年】◎:かくねん×:こうねん隔年は”1年、間をおくこと。1年おきのこと”の意味。【攪拌】◎:かくはん(慣)△:こうはん(本)攪拌は”かき回すこと。かき混ぜること”の意味。【額縁】◎:がくぶち×:がくえん額縁は”絵画などをはめて飾るための枠(わく)のこと/窓・出入り口の周囲にはめる飾りの木のこと”の意味。【神楽】◎:かぐら×:しんらく、しんがく神楽は”神を祭るために奏(そう)する舞楽(ぶがく)のこと”の意味。簡単に言えば、”神に願い事などをする際の儀式で音楽を奏(かな)でながら、舞(まい)を舞うこと”です。【陰口】◎:かげぐち×:かげくち陰口は”本人のいない所でその人の悪口を言うこと。また、その悪口のこと”の意味。【欠片】◎:かけら×:けっぺん欠片は”欠けた一片のこと/ほんのわずかなもの”の意味。【陽炎】◎:かげろう△:ようえん陽炎は”春の暖かい日に、地面から空気が炎のように揺らめいて立ち上る現象のこと”の意味。【風穴】◎:かざあな△:ふうけつ「かざあな」と読むと”風の出入りする隙間(すきま)のこと/通風のために壁・窓などにあけた穴のこと/山腹(さんぷく)などにある奥深い穴のこと”の意味。山腹というのは、”山頂と麓(ふもと)との間の部分。中腹のこと”です。「ふうけつ」と読むと”山腹などにある奥深い穴のこと”の意味。【風車】◎:かざぐるま、ふうしゃ※上は風車(かざぐるま)の写真「かざぐるま」と読むと”紙などで作られた羽根車に柄を付け、風を受けて回る玩具(おもちゃ)のこと”の意味。「ふうしゃ」と読むと”羽根車を風の力で回転させ、動力を得る装置のこと”の意味。【下賜】◎:かし×:かちょう下賜は”身分の高い人が、身分の低い人に物を与えること”の意味。【貸方】◎:かしかた×:かしほう、たいほう貸方は”貸す方法のこと/物や金を貸す方の人のこと/複式簿記における、帳簿の右側の記入欄のこと”の意味。【貸付金】◎:かしつけきん×:たいふきん貸付金は”利子や期限などを決めて貸したお金のこと”の意味。【貸家】◎:かしや△:かしいえ貸家は”家賃を取って貸す家のこと”の意味。【呵責】◎:かしゃく×:かせき呵責は”責め苦しめること。厳しく責めること”の意味。よく使われる言葉に「良心の呵責」がありますが、これは”悪いことをしてしまった自分自身に対して、自身の良心から責めを感じて苦しむこと”を言います。【果汁】◎:かじゅう×:かじる果汁は”果物(くだもの)を搾(しぼ)った汁のこと”の意味。【荷重】◎:かじゅう△:におも×:にじゅう「かじゅう」と読むと”積荷の重さのこと/構造物の全体または一部に加わる外力のこと”の意味。「におも」と読むと”荷物が重いこと/その人にとって、負担や責任が重すぎること”の意味。【仮称】◎:かしょう×:けしょう仮称は”正式の名が決まるまでの間、仮の名をつけて呼ぶこと。また、その仮の名のこと”の意味。【賀正】◎:がしょう△:がせい賀正は”新年を祝うこと”の意味。賀正の”賀”は「よろこ(ぶ)」、”正”は「正月」を意味しており、賀正は年賀状などによく用いられます。【柏手】◎:かしわで×:はくしゅ「はくしゅ」というのは、”拍手”と書き表されるため注意が必要です。柏手は”神を拝むとき、両方の手のひらを打ち合わせて鳴らすこと”の意味。【飛白】◎:かすり○:ひはく「かすり」と読むと”所々(ところどころ)かすったような模様を規則的に配した模様。また、その織物(おりもの)のこと”の意味。「ひはく」と読むと”墨でかすれ書きにした漢字の書体のこと/かすりの別名のこと”の意味。【風邪】◎:かぜ△:ふうじゃ風邪は”寒気・頭痛・鼻水・せき・発熱などの症状を伴う呼吸器系の病気の総称のこと”の意味。【河川】◎:かせん×:かがわ河川は”大きい川と小さい川の総称のこと”の意味。【化繊】◎:かせん×:かしき、かしょく化繊は”化学繊維(かがくせんい)の略のこと”の意味。【河川敷】◎:かせんじき○:かせんしき河川敷は”河川法により、その河川の一部として定められている河岸(かがん)の敷地のこと”の意味。【数える】◎:かぞえる×:かずえる数えるは”数を読むこと/ひとつひとつ順に挙げること/ある範囲内のものとして扱うこと”の意味。【可塑性】◎:かそせい×:かぎゃくせい可塑性は”固体に外力を加えて変形させたときに、その外力を取り除いても元に戻らない性質のこと”の意味。簡単に言えば、”ある物質を手で押したりして変形させたときに、押している手を離してもその物質の形が元に戻らない性質のこと”です。例えば粘土などは「可塑性が高く(元の形に戻りにくい)」、反対にゴムなどは「可塑性が低い(元の形に戻りやすい)」と言えます。【方々(方方)】◎:かたがた、ほうぼう「かたがた」と読むと”人々の敬称のこと/あなたがた/色々な方面のこと。色々な場所のこと”の意味。「ほうぼう」と読むと”色々な方面のこと。色々な場所のこと”の意味。一般的には「かたがた」と読むと”人々の敬称のこと/あなたがた”の意味、「ほうぼう」と読むと”色々な方面のこと。色々な場所のこと”の意味で使い分けられることがほとんどです。【堅気】◎:かたぎ×:けんき堅気は”真面目で堅実であるさま。また、そのような性質のこと/(ヤクザなどに対して)職業や生活がまっとうで、着実なこと。また、そういう人のこと”の意味。【敵役】◎:かたきやく△:てきやく敵役は”演劇などで悪人を演じる役のこと/他人から憎まれることをあえて行う役目のこと”の意味。【頑な】◎:かたくな×:がんな頑なは”意地をはって自分の意見や態度を変えようとしないさま”の意味。【型式】◎:かたしき△:けいしき型式は”航空機・自動車・機械などで、構造・設備・外形などによって区別される特定の型のこと”の意味。型式は「けいしき」と読むこともできますが、一般的には「かたしき」は”型式”、「けいしき」は”形式”と表記されることがほとんどです。【形代】◎:かたしろ×:けいだい形代は”神を祭る際に、神霊の代わりに置くもの/陰陽師などが禊(みそぎ)・祓(はらえ)などに用いた、人間の身代わりとした人形(ひとがた)のこと/身代わりのこと”の意味。【固唾】◎:かたず×:こすい固唾は”緊張して息をこらすときに口の中にたまる唾(つば)のこと”の意味。固唾は「固唾を呑(の)む」という言葉で使われることがほとんどで、”事の成り行きを緊張して見守る様子”の意味で用いられています。【蝸牛】◎:かたつむり△:かぎゅう「かたつむり」と読むと”腹足(ふくそく)類の軟体動物のうち、陸に住む巻き貝の総称のこと”の意味。「かぎゅう」と読むと”かたつむりの別名のこと/内耳の一部で、かたつむりの殻状をした聴覚に携わる器官のこと”の意味。【帷子】◎:かたびら×:すいし帷子は”裏地を付けない衣服のこと”の意味。【騙る】◎:かたる△:だまる「かたる」と読むと”騙(だま)して人の金品を取ること/身分や名前を偽ること”の意味。「だまる」と読むと”人を欺(あざむ)くこと/悪意や下心を抱くこと”の意味。【傍ら】◎:かたわら×:そばら傍らは”端に片寄った所のこと/すぐ近く。傍(そば)/ある動作をしながら。一方で”の意味。【勝鬨】◎:かちどき×:しょういん勝鬨は”戦いに勝ったときに上げる鬨(とき)の声のこと”の意味。鬨というのは、”多数の人が一緒に叫ぶ声のこと”を意味します。【割愛】◎:かつあい×:わりあい割愛は”惜しいと思いながらも、やむをえず手放したり、省略したりすること”の意味。【各界】◎:かっかい○:かくかい各界は”職業・専門分野に分けたときの、それぞれの世界のこと”の意味。【活魚】◎:かつぎょ×:かつうお活魚は”生きている魚のこと”の意味。【脚気】◎:かっけ×:きゃくき脚気は”ビタミンB1の欠乏(けつぼう)のため、手足が痺(しび)れたりむくんだりする病気のこと”の意味。脚気は白米を主食とする地方に多発した病気で、かつての日本で国民病とされていました。ビタミンの不足が原因と判明したため、現在では治療や予防が可能になりました。【各戸】◎:かっこ×:かくこ、かくと各戸は”それぞれの家のこと。家ごと”の意味。【各国】◎:かっこく×:かくこく各国は”それぞれの国のこと”の意味。【合作】◎:がっさく×:ごうさく合作は”共同して作ること。また、その作ったもののこと”の意味。【合算】◎:がっさん×:ごうさん合算は”一緒に合わせて計算すること”の意味。【滑舌】◎:かつぜつ×:こつぜつ滑舌は”はっきり発音するための舌や口の滑(なめ)らかな動きのこと”の意味。【合戦】◎:かっせん、※がっせん×:ごうせん合戦は”敵・味方が出合って戦うこと”の意味。※「雪合戦(ゆきがっせん)」「歌合戦(うたがっせん)」などのように、合戦が他の語の後に付いている場合は、「~がっせん」と読むことがほとんどです。このように他の語の後に付いた場合にしか、合戦を「がっせん」と読むことはないため注意が必要です。【合致】◎:がっち△:ごうち合致は”一致すること。ぴったり合うこと”の意味。【合羽】◎:カッパ×:ごうは※上は合羽(上着)の写真合羽は”雨のときに着る防水性の上着のこと/荷物などを覆う防水性の桐油紙(とうゆがみ)のこと”の意味。桐油紙というのは、”美濃(みの)紙に桐油などを塗って、防水性を高めた紙のこと”です。【合評】◎:がっぴょう×:ごうひょう合評は”何人かの人が集まって一緒に、ある作品・問題などについて批評し合うこと。また、その批評のこと”の意味。【割烹着】◎:かっぽうぎ×:かっこうぎ※上は割烹着の写真割烹着は”家事や料理をするときに着る上っ張(うわっぱ)りのこと”の意味。上っ張りというのは、”衣服の汚れを防ぐためなどに、上に羽織って着るもの”です。【滑落】◎:かつらく×:こつらく滑落は”滑(すべ)り落ちること”の意味。【瓜田】◎:かでん×:うりだ瓜田は”瓜(うり)を栽培する畑のこと”の意味。【合点】◎:がてん○:がってん×:ごうてん合点は”承知すること。同意すること/理解すること。納得すること”の意味。【角地】◎:かどち×:かくち角地は”道が交(まじ)わる角に面する土地のこと”の意味。【門出】◎:かどで×:もんしゅつ門出は”旅などのために、自分の家を出発すること/(比喩的に)新しい生活や仕事を始めること”の意味。【仮名】◎:かな、かめい△:かりな、けみょう「かな」と読むと”日本固有の音節文字で、平仮名(例:あ)と片仮名(例:ア)の総称のこと”の意味。「かめい」「かりな」「けみょう」と読むと”本名を伏せて仮に付ける名のこと”の意味。【金気】◎:かなけ△:かねけ、きんき「かなけ」「かねけ」と読むと”水の中に含まれる鉄分のこと/金属類のこと/新しい鉄製の鍋や釜で湯を沸かしたときに浮かび出る赤黒い物のこと”の意味。「きんき」と読むと”秋の気配のこと”の意味。金気を「きんき」と読んで”秋の気配”の意味となるのは、”万物は5つの元素(火・水・木・金・土)からなる”という中国における自然哲学の思想から来ています。この思想のことを「五行説(ごぎょうせつ)」と呼び、その五行説において、金を四季に割り当てると秋に当たることから、”秋の気配”の意味となっています。【金物】◎:かなもの×:きんぶつ金物は”金属製の器具のこと/器物・建具(たてぐ)などに取り付ける金具(かなぐ)のこと”の意味。【予々(予予)】◎:かねがね×:よよ予々(予予)は”以前から。前々から”の意味。【曲尺】◎:かねじゃく△:きょくしゃく※上は曲尺の写真曲尺は”大工などが使う、直角に曲がった金属製のものさしのこと”の意味。【予て】◎:かねて×:よて予ては”前もって。あらかじて。前々からずっと”の意味。【過不足】◎:かふそく(本)○:かぶそく(慣)過不足は”多過ぎることと足りないこと”の意味。【被る】◎:かぶる、こうむる「かぶる」と読むと”頭の上に乗せること/液体や粉末を頭の上から浴びること/良くない事を身に受けること”の意味。「こうむる」と読むと”いただく。たまわること/良くない事を身に受けること”の意味。【南瓜】◎:かぼちゃ○:なんきん南瓜は”ウリ科カボチャ属に属している一年草のこと。また、その果実のこと”の意味。【窯元】◎:かまもと×:ようげん窯元は”陶磁器を焼いて製造する所。また、陶磁器を焼いて製造する人のこと”の意味。【剃刀】◎:カミソリ×:ていとう剃刀は”髪やひげを剃(そ)るのに使う、鋭利な刃物のこと/切れ味の鋭いさま/才気が鋭いさま”の意味。【蚊帳】◎:かや△:かちょう※上は蚊帳の写真蚊帳は”麻・木綿などで網状に作り、蚊を防ぐために吊って寝床を覆うもの”の意味。蚊帳を用いたものに「蚊帳(かや)の外」という言葉があります。「蚊帳の外」の意味は”無視され、不利な扱いを受けること/事情を知らされず、内情が分からない立場に置かれること”の意味になります。これは蚊帳の外に居ることで、蚊帳の外にいる者だけが蚊に刺されてしまうことからきている言葉です。【揶揄う】◎:からかう×:やゆう揶揄うは”相手を困らせたり怒らせたりするような言動をして面白がること”の意味。【漢心】◎:からごころ×:かんしん漢心は”中国的な思想や考え方のこと”の意味。【芥子】◎:からし○:けし△:かいし「からし」と読むと”芥子菜(からしな)の種子を粉末にしたもの”の意味。芥子菜の種子を粉末状にしたものを、水またはぬるま湯で練ったものが黄色くて強い辛味のある、練り芥子(ねりからし)になります。(粉末状のまま売られているものもあります)「けし」と読むと”ケシ科の越年草のこと/ケシ科ケシ属の植物の総称のこと/芥子菜の種子のこと”の意味。「かいし」と読むと”芥子菜の種子のこと”の意味。【硝子】◎:ガラス△:しょうし硝子は”石英・石灰石・炭酸ナトリウムなどを高温で溶かし、冷却して作った透明な物質のこと”の意味。【搦手】◎:からめて×:じゃくしゅ搦手は”城の裏門。また。城の裏門を攻める軍勢のこと/相手の予想もしていないところや弱点のこと/人を捕らえる人のこと”の意味。【唐様】◎:からよう△:からさま×:とうよう唐様は”中国風なこと/中国風の書体のこと/行書・草書以外の漢字の書体のこと/禅宗様(ぜんしゅうよう)のこと”の意味。禅宗様というのは、”鎌倉時代に中国から伝わった禅寺(ぜんでら)の建築様式のこと”です。【借入金】◎:かりいれきん×:しゃくにゅうきん借入金は”政府または銀行・企業などが、必要な用途のために他から借りるお金のこと”の意味。借入金は1年以内に支払期日が来るものを「短期借入金」、それ以上の期間借入れる場合のものを「長期借入金」と言います。【借方】◎:かりかた×:かりほう、しゃくほう借方は”借りる方法のこと/物や金を借りる方の人のこと/複式簿記における、帳簿の左側の記入欄のこと”の意味。【仮初】◎:かりそめ×:かしょ仮初は”一時的。その場しのぎ/ふとしたこと。ちょっとしたこと/軽々しい。おろそかなこと”の意味。【狩人】◎:かりゅうど○:かりうど△:かりびと「かりゅうど」は他にも”猟人”と書き表されますが、一般的には”狩人”と表記されることが多いです。狩人は”鳥や獣をとるのを職業としている人。猟師のこと”の意味。【骨牌】◎:かるた△:こっぱい「かるた」は骨牌の他にも”歌留多”と書き表され、一般的には”歌留多”と表記されることが多いです。「かるた」と読むと”遊びや博打(ばくち)に使う、絵や文字の書かれた長方形の小さい厚紙の札。また、それを使った遊びのこと”の意味。「こっぱい」と読むと”かるたの別名のこと/獣骨で作った麻雀(マージャン)用の牌(はい)のこと”の意味。【彼此】◎:かれこれ○:あれこれ△:ひし彼此は”とやかく。あれこれ/おおよそ。やがて”の意味。【枯山水】◎:かれさんすい△:かれざんすい×:こさんすい※上は枯山水の写真枯山水は”水を用いずに、石や砂によって山水を表現する庭園様式のこと”の意味。【軽やか】◎:かろやか△:かるやか軽やかは”いかにも軽そうなさま。軽快なさま”の意味。【可愛い】◎:かわいい×:かあいい可愛いは”小さくて愛らしいこと/深い愛情を感じること”の意味。【為替】◎:かわせ×:ためかえ為替は”離れた場所にいる人との金銭の決済を、現金を送らず手形・小切手などの信用手段で処理する方法のこと”の意味。【川面】◎:かわも△:かわつら、かわづら「かわも」と読むと”川の水面のこと”の意味。「かわつら」「かわづら」と読むと”川の水面のこと/川のほとりのこと”の意味。川のほとりというのは、”川の水が陸地と接する所のこと”です。【河原(川原)】◎:かわら×:かわはら河原(川原)は”川辺の、水がない砂や石が多い所のこと”の意味。【寛解】◎:かんかい×:けんかい寛解は”病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態になること。また、その状態のこと”の意味。【間隔】◎:かんかく×:かんこう間隔は”物と物との間の距離のこと/物事と物事との間の時間のこと”の意味。【鑑みる】◎:かんがみる×:かんみる鑑みるは”先例などに照らして考えること。他と比べて考えること”の意味。【汗顔】◎:かんがん×:あせがお汗顔は”顔に汗をかくほど恥ずかしく感じること。また、そのさま”の意味。【寒気】◎:かんき、さむけ「かんき」と読むと”寒さ。寒さの程度のこと/冷たい空気のこと”の意味。「さむけ」と読むと”病気などのために、身体に不愉快な寒さを感じること/寒さ。寒さの程度のこと/冷たい空気のこと”の意味。【感泣】◎:かんきゅう×:かんなき感泣は”感激のあまり涙を流すこと”の意味。【元金】◎:がんきん○:もときん△:げんきん元金は”事業などを始めるのに必要な資金のこと/金銭を貸借したときの利子を含まない元の金額のこと”の意味。【間隙】◎:かんげき×:かんしょう間隙は”物と物との間。隙間(すきま)のこと/仲違(なかたが)いのこと”の意味。【箝口令】◎:かんこうれい×:せんこうれい箝口令は”ある事柄について他人に話すことを禁ずる命令のこと”の意味。【燗酒】◎:かんざけ×:かんしゅ燗酒は”温めた日本酒のこと”の意味。燗(かん)というのは、”酒を器に入れて適度に温めること”を意味しています。【緩衝】◎:かんしょう×:かんこう緩衝は”2つの物の間に起こる衝突や衝撃を和(やわ)らげること”の意味。【勘定】◎:かんじょう×:かんてい勘定は下記のような意味です。物の数量、または金銭を数えること代金を支払うこと。また、その代金のこと見積もること。前もって考慮することいろいろ事情を考えあわせた上での結論のこと簿記で、資産および資本に生じた増減を明確にするために設ける計算上の区分のこと【肝心】◎:かんじん△:きもごころ「かんじん」と読むと”最も重要なこと。また、そのさま”の意味。「かんじん」は”肝心・肝腎”と書き表されるように、肝臓と心臓や腎臓(じんぞう)は、人体にとって必要不可欠であることからきている言葉になります。「きもごころ」と読むと”心。魂のこと”の意味。【関心事】◎:かんしんじ×:かんしんごと関心事は”特に興味を持っている事柄のこと”の意味。【完遂】◎:かんすい×:かんつい完遂は”完全に成し遂(と)げること。最後までやり通すこと”の意味。【陥穽】◎:かんせい×:かんけつ陥穽は”獣などを陥(おとしい)れて捕らえる穴のこと/人を陥れる策略のこと”の意味。【元祖】◎:がんそ×:げんそ元祖は”ある物事を最初に始めた人。物事の始まりのこと/一家系の最初の人のこと”の意味。【甲高い】◎:かんだかい×:こうだかい甲高いは”声・音の調子が高くて鋭いこと”の意味。【上達部】◎:かんだちめ×:じょうたつぶ上達部は”昔、朝廷に仕えた太政大臣・左右大臣・大中納言・参議および三位(さんみ)以上の高官のこと”の意味。【含蓄】◎:がんちく×:ごうちく含蓄は”深い意味が込められていること”の意味。【勘当】◎:かんどう×:かんとう勘当は”品行が悪いなどの理由から、主従・親子・師弟の縁を切って追放すること”の意味。【神主】◎:かんぬし△:しんしゅ「かんぬし」と読むと”神社に仕えて神を祭る人。また、その長のこと”の意味。「しんしゅ」と読むと”儒教(じゅきょう)で、死者の官位・姓名を記して祠堂(しどう)に安置する霊牌(れいはい)のこと/かんぬしの別名のこと”の意味。【感応】◎:かんのう△:かんおう感応は”信仰する心が神仏に通じること/外からの刺激によって心が深く感じて反応すること”の意味。【観音】◎:かんのん△:かんおん観音は”阿弥陀仏(あみだぶつ)の左の脇侍(わきじ)で、慈悲の権化(ごんげ)とされる菩薩(ぼさつ)のこと”の意味。【芳しい】◎:かんばしい○:かぐわしい「かんばしい」と読むと”香りが良いこと/立派であること”の意味。後者の意味は「成績が芳(かんば)しくない」のように、下に打消しの語が付けられて用いられることが多いです。「かぐわしい」と読むと”香りが良いこと/美しく、気高(けだか)いさま”の意味。【甲板】◎:かんぱん△:こうはん×:こうばん甲板は”船の上部の、木や鉄板などを張り詰めた広く平らな床。船のデッキのこと”の意味。【陥没】◎:かんぼつ×:きゅうぼつ陥没は”周囲よりも落ち込み、窪(くぼ)むこと”の意味。【元本】◎:がんぽん△:げんぽん元本は”事業などを始めるのに必要な資金のこと/収益を生み出す元となる資金のこと”の意味。元本は「げんぽん」と読むこともできますが、一般的には「がんぽん」は”元本”、「げんぽん」は”原本”と表記されることがほとんどです。【含有】◎:がんゆう×:ごうゆう含有は”成分・内容として、中に含んでいること”の意味。【元来】◎:がんらい×:げんらい元来は”もともと。初めから”の意味。【陥落】◎:かんらく×:きゅうらく陥落は”穴などに落ちて入ること/地面が落ち込むこと/攻め落とされること/熱意に負けて承知すること/成績・順位などが下がること”の意味。【官吏】◎:かんり×:かんし官吏は”役所で公務に従事する人。役人のこと/国家公務員の旧称のこと”の意味。【元利】◎:がんり×:げんり元利は”元金(がんきん)と利息のこと”の意味。元金というのは、”貸し借りした元のお金のこと”です。【眼力】◎:がんりき△:がんりょく眼力は”眼で物を見る力。視力のこと/物事の真偽・善悪を見分ける力のこと”の意味。【感涙】◎:かんるい×:かんれい感涙は”感激・感謝して流す涙のこと”の意味。【生糸】◎:きいと×:せいし生糸は”蚕(かいこ)の繭(まゆ)から取った、まだ精練していない糸のこと”の意味。【生漆】◎:きうるし×:なまうるし、せいしつ生漆は”採取したままで精製していない漆(うるし)のこと”の意味。漆の木の表面に傷をつけて、そこから出てくる乳白色の樹液を採取したものが漆液の元で、この漆液を濾過(ろか)して、木の皮などを取り除いたものが「生漆(きうるし)」になります。ただ生漆は空気に触れると乳白色ではなく、茶褐色に変化するため覚えておきましょう。【帰依】◎:きえ×:きい帰依は”神仏を信じてその教えに従うこと”の意味。【喜悦】◎:きえつ×:きせつ喜悦は”心から喜ぶこと。大きな喜びのこと”の意味。【祇園】◎:ぎおん×:しえん祇園は”祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の略のこと/京都の八坂(やさか)神社の旧称のこと/八坂神社を中心とする一帯のこと”の意味。祇園精舎というのは、”昔、インドの須達長者(すだつちょうじゃ)が釈迦(しゃか)のために建てた修行道場のこと”です。【木屑】◎:きくず○:こけら木屑は”木材を切ったり削ったりしたときに出る屑のこと”の意味。また「こけら」というのは、一般的に「こけら落とし」という言葉で使われることが多いです。こけら落としは”新しくできた劇場などで最初に行われる公演のこと”を意味し、新しい劇場を建てた際に、最後に手を入れた屋根などのこけら(木の屑)を払い落してから公演を始めたことが言葉の由来となっています。【気位】◎:きぐらい×:きい気位は”自分の品位を保とうとする心の持ち方のこと”の意味。【木耳】◎:きくらげ×:もくじ※上は木耳の写真木耳は”担子菌(たんしきん)類キクラゲ科のキノコのこと”の意味。【鬼哭】◎:きこく×:きき鬼哭は”亡霊が浮かばれないで泣くこと。また、その声のこと”の意味。【着心地】◎:きごこち×:ちゃくしんち着心地は”衣服を着たときの体に受ける感じのこと”の意味。【既婚】◎:きこん×:がいこん既婚は”既(すで)に結婚していること”の意味。【気障】◎:きざ×:きしょう気障は”服装・言葉遣い・態度などが気取っていて、嫌な感じを持たせること”の意味。【生地】◎:きじ△:せいち、しょうち「きじ」と読むと下記のような意味になります。手を加えない自然のままの性質のこと化粧を施していない素肌のこと染色や仕立てなどの加工をするための布・織物のことパンなどの材料で、小麦粉などをこねたもの陶磁器(とうじき)のうわぐすりを塗っていない段階のもの「せいち」「しょうち」と読むと”その人の生まれた土地のこと”の意味。【気質】◎:きしつ○:かたぎ「きしつ」と読むと”生まれながらの性質のこと/人の性質の基礎となる遺伝的・生物学的な性格の傾向のこと/同じ環境・身分・職業などの人に共通する特有の性格のこと”の意味。「かたぎ」と読むと”同じ環境・身分・職業などの人に共通する特有の性格のこと”の意味。【生渋】◎:きしぶ×:なましぶ生渋は”搾(しぼ)り取ったままで、混ぜ物のない柿渋(かきしぶ)のこと”の意味。柿渋というのは、”渋柿(しぶがき)の青い果実から搾り取った液のこと”です。赤褐色をしていて、防腐・防水剤として紙・木などに塗られ利用されています。【着尺】◎:きじゃく×:ちゃくじゃく着尺は”大人の和服1着分を仕立てるのに必要な反物(たんもの)の長さと幅のこと”の意味。普通は”長さ約11.4メートル、幅約36センチメートルのこと”を指します。【既出】◎:きしゅつ×:がいしゅつ既出は”既(すで)に出ていること”の意味。既出自体に「すでに」という意味が含まれているため、「すでに既出」のような意味が重複するような使い方はしないので注意が必要です。【徽章】◎:きしょう×:びしょう徽章は”職業・身分または名誉を表すために、衣服・帽子などに付けるしるしのこと”の意味。【気丈】◎:きじょう×:きたけ「きたけ」というのは、”着丈”と書き表されるので注意が必要です。気丈は”心がしっかりしていて、気持ちが強いこと”の意味。【帰省】◎:きせい×:きしょう帰省は”故郷に帰ること”の意味。【煙管】◎:きせる○:えんかん※上は煙管(きせる)の写真「きせる」と読むと”刻みタバコを吸う道具のこと”の意味。「えんかん」と読むと”煙を通すための管のこと/きせるの別名のこと”の意味。【毅然】◎:きぜん×:こつぜん「こつぜん」というのは、”忽然”と書き表されるため注意が必要です。毅然は”意志が強くしっかりしていて、物事に動じないさま”の意味。【寄贈】◎:きぞう△:きそう寄贈は”品物を贈ること”の意味。【生蕎麦】◎:きそば×:なまそば生蕎麦は”蕎麦粉(そばこ)だけで打った蕎麦のこと”の意味。生蕎麦は「十割(じゅうわり)そば」とも呼ばれています。【既存】◎:きぞん(慣)○:きそん(本)既存は”既(すで)に存在していること。以前からあること”の意味。【着丈】◎:きたけ×:きじょう着丈は”その人の身長に合わせた、襟(えり)から裾(すそ)までの衣服の寸法のこと”の意味。【忌憚】◎:きたん×:きぜん忌憚は”遠慮すること”の意味。【吉日】◎:きちじつ○:きつじつ、きちにち吉日は”物事をするのに良い日のこと”の意味。【牛車】◎:ぎっしゃ△:ぎゅうしゃ、うしぐるま「ぎっしゃ」と読むと”主に平安時代に、牛にひかせた、貴人を乗せるための屋形車(やかたぐるま)のこと”の意味。「ぎゅうしゃ」「うしぐるま」と読むと”主に平安時代に、牛にひかせた、貴人を乗せるための屋形車のこと/牛にひかせる荷車のこと”の意味。牛車は「ぎゅうしゃ」と読むこともできますが、一般的には「ぎっしゃ」は”牛車”、「ぎゅうしゃ」は”牛舎”と表記されることがほとんどです。【生粋】◎:きっすい△:きすい×:せいすい生粋は”純粋で混じり気がないこと”の意味。【吉左右】◎:きっそう×:きちさゆう吉左右は”良い知らせのこと/良いか悪いかどちらかの知らせのこと”の意味。【啄木鳥】◎:キツツキ△:たくぼくちょう啄木鳥は”キツツキ科の鳥の総称のこと”の意味。【屹度】◎:きっと×:きつど屹度は”話し手の決意や確信、また強い要望などを表す語のこと”の意味。例えば「彼なら屹度成功する」や「明日は屹度晴れだろう」のように用いられます。【詰問】◎:きつもん×:つめもん詰問は”厳しく問い詰めること”の意味。【屹立】◎:きつりつ×:こうりつ屹立は”山などが高く聳(そび)え立つこと/人が動かずに立っていること”の意味。【企図】◎:きと×:きず企図は”目的を果たすために計画すること。また、その計画のこと”の意味。【祈祷】◎:きとう×:きじゅ祈祷は”神仏に祈ること。また、その儀式のこと”の意味。【危篤】◎:きとく×:きば危篤は”病気が非常に重くて、今にも死にそうなこと”の意味。【既読】◎:きどく×:がいどく既読は”既(すで)に読んでいること。もう読んであること”の意味。【忌日】◎:きにち△:きじつ、いみび「きにち」「きじつ」と読むと”その人が死んだ日と同じ日付の日。命日のこと”の意味。「いみび」と読むと”汚(けが)れを避けて慎(つつし)むべき日のこと/縁起の悪い日のこと”の意味。【絹糸】◎:きぬいと○:けんし絹糸は”蚕(かいこ)の繭(まゆ)からとった糸のこと”の意味。【衣笠】◎:きぬがさ×:いがさ衣笠は”絹を張った柄(え)の長い傘のこと/仏像などの頭上に吊るす絹張りの傘のこと”の意味。【木の実】◎:きのみ○:このみ木の実は”木に生(な)る果実のこと”の意味。【希薄】◎:きはく×:きうす希薄は”液体の濃度、気体の密度が薄いこと/乏(とぼ)しいこと。欠けていること”の意味。【忌避】◎:きひ×:いひ忌避は”嫌って避けること”の意味。【気風】◎:きふう○:きっぷ「きふう」と読むと”気性(きしょう)。気質。特に、同じ地域または集団の人々に共通する性質のこと”の意味。「きっぷ」と読むと”その人の言動から感じ取られる気性のこと”の意味。【生真面目】◎:きまじめ×:なままじめ生真面目は”非常に真面目なこと”の意味。【生娘】◎:きむすめ×:なまむすめ生娘は”世間慣れしていない初心(うぶ)な娘のこと”の意味。ここでいう娘というのは、親にとっての娘ではなく、”未婚の若い女性のこと”を指しています。【肌理】◎:きめ△:きり「きめ」と読むと”皮膚や物の表面に見える筋目や模様のこと/物事をする際の心くばりのこと”の意味。「きり」と読むと”皮膚や物の表面に見える筋目や模様のこと/木材などの材のもつ質感のこと”の意味。【華奢】◎:きゃしゃ△:かしゃ「きゃしゃ」と読むと”姿・形がほっそりとしてて、上品に感じられるさま。繊細で弱々しく感じられるさま/器物などの作りが頑丈でないさま”の意味。「かしゃ」と読むと”華やかに奢(おご)ること。派手で贅沢(ぜいたく)なこと。また、そのさま”の意味。【脚立】◎:きゃたつ×:きゃくりつ※上は脚立の写真脚立は”2つの短い梯子(はしご)の上端を蝶番(ちょうつがい)などで繋いで板を取り付けた、八の字形に開いて用いる踏み台のこと”の意味。【脚絆】◎:きゃはん×:きゃくはん※上は脚絆の写真脚絆は”旅や作業をするとき、動きやすくするために脛(すね)に巻く布のこと”の意味。【仇怨】◎:きゅうえん×:きゅうおん仇怨は”恨みのある相手。また、恨みのこと”の意味。【給仕】◎:きゅうじ×:きゅうし給仕は”食事の席で飲食の世話をすること。また、その人のこと”の意味。【急逝】◎:きゅうせい×:きゅうきょ急逝は”急に死ぬこと”の意味。【給湯】◎:きゅうとう×:きゅうゆ「きゅうゆ」というのは、”給油”と書き表されるため注意が必要です。給湯は”湯を供給すること”の意味。【朽廃】◎:きゅうはい×:こうはい「こうはい」というのは、”荒廃”と書き表されるため注意が必要です。朽廃は”建物などが古くなり、役に立たなくなること”の意味。【牛酪】◎:ぎゅうらく×:ぎゅうかく牛酪は”バターのこと”の意味。バターというのは、”牛乳から分離したクリームを練り固めた、脂肪を主成分とする食品のこと”です。ちなみに乾酪(かんらく)は「チーズ」を指し、乳酪(にゅうらく)は”牛や羊の乳を原料として製した食品(バター・クリーム・チーズなど)のこと”を指します。【胡瓜】◎:きゅうり×:こうり胡瓜は”ウリ科の1年草のこと。また、その果実のこと”の意味。【丘陵】◎:きゅうりょう×:きょうりょう丘陵は”なだらかな小山が、次々に続いている所のこと”の意味。【寄与】◎:きよ×:きや寄与は”国家・社会・会社などのために役に立つこと。貢献すること”の意味。【供花】◎:きょうか○:くげ供花は”仏または死者に花を供えること。また、その花のこと”の意味。【経木】◎:きょうぎ×:けいぎ※上は経木の写真経木は”杉・檜(ひのき)などの木材を紙のように薄く削ったもの”の意味。経木というのは、お菓子・料理の包装、たこ焼きなどで、お皿の代わりに用いられることが多いです。【胸腔】◎:きょうくう(慣)△:きょうこう(本)胸腔は”胸膜(きょうまく)で覆われた、胸郭(きょうかく)の内部のこと”の意味。胸郭というのは”胸部の外郭をつくる、かご状の骨格のこと”で、胸郭の内部には肺や心臓などの臓器が収められています。【強肩】◎:きょうけん×:つよかた強肩は”物を投げる力が強いこと。また、その肩のこと”の意味。【峡谷】◎:きょうこく×:けいこく「けいこく」というのは、”渓谷”と書き表されるため注意が必要です。峡谷は”幅が狭く、深く険(けわ)しい谷のこと”の意味。【教唆】◎:きょうさ×:きょうしゅん教唆は”教えて唆(そそのか)すこと/犯意のない他人を唆して犯罪を起こさせること”の意味。【教示】◎:きょうじ△:きょうし教示は”教え示すこと”の意味。【矜持】◎:きょうじ(慣)△:きんじ(本)矜持は”自分の能力を信じて持つ誇りのこと”の意味。【行司】◎:ぎょうじ×:ぎょうし行司は”相撲(すもう)において、土俵上で力士を立ち合わせて、勝負を判定する役。また、その判定する役をしている人のこと”の意味。【行者】◎:ぎょうじゃ△:あんじゃ×:ぎょうしゃ「ぎょうじゃ」と読むと”仏道・修験道(しゅげんどう)の修行をする人のこと”の意味。「あんじゃ」と読むと”禅宗(ぜんしゅう)で、寺内の様々な用務をする者のこと”の意味。【享受】◎:きょうじゅ×:けいじゅ享受は”あるものを受け、自分のものとすること”の意味。【行水】◎:ぎょうずい×:ぎょうすい行水は”たらいなどに湯や水を入れて汗を流すこと/神事の前などに、心身の汚れを落とすために清水で体を清めること”の意味。【形相】◎:ぎょうそう△:けいそう「ぎょうそう」と読むと”感情をあらわにしたときの顔つき”の意味。「けいそう」と読むと”外から見たときの姿や形のこと”の意味。【驚嘆】◎:きょうたん×:きょうかん驚嘆は”非常に驚き感心すること”の意味。【享年】◎:きょうねん×:けいねん享年は”死んだときの年齢のこと”の意味。【競売】◎:きょうばい○:けいばい「きょうばい」と読むと”複数の買い手に値を付けさせ、最高値をつけた人に売る方法のこと”の意味。「けいばい」と読むと”法律により、差し押さえた物件を入札などの方法で売却すること/複数の買い手に値を付けさせ、最高値をつけた人に売る方法のこと”の意味。【今日日】◎:きょうび×:きょうじつ今日日は”今日このごろ。今時(いまどき)のこと”の意味。【教鞭】◎:きょうべん×:きょうびん教鞭は”教師が授業に使う鞭(むち)のこと”の意味。教鞭という言葉は「教鞭を執(と)る」のように使われることがほとんどで、”教師として生徒を教えること。また、教職にあること”の意味で使用されています。【教諭】◎:きょうゆ×:きょうろん教諭の「諭(ゆ)」という字は、「論(ろん)」という字によく似ているため注意が必要です。教諭は”教え諭(さと)すこと/教員免許状を持つ、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・養護学校などの正規の教員のこと”の意味。一般的には後者の意味で使われることがほとんどです。【享有】◎:きょうゆう×:けいゆう享有は”権利・能力など(無形のもの)を、人が生まれながら身につけて持っていること”の意味。【郷里】◎:きょうり△:ごうり×:ふるさと「ふるさと」というのは、”故郷(こきょう・ふるさと)”と書き表されるため注意が必要です。「きょうり」と読むと”生まれ育った土地のこと/村里(むらざと)のこと”の意味。「ごうり」と読むと”村里のこと”の意味。【御苑】◎:ぎょえん×:ごえん御苑は”皇室の所有する庭園のこと”の意味。【居室】◎:きょしつ×:いしつ居室は”普段いる部屋のこと”の意味。【御者】◎:ぎょしゃ×:ごしゃ御者は”馬車に乗って馬を操る人のこと”の意味。【居住】◎:きょじゅう×:いじゅう「いじゅう」というのは、”移住”と書き表されるため注意が必要です。居住は”一定の場所に住むこと”の意味。【拠出】◎:きょしゅつ×:しょしゅつ拠出は”ある目的のために金品を出し合うこと”の意味。【漁村】◎:ぎょそん×:りょうそん漁村は”主に漁業を生業(なりわい)としている村のこと”の意味。【居宅】◎:きょたく○:いたく居宅は”住んでいる家のこと”の意味。一般的には居宅は「きょたく」と読むことが多いですが、法律・行政・介護・福祉関係などでは居宅は「いたく」と読むことが多いです。【曲解】◎:きょっかい×:きょくかい曲解は”相手の言動や行動を素直に受け取らないで、ねじ曲げて解釈すること”の意味。【漁民】◎:ぎょみん×:りょうみん「りょうみん」というのは、”領民”と書き表されるため注意が必要です。漁民は”漁業(ぎょぎょう)を職業としている人々のこと”の意味。【切口上】◎:きりこうじょう×:せっこうじょう切口上は”一語一句をはっきりと区切る話し方のこと”の意味。【霧雨】◎:きりさめ△:きりあめ霧雨は”霧のように細かい雨のこと”の意味。【禁忌】◎:きんき×:きんい禁忌は”忌むべきものとして、禁止されている事柄のこと/医学において、害があるとして避ける薬の調合や治療法のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【均衡】◎:きんこう×:きんしょう均衡は”2つ以上の物事の間に、力や重さの釣り合いが取れていること”の意味。【今上】◎:きんじょう×:こんじょう今上は”今上天皇の略で、現在の天皇のこと”の意味。今上だけでも「今上天皇」のことを指しますが、「今上天皇」や「今上陛下(へいか)」と使われることが多いです。【琴線】◎:きんせん×:ことせん琴線は”琴(こと)の糸のこと/人間の心の奥にある、感じやすい微妙な心情のこと”の意味。琴線を用いて「琴線に触れる」という表現をすることが多いですが、これは”良いものに感銘を受ける・感動する”という意味で使われています。この表現はよく”相手の怒りを買ってしまうこと”と誤解されがちですが、その場合は「逆鱗(げきりん)に触れる」などといった表現が正しいです。ですので「琴線に触れる(感動)」と「逆鱗に触れる(怒り)」では、意味が真逆のようになってしまうため注意が必要です。【勤怠】◎:きんたい×:きんだ勤怠は”仕事に励むことと怠(なま)けること”の意味。【公達】◎:きんだち、こうたつ「きんだち」と読むと”親王・諸王など、皇族の人々のこと/貴族の子息のこと”の意味。「こうたつ」と読むと”政府や官庁からの通達のこと”の意味。【巾着】◎:きんちゃく×:しちゃく巾着は”布や革(かわ)などで作った、口をひもで締める小さな袋のこと”の意味。【金団】◎:きんとん×:きんだん金団は”サツマイモなどで作った餡(あん)に、砂糖で甘く煮た栗(くり)・インゲンマメなどを混ぜた食品のこと”の意味。金運や勝負運を願う料理としてお正月のおせち料理で用いられ、縁起の良い食べ物として知られています。インゲンマメ(一般的に白インゲンマメが多い)で作られたものを「豆金団(まめきんとん)」、栗で作られたものを「栗金団(くりきんとん)」と呼びます。【銀杏】◎:ぎんなん○:いちょう×:ぎんあん「ぎんなん」と読むと”いちょうの実のこと”の意味。「いちょう」と読むと”イチョウ科の落葉高木のこと”の意味。【禁物】◎:きんもつ×:きんぶつ禁物は”避けるべき物事のこと”の意味。【空隙】◎:くうげき×:くうしょう空隙は”隙間(すきま)のこと”の意味。【宮司】◎:ぐうじ△:みやづかさ×:きゅうし「ぐうじ」と読むと”神社の最高位である神官のこと/伊勢神宮の祭主に次ぐ大宮司・少宮司のこと/中宮職・春宮坊などの職員のこと”の意味。中宮職(ちゅうぐうしき)は”律令制で、三宮の行啓・令旨・行事などを司った役所”のことで、春宮坊(とうぐうぼう)は”律令制で、皇太子に関する事務を司った役所”のことです。「みやづかさ」と読むと”ぐうじ(神官)の別名のこと/ぐうじ(職員)の別名のこと”の意味。【苦役】◎:くえき×:くやく苦役は”肉体的に苦しい労働のこと/懲役のこと”の意味。【久遠】◎:くおん△:きゅうえん久遠は”時間が無限であること/遠い昔。または遠い未来のこと”の意味。【矩形】◎:くけい×:きょけい矩形は”長方形のこと”の意味。【草花】◎:くさばな△:そうか草花は”草に咲く花のこと/花の咲く種類の草のこと”の意味。【公事】◎:くじ○:こうじ△:おおやけごと「くじ」と読むと”政府・官庁などの公(おおやけ)の仕事のこと/朝廷の政務・儀式のこと/租・庸・調・課役(かえき)などの税の総称のこと”の意味。租・庸・調・課役というのは、昔(律令制)における税の名称のことです。「こうじ」と読むと”政府・官庁などの公の仕事のこと/公共に関する事柄のこと”の意味。「おおやけごと」と読むと”朝廷の政務・儀式のこと/私事ではなく、公式に定まっていること”の意味。【奇しくも】◎:くしくも×:きしくも奇しくもは”不思議にも。偶然にも”の意味。「奇」という字には珍しい・普通でない・怪しい・不思議などの意味があるため、奇しくもは”起こった事象の偶然性を不思議に思う様子”を意味しています。【孔雀】◎:くじゃく×:こうじゃく孔雀は”キジ科クジャク属の鳥の総称のこと”の意味。孔雀の尾羽を覆っている羽は目玉模様のある長い飾り羽となっていて、雄(おす)は雌(めす)に対しての求愛行動として羽を扇状(おうぎじょう)に開かせます。【口授】◎:くじゅ○:こうじゅ口授は”口伝えに教えを授けること”の意味。【苦汁】◎:くじゅう○:にがり「くじゅう」と読むと”苦い汁のこと/(転じて)苦しみ。苦い経験のこと”の意味。「にがり」と読むと”海水を煮詰めて食塩を取り出した後に残る苦い液体のこと”の意味。【薬師】◎:くすし△:くすりし、やくし「くすし」「くすりし」と読むと”医者のこと”の意味。「やくし」と読むと”薬師如来(やくしにょらい)の略のこと”の意味。薬師如来というのは、”薬壺(やくこ)を持ち病気を治す仏様のこと”です。【薬玉】◎:くすだま×:くすりだま薬玉は”式典・祝い事などで用いられる、割ると紙吹雪などが出る飾り物の玉のこと”の意味。【葛湯】◎:くずゆ×:かっとう「かっとう」というのは、”葛藤”と書き表されるため注意が必要です。※上は葛湯の写真葛湯は”葛粉(くずこ)に砂糖を混ぜ、熱湯を注いでかき混ぜたとろみのある食べ物のこと”の意味。葛湯はとろみがあって冷めにくく、体が温まり、消化にも良いため、昔から主に離乳食・介護食・病人食として食べられることが多いです。【曲者】◎:くせもの△:きょくしゃ「くせもの」と読むと”賊・敵など怪しい者のこと/一筋縄ではいかない一癖あるもの/油断のならないもの”の意味。「きょくしゃ」と読むと”芸能に巧みな人のこと”の意味。【駆逐】◎:くちく×:くつい駆逐は”追い払うこと”の意味。【口中】◎:くちじゅう○:こうちゅう口中は”口の中。口の中全体のこと”の意味。口中は「口中(こうちゅう)清涼剤」のように名詞の前に付く場合は「こうちゅう」、それ以外の”口中(くちじゅう)に広がる旨味”のような場合は「くちじゅう」と読まれることが多いです。【口達者】◎:くちだっしゃ○:くちたっしゃ口達者は”物言いが巧(たく)みで、よくしゃべること。また、そういう人のこと”の意味。【朽葉】◎:くちば×:きゅうよう朽葉は”枯れ落ちた葉のこと。また、落ちて腐った葉のこと/朽葉色(くちばいろ)の略のこと”の意味。朽葉色というのは、”赤みを帯びた黄色のこと”です。【口調】◎:くちょう×:こうちょう口調は”言葉の言い回し。ものを言うときの調子のこと”の意味。【沓石】◎:くついし×:とうせき※上は沓石の写真沓石は”礎石(そせき)などの上にあって、柱などの下に据(す)える石のこと”の意味。【口伝】◎:くでん×:こうでん口伝は”口で伝えること/奥義・秘伝などを口伝えで伝授すること/秘伝の書のこと”の意味。【句読点】◎:くとうてん×:くどくてん句読点は”文に付ける句点(くてん)と読点(とうてん)のこと”の意味。句点(。)は”文の最後に用いる符号のこと”で、読点(、)は”文を読みやすくするために用いる符号のこと”です。【功徳】◎:くどく△:こうとく「くどく」と読むと”良い果報をもたらす善行のこと/善行の結果として与えられる神仏の恵みのこと”の意味。「こうとく」と読むと”功績と徳行のこと”の意味。【工夫】◎:くふう△:こうふ「くふう」と読むと”良い方法や手段を考えること。また、その考えついた方法や手段のこと”の意味。「こうふ」と読むと”土木などの工事に従事する労働者のこと”の意味。【区分】◎:くぶん×:くわけ「くわけ」というのは、”区分け”と書き表されるため注意が必要です。区分は”ある基準に従って、全体を区切って分けること”の意味。【公方】◎:くぼう△:おおやけがた×:こうほう「くぼう」は”朝廷・政治などに関する方面のこと/天皇または朝廷のこと/鎌倉時代以降、将軍および幕府の敬称のこと”の意味。「おおやけがた」は”朝廷・政治などに関する方面のこと”の意味。【与する】◎:くみする×:よする与するは”考えに賛成して仲間になること/関係すること。関与すること”の意味。【工面】◎:くめん×:こうめん工面は”必要な金銭や品物を工夫して集めること/金回り。懐具合(ふところぐあい)のこと”の意味。【供物】◎:くもつ×:きょうぶつ供物は”神仏に供えるもの”の意味。【海月】◎:クラゲ△:かいげつ「クラゲ」と読むと”刺胞(しほう)動物と有櫛(ゆうしつ)動物の個体の総称のこと”の意味。「かいげつ」と読むと”クラゲの別名のこと/海上の空に出る月のこと/海面に映る月の影のこと”の意味。【庫裏】◎:くり×:こり庫裏は”寺院の台所にあたる建物のこと/住職やその家族の住む場所のこと”の意味。【功力】◎:くりき×:こうりょく功力は”功徳(くどく)の力のこと”の意味。功徳というのは、”善行やその善行の結果として得られる神仏による恵みのこと”を意味します。【胡桃】◎:くるみ×:こちょう胡桃は”クルミ科の落葉高木の総称のこと。また、その実のこと”の意味。【曲輪】◎:くるわ×:まげわ曲輪は”城・砦などの周囲に築いた囲いのこと。また、その囲いの内側の地域のこと”の意味。【玄人】◎:くろうと×:くろうど、げんじん玄人は”その道に熟達している人。専門家のこと”の意味。【勲記】◎:くんき×:どうき勲記は”叙勲者(じょくんしゃ)に勲章とともに与えられる証書のこと”の意味。叙勲(じょくん)というのは、”国家や公共事業に功労のあった人に勲等(勲位の等級)を授け、勲章を与えること”です。【群青】◎:ぐんじょう×:ぐんせい群青は”鮮やかな濃い青色のこと”の意味。【経緯】◎:けいい○:いきさつ「けいい」と読むと”物事の細かい事情のこと/たて糸とよこ糸。縦と横/地球の経線と緯線。経度と緯度のこと”の意味。「いきさつ」と読むと”物事の細かい事情のこと”の意味。【迎合】◎:げいごう×:うごう迎合は”相手に合わせて自分の意見や考えなどを変えること”の意味。【渓谷】◎:けいこく×:きょうこく「きょうこく」というのは、”峡谷”と書き表されるため注意が必要です。渓谷は”水の流れている深い谷のこと”の意味。【形而上】◎:けいじじょう×:けいしじょう形而上は”形をもたないもの。抽象的なもの/感覚では捉えられない無形のもの”の意味。反対の意味である形而下(けいじか)というのは、”形をそなえているもの。有形/感覚器官で存在を知覚できるもの”になります。【罫線】◎:けいせん×:らせん罫線は”紙に、縦または横に一定の間隔で引いた線のこと”の意味。【境内】◎:けいだい×:きょうない境内は”神社や寺の敷地の中のこと”の意味。【恵沢】◎:けいたく×:けいさわ恵沢は”恩恵を受けること”の意味。【慶弔】◎:けいちょう×:けいい慶弔は”吉事(きちじ)を祝うことと、凶事(きょうじ)を弔うこと”の意味。吉事というのは”縁起の良いこと。めでたいこと”で、凶事というのは”縁起の悪いこと。不吉な出来事のこと”です。【軽重】◎:けいちょう△:けいじゅう軽重は”軽いことと重いこと/つまらないことと重要なこと”の意味。【競馬】◎:けいば×:きょうば競馬は”騎手が馬に乗り、一定の距離を走らせ順位を競う競技のこと”の意味。競馬は公認賭博(とばく)で、前もって客が馬券を購入し、馬の順位が予想したものと同じであれば、的中した人に配当金が支払われます。【鶏飯】◎:けいはん○:とりめし※上は鶏飯(けいはん)の写真「けいはん」と読むと”鹿児島県の奄美大島(あまみおおしま)で作られる郷土料理のこと”の意味。鶏飯(けいはん)は、”茶碗に盛った白米に、ほぐした鶏肉・錦糸卵(きんしたまご)・椎茸(しいたけ)・パパイヤ漬け・薬味などをのせ、鶏がらスープをかけて食べる料理のこと”を指します。※上は鶏飯(とりめし)の写真「とりめし」と読むと”炊き込みご飯に鶏肉の甘辛煮を混ぜた日本の郷土料理のこと”の意味。「けいはん」と「とりめし」は漢字が同じなので混同されやすいですが、「けいはん」は”だし茶漬け”に近く、「とりめし」は”炊き込みご飯”に近い食べ物になります。「けいはん」は奄美大島の郷土料理として知られていますが、「とりめし」は日本各地の郷土料理として知られています。【啓蒙】◎:けいもう×:けいごう啓蒙は”無知な者に正しい知識を与え、教え導くこと”の意味。【競輪】◎:けいりん×:きょうりん競輪は”職業選手によって行われる自転車競走のこと”の意味。競輪は公認賭博(とばく)で、前もって客が車券を購入し、順位が予想したものと同じであれば、的中した人に配当金が支払われます。【稀有】◎:けう△:きゆう稀有は”稀(まれ)に有ること。非常に珍しいこと/不思議なこと”の意味。稀有は「きゆう」と読むこともできますが、一般的には「けう」は”稀有”、「きゆう」は”杞憂”と表記されることがほとんどです。【気圧される】◎:けおされる×:きあつされる気圧されるは”相手の迫力や勢いに圧倒されて気後(きおく)れすること”の意味。【外科】◎:げか×:がいか外科は”手術などにより、外傷・できもの・内臓疾患などを治す医学の一分野のこと”の意味。【逆鱗】◎:げきりん×:ぎゃくりん逆鱗は”天子(てんし)の怒りのこと/目上(めうえ)の人の怒りのこと”の意味。天子というのは”中国の皇帝や日本の天皇の呼称のこと”で、目上の人というのは”地位や年齢が高い人のこと”を指します。竜のあごの下には逆鱗(逆さに生えた鱗)があり、それに触れると竜は怒って、その人を殺してしまうという中国の伝説が存在します。天子や目上の人をこの伝説の竜にたとえているのが、いま現在における「逆鱗(げきりん)」という言葉になります。【解夏】◎:げげ×:かいなつ解夏は”陰暦7月15日に夏安居(げあんご)を解くこと”の意味。夏安居というのは、”夏の3か月の間、僧が1か所にこもって修行すること”を意味します。【下血】◎:げけつ×:かけつ下血は”様々な病気により、消化管内に出た血が肛門から排出されること”の意味。【下戸】◎:げこ×:しもと下戸は”お酒が飲めない人のこと”の意味。下戸におけるお酒の飲めない人というのは、”体質的にお酒が飲めない人のこと”で、言い換えると”体内でアルコールを分解する機能が極めて低い人のこと”を指します。例えばお酒を一口飲んだだけで顔や全身が赤くなったり、少し飲んだだけで具合がすごく悪くなったりするような人は下戸です。なので単にお酒が嫌いだから飲めない(飲みたくない)という人は、下戸とは言わないので覚えておきましょう。【今朝】◎:けさ△:こんちょう今朝は”今日の朝のこと”の意味。【消印】◎:けしいん×:しょういん消印は”消したしるしに押す印。特に郵便切手・葉書(はがき)に使用済みであることを示すために押す印のこと”の意味。【景色】◎:けしき△:けいしょく景色は”山や川など自然の眺めのこと”の意味。【化粧】◎:けしょう△:けわい化粧は”白粉(おしろい)などで顔を美しく飾ること/物の表面を美しく装飾すること”の意味。【化身】◎:けしん×:かしん化身は”神仏などが姿を変えてこの世に現れること。また、そのもののこと”の意味。【下衆】◎:げす×:かしゅう下衆は”身分の低い人のこと/品性が卑(いや)しいこと。また、そのような人のこと”の意味。【下世話】◎:げせわ×:しもぜわ下世話は”世間でよく口にする言葉や話のこと”の意味。【下足】◎:げそく×:かそく下足は”脱いだ履物(はきもの)のこと”の意味。【外題】◎:げだい×:がいだい外題は”書物の表紙に記すその本の名前のこと/歌舞伎・浄瑠璃における題名のこと”の意味。【気高い】◎:けだかい×:きだかい気高いは”上品であること。気品があること”の意味。【解脱】◎:げだつ×:かいだつ解脱は”煩悩(ぼんのう)の束縛から解放されて、悟りの境地に達すること”の意味。【気怠い】◎:けだるい×:きだるい気怠いは”何となく怠いこと”の意味。【欠如】◎:けつじょ×:けつにょ欠如は”あるべき事柄が欠けていて足りないこと”の意味。【月旦】◎:げったん×:がったん月旦は”月の初めの日のこと/月旦評(げったんひょう)の略のこと”の意味。月旦評というのは、後漢の許劭(きょしょう)が毎月1日に郷里の人物の批評をしていたという故事から、”人物についての批評のこと”を意味します。【月賦】◎:げっぷ△:つきふ×:げつぶ月賦は”代金を一度に支払わないで、月々に分割して支払うこと”の意味。【下手物】◎:げてもの×:かしゅぶつ下手物は”普通とは違って、風変わりなモノのこと”の意味。【外道】◎:げどう×:がいどう外道は”心のひねくれた人、邪悪な人を罵(ののし)って言う語のこと/仏教以外の教え。また、それを信じる人のこと/道理に背く考え。また、その考えの人のこと”の意味。【解毒】◎:げどく×:かいどく解毒は”体内に入った毒の作用を消し去ること”の意味。【健気】◎:けなげ×:けんき健気は”心がけや態度がしっかりしていること/子供など弱い者が懸命に努めること/勇(いさ)ましいこと”の意味。【解熱剤】◎:げねつざい×:かいねつざい解熱剤は”解熱に用いられる薬剤のこと”の意味。解熱(げねつ)というのは、”高熱の体温を下げること”を言います。【気配】◎:けはい△:きはい気配は”何となく感じられる様子のこと/株式市場(しじょう)などの景気や相場の状態のこと”の意味。【仮病】◎:けびょう×:かびょう仮病は”病気ではないのに、病気のふりをすること”の意味。【化仏】◎:けぶつ×:かぶつ化仏は”仏・菩薩(ぼさつ)が、衆生(しゅじょう)を救済するために出現させる仮の姿のこと/観音(かんのん)菩薩の頭部などに置かれる、小形の仏像のこと”の意味。衆生というのは、”生命のあるものすべて。特に、人間のこと”を指します。【下僕】◎:げぼく×:しもべ「しもべ」というのは、”僕”と書き表されるため注意が必要です。下僕は”召し使いの男のこと”の意味。【家来】◎:けらい×:からい家来は”主君に忠誠を誓って仕える人のこと/家に召し使う人のこと”の意味。【下劣】◎:げれつ×:かれつ「かれつ」というのは、”苛烈”と書き表されるため注意が必要です。下劣は”人柄や考え方が下品で卑(いや)しいこと”の意味。【牽引】◎:けんいん×:きいん牽引は”物を引っ張ること。引き寄せること”の意味。【嫌悪】◎:けんお×:けんあく「けんあく」というのは、”険悪”と書き表されるため注意が必要です。嫌悪は”憎み嫌うこと。ひどく嫌うこと”の意味。【献花】◎:けんか×:こんか献花は”霊前などに花を供えること”の意味。【狷介】◎:けんかい×:いんかい狷介は”頑固で自分の意志を固く守り、他人に心を開こうとしないこと。また、そのさま”の意味。【剣戟】◎:けんげき×:けんじき剣戟は”剣(つるぎ)と矛(ほこ)。刀などの武器のこと/刀剣による戦いのこと”の意味。【欠缺】◎:けんけつ×:けっかん欠缺は”(法律用語で)ある要件が欠けていること”の意味。【堅固】◎:けんご×:けんこ堅固は”守りがしっかりしていて、簡単には破られたりしないこと/意志が強く、簡単に相手に従ったりしないこと/健康で丈夫なさま”の意味。【拳固】◎:げんこ×:けんこ拳固は”固く握った手。握り拳(こぶし)のこと”の意味。【拳骨】◎:げんこつ×:けんこつ拳骨は”握り拳(こぶし)のこと/俗に、豚の大腿骨(だいたいこつ)・脛骨(けいこつ)のこと”の意味。豚の大腿骨・脛骨の骨端(こったん)の形が、握り拳に似ていることから、豚の大腿骨・脛骨は俗に拳骨と呼ばれています。骨端というのは、”脊椎(せきつい)動物の長骨を構成する部分で、関節を形成する両端の膨らんだ部分のこと”です。【県境】◎:けんざかい○:けんきょう県境は”県と他の都道府県との境(さかい)のこと”の意味。北海道と沖縄は海に囲まれているため、地続きで隣接する県はありませんが、両方とも県境は存在します。北海道は”青函(せいかん)トンネルの中間点が青森県との県境”とされ、沖縄県は”与論島(よろんじま)という離島が鹿児島県との県境”とされています。【厳粛】◎:げんしゅく×:げんさい、げんせい厳粛は”重々しい雰囲気で、心が引き締まること/それを真剣に受け取らなければならないさま/厳しく動かしがたいこと”の意味。【元帥】◎:げんすい×:げんし元帥は”軍隊(陸軍・海軍・空軍)における階級・称号のこと”の意味。元帥はその軍隊における大将の中から選ばれ、大将を統率する者で、大元帥の次に高い階級・称号を指します。(国によって最高位の階級・称号が元帥なのか、大元帥なのかが変わります)【現存】◎:げんぞん○:げんそん現存は”現在、実際にあること。現実に存在していること”の意味。【倦怠感】◎:けんたいかん×:かんたいかん倦怠感は”心身の疲れによって、怠(だる)いと感じること”の意味。【権高】◎:けんだか×:けんこう権高は”気位(きぐらい)が高く、傲慢(ごうまん)なこと”の意味。【言質】◎:げんち(本)△:げんしつ(慣)言質は”後で証拠となる言葉のこと”の意味。「言質を取る」のように使われることが多いですが、これは”証拠となる言葉を相手から引き出すこと”を意味しています。言質は「げんしつ」とも読みますが「言質を取る」のときは、「言質(げんち)を取る」と読むのが一般的ですので、「げんち」と読むようにしましょう。【顕著】◎:けんちょ×:こうちょ顕著は”際立って目につくこと。はっきりとあらわれていること”の意味。【懸吊】◎:けんちょう×:けんてい懸吊は”引っ掛けて吊(つる)すこと”の意味。【喧伝】◎:けんでん×:せんでん喧伝は”世間に喧(やかま)しく言い伝えること”の意味。【圏内】◎:けんない×:かんない圏内は”ある範囲の内のこと”の意味。【現生】◎:げんなま△:げんしょう×:げんせい「げんなま」と読むと”現金のことをいう俗語のこと”の意味。俗語(ぞくご)というのは、”標準となる口語に対して、それと異なる方言やあらたまった場面では使われないような品がない言葉のこと”です。「げんしょう」と読むと”現在の世の中。現世のこと”の意味。【剣呑】◎:けんのん×:けんうん剣呑は”危険な感じがするさま。また、不安を覚えるさま”の意味。【原発】◎:げんぱつ×:げんはつ原発は”原子力発電の略のこと/原子力発電所の略のこと/最初に発症すること”の意味。原子力発電とは”原子炉で発生する熱エネルギーを利用した発電のこと”で、その”原子力発電の方式による発電所のこと”を原子力発電所と言います。【原木】◎:げんぼく×:げんもく原木は”原料・材料となる木。加工をする前の切り出したままの木のこと”の意味。【拳万】◎:げんまん×:けんまん拳万は”約束を必ず守る印(しるし)として、お互いに小指を絡(から)み合わせること。また、そのときに唱える言葉のこと”の意味。拳万は「拳固万回(げんこまんかい)」の略で、”約束を破ったらげんこ(=げんこつ。握り拳)で1万回打たれる意”からきている言葉です。「指切り拳万、嘘ついたら針千本飲ます」という誓いの言葉がありますが、これは約束を破ったら”指を切って、握り拳で1万回打たれ、針を千本飲まされる”という怖い意味になります。【原野】◎:げんや○:はらの原野は”人の手が加えられていない野原のこと”の意味。【語彙】◎:ごい×:ごろ語彙は”ある言語・領域で用いられる単語のすべて”の意味。【恋路】◎:こいじ×:こいろ恋路は”恋の道。恋愛のこと”の意味。【碁石】◎:ごいし×:ごせき碁石は”囲碁に用いる円形の小さい石のこと”の意味。碁石は白色と黒色の2種類があり、正式には白石が180個、黒石が181個あります。黒石の方が白石よりも1個多いのは、黒石を打つ側が先手となるからで、碁盤の升目(ますめ)は全部で(19×19=)361あるため、黒石が白石よりも1個だけ多くなっています。【好一対】◎:こういっつい×:こういったい好一対は”2つの物や人がよく調和して似合っていること”の意味。【強引】◎:ごういん×:きょういん強引は”物事を無理やり行うこと”の意味。【交易】◎:こうえき×:こうい交易は”互いに品物の交換や売買をすること”の意味。【校閲】◎:こうえつ×:こうせつ校閲は”文書や原稿などの誤りや不備などを調べて訂正すること”の意味。【好悪】◎:こうお×:こうあく好悪は”好むことと憎むこと。好き嫌いのこと”の意味。【業火】◎:ごうか×:ぎょうか業火は”罪人を焼く地獄の火のこと/悪業が身を滅ぼすことを火にたとえていう語のこと/激しい炎のこと”の意味。【劫火】◎:ごうか△:こうか劫火は”世界が破滅するときに起こるとされている、世界を焼き尽くしてしまう大火災のこと”の意味。【香気】◎:こうき×:かき香気は”良い匂(にお)い。香りのこと”の意味。【交誼】◎:こうぎ×:こうせん交誼は”友人としての親しい付き合いのこと”の意味。【剛毅】◎:ごうき×:ごうこく剛毅は”意思がしっかりしていて、物事に屈しないこと”の意味。【恒久】◎:こうきゅう×:たんきゅう恒久は”いつまでも変わらずに続くこと”の意味。【号泣】◎:ごうきゅう×:ごうなき号泣は”大声をあげて泣くこと”の意味。【口腔】◎:こうくう(慣)△:こうこう(本)口腔は”口から喉(のど)までの間の空間のこと”の意味。【好々爺(好好爺)】◎:こうこうや×:すきすきじい好々爺(好好爺)は”優しく人の良いお爺(じい)さんのこと”の意味。【神々しい(神神しい)】◎:こうごうしい×:かみがみしい神々しい(神神しい)は”厳(おごそ)かで、気高(けだか)い感じのこと”の意味。【号哭】◎:ごうこく×:ごうき号哭は”大声で泣き叫ぶこと”の意味。【黄砂】◎:こうさ×:おうさ黄砂は”黄色い砂のこと/中国大陸北西部で、黄色い砂が強風で吹き上げられて、空を覆い下降する現象のこと”の意味。後者の意味である黄砂という現象は、3月~5月頃に多く、吹き上げられた砂が日本にまで及ぶこともあります。【交錯】◎:こうさく×:こうしゃく交錯は”いくつかのものが入り混じること”の意味。【格子】◎:こうし×:かくし※上は格子の写真格子は”細い木や竹などを、碁盤(ごばん)の目のように組み合わせて作った建具(たてぐ)のこと”の意味。格子は、主に戸や窓などに用いられます。【控除】◎:こうじょ×:くうじょ控除は”計算の対象から金額・数量などを差し引くこと”の意味。控除という言葉は、特に税金の計算のときに、課税対象(税金がかかる対象)から除外するときに用いられることが多いです。【強情】◎:ごうじょう×:きょうじょう強情は”意地を張って、なかなか自分の考えを変えないこと。また、そのさま”の意味。【洪水】◎:こうずい×:きょうすい洪水は”大雨などで河川の水量が急激に増加すること”の意味。【好事家】◎:こうずか×:こうじか好事家は”変わった物事に興味を持つ人。物好きな人のこと/風流を好む人のこと”の意味。【巧拙】◎:こうせつ×:こうしゅつ巧拙は”物事の巧(たく)みなことと、拙(つたな)いこと。上手と下手”の意味。【口舌】◎:こうぜつ○:くぜつ「こうぜつ」と読むと”口先だけの物言いや言葉のこと”の意味。「くぜつ」と読むと”言い争い。特に痴話げんかのこと”の意味。【光沢】◎:こうたく×:こうさわ光沢は”物の表面が光を受けて発する輝き・艶(つや)のこと”の意味。【強奪】◎:ごうだつ△:きょうだつ強奪は”暴力・脅迫などで、強引(ごういん)に奪い取ること”の意味。【巧緻】◎:こうち×:こうし巧緻は”精巧で緻密(ちみつ)なこと。細部にわたって良くできていること”の意味。【膠着】◎:こうちゃく×:もんちゃく「もんちゃく」というのは、”悶着”と書き表されるため注意が必要です。膠着は”粘りつくこと。しっかりくっついて離れないこと/ある状態が固定して動きがなくなること”の意味。【更迭】◎:こうてつ×:こうそう更迭は”ある地位・役目の人が代わること。また、代えること”の意味。【香典】◎:こうでん×:かてん、こうてん香典は”死者の霊前に香の代わりとして供える金銭のこと”の意味。【格天井】◎:ごうてんじょう×:かくてんじょう※上は格天井の写真格天井は”木を格子(こうし)のように組んで、それに板を張った天井のこと”の意味。【降灰】◎:こうはい○:こうかい降灰は”火山の噴火によって、地上に火山灰が降ること。また、その灰のこと”の意味。【業腹】◎:ごうはら×:ぎょうはら業腹は”非常に腹の立つこと”の意味。【鋼板】◎:こうはん△:こうばん鋼板は”圧延機にかけて板状に引き延ばした鋼鉄のこと”の意味。厚さ3ミリメートル以上のものを「厚板(あついた)」、3ミリメートル未満のものを「薄板(うすいた)」と言います。【口吻】◎:こうふん×:こうそう、こうぶつ口吻は”口さき。口元のこと/口ぶり。話しぶりのこと”の意味。一般的には後者の意味で使われることが多いです。【首を回らす】◎:こうべをめぐらす×:くびをまわらす首を回らすは、「頭を回らす(こうべをめぐらす)」(どちらも意味は同じ)とも書き表されます。首を回らすは”後ろを振り返って見ること/過去を振り返ること”の意味。【高邁】◎:こうまい×:こうまん「こうまん」というのは、”高慢”と書き表されるため注意が必要です。高邁は”心が優れていて、気高(けだか)いこと。また、そのさま”の意味。【劫末】◎:ごうまつ△:こうまつ×:きゃくまつ劫末は”この世の終わりのこと”の意味。【光明】◎:こうみょう△:こうめい光明は”明るい光のこと/苦しい状態の中での、明るい見通しのこと/仏の心身から発する光のこと”の意味。【強力犯】◎:ごうりきはん×:きょうりょくはん強力犯は”暴力・脅迫を手段とする犯罪のこと”の意味。例えば、殺人罪・傷害罪・強盗罪などが挙げられます。【綱領】◎:こうりょう×:もうりょう綱領は”物事の重要なところ/政党・団体などの主義・主張・活動の目的や方針などを示したもの”の意味。一般的には後者の意味で使われることが多いです。【氷枕】◎:こおりまくら○:ひょうちん氷枕は”頭部を冷やすために、氷を入れた枕のこと”の意味。【戸外】◎:こがい×:とがい戸外は”家の外のこと”の意味。【木陰】◎:こかげ×:きかげ木陰は”木の下の日光や雨の当たらない所のこと”の意味。【互換性】◎:ごかんせい×:こうかんせい互換性は”機械の部品や、コンピューターのソフトウェアが異なる機種の間で共通して使用できること”の意味。【小気味】◎:こきみ×:しょうきみ小気味は”気味(きみ)を強めて言う語のこと”の意味。気味というのは、”心身に感じる、快・不快の感じのこと”を意味します。【故郷】◎:こきょう○:ふるさと「こきょう」と読むと”生まれ育った土地のこと”の意味。「ふるさと」と読むと”生まれ育った土地のこと/精神的なよりどころのこと/かつて住んだことのある土地。馴染み深い土地のこと”の意味。【虚空】◎:こくう△:きょくう「こくう」と読むと”何もない空間のこと/架空(かくう)のこと”の意味。「きょくう」と読むと”架空のこと”の意味。【国債】◎:こくさい×:こくせき国債は”国が資金の不足を賄(まかな)うために発行する債券(さいけん)のこと”の意味。債権というのは、”財産権のひとつで、ある人(債権者)が他の人(債務者)に対して、一定の行為(給付)を請求し、これを実行させることを内容とする権利のこと”です。つまりお金の貸し借りを例にすると、お金を貸した人(債権者)が借りた人(債務者)に対して、そのお金の返還を請求する権利のことを指します。【極彩色】◎:ごくさいしき×:ごくさいしょく、きょくさいしょく極彩色は”非常に華やかな色どりのこと”の意味。【酷似】◎:こくじ×:こくに酷似は”区別ができないほどよく似ていること”の意味。【極上】◎:ごくじょう×:きょくじょう極上は”極めて上等なこと。また、その物のこと/最も優れていること。また、その物のこと”の意味。【石高】◎:こくだか△:いしだか「こくだか」と読むと”米穀(べいこく)の収穫量のこと/近世において、土地生産高を米の量に換算して表示したもの”の意味。一石(いっこく)というのは、”大人一人が一年に食べる米の量”に相当します。「いしだか」と読むと”道路に石が多く、凸凹(でこぼこ)なこと”の意味。【極道】◎:ごくどう×:きょくどう極道は”悪事や酒色・博打(ばくち)にふけること。また、そのような人のこと/素行の悪い人を罵(ののし)って言う語のこと”の意味。極道というのは、本来は上記のような意味になりますが、ヤクザと同じ意味として使われることも多いです。【極貧】◎:ごくひん×:きょくひん極貧は”極めて貧乏(びんぼう)であること。また、そのさま”の意味。【極太】◎:ごくぶと×:きょくた、きょくぶと極太は”極めて太いこと”の意味。【極稀】◎:ごくまれ×:きょくまれ極稀は”数や頻度(ひんど)が極めて少ないさま。とても珍しいさま”の意味。【克明】◎:こくめい×:かつめい克明は”細かい点まではっきりとさせること/真面目で正直なこと”の意味。【虚仮】◎:こけ×:きょか虚仮は”内心と外見とが一致しないこと/愚かなこと。馬鹿”の意味。【小芥子】◎:こけし×:しょうかいし※上は小芥子の写真小芥子は”東北地方特産の郷土人形のこと”の意味。木地(きじ)を轆轤(ろくろ)で挽(ひ)いた円筒状の胴に丸い頭を付けて、女の子の顔を書き、胴に赤・青・黄などで彩色した木製の人形です。轆轤というのは”回転運動を利用する装置のこと”で、小芥子を轆轤に固定して、小芥子を轆轤で回転させながら削っていきます。【転ける】◎:こける×:ころける転けるは”転ぶこと。倒れること/映画や芝居(しばい)などの興行が当たらないまま終わること”の意味。後者の意味は、つまり”客の入りが悪いこと”を意味しています。【此処】◎:ここ×:こしょ此処は”自分のいる所・場面のこと/いま述べている場所・事態のこと/今を関心の中心とした、ある時間のこと”の意味。【戸口】◎:ここう、とぐち×:こぐち「ここう」と読むと”戸数(こすう)と人口のこと”の意味。戸口(ここう)という言葉は「戸口調査(ここうちょうさ)」と用いられることが多いです。「とぐち」と読むと”建物の出入り口のこと”の意味。【小言】◎:こごと×:しょうげん小言は”文句。不満。苦情のこと/細かいことをいちいち取り立てて叱(しか)ること。また、その言葉のこと”の意味。【心根】◎:こころね△:しんこん心根は”心の奥底。本性のこと”の意味。【巨細】◎:こさい△:きょさい巨細は”大きなことと小さなこと/細かく詳しいこと。また、そのさま”の意味。【古刹】◎:こさつ×:こせつ古刹は”由緒(ゆいしょ)のある古い寺のこと”の意味。【小雨】◎:こさめ△:こあめ、しょうう小雨は”少し降る雨。小降りの雨のこと”の意味。【古参】◎:こさん×:こざん古参は”古くからその職場・団体や仲間に属していること。また、その人のこと”の意味。【誇示】◎:こじ×:こし誇示は”自慢して見せること”の意味。【孤児】◎:こじ○:みなしご孤児は”両親のいない子供のこと”の意味。【乞食】◎:こじき△:こうじき×:こうしょく「こじき」と読むと”食べ物や金銭を恵んでもらって生活すること。また、そういう人のこと”の意味。「こうじき」と読むと”こじきの別名のこと/僧が人家の門に立ち、食べ物を乞(こ)い求めること”の意味。【固執】◎:こしつ(慣)△:こしゅう(本)固執は”自分の意見を主張して曲げないこと”の意味。【小姑】◎:こじゅうと○:こじゅうとめ△:しょうこ「こじゅうと」「こじゅうとめ」と読むと”配偶者の姉妹。夫や妻の姉妹のこと”の意味。ちなみに小舅(こじゅうと)は”配偶者の兄弟。夫や妻の兄弟のこと”を意味する言葉です。なので一般的には小姑は「こじゅうと」と読まれることが多いですが、これらを区別したいときは小舅は「こじゅうと」、小姑は「こじゅうとめ」と読むのが良いでしょう。「しょうこ」と読むと”配偶者の妹。夫や妻の妹のこと”の意味。【互助】◎:ごじょ×:こうじょ互助は”互いに助け合うこと”の意味。【後生】◎:ごしょう△:こうせい「ごしょう」と読むと”死後に生まれ変わる所のこと/死後に極楽に生まれ変わること/人に哀願(あいがん)するときに用いる語のこと”の意味。例えば”人に哀願するときに用いる語のこと”は、「後生(ごしょう)だから助けてください」のように用いられます。「こうせい」と読むと”後から生まれてくる人のこと”の意味。【御神火】◎:ごじんか△:ごしんか御神火は”火山を神聖なものと扱って、その噴火・噴煙を神聖視していう語のこと”の意味。【牛頭】◎:ごず×:ぎゅうとう※上は牛頭と馬頭の写真牛頭は”地獄にいるとされる、頭が牛で、首から下が人間の姿をしている獄卒のこと”の意味。そして牛頭の他に、地獄にいるとされる、頭が馬で、首から下が人間の姿をしている獄卒のことを「馬頭(めず)」と言います。【秋桜】◎:コスモス○:あきざくら秋桜は”キク科の一年草のこと”の意味。【挙って】◎:こぞって×:きょって挙っては”一人残らず。全員で”の意味。【木立】◎:こだち×:もくりつ木立は”群がって生えている木々のこと”の意味。【炬燵】◎:こたつ×:きょたつ「こたつ」は炬燵の他に”火燵”と書き表されることもあります。炬燵は”櫓(やぐら)の中に熱源を入れ、布団(ふとん)をかけて暖をとる器具のこと”の意味。櫓というのは、”炬燵の、布団をかけるための四角い枠のこと”などの意味があります。【戸建て】◎:こだて×:とだて戸建ては”(集合住宅に対して)一戸単位で独立して建っている家のこと”の意味。【木霊】◎:こだま×:もくれい木霊は”樹木に宿る精霊のこと/声や音が山や谷などに反響すること。また、その声や音のこと。山彦(やまびこ)”の意味。【東風】◎:こち△:とうふう東風は”東の方から吹く風のこと。春風のこと”の意味。【酷寒】◎:こっかん△:こくかん酷寒は”厳しい寒さのこと”の意味。【極寒】◎:ごっかん△:きょっかん極寒は”極めて寒いこと”の意味。【忽然】◎:こつぜん△:こつねん×:そうぜん忽然は”物事の出現・消失が急なさま。突然”の意味。【骨密度】◎:こつみつど×:ほねみつど骨密度は”一定体積の骨に含まれる、カルシウム・マグネシウムなどのミネラル成分の量のこと”の意味。【後手】◎:ごて×:こうしゅ後手は”敵に先を越されて受身になること/囲碁・将棋で後から打つこと。また、後から打つ人のこと”の意味。【殊更】◎:ことさら×:しゅこう殊更は”わざと。わざわざ/とりわけ。特に”の意味。【言霊】◎:ことだま×:げんれい言霊は”言葉に宿っている不思議な力のこと”の意味。【言伝】◎:ことづて×:げんでん言伝は”伝えたい言葉を他の人に取り次いでもらうこと。また、その言葉。伝言のこと/ひとづてに伝え聞くこと。また、その伝え聞いた話。伝聞のこと”の意味。【小波】◎:こなみ、さざなみ△:しょうは「こなみ」「しょうは」と読むと”小さな波のこと”の意味。「さざなみ」と読むと”小さな波のこと/心の小さな動揺のこと/小さな争い・不和のこと”の意味。【小人数】◎:こにんずう×:しょうにんずう小人数は”人数が少ないこと。また、わずかな人数のこと”の意味。【木の葉】◎:このは△:きのは木の葉は”樹木の葉のこと”の意味。【小話】◎:こばなし△:しょうわ「こばなし」と読むと”気の利いた短い話。ごく短い洒落(しゃれ)た笑い話のこと”の意味。「しょうわ」と読むと”ちょっとした短い話のこと”の意味。【誤謬】◎:ごびゅう×:ごひょう誤謬は”誤り。間違いのこと”の意味。【小兵】◎:こひょう△:しょうへい「こひょう」と読むと”体つきの小さいこと。小柄/弓を引く力が弱いこと。また、その人のこと”の意味。「しょうへい」と読むと”少人数の兵のこと”の意味。【昆布茶】◎:こぶちゃ○:こんぶちゃ昆布茶は”昆布を細かく刻んだり、粉末にしたものに熱湯を注いだ飲料のこと”の意味。ちなみに日高昆布・利尻昆布・羅臼昆布・とろろ昆布・酢昆布など、語尾に昆布が付いているものは一般的に「こんぶ」と読まれることが多いです。反対に昆布巻・昆布茶・梅昆布茶・昆布締めなどのように、昆布の後に言葉が続く場合は一般的に「こぶ」と読まれることが多いです。このように昆布が語尾に付くかどうかで、「こぶ」「こんぶ」のどちらで読むのかを判断するのが良いでしょう。【牛蒡】◎:ごぼう×:ぎゅうぼう牛蒡は”キク科の二年草のこと”の意味。根は地中に長く垂直に伸び、根の部分を食用としています。【独楽】◎:こま△:どくらく「こま」と読むと”木や金属などでできた、厚みのある円形の胴の中心に心棒を通した玩具(おもちゃ)のこと”の意味。「どくらく」と読むと”こまの別名のこと/ひとりで楽しむこと”の意味。【胡麻】◎:ごま×:こま胡麻は”ゴマ科の一年草のこと。また、その種子のこと”の意味。私たちが日常的に食べている胡麻というのは、「種子の部分」になります。【古文書】◎:こもんじょ△:こぶんしょ古文書は”歴史を知るための史料となる古い文書のこと”の意味。【御用達】◎:ごようたし(本)△:ごようたつ(慣)御用達は”宮中・官庁に物品を納めること。またそれを納める商人のこと/よく使うこと。お気に入り”の意味。【御利益】◎:ごりやく×:ごりえき御利益は”神仏から与えられる恵みのこと”の意味。【五輪】◎:ごりん○:オリンピック「ごりん」と読むと”オリンピックの別名のこと/五輪旗(ごりんき)のマークのこと”の意味。五輪旗のマークというのは、白地に、向かって左から青・黄・黒・緑・赤の順に、五大陸を象徴する五つの輪がW形(上に3つ、下に2つ)に組み合わせてあるマークのことです。(五大陸=ユーラシア大陸・アフリカ大陸・北アメリカ大陸・南アメリカ大陸・オーストラリア大陸)このマークは「WORLD(世界)」の頭文字を取ってW形となっていて、輪に上記の色が使われている理由は、”下地の白に青・黄・黒・緑・赤の6色で、世界の国旗のほとんどを描くことができるから”という説などがあります。「オリンピック」と読むと”4年に1度開催される、世界的なスポーツの祭典のこと”の意味。ちなみに「オリンピック=競技者は健常者が中心」であるのに対して、「パラリンピック=競技者は特定の障がいがある人が中心」となって行われる国際的なスポーツの祭典になります。どちらも基本的には4年に1度の周期で行われています。【破落戸】◎:ごろつき○:ならずもの×:はらくど破落戸は”定職がなく、ゆすりなどの悪事をして暮らす者のこと”の意味。【声色】◎:こわいろ△:せいしょく×:こえいろ「こわいろ」と読むと”声の調子や感じのこと/他人、芸能人の声や口調を真似すること”の意味。「せいしょく」と読むと”声と顔色のこと/音楽の楽しみと女色のこと”の意味。【声高】◎:こわだか×:こえだか声高は”声を強く大きく出すこと”の意味。【小童】◎:こわっぱ△:こわらべ、こわらわ、しょうどう「こわっぱ」と読むと”子供、年少者を罵(ののし)っていう語のこと”の意味。「こわらべ」「こわらわ」「しょうどう」と読むと”子供、年少者のこと”の意味。【声音】◎:こわね△:せいおん「こわね」と読むと”声から受ける様子・感じのこと”の意味。「せいおん」と読むと”声。音声のこと”の意味。【強面】◎:こわもて△:こわおもて強面は”恐ろしい顔つきのこと/強硬(きょうこう)な態度のこと”の意味。強硬は”意思が強くて簡単には妥協や屈服をしないさま”という意味なので、「強硬な態度」というのは”強い意志を持った態度のこと”を意味します。【権化】◎:ごんげ×:けんか権化は”神仏が人々を救うために仮の姿でこの世に現れること/性質・観念などが人間の形をして現れたかと思われる人のこと”の意味。【今昔】◎:こんじゃく△:こんせき今昔は”今と昔のこと”の意味。【今生】◎:こんじょう×:こんせい今生は”この世に生きている間のこと”の意味。【言上】◎:ごんじょう×:げんじょう言上は”目上の人に申し上げること”の意味。【渾身】◎:こんしん×:きしん渾身は”からだ全体のこと”の意味。【今夕】◎:こんせき△:こんゆう今夕は”今日の夕方のこと”の意味。【献立】◎:こんだて×:けんりつ献立は”料理の種類・順序などのこと”の意味。【建立】◎:こんりゅう△:けんりつ「こんりゅう」と読むと”寺院・堂塔(どうとう)などを建設すること”の意味。寺院・堂塔を建設するときは、「こんりゅう」が用いられることがほとんどで、それ以外の場合は”建設”が用いられることが多いです。「けんりつ」と読むと”建設すること”の意味。↓サ行~【最奥部】◎:さいおうぶ×:さいおくぶ最奥部は”奥行きのある構造の最も奥まった部分のこと”の意味。【最大手】◎:さいおおて×:さいだいしゅ最大手は”同じ分野の市場において、最も大きな経営規模や売り上げなどがある会社のこと”の意味。【細工】◎:さいく×:さいこう細工は”手先を使って細かい物を作ること。また、作られた物のこと/事実をごまかしたり細かな工夫をしたりすること。また、その企みのこと”の意味。【最期】◎:さいご×:さいき最期は”命の終わるとき。死に際のこと”の意味。【在郷】◎:ざいごう△:ざいきょう「ざいごう」と読むと”郷里にいること/都会から離れた地方。田舎(いなか)のこと”の意味。郷里というのは、”生まれ育った土地。故郷のこと”です。「ざいきょう」と読むと”郷里にいること”の意味。【賽子】◎:サイコロ×:さいし賽子は”双六(すごろく)・博打(ばくち)などで用いられ、小さい立方体の各面に1から6までの目を記したもの”の意味。ちなみに賽子の目の数は、必ず反対側の面に記されている目と合わせて「7」になるように記されています。なので1の目の反対側の面には6の目が記されていて、3の目の反対側の面には4の目が記されています。【幸先】◎:さいさき×:こうせん幸先は”良いことが起こる前兆のこと/物事を始めるときの前兆のこと”の意味。【祭祀】◎:さいし×:さいひ祭祀は”神々や祖先などを祭ること”の意味。【彩色】◎:さいしき△:さいしょく彩色は”物に色を付けること”の意味。【宰相】◎:さいしょう×:さいそう宰相は”総理大臣。首相のこと/参議の唐名(からな)のこと”の意味。唐名というのは、”中国風の名称。または中国における名称のこと”です。【最善手】◎:さいぜんしゅ×:さいぜんて最善手は”その局面において、最も良い手。勝つための最善の手のこと”の意味。【在中】◎:ざいちゅう×:ざいじゅう「ざいじゅう」というのは、”在住”と書き表されるため注意が必要です。在中は”中にその物が入っていること”の意味。【罪人】◎:ざいにん○:つみびと罪人は”罪を犯した者のこと”の意味。【債務】◎:さいむ×:せきむ債務は”特定の人に対して給付する義務のこと”の意味。この特定の人に対して給付する義務がある人を「債務者(さいむしゃ)」と言い、特定の人に対して給付を請求する権利を持つ人を「債権者(さいけんしゃ)」と言います。例えばAさんがBさんからお金を借りたとすると、AさんはBさんに後でお金を返さなければいけません。ここでAさんはお金を返す義務が発生するため”Aさん=債務者”となり、Bさんはお金を返してもらう権利が発生するため”Bさん=債権者”となるわけです。【酒蔵】◎:さかぐら×:しゅぞう「しゅぞう」というのは、”酒造”と書き表されるため注意が必要です。酒蔵は”酒を醸造(じょうぞう)、また貯蔵しておくための蔵のこと”の意味。【逆子】◎:さかご×:ぎゃくし逆子は”母胎内(ぼたいない)で胎児(たいじ)の姿勢が、正常の場合と逆になっているもののこと”の意味。正常な場合であれば、母胎内では胎児の頭が下になりますが、逆子の場合は母胎内で胎児の頭が上になっています。【酒樽】◎:さかだる×:さけだる酒樽は”酒を入れておくための樽のこと”の意味。【逆手】◎:さかて△:ぎゃくて「さかて」と読むと”普通の持ち方と向きを逆に持つこと/相手の攻撃などを利用してやり返すこと”の意味。「ぎゃくて」と読むと”相手の関節を逆に曲げること。また、その技のこと/普通の持ち方と向きを逆に持つこと/相手の攻撃などを利用してやり返すこと”の意味。【先物】◎:さきもの×:せんぶつ先物は”将来の約束の日時に商品の受け渡しと、代金の決済を行う売買契約をした銘柄のこと”の意味。【防人】◎:さきもり△:ぼうじん「さきもり」と読むと”昔に筑紫(つくし)・壱岐(いき)・対馬(つしま)など北九州の防備に当たった兵士のこと”の意味。「ぼうじん」と読むと”さきもりの別名のこと/昔の中国唐の時代に、辺境の防備に当たった兵士のこと”の意味。【割く】◎:さく×:わりく割くは”刃物で切り開くこと/親しい関係にある者どうしを無理に離すこと/一部を分けて他の用途に充(あ)てること”の意味。【酢酸】◎:さくさん×:すさん酢酸は”酢の主成分として知られる有機化合物のこと”の意味。酢酸は「C2H4O2」の化学式で表され、”強い酸味と刺激臭を持つ無色透明の液体”です。【鑿井】◎:さくせい×:さくい鑿井は”石油や地下水などの採取するために地中に穴を掘ること。ボーリング”の意味。【搾乳】◎:さくにゅう×:さいにゅう搾乳は”乳を搾(しぼ)ること”の意味。【索莫】◎:さくばく×:さくぼう索莫は”心を満たすものがなく、もの寂しく感じるさま”の意味。【石榴(柘榴)】◎:ざくろ×:せきりゅう※上は石榴(柘榴)の写真石榴(柘榴)は”ザクロ科の落葉高木のこと。また、その果実のこと”の意味。【雑魚】◎:ざこ△:じゃこ雑魚は”雑多な種類の入り混じった小魚(こざかな)。また、小魚のこと/大したことのない人のこと”の意味。【細雪】◎:ささめゆき×:さいせつ細雪は”細(こま)かに降る雪のこと。まばらに降る雪のこと”の意味。【細石】◎:さざれいし△:さいせき細石は”細かい石。小石のこと”の意味。【山茶花】◎:サザンカ△:さんちゃか山茶花は”ツバキ科の常緑小高木のこと”の意味。【挿絵】◎:さしえ×:そうえ挿絵は”新聞・雑誌・書籍などの文章の中に入れる、内容に関係のある絵のこと”の意味。【桟敷】◎:さじき△:さんじき×:せんじき桟敷は”祭りなどを見るため、地面よりも高く作った見物席のこと”の意味。【刺子】◎:さしこ×:しし※上は刺子の写真刺子は”綿布を重ね合わせ、一面に細かく刺し縫(ぬ)いをすること。また、そのようにして縫われたもののこと”の意味。刺子は非常に丈夫で、柔道着・剣道着・消防服などに用いられています。【指図】◎:さしず×:しず指図は”方法や手順などを人に指示してさせること”の意味。【砂州】◎:さす△:さしゅう砂州は”沿岸流によって運ばれた砂礫(されき)が、湾口(わんこう)の一方の端から対岸まで細長く堆積(たいせき)してできた地形のこと”の意味。砂礫というのは”砂と小石のこと”で、砂州によって隔(へだ)たれた水域のことを「潟湖(せきこ)」または「ラグーン」と呼びます。【座主】◎:ざす×:ざしゅ座主は”寺を取り仕切る最高位の僧のこと/延暦寺(えんりゃくじ)の長のこと”の意味。【流石】◎:さすが×:りゅうせき流石は下記のような意味です。世間の評判通り。予想された通りあることを認めはするが、特定の条件下では、それと相反する感情を抱くさま予想・評判を認めながらも、やはりそうはいかないと否定する意実力のあるものが、その評価通りにならなかった意流石を用いた例文としては、「味は良いが、毎回同じだと流石に飽きる」や、「強気の彼も流石に言い出しにくそうだ」のような使い方で用いられています。前者の例文は「あることを認めはするが、特定の条件下では、それと相反(あいはん)する感情を抱くさま」の意味で、後者の例文は「予想・評判を認めながらも、やはりそうはいかないと否定する意」の意味になります。【流離】◎:さすらい△:りゅうり「さすらい」と読むと”あてもなく彷徨(さまよ)うこと”の意味。「りゅうり」と読むと”故郷を離れてあちこちを彷徨い歩くこと”の意味。【左遷】◎:させん×:さかん左遷は”低い地位・官職に落とすこと”の意味。【早速】◎:さっそく△:さそく、そうそく早速は”対応が早いこと。すぐさま”の意味。【札片】◎:さつびら×:さつへん札片は”紙幣のこと”の意味。【茶道】◎:さどう(慣)○:ちゃどう(本)茶道は”湯を沸かし、茶を点(た)て、茶をふるまう行為。また、その様式のこと”の意味。【諭す】◎:さとす△:ゆす諭すは”道理を言い聞かせて教え導くこと”の意味。諭すは、主に目下の者に対して使われます。【早苗】◎:さなえ×:そうみょう、そうびょう早苗は”稲の若い苗(なえ)のこと”の意味。早苗は”苗代(なわしろ)から田んぼへ移し植える頃の若い苗のこと”で、苗代というのは”田植えができる大きさまで苗を育てるための場所”になります。【寂しい】◎:さびしい△:さみしい寂しいは”仲間や相手になる人がいなくて心細いこと/心が満たされず、物足りない気持ちであること/人の気配がなくて、ひっそりとしていること”の意味。【座布団】◎:ざぶとん×:ざふだん座布団は”座るとき下に敷く布団(ふとん)のこと”の意味。【仙人掌】◎:サボテン△:せんにんしょう仙人掌は”サボテン科の常緑多年草の総称のこと”の意味。【然程】◎:さほど×:ぜんてい然程は”(下に打消しの語を伴って)それほど。そんなに。大して”の意味。【些末】◎:さまつ×:しまつ「さまつ」というのは些末の他に、”瑣末”と書き表されることもあります。些末は”それほど重要でない小さなこと。取るに足らないこと”の意味。【彷徨う】◎:さまよう×:ほうこうう彷徨うは”あてもなく歩くこと/ある場所や状態にとどまらないで動くこと”の意味。【五月雨】◎:さみだれ△:さつきあめ「さみだれ」と読むと”梅雨(つゆ)の別名のこと/途切れがちに繰り返すこと”の意味。梅雨というのは、”5月末~7月頃にかけて曇りや雨の日が多くなる時期のこと”です。「さつきあめ」と読むと”梅雨の別名のこと”の意味。【作務衣】◎:さむえ×:さむい作務衣は”寺院の僧侶が作務(さむ)と呼ばれる日常の労務(薪割り、掃除など)を行うときに着る衣のこと”の意味。いま現在では作務衣は特に僧侶だけが着ている服というわけではなく、居酒屋・焼き鳥屋などでも店員さんが着ているのをよく見かけます。ですので単純に作業着として使用されている場合も多いです。【白湯】◎:さゆ○:パイタン△:しらゆ、はくとう「さゆ」「しらゆ」と読むと”何も混ぜていない、水を沸かしただけのお湯のこと”の意味。「パイタン」と読むと”豚骨・鶏ガラなどを煮込んで作る、白く濁ったスープのこと”の意味。「はくとう」と読むと”何も混ぜていない、水を沸かしただけのお湯のこと/薬湯に対して普通の浴湯のこと”の意味。【百日紅】◎:さるすべり△:ひゃくじつこう百日紅は”ミソハギ科の落葉高木のこと”の意味。【戯言】◎:ざれごと○:たわごと△:ぎげん戯言は”ふざけて言う言葉のこと”の意味。【茶話会】◎:さわかい△:ちゃわかい茶話会は”茶を飲み、菓子を食べながら、くつろいで話し合う会のこと”の意味。【皿鉢】◎:さわち△:さらばち、さはち皿鉢は”浅い大形の磁器の鉢(はち)のこと”の意味。※上は皿鉢料理の写真皿鉢と言えば、「皿鉢料理(さわちりょうり)」が有名ですが、この皿鉢料理というのは”多くの種類の魚介・野菜などを大皿に盛り合わせた料理のこと”です。皿鉢料理は高知県の代表的な郷土料理で、主に宴会用に出されます。【障る】◎:さわる×:しょうる障るは”邪魔になる。妨(さまた)げとなる/体に悪い影響を及ぼすこと/ある感覚器官で嫌なものとして受け取られること”の意味。【傘下】◎:さんか×:かさした傘下は”大きな力を持つ人や組織に属して、支配・庇護(ひご)などを受ける立場にあること”の意味。庇護というのは、”庇(かば)い守ること”を意味します。【参画】◎:さんかく×:さんが参画は”物事の計画に加わること”の意味。【山間】◎:さんかん○:やまあい△:やまま山間は”山と山の間のこと”の意味。【産気】◎:さんけ×:さんき産気は”子供が生まれそうな様子。出産の気配(けはい)のこと”の意味。【散華】◎:さんげ×:さんか散華は”花をまいて仏を供養(くよう)すること/法会(ほうえ)の儀式で、蓮(ハス)の花びらをかたどった紙をまき散らして仏を供養すること/(花を散らす意から)戦死すること”の意味。法会というのは、”死者の追善供養(ついぜんくよう)のこと”などを意味します。【懺悔】◎:ざんげ×:ざんぶ懺悔は”自分の過去の罪悪を神仏や人に告白して、悔(く)い改めること”の意味。【参詣】◎:さんけい×:さんし参詣は”神社や寺にお参りすること”の意味。【三叉路】◎:さんさろ×:さんしゃろ三叉路は”道が3つに分かれている所のこと”の意味。【残滓】◎:ざんし(本)△:ざんさい(慣)残滓は”残りかすのこと/残っている前時代の名残(なごり)のこと”の意味。【暫時】◎:ざんじ×:ぜんじ「ぜんじ」というのは、”漸次”と書き表されるため注意が必要です。暫時は”しばらく。少しの間のこと”の意味。「しばらく」という言葉は”短時間・長時間”の両方の意味を持っていますが、暫時の場合には長時間としての意味ではなく、短時間の意味が用いられます。【三省】◎:さんせい△:さんしょう三省は”1日に何度も自分の言動を振り返ってみて、反省し、自らを戒(いまし)めること”の意味。【讒訴】◎:ざんそ×:めんそ讒訴は”他人を陥(おとしい)れる目的で、事実を曲げて言いつけること/陰で人の悪口を言うこと”の意味。【残存】◎:ざんぞん○:ざんそん残存は”なくならないで残っていること”の意味。【参内】◎:さんだい×:さんない参内は”宮中(特に皇居の中)に行くこと”の意味。皇居のことを別名で「内裏(だいり)」とも言い、内裏に参上するため「参内(さんだい)」と言います。【桟橋】◎:さんばし△:さんきょう×:せんばし「さんばし」と読むと”貨物の積み下ろし、船客の乗降のために水上に突き出した構造物のこと”の意味。「さんきょう」と読むと”さんばしの別名のこと/谷を横切って高く架けた橋のこと”の意味。【秋刀魚】◎:さんま×:しゅうとうぎょ秋刀魚は”ダツ目サンマ科の海水魚のこと”の意味。秋刀魚の背面は青緑色、腹面は銀白色をしていて、一般的に塩焼きなどにして食べられています。ちなみに漢字で「秋刀魚」と書き表される由来としては、形や色が刀に似ていて、秋に収獲できる刀のような魚ということからきています。【山野】◎:さんや×:やまの山野は”山と野原のこと”の意味。【山麓】◎:さんろく×:さんれい山麓は”山の麓(ふもと)のこと”の意味。麓というのは”下の方の部分のこと”を指しているので、山麓は”山の下の方の標高が緩やかに増加し始める部分のこと”を指します。【示威】◎:じい△:しい示威は”威力や気勢を他に示すこと”の意味。【弑逆】◎:しいぎゃく(慣)○:しぎゃく(本)×:さつぎゃく弑逆は”主君や親を殺すこと”の意味。【虐げる】◎:しいたげる×:さまたげる虐げるは”惨(むご)い扱いをして苦しめること”の意味。惨いというのは、”見るに堪(た)えないほど痛ましいこと/思いやりがないこと”の意味です。【恣意的】◎:しいてき×:じいてき恣意的は”特に考えがなく、そのときの思い付きで行動するさま”の意味。【強いる】◎:しいる×:きょういる強いるは”相手の気持ちを無視して無理にやらせること”の意味。【子音】◎:しいん△:しおん子音は”単音の分類のひとつ”の意味。単音というのは、”音を分解したときに得られる最小の単位のこと”で、大きく分けると子音と母音によって単音が構成されています。日本語には子音と母音(ぼいん)が存在していますが、母音は「あ・い・う・え・お」のことで、子音は「それ以外の音」のことを指します。【使役】◎:しえき×:しやく使役は”人を使うこと。働かせること/他に動作・作用をさせる意を表す言い方のこと”の意味。【私怨】◎:しえん×:しおん私怨は”個人的な恨みのこと”の意味。【潮騒】◎:しおさい×:ちょうそう潮騒は”潮が満ちてくるときの波の音のこと”の意味。【潮路】◎:しおじ×:しおろ、ちょうろ潮路は”潮の満ちたり引いたりする道筋のこと/海上の航路のこと”の意味。【刺客】◎:しかく△:しきゃく刺客は”暗殺を行う人のこと”の意味。【地金】◎:じがね△:じきん×:ちきん地金は”メッキの下地や、加工の材料となる金属のこと/生まれつきの性質。本性のこと”の意味。後者の意味である”生まれつきの性質。本性のこと”は、主に悪い意味で使われることが多いです。【直飲み】◎:じかのみ×:ちょくのみ直飲みは”器を使わずに飲むこと”の意味。【直火】◎:じかび×:ちょくび直火は”料理などで材料に直接火を当てて、焼いたり加工したりすること。また、その火のこと”の意味。鍋やフライパンなどを用いて食材を調理するときは、調理器具へと火からの熱が伝わって、その熱が器具を通じて食材にも伝わります。金網などの上に材料を置いて火で焼いた場合は、金網の隙間から火が材料に直接当たって焼けることになります。なので鍋やフライパンで焼いたりしたときは直火ではないですが、金網の上で材料を焼いた場合には直火という扱いになります。【弛緩】◎:しかん×:やかん弛緩は”緩(ゆる)むこと。だらしなくなること”の意味。【死期】◎:しき△:しご死期は”死ぬとき。命が尽きるときのこと”の意味。死期は「しご」と読むこともできますが、一般的には「しき」は”死期”、「しご」は”死後”と表記されることがほとんどです。【時宜】◎:じぎ×:じせん時宜は”ちょうど良い時期や状況のこと/その時に合った挨拶(あいさつ)のこと”の意味。【敷石】◎:しきいし×:ふせき「ふせき」というのは、”布石”と書き表されるため注意が必要です。敷石は”道路や庭などに敷き並べた平らな石のこと”の意味。【直参】◎:じきさん×:ちょくさん直参は”主君に直接仕える者のこと/江戸時代、将軍家に直属した一万石(いちまんごく)未満の武士のこと/ヤクザの世界における、組織のトップから直接、盃(さかずき)を受けた者のこと”の意味。【直弟子】◎:じきでし×:ちょくでし直弟子は”その師から直接教えを受けた弟子のこと”の意味。【直筆】◎:じきひつ△:ちょくひつ「じきひつ」と読むと”直接自分で書くこと。また、その書いた文書のこと”の意味。「ちょくひつ」と読むと”筆を真っ直ぐに持って書くこと/事実を隠さずにありのままに書くこと”の意味。【色盲】◎:しきもう×:しょくもう色盲は”色覚の三要素(赤・緑・青)のうち、ある系統の色覚を欠く状態のこと”の意味。「色弱(しきじゃく)」は色覚に軽度の異常がみられる場合に使われますが、色盲は”色覚の三要素(赤・緑・青)のどれかを欠いている状態のとき”に使われます。【時雨】◎:しぐれ△:じう「しぐれ」と読むと”秋の終わりから冬にかけて、一時的に降ったり止んだりする雨のこと/時雨煮(しぐれに)の略のこと”の意味。「じう」と読むと”しぐれ(雨)の別名のこと”の意味。【時化】◎:しけ×:じか時化は下記のような意味です。風雨のために海が荒れること海が荒れて魚が獲れないこと景気の悪いこと。金回りが悪くなること気持ちが落ち込むこと。ふさぎ込むこと【施行】◎:しこう△:せこう施行は”政策・計画などを実行すること/法令の効力を発生させること”の意味。施行を「しこう」と読むことが多いのは、”工事を行う”という意味である「施工(せこう)」と区別するためです。施行と施工は字が似ていますが、”施行は法律関係”で使用されることが多く、”施工は建築などの工事関係”で用いられます。このことからややこしいので「施行(しこう)」「施工(せこう)」と、それぞれをわざと区別して読んでいるようです。ただ法律関係では「執行(しっこう)」という言葉が使われることがあり、その場合は施行は「しこう」ではなく「せこう」と読むことも多いので注意が必要です。【至極】◎:しごく×:しきょく至極は”極めてもっともなこと。道理にかなっていること/この上ないこと。最上”の意味。【示唆】◎:しさ×:ししゅん示唆は”ヒントとなるものを与えて、それとなく教え示すこと”の意味。【地魚】◎:じざかな×:ちぎょ地魚は”その地方の川や近海でとれた魚のこと”の意味。【施策】◎:しさく(本)○:せさく(慣)施策は”実際にその策(計画)を行うこと。また、その策のこと”の意味。【地酒】◎:じざけ×:じしゅ地酒は”その土地で作られる酒のこと”の意味。【獅子吼】◎:ししく×:ししこう獅子吼は”仏の説法のこと/大いに熱弁をふるうこと”の意味。説法(せっぽう)というのは”仏教の教えを説(と)き聞かせること”で、仏教で、獅子が吠えると百獣が恐れてしまうことからたとえられています。【始終】◎:しじゅう×:ししゅう始終は”始めから終わりまで/いつも。常(つね)に”の意味。【侍従】◎:じじゅう×:しじゅう侍従は”君主のそば近くに仕えること。また、その人のこと”の意味。【自重】◎:じじゅう、じちょう「じじゅう」と読むと”自分の体重のこと/車両・機械などの重さのこと”の意味。「じちょう」と読むと”自分の言動を慎(つつし)み、軽々しくふるまわないこと/自分の健康に気を付けること/自分の品位を傷つけないようにすること”の意味。【自粛】◎:じしゅく×:じせい自粛は”自ら進んで行動や態度を慎(つつし)むこと”の意味。【地所】◎:じしょ△:ちしょ地所は”土地。地面のこと”の意味。【侍女】◎:じじょ×:しじょ侍女は”身分の高い人に仕え、身の回りの世話をする女性のこと”の意味。【刺傷】◎:ししょう○:さしきず「ししょう」と読むと”刃物などで刺して傷つけること。また、刃物などで刺してできた傷のこと”の意味。「さしきず」と読むと”刃物などで刺してできた傷のこと”の意味。【市井】◎:しせい×:しい市井は”人が集まり住んでいる所のこと”の意味。【自省】◎:じせい×:じしょう自省は”自分の態度や行為を反省すること”の意味。【羊歯】◎:しだ△:ようし羊歯は”胞子で増え、主に陸上に生えるシダ植物の総称のこと/ウラジロの別名のこと”の意味。シダ植物で一般的に知られるものでは「ワラビ・ゼンマイ」などがあります。ウラジロというのは、”多年生のシダ植物のこと”で、正月の注連縄(しめなわ)飾りなどに使用されています。【次第】◎:しだい×:じだい次第は”順序のこと/物事の事情のこと/物事の成り行きに任せる意/~するにしたがってすぐに”の意味。【支度】◎:したく×:しど支度は”準備・用意すること/外出などのために身なりを整えること”の意味。【強か】◎:したたか×:きょうか強かは”非常に強いこと/粘り強くて、しぶといこと/程度が普通をはるかに超えていること”の意味。【示達】◎:じたつ×:したつ示達は”上位者から下位者へ命令・通知を文書で通達すること”の意味。【舌鼓】◎:したつづみ(本)△:したづつみ(慣)舌鼓は”美味い物を食べて思わず舌を鳴らすこと”の意味。【示談】◎:じだん×:しだん示談は”民間上の争いを裁判によらず、お互いの話し合いで解決すること”の意味。【七生】◎:しちしょう×:しちせい七生は”7度生まれ変わること/(転じて)永遠のこと”の意味。【質屋】◎:しちや○:ひちや×:しつや質屋は”物品を担保として預かって、金銭を貸すことを商売とする店のこと”の意味。担保として預けた物品は金銭を返済したときに返却されますが、もし期限までに金銭の返済ができない場合は、物品は金銭の弁済にあてられ返ってきません。質屋を「ひちや」と読むのは、大阪・京都・名古屋など関西・中京圏の方言によるもので、関西・中京圏では方言により「し」が「ひ」に変わります。これにより関西・中京圏では質屋は「しちや」ではなく、「ひちや」と読まれることがあります。【市中】◎:しちゅう×:しじゅう市中は”市のうち。街の中のこと”の意味。【地鎮祭】◎:じちんさい×:じしんさい地鎮祭は”土木・建築工事にとりかかる前に、土地の神を祭って、工事の無事を祈る儀式のこと”の意味。【漆喰】◎:しっくい×:うるしぐい漆喰は”日本独特の塗り壁の材料のこと”の意味。漆喰は消石灰に粘土・ふのり、麻糸(あさいと)などの繊維、水を加えて練り合わせたもので、壁や天井を塗るのに用いられます。【十指】◎:じっし△:じゅっし十指は”10本の指のこと/多くの人の指のこと”の意味。【失墜】◎:しっつい×:しったい失墜は”信用・名声・権威などを落とし失うこと”の意味。【十手】◎:じって×:じゅって十手は”江戸時代、捕り手が使っていた手もとに鉤(かぎ)がある、鉄の棒のこと”の意味。鉤というのは”先の曲がった金属製・木製の器具のこと”で、その十手に付いている鉤で敵の刃を絡めとったりすることができます。【櫛比】◎:しっぴ×:せっぴ櫛比は”櫛(くし)の歯のように、ほとんど隙間(すきま)なく並んでいること”の意味。櫛というのは、”髪の毛をすいたり、髪に挿して飾りに使用する道具のこと”を指します。【疾風】◎:しっぷう○:はやて疾風は”急に吹く速い風のこと”の意味。【疾病】◎:しっぺい×:しつびょう疾病は”病気のこと”の意味。【尻尾】◎:しっぽ△:しりお×:きゅうび「しっぽ」と読むと”動物などの尾のこと/細長いものや、長く繋がったものの端のこと”の意味。「しりお」と読むと”しっぽ(尾)の別名のこと”の意味。【字面】◎:じづら△:じめん字面は”文字の形や並べ具合や、それから受ける感じのこと/書かれた文章の表面的な意味のこと”の意味。【設える】◎:しつらえる×:せつえる設えるは”備えつけること/部屋などを整え、飾りつけること”の意味。【仕手】◎:して×:ししゅ仕手は”あることをする人のこと/相場において、投機的な目的で多量の売買を行う人のこと”の意味。【死出】◎:しで×:ししゅつ死出は”死んであの世に行くこと”の意味。【自転車】◎:じてんしゃ×:じでんしゃ自転車は”乗った人が自分の足でペダルを踏むことによって、車輪を回転させて走る乗り物のこと”の意味。【淑やか】◎:しとやか×:しなやか「しなやか」というのは、”撓やか”と書き表されるため注意が必要です。淑やかは”性質や動作が落ち着いていて上品であるさま”の意味。【竹刀】◎:しない△:ちくとう※上は竹刀(しない)の写真「しない」と読むと”剣道で用いられる、四つ割りの竹を束ね合わせて作った刀のこと”の意味。「ちくとう」と読むと”刀身(とうしん)が竹で作られた刀のこと/しないの別名のこと”の意味。刀身というのは”刀の鞘(さや)におさまっている部分のこと”で、「竹刀(ちくとう)」は日本刀の鋼(はがね)の部分が竹で作られている刀を指します。【老舗】◎:しにせ△:ろうほ老舗は”先祖代々にわたって続いていて、格式や信用のあるお店(会社)のこと”の意味。つまり簡単に言えば、”長年続いている信用のあるお店(会社)のこと”を意味しています。【地主】◎:じぬし△:じしゅ×:ちしゅ、ちぬし「じぬし」と読むと”土地の持ち主のこと”の意味。「じしゅ」と読むと”土地の持ち主のこと/その土地の守り神のこと”の意味。【自然薯】◎:じねんじょ×:しぜんしょ自然薯は”ヤマノイモ(山の芋)の別名のこと”の意味。ヤマノイモ(山の芋)というのは、”ヤマノイモ科の蔓性(つるせい)の多年草のこと”です。山野に自生しており、芋は円柱形で長芋(ながいも)よりも細く、長さは1メートルほどになります。自然薯は粘りが強く、すってとろろにして、ご飯などにかけて食べられています。【東雲】◎:しののめ△:とううん「しののめ」と読むと”明け方。夜明けのこと/明け方に、東の空にたなびく雲のこと”の意味。「とううん」と読むと”明け方。夜明けのこと/明け方に、東の空にたなびく雲のこと/東方(東の方向)の雲のこと”の意味。【芝草】◎:しばくさ△:しそう「しばくさ」と読むと”芝(しば)のこと”の意味。芝というのは、”イネ科の多年草のこと”で、庭などに植えて芝生(しばふ)をつくります。「しそう」と読むと”芝のこと/万年茸(まんねんたけ)の別名のこと”の意味。万年茸というのは、”マンネンタケ科のキノコのこと”で、芝草(しそう)の他に霊芝(れいし)とも呼ばれています。【芝生】◎:しばふ×:のせい芝生は”芝(しば)が一面に生えている所のこと”の意味。ちなみに芝生というと植物が用いられていますが、人工芝(じんこうしば)の場合は芝に似た形状を化合物で作っていて、プラスチック素材が多いです【暫く】◎:しばらく×:ようやく暫くは”久しぶりであるさま/少しの間のこと”の意味。【字引】◎:じびき×:じいん字引は”漢字を集め、系統的に分類・配列し、その音と意味とを説明した書物のこと/辞典のこと”の意味。【時分】◎:じぶん×:じふん時分は”おおよその時期・時刻のこと/ちょうど良い時期のこと”の意味。【清水】◎:しみず○:きよみず△:せいすい「しみず」と読むと”地下から湧き出る澄(す)んだきれいな水”の意味。「きよみず」「せいすい」と読むと”澄んだきれいな水のこと”の意味。【占地】◎:しめじ×:せんち占地は”担子菌類キシメジ科のキノコの総称こと”の意味。傘の表面部分は灰色、柄(え)の部分は白く、食用で幅広い料理に使用されます。【諮問】◎:しもん×:じもん諮問は”有識者やある特定の機関に政策などの意見を求めること”の意味。【瀉下】◎:しゃか×:かっか瀉下は”水などを激しく注いで流すこと/下痢をすること”の意味。ただし”下剤、便秘剤のこと”である瀉下薬は「しゃかやく」ではなく、「しゃげやく」と読むので注意が必要です。【写経】◎:しゃきょう×:しゃけい写経は”経文を書き写すこと。また、その書き写した経文のこと”の意味。経文(きょうもん)というのは、”宗教的な言葉や書物のこと”を意味しています。【若年】◎:じゃくねん△:わかとし「じゃくねん」と読むと”年齢が若いこと。また、その人のこと”の意味。明確な基準はないですが、若年という言葉は一般的に「15歳~34歳」の年齢のことを指すことが多いです。「わかとし」と読むと”小正月(こしょうがつ)のこと/新年のこと”の意味。小正月というのは、”陰暦(旧暦)の1月15日。または、その前後数日のこと”を意味します。【借家】◎:しゃくや○:かりや、しゃっか△:かりいえ借家は”人から家を借りること。また、その借りた家のこと”の意味。【遮光】◎:しゃこう×:とこう遮光は”光を遮(さえぎ)ること”の意味。【射幸心】◎:しゃこうしん×:いこうしん射幸心は”偶然や幸運により、苦労なく利益や成功を得ることを期待する心理のこと”の意味。【射手】◎:しゃしゅ○:いて「しゃしゅ」と読むと”弓を射る人のこと/銃を撃つ人のこと”の意味。「いて」と読むと”弓を射る人のこと/弓の達人のこと”の意味。【社是】◎:しゃぜ×:しゃてい社是は”会社の経営上の基本方針のこと”の意味。【車窓】◎:しゃそう×:しゃまど車窓は”列車・電車・自動車などの窓のこと”の意味。【吃逆】◎:しゃっくり○:きつぎゃく吃逆は”横隔膜(おうかくまく)の痙攣(けいれん)により、急に空気が吸い込まれ、声門が開いて音を発する現象のこと”の意味。横隔膜というのは、”肺の下にある膜状の筋肉のこと”です。吃逆は呼吸時に「ひっく」というような音を発し、ほぼ一定の間隔で繰り返し起こりますが、自然に治る場合が多いです。「しゃっくり」というのは、医学用語で「きつぎゃく」と呼ばれています。【煮沸】◎:しゃふつ×:にふつ煮沸は”よく煮ること。煮たたせること”の意味。【三味線】◎:しゃみせん×:さんみせん三味線は”日本の弦楽器のこと”の意味。犬や猫の皮を張った胴の部分に棹(さお)を付けて、張っている弦(げん)を「ばち」という道具を用いて演奏します。【軍鶏】◎:しゃも△:ぐんけい軍鶏は”鶏の品種の1つのこと”の意味。軍鶏は足に大きなかぎづめを持ち、骨格がたくましく闘争を好むことから、闘鶏(とうけい)と言われる、鶏同士を戦わせて勝負を争う遊びに使われます。【砂利】◎:じゃり△:ざり「じゃり」と読むと”小石。小石の集まり。砂の混じった小石のこと/子供のこと”の意味。「ざり」と読むと”じゃり(小石)の別名のこと”の意味。【洒落】◎:しゃれ×:しゅらく洒落の「洒(しゃ)」という字は、「酒(さけ・しゅ)」という字によく似ているため注意が必要です。洒落は”粋(いき)で気の利(き)いていること/(”お洒落”の形で)気の利いた身なりをすること/その場に興(きょう)を添えるために言う、気の利いた文句のこと/本気でないこと。冗談”の意味。【事由】◎:じゆう×:じゆ事由は”事柄(出来事)が起きた理由のこと”の意味。【充溢】◎:じゅういつ×:じゅうえき充溢は”充(み)ち溢(あふ)れること”の意味。【集荷】◎:しゅうか×:しゅうに集荷は”各エリアから荷物や物品を一か所に集めること/運送業者が荷主(にぬし)から依頼された荷物を取りに行くこと”の意味。【祝言】◎:しゅうげん△:いわいごと×:しゅくげん「しゅうげん」と読むと”結婚式のこと/祝いの言葉のこと”の意味。「いわいごと」と読むと”祝いの言葉のこと”の意味。【充填】◎:じゅうてん×:じゅうしん充填は”隙間(すきま)に物を満たして詰めること”の意味。【重篤】◎:じゅうとく×:じゅうば重篤は”病状が非常に重いこと”の意味。【十二単】◎:じゅうにひとえ×:じゅうにたん※上は十二単の写真十二単は”平安時代などの女官の正装に対する後世での俗称のこと”の意味。十二単と呼ばれているのは、中着を12枚も重ねて着ていたことに由来しています。【重任】◎:じゅうにん△:ちょうにん「じゅうにん」と読むと”重要な任務のこと/任期が終わっても、引き続いてその任務に就くこと”の意味。「ちょうにん」と読むと”任期が終わっても、引き続いてその任務に就くこと”の意味。【重版】◎:じゅうはん×:じゅうばん重版は”同じ書籍の版数を重ねること”の意味。初めて出版された書籍は「初版(しょはん)」や「第一版(だいいっぱん)」と呼ばれます。【柔毛】◎:じゅうもう×:にゅうもう柔毛は”柔らかな毛のこと”の意味。【収斂】◎:しゅうれん×:しゅうけん収斂は”収縮すること。収縮させること/一つにまとまること/租税などを取り立てること”の意味。【収賄】◎:しゅうわい×:しゅうゆう収賄は”賄賂(わいろ)を受け取ること”の意味。賄賂というのは、”自分の利益になるように取りはからってもらうなど、不正な目的で贈る金品のこと”を言います。【首魁】◎:しゅかい×:しゅき首魁は”悪事・謀反(むほん)などの首謀者のこと”の意味。【酒気帯び】◎:しゅきおび×:しきおび酒気帯びは”酒気(しゅき)を帯びている状態のこと。酔っていて息が酒臭いさま”の意味。酒気というのは、”酒のにおい。酒の酔いのこと”を意味します。「酒気帯び」という言葉は、一般的には「酒気帯び運転(しゅきおびうんてん)」という形で使われることがほとんどです。酒気帯び運転は、”呼気中のアルコール濃度が一定量を超えた状態で車両を運転すること”で、道路交通法で禁止されている行為です。【手巾】◎:しゅきん○:ハンカチ「しゅきん」と読むと”手を拭くための布切れのこと”の意味。「ハンカチ」と読むと”手を拭くための正方形の布のこと”の意味。【淑女】◎:しゅくじょ×:しょうじょ淑女は”品位の高い女性のこと”の意味。【主宰】◎:しゅさい×:しゅこう主宰は”人々の上に立ち、中心となって全体をとりまとめること。また、その人のこと”の意味。【手指】◎:しゅし○:てゆび「しゅし」と読むと”手の指のこと/指から手首のあたりまでのこと”の意味。「てゆび」と読むと”指から手首のあたりまでのこと”の意味。【首相】◎:しゅしょう×:しゅそう首相は”内閣総理大臣のこと”の意味。【衆生】◎:しゅじょう△:しゅうせい、すじょう衆生は”全ての生物のこと”の意味。【数珠】◎:じゅず×:すうしゅ※上は数珠の写真数珠は”仏を拝むときや念仏の回数を数えるときに手にかける、小さな珠(たま)に糸を通して輪にしたもの”の意味。【入水】◎:じゅすい、にゅうすい「じゅすい」と読むと”水中に飛び込んで自殺すること”の意味。「にゅうすい」と読むと”水に入ること/水中に飛び込んで自殺すること”の意味。【守銭奴】◎:しゅせんど×:しゅせんやつ守銭奴は”金銭をためることに異常な執着を持つ人のこと”の意味。【出捐】◎:しゅつえん×:しゅついん出捐は”金品を寄付すること/(法律用語で)当事者の一方が自分の意思で、財産上の損失をし、他方に利益を得(え)させること”の意味。【熟考】◎:じゅっこう△:じゅくこう熟考は”念を入れてよく考えること。熟慮のこと”の意味。【出自】◎:しゅつじ×:でじ出自は”出どころ。生まれのこと”の意味。【出生】◎:しゅっしょう(本)○:しゅっせい(慣)出生は”人がこの世に生まれること/ある土地・境遇・家柄の生まれであること”の意味。【出穂】◎:しゅっすい△:でほ×:しゅつほ出穂は”麦や稲などの穂(ほ)が出ること”の意味。穂というのは、”長い茎(くき)の先に花や実が群がりついたもののこと”です。【出立】◎:しゅったつ×:しゅつりつ出立は”旅立ち。出発すること”の意味。【出帆】◎:しゅっぱん×:しゅつほ出帆は”船が港を出ること。出港”の意味。【修二会】◎:しゅにえ×:しゅうにかい修二会は”寺院で、陰暦2月(現在の3月頃)に行われる国家の安泰を祈る法会(ほうえ)のこと”の意味。陰暦(旧暦のこと)の2月というのは、現在の暦(新暦)における3月頃にあたり、特に3月に行われる東大寺二月堂での修二会はお水取りの儀式でよく知られています。法会というのは、”説法(せっぽう)・読経(どきょう)・修法(しゅほう)や死者の供養など仏事を行ったりするための集会のこと”です。【種苗】◎:しゅびょう×:たねなえ種苗は”種と苗(なえ)のこと”の意味。【入来】◎:じゅらい○:にゅうらい「じゅらい」と読むと”他人の来訪の尊敬語のこと”の意味。「にゅうらい」と読むと”訪ねて入って来ること。来訪のこと”の意味。【馴化】◎:じゅんか×:しゅんか馴化は”他の土地に移された生物が、その地の気候風土に適応する性質に変化すること”の意味。【潤滑油】◎:じゅんかつゆ×:じゅんかつあぶら潤滑油は”機械の接触部の摩擦を少なくするために用いる油のこと/(転じて)物事の運びを円滑にするもののこと”の意味。【殉教】◎:じゅんきょう×:しゅんきょう殉教は”信仰する宗教のために自らの生命を捧げること”の意味。殉教者(じゅんきょうしゃ)というのは、”信仰する宗教のために命を落とした者。信仰のために死んだ信者のこと”を意味します。【遵守】◎:じゅんしゅ×:そんしゅ遵守は”規則・法律などに従い、それをよく守ること”の意味。【潤沢】◎:じゅんたく×:じゅんさわ潤沢は”物資や利益が豊富にあること/つや。または潤(うるお)いのこと”の意味。【駿馬】◎:しゅんめ△:しゅんば駿馬は”足の速い、優れた馬のこと”の意味。【背負子】◎:しょいこ×:せおいこ※上は背負子の写真背負子は”荷物をくくりつけて背に負う、木製の長方形の枠(わく)のこと”の意味。【女王】◎:じょうおう(慣)○:じょおう(本)女王は”女性の君主のこと/王の妃(きさき)のこと/ある分野における第一人者の女性のこと”の意味。【生姜】◎:しょうが△:しょうきょう「しょうが」と読むと”ショウガ科の多年草のこと。また、その根茎(こんけい)のこと”の意味。生姜の根茎は地下に埋まっており、葉は地上に出ていて、葉の見た目は笹(ささ)に似ています。根茎というのは、根のように見えるものの総称のことで、食用として私たちが食べている生姜の部分が根茎になります。「しょうきょう」と読むと”ショウガの根茎を乾燥させた生薬(しょうやく)のこと”の意味。生姜(しょうきょう)は漢方では、健胃・発汗剤などに用いられます。【正気】◎:しょうき△:せいき「しょうき」と読むと”正常な心。確かな意識のこと”の意味。「せいき」と読むと”正しい気風(きふう)のこと/天地にみなぎっていると考えられている、物事の根本をなす気のこと”の意味。【象形】◎:しょうけい×:ぞうけい象形は”物の形を象(かたど)ること/物の形を絵的に象って文字とする方法のこと”の意味。2つ目の意味の”物の形を絵的に象って文字とする方法”というのは、日・山・木・川などのようにそれを絵的に象って文字とする方法を指します。日・山・木・川などの物の形を象った文字は、「象形文字(しょうけいもじ)」と呼ばれます。(古代エジプト文字なども象形文字にあたります)【正絹】◎:しょうけん×:せいけん正絹は”混じりけのない絹(きぬ)や絹織物(きぬおりもの)のこと”の意味。【上戸】◎:じょうご△:じょうこ「じょうご」と読むと”お酒をたくさん飲める人のこと/酔ったときの癖(くせ)のこと”の意味。例えば後者の意味は、「笑い上戸(わらいじょうご)」や「泣き上戸(なきじょうご)」のように使われます。「じょうこ」と読むと”律令制で、四等戸(大戸・上戸・中戸・下戸)の第二のこと”の意味。一戸に6、7人の正丁(21歳以上60歳以下の健康な男性)がいる戸を指します。【漏斗】◎:じょうご、ろうと※上は漏斗の写真漏斗は”液体を口の小さな容器に注ぎ入れるときに用いる道具のこと”の意味。上が円形で広く、下がすぼまった形をしていて、すぼまった形の部分を容器の口部分に挿して、上の円形部分から液体を注ぎ込みます。漏斗を「じょうご」「ろうと」と読んでも意味的には同じですが、理科の実験で使われるときは「ろうと」、それ以外で使われるときは「じょうご」と読むときが多いです。【小国】◎:しょうこく△:おくに×:しょうごく小国は”国土が狭い国のこと。また、国力の振るわない国のこと”の意味。【障子】◎:しょうじ×:しょうし障子は”仕切りなどに用いる建具(たてぐ)のひとつ”の意味。格子(こうし)に組んだ木の枠の片面に、薄い白紙を貼ったものです。【小事】◎:しょうじ×:こごと「こごと」というのは、”小言”と書き表されるため注意が必要です。小事は”あまり重要でない事柄のこと”の意味。【正直】◎:しょうじき△:せいちょく「しょうじき」と読むと”嘘、偽りのないこと/本当のところ”の意味。「せいちょく」と読むと”嘘、偽りのないこと”の意味。【瀟洒】◎:しょうしゃ×:しゅくしゅ瀟洒の「洒(しゃ)」という字は、「酒(さけ・しゅ)」という字によく似ているため注意が必要です。瀟洒は”すっきりとしていて、上品で垢抜けているさま”の意味。【成就】◎:じょうじゅ×:せいしゅう成就は”成し遂げること。長年の願いや思いが叶うこと”の意味。【上場】◎:じょうじょう×:じょうば上場は”証券取引所や商品取引所で、有価証券や商品を売買取引の対象にすること”の意味。【精進】◎:しょうじん△:せいしん精進は下記のような意味です。一所懸命に努力すること肉食(肉・魚を食べること)をやめて、菜食(野菜・果物を食べること)すること雑念を捨て、仏道修行に専念すること心身を清めて、行いを慎(つつし)むこと「精進料理(しょうじんりょうり)」という言葉を聞くことがありますが、これは”肉・魚介類を使わず、野菜・穀類(こくるい)・果実など植物性の食べ物のみを使用した料理のこと”を意味します。【憔悴】◎:しょうすい×:しょうそつ憔悴は”心配や病気・疲労などのために痩(や)せ衰えること”の意味。【定石】◎:じょうせき×:ていせき定石は”囲碁・将棋で、研究により最善とされる一定の打ち方のこと/物事を行う上での最善と考えられている方法・手順のこと”の意味。【饒舌】◎:じょうぜつ△:にょうぜつ饒舌は”口数の多いこと。おしゃべり”の意味。【装束】◎:しょうぞく△:そうぞく×:そうそく装束は”衣服・着物。特に、儀式に用いる礼服・式服などのこと”の意味。【情緒】◎:じょうちょ(慣)△:じょうしょ(本)情緒は”対象への特別な感情や味わい。また、その雰囲気のこと/一時的で急激な感情の動きのこと”の意味。【詔勅】◎:しょうちょく×:しょうし詔勅は”天皇の発する公式文書の総称のこと”の意味。【小児科】◎:しょうにか×:しょうじか小児科は”小児(小さな子供)の病気を専門に扱う科のこと”の意味。小児というのは一般的には「15歳ぐらいまで」の年齢を指しますが、小児科自体は年齢に関係なく受診しても特に問題はありません。ただ小児科は混んでいて、周りには小さい子供も多いことから、一般内科を受診した方が精神的にも時間的にも気楽と感じるかもしれません。【性根】◎:しょうね△:しょうこん「しょうね」と読むと”根本的な心の持ち方。心構えのこと/物事の要(かなめ)となるところ”の意味。「しょうこん」と読むと”一つのことを最後まで成し遂げる気力のこと”の意味。【常磐(常盤)】◎:じょうばん、ときわ常磐(常盤)(ときわ)と読むと”永久に変わらないこと/木の葉が1年中緑で色が変わらないこと。常緑”の意味。常磐(じょうばん)と読むと”地名やJRの路線の名称のこと”の意味。常磐は「常陸(ひたち)」と「磐城(いわき)」にあたる地域の総称で、常陸(茨城県の大部分)と磐城(福島県の東部)の字を用いて「常磐(じょうばん)」と呼ばれています。(常陸と磐城というのは、昔の日本で使われていた旧国名のこと)他にもJR東日本の路線のひとつである”常磐線”は「ときわせん」とは読まずに、「じょうばんせん」と読むのが正しいので注意が必要です。【正札】◎:しょうふだ×:せいさつ正札は”掛け値なしの値段を書いて商品に付けた札のこと”の意味。掛け値(かけね)というのは、値段を吊り上げたり、程度を甚だしく表現したり”実際よりも大げさに言うこと”という意味です。つまり掛け値なしというのは、”実際よりも大げさに言うことがない”ということなので、掛け値なしの値段というのは、”通常の値段のこと”という意味になります。【成仏】◎:じょうぶつ×:せいぶつ成仏は”煩悩(ぼんのう)を断ち、無上の悟りを開くこと/死んで仏となること。死ぬこと”の意味。【性分】◎:しょうぶん×:せいぶん性分は”生まれつきの性質。性格のこと”の意味。【正味】◎:しょうみ△:せいみ「しょうみ」と読むと”余分なものを取り除いた中身のこと/本当のところ。真実/掛け値なしの値段のこと”の意味。「せいみ」と読むと”本当の味のこと”の意味。【静脈】◎:じょうみゃく△:せいみゃく静脈は”肺や体中の毛細血管から、心臓に血液を運ぶための血管のこと”の意味。【消耗】◎:しょうもう(慣)△:しょうこう(本)消耗は”物を使い減らすこと。使ってなくなること/体力や気力を使い果たすこと”の意味。【生薬】◎:しょうやく△:せいやく、きぐすり生薬は”動物・植物などをそのまま、または簡単な加工をして用いる薬のこと”の意味。【生類】◎:しょうるい△:せいるい生類は”生き物のこと”の意味。【如雨露】◎:じょうろ×:にょうろ如雨露は”草木に水をかけるのに使う道具のこと”の意味。【性悪】◎:しょうわる△:しょうあく、せいあく「しょうわる」と読むと”性格・性質が悪いこと。また、そういう人のこと”の意味。「しょうあく」「せいあく」と読むと”人の生まれつきの性質が悪であること”の意味。【嘱託】◎:しょくたく×:ぞくたく嘱託は”仕事を頼んで任せること/正式の社員としてではなく、ある業務を頼むこと”の意味。【嘱望】◎:しょくぼう×:ぞくぼう嘱望は”人の将来に望みをかけること。期待を寄せること”の意味。【食物】◎:しょくもつ△:しょくぶつ、じきもつ食物は”食べ物。食料のこと”の意味。【所化】◎:しょけ×:しょか所化は”教化(きょうけ)されること。また、教化される者のこと/僧侶(そうりょ)の弟子。修行僧のこと”の意味。教化というのは、”衆生(しゅじょう)を仏道へと教え導くこと”を意味します。(衆生というのは、”生命のあるものすべて。特に、人間のこと”)【曙光】◎:しょこう×:しゃこう曙光は”夜明けにさす太陽の光のこと/僅(わず)かに出てきた希望。明るい兆(きざ)しのこと”の意味。【所作】◎:しょさ×:しょさく所作は”その場に応じた身のこなしのこと”の意味。【所在】◎:しょざい×:ありか「ありか」というのは、”在処”と書き表されるため注意が必要です。所在は”物事が存在する所。また、人の居る場所のこと”の意味。【如才】◎:じょさい×:にょさい如才は”手抜かり。手落ちのこと”の意味。如才は「如才無い」のように使われることが多く、”手抜かりや手落ちが無い”という意味となります。【如上】◎:じょじょう×:にょじょう如上は”前に述べた通り。上述。前述”の意味。【女婿】◎:じょせい×:おんなむこ女婿は”娘の婿(むこ)。娘の夫のこと”の意味。【白髪】◎:しらが、はくはつ△:しらかみ、しろかみ白髪は”白くなった毛髪のこと”の意味。ただ白髪は「しらが」「はくはつ」のどちらで読むかによって、少しだけ意味合いが異なります。一般的には白髪を「はくはつ」と読むと「ほぼ全部が白い髪の場合」を言い、「しらが」と読むと「一部が白い髪の場合」を言うことが多いです。そして「はくはつ」「しらが」どちらの読み方なのかで捉え方も異なり、「はくはつ」は前向きな捉え方で、「しらが」は後ろ向きな捉え方となります。例えば白髪の男性がいて、「白髪(はくはつ)の男性」と言うか、「白髪(しらが)の男性」と言うかで印象が大きく変わりますよね。白髪を「はくはつ」と読むときの方が紳士的な印象(前向き)になり、「しらが」と読むとあまり良くない印象(後ろ向き)で、このように捉え方が異なります。【不知火】◎:しらぬい×:ふちび不知火は”夜の海上に多くの光が点在して、揺(ゆ)らめいて見える現象のこと”の意味。熊本県八代海(やつしろかい)に見られるものが有名で、遠くに見える少数の漁火(いさりび)が異常屈折現象によって、無数の影像を作るのが原因とされています。漁火というのは、”夜に魚を誘うため漁船で焚(た)く火のこと”です。【白刃】◎:しらは○:はくじん白刃は”鞘(さや)から抜いた刀のこと”の意味。【素面】◎:しらふ△:すめん「しらふ」と読むと”お酒に酔っていない普段の状態のこと。また、そのときの顔のこと”の意味。「すめん」と読むと”能や剣道で面をかぶらないこと/酒に酔っていない時の顔のこと/化粧していない本来の顔。素顔のこと”の意味。【地力】◎:じりき△:ちりょく「じりき」と読むと”そのものに、もともと備わっている力のこと”の意味。「ちりょく」と読むと”土地が作物を育てる能力のこと”の意味。【自力】◎:じりき△:じりょく自力は”自分一人の力のこと”の意味。【市立】◎:しりつ○:いちりつ市立は”市が設立し、運営・管理すること。また、その施設のこと”の意味。一般的には市立は「しりつ」と読むことが多く、「私立(しりつ)」と区別するときに、「市立(いちりつ)」という読み方をします。【私立】◎:しりつ○:わたくしりつ私立は”個人や民間団体が設立し、運営・管理すること。また、その施設のこと”の意味。一般的には私立は「しりつ」と読むことが多く、「市立(しりつ)」と区別するときに、「私立(わたくしりつ)」という読み方をします。【汁粉】◎:しるこ×:しるこな汁粉は”小豆(あずき)の餡(あん)を水でのばして、餅または白玉などを入れたもの”の意味。【記す】◎:しるす△:きす記すは”文字・記号や文章を書きつけること/記憶すること。覚えておくこと”の意味。【熾烈】◎:しれつ×:かれつ「かれつ」というのは、”苛烈”と書き表されるため注意が必要です。熾烈は”勢いが盛んで激しいこと”の意味。【焦れる】◎:じれる×:こがれる「こがれる」というのは、”焦がれる”と書き表されるため注意が必要です。焦れるは”物事が思うように進まないために、イライラと落ち着かない状態になること”の意味。【素人】◎:しろうと×:そにん、そじん素人は”そのことを専門や職業としていない人のこと/そのことの経験が浅く、未熟な人のこと”の意味。【代物】◎:しろもの△:だいぶつ「しろもの」と読むと”売買する品物。商品のこと/物を売買した代金のこと/ある評価の対象となる人や物のこと”の意味。「だいぶつ」と読むと”代わりの物。代用品のこと”の意味。【仕業】◎:しわざ△:しぎょう「しわざ」と読むと”したこと。行いのこと”の意味。仕業(しわざ)は、”良くない行い”について言われることが多いです。「しぎょう」と読むと”機械の運転・操作をすること”の意味。【真打】◎:しんうち×:しんだ真打は”寄席(よせ)で最後に出演する、技量が最上級の人のこと/最も実力や人気のある人のこと”の意味。寄席というのは、”落語・講談・手品など大衆演芸の興行場のこと”です。【心奥】◎:しんおう×:しんおく心奥は”心の奥底のこと”の意味。【真贋】◎:しんがん×:しんぜん真贋は”本物と偽物のこと”の意味。【身口意】◎:しんくい×:しんこうい身口意は”日常生活の基本である、全ての行動(身)と言語(口)と精神作用(意)のこと”の意味。【人絹】◎:じんけん×:にんけん、じんいん人絹は”人造絹糸(じんぞうけんし)の略のこと”の意味。人造絹糸というのは、”天然の絹糸をまねて作った化学繊維(かがくせんい)のこと”です。【振興】◎:しんこう×:しんきょう振興は”学術・産業などが盛んになること。また、盛んにすること”の意味。【人工】◎:じんこう○:にんく「じんこう」と読むと”人の手を加えること。人の力で作ること”の意味。「にんく」と読むと”労働者1人の1日(または1時間)の労働量を基に、作業に要する延べ人数を表したもの”の意味。【心算】◎:しんさん○:つもり△:しんざん「しんさん」「しんざん」と読むと”心の中の計画のこと”の意味。「つもり」と読むと”前もって考えること/実際はそうではないが、そうなっているような気持ちのこと”の意味。【真摯】◎:しんし×:しんげき真摯は”真面目(まじめ)でひたむきなこと”の意味。ひたむきというのは、”一つのことに一生懸命になる様子のこと”を意味します。【斟酌】◎:しんしゃく×:かんしゃく斟酌は”相手の事情や心情をくみ取ること/あれこれ照らし合わせて取捨すること/言動を控えめにすること”の意味。【真珠】◎:しんじゅ×:しんしゅ真珠は”貝類の殻の中にできる光沢のある玉のこと”の意味。真珠は炭酸カルシウムが主成分となっており、貝の体内に侵入した砂粒などの異物を外套膜(がいとうまく)から分泌された真珠質が包んで真珠が形成されます。特にアコヤガイを使って人工的に作る養殖法が有名で、真珠は宝石として珍重(ちんちょう)されています。【身上】◎:しんじょう×:みのうえ「みのうえ」というのは、”身の上”と書き表されるため注意が必要です。身上は”自分の身に関すること/特に良い所のこと”の意味。【信心】◎:しんじん×:しんしん信心は”神や仏を信仰すること。また、その心のこと”の意味。【迅速】◎:じんそく×:じゅうそく迅速は”物事の進みぐあいや行動などが非常に速いこと。また、そのさま”の意味。【真率】◎:しんそつ×:しんりつ真率は”真面目(まじめ)で飾り気のないこと”の意味。【身体】◎:しんたい○:からだ身体は”人や動物の頭・胴・手足などの肉体全部のこと/体調や健康状態のこと”の意味。ちなみに身体と似た言葉に「体」という言葉がありますが、これらの違いは単に”肉体だけを指しているのかどうか”になります。身体の「身」という字には”気持ち・精神/地位・身分・立場”などの意味があり、身体というのは単に肉体のことのみを表している言葉ではありません。例えば「身が引き締まる」の身は”気持ち・精神”のことを意味しており、「身のほどをわきまえる」の身は”地位・身分・立場”のことを意味しています。このように「身体」は”気持ち・精神なども含めた肉体全体のこと”を意味し、「体」は単に”肉体全体(気持ち・精神などを含まない)のこと”を意味しているんですね。ですので、体は人間以外の動物にも使われますが、身体を使うときは人間だけに使う場合がほとんどです。【真諦】◎:しんたい△:しんてい真諦は”絶対的な真理のこと”の意味。真理というのは、”いつどんなときにも変わることのない、正しい物事の筋道。真実の道理のこと”です。【甚大】◎:じんだい×:かんだい甚大は”程度が極めて大きいさま”の意味。【真鍮】◎:しんちゅう×:しんゆ真鍮は”亜鉛と銅を混ぜて作られる合金のこと”の意味。見た目は黄色で、別名「黄銅(おうどう)」と呼ばれ、五円玉の原料として知られています。真鍮は「亜鉛35%+銅65%」の配分が一般的で、電気や熱が伝導しやすく、曲げる、伸ばす、削るなどの加工が比較的容易です。【信女】◎:しんにょ×:しんじょ信女は”在俗(ざいぞく)の女性の仏教徒のこと/女性の戒名(かいみょう)に付ける語のこと”の意味。在俗というのは”出家していない一般の人のこと”で、戒名というのは”受戒(仏の定めた戒律を受けること)によって与えられる仏教徒としての名前のこと”です。つまり簡単にいうと、戒名は”亡くなった人に対して付けられる名前のこと”を意味します。【振幅】◎:しんぷく△:ふりはば「ふりはば」というのは、一般的に”振り幅”と書き表されることがほとんどです。振幅は”物体が振動しているときの、振動の中心から最大変位までの距離のこと”の意味。【辛抱】◎:しんぼう×:しんぽう辛抱は”辛いことをじっと我慢すること”の意味。【親身】◎:しんみ×:しんしん「しんしん」というのは、”心身”と書き表されるため注意が必要です。親身は”肉親に対するような心遣いをするさま”の意味。【辛辣】◎:しんらつ×:しんえつ辛辣は”言った内容や言い方が厳しいこと”の意味。【随一】◎:ずいいち×:ゆういち随一は”多くの同類の中で最も優れていること”の意味。【西瓜】◎:すいか×:にしうり西瓜は”ウリ科のつる性一年草のこと。また、その果実のこと”の意味。【芋茎】◎:ずいき△:いもがら、いもじ「ずいき」と読むと”里芋の葉柄(ようへい)のこと”の意味。葉柄というのは、”葉の一部で、葉を茎(くき)や枝に繋いでいる細い部分のこと”です。「いもがら」「いもじ」と読むと”里芋の葉柄のこと/里芋の葉柄を日に干したもの”の意味。【遂行】◎:すいこう×:ついこう遂行は”物事を成し遂げること”の意味。【水郷】◎:すいごう○:すいきょう水郷は”川や湖のほとりにあり、景色が良いことで有名な町や村のこと”の意味。【水族館】◎:すいぞくかん×:すいぞっかん水族館は”水生動物を飼育・展示し、その行動・習性などを一般の人に見せたり、研究したりする施設のこと”の意味。水族館を「すいぞっかん」と発音するのは問題ないですが、水族館の正しい読み方を表記する場合は「すいぞくかん」と書くのが正解です。水族館を発音する場合、「すいぞくかん」よりも「すいぞっかん」と発音した方が読みやすいため、水族館を「すいぞっかん」と発音する人も少なくないです。このように水族館は発音するのであれば「すいぞっかん」でも問題はないですが、水族館の読み方を表記する場合は「すいぞっかん」と書くのは間違いなので注意が必要です。【出納】◎:すいとう(慣)△:しゅつのう(本)「すいとう」と読むと”金銭や物品を出し入れすること/支出と収入のこと”の意味。「しゅつのう」と読むと”金銭や物品を出し入れすること/支出と収入のこと/平安時代に役所や寺院などで物品の出し入れをしていた者のこと”の意味。【水稲】◎:すいとう×:みずいね水稲は”水田で栽培する稲のこと”の意味。水稲とは異なり、畑地(はたち)に栽培する稲のことを「陸稲(おかぼ・りくとう)」と言い、一般的にイメージされる稲というのは「水稲」になります。陸稲は水稲ほど多くの水を使用しませんが、水稲よりも収穫量が少なく品質も劣ります。【水団】◎:すいとん×:すいだん水団は”小麦粉の団子を入れた汁物のこと”の意味。【崇高】◎:すうこう×:そうこう崇高は”気高(けだか)くて偉大なこと。また、そのさま”の意味。気高いというのは、”気品がある。上品。高貴”の意味になります。【図体】◎:ずうたい×:ずたい図体は”体。体つきのこと”の意味。図体という言葉は”体の大きさを強調するとき”に用いられ、体が小さい場合に用いられることはありません。【頭重】◎:ずおも○:ずじゅう「ずおも」と読むと”頭が重苦しく感じること/他人になかなか頭を下げない態度のこと”の意味。「ずじゅう」と読むと”頭が重苦しく感じること”の意味。【頭蓋骨】◎:ずがいこつ○:とうがいこつ頭蓋骨は”頭蓋を形成している骨のこと”の意味。頭蓋というのは、”脊椎(せきつい)動物の頭部の骨格”のことで、その頭蓋を形成している骨なので頭蓋骨と言います。「ずがいこつ」というのは、医学用語・解剖(かいぼう)用語で「とうがいこつ」と呼ばれています。【清々しい(清清しい)】◎:すがすがしい×:きよきよしい清々しい(清清しい)は”爽(さわ)やかで気持ちが良いこと”の意味。【頭巾】◎:ずきん×:とうきん頭巾は”頭や顔を覆う、布製の被り物のこと”の意味。【宿世】◎:すくせ△:しゅくせ宿世は”前世のこと/前世からの因縁(いんねん)のこと”の意味。【助太刀】◎:すけだち×:すけたとう助太刀は”加勢・手助けをすること。また、加勢・手助けをする人のこと”の意味。【双六】◎:すごろく×:そうろく双六は”サイコロを振り、出た目の数で振り出しから駒を進めていき、あがりの早さを競う遊びのこと”の意味。【荒む】◎:すさむ×:あらむ荒むは”気持ちや生活態度が荒れること/努力を怠(おこた)ったりした結果、芸の技量などが低下すること/激しくなること”の意味。【杜撰】◎:ずさん×:しゃせん杜撰は”手抜きが多く、物事の仕方がいい加減なこと”の意味。【素性】◎:すじょう△:そせい「すじょう」と読むと”血筋・家柄・生まれ・育ち・経歴のこと/物の由緒(ゆいしょ)や由来のこと”の意味。「そせい」と読むと”本来の性質のこと”の意味。【生絹】◎:すずし○:きぎぬ△:せいけん生絹は”生糸(きいと)で織った絹織物(きぬおりもの)のこと”の意味。【廃る】◎:すたる×:はいる廃るは”使われなくなること。行われなくなること/盛んだったものが衰えること/価値が下がること”の意味。【頭痛】◎:ずつう△:とうつう頭痛は”頭が痛むこと。また、その痛みのこと/心配。苦労のこと”の意味。【清汁】◎:すまし×:せいじる清汁は”だし汁に、醤油と塩で味付けをした透明な吸い物のこと”の意味。【住処】◎:すみか△:じゅうしょ「すみか」と読むと”住んでいる場所のこと”の意味。「じゅうしょ」と読むと”住んでいる場所のこと/法律関係の基準となる生活の本拠のこと”の意味。住処は「じゅうしょ」と読むこともできますが、一般的には「すみか」は”住処”、「じゅうしょ」は”住所”と表記されることがほとんどです。【速やか】◎:すみやか×:はややか速やかは”物事の進行がはやいさま。時間を置かずにすぐ行うさま”の意味。【相撲】◎:すもう×:そうぼく相撲は”まわしを付けた裸の2人が、土俵内で取り組む競技のこと/相撲取りの略のこと”の意味。相撲は日本の国技(こくぎ)とされていて、相撲(競技)をする人のことを「相撲取り」と言います。相撲取りは他に「お相撲さん」とも呼ばれています。【寸隙】◎:すんげき×:すんしょう寸隙は”僅(わず)かの暇のこと/僅かな隙(すき)のこと”の意味。【寸胴】◎:ずんどう×:すんどう寸胴は”上から下まで同じ太さであること。また、そのさま”の意味。【寸評】◎:すんぴょう×:すんひょう寸評は”短くまとめた批評のこと”の意味。【海象】◎:セイウチ△:かいぞう、かいしょう「セイウチ」「かいぞう」と読むと”北極海に群生(ぐんせい)するセイウチ科の大型食肉哺乳(ほにゅう)動物のこと”の意味。「かいしょう」と読むと”海洋における自然現象の総称のこと”の意味。【生家】◎:せいか△:しょうか×:せいけ生家は”その人の生まれた家。実家のこと”の意味。【逝去】◎:せいきょ×:いきょ逝去は”人の死を敬意をもって表した言葉のこと”の意味。「○○さんが逝去した」というのは、つまり「○○さんが亡くなった」ということを意味しています。【省察】◎:せいさつ△:しょうさつ省察は”自分で自分の生活・行為などについて、反省して考えること”の意味。【凄惨】◎:せいさん×:さいさん凄惨は”目を背(そむ)けたくなるほど、残酷なさま”の意味。【静寂】◎:せいじゃく○:しじま静寂は”物音ひとつしないで静まりかえっていること”の意味。【脆弱】◎:ぜいじゃく×:きじゃく脆弱は”脆(もろ)くて弱いこと”の意味。【盛衰】◎:せいすい×:じょうすい盛衰は”物事が盛んになることと衰えること”の意味。【脆性】◎:ぜいせい×:きせい脆性は”物体が外力を受けたときに、あまり変形しないうちに破壊する性質のこと”の意味。「脆性が高い」とは”外力を与えたときに、変形に耐えきれずにすぐに破壊される”ということで、逆に「脆性が低い」とは”外力を与えたときに、変形してもすぐには破壊されない”ということになります。簡単に言えば、脆性が高い物体は「脆い」ということです。例えば、脆性が高い物体であれば「硝子(ガラス)・石材」などが挙げられ、脆性が低い物体であれば「粘土(ねんど)」などが挙げられます。硝子・石材は押す(外力)などにより変形させるほどの力が加われば、すぐにヒビが入ったり、崩れたりしますが、粘土は押して変形させてもしばらくは壊れることはありません。【凄絶】◎:せいぜつ×:さいぜつ凄絶は”例えようもなく凄(すさ)まじいこと”の意味。【生石灰】◎:せいせっかい○:きせっかい×:しょうせっかい「しょうせっかい」というのは、”消石灰”と書き表されるため注意が必要です。生石灰は”酸化カルシウムの俗称のこと”の意味。【成敗】◎:せいばい△:せいはい「せいばい」と読むと”処罰すること。懲(こ)らしめること/昔、罪人などを打ち首にしたこと”の意味。「せいはい」と読むと”成功と失敗のこと”の意味。【歳暮】◎:せいぼ△:さいぼ歳暮は”1年の感謝を込めて年末におくる贈り物のこと/年の暮れ。年末のこと”の意味。【井目】◎:せいもく×:いもく井目は”囲碁で、盤面に記された9つの黒点のこと/囲碁で力量に大きな差があるとき、力量が低い方があらかじめ9つの黒点に碁石(ごいし)を置いて始める対局のこと”の意味。【蒸籠】◎:せいろ○:せいろう×:じょうりゅう※上は蒸籠の写真蒸籠は”食べ物を蒸すための、底がすのこ状になっている木や竹製の道具のこと”の意味。「すのこ」というのは角材の上に薄い板材を間をあけて並べて打ち付けたもので、蒸籠は上にある食べ物に、すのこの間から蒸気を通す仕組みになっています。つまり蒸気を食べ物に通すことによって、加熱調理するための道具が蒸籠になります。なので蒸籠は、沸騰したお湯の入った鍋などの上に置いて使用します。(沸騰したお湯の蒸気を利用して加熱調理します)【隻眼】◎:せきがん×:しゅうがん隻眼は”一つの目。片目のこと/真実を見抜く眼のこと”の意味。【析出】◎:せきしゅつ×:せっしゅつ析出は”液状の物質から固体状成分を取り出すこと”の意味。【石庭】◎:せきてい△:いしにわ石庭は”庭木(にわき)をほとんど使わないで、岩・石・砂を主体として構成された庭のこと”の意味。石庭の一種として、「枯山水(かれさんすい)」と呼ばれる庭の形式があります。【惜敗】◎:せきはい×:ざんぱい惜敗は”競技・試合などに惜しくも負けること”の意味。【惜別】◎:せきべつ×:しゃくべつ惜別は”別れを惜しむこと”の意味。【斥力】◎:せきりょく×:きんりょく斥力の「斥(せき)」という字は、「斤(きん)」という字によく似ているため注意が必要です。斥力は”2つの物体に働く力で、互いに距離を遠ざけようとする力のこと”の意味。【急く】◎:せく×:いそく、きゅうく急くは”心がはやること。焦ること/激しくなること”の意味。【女衒】◎:ぜげん×:じょげん女衒は”江戸時代に、女を遊女屋に売るのを商売にした者のこと”の意味。【世間体】◎:せけんてい×:せけんたい世間体は”世間の人々に対する体面・体裁(ていさい)のこと”の意味。つまり世間体というのは、”世間の人々から見たときの自分の外見や印象のこと”を言います。【施工】◎:せこう(慣)△:しこう(本)施工は”工事を行うこと”の意味。施工を「せこう」と読むことが多いのは、政策・計画などを実行するなどの意味である「施行(しこう)」と区別するためです。施工と施行は字が似ていますが、「施工は建築などの工事関係」で使用されることが多く、「施行は法律関係」で用いられます。【施主】◎:せしゅ×:せぬし施主は”葬儀・法事などを行う人のこと/建築や土木工事の依頼者のこと”の意味。【施術】◎:せじゅつ○:しじゅつ施術は”手術などを行うこと”の意味。【背筋】◎:せすじ、はいきん「せすじ」と読むと”背中を縦に走る中心線のこと/衣服の背骨にあたる部分の縫い目のこと”の意味。「はいきん」と読むと”背中にある筋肉の総称のこと”の意味。【是正】◎:ぜせい×:ていせい是正は”誤っている点を正しく直すこと”の意味。【冷笑う】◎:せせらわらう×:あざわらう、れいしょうう「あざわらう」というのは、”嘲笑う”と書き表されるため注意が必要です。冷笑うは”小ばかにして冷ややかに笑うこと。冷笑すること”の意味。【世相】◎:せそう×:よそう世相は”世の中のありさま。世間の様子のこと”の意味。【背丈】◎:せたけ×:せじょう背丈は”背の高さ。身長のこと/服の裁縫(さいほう)において、後ろ首の付け根からウエストまでの長さのこと”の意味。【節会】◎:せちえ×:せっかい節会は”昔、節日(せちにち)や朝廷の重要な政務・儀式・行事などがあった日に行われた宴会のこと”の意味。節日というのは、現在の呼び名では「節句(せっく)」のことで、”伝統的な年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日のこと”を指します。【雪月花】◎:せつげっか○:せつげつか雪月花は”雪と月と花のこと”の意味。【席巻】◎:せっけん×:せっかん、せきまき席巻は”広い地域を片端(かたはし)から攻め取ること/激しい勢いで、自分の勢力範囲に収めること”の意味。席巻は「席(むしろ)を巻くこと」から転じて、”広い地域を片端から攻め取ること”の意味になったそうです。席(むしろ)というのは、”わらなどを編んで作った敷物のこと”です。【斥候】◎:せっこう×:きんこう斥候の「斥(せき)」という字は、「斤(きん)」という字によく似ているため注意が必要です。斥候は”敵の様子や地形などの状況を密かに調べること。また、それを行う人のこと”の意味。【切削】◎:せっさく×:せっしょう切削は”金属などを切り削ること”の意味。【殺生】◎:せっしょう×:さっしょう「さっしょう」というのは、”殺傷”と書き表されるため注意が必要です。殺生は”生き物を殺すこと/惨(むご)いこと。思いやりがないこと”の意味。【折衝】◎:せっしょう×:せっこう折衝は”利害の異なる相手と問題を解決するために話し合うこと”の意味。【拙速】◎:せっそく×:しゅっそく拙速は”仕上がりは悪いが、仕事の早いこと”の意味。【雪駄】◎:せった△:せつだ雪駄は”竹の皮の草履(ぞうり)の裏に牛革をはった履物(はきもの)のこと”の意味。【拙宅】◎:せったく×:しゅったく拙宅は”自分の家を遜(へりくだ)っていう語のこと”の意味。遜るというのは、”相手に敬意を示すために、自分を低いところにおいた表現をすること”です。【折衷】◎:せっちゅう×:せつい折衷は”2つ以上のものや考え方から、良い所を取って1つに合わせること”の意味。【刹那】◎:せつな×:さつな刹那は”極めて短い時間のこと”の意味。一説によると刹那というのは、”一度指を弾(はじ)く時間の65分の1の短い時間のこと”だとされています。【拙劣】◎:せつれつ×:しゅつれつ拙劣は”下手(へた)で劣ること”の意味。【狭める】◎:せばめる×:せまめる狭めるは”間隔を詰めること。広がりを狭(せま)くすること”の意味。【台詞】◎:せりふ△:だいし台詞は”俳優が劇中で話す言葉のこと/言葉。言いぐさのこと/決まり文句のこと”の意味。【競る】◎:せる×:きょうる競るは”互いに勝とうとして競うこと/競って値を高くつけること”の意味。【漸減】◎:ぜんげん×:ざんげん漸減は”だんだん減っていくこと”の意味。【穿孔】◎:せんこう×:がこう穿孔は”穴を開けること。また、開けられた穴のこと”の意味。【繊細】◎:せんさい×:ちさい繊細は”ほっそりとして上品なこと。ほっそりとして美しいこと/感情・感性などが細やかで、ちょっとしたことにも感じやすいこと”の意味。【千載】◎:せんざい×:せんさい千載は”千年。また、長い年月のこと”の意味。【千社札】◎:せんじゃふだ×:せんしゃふだ千社札は”千社(せんじゃ)参りの人が参詣(さんけい)のしるしに、社殿の柱や天井などに貼り付ける紙の札のこと”の意味。千社というのは”多くの社(やしろ)のこと”を意味し、千社参りは”多くの神社やお寺にお参りすること”という意味になります。【漸次】◎:ぜんじ×:ざんじ「ざんじ」というのは、”暫時”と書き表されるため注意が必要です。漸次は”だんだん。次第に”の意味。【扇子】◎:せんす×:せんし※上は扇子の写真扇子は”折り畳み式の、あおいで風を起こし涼をとるための道具のこと”の意味。【漸増】◎:ぜんぞう×:ざんぞう漸増は”だんだん増えていくこと”の意味。【洗濯機】◎:せんたくき×:せんたっき洗濯機は”洗濯に用いる機械のこと”の意味。洗濯機を「せんたっき」と発音するのは問題ないですが、洗濯機の正しい読み方を表記する場合は「せんたくき」と書くのが正解です。洗濯機を発音する場合、「せんたくき」よりも「せんたっき」と発音した方が読みやすいため、多くの人が洗濯機を「せんたっき」と発音しています。このように洗濯機は発音するのであれば「せんたっき」でも問題はないですが、洗濯機の読み方を表記する場合は「せんたっき」と書くのは間違いなので注意が必要です。【先達】◎:せんだつ△:せんだち先達は”その道によく通じていて、後輩を導く人のこと/修験道(しゅげんどう)で、山に入って修行を行う際に指導する人のこと/案内者のこと”の意味。修験道というのは、”日本古来の山岳宗教と、仏教の密教、道教などが結びついて平安末期に成立した宗教のこと”です。【煎茶】◎:せんちゃ×:ぜんちゃ煎茶は”茶の葉に熱湯を注いで香りと味を出した飲み物のこと/玉露と番茶の間の中級の品質の緑茶のこと”の意味。【剪定】◎:せんてい×:ぜんてい剪定は”果樹の生育や結実(けつじつ)を調節したり、庭木などの形を整えるために枝の一部を切り取ること”の意味。【禅寺】◎:ぜんでら×:ぜんじ禅寺は”禅宗の寺院のこと”の意味。【遷都】◎:せんと×:かんと遷都は”都(みやこ)を他の地へと移すこと”の意味。【旋風】◎:せんぷう○:つむじかぜ「せんぷう」と読むと”突発的に社会に与える動揺のこと/つむじかぜの別名のこと”の意味。「つむじかぜ」と読むと”渦(うず)のように巻いて吹き上がる風のこと”の意味。旋風はある地点で急に生じた低気圧の影響により、周囲からその低気圧地点に風が渦巻いて流れ込むときの強い風のことです。旋風よりも激しくて強いものを「竜巻(たつまき)」と呼びます。【煎餅】◎:せんべい×:ぜんへい煎餅は”小麦粉・米粉などをこねて、薄く延ばして味付けして焼いたお菓子のこと”の意味。【喘鳴】◎:ぜんめい×:たんめい喘鳴は”呼吸時にぜいぜい・ひゅうひゅうという音を出すこと。また、その音のこと”の意味。【川柳】◎:せんりゅう△:かわやなぎ「せんりゅう」と読むと”5・7・5(17文字)の短詩のこと”の意味。「かわやなぎ」と読むと”川辺に生える柳(やなぎ)のこと/ヤナギ科の落葉低木のこと”の意味。【喪家】◎:そうか△:そうけ、もけ喪家は”喪中(もちゅう)の家のこと”の意味。喪中というのは、”故人の死を悼(いた)む期間のこと”です。一般的に喪中のときは、祝いごとを避けるべきと考えられており、配偶者・父母であれば12~13ヶ月、子供であれば3~12ヶ月、兄弟姉妹であれば3~6ヶ月が目安とされています。【爪牙】◎:そうが×:さいが爪牙は”爪と牙のこと/人を傷つけたり、脅かすもののこと/主君の身を守る家来のこと”の意味。【霜害】◎:そうがい×:しもがい霜害は”霜(しも)のために、農作物・果樹などが受ける損害のこと”の意味。霜というのは、”地表面付近の気温が氷点下になって、空気中の水蒸気が地表や物体に触れて昇華してできる氷の結晶のこと”を意味します。(霜は、風の弱い、晴れた夜にできやすいです)実は霜害といっても、霜が農作物などに直接の被害を与えるわけではなく、”霜が降りるほどの低温によって植物内の水分が凍ってしまうこと”が霜害の原因になります。この植物内の水分が凍ってしまうことにより、農作物などの細胞が壊れて死んでしまいます。【雑木林】◎:ぞうきばやし×:ざっきりん雑木林は”色々な種類の木が混じって生えている林のこと”の意味。【早急】◎:そうきゅう(慣)○:さっきゅう(本)早急は”非常に急ぐこと”の意味。【雑巾】◎:ぞうきん×:ざっきん雑巾は”汚れを拭き取るための布のこと”の意味。【巣窟】◎:そうくつ×:すくつ巣窟は”悪者や賊などが隠れ住んでいる場所のこと/居住する場所のこと”の意味。「悪の巣窟」のように悪者の隠れ家の意味で使われることが多いですが、悪者かどうかに関係なく単に”居住する場所”としての意味もあります。なのでたとえ居住している人が善良な人でも、巣窟という言葉を使って問題はありません。【象牙】◎:ぞうげ×:ぞうが象牙は”象の牙のこと”の意味。象牙は適度な硬さをもつため、彫刻や工芸の材として重宝(ちょうほう)されています。【造詣】◎:ぞうけい×:ぞうし造詣は”学問・芸術・技術などについての深い知識や優れた技術を持っていること”の意味。【双肩】◎:そうけん×:そうかた双肩は”左右両方の肩のこと/(転じて)責任・任務を担うもののたとえのこと”の意味。【相好】◎:そうごう×:そうこう相好は”人の顔かたち。顔つき。表情のこと”の意味。【荘厳】◎:そうごん△:しょうげん、しょうごん×:そうげん「そうごん」と読むと”重々しく、立派なこと/仏像や仏堂などを美しく飾ること”の意味。「しょうげん」「しょうごん」と読むと”仏像や仏堂などを美しく飾ること”の意味。【相殺】◎:そうさい(本)△:そうさつ(慣)「そうさい」と読むと”差し引きをゼロにすること/帳消しにすること”の意味。「そうさつ」と読むと”差し引きをゼロにすること/帳消しにすること/お互いに殺し合うこと”の意味。【掃除】◎:そうじ△:そうじょ掃除は”掃(は)いたり拭(ふ)いたりして、ごみや汚れを取り去ってきれいにすること/害悪を除き去ること”の意味。【喪失】◎:そうしつ×:もしつ喪失は”なくすこと。失うこと”の意味。喪失は、主に抽象的・精神的な事柄に対して用いられます。【争訟】◎:そうしょう×:そうこう争訟は”訴訟(そしょう)を起こして争うこと”の意味。訴訟というのは、”裁判を申し立てること”です。【僧正】◎:そうじょう×:そうせい僧正は”僧の階級のひとつで、僧綱(そうごう)の最高位のこと”の意味。僧綱というのは、”僧尼(そうに)を統率し諸寺を管理する官職のこと”で、僧綱には「僧正・僧都(そうず)・律師(りっし)」の位が存在します。【雑炊】◎:ぞうすい×:ざっすい雑炊は”野菜・肉などを具として加え、味付けをしたお粥(かゆ)のこと”の意味。【叢生】◎:そうせい×:ぎょうせい叢生は”草木などが群がり生えること”の意味。【総出】◎:そうで×:そうしゅつ総出は”全員が揃(そろ)って出ること”の意味。【装丁】◎:そうてい×:そうちょう装丁は”書物を綴(と)じて、表紙などを付けて、一冊の本としての体裁(ていさい)を整えること/書物の表紙・扉などの工夫・趣向のこと”の意味。【雑煮】◎:ぞうに×:ざつに雑煮は”野菜・肉などの他に餅(もち)を入れた汁物のこと”の意味。雑煮は新年を祝って正月によく食べられていて、地域や家庭で味や具材に違いがあります。【早晩】◎:そうばん×:はやばん「はやばん」というのは、”早番”と書き表されるため注意が必要です。早晩は”遅かれ早かれ。いずれは”の意味。【素麺】◎:そうめん×:すめん素麺は”小麦粉に塩水を加えてこね、線状に細く伸ばして乾燥させた食品のこと”の意味。素麺は乾燥している状態のものを茹(ゆ)でたり、煮込んだりして食べます。【草履】◎:ぞうり×:そうり※上は草履の写真草履は”鼻緒(はなお)がある底が平たい履物(はきもの)のこと”の意味。鼻緒というのは、”履物に付いている紐(ひも)を足の指で挟む部分のこと”です。【挿話】◎:そうわ×:さしわ挿話は”文章または談話の間にはさむ、本筋(ほんすじ)とは直接関係のない短い話のこと/ある人や物事に関する、ちょっとした面白い話のこと”の意味。【曹達】◎:ソーダ×:そうたつ曹達は”ナトリウム塩の総称のこと/ソーダ水の略のこと”の意味。前者の意味はナトリウム塩の総称のことですが、普通は「炭酸ナトリウムのこと」を指します。【続柄】◎:ぞくがら(慣)○:つづきがら(本)続柄は”親族としての相互の関係のこと”の意味。例えば書類などで続柄を書く欄があると思いますが、自分を指す場合は「本人」で、両親を指す場合は「父・母」と書きます。他に兄弟・姉妹がいるのであれば、「兄・弟・姉・妹」のように書き、配偶者であれば「夫・妻」のように書くことになります。このような親族との関係(父・兄・妹など)のことを続柄と言います。【俗人】◎:ぞくじん×:ぞくにん俗人は”世間一般の人のこと/風流を理解できない人のこと”の意味。【塞栓】◎:そくせん×:かんせん塞栓は”血管やリンパ管が詰まって塞(ふさ)がること。また、その詰まった物質のこと”の意味。【仄聞】◎:そくぶん×:はいぶん仄聞は”少し耳にはいること。噂(うわさ)などで聞くこと”の意味。【其処】◎:そこ×:そしょ其処は”(中称の指示代名詞)その場所・その点・その局面・その程度。それほど/(二人称の人代名詞)そなた。お前”の意味。【粗品】◎:そしな△:そひん粗品は”他人に贈る物を遜(へりくだ)って言う語のこと/粗悪な品物のこと”の意味。遜るというのは、”相手に敬意を示すために、自分を低いところに置いた表現のこと”です。【訴訟】◎:そしょう×:そこう訴訟は”裁判所に争いの解決のために、法律の適用を求める手続きのこと”の意味。【俎上】◎:そじょう×:しじょう俎上は”まな板の上のこと”の意味。「俎(そ)」という字には”まな板”の意味があります。【礎石】◎:そせき×:そいし礎石は”建物の基礎(土台)となる石のこと/(転じて)物事の基礎のこと”の意味。【唆す】◎:そそのかす×:しゅんす唆すは”その気になるように誘って勧(すす)めること”の意味。唆すは良い意味で使われることは少なく、良くない行動を勧めるときに使われることがほとんどです。【措置】◎:そち×:しゃくち措置は”上手く取り計らって始末すること”の意味。【其方】◎:そちら、そなた△:そっち×:そほう「そちら」と読むと”聞き手に近い方向のこと/聞き手のいる方向のこと/聞き手の近くにある物を指す語/聞き手、または聞き手の側を指す語/聞き手のすぐそばにいる人のことを指す語”の意味。「そなた」と読むと”話し手から遠い場所・方向などを示す語/やや丁寧な言い方として、目下の相手を指す語”の意味。「そっち」と読むと”そちらよりもやや砕けた感じの言い方のこと”の意味。【疎通】◎:そつう×:そくつう疎通は”滞(とどこお)りなく通じること/両者の意見が互いに通じ合い、分からない点や誤解などのないこと”の意味。【俗化】◎:ぞっか×:ぞくか俗化は”世俗(せぞく)の風潮に感化されること。俗っぽくなること”の意味。世俗というのは、”一般の人々が暮らしている世の中。また、一般の人々のこと”を指します。【即興】◎:そっきょう×:そっこう即興は”その場、その時の興(きょう)にのって、即座に行うこと”の意味。興というのは、”その場を楽しくするために行う遊びや芸などのこと”です。【率先】◎:そっせん×:りっせん率先は”人の先に立って事を行うこと”の意味。【外面】◎:そとづら○:がいめん△:げめん「そとづら」「げめん」と読むと”外部の人と接するときの態度・顔つきのこと/外側の面のこと”の意味。「がいめん」と読むと”外に表れた様子のこと/外側の面のこと”の意味。【供える】◎:そなえる×:ともえる供えるは”神仏や高貴な人などに物を捧(ささ)げること”の意味。【蕎麦】◎:そば×:きょうばく蕎麦は”タデ科の1年草のこと/そば粉に小麦粉・やまいも・卵白などをこねて、細く線状に切った食品のこと”の意味。蕎麦(植物)は茎は赤みを帯びていて、花は白色・淡紅色をしています。食品としての蕎麦を作るときの原料となるのが、この植物の蕎麦の種子から作る「そば粉」になります。そして蕎麦にはいくつか種類があり、そば粉だけ(10割)を使用したものを「十割蕎麦(じゅうわりそば)または生蕎麦(きそば)」、2割が小麦粉・8割がそば粉を使用したものを「二八(にはち)蕎麦」と呼びます。(小麦粉を1割・そば粉を9割使用したものは「九割蕎麦」と呼びます)【背く】◎:そむく×:せく背くは”ある物に背を向けること/人の意見や物事の決まりに従わないこと/反逆すること/予想・期待に反すること/世間や、ある人の元から離れていくこと”の意味。【背ける】◎:そむける×:せける背けるは”そのものを正面から見ることができなくて、顔や視線を別の方へ向けること”の意味。【粗野】◎:そや×:あらの粗野は”言動に細かい配慮がなく、荒々しいさま”の意味。【反る】◎:そる×:はんる反るは”体や体の一部が弓形(ゆみなり)に後ろへ曲がること/真っ直(す)ぐな物や平たい物が弓形に曲がること”の意味。【夫々(夫夫)】◎:それぞれ×:ふふ夫々(夫夫)は”ひとりひとり。ひとつひとつ”の意味。【逸れる】◎:それる△:はぐれる「それる」と読むと”思いがけない方向へ行くこと”の意味。「はぐれる」と読むと”連れの人を見失って離れ離れになること/(動詞の連用形に付いて)~しそこなう。~しそびれる”の意味。【算盤】◎:そろばん○:さんばん「そろばん」と読むと”枠の中の珠(たま)を上下させて計算する道具のこと/損得の計算のこと”の意味。「さんばん」と読むと”そろばん(道具)の別名のこと/和算で、高次方程式を解くのに用いた盤のこと”の意味。後者の意味は、木や紙などで作り、盤面に縦横の線を引いてできた多数の方形区画内の算木(さんぎ)を置いて計算します。【存外】◎:ぞんがい×:そんがい存外は”予想と食い違うこと。思いのほか”の意味。【忖度】◎:そんたく×:すんたく、すんど忖度は”他人の気持ちを推(お)し量ること。また、推し量って相手に配慮すること”の意味。推し量るというのは、”すでに知っている事柄から、未知の事についての見当をつけること。推測すること”です。【損耗】◎:そんもう(慣)△:そんこう(本)損耗は”使って減ること。また、使って減らすこと”の意味。【存立】◎:そんりつ×:ぞんりつ存立は”他からの影響なしに存在して、成り立っていくこと”の意味。↓タ行~【体育】◎:たいいく×:たいく体育は”健全な体や運動能力を養う教育のこと。特に、学校における教科のこと”の意味。【大往生】◎:だいおうじょう×:だいおうせい大往生は”安らかに死ぬこと”の意味。【代価】◎:だいか×:たいか「たいか」というのは、”対価”と書き表されるため注意が必要です。代価は”商品の値段。代金のこと/ある物事を成し遂げるために生じる犠牲や損害のこと”の意味。【大地震】◎:だいじしん○:おおじしん大地震は”揺れの大きな地震のこと”の意味。一般的にマグニチュード7以上の地震のことを「大地震」、マグニチュードが8かそれ以上の大きさの地震のことを「巨大地震」と言います。【貸借】◎:たいしゃく×:かしかり貸借は”貸すことと借りること/簿記の貸方(かしかた)と借方(かりかた)のこと”の意味。【大食漢】◎:たいしょくかん×:だいしょっかん大食漢は”大食いの男性のこと”の意味。大食漢は”大食(たいしょく)する漢(おとこ)のこと”を指しているため、女性に対して大食漢という言葉を使うことはできません。【怠惰】◎:たいだ×:たいじょう怠惰は”すべきことをせず、怠(なま)けること”の意味。【代替】◎:だいたい(本)○:だいがえ(慣)代替は”他の物で代えること”の意味。【大団円】◎:だいだんえん×:おおだんえん大団円は”演劇・小説・事件などで、最後の場面のこと”の意味。【戴天】◎:たいてん×:さいてん戴天は”この世に生存していること”の意味。戴天は「不倶戴天(ふぐたいてん)」という四字熟語で使われることがほとんどで、不倶戴天は”非常に強い恨みや憎しみのこと”の意味となります。不倶戴天を用いた例文としては、「彼は不倶戴天の敵だ」のような使い方で用いられます。【台頭】◎:たいとう×:だいとう台頭は”勢力を増して進出してくること”の意味。【松明】◎:たいまつ△:しょうめい松明は”長い棒の先端に、松脂(まつやに)など燃えやすいものを浸した布切れを巻き付けたもの”の意味。長い棒の先端にある燃えやすいものが浸された布の部分に、火を点(てん)じることで松明は照明具として利用されます。【貸与】◎:たいよ×:かしよ貸与は”貸し与えること”の意味。【内裏】◎:だいり△:うちうら×:ないり「だいり」と読むと”天皇の住む御殿(ごてん)を中心とする建物のこと”の意味。内裏(だいり)というのは、つまり「皇居(こうきょ)のこと」です。「うちうら」と読むと”内情のこと/着物の裏に付ける布のこと”の意味。【唾液】◎:だえき×:すいえき唾液は”唾液腺(だえきせん)から口中へ分泌される、無色で粘り気のある液のこと”の意味。唾液にはデンプンなどを分解する働きを持つ、消化酵素のアミラーゼなどが含まれています。【高嶺】◎:たかね△:こうれい×:こうりょう高嶺は”高い山のこと”の意味。高嶺は「彼女は高嶺(たかね)の花だ」のようによく用いられますが、これは”遠くからただ眺めるだけで、自分のものにすることができないたとえ”で使われます。なので美しく魅力的な人やもの、価値の高いものなどについて言います。【高値】◎:たかね×:こうち高値は”値段の高いこと。また、その値段のこと/株取引で、その日またはある期間の最も高い値のこと”の意味。【高御座】◎:たかみくら×:たかござ高御座は”天皇の玉座のこと/天皇の位のこと”の意味。高御座はいま現在では京都御所紫宸殿(きょうとごしょししんでん)に設けられており、即位の礼のときにだけ用いられます。京都御所というのは、”京都市上京区(かみぎょうく)にある旧皇居のこと”です。【集る】◎:たかる×:あつまる集るは”群がり集まること/人に金品をせびること。奢(おご)ってくれるようにねだること”の意味。【沢庵】◎:たくあん△:たくわん沢庵は”干した大根を糠(ぬか)と塩で漬けたもの”の意味。【類い】◎:たぐい×:るいい類いは”同じ種類のもの/同じ程度のもの”の意味。【類稀】◎:たぐいまれ×:るいき類稀は”非常に数が少なく、珍しいさま。滅多(めった)にないこと”の意味。【手繰る】◎:たぐる×:てさぐる「てさぐる」というのは、”手探る”と書き表されるため注意が必要です。手繰るは”長い物を両手を交互に動かし、手元へ引き寄せること/時間・行動などの順を追ってもとの方へたどること”の意味。【竹馬】◎:たけうま○:ちくば「たけうま」と読むと”2本の竹に、適当な高さに足掛かりを作ってこれに乗り、竹の上部を握って歩く遊具のこと”の意味。「ちくば」と読むと”幼い頃のこと/たけうまの別名のこと”の意味。【蛇行】◎:だこう△:じゃこう蛇行は”蛇の動くように曲がりくねっていること”の意味。【他言】◎:たごん△:たげん他言は”秘密などを他の人に話すこと”の意味。【出汁】◎:だし×:でじる出汁は”旨味(うまみ)のある汁のこと/自分の目的や利益のため、手段・方便にすること”の意味。【山車】◎:だし△:さんしゃ山車は”祭りのときに、飾り物などをして引いたり担いだりする屋台(やたい)のこと”の意味。【多勢】◎:たぜい×:たせい多勢は”人数が多いこと”の意味。【黄昏】◎:たそがれ△:こうこん黄昏は”夕暮れ。夕方の薄暗いときのこと”の意味。【蛇足】◎:だそく△:じゃそく蛇足は”余計なもの。無用なもの/自分の付け足しの言葉を遜(へりくだ)って言う語”の意味。昔、中国の楚(そ)の国で、蛇の絵を早く描く競争をしたとき、最初に描き上げた者がつい足まで描いてしまったために負けた、という故事から来ています。蛇には足は生えていないため、その故事から”余計なもの。無用なもの”という意味になりました。【三和土】◎:たたき×:みわど三和土は”赤土・石灰・砂などを混ぜて突き固めた、台所や玄関などの土間のこと(またコンクリートのものも言う)”の意味。土間(どま)というのは、”家の中において床を張っていない部分のこと”を言います。三和土は主に3種類(赤土・石灰・砂)の材料を用いることから付けられた名称です。【質す】◎:ただす×:しつす質すは”質問すること。尋(たず)ねて確かめること”の意味。【佇む】◎:たたずむ×:ちょむ佇むは”しばらく立ち止まっていること。ずっと立っていること”の意味。【直中】◎:ただなか×:ちょくちゅう直中は”真ん中。中心のこと/真っ最中(まっさいちゅう)。真っ盛りのこと”の意味。【漂う】◎:ただよう×:さまよう「さまよう」というのは、”彷徨う”と書き表されるため注意が必要です。漂うは”空中や水面に浮かんで揺れ動くこと/ある雰囲気や香りがその場に満ちること/あてもなく彷徨(さまよ)うこと”の意味。【太刀】◎:たち×:たいとう太刀は”日本刀のうち、刃渡りが60cm以上の刀のこと”の意味。太刀は「大刀(たち)」と書き表されることもありますが、古墳時代から奈良時代までに見られる直刀を「大刀」、平安時代以降の反り刀を「太刀」と書き分けます。【立木】◎:たちき○:りゅうぼく「たちき」と読むと”地面に生えて立っている木のこと”の意味。「りゅうぼく」と読むと”(法律用語で)土地に生育する樹木。また、その集団のこと”の意味。立木(りゅうぼく)は、その所有者が登記することによって、土地から独立した不動産として扱われます。【立ち退く】◎:たちのく×:たちひく立ち退くは”住んでいた場所を引き払って、他の場所へ移ること/今いる場所を離れること”の意味。【手綱】◎:たづな×:てづな手綱は”馬具のひとつで、乗り手が握って馬を操る綱のこと/他人を制御すること”の意味。【殺陣】◎:たて△:さつじん殺陣は”演劇や映画で、切り合いや捕り物などの格闘における型。立ち回りのこと”の意味。ちなみに殺陣の読み方は「たて」と読むのが一般的ですが、もともと殺陣の読み方は「さつじん」でした。公演の演目を決める際に冗談で「殺人」という名称にしようとしましたが、言葉的に穏やかではないということから字を”陣”に変えて「殺陣」としました。殺陣の読み方が「さつじん」から「たて」になったのは、目立つようにするという意味の”立て”や、歌舞伎の立ち回りを略した”立ち”から来たとされています。そして「さつじん」から当て字で「たて」と読まれるようになり、いま現在でも「たて」が一般的な読み方になっています。【伊達】◎:だて×:いたち伊達は”人目をひくように、派手に振る舞うこと。かっこいいところを見せようとしている様子のこと/外見を飾ること。見栄を張ること”の意味。「○○は伊達じゃない」という言葉がありますが、これは簡単に言えば「○○は飾りじゃない」という意味になります。例えば野球で「背番号4番は伊達じゃない」がありますが、これは「背番号4番は飾りじゃない」となり、つまり「背番号4番であるだけの実力を持っている」という意味になります。【建具】◎:たてぐ×:けんぐ建具は”屋内を仕切る戸・ふすま・障子(しょうじ)などのこと”の意味。【仮令】◎:たとい○:たとえ△:けりょう「たとい」というのは、「たとえ(例え)」の古い言い回しになります。仮令は”もし。仮に。たとえ”の意味。【畳紙】◎:たとうがみ○:たとう、たとうし△:たたみがみ「たとう」というのは、”畳紙(たとうがみ)の略のこと”です。畳紙は”畳んで懐(ふところ)に入れておく紙。懐紙のこと/厚い和紙に渋(しぶ)や漆(うるし)を塗り、4つに畳むようにして折り目を付けた包み紙のこと”の意味。前者の意味である懐紙(かいし、ふところがみ)は、茶道の席で上に菓子を取り分けたり、茶碗の縁を拭くのに用いたり、他にはメモ用紙・ちり紙・便箋(びんせん)など様々な用途で使用されます。いま現在では一般的に、”茶道の席で使用することが多い”です。【炭団】◎:たどん×:たんだん炭団は”粉炭(こなずみ)に布海苔(ふのり)を加えて練り、丸くして乾燥した燃料のこと/俗に、相撲(すもう)の星取り表で負けの印。黒星のこと”の意味。粉炭というのは”木炭が砕けて細かくなったもの”で、布海苔というのは”フノリ科の紅藻の総称のこと”です。【店子】◎:たなこ×:てんし店子は”家を借りている人。借家人(しゃくやにん)のこと”の意味。【七夕】◎:たなばた△:しちせき七夕は”五節句のひとつで、7月7日に行う織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)を祭る行事のこと”の意味。7月7日は織姫と彦星が天の川で1年に1度だけ会える日とされていて、七夕のときには細長く切った紙などの短冊(たんざく)に願い事を書いて、笹に飾ります。五節句(ごせっく)というのは1年間のうちで重要な5つの節句のことで、1月7日(人日)・3月3日(上巳)・5月5日(端午)・7月7日(七夕)・9月9日(重陽)があります。【煙草】◎:たばこ×:けむりぐさ、えんそう煙草は”ナス科の1年草のこと/タバコ(植物)の葉を乾かして作った嗜好品(しこうひん)のこと”の意味。煙草(植物)の葉には強い依存性を持つニコチンが含まれており、その葉を乾燥させて紙などで巻いたものがよく見る嗜好品の煙草になります。煙草(嗜好品)に依存してしまう人が多いのは、依存性の強いニコチンを含んだ葉を原材料としているからなんですね。【田畑】◎:たはた△:たばたけ、でんぱた田畑は”田と畑のこと”の意味。【足袋】◎:たび×:あしぶくろ※上は足袋の写真足袋は”足に履く、爪先(つまさき)が2つに分かれた袋状の履物(はきもの)のこと”の意味。足袋は下駄(げた)や草履(ぞうり)などを履くときに、鼻緒の部分を親指と他の4本の指で挟めるように2つに分かれています。【旅路】◎:たびじ×:たびろ、りょろ旅路は”旅行の道筋。旅の道中のこと”の意味。【多聞】◎:たぶん△:たもん「たぶん」と読むと”物事を多く聞き知っていること”の意味。「たもん」と読むと”城壁の上に塀のように作られた長屋(ながや)風の建築物のこと/屋敷の周囲に建てた長屋のこと”の意味。【給う】◎:たまう×:きゅうう給うは”与えるの尊敬語のこと/自分と地位が同じかそれ以下の人に対して、軽い敬意や親しみを込めて命令する語のこと”の意味。【魂消る】◎:たまげる×:たましいきえる魂消るは”非常に驚くこと。びっくりすること”の意味。【玉章】◎:たまずさ△:ぎょくしょう「たまずさ」と読むと”手紙。消息のこと”の意味。「ぎょくしょう」と読むと”立派な文章のこと/他人の手紙の尊敬語のこと”の意味。【玉響】◎:たまゆら×:ぎょくきょう玉響は”少しの間のこと”の意味。【容易い】◎:たやすい×:よういい容易いは”簡単にできること/軽々しい。軽率なこと”の意味。例えば後者の意味は、「彼の悪い所は何でも容易く引き受けることだ」のように用いられます。【太夫】◎:たゆう、※だゆう太夫は”歌舞伎(かぶき)の女形のこと/最上位の遊女のこと/浄瑠璃(じょうるり)の語り手のこと”の意味。※太夫は単体で「たゆう」と読むことはできますが、それ単体では「だゆう」と読むことはできません。何かの語の後ろに「○○太夫」のような形で付く場合だけ、「○○だゆう」と読むことができます。【垂氷】◎:たるひ×:すいひょう垂氷は”雨・雪などの水滴が凍って垂れ下がったもの。氷柱(つらら)のこと”の意味。【達磨】◎:だるま×:たつま達磨は”中国禅宗(ぜんしゅう)の開祖のこと/達磨(人物)の座禅姿をかたどった置物のこと”の意味。【束子】◎:たわし×:そくし束子は”器物の汚れをこすって落とす用具のこと”の意味。【撓む】◎:たわむ×:たるむ「たるむ」というのは、”弛む”と書き表されるため注意が必要です。撓むは”他から力を加えられて弓形(ゆみなり)に曲がること”の意味。弓形というのは、”弦を張った弓のような形のこと”です。【団塊】◎:だんかい×:だんこん団塊の「塊(かたまり・かい)」という字は、「魂(たましい・こん)」という字によく似ているため注意が必要です。団塊は”塊(かたまり)のこと/堆積岩の中に存在する、周囲より硬い塊のこと”の意味。団塊が用いられる言葉としてよく「団塊の世代」と言われたりしますが、これは”第二次世界大戦後の数年間に生まれた人達の世代のこと”を言います。具体的には”1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)に生まれた人達のこと”で、”2021年での年齢だと72歳~75歳の人達のこと”を指します。なぜ団塊の世代と呼ばれるのかと言うと、それはこの世代の人口構成が、その前後の4年間と比べて異常に膨張していることからきています。団塊の世代という言葉が世の中で使われるようになったのは、戦後のベビーブーム期の人々の人生を描いた小説である「団塊の世代」によるものです。この小説の影響により、日本の人口の高齢化問題が取り上げられたことから使われ始めました。【単月】◎:たんげつ×:たんづき単月は”他の月を無視して、その月の1ヵ月間のみを抜き出して扱うこと”の意味。【短冊】◎:たんざく×:たんさつ短冊は”字を書いたり、しるしとして物に貼る細長い紙のこと/和歌・俳句などを書き記すための細長い厚紙のこと”の意味。【断食】◎:だんじき×:だんしょく断食は”一定期間、食べ物を断(た)つこと”の意味。断食は特に修行などの目的で、積極的に行われる意味合いが強いです。【断捨離】◎:だんしゃり×:だんじゃり断捨離は”自分の人生や日常生活にとって不要なモノを捨てることで、モノへの執着から離れること”の意味。断捨離は「断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)」というヨガの行法(ぎょうほう)を応用した考え方で、やましたひでこ氏が2009年に出版した本のヒットにより有名になった言葉です。【胆汁】◎:たんじゅう×:たんじる胆汁は”肝臓で作られ、胆嚢(たんのう)内に一時ためて、十二指腸に送られる苦い消化液のこと”の意味。胆汁は黄緑色をしていて、胃液は無色透明の液体です。吐いたときに嘔吐物(おうとぶつ)と一緒に黄緑色の液体が出てくるときがありますが、これは胃液(無色透明)に胆汁(黄緑色)が混ざっているためです。【楽車】◎:だんじり×:らくしゃ、がくしゃ楽車は”主に関西・西日本で、祭礼に引いて歩く屋台(やたい)のこと”の意味。楽車には太鼓をのせ、車輪を付けて引いたり、大勢で担いだりして練り歩きます。【箪笥】◎:たんす△:たんし箪笥は”衣服・小道具などを整理・保管するのに用いる家具の総称のこと”の意味。【旦夕】◎:たんせき×:たんゆう旦夕は”朝と晩のこと/常々(つねづね)。いつも/差し迫(せま)っていること”の意味。【鍛造】◎:たんぞう×:だんぞう鍛造は”金属を加熱し、ハンマーやプレスでたたき、成形し靭性(じんせい)を与えていく加工法のこと”の意味。靭性というのは、”固体の持つ性質のひとつで、材質の粘り強さのこと”で、外力によって破壊されにくい性質のことを意味しています。【嘆息】◎:たんそく×:かんそく嘆息は”どうにもならずに嘆(なげ)いて、ため息をつくこと”の意味。【丹田】◎:たんでん×:たんだ丹田は”臍(へそ)の少し下で、下腹の内部にあり、気力が集まるとされる所のこと”の意味。【耽読】◎:たんどく×:ちんどく耽読は”読み耽(ふけ)ること。夢中になって読むこと”の意味。【堪能】◎:たんのう(慣)△:かんのう(本)「たんのう」と読むと”深くその道に通じている様子。また、その人のこと/十分に満足すること”の意味。”深くその道に通じている”というのは、「その分野に詳しい」ということです。「かんのう」と読むと”深くその道に通じている様子。また、その人のこと”の意味。【探訪】◎:たんぼう×:たんほう探訪は”社会の実情を探ったり、事件の真相を調べに出向いたりすること”の意味。【蒲公英】◎:たんぽぽ△:ほこうえい「たんぽぽ」と読むと”キク科タンポポ属の多年草の総称のこと”の意味。「ほこうえい」と読むと”たんぽぽの別名のこと/たんぽぽの根を用いた生薬(しょうやく)名のこと”の意味。【反物】◎:たんもの×:はんぶつ反物は”和服用織物の総称のこと/一反(いったん)になっている織物のこと”の意味。一反というのは”大人用和服の一着分の面積のこと”で、反(たん)というのは”尺貫法における面積の単位のこと”を意味します。【地価】◎:ちか×:じか「じか」というのは、”時価”と書き表されるため注意が必要です。地価は”土地を売買するときの価格のこと”の意味。【地殻】◎:ちかく×:じかく地殻は”地球の表層部のこと”の意味。地殻は陸地と海洋(つまり海)部分があり、陸地と海の海底部分で厚さが異なります。陸地は30~60キロメートルの厚さがあり、海底部分から約5~10キロメートルの厚さがあります。【力瘤】◎:ちからこぶ×:りょくりゅう力瘤は”肘(ひじ)を曲げて力を入れたときにできる、二の腕の筋肉の盛り上がりのこと/気合を入れてしっかりと取り組む・尽力すること”の意味。【知己】◎:ちき△:ちこ知己は”自分のことをよく分かってくれている人。親友のこと/知り合い。知人のこと”の意味。【乳兄弟】◎:ちきょうだい×:ちちきょうだい乳兄弟は”血縁はないが、同じ女性の乳で育てられた人同士のこと”の意味。例えば昔の身分の高い女性は、子の授乳などを別の女性(これを乳母と言う)に任せることが多く、乳母(うば)は母乳が出ないといけないため、近くに出産をしていて乳児がいます。そして身分の高い女性の子も、乳母の子と一緒にその乳母の母乳で育っていきます。なのでこの例で言うと、身分の高い女性の子と乳母の子は、乳兄弟ということになります。【逐一】◎:ちくいち△:ちくいつ×:たくいち逐一は”一つ一つ順を追って。いちいち詳細に”の意味。【逐次】◎:ちくじ×:たくじ逐次は”順を追って次々に”の意味。【治世】◎:ちせい△:じせい治世は”よく治(おさ)まっている世の中のこと/君主として世を治めること。また、その期間のこと”の意味。【稚拙】◎:ちせつ×:ちしゅつ稚拙は”子供じみていて下手なこと”の意味。【地代】◎:ちだい○:じだい地代は”他人の土地を借りた者が、その地主に支払う借地料(しゃくちりょう)のこと/土地を売買するときの値段のこと”の意味。【血肉】◎:ちにく○:けつにく血肉は”血と肉。また、生身の体のこと/(転じて)血の繋がっている者のこと。親子・兄弟のこと”の意味。【乳離れ】◎:ちばなれ(本)○:ちちばなれ(慣)乳離れは”乳児が成長して乳を飲まなくなること。また、その時期のこと/成長して親などに頼らず自分一人で行動できるようになること”の意味。【痴呆】◎:ちほう×:ちほ痴呆は”愚かなこと/正常であった知的能力が、後天的な脳の障害・疾患によって低下した状態のこと”の意味。以前は痴呆症と呼ばれていましたが、痴呆という言葉には”愚かなこと”の意味があり、侮蔑(ぶべつ)的な表現が含まれているとして問題になりました。これにより現在では呼び方が、痴呆症から「認知症(にんちしょう)」という名称に変更になっています。【血眼】◎:ちまなこ×:けつがん血眼は”怒りなどで血走った目のこと/一つの物事に熱中すること”の意味。【叉焼】◎:チャーシュー×:さしょう叉焼は”豚肉を砂糖・酒・香辛料を混ぜた醤油に浸し、炉などで焼いた料理のこと”の意味。叉焼はラーメンの具として薄切りにされてのせられています。「チャーシュー」は叉焼の他にも”焼豚(チャーシュー)”と書き表されることもありますが、叉焼を「チャーシュー」と読むのは中国語から来ているため、どちらが正しいのかと言われれば叉焼の方が正しいと言えるでしょう。【炒飯】◎:チャーハン△:いりめし×:いためし炒飯は”ご飯を肉・卵・野菜などとともに炒めて、味付けした料理のこと”の意味。ちなみにイタ飯(いためし)というのは、「チャーハン」のことではなく”イタリアの飯(めし)=イタリア料理”のことを意味しているため注意が必要です。【嫡子】◎:ちゃくし△:てきし嫡子は”家を継ぐ子のこと/正妻(せいさい)が産んだ子のこと”の意味。正妻というのは、”法律で認められている、正式に結婚した妻のこと/一夫多妻制において、第一位の妻のこと”を指します。【着生】◎:ちゃくせい×:ちゃくしょう「ちゃくしょう」というのは、”着床”と書き表されるため注意が必要です。着生は”植物が、樹木や岩石などに付着して生育すること”の意味。着生は寄生とは異なり、対象となった樹木などから養分を吸収することはありません。【嫡流】◎:ちゃくりゅう×:てきりゅう嫡流は”本家の系統。正統の血筋・流派のこと”の意味。【卓袱台】◎:ちゃぶだい×:たくふくだい※上は卓袱台の写真卓袱台は”短い脚(あし)の付いた食事用の台のこと”の意味。【中腰】◎:ちゅうごし×:なかごし中腰は”腰を半分だけ前に折り曲げた低い姿勢のこと”の意味。【衷心】◎:ちゅうしん×:いしん衷心は”心の奥底。本当の気持ちのこと”の意味。【中枢】◎:ちゅうすう×:ちゅうく中枢は”物事の中心となる重要な部分のこと”の意味。【鋳造】◎:ちゅうぞう×:いぞう鋳造は”金属を溶かし、鋳型(いがた)に注ぎ込んで、目的の形にすること”の意味。鋳型というのは、”目的の形にするために溶かした金属を流し込む型のこと”です。【紐帯】◎:ちゅうたい△:じゅうたい紐帯は”2つのものを結びつける役割をなしているもの/血縁・地縁・利害関係など、社会を形づくる結びつきのこと”の意味。【鋳鉄】◎:ちゅうてつ△:いてつ鋳鉄は”2.0パーセント以上の炭素を含む鉄合金のこと”の意味。【沖天】◎:ちゅうてん×:おきてん沖天は”天高く昇ること”の意味。例えば「沖天の勢い」や「士気はすでに沖天の状態だ」のように、沖天は”人の威勢などの激しいこと”に対して言うことがほとんどです。【懲役】◎:ちょうえき×:ちょうやく懲役は”自由刑のひとつで、刑務所に拘置(こうち)して所定の作業を行わせる刑のこと”の意味。【寵姫】◎:ちょうき×:りゅうき寵姫は”君主が特に愛する女性のこと”の意味。【手水】◎:ちょうず△:てみず手水は”参拝する前などに、手や口を水で洗い清めること。また、その水のこと”の意味。【長蛇】◎:ちょうだ△:ちょうじゃ長蛇は”長くて大きな蛇(へび)のこと/蛇のように長く延び続いていること”の意味。一般的には「長蛇の列ができる」のように、後者の意味で使われることがほとんどです。【打擲】◎:ちょうちゃく×:だちゃく打擲は”拳(こぶし)や棒などで打ちたたくこと。殴(なぐ)ること”の意味。【提灯】◎:ちょうちん△:ていとう※上は提灯の写真提灯は”細い割り竹を円形などにしたものを骨とし、紙や布を貼り、中に蝋燭(ろうそく)を灯せるようにした照明具のこと”の意味。現在では中に蝋燭ではなく、電球を入れたりすることも多いです。【蝶番】◎:ちょうつがい△:ちょうばん蝶番は”開き戸・蓋(ふた)などを支え、自由に開閉できるように取り付ける金具。ヒンジのこと”の意味。【弔電】◎:ちょうでん×:いでん、ていでん弔電は”人の死を悼(いた)む気持ちを表した電報のこと”の意味。【手斧】◎:ちょうな△:ておの手斧は”木材の粗削りに用いられる、鍬(くわ)形の大工道具のひとつ”の意味。【貼付】◎:ちょうふ×:はりつけ「はりつけ」というのは、”貼り付け”と書き表されるため注意が必要です。貼付は”貼り付けること”の意味。【重複】◎:ちょうふく(本)○:じゅうふく(慣)重複は”同じ物事が重なること”の意味。【重宝】◎:ちょうほう△:じゅうほう「ちょうほう」と読むと”便利で役に立つこと/貴重な宝物。大切な宝物のこと”の意味。「じゅうほう」と読むと”貴重な宝物。大切な宝物のこと”の意味。【聴聞】◎:ちょうもん×:ちょうぶん聴聞は”行政機関が行政上の決定を行う場合、広くその利害関係者などから意見を聞くこと/説教・演説などを聴くこと”の意味。【弔問】◎:ちょうもん×:いもん、ていもん弔問は”故人を弔(とむら)うために遺族のもとを訪ねること”の意味。【重用】◎:ちょうよう○:じゅうよう重用は”その人を重んじて、重要な職務や地位につかせて用いること”の意味。【貼用】◎:ちょうよう×:はるよう貼用は”貼り付けて用いること”の意味。【猪口】◎:ちょこ×:ちょぐち猪口は”酒を注(つ)いで飲む陶製の小さな器のこと/前菜などを盛るための小さな器のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【鎮圧】◎:ちんあつ×:しんあつ鎮圧は”反乱・暴動などを武力で抑え鎮(しず)めること”の意味。【鎮火】◎:ちんか×:しんか鎮火は”火事の火が消えておさまること”の意味。【珍重】◎:ちんちょう×:ちんじゅう「ちんじゅう」というのは、”珍獣”と書き表されるため注意が必要です。珍重は”珍しい物として大切にすること/めでたいこと。祝うべきこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【潰える】◎:ついえる×:つぶえる潰えるは”壊れること。崩れること/戦いに負けて総崩れになること/(夢や計画などが)だめになること”の意味。【衝立】◎:ついたて×:しょうりつ※上は衝立の写真衝立は”室内で立てて、仕切りや外からの目隠しにする家具のこと”の意味。【序で】◎:ついで×:じょで序では”物事を行う機会に別のことを一緒に行うこと”の意味。【追悼】◎:ついとう×:ついたく追悼は”死を悼(いた)み、悲しむこと”の意味。【啄む】◎:ついばむ×:たくむ啄むは”鳥がくちばしで物をつついて食べること”の意味。【月極】◎:つきぎめ×:げっきょく月極は”1ヶ月を単位として契約を決めること。また、その契約のこと”の意味。【接ぎ木】◎:つぎき×:せつぎき接ぎ木は”枝などを切り取って、同種または近い関係にある他の植物の枝や幹(みき)に接(つ)ぎ合わせること”の意味。接ぐ方の枝のことを「接ぎ穂(つぎほ)」、根のある接がれる方の植物のことを「台木(だいぎ)」と言い、接ぎ木は”接ぎ穂とする植物の増殖”を目的として行われることが多いです。【月次】◎:つきなみ△:げつじ月次は”平凡なこと/毎月定期的に行うこと”の意味。【月日】◎:つきひ○:がっぴ「つきひ」と読むと”時間の経過のこと/月と太陽のこと”の意味。「がっぴ」と読むと”日付における月と日のこと”の意味。【築山】◎:つきやま×:ちくざん築山は”庭園などに、山に見立てて土砂・石などを用いて築いたもの”の意味。【月夜】◎:つきよ△:げつや、つくよ月夜は”月の明るい夜のこと”の意味。【土筆】◎:つくし△:どひつ土筆は”シダ植物であるスギナの胞子茎(ほうしけい)のこと”の意味。【九十九】◎:つくも△:くじゅうく「つくも」と読むと”九十九髪(つくもがみ)の略のこと”の意味。九十九髪というのは、”老女の白髪のこと。また、その老女のこと”を意味します。ちなみに「九十九髪(つくもがみ)」と「付喪神(つくもがみ)」がありますが、これらは同じ意味の言葉ではありません。「九十九髪」は”老女の白髪のこと。また、その老女のこと”を意味し、「付喪神」は”長い年月を経た道具などに神や精霊が宿ったもの”を意味します。そして九十九年を”長い年月”と置き換えて、付喪神は「九十九神」とも表記されます。「くじゅうく」と読むと”100より1つ少ない数/数の多いこと”の意味。【培う】◎:つちかう×:ばいう培うは”根に土をかけて草木を育てること/能力や性質を養い育てること”の意味。一般的には後者の意味で用いられることがほとんどです。【土塊】◎:つちくれ△:どかい土塊は”土の塊(かたまり)のこと”の意味。【土気色】◎:つちけいろ×:どきしょく土気色は”土のような色のこと”の意味。土気色という言葉は憔悴(しょうすい)していたり、生気を失った人の顔色などに対して使われることが多い言葉です。憔悴というのは、”心配・疲労・病気などにより、やせ衰えること”です。【美人局】◎:つつもたせ×:びじんきょく美人局は”男女が共謀してその女が別の男を誘惑し、別の男が引っ掛かるとそれを言いがかりとして、その男から金銭などをゆすること”の意味。【伝手】◎:つて×:でんしゅ伝手は”物事を進めるにあたり、頼りにできそうな人物のこと”の意味。【都度】◎:つど×:とど都度は”そのたびごと”の意味。【集う】◎:つどう×:しゅうう集うは”ある目的を持ってある場所に集まること”の意味。【飛礫】◎:つぶて×:ひれき飛礫は”小石を投げること。また、その小石のこと”の意味。【爪先】◎:つまさき×:つめさき爪先は”足の指の先の部分のこと/爪の先端のこと”の意味。後者の「爪の先端」の意味については、”足の指先の爪だけに限らず、手の指先の爪のこと”も指しています。【旋毛】◎:つむじ△:せんもう旋毛は”頭の毛が渦巻(うずまき)のように生えている部分のこと”の意味。【通夜】◎:つや△:つうや「つや」と読むと”仏堂で終夜祈願すること/死者を葬る前に、親類・知人が集まり、死者と共に終夜過ごすこと”の意味。「つうや」と読むと”夜通し。一晩中のこと/仏堂で終夜祈願すること/死者を葬る前に、親類・知人が集まり、死者と共に終夜過ごすこと”の意味。【梅雨】◎:つゆ○:ばいう梅雨は”6月頃に降り続く長雨のこと。また、その雨期のこと”の意味。梅雨を単体で使う場合は「つゆ」と読むことが多く、梅雨前線のように梅雨の後に言葉が付く場合は「ばいう」と読むことが多いです。ちなみにいま現在の暦(新暦)での6月頃というのは、旧暦におけるだいたい5月頃のことです。旧暦の5月頃に降る長雨のことを「五月雨(さみだれ)」と言い、五月雨は梅雨の別名としても知られています。【強腰】◎:つよごし×:きょうよう強腰は”態度が強硬で、相手に対して一歩も譲らないこと。また、そのさま”の意味。【連ねる】◎:つらねる×:れんねる連ねるは”多くのものを列をなすように並べること/繋ぎ続ける。次から次に言うこと/引き連れること/関係者の一人として仲間に加わること”の意味。【氷柱】◎:つらら△:ひょうちゅう「つらら」と読むと”軒などから滴(したた)る水滴が凍って、棒状に垂れ下がったもの”の意味。「ひょうちゅう」と読むと”つららの別名のこと/夏に、冷感を高めるために置く角柱形の氷のこと”の意味。【悪阻】◎:つわり○:おそ「つわり」と読むと”妊娠の初期に、吐き気や食欲不振、飲食物に対する嗜好の変化などを起こす症状のこと”の意味。「おそ」と読むと”妊娠悪阻(にんしんおそ)。つわりの症状が悪化した状態のこと”の意味。【定款】◎:ていかん×:ていぎ定款は”社会法人の目的・組織・業務などに関する基本規則のこと。また、それを記載した文書のこと”の意味。【逓減】◎:ていげん×:とんげん逓減は”次第に減少すること”の意味。【体裁】◎:ていさい△:たいさい体裁は”他人が見たときの自分の状態についての感じのこと/物の外から見える形・様子のこと/うわべを飾った言葉のこと”の意味。【丁字路】◎:ていじろ×:ちょうじろ丁字路は”丁字形になっている道路。T(てぃー)字路のこと”の意味。【丁重】◎:ていちょう×:ていじゅう丁重は”態度や扱いに心がこもっていて、礼儀正しいさま/注意深く大事に扱うこと”の意味。【出入り】◎:でいり○:ではいり出入りは下記のような意味です。出たり入ったりすること商売などのために、頻繁にその家や会社を訪れること金銭の支出と収入のこと超過と不足。数量の増減のこと地形が突き出たり、はいり込んだりしていること【鼎立】◎:ていりつ×:けんりつ鼎立は”鼎(かなえ)の脚(あし)のように、三つの勢力または三者が互いに対立すること”の意味。※上は鼎(かなえ)の写真鼎というのは、”食べ物を煮るのに用いる金属製または土製の容器(普通は3本脚)のこと”です。【溺愛】◎:できあい×:じゃくあい溺愛は”やたらに可愛がること”の意味。【敵愾心】◎:てきがいしん×:てきぎしん敵愾心は”敵に対して抱く怒りの気持ちや、強い闘争心のこと”の意味。【適宜】◎:てきぎ×:てきせん適宜は”その場の状況にぴったり合っていること/個々の状況に合わせて行動すること”の意味。【覿面】◎:てきめん×:へきめん覿面は”効果・結果・報(むく)いなどがすぐに現れること”の意味。【出禁】◎:できん×:しゅっきん出禁は”出入(でい)り禁止の略のこと”の意味。「他の人の迷惑になる」、または「店の利益を著しく損なう」などと判断された場合、店などが問題のある人物に対して、今後の入店を拒否・禁止することを意味します。【木偶】◎:でく△:もくぐう、ぼくぐう「でく」と読むと”木彫りの人形のこと/操り人形。傀儡(くぐつ)のこと/役に立たない人のこと”の意味。木偶は木彫りの人形の意味でしたが、人形だけでは何もできないということから転じて、木偶(でく)は”役に立たない人”という意味になりました。木偶(でく)という言葉でよく耳にするのが「木偶(でく)の坊」で、”役に立たない人。気転が利かない人を罵(ののし)っていう語”の意味があります。「もくぐう」「ぼくぐう」と読むと”木彫りの人形のこと”の意味。【手癖】◎:てくせ○:てぐせ手癖は”習慣的にしてしまう手の動きのこと/盗みをしてしまう癖のこと”の意味。【手管】◎:てくだ×:しゅかん手管は”人を騙す手段。人を巧みにだます手際のこと”の意味。【凸凹】◎:でこぼこ△:とつおう×:おうとつ「おうとつ」というのは、”凹凸”と書き表されるため注意が必要です。凸凹は”物の表面に高低があり、平らでないこと/均等でないこと”の意味。【手強い】◎:てごわい△:てづよい「てごわい」と読むと”なかなか強くて油断できないこと”の意味。「てづよい」と読むと”強い態度であること”の意味。【手酌】◎:てじゃく×:てしゃく手酌は”自分で注ぎながら酒を飲むこと”の意味。【手燭】◎:てしょく△:しゅしょく手燭は”持ち歩きに便利なように柄(え)を付けた燭台(しょくだい)のこと”の意味。燭台というのは、”蝋燭(ろうそく)を立てて、火をともす台のこと”です。【手勢】◎:てぜい×:てせい、しゅせい手勢は”その人が直接率いている軍勢のこと”の意味。【手狭】◎:てぜま×:しゅきょう手狭は”家や部屋などが、使用するのには狭いこと”の意味。【出初式】◎:でぞめしき×:しゅっしょしき出初式は”正月に消防士などが初めて出揃って、消火演習や消防動作の型などを演じる行事のこと”の意味。【手練れ】◎:てだれ×:てねれ、てれんれ手練れは”技芸・武術などに熟練して優れていること。また、その人のこと”の意味。【鉄扉】◎:てっぴ×:てつとびら鉄扉は”鉄製の扉(とびら)のこと”の意味。【出面】◎:でづら○:でめん×:しゅつめん「でづら」と読むと”顔出しをすること/日雇い労働者などの賃金のこと”の意味。「でめん」と読むと”日雇い労働者などの賃金のこと”の意味。【出不精】◎:でぶしょう×:でふせい「でぶしょう」は”出無精”とも書き表されますが、一般的には”出不精”と表記されることが多いです。出不精は”外出を面倒くさがること。また、そのような性質の人のこと”の意味。【手解き】◎:てほどき×:てかいき手解きは”学問や技術などの初歩を教えること”の意味。【手許】◎:てもと×:しゅきょ「てもと」は”手元”とも書き表され、一般的には”手元”と表記されることが多いです。手許は”手の届く辺り/物の、手で持ったり握ったりする部分のこと/手の動かし方のこと/箸(はし)のこと”の意味。【天蓋】◎:てんがい×:てんぶた天蓋は”仏像などの上にかざす笠状の装飾物のこと/祭壇やベッドなどの上に付けた覆いのこと”の意味。【田楽】◎:でんがく×:でんらく田楽は”日本芸能のひとつで、田植えなど稲作に関する芸能のこと/”田楽焼き”の略のこと”の意味。田楽焼きというのは、”豆腐・茄子(なす)・里芋・こんにゃく・魚などを串に刺して、火であぶり、味噌を塗って焼いた料理のこと”です。田楽焼きは、別名で「味噌田楽(みそでんがく)」とも呼ばれています。【添削】◎:てんさく×:そうさく添削は”他人の文章・答案などを、書き加えたり削ったりして直すこと”の意味。【天竺】◎:てんじく×:てんじ天竺は”中国・日本などにおける、インドの古称のこと/ある語に添えて、外国・遠方の地・舶来(はくらい)などの意を表すもの”の意味。【天井】◎:てんじょう×:てんい天井は”部屋上部の仕切りのこと/物の内部の最も高い所のこと/相場の最高値のこと”の意味。【天誅】◎:てんちゅう×:てんしゅ天誅は”天の下す罰のこと。また、天に代わって罰すること”の意味。【天汁】◎:てんつゆ×:てんじる天汁は”天ぷらを食べるときにつける汁のこと”の意味。天汁というのは、だし汁に醤油(しょうゆ)・味醂(みりん)を合わせて作ります。【天女】◎:てんにょ×:てんじょ天女は”天上界に住むという女性のこと。また、この世に2人といないような美しい女性のたとえ”の意味。【伝播】◎:でんぱ×:でんばん伝播は”伝わり広まること/波動が広がっていくこと”の意味。波動というのは、”物質の振動が隣接する部分の運動を引き起こして、その振動が次々に物質に伝えられていく現象のこと”です。【天日】◎:てんぴ△:てんじつ「てんぴ」と読むと”太陽の光。また、太陽の光による熱のこと”の意味。「てんじつ」と読むと”太陽のこと”の意味。【天稟】◎:てんぴん△:てんりん天稟は”生まれつきの才能・性質のこと”の意味。【添付】◎:てんぷ×:そうふ添付は”書類やメールなどに補足・関連するものを添(そ)えること”の意味。【天賦】◎:てんぷ×:てんぶ天賦は”天から賦与(ふよ)されたもの。生まれつき”の意味。賦与というのは、”配り与えること。分け与えること”の意味です。【伝馬船】◎:てんません△:てんまぶね伝馬船は”木造の小型和船(わせん)のこと”の意味。伝馬船というのは、本船と岸との間を往復して、荷物などの積み下ろしを行うために用いられます。【天文】◎:てんもん△:てんぶん「てんもん」と読むと”天体に起こる様々な現象のこと”の意味。天体というのは、”太陽・惑星・衛星・星雲などの、宇宙に存在する物体の総称のこと”を指します。天文(てんもん)を用いた言葉で、「天文学的数字(てんもんがくてきすうじ)」という言葉が用いられますが、これは”天文学で扱うような桁(けた)外れに大きな数。現実離れした非常に大きな数のこと”の意味になります。「てんぶん」と読むと”戦国時代、後奈良(ごなら)天皇の時の年号のこと”の意味。天文(てんぶん)は「西暦1532年~1555年」の期間を指します。【投網】◎:とあみ△:なげあみ投網は”円錐(えんすい)形の網の上部に手綱(たづな)、下部に重りを付け、船上などから水面に投げ広げ、被せて引き上げる漁法。また、その網のこと”の意味。投網は主に浅い所で行われるものです。【砥石】◎:といし×:ていせき砥石は”刃物などを研(と)ぐのに用いる石のこと”の意味。【当該】◎:とうがい×:とうかく当該は”そのことに関係のあること”の意味。【冬瓜】◎:とうがん×:ふゆうり冬瓜は”ウリ科の1年草のこと。また、その果実のこと”の意味。【春宮】◎:とうぐう△:しゅんきゅう春宮は”皇太子の宮殿のこと/皇太子のこと”の意味。春宮は「東宮(とうぐう)」と書き表されることが多く、これは宮殿が皇居の東にあったことからとされています。そして東は五行説(中国において、万物は木・火・土・金・水の5つの要素によって成り立っているという説)で、春にあたることから、東宮・春宮どちらも「とうぐう」と読まれるようになりました。【道化】◎:どうけ×:どうか道化は”滑稽な言葉や動作で人を笑わせること。また、その笑わせる人のこと”の意味。【慟哭】◎:どうこく×:どうき慟哭は”悲しみに耐えきれず大声をあげて泣くこと”の意味。【湯治】◎:とうじ×:とうち湯治は”温泉に入って病気やケガの療養をすること”の意味。【杜氏】◎:とうじ△:とじ杜氏は”酒を醸造する職人の長。また、酒を造る職人のこと”の意味。【童子】◎:どうじ×:どうし童子は”子供のこと”の意味。【踏襲】◎:とうしゅう×:ふしゅう踏襲は”今までのやり方を受け継いで、その通りにやっていくこと”の意味。踏襲と意味が似ている言葉に「継承(けいしょう)」がありますが、継承は”地位・財産・権利・義務などを受け継ぐこと”の意味です。踏襲と継承はそれぞれ受け継ぐモノが異なっており、踏襲は”考え方・方法”を、継承は”地位・財産・権利”などを受け継ぎます。ですので何を受け継いでいるのかで、踏襲なのか、継承なのかが分かります。【頭書】◎:とうしょ○:かしらがき「とうしょ」と読むと”本文の上欄に解釈などを書き加えること。また、その書き加えられたもの/文章の初めの書き出しの部分のこと”の意味。「かしらがき」と読むと”本文の上欄に解釈などを書き加えること。また、その書き加えられたもの/脚本で、台詞(せりふ)の上に書いてある、その台詞を述べる役の名前のこと”の意味。【刀子】◎:とうす△:とうし刀子は”短刀。小さめな刀のこと”の意味。【同棲】◎:どうせい×:どうさい同棲は”一つの家に一緒に住むこと”の意味。特に、”結婚していない男女が一緒に暮らすこと”を意味することがほとんどです。【統率】◎:とうそつ×:とうりつ統率は”集団内の多くの人を一つにまとめて動かすこと”の意味。【道程】◎:どうてい○:みちのり道程は”ある所までの道路の距離のこと/ある所・状態に至るまでの道筋(みちすじ)のこと”の意味。【読点】◎:とうてん×:どくてん読点は”文章の意味の切れ目や、文章を読みやすくするために打つ点(、)のこと”の意味。ちなみに”文の最後に用いる符号のこと”を句点(。)と言い、句点(。)と読点(、)を総称したものを「句読点(くとうてん)」と言います。【等々(等等)】◎:とうとう△:などなど等々(等等)は”(いくつかの語を並べたものに付いて)その他の例がまだ多くあること、また、それらを省略して例示する意”の意味。一般的に「etc.(エトセトラ)」という言葉が使われることもありますが、これは等々と同じ意味なので覚えておきましょう。(「etc.」というのは、「et cetera(ラテン語)」の略のこと)【頭取】◎:とうどり×:とうしゅ頭取は”銀行などの取締役の代表者のこと/音頭(おんど)を取る人のこと/集団の長のこと”の意味。【灯明】◎:とうみょう×:とうめい灯明は”神仏に供える火のこと”の意味。【豆苗】◎:とうみょう×:とうびょう豆苗は”エンドウの若芽(わかめ)のこと”の意味。若芽というのは、”生え出て間もない草木の芽のこと”です。ちなみにスーパーなどで豆から発芽させた幼い状態のエンドウが根付き、カットされた状態で売られています。容器に水を張り、根の部分を浸して育てることで豆苗は2回ほどの再収穫が可能です。3回目以降は豆自体が持つ養分を使い果たし、上手くいかないことも多いですが、定期的に水を取り替えて育てれば、2回は再収穫できるので豆苗は手頃な野菜となります。【玉蜀黍】◎:とうもろこし×:ぎょくしょくきび玉蜀黍は”イネ科の1年草のこと。また、その果実のこと”の意味。普段食べている黄色い部分が、玉蜀黍における果実の部分です。玉蜀黍は稲・小麦とともに世界三大穀物として知られていて、食用・飼料とするために世界中で広く栽培されています。玉蜀黍の別名として、「唐黍(とうきび)」という名称で呼ばれることもあります。【登用】◎:とうよう×:とよう登用は”人をこれまでよりも上の地位に引き上げて使うこと”の意味。【灯籠】◎:とうろう×:とうりゅう※上は灯籠の写真灯籠は”石や金属などで作られた、中にあかりをともす灯火用具のこと”の意味。【遠出】◎:とおで×:えんしゅつ遠出は”遠くへ出かけること”の意味。【咎人】◎:とがにん×:とがびと咎人は”罪を犯した人のこと。罪人のこと”の意味。【読経】◎:どきょう○:どっきょう△:どくきょう読経は”声を出して経文(きょうもん)を読むこと”の意味。経文というのは、”教徒の信ずべき教えを記録したもの”になります。【毒親】◎:どくおや×:どくしん毒親は”子供に悪い影響のある親のこと”の意味。例えば暴力などで子供を傷つけたり、束縛や依存などによって子供の自立を妨(さまた)げたりする親のことを指します。【得心】◎:とくしん×:えしん得心は”十分に承知すること。納得すること”の意味。【毒舌】◎:どくぜつ×:どくじた毒舌は”手厳しい皮肉や悪口のこと”の意味。【得喪】◎:とくそう×:とくも得喪は”得ることと失うこと”の意味。【読本】◎:とくほん○:どくほん△:よみほん「とくほん」「どくほん」と読むと”教科書のこと/一般向きの入門書や解説書のこと”の意味。「よみほん」と読むと”江戸時代の小説の一種のこと/古文書を分かりやすく現代の文字に直したもの”の意味。【匿名】◎:とくめい×:じゃくめい匿名は”自分の氏名を隠すこと”の意味。【髑髏】◎:どくろ△:しゃれこうべ髑髏は”風雨に晒(さら)され、まわりの肉が落ちてしまった頭の骨のこと”の意味。【何処】◎:どこ△:いずこ何処は”不明または不特定の場所を示すのに用いる語のこと”の意味。【床土】◎:とこつち×:ゆかつち、しょうど床土は”床の間(とこのま)の壁などを塗る上等な土のこと/苗床(なえどこ)用の土のこと”の意味。床の間というのは、”座敷の床を一段高くして、掛け軸・置物・花などを飾るところのこと”です。この床の間の壁を塗っている土のことを「床土(とこつち)」と言います。【常夏】◎:とこなつ×:じょうか常夏は”常(つね)に夏のような気候であること”の意味。【心太】◎:ところてん△:こころぶと×:しんた「ところてん」と読むと”テングサの煮汁を濾(こ)して型に入れ、ゼリー状に固めた食品のこと/ところてんのように押し出されて自然に前に進むこと(ところてん式として用いる)”の意味。テングサは”紅藻(こうそう)類テングサ科の海藻の総称のこと”で、心太(ところてん)・寒天の原料になっています。また後者の意味のように「心太(ところてん)式」という言葉が使われるときがありますが、これは心太突きによって、型から心太が押し出される様子からきている言葉です。心太式を用いた例文としては、「心太式に大学を卒業する」のように使用されます。「こころぶと」と読むと”テングサの別名のこと/ところてんの別名のこと/大胆なこと”の意味。【屠殺】◎:とさつ×:しょさつ屠殺は”(肉などを利用するために)家畜類を殺すこと”の意味。【道産子】◎:どさんこ×:どうさんこ、どうさんし道産子は”北海道生まれの人のこと/北海道産の馬のこと”の意味。【刀自】◎:とじ△:とうじ刀自は”年配の女性に対する敬称のこと/一家の主婦のこと”の意味。前者の意味である「年配の女性に対する敬称」として用いるときは、名前の下(例:A子刀自)に付けて敬称として用いられます。【年端】◎:としは×:ねんたん年端は”年齢のほど。年齢のこと”の意味。「年端もいかない少年」「年端もいかない子」のように”年端もいかない”のように用いられ、幼い年齢の場合に用いることがほとんどです。【図書】◎:としょ△:ずしょ図書は”書籍。書物。本のこと”の意味。【土性骨】◎:どしょうぼね×:どせいこつ土性骨は”性質・根性を強調した語のこと”の意味。【隣町】◎:となりまち△:りんちょう隣町は”隣(となり)の町。隣接した町のこと”の意味。【舎人】◎:とねり△:しゃじん「とねり」と読むと”昔、天王・皇族に仕えて雑役に従事した官人のこと/貴人に従事した牛車(ぎっしゃ)の牛飼いや乗馬の口取りのこと”の意味。「しゃじん」と読むと”とねり(官人)の別名のこと/とねり(牛飼いや口取り)の別名のこと/召使い。家来のこと”の意味。【登坂車線】◎:とはんしゃせん△:とうはんしゃせん登坂車線は”道路の上り坂で、速度の遅くなる車両のために設けられている車線のこと”の意味。【塗布】◎:とふ×:るふ「るふ」というのは、”流布”と書き表されるため注意が必要です。塗布は”一面に塗り付けること”の意味。【濁酒】◎:どぶろく△:だくしゅ濁酒は”醪(もろみ)を搾(しぼ)らず、濾(こ)していない白く濁った酒のこと”の意味。「だくしゅ」というのは、「どぶろく」の別名です。醪というのは、”酒・醤油などの醸造において、原料(米・米麹・水)を混合して発酵させたドロドロの液体のこと”を言います。濁酒は醪をそのまま飲むため、「醪酒(もろみざけ)」とも呼ばれています。(醪をまったく濾していない酒のことを「どぶろく」と呼び、少しでも濾した酒のことを「濁り酒(にごりざけ)」と呼んでいます。)濁酒は原料となっている米・米麹(こめこうじ)が濾されずに残っているため、白濁しています。その白濁した醪(=濁酒)を濾したものが日本酒となり、醪の液体以外の部分(カス)が酒粕(さけかす)となります。【灯火】◎:ともしび○:とうか灯火は”灯した火のこと。また、その明かりのこと”の意味。【伴う】◎:ともなう×:はんう伴うは”一緒に行くこと。ついて行くこと/同時に併(あわ)せ持つこと。同時に別の事を生じさせること/釣り合いがとれること”の意味。【鶏肉】◎:とりにく△:けいにく鶏肉は”鶏(にわとり)の肉のこと”の意味。【吐露】◎:とろ×:はくろ吐露は”心の中に思っていることを隠さずに話すこと”の意味。【団栗】◎:どんぐり×:だんぐり団栗は”クヌギ・カシワ・コナラ・カシなどのブナ科植物の果実の総称のこと”の意味。団栗というのは、特にクヌギの果実を指すことが多いです。団栗には椀(わん)形の殻があって、これを「殻斗(かくと)」と言い、果実の下部分を包んでいます。【曇天】◎:どんてん×:うんてん曇天は”曇(くも)った空のこと”の意味。【丼飯】◎:どんぶりめし×:どんめし丼飯は”丼(どんぶり)に盛った飯(めし)のこと”の意味。”丼に盛った飯のこと”の「飯(めし)」というのは、白米だけでなく、白米の上にのっている具も含めて(つまり料理のこと)指しています。【問屋】◎:とんや△:といや問屋は”生産者から品物を買い、それを小売業者に卸(おろ)すことを商売としている店や人のこと”の意味。ちなみに「そうは問屋(とんや)が卸(おろ)さない」ということわざがありますが、そんな安値では小売業者に問屋は卸してくれない、そこから転じて”物事はそう簡単には運ばない”というたとえを表しています。「そうは問屋が許さない」とよく間違われることがあるため注意が必要です。↓ナ行~【内奥】◎:ないおう×:ないおく内奥は”内部の奥深いところのこと”の意味。【乃至】◎:ないし×:のし乃至は”数量などで上と下の限界を示して、中間を略すのに用いる語のこと/または。あるいは”の意味。前者の意味は「期間は10日乃至20日かかる」のように用いられます。【内示】◎:ないじ△:ないし内示は”正式の発令の前に、内々(ないない)に示すこと。非公式に通知すること”の意味。【内省】◎:ないせい×:ないしょう内省は”自分自身の考え方や行動について省(かえり)みること”の意味。「省みる」というのは”振り返ってよく考える。反省する”などの意味があるため、つまり内省は”自分自身の行動などについて振り返り反省する”という意味になります。【苗床】◎:なえどこ×:なえゆか苗床は”種をまき作物の苗を育てる場所のこと”の意味。【直会】◎:なおらい×:ちょっかい直会は”神事が終わった後、供え物の神酒(みき)・神饌(しんせん)をおろしていただく酒宴(しゅえん)。また、そのおろした神酒・神饌のこと”の意味。神酒というのは”神にお供えする酒のこと”で、神饌というのは”神にお供えする飲食物のこと”です。【仲買】◎:なかがい×:ちゅうかい仲買は”物品や権利の売買の仲介をし、利益を得ること。また、それを職業とする人。ブローカーのこと”の意味。【仲違い】◎:なかたがい△:なかちがい仲違いは”仲が悪くなること”の意味。【半ば】◎:なかば×:はんば半ばは”半分のこと/場所や時期の真ん中あたりのこと/物事の途中のこと”の意味。【就中】◎:なかんずく×:しゅうちゅう就中は”その中でも。とりわけ。特に”の意味。例えば「彼は勉強では、就中数学が得意だ」や「人生において大事なのは、就中人間関係だ」のように用いられます。【亡骸】◎:なきがら×:ぼうがい亡骸は”死体。遺体のこと”の意味。【長押】◎:なげし×:ながおし「ながおし」というのは、”長押し”と書き表されるため注意が必要です。長押は”柱と柱を繋ぐための水平材で、鴨居(かもい)の上部に取り付けた建材のこと”の意味。長押はもともと構造材として使用されていましたが、貫(ぬき)が用いられるようになってから、長押は装飾材として用いられることも多くなりました。【投げ銭】◎:なげせん×:なげぜに投げ銭は”大道芸人・乞食(こじき)などに投げ与える銭のこと/インターネットの無料コンテンツの閲覧者が、そのコンテンツの提供者に金銭を寄付すること”の意味。昔は前者の意味で使われることしかありませんでしたが、現在では投げ銭は一般的に後者の意味で使われることがほとんどです。【仲人】◎:なこうど△:なかうど、なかびと、ちゅうにん「なこうど」「なかうど」「なかびと」と読むと”仲立(なかだ)ちをする人。特に、結婚の仲立ちを務める人のこと”の意味。仲立ちというのは、”両者の間に立って関係がうまく行くように引き合わせたり、世話をしたりすること”です。「ちゅうにん」と読むと”仲立ちをする人。特に、結婚の仲立ちを務める人のこと/対立している両者の間に入って仲裁する人のこと”の意味。【名残】◎:なごり×:めいざん名残は”物事が過ぎ去った後、その気配や影響が残ること/別れのこと。また、別れの際の心残りのこと”の意味。名残を用いたものに「名残惜しい」という言葉がありますが、これは”別れを惜しむ気持ちが強く、別れるのがつらい。心残りが多く別れたくない”という意味になります。【茄子】◎:なす△:なすび茄子は”ナス科の一年草のこと。また、その果実のこと”の意味。夏から秋にかけて淡紫色の合弁花を咲かせ、暗紫色の果実を結び、果実は食用として食べられています。「なすび」というのは、「なす」の別名です。【何故】◎:なぜ○:なにゆえ何故は”どうして。どういうわけで”の意味。【準える】◎:なぞらえる×:じゅんえる準えるは”ある物事を、それ以外のものと同等のものと見なして考えること/それらしく見せること。真似(まね)て作ること”の意味。【雪崩】◎:なだれ×:ゆきくずれ雪崩は”傾斜地の積雪が大量に崩れ落ちる現象のこと”の意味。【捺印】◎:なついん×:ないん捺印は”判を押すこと。また、その押した印のこと”の意味。【夏木立】◎:なつこだち×:なつきだち夏木立は”夏の頃の繁(しげ)った木立(こだち)のこと”の意味。木立というのは、”群がって生えている木のこと”を言います。【何某】◎:なにがし△:なにぼう「なにがし」と読むと”名称・数量がはっきりしないとき、またはわざとぼかして言うときの語/自分のことを男性が遜(へりくだ)っていう語”の意味。例えば前者の意味は「何某(なにがし)かの収入はある」、後者の意味は「私は何某(なにがし)と申す者です」のように用いられます。「なにぼう」と読むと”名字・名前が分からないとき、または伏せておきたいときに使う語”の意味。【何卒】◎:なにとぞ×:なにそつ何卒は”相手に対して強く願い望む気持ちを表す。どうか”の意味。【生魚】◎:なまざかな○:せいぎょ△:なまうお「なまざかな」「なまうお」と読むと”煮たり焼いたりしていない生(なま)の魚のこと”の意味。「せいぎょ」と読むと”煮たり焼いたりしていない生の魚のこと/生きている魚のこと/新鮮な魚のこと”の意味。【生酒】◎:なまざけ○:きざけ△:せいしゅ生酒は”醪(もろみ)からしぼった後に、一度も加熱殺菌処理をしていない清酒(日本酒)のこと”の意味。日本酒は「醪(もろみ)」と呼ばれる発酵中の濁った液体を濾(こ)してから、2度の加熱殺菌処理(火入れ)を行うのが一般的です。生酒というのは、その”2度の加熱殺菌処理を行っていないもの”を呼びます。基本的に生酒は加熱処理をしていないため劣化が早く、運搬時間などの事情により、地元の居酒屋などにしか置いていないことがほとんどです。そして先ほどの醪をまったく濾していない酒のことを「どぶろく」と呼び、少しでも濾した酒のことを「濁り酒(にごりざけ)」と呼んでいます。【生食】◎:なましょく○:せいしょく生食は”食物を生のまま食べること”の意味。【生食用】◎:なましょくよう○:せいしょくよう生食用は”肉・魚・貝類など、生で食べることができる(生で食べても安全な)もの”の意味。生食用に対して、加熱調理を必要とするものを「加熱用」と言います。【生兵法】◎:なまびょうほう×:せいへいほう生兵法は”少しばかり武術の心得はあるが、未熟なこと/知識や技術がしっかりと身についていないこと”の意味。生兵法を用いたもので、「生兵法は大ケガのもと」という言葉がよく使われます。これは”少し武術を習った者は、怖いもの知らずでかえって大けがをする”という意味で、武術以外でも中途半端な知識や技術を誇ることを戒(いまし)めた言葉になります。【納屋】◎:なや×:のうや納屋は”屋外に設けた物置用の小屋のこと”の意味。【均す】◎:ならす×:きんす均すは”でこぼこのないように平らにすること/数量に差がなくなるように平均すること”の意味。【形姿】◎:なりかたち△:なりすがた×:けいし形姿は”姿や形のこと。また、服装や態度のこと”の意味。【生業】◎:なりわい△:せいぎょう生業は”生計を立てるための職業のこと。家業のこと”の意味。【苗代】◎:なわしろ○:なえしろ苗代は”稲の種をまいて苗(なえ)を育てる所のこと”の意味。苗代は”田植えができる大きさまで苗を育てるための場所のこと”で、田植えができるほどに育った苗のことを「早苗(さなえ)」と言います。【南京】◎:なんきん△:なんきょう「なんきん」と読むと”中国、江蘇省の省都のこと/中国方面から渡来したものの意/珍奇なもの、小さくて愛らしいものの意/カボチャの別名(主に関西地方)のこと”の意味。「なんきょう」と読むと”平城京のこと”の意味。【納戸】◎:なんど×:のうど納戸は”衣類・家財・道具類などをしまっておく部屋。屋内にある物置部屋のこと”の意味。【難平】◎:なんぴん×:なんぺい難平は”取引で、損失を平均化すること”の意味。つまり”買ったあとに相場が下落しても買い増して買値の平均を下げておき、逆に売ったあとに相場が上がったら売り増して平均を上げておくことによって、損失を回復しようとすること”を指します。「難」は損失のことを指し、損失(難)を平均化することから、「難平(当て字)」と表記されるようになりました。【肉芽】◎:にくが×:にくめ肉芽は”皮膚などが傷を受けたときに、その回復を早めるために傷の表面に盛り上がってくる赤くやわらかい結合組織のこと/零余子(むかご)のこと”の意味。零余子というのは”腋芽(えきが、わきめ)が養分を蓄えて球状となったもの”で、腋芽というのは”葉の付け根にできる芽のこと”を指します。【肉塊】◎:にくかい△:にっかい肉塊は”肉の塊(かたまり)のこと”の意味。【肉球】◎:にくきゅう×:にっきゅう肉球は”犬や猫などの足の裏にある肉質の塊のこと”の意味。肉球は正式には「蹠球(しょきゅう)」と言いますが、肉球の一部を指す「掌球(しょうきゅう)」との混同を避けるために一般的に肉球と呼ばれています。肉球は皮膚が厚く進化したもので、プニプニと柔らかくクッションの働きをしていて、”衝撃や圧力から動物の足を守る役割”があります。クッションの役割の他にも、”獲物に接近する際に気付かれないように足音を消す役割”や、”熱さや冷たさが伝わりにくく、火傷(やけど)や凍傷から足を守る”といった役割があります。【肉汁】◎:にくじゅう(本)○:にくじる(慣)肉汁は”肉からしぼり取った液のこと/鳥獣の肉を煮出した液のこと/肉を焼いたときにしみ出る汁のこと”の意味。【肉薄】◎:にくはく×:にくうす肉薄は”敵陣などに身をもって迫(せま)ること/(距離や実力差などで)相手の間近に迫ること/鋭く問い詰めること”の意味。【和毛】◎:にこげ×:わもう和毛は”鳥獣の柔らかい毛のこと”の意味。【仮漆】◎:ニス△:かしつ仮漆は”ワニスの略(一般的には「ニス」と呼ぶことがほとんど)のこと”の意味。ワニスというのは、”樹脂を溶かした塗料で、顔料は含まず、光沢(こうたく)のある透明な薄膜を形成するもの”です。仮漆は木材の表面に塗ることでつやのある塗膜(とまく)を作ることができ、さらに塗膜を作ることで水分・空気などによる木材の劣化を防ぐ(防腐)効果もあります。【荷台】◎:にだい×:かだい荷台は”トラックや自転車の、荷物を載せるところのこと”の意味。大型トラックなどの荷物を載せるコンテナ部分についても荷台と呼び、乗用車などの荷物を載せる部分は「荷室(にしつ)」や「トランク」と呼ぶことが多いです。【日夜】◎:にちや×:にちよ日夜は”昼と夜のこと。昼夜/昼も夜も。いつも”の意味。【鈍る】◎:にぶる○:なまる「にぶる」と読むと”鋭さがなくなること/力・勢いなどが弱まること”の意味。「なまる」と読むと”刃物の切れ味が悪くなること/技量の冴(さ)えがなくなったり、力・勢いなどが弱まること”の意味。【入梅】◎:にゅうばい△:ついり、つゆいり入梅は”梅雨(つゆ)の季節に入ること”の意味。梅雨というのは、”6月頃に降り続く長雨。また、その頃の季節”を指す言葉です。【柔和】◎:にゅうわ×:じゅうわ柔和は”性質・態度・表情がやさしくおだやかなこと。また、そのさま”の意味。【女房】◎:にょうぼう○:にょうぼ女房は”家内(かない)。妻のこと”の意味。【如実】◎:にょじつ×:じょじつ如実は”実際の通りであること”の意味。【女人禁制】◎:にょにんきんせい△:にょにんきんぜい×:じょにんきんせい女人禁制は”女性の立ち入りを禁止すること”の意味。【人形】◎:にんぎょう○:ひとがた「にんぎょう」と読むと”土・木・布などで人の姿に似せて作ったもの/自分の意志で行動することができない人のこと”の意味。「ひとがた」と読むと”人間の形をしたもの/禊(みそぎ)や祓(はら)えに使う、人の形をした紙のこと/人相(にんそう)書きのこと”の意味。【人参】◎:にんじん×:にんざん、じんさん人参は”セリ科の越年草または1年草のこと。まや、その根のこと”の意味。普段から私たちは人参の根(オレンジ色)の部分を食べていて、人参の根にはβ(ベータ)カロテンが多く含まれています。【泥濘】◎:ぬかるみ△:でいねい泥濘は”雨・雪などによって地面が水を含んで、泥(どろ)深くなったところのこと”の意味。【盗人】◎:ぬすっと○:ぬすびと△:とうじん盗人は”他人の持ち物を盗み取る者のこと”の意味。【微温い】◎:ぬるい×:びおんい微温いは”少し温かい。生温かいこと/厳しくない。手緩(てぬる)いこと”の意味。【濡れ衣】◎:ぬれぎぬ△:ぬれごろも濡れ衣は”濡(ぬ)れた着物のこと/身に覚えのない罪のこと”の意味。一般的には後者の意味で使われることがほとんどです。【音色】◎:ねいろ△:おんしょく音色は”そのものが持つ独特な音の性質のこと”の意味。音色は”高さ・大きさとともに音の三大要素のひとつで、音の高さ・大きさが等しくても、音源の種類によって違って感じられる特性のこと”を指します。【螺子】◎:ねじ△:らし×:るいし螺子は”物を締め付けるための螺旋(らせん)状の溝(みぞ)のある用具のこと/発条(ぜんまい)を巻く装置のこと”の意味。螺子は棒状のものの側面に溝のある「雄螺子(おねじ)」と、これにはめるものの「雌螺子(めねじ)」から構成されています。【根太】◎:ねだ△:ねぶと「ねだ」と読むと”床板を支えるために、床下にわたす横木(よこぎ)のこと”の意味。「ねぶと」と読むと”股(もも)や尻など、脂肪の多い部分に多くできる腫(は)れ物のこと”の意味。【捏造】◎:ねつぞう(慣)△:でつぞう(本)捏造は”実際にはないことを、実際にあったことのように偽って作り上げること”の意味。【根雪】◎:ねゆき×:こんせつ根雪は”解けないうちに雪が降り積もって、雪解けの時期まで解けずに残っている下積みの雪のこと”の意味。【年俸】◎:ねんぽう×:ねんぼう年俸は”1年を単位として定めた給料。年給のこと”の意味。【念力】◎:ねんりき×:ねんりょく念力は”一心に思いを込めることによって生じる力のこと/精神の力で対象に物理的作用を及ぼすことができる、超自然的な力。サイコキネシスのこと”の意味。【農作物】◎:のうさくぶつ○:のうさくもつ農作物は”田畑で栽培する野菜・穀類などで、農耕による生産物のこと”の意味。【逃す】◎:のがす×:にがす「にがす」というのは、”逃がす”と書き表されるため注意が必要です。逃すは”逃げさせる。逃がすこと/掴(つか)み損なうこと/(動詞の連用形に付いて)~しないで終わること。~し損なうこと”の意味。例えば”掴み損なうこと”は「絶好のチャンスを逃す」、”(動詞の連用形に付いて)~しないで終わること。~し損なうこと”は「肝心な事を聞き逃す」のように用いられます。【軒先】◎:のきさき×:けんさき軒先は”軒(のき)の先端のこと/軒に近いところ。家の前のこと”の意味。軒というのは、”屋根の下端で、建物の外壁から張り出した部分のこと”です。【軒並み】◎:のきなみ×:けんなみ軒並みは”家が軒(のき)を連ねて並び建っていること/並んでいる家の一軒(けん)一軒のこと/どこもかしこも。どれもこれも”の意味。【熨斗】◎:のし×:いと熨斗は”喜び祝う気持ちを表すために、贈答品(ぞうとうひん)に添えるもの”の意味。贈答品というのは、”中元・歳暮などの年中行事、結婚・出産などの祝い事などのときに贈られる品物のこと”を意味します。※上は熨斗紙の写真熨斗は”四角い色紙を細長い六角形に折ったもの”を呼び、熨斗が書かれた(印刷された)紙のことを「熨斗紙(のしがみ)」と呼びます。ですので贈り物に熨斗を付けて贈るというよりは、熨斗が印刷された熨斗紙を贈り物に付けて贈る、といった方が正しいです。【野宿】◎:のじゅく×:のやど、のしゅく野宿は”野外で寝泊まりをすること”の意味。【則る】◎:のっとる×:そくる則るは”手本とすること。模範とすること”の意味。【野天】◎:のてん×:やてん野天は”屋根のない所。屋外(おくがい)のこと”の意味。【野火】◎:のび○:やか「のび」と読むと”春先に野山の枯れ草を焼く火のこと”の意味。「やか」と読むと”のびの別名のこと/野に現れる怪しい火のこと”の意味。【祝詞】◎:のりと△:しゅうし、しゅくし「のりと」と読むと”神に祈る言葉のこと”の意味。「しゅうし」と読むと”祝いの言葉のこと”の意味。「しゅくし」と読むと”神に祈る言葉のこと/祝いの言葉のこと”の意味。【暖簾】◎:のれん×:だんれん暖簾は”店先に垂らす店名を記した布のこと/部屋の入り口や仕切りに垂らす布のこと/店の信用・格式のこと”の意味。【惚気】◎:のろけ×:ほれけ惚気は”自分の夫・妻・恋人との仲が良いことを嬉しそうに人に話すこと”の意味。【狼煙】◎:のろし△:ろうえん狼煙は”昔、戦争や事件を知らせるために合図として上げた煙のこと/事を起こすための合図や信号のこと”の意味。狼煙は煙だけでなく、夜間などで煙が見えにくい場合には火そのものが使われます。ちなみに狼煙は字の通り「狼(おおかみ)の煙」と書きますが、昔の中国では狼の糞(ふん)を燃やして煙を上げていたそうです。これが「狼煙」という字になった由来とされています。【野分】◎:のわき△:のわけ×:のぶん、やぶん野分は”台風の古い呼び名のこと。また、9月頃に吹く強い風のこと”の意味。【呑気】◎:のんき×:のみけ呑気は”心配や苦労のないこと/気の長いこと。のんびりと構えていること”の意味。↓ハ行~【廃屋】◎:はいおく×:はいや廃屋は”住む人がなく、荒れ果てた家のこと”の意味。【媒介】◎:ばいかい×:ぼうかい媒介は”2つのものの間に入って仲立ちをすること”の意味。【高襟】◎:ハイカラ×:こうきん高襟は”西洋風を気取ったり、流行を追ってしゃれたりするさま。また、そのような人のこと”の意味。高襟をハイカラと読むのは、明治30年代に、欧米へ渡航して帰ってきた人が、丈(たけ)の高い襟(えり)の格好をしていたことが由来しています。高(=high:ハイ)襟(=collar:カラー)なので、高襟という漢字に「ハイカラ」という読み方が当てられました。【排斥】◎:はいせき×:はいきん排斥の「斥(せき)」という字は、「斤(きん)」という字によく似ているため注意が必要です。排斥は”そのものを嫌って退(しりぞ)けること”の意味。【鳳梨】◎:パイナップル○:ほうり鳳梨は”パイナップル科の常緑多年草のこと。また、その果実のこと”の意味。ちなみに鳳梨の植物と果実をそれぞれ別の名前で呼ぶことがあり、そのときは鳳梨の果実は「パイナップル」、植物は「アナナス」と呼ばれます。【背反】◎:はいはん×:せはん背反は”従うべきものに背くこと/相容れないこと。食い違うこと”の意味。【背部】◎:はいぶ×:せぶ背部は”背の部分のこと/後ろの方のこと”の意味。【佩用】◎:はいよう×:ふうよう佩用は”体に付けて用いること”の意味。【梅林】◎:ばいりん×:うめばやし梅林は”梅の木が一面に生えている林のこと”の意味。【羽音】◎:はおと△:はねおと羽音は”鳥や虫が飛ぶときの羽の音のこと/矢羽(やばね)が風を切って飛ぶ音のこと”の意味。矢羽というのは、”矢の端に付いている鳥の羽のこと”です。【墓穴】◎:はかあな○:ぼけつ墓穴は”死体や遺骨を葬(ほうむ)るための穴のこと”の意味。「墓穴(ぼけつ)を掘る」ということわざがありますが、これは”自分にとって不利な状況となる原因を自分で作ること”の意味で使われます。「墓穴を掘る」ということわざを用いる場合は、墓穴を「はかあな」と読むことはできないので注意が必要です。【葉書】◎:はがき×:ようしょ葉書は”郵便ハガキの略のこと”の意味。【場数】◎:ばかず×:ばすう、じょうすう場数は”場所の数のこと/経験の度数のこと”の意味。一般的には後者の意味で使われることが多く、例えば「場数を踏ませる」のように用いられます。【博士】◎:はかせ○:はくし「はかせ」と読むと”ある学問や分野に深く通じていて詳しい人のこと”の意味。「はくし」と読むと”大学院での博士課程を修了した者に与えられる最高位の学位のこと”の意味。学位には博士(はくし)の他に、修士(しゅうし)や学士(がくし)などがあり、博士は別名で「ドクター」、修士は「マスター」と呼ばれることも多いです。【育む】◎:はぐくむ×:いくむ育むは”養い育てること/親鳥が雛(ひな)を羽で抱いて育てること/大切に守って成長・発展させること”の意味。【麦秋】◎:ばくしゅう△:むぎあき麦秋は”麦を収穫する時期のことで、初夏(5月初旬~6月初旬あたり)のこと”の意味。秋は果物や野菜など多くの食べ物が実りを迎えることから、「収穫の秋」という言葉が作られ、”麦にとっての収穫の秋”という意味から麦秋と名付けられました。【莫大】◎:ばくだい×:ぼうだい「ぼうだい」というのは、”膨大”と書き表されるため注意が必要です。莫大は”極めて大きい(または多い)さま”の意味。【白濁】◎:はくだく×:はくしょく白濁は”白く濁(にご)ること”の意味。【博打】◎:ばくち×:はくだ博打は”金銭や物品を賭けて、サイコロ・花札・トランプなどで勝負をすること/可能性の低い成功を狙ってする危険な試みのこと”の意味。【白地図】◎:はくちず×:しろちず白地図は”陸地・島などの輪郭(りんかく)だけを線で表して、後は白いままにしてある地図のこと”の意味。白地図というのは、主に学習や分布図作成などに用いられます。【博徒】◎:ばくと×:はくと博徒は”博打(ばくち)を打つ人のこと”の意味。【白灯油】◎:はくとうゆ×:しろとうゆ白灯油は”家庭用の暖房・燃料用に使う、精製された無色透明の灯油のこと”の意味。灯油は石油を精製して作られ、真っ黒でドロドロとした石油から不純物を取り除くことで灯油ができます。白灯油というのは”日常的に私たちが使っている灯油のこと”で、石油の精製度が高い(石油から不純物がより取り除かれた)灯油になります。日本工業規格(JIS規格)では、その精製度が高い灯油のことを「1号灯油(白灯油)」、精製度が低い灯油のことを「2号灯油(茶灯油)」と定められています。茶灯油(ちゃとうゆ)というのは、精製度が低いために不純物が多く、淡い黄色に見えることから名付けられた名称です。【薄氷】◎:はくひょう△:うすごおり薄氷は”薄く張った氷のこと”の意味。【瀑布】◎:ばくふ×:ぼうふ瀑布は”滝(たき)のこと”の意味。【剥落】◎:はくらく×:せんらく剥落は”剥(は)がれて落ちること”の意味。【白露】◎:はくろ○:しらつゆ「はくろ」と読むと”二十四節気のひとつ/白く光って見える露(つゆ)のこと”の意味。前者の意味は”現在の暦(新暦)において、9月7日頃のこと”を指し、露というのは”大気中の水蒸気が冷えて凝結し、地上の物に付着した水滴のこと”を意味します。「しらつゆ」と読むと”はくろ(露)の別名のこと”の意味。【刷毛】◎:はけ△:※さつもう刷毛は”動物の毛などを束ねて柄(え)を付けたもの”の意味。刷毛はちりを払い落としたり、塗料などを塗ったりするのに使われます。刷毛の毛は主に豚・山羊(やぎ)・人の毛・アクリル樹脂などが使われ、柄の部分には主に木・プラスチックなどが使用されています。※「刷毛」単体の場合は「はけ」と読むのが正しいですが、”織物仕上げの機械”である刷毛機のことは「さつもうき」と読むため注意が必要です。刷毛機のように「さつもう」と読む言葉はほとんどなく、一般的には刷毛は「はけ」としか読まないので覚えておきましょう。【跛行】◎:はこう△:ひこう跛行は”片足を引きずるようにして歩くこと/釣り合いのとれていない状態のまま、物事が進行していくこと。順調にいかないこと”の意味。【方舟】◎:はこぶね×:ほうしゅう方舟は”長方形の船のこと/旧約聖書の”ノアの方舟(はこぶね)”のこと”の意味。ノアの方舟というのは、神が地上に増えた人々が堕落(だらく)しているのを見て、洪水で滅ぼそうとしますが、神は神と共に歩んだ正しい人であるノアに方舟の建設を命じます。方舟は3階建てで、中に小さな部屋がたくさん設けられ、方舟が完成するとノアの妻と3人の息子とその妻、すべての動物のつがいを乗せました。(つがいというのは、雄(オス)と雌(メス)のこと)そして大洪水が起こり、地上の生物はすべて滅ぼされ、方舟に乗っていた生物は助かりました。神はその後、このような大洪水は決して起こさないことを約束した、という物語になります。【端材】◎:はざい×:たんざい端材は”木材などを切り出したときに生じる、余分な切れ端(はし)。半端な材料のこと”の意味。【狭間】◎:はざま×:きょうかん狭間は”物と物との間の狭い所。隙間(すきま)/事柄と事柄との間の短い時間のこと/谷間のこと”の意味。【麻疹】◎:はしか○:ましん麻疹は”発疹性(ほっしんせい)の急性感染症のこと”の意味。麻疹は小児に多い急性の感染症で、10日間の潜伏期間の後に発熱・咳・淡赤色の発疹などが生じます。【弾く】◎:はじく、ひく「はじく」と読むと”曲げた物が元に戻る力で打つこと/寄せつけないこと/指先で小さい物を動かすこと”の意味。「ひく」と読むと”鍵盤(けんばん)楽器や弦楽器などを演奏すること”の意味。鍵盤楽器は「ピアノ・オルガン・アコーディオンなど」のことで、弦楽器は「バイオリン・ギター・三味線(しゃみせん)・琵琶(びわ)など」のことです。【梯子】◎:はしご△:ていし梯子は”高い所へ登るための道具のこと/梯子酒(はしござけ)の略のこと”の意味。梯子酒というのは、”次から次へと場所を変えて酒を飲み歩くこと”を指します。【端折る】◎:はしょる△:はしおる端折るは”着物の裾(すそ)をつまみ上げて帯などにはさむこと/省略して短くすること”の意味。端折るは一般的には後者の意味で用いられることがほとんどです。【端数】◎:はすう×:たんすう「たんすう」というのは、”単数”と書き表されるため注意が必要です。端数は”半端(はんぱ)な数のこと”の意味。端数というのは、キリの良い単位で切った場合の余った部分(半端な数)のことを指すため、例えば10007という数字があれば、このときの端数は7ということになります。【場末】◎:ばすえ×:じょうまつ場末は”繁華街の中心から離れた場所のこと”の意味。【斜交い】◎:はすかい×:しゃこうい斜交いは”斜め。また、斜めに交わること”の意味。【斜向かい】◎:はすむかい×:ななめむかい斜向かいは”斜め前のこと”の意味。【爆ぜる】◎:はぜる×:ばくぜる爆ぜるは”裂(さ)けて割れること。また、割れて飛び散ること”の意味。【機織り】◎:はたおり×:きおり機織りは”機(はた)で布を織ること。また、その人のこと”の意味。機(はた)というのは、”布を織る機械のこと”で、手足で操作をします。【旅籠】◎:はたご×:りょりゅう旅籠は”旅籠屋(はたごや)の略のこと/昔、旅行のとき、馬の飼料を入れた籠(かご)のこと/旅行用の食物や日用品を入れた籠のこと”の意味。旅籠屋というのは、”旅人を宿泊させる所。宿屋・旅館のこと”です。【畑作】◎:はたさく×:はたけさく畑作は”畑に作物を作ること。また、その作物のこと”の意味。【旗日】◎:はたび×:きじつ旗日は”国民の祝日のこと”の意味。祝日には門戸(もんこ)に国旗を高く掲げて祝ったことから、国民の祝日の意味で「旗日」と呼ばれることになりました。ですが近年では、祝日に国旗を掲げる家庭は減少し、ほとんど見かけることはありません。【将又】◎:はたまた×:しょうまた将又は”あるいはまた。それともまた”の意味。【傍目】◎:はため×:そばめ傍目は”当事者以外の人が傍(そば)から見た感じ。他人から見た感じのこと”の意味。【破綻】◎:はたん×:はてい、はじょう破綻は”物事や人間関係などが、どうしようもない状態に陥(おちい)ること”の意味。【初午】◎:はつうま×:しょご初午は”2月の最初の午(うま)の日のこと”の意味。午というのは、十二支の7番目にある午のことで、十二支は「子(ね)・牛(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)」です。1年ごとに十二支に沿ってなに年(どし)なのかが変化していくように、十二支は日付を表すためにも使われています。【白化】◎:はっか○:はくか白化は”白くなること/生物に本来の色彩が発現しない現象のこと”の意味。白化というと白化現象(はっかげんしょう)が有名ですが、これは”珊瑚(サンゴ)に共生している褐虫藻(かっちゅうそう)が抜け出ることで、珊瑚の白い骨格が透けて見える現象のこと”です。(褐虫藻というのは、単細胞の渦鞭毛藻類(うずべんもうそうるい)の総称のこと)海水温の上昇などにより褐虫藻が珊瑚から抜け出て、それにより珊瑚は褐虫藻から光合成生産物を受け取ることができず、そのまま珊瑚は死滅してしまいます。【発議】◎:はつぎ△:ほつぎ発議は”会議の席などで意見を出すこと/議員が議案を議院に提出して審議を求めること”の意味。【薄給】◎:はっきゅう×:うすきゅう、はくきゅう薄給は”少ない給料のこと”の意味。【末子】◎:ばっし○:まっし△:すえこ末子は”兄弟・姉妹の中で、最後に生まれた子のこと”の意味。【法度】◎:はっと×:ほうど法度は”掟(おきて)。法律のこと/禁止されている事柄のこと”の意味。【法被】◎:はっぴ×:ほうひ法被は”職人などが着用する印半纏(しるしばんてん)のこと”の意味。印半纏というのは、”襟(えり)・背などに屋号・氏名などを染めだした半纏(はんてん)のこと”で、法被は祭りなどの際に着用されていることも多いです。【波止場】◎:はとば×:はしば波止場は”港で陸から海へ細長く突き出した築造物のこと”の意味。波をよけ、船をつなぎ、船客の乗降や荷物のあげおろしなどに使用されます。【花園】◎:はなぞの△:かえん「はなぞの」と読むと”草花を多く植えてある庭園のこと/全国高校ラグビー大会のこと”の意味。全国高校ラグビー大会の会場が大阪府の花園ラグビー場であることから、この大会のことを指して「花園(はなぞの)」と呼ばれるようになりました。「かえん」と読むと”草花を多く植えてある庭園のこと”の意味。【甚だしい】◎:はなはだしい×:かんだしい甚だしいは”普通の程度をはるかに超えていること”の意味。【埴生】◎:はにゅう×:しょくせい埴生は”粘土の多い土地のこと/粘土のこと”の意味。埴生という言葉の「埴(はに)」というのは、”粘土のこと”を意味しています。ちなみに「埴生の宿(やど)」や「埴生の小屋(こや)」という言葉がありますが、これは”貧しい小さな家。土で壁を塗っただけの粗末な家”の意味で使われるため覚えておきましょう。【馬主】◎:ばぬし○:うまぬし△:ばしゅ馬主は”馬の持ち主のこと”の意味。特に競馬(けいば)において、”競走馬の持ち主のこと”を指すことが多いです。一般的には馬主は「ばぬし」と読むことが多いですが、JRA(日本中央競馬会)では「うまぬし」が公式の読み方となっています。【阻む】◎:はばむ×:こばむ「こばむ」というのは、”拒む”と書き表されるため注意が必要です。阻むは”他の人が進もうとするのを邪魔すること/物事の進行を邪魔すること”の意味。【蔓延る】◎:はびこる×:まんえんる蔓延るは”好ましくないものの勢いが盛んになって広がること/雑草などが広がり茂ること”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【早合点】◎:はやがてん△:はやがってん×:そうごうてん早合点は”十分理解しないうちに、分かったつもりになること”の意味。【囃子】◎:はやし×:そうし囃子は”能や歌舞伎(かぶき)などで、笛・太鼓などを用いて、拍子を取ったり気分を添えるために伴奏(ばんそう)する音楽のこと”の意味。【聖林】◎:ハリウッド×:せいりん聖林は”アメリカ合衆国、カリフォルニア州ロサンゼルス市北西部の地域のこと”の意味。聖林は映画産業の中心地であり、世界的に映画の都として知られ、聖林(ハリウッド)地区で制作された映画のことを「ハリウッド映画」と呼びます。またハリウッドの正式な綴(つづ)りは「HollyWood(柊の森)」で、「Holly」は”柊(ひいらぎ)”を意味し、「Wood」は”木や森”を意味しています。ハリウッドは漢字表記では”聖林”ですが、これは「HollyWood(柊の森)」を「HolyWood(聖なる森)」に誤訳したことが原因とされています。ただ「wood(=木や森)」なので、聖林ではなく「聖森」と書き表されるのが普通だと思いますが、なぜ「聖林」となったのかはよく分かっていません。林は英語表記だと「woods(=林)」となるため、もしかすると漢字表記にする際にも、通常であれば「聖森」にするところを「聖林」としてしまい、それが定着してしまったのかもしれません。【春雨】◎:はるさめ△:しゅんう「はるさめ」と読むと”春に静かにしとしと降る雨のこと/緑豆などのデンプンから作った透明な糸状の食品のこと”の意味。「しゅんう」と読むと”はるさめ(雨)の別名のこと”の意味。【馬鈴薯】◎:ばれいしょ×:ばりんしょ馬鈴薯は”ジャガイモの別名のこと”の意味。【万感】◎:ばんかん×:まんかん万感は”心に浮かぶさまざまな感情のこと”の意味。【半夏生】◎:はんげしょう×:はんかしょう半夏生は”七十二候(しちじゅうにこう)のひとつ/ドクダミ科の多年草のこと”の意味。前者の意味である半夏生は”夏至から11日目にあたる日のこと”で、現在の暦(太陽暦)では7月2日頃のことを指します。七十二候というのは、”二十四節気(にじゅうしせっき)の各節気をそれぞれ3つに分けたもの”です。そして後者の意味であるドクダミ科の多年草である半夏生は、高さは約60~80センチメートルで、水辺に生え、夏頃に白い小花を咲かせ、悪臭がします。【万斛】◎:ばんこく×:ばんかい、まんかい万斛は”極めて多い分量のこと”の意味。【万国旗】◎:ばんこくき○:ばんこっき万国旗は”世界各国の国旗のこと”の意味。運動会などのイベントで万国旗がよく掲げられているのは、明治初期に日本に入港した船舶が、友好の証として自国の国旗と日本の国旗を掲げていたことからきています。これをきっかけに運動会などのイベントの際には、友好の証として万国旗を掲げるようになりました。【反魂】◎:はんごん×:はんこん反魂は”死者の魂を呼び戻すこと。死者を蘇(よみがえ)らせること”の意味。【万策】◎:ばんさく×:まんさく万策は”あらゆる方法や手段のこと”の意味。【万死】◎:ばんし×:まんし万死は”とても生命の助かる見込みのないこと/何度も死ぬこと”の意味。前者の意味は「万死を恐れず挑戦する」、後者の意味は「彼の罪は万死に値(あたい)する」のように用いられます。【盤石】◎:ばんじゃく△:ばんせき盤石は”大きな岩のこと/極めて堅固(けんご)なこと”の意味。【繁盛】◎:はんじょう×:はんせい繁盛は”商売・事業などが賑(にぎ)わい栄(さか)えること”の意味。【半身】◎:はんしん○:はんみ「はんしん」と読むと”全身の半分のこと/上半身のこと”の意味。「はんみ」と読むと”相手に対して身体を斜めに構えること/魚を開いたときの、2枚のうちの一方のこと”の意味。【反芻】◎:はんすう×:はんそ反芻は”牛や羊などが一度飲み込んだ食物を胃から口に戻し、再び噛んでからまた飲み込むこと/(転じて)繰り返しよく考えること”の意味。牛や羊が反芻を行う理由は”食物を消化するため”で、何回も食物を噛んで細かくして、少しずつ食物を消化していきます。牛などの反芻動物が常に口を動かしているのは、反芻によるものです。【帆船】◎:はんせん△:ほぶね×:ほせん帆船は”帆(ほ)をかけた船のこと”の意味。帆を張って、帆に受ける風の力を利用することによって船を動かします。【万全】◎:ばんぜん×:まんぜん万全は”完全で少しも手落ちのないこと”の意味。【伴走】◎:ばんそう×:はんそう伴走は”マラソンなどで、競技者に付き添って走ること”の意味。【万朶】◎:ばんだ×:ばんの万朶は”多くの枝。また、多くの花のついた枝のこと”の意味。「朶」という字には、”枝。垂れ下がった枝のこと”の意味があります。【熊猫】◎:パンダ△:くまねこ熊猫は”ネコ目クマ科の哺乳(ほにゅう)動物のこと”の意味。熊猫にはジャイアントパンダとレッサーパンダの2種類が存在しますが、それぞれを漢字で書くと、「大熊猫(ジャイアントパンダ)」「小熊猫(レッサーパンダ)」と表されます。(一般的にパンダというのは、ジャイアントパンダのことを指していることがほとんどです)ちなみに「レッサー(lesser)」というのは”小さい方の”というような意味があるため、レッサーパンダは”小さい方のパンダ”の意味となります。どちらもネコ目に属しているのは同じですが、ジャイアントパンダはクマ科で、レッサーパンダはレッサーパンダ科なので覚えておきましょう。【飯台】◎:はんだい×:めしだい飯台は”何人かが並んで食事をする台のこと”の意味。【万端】◎:ばんたん×:まんたん万端は”ある事に関わるすべての事柄。また、あらゆる方法・手段のこと/すべてが整っていること”の意味。【反駁】◎:はんばく×:はんざつ反駁は”他人の主張や批判に対して論じ返すこと”の意味。【万般】◎:ばんぱん×:まんぱん万般は”あらゆる方面。全ての物事のこと”の意味。【頒布】◎:はんぷ×:ぶんぷ「ぶんぷ」というのは、”分布”と書き表されるため注意が必要です。頒布は”配って広く行き渡らせること”の意味。【万福】◎:ばんぷく△:まんぷく万福は”多くの幸福。また、幸福の多いこと”の意味。【繁茂】◎:はんも×:はんぼ繁茂は”草木が生(お)い茂ること”の意味。【反目】◎:はんもく×:はんめ「はんめ」というのは、”半目”と書き表されるため注意が必要です。反目は”対立して仲が悪いこと”の意味。【汎用】◎:はんよう×:ぼんよう「ぼんよう」というのは、”凡庸”と書き表されるため注意が必要です。汎用は”広く多くの使い道があること。また、そのようなモノのこと”の意味。汎用性であれば”広く多くの用途に使える性質のこと”を表し、汎用的であれば”広く多くの用途に使える様子のこと”を表しています。例えば「汎用性が高い」は広く多くの用途に利用できて便利で、反対に「汎用性が低い」だと用途が少ない、ということになります。【氾濫】◎:はんらん×:はんかん氾濫は”河川などの水量が増えて堤防から溢れ出ること/好ましくないものが世の中に多く出回ること”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【韓流】◎:はんりゅう○:かんりゅう韓流は”韓国の文化に基づく文化や人物、流行などを指す表現のこと”の意味。韓流の”韓”という字は日本語読みで「かん」と読むことはできますが、「はん」と読むことはできません。韓流が「かんりゅう」ではなく、「はんりゅう」と読まれているのは、韓国語での”韓”という字が「ハン」と読まれているからです。そこからファンの間では韓流は「はんりゅう」と読まれることが多くなり、一般的にも定着して韓流は「はんりゅう」と読まれることになった、というわけなんですね。【万緑】◎:ばんりょく×:まんりょく万緑は”見渡す限り一面が草木の緑に覆われていること”の意味。【凡例】◎:はんれい×:ぼんれい凡例は”書物や地図の初めに、方針・使い方・読み方などを箇条書きに示したもの”の意味。辞書であれば辞書内で様々な記号を用いていることが多いので、その意味を記号ごとに一覧として解説しているページなどが凡例です。他にも例えばエクセルで図やグラフを作成するときによく見ますが、凡例はその図やグラフにおける補助の役割をしています。上図のようにグラフなどだけでは意味が分からない場合が多いですが、凡例を設けることによって、その図やグラフが何を表しているのかが分かりやすくなりますよね。凡例はこのように補助的な役割として用いられることが多いです。【麦酒】◎:ビール△:ばくしゅ×:むぎしゅ麦酒は”麦芽を粉砕して、穀類・水とともに加熱して、糖化した汁にホップを加えて苦みや香りをつけ、発酵させたアルコール飲料のこと”の意味。ホップというのは”アサ科のつる性多年草植物のこと”で、麦酒に入れられるのはそのホップの花にあたる部分になります。※上はホップの写真このホップを加えることで、麦酒特有の苦みと香りが生まれるんですね。【皮革】◎:ひかく×:ひかわ皮革は”生皮(なまかわ)と鞣(なめ)し革のこと/動物の皮を加工したものの総称。レザーのこと”の意味。皮(かわ)というのは”加工していない生の皮のこと”を意味し、革(かわ)というのは”生の皮を鞣(なめ)したもののこと”を意味しています。動物の皮はそのまま使用すると腐敗したり、乾燥すると硬くなるのが欠点で、鞣(なめ)すというのは”薬品などを用いてこれらの欠点を取り除くこと”です。【干潟】◎:ひがた×:かんがた干潟は”海岸で潮(しお)が引いて、現れるところのこと”の意味。潮干狩りは干潟で行われ、春の大潮(おおしお)のときが最適とされています。【率いる】◎:ひきいる×:りついる率いるは”引き連れて行くこと。引率すること/多くの人々を指揮すること。統率すること”の意味。【抽斗】◎:ひきだし×:ちゅうと抽斗は”机や箪笥(たんす)などに物を入れるように取り付けた、抜き差しのできる箱のこと”の意味。【罷業】◎:ひぎょう×:のうぎょう罷業は”わざと業務をしないこと/同盟罷業の略。ストライキのこと”の意味。同盟罷業というのは、”労働者が労働条件の改善などを求めて、団結して業務を停止する行為のこと”を意味しています。単にストライキと言った場合には、労働者だけではなく、”学生達が団結して授業や試験を受けない”といったことも意味に含まれます。【魚籠】◎:びく×:ぎょろう魚籠は”獲(と)った魚を入れる籠(かご)のこと”の意味。【比丘】◎:びく×:ひきゅう比丘は”出家して一定の戒(かい)を受けた男性のこと”の意味。戒というのは、”在家や出家が過ちを防止するために守らなければならない禁制。また、その個々の条目のこと”などの意味があります。【卑下】◎:ひげ×:ひか卑下は”自分を人よりも劣った者と思ってふるまうこと”の意味。【比肩】◎:ひけん×:ひかた比肩は”(実力的に)肩を並べること。同等であること”の意味。【氷雨】◎:ひさめ△:ひあめ氷雨は”雹(ひょう)や霰(あられ)のこと/霙(みぞれ)のこと。また、霙に近い、極めて冷たい雨のこと”の意味。【柄杓】◎:ひしゃく×:えしゃく※上は柄杓の写真柄杓は”器状の容器に長い柄(え)を付けた、水などを汲(く)む道具のこと”の意味。【批准】◎:ひじゅん×:ひすい批准は”全権委員が署名して内容の確定した条約を、国家が最終的に確認し、同意する手続きのこと”の意味。全権委員というのは、特に”条約の締結に関する権限が与えられている派遣使節のこと”で、派遣使節とは”国家や政府の代表として外国に派遣される人のこと”です。【直隠す】◎:ひたかくす×:ちょくかくす直隠すは”ひたすらに隠すこと”の意味。【只管】◎:ひたすら×:ただかん只管は”ただそのことだけに心を集中して行うさま”の意味。【火種】◎:ひだね×:かしゅ火種は”火をおこすもとにする火のこと/事件・騒動などの起こる原因となるもの”の意味。【直走る】◎:ひたはしる○:ひたばしる×:ちょくはしる直走るは”ひたすらに走ること。休むことなく走ること/(転じて)ひたすらに頑張ること”の意味。【直向き】◎:ひたむき×:ちょくむき直向きは”一つの物事に熱中するさま”の意味。【吃驚】◎:びっくり○:きっきょう吃驚は”突然のことや意外なことに一瞬驚くこと”の意味。【必定】◎:ひつじょう×:ひってい必定は”必ずそうなると決まっていること/(副詞的に)必ず。きっと”の意味。【逼迫】◎:ひっぱく×:ふくはく逼迫は”事態が差し迫って、ゆとりがなくなること”の意味。【妃殿下】◎:ひでんか×:きでんか妃殿下は”皇族の妃(きさき)の敬称のこと”の意味。【非道い】◎:ひどい×:ひどうい「ひどい」は非道いの他にも”酷い”と書き表され、一般的には”酷い”と表記されることがほとんどです。非道いは”残酷であること/度を超していること/度の過ぎた悪さのこと”の意味。【秘湯】◎:ひとう×:ひゆ秘湯は”人にあまり知られていない温泉のこと”の意味。【一廉】◎:ひとかど△:いっかど×:いちれん「ひとかど」と読むと”ひときわ優れていること/一人前であること”の意味。「いっかど」と読むと”ひときわ優れていること”の意味。【他人事】◎:ひとごと(本)△:たにんごと(慣)他人事は”自分には関係のないこと。他人に関すること”の意味。「他人事ではない」というのは、つまり”他の人だけの問題ではなく、自分にも関係すること”という意味です。【一入】◎:ひとしお×:いちにゅう一入は”染め物を染め汁に1回浸すこと/前よりも程度が増すこと。一際(ひときわ)。より一層”の意味。染め物を一度染料に浸すと、染める前よりも色が鮮やかに出てくることから転じて、”前よりも程度が増すこと”という後者の意味として使われるようになりました。【人質】◎:ひとじち×:にんしつ、じんしつ人質は”交渉を有利にするために、特定の人の身柄を拘束(こうそく)すること。また、その人のこと”の意味。【人魂】◎:ひとだま×:じんこん人魂は”夜に、空中を浮遊する青白い火の玉のこと”の意味。人魂は古くから、死者から抜け出た魂(たましい)が空中に浮遊しているものだとされています。【人伝】◎:ひとづて×:にんでん、じんでん人伝は”直接ではなく、他人を通して間接的に話を伝えたり、聞いたりすること”の意味。【海星】◎:ヒトデ×:かいせい海星は”ヒトデ綱に属している棘皮(きょくひ)動物の総称のこと”の意味。海星の体は平たくて、多くは5本の腕を持ち、星形をしています。ヒトデという名称は「人の手」から由来され名付けられたもので、海星の他にも「人手(ヒトデ)」と書き表されることもあります。【為人】◎:ひととなり×:いにん為人は”生まれつきの人柄のこと”の意味。【人柱】◎:ひとばしら×:じんちゅう人柱は”昔に、橋・城・堤防などの困難な工事で、生贄として生きた人を水底または地中に埋めたこと。また、その人のこと/(転じて)ある目的のために犠牲となった人のこと”の意味。【美男子】◎:びなんし△:びだんし美男子は”容姿の美しい男性のこと”の意味。美男子には「子」という字が入っていますが、大人に対しても美男子という言葉が使われます。そして年少者に対しては、美男子ではなく「美少年」と呼ぶことが多いです。【火の粉】◎:ひのこ×:ひのこな火の粉は”火が燃え上がるときに、粉のように飛び散る小さな火のこと”の意味。【美肌】◎:びはだ△:びき美肌は”色艶(いろつや)の美しい肌のこと。また、肌を美しくすること”の意味。【雲雀】◎:ひばり×:くもすずめ、うんじゃく雲雀は”スズメ目ヒバリ科の小鳥のこと”の意味。【日歩】◎:ひぶ×:にっぽ日歩は”利息計算期間の単位を1日として定められる利率のこと”の意味。通常、元金100円に対して、1日の利息何銭(なんせん)何厘(なんりん)として表示されます。【微風】◎:びふう○:そよかぜ微風は”わずかに吹く風のこと。そよそよと吹く風のこと”の意味。【疲弊】◎:ひへい×:ひえい疲弊は”心身ともに疲れて弱ること/経済的に困窮(こんきゅう)し、勢いが衰えること”の意味。【向日葵】◎:ひまわり×:こうにちき向日葵は”キク科の1年草のこと”の意味。夏頃に大型の花を咲かせ、花の中心部は茶色で、その周囲は黄色をしています。向日葵の種子は食用として食べられたり、向日葵油として利用され、主に食用油として利用されますが、他に化粧品などにも使用されています。【罷免】◎:ひめん×:のうめん罷免は”公務員の職を強制的に辞めさせること”の意味。【干物】◎:ひもの×:かんぶつ「かんぶつ」というのは、”乾物”と書き表されるため注意が必要です。干物は”干からびたもの/魚介類(魚・貝など)を干して乾燥させた食品のこと”の意味。干物(ひもの)と乾物(かんぶつ)の違いとしては、干物は”魚介類のみ”を乾燥させたものを指し、乾物は”魚介類を含めたすべての食品”を乾燥させたものを指します。乾物にも”魚介類を乾燥させた食品”の意味はありますが、一般的に魚介類を乾燥させた食品は乾物ではなく、「干物(ひもの)」と表記されることが多いです。【白夜】◎:びゃくや(慣)△:はくや(本)白夜は”北極または南極に近い地方で、夏頃に太陽が地平線近くに沈むために、日没から日の出までの間、空が薄明るくなる現象のこと”の意味。【百般】◎:ひゃっぱん×:ひゃくはん百般は”色々な方面。様々な事柄のこと。万般(ばんぱん)”の意味。【冷奴】◎:ひややっこ×:ひややつ、れいど冷奴は”冷やした豆腐を醤油・薬味などで食べる料理のこと”の意味。【拍子】◎:ひょうし×:はくし拍子は”楽曲のリズムの基礎になる、音の強弱による周期的な区切りのこと/音楽などに合わせて調子をとること/笛や太鼓を奏でること/ちょうどその時。はずみ”の意味。【病巣】◎:びょうそう×:びょうす病巣は”病(やまい)に侵(おか)されている箇所のこと”の意味。【平等】◎:びょうどう×:へいとう平等は”すべて等しく差別がないこと。また、そのさま”の意味。【秤量】◎:ひょうりょう(慣)△:しょうりょう(本)「ひょうりょう」と読むと”秤(はかり)にかけて、重さをはかること/秤で正確にはかることができる最大の重さのこと”の意味。「しょうりょう」と読むと”秤にかけて、重さをはかること/(転じて)物事の多少・軽重などを考え合わせること”の意味。【兵糧】◎:ひょうろう×:へいりょう兵糧は”軍隊の食糧(しょくりょう)のこと/活動力を支える食べ物のこと”の意味。ちなみに兵糧攻め(ひょうろうぜめ)というのは、”食料補給の道を断って、敵の戦闘力を弱らせる攻め方のこと”を言います。【肥沃】◎:ひよく×:ひよう肥沃は”土地が肥(こ)えていて作物がよくできること”の意味。【日和】◎:ひより、※びより×:にちわ日和は”空模様。天気。特に晴れた良い天気のこと/何かをするのにちょうど良い天気のこと/物事の成り行きのこと”の意味。※日和は単体で「ひより」と読むことはできますが、それ単体では「びより」と読むことはできません。例えば運動日和(うんどうびより)のように、何かの語の後ろに”○○日和”のような形で付く場合だけ、「○○びより」と読むことができます。【日和見】◎:ひよりみ×:にちわけん日和見は”事の成り行きを見て有利な方につこうと、形勢をうかがうこと/空模様を見ること”の意味。【平底】◎:ひらぞこ×:へいてい平底は”容器などの底や平らなこと。また、そのもの”の意味。【平屋】◎:ひらや×:へいや「へいや」というのは、”平野”と書き表されるため注意が必要です。平屋は”1階建ての家屋(かおく)のこと”の意味。【非力】◎:ひりき△:ひりょく非力は”力の弱いこと/実力のないこと”の意味。【蛭子】◎:ひるこ○:えびす蛭子は”七福神のひとつ”の意味。蛭子は「海上・漁業の神、商売繁盛・福の神」とされています。【牝馬】◎:ひんば△:めすうま、めうま、めま牝馬は”雌(めす)の馬のこと”の意味。【歩合】◎:ぶあい×:ほごう歩合は”ある数と他の数との割合のこと/取引の数量に対する手数料・報酬のこと”の意味。「歩合制(ぶあいせい)」という言葉を日常的に聞くと思いますが、これは”売上高や契約数に応じて賃金を支払う制度のこと”を意味しています。【吹聴】◎:ふいちょう×:すいちょう吹聴は”多くの人に言い広めること。言いふらすこと”の意味。【富貴】◎:ふうき△:ふき、ふっき富貴は”金持ちで、地位・身分が高いこと。また、そのさま”の意味。【風向】◎:ふうこう×:かざむき「かざむき」というのは、”風向き”と書き表されるため注意が必要です。風向は”風の吹いてくる方向のこと”の意味。【夫婦】◎:ふうふ○:めおと夫婦は”結婚している1組の男女。夫と妻のこと”の意味。ちなみに”夫婦茶碗”の読み方は「ふうふぢゃわん」ではなく、「めおとぢゃわん」としか読むことができないため注意が必要です。【不壊】◎:ふえ×:ふかい不壊は”堅固(けんご)で壊れないこと”の意味。【不得手】◎:ふえて×:ふとくしゅ不得手は”得意でないこと/好きでないこと”の意味。【敷衍】◎:ふえん×:しきこう敷衍は”分かりやすく言い換えたり、言葉を加えたりして詳しく説明すること”の意味。【無遠慮】◎:ぶえんりょ×:むえんりょ無遠慮は”遠慮しないで思いのままに行動すること。図々(ずうずう)しい様子。失礼で常識がないさま”の意味。【不穏】◎:ふおん×:ふいん不穏は”穏やかでないこと。今にも何事かが起こりそうな様子のこと”の意味。【不穏当】◎:ふおんとう×:ふいんとう不穏当は”差し障(さわ)りがあって適切でないこと。穏やかでないこと”の意味。【孵化】◎:ふか×:うか「うか」というのは、”羽化”と書き表されるため注意が必要です。孵化は”卵がかえること。卵をかえすこと”の意味。【賦課】◎:ふか×:ぶか賦課は”税金などを割り当てて負担させること”の意味。【舞楽】◎:ぶがく×:ぶらく舞楽は”舞(まい)を伴う雅楽(ががく)のこと”の意味。雅楽というのは、”奈良・平安時代に完成し、宮廷・寺社などで行われた音楽のこと”です。【俯瞰】◎:ふかん×:ふけん俯瞰は”高い所から見下ろすこと”の意味。【不羈】◎:ふき×:ふま不羈は”物事に束縛されないで自由気ままであること/才能などが並外れていて、枠からはみ出すこと”の意味。【不朽】◎:ふきゅう×:ふくつ「ふくつ」というのは、”不屈”と書き表されるため注意が必要です。不朽は”優れていて、いつまでも滅びないで後世に残ること”の意味。【腐朽】◎:ふきゅう×:ふこう腐朽は”腐って形が崩れること”の意味。【奉行】◎:ぶぎょう△:ほうこう「ぶぎょう」と読むと”武家時代の職名のこと/命令を受けて執行すること”の意味。ちなみに「鍋奉行(なべぶぎょう)」という言葉がよく使われますが、これは”鍋料理を食べるときに、具材を入れる順番、味付け、煮込み具合など、あれこれと仕切りたがる人のこと”を意味します。「ほうこう」と読むと”命令を受けて執行すること”の意味。【不行跡】◎:ふぎょうせき×:ふこうせき不行跡は”行(おこな)いの良くないこと”の意味。【布巾】◎:ふきん×:ふし布巾は”食器類を拭く布のこと”の意味。【福音】◎:ふくいん×:ふくおん福音は”喜ばしい知らせのこと/キリストが人類に救いの道を開くという教えのこと”の意味。【雲脂】◎:フケ△:うんし雲脂は”頭の皮膚にできる、角質に分泌物が混じって乾いた、うろこ状の白いもの”の意味。【相応しい】◎:ふさわしい×:そうおうしい相応しいは”釣り合っていること。似合っていること”の意味。【不治】◎:ふじ○:ふち不治は”病気が治らないこと”の意味。【武士】◎:ぶし△:もののふ「ぶし」と読むと”武芸を身に付け、戦陣に立つ人のこと”の意味。「もののふ」と読むと”ぶしの別名のこと/昔の朝廷に仕(つか)えた役人のこと”の意味。【不躾】◎:ぶしつけ×:ふしつけ不躾は”礼儀作法を弁(わきま)えていないこと”の意味。【節目】◎:ふしめ△:せつもく「ふしめ」と読むと”木材・竹などの節(ふし)のあるところ/ある事柄の区切りとなるところ”の意味。「せつもく」と読むと”草木の節のこと/小分けにした一つ一つの箇条のこと”の意味。【不精】◎:ぶしょう△:ぶせい×:ふせい「ぶしょう」は不精の他にも”無精”と書き表されますが、一般的には”不精”と表記されることが多いです。不精は”面倒くさがって怠(なま)けがちになること”の意味。【不織布】◎:ふしょくふ×:ふしきふ不織布は”糸の形態を経(へ)ずに、繊維を合成樹脂その他の接着剤で接合して布状にしたもの”の意味。不織布は、弾性・強度・通気性に優れています。【普請】◎:ふしん×:ふせい普請は”家を建築したり、修理したりすること。また、建築・土木の工事のこと”の意味。【武神】◎:ぶしん×:ぶじん「ぶじん」というのは、”武人”と書き表されるため注意が必要です。武神は”武道を司(つかさど)る神のこと”の意味。【無粋】◎:ぶすい×:むすい「ぶすい」は無粋の他にも”不粋”と書き表されますが、一般的には”無粋”と表記されることが多いです。無粋は”粋(いき)でないこと。また、そのさま”の意味。無粋というのは、分かりやすく現代的な言葉で表すと”イケてない。ダサい”と同じような意味です。【無勢】◎:ぶぜい△:むぜい無勢は”人数の少ないこと”の意味。【風情】◎:ふぜい△:ふうじょう「ふぜい」と読むと”味わいのある感じ。趣(おもむき)のこと/様子。ありさま/自ら遜(へりくだ)る意を表す語”の意味。例えば”自ら遜る意を表す語”は「私風情(ふぜい)には出来ません」のように用いられます。「ふうじょう」と読むと”味わいのある感じ。趣のこと/様子。ありさま”の意味。【不世出】◎:ふせいしゅつ×:ふせしゅつ不世出は”滅多(めった)に世に出ないほど優れていること”の意味。【敷設】◎:ふせつ×:しきせつ敷設は”広範囲にわたって、装備や施設を設けること”の意味。【二心】◎:ふたごころ△:にしん、じしん二心は”主人や味方に背く心のこと。裏切りの心のこと”の意味。【二言目】◎:ふたことめ×:にげんめ二言目は”何か言ったあとに、口癖や決まり文句のように続く言葉のこと”の意味。例えば「母は二言目には勉強しろと言う」や「彼は二言目には昔は喧嘩が強かったと自慢する」のように用いられます。【双葉】◎:ふたば×:そうよう双葉は”発芽したばかりの小さい2枚の葉のこと/人間の幼いころ。また、物事の初めのころのこと”の意味。【文机】◎:ふづくえ○:ふみづくえ※上は文机の写真文机は”読み書きをする机のこと”の意味。【仏性】◎:ぶっしょう△:ほとけしょう×:ぶっせい「ぶっしょう」と読むと”すべての生き物が生まれながらに持っている、仏となることのできる性質のこと/仏の本当の姿や心のこと”の意味。「ほとけしょう」と読むと”仏のように情け深い性質。慈悲深い性質のこと”の意味。【仏生会】◎:ぶっしょうえ×:ぶっしょうかい仏生会は”仏生日(ぶっしょうにち)に行われる法会(ほうえ)のこと”の意味。仏生日というのは、”釈迦(しゃか)の誕生日のこと”で、陰暦4月8日の釈迦の誕生日に花御堂(はなみどう)に安置した釈迦像に甘茶(あまちゃ)を注ぎかける行事になります。花御堂というのは、”釈迦の像を安置した、花で飾った小さい堂のこと”です。日本では原則として毎年4月8日に仏生会は行われ、「花まつり」や「灌仏会(かんぶつえ)などと呼ばれることもあります。【仏心】◎:ぶっしん○:ほとけごころ「ぶっしん」と読むと”仏のように慈悲深い心のこと/全ての生き物が生まれながらに持っている、仏となることのできる性質のこと”の意味。「ほとけごころ」と読むと”仏のように慈悲深い心のこと”の意味。【仏頂面】◎:ぶっちょうづら×:ぶっちょうめん仏頂面は”不機嫌な顔。無愛想な顔のこと”の意味。【不束】◎:ふつつか×:ふそく不束は”能力や修行が不十分で行き届かないさま”の意味。【不貞寝】◎:ふてね×:ふていね不貞寝は”ふてくされて寝ること”の意味。ふてくれる(不貞腐れる)というのは、”不満の気持ちから反抗的になったり、やけになったりすること”を意味します。【太々しい(太太しい)】◎:ふてぶてしい×:ふとぶとしい太々しい(太太しい)は”憎らしいほど図々(ずうずう)しいこと。開き直っていて図太いこと”の意味。【風土記】◎:ふどき△:ふうどき風土記は”地方別にその風土・文化などについて記した書物のこと”の意味。【太客】◎:ふときゃく×:たきゃく太客は”水商売などで多額の金を使う客。太っ腹な客のこと”の意味。水商売というのは、”先の見通しが立ちにくく、世間の人気や嗜好(しこう)に大きく依存し、収入が不安定な職業・業種のこと”を意味します。日雇い労働者などの、収入が安定しない理由が世間の人気や嗜好でない職業・業種については、水商売には含みません。【懐刀】◎:ふところがたな×:かいとう懐刀は”護身用に懐に入れておく小さな刀のこと/内密の計画などに関わる、信頼のおける腕利きの部下のこと”の意味。【懐手】◎:ふところで×:かいしゅ懐手は”両手を着物の懐(ふところ)に入れること/人に任せて自分は何もしないこと”の意味。【布団】◎:ふとん×:ふだん布団は”布で作った袋の中に、綿や羽毛などを入れたもの”の意味。【不如意】◎:ふにょい×:ふじょい不如意は”経済的に苦しいこと/思い通りにならないこと”の意味。【赴任】◎:ふにん×:とにん赴任は”任地に赴(おもむ)くこと”の意味。【布帛】◎:ふはく×:ふこう布帛は”木綿糸で織った織物(おりもの)と絹糸で織った織物のこと/織物の総称のこと”の意味。木綿(もめん)というのは”綿の種子に付いている白くてやわらかな綿毛のこと”で、絹(きぬ)というのは”蚕(かいこ)の繭(まゆ)からとった繊維のこと”です。【不憫】◎:ふびん×:ふべん「ふべん」というのは、”不便”と書き表されるため注意が必要です。不憫は”かわいそうなこと。憐(あわ)れむべきこと”の意味。【吹雪】◎:ふぶき×:すいせつ吹雪は”強い風を伴って激しく降る雪のこと/風に吹かれるなどして乱れ舞うもののこと”の意味。吹雪は空から降ってくる雪が風に吹かれるだけでなく、地上に積もっていた雪もその強い風に吹かれて、非常に視界が悪くなります。【訃報】◎:ふほう×:けいほう、とほう訃報は”誰かが亡くなったという知らせのこと”の意味。【不問】◎:ふもん×:ふとい不問は”取り上げて問題にしないこと”の意味。【不夜城】◎:ふやじょう×:ふよじょう不夜城は”灯火・ネオンなどが輝いて、夜でも昼のように明るく賑やかな場所のこと”の意味。不夜城というのは、歓楽街(かんらくがい)や大きなビルなどを指すことが多いです。【賦与】◎:ふよ×:ぶよ賦与は”配り与えること。分け与えること”の意味。【舞踊】◎:ぶよう×:ぶとう「ぶとう」というのは、”舞踏”と書き表されるため注意が必要です。舞踊は”音楽に合わせた身振りや手振りによって、感情や意思を表現する芸術のこと”の意味。【不養生】◎:ふようじょう×:ふようせい不養生は”健康に気を付けないこと”の意味。【不用心】◎:ぶようじん×:ふようしん、ふようじん不用心は”用心が悪いこと。警戒・注意の足りないこと”の意味。【無頼】◎:ぶらい△:むらい無頼は”定職に就かず、素行の悪いこと。また、そのような人のこと”の意味。【不埒】◎:ふらち×:ふしょう不埒は”道理に外れていて良くないこと”の意味。【古兵】◎:ふるつわもの○:こへい「ふるつわもの」と読むと”戦いの経験を多く積んでいる兵士のこと/ある物事に対して多くの経験を積んでいる人のこと”の意味。「こへい」と読むと”古くからいる現役の兵士のこと”の意味。【無礼】◎:ぶれい×:むれい無礼は”礼儀を弁(わきま)えないこと”の意味。【雰囲気】◎:ふんいき×:ふいんき雰囲気は”その場所やその人達が醸(かも)し出している気分・感じのこと”の意味。【分割】◎:ぶんかつ×:ぶんわり分割は”あるものをいくつかに分けること”の意味。【分岐】◎:ぶんき×:ぶんぎ分岐は”分かれること”の意味。【分限】◎:ぶんげん○:ぶげん「ぶんげん」と読むと”法律で、公務員の身分に関する基本的規律のこと/持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど/金持ちのこと”の意味。「ぶげん」と読むと”持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど/金持ちのこと”の意味。【分際】◎:ぶんざい×:ぶんさい分際は”身分・地位の程度のこと。身のほど”の意味。【奮迅】◎:ふんじん×:ふんじゅう奮迅は”勢い激しく奮い立つこと”の意味。【分水嶺】◎:ぶんすいれい×:ぶんすいりょう分水嶺は”物事の成り行きが決まる分かれ目のこと/分水界(ぶんすいかい)となっている山脈のこと”の意味。分水界というのは、”雨水の流れる方向を分けている境界のこと”です。【文鎮】◎:ぶんちん×:ぶんしん※上は文鎮の写真文鎮は”紙や書類が風などで飛んだり動いたりしないように、重しとして載せる文房具のこと”の意味。一般的に習字で使われることが多く、金属・玉石(ぎょくせき)などの材料で作られ、形状も様々です。【分銅】◎:ふんどう×:ぶんどう※上は分銅の写真分銅は”秤(はかり)で重さを量るとき、標準とする金属のおもりのこと”の意味。【憤怒】◎:ふんぬ○:ふんど憤怒は”激しい怒りのこと”の意味。【分泌】◎:ぶんぴつ(本)△:ぶんぴ(慣)分泌は”細胞が生体にとって、特殊な用途をもつ生産物を排出すること”の意味。【分娩】◎:ぶんべん×:ぶんめん分娩は”子を産むこと。胎児(たいじ)を母体の外に産み出すこと”の意味。【平易】◎:へいい×:へいえき平易は”易(やさ)しくて、分かりやすいこと”の意味。【兵役】◎:へいえき×:へいやく兵役は”国民が軍籍に編入され、軍務に服すること”の意味。【平穏】◎:へいおん×:へいいん平穏は”変わったこともなく、穏(おだ)やかなこと”の意味。【弊害】◎:へいがい×:えいがい弊害は”害になること”の意味。【平衡】◎:へいこう×:へいしょう平衡は”釣り合いがとれていること”の意味。【米作】◎:べいさく×:こめさく米作は”稲を栽培・収穫すること”の意味。【弊社】◎:へいしゃ×:えいしゃ弊社は”自分の会社に対して用いる謙譲(けんじょう)表現のこと”の意味。自分の側を低めて表現することで、相手側に対して敬意を表す言い方で、自分の会社に「弊社」、相手の会社に「貴社(きしゃ)」または「御社(おんしゃ)」を用います。【米食】◎:べいしょく×:こめしょく米食は”米を食べること。また、米を主食とすること”の意味。【平静】◎:へいせい×:へいじょう平静は”穏(おだ)やかで静かなこと”の意味。【平生】◎:へいぜい×:へいせい平生は”普段。いつも”の意味。【平素】◎:へいそ×:へいす平素は”普段。常日頃(つねひごろ)のこと”の意味。【閉塞】◎:へいそく×:へいかん閉塞は”閉じて塞(ふさ)ぐこと”の意味。【平地】◎:へいち○:ひらち△:へいじ、ひらじ「へいち」「ひらち」「へいじ」と読むと”起伏(きふく)のない平らな土地のこと”の意味。起伏というのは、”高くなったり低くなったりすること”などの意味があります。「ひらじ」と読むと”縦横の糸を1本ずつ交差させて織っていく、最も基本的な織り方。平織り(ひらおり)のこと”の意味。【兵法】◎:へいほう△:ひょうほう兵法は”戦術・兵の動かし方など、戦の仕方のこと/剣術などの武術のこと”の意味。【平野】◎:へいや△:ひらの「へいや」と読むと”平坦(へいたん)で広くひらけた土地のこと”の意味。「ひらの」と読むと”平坦な野原(のはら)のこと”の意味。【辟易】◎:へきえき×:へきい辟易は”うんざりすること/相手の勢いに押されて、ためらうこと”の意味。【兵児帯】◎:へこおび×:ひょうじたい兵児帯は”男性または子供が締めるしごき帯のこと”の意味。もともとは薩摩(さつま)の兵児(へこ)が、普段使いとして締めていた帯ということが兵児帯の名称の由来とされています。兵児というのは”15歳以上、25歳以下の青年のこと”を言います。ただ現在では女性用の兵児帯もあるので、「兵児帯=男性または子供用」というわけではないので覚えておきましょう。【糸瓜】◎:へちま×:いとうり※上は糸瓜の写真糸瓜は”ウリ科のつる性一年草。また、その果実のこと/つまらないものや役に立たないもののたとえ”の意味。糸瓜は夏頃に黄色い花を咲かせ、果実は細長い円柱形の深緑色をしており、若いうちは食用とされますが、熟すと果実の網目状の繊維がたわしなどに利用されます。【別世界】◎:べっせかい×:べつせかい別世界は”この世とは別の世界のこと/自分のいる所とはまったくかけ離れた環境や社会のこと”の意味。【別棟】◎:べつむね×:べっとう別棟は”同じ敷地内で棟(むね)が別になっている建物のこと”の意味。【反吐】◎:へど×:はんと反吐が”飲食して胃に入れたものを吐き戻すこと。また、その吐き戻したもののこと”の意味。ちなみに「彼の顔を見ると反吐が出る」のように、「反吐が出る」と用いられることがありますが、これは”不愉快”だということを意味しています。つまり「彼を見ると飲食したものを吐き戻すぐらい不愉快だ」となり、例文で指している彼のことをその人がとても嫌っていることが分かります。【便宜】◎:べんぎ×:べんせん便宜は”都合の良いこと。便利なこと/特別な処置のこと”の意味。【変遷】◎:へんせん×:へんかん変遷は”時間の経過に伴って移り変わること”の意味。【偏重】◎:へんちょう×:へんじゅう偏重は”ある方面だけを特別に重んじること”の意味。【辺鄙】◎:へんぴ×:へんこ辺鄙は”都会から離れていて不便なこと。また、そのさま”の意味。【返戻】◎:へんれい×:へんるい返戻は”返し戻すこと”の意味。【保育所】◎:ほいくしょ○:ほいくじょ保育所は”児童福祉施設のひとつのこと”の意味。保護者が労働・病気などのために保育できない乳幼児を、保護者の委託を受けて、預かって保育する施設のことを指します。乳幼児というのは、”乳児と幼児のことで、小学校入学前の子供の総称のこと”です。【母音】◎:ぼいん△:ぼおん母音は”単音の分類のひとつ”の意味。単音というのは、”音を分解したときに得られる最小の単位のこと”で、大きく分けると子音と母音によって単音が構成されています。日本語には子音(しいん)と母音が存在していますが、母音は「あ・い・う・え・お」のことで、子音は「それ以外の音」のことを指します。【法衣】◎:ほうえ○:ほうい法衣は”僧尼(そうに)の着る衣服のこと”の意味。仏門に入った男性のことを「僧(そう)」、仏門に入った女性のことを「尼(あま)」と呼ぶことが多いです。【包含】◎:ほうがん×:ほうごう包含は”要素や事情を中に含み持つこと”の意味。【硼砂】◎:ほうしゃ×:ほうさ硼砂は”硼酸(ほうさん)ナトリウムの白色の結晶のこと”の意味。白色の脆(もろ)い柱状結晶で、天然・人工のどちらでも存在しますが、日本で産出されることはほとんどありません。天然だと塩湖が乾燥した跡地で産出されることが多く、人工的には硼酸に炭酸ナトリウムを加えて中和して産出します。防腐剤・防虫剤、ガラス原料などに用いられます。【幇助】◎:ほうじょ×:ふうじょ幇助は”手を貸すこと。手助けすること/他人の犯罪行為や自殺の遂行を助けること”の意味。【放生会】◎:ほうじょうえ○:ほうじょうや放生会は”供養(くよう)のために、捕らえた生き物を池や野に放してやる法会(ほうえ)のこと”の意味。放生会は神社・仏寺で陰暦8月15日に行われており、現在の暦(太陽暦)では毎年9月に行われています。陰暦と現在の暦である太陽暦では、日付が少しずれるため注意が必要です。【紡織】◎:ぼうしょく×:ぼうしき紡織は”糸を紡(つむ)ぐことと、布を織ること”の意味。【坊主】◎:ぼうず×:ぼうしゅ坊主は下記のような意味です。寺院の主(あるじ)である僧。住職のこと髪を剃(そ)ったり短く刈(か)ったりした頭のこと。また、その人のこと(比喩的に)山に木が、または木に葉がない状態のこと男の子を親しんでいう語のこと他の語に添えて、あざけったりからかったりしていう語のこと釣りで、魚がまったく釣れないこと【冒涜】◎:ぼうとく×:ぼうばい冒涜は”神聖・尊厳なものをおかし、穢(けが)すこと”の意味。【鬼灯】◎:ほおずき×:きとう※上は鬼灯の写真鬼灯は”ナス科の多年草のこと。また、その果実のこと”の意味。鬼灯は夏頃に黄白色の花を咲かせ、その後にがく(花びらの付け根)部分が大きくなり果実を包みます。【火影】◎:ほかげ×:ひかげ火影は”火の光。灯火のこと/灯火に照らされてできる影のこと”の意味。【朗らか】◎:ほがらか×:ろうらか朗らかは”心が晴れやかで明るいさま/空が明るく晴れわたっているさま”の意味。【墨汁】◎:ぼくじゅう×:すみじる、ぼくじる墨汁は”墨(すみ)をすった黒い液のこと。特に、すぐに使えるように製造された墨色の液のこと”の意味。【牧場】◎:ぼくじょう○:まきば牧場は”牛・馬・羊などの家畜を放し飼いにできる設備をもった所のこと”の意味。【朴訥】◎:ぼくとつ×:ぼくのう朴訥は”飾り気(け)がなく、口数が少ないさま”の意味。【黒子】◎:ほくろ○:くろこ△:くろご、こくし「ほくろ」「こくし」と読むと”皮膚の表面にある黒色の小さな斑点(はんてん)のこと”の意味。黒子(ほくろ)はメラニン色素を含む細胞が、皮膚の一部に周囲よりも高い密度で集まってできたものです。「くろこ」「くろご」は”歌舞伎などにおいて、黒い衣服を着ている舞台上で役者をサポートする人のこと/表に出ないで物事を処理する人のこと”の意味。【反故】◎:ほご×:はんこ反故は”書き損ないなどで必要のなくなった紙のこと/役に立たないもの。無駄なもの/取り消すこと。破棄すること”の意味。「約束を反故にする」という言葉として使われることが多く、これは”約束をなかったものにする(破棄する)”という意味になります。【矛先】◎:ほこさき×:よせん矛先は”矛(ほこ)の切っ先(きっさき)のこと/攻撃の方向のこと/鋭い勢いのこと”の意味。【綻びる】◎:ほころびる×:ほろびる「ほろびる」というのは、”滅びる”と書き表されるため注意が必要です。綻びるは”縫い目などがほどけること/花の蕾(つぼみ)が少し開くこと/表情が和(やわ)らぐこと/物事が良くない方向に向かうこと”の意味。”縫い目などがほどけること”の意味から転じて、”物事が良くない方向に向かうこと”の意味でも使われるようになりました。【牡丹】◎:ぼたん△:ぼうたん×:ぼくたん「ぼたん」と読むと”ボタン科の落葉低木のこと/イノシシ肉の別名のこと”の意味。「ぼうたん」と読むと”ぼたん(植物)の別名のこと”の意味。【発起人】◎:ほっきにん×:はっきにん発起人は”思い立って事を始める人のこと/株式会社の設立を企画し、定款(ていかん)に署名する人のこと”の意味。定款というのは、”会社・公益法人など社団法人の目的・組織並びにその業務執行に関する基本事項が記載された文書のこと”です。【木剣】◎:ぼっけん×:もっけん木剣は”木で刀剣の形に作ったもの。木刀のこと”の意味。ただ一般的には日本刀を模した木製のものを「木刀(ぼくとう)」、それ以外の刀剣を模した木製のものを「木剣(ぼっけん)」と指すことが多いです。【発疹】◎:ほっしん○:はっしん発疹は”皮膚に小さな吹き出物ができること。また、その吹き出物のこと”の意味。【払子】◎:ほっす×:ふっす払子は”長い獣毛を束ねて、柄(え)を付けたもの”の意味。もともとはインドで虫や塵(ちり)を払うための道具として用いられていましたが、のちに中国や日本で、煩悩(ぼんのう)を払う法具として用いられるようになりました。【法主】◎:ほっす○:ほうしゅ△:ほっしゅ法主は”仏の尊称のこと/一宗派の首長のこと/法会(ほうえ)の主宰者(しゅさいしゃ)のこと”の意味。【欲する】◎:ほっする×:よくする欲するは”欲しいと思うこと。望むこと”の意味。【発赤】◎:ほっせき△:はっせき発赤は”炎症などにより皮膚が赤くなること”の意味。【発足】◎:ほっそく(慣)△:はっそく(本)発足は”団体や組織などが作られ、活動し始めること/出発や門出(かどで)のこと”の意味。一般的には前者の意味で使われることがほとんどです。【発端】◎:ほったん△:はったん発端は”物事の始まりのこと”の意味。【補填】◎:ほてん×:ほしん補填は”不足のものを補って埋め合わせること”の意味。【牡馬】◎:ぼば△:おすうま、おうま、おま牡馬は”牡(おす)の馬のこと”の意味。【小火】◎:ぼや△:しょうか「ぼや」と読むと”小さな火事のこと”の意味。「しょうか」と読むと”ぼやの別名のこと/わずかな火のこと”の意味。【洞穴】◎:ほらあな○:どうけつ洞穴は”崖や岩や大木などにあいた、中に何も満たすものがない穴のこと”の意味。【微酔】◎:ほろよい△:びすい微酔は”少し酒に酔うこと。また、少し酒に酔った状態のこと”の意味。【翻意】◎:ほんい×:はんい翻意は”決心・意思を変えること”の意味。【凸柑】◎:ぽんかん×:とつかん凸柑は”ミカンの一品種のこと”の意味。凸柑(ぽんかん)はインド原産で、凸柑の「ぽん」というのは、インドの都市プーナ(Poona)から来ています。日本では鹿児島県など九州で主に栽培されており、花は白色で、果実は冬に熟し、実はやや大きく、香りが強く甘いです。【本旨】◎:ほんし×:ほんむね本旨は”本来の趣旨。本来の目的のこと”の意味。【凡百】◎:ぼんぴゃく△:ぼんひゃく、ぼんびゃく凡百は”色々なもの。諸々(もろもろ)”の意味。【雪洞】◎:ぼんぼり△:せっとう、せつどう※上は雪洞(ぼんぼり)の写真「ぼんぼり」と読むと”小さな行灯(あんどん)のこと”の意味。行灯というのは”木や竹の枠に紙を貼り、中に油皿を入れて火をともす照明具のこと”で、現在では中に火をともすのではなく、電球を入れたりすることも多いです。「せっとう」と読むと”ぼんぼりの別名のこと/風炉の上を覆うもの”の意味。「せつどう」と読むと”緊急避難用に雪中に掘る縦穴や横穴のこと”の意味。【本望】◎:ほんもう×:ほんぼう本望は”長い間の望みのこと/望みが叶って満足すること”の意味。【凡庸】◎:ぼんよう×:はんよう「はんよう」というのは、”汎用”と書き表されるため注意が必要です。凡庸は”優れた点がないこと。また、そのような人のこと”の意味。【本鈴】◎:ほんれい×:ほんりん本鈴は”授業や上演などの始まりを正式に知らせる合図のベルのこと”の意味。ちなみに”授業や上演などの始まりが迫っていることを知らせるために、前もって鳴らすベルのこと”を「予鈴(よれい)」と言います。【翻弄】◎:ほんろう×:はんろう翻弄は”思いのままに弄(もてあそ)ぶこと”の意味。↓マ行~【枚挙】◎:まいきょ×:まいけん枚挙の「挙(きょ)」という字は、「拳(けん)」という字によく似ているため注意が必要です。枚挙は”一つ一つ数えあげること”の意味。「枚挙に暇(いとま)がない」ということわざでよく用いられますが、これは”数が多すぎていちいち数えきれない”という意味になります。【邁進】◎:まいしん×:まんしん邁進は”目的に向かってひたすらに進むこと”の意味。【埋没】◎:まいぼつ×:りぼつ埋没は”埋もれて隠れてしまうこと/ある状況の中に浸りきること/世に埋もれて人に知られないこと”の意味。【勾玉】◎:まがたま×:まがだま、こうぎょく※上は勾玉の写真勾玉は”古代、日本で装身具に使われていた、湾曲(わんきょく)した玉のこと”の意味。勾玉の材料には、瑪瑙(めのう)・翡翠(ひすい)・水晶などの鉱物が使用されていました。【蒔絵】◎:まきえ×:ときえ蒔絵は”漆(うるし)で文様を描き、金・銀の粉や顔料などを付着させた漆工芸(うるしこうげい)のこと。また、その漆工芸品のこと”の意味。【紛れる】◎:まぎれる×:ふんれる紛れるは”他のものに入(い)り混じって区別しにくくなること/他のものに心が惹(ひ)かれて、一時的にあることを忘れること”の意味。【幕間】◎:まくあい×:まくま幕間は”劇場で1つの場面が終わって、次の場面が始まるの間のこと”の意味。1つの場面が終わり幕が降りてから、次の場面が始まり幕が開くまでの間のことなので、「幕間(まくあい)」です。【間口】◎:まぐち×:かんこう間口は”土地・家屋などの正面の幅のこと/知識・事業などでの領域の広さのこと”の意味。【真砂】◎:まさご×:しんさ真砂は”細かい砂のこと”の意味。【間尺】◎:ましゃく△:けんじゃく×:まじゃく、かんしゃく「ましゃく」と読むと”建築物などの寸法のこと/計算。割合のこと”の意味。間尺を用いたもので「間尺(ましゃく)に合わない」という慣用句がありますが、これは”割に合わない。損をする”の意味となります。尺貫法による長さの単位で「間(けん)」と「尺(しゃく)」があり、本来は間(けん)と尺(しゃく)が合わない、つまり”寸法が合わない”という意味で使われていました。ですが「寸法が合わない ⇒ 計算が合わない ⇒ 割に合わない」の意味に少しずつ変化し、いま現在では”割に合わない”の意味で使われるようになりました。「けんじゃく」と読むと”1間(けん)ごとに印を付けた測量用の縄のこと”の意味。1間(けん)というのは、尺貫法(しゃっかんほう)による長さの単位のことで、「1間=1.8メートル」のことです。【魔性】◎:ましょう×:ませい魔性は”悪魔のように、人を迷わすような性質のこと”の意味。【先ず】◎:まず△:せんず「まず」と読むと”順序として先に。最初に/とりあえず。とにかく/多分。おそらく”の意味。「せんず」と読むと”他より先に事を行うこと。先を越すこと。先(さき)んずる”の意味。【益々(益益)】◎:ますます×:えきえき益々(益益)は”以前よりも程度が増すさま”の意味。益々というのは「増々(ますます)」や「増す増す」と同じ意味で、意味的には「増々」などの方が分かりやすいですが、「益々」と用いられることがほとんどです。【股上】◎:またがみ×:またうえ股上は”ズボンなどの、股(また)の分かれ目から上の長さのこと”の意味。【区々(区区)】◎:まちまち△:くく「まちまち」と読むと”物事や意見などが、バラバラでまとまりのないさま”の意味。「くく」と読むと”物事や意見などが、バラバラでまとまりのないさま/小さくて取るに足りないさま”の意味。【末裔】◎:まつえい△:ばつえい×:まっしょう末裔は”先祖から代々伝わっている血筋の中で、最後の方の人のこと”の意味。つまり末裔というのは、”先祖からみて何代も後の世代の人のこと”を指しています。【末期】◎:まっき○:まつご「まっき」と読むと”終わりの時期。物事の終わりごろ”の意味。「まつご」と読むと”生の終わるとき。死に際のこと”の意味。【末寺】◎:まつじ×:まつでら末寺は”本山(ほんざん)の支配下にある寺のこと”の意味。本山というのは”一宗一派(いっしゅういっぱ)の多くの末寺を統轄(とうかつ)する寺院のこと”で、格式によって総本山・大本山などの区別があります。【末日】◎:まつじつ×:まつび「まつび」というのは、”末尾”と書き表されるため注意が必要です。末日は”ある期間の最後の日のこと”の意味。【燐寸】◎:マッチ×:りんすん燐寸は”軸木(じくぎ)の先に発火剤をつけた、摩擦によって火をつける道具のこと”の意味。軸木の先の発火剤には「塩素酸カリウム・二酸化マンガン・硫黄など」が使われ、容器などには「赤燐(せきりん)・流化アンチモンなど」が塗布されています。発火剤(軸木の先につける方)に赤燐・黄燐(おうりん)が用いられている燐寸もありますが、粗面ならどこにこすりつけても発火してしまうため、現在は製造が禁止されています。【全う】◎:まっとう×:すべう全うは”しっかりとしているさま。真面目なさま/(”全うする”の形で)完全に果たす。成し遂げること”の意味。【末尾】◎:まつび×:まつお末尾は”物事の最後のこと”の意味。【松脂】◎:まつやに△:しょうし松脂は”松の木の幹(みき)から分泌される樹脂のこと”の意味。松脂は粘り気と芳香がある淡黄色の樹脂で、固化すると脆(もろ)いガラス状になります。【円居】◎:まどい×:えんきょ円居は”人が集まって、まるく並び座ること/親しい者で集まって楽しむこと”の意味。【眼差し】◎:まなざし×:めざし眼差しは”物・人などに視線を向けるときの目の様子のこと”の意味。【愛弟子】◎:まなでし×:あいでし愛弟子は”特に目をかけて可愛がっている弟子のこと”の意味。【愛娘】◎:まなむすめ×:あいむすめ愛娘は”非常に可愛がっている娘のこと”の意味。【免れる】◎:まぬがれる(慣)○:まぬかれる(本)免れるは”好ましくない事柄などから逃れること”の意味。【真昼時】◎:まひるどき×:まひるじ真昼時は”昼の最中(さいちゅう)の時間帯のこと”の意味。真昼時というのは、だいたい「11時30分~12時30分」あたりの時間帯のことを指します。【目深】◎:まぶか△:めぶか目深は”目が隠れるほど、帽子などを深くかぶるさま”の意味。【継子】◎:ままこ○:けいし×:つぐこ「ままこ」と読むと”親子の関係にはあるが、血の繋がっていない子のこと/仲間外れにされる者のこと”の意味。「けいし」と読むと”親子の関係にはあるが、血の繋がっていない子のこと”の意味。ちなみに鬼滅の刃(きめつのやいば)という漫画では、継子は「つぐこ」と読まれていますが、一般的には継子を「つぐこ」と読むことはないので注意が必要です。鬼滅の刃の「継子(つぐこ)」の意味としては、”柱が育てる隊士で、直弟子(じきでし)のこと”を意味している言葉になります。【継母】◎:ままはは○:けいぼ継母は”血の繋がっていない母のこと”の意味。【魔除け】◎:まよけ×:まじょけ魔除けは”魔性(ましょう)のものを避けるための物のこと”の意味。【真綿】◎:まわた×:しんめん真綿は”繭(まゆ)を引き延ばして作った綿のこ”の意味。丈夫で軽くて、保温力が高く、主に防寒用の衣類などに用いられます。【満悦】◎:まんえつ×:まんせつ満悦は”満足して喜ぶこと”の意味。【蔓延】◎:まんえん×:まんえい蔓延は”好ましくないことがどんどん広がること”の意味。【饅頭】◎:まんじゅう△:まんとう「まんじゅう」と読むと”小麦粉・米粉・そば粉などで作った皮で餡(あん)を包んで蒸して作るお菓子のこと”の意味。「まんとう」と読むと”小麦粉を練り、イーストで発酵させて、中身を入れずに丸形にして蒸したもの”の意味。饅頭(まんとう)は中国北部で主食とされていて、中身に肉や餡を入れたものは「包子(パオズ)」と呼ばれています。【万灯】◎:まんどう×:まんとう万灯は”多くの灯火(ともしび)のこと/木の枠に紙を貼って、中に火を灯し、長い柄(え)で持つもの”の意味。【満帆】◎:まんぱん×:まんぽ満帆は”帆(ほ)をいっぱいに張ること。また、帆いっぱいに風をはらむこと”の意味。【翻車魚】◎:マンボウ×:ほんしゃぎょ翻車魚は”マンボウ科の海産の硬骨(こうこつ)魚のこと”の意味。【万力】◎:まんりき×:まんりょく万力は”工作物を挟み、締めつけて固定する工具のこと”の意味。【木乃伊】◎:ミイラ×:きのい木乃伊は”人間または動物の死体が永(なが)く原形に近い形をとどめているもの”の意味。「永く」というのは、”永久”に近い意味で使われます。【見栄】◎:みえ×:みえい、けんえい見栄は”見た目。外見のこと/人の目を気にして、外見を実際より良く見せようとする態度のこと”の意味。【身重】◎:みおも×:しんじゅう身重は”妊娠していること”の意味。【神酒】◎:みき△:しんしゅ神酒は”神に供える酒のこと”の意味。【三行半】◎:みくだりはん×:さんぎょうはん三行半は”夫から妻に出す離縁状のこと”の意味。江戸時代、離婚事由(じゆう)などを3行とその半分で簡略に書いていたことから、三行半(みくだりはん)と呼ばれるようになりました。【眉間】◎:みけん△:びかん、まゆあい眉間は”眉と眉との間のこと”の意味。【巫女】◎:みこ△:ふじょ巫女は”神に仕えて神事を行ったり、神意をうかがって神託を告げる女性のこと”の意味。巫女は未婚の女性が多く、さらに男性の場合は巫女ではなく、「男巫(おとこみこ)」と呼びます。【神輿】◎:みこし△:しんよ×:しんこう神輿は”祭礼のときに担ぐ、神霊を安置した輿(こし)のこと”の意味。輿というのは、”屋形(やかた)の下に担ぐための2本の長い棒を付けた乗り物のこと”です。【未済】◎:みさい×:みすみ未済は”事がまだ済んでいないこと。特に、借金などの返済が済んでいないこと”の意味。【見境】◎:みさかい×:けんきょう見境は”物事を見分けること”の意味。【実生】◎:みしょう×:じっせい実生は”草木が接(つ)ぎ木や挿し木などによらず、種子から発芽(はつが)して生長すること。また、その草木のこと”の意味。【微塵】◎:みじん△:びじん「みじん」と読むと”細かな塵(ちり)のこと/極めて細かいこと/ほんの少しのこと”の意味。「びじん」と読むと”細かな塵のこと”の意味。【水鳥】◎:みずどり○:みずとり、すいちょう水鳥は”水辺に生息する鳥のこと”の意味。【未曾有】◎:みぞう(慣)△:みぞうう(本)×:みぞうゆう未曾有は”昔から今までに、一度もないこと”の意味。未曾有というのは、「未(いま)だ、曾(かつ)て、有(あ)らず」を略したものです。【鳩尾】◎:みぞおち△:はとお、きゅうび鳩尾は”胸骨の下方中央にあるくぼんだ所のこと”の意味。【三十路】◎:みそじ×:さんじゅうろ三十路は”30のこと/30歳のこと”の意味。【身丈】◎:みたけ×:しんじょう身丈は”身の丈。身長のこと/衣類の、襟の付け根から裾までの背筋の長さのこと”の意味。【御霊】◎:みたま△:ごりょう御霊は”死者の霊魂の尊敬語のこと”の意味。【道標】◎:みちしるべ○:どうひょう「みちしるべ」と読むと”道案内のために立てた標示物のこと/ある事の手引きとなるもの・人のこと”の意味。「どうひょう」と読むと”道案内のために立てた標示物のこと”の意味。【道端】◎:みちばた×:どうたん道端は”道の端(はし)の方のこと”の意味。【蜜月】◎:みつげつ×:みつづき蜜月は”結婚したばかりの頃のこと/親密な関係にあること”の意味。【見惚れる】◎:みとれる△:みほれる見惚れるは”我を忘れて見つめること。うっとりと見入ること”の意味。【身形】◎:みなり×:しんけい身形は”衣服を着た姿のこと/体つきのこと”の意味。【耳朶】◎:みみたぶ△:じだ耳朶は”耳の下部分に垂れ下がったやわらかな部分のこと”の意味。【未聞】◎:みもん×:みぶん未聞は”まだ聞いたことのないこと”の意味。【土産】◎:みやげ△:どさん「みやげ」と読むと”旅先や外出先から持ち帰るその土地の産物のこと/人を訪問するときに持っていく贈り物のこと”の意味。「どさん」と読むと”みやげ(前者の意味)の別名のこと/土地の産物のこと”の意味。【御幸】◎:みゆき△:ごこう、ぎょこう「みゆき」と読むと”天皇または上皇(じょうこう)・法皇(ほうおう)・女院(にょいん)の外出のこと”の意味。上皇とは”天皇が位を後継に譲った後の呼び名”で、法皇とは”仏門に入った上皇の呼び名”になります。女院というのは、”三后(さんごう)・准母(じゅんぼ)・女御(にょうご)・内親王(ないしんのう)で、特に院号を与えられた女性のこと”です。「ごこう」と読むと”上皇・法皇・女院の外出のこと”の意味。「ぎょこう」と読むと”天皇の外出のこと”の意味。【明星】◎:みょうじょう△:あかほし、あかぼし「みょうじょう」と読むと”金星の別名のこと/その分野で、人気な人のこと”の意味。後者の意味は、「彼は楽壇の明星(みょうじょう)だ」のように用いられます。「あかほし」「あかぼし」と読むと”金星の古名のこと/さそり座のアルファ星アンタレスのこと”の意味。【名代】◎:みょうだい△:なだい、なしろ「みょうだい」と読むと”ある人の代理をつとめること”の意味。「なだい」と読むと”評判が高いこと/名目(めいもく)のこと”の意味。「なしろ」と読むと”大化前代の皇室の私有民のこと”の意味。【名利】◎:みょうり△:めいり名利は”名誉と利益のこと”の意味。【明朝体】◎:みんちょうたい×:めいちょうたい※上は明朝体の写真明朝体は”漢字の書体のひとつ”の意味。明朝体は書籍・雑誌・新聞などで用いられる基本的な書体で、「縦線が太くて、横線が細い」という特徴があります。中国の明朝(みんちょう)の時代に伝来したことからこの名称が付けられています。【百足】◎:ムカデ△:ひゃくそく百足は”節足動物の唇脚(しんきゃく)類のうち、ゲジ目を除いた動物の総称のこと”の意味。各節に1対(いっつい)ずつの脚が付いており、種類によって全体の数は異なります。百足は毒を持ち、大顎(おおあご)から毒液を出して、種類にもよりますが噛(か)まれると激痛を伴います。【無垢】◎:むく×:むこう無垢は”心身が汚れていないこと/混じり気のないこと/全体が無地で色の混じらない衣服のこと”の意味。【報いる】◎:むくいる×:ほういる報いるは”受けた物事に対し、それにふさわしいお返しをすること/仕返しをすること”の意味。【無地】◎:むじ×:むち無地は”全体が同じ色で模様のないこと”の意味。【虫酸】◎:むしず×:むしさん、ちゅうさん虫酸は”胸やけなどのときに、胃から口中に逆流するすっぱい液のこと”の意味。「虫酸が走る」という慣用句で使われることがほとんどで、これは口中に虫酸が出て吐き気を催(もよお)すことから、”吐き気がするほど嫌いなこと”の意味として使われています。【矛盾】◎:むじゅん×:ほこたて、よじゅん矛盾は”矛(ほこ)と盾(たて)のこと/つじつまが合わないこと”の意味。昔、矛と盾を売る者がいて、その者が「この矛はどんな盾をも貫き、この盾はどんな矛をも通さない」と言ったところ、それを聞いた人が「その矛でその盾を突いてみよ」と言われて困ったという話から、”話のつじつまが合わないこと”を矛盾と言うようになりました。【胸三寸】◎:むねさんずん×:むねさんすん、むなさんずん胸三寸は”胸の中。また、心の中にある考えのこと”の意味。【謀反】◎:むほん×:ぼうはん謀反は”国家・君主(くんしゅ)に背(そむ)くこと”の意味。【村八分】◎:むらはちぶ×:むらはちぶん村八分は”村のしきたりや掟(おきて)を守らなかった者やその家族を、村民全体が除(の)け者として排斥(はいせき)し、絶交すること/仲間外れにすること”の意味。前者の意味は、江戸時代以降に村落で行われた私的制裁で、いま現在では後者の意味で用いられることがほとんどです。【無理強い】◎:むりじい×:むりつよい、むりづよい無理強いは”無理に押しつけてやらせること”の意味。【名家】◎:めいか×:めいけ名家は”有名な家柄のこと/その道に優れた人。名人のこと”の意味。【名刹】◎:めいさつ×:めいせつ名刹は”由緒(ゆいしょ)ある有名な寺のこと”の意味。【酩酊】◎:めいてい×:めいちょう酩酊は”ひどく酒に酔うこと”の意味。【目頭】◎:めがしら×:もくとう目頭は”鼻に近い方の目の端(はし)のこと”の意味。例えば「目頭を押さえる」や「目頭が熱くなる」のように用いられますが、どちらも慣用句になります。「目頭を押さえる」は”目頭を押さえて涙がこぼれそうになるのをとどめようとすること”の意味で、「目頭が熱くなる」は”深く感動して思わず涙が出そうになること”の意味になります。【眼鏡】◎:めがね○:がんきょう「めがね」と読むと”視力の調整や目を保護するための器具のこと/物を見分ける力のこと”の意味。「がんきょう」と読むと”めがね(器具)の別名のこと”の意味。【女神】◎:めがみ△:じょしん、おんながみ女神は”女性の神のこと”の意味。【目利き】◎:めきき×:めりき目利きは”陶器・刀剣・書画などの真贋(しんがん)・良否を見分けること。また、その能力を備えた人のこと”の意味。真贋というのは、”本物と偽物のこと”を意味します。【目下】◎:めした、もっか「めした」と読むと”地位・階級・年齢などが自分よりも下の人のこと”の意味。「もっか」と読むと”現在。今のこと”の意味。例えば「それについては目下(もっか)検討中です」のように用いられます。【馬頭】◎:めず×:ばとう※上は牛頭と馬頭の写真馬頭は”地獄にいるとされる、頭が馬で、首から下が人間の姿をしている獄卒(ごくそつ)のこと”の意味。そして馬頭の他に地獄にいるとされる、頭が牛で、首から下が人間の姿をしている獄卒のことを「牛頭(ごず)」と言います。【女滝】◎:めだき×:じょだき、めたき女滝は”一対(いっつい)の滝のうち、小さい方の滝のこと”の意味。また”一対の滝のうち、大きい方の滝のこと”を「男滝(おだき)」と言います。【馬手】◎:めて×:ばしゅ、ましゅ馬手は”(馬の手綱を持つ手の意味から)右手のこと/右の方のこと”の意味。馬手は右手のことを指すことから、右手と書いて「右手(めて)」と読むこともあります。そして馬手の対義語は「弓手(ゆんで)」と言い、これは弓を持つ方の手の意味からきていて左手のことを指し、右手と同様に左手を「ゆんで」と読むこともあります。【愛でる】◎:めでる×:まなでる愛でるは”可愛がること/褒めること。感嘆(かんたん)すること”の意味。【目処】◎:めど×:もくしょ目処は”目指すところ。目標のこと/ある事柄について立てた見込みのこと”の意味。【目眩】◎:めまい×:もくげん目眩は”目が眩(くら)むこと。目が回ってくらくらすること”の意味。【莫大小】◎:めりやす×:ばくだいしょう莫大小は”綿糸(めんし)または毛糸を機械で編んだ、よく伸縮する編み物のこと”の意味。莫大小というのは、「編み物(ニット)の古い呼び方」になります。【面子】◎:めんこ、めんつ※上は面子(おもちゃ)の写真「めんこ」と読むと”子供のおもちゃのひとつ”の意味。面子(めんこ)というのは、”円形・方形のボール紙に絵を描いたもので、地面にたたきつけて、相手の札を裏返したりして遊ぶおもちゃのこと”です。「めんつ」と読むと”世間に対する体面。面目のこと”の意味。【面目】◎:めんぼく、めんもく「めんぼく」と読むと”世間に対する名誉・体面。世間からの評価のこと/人に合わせる顔のこと/外に表れている様子のこと”の意味。「めんもく」と読むと”世間に対する名誉・体面。世間からの評価のこと/人に合わせる顔のこと/外に表れている様子のこと/顔かたち。顔つき”の意味。例えば”恥ずかしくてその人に顔向けできないこと。合わす顔がないこと”の意味である「面目ない」は、「めんぼくない」と読むことが多いです。他にも”世間の期待や評価に応えるだけの活躍をすること。また、それにより名声や評価が高まること”の意味である「面目躍如」は、「めんもくやくじょ」と読むことがほとんどです。それぞれ「めんもくない」や「めんぼくやくじょ」と読むことも間違いではないですが、一般的には「めんぼくない」や「めんもくやくじょ」と読まれるため覚えておきましょう。【綿毛布】◎:めんもうふ×:わたもうふ綿毛布は”綿(めん)素材が使用されている毛布のこと”の意味。【亡者】◎:もうじゃ×:ぼうしゃ亡者は”死者。特に、成仏できずにさまよっている死者のこと/金銭・地位・権力などに異常な執着を持っている人のこと”の意味。【妄執】◎:もうしゅう×:もうしつ妄執は”心の迷いから起こる物事への執着のこと”の意味。【猛省】◎:もうせい×:もうしょう猛省は”強く反省すること”の意味。【毛筆】◎:もうひつ×:けふで毛筆は”動物の毛で作られた筆のこと。また、その筆で書くこと”の意味。【耄碌】◎:もうろく×:ろうろく耄碌は”年をとって頭や身体のはたらきが衰えること。老いぼれること”の意味。【目途】◎:もくと△:めど目途は”目当て。目的のこと/目標のこと”の意味。ただ一般的には目途は「もくと」と読むことがほとんどで、「めど」は”目処”と書き表されることがほとんどです。【土竜】◎:もぐら△:どりゅう土竜は”モグラ科の哺乳(ほにゅう)動物の総称のこと”の意味。全身を茶色や灰黒色の毛で覆われており、前足はシャベル状で土を掘るのに適しています。土竜は土の中に棲み、地上に出ることはあまりなく、主に土の中でミミズなどの虫を食べて生きています。【目論見】◎:もくろみ×:もくろんみ目論見は”計画すること。企(くわだ)てること”の意味。【猛者】◎:もさ×:もうじゃ猛者は”勇猛で力技の優れた人のこと”の意味。【喪主】◎:もしゅ△:そうしゅ×:もぬし喪主は”葬式を行う際の代表者のこと”の意味。【百舌】◎:もず×:ひゃくぜつ百舌は”スズメ目モズ科の鳥の総称のこと”の意味。頭部は茶色で、背面は灰褐色、腹面は淡褐色をしています。ちなみに百舌には昆虫やカエルなどの小動物を捕らえて、木の枝などに刺しておく習性があり、この習性のことを「百舌の速贄(はやにえ)」と言います。なぜ百舌がこのような行動を取るのか、いまだに正確な理由は分かっていないそうです。【悶える】◎:もだえる×:もえる「もえる」というのは、”萌える”と書き表されるため注意が必要です。悶えるは”思い悩んで苦しむこと/苦痛などから身をよじること”の意味。「よじる」というのは、”身体を曲げてくねらせること”です。【喪中】◎:もちゅう×:もなか、そうちゅう喪中は”人の死後、親しい関係にあった者が喪(も)に服している期間のこと”の意味。喪(も)に服すというのは、”親しい者が亡くなったときに、一定期間亡くなった人の死を悼(いた)み、世俗との交わりを避けて慎(つつ)ましく暮らしていくこと”を意味しています。つまりその期間中は、飲み会や旅行などには参加しないようにする、というのが一般的です。【以て】◎:もって×:いて以ては”~によって。~を用いて/~の理由で。~のために/~を期限として/それで。それによって/その意を強める言い方”の意味。例えば「今夜23時を以て締め切る」や「いささか以て迷惑なことだ」のように用いられ、前者の例文は”~を期限として”、後者は”その意を強める言い方”の意味で使用しています。【専ら】◎:もっぱら×:せんら専らは”そのことだけに集中するさま”の意味。【元肥】◎:もとごえ×:げんぴ元肥は”種まきや苗植えの前に、耕地に与えておく肥料のこと”の意味。【基づく】◎:もとづく×:きづく基づくは”何かをもととして起こること/何かを基礎・根拠とすること”の意味。【物臭】◎:ものぐさ×:ぶっしゅう物臭は”めんどうくさがること。また、そのような性質の人のこと”の意味。【物種】◎:ものだね×:ぶっしゅ物種は”物事のもととなるもの。物事の根源のこと/草木(特に、野菜・草花)の種のこと”の意味。一般的に物種は「命あっての物種」という慣用句で用いられることが多く、これは”何事も命があってできることで、死んでしまえば何にもならない”という意味になります。【物の怪】◎:もののけ×:もののかい物の怪は”人にとり憑(つ)いて祟(たた)りをすると言われる、死霊(しりょう)・生き霊(いきりょう)などのこと”の意味。【物見】◎:ものみ×:ぶっけん「ぶっけん」というのは、”物件”と書き表されるため注意が必要です。物見は”見物すること/遠くを見渡すために設けられた建物のこと”の意味。【最早】◎:もはや×:さいそう、さいはや最早は”今となっては/早くも。すでに”の意味。【喪服】◎:もふく△:そうふく喪服は”喪中(もちゅう)、または弔問(ちょうもん)の際に着る黒・薄墨色の衣服のこと”の意味。【紅葉】◎:もみじ○:こうよう「もみじ」と読むと”木の葉が黄・赤色に変わること。また、その色づいた木の葉のこと/カエデ類の木の別名のこと/鹿の肉のこと”の意味。「こうよう」と読むと”木の葉が黄・赤色に変わること。また、その色づいた木の葉のこと”の意味。【木綿】◎:もめん△:きわた「もめん」と読むと”ワタの種子からとった白くてやわらかい繊維のこと。また、その繊維で作られた糸や織物のこと”の意味。ワタは”アオイ科ワタ属の総称のこと”で、つまりは植物の種類を指していて、一般的には「綿」と書くと”ワタの種子からとった白くてやわらかい繊維”を指すことが多いです。綿(わた)は繊維が絡まり合った塊の状態のことを指していて、その繊維の塊を紡ぎ直すことで糸(これが木綿)が作られます。ちなみに絹(きぬ)というのは、”蚕(かいこ)の繭(まゆ)からとった繊維のこと”で、その蚕の繭からとった繊維を紡いだ糸が「絹糸(きぬいと)」となります。「きわた」と読むと”ワタの種子からとった白くてやわらかい繊維のこと”の意味。【股引】◎:ももひき×:またひき股引は”腰から下をぴったりと覆う、ズボン型の衣服のこと”の意味。【諸手】◎:もろて△:しょて「もろて」と読むと”左右の手。両方の手のこと/諸々(もろもろ)の軍隊のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。「しょて」と読むと”諸々の軍隊のこと”の意味。【諸共】◎:もろとも×:しょきょう諸共は”行動を共にするさま。一緒に”の意味。ちなみに「死なば諸共」という言葉がありますが、簡単にいうと”死ぬときは一緒”の意味になります。これは”仲間と共に死ぬ”という意味と、”相手を道連れにする”というどちらの意味合いでも使われます。【諸刃】◎:もろは×:しょは、しょじん諸刃は”刀剣などで、両方のふちに刃がついていること。また、その刀剣のこと”の意味。諸刃は「諸刃の剣(つるぎ)」ということわざで用いられることが多く、これは”一方には利点があるが、また一方には危険を伴うことのたとえ”の意味で用いられます。【文句】◎:もんく×:ぶんく文句は”文章中の語句のこと/相手に対する言い分や苦情のこと”の意味。【門戸】◎:もんこ×:もんと門戸は”家の出入り口のこと/自分の流儀のこと。一派”の意味。【文言】◎:もんごん△:ぶんげん「もんごん」と読むと”手紙や文章の中の言葉のこと”の意味。「ぶんげん」と読むと”手紙や文章の中の言葉のこと/中国で、旧来の伝統的な文章表現のこと”の意味。【文殊】◎:もんじゅ×:ぶんしゅ文殊は”文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の略のこと”の意味。釈迦(しゃか)の左の脇侍(きょうじ・わきじ)で、知恵をつかさどる菩薩です。脇侍というのは”本尊(ほんぞん)の左右に控えている仏像のこと”で、釈迦には文殊・普賢(ふげん)、阿弥陀には観音・勢至(せいし)、薬師には日光・月光(がっこう)などがあります。【問答】◎:もんどう×:もんとう問答は”問うことと答えること/議論すること”の意味。【門扉】◎:もんぴ×:もんとびら門扉は”門の扉のこと”の意味。【文様】◎:もんよう×:ぶんよう文様は”装飾のために付けられた図柄。模様のこと”の意味。↓ヤ行~【八百長】◎:やおちょう×:はっぴゃくちょう八百長は”勝負事において、表面上は真剣に争っているように見せて、前もって打ち合わせた通りに勝負をつけること”の意味。【矢面】◎:やおもて×:やめん矢面は”矢の飛んでくる正面のこと/質問・非難などをまともに受ける立場のこと”の意味。【八百屋】◎:やおや×:はっぴゃくや八百屋は”野菜などを売る店。また、売る人のこと/深くはないが多方面に知識が広いこと。また、その人のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【八百万】◎:やおよろず○:はっぴゃくまん「やおよろず」と読むと”数が非常に多いこと”の意味。「はっぴゃくまん」と読むと”数の8,000,000のこと”の意味。【喧しい】◎:やかましい△:かまびすしい×:せんしい「やかましい」と読むと”騒がしいこと/面倒であること/厳しいこと/好みが難しいこと/世間でうるさく言われている”の意味。「かまびすしい」と読むと”騒がしいこと”の意味。【薬缶】◎:やかん△:やっかん×:やくかん薬缶は”銅・アルミニウムなどから作られている、湯を沸かすのに用いる容器のこと”の意味。【夜気】◎:やき×:よき夜気は”夜の冷たい空気のこと/夜の気配(けはい)のこと”の意味。【山羊】◎:ヤギ×:やまひつじ山羊は”ウシ科ヤギ属の哺乳(ほにゅう)動物の総称のこと”の意味。山羊は見た目が羊に似ていて、山羊の多くは2本の角を持ち、雄(おす)にはあごひげが生えています。山羊の肉・乳は食用とされ、毛は様々なものに利用されています。ちなみに焼き肉料理を指すジンギスカンで用いられるのは、山羊(やぎ)の肉ではなく、羊(ひつじ)の肉なので注意が必要です。【冶金】◎:やきん×:ちきん冶金の「冶(や)」という字は、「治(ち)」という字によく似ているため注意が必要です。冶金は”鉱石から金属を取り出し、精製・加工などをする技術のこと”の意味。【約定】◎:やくじょう×:やくてい約定は”約束して取り決めること。また、その約束のこと”の意味。【薬湯】◎:やくとう○:くすりゆ×:やくゆ「やくとう」と読むと”薬品や薬草を入れた風呂のこと/薬を煎(せん)じ出した湯のこと”の意味。「くすりゆ」と読むと”やくとう(風呂)の別名のこと”の意味。【厄年】◎:やくどし×:やくねん厄年は”災難に遭いやすいとされ、万事に気を付けなければならないとする年齢のこと”の意味。男性の厄年は数え年で”25歳・42歳・61歳”で、女性の厄年は数え年で”19歳・33歳・37歳”となり、特に男性は42歳、女性は33歳の年齢のことを「大厄(たいやく)」と言います。そして厄年の前の年のことを「前厄(まえやく)」、厄年の後の年のことを「後厄(あとやく)」と言います。【厄日】◎:やくび×:やくにち、やくじつ厄日は”陰陽道(おんようどう)で、災難に遭う恐れが多いとして、慎むべきだとされる日のこと/悪いことが重なる日のこと”の意味。【自棄】◎:やけ○:じき自棄は”物事が思うようにならず、投げやりになって無茶な言動をすること”の意味。【火傷】◎:やけど△:かしょう「やけど」と読むと”高熱によって皮膚が傷つくこと。また、その傷のこと/危険なことに手を出して、損害や痛手を受けること”の意味。「かしょう」と読むと”やけど(前者の意味)の別名のこと”の意味。【優男】◎:やさおとこ○:やさお優男は”気立て、身振りが優しい感じの男のこと”の意味。【椰子】◎:やし×:しゅし椰子は”ヤシ科の常緑高木の総称のこと”の意味。熱帯・亜熱帯地方に広く自生しており、ココヤシ・アブラヤシ・サトウヤシなど多くの種類が存在していますが、一般的にはココヤシを指すことが多いです。※上はココヤシの果実の写真ココヤシの果実の内部には、ココナッツミルクがあり、飲料として親しまれています。【玄孫】◎:やしゃご△:げんそん玄孫は”孫の孫のこと。曽孫(ひまご)の子のこと”の意味。自分の子供が生んだ子というのが(自分から見ると)孫になるので、さらにその孫の子供が生んだ子が(自分から見ると)玄孫となります。4世代も違うので、1世代を20歳~30歳離れていると計算すると、自分と玄孫の年齢は80歳~120歳離れていることになります。【安値】◎:やすね×:あんち「あんち」というのは、”安置”と書き表されるため注意が必要です。安値は”値段の安いこと。また、その値段のこと/株取引で、その日またはある期間の最も安い値のこと”の意味。【薬価】◎:やっか×:やくか薬価は”薬の値段のこと”の意味。【約款】◎:やっかん×:やくぎ約款は”多数の契約を定型的に処理するため、企業などがあらかじめ作成した契約の条項のこと”の意味。【宿屋】◎:やどや△:しゅくや「やどや」と読むと”旅客を泊めることを職業としている家。旅館のこと/泊まっている家のこと”の意味。「しゅくや」と読むと”瓦葺(かわらぶき)または板葺(いたぶき)屋根の家のこと”の意味。【寄生木】◎:やどりぎ×:きせいぎ寄生木は”他の樹木に寄生する木のこと/ヤドリギ科の常緑低木のこと”の意味。【野に下る】◎:やにくだる×:のにくだる野に下るは”官職を退(しりぞ)いて民間の生活にはいること”の意味。【夜半】◎:やはん×:よはん夜半は”夜中。特に、真夜中のこと”の意味。【流鏑馬】◎:やぶさめ×:りゅうてきば流鏑馬は”馬を走らせながら鏑矢(かぶらや)で3つの的を射る競技のこと”の意味。鏑矢というのは”鏑(かぶら)を付けた矢のこと”で、鏑というのは”矢の先と矢尻(やじり)の間につけて、射たときに鳴るように仕掛けた卵形の装置のこと”です。流鏑馬は、平安末期から鎌倉時代に盛んになり、現在では神社などで儀式として行われています。【夜分】◎:やぶん×:よぶん夜分は”夜。夜間(やかん)のこと”の意味。【山峡】◎:やまかい○:さんきょう山峡は”山と山との間のこと”の意味。【山路】◎:やまじ△:さんろ山路は”山の中の道のこと”の意味。【山襞】◎:やまひだ×:さんぺき山襞は”山の尾根(おね)と谷が入り組んで、襞(ひだ)のように波打って見えるところのこと”の意味。尾根というのは、”谷と谷との間の山地突起部の連続のこと”です。【山懐】◎:やまふところ×:さんかい山懐は”山に囲まれている所のこと”の意味。【柔肌】◎:やわはだ×:にゅうはだ柔肌は”柔(やわ)らかな感触の肌のこと”の意味。柔肌というのは、特に女性の肌について指すことがほとんどです。【遺言】◎:ゆいごん○:いごん「ゆいごん」と読むと”自分の死んだ後のことについて言い残すこと。また、その言葉のこと”の意味。「いごん」と読むと”(法律用語)人が死亡後に法律上の効力を生じさせる目的で、遺贈・相続分の指定など、民法上の方式に従ってする意思表示のこと”の意味。【由緒】◎:ゆいしょ(慣)△:ゆしょ(本)由緒は”物事の起こりや今に至るまでの筋道(すじみち)のこと/長い歴史を経(へ)て作り上げられた格式のこと”の意味。【結納】◎:ゆいのう×:けつのう結納は”婚約のしるしとして、金銭や品物を取り交わす日本の伝統的な儀式のこと”の意味。この結納のときに、”男性の家から女性の家へ贈る金銭のこと”を「結納金(ゆいのうきん)」、”両家で取り交わす品物のこと”を「結納品(ゆいのうひん)」と言います。【有為】◎:ゆうい○:うい「ゆうい」と読むと”才能があって将来の役に立つこと”の意味。「うい」と読むと”様々な因縁によって生じた現象や存在。この世の全ての現象や存在のこと”の意味。【幽谷】◎:ゆうこく×:ゆうたに、ゆうや幽谷は”山奥にある静かな谷のこと”の意味。【湧水】◎:ゆうすい×:わきみず「わきみず」というのは、”湧き水”と書き表されるため注意が必要です。湧水は”湧(わ)き出る水のこと”の意味。【融通】◎:ゆうずう×:ゆうつう融通は”滞(とどこお)りなく通じること/(転じて)臨機応変に物事を処理すること/金銭や品物などを貸し借りすること”の意味。例えば「彼女は融通が利かない」や「金を融通してもらう」のように用いられ、前者の例文は”臨機応変に物事を処理すること”、後者は”金銭や品物などを貸し借りすること”の意味で使用しています。【夕星】◎:ゆうずつ×:ゆうせい夕星は”夕方、西の空に輝いている金星のこと”の意味。夕星は、一般的には「宵(よい)の明星(みょうじょう)」と呼ばれることが多いです。【遊説】◎:ゆうぜい×:ゆうせつ、ゆうぜつ遊説は”意見や主張を説(と)いて各地を回ること。特に、政治家が各地を演説して回ること”の意味。【夕立】◎:ゆうだち×:ゆうりつ夕立は”夏の午後に降る激しい俄雨(にわかあめ)のこと”の意味。俄雨というのは、”急に降りだしてすぐに止んでしまう雨のこと”です。【夕飯】◎:ゆうはん○:ゆうめし夕飯は”夕方にとる食事のこと”の意味。【有名所】◎:ゆうめいどころ×:ゆうめいしょ、ゆうめいじょ有名所は”その方面ではよく知られている物や人などを意味する語。有名なもの”の意味。【猶予】◎:ゆうよ×:せいよ猶予は”日時を先に延ばすこと/ぐずぐずすること”の意味。後者の意味は、「一刻の猶予もない」のように用いられます。【所以】◎:ゆえん×:しょい所以は”わけ。理由のこと”の意味。【床板】◎:ゆかいた△:とこいた、しょうばん床板は”床に張る板のこと”の意味。【浴衣】◎:ゆかた△:よくい浴衣は”入浴後や夏に着る、木綿(もめん)で作った単衣(ひとえ)の着物のこと”の意味。単衣というのは、”季節の変わり目(6月・9月)によく着られる着物”で、着物の生地が1枚だけで作られているものを言います。ちなみに浴衣を「よくい」と読むと、”入浴後に着る衣服”の意味合いが強くなるため注意が必要です。【歪む】◎:ゆがむ○:ひずむ「ゆがむ」と読むと”ねじれたり、曲がったりして本来の形でなくなること/心や言動が正しくなくなること”の意味。後者の意味は、「彼は歪(ゆが)んだ性格をしている」のように用いられます。「ひずむ」と読むと”ねじれたり、曲がったりして本来の形でなくなること”の意味。【所縁】◎:ゆかり△:しょえん所縁は”何らかの関係や繋がりがあること”の意味。【行方】◎:ゆくえ×:こうほう行方は”進んで行く場所・方向のこと/行った先のこと/今後のなりゆき。行(ゆ)く末のこと”の意味。【遊山】◎:ゆさん×:ゆうさん、ゆうざん遊山は”山や野へ行って遊ぶこと/気晴らしに遊びに出掛けること”の意味。【柚子】◎:ゆず×:ゆし柚子は”ミカン科の常緑低木のこと”の意味。枝にはトゲがあり、初夏(5月初旬~6月初旬ぐらい)に白色の花を咲かせ、果実は蜜柑(みかん)に似ていて香味料によく使われます。【強請】◎:ゆすり△:きょうせい「ゆすり」と読むと”人を脅(おど)して金銭や品物などを無理に出させること。また、そういうことをする人のこと”の意味。「きょうせい」と読むと”無理に頼むこと。無理に求めること”の意味。【油井】◎:ゆせい×:ゆい油井は”石油を採取するために掘った井戸のこと”の意味。【委ねる】◎:ゆだねる×:いねる委ねるは”信用して任せること/あることに身を捧(ささ)げること”の意味。【湯女】◎:ゆな×:ゆじょ、とうじょ湯女は”昔、温泉宿などで客の世話をした女性のこと/江戸時代、湯屋(ゆや)にいた遊女のこと”の意味。【弓形】◎:ゆみなり○:ゆみがた△:きゅうけい「ゆみなり」「ゆみがた」と読むと”弦(つる)を張った弓のような形のこと”の意味。「きゅうけい」と読むと”弦(つる)を張った弓のような形のこと/数学で、円の弧とその両端を結ぶ弦(げん)とによってできる図形のこと”の意味。【夢現】◎:ゆめうつつ×:むげん夢現は”夢と現実のこと/ぼんやりして夢か現実かはっきりしない状態のこと”の意味。【夢幻】◎:ゆめまぼろし○:むげん夢幻は”夢と幻(まぼろし)のこと/非常に儚(はかな)いことのたとえ”の意味。【努々(努努)】◎:ゆめゆめ×:どど努々(努努)は”(あとに禁止を表す語を伴って)決して。断じて/(あとに打消しの語を伴って)少しも。まったく”の意味。例えば「そのことを努々忘れるな」や「努々考えもしなかった」のように用いられ、前者の例文は”(あとに禁止を表す語を伴って)決して。断じて”、後者は”(あとに打消しの語を伴って)少しも。まったく”の意味で使用しています。【百合】◎:ゆり△:ひゃくごう「ゆり」と読むと”ユリ科の多年草の総称で、主にユリ属の植物のこと”の意味。「ひゃくごう」と読むと”ユリの球根を蒸して乾燥させた漢方薬のこと”の意味。ユリの球根の一部は食用とされ、栄養が豊富で漢方薬として使われています。【弓手】◎:ゆんで×:きゅうしゅ弓手は”弓を持つ方の手のこと。左手のこと/左の方のこと”の意味。どちらが利(き)き手あったとしても、弓を持つ方の手は左手(弦を引く方の手が右手)と決められており、このことから「ゆんで」は”左手(ゆんで)”とも書き表されます。普通は右利きの人であれば弓を持つ手は左手の方がやりやすいですが、左利きの人は右手で弓を持つ方がやりやすいはずです。なのになぜ左利きの人も弓を持つ手は左手と決められているかというと、これは「道場における神棚の位置」と「戦術的な理由」が関係しています。まず道場における神棚は上座に位置しており、左手で弓を引こうとすると神棚に背を向けてしまうことになり、失礼にあたってしまうということ。次に戦術的な理由としては、昔は刀は右で持つものと考えられており、左腰に刀が差してあったため、仮に右手で弓を、左手で矢を持ってしまうと、左腰に差してある刀が邪魔になってしまうからです。このような理由から、弓を持つ手は左手と決められているんですね。【窯業】◎:ようぎょう×:かまぎょう窯業は”窯(かま)を用いて粘土や非金属鉱物を高熱処理し、陶磁器・ガラス・セメント・レンガなどを製造する工業のこと”の意味。【要綱】◎:ようこう×:ようもう要綱は”物事の根本となる重要な事柄のこと。また、その重要な事柄をまとめたもの”の意味。【要塞】◎:ようさい×:ようかん要塞は”戦略上の重要地点に設けられる、主に防衛を目的とした軍事施設のこと”の意味。【楊枝】◎:ようじ×:ようし楊枝は”食べ物を刺したり、歯の間にはさまったものを取るのに用いる、先の尖った小さな棒のこと/楊(やなぎ)の枝のこと”の意味。「やなぎ」は一般的には柳(やなぎ)と書き表されることが多いですが、楊(やなぎ)は「川柳(かわやなぎ)」、柳(やなぎ)は「枝垂(しだ)れ柳」のことを表しています。なので楊(やなぎ)の枝というのは、”川柳(かわやなぎ)の枝のこと”を指しているんですね。【養生】◎:ようじょう×:ようせい養生は”健康を保つこと/病気・ケガが治るように努めること/コンクリートなどの硬化作用を発揮させるための作業のこと”の意味。【容体】◎:ようだい△:ようたい容体は「容態(ようだい)」と書き表されることもありますが、容体・容態のどちらとも意味に違いはなく、一般的には「容体」が使われることが多いです。容体は”病気や怪我(けが)の様子のこと/人の姿や形・様子のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【腰痛】◎:ようつう×:こしいた腰痛は”腰の部分に感じる痛みのこと”の意味。【葉脈】◎:ようみゃく×:はみゃく葉脈は”葉に見られる維管束の筋(すじ)のこと”の意味。葉脈は茎から通じている維管束で、水分や養分などを供給するための通路となります。【漸く】◎:ようやく×:しばらく「しばらく」というのは、”暫く”と書き表されるため注意が必要です。漸くは”長い時間の経過の後に。やっと/かろうじて/だんだん。次第に”の意味。【余興】◎:よきょう×:よこう余興は”宴会・行事などで、面白味(おもしろみ)を添えるためにする演芸や隠し芸のこと”の意味。【翌月】◎:よくげつ×:よくつき、よくづき翌月は”その月の次の月のこと”の意味。【翌年】◎:よくねん○:よくとし翌年は”その年の次の年のこと”の意味。【横恋慕】◎:よこれんぼ×:おうれんぼ横恋慕は”他人の配偶者または恋人に横合いから恋慕すること”の意味。横合いというのは”その事に関係のない位置・立場のこと”で、恋慕というのは”恋(こ)い慕(した)うこと”を意味します。【良し悪し】◎:よしあし△:よしわるし良し悪しは”良い点と悪い点のこと”の意味。【葦簀】◎:よしず×:あしせき葦簀は”葦(よし)の茎を並べて糸で編んだもの”の意味。主に日除(ひよ)けや目隠しなどの目的で使われます。ちなみに葦簀と混同されがちなものに簾(すだれ)というものがありますが、これらの違いは「立て掛けるもの」なのか「上から垂らすもの」なのかです。葦簀は比較的大きなサイズで立て掛けて使い、簾の場合は上から垂らして使用します。【寄席】◎:よせ×:よせき、よりせき寄席は”講談・落語・漫才などを興行(こうぎょう)する場所のこと”の意味。興行というのは、”料金を取ってお客さんに催し物を観覧してもらうこと”を言います。寄席というのは、漫才などを興行するための場所を指している言葉であって、ひとつひとつの席のことを指しているわけではないため注意が必要です。【他所】◎:よそ○:たしょ「よそ」は他所の他にも”余所”と書き表され、一般的には”他所”と表記されることが多いです。「よそ」と読むと”その人に直接関係のない物事や場所のこと/(”~をよそに”の形で)省(かえり)みないこと。放り出すこと/その場所と違った所。他の所のこと”の意味。例えば「他所(よそ)の学校での話」や「親の心配を他所(よそ)に遊びまわる」のように用いられ、前者の例文は”その人に直接関係のない物事や場所のこと”、後者は”省みないこと。放り出すこと”の意味で使用しています。「たしょ」と読むと”その場所と違った所。他の所のこと”の意味。【余所見】◎:よそみ×:よしょけん余所見は”他を見ること/他人から見たところ”の意味。【黄泉】◎:よみ△:こうせん「よみ」と読むと”死後に魂が行くとされる所。死者の国のこと”の意味。中国では「黄」は地の色とされていることから、地下にある泉を指し、死者は地下の世界に行くと考えられていたことから、”死者の国”という意味にもなっています。「こうせん」と読むと”地下の泉のこと/よみの別名のこと”の意味。【宵宮】◎:よみや○:よいみや宵宮は”本祭りの前夜に行う小さな祭りのこと”の意味。【夜目】◎:よめ×:やめ夜目は”夜、暗い中で物を見ること。また、夜、暗い中で物を見る目のこと”の意味。【四方山】◎:よもやま×:しほうざん四方山は”世間のこと/色々な方面のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることが多いです。【予鈴】◎:よれい×:よりん予鈴は”授業や上演などの始まりが迫っていることを知らせるために、前もって鳴らすベルのこと”の意味。また”授業や上演などの始まりを正式に知らせる合図のベルのこと”を「本鈴(ほんれい)」と言います。【世論】◎:よろん(本)○:せろん(慣)世論は”ある社会の問題について世間の人々の持っている意見のこと”の意味。【弱音】◎:よわね○:じゃくおん「よわね」と読むと”力のない声のこと/意気地のない言葉のこと”の意味。「じゃくおん」と読むと”弱い音。小さい音のこと”の意味。↓ラ行~【礼賛】◎:らいさん×:れいさん礼賛は”ありがたく思って褒(ほ)め称(たた)えること/仏を礼拝(らいはい)して、その功徳(くどく)を称えること”の意味。ここでの功徳というのは、”現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行のこと”の意味で用いられています。(他にも功徳には、”神仏の恵み”というような意味もあります)【烙印】◎:らくいん×:かくいん烙印は”銅・鉄で作り、熱く焼いて物に押す印のこと”の意味。烙印は昔の刑罰で、罪人の額(ひたい)などに押されていました。また「烙印を押される」という慣用句がありますが、これは”消すことのできない汚名を受けること。また、周囲からそういうものとして決めつけられること”を意味します。【落雁】◎:らくがん×:らくすい落雁は”空から舞い降りる雁(がん)のこと/干菓子(ひがし)のひとつ”の意味。雁というのは、”カモ目カモ科で比較的大形の水鳥の総称のこと”です。※上は落雁(干菓子)の写真干菓子のひとつである落雁は、”米・麦・大豆・小豆などの粉を主な材料として、砂糖・水あめなどを加えて固めた干菓子”になります。【落日】◎:らくじつ×:らくにち落日は”沈みかかっている太陽のこと”の意味。【落丁】◎:らくちょう×:らくてい落丁は”書物・雑誌などのページが、一部分抜けていること”の意味。【酪農】◎:らくのう×:かくのう酪農は”牛・羊などを飼って、搾乳(さくにゅう)したり、それを加工したりする農業のこと”の意味。【埒外】◎:らちがい×:しょうがい埒外は”ある物事の範囲の外側のこと”の意味。例えば「それは常識の埒外にある」のように用いられます。【乱高下】◎:らんこうげ×:らんこうか乱高下は”価格が短期間のうちに急激に上がったり、下がったりすること”の意味。【乱世】◎:らんせ(慣)○:らんせい(本)乱世は”秩序(ちつじょ)が乱れて戦乱や騒動などの絶えない世の中のこと”の意味。【乱丁】◎:らんちょう×:らんてい乱丁は”製本の過程で綴(と)じ違えたために、書物のページの順序が狂っていること”の意味。【吏員】◎:りいん×:しいん吏員は”公共団体の職員。地方公務員のこと”の意味。【梨園】◎:りえん×:なしえん梨園は”梨の木を植えた庭園のこと/歌舞伎(かぶき)役者の社会のこと”の意味。一般的には後者の意味で使われることが多いです。【罹患】◎:りかん×:らかん罹患は”病気にかかること”の意味。【履行】◎:りこう×:ふくぎょう履行は”約束や契約などを実際に行うこと/債務者が債務の内容を実現すること”の意味。【利鞘】◎:りざや×:りしょう利鞘は”売値と買値の差額によって得られる利益のこと”の意味。【履修】◎:りしゅう×:ふくしゅう履修は”定められた学科・課程などを学習し、修得すること”の意味。【栗鼠】◎:りす△:くりねずみ「りす」と読むと”リス科のうち、ムササビ類を除く哺乳(ほにゅう)類の総称のこと”の意味。「くりねずみ」と読むと”りすの別名のこと/栗色がかったねずみ色のこと/栗毛にねずみ色のかかった、馬の毛色のこと”の意味。【律儀】◎:りちぎ△:りつぎ律儀は”義理堅いこと。実直なこと”の意味。実直というのは、”真面目で正直なこと”を意味します。【立礼】◎:りつれい、りゅうれい「りつれい」と読むと”起立して敬礼をすること”の意味。「りゅうれい」と読むと”茶の湯で椅子に腰かけて、テーブル(点茶盤)の上で茶を点(た)てる形式のこと”の意味。【掠奪】◎:りゃくだつ×:りょうだつ「りゃくだつ」は掠奪の他にも”略奪”と書き表され、一般的には”略奪”と表記されることがほとんどです。掠奪は”無理やり奪い取ること”の意味。【略記】◎:りゃっき△:りゃくき略記は”要点だけを簡略に記すこと。また、その記したもの/略して短く表記すること”の意味。【流言】◎:りゅうげん△:るげん流言は”根拠のない噂(うわさ)のこと”の意味。【流行】◎:りゅうこう○:はやり流行は”ある物事などが、社会に一時的に広く行われること。また、その行われている物事のこと”の意味。【流涎】◎:りゅうぜん△:りゅうえん、りゅうせん流涎は”食欲を催(もよお)して、涎(よだれ)を流すこと/(転じて)物を欲しがること”の意味。【料簡】◎:りょうけん×:りょうかん料簡は”考えをめぐらすこと。また、その考えのこと/堪(こら)えること。許すこと”の意味。例えば「料簡が狭い」や「今は料簡してほしい」のように用いられ、前者の例文は”考えをめぐらすこと。また、その考えのこと”、後者は”堪えること。許すこと”の意味で使用しています。【漁師】◎:りょうし×:ぎょし漁師は”漁(りょう)をして生活している人のこと”の意味。漁というのは、”魚介(魚類と貝類)などの水産物をとること”を意味します。【両端】◎:りょうたん○:りょうはし△:りょうはじ「りょうはし」「りょうはじ」と読むと”両方の端(はし)のこと”の意味。「りょうたん」と読むと”両方の端のこと/物事の始めと終わりのこと/どっちつかずの態度のこと”の意味。【量目】◎:りょうめ×:りょうもく量目は”秤(はかり)にかけてはかった物の重さのこと”の意味。【旅客】◎:りょかく△:りょきゃく旅客は”旅をする人のこと/交通機関(飛行機・列車・船など)に客として乗る人のこと”の意味。旅客といえば鉄道会社であるJRを利用する人も多いですが、JRの正式名称は「旅客(りょかく)鉄道株式会社」となります。なのでJRを指す場合は、旅客を「りょきゃく」と読むことはできないので注意が必要です。【旅客船】◎:りょかくせん△:りょきゃくせん旅客船は”主に旅客を運送するために使用される船舶(せんぱく)のこと”の意味。【旅客機】◎:りょかっき○:りょかくき旅客機は”旅客を輸送するための飛行機のこと”の意味。【緑豆】◎:りょくとう△:りょくず※上は緑豆の写真緑豆は”マメ科の1年草のこと”の意味。長さ5~10センチメートルほどの莢(さや)ができ、莢の中に緑色または灰黒色の豆が入っていて、豆はもやしを作るのに用いられます。【緑化】◎:りょっか○:りょくか緑化は”木を植えて緑を増やすこと”の意味。【膂力】◎:りょりょく×:よりょく膂力は”筋力のこと/腕力のこと”の意味。【履歴】◎:りれき×:ふくれき履歴は”現在までに経(へ)てきた学業・職業などのこと/コンピューターで、過去に行われた通信の送信先・送信日時などの記録のこと”の意味。【隣家】◎:りんか×:りんや隣家は”隣の家のこと”の意味。【輪郭】◎:りんかく×:りんこう輪郭は”物体の外形を形づくっている線のこと/物事の大体のありさま。概要のこと”の意味。【稟議】◎:りんぎ△:ひんぎ稟議は”官庁・会社などで、会議を開く手間を省(はぶ)くために、係の者が案を作成して関係者に回覧し、承認を求めること”の意味。稟議のための書類(=起案書)のことを「稟議書(りんぎしょ)」と言います。【隣県】◎:りんけん×:となりけん隣県は”隣(となり)の県。隣接した県のこと”の意味。【臨終】◎:りんじゅう×:りんしゅう臨終は”死に際のこと”の意味。【隣村】◎:りんそん○:となりむら隣村は”隣の村のこと”の意味。【類似】◎:るいじ×:るいに類似は”似ていること”の意味。【留守】◎:るす×:りゅうしゅ留守は”外出して家にいないこと/主人や家族の外出中に、その家を守ること/他に気を取られてやるべきことがなおざりになること”の意味。例えば「留守を預かる」や「手元が留守になっている」のように用いられ、前者の例文は”主人や家族の外出中に、その家を守ること”、後者は”他に気を取られてやるべきことがなおざりになること”の意味で使用しています。【流転】◎:るてん△:りゅうてん流転は”物事が限りなく移り変わっていくこと/生死・因果が繰り返されること”の意味。【流布】◎:るふ×:りゅうふ流布は”世に広まること。広く知れ渡ること”の意味。【流浪】◎:るろう×:りゅうろう流浪は”住むところを定めず、彷徨(さまよ)い歩くこと”の意味。【冷汗】◎:れいかん○:ひやあせ冷汗は”ひどく恥ずかしかったり、恐ろしかったりしたときなどに出る汗のこと”の意味。【零細】◎:れいさい×:ぜろさい零細は”非常に細かいこと。数量や規模が非常に小さいこと”の意味。【黎明期】◎:れいめいき×:そうめいき黎明期は”新しい事柄(時代・文化など)が始まろうとする時期のこと”の意味。もともと「黎明」には”夜明けや明け方”という意味があり、そこから転じて、黎明は”新しい事柄が始まろうとすること”という意味も持つようになりました。そしてその黎明に期間を表す「期」という字が付いたことで、”新しい事柄が始まろうとする時期”という意味になりました。【暦日】◎:れきじつ×:れきにち暦日は”月日の経過のこと/暦(こよみ)のこと/暦の上での一日のこと”の意味。【廉価】◎:れんか×:けんか廉価は”値段が安いこと”の意味。【蓮華】◎:れんげ×:れんか蓮華は”蓮華草(れんげそう)の略のこと/蓮(ハス)の花のこと/散り蓮華の略のこと”の意味。散り蓮華というのは、”散った蓮の花びらのこと”を指します。【廉恥】◎:れんち×:けんち廉恥は”心が清らかで、恥(はじ)を知る心があること”の意味。【連綿】◎:れんめん×:れんわた連綿は”長く続いて絶えないさま”の意味。【漏洩】◎:ろうえい(慣)△:ろうせつ(本)漏洩は”秘密などがもれること”の意味。【老獪】◎:ろうかい×:ろうこう老獪は”経験を積んでいて、ずるくて悪賢いこと。また、そのさま”の意味。【楼閣】◎:ろうかく×:おうかく楼閣の「楼(ろう)」という字は、「桜(さくら・おう)」という字によく似ているため注意が必要です。楼閣は”高層の立派な建物のこと”の意味。楼閣は「砂上(さじょう)の楼閣」という言葉がよく使われますが、これは”見かけは立派であるが、基礎がしっかりしていないために長く維持できない物事のたとえ。また、実現不可能なことのたとえ”の意味になります。【老朽】◎:ろうきゅう×:ろうこう老朽は”年をとったり、古くなったりして役に立たなくなること。また、そのような人や物のこと”の意味。【労組】◎:ろうそ△:ろうくみ労組は”労働組合(ろうどうくみあい)の略のこと”の意味。労働組合というのは、”労働者が労働条件の維持・改善などを目的として自主的に組織する団体のこと”です。【路傍】◎:ろぼう×:ろばた路傍は”道路の傍(かたわ)ら。道端(みちばた)のこと”の意味。↓ワ行~【歪曲】◎:わいきょく×:わんきょく「わんきょく」というのは、”湾曲”と書き表されるため注意が必要です。歪曲は”事柄を意図的に歪(ゆが)め曲げること”の意味。【矮小】◎:わいしょう×:いしょう矮小は”丈(たけ)が低くて小さいこと/規模が小さいこと”の意味。【賄賂】◎:わいろ×:ゆうろ賄賂は”自分に有利なように、はからってもらうために贈る金品のこと”の意味。【公魚】◎:わかさぎ×:こうぎょ公魚は”キュウリウオ科の淡水魚(たんすいぎょ)のこと”の意味。体長は約15センチメートルで、体は細長く、背面に灰青色、体側に淡黒色の線が見られます。公魚は結氷湖(けっぴょうこ)の穴釣りで有名で、焼き魚・煮つけなどにして食べられています。【若布】◎:わかめ×:わかふ若布は”コンブ目チガイソ科の海藻のこと”の意味。古くから食用とされ、養殖もされています。長さは約1メートルで、外海の浅い所に生えており、成熟すると茎に和布蕪(めかぶ)と呼ばれる襞状(ひだじょう)の胞子葉をつけます。※上は和布蕪(めかぶ)の写真和布蕪はネバネバ感と、コリコリとした食感が特徴的で、ネバネバ感は「フコイダン」と呼ばれる水溶性食物繊維によるものです。【病葉】◎:わくらば×:びょうよう病葉は”病気や害虫におかされて変色した葉のこと”の意味。特に、”夏の青葉に混じって、赤や黄色に色づいている葉のこと”を指します。【若人】◎:わこうど△:わかうど、わかびと若人は”若い人。若者のこと”の意味。【山葵】◎:わさび×:やまあおい山葵は”アブラナ科の多年草のこと。また、その根茎(こんけい)のこと”の意味。川などに沿って自生しており、根茎部分だけではなく葉の部分も食用とされています。私たちが普段から薬味として食べているペースト状の山葵は、植物である山葵の地中部分に埋まっている根茎をすりおろしたものです。その山葵の根茎をすりおろしたものを刺身などと一緒に食べています。【業物】◎:わざもの×:ぎょうぶつ業物は”名工が鍛えた、切れ味の良い刀剣のこと”の意味。【態々(態態)】◎:わざわざ×:たいたい態々(態態)は”通常ならそこまで行わなくてもいいことを行うさま/態(わざ)と。故意に”の意味。例えば「態々お越しいただきありがとうございます」や「態々回り道をする」のように用いられ、前者の例文は”通常ならそこまで行わなくてもいいことを行うさま”、後者は”態(わざ)と。故意に”の意味で使用しています。【早生】◎:わせ△:そうせい「わせ」と読むと”野菜や果物などで熟すのが早いもの/肉体的・精神的な成熟が早い人のこと”の意味。「そうせい」と読むと”野菜や果物などで熟すのが早いもの/普通より早く生まれること”の意味。【喚く】◎:わめく×:かんく喚くは”大声で叫ぶこと。大声をあげて騒ぐこと”の意味。【雲呑】◎:ワンタン×:うんのん、うんどん※上は雲呑麺の写真雲呑は”中華料理の一種のこと”の意味。雲呑というのは、”小麦粉をこねて薄くのばした皮に、豚の挽肉(ひきにく)やネギなどを包んだ料理のこと”です。茹(ゆ)でてスープに入れたり、揚(あ)げたりして食べられます。【腕白】◎:わんぱく×:うでじろ腕白は”子供(特に男の子)がいたずらで言うことを聞かず、活発に動き回ったりするさま。また、そのような子供のこと”の意味。腕白は特に男の子に対して使い、女の子に対しては「御転婆(おてんば)」という言葉が使われます。男の子であれば「腕白小僧(こぞう)」、女の子であれば「御転婆娘(おてんばむすめ)」という言い回しもします。読み間違えやすい漢字(一覧表)※1:漢字の読み方(読み方が複数ある場合など)を判別しやすいように、記号(◎、○、△、×)で表しており、以下のような表記の仕方をしています。◎:正しい読み方(一般的によく使われる)○:正しい読み方(◎の読み方よりは使われる頻度が少ない)△:正しい読み方(ほとんど使われることがない)×:誤った読み方※2:慣用読みがある場合、その漢字の本来の読み方には(本)、慣用読みには(慣)の表記をしています。(慣用読みとは、”本来の読み方ではない誤った読み方が一般的に広く定着し、その誤った読み方についても正しい読み方となったもの”を意味します)⇒慣用読み(百姓読み)の一覧!※3:読み方が複数ある場合で、その漢字の読み方によって意味が異なるときは、【意味の違い】の欄に”少し異なる”や”異なる”と表記しています(それぞれの意味については前の章で表記)。漢字読み方意味の違い扁桃◎アーモンド ○へんとう少し異なる相生◎あいおい △そうせい、そうしょう、そうじょう異なる合議◎あいぎ、ごうぎ少し異なる愛顧◎あいこ ×あいそ相席◎あいせき ×そうせき哀惜◎あいせき ×あいしゃく愛想◎あいそ △あいそう哀悼◎あいとう ×あいたく生憎◎あいにく ×しょうぞう相反する◎あいはんする ×そうはんする愛猫◎あいびょう ×あいねこ阿吽◎あうん ×あぎゅう青天井◎あおてんじょう ×せいてんい灰汁◎あく ×はいじる、はいじゅう悪感情◎あくかんじょう △あっかんじょう悪行◎あくぎょう △あっこう悪姿勢◎あくしせい ×わるしせい悪心◎あくしん、おしん異なる欠伸◎あくび ×けっしん悪名◎あくみょう △あくめい胡坐◎あぐら △こざ悪霊◎あくりょう △あくれい挙句◎あげく ×きょく阿漕◎あこぎ ×あそう朝夕◎あさゆう ○ちょうせき少し異なる海豹◎アザラシ △かいひょう海驢◎アシカ ×かいりょ悪しき◎あしき ×あくしき紫陽花◎あじさい △しようか与る◎あずかる ×あたえる彼処◎あそこ △かしこ異なる徒となる◎あだとなる ×ととなる渾名◎あだな △こんめい ×きめい呆気◎あっけ ×ほうけ斡旋◎あっせん ×かんせん天晴◎あっぱれ ×てんはれ軋轢◎あつれき ×きれき艶姿◎あですがた ○えんし強ち◎あながち ×きょうち貴方◎あなた △きほう異なる家鴨◎あひる ×いえがも脂汗◎あぶらあせ ×しかん海女◎あま ×かいじょ数多◎あまた △すうた尼寺◎あまでら △にじ雨露◎あめつゆ ○うろ少し異なる粗方◎あらかた ×そほう粗皮◎あらかわ ×そひ非ず◎あらず ×ひず粗筋◎あらすじ ×そきん新手◎あらて △しんて少し異なる粗利益◎あらりえき ×そりえき著す◎あらわす ×ちょすあり得る◎ありうる(本) ○ありえる(慣)在処◎ありか ×ざいしょ淡雪◎あわゆき ×たんせつ行火◎あんか ×ぎょうか行脚◎あんぎゃ ×ぎょうきゃく杏子◎あんず ×あんこ安堵◎あんど ×あんちょ行灯◎あんどん ×ぎょうとう安穏◎あんのん △あんおん塩梅◎あんばい ○えんばい異なる許嫁◎いいなずけ △きょか家路◎いえじ ×かろ硫黄◎いおう ×りゅうおう烏賊◎イカ ×とりぞく、からすぞく如何◎いかが、いかん異なる如何様◎いかさま ○いかよう異なる鋳型◎いがた ×ちゅうがた閾値◎いきち ○しきいち異形◎いぎょう ○いけい少し異なる幾重◎いくえ ×いくじゅう意気地◎いくじ △いきじ幾何◎いくばく △きか ×きなん異なる衣桁◎いこう △えこう居心地◎いごこち ×いしんち十六夜◎いざよい ○じゅうろくや漁火◎いさりび △ぎょか石工◎いしく △せっこう石塊◎いしくれ △いしころ、せっかい異なる委嘱◎いしょく ×いぞく石綿◎いしわた △せきめん椅子◎いす ×きし何れ◎いずれ ×なんれ居候◎いそうろう ×いこう勤しむ◎いそしむ ×つつしむ異存◎いぞん ×いそん依存◎いぞん(慣) ○いそん(本)幼気◎いたいけ ×ようき甚く◎いたく ×かんく居丈高◎いたけだか ×いじょうこう悪戯◎いたずら △あくぎ少し異なる一応◎いちおう ×いちよう無花果◎いちじく △むかか一日の長◎いちじつのちょう ×いちにちのちょう一途◎いちず、いっと少し異なる一段落◎いちだんらく(本) ○ひとだんらく(慣)一見◎いっけん ○いちげん異なる一切◎いっさい △いっせつ溢水◎いっすい ×せんすい一夕◎いっせき ×いちゆう一足飛び◎いっそくとび ×ひとあしとび一対◎いっつい ×いったい何時何時◎いつなんどき △いついつ ×なんじなんじ少し異なる一片◎いっぺん ○ひとひら少し異なる意図◎いと ×いず居所◎いどころ ○きょしょ少し異なる田舎◎いなか △でんしゃ稲作◎いなさく ×いねさく稲穂◎いなほ ×いねほ稲荷◎いなり ×いねに茨城◎いばらき ×いばらぎ息吹◎いぶき ×そくすい今際◎いまわ ×いまぎわ異名◎いみょう △いめい鋳物◎いもの ×いぶつ、ちゅうぶつ否応◎いやおう ×ひおう意訳◎いやく ×いわけ嫌気◎いやけ ○けんき △いやき異なる入相◎いりあい ×にゅうそう入用◎いりよう △にゅうよう海豚◎イルカ ×うみぶた刺青◎いれずみ ○しせい色艶◎いろつや ×しきえん所謂◎いわゆる ×しょせん慇懃◎いんぎん ×いんきん因業◎いんごう ×いんぎょう因循◎いんじゅん ×いんしゅん員数◎いんずう △いんすう引率◎いんそつ ×いんりつ因縁◎いんねん △いんえん初産◎ういざん ○しょさん △しょざん、はつざん初陣◎ういじん ×しょじん外郎◎ういろう ×がいろう有縁◎うえん ×ゆうえん有卦◎うけ ×ゆうけ氏神◎うじがみ ×ししん氏子◎うじこ ×:しし薄刃◎うすば ×はくじん宇内◎うだい ×うない泡沫◎うたかた ○ほうまつ疑る◎うたぐる ×うたがる転寝◎うたたね ○ごろね少し異なる内懐◎うちぶところ ×ないかい団扇◎うちわ △だんせん内輪◎うちわ、ないりん異なる内訳◎うちわけ ×うちやく、ないやく現身◎うつしみ ○げんしん空蝉◎うつせみ ×くうぜん疎い◎うとい ×そい海原◎うなばら ×かいはら雲丹◎ウニ ×うんたん自惚れ◎うぬぼれ ×じぼれ乳母◎うば △にゅうぼ、めのと産衣◎うぶぎ △うぶぎぬ、さんい産毛◎うぶげ ×さんけ、さんもう産土◎うぶすな ×さんど有無◎うむ △ゆうむ恨み節◎うらみぶし ×うらみせつ売家◎うりや ○うりいえ五月蝿い◎うるさい ×ごがつはえい憂い◎うれい ○うい異なる狼狽える◎うろたえる ×ろうばいえる上背◎うわぜい ×じょうせ、じょうはい上面◎うわつら、じょうめん異なる上辺◎うわべ ○じょうへん △かみべ異なる上役◎うわやく ×じょうやく温気◎うんき △おんき少し異なる温州◎うんしゅう △おんしゅう少し異なる蘊蓄◎うんちく ×がんちく云々(云云)◎うんぬん △しかじか少し異なる雲母◎うんも ○きらら △うんぼ永劫◎えいごう ×えいきゃく描く◎えがく ○かく少し異なる役牛◎えきぎゅう ×やくぎゅう役務◎えきむ ×やくむ回向◎えこう ×かいこう壊死◎えし ×かいし会釈◎えしゃく ×かいしゃく似非◎えせ ×にひ壊疽◎えそ ×かいそ枝葉◎えだは ○しよう越冬◎えっとう ×こすふゆ越年◎えつねん △おつねん得手◎えて ×とくしゅ猿公◎えてこう ×さるこう穢土◎えど ×さいど会得◎えとく ×かいとく、かいどく胞衣◎えな △ほうい、ほうえ海老◎エビ △かいろう恵方◎えほう ×けいほう烏帽子◎えぼし ×からすぼうし蝦夷◎えみし ○えぞ少し異なる円滑◎えんかつ ×えんこつ婉曲◎えんきょく ×わんきょく嚥下◎えんげ △えんか怨恨◎えんこん ×おんこん臙脂◎えんじ ×えんし厭世◎えんせい ×いんせい縁石◎えんせき △ふちいし、へりいし縁辺◎えんぺん ×ふちべ花魁◎おいらん ×はなさきがけ押印◎おういん ×おしいん嘔気◎おうき ×おうけ黄金◎おうごん ○こがね少し異なる往生◎おうじょう ×おうせい凹凸◎おうとつ ×でこぼこ懊悩◎おうのう ×おくのう王妃◎おうひ ×おうき嗚咽◎おえつ ×なきいん大仰◎おおぎょう ×たいぎょう大口◎おおぐち ○おおくち大所帯◎おおじょたい ×おおしょたい大立者◎おおだてもの ×だいりつしゃ大人数◎おおにんずう ×だいにんずう大舞台◎おおぶたい(本) ○だいぶたい(慣)大晦日◎おおみそか △おおつごもり公の場◎おおやけのば ×こうのば大様◎おおよう ×だいよう大凡◎おおよそ ×だいぼん大枠◎おおわく ×だいわく大童◎おおわらわ ×だいどう大鋸屑◎おがくず ×だいきょくず陸稲◎おかぼ ○りくとう ×りくいね女将◎おかみ △じょしょう悪寒◎おかん ×あくかん、あっかん熾火◎おきび ×しきび屋外◎おくがい ×やがい屋上◎おくじょう ×やじょう屋内◎おくない △やない厳か◎おごそか ×きびしか御強◎おこわ ×おきょう、ごきょう幼子◎おさなご ×ようし怖気◎おじけ ×こわけ和尚◎おしょう ×わしょう白粉◎おしろい △はくふん少し異なる御節◎おせち ×おせつ汚濁◎おだく △おじょく ×おしょく御転婆◎おてんば ×おてんばあ、ごてんば一昨日◎おととい ○いっさくじつ一昨年◎おととし ○いっさくねん御供◎おとも ○ごくう異なる各々(各各)◎おのおの ×かくかく戦く◎おののく ×せんく十八番◎おはこ ○じゅうはちばん覚書◎おぼえがき ×かくしょ重石◎おもし △じゅうせき異なる面立ち◎おもだち ×めんだち玩具◎おもちゃ ○がんぐ万年青◎おもと △まんねんせい面長◎おもなが ×めんちょう赴く◎おもむく ×とく徐に◎おもむろに ×じょに母屋◎おもや △もや思惑◎おもわく △しわく異なる慮る◎おもんばかる(慣) ○おもんぱかる(本)親不知◎おやしらず ×おやふち女形◎おやま ○おんながた少し異なる凡そ◎およそ ×おおよそ疎か◎おろそか △おろか異なる穏健◎おんけん ×いんけん音叉◎おんさ ×おんしゃ恩賜◎おんし ×おんちょう恩赦◎おんしゃ ×おんせき温石◎おんじゃく ×おんせき御中◎おんちゅう ×ごちゅう恩寵◎おんちょう ×おんりゅう音吐◎おんと ×おんど音頭◎おんど △おんどう御身◎おんみ △おみ、ごしん少し異なる隠密◎おんみつ △いんみつ陰陽師◎おんみょうじ △おんようじ外殻◎がいかく ×がいこく外郭◎がいかく ×がいこう邂逅◎かいこう ×かいごう懐紙◎かいし △ふところがみ碍子◎がいし ×とくし介錯◎かいしゃく ×かいさく甲斐性◎かいしょう ×こうひせい外相◎がいしょう △がいそう、げそう異なる凱旋◎がいせん ×がんせん海内◎かいだい ×かいない街道◎かいどう ×がいどう外套◎がいとう ×がいえん該当◎がいとう ×かくとう灰白色◎かいはくしょく ×はいはくしょく傀儡◎かいらい ○くぐつ少し異なる界隈◎かいわい ×かいい却って◎かえって ×きょって家屋◎かおく ×かや顔中◎かおじゅう ×がんちゅう瓦解◎がかい ×ごかい化学◎かがく ○ばけがく案山子◎かかし ×あんざんし篝火◎かがりび ×さいか牡蠣◎かき △ぼれい少し異なる書留◎かきとめ ×しょりゅう家禽◎かきん ×かさん画一◎かくいつ ×がいつ隔月◎かくげつ ×かくづき画策◎かくさく ×がさく客死◎かくし △きゃくし楽士◎がくし ×らくし隔日◎かくじつ △かくにち確執◎かくしつ(慣) △かくしゅう(本)拡充◎かくじゅう ×こうじゅう隔年◎かくねん ×こうねん攪拌◎かくはん(慣) △こうはん(本)額縁◎がくぶち ×がくえん神楽◎かぐら ×しんがく、しんらく陰口◎かげぐち ×かげくち欠片◎かけら ×けっぺん陽炎◎かげろう △ようえん風穴◎かざあな △ふうけつ少し異なる風車◎かざぐるま、ふうしゃ異なる下賜◎かし ×かちょう貸方◎かしかた ×かしほう、たいほう貸付金◎かしつけきん ×たいふきん貸家◎かしや △かしいえ呵責◎かしゃく ×かせき果汁◎かじゅう ×かじる荷重◎かじゅう △におも ×にじゅう異なる仮称◎かしょう ×けしょう賀正◎がしょう △がせい柏手◎かしわで ×はくしゅ飛白◎かすり ○ひはく少し異なる風邪◎かぜ △ふうじゃ河川◎かせん ×かがわ化繊◎かせん ×かしき河川敷◎かせんじき ○かせんしき数える◎かぞえる ×かずえる可塑性◎かそせい ×かぎゃくせい方々(方方)◎かたがた、ほうぼう少し異なる堅気◎かたぎ ×けんき敵役◎かたきやく △てきやく頑な◎かたくな ×がんな型式◎かたしき △けいしき形代◎かたしろ ×けいだい固唾◎かたず ×こすい蝸牛◎かたつむり △かぎゅう少し異なる帷子◎かたびら ×すいし騙る◎かたる △だまる少し異なる傍ら◎かたわら ×そばら勝鬨◎かちどき ×しょういん割愛◎かつあい ×わりあい各界◎かっかい ○かくかい活魚◎かつぎょ ×かつうお脚気◎かっけ ×きゃくき各戸◎かっこ ×かくと各国◎かっこく ×かくこく合作◎がっさく ×ごうさく合算◎がっさん ×ごうさん滑舌◎かつぜつ ×こつぜつ合戦◎かっせん、※がっせん(何かの語の後ろに付く場合のみ)合致◎がっち △ごうち合羽◎カッパ ×ごうは合評◎がっぴょう ×ごうひょう割烹着◎かっぽうぎ ×かっこうぎ滑落◎かつらく ×こつらく瓜田◎かでん ×うりだ合点◎がてん ○がってん ×ごうてん角地◎かどち ×かくち門出◎かどで ×もんしゅつ仮名◎かな、かめい △かりな、けみょう異なる金気◎かなけ △かねけ、きんき異なる金物◎かなもの ×きんぶつ予々(予予)◎かねがね ×よよ曲尺◎かねじゃく △きょくしゃく予て◎かねて ×よて過不足◎かふそく(本) ○かぶそく(慣)被る◎かぶる、こうむる少し異なる南瓜◎かぼちゃ ○なんきん窯元◎かまもと ×ようげん剃刀◎カミソリ ×ていとう蚊帳◎かや △かちょう揶揄う◎からかう ×やゆう漢心◎からごころ ×かんしん芥子◎からし ○けし △かいし異なる硝子◎ガラス △しょうし搦手◎からめて ×じゃくしゅ唐様◎からよう △からさま ×とうよう借入金◎かりいれきん ×しゃくにゅうきん借方◎かりかた ×かりほう、しゃくほう仮初◎かりそめ ×かしょ狩人◎かりゅうど ○かりうど △かりびと骨牌◎かるた △こっぱい少し異なる彼此◎かれこれ ○あれこれ △ひし枯山水◎かれさんすい △かれざんすい ×こさんすい軽やか◎かろやか △かるやか可愛い◎かわいい ×かあいい為替◎かわせ ×ためかえ川面◎かわも △かわつら、かわづら少し異なる河原(川原)◎かわら ×かわはら寛解◎かんかい ×けんかい間隔◎かんかく ×かんこう鑑みる◎かんがみる ×かんみる汗顔◎かんがん ×あせがお寒気◎かんき、さむけ少し異なる感泣◎かんきゅう ×かんなき元金◎がんきん ○もときん △げんきん間隙◎かんげき ×かんしょう箝口令◎かんこうれい ×せんこうれい燗酒◎かんざけ ×かんしゅ緩衝◎かんしょう ×かんこう勘定◎かんじょう ×かんてい肝心◎かんじん △きもごころ異なる関心事◎かんしんじ ×かんしんごと完遂◎かんすい ×かんつい陥穽◎かんせい ×かんけつ元祖◎がんそ ×げんそ甲高い◎かんだかい ×こうだかい上達部◎かんだちめ ×じょうたつぶ含蓄◎がんちく ×ごうちく勘当◎かんどう ×かんとう神主◎かんぬし △しんしゅ感応◎かんのう △かんおう観音◎かんのん △かんおん芳しい◎かんばしい ○かぐわしい少し異なる甲板◎かんぱん △こうはん ×こうばん陥没◎かんぼつ ×きゅうぼつ元本◎がんぽん △げんぽん含有◎がんゆう ×ごうゆう元来◎がんらい ×げんらい陥落◎かんらく ×きゅうらく官吏◎かんり ×かんし元利◎がんり ×げんり眼力◎がんりき △がんりょく感涙◎かんるい ×かんれい生糸◎きいと ×せいし生漆◎きうるし ×なまうるし、せいしつ帰依◎きえ ×きい喜悦◎きえつ ×きせつ祇園◎ぎおん ×しえん木屑◎きくず ○こけら気位◎きぐらい ×きい木耳◎きくらげ ×もくじ鬼哭◎きこく ×きき着心地◎きごこち ×ちゃくしんち既婚◎きこん ×がいこん気障◎きざ ×きしょう生地◎きじ △せいち、しょうち異なる気質◎きしつ ○かたぎ少し異なる生渋◎きしぶ ×なましぶ着尺◎きじゃく ×ちゃくじゃく既出◎きしゅつ ×がいしゅつ徽章◎きしょう ×びしょう気丈◎きじょう ×きたけ帰省◎きせい ×きしょう煙管◎きせる ○えんかん少し異なる毅然◎きぜん ×こつぜん寄贈◎きぞう △きそう生蕎麦◎きそば ×なまそば既存◎きぞん(慣) ○きそん(本)着丈◎きたけ ×きじょう忌憚◎きたん ×きぜん吉日◎きちじつ ○きつじつ、きちにち牛車◎ぎっしゃ △ぎゅうしゃ、うしぐるま少し異なる生粋◎きっすい △きすい ×せいすい吉左右◎きっそう ×きちさゆう啄木鳥◎キツツキ △たくぼくちょう屹度◎きっと ×きつど詰問◎きつもん ×つめもん屹立◎きつりつ ×こうりつ企図◎きと ×きず祈祷◎きとう ×きじゅ危篤◎きとく ×きば既読◎きどく ×がいどく忌日◎きにち △きじつ、いみび異なる絹糸◎きぬいと ○けんし衣笠◎きぬがさ ×いがさ木の実◎きのみ ○このみ希薄◎きはく ×きうす忌避◎きひ ×いひ気風◎きふう ○きっぷ少し異なる生真面目◎きまじめ ×なままじめ生娘◎きむすめ ×なまむすめ肌理◎きめ △きり少し異なる華奢◎きゃしゃ △かしゃ異なる脚立◎きゃたつ ×きゃくりつ脚絆◎きゃはん ×きゃくはん仇怨◎きゅうえん ×きゅうおん給仕◎きゅうじ ×きゅうし急逝◎きゅうせい ×きゅうきょ給湯◎きゅうとう ×きゅうゆ朽廃◎きゅうはい ×こうはい牛酪◎ぎゅうらく ×ぎゅうかく胡瓜◎きゅうり ×こうり丘陵◎きゅうりょう ×きょうりょう寄与◎きよ ×きや供花◎きょうか ○くげ経木◎きょうぎ ×けいぎ胸腔◎きょうくう(慣) △きょうこう(本)強肩◎きょうけん ×つよかた峡谷◎きょうこく ×けいこく教唆◎きょうさ ×きょうしゅん教示◎きょうじ △きょうし矜持◎きょうじ(慣) △きんじ(本)行司◎ぎょうじ ×ぎょうし行者◎ぎょうじゃ △あんじゃ ×ぎょうしゃ異なる享受◎きょうじゅ ×けいじゅ行水◎ぎょうずい ×ぎょうすい形相◎ぎょうそう △けいそう異なる驚嘆◎きょうたん ×きょうかん享年◎きょうねん ×けいねん競売◎きょうばい ○けいばい少し異なる今日日◎きょうび ×きょうじつ教鞭◎きょうべん ×きょうびん教諭◎きょうゆ ×きょうろん享有◎きょうゆう ×けいゆう郷里◎きょうり △ごうり ×ふるさと少し異なる御苑◎ぎょえん ×ごえん居室◎きょしつ ×いしつ御者◎ぎょしゃ ×ごしゃ居住◎きょじゅう ×いじゅう拠出◎きょしゅつ ×しょしゅつ漁村◎ぎょそん ×りょうそん居宅◎きょたく ○いたく曲解◎きょっかい ×きょくかい漁民◎ぎょみん ×りょうみん切口上◎きりこうじょう ×せっこうじょう霧雨◎きりさめ △きりあめ禁忌◎きんき ×きんい均衡◎きんこう ×きんしょう今上◎きんじょう ×こんじょう琴線◎きんせん ×ことせん勤怠◎きんたい ×きんだ公達◎きんだち、こうたつ異なる巾着◎きんちゃく ×しちゃく金団◎きんとん ×きんだん銀杏◎ぎんなん ○いちょう ×ぎんあん異なる禁物◎きんもつ ×きんぶつ空隙◎くうげき ×くうしょう宮司◎ぐうじ △みやづかさ ×きゅうし少し異なる苦役◎くえき ×くやく久遠◎くおん △きゅうえん矩形◎くけい ×きょけい草花◎くさばな △そうか公事◎くじ ○こうじ △おおやけごと少し異なる奇しくも◎くしくも ×きしくも孔雀◎くじゃく ×こうじゃく口授◎くじゅ ○こうじゅ苦汁◎くじゅう ○にがり異なる薬師◎くすし △くすりし、やくし異なる薬玉◎くすだま ×くすりだま葛湯◎くずゆ ×かっとう曲者◎くせもの △きょくしゃ異なる駆逐◎くちく ×くつい口中◎くちじゅう ○こうちゅう口達者◎くちだっしゃ ○くちたっしゃ朽葉◎くちば ×きゅうよう口調◎くちょう ×こうちょう沓石◎くついし ×とうせき口伝◎くでん ×こうでん句読点◎くとうてん ×くどくてん功徳◎くどく △こうとく異なる工夫◎くふう △こうふ異なる区分◎くぶん ×くわけ公方◎くぼう △おおやけがた少し異なる与する◎くみする ×よする工面◎くめん ×こうめん供物◎くもつ ×きょうぶつ海月◎クラゲ △かいげつ少し異なる庫裏◎くり ×こり功力◎くりき ×こうりょく胡桃◎くるみ ×こちょう曲輪◎くるわ ×まげわ玄人◎くろうと ×くろうど、げんじん勲記◎くんき ×どうき群青◎ぐんじょう ×ぐんせい経緯◎けいい ○いきさつ少し異なる迎合◎げいごう ×うごう渓谷◎けいこく ×きょうこく形而上◎けいじじょう ×けいしじょう罫線◎けいせん ×らせん境内◎けいだい ×きょうない恵沢◎けいたく ×けいさわ慶弔◎けいちょう ×けいい、けいてい軽重◎けいちょう △けいじゅう競馬◎けいば ×きょうば鶏飯◎けいはん ○とりめし異なる啓蒙◎けいもう ×けいごう競輪◎けいりん ×きょうりん稀有◎けう △きゆう気圧される◎けおされる ×きあつされる外科◎げか ×がいか逆鱗◎げきりん ×ぎゃくりん解夏◎げげ ×かいなつ下血◎げけつ ×かけつ下戸◎げこ ×しもと今朝◎けさ △こんちょう消印◎けしいん ×しょういん景色◎けしき △けいしょく化粧◎けしょう △けわい化身◎けしん ×かしん下衆◎げす ×かしゅう下世話◎げせわ ×しもぜわ下足◎げそく ×かそく外題◎げだい ×がいだい気高い◎けだかい ×きだかい解脱◎げだつ ×かいだつ気怠い◎けだるい ×きだるい欠如◎けつじょ ×けつにょ月旦◎げったん ×がったん月賦◎げっぷ △つきふ ×げつぶ下手物◎げてもの ×かしゅぶつ外道◎げどう ×がいどう解毒◎げどく ×かいどく健気◎けなげ ×けんき解熱剤◎げねつざい ×かいねつざい気配◎けはい △きはい仮病◎けびょう ×かびょう化仏◎けぶつ ×かぶつ下僕◎げぼく ×しもべ家来◎けらい ×からい下劣◎げれつ ×かれつ牽引◎けんいん ×きいん献花◎けんか ×こんか狷介◎けんかい ×いんかい剣戟◎けんげき ×けんじき欠缺◎けんけつ ×けっかん堅固◎けんご ×けんこ拳固◎げんこ ×けんこ拳骨◎げんこつ ×けんこつ県境◎けんざかい ○けんきょう厳粛◎げんしゅく ×げんさい、げんせい元帥◎げんすい ×げんし現存◎げんぞん ○げんそん倦怠感◎けんたいかん ×かんたいかん権高◎けんだか ×けんこう言質◎げんち(本) △げんしつ(慣)顕著◎けんちょ ×こうちょ懸吊◎けんちょう ×けんてい喧伝◎けんでん ×せんでん圏内◎けんない ×かんない現生◎げんなま △げんしょう ×げんせい異なる剣呑◎けんのん ×けんうん原発◎げんぱつ ×げんはつ原木◎げんぼく ×げんもく拳万◎げんまん ×けんまん原野◎げんや ○はらの語彙◎ごい ×ごろ恋路◎こいじ ×こいろ碁石◎ごいし ×ごせき好一対◎こういっつい ×こういったい強引◎ごういん ×きょういん交易◎こうえき ×こうい校閲◎こうえつ ×こうせつ好悪◎こうお ×こうあく劫火◎ごうか △こうか業火◎ごうか ×ぎょうか香気◎こうき ×かき交誼◎こうぎ ×こうせん剛毅◎ごうき ×ごうこく恒久◎こうきゅう ×たんきゅう号泣◎ごうきゅう ×ごうなき口腔◎こうくう(慣) △こうこう(本)神々しい(神神しい)◎こうごうしい ×かみがみしい好々爺(好好爺)◎こうこうや ×すきすきじい号哭◎ごうこく ×ごうき黄砂◎こうさ ×おうさ交錯◎こうさく ×こうしゃく格子◎こうし ×かくし控除◎こうじょ ×くうじょ強情◎ごうじょう ×きょうじょう洪水◎こうずい ×きょうすい好事家◎こうずか ×こうじか巧拙◎こうせつ ×こうしゅつ口舌◎こうぜつ ○くぜつ異なる光沢◎こうたく ×こうさわ強奪◎ごうだつ △きょうだつ巧緻◎こうち ×こうし膠着◎こうちゃく ×もんちゃく更迭◎こうてつ ×こうそう香典◎こうでん ×こうてん格天井◎ごうてんじょう ×かくてんじょう降灰◎こうはい ○こうかい業腹◎ごうはら ×ぎょうはら鋼板◎こうはん △こうばん口吻◎こうふん ×こうそう、こうぶつ首を回らす◎こうべをめぐらす ×くびをまわらす高邁◎こうまい ×こうまん劫末◎ごうまつ △こうまつ ×きゃくまつ光明◎こうみょう △こうめい強力犯◎ごうりきはん ×きょうりょくはん綱領◎こうりょう ×もうりょう氷枕◎こおりまくら ○ひょうちん戸外◎こがい ×とがい木陰◎こかげ ×きかげ互換性◎ごかんせい ×こうかんせい小気味◎こきみ ×しょうきみ故郷◎こきょう ○ふるさと少し異なる虚空◎こくう △きょくう少し異なる国債◎こくさい ×こくせき極彩色◎ごくさいしき ×ごくさいしょく、きょくさいしょく酷似◎こくじ ×こくに極上◎ごくじょう ×きょくじょう石高◎こくだか △いしだか異なる極道◎ごくどう ×きょくどう極貧◎ごくひん ×きょくひん極太◎ごくぶと ×きょくた、きょくぶと極稀◎ごくまれ ×きょくまれ克明◎こくめい ×かつめい虚仮◎こけ ×きょか小芥子◎こけし ×しょうかいし転ける◎こける ×ころける此処◎ここ ×こしょ戸口◎ここう、とぐち ×こぐち異なる小言◎こごと ×しょうげん心根◎こころね △しんこん巨細◎こさい △きょさい古刹◎こさつ ×こせつ小雨◎こさめ △こあめ、しょうう古参◎こさん ×こざん孤児◎こじ ○みなしご誇示◎こじ ×こし乞食◎こじき △こうじき ×こうしょく少し異なる固執◎こしつ(慣) △こしゅう(本)小姑◎こじゅうと ○こじゅうとめ △しょうこ少し異なる互助◎ごじょ ×こうじょ後生◎ごしょう △こうせい異なる御神火◎ごじんか △ごしんか牛頭◎ごず ×ぎゅうとう秋桜◎コスモス ○あきざくら挙って◎こぞって ×きょって木立◎こだち ×もくりつ炬燵◎こたつ ×きょたつ戸建て◎こだて ×とだて木霊◎こだま ×もくれい東風◎こち △とうふう酷寒◎こっかん △こくかん極寒◎ごっかん △きょっかん忽然◎こつぜん △こつねん △そうぜん骨密度◎こつみつど ×ほねみつど後手◎ごて ×こうしゅ殊更◎ことさら ×しゅこう言霊◎ことだま ×げんれい言伝◎ことづて ×げんでん小波◎こなみ、さざなみ △しょうは少し異なる小人数◎こにんずう ×しょうにんずう木の葉◎このは △きのは小話◎こばなし △しょうわ少し異なる誤謬◎ごびゅう ×ごひょう小兵◎こひょう △しょうへい異なる昆布茶◎こぶちゃ ○こんぶちゃ牛蒡◎ごぼう ×ぎゅうぼう独楽◎こま △どくらく少し異なる胡麻◎ごま ×こま古文書◎こもんじょ △こぶんしょ御用達◎ごようたし(本) △ごようたつ(慣)御利益◎ごりやく ×ごりえき五輪◎ごりん ○オリンピック少し異なる破落戸◎ごろつき ○ならずもの ×はらくど声色◎こわいろ △せいしょく ×こえいろ異なる声高◎こわだか ×こえだか小童◎こわっぱ △しょうどう、こわらべ、こわらわ声音◎こわね △せいおん少し異なる強面◎こわもて △こわおもて権化◎ごんげ ×けんか今昔◎こんじゃく △こんせき今生◎こんじょう ×こんせい言上◎ごんじょう ×げんじょう渾身◎こんしん ×きしん今夕◎こんせき △こんゆう献立◎こんだて ×けんりつ建立◎こんりゅう △けんりつ少し異なる最奥部◎さいおうぶ ×さいおくぶ最大手◎さいおおて ×さいだいしゅ細工◎さいく ×さいこう最期◎さいご ×さいき在郷◎ざいごう △ざいきょう少し異なる賽子◎サイコロ ×さいし幸先◎さいさき ×こうせん祭祀◎さいし ×さいひ彩色◎さいしき △さいしょく宰相◎さいしょう ×さいそう最善手◎さいぜんしゅ ×さいぜんて在中◎ざいちゅう ×ざいじゅう罪人◎ざいにん ○つみびと債務◎さいむ ×せきむ酒蔵◎さかぐら ×しゅぞう逆子◎さかご ×ぎゃくし酒樽◎さかだる ×さけだる逆手◎さかて △ぎゃくて少し異なる先物◎さきもの ×せんぶつ防人◎さきもり △ぼうじん少し異なる割く◎さく ×わりく酢酸◎さくさん ×すさん鑿井◎さくせい ×さくい搾乳◎さくにゅう ×さいにゅう索莫◎さくばく ×さくぼう石榴(柘榴)◎ざくろ ×せきりゅう雑魚◎ざこ △じゃこ細雪◎ささめゆき ×さいせつ細石◎さざれいし △さいせき山茶花◎サザンカ △さんちゃか挿絵◎さしえ ×そうえ桟敷◎さじき △さんじき ×せんじき刺子◎さしこ ×しし指図◎さしず ×しず砂州◎さす △さしゅう座主◎ざす ×ざしゅ流石◎さすが ×りゅうせき流離◎さすらい △りゅうり少し異なる左遷◎させん ×さかん早速◎さっそく △さそく、そうそく札片◎さつびら ×さつへん茶道◎さどう(慣) ○ちゃどう(本)諭す◎さとす △ゆす早苗◎さなえ ×そうびょう、そうみょう寂しい◎さびしい △さみしい座布団◎ざぶとん ×ざふだん仙人掌◎サボテン △せんにんしょう然程◎さほど ×ぜんてい些末◎さまつ ×しまつ彷徨う◎さまよう ×ほうこうう五月雨◎さみだれ △さつきあめ少し異なる作務衣◎さむえ ×さむい白湯◎さゆ ○パイタン △しらゆ、はくとう異なる百日紅◎さるすべり △ひゃくじつこう戯言◎ざれごと ○たわごと △ぎげん茶話会◎さわかい △ちゃわかい皿鉢◎さわち △さらばち、さはち障る◎さわる ×しょうる傘下◎さんか ×かさした参画◎さんかく ×さんが山間◎さんかん ○やまあい △やまま産気◎さんけ ×さんき散華◎さんげ ×さんか懺悔◎ざんげ ×ざんぶ参詣◎さんけい ×さんし三叉路◎さんさろ ×さんしゃろ暫時◎ざんじ ×ぜんじ残滓◎ざんし(本) △ざんさい(慣)三省◎さんせい △さんしょう讒訴◎ざんそ ×めんそ残存◎ざんぞん ○ざんそん参内◎さんだい ×さんない桟橋◎さんばし △さんきょう ×せんばし少し異なる秋刀魚◎さんま ×しゅうとうぎょ山野◎さんや ×やまの山麓◎さんろく ×さんれい示威◎じい △しい弑逆◎しいぎゃく(慣) ○しぎゃく(本) ×さつぎゃく虐げる◎しいたげる ×さまたげる恣意的◎しいてき ×じいてき強いる◎しいる ×きょういる子音◎しいん △しおん使役◎しえき ×しやく私怨◎しえん ×しおん潮騒◎しおさい ×ちょうそう潮路◎しおじ ×しおろ、ちょうろ刺客◎しかく △しきゃく地金◎じがね △じきん ×ちきん直飲み◎じかのみ ×ちょくのみ直火◎じかび ×ちょくび弛緩◎しかん ×やかん死期◎しき △しご時宜◎じぎ ×じせん敷石◎しきいし ×ふせき直参◎じきさん ×ちょくさん直弟子◎じきでし ×ちょくでし直筆◎じきひつ △ちょくひつ異なる色盲◎しきもう ×しょくもう時雨◎しぐれ △じう少し異なる時化◎しけ ×じか施行◎しこう △せこう至極◎しごく ×しきょく示唆◎しさ ×ししゅん地魚◎じざかな ×ちぎょ施策◎しさく(本) ○せさく(慣)地酒◎じざけ ×じしゅ獅子吼◎ししく ×ししこう始終◎しじゅう ×ししゅう侍従◎じじゅう ×しじゅう自重◎じじゅう、じちょう異なる自粛◎じしゅく ×じせい地所◎じしょ △ちしょ侍女◎じじょ ×しじょ刺傷◎ししょう ○さしきず少し異なる市井◎しせい ×しい自省◎じせい ×じしょう羊歯◎しだ △ようし次第◎しだい ×じだい支度◎したく ×しど強か◎したたか ×きょうか示達◎じたつ ×したつ舌鼓◎したつづみ(本) △したづつみ(慣)示談◎じだん ×しだん七生◎しちしょう ×しちせい質屋◎しちや ○ひちや ×しつや市中◎しちゅう ×しじゅう地鎮祭◎じちんさい ×じしんさい漆喰◎しっくい ×うるしぐい十指◎じっし △じゅっし失墜◎しっつい ×しったい十手◎じって △じゅって櫛比◎しっぴ ×せっぴ疾風◎しっぷう ○はやて疾病◎しっぺい ×しつびょう尻尾◎しっぽ △しりお ×きゅうび少し異なる字面◎じづら △じめん設える◎しつらえる ×せつえる仕手◎して ×ししゅ死出◎しで ×ししゅつ自転車◎じてんしゃ ×じでんしゃ淑やか◎しとやか ×しなやか竹刀◎しない △ちくとう少し異なる老舗◎しにせ △ろうほ地主◎じぬし △じしゅ ×ちしゅ、ちぬし少し異なる自然薯◎じねんじょ ×しぜんしょ東雲◎しののめ △とううん少し異なる芝草◎しばくさ △しそう少し異なる芝生◎しばふ ×のせい暫く◎しばらく ×ようやく字引◎じびき ×じいん時分◎じぶん ×じふん清水◎しみず ○きよみず △せいすい少し異なる占地◎しめじ ×せんち諮問◎しもん ×じもん瀉下◎しゃか ×かっか写経◎しゃきょう ×しゃけい若年◎じゃくねん △わかとし異なる借家◎しゃくや ○かりや、しゃっか △かりいえ遮光◎しゃこう ×とこう射幸心◎しゃこうしん ×いこうしん射手◎しゃしゅ ○いて少し異なる社是◎しゃぜ ×しゃてい車窓◎しゃそう ×しゃまど吃逆◎しゃっくり ○きつぎゃく煮沸◎しゃふつ ×にふつ三味線◎しゃみせん ×さんみせん軍鶏◎しゃも △ぐんけい砂利◎じゃり △ざり少し異なる洒落◎しゃれ ×しゅらく事由◎じゆう ×じゆ充溢◎じゅういつ ×じゅうえき集荷◎しゅうか ×しゅうに祝言◎しゅうげん △いわいごと ×しゅくげん少し異なる充填◎じゅうてん ×じゅうしん重篤◎じゅうとく ×じゅうば十二単◎じゅうにひとえ ×じゅうにたん重任◎じゅうにん △ちょうにん少し異なる重版◎じゅうはん ×じゅうばん柔毛◎じゅうもう ×にゅうもう収斂◎しゅうれん ×しゅうけん収賄◎しゅうわい ×しゅうゆう首魁◎しゅかい ×しゅき酒気帯び◎しゅきおび ×しきおび手巾◎しゅきん ○ハンカチ少し異なる淑女◎しゅくじょ ×しょうじょ主宰◎しゅさい ×しゅこう手指◎しゅし ○てゆび少し異なる首相◎しゅしょう ×しゅそう衆生◎しゅじょう △しゅうせい、すじょう数珠◎じゅず ×すうしゅ入水◎じゅすい、にゅうすい少し異なる守銭奴◎しゅせんど ×しゅせんやつ出捐◎しゅつえん ×しゅついん熟考◎じゅっこう △じゅくこう出自◎しゅつじ ×でじ出生◎しゅっしょう(本) ○しゅっせい(慣)出穂◎しゅっすい △でほ ×しゅつほ出立◎しゅったつ ×しゅつりつ出帆◎しゅっぱん ×しゅつほ修二会◎しゅにえ ×しゅうにかい種苗◎しゅびょう ×たねなえ入来◎じゅらい ○にゅうらい少し異なる馴化◎じゅんか ×しゅんか潤滑油◎じゅんかつゆ ×じゅんかつあぶら殉教◎じゅんきょう ×しゅんきょう遵守◎じゅんしゅ ×そんしゅ潤沢◎じゅんたく ×じゅんさわ駿馬◎しゅんめ △しゅんば背負子◎しょいこ ×せおいこ女王◎じょうおう(慣) ○じょおう(本)生姜◎しょうが △しょうきょう少し異なる正気◎しょうき △せいき異なる象形◎しょうけい ×ぞうけい正絹◎しょうけん ×せいけん上戸◎じょうご △じょうこ異なる漏斗◎じょうご、ろうと小国◎しょうこく △おくに ×しょうごく小事◎しょうじ ×こごと障子◎しょうじ ×しょうし正直◎しょうじき △せいちょく少し異なる瀟洒◎しょうしゃ ×しゅくしゅ成就◎じょうじゅ ×せいしゅう上場◎じょうじょう ×じょうば精進◎しょうじん △せいしん憔悴◎しょうすい ×しょうそつ定石◎じょうせき ×ていせき饒舌◎じょうぜつ △にょうぜつ装束◎しょうぞく △そうぞく ×そうそく情緒◎じょうちょ(慣) △じょうしょ(本)詔勅◎しょうちょく ×しょうし小児科◎しょうにか ×しょうじか性根◎しょうね △しょうこん異なる常磐(常盤)◎じょうばん、ときわ異なる正札◎しょうふだ ×せいさつ成仏◎じょうぶつ ×せいぶつ性分◎しょうぶん ×せいぶん正味◎しょうみ △せいみ異なる静脈◎じょうみゃく △せいみゃく消耗◎しょうもう(慣) △しょうこう(本)生薬◎しょうやく △せいやく、きぐすり生類◎しょうるい △せいるい如雨露◎じょうろ ×にょうろ性悪◎しょうわる △しょうあく、せいあく少し異なる嘱託◎しょくたく ×ぞくたく嘱望◎しょくぼう ×ぞくぼう食物◎しょくもつ △しょくぶつ、じきもつ所化◎しょけ ×しょか曙光◎しょこう ×しゃこう所作◎しょさ ×しょさく所在◎しょざい ×ありか如才◎じょさい ×にょさい如上◎じょじょう ×にょじょう女婿◎じょせい ×おんなむこ白髪◎しらが、はくはつ △しらかみ、しろかみ不知火◎しらぬい ×ふちび白刃◎しらは ○はくじん素面◎しらふ △すめん異なる地力◎じりき △ちりょく異なる自力◎じりき △じりょく市立◎しりつ ○いちりつ私立◎しりつ ○わたくしりつ汁粉◎しるこ ×しるこな記す◎しるす △きす熾烈◎しれつ ×かれつ焦れる◎じれる ×こがれる素人◎しろうと ×そにん、そじん代物◎しろもの △だいぶつ異なる仕業◎しわざ △しぎょう異なる真打◎しんうち ×しんだ心奥◎しんおう ×しんおく真贋◎しんがん ×しんぜん身口意◎しんくい ×しんこうい人絹◎じんけん ×にんけん、じんいん振興◎しんこう ×しんきょう人工◎じんこう ○にんく異なる心算◎しんさん ○つもり △しんざん異なる真摯◎しんし ×しんげき斟酌◎しんしゃく ×かんしゃく真珠◎しんじゅ ×しんしゅ身上◎しんじょう ×みのうえ信心◎しんじん ×しんしん迅速◎じんそく ×じゅうそく真率◎しんそつ ×しんりつ真諦◎しんたい △しんてい身体◎しんたい ○からだ甚大◎じんだい ×かんだい真鍮◎しんちゅう ×しんゆ信女◎しんにょ ×しんじょ振幅◎しんぷく △ふりはば辛抱◎しんぼう ×しんぽう親身◎しんみ ×しんしん辛辣◎しんらつ ×しんえつ随一◎ずいいち ×ゆういち西瓜◎すいか ×にしうり芋茎◎ずいき △いもがら、いもじ少し異なる遂行◎すいこう ×ついこう水郷◎すいごう ○すいきょう水族館◎すいぞくかん ×すいぞっかん出納◎すいとう(慣) △しゅつのう(本)少し異なる水稲◎すいとう ×みずいね水団◎すいとん ×すいだん崇高◎すうこう ×そうこう図体◎ずうたい ×ずたい頭重◎ずおも ○ずじゅう少し異なる頭蓋骨◎ずがいこつ ○とうがいこつ清々しい(清清しい)◎すがすがしい ×きよきよしい頭巾◎ずきん ×とうきん宿世◎すくせ △しゅくせ助太刀◎すけだち ×すけたとう双六◎すごろく ×そうろく荒む◎すさむ ×あらむ杜撰◎ずさん ×しゃせん素性◎すじょう △そせい異なる生絹◎すずし ○きぎぬ △せいけん廃る◎すたる ×はいる頭痛◎ずつう △とうつう清汁◎すまし ×せいじる住処◎すみか △じゅうしょ少し異なる速やか◎すみやか ×はややか相撲◎すもう ×そうぼく寸隙◎すんげき ×すんしょう寸胴◎ずんどう ×すんどう寸評◎すんぴょう ×すんひょう海象◎セイウチ △かいぞう、かいしょう異なる生家◎せいか △しょうか ×せいけ逝去◎せいきょ ×いきょ省察◎せいさつ △しょうさつ凄惨◎せいさん ×さいさん静寂◎せいじゃく ○しじま脆弱◎ぜいじゃく ×きじゃく盛衰◎せいすい △じょうすい脆性◎ぜいせい ×きせい凄絶◎せいぜつ ×さいぜつ生石灰◎せいせっかい ○きせっかい ×しょうせっかい成敗◎せいばい △せいはい異なる歳暮◎せいぼ △さいぼ井目◎せいもく ×いもく蒸籠◎せいろ ○せいろう ×じょうりゅう隻眼◎せきがん ×しゅうがん析出◎せきしゅつ ×せっしゅつ石庭◎せきてい △いしにわ惜敗◎せきはい ×ざんぱい惜別◎せきべつ ×しゃくべつ斥力◎せきりょく ×きんりょく急く◎せく ×いそく、きゅうく女衒◎ぜげん ×じょげん施工◎せこう(慣) △しこう(本)施主◎せしゅ ×せぬし施術◎せじゅつ ○しじゅつ背筋◎せすじ、はいきん異なる是正◎ぜせい ×ていせい冷笑う◎せせらわらう ×あざわらう世相◎せそう ×よそう背丈◎せたけ ×せじょう節会◎せちえ ×せっかい雪月花◎せつげっか ○せつげつか席巻◎せっけん ×せっかん、せきまき斥候◎せっこう ×きんこう切削◎せっさく ×せっしょう殺生◎せっしょう ×さっしょう折衝◎せっしょう ×せっこう拙速◎せっそく ×しゅっそく雪駄◎せった △せつだ拙宅◎せったく ×しゅったく折衷◎せっちゅう ×せつい刹那◎せつな ×さつな拙劣◎せつれつ ×しゅつれつ狭める◎せばめる ×せまめる台詞◎せりふ △だいし競る◎せる ×きょうる漸減◎ぜんげん ×ざんげん穿孔◎せんこう ×がこう繊細◎せんさい ×ちさい千載◎せんざい ×せんさい漸次◎ぜんじ ×ざんじ千社札◎せんじゃふだ ×せんしゃふだ扇子◎せんす ×せんし漸増◎ぜんぞう ×ざんぞう洗濯機◎せんたくき ×せんたっき先達◎せんだつ △せんだち煎茶◎せんちゃ ×ぜんちゃ剪定◎せんてい ×ぜんてい禅寺◎ぜんでら ×ぜんじ遷都◎せんと ×かんと旋風◎せんぷう ◎つむじかぜ煎餅◎せんべい ×ぜんへい喘鳴◎ぜんめい ×たんめい川柳◎せんりゅう △かわやなぎ異なる喪家◎そうか △そうけ、もけ爪牙◎そうが ×さいが霜害◎そうがい ×しもがい雑木林◎ぞうきばやし ×ざっきりん早急◎そうきゅう(慣) ○さっきゅう(本)雑巾◎ぞうきん ×ざっきん巣窟◎そうくつ ×すくつ象牙◎ぞうげ ×ぞうが造詣◎ぞうけい ×ぞうし双肩◎そうけん ×そうかた相好◎そうごう ×そうこう荘厳◎そうごん △しょうげん、しょうごん少し異なる相殺◎そうさい(本) △そうさつ(慣)少し異なる掃除◎そうじ △そうじょ喪失◎そうしつ ×もしつ争訟◎そうしょう ×そうこう僧正◎そうじょう ×そうせい雑炊◎ぞうすい ×ざっすい叢生◎そうせい ×ぎょうせい総出◎そうで ×そうしゅつ装丁◎そうてい ×そうちょう雑煮◎ぞうに ×ざつに早晩◎そうばん ×はやばん素麺◎そうめん ×すめん草履◎ぞうり ×そうり挿話◎そうわ ×さしわ曹達◎ソーダ ×そうたつ続柄◎ぞくがら(慣) ○つづきがら(本)俗人◎ぞくじん ×ぞくにん塞栓◎そくせん ×かんせん仄聞◎そくぶん ×はいぶん其処◎そこ ×そしょ粗品◎そしな △そひん訴訟◎そしょう ×そこう俎上◎そじょう ×しじょう礎石◎そせき ×そいし唆す◎そそのかす ×しゅんす措置◎そち ×しゃくち其方◎そちら、そなた △そっち ×そほう少し異なる疎通◎そつう ×そくつう俗化◎ぞっか ×ぞくか即興◎そっきょう ×そっこう率先◎そっせん ×りっせん外面◎そとづら ○がいめん △げめん少し異なる供える◎そなえる ×ともえる蕎麦◎そば ×きょうばく背く◎そむく ×せく背ける◎そむける ×せける粗野◎そや ×あらの反る◎そる ×はんる夫々(夫夫)◎それぞれ ×ふふ逸れる◎それる △はぐれる異なる算盤◎そろばん △さんばん少し異なる存外◎ぞんがい ×そんがい忖度◎そんたく ×すんたく損耗◎そんもう(慣) △そんこう(本)存立◎そんりつ ×ぞんりつ体育◎たいいく ×たいく大往生◎だいおうじょう ×だいおうせい代価◎だいか ×たいか大地震◎だいじしん ○おおじしん貸借◎たいしゃく ×かしかり大食漢◎たいしょくかん ×だいしょっかん怠惰◎たいだ ×たいじょう代替◎だいたい(本) ○だいがえ(慣)大団円◎だいだんえん ×おおだんえん戴天◎たいてん ×さいてん台頭◎たいとう ×だいとう松明◎たいまつ △しょうめい貸与◎たいよ ×かしよ内裏◎だいり △うちうら ×ないり異なる唾液◎だえき ×すいえき高嶺◎たかね △こうれい ×こうりょう高値◎たかね ×こうち高御座◎たかみくら ×たかござ集る◎たかる ×あつまる沢庵◎たくあん △たくわん類い◎たぐい ×るいい類稀◎たぐいまれ ×るいき手繰る◎たぐる ×てさぐる竹馬◎たけうま ○ちくば少し異なる蛇行◎だこう △じゃこう他言◎たごん △たげん出汁◎だし ×でじる山車◎だし △さんしゃ多勢◎たぜい ×たせい黄昏◎たそがれ △こうこん蛇足◎だそく △じゃそく三和土◎たたき ×みわど質す◎ただす ×しつす佇む◎たたずむ ×ちょむ直中◎ただなか ×ちょくちゅう漂う◎ただよう ×さまよう太刀◎たち ×たいとう立木◎たちき ○りゅうぼく異なる立ち退く◎たちのく ×たちひく手綱◎たづな ×てづな殺陣◎たて △さつじん伊達◎だて ×いたち建具◎たてぐ ×けんぐ仮令◎たとい ○たとえ △けりょう畳紙◎たとうがみ ○たとう、たとうし △たたみがみ炭団◎たどん ×たんだん店子◎たなこ ×てんし七夕◎たなばた △しちせき煙草◎たばこ ×けむりぐさ、えんそう田畑◎たはた △たばたけ、でんぱた足袋◎たび ×あしぶくろ旅路◎たびじ ×たびろ、りょろ多聞◎たぶん △たもん異なる給う◎たまう ×きゅうう魂消る◎たまげる ×たましいきえる玉章◎たまずさ △ぎょくしょう異なる玉響◎たまゆら ×ぎょくきょう容易い◎たやすい ×よういい太夫◎たゆう、※だゆう(何かの語の後ろに付く場合のみ)垂氷◎たるひ ×すいひょう達磨◎だるま ×たつま束子◎たわし ×そくし撓む◎たわむ ×たるむ団塊◎だんかい ×だんこん単月◎たんげつ ×たんづき短冊◎たんざく ×たんさつ断食◎だんじき ×だんしょく断捨離◎だんしゃり ×だんじゃり胆汁◎たんじゅう ×たんじる楽車◎だんじり ×らくしゃ箪笥◎たんす △たんし旦夕◎たんせき ×たんゆう鍛造◎たんぞう ×だんぞう嘆息◎たんそく ×かんそく丹田◎たんでん ×たんだ耽読◎たんどく ×ちんどく堪能◎たんのう(慣) △かんのう(本)少し異なる探訪◎たんぼう ×たんほう蒲公英◎たんぽぽ △ほこうえい少し異なる反物◎たんもの ×はんぶつ地価◎ちか ×じか地殻◎ちかく ×じかく力瘤◎ちからこぶ ×りょくりゅう知己◎ちき △ちこ乳兄弟◎ちきょうだい ×ちちきょうだい逐一◎ちくいち △ちくいつ ×たくいち逐次◎ちくじ ×たくじ治世◎ちせい △じせい稚拙◎ちせつ ×ちしゅつ地代◎ちだい ○じだい血肉◎ちにく ○けつにく乳離れ◎ちばなれ(本) ○ちちばなれ(慣)痴呆◎ちほう ×ちほ血眼◎ちまなこ ×けつがん叉焼◎チャーシュー ×さしょう炒飯◎チャーハン △いりめし ×いためし嫡子◎ちゃくし △てきし着生◎ちゃくせい ×ちゃくしょう嫡流◎ちゃくりゅう ×てきりゅう卓袱台◎ちゃぶだい ×たくふくだい中腰◎ちゅうごし ×なかごし衷心◎ちゅうしん ×いしん中枢◎ちゅうすう ×ちゅうく鋳造◎ちゅうぞう ×いぞう紐帯◎ちゅうたい △じゅうたい鋳鉄◎ちゅうてつ △いてつ沖天◎ちゅうてん ×おきてん懲役◎ちょうえき ×ちょうやく寵姫◎ちょうき ×りゅうき手水◎ちょうず △てみず長蛇◎ちょうだ △ちょうじゃ打擲◎ちょうちゃく ×だちゃく提灯◎ちょうちん △ていとう蝶番◎ちょうつがい △ちょうばん弔電◎ちょうでん ×いでん、ていでん手斧◎ちょうな △ておの貼付◎ちょうふ ×はりつけ重複◎ちょうふく(本) ○じゅうふく(慣)重宝◎ちょうほう △じゅうほう少し異なる聴聞◎ちょうもん ×ちょうぶん弔問◎ちょうもん ×いもん、ていもん重用◎ちょうよう ○じゅうよう貼用◎ちょうよう ×はるよう猪口◎ちょこ ×ちょぐち鎮圧◎ちんあつ ×しんあつ鎮火◎ちんか ×しんか珍重◎ちんちょう ×ちんじゅう潰える◎ついえる ×つぶえる衝立◎ついたて ×しょうりつ序で◎ついで ×じょで追悼◎ついとう ×ついたく啄む◎ついばむ ×たくむ接ぎ木◎つぎき ×せつぎき月極◎つきぎめ ×げっきょく月次◎つきなみ △げつじ月日◎つきひ ○がっぴ異なる築山◎つきやま ×ちくざん月夜◎つきよ △げつや、つくよ土筆◎つくし △どひつ九十九◎つくも △くじゅうく異なる培う◎つちかう ×ばいう土塊◎つちくれ △どかい土気色◎つちけいろ ×どきしょく美人局◎つつもたせ ×びじんきょく伝手◎つて ×でんしゅ都度◎つど ×とど集う◎つどう ×しゅうう飛礫◎つぶて ×ひれき爪先◎つまさき ×つめさき旋毛◎つむじ △せんもう通夜◎つや △つうや少し異なる梅雨◎つゆ ○ばいう強腰◎つよごし ×きょうよう連ねる◎つらねる ×れんねる氷柱◎つらら △ひょうちゅう少し異なる悪阻◎つわり ○おそ少し異なる定款◎ていかん ×ていぎ逓減◎ていげん ×とんげん体裁◎ていさい △たいさい丁字路◎ていじろ ×ちょうじろ丁重◎ていちょう ×ていじゅう出入り◎でいり ○ではいり鼎立◎ていりつ ×けんりつ溺愛◎できあい ×じゃくあい敵愾心◎てきがいしん ×てきぎしん適宜◎てきぎ ×てきせん覿面◎てきめん ×へきめん出禁◎できん ×しゅっきん木偶◎でく △もくぐう、ぼくぐう少し異なる手癖◎てくせ ○てぐせ手管◎てくだ ×しゅかん凸凹◎でこぼこ △とつおう ×おうとつ手強い◎てごわい △てづよい異なる手酌◎てじゃく ×てしゃく手燭◎てしょく △しゅしょく手勢◎てぜい ×てせい、しゅせい手狭◎てぜま ×しゅきょう出初式◎でぞめしき ×しゅっしょしき手練れ◎てだれ ×てねれ、てれんれ鉄扉◎てっぴ ×てつとびら出面◎でづら ○でめん ×しゅつめん少し異なる出不精◎でぶしょう ×でふせい手解き◎てほどき ×てかいき手許◎てもと ×しゅきょ天蓋◎てんがい ×てんぶた田楽◎でんがく ×でんらく添削◎てんさく ×そうさく天竺◎てんじく ×てんじ天井◎てんじょう ×てんい天誅◎てんちゅう ×てんしゅ天汁◎てんつゆ ×てんじる天女◎てんにょ ×てんじょ伝播◎でんぱ ×でんばん天日◎てんぴ △てんじつ少し異なる天稟◎てんぴん △てんりん天賦◎てんぷ ×てんぶ添付◎てんぷ ×そうふ伝馬船◎てんません △てんまぶね天文◎てんもん △てんぶん異なる投網◎とあみ △なげあみ砥石◎といし ×ていせき当該◎とうがい ×とうかく冬瓜◎とうがん ×ふゆうり春宮◎とうぐう △しゅんきゅう道化◎どうけ ×どうか慟哭◎どうこく ×どうき湯治◎とうじ ×とうち杜氏◎とうじ △とじ童子◎どうじ ×どうし踏襲◎とうしゅう ×ふしゅう頭書◎とうしょ ○かしらがき少し異なる刀子◎とうす △とうし同棲◎どうせい ×どうさい統率◎とうそつ ×とうりつ道程◎どうてい ○みちのり読点◎とうてん ×どくてん等々(等等)◎とうとう △などなど頭取◎とうどり ×とうしゅ灯明◎とうみょう ×とうめい豆苗◎とうみょう ×とうびょう玉蜀黍◎とうもろこし ×ぎょくしょくきび登用◎とうよう ×とよう灯籠◎とうろう ×とうりゅう遠出◎とおで ×えんしゅつ咎人◎とがにん ×とがびと読経◎どきょう ○どっきょう △どくきょう毒親◎どくおや ×どくしん得心◎とくしん ×えしん毒舌◎どくぜつ ×どくじた得喪◎とくそう ×とくも読本◎とくほん ○どくほん △よみほん異なる匿名◎とくめい ×じゃくめい髑髏◎どくろ △しゃれこうべ何処◎どこ △いずこ床土◎とこつち ×ゆかつち、しょうど常夏◎とこなつ ×じょうか心太◎ところてん △こころぶと ×しんた少し異なる屠殺◎とさつ ×しょさつ道産子◎どさんこ ×どうさんこ、どうさんし刀自◎とじ △とうじ年端◎としは ×ねんたん図書◎としょ △ずしょ土性骨◎どしょうぼね ×どせいこつ隣町◎となりまち △りんちょう舎人◎とねり △しゃじん少し異なる登坂車線◎とはんしゃせん △とうはんしゃせん塗布◎とふ ×るふ濁酒◎どぶろく △だくしゅ灯火◎ともしび ○とうか伴う◎ともなう ×はんう鶏肉◎とりにく △けいにく吐露◎とろ ×はくろ団栗◎どんぐり ×だんぐり曇天◎どんてん ×うんてん丼飯◎どんぶりめし ×どんめし問屋◎とんや △といや内奥◎ないおう ×ないおく乃至◎ないし ×のし内示◎ないじ △ないし内省◎ないせい ×ないしょう苗床◎なえどこ ×なえゆか直会◎なおらい ×ちょっかい仲買◎なかがい ×ちゅうかい仲違い◎なかたがい △なかちがい半ば◎なかば ×はんば就中◎なかんずく ×しゅうちゅう亡骸◎なきがら ×ぼうがい長押◎なげし ×ながおし投げ銭◎なげせん ×なげぜに仲人◎なこうど △なかうど、なかびと、ちゅうにん少し異なる名残◎なごり ×めいざん茄子◎なす △なすび何故◎なぜ ○なにゆえ準える◎なぞらえる ×じゅんえる雪崩◎なだれ ×ゆきくずれ捺印◎なついん ×ないん夏木立◎なつこだち ×なつきだち何某◎なにがし △なにぼう異なる何卒◎なにとぞ ×なにそつ生魚◎なまざかな ○せいぎょ △なまうお少し異なる生酒◎なまざけ ○きざけ △せいしゅ生食◎なましょく ○せいしょく生食用◎なましょくよう ○せいしょくよう生兵法◎なまびょうほう ×せいへいほう納屋◎なや ×のうや均す◎ならす ×きんす形姿◎なりかたち △なりすがた ×けいし生業◎なりわい △せいぎょう苗代◎なわしろ ○なえしろ南京◎なんきん △なんきょう異なる納戸◎なんど ×のうど難平◎なんぴん ×なんぺい肉芽◎にくが ×にくめ肉塊◎にくかい △にっかい肉球◎にくきゅう ×にっきゅう肉汁◎にくじゅう(本) ○にくじる(慣)肉薄◎にくはく ×にくうす和毛◎にこげ ×わもう仮漆◎ニス △かしつ荷台◎にだい ×かだい日夜◎にちや ×にちよ鈍る◎にぶる ○なまる少し異なる入梅◎にゅうばい △ついり、つゆいり柔和◎にゅうわ ×じゅうわ女房◎にょうぼう ○にょうぼ如実◎にょじつ ×じょじつ女人禁制◎にょにんきんせい △にょにんきんぜい ×じょにんきんせい人形◎にんぎょう ○ひとがた異なる人参◎にんじん ×じんさん、にんざん泥濘◎ぬかるみ ×でいねい盗人◎ぬすっと ○ぬすびと △とうじん微温い◎ぬるい ×びおんい濡れ衣◎ぬれぎぬ △ぬれごろも音色◎ねいろ △おんしょく螺子◎ねじ △らし ×るいし根太◎ねだ △ねぶと異なる捏造◎ねつぞう(慣) △でつぞう(本)根雪◎ねゆき ×こんせつ年俸◎ねんぽう ×ねんぼう念力◎ねんりき ×ねんりょく農作物◎のうさくぶつ ○のうさくもつ逃す◎のがす ×にがす軒先◎のきさき ×けんさき軒並み◎のきなみ ×けんなみ熨斗◎のし ×いと野宿◎のじゅく ×のやど、のしゅく則る◎のっとる ×そくる野天◎のてん ×やてん野火◎のび ○やか少し異なる祝詞◎のりと △しゅうし、しゅくし暖簾◎のれん ×だんれん惚気◎のろけ ×ほれけ狼煙◎のろし △ろうえん野分◎のわき △のわけ ×のぶん、やぶん呑気◎のんき ×のみけ廃屋◎はいおく ×はいや媒介◎ばいかい ×ぼうかい高襟◎ハイカラ ×こうきん排斥◎はいせき ×はいきん鳳梨◎パイナップル ○ほうり背反◎はいはん ×せはん背部◎はいぶ ×せぶ佩用◎はいよう ×ふうよう梅林◎ばいりん ×うめばやし羽音◎はおと △はねおと墓穴◎はかあな ○ぼけつ葉書◎はがき ×ようしょ場数◎ばかず ×ばすう、じょうすう博士◎はかせ ○はくし異なる育む◎はぐくむ ×いくむ麦秋◎ばくしゅう △むぎあき莫大◎ばくだい ×ぼうだい白濁◎はくだく ×はくしょく博打◎ばくち ×はくだ白地図◎はくちず ×しろちず博徒◎ばくと ×はくと白灯油◎はくとうゆ ×しろとうゆ薄氷◎はくひょう △うすごおり瀑布◎ばくふ ×ぼうふ剥落◎はくらく ×せんらく白露◎はくろ ○しらつゆ少し異なる刷毛◎はけ △※さつもう(刷毛機の場合のみ読む)跛行◎はこう △ひこう方舟◎はこぶね ×ほうしゅう端材◎はざい ×たんざい狭間◎はざま ×きょうかん麻疹◎はしか ○ましん弾く◎はじく、ひく異なる梯子◎はしご △ていし端折る◎はしょる △はしおる端数◎はすう ×たんすう場末◎ばすえ ×じょうまつ斜交い◎はすかい ×しゃこうい斜向かい◎はすむかい ×ななめむかい爆ぜる◎はぜる ×ばくぜる機織り◎はたおり ×きおり旅籠◎はたご ×りょりゅう畑作◎はたさく ×はたけさく旗日◎はたび ×きじつ将又◎はたまた ×しょうまた傍目◎はため ×そばめ破綻◎はたん ×はじょう初午◎はつうま ×しょご白化◎はっか ○はくか発議◎はつぎ △ほつぎ薄給◎はっきゅう ×うすきゅう、はくきゅう末子◎ばっし ○まっし △すえこ法度◎はっと ×ほうど法被◎はっぴ ×ほうひ波止場◎はとば ×はしば花園◎はなぞの △かえん少し異なる甚だしい◎はなはだしい ×かんだしい埴生◎はにゅう ×しょくせい馬主◎ばぬし ○うまぬし △ばしゅ阻む◎はばむ ×こばむ蔓延る◎はびこる ×まんえんる早合点◎はやがてん △はやがってん ×そうごうてん囃子◎はやし ×そうし聖林◎ハリウッド ×せいりん春雨◎はるさめ △しゅんう少し異なる馬鈴薯◎ばれいしょ ×ばりんしょ万感◎ばんかん ×まんかん半夏生◎はんげしょう ×はんかしょう万斛◎ばんこく ×ばんかい、まんかい万国旗◎ばんこくき ○ばんこっき反魂◎はんごん ×はんこん万策◎ばんさく ×まんさく万死◎ばんし ×まんし盤石◎ばんじゃく △ばんせき繁盛◎はんじょう ×はんせい半身◎はんしん ○はんみ異なる反芻◎はんすう ×はんそ帆船◎はんせん △ほぶね ×ほせん万全◎ばんぜん ×まんぜん伴走◎ばんそう ×はんそう万朶◎ばんだ ×ばんの熊猫◎パンダ △くまねこ飯台◎はんだい ×めしだい万端◎ばんたん ×まんたん反駁◎はんばく ×はんざつ万般◎ばんぱん ×まんぱん頒布◎はんぷ ×ぶんぷ万福◎ばんぷく △まんぷく繁茂◎はんも ×はんぼ反目◎はんもく ×はんめ汎用◎はんよう ×ぼんよう氾濫◎はんらん ×はんかん韓流◎はんりゅう ○かんりゅう万緑◎ばんりょく ×まんりょく凡例◎はんれい ×ぼんれい麦酒◎ビール △ばくしゅ ×むぎしゅ皮革◎ひかく ×ひかわ干潟◎ひがた ×かんがた率いる◎ひきいる ×りついる抽斗◎ひきだし ×ちゅうと罷業◎ひぎょう ×のうぎょう比丘◎びく ×ひきゅう魚籠◎びく ×ぎょろう卑下◎ひげ ×ひか比肩◎ひけん ×ひかた氷雨◎ひさめ △ひあめ柄杓◎ひしゃく ×えしゃく批准◎ひじゅん ×ひすい直隠す◎ひたかくす ×ちょくかくす只管◎ひたすら ×ただかん火種◎ひだね ×かしゅ直走る◎ひたはしる ○ひたばしる ×ちょくはしる直向き◎ひたむき ×ちょくむき吃驚◎びっくり ○きっきょう必定◎ひつじょう ×ひってい逼迫◎ひっぱく ×ふくはく妃殿下◎ひでんか ×きでんか非道い◎ひどい ×ひどうい秘湯◎ひとう ×ひゆ一廉◎ひとかど △いっかど ×いちれん少し異なる他人事◎ひとごと(本) △たにんごと(慣)一入◎ひとしお ×いちにゅう人質◎ひとじち ×じんしつ人魂◎ひとだま ×じんこん人伝◎ひとづて ×にんでん海星◎ヒトデ ×かいせい為人◎ひととなり ×いにん人柱◎ひとばしら ×じんちゅう美男子◎びなんし △びだんし火の粉◎ひのこ ×ひのこな美肌◎びはだ △びき雲雀◎ひばり ×くもすずめ、うんじゃく日歩◎ひぶ ×にっぽ微風◎びふう ○そよかぜ疲弊◎ひへい ×ひえい向日葵◎ひまわり ×こうにちき罷免◎ひめん ×のうめん干物◎ひもの ×かんぶつ白夜◎びゃくや(慣) △はくや(本)百般◎ひゃっぱん ×ひゃくはん冷奴◎ひややっこ ×れいど、ひややつ拍子◎ひょうし ×はくし病巣◎びょうそう ×びょうす平等◎びょうどう ×へいとう秤量◎ひょうりょう(慣) △しょうりょう(本)少し異なる兵糧◎ひょうろう ×へいりょう肥沃◎ひよく ×ひよう日和◎ひより、※びより(何かの語の後ろに付く場合のみ) ×にちわ日和見◎ひよりみ ×にちわけん平底◎ひらぞこ ×へいてい平屋◎ひらや ×へいや非力◎ひりき ×ひりょく蛭子◎ひるこ ○えびす牝馬◎ひんば △めすうま、めうま、めま歩合◎ぶあい ×ほごう吹聴◎ふいちょう ×すいちょう富貴◎ふうき △ふき、ふっき風向◎ふうこう ×かざむき夫婦◎ふうふ ○めおと不壊◎ふえ ×ふかい不得手◎ふえて ×ふとくしゅ敷衍◎ふえん ×しきこう無遠慮◎ぶえんりょ ×むえんりょ不穏◎ふおん ×ふいん不穏当◎ふおんとう ×ふいんとう孵化◎ふか ×うか賦課◎ふか ×ぶか舞楽◎ぶがく ×ぶらく俯瞰◎ふかん ×ふけん不羈◎ふき ×ふま腐朽◎ふきゅう ×ふこう不朽◎ふきゅう ×ふくつ奉行◎ぶぎょう △ほうこう少し異なる不行跡◎ふぎょうせき ×ふこうせき布巾◎ふきん ×ふし福音◎ふくいん ×ふくおん雲脂◎フケ △うんし相応しい◎ふさわしい ×そうおうしい不治◎ふじ ○ふち武士◎ぶし △もののふ少し異なる不躾◎ぶしつけ ×ふしつけ節目◎ふしめ △せつもく少し異なる不精◎ぶしょう △ぶせい ×ふせい不織布◎ふしょくふ ×ふしきふ普請◎ふしん ×ふせい武神◎ぶしん ×ぶじん無粋◎ぶすい ×むすい風情◎ふぜい △ふうじょう少し異なる無勢◎ぶぜい △むぜい不世出◎ふせいしゅつ ×ふせしゅつ敷設◎ふせつ ×しきせつ二心◎ふたごころ △にしん、じしん二言目◎ふたことめ ×にげんめ双葉◎ふたば ×そうよう文机◎ふづくえ ○ふみづくえ仏性◎ぶっしょう △ほとけしょう ×ぶっせい異なる仏生会◎ぶっしょうえ ×ぶっしょうかい仏心◎ぶっしん ○ほとけごころ少し異なる仏頂面◎ぶっちょうづら ×ぶっちょうめん不束◎ふつつか ×ふそく不貞寝◎ふてね ×ふていね太々しい(太太しい)◎ふてぶてしい ×ふとぶとしい風土記◎ふどき △ふうどき太客◎ふときゃく ×たきゃく懐刀◎ふところがたな ×かいとう懐手◎ふところで ×かいしゅ布団◎ふとん ×ふだん不如意◎ふにょい ×ふじょい赴任◎ふにん ×とにん布帛◎ふはく ×ふこう不憫◎ふびん ×ふべん吹雪◎ふぶき ×すいせつ訃報◎ふほう ×けいほう、とほう不問◎ふもん ×ふとい不夜城◎ふやじょう ×ふよじょう賦与◎ふよ ×ぶよ舞踊◎ぶよう ×ぶとう不養生◎ふようじょう ×ふようせい不用心◎ぶようじん ×ふようしん、ふようじん無頼◎ぶらい △むらい不埒◎ふらち ×ふしょう古兵◎ふるつわもの ○こへい異なる無礼◎ぶれい ×むれい雰囲気◎ふんいき ×ふいんき分割◎ぶんかつ ×ぶんわり分岐◎ぶんき ×ぶんぎ分限◎ぶんげん ○ぶげん少し異なる分際◎ぶんざい ×ぶんさい奮迅◎ふんじん ×ふんじゅう分水嶺◎ぶんすいれい ×ぶんすいりょう文鎮◎ぶんちん ×ぶんしん分銅◎ふんどう ×ぶんどう憤怒◎ふんぬ ○ふんど分泌◎ぶんぴつ(本) △ぶんぴ(慣)分娩◎ぶんべん ×ぶんめん平易◎へいい ×へいえき兵役◎へいえき ×へいやく平穏◎へいおん ×へいいん弊害◎へいがい ×えいがい平衡◎へいこう ×へいしょう米作◎べいさく ×こめさく弊社◎へいしゃ ×えいしゃ米食◎べいしょく ×こめしょく平静◎へいせい ×へいじょう平生◎へいぜい ×へいせい平素◎へいそ ×へいす閉塞◎へいそく ×へいかん平地◎へいち ○ひらち △へいじ、ひらじ異なる兵法◎へいほう △ひょうほう平野◎へいや △ひらの少し異なる辟易◎へきえき ×へきい兵児帯◎へこおび ×ひょうじたい糸瓜◎へちま ×いとうり別世界◎べっせかい ×べつせかい別棟◎べつむね ×べっとう反吐◎へど ×はんと便宜◎べんぎ ×びんせん、べんせん変遷◎へんせん ×へんかん偏重◎へんちょう ×へんじゅう辺鄙◎へんぴ ×へんこ返戻◎へんれい ×へんるい保育所◎ほいくしょ ○ほいくじょ母音◎ぼいん △ぼおん法衣◎ほうえ ○ほうい包含◎ほうがん ×ほうごう硼砂◎ほうしゃ ×ほうさ幇助◎ほうじょ ×ふうじょ放生会◎ほうじょうえ ○ほうじょうや紡織◎ぼうしょく ×ぼうしき坊主◎ぼうず ×ぼうしゅ冒涜◎ぼうとく ×ぼうばい鬼灯◎ほおずき ×きとう火影◎ほかげ ×ひかげ朗らか◎ほがらか ×ろうらか墨汁◎ぼくじゅう ×すみじる、ぼくじる牧場◎ぼくじょう ○まきば朴訥◎ぼくとつ ×ぼくのう黒子◎ほくろ ○くろこ △くろご、こくし異なる反故◎ほご ×はんこ矛先◎ほこさき ×よせん綻びる◎ほころびる ×ほろびる牡丹◎ぼたん △ぼうたん ×ぼくたん少し異なる発起人◎ほっきにん ×はっきにん木剣◎ぼっけん ×もっけん発疹◎ほっしん ○はっしん払子◎ほっす ×ふっす法主◎ほっす ○ほうしゅ △ほっしゅ欲する◎ほっする ×よくする発赤◎ほっせき △はっせき発足◎ほっそく(慣) △はっそく(本)発端◎ほったん △はったん補填◎ほてん ×ほしん牡馬◎ぼば △おすうま、おうま、おま小火◎ぼや △しょうか洞穴◎ほらあな ○どうけつ微酔◎ほろよい △びすい翻意◎ほんい ×はんい凸柑◎ぽんかん ×とつかん本旨◎ほんし ×ほんむね凡百◎ぼんぴゃく △ぼんひゃく、ぼんびゃく雪洞◎ぼんぼり △せっとう、せつどう異なる本望◎ほんもう ×ほんぼう凡庸◎ぼんよう ×はんよう本玲◎ほんれい ×ほんりん翻弄◎ほんろう ×はんろう枚挙◎まいきょ ×まいけん邁進◎まいしん ×まんしん埋没◎まいぼつ ×りぼつ勾玉◎まがたま ×まがだま、こうぎょく蒔絵◎まきえ ×ときえ紛れる◎まぎれる ×ふんれる幕間◎まくあい ×まくま間口◎まぐち ×かんこう真砂◎まさご ×しんさ間尺◎ましゃく △けんじゃく ×まじゃく、かんしゃく異なる魔性◎ましょう ×ませい先ず◎まず △せんず異なる益々(益益)◎ますます ×えきえき股上◎またがみ ×またうえ区々(区区)◎まちまち △くく少し異なる末裔◎まつえい △ばつえい ×まっしょう末期◎まっき ○まつご異なる末寺◎まつじ ×まつでら末日◎まつじつ ×まつび燐寸◎マッチ ×りんすん全う◎まっとう ×すべう末尾◎まつび ×まつお松脂◎まつやに △しょうし円居◎まどい ×えんきょ眼差し◎まなざし ×めざし愛弟子◎まなでし ×あいでし愛娘◎まなむすめ ×あいむすめ免れる◎まぬがれる(慣) ○まぬかれる(本)真昼時◎まひるどき ×まひるじ目深◎まぶか △めぶか継子◎ままこ ○けいし ×つぐこ少し異なる継母◎ままはは △けいぼ魔除け◎まよけ ×まじょけ真綿◎まわた ×しんめん満悦◎まんえつ ×まんせつ蔓延◎まんえん ×まんえい饅頭◎まんじゅう △まんとう万灯◎まんどう ×まんとう満帆◎まんぱん ×まんぽ翻車魚◎マンボウ ×ほんしゃぎょ万力◎まんりき ×まんりょく木乃伊◎ミイラ ×きのい見栄◎みえ ×みえい、けんえい身重◎みおも ×しんじゅう神酒◎みき △しんしゅ三行半◎みくだりはん ×さんぎょうはん眉間◎みけん △びかん、まゆあい巫女◎みこ △ふじょ神輿◎みこし △しんよ ×しんこう未済◎みさい ×みすみ見境◎みさかい ×けんきょう実生◎みしょう ×じっせい微塵◎みじん △びじん少し異なる水鳥◎みずどり ○みずとり、すいちょう未曾有◎みぞう(慣) △みぞうう(本) ×みぞうゆう鳩尾◎みぞおち △はとお、きゅうび三十路◎みそじ ×さんじゅうろ身丈◎みたけ ×しんじょう御霊◎みたま △ごりょう道標◎みちしるべ ○どうひょう少し異なる道端◎みちばた ×どうたん蜜月◎みつげつ ×みつづき見惚れる◎みとれる △みほれる身形◎みなり ×しんけい耳朶◎みみたぶ △じだ未聞◎みもん ×みぶん土産◎みやげ △どさん御幸◎みゆき △ごこう、ぎょこう少し異なる明星◎みょうじょう △あかほし、あかぼし少し異なる名代◎みょうだい △なだい、なしろ異なる名利◎みょうり △めいり明朝体◎みんちょうたい ×めいちょうたい百足◎ムカデ △ひゃくそく無垢◎むく ×むこう報いる◎むくいる ×ほういる無地◎むじ ×むち虫酸◎むしず ×むしさん、ちゅうさん矛盾◎むじゅん ×よじゅん、ほこたて胸三寸◎むねさんずん ×むねさんすん、むなさんずん謀反◎むほん ×ぼうはん村八分◎むらはちぶ ×むらはちぶん無理強い◎むりじい ×むりつよい、むりづよい名家◎めいか ×めいけ名刹◎めいさつ ×めいせつ酩酊◎めいてい ×めいちょう目頭◎めがしら ×もくとう眼鏡◎めがね ○がんきょう少し異なる女神◎めがみ △じょしん、おんながみ目利き◎めきき ×めりき目下◎めした、もっか異なる馬頭◎めず ×ばとう女滝◎めだき ×めたき、じょだき馬手◎めて ×ばしゅ、ましゅ愛でる◎めでる ×まなでる目処◎めど ×もくしょ目眩◎めまい ×もくげん莫大小◎めりやす ×ばくだいしょう面子◎めんこ、めんつ異なる面目◎めんぼく、めんもく少し異なる綿毛布◎めんもうふ ×わたもうふ亡者◎もうじゃ ×ぼうしゃ妄執◎もうしゅう ×もうしつ猛省◎もうせい ×もうしょう毛筆◎もうひつ ×けふで耄碌◎もうろく ×ろうろく目途◎もくと △めど土竜◎もぐら △どりゅう目論見◎もくろみ ×もくろんみ猛者◎もさ ×もうじゃ喪主◎もしゅ △そうしゅ ×もぬし百舌◎もず ×ひゃくぜつ悶える◎もだえる ×もえる喪中◎もちゅう ×もなか、そうちゅう以て◎もって ×いて専ら◎もっぱら ×せんら元肥◎もとごえ ×げんぴ基づく◎もとづく ×きづく物臭◎ものぐさ ×ぶっしゅう物種◎ものだね ×ぶっしゅ物の怪◎もののけ ×もののかい物見◎ものみ ×ぶっけん最早◎もはや ×さいはや、さいそう喪服◎もふく △そうふく紅葉◎もみじ ○こうよう少し異なる木綿◎もめん △きわた少し異なる股引◎ももひき ×またひき諸手◎もろて △しょて少し異なる諸共◎もろとも ×しょきょう諸刃◎もろは ×しょは、しょじん文句◎もんく ×ぶんく門戸◎もんこ ×もんと文言◎もんごん △ぶんげん少し異なる文殊◎もんじゅ ×ぶんしゅ問答◎もんどう ×もんとう門扉◎もんぴ ×もんとびら文様◎もんよう ×ぶんよう八百長◎やおちょう ×はっぴゃくや矢面◎やおもて ×やめん八百屋◎やおや ×はっぴゃくや八百万◎やおよろず ○はっぴゃくまん異なる喧しい◎やかましい △かまびすしい ×せんしい異なる薬缶◎やかん △やっかん夜気◎やき ×よき山羊◎ヤギ ×やまひつじ冶金◎やきん ×ちきん約定◎やくじょう ×やくてい薬湯◎やくとう ○くすりゆ ×やくゆ少し異なる厄年◎やくどし ×やくねん厄日◎やくび ×やくにち、やくじつ自棄◎やけ ○じき火傷◎やけど △かしょう少し異なる優男◎やさおとこ ○やさお椰子◎やし ×しゅし玄孫◎やしゃご △げんそん安値◎やすね ×あんち薬価◎やっか ×やくか約款◎やっかん ×やくぎ宿屋◎やどや △しゅくや異なる寄生木◎やどりぎ ×きせいぎ野に下る◎やにくだる ×のにくだる夜半◎やはん ×よはん流鏑馬◎やぶさめ ×りゅうてきば夜分◎やぶん ×よぶん山峡◎やまかい ○さんきょう山路◎やまじ △さんろ山襞◎やまひだ ×さんぺき山懐◎やまふところ ×さんかい柔肌◎やわはだ ×にゅうはだ遺言◎ゆいごん ○いごん少し異なる由緒◎ゆいしょ(慣) △ゆしょ(本)結納◎ゆいのう ×けつのう有為◎ゆうい ○うい異なる幽谷◎ゆうこく ×ゆうたに、ゆうや湧水◎ゆうすい ×わきみず融通◎ゆうずう ×ゆうつう夕星◎ゆうずつ ×ゆうせい遊説◎ゆうぜい ×ゆうせつ、ゆうぜつ夕立◎ゆうだち ×ゆうりつ夕飯◎ゆうはん ○ゆうめし有名所◎ゆうめいどころ ×ゆうめいしょ、ゆうめいじょ猶予◎ゆうよ ×せいよ所以◎ゆえん ×しょい床板◎ゆかいた △とこいた、しょうばん浴衣◎ゆかた △よくい歪む◎ゆがむ ○ひずむ少し異なる所縁◎ゆかり △しょえん行方◎ゆくえ ×こうほう遊山◎ゆさん ×ゆうさん、ゆうざん柚子◎ゆず ×ゆし強請◎ゆすり △きょうせい少し異なる油井◎ゆせい ×ゆい委ねる◎ゆだねる ×いねる湯女◎ゆな ×ゆじょ、とうじょ弓形◎ゆみなり ○ゆみがた △きゅうけい少し異なる夢現◎ゆめうつつ ×むげん夢幻◎ゆめまぼろし ○むげん努々(努努)◎ゆめゆめ ×どど百合◎ゆり △ひゃくごう異なる弓手◎ゆんで ×きゅうしゅ窯業◎ようぎょう ×かまぎょう要綱◎ようこう ×ようもう要塞◎ようさい ×ようかん楊枝◎ようじ ×ようし養生◎ようじょう ×ようせい容体◎ようだい △ようたい腰痛◎ようつう ×こしいた葉脈◎ようみゃく ×はみゃく漸く◎ようやく ×しばらく余興◎よきょう ×よこう翌月◎よくげつ ×よくつき、よくづき翌年◎よくねん ○よくとし横恋慕◎よこれんぼ ×おうれんぼ良し悪し◎よしあし △よしわるし葦簀◎よしず ×あしせき寄席◎よせ ×よせき、よりせき他所◎よそ ○たしょ少し異なる余所見◎よそみ ×よしょけん黄泉◎よみ △こうせん少し異なる宵宮◎よみや ○よいみや夜目◎よめ ×やめ四方山◎よもやま ×しほうざん予鈴◎よれい ×よりん世論◎よろん(本) ○せろん(慣)弱音◎よわね ○じゃくおん異なる礼賛◎らいさん ×れいさん烙印◎らくいん ×かくいん落雁◎らくがん ×らくすい落日◎らくじつ ×らくにち落丁◎らくちょう ×らくてい酪農◎らくのう ×かくのう埒外◎らちがい ×しょうがい乱高下◎らんこうげ ×らんこうか乱世◎らんせ(慣) ○らんせい(本)乱丁◎らんちょう ×らんてい吏員◎りいん ×しいん梨園◎りえん ×なしえん罹患◎りかん ×らかん履行◎りこう ×ふくぎょう利鞘◎りざや ×りしょう履修◎りしゅう ×ふくしゅう栗鼠◎りす △くりねずみ少し異なる律儀◎りちぎ △りつぎ立礼◎りつれい、りゅうれい異なる掠奪◎りゃくだつ ×りょうだつ略記◎りゃっき △りゃくき流言◎りゅうげん △るげん流行◎りゅうこう ○はやり流涎◎りゅうぜん △りゅうえん、りゅうせん料簡◎りょうけん ×りょうかん漁師◎りょうし ×ぎょし両端◎りょうたん ○りょうはし △りょうはじ少し異なる量目◎りょうめ ×りょうもく旅客◎りょかく △りょきゃく旅客船◎りょかくせん △りょきゃくせん旅客機◎りょかっき ○りょかくき緑豆◎りょくとう △りょくず緑化◎りょっか ○りょくか膂力◎りょりょく ×よりょく履歴◎りれき ×ふくれき隣家◎りんか ×りんや輪郭◎りんかく ×りんこう稟議◎りんぎ △ひんぎ隣県◎りんけん ×となりけん臨終◎りんじゅう ×りんしゅう隣村◎りんそん ○となりむら類似◎るいじ ×るいに留守◎るす ×りゅうしゅ流転◎るてん △りゅうてん流布◎るふ ×りゅうふ流浪◎るろう ×りゅうろう冷汗◎れいかん ○ひやあせ零細◎れいさい ×ぜろさい黎明期◎れいめいき ×そうめいき暦日◎れきじつ ×れきにち廉価◎れんか ×けんか蓮華◎れんげ ×れんか廉恥◎れんち ×けんち連綿◎れんめん ×れんわた漏洩◎ろうえい(慣) △ろうせつ(本)老獪◎ろうかい ×ろうこう楼閣◎ろうかく ×おうかく老朽◎ろうきゅう ×ろうこう労組◎ろうそ △ろうくみ路傍◎ろぼう ×ろばた歪曲◎わいきょく ×わんきょく矮小◎わいしょう ×いしょう賄賂◎わいろ ×ゆうろ公魚◎わかさぎ ×こうぎょ若布◎わかめ ×わかふ病葉◎わくらば ×びょうよう若人◎わこうど △わかうど、わかびと山葵◎わさび ×やまあおい業物◎わざもの ×ぎょうぶつ態々(態態)◎わざわざ ×たいたい早生◎わせ △そうせい少し異なる喚く◎わめく ×かんく雲呑◎ワンタン ×うんのん、うんどん腕白◎わんぱく ×うでじろ項目1項目2項目3)★ -->関連ページ<難読漢字の一覧>⇒【一文字】難読漢字の一覧!⇒【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!⇒【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!⇒【動物】難読漢字の一覧!⇒【鳥】難読漢字の一覧!⇒【花・植物】難読漢字の一覧!⇒【虫】難読漢字の一覧!⇒【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!⇒【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!<読み間違えやすい漢字の一覧>⇒慣用読み(百姓読み)の一覧!<難読漢字の一覧(偏)>⇒【魚偏】難読漢字の一覧!⇒【虫偏】難読漢字の一覧!⇒【木偏】難読漢字の一覧!⇒【金偏】難読漢字の一覧!
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  • 慣用読み(百姓読み)の一覧!
    このページでは慣用読み(百姓読み)の漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(慣用読みの漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓慣用読みの漢字の読み方や意味などを簡単に表記しています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓慣用読みの漢字の読み方をザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●慣用読みの漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ慣用読み(百姓読み)の漢字※1:その漢字の本来の読み方には(本)、慣用読みには(慣)の表記をし、本来の読み方(本)の五十音順を優先しています。(慣用読みとは、”本来の読み方ではない誤った読み方が一般的に広く定着し、その誤った読み方についても正しい読み方となったもの”を意味し、「百姓読み(ひゃくしょうよみ)」とも呼ばれます)※2:一般的な使用頻度を判別しやすいように、記号(◎、○、△)で表しており、以下のような表記の仕方をしています(◎の読み方には青色マーカーをつけています)。◎:正しい読み方(一般的によく使われる)○:正しい読み方(◎の読み方よりは使われる頻度が少ない)△:正しい読み方(ほとんど使われることがない)↓ア行~【甘味処】本:あまみどころ(○)慣:かんみどころ(◎)甘味処は”餡蜜(あんみつ)やお汁粉(おしるこ)など、甘い味の菓子を提供する飲食店のこと”の意味。甘味というのは、”甘い味。また、甘い味の食べ物のこと”を意味します。【新しい】本:あらたしい(△)慣:あたらしい(◎)新しいは”今までになくて、できたり起こったりして間もないこと。使い始めて間もないこと/変更して今までと違っていること/新鮮であること”の意味。【荒らげる】本:あららげる(◎)慣:あらげる(○)荒らげるは”(声や態度などを)荒くすること。乱暴にすること”の意味。「あらげる」は、”荒げる”と表記されることが多いです。【あり得る】本:ありうる(◎)慣:ありえる(○)あり得るは”可能性がある。あっても(起きても)不思議ではない”の意味。【依存】本:いそん(○)慣:いぞん(◎)依存は”他に頼って存在していること”の意味。「依存心」「依存症」などの言葉も同様に、「いそん」「いぞん」の両方で読むことができます。【一段落】本:いちだんらく(◎)慣:ひとだんらく(○)一段落は”文章などの、一つの段落のこと/物事に一応の区切りがつくこと”の意味。【家中】本:うちじゅう(◎)慣:いえじゅう(○)家中は”家の中のこと/家族全員のこと”の意味。【大舞台】本:おおぶたい(◎)慣:だいぶたい(○)大舞台は”大きく立派な舞台のこと/俳優の優れた演技のこと/腕前を見せる晴れの場所(活躍の場所)のこと”の意味。【慮る】本:おもんぱかる(○)慣:おもんばかる(◎)慮るは”あれこれ考えること。考慮すること”の意味。例えば「将来を慮る」や「相手の立場を慮る」のように用いられます。↓カ行~【確執】本:かくしゅう(△)慣:かくしつ(◎)確執は”互いに自分の意思を主張して譲らないこと。また、そこから生じる不和(ふわ)のこと”の意味。不和というのは、”仲の悪いこと”という意味です。なので確執は、”お互いに自分の主張を譲らずに、それにより仲が悪くなったり、起こる争いのこと”を表しています。【過不足】本:かふそく(◎)慣:かぶそく(○)過不足は”多過ぎることと足りないこと”の意味。例えば「過不足なく伝える」や「過不足なく準備する」のように用いられます。【甘蔗】本:かんしゃ(△)慣:かんしょ(◎)甘蔗は”砂糖黍(サトウキビ)の別名のこと”の意味。【堪能】本:かんのう(△)慣:たんのう(◎)「かんのう」と読むと”(学問・技術など)深くその道に通じている様子。また、そのような人のこと”の意味。「深くその道に通じている」というのは、”その分野に詳しい”ということです。「たんのう」と読むと”(学問・技術など)深くその道に通じている様子。また、そのような人のこと/十分に満足すること”の意味。”十分に満足すること”は、例えば「彼は夕食を堪能(たんのう)した」のように用いられます。【忌諱】本:きき(◎)慣:きい(○)忌諱は”忌(い)み嫌うこと。嫌って避けること”の意味。例えば「社長の機嫌が悪くなったのは、彼の無礼な言動が社長の忌諱に触れてしまったのが原因だ」や「この地域ではそれは忌諱される食材だ」のように用いられます。【寄贈】本:きそう(△)慣:きぞう(◎)寄贈は”品物を贈ること”の意味。【既存】本:きそん(○)慣:きぞん(◎)既存は”既(すで)に存在していること。以前からあること”の意味。例えば「既存の建造物を有効活用する」や「そのアイデアは新しいものではなく、既存のものだ」のように用いられます。【胸腔】本:きょうこう(○)慣:きょうくう(◎)胸腔は”胸膜(きょうまく)で覆われた、胸郭(きょうかく)の内部のこと”の意味。胸郭というのは”胸部の外郭をつくる、かご状の骨格のこと”で、胸郭の内部には肺や心臓などの臓器が収められています。【矜持】本:きょうじ(◎)慣:きんじ(△)矜持は”自分の能力を信じて持つ誇りのこと”の意味。例えば「自分の矜持を守り通す」や「彼は矜持の高い人だ」のように用いられます。【共存】本:きょうぞん(○)慣:きょうぞん(◎)共存は”2つ以上のものが一緒に生存・存在すること”の意味。例えば「彼らは野生動物たちと共存関係にある」や「その国では様々な文化の人々が共存していた」のように用いられます。【拮抗】本:けっこう(△)慣:きっこう(◎)拮抗は”勢力・実力などがほぼ等しいもの同士が、互いに張り合って優劣のないこと”の意味。例えば「実力が拮抗している者同士の戦い」や「拮抗していた勢力図が彼一人の存在によって崩れ始めた」のように用いられます。【箝口】本:けんこう(△)慣:かんこう(◎)箝口は”口をつぐんでものを言わないこと。また、他人にものを言わせないこと。発言を禁止すること”の意味。箝口は一般的には「箝口令(かんこうれい)」という言葉で使われることが多く、箝口令は”ある事柄について他人に話すことを禁ずる命令のこと”を意味しています。【減殺】本:げんさい(◎)慣:げんさつ(△)減殺は”(量や程度などを)減らして少なくすること”の意味。例えば「相手の勢いを減殺する」や「興味が減殺される」のように用いられます。【現存】本:げんそん(○)慣:げんぞん(◎)現存は”現在、実際にあること。現実に存在していること”の意味。例えば「現存する最古の文献」や「現存するものはほとんどないと言われている」のように用いられます。【言質】本:げんち(◎)慣:げんしつ(△)言質は”後で証拠となる言葉のこと”の意味。「言質(げんち)を取る」のように使われることが多く、これは”証拠となる言葉を相手から引き出すこと”を意味します。【口腔】本:こうこう(○)慣:こうくう(◎)口腔は”口から喉(のど)までの間の空間のこと”の意味。【較差】本:こうさ(△)慣:かくさ(◎)較差は”2つ以上のものを比較したときの相互の差のこと”の意味。例えば「AとBの較差を修正する」や「年間の気温較差は少ない」のように用いられます。【鉱滓】本:こうし(△)慣:こうさい(◎)鉱滓は”溶鉱炉(ようこうろ)などで鉱石を溶かしたときに、表面に浮かぶ滓(かす)。スラグのこと”の意味。【攪拌】本:こうはん(△)慣:かくはん(◎)攪拌は”かき回すこと。かき混ぜること”の意味。例えば「卵を攪拌する」や「攪拌機でかき混ぜる」のように用いられます。【攪乱】本:こうらん(△)慣:かくらん(◎)攪乱は”かき乱すこと。混乱させること”の意味。例えば「情報網を攪乱する」や「敵の部隊を攪乱させる」のように用いられます。【固執】本:こしゅう(△)慣:こしつ(◎)固執は”自分の意見などを主張して曲げないこと”の意味。【御用達】本:ごようたつ(△)慣:ごようたし(◎)御用達は”宮中・官庁に物品を納めること。またそれを納める商人のこと/よく使うこと。お気に入り”の意味。例えば前者の意味は「皇室御用達とされている品々」、後者の意味は「芸能人御用達のお店」のように用いられます。↓サ行~【早急】本:さっきゅう(○)慣:そうきゅう(◎)早急は”非常に急ぐこと。また、そのさま”の意味。【撒布】本:さっぷ(△)慣:さんぷ(◎)撒布は”まき散らすこと”の意味。「さんぷ」は一般的には”散布”と表記されることがほとんどで、散布を「さっぷ」と読むことはできません。【残滓】本:ざんし(◎)慣:ざんさい(○)残滓は”残り滓(かす)のこと/古い時代・制度などの名残(なごり)のこと”の意味。例えば前者の意味は「容器の底に付いた残滓を除去する」、後者の意味は「それは旧制度の残滓だ」のように用いられます。【惨敗】本:さんぱい(△)慣:ざんぱい(◎)惨敗は”惨(みじ)めな負け方をすること。ひどい負け方をすること”の意味。【詩歌】本:しか(△)慣:しいか(◎)詩歌は”漢詩と和歌のこと/詩・和歌・俳句など、韻文(いんぶん)の総称のこと”の意味。韻文というのは、”一定の韻律(音声的な形式)を持ち、形式の整った文章のこと”を意味します。【弛緩】本:しかん(◎)慣:ちかん(△)弛緩は”緩(ゆる)むこと。だらしなくなること”の意味。例えば「筋肉が弛緩する」や「それは職場規律の弛緩による影響だ」のように用いられます。【弑逆】本:しぎゃく(○)慣:しいぎゃく(◎)弑逆は”主君や親を殺すこと”の意味。例えば「弑逆は許されないことだ」や「主君を弑逆するという暴挙にでた」のように用いられます。【識語】本:しご(△)慣:しきご(◎)識語は”写本や刊本などで、本文の前または後に、その本の由来や書写の年月日などを記したもの”の意味。特に、あとから加筆したものを指します。【施工】本:しこう(△)慣:せこう(◎)施工は”工事を行うこと”の意味。施工を「せこう」と読むことが多いのは、政策・計画などを実行するなどの意味である「施行(しこう)」と区別するためです。施工と施行は字が似ていますが、「施工は建築などの工事関係」で使用されることが多く、「施行は法律関係」で用いられます。【施行】本:しこう(◎)慣:せこう(○)施行は”政策・計画などを実行すること/法令の効力を発生させること”の意味。施行を「しこう」と読むことが多いのは、「工事を行う」という意味である「施工(せこう)」と区別するためです。施行と施工は字が似ていますが、「施行は法律関係」で使用されることが多く、「施工は建築などの工事関係」で用いられます。ただ法律関係では「執行(しっこう)」という言葉が使われることもあり、その場合は施行は「しこう」ではなく「せこう」と読むことも多いので覚えておきましょう。【施策】本:しさく(○)慣:せさく(◎)施策は”行政機関や政治家などが、ある事柄に対してとる対策や計画のこと”の意味。【舌鼓】本:したつづみ(◎)慣:したづつみ(△)舌鼓は”美味い物を食べて思わず舌を鳴らすこと”の意味。「スープの味に舌鼓を打つ」や「あまりの美味しさに舌鼓を鳴らす」のように、”舌鼓を打つ”や”舌鼓を鳴らす”の形でよく用いられます。上記のように”美味しい料理を味わった満足感を表す言葉”として使用されます。【七回忌】本:しちかいき(◎)慣:ななかいき(○)七回忌は”死後満6年目の回忌のこと”の意味。回忌は”人の死後、毎年まわってくる命日のこと”で、少しややこしいですが一回忌は”その人が亡くなった日のこと”を指しています。なので翌年の命日がきて一回忌と思われている方も多いですが、実は翌年の命日がくると二回忌(=一周忌)となります。これにより死後満7年目ではなく、死後満6年目の回忌が七回忌となるわけです。【蔗糖】本:しゃとう(△)慣:しょとう(◎)蔗糖は”砂糖黍(サトウキビ)・砂糖大根(サトウダイコン)などから抽出される糖のこと”の意味。【借問】本:しゃもん(◎)慣:しゃくもん(○)借問は”試しに問うこと。ちょっと尋ねてみること”の意味。【重用】本:じゅうよう(△)慣:ちょうよう(◎)重用は”その人を重んじて、重要な職務や地位につかせて用いること”の意味。【輸出】本:しゅしゅつ(△)慣:ゆしゅつ(◎)輸出は”自分の国の産物・製品・技術などを外国へ売り出すこと”の意味。【出生】本:しゅっしょう(◎)慣:しゅっせい(○)出生は”人がこの世に生まれること/ある土地・境遇・家柄の生まれであること”の意味。ただ出生の読み方は「しゅっせい」「しゅっしょう」どちらでも正しいとは言いましたが、戸籍や住民票などを扱う役所での読み方は「しゅっしょう」が多いです。これは昔、兵隊として戦争に行くことを「出征(しゅっせい)」と言っていたことから、出生を「しゅっせい」と読むと区別がつかなくなるという理由からきています。ですが病院や法律などにおける出生の読み方は「しゅっせい」が多く、その業界によってどちらの読み方が多いのか異なるようです。【出納】本:しゅつのう(△)慣:すいとう(◎)「しゅつのう」と読むと”金銭や物品を出し入れすること。支出と収入のこと/平安時代に役所や寺院などで物品の出し入れをしていた者のこと”の意味。「すいとう」と読むと”金銭や物品を出し入れすること。支出と収入のこと”の意味。ちなみに「すいとう」は”金銭や物品を出し入れすること。支出と収入のこと”の意味合いが強く、「しゅつのう」は”平安時代に物品の出し入れをしていた者”という意味合いが強いです。なので出納帳はお金の管理をするための帳簿のことなので、「しゅつのうちょう」とは読まずに、「すいとうちょう」と読みます。【輸入】本:しゅにゅう(△)慣:ゆにゅう(◎)輸入は”外国から産物・製品・技術などを買い入れること”の意味。【憧憬】本:しょうけい(◎)慣:どうけい(○)憧憬は”憧(あこが)れること”の意味。例えば「彼への激しい憧憬を抱いていた」や「彼女は皆の憧憬の的になっている」のように用いられます。【消耗】本:しょうこう(△)慣:しょうもう(◎)消耗は”使って減ること。使ってなくなること/体力や気力を使い果たすこと”の意味。【情緒】本:じょうしょ(△)慣:じょうちょ(◎)情緒は”対象への特別な感情や味わい。また、その雰囲気のこと/一時的で急激な感情の動きのこと”の意味。例えば前者の意味は「異国の情緒があふれている」、後者の意味は「彼は情緒不安定な人だ」のように用いられます。【秤量】本:しょうりょう(△)慣:ひょうりょう(◎)秤量は”秤(はかり)にかけて、重さをはかること/(転じて)物事の多少・軽重などを考え合わせること”の意味。例えば前者の意味は「それは秤量30キログラムだ」、後者の意味は「両者の立場を秤量する」のように用いられます。【女王】本:じょおう(○)慣:じょうおう(◎)女王は”女性の君主のこと/王の妃(きさき)のこと/ある分野における第一人者の女性のこと”の意味。”ある分野における第一人者の女性のこと”は、例えば「演歌の女王」や「クイズの女王」のように用いられます。【緒言】本:しょげん(○)慣:ちょげん(◎)緒言は”前書き。序文のこと”の意味。【浸漬】本:しんし(△)慣:しんせき(◎)浸漬は”液体に浸(ひた)すこと。また、水が浸透すること/思想や噂(うわさ)などが次第に浸透していくこと”の意味。例えば前者の意味は「これは何時間も水に浸漬させたものだ」、後者の意味は「彼らはあいつの考えに浸漬されている」のように用いられます。【垂涎】本:すいぜん(◎)慣:すいえん(△)垂涎は”食べたくて思わず涎(よだれ)を垂らすこと/ある物を非常に強く欲しがること”の意味。例えば前者の意味は「垂涎の思いで料理を眺める」、後者の意味は「それらはマニア垂涎の的となっている」のように用いられます。【正鵠】本:せいこく(◎)慣:せいこう(△)正鵠は”弓の的(まと)の中心にある黒点のこと/物事の急所・要点のこと”の意味。例えば後者の意味は「その言葉は正鵠を得たものであった」のように用いられます。【刺客】本:せっかく(△)慣:しかく(◎)刺客は”暗殺を行う人のこと”の意味。【截然】本:せつぜん(◎)慣:さいぜん(△)截然は”崖や岩壁などが切り立っているさま/物事の区別がはっきりしているさま”の意味。例えば「両者には截然たる差がある」や「それらを截然と区別する」のような使い方で用いられます。一般的には截然は後者の意味で用いられることが多く、どちらの例文も”物事の区別がはっきりしているさま”の意味で使用しています。【相殺】本:そうさい(◎)慣:そうさつ(△)「そうさい」と読むと”互いに差し引いて打ち消し合うこと。帳消しにすること”の意味。「そうさつ」と読むと”互いに差し引いて打ち消し合うこと。帳消しにすること/お互いに殺し合うこと”の意味。【遡及(溯及)】本:そきゅう(◎)慣:さっきゅう(△)遡及は”過去に遡(さかのぼ)ること”の意味。例えば「3年前まで遡及して適用する」や「遡及して支払われる予定」のように用いられます。↓タ行~【体腔】本:たいこう(◎)慣:たいくう(○)体腔は”動物の体壁(たいへき)と内臓との間にある隙間(すきま)のこと”の意味。【対蹠】本:たいせき(◎)慣:たいしょ(○)対蹠は”(「蹠」は足の裏の意)向かい合わせた足の裏のように、2つの物事が全く反対(正反対)の関係にあること”の意味。例えば「その結果は明確に対蹠を示している」や「対蹠的と言えるほど性格の異なる2人」のように用いられます。【代替】本:だいたい(◎)慣:だいがえ(○)代替は”他の物で代えること”の意味。例えば「代替品をご用意いたします」や「このタブレットはスマホの代替で使っている」のように用いられます。【端緒】本:たんしょ(○)慣:たんちょ(◎)端緒は”物事の糸口。手がかり”の意味。例えば「問題解決の端緒をつかむ」や「あの時の経験が起業の端緒となった」のように用いられます。【貪欲】本:たんよく(△)慣:どんよく(◎)貪欲は”非常に欲の深いこと”の意味。【乳離れ】本:ちばなれ(○)慣:ちちばなれ(◎)乳離れは”乳児が成長して乳を飲まなくなること。また、その時期のこと/成長して親などに頼らず自分一人で行動できるようになること”の意味。例えば後者の意味は「乳離れできていない学生が多いように感じる」のように用いられます。【茶道】本:ちゃどう(○)慣:さどう(◎)茶道は”湯を沸かし、茶を点(た)て、茶をふるまう行為。また、その様式のこと”の意味。昔は「茶頭(さどう)」と呼ばれる”茶事をつかさどっている師匠”がいて、その茶頭と混同しないように「茶道(ちゃどう)」と読まれていました。いま現在において一般的には「さどう」と読まれることが多いですが、茶道関係の言葉はほとんどが「ちゃ」の方で読まれています。【稠密】本:ちゅうみつ(◎)慣:ちょうみつ(△)稠密は”一つのところに多く集まっていること。また、そのさま”の意味。例えば「都市部に人口が稠密している」や「樹木が稠密に生い茂っている」のように用いられます。【掉尾】本:ちょうび(○)慣:とうび(◎)掉尾は”物事が最後になって勢いが盛んになること/最後のこと”の意味。例えば「これが掉尾だと思って挑戦する」や「大会の掉尾を飾るにふさわしい試合だった」のように用いられます。一般的には掉尾は「最後のこと」の意味で使われることが多く、どちらの例文も「最後のこと」の意味で使用しています。後者の例文の”掉尾を飾る”というのはことわざで、これは「物事の最後を立派に締めくくること」の意味として使用されます。(”「ちょうび」を飾る”と読むことが多いですが、”「とうび」を飾る”と読んでも間違いではありません)【貼付】本:ちょうふ(◎)慣:てんぷ(○)貼付は”貼り付けること”の意味。一般的には「ちょうふ」は”貼付”、「てんぷ」は”添付”と表記されることがほとんどです。「はりつけ」と読む人も多いですが、貼付を「はりつけ」と読むのは間違いです。”貼り付け”や”貼付け”と書いてある場合なら、「はりつけ」と読むのが正しいです。例えば「封筒に切手を貼付する」や「履歴書に証明写真を貼付する」のように用いられます。【重複】本:ちょうふく(◎)慣:じゅうふく(○)重複は”同じ物事が重なること”の意味。例えば「これは重複した表現だ」や「語句の重複を避ける」のように用いられます。【直截】本:ちょくせつ(◎)慣:ちょくさい(△)直截は”ためらわず、すぐに判断を下すこと/まわりくどくなく、きっぱりしていること”の意味。例えば前者の意味は「それは直截かつ合理的な処置であった」、後者の意味は「彼らしい直截な表現だ」のように用いられます。【続柄】本:つづきがら(○)慣:ぞくがら(◎)続柄は”親族としての相互の関係のこと”の意味。例えば書類などで続柄を表記する欄がありますが、自分を指す場合は「本人」で、両親を指す場合は「父・母」と書きます。他に兄弟・姉妹がいるのであれば、「兄・弟・姉・妹」のように書き、配偶者であれば「夫・妻」のように書くことになります。このような親族との関係(父・兄・妹など)のことを続柄と言います。【捏造】本:でつぞう(△)慣:ねつぞう(◎)捏造は”実際にはないことを、実際にあったことのように偽って作り上げること”の意味。【点綴】本:てんてい(○)慣:てんせつ(△)、てんてつ(◎)点綴は”物がほどよく散らばっていて全体の調和がとれていること/散らばっているものをひとつひとつ綴(つづ)り合わせること”の意味。「てんせつ」「てんてつ」は、両方とも「てんてい」の慣用読みになります。例えば前者の意味は「広い平地に民家が点綴している」、後者の意味は「美しい言葉を点綴する」のように用いられます。【偸盗】本:とうとう(△)慣:ちゅうとう(◎)偸盗は”物を盗むこと。また、物を盗む人のこと”の意味。例えば「彼は名高い偸盗の一人だ」や「それは偸盗の道具として使われる」のように用いられます。【呶呶(呶々)】本:どうどう(△)慣:どど(◎)呶呶は”くどくど言うこと”の意味。例えば「呶呶を費やす」や「呶呶を要せず」のように用いられます。【読本】本:とくほん(◎)慣:どくほん(○)読本は”教科書のこと/一般向きの入門書や解説書のこと”の意味。↓ナ行~【肉汁】本:にくじゅう(◎)慣:にくじる(○)肉汁は”肉からしぼり取った液のこと/鳥獣の肉を煮出した液のこと/肉を焼いたときにしみ出る汁のこと”の意味。【飲み代】本:のみしろ(△)慣:のみだい(◎)飲み代は”酒を飲む代金のこと”の意味。↓ハ行~【莫逆】本:ばくげき(○)慣:ばくぎゃく(◎)莫逆は”非常に親しい間柄(あいだがら)のこと”の意味。例えば「莫逆の友情を結ぶ」や「彼とは莫逆の仲である」のように用いられます。【白夜】本:はくや(△)慣:びゃくや(◎)白夜は”北極または南極に近い地方で、夏頃に太陽が地平線近くに沈むために、日没から日の出までの間、空が薄明るくなる現象のこと”の意味。【発足】本:はっそく(△)慣:ほっそく(◎)発足は”団体や組織などが作られ、活動を始めること/出発や門出(かどで)のこと”の意味。一般的には発足は前者の意味で使われることがほとんどで、例えば「大学で新しいサークルを発足する」のように用いられます。【比較】本:ひこう(△)慣:ひかく(◎)比較は”他のものと比べること。比べ合わせること”の意味。【鼻腔】本:びこう(○)慣:びくう(◎)鼻腔は”鼻の穴の中のこと”の意味。【必須】本:ひっしゅ(△)慣:ひっす(◎)必須は”必ずなくてはならないこと。必ず要(い)ること”の意味。【他人事】本:ひとごと(◎)慣:たにんごと(△)他人事は”自分には関係のないこと。他人に関すること”の意味。例えば「彼は他人事のように感じている」や「今回の事故は決して他人事ではない」のように用いられます。「他人事ではない」というのは、つまり”他の人だけの問題ではなく、自分にも関係すること”という意味です。【被覆】本:ひふう(△)慣:ひふく(◎)被覆は”覆い被(かぶ)せること”の意味。例えば「被覆用の素材を購入する」や「銅線をビニールで被覆する」のように用いられます。【稟議】本:ひんぎ(△)慣:りんぎ(◎)稟議は”官庁・会社などで、会議を開く手間を省(はぶ)くために、係の者が案を作成して関係者に回覧し、承認を求めること”の意味。稟議のための書類(=起案書)のことを「稟議書(りんぎしょ)」と言います。(稟議書は「りんぎしょ」と読み、「ひんぎしょ」と読むことはほとんどありません)例えば「全員の稟議が終了していない」や「その稟議が決裁された」のように用いられます。【分泌】本:ぶんぴつ(◎)慣:ぶんぴ(△)分泌は”細胞が生体にとって、特殊な用途をもつ生産物を排出すること”の意味。【紊乱】本:ぶんらん(△)慣:びんらん(◎)紊乱は”秩序(ちつじょ)などが乱れること。また、乱すこと”の意味。例えば「一国の紊乱を正すために動く」や「秩序の紊乱は今に始まったことではない」のように用いられます。【放縦】本:ほうしょう(○)慣:ほうじゅう(◎)放縦は”勝手気ままなこと。また、そのさま”の意味。例えば「放縦な人生を送ってきた」や「放縦な人ほどそのように考える」のように用いられます。↓マ行~【免れる】本:まぬかれる(○)慣:まぬがれる(◎)免れるは”好ましくない事柄などから逃れること”の意味。【未曾有】本:みぞうう(△)慣:みぞう(◎)未曾有は”昔から今までに、一度もないこと”の意味。未曾有というのは、「未(いま)だ、曾(かつ)て、有(あ)らず」を略したものになります。例えば「未曾有の大災害」や「未曾有の危機が迫っている」のように用いられます。↓ヤ行~【由緒】本:ゆしょ(△)慣:ゆいしょ(◎)由緒は”物事の起こりや今に至るまでの筋道(すじみち)のこと/長い歴史を経(へ)て作り上げられた格式のこと”の意味。例えば前者の意味は「その品の由緒は不明だ」、後者の意味は「彼は由緒ある家柄の子だ」のように用いられます。【湧出】本:ようしゅつ(△)慣:ゆうしゅつ(◎)湧出は”(水・温泉・石油などが)地中から湧き出ること”の意味。【世論】本:よろん(◎)慣:せろん(○)世論は”ある社会の問題について、世間の人々が持っている意見のこと”の意味。例えば「世論調査が実施された」や「この改革は世論を反映させている」のように用いられます。↓ラ行~【乱世】本:らんせい(○)慣:らんせ(◎)乱世は”秩序(ちつじょ)が乱れて戦乱や騒動などの絶えない世の中のこと”の意味。【漏洩】本:ろうせつ(△)慣:ろうえい(◎)漏洩は”秘密などが漏(も)れること。また、秘密などを漏らすこと”の意味。↓ワ行~慣用読みの漢字(一覧表)※1:その漢字の本来の読み方には(本)、慣用読みには(慣)の表記をし、本来の読み方(本)の五十音順を優先しています。(慣用読みとは、”本来の読み方ではない誤った読み方が一般的に広く定着し、その誤った読み方についても正しい読み方となったもの”を意味し、「百姓読み(ひゃくしょうよみ)」とも呼ばれます)※2:一般的な使用頻度を判別しやすいように、記号(◎、○、△)で表しており、以下のような表記の仕方をしています(◎の読み方には青色マーカーをつけています)。◎:正しい読み方(一般的によく使われる)○:正しい読み方(◎の読み方よりは使われる頻度が少ない)△:正しい読み方(ほとんど使われることがない)漢字読み方備考欄甘味処本:あまみどころ(○) 慣:かんみどころ(◎)新しい本:あらたしい(△) 慣:あたらしい(◎)荒らげる本:あららげる(◎) 慣:あらげる(○)「あらげる」は、”荒げる”と表記されることが多いあり得る本:ありうる(◎) 慣:ありえる(○)依存本:いそん(○) 慣:いぞん(◎)「依存心」「依存症」なども同様に、「いそん」「いぞん」の両方で読むことができる一段落本:いちだんらく(◎) 慣:ひとだんらく(○)家中本:うちじゅう(◎) 慣:いえじゅう(○)大舞台本:おおぶたい(◎) 慣:だいぶたい(○)慮る本:おもんぱかる(○) 慣:おもんばかる(◎)確執本:かくしゅう(△) 慣:かくしつ(◎)過不足本:かふそく(◎) 慣:かぶそく(○)甘蔗本:かんしゃ(△) 慣:かんしょ(◎)甘蔗は、「砂糖黍(サトウキビ)」の別名堪能本:かんのう(△) 慣:たんのう(◎)「かんのう」と「たんのう」で意味が少し異なる忌諱本:きき(◎) 慣:きい(○)寄贈本:きそう(△) 慣:きぞう(◎)既存本:きそん(○) 慣:きぞん(◎)胸腔本:きょうこう(○) 慣:きょうくう(◎)矜持本:きょうじ(◎) 慣:きんじ(△)共存本:きょうそん(○) 慣:きょうぞん(◎)拮抗本:けっこう(△) 慣:きっこう(◎)箝口本:けんこう(△) 慣:かんこう(◎)「箝口令(かんこうれい)」という言葉で用いられることが多い減殺本:げんさい(◎) 慣:げんさつ(△)現存本:げんそん(○) 慣:げんぞん(◎)言質本:げんち(◎) 慣:げんしつ(△)口腔本:こうこう(○) 慣:こうくう(◎)較差本:こうさ(△) 慣:かくさ(◎)鉱滓本:こうし(△) 慣:こうさい(◎)攪拌本:こうはん(△) 慣:かくはん(◎)攪乱本:こうらん(△) 慣:かくらん(◎)固執本:こしゅう(△) 慣:こしつ(◎)御用達本:ごようたつ(△) 慣:ごようたし(◎)早急本:さっきゅう(○) 慣:そうきゅう(◎)撒布本:さっぷ(△) 慣:さんぷ(◎)「さんぷ」は”散布”と表記されることがほとんどで、散布を「さっぷ」と読むことはできない残滓本:ざんし(◎) 慣:ざんさい(○)惨敗本:さんぱい(△) 慣:ざんぱい(◎)詩歌本:しか(△) 慣:しいか(◎)弛緩本:しかん(◎) 慣:ちかん(○)弑逆本:しぎゃく(○) 慣:しいぎゃく(◎)識語本:しご(△) 慣:しきご(◎)施工本:しこう(△) 慣:せこう(◎)施行本:しこう(◎) 慣:せこう(○)施策本:しさく(○) 慣:せさく(◎)舌鼓本:したつづみ(◎) 慣:したづつみ(△)七回忌本:しちかいき(◎) 慣:ななかいき(○)蔗糖本:しゃとう(△) 慣:しょとう(◎)借問本:しゃもん(◎) 慣:しゃくもん(○)重用本:じゅうよう(△) 慣:ちょうよう(◎)輸出本:しゅしゅつ(△) 慣:ゆしゅつ(◎)出生本:しゅっしょう(◎) 慣:しゅっせい(○)出納本:しゅつのう(△) 慣:すいとう(◎)「しゅつのう」と「すいとう」で意味が少し異なる輸入本:しゅにゅう(△) 慣:ゆにゅう(◎)憧憬本:しょうけい(◎) 慣:どうけい(○)消耗本:しょうこう(△) 慣:しょうもう(◎)情緒本:じょうしょ(△) 慣:じょうちょ(◎)秤量本:しょうりょう(△) 慣:ひょうりょう(◎)女王本:じょおう(○) 慣:じょうおう(◎)緒言本:しょげん(○) 慣:ちょげん(◎)浸漬本:しんし(△) 慣:しんせき(◎)垂涎本:すいぜん(◎) 慣:すいえん(△)正鵠本:せいこく(◎) 慣:せいこう(△)刺客本:せっかく(△) 慣:しかく(◎)截然本:せつぜん(◎) 慣:さいぜん(△)相殺本:そうさい(◎) 慣:そうさつ(△)「そうさい」と「そうさつ」で意味が少し異なる遡及(溯及)本:そきゅう(◎) 慣:さっきゅう(△)体腔本:たいこう(◎) 慣:たいくう(○)対蹠本:たいせき(◎) 慣:たいしょ(○)代替本:だいたい(◎) 慣:だいがえ(○)端緒本:たんしょ(○) 慣:たんちょ(◎)貪欲本:たんよく(△) 慣:どんよく(◎)乳離れ本:ちばなれ(○) 慣:ちちばなれ(◎)茶道本:ちゃどう(○) 慣:さどう(◎)稠密本:ちゅうみつ(◎) 慣:ちょうみつ(△)掉尾本:ちょうび(○) 慣:とうび(◎)貼付本:ちょうふ(◎) 慣:てんぷ(○)重複本:ちょうふく(◎) 慣:じゅうふく(○)直截本:ちょくせつ(◎) 慣:ちょくさい(△)続柄本:つづきがら(○) 慣:ぞくがら(◎)捏造本:でつぞう(△) 慣:ねつぞう(◎)点綴本:てんてい(○) 慣:てんせつ(△),てんてつ(◎)「てんせつ」「てんてつ」は、両方とも「てんてい」の慣用読み偸盗本:とうとう(△) 慣:ちゅうとう(◎)呶呶(呶々)本:どうどう(△) 慣:どど(◎)読本本:とくほん(◎) 慣:どくほん(○)肉汁本:にくじゅう(◎) 慣:にくじる(○)飲み代本:のみしろ(△) 慣:のみだい(◎)莫逆本:ばくぎゃく(○) 慣:ばくげき(◎)白夜本:はくや(△) 慣:びゃくや(◎)発足本:はっそく(△) 慣:ほっそく(◎)比較本:ひこう(△) 慣:ひかく(◎)鼻腔本:びこう(○) 慣:びくう(◎)必須本:ひっしゅ(△) 慣:ひっす(◎)他人事本:ひとごと(◎) 慣:たにんごと(△)被覆本:ひふう(△) 慣:ひふく(◎)稟議本:ひんぎ(△) 慣:りんぎ(◎)分泌本:ぶんぴつ(◎) 慣:ぶんぴ(△)紊乱本:ぶんらん(△) 慣:びんらん(◎)放縦本:ほうしょう(○) 慣:ほうじゅう(◎)免れる本:まぬかれる(○) 慣:まぬがれる(◎)未曾有本:みぞうう(△) 慣:みぞう(◎)由緒本:ゆしょ(△) 慣:ゆいしょ(◎)湧出本:ようしゅつ(△) 慣:ゆうしゅつ(◎)世論本:よろん(◎) 慣:せろん(○)乱世本:らんせい(○) 慣:らんせ(◎)漏洩本:ろうせつ(△) 慣:ろうえい(◎)項目1項目2項目3)★ -->関連ページ<難読漢字の一覧>⇒【一文字】難読漢字の一覧!⇒【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!⇒【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!⇒【動物】難読漢字の一覧!⇒【鳥】難読漢字の一覧!⇒【花・植物】難読漢字の一覧!⇒【虫】難読漢字の一覧!⇒【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!⇒【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!<読み間違えやすい漢字の一覧>⇒読み間違えやすい漢字一覧!<難読漢字の一覧(偏)>⇒【魚偏】難読漢字の一覧!⇒【虫偏】難読漢字の一覧!⇒【木偏】難読漢字の一覧!⇒【金偏】難読漢字の一覧!
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  • 【魚偏】難読漢字の一覧!
    このページでは魚偏の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(魚偏の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓魚偏の難読漢字の読み方や意味、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓魚偏の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●魚偏の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ魚偏の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【魦(鱊)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(魚偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【浅蜊(鯏・蜊)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【浅蜊(鯏・蜊)】読み方:アサリ※上は浅蜊(一種)の写真浅蜊というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科アサリ属に分類される二枚貝の一種/アサリ属に分類される二枚貝の総称”。”鯏”は「ウグイ」と読むこともできます。【鯵(鰺)】読み方:アジ※上は真鯵(マアジ)の写真鯵というのは、”スズキ目アジ科に分類される海水魚の総称”。鯵というと、一般的には「真鯵(マアジ)」を指すことが多いです。【鯇】読み方:アメノウオ鯇というのは、”琵琶鱒(ビワマス:標準和名)の別名”。琵琶鱒は”サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に分類される淡水魚。山女魚(ヤマメ)の亜種”を指します。琵琶鱒は、琵琶湖とその周辺河川に分布しており、「山女魚(ヤマメ)」の亜種に分類されています。【鮎】読み方:アユ鮎というのは、”キュウリウオ目キュウリウオ科アユ属に分類される淡水魚の一種”。綺麗な水を好み、その見た目の美しさから「清流の女王」とも呼ばれています。【鮑(蚫・鰒)】読み方:アワビ※上は黒鮑(クロアワビ)の写真鮑というのは、”ミミガイ科に分類される大型の巻貝の総称”。高級食材として知られ、コリコリとした食感が特徴的です。”鰒”は「フグ」と読むこともできます。【烏賊(魷)】読み方:イカ※上は槍烏賊(ヤリイカ)の写真烏賊というのは、”コウイカ目とツツイカ目に分類される軟体動物の総称”。【魦(鱊)】読み方:イサザ魦というのは、”スズキ目ハゼ科ウキゴリ属に分類される淡水魚の一種”。【海豚(鯆)】読み方:イルカ※上は半道海豚(ハンドウイルカ)の写真海豚というのは、”鯨偶蹄目に分類される鯨類のうち、小型の種の総称”。海豚というと、一般的には「半道海豚(ハンドウイルカ:標準和名)」を指すことが多いです。半道海豚は、別名で「坂東海豚(バンドウイルカ)」とも呼ばれ、一般的には坂東海豚と呼ばれることが多いです。海豚(イルカ)と鯨(クジラ)は分類学的には明確には区別されておらず、一般的には体長4~5m以下のものを海豚と呼び、それ以上の体長のものを鯨と呼ぶことが多いです。【鰯(鰛・鰮)】読み方:イワシ※上は真鰯(マイワシ)の写真鰯というのは、”ニシン目に分類される海水魚のうち、真鰯(マイワシ)・潤目鰯(ウルメイワシ)・片口鰯(カタクチイワシ)の総称”。鰯というと、一般的には「真鰯(マイワシ)」を指すことが多いです。【浮き袋(鰾)】読み方:うきぶくろ浮き袋というのは、”硬骨魚類が持っている、内部に気体の入った袋状の器官”。浮き袋は、浮力の調整などをするために用いられます。【石斑魚(鯎・鯏)】読み方:ウグイ石斑魚というのは、”コイ目コイ科ウグイ属に分類される淡水魚の一種”。基本的には淡水魚(淡水型)ですが、中には海に下る降海型もいます。”鯏”は「アサリ」と読むことが多いです。【鱓】読み方:ウツボ※上は鱓(一種)の写真鱓というのは、”ウツボ目ウツボ科ウツボ属に分類される海水魚の一種/ウナギ目ウツボ科に分類される海水魚の総称”。鋭い歯と大きな口が特徴的で、細長い体が、矢を入れる容器である「靫(うつぼ)」に似ていることから名付けられました。【鰻】読み方:ウナギ※上は日本鰻(ニホンウナギ)の写真鰻というのは、”ウナギ科ウナギ属に分類される回遊魚の総称”。日本で主に食べられているのは日本鰻で、鰻というと一般的には「日本鰻(ニホンウナギ)」のことを指します。【鱗】読み方:うろこ鱗というのは、”生物(特に、魚類・爬虫類など)の体表を覆って保護している硬い薄片”。【鱏(鱝・鰩)】読み方:エイ※上は赤鱏(アカエイ)の写真※上は赤鱏(腹側)の写真鱏というのは、”板鰓亜綱(ばんさいあこう)に分類される軟骨魚類のうち、鰓(えら)が体の下面に開くものの総称”。”板鰓亜綱に属する軟骨魚類のうち、鰓が体の側面に開くものの総称のこと”を「鮫(サメ)」と言います。”鰩”は「トビウオ」と読むこともできます。【鱛】読み方:エソ※上は真鱛(マエソ)の写真鱛というのは、”ヒメ目エソ科に分類される海水魚の総称”。【斉魚(鱭)】読み方:エツ斉魚というのは、”ニシン目カタクチイワシ科エツ属に分類される海水魚の一種”。【海老(蝦・鰕)】読み方:エビ※上は車海老(クルマエビ)の写真海老というのは、”甲殻類十脚目(エビ目)に分類される長尾類の総称”。海老(エビ)や蟹(カニ)の殻には「アスタキサンチン」という赤い色素が含まれていて、その赤い色素はタンパク質と結合していて、赤い色素は隠れてしまっています。ですが、この結合は加熱することで分解され、茹(ゆ)でたり焼いたりすることで赤い色素が現れて赤色に変化します。【鰓】読み方:えら鰓というのは、”水中に棲(す)む動物の呼吸器官”。鰓による呼吸様式のことを「鰓呼吸(えらこきゅう)」と呼び、鰓蓋(えらぶた)と呼ばれる骨質の薄い板に鰓が保護されていて、呼吸運動に合わせて鰓蓋を開閉させて呼吸します。(サメ・エイなどには鰓蓋がないため、外側から鰓を確認することができます)魚類の鰓は櫛(くし)の歯のような形状のものに毛細血管が分布していて、これに触れる水中の溶存酸素を取り込み、二酸化炭素を排出します。反対に人間などの陸上動物が行う呼吸様式のことを「肺呼吸(はいこきゅう)」と呼びます。肺呼吸は、肺によって空気中の酸素を血液中に取り込み、二酸化炭素を体外へと排出する呼吸様式になります。【魞】読み方:えり魞というのは、”河川・湖沼などで、葦簀(よしず)や竹垣(たけがき)を迷路状に立てて、魚を誘導して捕らえる定置漁具の一種”。【鮱】読み方:オオボラ※上は鯔(ボラ)の写真鮱というのは、”鯔(ボラ)の成長しきったもの。鯔(トド)のこと”。”鯔”は「ボラ」「トド」「イナ」と読むことができます。↓カ行~【梅花皮(鰄)】読み方:かいらぎ※上は梅花皮(後者の意味)の皿の写真梅花皮というのは、”サメ類の背の中央部分の皮のこと/陶磁器などで、釉(うわぐすり)が焼成(しょうせい)不十分のために溶けきらず、さめはだ状に縮れた状態のこと”。前者の意味は、硬い粒状の梅の花の形をした突起があり、刀剣の鞘(さや)・柄(つか)などの装飾に用いられます。後者の意味の釉というのは、”素焼きの陶磁器の表面にかけて焼き、艶(つや)を出させるガラス質の物質のこと”を指します。焼成すると薄い層を作って、割れにくくしたり、吸水を防いだり、光沢(こうたく)や味わいを出します。焼成というのは”原料を高熱で焼いて性質を変化させること”で、例えば粘土を窯(かま)で焼いて石質にしたり、タイルを窯で焼いて硬質化させることなどがあります。【鰍(杜父魚・鮖)】読み方:カジカ※上は鰍(一種)の写真鰍というのは、”スズキ目カジカ科カジカ属に分類される淡水魚の一種/スズキ目カジカ科に属する魚類の総称”。前者の意味の鰍(標準和名)は、別名で「鮴(ゴリ)」とも呼ばれています。【数の子(鯑)】読み方:かずのこ数の子というのは、”鰊(ニシン)の卵巣を塩漬けまたは乾燥させた食品”。【鰹】読み方:カツオ鰹というのは、”スズキ目サバ科カツオ属に分類される海水魚の一種”。鰹の魚肉を煮熟(しゃじゅく)(煮詰めること)させてから乾燥させた食品のことを「鰹節(かつおぶし)」、それを薄く削ったものを「削り節(けずりぶし)」と呼びます。【魳】読み方:カマス※上は赤魳(アカカマス)の写真魳というのは、”スズキ目カマス科に分類される海水魚の総称”。「赤魳(アカカマス)」は、日本で最も一般的な魳になります。【唐墨(鱲)】読み方:からすみ唐墨というのは、”鯔(ボラ)の卵巣を塩漬けして乾燥させた食品のこと”。長崎県が有名な産地で、雲丹(うに)・海鼠腸(このわた)と並んで日本三大珍味と言われています。【鰈(鰔)】読み方:カレイ※上は真鰈(マガレイ)の写真鰈というのは、”カレイ目カレイ科に分類される海水魚の総称”。鰈は鮃(ヒラメ)とよく間違えられますが、それぞれの口を見て判断するのが分かりやすいです。鮃は口が大きくて歯が尖っていますが、鰈は口が小さい、という違いがあります。【鱚】読み方:キス※上は白鱚(シロギス)の写真鱚というのは、”スズキ目キス科に分類される海水魚の総称”。【鯨】読み方:クジラ※上は座頭鯨(ザトウクジラ)の写真鯨というのは、”鯨偶蹄目に分類される鯨類のうち、大型の種の総称”。鯨(クジラ)と海豚(イルカ)は分類学上、明確には区別されておらず、一般的には体長4~5m以下のものを海豚、それ以上の体長のものを鯨と呼ぶことが多いです。【鯉】読み方:コイ鯉というのは、”コイ目コイ科コイ属に分類される淡水魚の一種”。※上は錦鯉(ニシキゴイ)の写真観賞用に改良された品種のことを総称して「錦鯉(ニシキゴイ)」と呼びます。【鯒】読み方:コチ※上は真鯒(マゴチ)の写真鯒というのは、”スズキ目コチ科に分類される海水魚の総称”。鯒というと、一般的には「真鯒(マゴチ)」のことを指します。【鮗(鰶・鯯・鱅)】読み方:コノシロ鮗というのは、”ニシン目ニシン科コノシロ属に分類される海水魚の一種”。”鰶”は「サンマ」と読むこともできます。【鮴】読み方:ゴリ(メバル)※上は鰍(カジカ:一種)の写真※上は鈍甲(ドンコ)の写真※上は葦登(ヨシノボリ)の写真※上は知知武(チチブ)の写真鮴を「ゴリ」と読むと”鰍(カジカ:標準和名)の別名/地方での鈍甲(ドンコ)・葦登(ヨシノボリ)・知知武(チチブ)などの総称”の意味。鰍(カジカ)は”スズキ目カジカ科カジカ属に分類される淡水魚の一種/スズキ目カジカ科に属する魚類の総称”を指します。※上は白眼張(シロメバル)の写真鮴を「メバル」と読むと”カサゴ目メバル科メバル属に分類される海水魚の総称”の意味。「メバル」は鮴の他にも”眼張”と書き表され、一般的には”眼張”と表記されることが多いです。↓サ行~【鮭(石桂魚・鯹)】読み方:サケ※上は鮭(一種)の写真鮭というのは、”サケ目サケ科サケ属に分類される海水魚の一種/サケ目サケ科に分類される海水魚の総称”。前者の意味の鮭(標準和名)は、別名で「白鮭(シロザケ)」とも呼ばれています。鮭と鱒(マス)はどちらも「サケ目サケ科」に分類され、両者に明確な違いはなく、ここでは主に名称で分けています。【鯖】読み方:サバ※上は真鯖(マサバ)の写真鯖というのは、”スズキ目サバ科サバ属・グルクマ属・ニジョウサバ属に分類される海水魚の総称”。鯖というと、一般的には「真鯖(マサバ)」を指すことが多いです。【鮫】読み方:サメ※上は頬白鮫(ホオジロザメ)の写真鮫というのは、”板鰓亜綱(ばんさいあこう)に属する軟骨魚類のうち、鰓(えら)が体の側面に開くものの総称”。ちなみに”板鰓亜綱に属する軟骨魚類のうち、鰓が体の下面に開くものの総称”を「鱏(エイ)」と言います。【細魚(針魚・鱵)】読み方:サヨリ※上は細魚(一種)の写真細魚というのは、”ダツ目サヨリ科サヨリ属に分類される海水魚の一種/ダツ目サヨリ科に分類される魚類の総称”。【鰆】読み方:サワラ※上は鰆(一種)の写真※上は青箭魚(サゴシ)の写真鰆というのは、”サバ目サバ科サワラ属に分類される海水魚の一種/サバ目サバ科サワラ属に分類される海水魚の総称”。鰆は出世魚(しゅっせうお)で、全長50cm未満のものを「青箭魚(サゴシ)」、50cm以上60cm未満のものを「柳(ヤナギ)」、60cm以上のものを「鰆(サワラ)」と言います。【山椒魚(鯢)】読み方:サンショウウオ※上は大山椒魚(オオサンショウウオ)の写真山椒魚というのは、”有尾目(サンショウウオ目)サンショウウオ科・オオサンショウウオ科などに分類される両生類の総称”。※上は墨西哥鯢(メキシコサンショウウオ)の写真※上は墨西哥鯢(白変種)(一般的には「ウーパールーパー」)の写真ちなみに墨西哥鯢(メキシコサンショウウオ)の白変種の個体は、一般的には別名で「ウーパールーパー」、他には個体に関係なく「メキシコサラマンダー」とも呼ばれています。【鱰】読み方:シイラ鱰というのは、”スズキ目シイラ科シイラ属に分類される海水魚の一種”。鱰(標準和名)は、高級魚として扱われ、ハワイや日本で「マヒマヒ」の別名で呼ばれています。【鯱】読み方:シャチ、しゃちほこ※上は鯱(シャチ)の写真※上は鯱(しゃちほこ)の写真鯱を「シャチ」と読むと”鯨偶蹄目マイルカ科シャチ属に分類される哺乳類の一種”の意味。鯱を「しゃちほこ」と読むと”空想上の海獣のこと/(前者の意味の)海獣をかたどった魔除(まよ)けの飾りのこと”の意味。前者の意味は、頭は虎に似ていて、背にトゲがあり、尾は空に向かって反り返っています。後者の意味は、城などの屋根の大棟(おおむね)の両端につけ、木・石・金属・瓦(かわら)などで作られます。【介党鱈(鯳)】読み方:スケトウダラ介党鱈というのは、”タラ目タラ科スケトウダラ属に分類される海水魚の一種”。「スケトウダラ」(標準和名)は、別名で「介宗鱈(助惣鱈):(スケソウダラ)」とも呼ばれています。介党鱈のすり身は、蒲鉾(かまぼこ)・竹輪(ちくわ)などの練り製品の主原料となり、卵巣は「鱈子(たらこ)」「辛子明太子(からしめんたいこ)」に用いられます。【寿司(鮨・鮓)】読み方:すし寿司というのは、”酢飯に魚介類などを組み合わせた日本料理”。寿司における酢飯のことを「シャリ」、酢飯の上に乗っている食材のことを「ネタ」と呼びます。【鱸】読み方:スズキ※上は鱸(一種)の写真鱸というのは、”スズキ目スズキ科スズキ属に分類される海水魚の一種/スズキ目スズキ科スズキ属に分類される海水魚の総称”。前者の意味の鱸(標準和名)は、別名で「丸鱸(マルスズキ)」とも呼ばれています。鱸は出世魚(しゅっせうお)で、幼魚を「コッパ」、全長20cm~40cm未満のものを「鮬(セイゴ)」、全長40cm~60cm未満のものを「福子(フッコ)」、それ以上の大きさのものを「鱸(スズキ)」と呼んでいます。【鯐】読み方:スバシリ鯐というのは、”鯔(ボラ)の幼魚の名称”。鯔は出世魚(しゅっせうお)で、10cm未満のものを「オボコ」、10cm~15cm未満のものを「イナッコ」「鯐(スバシリ)」、15cm~30cm未満のものを「鯔(イナ)」、30cm~50cm未満のものを「鯔(ボラ)」、50cm以上のものを「鯔(トド)」(アシカ科のトドとは別)と呼びます。(「イナ」と「ボラ」と「トド」は漢字表記が同じなので注意が必要です)【鯣】読み方:するめ鯣というのは、”烏賊(イカ)を切り開いて内臓を取り除き、干したりして乾燥させた食品”。鯣は日持ちがすることから「幸せが続く」という意味で縁起物とされています。ですが「するめ」の”する”の部分が、「擦る(博打などでお金がなくなること)」や「掏る(金品を盗み取ること)」を連想させてしまうため、「当たり」に言い換えて「あたりめ」と呼ばれるようになりました。なので「するめ」と「あたりめ」は、どちらも同じものを指しているため覚えておきましょう。【鮬】読み方:セイゴ鮬というのは、”鱸(スズキ)の若魚の名称”。鱸は出世魚(しゅっせうお)で、幼魚を「コッパ」、全長20cm~40cm未満のものを「鮬(セイゴ)」、全長40cm~60cm未満のものを「福子(フッコ)」、それ以上の大きさのものを「鱸(スズキ)」と呼んでいます。↓タ行~【鯛】読み方:タイ※上は真鯛(マダイ)の写真鯛というのは、”スズキ目タイ科に分類される海水魚の総称”。鯛というと、一般的には「真鯛(マダイ)」のことを指します。鯛は高級魚として知られ、紅白の体色や七福神の恵比寿様が鯛を持っていること、「めでたい(鯛)」といった語呂合わせなどの理由から、縁起物としてお祝いの席でよく用いられます。【鰖】読み方:タカベ鰖というのは、”スズキ目イスズミ科タカベ属に分類される海水魚の一種”。【蛸(鮹・鱆)】読み方:タコ※上は真蛸(マダコ)の写真蛸というのは、”頭足類八腕目(タコ目)に分類される軟体動物の総称”。蛸というと、一般的には「真蛸(マダコ)」を指すことが多いです。蛸には吸盤の付いた足(正確には腕)が8本あり、丸く大きな頭のように見える部位は胴部で、本当の頭は眼や口が集まっている部分になります。蛸は上記のように、頭から足が生えているため「頭足類(とうそくるい)」と呼ばれています。【鰱(鱮)】読み方:タナゴ鰱というのは、”コイ目コイ科タナゴ属に分類される淡水魚の一種”。【鱈】読み方:タラ※上は真鱈(マダラ)の写真鱈というのは、”タラ目タラ科に分類される海水魚の総称”。鱈というと、一般的には「真鱈(マダラ)」を指すことが多いです。【泥鰌(鰌・鯲)】読み方:ドジョウ※上は泥鰌(一種)の写真泥鰌というのは、”コイ目ドジョウ科ドジョウ属に分類される淡水魚の一種/コイ目ドジョウ科に分類される淡水魚の総称”。前者の意味の泥鰌(標準和名)は、別名で「真泥鰌(マドジョウ)」とも呼ばれています。【鯔(魹)】読み方:トド鯔(トド)というのは、”鯔(ボラ)の成長しきったもの。鮱(オオボラ)のこと”。”鯔”は「ボラ」「イナ」と読むこともできます。【飛魚(𩹉・鰩)】読み方:トビウオ※上は飛魚(一種)の写真飛魚というのは、”ダツ目トビウオ科ツクシトビウオ属に分類される海水魚の一種/ダツ目トビウオ科に分類される海水魚の総称”。水上に飛び出し、胸鰭(むなびれ)を広げて滑空することから名付けられ、九州などでは別名で「アゴ」とも呼ばれています。”鰩”は「エイ」と読むこともできます。↓ナ行~【膾(鱠)】読み方:なます膾というのは、”生の魚や野菜などを細かく刻んで酢などで和(あ)えた料理のこと”。【鯰(魸)】読み方:ナマズ※上は鯰(一種)の写真鯰というのは、”ナマズ目ナマズ科ナマズ属に分類される淡水魚の一種/ナマズ目に分類される淡水魚の総称”。前者の意味の鯰(標準和名)は、別名で「真鯰(マナマズ)」「日本鯰(ニホンナマズ)」とも呼ばれています。【鰊(鯡)】読み方:ニシン鰊というのは、”ニシン目ニシン科ニシン属に分類される海水魚の一種”。内臓や頭などを取り除いて3枚におろし乾燥させたもの(干物)を「身欠きニシン(みがきニシン)」と呼びます。【鮸】読み方:ニベ鮸というのは、”スズキ目ニベ科ニベ属に分類される海水魚の一種”。↓ハ行~【鰣】読み方:ハス鰣というのは、”コイ目コイ科ハス属に分類される淡水魚の一種”。【鰰(鱩)】読み方:ハタハタ鰰というのは、”スズキ目ハタハタ科ハタハタ属に分類される海水魚の一種”。鰰を塩漬けにし、しみ出た上澄みから作った調味料のことを「塩汁(しょっつる)」と言い、鰰など白身の魚や豆腐・野菜などを塩汁で味付けしたものを「塩汁鍋(しょっつるなべ)」と呼びます。※上は塩汁鍋(しょっつるなべ)の写真また、鰰の卵のことを「ぶりこ(または、ぶりっこ)」と呼び、ぶりこはヌルヌルとした粘液で覆われているのが特徴的です。【魬】読み方:ハマチ魬というのは、”鰤(ブリ)の若魚の名称”。鰤(ブリ)は出世魚(しゅっせうお)で、15cm未満の稚魚を「藻雑魚(モジャコ)」、15cm~35cm未満のものを「魚夏(魚偏+夏)(ワカシ)」「ツバス」、35cm~60cm未満のものを「魬(ハマチ)」「鰍(イナダ)」、60cm~80cm未満のものを「稚鰤(ワラサ)」「メジロ」、80cm以上のものを「鰤(ブリ)」と呼びます。(”鰍”は「カジカ」と読むこともでき、一般的には「カジカ」と読むことが多いです)【鱧(𩸕)】読み方:ハモ※上は鱧(一種)の写真鱧というのは、”ウナギ目ハモ科ハモ属に分類される海水魚の一種/ウナギ目ハモ科に分類される海水魚の総称”。【鮠(鰙)】読み方:ハヤ※上は追河(オイカワ)の写真※上は石斑魚(ウグイ)の写真鮠というのは、”追河(オイカワ:標準和名)の別名/石斑魚(ウグイ:標準和名)の別名”。追河は”コイ目コイ科ハス属に分類される淡水魚の一種”で、石斑魚は”コイ目コイ科ウグイ属に分類される淡水魚の一種”を指します。【腹赤(鰚)】読み方:ハラカ※上は桜鱒(サクラマス)の写真※上は鮸(ニベ)の写真腹赤というのは、”鱒(マス:総称)の別名/鮸(ニベ:標準和名)の別名”。鱒は”サケ目サケ科の魚で名称に「~マス」とつくもの、またはサケ類(白鮭・紅鮭など)と呼ばれる魚を除くサケ科の魚の総称”で、鮸は”スズキ目ニベ科ニベ属に分類される海水魚の一種”を指します。桜鱒は、河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「山女魚(ヤマメ)」、生まれてから海へ下る降海型を「桜鱒(サクラマス)」と呼びます。【鮞(鯡)】読み方:はららご鮞というのは、”魚類の卵巣。また、それを塩漬けにした食品”。”鯡”は「ニシン」と読むこともできます。【鰉】読み方:ヒガイ※上は川鰉(カワヒガイ)の写真鰉というのは、”コイ目コイ科ヒガイ属に分類される淡水魚の総称”。【鯷】読み方:ヒシコ※上は片口鰯(カタクチイワシ)の写真鯷というのは、”片口鰯(カタクチイワシ:標準和名)の別名”。片口鰯は”ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属に分類される海水魚の一種”を指します。【鮃(平目)】読み方:ヒラメ※上は鮃(一種)の写真鮃というのは、”カレイ目ヒラメ科ヒラメ属に分類される海水魚の一種/カレイ目ヒラメ科とダルマガレイ科に分類される海水魚の総称”。鮃は鰈(カレイ)とよく間違えられますが、それぞれの口を見て判断するのが分かりやすいです。鮃は口が大きくて歯が尖っていますが、鰈は口が小さい、という違いがあります。【鰭】読み方:ひれ鰭というのは、”魚類・水生哺乳類にある、遊泳のときに水をかくための器官”。【鱶】読み方:ふか鱶というのは、”大形の鮫(サメ)のこと”。※上は鱶鰭(フカヒレ)の写真鱶鰭(フカヒレ)というと”鮫(サメ)の鰭を乾燥させた食品”を指し、中華料理の材料に用いられ、高級食材として知られています。【河豚(鰒・魨・鯸・鮐)】読み方:フグ※上は虎河豚(トラフグ)の写真河豚というのは、”フグ目フグ科とハコフグ科に属する魚類の総称”。河豚の多くの種類は神経毒である「テトロドトキシン」と呼ばれる猛毒を持っており、内臓の他に種類によっては皮や筋肉にも毒が含まれています。【鮒(鯽)】読み方:フナ※上は金鮒(キンブナ)の写真鮒というのは、”コイ目コイ科フナ属に分類される淡水魚の総称”。【鰤】読み方:ブリ鰤というのは、”スズキ目アジ科ブリ属に分類される海水魚の一種”。鰤は出世魚(しゅっせうお)で、15cm未満の稚魚を「藻雑魚(モジャコ)」、15cm~35cm未満のものを「魚夏(魚偏+夏)(ワカシ)」「ツバス」、35cm~60cm未満のものを「魬(ハマチ)」「鰍(イナダ)」、60cm~80cm未満のものを「稚鰤(ワラサ)」「メジロ」、80cm以上のものを「鰤(ブリ)」と呼びます。(”鰍”は「カジカ」と読むこともでき、一般的には「カジカ」と読むことが多いです)【𩸽】読み方:ホッケ※上は𩸽(一種)の写真𩸽というのは、”カサゴ目アイナメ科ホッケ属に分類される海水魚の一種/カサゴ目アイナメ科ホッケ属に分類される海水魚の総称”。前者の意味の𩸽(標準和名)は、別名で「真𩸽(マホッケ)」とも呼ばれています。【鯔(鰡)】読み方:ボラ鯔というのは、”ボラ目ボラ科ボラ属に分類される海水魚の一種”。※上は唐墨(からすみ)の写真鯔(ボラ)の卵巣を塩漬けして乾燥させたものを「唐墨(からすみ)」と呼び、雲丹(うに)・海鼠腸(このわた)と並んで日本三大珍味と言われています。鯔は出世魚(しゅっせうお)で、10cm未満のものを「オボコ」、10cm~15cm未満のものを「イナッコ」「鯐(スバシリ)」、15cm~30cm未満のものを「鯔(イナ)」、30cm~50cm未満のものを「鯔(ボラ)」、50cm以上のものを「鯔(トド)」(アシカ科のトドとは別)と呼びます。(「イナ」と「ボラ」と「トド」は漢字表記が同じなので注意が必要です)↓マ行~【鮪】読み方:マグロ※上は黒鮪(クロマグロ)の写真鮪というのは、”スズキ目サバ科マグロ属に分類される海水魚の総称”。黒鮪(標準和名)は、別名で「本鮪(ホンマグロ)」とも呼ばれています。【鱒】読み方:マス※上は桜鱒(サクラマス)の写真鱒というのは、”サケ目サケ科の魚で名称に「~マス」とつくもの、またはサケ類(白鮭・紅鮭など)と呼ばれる魚を除くサケ科の魚の総称”。鱒と鮭(サケ)はどちらも「サケ目サケ科」に分類され、両者に明確な違いはなく、ここでは主に名称で分けています。河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「山女魚(ヤマメ)」、生まれてから海へ下る降海型を「桜鱒(サクラマス)」と呼びます。【真魚鰹(鯧)】読み方:マナガツオ真魚鰹というのは、”スズキ目マナガツオ科マナガツオ属に分類される海水魚の一種”。鰹と表記されますが、鰹の仲間ではありません。【鯥】読み方:ムツ※上は鯥(一種)の写真鯥というのは、”スズキ目ムツ科ムツ属に分類される海水魚の一種/スズキ目ムツ科に分類される海水魚の総称”。【室鯵(鰘)】読み方:ムロアジ室鯵というのは、”スズキ目アジ科ムロアジ属に分類される海水魚の一種”。※上はくさやの写真脂肪分や旨みが少ないことから干物にされることが多く、伊豆(いず)諸島の特産品として知られる「くさや」(非常に強烈な臭いの干物)にも利用されています。くさやに用いるくさや汁のことを「魚室(むろ)」と呼んだことから、「室鯵(むろあじ)」と名付けられたとされています。↓ヤ行~【鰥(鰥夫)】読み方:やもめ鰥というのは、”妻と離婚または死別して再婚していない男性のこと”。「やもめ」は”寡婦・寡・孀”と表記されることもありますが、寡婦・寡・孀と表記すると「夫と離婚または死別して再婚していない女性のこと」を意味します。なので同じ「やもめ」でも、”鰥・鰥夫=男性”、”寡婦・寡・孀=女性”を指すため覚えておきましょう。ちなみに”男鰥(おとこやもめ)に蛆(うじ)が湧(わ)く”ということわざがありますが、これは「独り暮らしの男は、家事や世話をしてくれる人がいないため、身のまわりが不潔になること」を意味しています。基本的には”鰥・鰥夫=男鰥”ですが、上記のことわざでの男鰥は結婚したことがない男性のことも含んでいます。↓ラ行~↓ワ行~【公魚(鰙)】読み方:ワカサギ公魚というのは、”キュウリウオ目キュウリウオ科ワカサギ属に分類される淡水・汽水魚の一種”。※上は氷上の穴釣りの様子公魚釣りは、結氷した湖面にアイスドリルなどで穴を開けて、その穴から公魚を釣りあげる方法が有名です。【鰐】読み方:ワニ※上は入江鰐(イリエワニ)の写真鰐というのは、”ワニ目に分類される爬虫類の総称”。ちなみに入江鰐(イリエワニ)は、動物の中で最も噛(か)む力が強いとされ、主に汽水域に生息し、入り江や三角州のマングローブ林を好むことが名前の由来になっています。魚偏の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【魦(鱊)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(魚偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【浅蜊(鯏・蜊)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄浅蜊(鯏・蜊)アサリ”鯏”は「ウグイ」と読むこともできる鯵(鰺)アジ鯇アメノウオ鯇は、「琵琶鱒(ビワマス)」(標準和名)の別名鮎アユ鮑(蚫・鰒)アワビ”鰒”は「フグ」と読むこともできる烏賊(魷)イカ魦(鱊)イサザ海豚(鯆)イルカ鰯(鰛・鰮)イワシ浮き袋(鰾)うきぶくろ石斑魚(鯎・鯏)ウグイ”鯏”は「アサリ」と読むことが多い鱓ウツボ鰻ウナギ鱗うろこ鱏(鱝・鰩)エイ”鰩”は「トビウオ」と読むこともできる鱛エソ斉魚(鱭)エツ海老(蝦・鰕)エビ鰓えら魞えり鮱オオボラ鮱は、「トド」(「ボラ」のさらに成長したもの)を指す梅花皮(鰄)かいらぎ鰍(杜父魚・鮖)カジカ数の子(鯑)かずのこ鰹カツオ魳カマス唐墨(鱲)からすみ鰈(鰔)カレイ鱚キス鯨クジラ鯉コイ鯒コチ鮗(鰶・鯯・鱅)コノシロ”鰶”は「サンマ」と読むこともできる鮴ゴリ(メバル)「ゴリ」と「メバル」で意味が異なる。「メバル」は、一般的には”眼張”と表記されることが多い鮭(石桂魚・鯹)サケ鯖サバ鮫サメ細魚(針魚・鱵)サヨリ鰆サワラ山椒魚(鯢)サンショウウオ鱰シイラ鯱シャチ、しゃちほこ「シャチ」と「しゃちほこ」で意味が異なる介党鱈(鯳)スケトウダラ介党鱈(標準和名)の別名は「助惣鱈(スケソウダラ)」寿司(鮨・鮓)すし鯐スバシリ鯐は、「鯔(ボラ)」の幼魚の名称鯣するめ鮬セイゴ鮬は、「鱸(スズキ)」の若魚の名称鯛タイ鰖タカベ蛸(鮹・鱆)タコ鰱(鱮)タナゴ鱈タラ泥鰌(鰌・鯲)ドジョウ鯔(魹)トド”鯔”は「ボラ」「イナ」と読むこともできる。「トド」は、「ボラ」がさらに成長したもので、「とどのつまり」の語源飛魚(𩹉・鰩)トビウオ”鰩”は「エイ」と読むこともできる膾(鱠)なます鯰(魸)ナマズ鰊(鯡)ニシン鮸ニベ鰣ハス鰰(鱩)ハタハタ魬ハマチ鱧(𩸕)ハモ鮠(鰙)ハヤ「追河(オイカワ)」(標準和名)の別名。「石斑魚(ウグイ)」(標準和名)の別名。”鰙”は「ワカサギ」と読むこともできる腹赤(鰚)ハラカ「鱒(マス)」(総称)の別名。「鮸(ニベ)」(標準和名)の別名鮞(鯡)はららご”鯡”は「ニシン」と読むこともできる鰉ヒガイ鯷ヒシコ「片口鰯(カタクチイワシ)」(標準和名)の別名鮃(平目)ヒラメ鰭ひれ鱶ふか河豚(鰒・魨・鯸・鮐)フグ鮒(鯽)フナ鰤ブリ𩸽ホッケ鯔(鰡)ボラ”鯔”は「イナ」「トド」と読むこともできる鮪マグロ鱒マス真魚鰹(鯧)マナガツオ鯥ムツ室鯵(鰘)ムロアジ鰥(鰥夫)やもめ公魚(鰙)ワカサギ鰐ワニ項目1項目2項目3)★ 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  • 【虫偏】難読漢字の一覧!
    このページでは虫偏の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(虫偏の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓虫偏の難読漢字の読み方や意味、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】(【ラ行~】【ワ行~】は候補がなかったため表記していません)↓虫偏の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●虫偏の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ虫偏の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【蠍(蝎)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(虫偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【浅蜊(鯏・蜊)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【赤貝(蚶)】読み方:アカガイ赤貝というのは、”フネガイ目フネガイ科アカガイ属に分類される二枚貝の一種”。【浅蜊(鯏・蜊)】読み方:アサリ※上は浅蜊(一種)の写真浅蜊というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科アサリ属に分類される二枚貝の一種/アサリ属に分類される二枚貝の総称”。模様は様々で、淡水の流れ込む浅海の砂泥地にいます。【虻】読み方:アブ※上は塩屋虻(シオヤアブ)の写真虻というのは、”双翅目(そうしもく)(ハエ目)短角亜目(ハエ亜目)に分類される昆虫の総称”。【蟻】読み方:アリ※上は黒山蟻(クロヤマアリ)の写真蟻というのは、”膜翅目(まくしもく)(ハチ目)アリ科に分類される昆虫の総称”。【鮑(蚫・鰒)】読み方:アワビ※上は黒鮑(クロアワビ)の写真鮑というのは、”ミミガイ科に分類される大型の巻貝の総称”。高級食材として知られ、コリコリとした食感が特徴的です。【蝗(稲子)】読み方:イナゴ※上は小翅蝗(コバネイナゴ)の写真蝗というのは、”直翅目(ちょくしもく)(バッタ目)バッタ科イナゴ属に分類される昆虫の総称”。稲の葉や茎を食べる害虫として知られ、稲につくことが名前の由来になっています。【蛆】読み方:うじ※上は蛆(うじ)のイラスト蛆というのは、”蝿(ハエ)の幼虫のこと”蛆は、別名で「蛆虫(うじむし)」とも呼ばれています。【蟒蛇(蟒)】読み方:うわばみ蟒蛇というのは、”大きな蛇(ヘビ)のこと/(転じて)酒をたくさん飲む人。大酒飲みのこと”。【海老(蝦・鰕)】読み方:エビ※上は車海老(クルマエビ)の写真海老というのは、”甲殻類十脚目(エビ目)に分類される長尾類の総称”。海老(エビ)や蟹(カニ)の殻には「アスタキサンチン」という赤い色素が含まれていて、その赤い色素はタンパク質と結合していて、赤い色素は隠れてしまっています。ですが、この結合は加熱することで分解され、茹(ゆ)でたり焼いたりすることで赤い色素が現れて赤色に変化します。【螻蛄(螻)】読み方:オケラ(ケラ)※上は螻蛄(一種)の写真螻蛄というのは、”直翅目(バッタ目)ケラ科に分類される昆虫の一種/直翅目ケラ科に分類される昆虫の総称”。「オケラ」は、「ケラ」(標準和名)の別名になります。【御玉杓子(蛞・蝌蚪)】読み方:おたまじゃくし御玉杓子というのは、”蛙(カエル)の幼生(子ども)のこと”。↓カ行~【蚊】読み方:カ※上は一筋縞蚊(ヒトスジシマカ)(別名:藪蚊(ヤブカ))の写真蚊というのは、”双翅目(別名:ハエ目)カ科に分類される昆虫の総称”。人などの血液を吸う吸血動物で、種類によってマラリア・デング熱などの病気を媒介(ばいかい)します。蚊は血を吸うときにストロー状の針を刺して、その時に唾液(だえき)を注入し、その唾液を異物とみなして人体がアレルギー反応を引き起こすことにより、赤く腫(は)れて痒(かゆ)くなります。※上は孑孑(ボウフラ)の写真ちなみに蚊の幼虫のことを「孑孑(ボウフラ)」と呼びます。【蛾】読み方:ガ※上は鳶色雀(トビイロスズメ)の写真蛾というのは、”鱗翅目(チョウ目)に分類される昆虫のうち、チョウ類を除いたものの総称”。【蛙】読み方:カエル※上は日本雨蛙(ニホンアマガエル)(別名:雨蛙(アマガエル))の写真蛙というのは、”無尾目(むびもく)(カエル目)に分類される両生類の総称”。実はほとんどの蛙は毒を持っており、皮膚から毒を含んだ分泌液を出して、皮膚を守っています。なので蛙を触った手で、目や傷口などに触らないようにしましょう。【牡蠣(牡蛎・蛎・蠣)】読み方:カキ※上は2枚とも岩牡蠣(イワガキ)の写真牡蠣というのは、”ウグイスガイ目イタボガキ科とベッコウガキ科に分類される二枚貝の総称”。身が牛乳のように乳白色であることや、栄養が豊富に含まれていることから、別名で「海のミルク」とも呼ばれています。【蝸牛(蝸)】読み方:カタツムリ※上は日本蝸牛(ニッポンマイマイ)の写真蝸牛というのは、”腹足綱(ふくそくこう)柄眼目(へいがんもく)に分類される、陸に生息する巻き貝の総称”。一般的には「カタツムリ」と呼ばれていますが、標準和名は「マイマイ」で、別名として「カタツムリ」「デンデンムシ」と呼ばれています。【蟹(蠏)】読み方:カニ※上は楚蟹(ズワイガニ)の写真※上は加熱後の楚蟹の写真蟹というのは、”十脚目(エビ目)短尾下目(カニ下目)に分類される甲殻類の総称”。海老(エビ)や蟹の殻には「アスタキサンチン」という赤い色素が含まれていて、その赤い色素はタンパク質と結合していて、赤い色素は隠れてしまっています。ですが、この結合は加熱することで分解され、茹(ゆ)でたり焼いたりすることで赤い色素が現れて赤色に変化します。【蜘蛛(蜘・蛛)】読み方:クモ※上は女郎蜘蛛(ジョロウグモ)の写真蜘蛛というのは、”クモ目に分類される節足動物の総称”。蜘蛛の巣は網目状になっていて、横糸には粘液で粘着性をつけて獲物を捕らえるようにし、縦糸には粘液を付けずに、移動するときは蜘蛛自身がくっつかないように縦糸のみを用います。巣(網)の中心部には「こしき」と呼ばれる部分があって、蜘蛛は普通はこしきにいて獲物を待ち構えています。【蟋蟀(蛩・蛬・蛼)】読み方:コオロギ※上は閻魔蟋蟀(エンマコオロギ)の写真蟋蟀というのは、”直翅目(バッタ目)コオロギ科に分類される昆虫の総称”。↓サ行~【蠍(蝎)】読み方:サソリ蠍というのは、”サソリ目に分類される節足動物の総称”。蠍には一対(つい)の大きな鋏(ハサミ)、後ろの尻尾のように見える部分の先端に毒針があります。有毒生物として知られていますが、人の命にかかわる毒を持っているのはごく一部の種類しか存在しません。【蛹】読み方:さなぎ蛹というのは、”完全変態を行う昆虫類で、幼虫から成虫になる直前の形態のこと”。「幼虫 → 蛹 → 成虫」と変態することを「完全変態」、「幼虫 → 成虫」と蛹を経ずに幼虫からそのまま成虫に変態することを「不完全変態」と言います。【蜆】読み方:シジミ※上は真蜆(マシジミ)の写真蜆というのは、”マルスダレガイ目シジミ科に分類される二枚貝の総称”。【紙魚(衣魚・蟫)】読み方:シミ※上は背筋紙魚(セスジシミ)の写真紙魚というのは、”総尾目(そうびもく)(シミ目)に分類される昆虫の総称”。書物などの紙を食べ、くねくねと魚のように素早く動く様子から「紙魚」という漢字が当てられています。【蝉(蟬)】読み方:セミ※上は油蝉(アブラゼミ)の写真蝉というのは、”半翅目(カメムシ目)セミ科に分類される昆虫の総称”。油蝉は、鳴き声が油で揚げているときの音に似ていることから名付けられ、「ジージージリジリジリジリ」のように鳴きます。↓タ行~【蛸(鮹・鱆)】読み方:タコ※上は真蛸(マダコ)の写真蛸というのは、”頭足類八腕目(タコ目)に分類される軟体動物の総称”。蛸というと、一般的には「真蛸(マダコ)」を指すことが多いです。蛸には吸盤の付いた足(正確には腕)が8本あり、丸く大きな頭のように見える部位は胴部で、本当の頭は眼や口が集まっている部分になります。蛸は上記のように、頭から足が生えているため「頭足類(とうそくるい)」と呼ばれています。【壁蝨(蜱・蟎)】読み方:ダニ※上は二棘血真壁蝨(フタトゲチマダニ)の写真壁蝨というのは、”ダニ目に分類される節足動物の総称”。真壁蝨(マダニ科に分類される壁蝨の総称)は主に草むら・野山などの草木がある場所に生息し、山だけでなく公園の草むらや、道路わきの草むらにも生息しています。マダニ科の壁蝨は、吸血する際に様々な病原体(感染症を引き起こす)を媒介することで知られています。【蝶】読み方:チョウ※上は並揚羽(ナミアゲハ)の写真蝶というのは、”鱗翅目(りんしもく)(チョウ目)に分類される昆虫のうち、ガ類を除いたものの総称”。↓ナ行~【虹】読み方:にじ虹というのは、”雨上がりなどに、太陽と反対側の空中に見える、7色の円弧状の帯のこと”。虹は、大気中に浮遊している水滴に日光が当たり、その光(日光)が分散されることによって生じる現象になります。【蜷】読み方:ニナ※上は川蜷(カワニナ)の写真蜷というのは、”川蜷(カワニナ:標準和名)の別名”。川蜷は、”ニナ目カワニナ科カワニナ属に分類される巻き貝の一種”を指します。↓ハ行~【蝿(蠅)】読み方:ハエ※上は家蝿(イエバエ)の写真蝿というのは、”双翅目(ハエ目)イエバエ科とその近縁の科に分類される昆虫の総称”。【蜂】読み方:ハチ※上は大雀蜂(オオスズメバチ)の写真蜂というのは、”膜翅目(ハチ目)に分類される昆虫のうち、蟻(アリ)を除いたものの総称”。【蛤(蚌)】読み方:ハマグリ※上は蛤(一種)の写真蛤というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属に分類される二枚貝の一種/マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属に分類される二枚貝の総称”。【腹の虫(蛔)】読み方:はらのむし腹の虫というのは、”腹の中にいる回虫(かいちゅう)などの寄生虫/空腹時に腹が鳴る原因を虫がいることにたとえた語/怒っている感情などを腹の中の虫にたとえた語”。例えば”空腹時に腹が鳴る原因を虫がいることにたとえた語”は「会議中に腹の虫が鳴かないかが心配だった」、”怒っている感情などを腹の中の虫にたとえた語”は「上司に理不尽に怒られ、腹の虫が治まらない」のように用いられます。【針鼠(蝟)】読み方:ハリネズミ※上は四指針鼠(ヨツユビハリネズミ)の写真針鼠というのは、”真無盲腸目(しんむもうちょうもく)ハリネズミ科ハリネズミ亜科に分類される哺乳類の総称”。針鼠というと、一般的には「四指針鼠(ヨツユビハリネズミ)」を指すことが多いです。四指針鼠は、針鼠の中で唯一、後足の指の数が4本しかないことが名前の由来になります。【蜩(日暮・茅蜩)】読み方:ヒグラシ蜩というのは、”半翅目セミ科ヒグラシ属に分類される昆虫の一種”。日暮れに鳴くことから名付けられ、「カナカナカナカナ」のように鳴きます。【蛭】読み方:ヒル※上は山蛭(ヤマビル)の写真蛭というのは、”ヒル綱に分類される環形動物の総称”。【蚋(蜹)】読み方:ブヨ(ブユ・ブト)蚋というのは、”双翅目(ハエ目)ブユ科に分類される昆虫の総称”。「ブユ」(標準和名)は、別名で関東では「ブヨ」、関西では「ブト」とも呼ばれています。【蛇】読み方:ヘビ※上は青大将(アオダイショウ)の写真蛇というのは、”有鱗目ヘビ亜目に分類される爬虫類の総称”。↓マ行~【馬刀(蟶)】読み方:マテ※上は馬刀貝(一種)の写真馬刀というのは、”馬刀貝(マテガイ:総称)の別名”。馬刀貝は、”マルスダレガイ目マテガイ科マテガイ属に分類される二枚貝の一種/マルスダレガイ目マテガイ科に分類される二枚貝の総称”を指します。鞘(さや)に収めた馬手差(めてざし)(右に差す腰刀のこと)に似ていることから名付けられました。【蝮】読み方:マムシ蝮というのは、”日本蝮(ニホンマムシ:標準和名)の別名”。日本蝮は、”有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科マムシ属に分類される爬虫類の一種”を指します。有毒の蛇で、基本的にはおとなしく臆病な性格をしており、距離さえとっていれば攻撃してくることはまずありません。【蛟(虯・螭)】読み方:みずち蛟というのは、”蛇(ヘビ)に似て長く、角と4本の足がある想像上の動物”。蛟は水中に棲(す)み、毒気を吐いて人を害するとされています。【蚯蚓(蚓)】読み方:ミミズ※上は縞蚯蚓(シマミミズ)の写真蚯蚓というのは、”貧毛綱(ひんもうこう)に分類される環形動物の総称”。※上は蚯蚓の糞の写真蚯蚓は土に含まれている有機物や微生物などを土ごと食べ、粒状の糞(ふん)を排泄(はいせつ)します。土壌改良のために利用され、多くの植物にとって有益な働きをし、農業では一般的に益虫として知られています。【蛻】読み方:もぬけ(ぬけがら)※上は蝉の抜け殻の写真蛻というのは、”蝉(セミ)や蛇(ヘビ)などが脱皮すること。また、その抜け殻のこと”。「ぬけがら」は、一般的には”抜け殻”と表記されることがほとんどです。↓ヤ行~【螠虫(螠)】読み方:ユムシ螠虫というのは、”ユムシ目ユムシ科ユムシ属に分類される環形動物の一種”。真鯛(マダイ)・黒鯛(クロダイ)などの釣り餌や、北海道では食用としても用いられます。虫偏の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【蠍(蝎)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(虫偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【浅蜊(鯏・蜊)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄赤貝(蚶)アカガイ浅蜊(鯏・蜊)アサリ虻アブ蟻(螘)アリ鮑(蚫・鰒)アワビ蝗(稲子)イナゴ蛆うじ蛆は、「蝿(ハエ)」の幼虫。別名で「蛆虫(うじむし)」とも呼ばれる蟒蛇(蟒)うわばみ海老(蝦・鰕)エビ螻蛄(螻)オケラ(ケラ)「オケラ」は、「ケラ」(標準和名)の別名御玉杓子(蛞・蝌蚪)おたまじゃくし御玉杓子は、「蛙(カエル)」の幼生(子ども)蚊カ蚊の幼虫は「孑孑(ボウフラ)」と呼ばれる蛾ガ蛙カエル蛙の幼生(子ども)は「御玉杓子(おたまじゃくし)」と呼ばれる牡蠣(牡蛎・蛎・蠣)カキ別名で「海のミルク」とも呼ばれる蝸牛(蝸)カタツムリ標準和名は「マイマイ」で、別名で「カタツムリ」「デンデンムシ」と呼ばれる蟹(蠏)カニ蜘蛛(蜘・蛛)クモ蟋蟀(蛩・蛬・蛼)コオロギ蠍(蝎)サソリ蛹さなぎ蜆シジミ紙魚(衣魚・蟫)シミ蝉(蟬)セミ蛸(鮹・鱆)タコ壁蝨(蜱・蟎)ダニ蝶チョウ虹にじ蜷ニナ蜷は、「川蜷(カワニナ)」(標準和名)の別名蝿(蠅)ハエ蝿の幼虫は「蛆(うじ)」と呼ばれる蜂ハチ蛤(蚌)はまぐり腹の虫(蛔)はらのむし針鼠(蝟)ハリネズミ蜩(日暮・茅蜩)ヒグラシ蛭ヒル蚋(蜹)ブヨ(ブユ・ブト)「ブユ」(標準和名)は、別名で関東では「ブヨ」、関西では「ブト」とも呼ばれる蛇ヘビ馬刀(蟶)マテ馬刀は、「馬刀貝(マテガイ)」(標準和名)の別名蝮マムシ蝮は、「日本蝮(ニホンマムシ)」(標準和名)の別名蛟(虯・螭)みずち蛟は、想像上の動物蚯蚓(蚓)ミミズ蛻もぬけ(ぬけがら)「ぬけがら」は、”抜け殻”と表記されることがほとんど螠虫(螠)ユムシ項目1項目2項目3)★ 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  • 【木偏】難読漢字の一覧!
    このページでは木偏の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(木偏の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓木偏の難読漢字の読み方や意味、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】(【ワ行~】は候補がなかったため表記していません)↓木偏の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●木偏の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ木偏の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【楝(樗)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(木偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【荒木(粗木・樸)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【青桐(梧桐・梧)】読み方:アオギリ青桐というのは、”アオイ目アオイ科アオギリ属に分類される落葉高木の一種”。【榕(赤榕)】読み方:アコウ榕というのは、”バラ目クワ科イチジク属に分類される常緑高木の一種”。【足枷(桎)】読み方:あしかせ足枷というのは、”罪人の足にはめて歩行の自由を奪う刑具のこと/(転じて)生活や行動の自由を妨(さまた)げるもの”。後者の意味は例えば、「家族が行動の足枷になっている」や「彼の人生の足枷になってしまうことを恐れた」のように用いられます。【荒木(粗木・樸)】読み方:あらき荒木というのは、”山から切り出したままで加工していない木”。【梲】読み方:うだつ※上は前者の梲(短い柱)の写真※上は後者の梲(防火壁)の写真梲というのは、”梁(はり)の上に立て、棟木(むなぎ)を支える短い柱/民家で、建物の妻の壁を一段高くして、小屋根をつけた部分”。後者の意味の梲は、連続して建ち並ぶ家々で、火事が移ることを防ぐための防火壁としての役割があります。【榎(朴)】読み方:エノキ榎というのは、”バラ目アサ科エノキ属に分類される落葉高木の一種”。キノコの「エノキ」と間違えやすいですが、”シメジ科に分類されるキノコの一種”である「エノキ」は、正しくは「榎茸(エノキタケ)」と表記されるため注意が必要です。”朴”は、一般的には「ホオ」(ホオノキの別名)と読むことが多いです。【槐】読み方:エンジュ槐というのは、”マメ目マメ科エンジュ属に分類される落葉高木の一種”。【楝(樗)】読み方:オウチ楝というのは、”栴檀(センダン:標準和名)の別名”。栴檀は、”ムクロジ目センダン科センダン属に分類される落葉高木の一種”を指します。【桶】読み方:おけ桶というのは、”細長い板を縦に円筒形(えんとうけい)に並べて底をつけ、箍(たが)で締めた容器のこと”。「箍が外れる」という慣用句がありますが、これは桶(おけ)・樽(たる)などの周りを締めつけている輪(箍)を外すと構成している板がバラバラになることから、”緊張や束縛がとれて、締まりのない状態になること”の意味として用いられます。簡単にいうと、”自分の行動を抑制していたもの(緊張や束縛)がなくなることで、自分自身を制御できなくなったり羽目(はめ)を外してしまったりすること”です。例えば「彼は箍が外れたように愚痴を言い始めた」や「彼女は箍が外れたかのように突然号泣してしまった」のように用いられます。【檻】読み方:おり檻というのは、”猛獣や罪人などを閉じ込めておく、鉄格子(てつごうし)などを使った頑丈な囲い”。↓カ行~【櫂】読み方:かい櫂というのは、”手に持って水をかくことで生じる抵抗を利用して船を進める船具”。ちなみに櫂には「オール(oar)」と「パドル(paddle)」があり、これらの違いは”櫂が船体に固定されているかどうか”になります。オールは”器具などで船体に櫂が固定されたまま使用”し、パドルは”船体に櫂が固定されず漕(こ)ぎ手が支えながら使用”します。※上はボートでオール(固定されている)を使用している写真※上はカヌーでパドル(固定されていない)を使用している写真なのでボートではオール(固定されている)、カヌー・カヤックなどではパドル(固定されていない)を使用しているというわけです。(必ずしもボートだからオールというわけではなく、ボートによっては船体に固定されていないパドルを使用することもあります)【楓】読み方:カエデ※上は伊呂波紅葉(イロハモミジ)(ムクロジ科カエデ属)の写真楓というのは、”ムクロジ目ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の総称”。葉の形が蛙(カエル)の手に似ていることから「蛙手(カエルデ)」となり、それが略され「カエデ」となりました。※上はカナダの国旗の画像※上は砂糖楓(サトウカエデ)の葉の写真楓を英語にすると「maple(メープル)」で、メープルシロップで有名なカナダの国旗にも砂糖楓(サトウカエデ)(ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の一種)の葉がデザインされています。メープルシロップの原料は砂糖楓の樹液で、その樹液を煮詰めて水分を飛ばすとメープルシロップになります。【樫(橿・櫧)】読み方:カシ※上は白樫(シラカシ)の写真樫というのは、”ブナ目ブナ科に分類される常緑高木の一群の総称”。【舵(梶・楫)】読み方:かじ舵というのは、”船の進行方向を定める装置”。【柏(槲・檞・栢)】読み方:カシワ柏というのは、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”。柏の若葉は柏餅(かしわもち)に用いられ、柏餅とは”餡子(あんこ)を餅(もち)で包み、柏の葉をかぶせたお菓子”になります。【枷】読み方:かせ枷というのは、”昔の刑具で、罪人の首・手・足などにはめて体の自由を奪うもの/(転じて)行動の妨(さまた)げになるもの”。後者の意味は、例えば「その事実が彼の心理的な枷になっている」や「昔のトラウマが枷となり、一歩踏み出せずにいる」のように用いられます。【桂(楿)】読み方:カツラ桂というのは、”ユキノシタ目カツラ科カツラ属に分類される落葉高木の一種”。【樺(椛)】読み方:カバ※上は白樺(シラカバ)の写真樺というのは、”ブナ目カバノキ科カバノキ属に分類される樹木の総称”。【框】読み方:かまち※上は前者の意味の框(床)の写真※上は前者の意味の框(障子)の写真框というのは、”床などの板の端部を隠すために用いられる化粧横木/戸・障子(しょうじ)などの周囲の枠”。【榧】読み方:カヤ榧というのは、”マツ目イチイ科カヤ属に分類される常緑高木の一種”。【枳殻(枸橘・枳)】読み方:カラタチ枳殻というのは、”ムクロジ目ミカン科カラタチ属に分類される落葉低木の一種”。【橇(樏・檋・梮)】読み方:かんじき橇というのは、”雪の上などを歩くとき、深く踏み込んだり滑ったりしないように、靴(くつ)などの下につけるもの”。橇を靴などに装着することで、接地面積を大きくし、体重が分散されることで雪の上などを歩いたときに足が沈みにくくなったりします。”橇”は「そり」と読むこともできます。【樵】読み方:きこり樵というのは、”山で木を切り出す職業の人”。【橒】読み方:きさ橒というのは、”材木の木目(もくめ)の模様”。【杵】読み方:きね杵というのは、”臼(うす)に入れた穀物などをつくための木製の道具”。【桐】読み方:キリ桐というのは、”シソ目キリ科キリ属に分類される落葉高木の一種”。【切り株(檮・梼)】読み方:きりかぶ切り株というのは、”草・木を切った後に地上に残る部分”。【杭(杙)】読み方:くい杭というのは、”目印や支柱にするために、地中に打ち込む長い棒”。【楔】読み方:くさび楔というのは、”堅い木材または金属で、一端が厚く、もう一方の端にいくにつれて薄くなるように作ったもの”。楔は薄くなっている方を対象物に当てたり、隙間(すきま)などに差し込み、そのまま厚い端の方をハンマーで打ち込み使用します。木材・石材を割るとき、重いものを押し上げたり、差し込んだ材が抜け落ちるのを防ぐためなどに用いられます。【櫛】読み方:くし櫛というのは、”髪の毛を梳(す)いたり、髪に挿(さ)して飾りに使ったりする道具”。【楠(樟)】読み方:クスノキ楠というのは、”クスノキ目クスノキ科ニッケイ属に分類される常緑高木の一種”。楠(樟)の葉・枝などのチップを水蒸気蒸留することで「樟脳(しょうのう)」と呼ばれる白い結晶を精製することができます。英語では「カンフル(camphor)」(または「カンファー」)と呼ばれ、主に防虫剤、他にも防臭・医薬品などに用いられます。ちなみに”ダメになりかけた物事を蘇らせる効果のある措置のこと”の意味で使われる「カンフル剤」のカンフルは、樟脳が由来になります。これは昔に樟脳が強心剤(衰弱した心臓の働きを高めるための薬剤)としても使われていたことからきています。【梔子(梔)】読み方:クチナシ梔子というのは、”リンドウ目アカネ科クチナシ属に分類される常緑低木の一種”。梔子は、沈丁花(ジンチョウゲ)・金木犀(キンモクセイ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられています。【椚(櫟・橡・櫪)】読み方:クヌギ椚というのは、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”。【榑】読み方:くれ榑というのは、”山から切り出したままの材木/薄板。へぎ板/薪(まき)”。【黒檜(𣜌)】読み方:クロベ黒檜というのは、”マツ目ヒノキ科クロベ属に分類される常緑高木の一種”。黒檜(標準和名)は、別名で「鼠子(ネズコ)」とも呼ばれています。【欅(槻)】読み方:ケヤキ欅というのは、”バラ目ニレ科ケヤキ属に分類される落葉高木の一種”。【楮】読み方:コウゾ楮というのは、”梶の木(カジノキ:標準和名)の別名”。梶の木は、”バラ目クワ科コウゾ属に分類される落葉高木の一種”を指します。【杮】読み方:こけら杮というのは、”材木を削るときに出る木くず”。”杮(こけら)”という字は、果物の「柿(かき)」という字によく似ているので注意が必要です。【梢(杪)】読み方:こずえ梢というのは、”木の幹(みき)や枝の先端”。↓サ行~【榊】読み方:サカキ榊というのは、”ツツジ目モッコク科サカキ属に分類される常緑小高木の一種”。【桜(櫻)】読み方:サクラ※上は染井吉野(ソメイヨシノ)(桜の品種)の写真桜というのは、”バラ科サクラ属に分類される落葉高木または低木の総称”。【椹】読み方:サワラ椹というのは、”ヒノキ目ヒノキ科ヒノキ属に分類される常緑高木の一種”。【樒(梻)】読み方:シキミ※上は樒の果実の写真樒というのは、”アウストロバイレヤ目マツブサ科シキミ属に分類される常緑小高木の一種”。※上は八角(はっかく)の写真全体的にアニサチンなどの毒を含み、特に果実に猛毒があり、樒の果実は中華料理の香辛料として用いられる「八角(はっかく)」(英語ではスターアニス)によく似ているため注意が必要です。【四手(椣)】読み方:シデ※上は熊四手(クマシデ)の写真四手というのは、”ブナ目カバノキ科クマシデ属に分類される落葉高木の総称”。【樝】読み方:シドミ樝というのは、”草木瓜(クサボケ:標準和名)の別名”。草木瓜は、”バラ目バラ科ボケ属に分類される落葉低木の一種”を指します。【杣】読み方:そま杣というのは、”木材を切り出すための山。また、木材にするために木を植えた山。杣山(そまやま)/杣山に生えている木。また、杣山から切り出した木材。杣木(そまぎ)/杣木を切ったり運び出したりする人。杣人(そまびと)”。【橇(轌・艝)】読み方:そり橇というのは、”雪や氷の上を滑らせて走る乗り物または運搬具”。↓タ行~【橙】読み方:ダイダイ橙というのは、”ムクロジ目ミカン科ミカン属に分類される常緑小高木の一種”。【橘】読み方:タチバナ橘というのは、”ムクロジ目ミカン科ミカン属に分類される常緑小高木の一種”。【椨】読み方:タブ、タブノキ椨というのは、”クスノキ目クスノキ科タブノキ属に分類される常緑高木の一種”。「タブ」は、「タブノキ」(標準和名)の別名になります。【樽】読み方:たる樽というのは、”酒などを入れて蓄えておくための木製の円筒形の容器”。【柄(欛)】読み方:つか柄というのは、”刀剣などの手で握る部分/筆の軸”。【栂】読み方:ツガ栂というのは、”マツ目マツ科ツガ属に分類される常緑高木の一種”。【黄楊(柘植・柘)】読み方:ツゲ※上は黄楊(一種)の写真黄楊というのは、”ツゲ目ツゲ科ツゲ属に分類される常緑低木の一種/ツゲ目ツゲ科ツゲ属に分類される植物の総称”。前者の意味の黄楊(標準和名)は、別名で「本黄楊(ホンツゲ)」とも呼ばれています。【槌(鎚)】読み方:つち槌というのは、”物を打ち叩くのに用いられる工具”。槌の頭の部分または全部を鉄で作ったものを「金槌(かなづち)」、木製の槌のことを「木槌(きづち)」と言います。一般的には「かなづち」は”金鎚”と表記されますが、”鎚”を「かなづち」と読むこともできます。【椿】読み方:ツバキ椿というのは、”藪椿(ヤブツバキ:標準和名)の別名”。藪椿は”ツツジ目ツバキ科ツバキ属に分類される常緑高木の一種”の意味。種子から椿油(つばきあぶら)を採ることができ、食用油・整髪料・機械油などに用いられます。【梃子(梃・槓・杆)】読み方:てこ※上は梃子の原理を利用したもの梃子は”棒の途中に置いた支点を中心に棒が自由に回転して、小さい力を大きい力に変える仕組み。また、それに用いる棒のこと”の意味。「梃子でも動かない」ということわざがありますが、これは”どんな手段を用いても、その場から絶対に動かないこと/(転じて)どんなことがあっても決意・信念を変えないこと”の意味になります。例えば「息子はお菓子を買ってもらうまで梃子でも動かないつもりだ」や「彼は一度決めたら梃子でも動かない人だ」のように用いられます。前者は”どんな手段を用いても、その場から絶対に動かないこと”の意味で、後者は”どんなことがあっても決意・信念を変えないこと”の意味で使用しています。【樋】読み方:とい樋というのは、”屋根を流れる雨水を受けて、地上に流すための装置のこと”。軒に横に渡して取りつける樋のことを「軒樋(のきどい)」、軒樋を通った水を下に落とすため、縦に渡した樋のことを「竪樋(たてどい)」と呼びます。なので軒樋と竪樋というのは、「雨樋(あまどい)」を構成しているものになります。【栃(橡)】読み方:トチ、トチノキ栃というのは、”ムクロジ目ムクロジ科トチノキ属に分類される落葉高木の一種”。「トチ」は、「トチノキ」(標準和名)の別名になります。【椴】読み方:トド椴というのは、”椴松(トドマツ:標準和名)の別名”。椴松は、”マツ目マツ科モミ属に分類される常緑高木の一種”を指します。【梣】読み方:トネリコ梣というのは、”シソ目モクセイ科トネリコ属に分類される落葉高木の一種”。【団栗(杼)】読み方:どんぐり団栗というのは、”椚(クヌギ)・小楢(コナラ)・樫(カシ)など、ブナ科に分類される植物の果実”。↓ナ行~【梛】読み方:ナギ梛というのは、”ナンヨウスギ目マキ科ナギ属に分類される常緑高木の一種”。【楢(枹)】読み方:ナラ※上は小楢(コナラ)の写真楢というのは、”小楢(コナラ:標準和名)の別名/水楢(ミズナラ)なども含めた総称”。小楢は、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”を指します。小楢(標準和名)は「楢(ナラ)」の他にも、別名で「柞(ハハソ)」と呼ばれています。”枹”は「ばち」と読むこともできます。【楡(枌)】読み方:ニレ※上は春楡(ハルニレ)の写真楡というのは、”春楡(ハルニレ:標準和名)の別名/バラ目ニレ科ニレ属に分類される植物の総称”。春楡は、”バラ目ニレ科ニレ属に分類される落葉高木の一種”を指します。↓ハ行~【椒】読み方:ハジカミ椒というのは、”山椒(サンショウ:標準和名)の別名”。山椒は、”ムクロジ目ミカン科サンショウ属に分類される落葉低木の一種”を指します。山椒は、葉・花・実(果実)・樹皮に至るまであらゆる部位が食用になる植物で、その独特な香りから香辛料などに用いられます。【梯子(梯)】読み方:はしご梯子というのは、”高い所へ登るための道具/梯子酒(はしござけ)の略”の意味。梯子酒は、”次から次へと場所を変えて酒を飲み歩くこと”を意味します。【榛】読み方:ハシバミ榛というのは、”ブナ目カバノキ科ハシバミ属に分類される落葉低木の一種”。【櫨(黄櫨)】読み方:ハゼ、ハゼノキ櫨というのは、”ムクロジ目ウルシ科ウルシ属に分類される落葉高木の一種”。「ハゼ」は、「ハゼノキ」(標準和名)の別名になります。【桴(枹)】読み方:ばち桴というのは、”太鼓・銅鑼(どら)などの打楽器類を打ち鳴らす棒状の道具”。”枹”は「ナラ」と読むこともできます。ちなみに”撥”も「ばち」と読みますが、撥は”琵琶(びわ)・三味線(しゃみせん)などの弦を弾いて鳴らす箆(へら)状の道具”になります。【柞】読み方:ハハソ柞というのは、”小楢(コナラ:標準和名)の別名”。小楢は、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”を指します。小楢(標準和名)は「柞(ハハソ)」の他にも、別名で「楢(ナラ)」と呼ばれています。【柊】読み方:ヒイラギ※上は柊(モクセイ科)の写真※上は西洋柊(モチノキ科)の写真柊というのは、”シソ目モクセイ科モクセイ属に分類される常緑小高木の一種/西洋柊(セイヨウヒイラギ:標準和名)の別名”。西洋柊は”ニシキギ目モチノキ科モチノキ属に分類される常緑小高木の一種”を指します。西洋柊(モチノキ科)の葉が、柊(モクセイ科)のギザギザしている葉の形に似ていることから「西洋柊(セイヨウヒイラギ)」の名称が付けられています。どちらも葉の形など見た目が似ていますが、柊(モクセイ科)は秋から冬頃に白い花を咲かせ、西洋柊(モチノキ科)は冬頃に赤色の果実をつけます。※上は柊鰯(ひいらぎいわし)の写真また柊と西洋柊のギザギザの葉は魔除(まよ)けになると考えられ、節分には「柊鰯(ひいらぎいわし)」、クリスマスにはクリスマスリースなどに用いられます。柊鰯(節分)には柊(モクセイ科)、クリスマスリース(クリスマス)には西洋柊(モチノキ科)が使用されます。【楸】読み方:ヒサギ(キササゲ)※上は木大角豆(キササゲ)の写真※上は赤芽柏(アカメガシワ)の写真「ヒサギ」と読むと”木大角豆(キササゲ:標準和名)の別名/赤芽柏(アカメガシワ:標準和名)の別名”の意味。赤芽柏は、”キントラノオ目トウダイグサ科アカメガシワ属に分類される落葉高木の一種”を指します。「キササゲ」(木大角豆)と読むと”シソ目ノウゼンカズラ科キササゲ属に分類される落葉高木の一種”の意味。【櫃】読み方:ひつ櫃というのは、”蓋(ふた)が上に向かって開く大形の箱/(御櫃(おひつ)の形で)飯を入れる器”。【棺(柩)】読み方:ひつぎ棺というのは、”死体を納めて葬(ほうむ)る木製の箱”。また”棺”は「遺体が入っていない状態」、”柩”は「遺体が入っている状態」を指します。なので遺体の納められている「ひつぎ」を運ぶ車は「霊柩車(れいきゅうしゃ)」と表記されています。【檜(桧)】読み方:ヒノキ檜というのは、”マツ目ヒノキ科ヒノキ属に分類される常緑高木の一種”。【拍子木(柝)】読み方:ひょうしぎ拍子木というのは、”2つを打ち合わせて鳴らす、四角い柱形の木”。【橅(山毛欅・椈)】読み方:ブナ橅というのは、”ブナ目ブナ科ブナ属に分類される落葉高木の一種”。橅(標準和名)は、別名で「白橅(シロブナ)」とも呼ばれています。【触れ文(檄)】読み方:ふれぶみ触文というのは、”触れ知らせる文書。自分の考えや主張を述べて、広く人々に知らせる文書”。”檄(げき)を飛ばす”という慣用句がありますが、これは元々は「自分の考えや主張を広く人々に知らせて同意を求めたり、決起を促すこと」の意味で用いられます。ですが「元気のない者に刺激を与えて活気づけること。激励(げきれい)すること」のような意味(本来は誤った意味)で使用されることが多く、いま現在ではそれが広く定着したことで「激励すること」の意味も間違っていないものとして扱われています。【朴】読み方:ホオ朴というのは、”朴の木(ホオノキ:標準和名)の別名”。朴の木は、”モクレン目モクレン科モクレン属に分類される落葉高木の一種”を指します。日本に自生する樹木の中では最大級の葉・花を持っていて、大きな葉は食べ物を包んだり焼いたりするときに用いられます。ホオノキの「ホオ」は、「包(ほう)」の意味で、大きな葉で食べ物を包むことから名付けられています。【枘】読み方:ほぞ枘というのは、”木材などの2つの部材を接合するとき、一方の材の端部に作る突起”。もう一方の材の端部には「枘穴(ほぞあな)」と呼ばれる、枘(突起)を差し込ませるための穴があり、枘を枘穴に差し込んで2つの材を合わせます。【榾】読み方:ほだ(ほた)榾というのは、”焚火(たきび)などに用いる、小枝や木の切れ端”。【帆柱(檣)】読み方:ほばしら帆柱というのは、”帆船(はんせん)で、帆(ほ)を張るための柱。マストのこと”。帆船は、帆を張って、その帆に受ける風の力を利用して走る船になります。↓マ行~【楣(目草)】読み方:まぐさ楣というのは、”窓・出入り口などの上に渡した横木”。【柾(正木)】読み方:マサキ柾というのは、”ニシキギ目ニシキギ科ニシキギ属に分類される常緑低木の一種”。【升(枡・桝)】読み方:ます升というのは、”液体や穀物の量をはかる器”。【檀(真弓)】読み方:マユミ檀というのは、”ニシキギ目ニシキギ科ニシキギ属に分類される落葉低木の一種”。【椋】読み方:ムク※上は椋の木(ムクノキ)の写真※上は椋鳥(ムクドリ)の写真椋というのは、”椋の木(ムクノキ:標準和名)の別名/椋鳥(ムクドリ:標準和名)の別名”。椋の木は”バラ目アサ科ムクノキ属に分類される落葉高木の一種”、椋鳥は”スズメ目ムクドリ科ムクドリ属に分類される鳥類の一種”を指します。※上は椋の木の果実の写真椋鳥は、椋の木(ムクノキ)の果実を好んで食べることから名付けられましたが、椋の木の果実以外にも様々なものを食べます。【木槿(槿)】読み方:ムクゲ木槿というのは、”アオイ目アオイ科フヨウ属に分類される落葉低木の一種”。【榁】読み方:ムロ※上は杜松の葉の写真榁というのは、”杜松(ネズ:標準和名)の別名”。杜松は、”マツ目ヒノキ科ビャクシン属に分類される常緑小高木の一種”を指します。杜松(標準和名)は、別名で「鼠刺し(ネズミサシ)」とも呼ばれています。杜松の鋭く尖った針状の葉を、鼠の通り道などに置いて鼠除け(ねずみよけ)にしていたことから「鼠刺し(ネズミサシ)」となり、それが縮まって「ネズ」になったとされています。【樅】読み方:モミ樅というのは、”マツ目マツ科モミ属に分類される常緑高木の一種”。クリスマスツリーは、一般的に樅の若木が用いられることが多いです。【紅葉(椛・栬)】読み方:もみじ(こうよう)「もみじ」と読むと”木の葉が黄・赤色に変わること。また、その色づいた木の葉/楓(カエデ:総称)の別名/鹿の肉のこと”。楓は、”ムクロジ目ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の総称”を指します。「こうよう」と読むと”木の葉が黄・赤色に変わること。また、その色づいた木の葉のこと”。↓ヤ行~【櫓】読み方:やぐら、ろ※上は櫓(やぐら)(高楼)の写真※上は物見櫓(ものみやぐら)の写真※上は櫓(ろ)の写真「やぐら」と読むと”城門や城壁の上に設けた高楼(こうろう)のこと/遠くを見るために材木などを高く組んで造った構築物。物見櫓(ものみやぐら)のこと”。高楼というのは”高く造った建物のこと”で、前者の櫓(高楼)は敵情視察や射撃のために設けられます。「ろ」と読むと”船を漕(こ)ぐための道具”。【椰子(椰)】読み方:ヤシ椰子というのは、”ヤシ目ヤシ科に分類される植物の総称”。椰子の実(果実)というのは、様々なヤシ科の植物の実を指しますが、一般的には「ココナッツ(ココヤシの実)」を指すことが多いです。※上はココナッツの果肉(白い固形部分)とココナッツミルクの写真果実の中にある白い固形部分(果肉)と液体部分を食用とし、白い固形部分を砕いて水とともに混ぜて濾(こ)したものが「ココナッツミルク」になります。※上は未成熟のココナッツ(ココヤシの果実)の写真※上はココナッツウォーター(ココナッツジュース)の写真また液体部分は「ココナッツウォーター(ココナッツジュース)」と呼ばれていて、成熟(繊維で覆われ茶色)してくると中のココナッツウォーターは果肉(白い固形部分)などに変化していくため、一般的には未成熟のココナッツ(緑色)から採ることが多いです。ココナッツウォーターは透明な液体で、観光地では未成熟のココナッツ(緑色)に穴を開けて、そこからストローを挿して飲むことが多いです。※上はナタデココの写真ちなみにココナッツウォーターに酢酸菌(さくさんきん)を加えて発酵させたものを「ナタデココ」と呼び、弾力のある歯ごたえがあり、デザートなどに用いられます。【槍】読み方:やり槍というのは、”長い柄(え)の先に、穂(ほ)と呼ばれる細長い刃をつけた武器”。槍は基本的には、突き刺したり薙(な)ぎ払ったりして使用します。【楪(杠・譲葉)】読み方:ユズリハ楪というのは、”ユキノシタ目ユズリハ科ユズリハ属に分類される常緑高木の一種”。春先に新しい葉が出ると、譲るように古い葉が落ちることから名付けられています。↓ラ行~【連子(櫺子・櫺)】読み方:れんじ※上は欄間(らんま)の写真連子というのは、”窓や欄間(らんま)などに、木などの細い材を縦または横に一定の間隔を置いて取りつけた格子(こうし)のこと”。欄間は、”天井と鴨居(かもい)や長押(なげし)との間にある部分”を指します。木偏の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【楝(樗)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(木偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【荒木(粗木・樸)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄青桐(梧桐・梧)アオギリ榕(赤榕)アコウ足枷(桎)あしかせ荒木(粗木・樸)あらき梲うだつ榎(朴)エノキ”朴”は「ホオ」(ホオノキの別名)と読むことが多い槐エンジュ楝(樗)オウチ楝は、「栴檀(センダン)」(標準和名)の別名桶おけ檻おり櫂かい楓カエデ樫(橿・櫧)カシ舵(梶・楫)かじ柏(槲・檞・栢)カシワ枷かせ桂(楿)カツラ樺(椛)カバ”椛”は「もみじ」と読むこともできる框かまち榧カヤ枳殻(枸橘・枳)カラタチ橇(樏・檋・梮)かんじき”橇”は「そり」と読むこともできる樵きこり橒きさ杵きね桐キリ切り株(檮・梼)きりかぶ杭(杙)くい楔くさび櫛くし楠(樟)クスノキ梔子(梔)クチナシ椚(櫟・橡・櫪)クヌギ榑くれ黒檜(𣜌)クロベ欅(槻)ケヤキ楮コウゾ杮こけら果物の「柿(カキ)」という字によく似ているので注意梢(杪)こずえ榊サカキ桜(櫻)サクラ椹サワラ樒(梻)シキミ四手(椣)シデ樝シドミ樝は、「草木瓜(クサボケ)」(標準和名)の別名杣そま橇(轌・艝)そり”橇”は「かんじき」と読むことも多い橙ダイダイ橘タチバナ椨タブ、タブノキ「タブ」は、「タブノキ」(標準和名)の別名樽たる柄(欛)つか栂ツガ黄楊(柘植・柘)ツゲ槌(鎚)つち椿ツバキ椿は、「藪椿(ヤブツバキ)」(標準和名)の別名梃子(梃・槓・杆)てこ樋とい栃(橡)トチ、トチノキ「トチ」は、「トチノキ」(標準和名)の別名椴トド椴は、「椴松(トドマツ)」(標準和名)の別名梣トネリコ団栗(杼)どんぐり梛ナギ楢(枹)ナラ楢は、「小楢(コナラ)」(標準和名)の別名。”枹”は「ばち」と読むこともできる楡(枌)ニレ楡は、「春楡(ハルニレ)」(標準和名)の別名椒ハジカミ椒は、「山椒(サンショウ)」(標準和名)の別名梯子(梯)はしご榛ハシバミ櫨(黄櫨)ハゼ櫨は、「櫨の木(ハゼノキ)」(標準和名)の別名桴(枹)ばち”枹”は「ナラ」と読むこともできる柞ハハソ柞は、「小楢(コナラ)」(標準和名)の別名柊ヒイラギ「ヒサギ」は、「木大角豆(キササゲ)」(標準和名)と「赤芽柏(アカメガシワ)」(標準和名)の別名楸ヒサギ(キササゲ)櫃ひつ棺(柩)ひつぎ”棺”は「遺体の入っていない状態」、”柩”は「遺体の入っている状態」を指す檜(桧)ヒノキ拍子木(柝)ひょうしぎ橅(山毛欅・椈)ブナ檄ふれぶみ朴ホオ朴は、「朴の木(ホオノキ)」(標準和名)の別名枘ほぞ榾ほだ(ほた)帆柱(檣)ほばしら楣(目草)まぐさ柾(正木)マサキ枡(升・桝)ます檀(真弓)マユミ椋ムク椋は、「椋の木(ムクノキ)」(標準和名)と「椋鳥(ムクドリ)」(標準和名)の別名木槿(槿)ムクゲ榁ムロ榁は、「杜松(ネズ)」(標準和名)の別名樅モミ紅葉(椛・栬)もみじ”紅葉”は「こうよう」、”椛”は「カバ」と読むこともできる。「もみじ」と「こうよう」で意味が少し異なる櫓やぐら、ろ椰子(椰)ヤシ槍やり楪(杠・譲葉)ユズリハ連子(櫺子・櫺)れんじ項目1項目2項目3)★ 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  • 【金偏】難読漢字の一覧!
    このページでは金偏の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(金偏の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓金偏の難読漢字の読み方や意味、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】(【ワ行~】は候補がなかったため表記していません)↓金偏の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●金偏の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ金偏の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【鍵(鑰)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(金偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【重り(錘)】のように表記しています)↓ア行~【鐙】読み方:あぶみ鐙というのは、”馬具のひとつで、鞍(くら)の両脇(りょうわき)に垂らして、乗り手が足をのせるもの”。【鋳型(熔・鎔)】読み方:いがた鋳型というのは、”鋳物(いもの)を作るために、溶かした金属を流し込む型”。鋳物は、”溶かした金属を鋳型に流し込んで製造された器物”を指します。【錨(碇)】読み方:いかり錨というのは、”船を一定の場所に留めておくために、綱(つな)や鎖をつけて海底に沈めるおもり。アンカー”。【重り(錘)】読み方:おもり重りというのは、”重量を増すために付け加えるもの/釣り針や漁網を沈めるためにつける鉛(なまり)や、秤(はかり)の分銅(ふんどう)など”。↓カ行~【鍵(鑰)】読み方:かぎ鍵というのは、”錠(じょう)の穴に差し入れて、錠を開閉する道具/物事の解決に役立つ大切な事柄”。後者の意味は例えば、「事件解決の鍵を握る」や「この問題を解くには彼の持つ知識が鍵となる」のように用いられます。【鉤(鈎)】読み方:かぎ鉤というのは、”物に引っ掛けるのに使う、先の曲がった金属製の器具”。【鎹】読み方:かすがい鎹というのは、”材木と材木とを繋ぎとめるために打ち込む、両端の曲がった大釘(おおくぎ)のこと”。【金椀(鋺)】読み方:かなまり金椀というのは、”金属製の椀(わん)”。【鉦】読み方:かね鉦というのは、”下に伏せて置いたり、手で持ったりして撞木(しゅもく)で叩いて鳴らす金属製の仏具”。【鏑】読み方:かぶら※上は鏃(やじり)をつけていない鏑矢の写真鏑というのは、”矢の先と鏃(やじり)の間につけて(または鏃をつけずに)、射たときに鳴るように仕掛けた卵形の装置”。鏑の内部は空洞になっていて、表面に複数の穴があいており、射るときに穴から風が入ることにより風を切る音を大きく響かせながら矢が飛んでいきます。【鍰】読み方:からみ鍰というのは、”金属を製錬する際、原料である鉱石を溶かしたときに表面に浮かぶ滓(かす)”。製錬は、”鉱石などの原料から含有金属を分離・抽出して、金属の塊にする工程”を指します。【簪(釵・鈿)】読み方:かんざし簪というのは、”女性の頭髪に挿(さ)す髪飾りのひとつ”。【鉋(銫)】読み方:かんな鉋というのは、”材木の表面を削ってなめらかにする大工道具”。【錐】読み方:きり錐というのは、”板などに小さな穴をあけるための先の尖(とが)った工具”。【轡(銜・鑣)】読み方:くつわ轡というのは、”手綱(たづな)をつけるために、馬の口にかませる金具”。【鉄(銕・鐵)】読み方:くろがね鉄(くろがね)というのは、”鉄(てつ)の古い呼び名”。【鍬】読み方:くわ鍬というのは、”薄い鉄の板に柄(え)をつけた農具”。【毛抜き(鑷)】読み方:けぬき鑷というのは、”毛・棘(とげ)などを挟んで抜き取る金属製の道具”。【鉧】読み方:けら※上は鉧の中にある玉鋼(たまはがね)の写真鉧というのは、”たたら吹き製法などによって砂鉄から作られた鉄の塊”。鉧の内部にある純度が高く良質な部分は「玉鋼(たまはがね)」と呼ばれ、日本刀の原料に用いられます。【鐺】読み方:こじり鐺というのは、”刀剣の鞘(さや)の末端の部分。また、その部分の飾り/垂木(たるき)の端”の意味。垂木は、”屋根を支えるために、棟(むね)から軒先(のきさき)に渡す長い木材”を指します。【鏝】読み方:こて鏝というのは、”壁土(かべつち)・漆喰(しっくい)・セメントなどを塗るときに使う、鉄の平たい板に柄(え)をつけた道具”。↓サ行~【錆(銹・鏽)】読み方:さび錆というのは、”金属の表面が空気や水に触れて生じた酸化物/悪い結果のこと”。後者の意味は「身から出た錆」ということわざによく使われ、これは”自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむこと”の意味になります。例えば「日頃の彼の態度が原因なのだから、身から出た錆だろう」や「身から出た錆とはいえ、彼女を少しかわいそうに感じる」のように用いられます。【錣(錏・𩊱)】読み方:しころ錣というのは、”兜(かぶと)の左右・後方につけて垂らし、首から襟(えり)を守るためのもの”。【鎬】読み方:しのぎ鎬というのは、”刀剣で、刃(やいば)と峰(みね)との間の盛り上がっている部分。鎬筋(しのぎすじ)のこと”の意味。峰は、”刀身の刃の背のこと”を指します。「鎬を削る」(「凌ぎを削る」は誤り)という慣用句がありますが、これは日本刀同士が勢いよくぶつかると鎬の部分が削れることから、”激しく争う様子のこと”の意味で用いられます。例えば「覇権を狙って各国と鎬を削る」や「決勝は鎬を削る大接戦だった」のように用いられます。【錠】読み方:じょう錠というのは、”戸・扉などにつけて開かないようにする金具。錠前(じょうまえ)のこと”。【鋤】読み方:すき鋤というのは、”手に持って土を掘り起こす農具”。【銑】読み方:ずく銑というのは、”溶鉱炉で鉄鉱石からつくられた、不純物を多く含んでいる鉄。銑鉄(せんてつ)のこと”。【錫】読み方:すず錫というのは、”金属元素の一種”。錫の元素記号は「Sn」、原子番号は「50」、原子量は「118.7」です。↓タ行~【鏨(鑚)】読み方:たがね鏨というのは、”金属で作られた鑿(のみ)のこと”。鑿(のみ)は木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るために用いられ、鏨(たがね)は主に金属・石材を削ったり切ったりするために用いられます。鑿(のみ)は刃が鋭く、鏨(たがね)の先端は鑿(のみ)ほど鋭利ではなく、鈍(にぶ)く作られています。【槌(鎚)】読み方:つち槌というのは、”物を打ち叩くのに用いられる工具”。槌の頭の部分または全部を鉄で作ったものを「金槌(かなづち)」、木製の槌のことを「木槌(きづち)」と言います。一般的には「かなづち」は”金鎚”と表記されますが、”鎚”を「かなづち」と読むこともできます。【鍔(鐔)】読み方:つば※上は刀剣の鍔(鐔)の写真※上は釜の鍔(鐔)の写真※上は帽子の鍔(鐔)の写真鍔というのは、”刀剣の柄(つか)と刀身との間に挟み、柄を握る手を防護する金具/釜(かま)の胴の周りに庇(ひさし)のように出ている部分/帽子の周り、または前部に庇のように出ている部分”の意味。↓ナ行~【鉈】読み方:なた鉈というのは、”厚くて幅が広い刃に、短い柄(え)のついた片手持ちの刃物のこと”。主に薪(まき)割りなどに用いられます。【沸(錵)】読み方:にえ沸というのは、”日本刀の刃と地肌との境目に現れる、銀砂をまいたように輝いて見えるもの”。【鋸】読み方:のこぎり鋸というのは、”木材などを切るのに用いる工具のこと”。薄い鋼板(こうはん)の縁(ふち)に多くの歯をつけ、それに柄(え)をつけた工具になります。ちなみに鋸は、押すときに力を抜いて、引くときに力を入れるのが正しい使い方です。↓ハ行~【鎺(鈨)】読み方:はばき鎺というのは、”鎺金(はばきがね)の略称のこと”。鎺金は、”刀剣などの刀身を根元から締め、刀身がぐらぐらして鞘(さや)に当たらないように支えるための金具のこと”を指します。【鍼】読み方:はり鍼というのは、”漢方で、体表のつぼに刺し入れて刺激し、疾病(しっぺい)などを治療するための細長い金属製の器具のこと”。【錻力(錻)】読み方:ぶりき※上は錻力のおもちゃの写真錻力というのは、”錫(すず)で鍍金(めっき)した薄い鉄板のこと”。「錻力(ブリキ)のおもちゃ」がありますが、これは加工しやすく壊れにくい錻力(錫で鍍金した薄い鉄板)を、おもちゃに使用したものを指しています。(錫には、毒性がないため、古くからおもちゃなどに使用されています)【矛(鉾・鋒)】読み方:ほこ※上は銅矛のイラストで、柄を差し込んで用いられる矛というのは、”両刃(もろは)の剣に柄(え)をつけた武器のこと”。攻撃するときは、槍(やり)のように突いて使用し、儀式の道具としても用いられました。【釦(鈕)】読み方:ぼたん※上は釦(前者の意味)の写真※上は釦(後者の意味)の写真釦というのは、”衣類の合わせ目の片方につけ、もう片方の穴にはめて合わせ目を留めるもの/指で押して機械などを作動・停止させるための突起状のもの”。↓マ行~【鉞(戉)】読み方:まさかり※上は鉞(まさかり)の写真鉞は”伐採(ばっさい)用の大形の斧(おの)のこと”の意味。つまり鉞というのは、斧の種類の中のひとつになります。※上は斧(おの)の写真一般的な斧は上の写真のような形で、斧というのは”木を叩き切ったり、割ったりする道具のこと”です。その形状から、鉞は木の枝を落としたり細い木を割るのに使われることが多く、斧は薪(まき)を叩き割るなど比較的大きめの木を割るのに使われることが多いです。【鍍金(鍍)】読み方:めっき鍍金というのは、”金属または非金属の表面を、他の金属の薄い膜で覆うこと。また、そのようにしたもの”。鍍金は、装飾・防食(金属の腐食を防ぐ)などの目的で行われます。【銛】読み方:もり銛というのは、”投げたり突いたりして、魚を刺して捕らえる漁具(ぎょぐ)のこと”。↓ヤ行~【鏃(矢尻)】読み方:やじり鏃というのは、”矢の先端に付ける、射当てたときに突き刺さる尖(とが)った部分のこと”。【鑢】読み方:やすり鑢というのは、”棒状や板状で、表面に細かな刻みのある鋼鉄製の工具のこと”。工作物の表面を平らに削ったり、角(かど)を落としたりするのに用いられます。”厚手の紙や布に、金剛砂(こんごうしゃ)やガラス粉を塗りつけたもの”を「紙鑢(かみやすり)」と呼び、紙鑢のことも含めて鑢ということがあります。【鎧】読み方:よろい鎧というのは、”身に着けて体を防護する武具のこと”。↓ラ行~【轆轤】読み方:ろくろ轆轤というのは、”回転式の装置で、円形の陶磁器を成形するときに用いる台のこと”。台の上に粘土などを乗せ、台を回しながら粘土に指などを当てることで形を作っていきます。手で台を回すものや、台の下にある部分を足で蹴って回すものなどがあります。金偏の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【鍵(鑰)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(金偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【重り(錘)】のように表記しています)漢字読み方備考欄鐙あぶみ鋳型(熔・鎔)いがた錨(碇)いかり重り(錘)おもり鍵(鑰)かぎ錠(じょう)を開閉する道具鉤(鈎)かぎ先の曲がった金属製の器具鎹かすがい金椀(鋺)かなまり鉦かね鏑かぶら鍰からみ簪(釵・鈿)かんざし鉋(銫)かんな錐きり轡(銜・鑣)くつわ鉄(銕・鐵)くろがね鉄(てつ)の古い呼び名。一般的には”鉄”は「てつ」と読むことがほとんど鍬くわ毛抜き(鑷)けぬき鉧けら鐺こじり鏝こて錆(銹・鏽)さび錣(錏・𩊱)しころ鎬しのぎ錠じょう鋤すき銑ずく錫すず鏨(鑚)たがね槌(鎚)つち鍔(鐔)つば鉈なた沸(錵)にえ鋸のこぎり鎺(鈨)はばき鎺は、「鎺金(はばきがね)」の略称鍼はり錻力(錻)ぶりき矛(鉾・鋒)ほこ釦(鈕)ぼたん鉞(戉)まさかり鍍金(鍍)めっき銛もり鏃(矢尻)やじり鑢やすり鎧よろい轆轤(鈞)ろくろ項目1項目2項目3)★ -->関連ページ<難読漢字の一覧>⇒【一文字】難読漢字の一覧!⇒【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!⇒【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!⇒【動物】難読漢字の一覧!⇒【鳥】難読漢字の一覧!⇒【花・植物】難読漢字の一覧!⇒【虫】難読漢字の一覧!⇒【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!⇒【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!<読み間違えやすい漢字の一覧>⇒読み間違えやすい漢字一覧!⇒慣用読み(百姓読み)の一覧!<難読漢字の一覧(偏)>⇒【魚偏】難読漢字の一覧!⇒【虫偏】難読漢字の一覧!⇒【木偏】難読漢字の一覧!
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  • 【一文字】難読漢字の一覧!
    このページでは一文字の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(一文字の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓一文字の難読漢字の読み方や意味、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓一文字の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●一文字の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ一文字の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【薊(莇)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数ある場合は、一般的に読まれることが多い読み方を優先し、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記しています。例 【葛】 読み方:かずら、くず (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)↓ア行~【青桐(梧桐・梧)】読み方:あおぎり梧は”アオイ科の落葉高木のこと”の意味。【藜】読み方:あかざ藜は”アカザ科の一年草のこと”の意味。【暁】読み方:あかつき暁は”夜明け前(太陽が昇る前)のまだ暗いころのこと/夜明けのこと/ある事柄が実現・成就(じょうじゅ)したその時”の意味。 古くは、夜中から夜明けまでを「暁(あかつき)」「東雲(しののめ)」「曙(あけぼの)」と区分し、暁は夜が深い時刻を指し、曙は夜明けに近い時刻を指しています。(東雲は、暁と曙の中間の時刻を指します)ただ現在では、暁・東雲・曙のどれも区別なく”夜明けのこと”を指していうことが多いです。”ある事柄が実現・成就したその時”は一般的にも使用されることが多く、例えば「成功した暁には君を会社の幹部にしてあげよう」や「優勝した暁には盛大に祝賀会をしよう」のように用いられます。【芥】読み方:あくた芥は”ごみ。ちりのこと”の意味。【曙】読み方:あけぼの曙は”夜が明け始めるころのこと/夜明けのこと/(比喩的に)物事の始まり頃のこと”の意味。古くは、夜中から夜明けまでを「暁(あかつき)」「東雲(しののめ)」「曙(あけぼの)」と区分し、暁は夜が深い時刻を指し、曙は夜明けに近い時刻を指しています。(東雲は、暁と曙の中間の時刻を指します)ただ現在では、暁・東雲・曙のどれも区別なく”夜明けのこと”を指していうことが多いです。【顎】読み方:あご(あぎと)顎は”人・動物などの口の上下(上顎・下顎)にあり、下のほうが動いて、食べ物を噛んだり声を出したりするのに使う器官のこと”の意味。【痣】読み方:あざ痣は”(色素の増加や内出血などによって)皮膚の一部にできる赤・紫・青色などの変色箇所のこと”の意味。【朝顔(蕣)】読み方:あさがお”蕣”は「あさがお」の他にも「むくげ」と読むことができますが、一般的には「むくげ」は”木槿(槿)”と表記されることが多いです。朝顔(蕣)は”ヒルガオ科の一年草のこと”の意味。【薊(莇)】読み方:あざみ薊(莇)は”キク科アザミ属の多年草の総称のこと”の意味。”莇”は植物を表す漢字としても使われていますが、一般的には人名・地名などに用いられることが多いです。【浅蜊(蜊・鯏)】読み方:あさり浅蜊(蜊・鯏)は”マルスダレガイ科の二枚貝のこと”の意味。淡水の流れ込む浅い海の砂泥地に生息し、殻に布目状の刻みがあり、模様は変化に富んでいます。【鯵】読み方:あじ鯵は”スズキ目アジ科の海水魚の総称のこと”の意味。鯵というと、一般的には「真鯵(マアジ)」を指すことが多いです。【畦(畔)】読み方:あぜ”畔”は「あぜ」と読むこともできますが、一般的に”畔”は「ほとり」と読むことがほとんどです。畦は”田と田の間に、境(さかい)として土を盛り上げた所のこと”の意味。【家鴨(鶩)】読み方:あひる家鴨(鶩)は”カモ目カモ科の鳥のこと”の意味。マガモを家畜として飼いならし改良した品種で、翼が小さく飛ぶことはできません。家鴨の肉・卵は食用とされ、羽毛は布団やクッションなどに用いられています。家鴨の肉を用いた料理で有名なのが「北京(ぺきん)ダック」で、”下処理した家鴨を丸ごと炉(ろ)で焼いた中華料理のこと”を指します。【鐙】読み方:あぶみ鐙は”馬具のひとつで、鞍(くら)の両脇(りょうわき)に垂らして、乗り手が足をのせるもの”の意味。【霰】読み方:あられ霰は”雪に微小な水滴が付いて、それが凍り、白色の粒となって降ってくるもの”の意味。気象用語では「粒の直径5mm未満が霰(あられ)」、「粒の直径5mm以上を雹(ひょう)」と分類しています。【粟】読み方:あわ粟は”イネ科の一年草のこと”の意味。五穀(ごこく)のひとつで、五穀とは一般的に「米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆」の5種類の穀物を指します。【袷】読み方:あわせ袷は”裏地をつけて仕立てた着物のこと”の意味。【庵(廬)】読み方:いおり庵(廬)は”草木などを材料として作った粗末な家・小屋のこと”の意味。【筏】読み方:いかだ筏は”木材・竹などを並べてつなぎ合わせ、水に浮かべるもの”の意味。木材の運搬や舟(ふね)の代わりに用いられます。(舟というのは、手で漕ぐ小型のものを指します)【錨(碇)】読み方:いかり錨(碇)は”船を一定の場所に留めておくために、綱(つな)や鎖をつけて海底に沈めるおもり。アンカーのこと”の意味。【斑鳩(鵤)】読み方:いかるが(いかる)斑鳩(鵤)は”スズメ目アトリ科の鳥のこと”の意味。「いかるが」は、「いかる」の別名です。【頂】読み方:いただき頂は”最も高い部分。頂上のこと”の意味。【鼬】読み方:いたち鼬は”ネコ目(食肉目)イタチ科の哺乳類のこと”の意味。鼬という言葉を用いた慣用句で、「鼬の最後っ屁(いたちのさいごっぺ)」「鼬ごっこ」という2つの慣用句が用いられることが多いです。「鼬の最後っ屁」は、鼬は敵に追いつめられるとその敵をひるませるために尻から悪臭を放って逃げることから、”追い込まれた者が、苦し紛(まぎ)れにとる最後の手段のこと”を意味します。例えば「彼のその行動がまさに鼬の最後っ屁だったのだろう」や「鼬の最後っ屁でも良いから何かプランはないか」のように用いられます。「鼬ごっこ」は子供の遊びに由来し、2人1組で相手の手の甲を交互につまみあっていく遊びで、ただ交互に繰り返すだけで切りがないことから、”同じようなことを繰り返すだけで、いつまでも決着がつかないこと”を意味します。例えば「いい加減に鼬ごっこをやめてどちらか妥協(だきょう)するべきだ」や「プログラマーとハッカーの鼬ごっこになっている状態だ」のように用いられます。【蝗(稲子)】読み方:いなご蝗(稲子)は”イナゴ科イナゴ属の昆虫の総称のこと”の意味。稲子という文字からも稲に関係しており、成虫が稲を食べる害虫で、稲作の天敵として知られています。またタンパク質・カルシウムなどを多く含んでいることもあり、古くから佃煮(つくだに)など食用として食べられています。【豕】読み方:いのこ豕は”猪(いのしし)のこと/猪の子。瓜坊(うりぼう)のこと/豚のこと”の意味。【茨】読み方:いばら茨は”棘(とげ)のある低木の総称のこと/植物の棘・針のこと”の意味。【鼾】読み方:いびき鼾は”睡眠中に、呼吸に伴って鼻・口から出る音のこと”の意味。睡眠中はのどを支えている筋肉が緩(ゆる)んでのどが狭くなり、息を吸うときに狭くなった部分を空気が通過し、それによりのどが振動して音(これが鼾)が生じます。加齢によるのど周りの筋肉の緩みや、肥満の人は舌やのどにも脂肪がついてしまうため、のどが狭くなり鼾を生じやすくなります。【疣】読み方:いぼ疣は”皮膚上に盛り上がってできる小さなできもののこと/物の表面にある小さな突起のこと”の意味。前者の疣はヒトパピローマウイルスが皮膚表面の傷から感染して生じるもので、人から人への直接接触だけでなく、プール・ジムなどの間接接触でも感染します。【甍】読み方:いらか※上は前者の意味の甍甍は”屋根の背。屋根の頂上の部分のこと/屋根瓦(やねがわら)。また、瓦葺(かわらぶ)きの屋根のこと”の意味。【海豚(鯆)】読み方:いるか海豚(鯆)は”クジラ目の哺乳類のうち、小型のハクジラ類の総称のこと”の意味。海豚の体長は約1~4メートルとされていて、4メートルを超える体長のものは一般的に「鯨(くじら)」と呼ばれています。海豚は群れで行動し、魚類を主食として、知能が高いとされています。【巌】読み方:いわお巌は”大きな岩石のこと”の意味。【鰯】読み方:いわし鰯は”ニシン科またはカタクチイワシ科の海水魚の総称のこと”の意味。一般的にはマイワシ(ニシン科)を指すことが多いです。【嗽】読み方:うがい嗽は”水や薬液などを口に含んで、口やのどをすすぐこと”の意味。【鶯】読み方:うぐいす鶯は”スズメ目ウグイス科ウグイス属の鳥のこと”の意味。「ホーホケキョ」と鳴くことで知られています。【臼】読み方:うす※上は挽き臼(ひきうす)の写真※上は搗き臼(つきうす)と杵(きね)の写真臼は”穀物や豆類などを粉にしたり、餅(もち)をついたりする道具のこと”の意味。臼には「挽き臼(ひきうす)」と「搗き臼(つきうす)」があり、挽き臼で穀物や豆類などを粉にし、搗き臼(と杵)で餅をついたりします。【鶉】読み方:うずら鶉は”キジ目キジ科の鳥のこと”の意味。【鰻】読み方:うなぎ鰻は”ウナギ目ウナギ科の魚のこと”の意味。体の表面は粘液で覆われぬるぬるとしていて、肉は脂肪に富み、かば焼きにして食べられることが多いです。【項】読み方:うなじ項は”首の後ろの部分。首すじのこと”の意味。ちなみに項が垂れると書いて「項垂れる(うなだれる)」と表され、項垂れるは”失望や悲しさ、恥ずかしさなどから、力なく首を前に垂れること”を意味します。(首が前に垂れると項も垂れることから、項垂れるとなっています)【畝(畦)】読み方:うね”畦”は「うね」と読むこともできますが、一般的に”畦”は「あぜ」と読まれることがほとんどです。畝は”作物を植えつけたり種を蒔(ま)いたりするために、一定の幅で土を盛り上げたところのこと”の意味。【漆】読み方:うるし漆は”ウルシ科の落葉高木のこと”の意味。漆の木に傷をつけ、その傷部分から分泌する樹液のことを「漆(うるし)」と呼ぶことも多く、採取した樹液から木屑(きくず)などを濾過(ろか)したものを「生漆(きうるし)」と言います。漆の木の樹液から精製された漆を器物の表面に塗ったり、模様を描く技術のことを「漆工芸(うるしこうげい)」「漆芸(しつげい)」、その漆塗りの器物のことを「漆器(しっき)」と呼びます。※上は漆器の写真漆(樹液)は固まると水を弾き、さらに防腐性・抗菌性も高いため、重宝されています。また完全に乾いていない漆(樹液)に触れたり、漆の木や葉に触れることでかぶれることがある(主成分であるウルシオールによるもの)ため注意が必要です。【粳】読み方:うるち粳は”粘り気の少ない普通の米のこと”の意味。【釉(釉薬・上薬)】読み方:うわぐすり釉薬は「うわぐすり」と読むこともできますが、一般的には「ゆうやく」と読むことが多いです。釉(釉薬・上薬)は”素焼きの陶磁器の表面にかけて焼き、艶(つや)を出させるガラス質の物質のこと”の意味。釉は焼成(しょうせい)すると薄い層を作って、割れにくくしたり、吸水を防いだり、光沢(こうたく)や味わいを出させます。焼成というのは”原料を高熱で焼いて性質を変化させること”で、例えば粘土を窯(かま)で焼いて石質にしたり、タイルを窯で焼いて硬質させることなどがあります。【蟒蛇(蟒)】読み方:うわばみ蟒蛇(蟒)は”大きな蛇。大蛇(だいじゃ)のこと”の意味。【靨(笑窪)】読み方:えくぼ靨(笑窪)は”人が笑うときに、頬(ほお)にできる小さな窪(くぼ)みのこと”の意味。【榎】読み方:えのき榎は”アサ科の落葉高木のこと”の意味。キノコの「えのき」と間違えやすいですが、”シメジ科のキノコ”である「えのき」は、正しくは「榎茸(えのきたけ)」と表記されるため注意が必要です。【鰓】読み方:えら鰓は”水中に棲(す)む動物の呼吸器官のこと”の意味。鰓による呼吸様式のことを「鰓呼吸(えらこきゅう)」と呼び、鰓蓋(えらぶた)と呼ばれる骨質の薄い板に鰓が保護されていて、呼吸運動に合わせて鰓蓋を開閉させて呼吸します。(サメ・エイなどには鰓蓋がないため、外側から鰓を確認することができます)魚類の鰓は櫛(くし)の歯のような形状のものに毛細血管が分布していて、これに触れる水中の溶存酸素を取り込み、二酸化炭素を排出します。反対に人間などの陸上動物が行う呼吸様式のことを「肺呼吸(はいこきゅう)」と呼びます。肺呼吸は、肺によって空気中の酸素を血液中に取り込み、二酸化炭素を体外へと排出する呼吸様式になります。【襟】読み方:えり襟は”衣服の、首の周りの部分。また、そこにつける縁取(ふちど)りの布のこと”の意味。【嫗(媼)】読み方:おうな嫗(媼)は”年をとった女性。老女。おばあさんのこと”の意味。【掟】読み方:おきて掟は”守るべきものとしてすでに定められている事柄のこと。また、ある社会での決まりのこと”の意味。【翁】読み方:おきな翁は”年をとった男性。おじいさんのこと”の意味。【桶】読み方:おけ桶は”細長い板を縦に円筒形(えんとうけい)に並べて底をつけ、箍(たが)で締めた容器のこと”の意味。箍というのは、”桶・樽(たる)などの周りに巻いて、締めつけるための竹や金属製の輪のこと”です。【瘧】読み方:おこり瘧は”一定の間隔をおいて高熱を発する病気のこと。マラリアの一種”の意味。マラリア原虫(熱帯から亜熱帯地域に広く分布)による感染症で、羽斑蚊(はまだらか)が媒介するマラリア原虫が病原体になります。マラリア原虫に寄生された蚊に刺されることで感染し、マラリアは輸入感染症として指定されています。(輸入感染症というのは、”国内には原因菌などは常在せず、海外から細菌などが持ち込まれ、発生する感染症のこと”)【囮】読み方:おとり囮は”他の鳥獣を誘い寄せて捕らえるために使う鳥獣のこと/相手を誘い寄せるために利用する物や人のこと”の意味。【朧】読み方:おぼろ朧は”はっきりとしないさま。ぼんやり霞(かす)むさま”の意味。↓カ行~【櫂】読み方:かい櫂は”手に持って水をかくことで生じる抵抗を利用して船を進める船具のこと”の意味。ちなみに櫂には「オール(oar)」と「パドル(paddle)」があり、これらの違いは”櫂が船体に固定されているかどうか”になります。オールは”器具などで船体に櫂が固定されたまま使用”し、パドルは”船体に櫂が固定されず漕(こ)ぎ手が支えながら使用”します。※上はボートでオール(固定されている)を使用している写真※上はカヌーでパドル(固定されていない)を使用している写真なのでボートではオール(固定されている)、カヌー・カヤックなどではパドル(固定されていない)を使用しているというわけです。(必ずしもボートだからオールというわけではなく、ボートによっては船体に固定されていないパドルを使用することもあります)【梅花皮(鰄)】読み方:かいらぎ※上は鰄(後者の意味)の皿の写真梅花皮(鰄)は”サメ類の背の中央部分の皮のこと/陶磁器などで、釉(うわぐすり)が焼成(しょうせい)不十分のために溶けきらず、さめはだ状に縮れた状態のこと”の意味。前者の意味は、硬い粒状の梅の花の形をした突起があり、刀剣の鞘(さや)・柄(つか)などの装飾に用いられます。後者の意味の釉というのは、”素焼きの陶磁器の表面にかけて焼き、艶(つや)を出させるガラス質の物質のこと”を指します。焼成すると薄い層を作って、割れにくくしたり、吸水を防いだり、光沢(こうたく)や味わいを出します。焼成というのは”原料を高熱で焼いて性質を変化させること”で、例えば粘土を窯(かま)で焼いて石質にしたり、タイルを窯で焼いて硬質化させることなどがあります。【嬶】読み方:かかあ嬶は”自分の妻または他人の妻を親しんでいう語。また、ぞんざいにいう語のこと”の意味。一般的に嬶は「嬶天下(かかあでんか)」という言葉で使われることが多く、これは”家庭内で妻の権力・威厳が夫を上回っていること”を意味します。簡単にいうと、家庭内で夫よりも妻のほうが様々な発言権や決定権が大きいことを指します。例えば「彼の家庭は嬶天下だから少しかわいそうだ」や「うちは嬶天下なので妻に頭が上がらない」のように用いられます。ちなみに嬶天下の反対は「亭主関白(ていしゅかんぱく)」なので覚えておきましょう。【踵】読み方:かかと(きびす)踵は”足の裏の後部のこと/履物(はきもの)の後部のこと”の意味。「きびす」と読むときは一般的に「踵(きびす)を返す」という言葉で使われ、これは”もと来た方向へ引き返すこと。後戻りすること”を意味します。(「踵(かかと)を返す」とは言わないので注意が必要です)進行していた方向と逆方向へ進むとき(引き返すとき)に、踵の向きが反対になることから、踵を返すは上記のような意味で使われるようになりました。例えば「私は踵を返して家に戻った」や「彼はついに諦めたのか、踵を返して去っていった」のように用いられます。【篝】読み方:かがり篝は”篝火(かがりび)を焚(た)く鉄製の籠(かご)のこと”の意味。篝火というのは、”夜間の警護・照明、漁をするためなどに鉄製の籠の中で焚く火のこと”です。【瘡蓋(痂)】読み方:かさぶた瘡蓋(痂)は”傷などの表面から出た分泌物が乾いて固まってできる皮のこと”の意味。傷ができると瘡蓋が形成されるのは、傷の中に細菌や汚れなどが入るのを防ぐためなので、痒(かゆ)くても瘡蓋を剝がすのは良くないです。瘡蓋は血液中の血小板(けっしょうばん)・赤血球、血液を固めるタンパク質であるフィブリンなどにより形成されています。【鰍(鮖)】読み方:カジカ鰍(鮖)は”カサゴ目カジカ科の淡水魚のこと”の意味。「カジカ」は、別名で「ゴリ」とも呼ばれています。【柏】読み方:かしわ柏は”ブナ科の落葉高木のこと”の意味。柏の若葉は柏餅(かしわもち)に用いられ、柏餅とは”餡子(あんこ)を餅(もち)で包み、柏の葉をかぶせたお菓子”になります。【鎹】読み方:かすがい鎹は”材木と材木とを繋ぎとめるために打ち込む、両端の曲がった大釘(おおくぎ)のこと”の意味。【霞】読み方:かすみ霞は”空気中に微細な水滴や塵(ちり)が浮遊するために、遠くがはっきりと見えない現象のこと”の意味。霧(きり)・靄(もや)との違いは、霧・靄は空気中に微細な”水滴のみ”が浮遊する現象で、霞は空気中に微細な”水滴・塵”が浮遊する現象になります。そして霧は見通せる距離が1km未満のもの、靄は見通せる距離が1km以上のものを指します。【葛】読み方:かずら、くず※上は葛(くず)の写真「かずら」と読むと”蔓草(つるくさ)の総称のこと”の意味。蔓草というのは、”茎(くき)が蔓になる草の総称のこと”です。「くず」と読むと”マメ科の蔓性(つるせい)多年草のこと”の意味。葛(くず)は山野に多く自生していて、根からはデンプンを取ることができ、このデンプンのことを「葛粉(くずこ)」と言います。※上は葛粉の写真※上は葛餅の写真※上は葛湯の写真葛粉は葛餅(くずもち)、葛湯(くずゆ)などに用いられます。【絣(飛白)】読み方:かすり絣(飛白)は”所々かすったような模様を規則的に配した模様。また、その織物(おりもの)のこと”の意味。【鰹】読み方:かつお鰹は”サバ科の海水魚のこと”の意味。【鬘】読み方:かつら鬘は”(毛髪を補う目的で)頭髪のように作って、頭に被(かぶ)ったり付けたりするもの”の意味。【鼎】読み方:かなえ鼎は”古代中国で使われた、食物を煮るのに用いる(普通は3本脚の)金属製の器のこと”の意味。【庚】読み方:かのえ庚は”十干(じっかん)の7番目のこと”の意味。十干というのは、”甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の総称のこと”です。十干は、十二支と組み合わせて年・日などを表すのに用いられます。【鞄】読み方:かばん鞄は”革・布などで作り、中に物を入れて持ち歩く用具のこと”の意味。【黴】読み方:かび※上は黴(白い毛のような部分)のついた苺の写真黴は”生物体・有機物の表面に生じる菌類またはその菌糸の集まりのこと”の意味。黴には有害なものと、発酵などに必要な有用なものがあります。(上の写真の苺に生えた黴は、有害なものなので食べないようにしましょう)例えば発酵に必要な有用なもので言えば、アオカビを用いて製造されるブルーチーズや、コウジカビを用いて製造される日本酒・醤油(しょうゆ)などが有名です。【兜】読み方:かぶと兜は”頭部を守るための被(かぶ)り物のこと”の意味。【蕪】読み方:かぶ(かぶら)蕪は”アブラナ科の越年草のこと”の意味。「かぶら」というのは、「かぶ」の別名です。ちなみに蕪(かぶ)は別名で「菘(すずな)」とも呼ばれ、春の七草のひとつとして知られています。【鏑】読み方:かぶら※上は鏃(やじり)をつけていない鏑矢の写真鏑は”矢の先と鏃(やじり)の間につけて(または鏃をつけずに)、射たときに鳴るように仕掛けた卵形の装置のこと”の意味。鏑の内部は空洞になっていて、表面に複数の穴があいており、射るときに穴から風が入ることにより風を切る音を大きく響かせながら矢が飛んでいきます。【釜】読み方:かま釜は”飯を炊いたり湯を沸かしたりするのに用いる金属製の器のこと”の意味。円形で鍋よりも底が深く、普通は胴の周りに竈(かまど)にかけるための鍔(つば)があり、蓋(ふた)は木製です。釜の鍔を羽根に例えて「羽釜(はがま)」と呼ぶこともあります。【竈】読み方:かまど竈は”上に鍋・釜(かま)をかけて煮炊きするための設備のこと”の意味。【裃】読み方:かみしも裃は”江戸時代の武士の礼服で、肩衣(かたぎぬ)と袴(はかま)を同じ色に染めたもの”の意味。肩衣というのは、”上代、庶民(しょみん)の着た衣で、袖(そで)がなく肩と胴だけをおおう上着のこと”を指します。【鴎】読み方:かもめ鴎は”チドリ目カモメ科の鳥の総称のこと”の意味。【茅】読み方:かや(ちがや)※上は茅(ちがや)の写真「かや」と読むと”屋根を葺(ふ)く材料とする草の総称のこと”の意味。葺くというのは”板・瓦(かわら)・茅(かや)などで屋根を覆(おお)うこと”で、主にイネ科の「茅(ちがや)・薄(すすき)・菅(すげ)」などのことを指します。「ちがや」と読むと”イネ科の多年草のこと”の意味。【烏(鴉)】読み方:からす烏(鴉)は”スズメ目カラス科カラス属の鳥の総称のこと”の意味。【鰈】読み方:かれい鰈は”カレイ目カレイ科の海水魚の総称のこと”の意味。鰈とよく似ている魚に鮃(ひらめ)がいて、「左ヒラメに右カレイ」という言葉を聞きますが、これは”目を上にして置いたときに左向きになるのがヒラメで、右向きになるのがカレイになることから”きています。鮃と鰈のもっと簡単な見分け方は口の部分を見ることで、鮃(ひらめ)は口が大きく、鰈(かれい)はおちょぼ口をしています。【獺(川獺)】読み方:かわうそ獺(川獺)は”イタチ科の哺乳類のこと”の意味。獺は日本の特別天然記念物に指定されています。また獺祭(だっさい)という言葉がありますが、これは獺は捕獲した魚を食べる前に岸に並べる習性があり、その様子が魚を祭っているのに見えることからきている言葉です。転じて獺祭は、”詩文を作るときに、多くの参考書を広げ並べること”の意味としても用いられます。【簪】読み方:かんざし簪は”女性の頭髪に挿(さ)す髪飾りのひとつ”の意味。【橇】読み方:かんじき、そり※上は橇(かんじき)の写真※上は橇(そり)の写真「かんじき」と読むと”雪の上などを歩くとき、深く踏み込んだり滑ったりしないように、靴(くつ)などの下につけるもの”の意味。橇(かんじき)を靴などに装着することで、接地面積を大きくし、体重が分散されることで雪の上などを歩いたときに足が沈みにくくなったりします。「そり」と読むと”雪や氷の上を滑らせて走る乗り物または運搬具のこと”の意味。【鉋】読み方:かんな鉋は”材木の表面を削ってなめらかにする大工道具のこと”の意味。【巫】読み方:かんなぎ巫は”神の依り代(よりしろ)・神の憑依(ひょうい)・神との交信をする行為や、その役割を務める人のこと”の意味。依り代というのは”神霊が依り憑(つ)く対象物のこと”を指し、樹木・岩石・動物などが依り代とされることが多いです。【閂】読み方:かんぬき閂は”門の扉が開かないようにするための横木のこと”の意味。門扉(もんぴ)の左右にある金具に差し通して用いられます。【樵】読み方:きこり樵は”山で木を切り出す職業の人のこと”の意味。【杵】読み方:きね杵は”臼(うす)に入れた穀物などをつくための木製の道具のこと”の意味。【茸】読み方:きのこ茸は”菌類のうち、傘状のものを形成する大形菌類の通称のこと”の意味。山野の木陰や朽ち木などに生じ、松茸(まつたけ)・椎茸(しいたけ)など食用のものもありますが、有毒なものもあるため注意が必要です。【黍】読み方:きび黍は”イネ科の一年草のこと”の意味。五穀(ごこく)のひとつで、五穀とは一般的に「米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆」の5種類の穀物を指します。【錐】読み方:きり錐は”板などに小さな穴をあけるための先の尖(とが)った工具のこと”の意味。【瓩】読み方:キログラム瓩は”国際単位系(SI)の基本単位の一つで、質量の単位のこと”の意味。瓩の記号は「kg」で、グラムは「瓦(記号はg)」と表記され、1瓩(kg)=1000瓦(g)を指します。キログラム(kg)のキロ(k)というのは、”国際単位系(SI)で、単位の上につけて1000倍を表す語”になります。【粁】読み方:キロメートル粁は”長さの単位のこと”の意味。国際単位系(SI)の長さの基本単位は米(メートル:記号はm)。粁の記号は「km」で、メートルは「米(記号はm)」と表記され、1粁(km)=1000米(m)を指します。キロメートル(km)のキロ(k)というのは、”国際単位系(SI)で、単位の上につけて1000倍を表す語”になります。【鵠】読み方:くぐい鵠は”白鳥(はくちょう)の古名のこと”の意味。白鳥というのは、”カモ目カモ科ハクチョウ属の水鳥の総称のこと”を指します。※上は黒鳥(コクチョウ)の写真日本に冬鳥として渡来する大白鳥(オオハクチョウ)と小白鳥(コハクチョウ)は全身白色で、黒鳥(コクチョウ)のように全身が黒色の種も存在します。【楔】読み方:くさび楔は”堅い木材または金属で、一端が厚く、もう一方の端にいくにつれて薄くなるように作ったもの”の意味。楔は薄くなっている方を対象物に当てたり、隙間(すきま)などに差し込み、そのまま厚い端の方をハンマーで打ち込み使用します。木材・石材を割るとき、重いものを押し上げたり、差し込んだ材が抜け落ちるのを防ぐためなどに用いられます。【櫛】読み方:くし櫛は”髪の毛を梳(す)いたり、髪に挿(さ)して飾りに使ったりする道具のこと”の意味。【嚔(嚏)】読み方:くしゃみ嚔(嚏)は”鼻の粘膜が刺激されて起こる、反射的に激しく息を吐き出す生理現象のこと”の意味。【鯨】読み方:くじら※上はマッコウクジラの写真鯨は”クジラ目の哺乳類の総称のこと”の意味。一般的に体長が4メートルを超えるものは「鯨(くじら)」、体長が4メートル以下のものは「海豚(いるか)」と分類されています。【楠(樟)】読み方:くすのき楠は”クスノキ科の常緑高木のこと”の意味。楠(樟)の葉・枝などのチップを水蒸気蒸留することで「樟脳(しょうのう)」と呼ばれる白い結晶を精製することができます。英語では「カンフル(camphor)」(または「カンファー」)と呼ばれ、主に防虫剤、他にも防臭・医薬品などに用いられます。ちなみに”ダメになりかけた物事を蘇らせる効果のある措置のこと”の意味で使われる「カンフル剤」のカンフルは、樟脳が由来になります。これは昔に樟脳が強心剤(衰弱した心臓の働きを高めるための薬剤)としても使われていたことからきています。【嘴(喙・觜)】読み方:くちばし嘴(喙・觜)は”鳥類の口の部分に突き出ている、上下の顎(あご)の骨の表面が角質化したもの”の意味。【靴】読み方:くつ靴は”足を覆うように作った履物の総称のこと”の意味。【轡】読み方:くつわ轡は”手綱(たづな)をつけるために、馬の口にかませる金具のこと”の意味。【椚(櫟・橡・櫪))】読み方:くぬぎ椚(櫟・橡・櫪)は”ブナ科の落葉高木のこと”の意味。山野に自生し、椚の果実は「団栗(どんぐり)」と呼ばれています。【軛(頸木)】読み方:くびき軛(頸木)は”車の轅(ながえ)の前端につけて、牛馬の首の後ろにかける横木のこと”の意味。轅というのは、”牛車(ぎっしゃ)・馬車などの前方に長く平行に出ている2本の棒のこと”を指します。【鞍】読み方:くら鞍は”牛・馬の背に置き、人や荷物を乗せやすくなるようにする木製または革製の道具のこと”の意味。【厨】読み方:くりや厨は”食物を調理する場所。台所のこと”の意味。【踝】読み方:くるぶし踝は”足首の関節の内・外の両側にある突起した部分(骨)のこと”の意味。【鍬】読み方:くわ鍬は”薄い鉄の板に柄(え)をつけた農具のこと”の意味。土を掘り起こしたり、均(なら)したりします。【欅(槻)】読み方:けやき欅(槻)は”ニレ科の落葉高木のこと”の意味。【麹(糀)】読み方:こうじ※上は米麹(こめこうじ)の写真麹(糀)は”米・麦・大豆などを蒸し、これにコウジカビを繁殖させたもの”の意味。米の場合は「米麹(こめこうじ)」、麦の場合は「麦麹(むぎこうじ)」、大豆の場合は「豆麹(まめこうじ)」「大豆麹(だいずこうじ)」と表記されます。酒・醤油(しょうゆ)・味噌(みそ)などの醸造に用いられます。【楮】読み方:こうぞ楮は”カジノキの古名のこと”の意味。梶の木(カジノキ)というのは、”クワ科の落葉高木のこと”を指します。【鸛】読み方:こうのとり鸛は”コウノトリ目コウノトリ科の鳥のこと”の意味。【木枯らし(凩)】読み方:こがらし木枯らし(凩)は”秋の末から冬の初めにかけて吹く、強く冷たい風のこと”の意味。【鐺】読み方:こじり鐺は”刀剣の鞘(さや)の末端の部分。また、その部分の飾りのこと/垂木(たるき)の端のこと”の意味。垂木というのは、”屋根を支えるために、棟(むね)から軒先(のきさき)に渡す長い木材のこと”を指します。【梢】読み方:こずえ梢は”木の幹(みき)や枝の先端のこと”の意味。【木霊(谺)】読み方:こだま木霊(谺)は”樹木に宿る精霊のこと/山・谷などで、声や音が反響すること。また、その声や音。山彦(やまびこ)のこと”の意味。【鏝】読み方:こて鏝は”壁土(かべつち)・漆喰(しっくい)・セメントなどを塗るときに使う、鉄の平たい板に柄(え)をつけた道具のこと”の意味。【寿】読み方:ことぶき寿は”めでたいこと/祝いの言葉をいうこと。また、その言葉のこと”の意味。【諺】読み方:ことわざ諺は”古くから言い伝えられてきた、比較的短い形で言い表された教訓のこと”の意味。例えば「石の上にも三年」や「情けは人の為ならず」のような、生活体験からきたものや、身近な生きる知恵を教えてくれるものが多いです。【瘤】読み方:こぶ瘤は”病気や打撲(だぼく)のために、皮膚の一部が盛り上がったもの/ものの表面に盛り上がったもの”の意味。【腓】読み方:こむら腓は”脛(すね)の後ろ側の柔らかい部分。脹脛(ふらくはぎ)のこと”の意味。「こむら」というのは、「ふくらはぎ」の別名です。「腓返り(こむらがえり)」という言葉を聞くことがありますが、これは”脹脛の筋肉が痙攣(けいれん)することで起こる、痛みを伴う発作のこと”を指します。腓返りを起こすことを、一般的には「足が攣(つ)る」と言います。【鮴】読み方:ゴリ(メバル)※上は鮴(ゴリ)の写真※上は眼張(メバル)の写真「ゴリ」と読むと”カサゴ目カジカ科の淡水魚のこと”の意味。「ゴリ」というのは、「カジカ」の別名です。「メバル」と読むと”カサゴ目フサカサゴ科の海水魚のこと”の意味。「メバル」の漢字表記は、一般的には「眼張(メバル)」と表記されることが多いです。↓サ行~【犀】読み方:サイ犀は”奇蹄(きてい)目サイ科の哺乳類の総称のこと”の意味。象に次(つ)いで大形の陸上動物で、皮膚は厚くて毛はほとんどなく、額(ひたい)や鼻先にある1本または2本の角は皮膚が角質化したものです。【榊】読み方:さかき榊は”モッコク科の常緑小高木のこと”の意味。神棚や祭壇に供えられるなど枝葉は神事に用いられ、榊は神社などによく植えられています。【盃(杯)】読み方:さかずき盃(杯)は”酒を飲むのに使う小さな器のこと”の意味。【肴】読み方:さかな肴は”酒を飲むときに添えて食べるもの/酒席に面白味(おもしろみ)を添える歌や踊り、話題などのこと”の意味。【先駆け(魁)】読み方:さきがけ先駆け(魁)は”他よりも先にそのことを行(おこな)った人。また、その行われた物事のこと”の意味。例えば「これは流行の先駆けとなった物だ」や「世界に先駆けて取り組む」のように用いられます。【柵】読み方:さく、しがらみ※上は柵(さく)の写真「さく」と読むと”木や竹を並べた囲いのこと”の意味。「しがらみ」と読むと”水流を塞(せ)き止めるために、川の中に杭を打ち並べて、それに竹や木などを横に組んだもの/決意・行動などを押しとどめるもの”の意味。一般的に柵(しがらみ)は後者の意味で使われることが多く、後者は例えば「組織には多くの柵(しがらみ)が存在している」や「柵(しがらみ)から解放され自由になった」のように用いられます。【匙】読み方:さじ匙は”液体・粉末などを掬(すく)い取る道具のこと”の意味。「匙を投げる」という慣用句がありますが、これは医者が薬を調合するための匙を投げ出す意から、”医者が治療の方法がないと診断すること/物事に救済や解決の見込みがないとして、手を引くこと”の意味で用いられます。例えば「医者に回復の見込みがないと匙を投げられたが、まだ諦めるつもりはない」や「彼に勉強するように何度も言っていたが、ついには匙を投げてしまった」のように用いられます。前者の例文は”医者が治療の方法がないと診断すること”、後者の例文は”物事に救済や解決の見込みがないとして、手を引くこと”の意味で使用しています。【蠍】読み方:さそり蠍は”クモ綱サソリ目の節足動物の総称のこと”の意味。大きな鋏(触肢(しょくし))を持ち、胸部に4対(つい)の脚があり、尾の端に毒針があります。【鯖】読み方:さば鯖は”スズキ目サバ科サバ属の海水魚の総称のこと”の意味。「鯖を読む」という慣用句がありますが、現在では”自分の都合の良いように数などをごまかすこと”の意味で用いられます。これは鯖は他の魚と比べて傷みやすく、数も多かったため、丁寧に数えていると傷んでしまうので早口で数えられ、それにより実際の数と合わなかったことから、いい加減に数えることを「鯖を読む」というようになり、それが転じて現在の意味になったとされています。例えば「テストの点数を鯖を読んで伝える」や「彼女は実年齢よりも若く、鯖を読んでいても分からなかった」のように用いられます。【錆】読み方:さび錆は”金属の表面が空気や水に触れて生じた酸化物のこと/悪い結果のこと”の意味。後者の意味は「身から出た錆」ということわざによく使われ、これは”自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむこと”の意味になります。例えば「日頃の彼の態度が原因なのだから、身から出た錆だろう」や「身から出た錆とはいえ、彼女を少しかわいそうに感じる」のように用いられます。【鞘】読み方:さや鞘は”刀剣の刀身(とうしん)の部分や、筆の先などを納めておく筒(つつ)のこと”の意味。【笊】読み方:ざる笊は”細く割った竹などで編んだ器のこと/漏れや抜けが多いさま/非常に酒に強い人のこと”の意味。水を注いでも笊(器)の編み目から水が漏れてしまうことから、転じて”漏れや抜けが多いさま”と”非常に酒に強い人のこと”の意味となっています。後者は水と同様に酒をいくら笊(器)に注いでも編み目からそのまま出ていくため、いくら飲んでも酔わない(=酒に強い)というたとえからきています。”漏れや抜けが多いさま”は、例えば「あのチームの守備は笊だ」や「ここの警備は笊だから簡単に侵入できる」のように用いられます。【鰆】読み方:さわら鰆は”スズキ目サバ科の海水魚のこと”の意味。鰆は出世魚(しゅっせうお)で、全長50cm以下のものを「さごち」「さごし」、50cm~60cmのものを「なぎ」「やなぎ」、60cmを超えるものを「鰆(さわら)」と呼びます。【栞(枝折)】読み方:しおり栞(枝折)は”読みかけの書物の間に挟んで目印とするもの/簡単な手引書。案内書のこと”の意味。【屍(尸)】読み方:しかばね(かばね)「しかばね」と読むと”死体。亡骸(なきがら)のこと/漢字の部首名のひとつ。尸冠(しかばねかんむり)の略のこと”の意味。「生ける屍(いけるしかばね)」という言葉がありますが、これは”肉体的に生きているだけで、気力も活力もなく、精神的には死んでいるような人のこと”を指します。「かばね」と読むと”死体。亡骸のこと/漢字の部首名のひとつ。尸冠の別名のこと”の意味。【敷居(閾)】読み方:しきい敷居(閾)は”門や出入口、また部屋のしきりに敷く横木のこと”の意味。部屋のしきりに敷く横木には、戸・障子(しょうじ)・襖(ふすま)などを開けたてするための溝(みぞ)があります。ちなみに「敷居が高い」という慣用句がありますが、この慣用句の本来の意味は”不義理・面目のないことをして、その人の家に行きにくいこと”になります。簡単にいうと、”過去に相手に対して失礼をしてしまったことなどが原因で、その人に会いにくい(家に行きにくい)こと”を意味しています。現在では”高級すぎたり、上品すぎたりして、行きにくいこと”の意味で使われることも多く、本来の意味とは異なりますが、多くの人が誤った使い方をしていたことでそれが定着しつつあります。”高級すぎたり、上品すぎたりして、行きにくいこと”も正式な意味として認められつつありますが、あくまでも本来の意味ではなく元々は誤用だったということは覚えておきましょう。【樒】読み方:しきみ樒は”マツブサ科シキミ属の常緑小高木のこと”の意味。枝は仏前に供えられ、葉・樹液から線香などが作られます。【蜆】読み方:しじみ蜆は”シジミ科の二枚貝の総称のこと”の意味。河川・湖沼、河口などの浅い砂地に生息しています。【雫(滴)】読み方:しずく雫(滴)は”滴(したた)り落ちる液体の粒のこと”の意味。【粢】読み方:しとぎ粢は”神前に供える卵形の餅(もち)のこと”の意味。【鎬】読み方:しのぎ鎬は”刀剣で、刃(やいば)と峰(みね)との間の盛り上がっている部分。鎬筋(しのぎすじ)のこと”の意味。峰というのは、”刀身の刃の背のこと”を指します。「鎬を削る」(「凌ぎを削る」は誤り)という慣用句がありますが、これは日本刀同士が勢いよくぶつかると鎬の部分が削れることから、”激しく争う様子のこと”の意味で用いられます。例えば「覇権を狙って各国と鎬を削る」や「決勝は鎬を削る大接戦だった」のように用いられます。【癪】読み方:しゃく癪は”胸や腹に急に起こる激しい痛みのこと/腹が立つこと。また、そのさま”の意味。一般的に癪は後者の意味で使われることがほとんどで、例えば「あの言葉が彼の癪に障(さわ)ったのかもしれない」や「少し癪だったが、事実だから受け入れるしかなかった」のように用いられます。【鯱】読み方:しゃち、しゃちほこ※上は鯱(しゃち)の写真※上は鯱(しゃちほこ)の写真「しゃち」と読むと”マイルカ科の哺乳類のこと”の意味。「しゃちほこ」と読むと”空想上の海獣のこと/(前者の意味の)海獣をかたどった魔除(まよ)けの飾りのこと”の意味。前者の意味は、頭は虎に似ていて、背にトゲがあり、尾は空に向かって反り返っています。後者の意味は、城などの屋根の大棟(おおむね)の両端につけ、木・石・金属・瓦(かわら)などで作られます。【舅】読み方:しゅうと舅は”夫または妻の父のこと”の意味。【姑】読み方:しゅうとめ姑は”夫または妻の母のこと”の意味。【虱(蝨)】読み方:しらみ虱(蝨)は”シラミ目の昆虫の総称のこと”の意味。成虫の大きさは1mm~3mmほど、虱の全種が血液を吸う寄生生物で、血液を吸われるとかゆみを生じます。ちなみに「虱潰し(しらみつぶし)」という言葉がありますが、これは虱は小さく、探して潰すときに片っ端から調べていくことから、”物事を片っ端から漏れなく処理すること”の意味となります。「しらみつぶし」は、「虱潰し」と表記し、「蝨潰し」と表記されることはないため注意が必要です。例えば「敷地内を虱潰しに調べる」や「虱潰しに探しても効率が悪い」のように用いられます。【殿】読み方:しんがり、との「しんがり」と読むと”軍隊が退却するときに、その最後尾を担当する部隊のこと”の意味。殿(しんがり)は敵に背を向け、追って来る敵の攻撃を防いで味方がきちんと逃げられるようにする役割があるため、とても危険な行為になります。「との」と読むと”高貴な人・主君の敬称のこと/女性から男性を指していう敬称のこと”の意味。後者は「殿方(とのがた)」の形で用いられることが多いです。【鋤】読み方:すき鋤は”手に持って土を掘り起こす農具のこと”の意味。【薄(芒)】読み方:すすき薄(芒)は”イネ科の多年草のこと”の意味。薄の穂が動物の尾に似ていることから別名で「尾花(おばな)」と呼ばれ、秋の七草のひとつとされています。【鱸】読み方:すずき鱸は”スズキ目スズキ科の海水魚のこと”の意味。【菘】読み方:すずな菘は”カブの別名のこと”の意味。「蕪(かぶ)」というのは、”アブラナ科の越年草のこと”です。ちなみに菘(蕪)は春の七草のひとつとして知られています。【硯】読み方:すずり硯は”石または瓦(かわら)で作られ、墨を水で磨(す)りおろすために用いる道具のこと”の意味。【裾】読み方:すそ裾は”衣服の下の縁(ふち)のこと”の意味。裾上げなど、一般的に裾はズボンの下の縁を指すことが多いですが、シャツなど上半身に着る衣服の下の縁のことも指しているため覚えておきましょう。【簾】読み方:すだれ※上は簾の写真簾は”細く削った竹や葦(あし)などを並べて糸で編んだもの”の意味。簾は、日除(ひよ)けや部屋の仕切りなどの目的で用いられます。※上は葦簀の写真簾と混同されがちなものに「葦簀(よしず)」というものがありますが、これらの違いは”上から垂らすもの”なのか”立て掛けるもの”なのかです。(葦簀は、日除けや目隠しなどの目的で用いられます)簾の場合は上から垂らして使い、葦簀は比較的大きなサイズで立て掛けて使用します。【鼈】読み方:すっぽん鼈は”カメ目スッポン科スッポン属のカメのこと”の意味。淡水に生息し、甲羅は軟らかな皮膚で覆われ、首が長く、自由に伸縮します。【昴】読み方:すばる昴は”牡牛(おうし)座にあるプレアデス散開星団の和名のこと”の意味。肉眼では6つの星が見えることから、「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれます。【菫】読み方:すみれ(とりかぶと)※上は菫(すみれ)の写真※上は菫(とりかぶと)の写真「すみれ」と読むと”スミレ科の多年草のこと”の意味。「とりかぶと」と読むと”キンポウゲ科の多年草のこと”の意味。全体的に毒(「アコニチン」や「メサコニチン」など)を含み、特に根に強い毒があります。また「とりかぶと」は菫の他にも「鳥兜(とりかぶと)」と書き表され、一般的には「鳥兜」と表記されることがほとんどです。【皇】読み方:すめらぎ皇は”天皇のこと”の意味。【李】読み方:すもも李は”バラ科サクラ属の落葉小高木のこと”の意味。李の果実は形が桃(果実)に似ていて、桃よりも酸味が強いことから「すもも」という名称が付けられています。またすもも・プラム・ソルダムなど似たようなものが多く存在しますが、「李(すもも)」は和名、「プラム」が英名、「ソルダム」はすもも(プラム)の一種になります。なので李(すもも)とプラムは同じものを指しているというわけです。※上はソルダムの写真※上はプルーンの写真ちなみにソルダムなどの品種のことを「日本すもも」と総称し、プルーンのことを別名で「西洋すもも」と呼びます。(プルーンは生のものでなく、乾燥させたものを食べることも多いです)【鯣】読み方:するめ鯣は”烏賊(イカ)を切り開いて内臓を取り除き、干したりして乾燥させた食品のこと”の意味。鯣は日持ちがすることから「幸せが続く」という意味で縁起物とされています。ですが「するめ」の”する”の部分が、「擦る(博打などでお金がなくなること)」や「掏る(金品を盗み取ること)」を連想させてしまうため、「当たり」に言い換えて「あたりめ」と呼ばれるようになりました。なので「するめ」と「あたりめ」は、どちらも同じものを指しているため覚えておきましょう。【倅】読み方:せがれ倅は”自分の息子を遜(へりくだ)っていう語のこと/他人の息子、または年少の男のことを砕けていう語のこと”の意味。遜るというのは、”相手を敬って、自分を控えめにすること”です。例えば「倅を宜しくお願いします」や「彼には高校生の倅がいるそうだ」のように用いられます。【芹】読み方:せり芹は”セリ科の多年草のこと”の意味。特有の香りがあり、春の七草のひとつとして知られています。【薇】読み方:ぜんまい薇は”ゼンマイ科の多年生シダ植物のこと”の意味。早春に出る若葉は渦(うず)状に巻き、山菜として食用にされています。【袖】読み方:そで袖は”衣服の腕を覆(おお)う部分のこと”の意味。【某】読み方:それがし某は”一人称の人代名詞。わたくし/名が分からない人や物事を指す語のこと”の意味。↓タ行~【橙】読み方:だいだい橙は”ミカン科の常緑小高木のこと”の意味。【鷹】読み方:たか鷹は”タカ目タカ科の鳥のうち、小形・中形のものの総称のこと”の意味。ちなみに”タカ目タカ科の鳥のうち、大形のものの総称のこと”を「鷲(わし)」と呼びます。【箍】読み方:たが箍は”桶(おけ)・樽(たる)などの周りに巻いて、締めつけるための竹や金属製の輪のこと”の意味。「箍が外れる」という慣用句がありますが、これは桶・樽などの周りを締めつけている輪(箍)を外すと構成している板がバラバラになることから、”緊張や束縛がとれて、締まりのない状態になること”の意味として用いられます。簡単にいうと、”自分の行動を抑制していたもの(緊張や束縛)がなくなることで、自分自身を制御できなくなったり羽目(はめ)を外してしまったりすること”です。例えば「彼は箍が外れたように愚痴を言い始めた」や「彼女は箍が外れたかのように突然号泣してしまった」のように用いられます。【鏨(鑽)】読み方:たがね鏨(鑽)は”金属で作られた鑿(のみ)のこと”の意味。鑿(のみ)は木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るために用いられ、鏨(たがね)は主に金属・石材を削ったり切ったりするために用いられます。鑿(のみ)は刃が鋭く、鏨(たがね)の先端は鑿(のみ)ほど鋭利ではなく、鈍(にぶ)く作られています。【筍(竹の子)】読み方:たけのこ筍(竹の子)は”竹の地下茎(ちかけい)から出る若芽のこと”の意味。【凧】読み方:たこ凧は”竹などの骨組みに紙やビニールを張り、糸を付け、風を利用して空高く飛ばして遊ぶ玩具のこと”の意味。【胼胝(胝)】読み方:たこ胼胝(胝)は”皮膚の一部が繰り返し圧迫されることで、硬く厚くなったもの”の意味。【襷】読み方:たすき※上は襷(前者の意味)の写真※上は襷(後者の意味)の写真襷は”和服の袖(そで)が邪魔にならないようにたくし上げるため、肩から脇(わき)の下へ通し、背中で交差させて結ぶひものこと/一方の肩から他方の腰のあたりに斜めにかける、輪にした細長い布のこと”の意味。【橘】読み方:たちばな橘は”ミカン科の常緑小高木のこと”の意味。【蓼】読み方:たで蓼は”タデ科イヌタデ属の植物の総称のこと”の意味。蓼の葉や茎(くき)には特有の香りと辛味があります。「蓼食う虫も好き好き(たでくうむしもすきずき)」ということわざがありますが、これは蓼のような辛(から)いものでも好んで食べる虫がいることから、”人の好みは様々であること”の意味で用いられます。例えば「蓼食う虫も好き好きというが、いくらなんでもあいつだけはないだろう」のように用いられます。【鬣】読み方:たてがみ鬣は”首の背側に生えている長い毛のこと”の意味。【狸】読み方:たぬき狸は”イヌ科の哺乳類のこと”の意味。【環】読み方:たまき環は”古代の腕飾りのこと”の意味。玉や鈴などに紐(ひも)を通して手に巻いたものを指します。【屯】読み方:たむろ屯は”仲間などが集まること。また、その場所のこと”の意味。【袂】読み方:たもと袂は”和服の袖(そで)の下方の、袋のように垂れた部分のこと”の意味。「袂を分かつ」という慣用句がありますが、これは”今まで一緒に行動していた人と別れること。絶交すること”の意味で用いられます。”共通の目標・目的を持っていた人が、価値観や意見が違ってきたことによって別れてしまう状況”で使用される言葉になります。例えば「いつからかお互いの価値観が異なり、彼とは袂を分かつことを決意した」や「彼らと袂を分かつ覚悟で正直に話した」のように用いられます。【盥】読み方:たらい盥は”湯水を入れて顔や手足を洗ったり、洗濯したりするときに用いられる丸く平たい容器のこと”の意味。【粽】読み方:ちまき粽は”米や米粉(こめこ)の餅(もち)を、茅(ちがや)・笹(ささ)・葦(あし)などの葉で包んで蒸したもの”の意味。【巷】読み方:ちまた巷は”分かれ道。分かれ目のこと/世間。世の中のこと”の意味。一般的には巷は「世間。世の中のこと」の意味で用いられることが多いです。例えば「彼は巷で有名な占い師だ」や「そんなことがあり彼らは巷から姿を消してしまった」のように用いられます。【鶫】読み方:つぐみ鶫は”スズメ目ヒタキ科ツグミ属の鳥のこと”の意味。【晦】読み方:つごもり晦は”月の最後の日。みそかのこと”の意味。【蔦】読み方:つた蔦は”ブドウ科の落葉性の蔓(つる)植物のこと”の意味。吸盤のある巻きひげで木・岩・壁などに着生(寄生と異なり、養分をとることはない)します。【槌】読み方:つち槌は”物を打ち叩くのに用いられる工具のこと”の意味。槌の頭の部分または全部を鉄で作ったものを「金槌(かなづち)」、木製の槌のことを「木槌(きづち)」と言います。【戊】読み方:つちのえ戊は”十干(じっかん)の5番目のこと”の意味。十干というのは、”甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の総称のこと”です。十干は、十二支と組み合わせて年・日などを表すのに用いられます。【鼓】読み方:つづみ鼓は”中央がくびれた、胴の両側に革を張った打楽器のこと”の意味。【鍔(鐔)】読み方:つば※上は刀剣の鍔(鐔)の写真※上は釜の鍔(鐔)の写真※上は帽子の鍔(鐔)の写真鍔(鐔)は”刀剣の柄(つか)と刀身との間に挟み、柄を握る手を防護する金具のこと/釜(かま)の胴の周りに庇(ひさし)のように出ている部分のこと/帽子の周り、または前部に庇のように出ている部分のこと”の意味。【椿】読み方:つばき椿は”ツバキ科ツバキ属の常緑高木のこと”の意味。※椿の果実と種子の写真果実は球形で、秋頃に熟すと厚い果皮が裂けて黒い種子があらわれ、その種子から椿油が採られます。椿油は黄色っぽく、特有の香りがあり、頭髪用・食用などとして利用されます。【燕】読み方:つばめ燕は”スズメ目ツバメ科ツバメ属の鳥のこと”の意味。民家の軒下(のきした)などに、泥と枯草を唾液(だえき)で固めて巣を作り、春に日本へ渡来し、秋に南へ渡ります。※上は燕の巣(高級食材)の写真ちなみに高級食材のひとつとして知られる「燕の巣」がありますが、これは”アナツバメ(アマツバメ科アナツバメ属のツバメの総称)の巣を乾燥させた食材のこと”を指します。アナツバメは巣のほとんどを唾液から作っていて、泥や枯草などを使っていないことから食用にされています。燕の巣は主に中華料理で使われ、アワビ・フカヒレと並んで中国三大珍味のひとつとされています。【具】読み方:つぶさ具は”細かくて、詳しいさま。詳細に/全てを漏れがないように。十分に”の意味。【蕾】読み方:つぼみ蕾は”花が咲く前の、ふくらんだ状態のもの”の意味。【紬】読み方:つむぎ紬は”紬糸(つむぎいと)で織った絹織物のこと”の意味。紬糸は”屑繭(くずまゆ)または真綿(まわた)から紡(つむ)いだ糸のこと”で、屑繭は”絹糸にならない不良の繭のこと”を指します。【蔓】読み方:つる蔓は”蔓植物の茎(くき)、または葉や茎の変形した巻きひげの総称のこと/眼鏡の耳に掛ける部分のこと”の意味。【貂】読み方:てん貂は”食肉目イタチ科テン属の哺乳類のこと”の意味。貂は夏(夏毛)と冬(冬毛)で毛色に違いがあり、種類によって色の変化の仕方が異なります。【樋】読み方:とい樋は”屋根を流れる雨水を受けて、地上に流すための装置のこと”の意味。軒に横に渡して取りつける樋のことを「軒樋(のきどい)」、軒樋を通った水を下に落とすため、縦に渡した樋のことを「竪樋(たてどい)」と呼びます。なので軒樋と竪樋というのは、「雨樋(あまどい)」を構成しているものになります。【棘】読み方:とげ棘は”生物または人工物に生じる、針のように先の尖った突起物のこと/相手の心を傷つける皮肉や悪意のこと”の意味。植物では、表皮が変化したものや、葉・茎(くき)などが変化したものなどがあります。後者の意味は例えば、「棘のある言葉で彼を傷つけた」や「その棘を含んだ言葉遣いをやめてくれ」のように用いられます。【泥鰌(鰌・鯲)】読み方:どじょう泥鰌(鰌・鯲)は”コイ目ドジョウ科の淡水魚のこと”の意味。5対(つい)の口ひげがあり、泥質の湖沼や川、水田などに生息しています。【帳(帷)】読み方:とばり帳(帷)は”室内を隔(へだ)てるために垂れ下げる布のこと/物を覆(おお)い隠して見えないようにするもの”の意味。【巴】読み方:ともえ巴は”水が渦(うず)を巻いて外へ回るような形・模様のこと/紋所(もんどころ)の名称のこと/物が円形を描くように回る様子のこと”の意味。紋所というのは、”家々で定めている紋章。家紋のこと”です。【砦】読み方:とりで砦は”本城(ほんじょう)の外の要所に築いた小さな城のこと/外敵を防御・攻撃するために築いた建造物。要塞(ようさい)のこと”の意味。【鳶】読み方:とび、とんび「とび」と読むと”タカ目タカ科の鳥のこと/鳶職(とびしょく)の略のこと”の意味。鳶職というのは、”建築や土木工事で、高所での足場の組み立てや、基礎工事などを請け負って行う職人のこと”を指します。「とんび」と読むと”とび(鳥)の別名のこと”の意味。鳶(鳥)の正式名称は「とび」ですが、一般的には別名である「とんび」と呼ぶことが多いです。↓ナ行~【轅】読み方:ながえ轅は”牛車(ぎっしゃ)・馬車などの前方に長く平行に出ている2本の棒のこと”の意味。軛というのは、”車の轅の前端につけて、牛馬の首の後ろにかける横木のこと”を指します。【凪】読み方:なぎ凪は”風が止んで海面に波のない状態のこと”の意味。【渚(汀)】読み方:なぎさ渚(汀)は”波の打ち寄せる所。波打ち際(ぎわ)のこと”の意味。【薺】読み方:なずな薺は”アブラナ科ナズナ属の越年草のこと”の意味。若葉は食用とされ、春の七草のひとつとして知られています。【鉈】読み方:なた鉈は”厚くて幅が広い刃に、短い柄(え)のついた片手持ちの刃物のこと”の意味。主に薪(まき)割りなどに用いられます。【棗】読み方:なつめ棗は”クロウメモドキ科の落葉高木のこと”の意味。【憖】読み方:なまじ憖は”そうしないほうがむしろ良いさま。しなくても良かったことをするさま/中途半端なさま”の意味。”そうしないほうがむしろ良いさま。しなくても良かったことをするさま”は例えば、「憖手を出したばかりに失敗してしまった」や「憖彼に武器を与えてしまったためにその事件は起こってしまった」のように用いられます。”中途半端なさま”は例えば、「憖お金があるものだから、つい無駄遣いしてしまう」や「憖技術があるものだから調子に乗っている」のように用いられます。【鯰】読み方:なまず鯰は”ナマズ目ナマズ科の淡水魚のこと”の意味。【汝】読み方:なんじ汝は”同等以下の相手を指す語のこと。お前”の意味。【膠】読み方:にかわ膠は”獣・魚の骨・皮などを水で煮詰めて、その液を冷やして固めたもの”の意味。膠は接着剤・絵の具などに用いられます。【錦】読み方:にしき錦は”金銀などの色糸で模様を織り出した、高級な絹織物のこと/美しいもの、立派なものをたとえていう語のこと”の意味。「錦を飾る」(”故郷に錦を飾る”の形で用いられる)という慣用句がありますが、これは美しい着物を着ることから転じて、”成功して美しく着飾って故郷へ帰ること”を意味します。錦を飾るは例えば、「故郷に錦を飾るためにひたすら努力してきた」のように用いられます。【鰊】読み方:にしん鰊は”ニシン目ニシン科の海水魚のこと”の意味。※上は数の子の写真ちなみに鰊の卵をそのまま塩漬けまたは乾燥させたものを「数の子(かずのこ)」と言い、御節(おせち)料理などに用いられることが多いです。【韮】読み方:にら韮は”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”の意味。全体的に特有のにおいがあり、葉の部分を食用としています。【俄】読み方:にわか俄は”物事が急に起こったり変化したりするさま/すぐさま。即座”の意味。”物事が急に起こったり変化したりするさま”は例えば、「俄雨(にわかあめ)のせいでびしょ濡れだ」や「私は俄に気になりだした」のように用いられます。”すぐさま。即座”は例えば、「その話は俄には信じがたい」や「俄には答えられない」のように用いられます。ちなみにネットスラング(ネット上で使われる俗語)で「俄(にわか)ファン」のように使われることがありますが、これは”何らかのきっかけで突然(急)にファンになった人のこと”を意味します。特に”そのときはファンと公言していても、すぐに熱が冷めてファンでなくなるような人のこと”を指すことが多いです。【蓴】読み方:ぬなわ蓴は”蓴菜(じゅんさい)の別名のこと”の意味。蓴菜というのは”ジュンサイ科の水生の多年草のこと”で、池沼に自生しています。若芽と葉の表面は粘液に覆(おお)われていてヌルヌルしていて、若芽と若葉は食用とされています。【塒】読み方:ねぐら(とぐろ)※上は蜷局(とぐろ)の写真「ねぐら」と読むと”鳥の寝る所。巣のこと/人の寝る所。また、自分の家のこと”の意味。「とぐろ」と読むと”蛇(へび)などが、体を渦巻き状に巻くこと。また、その巻いた状態のこと”の意味。「とぐろ」は塒の他にも「蜷局」と書き表され、一般的には「蜷局」と表記されることが多いです。【軒】読み方:のき軒は”屋根の下端で、建物の壁面より外に出ている部分のこと”の意味。似ているものに庇(ひさし)がありますが、庇は”建物の窓・出入口・縁側(えんがわ)などの上部に出ている小屋根のこと”を指します。ちなみに縁側は、庇だけでなく軒を屋根代わりにしているものも多いため覚えておきましょう。【鋸】読み方:のこぎり鋸は”木材などを切るのに用いる工具のこと”の意味。薄い鋼板(こうはん)の縁(ふち)に多くの歯をつけ、それに柄(え)をつけた工具になります。ちなみに鋸は、押すときに力を抜いて、引くときに力を入れるのが正しい使い方です。【鑿】読み方:のみ鑿は”木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るための工具のこと”の意味。似ているものに鏨(たがね)がありますが、鑿(のみ)は木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るために用いられ、鏨(たがね)は主に金属・石材を削ったり切ったりするために用いられます。鑿(のみ)は刃が鋭く、鏨(たがね)の先端は鑿(のみ)ほど鋭利ではなく、鈍(にぶ)く作られています。↓ハ行~【蝿(蠅)】読み方:はえ蝿(蠅)は”双翅(そうし)目ハエ群に属する昆虫の総称のこと”の意味。食物に集(たか)ったり吸血したりして病原菌を媒介するものが多く、蝿の幼虫は「蛆(うじ)・蛆虫(うじむし)」と呼ばれます。【袴】読み方:はかま袴は”和服で、着物を着た上からつけて、腰から下を覆(おお)う襞(ひだ)のある緩やかな衣服のこと”の意味。【萩】読み方:はぎ萩は”マメ科ハギ属の落葉低木の総称のこと”の意味。秋の七草のひとつとして知られています。【莠】読み方:はぐさ莠は”水田に生えて稲を害する雑草のこと”の意味。【鋏】読み方:はさみ鋏は”2枚の刃で挟むようにして物を切る道具のこと”の意味。【艀】読み方:はしけ艀は”底が浅く平らになっていて、重い荷物などを運ぶために用いられる船舶のこと”の意味。艀の多くにはエンジンが積まれていないため自走することができず、タグボートにより牽引(けんいん)されながら航行します。【裸足(跣)】読み方:はだし裸足(跣)は”足に何も履かないこと。また、その足のこと”の意味。【鰰】読み方:はたはた鰰は”スズキ目ハタハタ科の海水魚のこと”の意味。鰰やイワシを塩漬けにし、しみ出た上澄みから作った調味料のことを「塩汁(しょっつる)」と言い、鰰など白身の魚や豆腐・野菜などを塩汁で味付けしたものを「塩汁鍋(しょっつるなべ)」と呼びます。※上は塩汁鍋の写真また、鰰の卵のことを「ぶりこ(または、ぶりっこ)」と呼び、ぶりこはヌルヌルとした粘液で覆われているのが特徴的です。【餞】読み方:はなむけ餞は”旅立ちや門出(かどで)を祝い、別れていく人に金品・詩歌(しいか)などを贈ること。また、その贈り物。餞別(せんべつ)のこと”の意味。【翅】読み方:はね翅は”昆虫の飛ぶための器官のこと”の意味。鳥や飛行機などの翼のことは「羽」と表記します。【柞】読み方:ははそ※上はコナラの写真柞は”コナラの別名。また、クヌギ・オオナラなどの総称のこと”の意味。【蛤】読み方:はまぐり蛤は”マルスダレガイ科の二枚貝のこと”の意味。淡水が流れ込む内湾(ないわん)の砂泥地に生息しています。内湾というのは、”幅に対して奥行(おくゆき)の大きな湾のこと”を指します。【鱧】読み方:はも鱧は”ウナギ目ハモ科の海水魚のこと”の意味。【隼】読み方:はやぶさ隼は”ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属の鳥のこと”の意味。【腸(腑)】読み方:はらわた腸(腑)は”内臓のこと/大腸・小腸のこと”の意味。【磔】読み方:はりつけ磔は”昔の刑罰のひとつで、板や柱に体を縛りつけ、釘・槍(やり)で突き殺すもの”の意味。【柊】読み方:ひいらぎ※上は柊(モクセイ科)の写真※上は西洋柊(モチノキ科)の写真柊は”モクセイ科の常緑小高木のこと/モチノキ科の常緑小高木。西洋柊(セイヨウヒイラギ)のこと”の意味。西洋柊(モチノキ科)の葉が、柊(モクセイ科)のギザギザしている葉の形に似ていることから「西洋柊(セイヨウヒイラギ)」の名称が付けられ、単に柊という場合も西洋柊のことを指すことがあります。どちらも葉の形など見た目が似ていますが、柊(モクセイ科)は秋から冬頃に白い花を咲かせ、西洋柊(モチノキ科)は冬頃に赤色の果実をつけます。※上は柊鰯(ひいらぎいわし)の写真また柊と西洋柊のギザギザの葉は魔除(まよ)けになると考えられ、節分には「柊鰯(ひいらぎいわし)」、クリスマスにはクリスマスリースなどに用いられます。柊鰯(節分)には柊(モクセイ科)、クリスマスリース(クリスマス)などには西洋柊(モチノキ科)が使用されます。【羆】読み方:ひぐま羆は”クマ科の哺乳類のこと”の意味。【蜩(茅蜩)】読み方:ひぐらし蜩(茅蜩)は”半翅(はんし)目セミ科の昆虫のこと”の意味。翅(はね)は透明、体色は赤褐色で、背面に緑色の部分があり、早朝・夕方にカナカナと鳴きます。【楸】読み方:ひさぎ(きささげ)※上は木大角豆(キササゲ)の写真※上は赤芽柏(アカメガシワ)の写真「ひさぎ」と読むと”木大角豆(キササゲ:標準和名)の別名/赤芽柏(アカメガシワ:標準和名)の別名”の意味。赤芽柏は”キントラノオ目トウダイグサ科アカメガシワ属に分類される落葉高木の一種”を指します。「きささげ」と読むと”シソ目ノウゼンカズラ科キササゲ属に分類される落葉高木の一種”の意味。【瓢(匏・瓠)】読み方:ひさご※上は瓢箪(ひょうたん)の画像瓢(匏・瓠)は”夕顔(ゆうがお)・瓢箪(ひょうたん)などの果実の総称のこと/瓢箪の内部の果実をくりぬいて、乾燥させて容器にしたもの”の意味。後者(容器)には、かつて水・酒・穀物などを入れて使用していました。【鶲】読み方:ひたき鶲は”スズメ目ヒタキ科の鳥の総称のこと”の意味。鳴き声が火打ち石(燧石)を打つ音に聞こえることから、「ひたき」という名称が付けられています。【櫃】読み方:ひつ櫃は”蓋(ふた)が上に向かって開く大形の箱のこと/(御櫃(おひつ)の形で)飯を入れる器のこと”の意味。【棺】読み方:ひつぎ棺は”死体を入れて葬(ほうむ)る木製の箱のこと”の意味。【丙】読み方:ひのえ丙は”十干(じっかん)の3番目のこと”の意味。十干というのは、”甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の総称のこと”です。十干は、十二支と組み合わせて年・日などを表すのに用いられます。【檜(桧)】読み方:ひのき檜(桧)は”ヒノキ科ヒノキ属の常緑高木のこと”の意味。【雹】読み方:ひょう雹は”積乱雲から降る氷の粒または塊のこと”の意味。雹の多くは雷雨(らいう)に伴って降ります。気象用語では「粒の直径5mm未満が霰(あられ)」、「粒の直径5mm以上を雹(ひょう)」と分類しています。【豹】読み方:ひょう豹は”ネコ科の哺乳類のこと”の意味。※上は黒豹の写真ライオン・トラに次いで大きく、普通は黄色い地に黒い斑点がありますが、中には全身黒色の個体の黒豹(くろひょう)も存在します。【鮃(平目)】読み方:ひらめ鮃(平目)は”カレイ目ヒラメ科の海水魚のこと”の意味。鮃とよく似ている魚に鰈(かれい)がいて、「左ヒラメに右カレイ」という言葉を聞きますが、これは”目を上にして置いたときに左向きになるのがヒラメで、右向きになるのがカレイになることから”きています。鮃と鰈のもっと簡単な見分け方は口の部分を見ることで、鮃(ひらめ)は口が大きく、鰈(かれい)はおちょぼ口をしています。【鞴(吹子)】読み方:ふいご鞴(吹子)は”火をおこしたり強めたりするのに用いる送風装置のこと”の意味。鞴は鍛冶屋(かじや)などが金属の精錬・加工に使用し、箱の中のピストンを手や足で動かして風を送ります。【蕗】読み方:ふき蕗は”キク科フキ属の多年草のこと”の意味。一般的に蕗は葉柄(ようへい)と花芽の部分を食用としていて、葉柄部分は長く伸びているため茎にも見えますが、実は葉の一部にあたります。※上は蕗の薹(ふきのとう)の写真蕗の若い花芽(成長すると花となる芽)は「蕗の薹(ふきのとう)」と呼ばれ、春の山菜として知られています。蕗の薹は地上に出ている蕗の葉・葉柄(茎のように見える部分)と別々に育つ少し特殊な植物で、蕗の薹と蕗の葉・葉柄部分は地下茎で繋がっています。【梟】読み方:ふくろう※上は梟(ふくろう)の写真梟は”フクロウ目フクロウ科の鳥のこと”の意味。※上は木菟(みみずく)の写真ちなみに梟と似ている鳥に木菟(みみずく)がいますが、これらの違いは”羽角(うかく)と呼ばれる羽(耳のように見える部分)があるかどうか”になります。梟には羽角がなく、木菟には羽角がありますが、羽角自体は耳や聴覚とは特に関係ありません。【襖】読み方:ふすま襖は”木で骨組みを作り、その両面に紙または布を張った建具(たてぐ)のこと”の意味。引き戸の一種で、部屋と部屋の仕切りや、押入れ(おしいれ)などに用いられます。【鮒】読み方:ふな鮒は”コイ科フナ属の淡水魚の総称のこと”の意味。【麓】読み方:ふもと麓は”山の下あたりの部分。山の裾(すそ)のこと”の意味。【鰤】読み方:ぶり鰤は”スズキ目アジ科ブリ属の海水魚のこと”の意味。鰤は出世魚(しゅっせうお)で、幼魚から順に関東では「ワカシ⇒イナダ⇒ワラサ⇒ブリ」、関西では「ツバス⇒ハマチ⇒メジロ⇒ブリ」と呼ばれています。【篩】読み方:ふるい篩は”円形の枠の底に網(あみ)を張った道具のこと”の意味。粉または粒状のものを中に入れて、振り動かすことによって細かいものと粗いものを分けるために用いられます。また「篩に掛ける」という慣用句がありますが、これは粒または粒状のものを篩を使って分けることから、”多くの中から良いものだけを選別すること”の意味となっています。例えば「希望者が多いため、試験で篩に掛けて優秀な者を選別する」や「ここに置いているのは、篩に掛けられた良い商品になります」のように用いられます。【褌】読み方:ふんどし褌は”男子が陰部を覆(おお)い隠すために用いる布。また、相撲(すもう)のまわしのこと”の意味。「人の褌で相撲を取る」ということわざがありますが、これは相撲を取るには褌がなければいけないが、自分の褌がないからと他の人の褌を身に付けて土俵に上がったことからきていて、”他人の物を利用して自分の役に立てること”の意味になります。例えば「彼のアイデアのおかげで成功したのに、それをすべて自分の実力だと思っているなんて、人の褌で相撲を取ったようなもんだよ」のように用いられます。【舳先(舳)】読み方:へさき舳先(舳)は”船の先端部分のこと”の意味。【臍】読み方:へそ臍は”腹部の中心にある、臍の緒(お)の付着していた部分のこと/ものの表面の中心にある、突起や窪(くぼ)みのこと”の意味。臍の緒というのは”胎児の臍と母親の胎盤とを結ぶ細い管のこと”で、胎盤を介して酸素・栄養物などを胎児に供給する役割があります。臍の緒は、「臍帯(さいたい)」とも呼ばれます。【箆(篦)】読み方:へら箆(篦)は”竹・木・金属などを細長く平らに削って作られる道具のこと”の意味。※上はゴム箆(ごむべら)の写真箆は粘り気のあるものを混ぜたり、それを何かに塗ったりするときに用いられ、お菓子作りや料理の場面ではゴム・シリコン製の箆が使われることも多いです。【箒(帚)】読み方:ほうき箒(帚)は”ちりやごみなどをはく掃除(そうじ)道具のこと”の意味。【埃】読み方:ほこり埃は”物の上にたまったり、空中に飛び散ったりする細かいちりのこと”の意味。【釦(鈕)】読み方:ボタン※上は釦(前者の意味)の写真※上は釦(後者の意味)の写真釦(鈕)は”衣類の合わせ目の片方につけ、もう片方の穴にはめて合わせ目を留めるもの/指で押して機械などを作動・停止させるための突起状のもの”の意味。【畔】読み方:ほとり畔は”海や川・池などの水際(みずぎわ)のこと/その付近。近辺のこと”の意味。後者は例えば、「道の畔を歩いていたときの出来事だ」や「私は焚火の畔に座った」のように用いられます。【焔(炎)】読み方:ほむら焔(炎)は”ほのお。火炎のこと/(妬み・怒りなど)心の中に燃え立つ激しい感情のこと”の意味。一般的には炎は「ほのお」と読むことがほとんどです。【听】読み方:ポンド听は”ヤードポンド法の質量の基本単位のこと”の意味。1听(ポンド)は「約453.6g(グラム)」に相当し、記号は「lb(エルビー)」で表されます。例:1lb = 1ポンド =約453.6g↓マ行~【薪】読み方:まき薪は”燃料にするために適当な大きさに切り割って乾燥させた木のこと”の意味。薪が直接地面に触れないようにし、雨に当たらない風通しの良い場所に積んで乾燥させます。【秣(馬草)】読み方:まぐさ※上は牧草ロールの写真秣(馬草)は”馬・牛などの飼料とする草や藁(わら)。飼葉(かいば)のこと”の意味。【鮪】読み方:まぐろ鮪は”スズキ目サバ科マグロ属の海水魚の総称のこと”の意味。鮪は泳いで口に海水を入れ、その海水の中に含まれる酸素を取り入れることで呼吸をしています。なので鮪は泳ぎを止めてしまうと呼吸ができず窒息死してしまうため、眠っているときも泳ぎ続けています。【鉞】読み方:まさかり※上は鉞(まさかり)の写真鉞は”伐採(ばっさい)用の大形の斧(おの)のこと”の意味。つまり鉞というのは、斧の種類の中のひとつになります。※上は斧(おの)の写真一般的な斧は上の写真のような形で、斧というのは”木を叩き切ったり、割ったりする道具のこと”です。その形状から、鉞は木の枝を落としたり細い木を割るのに使われることが多く、斧は薪(まき)を叩き割るなど比較的大きめの木を割るのに使われることが多いです。【斑】読み方:まだら(ぶち)斑は”色の濃淡(のうたん)または所々に違う色が混じっていること。また、そのさま”の意味。【睫毛(睫)】読み方:まつげ睫毛(睫)は”瞼(まぶた)の縁(ふち)に生えている毛のこと”の意味。【俎板(俎・真魚板)】読み方:まないた俎板(俎・真魚板)は”食材を料理するのに用いる板のこと”の意味。【瞼(目蓋)】読み方:まぶた瞼(目蓋)は”眼球を覆(おお)って開いたり閉じたりする皮膚のこと”の意味。【蝮】読み方:まむし蝮は”クサリヘビ科マムシ属の毒蛇のこと”の意味。【眉墨(黛)】読み方:まゆずみ眉墨(黛)は”眉を描く墨(すみ)。アイブロウのこと”の意味。【操】読み方:みさお操は”外的な圧力や誘惑に屈することなく、自分の意志・主張などを固く守って変えないこと。特に、女性の貞操(ていそう)のこと”の意味。【岬】読み方:みさき岬は”海または湖に向かって突き出した陸地の端のこと”の意味。【鶚】読み方:みさご鶚は”タカ目ミサゴ科ミサゴ属の鳥のこと”の意味。【蛟】読み方:みずち蛟は”蛇に似て長く、角と4本の足がある想像上の動物のこと”の意味。蛟は水中に棲み、毒気を吐いて人を害するとされています。【壬】読み方:みずのえ壬は”十干(じっかん)の9番目のこと”の意味。十干というのは、”甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の総称のこと”です。十干は、十二支と組み合わせて年・日などを表すのに用いられます。【癸】読み方:みずのと癸は”十干(じっかん)の10番目のこと”の意味。十干というのは、”甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の総称のこと”です。十干は、十二支と組み合わせて年・日などを表すのに用いられます。【禊】読み方:みそぎ禊は”身に罪や穢(けが)れのあるとき、または神事を行う前に、川や海の水を浴びて身を洗い清めること”の意味。【霙】読み方:みぞれ霙は”雪が空中でとけかけて、雨と混じって降るもの”の意味。【雅】読み方:みやび雅は”洗練されていて上品なこと。また、そのさま”の意味。【木槿(槿)】読み方:むくげ木槿(槿)は”アオイ科フヨウ属の落葉低木のこと”の意味。【葎】読み方:むぐら葎は”荒れ地や野原に生い茂る雑草の総称のこと”の意味。ヤエムグラ・カナムグラなどのことを指します。【骸(躯)】読み方:むくろ骸(躯)は”死体。亡骸(なきがら)のこと”の意味。【狢(貉)】読み方:むじな※上はアナグマの写真※上はタヌキの写真狢(貉)は”アナグマの別名のこと/(毛色がアナグマに似ていることから)タヌキのこと”の意味。一般的には貉は「アナグマ」のことを指すことが多いです。アナグマというのは”イタチ科の哺乳類のこと”で、タヌキというのは”イヌ科の哺乳類のこと”を指します。また「同じ穴の狢(貉)」という慣用句がありますが、これは狢(=アナグマ)とタヌキが同じ巣穴に棲みつく習性があることから、”一見別のように見えても同類であること”を意味します。「同じ穴の狢」は悪党・悪人など悪いイメージで使うことが多く、例えば「口では綺麗事を言うが、君も同じ穴の狢だよ」や「彼だけは違うと思っていたが、同じ穴の狢だったようだ」のように用いられます。【筵(莚・蓆・席)】読み方:むしろ筵(莚・蓆・席)は”藺(い)・蒲(がま)・藁(わら)・竹などを編んで作った敷物のこと”の意味。【鞭】読み方:むち鞭は”馬・牛などを打って進ませるための革・竹などで作った細長いもの”の意味。【樅】読み方:もみ樅は”マツ科モミ属の常緑高木のこと”の意味。クリスマスツリーは、一般的に樅の若木が用いられることが多いです。【籾】読み方:もみ※上は籾の写真籾は”脱穀(だっこく)の後の、外皮に包まれたままの米のこと/籾殻(もみがら)の略のこと”の意味。一般的には”脱穀の後の、外皮(籾殻)に包まれたままの米のこと”を指すことが多いです。脱穀の後に籾摺(もみす)りし、外皮(籾殻)を取り除いたものを「玄米(げんまい)」と呼びます。【靄】読み方:もや靄は”空気中に微細な水滴が浮遊するために、遠くがはっきりと見えない現象のこと”の意味。霧(きり)と靄はその規模以外は同じで、霧は見通せる距離が1km未満のもの、靄は見通せる距離が1km以上のものを指します。また霞(かすみ)というのは、”空気中に微細な水滴や塵(ちり)が浮遊するために、遠くがはっきりと見えない現象のこと”を意味します。霧・靄との違いは、霧・靄は空気中に微細な”水滴のみ”が浮遊する現象で、霞は空気中に微細な”水滴・塵”が浮遊する現象になります。【銛】読み方:もり銛は”投げたり突いたりして、魚を刺して捕らえる漁具(ぎょぐ)のこと”の意味。【醪(諸味)】読み方:もろみ醪(諸味)は”酒・醤油などの醸造において、原料を混合して発酵させたドロドロの液体のこと”の意味。【匁】読み方:もんめ匁は”尺貫法(しゃっかんほう)の質量の単位のこと”の意味。「1匁=3.75g」で、「1000匁=1貫(かん)=3.75kg」になります。↓ヤ行~【碼】読み方:ヤード碼は”ヤードポンド法の長さの基本単位のこと”の意味。「1碼(ヤード)=3呎(フィート)=約91.4cm(センチメートル)」で、碼の記号は「yd」で表記されます。例:1yb = 1ヤード =約91.4cm【櫓】読み方:やぐら※上は櫓(高楼)の写真※上は物見櫓の写真櫓は”城門や城壁の上に設けた高楼(こうろう)のこと/遠くを見るために材木などを高く組んで造った構築物。物見櫓(ものみやぐら)のこと”の意味。高楼というのは”高く造った建物のこと”で、前者の櫓(高楼)は敵情視察や射撃のために設けられます。【鏃(矢尻)】読み方:やじり鏃(矢尻)は”矢の先端に付ける、射当てたときに突き刺さる尖(とが)った部分のこと”の意味。【社】読み方:やしろ社は”神を祭る建物。神社(じんじゃ)のこと”の意味。【鑢】読み方:やすり鑢は”棒状や板状で、表面に細かな刻みのある鋼鉄製の工具のこと”の意味。工作物の表面を平らに削ったり、角(かど)を落としたりするのに用いられます。”厚手の紙や布に、金剛砂(こんごうしゃ)やガラス粉を塗りつけたもの”を「紙鑢(かみやすり)」と呼び、紙鑢のことも含めて鑢ということがあります。【柳(楊)】読み方:やなぎ※上は柳(しだれやなぎ)の写真※上は楊(かわやなぎ)の写真柳(楊)は”ヤナギ科ヤナギ属の樹木の総称のこと”の意味。柳は「枝垂れ柳(しだれやなぎ)」、楊は「川柳(かわやなぎ)」のことを指します。【寡(寡婦・孀・鰥・鰥夫)】読み方:やもめ寡(寡婦・孀)は”夫と離婚または死別して再婚していない女性のこと”の意味。鰥(鰥夫)は”妻と離婚または死別して再婚していない男性のこと”の意味。上記のように「やもめ」は、「寡・寡婦・孀=女性」「鰥・鰥夫=男性」のことを指すため注意が必要です。ちなみに「男鰥(おとこやもめ)に蛆(うじ)が湧(わ)く」ということわざがありますが、これは”独り暮らしの男は、家事や世話をしてくれる人がいないため、身のまわりが不潔になること”を意味しています。基本的には「鰥・鰥夫=男鰥」ですが、上記のことわざでの男鰥は”結婚したことがない男性のこと”も含んでいます。【邪】読み方:よこしま邪は”正しくないこと。道理に外れていること。また、そのさま”の意味。【涎】読み方:よだれ涎は”口から外へ流れ垂れる唾液(だえき)のこと”の意味。【蓬(艾)】読み方:よもぎ蓬(艾)は”キク科ヨモギ属の多年草のこと”の意味。※上は蓬餅(草餅)の写真蓬には特有の匂いがあり、若葉を餅(もち)などに混ぜこんだものを「蓬餅(よもぎもち)」「草餅(くさもち)」と呼びます。昔は草餅には蓬以外の草を使っていましたが、いま現在では草餅にも蓬が使われているため蓬餅・草餅はどちらも同じ和菓子のことを指します。【鎧】読み方:よろい鎧は”身に着けて体を防護する武具のこと”の意味。↓ラ行~↓ワ行~【鷲】読み方:わし鷲は”タカ目タカ科の鳥のうち、大形のものの総称のこと”の意味。ちなみに”タカ目タカ科の鳥のうち、小形・中形のものの総称のこと”を「鷹(たか)」と呼びます。【轍】読み方:わだち轍は”車が通ったあとに残る、車輪の跡のこと”の意味。また「同じ轍(てつ)を踏む」という慣用句がありますが、これは前の車の車輪の跡にはまって転倒してしまうことから、”前の人と同じ失敗を繰り返すこと”の意味で用いられます。(単に「轍(てつ)を踏む」とだけ言うこともあります)例えば「おれと同じ轍を踏むのだけはやめてくれ」や「同じ轍を踏む可能性は十分にある」のように用いられます。【鰐】読み方:わに鰐は”ワニ目の爬虫(はちゅう)類の総称のこと”の意味。【藁】読み方:わら藁は”稲・麦などの茎(くき)を干したりして乾燥させたもの”の意味。【蕨】読み方:わらび※上は早蕨(さわらび)の写真蕨は”コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ植物の多年草のこと”の意味。蕨の若芽のことを「早蕨(さわらび)」と呼び、山菜として食べられています。※上は蕨粉の写真※上は蕨餅の写真蕨は根茎(こんけい)から澱粉(デンプン)を取り、この澱粉のことを「蕨粉(わらびこ)」と呼び、蕨粉に水と砂糖を加えて練ったものを「蕨餅(わらびもち)」と言います。一文字の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【薊(莇)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数ある場合は、一般的に読まれることが多い読み方を優先し、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記しています。例 【葛】 読み方:かずら、くず (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)漢字読み方備考欄青桐(梧桐・梧)あおぎり藜あかざ暁あかつき芥あくた曙あけぼの顎あご(あぎと)痣あざ朝顔(蕣)あさがお薊(莇)あざみ浅蜊(蜊・鯏)あさり鯵あじ畦(畔)あぜ畔は「ほとり」と読むことがほとんど家鴨(鶩)あひる鐙あぶみ霰あられ粟あわ袷あわせ庵(廬)いおり筏いかだ錨(碇)いかり斑鳩(鵤)いかるが(いかる)「いかるが」は、「いかる」(正式名称)の別名頂いただき鼬いたち蝗(稲子)いなご豕いのこ茨いばら鼾いびき疣いぼ甍いらか海豚(鯆)いるか巌いわお鰯いわし嗽うがい鶯うぐいす臼うす鶉うずら鰻うなぎ項うなじ畝うね漆うるし粳うるち釉(釉薬・上薬)うわぐすり釉薬は「ゆうやく」と読むことが多い蟒蛇(蟒)うわばみ靨(笑窪)えくぼ榎えのきキノコの場合は「榎茸(えのきたけ)」と表記される鰓えら襟えり嫗(媼)おうな掟おきて翁おきな桶おけ瘧おこり囮おとり朧おぼろ櫂かい梅花皮(鰄)かいらぎ嬶かかあ踵かかと(きびす)「きびす」は、「かかと」の別名篝かがり瘡蓋(痂)かさぶた鰍(鮖)カジカ柏かしわ鎹かすがい霞かすみ葛かずら、くず「かずら」と「くず」で意味が異なる鰹かつお鬘かつら鼎かなえ庚かのえ鞄かばん黴かび兜かぶと蕪かぶ(かぶら)「かぶら」は、「かぶ」の別名鏑かぶら釜かま竈かまど鴎かもめ茅かや(ちがや)「かや」と「ちがや」で意味が異なる烏(鴉)からす鰈かれい獺(川獺)かわうそ簪かんざし橇かんじき、そり「かんじき」と「そり」で意味が異なる鉋かんな巫かんなぎ閂かんぬき樵きこり杵きね茸きのこ黍きび錐きり瓩キログラム粁キロメートル鵠くぐい楔くさび櫛くし嚔(嚏)くしゃみ鯨くじら楠(樟)くすのき嘴(喙・觜)くちばし靴くつ轡くつわ椚(櫟・橡・櫪)くぬぎ軛くびき鞍くら厨くりや踝くるぶし鍬くわ欅(槻)けやき麹(糀)こうじ楮こうぞ鸛こうのとり木枯らし(凩)こがらし鐺こじり梢こずえ木霊(谺)こだま鏝こて寿ことぶき諺ことわざ瘤こぶ腓こむら鮴ゴリ、メバル「ゴリ」と「メバル」で意味が異なる犀サイ榊さかき盃(杯)さかずき肴さかな先駆け(魁)さきがけ柵さく、しがらみ「さく」と「しがらみ」で意味が異なる蠍さそり鯖さば錆さび鞘さや笊ざる鰆さわら栞(枝折)しおり屍(尸)しかばね(かばね)敷居(閾)しきい樒しきみ蜆しじみ雫(滴)しずく鎬しのぎ癪しゃく鯱しゃち(しゃちほこ)「しゃち」と「しゃちほこ」で意味が異なる舅しゅうと姑しゅうとめ虱(蝨)しらみ殿しんがり、との「しんがり」と「との」で意味が異なる鋤すき薄(芒)すすき鱸すずき菘すずな硯すずり裾すそ簾すだれ鼈すっぽん昴すばる菫すみれ(とりかぶと)「とりかぶと」は”鳥兜”と表記されることが多い皇すめらぎ李すもも鯣するめ倅せがれ芹せり薇ぜんまい袖そで某それがし橙だいだい鷹たか箍たが鏨(鑽)たがね筍(竹の子)たけのこ胼胝(胝)たこ襷たすき橘たちばな蓼たで鬣たてがみ狸たぬき環たまき屯たむろ袂たもと盥たらい粽ちまき巷ちまた鶫つぐみ晦つごもり蔦つた槌つち戊つちのえ鼓つづみ鍔(鐔)つば椿つばき燕つばめ具つぶさ蕾つぼみ紬つむぎ蔓つる貂てん樋とい棘とげ泥鰌(鰌・鯲)どじょう帳(帷)とばり鳶とび、とんび「とび」と「とんび」で意味が少し異なる巴ともえ砦とりで轅ながえ凪なぎ渚(汀)なぎさ薺なずな鉈なた棗なつめ憖なまじ鯰なまず汝なんじ膠にかわ錦にしき鰊にしん韮にら俄にわか蓴ぬなわ塒ねぐら(とぐろ)「とぐろ」は”蜷局”と表記されることが多い鋸のこぎり蝿(蠅)はえ袴はかま萩はぎ莠はぐさ鋏はさみ艀はしけ裸足(跣)はだし鰰はたはた餞はなむけ翅はね柞ははそ蛤はまぐり鱧はも隼はやぶさ腸(腑)はらわた磔はりつけ柊ひいらぎ羆ひぐま蜩(茅蜩)ひぐらし楸ひさぎ(きささげ)「ひさぎ」と「きささげ」で意味が少し異なる瓢(匏・瓠)ひさご鶲ひたき櫃ひつ棺ひつぎ丙ひのえ檜(桧)ひのき雹ひょう豹ひょう鮃(平目)ひらめ鞴(吹子)ふいご蕗ふき梟ふくろう襖ふすま鮒ふな麓ふもと鰤ぶり篩ふるい臍へそ箆(篦)へら箒(帚)ほうき埃ほこり釦(鈕)ボタン畔ほとり焔(炎)ほむら听ポンド薪まき秣(馬草)まぐさ鮪まぐろ鉞まさかり斑まだら(ぶち)睫毛(睫)まつげ俎板(俎・真魚板)まないた瞼(目蓋)まぶた蝮まむし眉墨(黛)まゆずみ操みさお岬みさき鶚みさご蛟みずち壬みずのえ癸みずのと禊みそぎ霙みぞれ雅みやび木槿(槿)むくげ葎むぐら骸(躯)むくろ狢(貉)むじな筵(莚・蓆・席)むしろ鞭むち樅もみ籾もみ靄もや銛もり醪(諸味)もろみ匁もんめ碼ヤード櫓やぐら鏃(矢尻)やじり社やしろ鑢やすり柳(楊)やなぎ寡(寡婦・孀・鰥・鰥夫)やもめ「寡・寡婦・孀」と「鰥・鰥夫」で意味が異なる邪よこしま涎よだれ蓬(艾)よもぎ鎧よろい鷲わし轍わだち鰐わに藁わら蕨わらび項目1項目2項目3)★ 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  • 【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!
    このページでは野菜・果物・茸の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(野菜・果物・茸の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓野菜・果物・茸の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓野菜・果物・茸の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●野菜・果物・茸の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ野菜・果物・茸の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【明日葉(鹹草)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数あり、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記し、比較して使われることが少ない読み方でも知っておいた方が良い読み方については()内に表記しています。例 【葛】 読み方:カズラ、クズ (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)例 【銀杏】 読み方:ぎんなん(イチョウ) ⇒ 読み方:一般的に読まれることが多い読み方(比較して一般的に使われることは少ないが、知っておいた方が良い読み方)↓ア行~【扁桃】読み方:アーモンド扁桃というのは、”バラ科サクラ属の落葉高木のこと”。※上は扁桃の果実から見えている種子の写真※上は種子の殻を取り除いた仁と呼ばれる部分(食用)の写真扁桃の種子の殻(から)を取り除いた部分を「仁(じん)」と呼び、それが普段目にしている食用の部分となりますが、アーモンドの種類によっては苦い種類もあり、苦いものは薬に使用されます。【木通(通草・山女・丁翁・𡚴)】読み方:アケビ※上は木通の果実の写真木通というのは、”アケビ科アケビ属のつる性の落葉低木。また、その果実のこと”。木通の果実は淡紫色で、秋頃になり熟すと縦に割れ、その果肉は白色で黒色の種子を含み、食べると甘くて美味しいです。【浅葱(糸葱・浅月・胡葱)】読み方:アサツキ浅葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。葉とラッキョウに似た鱗茎(りんけい)を食用としています。【明日葉(鹹草)】読み方:アシタバ明日葉というのは、”セリ科シシウド属の多年草のこと”。葉と茎を食用とし、今日葉を摘んでも、明日には葉が出てくるほど発育が早いことから「アシタバ」と名付けられています。【小豆】読み方:アズキ小豆というのは、”マメ科ササゲ属の一年草。また、その種子のこと”。小豆は夏に黄色い花を咲かせ、細長いさやの中に暗赤色の種子があり、この暗赤色の種子がお菓子の餡(あん)を作るための原料になります。【竜髭菜(石刁柏)】読み方:アスパラガス※上はグリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの写真竜髭菜というのは、”キジカクシ科クサスギカズラ属の多年草のこと”。若芽を食用とし、成分にはアミノ酸のひとつである”アスパラギン酸”が含まれています。また普通の竜髭菜は「グリーンアスパラガス」、白い竜髭菜は「ホワイトアスパラガス」と呼ばれます。(ホワイトアスパラガスは、日光に当てずに育てることによって、色素が形成されなくなるため白くなります)【鰐梨】読み方:アボカド※上は鰐梨の果実の写真鰐梨というのは、”クスノキ科ワニナシ属の常緑高木。また、その果実のこと”。鰐梨の果実は栄養価が非常に高く、脂肪分が豊富なことから、別名で「森のバター」と呼ばれます。【蘆薈】読み方:アロエ※上は蘆薈の葉肉の写真蘆薈というのは、”ユリ科アロエ属の多年生の多肉植物の総称のこと”。葉肉が厚く食用とし、ヨーグルトなどに用いられています。【杏子(杏)】読み方:アンズ※上は杏子の果実の写真杏子というのは、”バラ科サクラ属の落葉小高木。また、その果実のこと”。杏子の花は淡紅色・白色の花で、だいたい3月~4月頃に咲き、杏子の果実はそのまま生で食べたり、ジャムとして利用されます。(杏子は英語で「apricot(アプリコット)」なので、アプリコットジャムというのは杏子ジャムのこと)また杏子の種子は「杏仁(きょうにん)」とも呼ばれていて、咳止めなどの効果を持つ生薬として利用されています。杏仁と言えば「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」が有名ですが、本格的な杏仁豆腐には杏子の種の中にある”白い実”が使われています。杏子の種子の中にある白い実を粉状にして、水と合わせて丁寧に濾(こ)し、その液体に牛乳や砂糖、ゼラチンなどを加えて冷やしたものが杏仁豆腐になります。一般的に売られている杏仁豆腐の場合は、白い実(粉状)がアーモンドパウダーで代用されていることが多いです。【苺(莓)】読み方:イチゴ苺というのは、”バラ科オランダイチゴ属の多年草。また、その実(花托)のこと”。一般的によく目にする苺は、もともとはオランダから渡来した「オランダイチゴ」のことを指します。また食用となるのは果実ではなく花托(かたく)と呼ばれる部位で、苺の果実は種のように見えている部分になります。(花托とは、”花びら・雄しべ・雌しべ・萼(がく)などがつく部分。花がつく部分のこと”)【無花果(映日果・一熟)】読み方:イチジク無花果というのは、”クワ科イチジク属の落葉高木。また、その果実のこと”。花嚢(かのう)と呼ばれる袋状の内側に花を咲かせますが、外側からはその花を見ることはできません。無花果の花は、無花果の果実の中に隠れて咲くという変わった仕組みになっていて、このように「外側からは花が見えない」ことから、”無花果”という漢字が付けられています。また無花果は食べるとプチプチとした食感で甘い味がしますが、無花果の花は実の内部にあるので、私たちは無花果の花も一緒に食べています。無花果のプチプチとした食感というのは、無花果の花によるものなんですね。【伊予柑】読み方:いよかん伊予柑というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。伊予柑は明治時代に山口県で発見されたとされ、当時のその地名から「穴門蜜柑(あなとみかん)」と呼ばれていました。ですが、現在では主に愛媛県で生産されていることから、愛媛県の旧国名である伊予から名付けられ、「伊予柑(いよかん)」と呼ばれるようになりました。【隠元豆(眉児豆)】読み方:インゲンマメ隠元豆というのは、”マメ科インゲンマメ属のつる性一年草のこと”。夏頃に白色・黄色・淡紅色などの花を咲かせ、若い莢(さや)や種子は食用とされています。【鬱金(欝金・宇金・玉金)】読み方:ウコン※上は鬱金の地下茎の写真鬱金というのは、”ショウガ科ウコン属の多年草。また、その地下茎(ちかけい)のこと”。地下茎は肥大していて黄色っぽく、鬱金の地下茎を乾燥させたものを「ターメリック」と呼び、染料・香料・カレー粉などに用いられます。【独活(土当帰)】読み方:ウド独活というのは、”ウコギ科タラノキ属の多年草のこと”。若い葉や茎は香りが強く、山菜として知られています。【荏胡麻】読み方:エゴマ荏胡麻というのは、”シソ科シソ属の一年草のこと”。※上は荏胡麻の種子の写真※上は荏胡麻油の写真小粒の胡麻(ごま)のような種子を食用とすることから名付けられ、種子からは「荏胡麻油(えごまあぶら)」を採ることができます。【榎茸】読み方:エノキタケ榎茸というのは、”キシメジ科エノキタケ属のキノコのこと”。枯れた榎(エノキ)(アサ科エノキ属の落葉高木)などの根元に生えることから名付けられました。【秋葵(陸蓮根)】読み方:オクラ※上は秋葵の果実の写真秋葵というのは、”アオイ科トロロアオイ属の一年草。また、その果実のこと”。若い果実を食用とし、成長しすぎると繊維が発達して食感が悪くなり食べにくくなります。【阿列布(阿利布)】読み方:オリーブ阿列布というのは、”モクセイ科オリーブ属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実は油分を多く含んでいるため、果実から油(オリーブオイル)を採ったり、食用としても用いられます。【甘橙(甜橙)】読み方:オレンジ甘橙というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。甘橙は蜜柑(ミカン)と比べて皮が厚いため、剥きにくいです。ちなみに甘橙は英語でそのまま「Orange(オレンジ)」、蜜柑は英語で「Mandarin(マンダリン)」または「Mandarin Orange(マンダリンオレンジ)」になります。↓カ行~【加加阿】読み方:カカオ加加阿というのは、”アオイ科カカオ属の常緑高木のこと”。※上はカカオの実(カカオポッド)の断面の写真※上はカカオ豆(種子)の写真加加阿の実(果実)を「カカオポッド」、白い果肉部分を「カカオパルプ」、白い果肉の中にある種子のことを「カカオ豆」と呼びます。上記の中で主にカカオ豆がチョコレートの原料として用いられます。【柿】読み方:カキ柿というのは、”カキノキ科カキノキ属の落葉高木。また、果実のこと”。熟した果実を食用とし、渋抜きをしてから生のまま食べたり、干し柿にして食べられます。柿には「タンニン」と呼ばれる渋みを感じさせる成分が含まれているため、渋抜きをしてから食べます。【黒酸塊(黒直里)】読み方:カシス黒酸塊というのは、”スグリ科スグリ属の落葉低木。また、その果実のこと”。黒酸塊は和名で「クロスグリ」とも呼ばれ、果実は黒くて酸味が強く、かすかに苦味があり、菓子・ジャム・リキュールなどに用いられます。【葛】読み方:カズラ、クズ※上は葛(クズ)の写真「カズラ」と読むと”つる草の総称のこと”。つる草というのは、”茎(くき)が蔓になる草の総称のこと”を指します。「クズ」と読むと”マメ科クズ属のつる性の多年草のこと”。※上は葛粉の写真葛(クズ)は山野に自生していて、根からはデンプンを取ることができ、このデンプンのことを「葛粉(くずこ)」と言います。※上は葛餅の写真※上は葛湯の写真葛粉は葛餅(くずもち)、葛湯(くずゆ)などに用いられます。【蕪】読み方:カブ蕪というのは、”アブラナ科アブラナ属の越年草。また、その胚軸(はいじく)のこと”。葉と肥大した胚軸(葉と根の間の部分)を食用とし、白色の他にも赤・黄・紫色など多くの種類があります。蕪は別名で「菘(スズナ)」とも呼ばれ、春の七草のひとつとして知られています。【臭橙(香母酢)】読み方:カボス臭橙というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。柚子(ユズ)の近縁種で、果実は酸味が強く、果汁を搾って用いることが多いです。※上は酢橘(左)と臭橙(右)の写真臭橙は「酢橘(スダチ)」とよく似ていますが、果実の大きさが異なります。酢橘はゴルフボールほどの大きさなのに対して、臭橙はテニスボールほどの大きさなので、それぞれ大きさで判断できます。【南瓜】読み方:カボチャ南瓜というのは、”ウリ科カボチャ属のつる性の一年草のこと”。南瓜は16世紀頃にポルトガル船が九州に渡来したとき、カンボジアの野菜だと言われたことから「カボチャ」と呼ばれるようになったとされています。※上はパンプキンの写真ちなみに南瓜の英語名は「パンプキン(Pumpkin)」だと思っている人も多いですが、パンプキンというのは果皮がオレンジ色の南瓜だけなんですね。果皮がオレンジ色でない南瓜のことは総称して「スクワッシュ(Squash)」と呼ばれています。【芥子菜(辛子菜・芥菜)】読み方:カラシナ芥子菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の越年草のこと”。芥子菜の種子を粉にした香辛料を「芥子(からし)」と呼び、一般的にはすでに水で練ってあるものを目にすることがほとんどです。【花椰菜(花甘藍)】読み方:カリフラワー花椰菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。花椰菜はヨーロッパ産の甘藍(キャベツ)から品種改良された野菜で、蕾(つぼみ)と茎の部分が食用になります。【花梨(花櫚・榠樝)】読み方:カリン花梨というのは、”バラ科カリン属の落葉高木。また、その果実のこと”。果実は固く生食はできませんが、カリン酒・砂糖漬け・のど飴(あめ)などの原料として用いられます。【彌猴桃(鬼木天蓼・支那猿梨)】読み方:キウイ彌猴桃というのは、”マタタビ科マタタビ属のつる性の落葉樹。また、その果実のこと”。正式には「キウイフルーツ」と呼ばれ、「キウイ」という名称はそれを略したものです。果実は食用とされ、円筒形で表面に毛があり、鳥のキーウィに似ていることから名付けられました。【木耳】読み方:キクラゲ木耳というのは、”キクラゲ科キクラゲ属のキノコのこと”。生のものや干して乾燥させたものを食用とし、中華料理に用いられることが多いです。耳の形に似ていることや、食感がクラゲ(海月)のようにコリコリしていて、木に生えるクラゲのようなことから「キクラゲ」と名付けられました。【甘藍(玉菜)】読み方:キャベツ甘藍というのは、”アブラナ科アブラナ属の多年草のこと”。葉は肉厚で、その葉がいくつも重なり合って球形になっていますが、球形にならない品種もあります。【胡瓜(黄瓜・木瓜)】読み方:キュウリ胡瓜というのは、”ウリ科キュウリ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。※上は熟した胡瓜の写真胡瓜の果実は熟すと黄色くなり、昔は黄色くなった果実を食用にしていましたが、食感や瑞々(みずみず)しさなどの理由から現在では未熟な果実(緑色)を主に食用としています。(上記のことから漢字でも「黄瓜」の表記が存在します)【金柑(金橘)】読み方:キンカン金柑というのは、”ミカン科キンカン属の常緑低木のこと”。果実は食用とされ、小粒で甘酸っぱく、生のまま食べたり煮て食べたりします。【銀杏】読み方:ぎんなん(イチョウ)「ぎんなん」と読むと、”イチョウの実のこと”。「イチョウ」と読むと、”イチョウ科イチョウ属の落葉高木のこと”。一般的には「イチョウ」は”公孫樹”と表記されることが多く、「イチョウ」の葉は扇形(おうぎがた)で秋になると黄葉します。「イチョウ」の実は白い見た目を”銀”として、さらに杏子(アンズ)の実を小さくしたものに似ていることから、「銀杏(ぎんなん)」という名称が付けられました。ちなみに銀杏(ぎんなん)は臭いことでも有名ですが、実は食べると美味しいです。食べるのは銀杏(ぎんなん)の果肉(臭い部分)ではなく、果肉の中にある種子の部分になります。ただし銀杏(ぎんなん)には中毒物質が含まれており、一度に食べ過ぎると嘔吐・消化不良・呼吸困難などの中毒症状を起こす可能性があります。ですので美味しいからと言って、食べ過ぎには注意してください。【蕃石榴】読み方:グアバ蕃石榴というのは、”フトモモ科バンジロウ属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたりします。蕃石榴の種子は固くて消化にも良くないので、種子を多く食べると腹をくだすこともあります。【茱萸(胡頽子)】読み方:グミ茱萸というのは、”グミ科グミ属の落葉または常緑低木。また、その果実のこと”。※上は秋茱萸(アキグミ)の写真秋茱萸というのは、”グミ科グミ属の落葉低木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、秋に果実が熟すことから「秋茱萸(アキグミ)」と名付けられています。※上は夏茱萸(ナツグミ)の写真夏茱萸というのは、”グミ科グミ属の落葉低木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、夏に果実が熟すことから「夏茱萸(ナツグミ)」と名付けられています。※上は苗代茱萸(ナワシログミ)の写真苗代茱萸というのは、”グミ科グミ属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、稲の苗代(なわしろ)を作る頃(4月~5月頃)に果実が熟すことから「苗代茱萸(ナワシログミ)」と名付けられています。【青豌豆】読み方:グリーンピース(グリンピース)青豌豆というのは、”マメ科エンドウ属の一年草または二年草。また、その種子のこと”。豌豆(エンドウ)の一種で、莢(さや)の中にある種子を食用とします。【胡桃(山胡桃・呉桃】読み方:クルミ胡桃というのは、”クルミ科クルミ属の落葉高木のこと”。※上は鬼胡桃の果実の写真※上は鬼胡桃の種子と仁(じん)の写真胡桃の果実(果肉)は食べられず、果肉に覆われている種子の中にある「仁(じん)」と呼ばれる部分を食用としています。【葡萄柚】読み方:グレープフルーツ葡萄柚というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたりします。果実が枝に葡萄(ブドウ)のように房状につくことから「グレープフルーツ」と名付けられました。【慈姑】読み方:クワイ慈姑というのは、”オモダカ科オモダカ属の水生多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”。地下にある養分を蓄えて丸くなった部分(塊茎)を食用としています。【苦瓜】読み方:ゴーヤ(ゴーヤー)苦瓜というのは、”ウリ科ツルレイシ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実には疣(いぼ)状の突起があって、果肉には苦味があり、野菜として食用とされています。※上はゴーヤチャンプルーの写真苦瓜を用いた沖縄料理として有名なのは、チャンプルーに苦瓜を加えた「ゴーヤ(ゴーヤー)チャンプルー」です。(チャンプルーは、”野菜や豆腐などを炒めた沖縄料理のこと”)【御形】読み方:ゴギョウ御形というのは、”母子草(ハハコグサ)の別名のこと”。母子草は、”キク科ハハコグサ属の越年草のこと”を指します。若い葉や茎を食用とし、御形は春の七草のひとつとして知られています。【屈】読み方:コゴミ屈というのは、”草蘇鉄(クサソテツ)の別名。また、その若芽のこと”。草蘇鉄は、”イワデンダ科クサソテツ属のシダ植物の多年草のこと”を指します。若芽を食用とし、蕨(ワラビ)・薇(ゼンマイ)と並んで代表的な山菜として知られています。【胡椒】読み方:コショウ胡椒というのは、”コショウ科コショウ属のつる性の常緑多年草。また、その果実を原料とする香辛料のこと”。果実には強い香りと辛みがあるため香辛料として用いられ、「スパイスの王様」とも呼ばれています。【牛蒡】読み方:ゴボウ※上は牛蒡の根の部分(食用)の写真牛蒡というのは、”キク科ゴボウ属の多年草。また、その塊根(かいこん)のこと”。塊根は”肥大して塊状となった根のこと”で、牛蒡は塊根を食用としています。【胡麻】読み方:ごま胡麻というのは、”ゴマ科ゴマ属の一年草のこと”。種子を食用とし、種子からはごま油が採れ、ごまの成分としては「セサミン」が有名です。【蒟蒻(菎蒻)】読み方:コンニャク※上は蒟蒻芋と蒟蒻(食品)の写真蒟蒻というのは、”サトイモ科コンニャク属の多年草。また、その球茎(きゅうけい)から作られる食品のこと”。球茎は”地下茎のひとつで、養分を蓄え、球形に肥大したもの”で、蒟蒻(植物)の球茎を「蒟蒻芋(こんにゃくいも)」と呼びます。蒟蒻芋には毒があり生食はできないため、茹(ゆ)でてアルカリ処理を行うなどの毒抜きをしてから食用とすることができます。↓サ行~【桜桃(桜ん坊)】読み方:サクランボ桜桃というのは、”桜の果実の総称。特に、西洋実桜(セイヨウミザクラ)の果実のこと”。西洋実桜は、”バラ科サクラ属の落葉高木のこと”を指します。一般的によく見られる「サクランボ」は西洋実桜の果実であることがほとんどで、花見などでよく見るような桜の木には「サクランボ」は実りません。【石榴(柘榴・若榴・安石榴)】読み方:ザクロ石榴というのは、”ミソハギ科ザクロ属の落葉高木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、果実を割ると出てくる「種衣(しゅい)」と呼ばれる赤い粒状の部分を食べます。種衣は「種(たね)の衣(ころも)」と表記されるように、赤い粒の中には1粒ずつ種(種子)が入っていて、そのまま種ごと食べることができます。【大角豆(豇豆)】読み方:ササゲ大角豆というのは、”マメ科ササゲ属の一年草のこと”。葉は三枚の小さい葉からなり、夏頃に白または淡紫色の蝶形の花を咲かせ、若い莢(さや)と種子を食用にしています。【薩摩芋(甘藷)】読み方:さつまいも薩摩芋というのは、”ヒルガオ科サツマイモ属の多年草。また、その塊根(かいこん)のこと”。塊根は”肥大して塊状となった根のこと”で、薩摩芋は塊根を食用としています。江戸時代に琉球王国(現在の沖縄県)を経て、薩摩国(現在の鹿児島県)に伝わり、そこでよく栽培されていたことから名付けられました。【里芋(青芋)】読み方:サトイモ里芋というのは、”サトイモ科サトイモ属の多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”。塊茎は”地下茎の一部が養分を蓄えて肥大化したもの”で、里芋はその塊茎と葉柄(ようへい)を食用にしています。※上は里芋の葉柄(芋茎)の写真葉柄は”葉の一部で、葉を茎や枝に繋いでいる部分のこと”で、里芋の葉柄は「芋茎(ずいき)」とも呼ばれています。(里芋の種類によって葉柄の色が異なり、赤い葉柄のものはアクが少なく、芋茎にして美味しく食べられる)里芋の茎のように見えている部分は茎ではなく葉柄(葉の一部)で、塊茎(食用部分)が茎になります。【砂糖黍(甘蔗)】読み方:サトウキビ砂糖黍というのは、”イネ科サトウキビ属の多年草のこと”。砂糖黍は砂糖の原料となる植物で、茎の部分に糖分が蓄えられていますが、茎を食べることはできません。※上は砂糖大根の写真砂糖黍の他にも「甜菜(テンサイ)」(別名:サトウダイコン(砂糖大根)、ビート)と呼ばれる植物があり、甜菜の場合は根の部分に糖分が蓄えられています。【番紅花(咱夫藍)】読み方:サフラン番紅花というのは、”アヤメ科クロッカス属の多年草。また、その雌しべを乾燥させた香辛料のこと”。花の中央にある黄色いのが雄(お)しべで、赤色のものが香辛料などに用いられる雌(め)しべになります。【朱欒(香欒)】読み方:ザボン朱欒というのは、”ミカン科ミカン属の常緑高木のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたり砂糖漬けにしたり、加工食品の原料としても用いられます。別名で「文旦(ブンタン)」とも呼ばれます。【山査子(山樝子)】読み方:サンザシ山査子というのは、”バラ科サンザシ属の落葉低木のこと”。果実は熟すと赤くなり、生薬(しょうやく)・果実酒・ドライフルーツなどに用いられます。【山椒(蜀椒)】読み方:サンショウ※上は山椒の果実の写真山椒というのは、”ミカン科サンショウ属の落葉低木のこと”。山椒は葉・花・実(果実)・樹皮に至るまであらゆる部位が食用になる植物で、その独特な香りから香辛料などに用いられます。【椎茸(香蕈)】読み方:シイタケ椎茸というのは、”キシメジ科シイタケ属のキノコのこと”。椎(シイ)・椚(クヌギ)・楢(ナラ)・樫(カシ)などの広葉樹の枯れ木に生え、人工栽培もされています。椎(シイ)の枯れ木に発生していたことから「椎茸(シイタケ)」の名称になったとされています。【獅子唐辛子】読み方:シシトウガラシ獅子唐辛子というのは、”ナス科トウガラシ属の多年草。また、その果実のこと”。一般的には略して「獅子唐(シシトウ)」と呼ばれることが多いです。果実を食用とし、熟すと果実は赤くなり、熟した赤い果実も熟す前の緑色のものと同様に食べることができますが、一般的には食用にするのは熟す前の緑色のものが多いです。獅子唐辛子は個体によって辛いものもありますが、これは辛味成分である「カプサイシン」が含まれているからで、生育中に獅子唐辛子にストレスがかかることによってカプサイシンが発生します。ストレスというのは例えば、肥料の量が少なかったり、高温や乾燥などが原因になります。【紫蘇】読み方:シソ※上は青紫蘇(アオジソ)の写真※上は赤紫蘇(アカジソ)の写真紫蘇というのは、”シソ科シソ属の一年草のこと”。「赤紫蘇(アカジソ)」「青紫蘇(アオジソ)」などがあり、青紫蘇の葉の部分を「大葉(おおば)」と呼びます。紫蘇は香りが良く、葉・果実・花を食用とし、赤紫蘇の葉は梅干しの着色・香りづけなどに用いられます。【自然薯】読み方:じねんじょ自然薯というのは、”山の芋(ヤマノイモ)の別名のこと”。山の芋は”ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性の多年草。また、その根茎(こんけい)のこと”を指します。根茎(地下茎のひとつで、地下をはう根状の茎)を食用とし、長いもので長さは1メートルにもなります。根茎は粘りが強く、とろろなどにして食べられています。【占地(湿地・王茸)】読み方:シメジ※上は橅占地(ブナシメジ)の写真占地というのは、”シメジ科シメジ属のキノコのこと”。天然の「本占地(ホンシメジ)」は希少で流通量が少なく、一般的によく見られるのは「橅占地(ブナシメジ)」になります。【生姜(生薑・薑)】読み方:ショウガ生姜というのは、”ショウガ科ショウガ属の多年草。また、その根茎(こんけい)のこと”。根茎(地下茎のひとつで、地下をはう根状の茎)を食用とし、香辛料などに用いられます。【西瓜(水瓜)】読み方:スイカ西瓜というのは、”ウリ科スイカ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果肉は赤色が一般的ですが、黄色い品種のものもあります。【蘿蔔(清白)】読み方:スズシロ蘿蔔というのは、”大根(ダイコン)の別名のこと”。大根は”アブラナ科ダイコン属の越年草。また、その根のこと”を指します。大根は葉と肥大した根を食用とし、蘿蔔(スズシロ)は春の七草のひとつとして知られています。【菘(鈴菜)】読み方:スズナ菘というのは、”蕪(カブ)の別名のこと”。蕪は”アブラナ科アブラナ属の越年草。また、その胚軸(はいじく)のこと”を指します。蕪は葉と肥大した胚軸(葉と根の間の部分)を食用とし、白色の他にも赤・黄・紫色など多くの種類があります。菘(スズナ)は、春の七草のひとつとして知られています。【五歛子】読み方:スターフルーツ五歛子というのは、”カタバミ科ゴレンシ属の常緑低木のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたり、サラダや砂糖漬けにして食べられます。輪切りにすると星の形をしていることから「スターフルーツ」と名付けられました。【酢橘(酸橘)】読み方:スダチ酢橘というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木のこと”。果実は食用で、焼き魚・刺身などの料理にその果汁をかけたり、食用酢として用いられます。※上は酢橘(左)と臭橙(右)の写真酢橘は「臭橙(カボス)」とよく似ていますが、果実の大きさが異なります。酢橘はゴルフボールほどの大きさなのに対して、臭橙はテニスボールほどの大きさなので、それぞれ大きさで判断できます。【蔓無南瓜(西葫芦)】読み方:ズッキーニ蔓無南瓜というのは、”ウリ科カボチャ属の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実は胡瓜(キュウリ)に似ていて、緑色・黄色の果皮のものがあります。蔓無南瓜は南瓜(カボチャ)の仲間ですが、南瓜と違ってつるが長く伸びないため「つるなしカボチャ」とも呼ばれています。【李(酸桃・酢桃)】読み方:スモモ李というのは、”バラ科サクラ属の落葉小高木。また、その果実のこと”。李の果実は形が桃(果実)に似ていて、桃よりも酸味が強いことから「スモモ」という名称が付けられています。またすもも・プラム・ソルダムなど似たようなものが多く存在しますが、「李(スモモ)」は和名、「プラム」が英名、「ソルダム」はスモモ(プラム)の一種になります。なので李(スモモ)とプラムは同じものを指しているというわけです。※上はソルダムの写真※上はプルーンの写真ちなみにソルダムなどの品種のことを「日本スモモ」と総称し、プルーンのことを別名で「西洋スモモ」と呼びます。(プルーンは生のものでなく、乾燥させたものを食べることも多いです)【西洋松露】読み方:セイヨウショウロ西洋松露というのは、”セイヨウショウロ科セイヨウショウロ属のキノコのこと”。西洋松露は、一般的には「トリュフ」と呼ばれることが多いです。土の中で育ち、豚や犬の嗅覚を利用して採集し、独特な香りで料理の香りづけに用いられます。キャビア・フォアグラと並び世界三大珍味のひとつで、高級食材として知られています。【芹】読み方:セリ芹というのは、”セリ科セリ属の多年草のこと”。若葉は香りが良く食用とし、春の七草のひとつとして知られています。【塘蒿】読み方:セロリ塘蒿というのは、”セリ科オランダミツバ属の一年草または二年草のこと”。全体に独特の強い香りがあり、葉・茎の部分を食用とします。【薇(紫萁)】読み方:ゼンマイ薇というのは、”ゼンマイ科ゼンマイ属のシダ植物の多年草のこと”。若芽を食用とし、蕨(ワラビ)・屈(コゴミ)と並んで代表的な山菜として知られています。薇の若芽はふわふわした白い綿毛をまとっていて、成長していくに従って綿がとれていきます。※上は胞子葉(男ゼンマイ)の写真※上は栄養葉(女ゼンマイ)の写真薇には胞子葉(ほうしよう)と栄養葉(えいようよう)があり、一般的に胞子葉は「男ゼンマイ」、栄養葉は「女ゼンマイ」と呼ばれることが多いです。男ゼンマイも女ゼンマイと同様に綿を取ってアク抜きをしてから食べることができますが、女ゼンマイに比べて硬いためあまり美味しくなく、さらに男ゼンマイは繁殖のために胞子を飛ばすことから採らないようにしています。【蕎麦】読み方:ソバ※上は蕎麦の果実の写真蕎麦というのは、”タデ科ソバ属の一年草のこと”。※上は蕎麦殻(そばがら)が付いている蕎麦の種子の写真※上は蕎麦殻を剥いた蕎麦の種子(蕎麦の実のこと)の写真蕎麦の果実の中にある種子の殻(蕎麦殻)を剥(む)いたものを「蕎麦の実」といい、その蕎麦の実を挽(ひ)いて粉にしたものを「蕎麦粉(そばこ)」と呼びます。そして蕎麦粉を小麦粉・水などを混ぜて麺状にしたもの、またはその麺を用いた料理のことを一般的に「蕎麦(そば)」と呼びます。つなぎとして用いた小麦粉と蕎麦粉の割合によって名称が変わり、そば粉だけ(10割)を使用したものを”十割(じゅうわり)蕎麦または生蕎麦(きそば)”、2割が小麦粉:8割がそば粉を使用したものを”二八(にはち)蕎麦”と呼びます。【空豆(蚕豆)】読み方:ソラマメ空豆というのは、”マメ科ソラマメ属の一年草または二年草。また、その種子のこと”。種子を食用とし、基本的に莢(さや)の部分は食べません。種子を包む莢は直立し、空に向かって生えていることから「空豆」、また莢の見た目が蚕(カイコ)の繭に似ていることから「蚕豆」の漢字が当てられました。↓タ行~【大豆】読み方:ダイズ大豆というのは、”マメ科ダイズ属の一年草のこと”。植物の中でも蛋白質(たんぱくしつ)が豊富に含まれていることから、別名で「畑の肉」とも呼ばれています。※上は枝豆の写真熟した種子を食用とし、若い種子は「枝豆(えだまめ)」として茹(ゆ)でて食べられます。大豆は、納豆・豆腐・味噌(みそ)・醤油(しょうゆ)などに広く用いられます。【筍(竹の子)】読み方:タケノコ筍というのは、”イネ科タケ亜科タケ類の地下茎から出る若芽のこと”。皮が何枚も重なって包まれており、皮を取り除いた中の部分が食用で、筍は成長すると竹になります。【玉葱(葱頭)】読み方:タマネギ玉葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草。また、その鱗茎(りんけい)のこと”。鱗茎は”地下茎のひとつで、茎の周囲に養分を蓄えた肉厚の葉が多数重なったもの”で、鱗茎を食用とします。【草石蚕(玉環菜・甘露子・長老喜)】読み方:チョロギ※上の写真は、草石蚕の塊茎を梅酢に漬けて赤く染めたもの草石蚕というのは、”シソ科イヌゴマ属の多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”。塊茎は”地下茎のひとつで、養分を蓄えて肥大した部分のこと”で、草石蚕は塊茎(白色)を食用とします。一般的には白い塊茎を塩漬けにしたり、梅酢漬けにして食べられることが多いです。【青梗菜】読み方:チンゲンサイ青梗菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。根元の固い芯の部分を取り除き、葉と茎を食用とします。【甜菜】読み方:テンサイ甜菜というのは、”ヒユ科フダンソウ属の二年草。また、その根のこと”。甜菜は砂糖の原料となる植物で、根の部分に糖分が蓄えられていますが、一般的にはアクが強いため生のまま食べることはできません。※上は砂糖黍の写真甜菜の他にも「砂糖黍(サトウキビ)」と呼ばれる植物があり、砂糖黍の場合は茎の部分に糖分が蓄えられています。【唐辛子(蕃椒・唐芥子)】読み方:トウガラシ唐辛子というのは、”ナス科トウガラシ属の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたり、辛味のある香辛料として用いられます。【冬瓜】読み方:トウガン冬瓜というのは、”ウリ科トウガン属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生で食べることもできますが、一般的には煮て食べることが多いです。果実は夏に収穫しますが、果実をそのまま冷暗所で保存することで冬まで日持ちすることから「冬瓜」と呼ばれるようになりました。【豆苗】読み方:とうみょう豆苗というのは、”豌豆(エンドウ)の若芽のこと”。スーパーなどで豆から発芽させた幼い状態の豌豆が根付き、カットされた状態で売られています。容器に水を張り、根の部分を浸して育てることで豆苗は2回ほどの再収穫が可能です。3回目以降は豆自体が持つ養分を使い果たし、上手くいかないことも多いですが、定期的に水を取り替えて育てれば、2回は再収穫できるので豆苗は手頃な野菜となります。【玉蜀黍(玉米)】読み方:トウモロコシ玉蜀黍というのは、”イネ科トウモロコシ属の一年草のこと”。果実を食用とし、普段食べている黄色い部分が、玉蜀黍における果実の部分になります。玉蜀黍は稲・小麦とともに世界三大穀物として知られていて、食用・飼料とするために世界中で広く栽培されています。別名として「唐黍(とうきび)」という名称で呼ばれることもあります。【蕃茄(赤茄子)】読み方:トマト蕃茄というのは、”ナス科ナス属の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースやケチャップの原料として用いられます。【火龍果】読み方:ドラゴンフルーツ火龍果というのは、”サボテン科ヒモサボテン属の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、黒い種(種子)が多いですが、取り除かずにそのまま種ごと果肉を食べます。白い果肉のものが一般的ですが、果肉が赤色・黄色・紫色などの火龍果もあります。【麝香猫果】読み方:ドリアン麝香猫果というのは、”アオイ科ドリアン属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、硬い殻の中にある果肉(淡い黄色の部分)を食べ、一般的には果肉の中にある種子は食べません。味は濃厚な甘味で、カスタードクリームのような味がします。麝香猫果は非常に臭いことで有名で、その臭いから公共の建物・乗り物への持ち込みを禁止しているところも多いです。麝香猫果はその昔、高級で王族しか食べることができなかったことや、その栄養価の高さから、別名で「果物の王様」と呼ばれています。【団栗(無食子・杼)】読み方:ドングリ団栗というのは、”樫(カシ)・椚(クヌギ)・楢(ナラ)などのブナ科植物の果実のこと”。団栗は食用で、アクがほとんどなく生食できるものもありますが、アクが強い種類も多いです。団栗は球形や卵形で堅く、帽子のような部分は「殻斗(かくと)」と呼ばれ、団栗を保護したり枝からの栄養を送るための役割があります。↓ナ行~【茄子(茄)】読み方:ナス茄子というのは、”ナス科ナス属の一年草。また、その果実のこと”。別名で「なすび」とも呼ばれていて、果実を食用としています。【薺(撫菜)】読み方:ナズナ薺というのは、”アブラナ科ナズナ属の越年草のこと”。若葉は食用で、春の七草のひとつとして知られています。【鉈豆(刀豆)】読み方:ナタマメ鉈豆というのは、”マメ科ナタマメ属のつる性の一年草のこと”。莢(さや)と種子を食用とし、種子の色は白色・ピンク色などがあり、一般的には茹(ゆ)でたり炒めたりして食べます。(完熟した鉈豆には毒性(強いアク)があり、毒抜きをしなければなりません)莢(さや)が鉈(ナタ)・刀のような形・大きさをしていることから「鉈豆(刀豆)」と名付けられました。【棗】読み方:ナツメ棗というのは、”クロウメモドキ科ナツメ属の落葉小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、乾燥させたりお菓子の材料にしたり、生薬としても用いられます。【滑子】読み方:なめこ滑子というのは、”モエギタケ科スギタケ属のキノコのこと”。橅(ブナ)や楢(ナラ)などの枯れ木に生え、全体が粘液に覆われています。【韮(韭)】読み方:ニラ韮というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。葉を食用とし、全体に特有の臭いがあります。【人参(胡蘿蔔)】読み方:ニンジン人参というのは、”セリ科ニンジン属の二年草。また、その根のこと”。根の部分を食用とし、人参には「βカロテン(ベータカロテン)」が豊富に含まれています。【大蒜(忍辱・葫・蒜)】読み方:ニンニク大蒜というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草。また、その鱗茎(りんけい)のこと”。※上は大蒜の芽(茎)の写真鱗茎は”地下茎のひとつで、茎の周囲に養分を蓄えた肉厚の葉が多数重なったもの”で、大蒜は鱗茎・茎(大蒜の芽)を食用とします。特有の強い臭いがあり、香辛料として用いられることが多く、大蒜の芽(茎)の先にある蕾(つぼみ)も食べることができます。【葱】読み方:ネギ葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。緑色の部分だけでなく、実は地下に埋まっている白い部分も葉(白いのは日光に当たっていないから)で、葱は葉の部分を食用とします。※上は長葱の写真※上は葉葱の写真葱は白い部分が多い「長葱(ながねぎ)」(または「根深葱(ねぶかねぎ)」「白葱(しろねぎ)」)と、緑の部分が多い「葉葱(はねぎ)」(または「万能葱(ばんのうねぎ)」「青葱(あおねぎ)」)に分けられます。【野蒜(山蒜)】読み方:ノビル野蒜というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。※上は野蒜の花と零余子(ムカゴ)の写真葉・球根・花・零余子(ムカゴ)は食用で、韮(ニラ)に似た臭いがあり、花に零余子をつけて繁殖します。零余子は”植物の栄養繁殖器官のひとつで、養分を蓄えて肥大化した部分のこと”を指します。↓ハ行~【鳳梨(菠蘿)】読み方:パイナップル鳳梨というのは、”パイナップル科アナナス属の常緑多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、「パインアップル」や「パイン」と呼ばれることもあります。鳳梨の植物と果実をそれぞれ別の名前で呼ぶことがありますが、そのときは鳳梨の果実は「パイナップル」、植物は「アナナス」と呼ばれます。【白菜】読み方:ハクサイ白菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の二年草のこと”。中国が原産で、白菜は結球(葉が重なり合って球状になること)しているイメージが強いですが、中国では結球しない品種も多いです。【繁縷(蘩蔞)】読み方:ハコベ(ハコベラ)繁縷というのは、”ナデシコ科ハコベ属の越年草のこと”。「ハコベラ」は、「ハコベ」(正式名称)の別名で、「ハコベラ」は春の七草のひとつとして知られています。若い葉・茎を食用とします。【和蘭芹(早芹菜・早芹)】読み方:パセリ和蘭芹というのは、”セリ科オランダゼリ属の二年草のこと”。特有の香りがあり、葉は料理の付け合わせや飾り付けなどに用いられます。【薄荷】読み方:ハッカ薄荷というのは、”シソ科ハッカ属の多年草のこと”。特有の香りがあり、葉にはメントールが含まれ、乾燥させて「薄荷油(はっかゆ)」を抽出します。【八朔】読み方:ハッサク八朔というのは、”ミカン科ミカン属の常緑高木。また、その果実のこと”。蜜柑(ミカン)の一品種で、果実を食用とします。【果物時計草】読み方:パッションフルーツ果物時計草というのは、”トケイソウ科トケイソウ属のつる性の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたりします。時計のように見える特徴の花である「トケイソウ」の仲間で、果実を実らせる種類であることから、和名で「クダモノトケイソウ」とも呼ばれています。【甘蕉(実芭蕉)】読み方:バナナ甘蕉というのは、”バショウ科バショウ属の植物のうち、果実を食用とする品種の総称のこと”。果実を食用とし、一般的には緑色から黄色のものが多いですが、ピンク色・紫色の品種も存在します。甘蕉が熟しきると黒い斑点やシミが現れますが、この黒い斑点やシミのことを「シュガースポット」(または「スイートスポット」)と呼びます。【華尼拉】読み方:バニラ※上は華尼拉のさやの写真華尼拉というのは、”ラン科バニラ属のつる性の多年草。また、その植物から抽出された香料のこと”。種子は香料の原料となり、さやごと収穫(収穫時には甘い香りはしない)し、さやごと発酵・乾燥を繰り返すと甘い香りを発するようになります。※上は発酵・乾燥を繰り返したさやの写真※上はバニラビーンズ(種子)の写真さやの中には非常に小さな黒い種子がたくさん入っていて、その小さな黒い種子を「バニラビーンズ」(さやごと指してバニラビーンズということもある)と呼びます。そして華尼拉の香り成分をアルコールで抽出したものを「バニラエッセンス」といい、お菓子作りなどに用いられます。【蕃瓜樹(万寿果・万寿瓜)】読み方:パパイア蕃瓜樹というのは、”パパイア科パパイア属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実は日本では果物として食用にされることが多いですが、野菜のように調理して食用とする地域もあります。果実は黄熟して楕円形(だえんけい)で、果肉にはタンパク質分解酵素である「パパイン」が含まれることで知られています。【黄青椒】読み方:パプリカ黄青椒というのは、”ナス科トウガラシ属の多年草。また、その果実や果実を原料とする香辛料のこと”。果実を食用とし、果実は赤色・黄色のものが多く、成熟していない黄青椒は緑色をしています。※上はパプリカパウダー(香辛料)の写真香辛料は「パプリカパウダー」とも呼ばれ、黄青椒の果実を粉末状にしたもので、料理の色付けや風味付けに用いられます。ただパプリカパウダーの原料となっている黄青椒は、日本で流通しているものとは品種が異なります。【隼人瓜】読み方:ハヤトウリ隼人瓜というのは、”ウリ科ハヤトウリ属のつる性の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実の外皮は緑色と白色のものがあり、白色の種類の方がクセがなく食べやすいです。【馬鈴薯】読み方:ばれいしょ馬鈴薯というのは、”ジャガイモの別名のこと”。ジャガイモは”ナス科ナス属の多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”を指します。塊茎は”地下茎のひとつで、養分を蓄えて肥大化した部分のこと”で、ジャガイモは塊茎を食用とします。【火焔菜】読み方:ビーツ火焔菜というのは、”ヒユ科フダンソウ属の一年草または二年草。また、その根のこと”。葉・根の部分を食用とし、スープやサラダなどに多く用いられます。火焔菜は赤蕪(アカカブ)のような見た目のものが一般的で、栄養が豊富に含まれていることから、別名で「食べる輸血」「奇跡の野菜」とも呼ばれています。【甘唐辛子(甘椒)】読み方:ピーマン甘唐辛子というのは、”ナス科トウガラシ属の多年草。また、その果実のこと”。唐辛子(トウガラシ)の一品種で、果実を食用(果実に辛味はない)とします。【瓢箪】読み方:ヒョウタン瓢箪というのは、”ウリ科ユウガオ属の一年草。また、その果実のこと”。果実は食用と食用でない種類のものがあり、一般的な瓢箪のほとんどには毒性があるため注意が必要です。瓢箪の果実は観賞用としたり、熟すと果皮が堅くなるため、その果実の中身を取り除き、乾燥させて水・酒などを入れる器として用いられます。【平茸】読み方:ヒラタケ平茸というのは、”ヒラタケ科ヒラタケ属のキノコのこと”。平茸は食用で、広葉樹の朽ち木や切り株に自生します。【枇杷】読み方:ビワ枇杷というのは、”バラ科ビワ属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実の形が楽器の「琵琶(びわ)」に似ていることから名付けられました。【蕗(苳・款冬・菜蕗)】読み方:フキ蕗というのは、”キク科フキ属の多年草。また、その葉柄(ようへい)のこと”。※上は蕗の薹(フキノトウ)の写真葉柄(よく食べる部分)と若い花茎(かけい)を食用とし、若い花茎は「蕗の薹(フキノトウ)」と呼ばれ、蕾(つぼみ)の状態で採って食べるのが一般的ですが花の部分も食べられます。葉柄は”葉の一部で、葉身を茎に繋いでいる細い柄の部分のこと”で、花茎は”花をつける茎のこと”を指します。【葡萄】読み方:ブドウ葡萄というのは、”ブドウ科ブドウ属のつる性の落葉低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実は房(ふさ)になって多くの実をつけて垂れ下がっています。【芽花椰菜(緑花野菜)】読み方:ブロッコリー芽花椰菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。芽花椰菜は甘藍(キャベツ)から品種改良された野菜で、蕾(つぼみ)と茎の部分が食用になります。【糸瓜(天糸瓜)】読み方:ヘチマ糸瓜というのは、”ウリ科ヘチマ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。若い果実を食用とし、熟した果実は繊維が硬くなるため、束子(たわし)などに用いられます。【菠薐草(法蓮草・鳳蓮草)】読み方:ホウレンソウ菠薐草というのは、”ヒユ科ホウレンソウ属の一年草または二年草のこと”。葉・茎・根元(ピンク色の部分)を食用とし、菠薐草にはアクの成分であるシュウ酸が含まれているため、茹(ゆ)でてアク抜きをしてから食べます。【椪柑(凸柑)】読み方:ポンカン椪柑というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、椪柑はインド原産で、椪柑の「ぽん」というのは、インドの都市プーナ(Poona)からきています。日本では鹿児島県など九州で主に栽培されており、花は白色で、果実は冬に熟し、実はやや大きく、香りが強く甘いです。↓マ行~【舞茸(重菰)】読み方:マイタケ舞茸というのは、”トンビマイタケ科マイタケ属のキノコのこと”。食用で、カサの部分がヒラヒラと舞っているように見える様子や、見つけると思わず舞い踊りたくなるほど嬉しくなることから名付けられたとされています。【麝香葡萄】読み方:マスカット麝香葡萄というのは、”ブドウ科ブドウ属のつる性の落葉低木。また、その果実のこと”。葡萄(ブドウ)の一品種で、果実は淡い緑色をしていて、房状に実った果実を食用とします。【作茸】読み方:マッシュルーム作茸というのは、”ハラタケ科ハラタケ属のキノコのこと”。世界で最もよく食べられているキノコとされ、一般的には傘が開く前のものを食用とします。【松茸(松蕈)】読み方:マツタケ松茸というのは、”キシメジ科キシメジ属のキノコのこと”。食用で、特有の香りがあり、日本では高級キノコとして食べられています。【檬果(芒果)】読み方:マンゴー檬果というのは、”ウルシ科マンゴー属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたり、ドライフルーツや缶詰にも用いられます。【茫栗】読み方:マンゴスチン茫栗というのは、”フクギ科フクギ属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、中の白い果肉(種は食べない)を食べます。香りが良くて果肉が柔らかく、上品な甘い味わいであることから、別名で「果物の女王」(麝香猫果(ドリアン)は「果物の王様」)とも呼ばれています。【蜜柑(蜜橘・樒柑)】読み方:ミカン蜜柑というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、様々な品種があり、一般的には「温州蜜柑(ウンシュウミカン)」を指すことが多いです。【三つ葉(三葉・野蜀菜)】読み方:ミツバ三つ葉というのは、”セリ科ミツバ属の多年草のこと”。葉・茎を食用とし、別名で「三葉芹(ミツバゼリ)」などと呼ばれます。【茗荷(蘘荷)】読み方:ミョウガ※上は茗荷の花穂(食用)の写真茗荷というのは、”ショウガ科ショウガ属の多年草。また、その花穂(かすい)のこと”。全体に特有の香りがあり、花穂(一般的に食べられている部分)・若芽・茎を食用とし、薬味などに用いられます。【零余子(珠芽)】読み方:ムカゴ零余子というのは、”植物の栄養繁殖器官のひとつで、養分を蓄えて肥大化した部分のこと”。一般的にはヤマノイモ科ヤマノイモ属などの山芋類(自然薯・長芋など)の零余子のことを指し、食用とすることができますが、種類によっては食べられないものもあるため注意が必要です。【郁子(野木瓜)】読み方:ムベ郁子というのは、”アケビ科ムベ属のつる性の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、ゼリー状の果肉と果汁の部分を食べ、黒い種は食べません。【甜瓜】読み方:メロン※上はマスクメロンの写真甜瓜というのは、”ウリ科キュウリ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、香りがあり、果肉は甘く、一般的には「マスクメロン」を指すことが多いです。【糵(萌やし)】読み方:モヤシ糵というのは、”緑豆・大豆などの種子を水に浸して、光を当てずに発芽させたもの”。糵は特定の植物名を指しているわけではないので注意が必要です。発芽した芽と茎を食用とし、生のまま食べずに加熱してから食べます。【縞綱麻】読み方:モロヘイヤ縞綱麻というのは、”アオイ科ツナソ属の一年草のこと”。葉・茎を食用とし、縞綱麻の特徴であるネバネバは「ムチン」と呼ばれる成分によるものです。アクの成分であるシュウ酸を多く含んでいるため生食はできず、茹(ゆ)でてから流水にさらしてシュウ酸を抜きます。(莢(さや)や種子には毒性があるため注意が必要)↓ヤ行~【椰子】読み方:ヤシ椰子というのは、”ヤシ目ヤシ科の植物の総称のこと”。椰子の実(果実)というのは、様々なヤシ科の植物の実を指しますが、一般的には「ココナッツ(ココヤシの実)」を指すことが多いです。※上はココナッツの果肉(白い固形部分)とココナッツミルクの写真果実の中にある白い固形部分(果肉)と液体部分を食用とし、白い固形部分を砕いて水とともに混ぜて濾(こ)したものが「ココナッツミルク」になります。※上は未成熟のココナッツ(ココヤシの果実)の写真※上はココナッツウォーター(ココナッツジュース)の写真また液体部分は「ココナッツウォーター(ココナッツジュース)」と呼ばれていて、成熟(繊維で覆われ茶色)してくると中のココナッツウォーターは果肉(白い固形部分)などに変化していくため、一般的には未成熟のココナッツ(緑色)から採ることが多いです。ココナッツウォーターは透明な液体で、観光地では未成熟のココナッツ(緑色)に穴を開けて、そこからストローを挿して飲むことが多いです。※上はナタデココの写真ちなみにココナッツウォーターに酢酸菌(さくさんきん)を加えて発酵させたものを「ナタデココ」と呼び、弾力のある歯ごたえがあり、デザートなどに用いられます。【夕顔】読み方:ユウガオ※上は長夕顔(ナガユウガオ)の写真※上は丸夕顔(マルユウガオ)の写真夕顔というのは、”ウリ科ユウガオ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、夕顔の果肉を紐(ひも)状に剥いて乾燥させた食品を「干瓢(かんぴょう)」と言います。果実には細長い形の「長夕顔(ナガユウガオ)」と丸みを帯びた球状の「丸夕顔(マルユウガオ)」があり、主に丸夕顔から干瓢が作られます。【柚子(柚)】読み方:ユズ柚子というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果皮は香り成分が豊富で料理の香りづけに用いられます。【梅桃(山桜桃・英桃)】読み方:ユスラウメ梅桃というのは、”バラ科サクラ属の落葉低木。また、その果実のこと”。桜桃(サクランボ)に似た赤い小さな果実をつけ、その果実を食用とし、別名で「ユスラゴ」とも呼ばれます。【蓬(艾)】読み方:ヨモギ蓬は”キク科ヨモギ属の多年草のこと”の意味。※上は蓬餅(草餅)の写真蓬には特有の香りがあり、若葉を餅(もち)などに混ぜこんだものを「蓬餅(よもぎもち)」「草餅(くさもち)」と呼びます。昔は草餅には蓬以外の草を使っていましたが、いま現在では草餅にも蓬が使われているため蓬餅・草餅はどちらも同じ和菓子のことを指します。↓ラ行~【茘枝】読み方:ライチ茘枝というのは、”ムクロジ科レイシ属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果皮を剥くと食用になる白色半透明の果肉が出てきて、その果肉の中に種子があります(種子は食べない)。【辣韮(薤・辣韭)】読み方:ラッキョウ辣韮というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草。また、その鱗茎(りんけい)のこと”。鱗茎は”地下茎のひとつで、茎の周囲に養分を蓄えた肉厚の葉が多数重なったもの”で、辣韮は鱗茎を食用とします。【緑豆】読み方:リョクトウ緑豆というのは、”八重生(ヤエナリ)の種子のこと”。八重生は”マメ科ササゲ属の一年草のこと”を指します。緑豆は糵(モヤシ)の原料(種子)として利用され、緑豆やジャガイモなどのデンプンから作った透明な麺状の食品を「春雨(はるさめ)」と呼びます。【林檎(苹果)】読み方:リンゴ※上は青リンゴ(左)と赤リンゴ(右)の写真林檎というのは、”バラ科リンゴ属の落葉高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、林檎には「赤リンゴ」や「青リンゴ(緑色の林檎)」があり、林檎というと一般的には”赤リンゴ”のことを指します。【萵苣(乳草)】読み方:レタス萵苣というのは、”キク科アキノノゲシ属の一年草または二年草のこと”。葉の部分を食用とし、サラダに用いられることが多く、品種によっては茎の部分を食用とするものもあります。【檸檬】読み方:レモン檸檬というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果肉は酸味が強く、果汁を料理にかけたりして利用することが多いです。【蓮根】読み方:レンコン※上は蓮(ハス)の写真蓮根というのは、”蓮(ハス)の地下茎(ちかけい)のこと”。蓮は”ハス科ハス属の水生の多年草のこと”で、地下茎は”地中にある植物の茎(くき)のこと”を指します。蓮根はシャキシャキとした食感で、煮たり炒めたりと様々な料理に用いられ、輪切りにすると断面にはいくつも穴が空いています。【珊瑚花椰菜】読み方:ロマネスコ珊瑚花椰菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。カリフラワーの一品種で、蕾(つぼみ)と茎の部分を食用とします。蕾がフラクタル(部分的に見たときと、全体的に見たときが同じ形)と特徴的で、味は芽花椰菜(ブロッコリー)、食感は花椰菜(カリフラワー)に近いです。↓ワ行~【分葱】読み方:ワケギ分葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。特有の香りがあり、葉・鱗茎(球根)を食用とします。【山葵(山萮菜)】読み方:ワサビ山葵というのは、”アブラナ科ワサビ属の多年草。また、その根茎(こんけい)のこと”。根茎は”地下茎のひとつで、地下を這(は)う根状の茎のこと”で、山葵は根茎・茎・葉・花を食用とします。山葵は根茎をすりおろしたものが一般的にはよく見られ、薬味として用いられます。【蕨】読み方:ワラビ※上は早蕨(さわらび)の写真蕨というのは、”コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ植物の多年草のこと”。蕨の若芽のことを「早蕨(さわらび)」と呼び、山菜として食べられています。※上は蕨粉(わらびこ)の写真※上は蕨餅(わらびもち)の写真蕨は根茎(こんけい)からデンプンを取り、そのデンプンのことを「蕨粉(わらびこ)」と呼び、蕨粉に水と砂糖を加えて練ったものを「蕨餅(わらびもち)」と言います。野菜・果物・茸の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【明日葉(鹹草)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数あり、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記し、比較して使われることが少ない読み方でも知っておいた方が良い読み方については()内に表記しています。例 【葛】 読み方:カズラ、クズ (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)例 【銀杏】 読み方:ぎんなん(イチョウ) ⇒ 読み方:一般的に読まれることが多い読み方(比較して一般的に使われることは少ないが、知っておいた方が良い読み方)漢字読み方備考欄扁桃アーモンド木通(通草・山女・丁翁・𡚴)アケビ浅葱(糸葱・浅月・胡葱)アサツキ明日葉(鹹草)アシタバ小豆アズキ竜髭菜(石刁柏)アスパラガス鰐梨アボカド蘆薈アロエ杏子(杏)アンズ苺(莓)イチゴ無花果(映日果・一熟)イチジク伊予柑いよかん隠元豆(眉児豆)インゲンマメ鬱金(欝金・宇金・玉金)ウコン鬱金の別名は「ターメリック」独活(土当帰)ウド荏胡麻エゴマ榎茸エノキタケ秋葵(陸蓮根)オクラ阿列布(阿利布)オリーブ甘橙(甜橙)オレンジ加加阿カカオ柿カキ黒酸塊(黒直里)カシス葛カズラ、クズ「カズラ」と「クズ」で意味が異なる蕪カブ別名は「菘(スズナ)」で、春の七草のひとつ臭橙(香母酢)カボス南瓜カボチャ芥子菜(辛子菜・芥菜)カラシナ花椰菜(花甘藍)カリフラワー花梨(花櫚・榠樝)カリン彌猴桃(鬼木天蓼・支那猿梨)キウイ木耳キクラゲ甘藍(玉菜)キャベツ胡瓜(黄瓜・木瓜)キュウリ金柑(金橘)キンカン銀杏ぎんなん(イチョウ)「ぎんなん」と「イチョウ」で意味が異なる蕃石榴グアバ茱萸(胡頽子)グミ青豌豆グリーンピース(グリンピース)胡桃(山胡桃・呉桃)クルミ葡萄柚グレープフルーツ慈姑クワイ苦瓜ゴーヤ(ゴーヤー)御形ゴギョウ「母子草(ハハコグサ)(正式名称)」の別名で、御形は春の七草のひとつ屈コゴミ屈は、「草蘇鉄(クサソテツ)(正式名称)」の別名胡椒コショウ牛蒡ゴボウ胡麻ごま蒟蒻(菎蒻)コンニャク桜桃(桜ん坊)サクランボ石榴(柘榴・若榴・安石榴)ザクロ大角豆(豇豆)ササゲ薩摩芋(甘藷)さつまいも里芋(青芋)サトイモ砂糖黍(甘蔗)サトウキビ番紅花(咱夫藍)サフラン雌しべは香辛料に用いられる朱欒(香欒)ザボン山査子(山樝子)サンザシ山椒(蜀椒)サンショウ椎茸(香蕈)シイタケ獅子唐辛子シシトウガラシ略して「獅子唐(シシトウ)」と呼ぶことが多い紫蘇シソ自然薯じねんじょ占地(湿地・王茸)シメジ生姜(生薑・薑)ショウガ西瓜(水瓜)スイカ蘿蔔(清白)スズシロ「大根(ダイコン)(正式名称)」の別名で、蘿蔔は春の七草のひとつ菘(鈴菜)スズナ「蕪(カブ)(正式名称)」の別名で、菘は春の七草のひとつ五歛子スターフルーツ酢橘(酸橘)スダチ蔓無南瓜(西葫芦)ズッキーニ李(酸桃・酢桃)スモモ西洋松露セイヨウショウロ西洋松露(正式名称)の別名は「トリュフ」芹セリ春の七草のひとつ塘蒿セロリ薇(紫萁)ゼンマイ蕎麦ソバ空豆(蚕豆)ソラマメ大豆ダイズ筍(竹の子)タケノコ玉葱(葱頭)タマネギ草石蚕(玉環菜・甘露子・長老喜)チョロギ青梗菜チンゲンサイ甜菜テンサイ唐辛子(蕃椒・唐芥子)トウガラシ冬瓜トウガン豆苗とうみょう玉蜀黍(玉米)トウモロコシ蕃茄(赤茄子)トマト火龍果ドラゴンフルーツ麝香猫果ドリアン団栗(無食子・杼)ドングリ茄子(茄)ナス薺(撫菜)ナズナ春の七草のひとつ鉈豆(刀豆)ナタマメ棗ナツメ滑子なめこ韮(韭)ニラ人参(胡蘿蔔)ニンジン大蒜(忍辱・葫・蒜)ニンニク葱ネギ野蒜(山蒜)ノビル鳳梨(菠蘿)パイナップル白菜ハクサイ繁縷(蘩蔞)ハコベ(ハコベラ)「ハコベ」(正式名称)の別名は「ハコベラ」。「ハコベラ」は春の七草のひとつ和蘭芹(早芹菜・早芹)パセリ薄荷ハッカ八朔ハッサク果物時計草パッションフルーツ甘蕉(実芭蕉)バナナ華尼拉バニラ蕃瓜樹(万寿果・万寿瓜)パパイア黄青椒パプリカ隼人瓜ハヤトウリ馬鈴薯ばれいしょ火焔菜ビーツ甘唐辛子(甘椒)ピーマン瓢箪ヒョウタン平茸ヒラタケ枇杷ビワ蕗(苳・款冬・菜蕗)フキ葡萄ブドウ芽花椰菜(緑花野菜)ブロッコリー糸瓜(天糸瓜)ヘチマ菠薐草(法蓮草・鳳蓮草)ホウレンソウ椪柑(凸柑)ポンカン舞茸(重菰)マイタケ麝香葡萄マスカット作茸マッシュルーム松茸(松蕈)マツタケ檬果(芒果)マンゴー茫栗マンゴスチン蜜柑(蜜橘・樒柑)ミカン三つ葉(三葉・野蜀菜)ミツバ三つ葉(正式名称)の別名は「三葉芹(ミツバゼリ)」茗荷(蘘荷)ミョウガ零余子(珠芽)ムカゴ郁子(野木瓜)ムベ甜瓜メロン糵(萌やし)モヤシ縞綱麻モロヘイヤ椰子ヤシ夕顔ユウガオ柚子(柚)ユズ梅桃(山桜桃・英桃)ユスラウメ蓬(艾)ヨモギ茘枝ライチ辣韮(薤・辣韭)ラッキョウ緑豆リョクトウ林檎(苹果)リンゴ萵苣(乳草)レタス檸檬レモン蓮根レンコン珊瑚花椰菜ロマネスコ分葱ワケギ山葵(山萮菜)ワサビ蕨ワラビ項目1項目2項目3)★ 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  • 【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!
    このページでは魚・貝・海藻の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(魚・貝・海藻の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓魚・貝・海藻の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓魚・貝・海藻の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●魚・貝・海藻の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ魚・貝・海藻の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【鮎並(鮎魚女)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【ウツボ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)ウツボ目ウツボ科ウツボ属に分類される海水魚の一種】【(広義では)ウナギ目ウツボ科に分類される海水魚の総称】の両方を意味例 【アジ(総称)】 ⇒ 【スズキ目アジ科に分類される海水魚の総称】を意味(アジという名称の特定の魚が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【鮎並(鮎魚女)】読み方:アイナメ鮎並というのは、”カサゴ目アイナメ科アイナメ属に分類される海水魚の一種”。鮎並(標準和名)は、別名で「油目(アブラメ)」「油子(アブラコ)」とも呼ばれています。【石蓴】読み方:アオサ(総称)石蓴というのは、”アオサ科アオサ属に分類される海藻の総称/(広義では)アオサ目に分類される海藻の総称”。【阿古屋貝】読み方:アコヤガイ阿古屋貝というのは、”ウグイスガイ目ウグイスガイ科アコヤガイ属に分類される二枚貝の一種”。養殖真珠(しんじゅ)の母貝とされ、天然の阿古屋貝でも殻内に真珠を持つことがあります。真珠は貝から採れる宝石の一種で、英語で「Pearl(パール)」と呼ばれています。【浅蜊(蜊・鯏)】読み方:アサリ(一種)※上は浅蜊(一種)の写真浅蜊というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科アサリ属に分類される二枚貝の一種/アサリ属に分類される二枚貝の総称”。模様は様々で、淡水の流れ込む浅海の砂泥地にいます。【鯵】読み方:アジ(総称)鯵というのは、”スズキ目アジ科に分類される海水魚の総称”。<真鯵>読み方:マアジ真鯵というのは、”スズキ目アジ科マアジ属に分類される海水魚の一種”。鯵というと、日本では一般的には真鯵を指すことが多いです。<丸鯵>読み方:マルアジ丸鯵というのは、”スズキ目アジ科ムロアジ属に分類される海水魚の一種”。真鯵と比較すると体高の割に左右の膨らみが大きく、断面が丸くなっていることが名称の由来になっています。<室鯵(鰘)>読み方:ムロアジ室鯵というのは、”スズキ目アジ科ムロアジ属に分類される海水魚の一種”。※上はくさやの写真脂肪分や旨みが少ないことから干物にされることが多く、伊豆(いず)諸島の特産品として知られる「くさや」(非常に強烈な臭いの干物)にも利用されています。くさやに用いるくさや汁のことを「魚室(むろ)」と呼んだことから、「室鯵(ムロアジ)」と名付けられたとされています。【穴子(海鰻)】読み方:アナゴ(総称)穴子というのは、”ウナギ目アナゴ科に分類される海水魚の総称”。<狆穴子>読み方:チンアナゴ狆穴子というのは、”ウナギ目アナゴ科チンアナゴ属に分類される海水魚の一種”。※上は狆(ちん)の写真日本犬の品種である「狆(ちん)」に顔つきが似ていることから名付けられ、細長い体を砂底から出してゆらゆら揺れている様子が人気です。<真穴子>読み方:マアナゴ真穴子というのは、”ウナギ目アナゴ科クロアナゴ属に分類される海水魚の一種”。穴子というと、一般的には真穴子のことを指すことが多いです。【甘子(天魚)】読み方:アマゴ甘子というのは、”サケ目サケ科サケ属に分類される淡水魚の一種”。河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「甘子(アマゴ)」、生まれてから海へ下る降海型を「皐月鱒(サツキマス)」と呼びます。分類上、甘子と皐月鱒はどちらも同じ魚になります。【沖醤蝦】読み方:オキアミ(総称)沖醤蝦というのは、”オキアミ目に分類される甲殻類の総称”。プランクトン(浮遊生物)として知られ、飼料・釣り餌などに利用されます。【雨虎】読み方:アメフラシ(一種)※上は雨虎(一種)の写真雨虎というのは、”アメフラシ目アメフラシ科アメフラシ属に分類される軟体動物の一種/腹足綱後鰓類(ふくそくこうこうさいるい)の無楯類(むじゅんるい)に分類される軟体動物の総称”。体内に薄い貝殻を持ち、刺激を受けたり危険を感じると紫色の汁を放出し、それが煙幕での目くらましや外敵にとっての嫌な味であることからそれ以上襲われないようにする役割を果たします。この紫色の汁を放出した様子が、海水中に雨雲が立ち込めたように広がっていくことから「アメフラシ」と名付けられたとされています。<黒縁雨虎(黒縁雨降)>読み方:クロヘリアメフラシ黒縁雨虎というのは、”アメフラシ目アメフラシ科アメフラシ属に分類される軟体動物の一種”。体の各部が黒い線で縁取られていることから名付けられています。【鮎(香魚・年魚)】読み方:アユ鮎というのは、”キュウリウオ目キュウリウオ科アユ属に分類される淡水魚の一種”。綺麗な水を好み、その見た目の美しさから「清流の女王」とも呼ばれています。【鮑】読み方:アワビ(総称)鮑というのは、”ミミガイ科に分類される大型の巻貝の総称”。高級食材として知られ、コリコリとした食感が特徴的です。<蝦夷鮑>読み方:エゾアワビ蝦夷鮑というのは、”ミミガイ科アワビ属に分類される巻き貝の一種”。<黒鮑>読み方:クロアワビ黒鮑というのは、”ミミガイ科アワビ属に分類される巻き貝の一種”。【鮟鱇(華臍魚・琵琶魚)】読み方:アンコウ(一種)※上は鮟鱇(一種)の写真鮟鱇というのは、”アンコウ目アンコウ科アンコウ属に分類される海水魚の一種/アンコウ目アンコウ科に分類される海水魚の総称”。<黄鮟鱇(黄華臍魚・黄琵琶魚)>読み方:キアンコウ黄鮟鱇というのは、”アンコウ目アンコウ科キアンコウ属の海水魚の一種”。【烏賊(魷)】読み方:イカ(総称)烏賊というのは、”コウイカ目とツツイカ目に分類される軟体動物の総称”。<障泥烏賊>読み方:アオリイカ障泥烏賊というのは、”ツツイカ目ヤリイカ科アオリイカ属に分類される軟体動物の一種”。「障泥烏賊(アオリイカ)」は、大型で幅広である鰭(ひれ)の形などが、鞍(くら)の下で馬の胴体に巻く泥よけの馬具である「障泥・泥障(あおり)」に似ていたことから名付けられたとされています。<鯣烏賊>読み方:スルメイカ鯣烏賊というのは、”ツツイカ目アカイカ科スルメイカ属に分類される軟体動物の一種”。烏賊(鯣烏賊以外も用いられる)を切り開き、内臓を取り除いて干した食品のことを「鯣(するめ・スルメ)」と呼びます。<蛍烏賊>読み方:ホタルイカ蛍烏賊というのは、”ツツイカ目ホタルイカモドキ科ホタルイカ属に分類される軟体動物の一種”。※上は蛍烏賊が発光している様子蛍烏賊には体表に多数の発光器があり、蛍(ホタル)のように美しい発光(蛍烏賊は青白い光)をする烏賊であることから名付けられました。<紋甲烏賊>読み方:モンゴウイカ紋甲烏賊というのは、”雷烏賊(カミナリイカ:標準和名)の別名”。雷烏賊は、”コウイカ目コウイカ科コウイカ属に分類される軟体動物の一種”を指します。雷烏賊の名称は、雷が多い時期に漁獲されることに由来しています。紋甲烏賊は、背面に眼のような模様が多数あることから、”紋(模様)のある甲烏賊(コウイカ)”という意味で「紋甲烏賊(モンゴウイカ)」と名付けられました。<槍烏賊>読み方:ヤリイカ槍烏賊というのは、”ツツイカ目ヤリイカ科ヤリイカ属に分類される軟体動物の一種”。槍のように尖った鰭(ひれ)を持ち、見た目が槍に似ていることから名付けられました。【玉筋魚(鮊子)】読み方:イカナゴ(一種)※上は玉筋魚(一種)の写真玉筋魚というのは、”スズキ目イカナゴ科イカナゴ属に分類される海水魚の一種/スズキ目・ワニギス亜目・イカナゴ科に分類される海水魚の総称”。※上は小女子(コウナゴ)・新子(シンコ)の写真玉筋魚の稚魚は、東日本では「小女子(コウナゴ)」、西日本では「新子(シンコ)」と呼ばれています。【鶏魚(伊佐木・伊佐幾)】読み方:イサキ鶏魚というのは、”スズキ目イサキ科イサキ属に分類される海水魚の一種”。【石持(石首魚)】読み方:イシモチ石持というのは、”白口(シログチ:標準和名)の別名”。白口は、”スズキ目ニベ科シログチ属に分類される海水魚の一種”を指します。頭部に耳石(じせき)という平衡石(へいこうせき)があることから、別名で「石持(イシモチ)」と呼ばれています。【磯巾着(菟葵)】読み方:イソギンチャク(総称)磯巾着というのは、”イソギンチャク目に分類される刺胞(しほう)動物の総称”。口の周りに毒のある触手を多数持っていて、触手に「刺胞(しほう)」と呼ばれる毒液を注入する針を備えた細胞があります。<大疣磯巾着>読み方:オオイボイソギンチャク大疣磯巾着というのは、”イソギンチャク目ウメボシイソギンチャク科に分類される刺胞動物の一種”。<砂磯巾着>読み方:スナイソギンチャク砂磯巾着というのは、”イソギンチャク目ウメボシイソギンチャク科に分類される刺胞動物の一種”。<縦縞磯巾着>読み方:タテジマイソギンチャク縦縞磯巾着というのは、”イソギンチャク目タテジマイソギンチャク科に分類される刺胞動物の一種”。【鰯】読み方:イワシ(総称)鰯というのは、”ニシン目に分類される海水魚のうち、真鰯(マイワシ)・潤目鰯(ウルメイワシ)・片口鰯(カタクチイワシ)の総称”。<片口鰯>読み方:カタクチイワシ片口鰯というのは、”ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属に分類される海水魚の一種”。下顎(したあご)が小さく、上顎(うわあご)が大きく発達しているため、上顎だけのように見えることから名付けられました。<真鰯>読み方:マイワシ真鰯というのは、”ニシン目ニシン科マイワシ属に分類される海水魚の一種”。鰯というと、一般的には真鰯を指すことが多いです。【岩魚(嘉魚・鮇)】読み方:イワナ岩魚というのは、”サケ目サケ科イワナ属に分類される淡水魚の一種”。美しい見た目と獰猛(どうもう)な性質から、別名で「渓流の王様」(山女魚(ヤマメ)は「渓流の女王」)と呼ばれています。【石斑魚(鯎)】読み方:ウグイ石斑魚というのは、”コイ目コイ科ウグイ属に分類される淡水魚の一種”。基本的には淡水魚(淡水型)ですが、中には海に下る降海型もいます。【鱓】読み方:ウツボ(一種)※上は鱓(一種)の写真鱓というのは、”ウツボ目ウツボ科ウツボ属に分類される海水魚の一種/ウナギ目ウツボ科に分類される海水魚の総称”。鋭い歯と大きな口が特徴的で、細長い体が、矢を入れる容器である「靫(うつぼ)」に似ていることから名付けられました。<雲鱓>読み方:クモウツボ雲鱓というのは、”ウナギ目ウツボ科アラシウツボ属に分類される海水魚の一種”。<虎鱓>読み方:トラウツボ虎鱓というのは、”ウナギ目ウツボ科トラウツボ属に分類される海水魚の一種”。<鼻髭鱓(花髭鱓)>読み方:ハナヒゲウツボ鼻髭鱓というのは、”ウナギ目ウツボ科ハナヒゲウツボ属に分類される海水魚の一種”。【鰻】読み方:ウナギ(総称)鰻というのは、”ウナギ科ウナギ属に分類される回遊魚の総称”。<大鰻>読み方:オオウナギ大鰻というのは、”ウナギ目ウナギ科ウナギ属に分類される回遊魚の一種”。<日本鰻>読み方:ニホンウナギ日本鰻というのは、”ウナギ目ウナギ科ウナギ属に分類される回遊魚の一種”。日本で主に食べられているのは日本鰻で、鰻というと一般的には日本鰻のことを指します。<欧羅巴鰻>読み方:ヨーロッパウナギ欧羅巴鰻というのは、”ウナギ目ウナギ科ウナギ属に分類される回遊魚の一種”。【海胆(海栗)】読み方:ウニ(総称)海胆というのは、”ウニ綱に分類される棘皮(きょくひ)動物の総称”。「雲丹(ウニ)」の漢字が当てられているときは、動物ではなく、加工食品である「ウニ」のことを指します。<赤海胆(赤海栗)>読み方:アカウニ赤海胆というのは、”ホンウニ目オオバフンウニ科アカウニ属に分類される棘皮動物の一種”。<馬糞海胆(馬糞海栗)>読み方:バフンウニ馬糞海胆というのは、”ホンウニ目オオバフンウニ科バフンウニ属に分類される棘皮動物の一種”。見た目が「馬糞(ばふん)」に似ていることから名付けられました。<紫海胆(紫海栗)>読み方:ムラサキウニ紫海胆というのは、”ホンウニ目ナガウニ科ムラサキウニ属に分類される棘皮動物の一種”。【海牛】読み方:ウミウシ(総称)海牛というのは、”後鰓類(こうさいるい)のうち、貝殻が縮小・消失または体内に埋没した軟体動物の総称のこと”。海にいる蛞蝓(ナメクジ)のような生物で、牛の角のように2本の触覚があることが名前の由来になっています。<青海牛>読み方:アオウミウシ青海牛というのは、”裸鰓目(らさいもく)イロウミウシ科アオウミウシ属に分類される軟体動物の一種”。海牛というと、日本で最も一般的なのが青海牛になります。<小疣海牛>読み方:コイボウミウシ小疣海牛というのは、”裸鰓目イボウミウシ科コイボウミウシ属に分類される軟体動物の一種”。<更紗海牛>読み方:サラサウミウシ更紗海牛というのは、”裸鰓目イロウミウシ科アデヤカイロウミウシ属に分類される軟体動物の一種”。赤い網目状の模様が、染め物である「更紗(サラサ)」に似ていることから名付けられました。<光海牛>読み方:ヒカリウミウシ光海牛というのは、”裸鰓目フジタウミウシ科ヒカリウミウシ属に分類される軟体動物の一種”。刺激を受けると発光液を分泌して発光することから名付けられました。【鱏(海鷂魚)】読み方:エイ(総称)鱏というのは、”板鰓亜綱(ばんさいあこう)に分類される軟骨魚類のうち、鰓(エラ)が体の下面に開くものの総称”。ちなみに”板鰓亜綱に属する軟骨魚類のうち、鰓が体の側面に開くものの総称のこと”を「鮫(サメ)」と言います。<赤鱏>読み方:アカエイ※上は赤鱏(腹側)の写真赤鱏というのは、”トビエイ目アカエイ科アカエイ属に分類される海水魚の一種”。細長い尾には毒腺(どくせん)のある棘(トゲ)がいくつもついていて、尾を鞭(ムチ)のように払って刺そうとします。<燕鱏>読み方:ツバクロエイ燕鱏というのは、”トビエイ目ツバクロエイ科ツバクロエイ属に分類される海水魚の一種”。<鳶鱏>読み方:トビエイ鳶鱏というのは、”トビエイ目トビエイ科トビエイ属に分類される海水魚の一種”。【狗母魚(鱛)】読み方:エソ(総称)狗母魚というのは、”ヒメ目エソ科に分類される海水魚の総称”。<赤鱛(赤狗母魚)>読み方:アカエソ赤鱛というのは、”ヒメ目エソ科アカエソ属に分類される海水魚の一種”。<真鱛(真狗母魚)>読み方:マエソ真鱛というのは、”ヒメ目エソ科マエソ属に分類される海水魚の一種”。【海老(蝦)】読み方:エビ(総称)海老というのは、”甲殻類エビ目(十脚目)に分類される長尾類の総称”。海老(エビ)や蟹(カニ)の殻には「アスタキサンチン」という赤い色素が含まれていて、その赤い色素はタンパク質と結合していて、赤い色素は隠れてしまっています。ですが、この結合は加熱することで分解され、茹(ゆ)でたり焼いたりすることで赤い色素が現れて赤色に変化します。<伊勢海老(伊勢蝦・竜蝦)>読み方:イセエビ伊勢海老というのは、”エビ目イセエビ科イセエビ属に分類される甲殻類の一種”。大型のエビで、高級食材として知られています。<牛海老(牛蝦)>読み方:ウシエビ牛海老というのは、”エビ目クルマエビ科ウシエビ属に分類される甲殻類の一種”。大型の海老で、「ブラックタイガー」という別名で知られています。<車海老(車蝦)>読み方:クルマエビ車海老というのは、”エビ目クルマエビ科クルマエビ属に分類される甲殻類の一種”。大型のエビで、腹を丸めたときの縞(しま)模様が車輪のように見えることから名付けられています。<桜海老(桜蝦)>読み方:サクラエビ桜海老というのは、”エビ目サクラエビ科サクラエビ属に分類される甲殻類の一種”。小型のエビで、体色が桜の花のようなピンク色に見えることから名付けられたとされています。<牡丹海老(牡丹蝦)>読み方:ボタンエビ牡丹海老というのは、”エビ目タラバエビ科タラバエビ属に分類される甲殻類の一種”。体色が牡丹(ボタン)の花のように赤い色をしていることから名付けられたとされています。【追河】読み方:オイカワ追河というのは、”コイ目コイ科ハス属に分類される淡水魚の一種”。【虎魚(鰧)】読み方:オコゼ(一種)虎魚というのは、”鬼虎魚(オニオコゼ:標準和名)の別名/カサゴ目に属するオコゼ類の総称”。オコゼは基本的にどの種類にも鰭(ひれ)に毒針があります。<鬼虎魚(鬼鰧)>読み方:オニオコゼ鬼虎魚というのは、”カサゴ目オニオコゼ科オニオコゼ属に分類される海水魚の一種”。虎魚というと、一般的には鬼虎魚のことを指します。<鬼達磨虎魚(鬼達磨鰧)>読み方:オニダルマオコゼ鬼達磨虎魚というのは、”カサゴ目オニオコゼ科オニダルマオコゼ属に分類される海水魚の一種”。虎魚の中でも特に強い毒を持っているのが鬼達磨虎魚で、「ストナストキシン」と呼ばれる神経毒を毒針から分泌します。「ストナストキシン」はハブ毒の30倍ともいわれる非常に高い毒性を持っています。<葉虎魚(葉鰧)>読み方:ハオコゼ葉虎魚というのは、”カサゴ目ハオコゼ科ハオコゼ属に分類される海水魚の一種”。【老翁】読み方:オジサン老翁というのは、”スズキ目ヒメジ科ウミヒゴイ属に分類される海水魚の一種”。顔の前面に2本の髭(ひげ)があり、正面から見ると人のおじさんのように見えることから名付けられました。↓カ行~【牡蠣】読み方:カキ(総称)牡蠣というのは、”ウグイスガイ目イタボガキ科とベッコウガキ科に分類される二枚貝の総称”。身が牛乳のように乳白色であることや、栄養が豊富に含まれていることから、別名で「海のミルク」とも呼ばれています。<岩牡蠣(岩牡蛎)>読み方:イワガキ岩牡蠣というのは、”ウグイスガイ目イタボガキ科マガキ属に分類される二枚貝の一種”。<真牡蠣(真牡蛎)>読み方:マガキ真牡蠣というのは、”ウグイスガイ目イタボガキ科マガキ属に分類される二枚貝の一種”。【笠子(鮋・瘡魚)】読み方:カサゴ(一種)※笠子(一種)の写真笠子というのは、”スズキ目フサカサゴ科カサゴ属に分類される海水魚の一種/スズキ目フサカサゴ科に分類される海水魚の総称”。鰭(ひれ)には棘(トゲ)がついていて、基本的には毒性は弱いですが、種類によって強い毒性のものもいます。<伊豆笠子>読み方:イズカサゴ伊豆笠子というのは、”スズキ目フサカサゴ科フサカサゴ属に分類される海水魚の一種”。<蓑笠子>読み方:ミノカサゴ蓑笠子というのは、”スズキ目フサカサゴ科ミノカサゴ属に分類される海水魚の一種”。【鰍(杜父魚・鮖)】読み方:カジカ(一種)※上は鰍(一種)の写真鰍というのは、”スズキ目カジカ科カジカ属に分類される淡水魚の一種/スズキ目カジカ科に属する魚類の総称”。前者の意味の鰍(標準和名)は、別名で「鮴(ゴリ)」とも呼ばれています。【梶木(旗魚・舵木)】読み方:カジキ(総称)梶木というのは、”スズキ目マカジキ科とメカジキ科に分類される海水魚の総称”。<芭蕉梶木>読み方:バショウカジキ芭蕉梶木というのは、”スズキ目マカジキ科バショウカジキ属に分類される海水魚の一種”。【鰹(松魚・堅魚)】読み方:カツオ鰹というのは、”スズキ目サバ科カツオ属に分類される海水魚の一種”。鰹の魚肉を煮熟(しゃじゅく)(煮詰めること)させてから乾燥させた食品のことを「鰹節(かつおぶし)」、それを薄く削ったものを「削り節(けずりぶし)」と呼びます。【金頭(方頭魚・火魚・鉄頭)】読み方:カナガシラ金頭というのは、”カサゴ目ホウボウ科カナガシラ属に分類される海水魚の一種”。頭部が大きく、形が金槌(かなづち)に似ていることから名付けられました。【蟹(蠏)】読み方:カニ(総称)蟹というのは、”エビ目(十脚目)カニ下目(短尾下目)に分類される甲殻類の総称”。海老(エビ)や蟹の殻には「アスタキサンチン」という赤い色素が含まれていて、その赤い色素はタンパク質と結合していて、赤い色素は隠れてしまっています。ですが、この結合は加熱することで分解され、茹(ゆ)でたり焼いたりすることで赤い色素が現れて赤色に変化します。<毛蟹>読み方:ケガニ※加熱後の写真毛蟹というのは、”エビ目カニ下目クリガニ科ケガニ属に分類される甲殻類の一種”。<楚蟹>読み方:ズワイガニ※加熱後の写真楚蟹というのは、”エビ目カニ下目ケセンガニ科ズワイガニ属に分類される甲殻類の一種”。<鱈場蟹(多羅波蟹)>読み方:タラバガニ※加熱後の写真鱈場蟹というのは、”エビ目ヤドカリ下目(異尾下目)タラバガニ科タラバガニ属に分類される甲殻類の一種”。鱈場蟹は、蟹の仲間ではなく、実は「宿借(ヤドカリ)」の仲間になります。<花咲蟹>読み方:ハナサキガニ※加熱後の写真花咲蟹というのは、”エビ目ヤドカリ下目(異尾下目)タラバガニ科タラバガニ属に分類される甲殻類の一種”。鱈場蟹と同様に花咲蟹についても、蟹の仲間ではなく、実は「宿借(ヤドカリ)」の仲間になります。【魳(梭子魚・梭魚)】読み方:カマス(総称)魳というのは、”スズキ目カマス科に分類される海水魚の総称”。<赤魳(赤叺)>読み方:アカカマス赤魳というのは、”スズキ目カマス科カマス属に分類される海水魚の一種”。赤魳は、日本で最も一般的な魳になります。<大和魳(大和叺)>読み方:ヤマトカマス大和魳というのは、”スズキ目カマス科カマス属に分類される海水魚の一種”。【鰈】読み方:カレイ(総称)鰈というのは、”カレイ目カレイ科に分類される海水魚の総称”。鰈は鮃(ヒラメ)とよく間違えられますが、それぞれの口を見て判断するのが分かりやすいです。鮃は口が大きくて歯が尖っていますが、鰈は口が小さい、という違いがあります。<石鰈>読み方:イシガレイ石鰈というのは、”カレイ目カレイ科イシガレイ属に分類される海水魚の一種”。<烏鰈>読み方:カラスガレイ烏鰈というのは、”カレイ目カレイ科カラスガレイ属に分類される海水魚の一種”。<真鰈>読み方:マガレイ真鰈というのは、”カレイ目カレイ科マガレイ属に分類される海水魚の一種”。【川蜷(河貝子)】読み方:カワニナ川蜷というのは、”ニナ目カワニナ科カワニナ属に分類される巻き貝の一種”。【皮剥(鮍)】読み方:カワハギ(一種)※上は皮剥(一種)の写真皮剥というのは、”フグ目カワハギ科カワハギ属に分類される海水魚の一種/フグ目カワハギ科に分類される海水魚の総称”。<網目剥>読み方:アミメハギ網目剥というのは、”フグ目カワハギ科アミメハギ属に分類される海水魚の一種”。<薄葉剥>読み方:ウスバハギ薄葉剥というのは、”フグ目カワハギ科ウスバハギ属に分類される海水魚の一種”。<馬面剥>読み方:ウマヅラハギ馬面剥というのは、”フグ目カワハギ科ウマヅラハギ属に分類される海水魚の一種”。【間八(勘八)】読み方:カンパチ間八というのは、”スズキ目アジ科ブリ属に分類される海水魚の一種”。【鱚】読み方:キス(総称)鱚というのは、”スズキ目キス科に分類される海水魚の総称”。<白鱚>読み方:シロギス白鱚というのは、”スズキ目キス科キス属に分類される海水魚の一種”。【黍魚子(吉備奈仔)】読み方:キビナゴ黍魚子というのは、”ニシン目キビナゴ科キビナゴ属に分類される海水魚の一種”。【銀宝】読み方:ギンポ(一種)※上は銀宝(一種)の写真銀宝というのは、”スズキ目ニシキギンポ科ニシキギンポ属に分類される海水魚の一種/スズキ目ニシキギンポ科やイソギンポ科、ヘビギンポ科などに分類されるギンポ類の総称”。江戸時代の銀貨である「丁銀(ちょうぎん)」に形が似ていることが名前の由来とされています。【垢穢(九絵)】読み方:クエ垢穢というのは、”スズキ目ハタ科アカハタ属に分類される海水魚の一種”。【久慈目(口女)】読み方:クジメ久慈目というのは、”スズキ目アイナメ科アイナメ属に分類される海水魚の一種”。【熊之実(隈魚・隈之実)】読み方:クマノミ(一種)※上は熊之実(一種)の写真熊之実というのは、”スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属に分類される海水魚の一種/スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科に分類される海水魚の総称”。熊之実と磯巾着(イソギンチャク)は共生関係にあり、それぞれが一緒に生活し、お互いに利益を得ています。磯巾着の触手には毒がありますが、熊之実は特別な粘液によって守られるため触手に触れても問題なく、外敵が近づくと磯巾着の中に隠れてやり過ごします。そして磯巾着は、熊之実が周りを泳ぎ回ることで新鮮な海水(酸素)が送られてきます。<隠熊之実(隠隈魚)>読み方:カクレクマノミ隠熊之実というのは、”スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属に分類される海水魚の一種”。<花弁熊之実>読み方:ハナビラクマノミ花弁熊之実というのは、”スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属に分類される海水魚の一種”。【海月(水母・水月)】読み方:クラゲ(総称)海月というのは、”刺胞(しほう)動物のうち、淡水または海水で浮遊して生活する動物の総称”。海月の触手には、刺胞と呼ばれる毒液を注入する針がついていて、海月の種類によって毒性の強さは異なります。<兜海月(兜水母)>読み方:カブトクラゲ兜海月というのは、”カブトクラゲ目カブトクラゲ科カブトクラゲ属に分類される有櫛(ゆうしつ)動物の一種”。海月と表記されますが、実は兜海月は「クラゲ」の仲間ではありません(刺胞がないため毒もない)。<花笠海月(花笠水母)>読み方:ハナガサクラゲ花笠海月というのは、”淡水クラゲ目ハナガサクラゲ科ハナガサクラゲ属に分類される刺胞動物の一種”。<水海月(水水母)>読み方:ミズクラゲ水海月というのは、”旗口クラゲ目ミズクラゲ科ミズクラゲ属に分類される刺胞動物の一種”。【鯉】読み方:コイ鯉というのは、”コイ目コイ科コイ属に分類される淡水魚の一種”。※上は錦鯉(ニシキゴイ)の写真観賞用に改良された品種のことを総称して「錦鯉(ニシキゴイ)」と呼びます。【鯒(牛尾魚)】読み方:コチ(総称)鯒というのは、”スズキ目コチ科に分類される海水魚の総称”。<真鯒>読み方:マゴチ真鯒というのは、”スズキ目コチ科コチ属に分類される海水魚の一種”。鯒というと、一般的には真鯒のことを指します。<女鯒(目鯒・眼鯒)>読み方:メゴチ女鯒というのは、”スズキ目コチ科メゴチ属に分類される海水魚の一種”。<鰐鯒>読み方:ワニゴチ鰐鯒というのは、”スズキ目コチ科トカゲゴチ属に分類される海水魚の一種”。【鮗(鰶・子代)】読み方:コノシロ鰶というのは、”ニシン目ニシン科コノシロ属に分類される海水魚の一種”。【鮴】読み方:ゴリ(メバル)※上は鰍(カジカ:一種)の写真※上は鈍甲(ドンコ)の写真※上は葦登(ヨシノボリ)の写真※上は知知武(チチブ)の写真鮴を「ゴリ」と読むと、”鰍(カジカ:標準和名)の別名/地方での鈍甲(ドンコ)・葦登(ヨシノボリ)・知知武(チチブ)などの総称”の意味。鰍(カジカ)は”スズキ目カジカ科カジカ属に分類される淡水魚の一種/スズキ目カジカ科に属する魚類の総称”を指します。※上は白眼張(シロメバル)の写真鮴を「メバル」と読むと”カサゴ目メバル科メバル属に分類される海水魚の総称”の意味。「メバル」は鮴の他にも”眼張”と書き表され、一般的には”眼張”と表記されることが多いです。【権瑞】読み方:ゴンズイ※上は権瑞玉の写真権瑞というのは、”ナマズ目ゴンズイ科ゴンズイ属に分類される海水魚の一種”。背鰭(せびれ)と胸鰭(むなびれ)に毒棘(どくきょく)があります。集団で行動する習性があり、団子状に群れるため「ゴンズイ玉」と呼ばれています。↓サ行~【鮭(石桂魚・鯹)】読み方:サケ(一種)※上は鮭(一種)の写真鮭というのは、”サケ目サケ科サケ属に分類される海水魚の一種/サケ目サケ科に分類される海水魚の総称”。前者の意味の鮭(標準和名)は、別名で「白鮭(シロザケ)」とも呼ばれています。鮭と鱒(マス)はどちらも「サケ目サケ科」に分類され、両者に明確な違いはなく、ここでは主に名称で分けています。<銀鮭>読み方:ギンザケ銀鮭というのは、”サケ目サケ科サケ属に分類される海水魚の一種”。<紅鮭>読み方:ベニザケ紅鮭というのは、”サケ目サケ科サケ属に分類される海水魚の一種”。湖で生まれて一生を湖で過ごす湖沼残留型(陸封型)を「姫鱒(ヒメマス)」、生まれてから海へ下る降海型を「紅鮭(ベニザケ)」と呼びます。分類上、姫鱒と紅鮭はどちらも同じ魚になります。【栄螺(拳螺)】読み方:サザエ栄螺というのは、”古腹足目リュウテン(サザエ)科リュウテン属に分類される巻き貝の一種”。栄螺の殻の外側から焼いて加熱する調理法である「サザエの壺焼き」が有名です。【拶双魚】読み方:サッパ拶双魚というのは、”ニシン目ニシン科サッパ属に分類される海水魚の一種”。拶双魚(標準和名)は、別名で「飯借(ママカリ)」と呼ばれています。【鯖(青花魚)】読み方:サバ(総称)鯖というのは、”スズキ目サバ科サバ属・グルクマ属・ニジョウサバ属に分類される海水魚の総称”。<胡麻鯖>読み方:ゴマサバ胡麻鯖というのは、”スズキ目サバ科サバ属に分類される海水魚の一種”。<真鯖>読み方:マサバ真鯖というのは、”スズキ目サバ科サバ属に分類される海水魚の一種”。鯖というと、一般的には真鯖を指すことが多いです。【鮫(鯊)】読み方:サメ(総称)鮫というのは、”板鰓亜綱(ばんさいあこう)に属する軟骨魚類のうち、鰓(エラ)が体の側面に開くものの総称”。ちなみに”板鰓亜綱に属する軟骨魚類のうち、鰓が体の下面に開くものの総称”を「鱏(エイ)」と言います。”鯊”は「ハゼ」と読むことがほとんどです。<小判鮫(鮣)>読み方:コバンザメ小判鮫というのは、”スズキ目コバンザメ科コバンザメ属に分類される海水魚の一種”。鮫と表記されますが、実は小判鮫は鮫の仲間ではありません。頭部にある小判型の吸盤が名前の由来で、この吸盤を用いて大型のサメ類・カジキ類・ウミガメ・クジラなどに吸いつき、餌のおこぼれや寄生虫、排泄物を食べて生活します。<撞木鮫(双髻鯊・犁頭魚)>読み方:シュモクザメ(総称)撞木鮫というのは、”メジロザメ目シュモクザメ科に分類される海水魚の総称”。※上は撞木(鐘などを鳴らす木槌)の写真頭部が小さい鐘などを鳴らすときに用いるT字形の「撞木(しゅもく)」に似ていることから名付けられました。撞木鮫の頭部は左右に張り出していて、その先端に目がついているため、真正面は死角になります。ちなみに鐘を突いて鳴らすT字形でない真っすぐな棒のことも撞木と呼ぶため覚えておきましょう。<甚兵衛鮫(甚平鮫)>読み方:ジンベエザメ(ジンベイザメ)甚兵衛鮫というのは、”テンジクザメ目ジンベエザメ科ジンベエザメ属に分類される海水魚の一種”。「ジンベイザメ」は、「ジンベエザメ」(標準和名)の別名になります。甚兵衛鮫は、現存する魚類の中で最も大きな種とされています。<蝶鮫(鱘魚・鱘)>読み方:チョウザメ蝶鮫というのは、”チョウザメ目チョウザメ科チョウザメ属に分類される淡水魚の一種”。鮫と表記されますが、実は蝶鮫は鮫の仲間ではありません。蝶鮫の卵の塩漬けを「キャビア」と呼び、フォアグラ・トリュフと並んで世界三大珍味と言われています。<頬白鮫>読み方:ホオジロザメ(ホホジロザメ)頬白鮫というのは、”ネズミザメ目ネズミザメ科ホホジロザメ属に分類される海水魚の一種”。「ホオジロザメ」は、「ホホジロザメ」(標準和名)の別名になります。「人食いザメ」の呼び名がついていて、気性が荒く、非常に危険な鮫として知られています。<葦切鮫(吉切鮫)>読み方:ヨシキリザメ葦切鮫というのは、”メジロザメ目メジロザメ科ヨシキリザメ属に分類される海水魚の一種”。葦切鮫の鰭(ひれ)は、中華料理の高級食材としても知られる「鱶鰭(フカヒレ)」の原料になります。鱶鰭の原料となるため鰭を切り取りますが、鰭は鮫にとっての足であることから、「足を切る」から「ヨシキリ」に変化したのが由来とされています。(鱶鰭の「鱶(フカ)」というのは、”大型のサメ”を意味する言葉)【細魚(針魚・鱵)】読み方:サヨリ(一種)※上は細魚(一種)の写真細魚というのは、”ダツ目サヨリ科サヨリ属に分類される海水魚の一種/ダツ目サヨリ科に分類される魚類の総称”。<子持細魚>読み方:コモチサヨリ子持細魚というのは、”ダツ目サヨリ科コモチサヨリ属に分類される淡水・汽水(きすい)魚の一種”。【蝲蛄(蜊蛄・躄蟹)】読み方:ザリガニ(総称)蝲蛄というのは、”ザリガニ下目のうち、ザリガニ上科とミナミザリガニ上科に分類される甲殻類の総称”。<亜米利加蝲蛄(亜米利加蜊蛄)>読み方:アメリカザリガニ亜米利加蝲蛄というのは、”十脚目(エビ目)ザリガニ上科アメリカザリガニ科アメリカザリガニ属に分類される甲殻類の一種”。外来種ですが、現在では日本で最も一般的な蝲蛄になります。<日本蝲蛄(日本蜊蛄)>読み方:ニホンザリガニ日本蝲蛄というのは、”十脚目ザリガニ上科アジアザリガニ科アジアザリガニ属に分類される甲殻類の一種”。在来種で、亜米利加蝲蛄の移入により生息数が激減し、現在では絶滅危惧種に指定されています。【鰆(馬鮫魚)】読み方:サワラ(一種)※上は鰆(一種)の写真※上は青箭魚(サゴシ)の写真鰆というのは、”サバ目サバ科サワラ属に分類される海水魚の一種/サバ目サバ科サワラ属に分類される海水魚の総称”。鰆は出世魚(しゅっせうお)で、全長50cm未満のものを「青箭魚(サゴシ)」、50cm以上60cm未満のものを「柳(ヤナギ)」、60cm以上のものを「鰆(サワラ)」と言います。【珊瑚】読み方:サンゴ(総称)珊瑚というのは、”刺胞(しほう)動物のうち、石灰質など固い骨格を持つものの総称”。<錣珊瑚>読み方:シコロサンゴ錣珊瑚というのは、”イシサンゴ目ヒラフキサンゴ科シコロサンゴ属に分類される刺胞動物の一種”。<擂鉢珊瑚>読み方:スリバチサンゴ擂鉢珊瑚というのは、”イシサンゴ目キサンゴ科スリバチサンゴ属に分類される刺胞動物の一種”。<花笠珊瑚(花傘珊瑚)>読み方:ハナガササンゴ花笠珊瑚というのは、”イシサンゴ目ハマサンゴ科ハナガササンゴ属に分類される刺胞動物の一種”。【秋刀魚】読み方:サンマ秋刀魚というのは、”ダツ目サンマ科サンマ属に分類される海水魚の一種”。秋に獲れる刀のような見た目であることから「秋刀魚(サンマ)」の漢字が当てられています。【鱰】読み方:シイラ鱰というのは、”スズキ目シイラ科シイラ属に分類される海水魚の一種”。鱰(標準和名)は、高級魚として扱われ、ハワイや日本で「マヒマヒ」の別名で呼ばれています。【潮招(望潮)】読み方:シオマネキ(一種)※上は潮招(一種)の写真潮招というのは、”エビ目(十脚目)スナガニ科シオマネキ属に分類される甲殻類の一種/エビ目スナガニ科シオマネキ属に分類される甲殻類の総称”。潮が引いた干潟で、雄が雌の気を引くための「ウェービング(Waving)」(大きなハサミを上下に動かす行為)と呼ばれる求愛行動が、潮が早く満ちてくるように招いているように見えることから名付けられています。<白扇潮招>読み方:ハクセンシオマネキ白扇潮招というのは、”エビ目スナガニ科シオマネキ属に分類される甲殻類の一種”。<紅潮招>読み方:ベニシオマネキ紅潮招というのは、”エビ目スナガニ科シオマネキ属に分類される甲殻類の一種”。【蜆】読み方:シジミ(総称)蜆というのは、”マルスダレガイ目シジミ科に分類される二枚貝の総称”。<台湾蜆>読み方:タイワンシジミ台湾蜆というのは、”マルスダレガイ目シジミ科シジミ属に分類される二枚貝の一種”。<真蜆>読み方:マシジミ真蜆というのは、”マルスダレガイ目シジミ科シジミ属に分類される二枚貝の一種”。<大和蜆>読み方:ヤマトシジミ大和蜆というのは、”マルスダレガイ目シジミ科シジミ属に分類される二枚貝の一種”。【柳葉魚】読み方:シシャモ柳葉魚というのは、”キュウリウオ目キュウリウオ科シシャモ属に分類される海水魚の一種”。スーパーなどでよく見られるシシャモ(子持ちシシャモ)のほとんどは「樺太柳葉魚(カラフトシシャモ)」と呼ばれる魚で、本物のシシャモではなく、シシャモの代用魚になります。※上は樺太柳葉魚の写真樺太柳葉魚は”キュウリウオ目キュウリウオ科カラフトシシャモ属に分類される海水魚の一種”で、見た目がシシャモに似ていることから「樺太柳葉魚(カラフトシシャモ)」と名付けられました。樺太柳葉魚は英語で「Capelin(カペリンまたはキャペリン)」と言い、別名としても「カペリン(またはキャペリン)」と呼ばれています。【蝦蛄(青竜蝦)】読み方:シャコ(一種)※上は蝦蛄(一種)の写真蝦蛄というのは、”シャコ目シャコ科シャコ属に分類される甲殻類の一種/シャコ目に分類される甲殻類の総称”。<虎斑蝦蛄>読み方:トラフシャコ虎斑蝦蛄というのは、”シャコ目トラフシャコ科トラフシャコ属に分類される甲殻類の一種”。<紋花蝦蛄>読み方:モンハナシャコ紋花蝦蛄というのは、”シャコ目ハナシャコ科ハナシャコ属に分類される甲殻類の一種”。【白魚(鱠残魚・膾残魚・銀魚)】読み方:シラウオ(一種)※上は白魚(一種)の写真白魚というのは、”キュウリウオ目シラウオ科シラウオ属に分類される汽水魚の一種/キュウリウオ目シラウオ科に分類される汽水魚の総称”。【白子】読み方:しらこ(シラス)※上は白子(しらこ)の写真※上は白子(シラス)の写真「しらこ」と読むと”魚の精巣(せいそう)の俗称”。「シラス」と読むと”玉筋魚(イカナゴ)・片口鰯(カタクチイワシ)・鰻(ウナギ)などの稚魚(ちぎょ)”。【素魚(白魚)】読み方:シロウオ素魚というのは、”スズキ目ハゼ科シロウオ属に分類される海水魚の一種”。【鱸】読み方:スズキ(一種)※上は鱸(一種)の写真鱸というのは、”スズキ目スズキ科スズキ属に分類される海水魚の一種/スズキ目スズキ科スズキ属に分類される海水魚の総称”。前者の意味の鱸(標準和名)は、別名で「丸鱸(マルスズキ)」とも呼ばれています。鱸は出世魚(しゅっせうお)で、幼魚を「コッパ」、全長20cm~40cm未満のものを「鮬(セイゴ)」、全長40cm~60cm未満のものを「福子(フッコ)」、それ以上の大きさのものを「鱸(スズキ)」と呼んでいます。↓タ行~【鯛】読み方:タイ(総称)鯛というのは、”スズキ目タイ科に分類される海水魚の総称”。高級魚として知られ、紅白の体色や七福神の恵比寿様が鯛を持っていること、「めでたい(鯛)」といった語呂合わせなどの理由から、縁起物としてお祝いの席でよく用いられます。<赤魚鯛(阿候鯛)>読み方:アコウダイ赤魚鯛というのは、”カサゴ目メバル科メバル属に分類される海水魚の一種”。鯛と表記されますが、実は鯛の仲間ではありません。<真鯛>読み方:マダイ真鯛というのは、”スズキ目タイ科マダイ属に分類される海水魚の一種”。鯛というと、一般的には真鯛のことを指します。<的鯛(馬頭鯛)>読み方:マトウダイ的鯛というのは、”マトウダイ目マトウダイ科マトウダイ属に分類される海水魚の一種”。鯛と表記されますが、実は鯛の仲間ではありません。【高砂】読み方:タカサゴ※上は釣りあげられてから時間が経った高砂(グルクン)の写真高砂というのは、”スズキ目タカサゴ科タカサゴ属に分類される海水魚の一種”。海を泳いでいる間の高砂は青色をしていて、釣り上げられてから時間が経つと赤色に変化します。高砂(標準和名)は、沖縄では別名で「グルクン」とも呼ばれています。【蛸(章魚・鮹・鱆)】読み方:タコ(総称)蛸というのは、”頭足類タコ目(八腕目)に分類される軟体動物の総称”。蛸には吸盤の付いた足(正確には腕)が8本あり、丸く大きな頭のように見える部位は胴部で、本当の頭は眼や口が集まっている部分になります。蛸は上記のように、頭から足が生えているため「頭足類(とうそくるい)」と呼ばれています。<飯蛸(望潮魚)>読み方:イイダコ飯蛸というのは、”タコ目マダコ科マダコ属に分類される軟体動物の一種”。産卵直前の雌の胴部(頭に見える部分)に、飯粒状の卵が多く詰まっていることから名付けられました。<豹紋蛸>読み方:ヒョウモンダコ豹紋蛸というのは、”タコ目マダコ科ヒョウモンダコ属に分類される軟体動物の一種/タコ目マダコ科ヒョウモンダコ属に分類される4種類のタコの総称”。唾液(だえき)には神経毒である猛毒の「テトロドトキシン」(フグ毒として有名)が含まれているため、咬(か)まれると非常に危険です。豹柄(ヒョウがら)のような模様があることから「豹紋蛸(ヒョウモンダコ)」と名付けられ、豹柄は刺激を受けると青色に変化し、それ以外の部分は黄色に変化します。<真蛸(真章魚)>読み方:マダコ真蛸というのは、”タコ目マダコ科マダコ属に分類される軟体動物の一種”。蛸というと、一般的には真蛸を指すことが多いです。【太刀魚(立魚・帯魚・魛)】読み方:タチウオ太刀魚というのは、”スズキ目タチウオ科タチウオ属に分類される海水魚の一種”。見た目が「太刀(たち)」に似ていることから名付けられています。【駄津】読み方:ダツ(一種)※上は駄津(一種)の写真駄津というのは、”ダツ目ダツ科ダツ属に分類される海水魚の一種/ダツ目ダツ科に属する魚類の総称”。駄津は光るものに反応し、猛スピードで突進してくる習性があり、さらに両顎(あご)が前方に長く尖っているため非常に危険です。【竜の落とし子(海馬)】読み方:タツノオトシゴ(一種)※上は竜の落とし子(一種)の写真竜の落とし子というのは、”トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される海水魚の一種/トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される海水魚の総称”。見た目が想像上の動物である竜に似ていて、まるで竜が産み落とした子のように見えることから名付けられました。馬に似ていることからも”海馬”とも表記され、”海馬”は「アシカ」「トド」「セイウチ」と読むこともできます。<茨竜>読み方:イバラタツ茨竜というのは、”トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される海水魚の一種”。<大海馬>読み方:オオウミウマ大海馬というのは、”トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される海水魚の一種”。<黒海馬>読み方:クロウミウマ黒海馬というのは、”トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される海水魚の一種”。【田螺】読み方:タニシ(総称)田螺というのは、”原始紐舌目(げんしちゅうぜつもく)タニシ科に分類される巻き貝の総称”。<大田螺>読み方:オオタニシ大田螺というのは、”原始紐舌目タニシ科タニシ属に分類される巻き貝の一種”。<姫田螺>読み方:ヒメタニシ姫田螺というのは、”原始紐舌目タニシ科ヒメタニシ属に分類される巻き貝の一種”。【鱈】読み方:タラ(総称)鱈というのは、”タラ目タラ科に分類される海水魚の総称”。<介党鱈(鯳)>読み方:スケトウダラ介党鱈というのは、”タラ目タラ科スケトウダラ属に分類される海水魚の一種”。「スケトウダラ」(標準和名)は、別名で「介宗鱈(助惣鱈):(スケソウダラ)」とも呼ばれています。介党鱈のすり身は、蒲鉾(かまぼこ)・竹輪(ちくわ)などの練り製品の主原料となり、卵巣は「鱈子(たらこ)」「辛子明太子(からしめんたいこ)」に用いられます。<真鱈>読み方:マダラ真鱈というのは、”タラ目タラ科マダラ属に分類される海水魚の一種”。鱈というと、一般的には真鱈を指すことが多いです。【常節(床伏・常伏)】読み方:トコブシ常節というのは、”古腹足目ミミガイ科トコブシ属に分類される巻き貝の一種”。【泥鰌(鰌・鯲)】読み方:ドジョウ(一種)※上は泥鰌(一種)の写真泥鰌というのは、”コイ目ドジョウ科ドジョウ属に分類される淡水魚の一種/コイ目ドジョウ科に分類される淡水魚の総称”。前者の意味の泥鰌(標準和名)は、別名で「真泥鰌(マドジョウ)」とも呼ばれています。<筋縞泥鰌>読み方:スジシマドジョウ筋縞泥鰌というのは、”コイ目ドジョウ科シマドジョウ属に分類される淡水魚の一種”。<仏泥鰌>読み方:ホトケドジョウ仏泥鰌というのは、”コイ目ドジョウ科ホトケドジョウ属に分類される淡水魚の一種”。【飛魚(𩹉)】読み方:トビウオ(一種)※上は飛魚(一種)の写真飛魚というのは、”ダツ目トビウオ科ツクシトビウオ属に分類される海水魚の一種/ダツ目トビウオ科に分類される海水魚の総称”。水上に飛び出し、胸鰭(むなびれ)を広げて滑空することから名付けられ、九州などでは別名で「アゴ」とも呼ばれています。【富魚(止水魚)】読み方:トミヨ(一種)※上は富魚(一種)の写真富魚というのは、”トゲウオ目トゲウオ科トミヨ属に分類される淡水・汽水魚の一種/トゲウオ目トゲウオ科トミヨ属に分類される淡水・汽水魚の総称”。<茨富魚>読み方:イバラトミヨ茨富魚というのは、”トゲウオ目トゲウオ科トミヨ属に分類される淡水・汽水魚の一種”。↓ナ行~【海鼠(生子)】読み方:ナマコ(総称)海鼠というのは、”ナマコ綱に分類される棘皮(きょくひ)動物の総称”。※上は海鼠腸(このわた)の写真海鼠の、腸などの内臓を塩辛にしたものは「海鼠腸(このわた)」と呼ばれ、雲丹(うに)・唐墨(からすみ)と並んで日本三大珍味と言われています。<赤海鼠>読み方:アカナマコ赤海鼠というのは、”楯手目(じゅんしゅもく)シカクナマコ科マナマコ属に分類される棘皮動物の一種”。<藤海鼠>読み方:フジナマコ藤海鼠というのは、”楯手目クロナマコ科クロナマコ属に分類される棘皮動物の一種”。<真海鼠>読み方:マナマコ真海鼠というのは、”楯手目シカクナマコ科マナマコ属に分類される棘皮動物の一種”。【鯰(魸)】読み方:ナマズ(一種)※上は鯰(一種)の写真鯰というのは、”ナマズ目ナマズ科ナマズ属に分類される淡水魚の一種/ナマズ目に分類される淡水魚の総称”。前者の意味の鯰(標準和名)は、別名で「真鯰(マナマズ)」「日本鯰(ニホンナマズ)」とも呼ばれています。<岩床鯰>読み方:イワトコナマズ岩床鯰というのは、”ナマズ目ナマズ科ナマズ属に分類される淡水魚の一種”。<琵琶湖大鯰>読み方:ビワコオオナマズ琵琶湖大鯰というのは、”ナマズ目ナマズ科ナマズ属に分類される淡水魚の一種”。【鰊(鯡)】読み方:ニシン鰊というのは、”ニシン目ニシン科ニシン属に分類される海水魚の一種”。内臓や頭などを取り除いて3枚におろし乾燥させたもの(干物)を「身欠きニシン(みがきニシン)」と呼びます。【鮸】読み方:ニベ鮸というのは、”スズキ目ニベ科ニベ属に分類される海水魚の一種”。↓ハ行~【馬鹿貝(馬珂貝)】読み方:バカガイ馬鹿貝というのは、”マルスダレガイ目バカガイ科バカガイ属に分類される二枚貝の一種”。※上は青柳(馬鹿貝のむき身)の写真馬鹿貝のむき身のことを「青柳(あおやぎ)」と呼びます。【鯊(沙魚・蝦虎魚)】読み方:ハゼ(総称)鯊というのは、”スズキ目ハゼ亜目に属する魚類の総称”。<虚鯊(虚沙魚)>読み方:ウロハゼ虚鯊というのは、”スズキ目ハゼ亜目ハゼ科ウロハゼ属に分類される汽水魚の一種”。<跳鯊(跳沙魚)>読み方:トビハゼ跳鯊というのは、”スズキ目ハゼ亜目ハゼ科トビハゼ属に分類される汽水魚の一種”。<真鯊(真沙魚)>読み方:マハゼ真鯊というのは、”スズキ目ハゼ亜目ハゼ科マハゼ属に分類される汽水魚の一種”。鯊というと、一般的には真鯊を指すことが多いです。【鰰(鱩・雷魚・燭魚)】読み方:ハタハタ鰰というのは、”スズキ目ハタハタ科ハタハタ属に分類される海水魚の一種”。鰰を塩漬けにし、しみ出た上澄みから作った調味料のことを「塩汁(しょっつる)」と言い、鰰など白身の魚や豆腐・野菜などを塩汁で味付けしたものを「塩汁鍋(しょっつるなべ)」と呼びます。※上は塩汁鍋(しょっつるなべ)の写真また、鰰の卵のことを「ぶりこ(または、ぶりっこ)」と呼び、ぶりこはヌルヌルとした粘液で覆われているのが特徴的です。【蛤(文蛤・浜栗)】読み方:ハマグリ(一種)※上は蛤(一種)の写真蛤というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属に分類される二枚貝の一種/マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属に分類される二枚貝の総称”。<朝鮮蛤(汀線蛤)>読み方:チョウセンハマグリ朝鮮蛤というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属に分類される二枚貝の一種”。【鱧】読み方:ハモ(一種)※上は鱧(一種)の写真鱧というのは、”ウナギ目ハモ科ハモ属に分類される海水魚の一種/ウナギ目ハモ科に分類される海水魚の総称”。【針千本(魚虎)】読み方:ハリセンボン(一種)※上は針千本(一種)の写真針千本というのは、”フグ目ハリセンボン科ハリセンボン属に分類される海水魚の一種/フグ目ハリセンボン科に分類される海水魚の総称”。体表に多数の棘(トゲ)があり、外敵への威嚇(いかく)を目的として、大量の水を飲むことによって膨らみます。<鼠河豚>読み方:ネズミフグ鼠河豚というのは、”フグ目ハリセンボン科ハリセンボン属に分類される海水魚の一種”。河豚(フグ)と表記されますが、針千本の仲間になります。<人面針千本>読み方:ヒトヅラハリセンボン人面針千本というのは、”フグ目ハリセンボン科ハリセンボン属に分類される海水魚の一種”。【針魚】読み方:ハリヨ(サヨリ)※上は針魚(ハリヨ)の写真※上は細魚(サヨリ)の写真「ハリヨ」と読むと、”トゲウオ目トゲウオ科イトヨ属に分類される淡水魚の一種”。「サヨリ」と読むと、”ダツ目サヨリ科サヨリ属に分類される海水魚の一種/ダツ目サヨリ科に属する魚類の総称”。ただ「サヨリ」は、一般的には「細魚(サヨリ)」と表記されることが多いです。【鰉】読み方:ヒガイ(総称)鰉というのは、”コイ目コイ科ヒガイ属に分類される淡水魚の総称”。<川鰉>読み方:カワヒガイ川鰉というのは、”コイ目コイ科ヒガイ属に分類される淡水魚の一種”。【海星(人手・海盤車)】読み方:ヒトデ(総称)海星というのは、”ヒトデ綱に分類される棘皮(きょくひ)動物の総称”。「人手・海星」の漢字表記は、ヒトデの5本の腕が5本の指を持つ人の手のように見えることや、その姿を星形に見立てたことに由来しています。<赤海星(赤人手)>読み方:アカヒトデ赤海星というのは、”ヒトデ綱アカヒトデ目ホウキボシ科アカヒトデ属に分類される棘皮動物の一種”。<糸巻海星(糸巻人手)>読み方:イトマキヒトデ糸巻海星というのは、”ヒトデ綱アカヒトデ目イトマキヒトデ科イトマキヒトデ属に分類される棘皮動物の一種”。<鬼海星(鬼人手)>読み方:オニヒトデ鬼海星というのは、”ヒトデ綱アカヒトデ目オニヒトデ科オニヒトデ属に分類される棘皮動物の一種”。<黄海星(黄人手)>読み方:キヒトデ黄海星というのは、”ヒトデ綱アカヒトデ目キヒトデ科キヒトデ属に分類される棘皮動物の一種”。黄海星(標準和名)は、別名で「真海星(マヒトデ)」とも呼ばれています。【鋸刺鮭】読み方:ピラニア(総称)※上はピラニア・ナッテリーの写真※上はピラニア・ブラックの写真鋸刺鮭というのは、”カラシン目セルラサルムス科に分類される淡水魚の総称”。群れて行動することを好み、血の臭いや水面を叩く音などに敏感に反応します。【平政】読み方:ヒラマサ平政というのは、”スズキ目アジ科ブリ属に分類される海水魚の一種”。【鮃(平目・比目魚)】読み方:ヒラメ(一種)※上は鮃(一種)の写真鮃というのは、”カレイ目ヒラメ科ヒラメ属に分類される海水魚の一種/カレイ目ヒラメ科とダルマガレイ科に分類される海水魚の総称”。鮃は鰈(カレイ)とよく間違えられますが、それぞれの口を見て判断するのが分かりやすいです。鮃は口が大きくて歯が尖っていますが、鰈は口が小さい、という違いがあります。【河豚(鰒・鯸・魨)】読み方:フグ(総称)河豚というのは、”フグ目フグ科とハコフグ科に属する魚類の総称”。河豚の多くの種類は神経毒である「テトロドトキシン」と呼ばれる猛毒を持っており、内臓の他に種類によっては皮や筋肉にも毒が含まれています。<草河豚>読み方:クサフグ草河豚というのは、”フグ目フグ科トラフグ属に分類される海水魚の一種”。<虎河豚>読み方:トラフグ虎河豚というのは、”フグ目フグ科トラフグ属に分類される海水魚の一種”。<箱河豚>読み方:ハコフグ箱河豚というのは、”フグ目ハコフグ科ハコフグ属に分類される海水魚の一種”。<真河豚>読み方:マフグ真河豚というのは、”フグ目フグ科トラフグ属に分類される海水魚の一種”。【鮒(鯽)】読み方:フナ(総称)鮒というのは、”コイ目コイ科フナ属に分類される淡水魚の総称”。<金鮒>読み方:キンブナ金鮒というのは、”コイ目コイ科フナ属に分類される淡水魚の一種”。<銀鮒>読み方:ギンブナ銀鮒というのは、”コイ目コイ科フナ属に分類される淡水魚の一種”。<源五郎鮒>読み方:ゲンゴロウブナ源五郎鮒というのは、”コイ目コイ科フナ属に分類される淡水魚の一種”。源五郎鮒の養殖個体のことを「平鮒(ヘラブナ)」または「河内鮒(カワチブナ)」と呼んでいます。【鰤】読み方:ブリ鰤というのは、”スズキ目アジ科ブリ属に分類される海水魚の一種”。鰤は出世魚(しゅっせうお)で、15cm未満の稚魚を「藻雑魚(モジャコ)」、15cm~35cm未満のものを「魚夏(魚偏+夏)(ワカシ)」「ツバス」、35cm~60cm未満のものを「魬(ハマチ)」「鰍(イナダ)」、60cm~80cm未満のものを「稚鰤(ワラサ)」「メジロ」、80cm以上のものを「鰤(ブリ)」と呼びます。(”鰍”は「カジカ」と読むこともでき、一般的には「カジカ」と読むことが多いです)【倍良(遍羅)】読み方:ベラ(総称)倍良というのは、”スズキ目ベラ科に分類される海水魚の総称”。<青倍良(青遍羅)>読み方:アオベラ青倍良というのは、”求仙(キュウセン:標準和名)の雄(オス)の呼び方”。求仙は、”スズキ目ベラ科キュウセン属に分類される海水魚の一種”。<赤倍良(赤遍羅)>読み方:アカベラ赤倍良というのは、”求仙(キュウセン:標準和名)の雌(メス)の呼び方”。求仙は、”スズキ目ベラ科キュウセン属に分類される海水魚の一種”。<赤笹之葉倍良(赤笹葉遍羅)>読み方:アカササノハベラ赤笹之葉倍良というのは、”スズキ目ベラ科ササノハベラ属に分類される海水魚の一種”。【竹麦魚(魴鮄)】読み方:ホウボウ(一種)※上は竹麦魚(一種)の写真竹麦魚というのは、”スズキ目ホウボウ科ホウボウ属に分類される海水魚の一種/スズキ目ホウボウ科に分類される海水魚の総称”。<蝉竹麦魚>読み方:セミホウボウ蝉竹麦魚というのは、”カサゴ目セミホウボウ科セミホウボウ属に分類される海水魚の一種”。竹麦魚と表記されますが、竹麦魚の仲間ではありません。【帆立貝(海扇)】読み方:ホタテガイ帆立貝というのは、”イタヤガイ目イタヤガイ科に分類される二枚貝の一種”。”貝”を略して「帆立(ホタテ)」と呼ばれることが多いです。【𩸽】読み方:ホッケ(一種)※上は𩸽(一種)の写真𩸽というのは、”カサゴ目アイナメ科ホッケ属に分類される海水魚の一種/カサゴ目アイナメ科ホッケ属に分類される海水魚の総称”。前者の意味の𩸽(標準和名)は、別名で「真𩸽(マホッケ)」とも呼ばれています。<縞𩸽>読み方:シマホッケ縞𩸽というのは、”北𩸽(キタノホッケ:標準和名)の別名”。北𩸽は、”カサゴ目アイナメ科ホッケ属に分類される海水魚の一種”。【海鞘(老海鼠・保夜)】読み方:ホヤ(総称)海鞘というのは、”ホヤ綱に分類される海産動物の総称”。<赤海鞘(赤老海鼠・赤保夜)>読み方:アカボヤ赤海鞘というのは、”ホヤ綱マボヤ目マボヤ科マボヤ属に分類される海産動物の一種”。<真海鞘(真老海鼠・真保夜)>読み方:マボヤ真海鞘というのは、”ホヤ綱マボヤ目マボヤ科マボヤ属に分類される海産動物の一種”。海鞘というと、一般的には真海鞘のことを指します。形がパイナップルに似ていることから、別名で「海のパイナップル」とも呼ばれています。【鯔(鰡・鮱)】読み方:ボラ鯔というのは、”ボラ目ボラ科ボラ属に分類される海水魚の一種”。※上は唐墨(からすみ)の写真鯔(ボラ)の卵巣を塩漬けして乾燥させたものを「唐墨(からすみ)」と呼び、雲丹(うに)・海鼠腸(このわた)と並んで日本三大珍味と言われています。鯔は出世魚(しゅっせうお)で、10cm未満のものを「オボコ」、10cm~15cm未満のものを「イナッコ」「鯐(スバシリ)」、15cm~30cm未満のものを「鯔(イナ)」、30cm~50cm未満のものを「鯔(ボラ)」、50cm以上のものを「鯔(トド)」(アシカ科のトドとは別)と呼びます。(「イナ」と「ボラ」と「トド」は漢字表記が同じなので注意が必要です)【法螺貝(吹螺・梭尾螺)】読み方:ホラガイ法螺貝というのは、”ホラガイ科ホラガイ属に分類される巻き貝の一種”。日本産の巻き貝では最大級の種類で、貝殻は楽器に加工され、合戦における戦陣の合図などに用いられました。↓マ行~【鮪】読み方:マグロ(総称)鮪というのは、”スズキ目サバ科マグロ属に分類される海水魚の総称”。<黄肌鮪(木肌鮪)>読み方:キハダマグロ黄肌鮪というのは、”スズキ目サバ科マグロ属に分類される海水魚の一種”。<黒鮪>読み方:クロマグロ黒鮪というのは、”スズキ目サバ科マグロ属に分類される海水魚の一種”。黒鮪(標準和名)は、別名で「本鮪(ホンマグロ)」とも呼ばれています。<目鉢鮪(目撥鮪)>読み方:メバチマグロ目鉢鮪というのは、”目鉢(メバチ:標準和名)の別名”。目鉢は、”スズキ目サバ科マグロ属に分類される海水魚の一種”。目鉢は、別名で「目鉢鮪(メバチマグロ)」「鉢鮪(バチマグロ)」とも呼ばれています。【鱒】読み方:マス(総称)鱒というのは、”サケ目サケ科の魚で名称に「~マス」とつくもの、またはサケ類(白鮭・紅鮭など)と呼ばれる魚を除くサケ科の魚の総称”。鱒と鮭(サケ)はどちらも「サケ目サケ科」に分類され、両者に明確な違いはなく、ここでは主に名称で分けています。<樺太鱒>読み方:カラフトマス樺太鱒というのは、”サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に分類される回遊魚の一種”。<桜鱒>読み方:サクラマス桜鱒というのは、”サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に分類される回遊魚の一種”。河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「山女魚(ヤマメ)」、生まれてから海へ下る降海型を「桜鱒(サクラマス)」と呼びます。<虹鱒>読み方:ニジマス虹鱒というのは、”サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に分類される回遊魚の一種”。河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「虹鱒(ニジマス)(英語:レインボートラウト)」、生まれてから海へ下る降海型を「鉄頭(テットウ)(英語:スチールヘッド)」と呼びます。(一般的には「カナガシラ」は”金頭”と表記されますが、鉄頭は「カナガシラ」と読むこともあるため注意が必要)【馬刀貝(馬蛤貝・蟶貝)】読み方:マテガイ(一種)※上は馬刀貝(一種)の写真馬刀貝というのは、”マルスダレガイ目マテガイ科マテガイ属に分類される二枚貝の一種/マルスダレガイ目マテガイ科に分類される二枚貝の総称”。鞘(さや)に収めた馬手差(めてざし)(右に差す腰刀のこと)に似ていることから名付けられました。【真魚鰹(鯧)】読み方:マナガツオ真魚鰹というのは、”スズキ目マナガツオ科マナガツオ属に分類される海水魚の一種”。鰹と表記されますが、鰹の仲間ではありません。【翻車魚】読み方:マンボウ(一種)※上は翻車魚(一種)の写真翻車魚というのは、”フグ目マンボウ科マンボウ属に分類される海水魚の一種/フグ目マンボウ科マンボウ属に分類される海水魚の総称”。【海松(水松)】読み方:ミル海松というのは、”ミル目ミル科ミル属に分類される緑藻の一種”。【海松貝(水松貝)】読み方:ミルガイ海松貝というのは、”マルスダレガイ目バカガイ科バカガイ属に分類される二枚貝の一種”。海松貝(ミルガイ)は、「海松食(ミルクイ)」(標準和名)の別名になります。【鯥】読み方:ムツ(一種)※上は鯥(一種)の写真鯥というのは、”スズキ目ムツ科ムツ属に分類される海水魚の一種/スズキ目ムツ科に分類される海水魚の総称”。<赤鯥>読み方:アカムツ赤鯥というのは、”スズキ目ホタルジャコ科アカムツ属に分類される海水魚の一種”。鯥と表記されますが、鯥の仲間ではありません。赤鯥(標準和名)は、一般的には別名で「喉黒(ノドグロ)」と呼ばれることが多いです。<黒鯥>読み方:クロムツ黒鯥というのは、”スズキ目ムツ科ムツ属に分類される海水魚の一種”。<白鯥>読み方:シロムツ白鯥というのは、”スズキ目ホタルジャコ科オオメハタ属に分類される海水魚の一種”。鯥と表記されますが、鯥の仲間ではありません。白鯥は、「大目羽太(オオメハタ)」(標準和名)の別名になります。【鯥五郎】読み方:ムツゴロウ鯥五郎というのは、”スズキ目ハゼ科ムツゴロウ属に分類される汽水魚の一種”。鯥五郎の雄は、雌の気を引くために(尾びれで地面を蹴って)ジャンプを繰り返してアピールします。乱獲や干拓などによる干潟の減少により、絶滅危惧種に指定されています。【紫貽貝】読み方:ムラサキイガイ紫貽貝というのは、”イガイ目イガイ科イガイ属に分類される二枚貝の一種”。紫貽貝(標準和名)は、別名で「ムール貝」とも呼ばれ、フランス料理に用いられます。【和布蕪(若布蕪)】読み方:メカブ和布蕪というのは、”若布(ワカメ)の根際の茎の左右についているひだ状の厚い葉のこと”。和布蕪はネバネバ感と、コリコリとした食感が特徴的で、このネバネバ感は「フコイダン」と呼ばれる水溶性食物繊維によるものです。【目高(鱂・麦魚・丁斑魚)】読み方:メダカ(総称)目高というのは、”ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚の総称”。<北目高>読み方:キタノメダカ北目高というのは、”ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚の一種”。<黒目高>読み方:クロメダカ黒目高というのは、”ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚の一種”。<緋目高>読み方:ヒメダカ緋目高というのは、”ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚の一種”。<南目高>読み方:ミナミメダカ南目高というのは、”ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚の一種”。【赤目魚(眼奈太・目奈陀)】読み方:メナダ赤目魚というのは、”ボラ目ボラ科メナダ属に分類される汽水魚の一種”。【諸子】読み方:モロコ(一種)諸子というのは、”本諸子(ホンモロコ:標準和名)の別名/コイ目コイ科タモロコ属とスゴモロコ属に分類される淡水魚の総称”。<糸諸子>読み方:イトモロコ糸諸子というのは、”コイ目コイ科スゴモロコ属に分類される淡水魚の一種”。<数河諸子>読み方:スゴモロコ数河諸子というのは、”コイ目コイ科スゴモロコ属に分類される淡水魚の一種”。<田諸子>読み方:タモロコ田諸子というのは、”コイ目コイ科タモロコ属に分類される淡水魚の一種”。<本諸子>読み方:ホンモロコ本諸子というのは、”コイ目コイ科タモロコ属に分類される淡水魚の一種”。諸子というと、一般的には本諸子を指すことが多いです。↓ヤ行~【宿借(寄居虫)】読み方:ヤドカリ(総称)宿借というのは、”エビ目(十脚目)ヤドカリ科・ホンヤドカリ科・オカヤドカリ科などに分類される甲殻類の総称”。死んだ巻き貝の殻を借りて体を収めて棲(す)むことから名付けられ、宿借が成長したときには新しい巻き貝の殻に引っ越します。殻に体を収めているのは、外敵から自分の身を守ったり、水温の低下、乾燥などといった環境の変化から身を守るためです。<陸宿借(陸寄居虫)>読み方:オカヤドカリ陸宿借というのは、”エビ目オカヤドカリ科オカヤドカリ属に分類される甲殻類の一種”。<小紋宿借(小紋寄居虫)>読み方:コモンヤドカリ小紋宿借というのは、”エビ目ヤドカリ科ヤドカリ属に分類される甲殻類の一種”。<粗面宿借(粗面寄居虫)>読み方:ソメンヤドカリ粗面宿借というのは、”エビ目ヤドカリ科ヤドカリ属に分類される甲殻類の一種”。<本宿借(本寄居虫)>読み方:ホンヤドカリ本宿借というのは、”エビ目ホンヤドカリ科ホンヤドカリ属に分類される甲殻類の一種”。【山女魚(山女)】読み方:ヤマメ山女魚というのは、”サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に分類される淡水魚の一種”。美しい見た目から、別名で「渓流の女王」(岩魚(イワナ)は「渓流の王様」)と呼ばれています。河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「山女魚(ヤマメ)」、生まれてから海へ下る降海型を「桜鱒(サクラマス)」と呼びます。分類上、山女魚と桜鱒はどちらも同じ魚になります。【葦登】読み方:ヨシノボリ(総称)葦登というのは、”スズキ目ハゼ科ヨシノボリ属に分類される淡水・汽水魚の総称”。<川葦登>読み方:カワヨシノボリ川葦登というのは、”スズキ目ハゼ科ヨシノボリ属に分類される淡水魚の一種”。<琵琶葦登>読み方:ビワヨシノボリ琵琶葦登というのは、”スズキ目ハゼ科ヨシノボリ属に分類される淡水魚の一種”。<瑠璃葦登>読み方:ルリヨシノボリ瑠璃葦登というのは、”スズキ目ハゼ科ヨシノボリ属に分類される淡水魚の一種”。↓ラ行~↓ワ行~【公魚(鰙・若鷺)】読み方:ワカサギ公魚というのは、”キュウリウオ目キュウリウオ科ワカサギ属に分類される淡水・汽水魚の一種”。※上は氷上の穴釣りの様子公魚釣りは、結氷した湖面にアイスドリルなどで穴を開けて、その穴から公魚を釣りあげる方法が有名です。【若布(和布・稚海藻)】読み方:ワカメ※茹(ゆ)でた後の若布の写真若布というのは、”コンブ目チガイソ科ワカメ属に分類される海藻の一種”。若布の元々の色は茶色で、茹(ゆ)でたりして熱を加えると緑色に変化します。これは若布の持っている赤い色素である「フコキサンチン」が、熱によって分解され退色し、緑の色素である「クロロフィル」の色が現れるためです。※上は和布蕪(メカブ)の写真ちなみに”若布の根際の茎の左右についているひだ状の厚い葉のこと”を「和布蕪(メカブ)」と呼びます。【藁素坊(藁苞)】読み方:ワラスボ藁素坊というのは、”スズキ目ハゼ科ワラスボ属に分類される海水魚の一種”。有明海(ありあけかい)のみに生息し、そのエイリアンのような見た目から、別名で「有明海のエイリアン」とも呼ばれています。干拓や環境の変化から生息数が減少し、絶滅危惧種に指定されています。魚・貝・海藻の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【鮎並(鮎魚女)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【ウツボ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)ウツボ目ウツボ科ウツボ属に分類される海水魚の一種】【(広義では)ウナギ目ウツボ科に分類される海水魚の総称】の両方を意味例 【アジ(総称)】 ⇒ 【スズキ目アジ科に分類される海水魚の総称】を意味(アジという名称の特定の魚が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄鮎並(鮎魚女)アイナメ鮎並(標準和名)の別名は「油目(アブラメ)」「油子(アブラコ)」【石蓴】アオサ(総称)阿古屋貝アコヤガイ養殖真珠(しんじゅ)の母貝として知られている【浅蜊(蜊・鯏)】アサリ(一種)【鯵】アジ(総称)日本では一般的に真鯵を指すことが多い◆真鯵マアジ◆丸鯵マルアジ◆室鯵(鰘)ムロアジ伊豆諸島の特産品である「くさや」に利用される【穴子(海鰻)】アナゴ(総称)一般的には真穴子を指すことが多い◆狆穴子チンアナゴ◆真穴子マアナゴ甘子(天魚)アマゴ河川残留型(陸封型)を「甘子」、降海型を「皐月鱒(サツキマス)」と呼ぶ【沖醤蝦】オキアミ(総称)【雨虎】アメフラシ(一種)◆黒縁雨虎(黒縁雨降)クロヘリアメフラシ鮎(香魚・年魚)アユ別名で「清流の女王」とも呼ばれる【鮑】アワビ(総称)◆蝦夷鮑エゾアワビ◆黒鮑クロアワビ【鮟鱇(華臍魚・琵琶魚)】アンコウ(一種)◆黄鮟鱇(黄華臍魚・黄琵琶魚)キアンコウ【烏賊(魷)】イカ(総称)◆障泥烏賊アオリイカ◆鯣烏賊スルメイカ◆蛍烏賊ホタルイカ◆紋甲烏賊モンゴウイカ紋甲烏賊は、「雷烏賊(カミナリイカ)」(標準和名)の別名◆槍烏賊ヤリイカ【玉筋魚(鮊子)】イカナゴ(一種)玉筋魚の稚魚は東日本では「小女子(コウナゴ)」、西日本では「新子(しんこ)」と呼ぶ鶏魚(伊佐木・伊佐幾)イサキ石持(石首魚)イシモチ石持は、「白愚痴(シログチ)」(標準和名)の別名【磯巾着(菟葵)】イソギンチャク(総称)◆大疣磯巾着オオイボイソギンチャク◆砂磯巾着スナイソギンチャク◆縦縞磯巾着タテジマイソギンチャク【鰯】イワシ(総称)一般的には真鰯を指すことが多い◆片口鰯カタクチイワシ◆真鰯マイワシ岩魚(嘉魚・鮇)イワナ別名で「渓流の王様」とも呼ばれる石斑魚(鯎)ウグイ【鱓】ウツボ(一種)◆雲鱓クモウツボ◆虎鱓トラウツボ◆鼻髭鱓(花髭鱓)ハナヒゲウツボ【鰻】ウナギ(総称)日本では一般的に日本鰻のことを指す◆大鰻オオウナギ◆日本鰻ニホンウナギ◆欧羅巴鰻ヨーロッパウナギ【海胆(海栗)】ウニ(総称)加工した食品は「雲丹(ウニ)」と表記される。雲丹は「日本三大珍味」のひとつに数えられる◆赤海胆(赤海栗)アカウニ◆馬糞海胆(馬糞海栗)バフンウニ◆紫海胆(紫海栗)ムラサキウニ【海牛】ウミウシ(総称)◆青海牛アオウミウシ青海牛は、日本で最も一般的な海牛◆小疣海牛コイボウミウシ◆更紗海牛サラサウミウシ◆光海牛ヒカリウミウシ【鱏(海鷂魚)】エイ(総称)◆赤鱏アカエイ◆燕鱏ツバクロエイ◆鳶鱏トビエイ【鱛(狗母魚)】エソ(総称)◆赤鱛(赤狗母魚)アカエソ◆真鱛(真狗母魚)マエソ【海老(蝦)】エビ(総称)◆伊勢海老(伊勢蝦・竜蝦)イセエビ◆牛海老(牛蝦)ウシエビ牛海老(標準和名)の別名は「ブラックタイガー」◆車海老(車蝦)クルマエビ◆桜海老(桜蝦)サクラエビ◆牡丹海老(牡丹蝦)ボタンエビ追河オイカワ【虎魚(鰧)】オコゼ(一種)虎魚(一種)は、「鬼虎魚(オニオコゼ)」(標準和名)の別名◆鬼虎魚(鬼鰧)オニオコゼ◆鬼達磨虎魚(鬼達磨鰧)オニダルマオコゼ◆葉虎魚(葉鰧)ハオコゼ老翁オジサン【牡蠣(牡蛎)】カキ(総称)別名で「海のミルク」とも呼ばれる◆岩牡蠣(岩牡蛎)イワガキ◆真牡蠣(真牡蛎)マガキ【笠子(鮋・瘡魚)】カサゴ(一種)◆伊豆笠子イズカサゴ◆蓑笠子ミノカサゴ【鰍(杜父魚・鮖)】カジカ(一種)鰍(一種:標準和名)の別名は「鮴(ゴリ)」【梶木(旗魚・舵木)】カジキ(総称)◆芭蕉梶木バショウカジキ鰹(松魚・堅魚)カツオ金頭(方頭魚・火魚・鉄頭)カナガシラ【蟹(蠏)】カニ(総称)◆毛蟹ケガニ◆楚蟹ズワイガニ◆鱈場蟹(多羅波蟹)タラバガニ蟹と表記されるが、蟹の仲間ではなく、「宿借(ヤドカリ)」の仲間◆花咲蟹ハナサキガニ蟹と表記されるが、蟹の仲間ではなく、「宿借(ヤドカリ)」の仲間【魳(梭子魚・梭魚)】カマス(総称)◆赤魳(赤叺)アカカマス赤魳は、日本で最も一般的な魳◆大和魳(大和叺)ヤマトカマス【鰈】カレイ(総称)◆石鰈イシガレイ◆烏鰈カラスガレイ◆真鰈マガレイ川蜷(河貝子)カワニナ【皮剝(鮍)】カワハギ(一種)◆網目剥アミメハギ◆薄葉剥ウスバハギ◆馬面剥ウマヅラハギ間八(勘八)カンパチ【鱚】キス(総称)一般的には「白鱚(シロギス)」を指すことが多い◆白鱚シロギス黍魚子(吉備奈仔)キビナゴ【銀宝】ギンポ(一種)垢穢(九絵)クエ久慈目(口女)クジメ【熊之実(隈魚・隈之実)】クマノミ(一種)◆隠熊之実(隠隈魚)カクレクマノミ◆花弁熊之実ハナビラクマノミ【海月(水母・水月)】クラゲ(総称)◆兜海月(兜水母)カブトクラゲ海月と表記されるが、海月の仲間ではない◆花笠海月(花笠水母)ハナガサクラゲ◆水海月(水水母)ミズクラゲ鯉コイ観賞用に品種改良されたものを「錦鯉(ニシキゴイ)」と呼ぶ【鯒(牛尾魚)】コチ(総称)◆真鯒マゴチ◆女鯒(目鯒・眼鯒)メゴチ◆鰐鯒ワニゴチ鮗(鰶・子代)コノシロ鮴ゴリ(メバル)「ゴリ」と「メバル」で意味が異なる。「メバル」は”眼張”と表記されることが多い権瑞ゴンズイ【鮭(石桂魚・鯹)】サケ(一種)鮭(一種:標準和名)の別名は「白鮭(シロザケ)」。鮭と鱒(マス)に明確な違いはない◆銀鮭ギンザケ◆紅鮭ベニザケ湖沼残留型(陸封型)を「姫鱒(ヒメマス)」、降海型を「紅鮭」と呼ぶ栄螺(拳螺)サザエ拶双魚サッパ拶双魚(標準和名)の別名は「飯借(ママカリ)」【鯖(青花魚)】サバ(総称)一般的には「真鯖(マサバ)」を指すことが多い◆胡麻鯖ゴマサバ◆真鯖マサバ【鮫(鯊)】サメ(総称)鯊は「ハゼ」と読むことがほとんど◆小判鮫(鮣)コバンザメ鮫と表記されるが、鮫の仲間ではない◆撞木鮫(双髻鯊・犁頭魚)シュモクザメ(総称)◆甚兵衛鮫(甚平鮫)ジンベエザメ(ジンベイザメ)「ジンベイザメ」は、「ジンベエザメ」(標準和名)の別名◆蝶鮫(鱘魚・鱘)チョウザメ鮫と表記されるが、鮫の仲間ではない◆頬白鮫ホオジロザメ(ホホジロザメ)「ホオジロザメ」は、「ホホジロザメ」(標準和名)の別名◆葦切鮫(吉切鮫)ヨシキリザメ鰭(ひれ)は高級食材である「鱶鰭(フカヒレ)」の原料となる【細魚(針魚・鱵)】サヨリ(一種)針魚は「ハリヨ」と読むこともできる◆子持細魚コモチサヨリ【蝲蛄(蜊蛄・躄蟹)】ザリガニ(総称)日本では一般的に「亜米利加蝲蛄(アメリカザリガニ)」を指すことが多い◆亜米利加蝲蛄(亜米利加蜊蛄)アメリカザリガニ◆日本蝲蛄(日本蜊蛄)ニホンザリガニ【鰆(馬鮫魚)】サワラ(一種)鰆は出世魚として知られている【珊瑚】サンゴ(総称)◆錣珊瑚シコロサンゴ◆擂鉢珊瑚スリバチサンゴ◆花笠珊瑚(花傘珊瑚)ハナガササンゴ【秋刀魚】サンマ鱰シイラ鱰(標準和名)の別名は「マヒマヒ」【潮招(望潮)】シオマネキ(一種)◆白扇潮招ハクセンシオマネキ◆紅潮招ベニシオマネキ【蜆】シジミ(総称)◆台湾蜆タイワンシジミ◆真蜆マシジミ◆大和蜆ヤマトシジミ柳葉魚シシャモ【蝦蛄(青竜蝦)】シャコ(一種)◆虎斑蝦蛄トラフシャコ◆紋花蝦蛄モンハナシャコ【白魚(鱠残魚・膾残魚・銀魚)】シラウオ(一種)白子しらこ(シラス)「しらこ」と「シラス」で意味が異なる素魚(白魚)シロウオ白魚は「シラウオ」と読むことが多い【鱸】スズキ(一種)鱸(一種:標準和名)の別名は「丸鱸(マルスズキ)」【鯛】タイ(総称)一般的には「真鯛(マダイ)」のことを指す◆赤魚鯛(阿候鯛)アコウダイ鯛と表記されるが、鯛の仲間ではない◆真鯛マダイ真鯛(標準和名)の別名は「桜鯛(サクラダイ)」◆的鯛(馬頭鯛)マトウダイ鯛と表記されるが、鯛の仲間ではない高砂タカサゴ高砂(標準和名)の沖縄での別名は「グルクン」【蛸(章魚・鮹・鱆)】タコ(総称)一般的には「真蛸(マダコ)」を指すことが多い◆飯蛸(望潮魚)イイダコ◆豹紋蛸ヒョウモンダコ◆真蛸(真章魚)マダコ太刀魚(立魚・帯魚・魛)タチウオ【駄津】ダツ(一種)【竜の落とし子(海馬)】タツノオトシゴ(一種)海馬は「アシカ」「トド」「セイウチ」と読むこともできる◆茨竜イバラタツ◆大海馬オオウミウマ◆黒海馬クロウミウマ【田螺】タニシ(総称)◆大田螺オオタニシ◆姫田螺ヒメタニシ【鱈】タラ(総称)◆介党鱈(鯳)スケトウダラ介党鱈(標準和名)の別名は「介宗鱈・助惣鱈(スケソウダラ)」◆真鱈マダラ一般的には「真鱈(マダラ)」を指すことが多い常節(床伏・常伏)トコブシ【泥鰌(鰌・鯲)】ドジョウ(一種)泥鰌(一種:標準和名)の別名は「真泥鰌(マドジョウ)」◆筋縞泥鰌スジシマドジョウ◆仏泥鰌ホトケドジョウ【飛魚(𩹉)】トビウオ(一種)飛魚(一種:標準和名)の九州などでの別名は「アゴ」【富魚(止水魚)】トミヨ(一種)◆茨富魚イバラトミヨ【海鼠(生子)】ナマコ(総称)海鼠の、腸などの内臓を塩辛にしたものを「海鼠腸(このわた)」と呼ぶ。海鼠腸は「日本三大珍味」のひとつに数えられる◆赤海鼠アカナマコ◆藤海鼠フジナマコ◆真海鼠マナマコ【鯰(魸)】ナマズ(一種)鯰(標準和名)の別名は「真鯰(マナマズ)」「日本鯰(ニホンナマズ)」◆岩床鯰イワトコナマズ◆琵琶湖大鯰ビワコオオナマズ鰊(鯡)ニシン鮸ニベ馬鹿貝(馬珂貝)バカガイ馬鹿貝のむき身を「青柳(アオヤギ)」と呼ぶ【鯊(沙魚・蝦虎魚)】ハゼ一般的には「真鯊(マハゼ)」を指すことが多い◆虚鯊(虚沙魚)ウロハゼ◆跳鯊(跳沙魚)トビハゼ◆真鯊(真沙魚)マハゼ鰰(鱩・雷魚・燭魚)ハタハタ雷魚は「ライギョ」と読むことが多い【蛤(文蛤・浜栗)】ハマグリ(一種)◆朝鮮蛤(汀線蛤)チョウセンハマグリ【鱧】ハモ(一種)【針千本(魚虎)】ハリセンボン(一種)◆鼠河豚ネズミフグ河豚(フグ)と表記されるが、針千本の仲間◆人面針千本ヒトヅラハリセンボン針魚ハリヨ(サヨリ)「サヨリ」は”細魚”と表記されることが多い【鰉】ヒガイ(総称)◆川鰉カワヒガイ【海星(人手・海盤車)】ヒトデ(総称)◆赤海星(赤人手)アカヒトデ◆糸巻海星(糸巻人手)イトマキヒトデ◆鬼海星(鬼人手)オニヒトデ◆黄海星(黄人手)キヒトデ黄海星(標準和名)の別名は「真海星(マヒトデ)」【鋸刺鮭】ピラニア(総称)平政ヒラマサ【鮃(平目・比目魚)】ヒラメ(一種)【河豚(鰒・鯸・魨)】フグ(総称)◆草河豚クサフグ◆虎河豚トラフグ◆箱河豚ハコフグ◆真河豚マフグ【鮒(鯽)】フナ(総称)◆金鮒キンブナ◆銀鮒ギンブナ◆源五郎鮒ゲンゴロウブナ養殖個体を「平鮒(ヘラブナ)」「河内鮒(カワチブナ)」と呼ぶ鰤ブリ鰤は出世魚として知られている【倍良(遍羅)】ベラ(総称)◆青倍良(青遍羅)アオベラ「求仙(キュウセン)」(標準和名)の雄(オス)の呼び方◆赤倍良(赤遍羅)アカベラ「求仙(キュウセン)」(標準和名)の雌(メス)の呼び方◆赤笹之葉倍良(赤笹葉遍羅)アカササノハベラ【竹麦魚(魴鮄)】ホウボウ(一種)◆蝉竹麦魚セミホウボウ竹麦魚と表記されるが、竹麦魚の仲間ではない帆立貝(海扇)ホタテガイ略して「帆立(ホタテ)」と呼ばれることが多い【𩸽】ホッケ(一種)𩸽(一種:標準和名)の別名は「真𩸽(マホッケ)」◆縞𩸽シマホッケ縞𩸽は、「北𩸽(キタノホッケ)」(標準和名)の別名【海鞘(老海鼠・保夜)】ホヤ(総称)一般的には「真海鞘(マボヤ)」のことを指す◆赤海鞘(赤老海鼠・赤保夜)アカボヤ◆真海鞘(真老海鼠・真保夜)マボヤ別名で「海のパイナップル」とも呼ばれる鯔(鰡・鮱)ボラ卵巣を塩漬けして乾燥させたものを「唐墨(からすみ)」と呼ぶ。唐墨は「日本三大珍味」のひとつに数えられる法螺貝(吹螺・梭尾螺)ホラガイ【鮪】マグロ(総称)一般的には「黒鮪(クロマグロ)」を指すことが多い◆黄肌鮪(木肌鮪)キハダマグロ◆黒鮪クロマグロ黒鮪(標準和名)の別名は「本鮪(ホンマグロ)」◆目鉢鮪(目撥鮪)メバチマグロ目鉢鮪は、「目鉢(メバチ)」(標準和名)の別名【鱒】マス(総称)鱒と鮭(サケ)に明確な違いはない◆樺太鱒カラフトマス◆桜鱒サクラマス河川残留型(陸封型)を「山女魚(ヤマメ)」、降海型を「桜鱒」と呼ぶ◆虹鱒ニジマス河川残留型(陸封型)を「虹鱒」、降海型を「鉄頭(テットウ)」と呼ぶ【馬刀貝(馬蛤貝・蟶貝)】マテガイ(一種)真魚鰹(鯧)マナガツオ鰹と表記されるが、鰹の仲間ではない【翻車魚】マンボウ(一種)海松(水松)ミル海松貝(水松貝)ミルガイ海松貝は、「海松食(ミルクイ)」(標準和名)の別名【鯥】ムツ(一種)◆赤鯥アカムツ赤鯥(標準和名)の別名は「喉黒(ノドグロ)」。鯥と表記されるが、鯥の仲間ではない◆黒鯥クロムツ◆白鯥シロムツ白鯥は、「大目羽太(オオメハタ)」(標準和名)の別名。鯥と表記されるが、鯥の仲間ではない鯥五郎ムツゴロウ紫貽貝ムラサキイガイ紫貽貝(標準和名)の別名は「ムール貝」和布蕪(若布蕪)メカブ若布(ワカメ)の根際の茎につくひだ状の葉のこと【目高(鱂・麦魚・丁斑魚)】メダカ(総称)◆北目高キタノメダカ◆黒目高クロメダカ◆緋目高ヒメダカ◆南目高ミナミメダカ赤目魚(眼奈太・目奈陀)メナダ【諸子】モロコ(一種)諸子(一種)は、「本諸子(ホンモロコ)」(標準和名)の別名◆糸諸子イトモロコ◆数河諸子スゴモロコ◆田諸子タモロコ◆本諸子ホンモロコ【宿借(寄居虫)】ヤドカリ(総称)◆陸宿借(陸寄居虫)オカヤドカリ◆小紋宿借(小紋寄居虫)コモンヤドカリ◆粗面宿借(粗面寄居虫)ソメンヤドカリ◆本宿借(本寄居虫)ホンヤドカリ山女魚(山女)ヤマメ別名で「渓流の女王」とも呼ばれる。河川残留型(陸封型)を「山女魚」、降海型を「桜鱒(サクラマス)」と呼ぶ【葦登】ヨシノボリ(総称)◆川葦登カワヨシノボリ◆琵琶葦登ビワヨシノボリ◆瑠璃葦登ルリヨシノボリ公魚(鰙・若鷺)ワカサギ氷上の穴釣りが有名若布(和布・稚海藻)ワカメ根際の茎につくひだ状の葉を「和布蕪(メカブ)」と呼ぶ藁素坊(藁苞)ワラスボ別名で「有明海のエイリアン」とも呼ばれる項目1項目2項目3)★ 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  • 【動物】難読漢字の一覧!
    このページでは動物の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(動物の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓動物の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓動物の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●動物の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ動物の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【海豹(水豹)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【アライグマ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の一種】【(広義では)食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の総称】の両方を意味例 【アリクイ(総称)】 ⇒ 【有毛目アリクイ亜目に分類される哺乳類の総称】を意味(アリクイという名称の特定の動物が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【指猿】読み方:アイアイ指猿というのは、”霊長目(別名:サル目)アイアイ科アイアイ属に分類される哺乳類の一種”。その見た目から死や災害をもたらす悪魔の使いや不吉の象徴と考える地域も存在し、それによる駆除や森林伐採などによる生息地の破壊などから生息数が減少し、絶滅危惧種に指定されています。【海豹(水豹)】読み方:アザラシ(総称)海豹というのは、”食肉目(別名:ネコ目)アザラシ科に分類される哺乳(ほにゅう)類の総称”。<顎鬚海豹>読み方:アゴヒゲアザラシ顎鬚海豹というのは、”食肉目アザラシ科アゴヒゲアザラシ属に分類される哺乳類の一種”。<胡麻斑海豹>読み方:ゴマフアザラシ胡麻斑海豹というのは、”食肉目アザラシ科ゴマフアザラシ属に分類される哺乳類の一種”。<銭形海豹>読み方:ゼニガタアザラシ銭形海豹というのは、”食肉目アザラシ科ゴマフアザラシ属に分類される哺乳類の一種”。【海驢(葦鹿)】読み方:アシカ(一種)海驢というのは、”加州海驢(カリフォルニアアシカ:標準和名)の別名/食肉目(ネコ目)アシカ科に分類される哺乳類の総称”。<加羅哇哥斯海驢>読み方:ガラパゴスアシカ加羅哇哥斯海驢というのは、”食肉目アシカ科アシカ属に分類される哺乳類の一種”。<加州海驢>読み方:カリフォルニアアシカ加州海驢というのは、”食肉目アシカ科アシカ属に分類される哺乳類の一種”。海驢というと、一般的には加州海驢を指します。【洗熊(浣熊)】読み方:アライグマ(一種)洗熊というのは、”食肉目(ネコ目)アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の一種/食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の総称”。前足を水中に入れて、獲物を探している様子が手を洗っているように見えることから名付けられています。【食蟻獣(蟻食・蟻喰)】読み方:アリクイ(総称)食蟻獣というのは、”有毛目(ゆうもうもく)アリクイ亜目(虫舌亜目)に分類される哺乳類の総称”。蟻(アリ)や白蟻(シロアリ)を食べることから名付けられ、英語でも「アントイーター(anteater)」と呼ばれています。前足の大きくて鋭い爪で蟻塚(ありづか)を壊したり、巣穴に粘着性の唾液の突いた細長い舌を突っ込んで蟻を舐めとって捕食します。<大蟻食>読み方:オオアリクイ大蟻食というのは、”有毛目アリクイ亜目アリクイ科オオアリクイ属に分類される哺乳類の一種”。<小蟻食>読み方:ミナミコアリクイ小蟻食というのは、”有毛目アリクイ亜目アリクイ科コアリクイ属に分類される哺乳類の一種”。【羊駱駝】読み方:アルパカ羊駱駝というのは、”鯨偶蹄目(くじらぐうていもく)ラクダ科ビクーニャ属に分類される哺乳類の一種”。羊駱駝は、「駱駝(ラクダ)」の仲間になります。威嚇(いかく)・自己防衛のために唾液(だえき)を吐きかける習性があり、この唾液は強烈な臭いを発します。【犰狳(鎧鼠)】読み方:アルマジロ(総称)犰狳というのは、”被甲目(ひこうもく)アルマジロ科に分類される哺乳類の総称”。犰狳というと丸くなるイメージですが、実は大半の種類は丸くなることができません。<三帯犰狳>読み方:ミツオビアルマジロ三帯犰狳というのは、”被甲目アルマジロ科ミツオビアルマジロ属に分類される哺乳類の一種”。三帯犰狳は、数少ない丸くなることのできる犰狳の一種になります。【鬣蜥蜴(立髪竜)】読み方:イグアナ(総称)鬣蜥蜴というのは、”有鱗目(ゆうりんもく)イグアナ科に分類される爬虫(はちゅう)類の総称”。<海鬣蜥蜴>読み方:ウミイグアナ海鬣蜥蜴というのは、”有鱗目イグアナ科ウミイグアナ属に分類される爬虫類の一種”。<緑鬣蜥蜴>読み方:グリーンイグアナ緑鬣蜥蜴というのは、”有鱗目イグアナ科グリーンイグアナ属に分類される爬虫類の一種”。鬣蜥蜴というと、一般的には緑鬣蜥蜴を指すことが多いです。【鼬(鼬鼠)】読み方:イタチ(総称)鼬というのは、”食肉目(ネコ目)イタチ科イタチ属に分類される哺乳類の総称”。<白鼬>読み方:オコジョ※上は白鼬(夏毛)の写真白鼬というのは、”食肉目イタチ科イタチ属に分類される哺乳類の一種”。1年に2回換毛(毛が抜け替わること)し、夏は背側が茶色で腹側が白色(夏毛)となり、冬は全身が白色(冬毛)になります(どちらも尻尾の先は黒色)。<朝鮮鼬>読み方:チョウセンイタチ朝鮮鼬というのは、”西比利亜鼬(シベリアイタチ:標準和名)の別名”。西比利亜鼬は、”食肉目イタチ科イタチ属に分類される哺乳類の一種”。西比利亜鼬は、「朝鮮鼬(チョウセンイタチ)」の他に、別名で「大陸鼬(タイリクイタチ)」とも呼ばれています。<日本鼬>読み方:ニホンイタチ日本鼬というのは、”食肉目イタチ科イタチ属に分類される哺乳類の一種”。鼬というと、一般的には日本鼬を指すことが多いです。【猪(豬)】読み方:イノシシ(一種)猪というのは、”鯨偶蹄目イノシシ科イノシシ属に分類される哺乳類の一種/鯨偶蹄目イノシシ科の哺乳類の総称”。※上はウリ坊(猪の子供)の写真※上は縞瓜(シマウリ)の写真猪の子供は生後4カ月くらいまで体に縞(しま)模様があり、その見た目が縞瓜(シマウリ)に似ていることから「ウリ坊(ぼう)」と呼ばれています。<日本猪>読み方:ニホンイノシシ日本猪というのは、”鯨偶蹄目イノシシ科イノシシ属に分類される哺乳類。猪(一種)の亜種”。<琉球猪>読み方:リュウキュウイノシシ琉球猪というのは、”鯨偶蹄目イノシシ科イノシシ属に分類される哺乳類。猪(一種)の亜種”。【井守(蠑螈)】読み方:イモリ(総称)井守というのは、”有尾目(ゆうびもく)(別名:サンショウウオ目)イモリ科の両生類の総称”。自己防衛のために皮膚に毒を持っている種類が多いです。<赤腹井守>読み方:アカハライモリ赤腹井守というのは、”有尾目イモリ科イモリ属に分類される両生類の一種”。赤腹井守(標準和名)は、別名で「日本井守(ニホンイモリ)」とも呼ばれています。井守というと、一般的には赤腹井守を指すことが多いです。赤腹井守の皮膚(皮・筋肉)からは、「テトロドトキシン」(通称:フグ毒)と呼ばれる神経毒が分泌されています。<尻剣井守>読み方:シリケンイモリ尻剣井守というのは、”有尾目イモリ科イモリ属に分類される両生類の一種”。<南疣井守>読み方:ミナミイボイモリ南疣井守というのは、”有尾目イモリ科ミナミイボイモリ属に分類される両生類の一種”。【海豚(鯆)】読み方:イルカ(総称)海豚というのは、”鯨偶蹄目に分類される鯨類のうち、小型の種の総称”。海豚(イルカ)と鯨(クジラ)は分類学的には明確には区別されておらず、一般的には体長4~5m以下のものを海豚と呼び、それ以上の体長のものを鯨と呼ぶことが多いです。<鎌海豚>読み方:カマイルカ鎌海豚というのは、”鯨偶蹄目マイルカ科カマイルカ属に分類される哺乳類の一種”。背鰭(せびれ)の形が草などを刈るときの鎌に似ていることから名付けられています。<白海豚>読み方:シロイルカ白海豚というのは、”鯨偶蹄目イッカク科シロイルカ属に分類される哺乳類の一種”。白海豚(標準和名)は、別名で「ベルーガ」とも呼ばれています。<砂滑>読み方:スナメリ砂滑というのは、”鯨偶蹄目ネズミイルカ科スナメリ属に分類される哺乳類の一種”。砂の上を滑るように泳ぐことや、砂の中に隠れている魚に向かって口から勢いよく水を吹く様子が砂を舐めているように見えることから名付けられています。<半道海豚>読み方:ハンドウイルカ半道海豚というのは、”鯨偶蹄目マイルカ科ハンドウイルカ属に分類される哺乳類の一種”。海豚というと、一般的には半道海豚を指すことが多いです。半道海豚(標準和名)は、別名で「坂東海豚(バンドウイルカ)」とも呼ばれ、一般的には坂東海豚と呼ばれることが多いです。【兎】読み方:ウサギ(総称)※上は兎(ネザーランド・ドワーフ)の写真※上は兎(ホーランド・ロップイヤー)の写真兎というのは、”兎形目(とけいもく)(別名:ウサギ目)ウサギ科に分類される哺乳類の総称”。他の動物に比べて耳が大きく発達し、周囲の音を聞き分けたり、長い耳を風に当てることで体温調節をしています。【海亀(魭)】読み方:ウミガメ(総称)海亀というのは、”カメ目ウミガメ科とオサガメ科に分類される爬虫類の総称”。爬虫類で肺呼吸のため、水中では息ができないので、海面に顔を出して息継ぎをします(体内に酸素を溜める)。基本的には生涯を海中で過ごし、雌(メス)の産卵のとき以外は陸上にはあがってきません。<青海亀>読み方:アオウミガメ青海亀というのは、”カメ目ウミガメ科アオウミガメ属に分類される爬虫類の一種”。青海亀(標準和名)は、別名で「正覚坊(ショウガクボウ)」とも呼ばれています。<赤海亀>読み方:アカウミガメ赤海亀というのは、”カメ目ウミガメ科アカウミガメ属に分類される爬虫類の一種”。<玳瑁(瑇瑁)>読み方:タイマイ玳瑁というのは、”カメ目ウミガメ科タイマイ属に分類される爬虫類の一種”。※上は鼈甲細工の写真玳瑁の甲羅は「鼈甲(べっこう)」と呼ばれ、鼈甲細工の原料とされるため高額で取引され、乱獲されたことにより絶滅寸前(現在は絶滅危惧種に指定)になりました。ただワシントン条約により国際取引が禁止され、日本では1993年に玳瑁の甲羅の輸入は停止されています。【狼】読み方:オオカミ(一種)狼というのは、”食肉目(ネコ目)イヌ科イヌ属に分類される哺乳類の一種とその亜種の総称”。前者の意味の狼(標準和名)は、別名で「灰色狼(ハイイロオオカミ)」「大陸狼(タイリクオオカミ)」とも呼ばれています。<森林狼>読み方:シンリンオオカミ森林狼というのは、”カナダ北西部や五大湖地域などに生息する狼(一種)の亜種”。<北極狼>読み方:ホッキョクオオカミ北極狼というのは、”北極圏周辺に生息する狼(一種)の亜種”。【霍加皮】読み方:オカピ霍加皮というのは、”鯨偶蹄目キリン科オカピ属に分類される哺乳類の一種”。霍加皮は、「麒麟(キリン)」の仲間に分類されています。【膃肭臍(海狗)】読み方:オットセイ(総称)膃肭臍というのは、”食肉目(ネコ目)アシカ科のうち、キタオットセイ属とミナミオットセイ属に分類される哺乳類の総称”。<南阿弗利加膃肭臍>読み方:ミナミアフリカオットセイ南阿弗利加膃肭臍というのは、”食肉目アシカ科ミナミオットセイ属に分類される哺乳類の一種”。<南亜米利加膃肭臍>読み方:ミナミアメリカオットセイ南亜米利加膃肭臍というのは、”食肉目アシカ科ミナミオットセイ属に分類される哺乳類の一種”。【袋鼠】読み方:オポッサム(総称)袋鼠というのは、”オポッサム目オポッサム科に分類される哺乳類の総称”。<北袋鼠>読み方:キタオポッサム北袋鼠というのは、”オポッサム目オポッサム科オポッサム属に分類される哺乳類の一種”。【猩猩(猩々)】読み方:オランウータン(総称)猩猩というのは、”霊長目(サル目)ヒト科オランウータン属に分類される哺乳類の総称”。マレー語の「orang(人)+ hutan (森)=森の人」から名付けられました。<蘇門荅剌猩猩>読み方:スマトラオランウータン蘇門荅剌猩猩というのは、”霊長目ヒト科オランウータン属に分類される哺乳類の一種”。<勃泥亜猩猩(婆羅猩猩)>読み方:ボルネオオランウータン勃泥亜猩猩というのは、”霊長目ヒト科オランウータン属に分類される哺乳類の一種”。↓カ行~【蛙】読み方:カエル(総称)蛙というのは、”無尾目(むびもく)(別名:カエル目)に分類される両生類の総称”。蛙の幼生(子ども)のことを「御玉杓子(オタマジャクシ)」と呼びます。実はほとんどの蛙は毒を持っており、皮膚から毒を含んだ分泌液を出して、皮膚を守っています。なので蛙を触った手で、目や傷口などに触らないようにしましょう。<牛蛙>読み方:ウシガエル牛蛙というのは、”無尾目アカガエル科アメリカアカガエル属に分類される両生類の一種”。雄(オス)の鳴き声が牛に似ていることが名前の由来です。<土蛙>読み方:ツチガエル土蛙というのは、”無尾目アカガエル科ツチガエル属に分類される両生類の一種”。土蛙(標準和名)は、背中に疣(イボ)状の突起が多くあることから、別名で「疣蛙(イボガエル)」とも呼ばれています。<殿様蛙>読み方:トノサマガエル殿様蛙というのは、”無尾目アカガエル科トノサマアカガエル属に分類される両生類の一種”。敵を威嚇(いかく)するときに腹部を膨らませて体をのけぞらせている姿が、堂々としている殿様のように見えることが名前の由来と言われています。<日本雨蛙>読み方:ニホンアマガエル日本雨蛙というのは、”無尾目アカガエル科アカガエル属に分類される両生類の一種”。一般的には略して「雨蛙(アマガエル)」と呼ぶことが多いです。<蟇蛙>読み方:ヒキガエル(一種)蟇蛙というのは、”日本蟇蛙(ニホンヒキガエル:標準和名)の別名/無尾目ヒキガエル科に分類される両生類の総称”。日本蟇蛙は、”無尾目ヒキガエル科ヒキガエル属に分類される両生類の一種”を指します。蟇蛙は、別名で「蝦蟇(ガマ、ガマガエル)」とも呼ばれています。【金蛇(蛇舅母)】読み方:カナヘビ(一種)金蛇というのは、”日本金蛇(ニホンカナヘビ:標準和名)の別名/有鱗目カナヘビ科に分類される爬虫類の総称”。<青金蛇>読み方:アオカナヘビ青金蛇というのは、”有鱗目カナヘビ科クサカナヘビ属に分類される爬虫類の一種”。<日本金蛇>読み方:ニホンカナヘビ日本金蛇というのは、”有鱗目カナヘビ科カナヘビ属に分類される爬虫類の一種”。金蛇というと、一般的には日本金蛇のことを指します。<宮古金蛇>読み方:ミヤコカナヘビ宮古金蛇というのは、”有鱗目カナヘビ科カナヘビ属に分類される爬虫類の一種”。【河馬】読み方:カバ(一種)河馬というのは、”鯨偶蹄目カバ科カバ属に分類される哺乳類の一種/鯨偶蹄目カバ科に分類される哺乳類の総称”。<小人河馬>読み方:コビトカバ小人河馬というのは、”鯨偶蹄目カバ科コビトカバ属に分類される哺乳類の一種”。食用のための狩猟や生息地の減少、水質汚染などにより数が減っていて、絶滅危惧種に指定されています。【水豚(川豚)】読み方:カピバラ水豚というのは、”齧歯目(げっしもく)(別名:ネズミ目)テンジクネズミ科カピバラ属に分類される哺乳類の一種”。水豚は、「鼠(ネズミ)」の仲間に分類されています。【避役(変色竜・変色龍)】読み方:カメレオン(総称)避役というのは、”有鱗目カメレオン科に分類される爬虫類の総称”。避役の皮膚の細胞は外からの光・熱などによって色が変化し、擬態(ぎたい)して周囲に溶け込むだけでなく、異性の気を引いたり敵を威嚇したり、体温調節などの役割もあります。<烏帽子避役>読み方:エボシカメレオン烏帽子避役というのは、”有鱗目カメレオン科カメレオン属に分類される爬虫類の一種”。※上は烏帽子のイラスト頭部が烏帽子(えぼし)を被っているように見えることから名付けられています。<地中海避役>読み方:チチュウカイカメレオン地中海避役というのは、”有鱗目カメレオン科カメレオン属に分類される爬虫類の一種”。【羚羊(氈鹿)】読み方:カモシカ(一種)氈鹿というのは、”日本羚羊(ニホンカモシカ:標準和名)の別名/鯨偶蹄目ウシ科カモシカ属に分類される哺乳類の総称”。<日本羚羊(日本氈鹿)>読み方:ニホンカモシカ日本羚羊というのは、”鯨偶蹄目ウシ科カモシカ属に分類される哺乳類の一種”。羚羊というと、一般的には日本羚羊のことを指します。日本羚羊は、特別天然記念物に指定されています。【鴨嘴(鴨嘴獣)】読み方:カモノハシ鴨嘴というのは、”単孔目(たんこうもく)(別名:カモノハシ目)カモノハシ科カモノハシ属に分類される哺乳類の一種”。哺乳類でありながら卵を産むという他と違った繁殖形態をとることで知られています。鴨嘴は毒を持っていて、雄(オス)の後ろ足にある蹴爪(けづめ)に毒があり、雌(メス)は毒を持っていません。雌の後ろ足にも蹴爪はありますが、成長に伴い蹴爪自体がなくなります。【獺(川獺)】読み方:カワウソ(総称)獺というのは、”食肉目(ネコ目)イタチ科カワウソ亜科に分類される哺乳類の総称”。<小爪獺>読み方:コツメカワウソ小爪獺というのは、”食肉目イタチ科カワウソ亜科ツメナシカワウソ属に分類される哺乳類の一種”。<欧亜獺>読み方:ユーラシアカワウソ欧亜獺というのは、”食肉目イタチ科カワウソ亜科カワウソ属に分類される哺乳類の一種”。【長尾驢(袋鼠・更格廬)】読み方:カンガルー(総称)長尾驢というのは、”双前歯目(そうぜんしもく)(別名:カンガルー目)カンガルー科に分類される哺乳類の総称”。袋鼠は「オポッサム」と読むことが多いです。<赤長尾驢>読み方:アカカンガルー赤長尾驢というのは、”双前歯目カンガルー科カンガルー属に分類される哺乳類の一種”。<大長尾驢>読み方:オオカンガルー大長尾驢というのは、”双前歯目カンガルー科カンガルー属に分類される哺乳類の一種”。<黒長尾驢>読み方:クロカンガルー黒長尾驢というのは、”双前歯目カンガルー科カンガルー属に分類される哺乳類の一種”。【狐】読み方:キツネ(総称)狐というのは、”食肉目(ネコ目)イヌ科キツネ属およびその近縁に分類される哺乳類の総称”。狐などの動物の体内には「エキノコックス」と呼ばれる寄生虫がいる場合があり、人体に「エキノコックス症」と呼ばれる感染症(肝臓の病気など)を引き起こすことで知られています。狐などの動物の糞(ふん)や体毛にはエキノコックス(寄生虫)の卵が付着している可能性があるため、それらに触った手で食べ物を食べてしまうと、卵が体内に入り感染してしまいます。<赤狐>読み方:アカギツネ赤狐というのは、”食肉目イヌ科キツネ属に分類される哺乳類の一種”。狐というと、一般的には赤狐を指すことが多いです。<銀狐>読み方:ギンギツネ銀狐というのは、”北半球に広く生息する赤狐(アカギツネ)の亜種”。<本土狐>読み方:ホンドギツネ本土狐というのは、”北半球に広く生息する赤狐(アカギツネ)の亜種”。【麒麟(騏驎)】読み方:キリン麒麟というのは、”鯨偶蹄目キリン科キリン属に分類される哺乳類の一種”。麒麟は動物の中で最も睡眠時間が短く、立ったままの仮眠は2時間ほどで、地面に座ってぐっすり眠るのは1日に数分~20分ほどになります。これは常にライオンなどの肉食動物を警戒し、すぐに逃げられるように長い睡眠時間をとらなくなったとされています。【鯨】読み方:クジラ(総称)鯨というのは、”鯨偶蹄目に分類される鯨類のうち、大型の種の総称”。鯨(クジラ)と海豚(イルカ)は分類学上、明確には区別されておらず、一般的には体長4~5m以下のものを海豚、それ以上の体長のものを鯨と呼ぶことが多いです。<座頭鯨>読み方:ザトウクジラ座頭鯨というのは、”鯨偶蹄目ナガスクジラ科ザトウクジラ属に分類される哺乳類の一種”。<白長須鯨>読み方:シロナガスクジラ白長須鯨というのは、”鯨偶蹄目ナガスクジラ科ナガスクジラ属に分類される哺乳類の一種”。<抹香鯨>読み方:マッコウクジラ抹香鯨というのは、”鯨偶蹄目マッコウクジラ科マッコウクジラ属に分類される哺乳類の一種”。抹香鯨の腸内に発生する結石のことを「龍涎香(りゅうぜんこう)」と呼び、香水や漢方薬に用いられます。腸の分泌物からとれる龍涎香が、「抹香(まっこう)」に似た香りがすることから「抹香鯨(マッコウクジラ)」と名付けられました。【貂熊(屈狸)】読み方:クズリ貂熊というのは、”食肉目(ネコ目)イタチ科クズリ属に分類される哺乳類の一種”。貂熊(標準和名)は、別名で「黒穴熊(クロアナグマ)」とも呼ばれています。【熊】読み方:クマ(総称)熊というのは、”食肉目(ネコ目)クマ科に分類される哺乳類の総称”。<月輪熊>読み方:ツキノワグマ月輪熊というのは、”食肉目クマ科クマ属に分類される哺乳類の一種”。胸に三日月のような模様があることから名付けられ、個体によっては三日月模様が欠けていたり、模様自体がない個体も存在します。<羆(緋熊・樋熊)>読み方:ヒグマ羆というのは、”食肉目クマ科クマ属に分類される哺乳類の一種”。北極熊(ホッキョクグマ)と並びクマ科では最大の種で、性格は臆病で警戒心が強いです。<北極熊>読み方:ホッキョクグマ北極熊というのは、”食肉目クマ科クマ属に分類される哺乳類の一種”。北極熊(標準和名)は、全身が白い体毛に覆われているように見えることから、別名で「白熊(シロクマ)」とも呼ばれています。北極熊の肌は真っ黒で、体毛は透明で内部が空洞になっている特殊な構造になっており、散乱光によって白く見える仕組みになっています。【子守熊(袋熊)】読み方:コアラ子守熊というのは、”双前歯目(カンガルー目)コアラ科コアラ属に分類される哺乳類の一種”。ユーカリという植物の葉を食べますが、ユーカリの葉には「青酸配糖体(せいさんはいとうたい)」と呼ばれる毒が含まれています。子守熊は毒を分解する微生物や酵素を持っているため体内で解毒することができます。子守熊は動物の中で最も睡眠時間が長く(1日18~22時間)、これは繊維質で毒性のあるユーカリの葉を常食としているため、消化するのに多くのエネルギーを必要とすることから(睡眠でエネルギーを蓄える)だと言われています。【蝙蝠】読み方:コウモリ(総称)蝙蝠というのは、”翼手目(よくしゅもく)(別名:コウモリ目)に分類される哺乳類の総称”。<油蝙蝠>読み方:アブラコウモリ油蝙蝠というのは、”翼手目ヒナコウモリ科アブラコウモリ属に分類される哺乳類の一種”。油蝙蝠(標準和名)は、家屋に棲みつくことから、別名で「家蝙蝠(イエコウモリ)」とも呼ばれています。油蝙蝠は、日本で最も一般的な蝙蝠になります。<菊頭蝙蝠>読み方:キクガシラコウモリ菊頭蝙蝠というのは、”翼手目キクガシラコウモリ科キクガシラコウモリ属に分類される哺乳類の一種”。【大猩猩(大猩々)】読み方:ゴリラ(総称)大猩猩というのは、”霊長目(サル目)ヒト科ゴリラ属に分類される哺乳類の総称”。<西大猩猩>読み方:ニシゴリラ西大猩猩というのは、”霊長目ヒト科ゴリラ属に分類される哺乳類の一種”。ちなみに西大猩猩の亜種である「ニシローランドゴリラ」の学名を「Gorilla gorilla gorilla(ゴリラ ゴリラ ゴリラ)」と言います。<山地大猩猩>読み方:マウンテンゴリラ山地大猩猩というのは、”霊長目ヒト科ゴリラ属に分類される哺乳類の一種”。↓サ行~【犀】読み方:サイ(総称)犀というのは、”奇蹄目(きていもく)(別名:ウマ目)サイ科に分類される哺乳類の総称”。犀の角(つの)は、爪や髪の毛と同じタンパク質の一種である「ケラチン」と呼ばれる成分から構成されています。<印度犀>読み方:インドサイ印度犀というのは、”奇蹄目サイ科インドサイ属に分類される哺乳類の一種”。<黒犀>読み方:クロサイ黒犀というのは、”奇蹄目サイ科クロサイ属に分類される哺乳類の一種”。<白犀>読み方:シロサイ白犀というのは、”奇蹄目サイ科シロサイ属に分類される哺乳類の一種”。【山椒魚(鯢・䱱魚)】読み方:サンショウウオ(総称)山椒魚というのは、”有尾目(サンショウウオ目)サンショウウオ科・オオサンショウウオ科などに分類される両生類の総称”。<大山椒魚>読み方:オオサンショウウオ大山椒魚というのは、”有尾目オオサンショウウオ科オオサンショウウオ属に分類される両生類の一種”。<霞山椒魚>読み方:カスミサンショウウオ霞山椒魚というのは、”有尾目サンショウウオ科サンショウウオ属に分類される両生類の一種”。<墨西哥鯢>読み方:メキシコサンショウウオ※上は墨西哥鯢(白変種)(一般的には「ウーパールーパー」)の写真墨西哥鯢というのは、”有尾目トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属に分類される両生類の一種”。白変種の個体は、一般的には別名で「ウーパールーパー」、他には個体に関係なく「メキシコサラマンダー」とも呼ばれています。【鹿】読み方:シカ(総称)鹿というのは、”鯨偶蹄目シカ科に分類される哺乳類の総称”。多くのシカ科の雌(メス)は角を持ちませんが、馴鹿(トナカイ)は雄(オス)と雌のどちらも角を持っています。<馴鹿>読み方:トナカイ馴鹿というのは、”鯨偶蹄目シカ科トナカイ属に分類される哺乳類の一種”。荷物や人間を載せたそりを引くためにも利用され、サンタクロースのそりを引く動物としてのイメージが強いです。<日本鹿>読み方:ニホンジカ日本鹿というのは、”鯨偶蹄目シカ科シカ属に分類される哺乳類の一種”。日本鹿には、「蝦夷鹿(エゾジカ)」「屋久鹿(ヤクシカ)」「九州鹿(キュウシュウジカ)」などの亜種が存在します。<箆鹿(篦鹿)>読み方:ヘラジカ箆鹿というのは、”鯨偶蹄目シカ科ヘラジカ属に分類される哺乳類の一種”。雄の成獣が箆(へら)のような平たい角を持つことが名前の由来になっています。【縞馬(斑馬)】読み方:シマウマ(総称)縞馬というのは、”奇蹄目(ウマ目)ウマ科ウマ属のうち、白黒の縞模様を持つ種の総称”。縞馬は、馬と比較して小柄で、人が乗ったり重い荷物を運ばせるのは難しいです。【亜米利加豹】読み方:ジャガー※上は亜米利加豹(黒変種)の写真亜米利加豹というのは、”食肉目(別目:ネコ目)ネコ科ヒョウ属に分類される哺乳類の一種”。全身が黒い「黒変種(こくへんしゅ)」と呼ばれるタイプもいますが、普通の亜米利加豹と色以外に違いはありません。【鯱】読み方:シャチ鯱というのは、”鯨偶蹄目マイルカ科シャチ属に分類される哺乳類の一種”。【胡狼】読み方:ジャッカル(総称)胡狼というのは、”食肉目(ネコ目)イヌ科イヌ属に分類される哺乳類で、狼(オオカミ)や狐(キツネ)に似た中小型種の総称”。<背黒胡狼>読み方:セグロジャッカル背黒胡狼というのは、”食肉目イヌ科イヌ属に分類される哺乳類の一種”。【儒艮】読み方:ジュゴン儒艮というのは、”海牛目(かいぎゅうもく)(別名:ジュゴン目)ジュゴン科ジュゴン属に分類される哺乳類の一種”。※上はマナティーの写真東洋では「儒艮」、西洋では「マナティー」が人魚のモデルになった動物とされています。【鼈】読み方:スッポン(一種)鼈というのは、”カメ目スッポン科スッポン属に分類される爬虫類の一種/カメ目スッポン科に分類される爬虫類の総称”。前者の意味の鼈(標準和名)は、別名で「日本鼈(ニホンスッポン)」「極東鼈(キョクトウスッポン)」とも呼ばれています。【海象(海馬)】読み方:セイウチ海象というのは、”食肉目(ネコ目)セイウチ科セイウチ属に分類される哺乳類の一種”。↓タ行~【狸】読み方:タヌキ(総称)狸というのは、”食肉目(ネコ目)イヌ科タヌキ属に分類される哺乳類の総称”。狸はとても臆病な動物で、(大きな音などに)驚くと一時期的に気を失うことがあります。このことから”都合の悪いときに、わざと眠ったふりをすること”の意味で「狸寝入り(たぬきねいり)」ということわざが使われます。<本土狸>読み方:ホンドタヌキ本土狸というのは、”食肉目イヌ科タヌキ属に分類される哺乳類の一種”。狸というと、一般的には本土狸のことを指します。本土狸(標準和名)は、別名で「日本狸(ニホンタヌキ)」とも呼ばれています。【狩猟豹】読み方:チーター狩猟豹というのは、”食肉目(別名:ネコ目)ネコ科チーター属に分類される哺乳類の一種”。世界最速の哺乳類といわれ、100mの距離を3秒~4秒程度で走り、約3秒間で時速0kmから時速96kmまで加速できるとされています。【黒猩猩(黒猩々)】読み方:チンパンジー黒猩猩というのは、”霊長目(サル目)ヒト科チンパンジー属にに分類される哺乳類の一種”。【貂(黄鼬)】読み方:テン(総称)貂というのは、”食肉目(ネコ目)イタチ科テン属に分類される哺乳類の総称”。<黒貂>読み方:クロテン黒貂というのは、”食肉目イタチ科テン属に分類される哺乳類の一種”。<本土貂>読み方:ホンドテン本土貂というのは、”食肉目イタチ科テン属に分類される哺乳類の一種”。貂というと、一般的には本土貂を指すことが多いです。本土貂(標準和名)は、別名で「日本貂(ニホンテン)」とも呼ばれています。【蜥蜴(石竜子)】読み方:トカゲ(総称)蜥蜴というのは、”有鱗目トカゲ亜目に分類される爬虫類の総称”。<東青舌蜥蜴>読み方:ヒガシアオジタトカゲ東青舌蜥蜴というのは、”有鱗目トカゲ亜目トカゲ科アオジタトカゲ属に分類される爬虫類の一種”。青っぽい色の舌を持つことが名前の由来になります。<襟巻蜥蜴>読み方:エリマキトカゲ襟巻蜥蜴というのは、”有鱗目トカゲ亜目アガマ科エリマキトカゲ属に分類される爬虫類の一種”。地上での移動のほとんどは2本足で直立走行し、危険を感じると襟(えり)状の皮膚を広げて威嚇(いかく)します。<太顎鬚蜥蜴>読み方:フトアゴヒゲトカゲ太顎鬚蜥蜴というのは、”有鱗目トカゲ亜目アガマ科アゴヒゲトカゲ属に分類される爬虫類の一種”。喉(のど)の部分にある棘(トゲ)が太い顎髭(あごひげ)のように見えることが名前の由来になります。【海馬(胡獱)】読み方:トド海馬というのは、”食肉目(ネコ目)アシカ科トド属に分類される哺乳類の一種”。↓ナ行~【樹懶】読み方:ナマケモノ(総称)※上は二指樹懶(フタユビナマケモノ)の写真樹懶というのは、”有毛目ナマケモノ亜目に分類される哺乳類の総称”。動作はゆっくりしていて、長い鉤爪(かぎづめ)を木の枝に引っ掛けてぶら下がり、生涯のほとんどを木にぶら下がって過ごします。<二指樹懶>読み方:フタユビナマケモノ(総称)二指樹懶というのは、”有毛目ナマケモノ亜目フタユビナマケモノ科フタユビナマケモノ属に分類される哺乳類の総称”。フタユビナマケモノ科の仲間は、前足の指の数が2本で、後足の指の数は3本あり、尻尾(しっぽ)はありません。<三指樹懶>読み方:ミユビナマケモノ(総称)三指樹懶というのは、”有毛目ナマケモノ亜目ミユビナマケモノ科ミユビナマケモノ属に分類される哺乳類の総称”。ミユビナマケモノ科の仲間は、前後両足の指の数が3本あり、小さな尻尾があります。【沼狸(海狸鼠)】読み方:ヌートリア沼狸というのは、”齧歯目(ネズミ目)ヌートリア科ヌートリア属に分類される哺乳類の一種”。【鵺(鵼・夜鳥・奴延鳥)】読み方:ヌエ鵺というのは、”日本の伝承に登場する妖怪”。猿(サル)の顔、狸(タヌキ)の胴体、虎(トラ)の手足、蛇(ヘビ)の尾を持つとされています。【鼠】読み方:ネズミ(総称)鼠というのは、”齧歯目(ネズミ目)ネズミ亜目に分類される哺乳類の総称”。<溝鼠>読み方:ドブネズミ溝鼠というのは、”齧歯目ネズミ亜目ネズミ科クマネズミ属に分類される哺乳類の一種”。下水道や側溝などの湿った場所に生息することが名前の由来になります。ちなみに溝(どぶ)は”雨水・汚水などが流れる溝(みぞ)”を指します。<二十日鼠(廿日鼠・鼷)>読み方:ハツカネズミ二十日鼠というのは、”齧歯目ネズミ亜目ネズミ科ハツカネズミ属に分類される哺乳類の一種”。他の鼠よりも小さく、妊娠期間が20日ほどであることが名前の由来になります。↓ハ行~【鬣犬】読み方:ハイエナ(総称)鬣犬というのは、”食肉目(ネコ目)ハイエナ科に分類される哺乳類の総称”。腐った肉にいる有害な微生物から身を守る内臓器官や骨を消化できる胃を持っているため、他の肉食動物が食べることができない腐肉や骨も噛み砕いて食べ、それを消化して栄養にすることができます。このように鬣犬が腐肉や骨を食べることによって、サバンナを掃除してくれることから、別名で「サバンナの掃除屋(掃除人)」とも呼ばれています。<褐色鬣犬>読み方:カッショクハイエナ褐色鬣犬というのは、”食肉目ハイエナ科シマハイエナ属に分類される哺乳類の一種”。<縞鬣犬>読み方:シマハイエナ縞鬣犬というのは、”食肉目ハイエナ科シマハイエナ属に分類される哺乳類の一種”。<斑鬣犬>読み方:ブチハイエナ斑鬣犬というのは、”食肉目ハイエナ科ブチハイエナ属に分類される哺乳類の一種”。【獏(貘)】読み方:バク(総称)獏というのは、”奇蹄目(ウマ目)バク科に分類される哺乳類の総称/中国に伝わる想像上の動物”。獏(後者の意味)は「人の悪夢を食べる動物」として知られていますが、これは中国に伝わる空想上の動物で、実際の動物である獏(前者の意味)を指しているわけではありません。<亜米利加獏>読み方:アメリカバク亜米利加獏というのは、”奇蹄目バク科バク属に分類される哺乳類の一種”。<中米獏>読み方:ベアードバク中米獏というのは、”奇蹄目バク科バク属に分類される哺乳類の一種”。<馬来獏>読み方:マレーバク馬来獏というのは、”奇蹄目バク科バク属に分類される哺乳類の一種”。獏というと、一般的には馬来獏を指すことが多いです。【白鼻芯(白鼻心)】読み方:ハクビシン白鼻芯というのは、”食肉目(ネコ目)ジャコウネコ科ハクビシン属に分類される哺乳類の一種”。電線の上を移動したり、民家の床下・屋根裏などに棲みつくこともあります。額から鼻先まで白い線があることが名前の由来になります。【倉鼠】読み方:ハムスター(総称)※上はゴールデンハムスターの写真※上はジャンガリアンハムスターの写真倉鼠というのは、”齧歯目(ネズミ目)キヌゲネズミ科キヌゲネズミ亜科に分類される哺乳類の総称”。倉鼠というと、一般的には「ゴールデンハムスター」がよく知られています。【針鼠(蝟)】読み方:ハリネズミ(総称)針鼠というのは、”真無盲腸目(しんむもうちょうもく)ハリネズミ科ハリネズミ亜科に分類される哺乳類の総称”。名前に鼠(ネズミ)と表記されますが、鼠の仲間ではありません。<四指針鼠>読み方:ヨツユビハリネズミ四指針鼠というのは、”真無盲腸目ハリネズミ科ハリネズミ亜科アフリカネズミ属に分類される哺乳類の一種”。針鼠というと、一般的には四指針鼠を指すことが多いです。針鼠の中で唯一、後足の指の数が4本しかないことが名前の由来になります。【熊猫】読み方:パンダ(総称)熊猫というのは、”大熊猫(ジャイアントパンダ)と小熊猫(レッサーパンダ)の総称”。<大熊猫>読み方:ジャイアントパンダ大熊猫というのは、”食肉目(ネコ目)クマ科ジャイアントパンダ属に分類される哺乳類の一種”。熊猫というと、一般的には大熊猫を指すことが多いです。果物などを食べることもありますが、ほとんどは竹や笹(ササ)の葉・幹(みき)・若芽(タケノコのこと)を食べます。<小熊猫>読み方:レッサーパンダ小熊猫というのは、”食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属に分類される哺乳類の一種”。「レッサー(lesser)」は”小さい方の”という意味の英語なので、レッサーパンダは「小さい方のパンダ」を意味します。【海狸】読み方:ビーバー(総称)海狸というのは、”齧歯目(ネズミ目)ビーバー科ビーバー属に分類される哺乳類の総称”。※上は海狸の巣海狸は、木の枝や砂・泥などを用いてダムを作って川の水をせき止め、そのダム湖の中央に木の枝などで巣を作る習性があります。<亜米利加海狸>読み方:アメリカビーバー亜米利加海狸というのは、”齧歯目ビーバー科ビーバー属に分類される哺乳類の一種”。【狒狒(狒々・狒)】読み方:ヒヒ(総称)狒狒というのは、”霊長目(サル目)オナガザル科ヒヒ属に分類される哺乳類の総称”。<阿努比斯狒狒>読み方:アヌビスヒヒ阿努比斯狒狒というのは、”霊長目オナガザル科ヒヒ属に分類される哺乳類の一種”。<黄色狒狒>読み方:キイロヒヒ黄色狒狒というのは、”霊長目オナガザル科ヒヒ属に分類される哺乳類の一種”。<飛布狒狒>読み方:マントヒヒ飛布狒狒というのは、”霊長目オナガザル科ヒヒ属に分類される哺乳類の一種”。雄(オス)は頭から腰にかけて長い毛があり、肩から背にかけて覆われている長い毛がマントのように見えることが名前の由来になります。【亜米利加獅(米獅)】読み方:ピューマ亜米利加獅というのは、”食肉目(ネコ目)ネコ科ピューマ属に分類される哺乳類の一種”。【豹】読み方:ヒョウ(総称)豹というのは、”食肉目(ネコ目)ネコ科ヒョウ属に分類される哺乳類の総称”。種類に関係なく突然変異で毛色が黒い個体(黒変種)が生じることがあり、そのような黒い個体を「黒豹(クロヒョウ)」と呼びます。<阿弗利加豹>読み方:アフリカヒョウ阿弗利加豹というのは、”食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される哺乳類の一種”。<雪豹>読み方:ユキヒョウ雪豹というのは、”食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される哺乳類の一種”。【蛇】読み方:ヘビ(総称)蛇というのは、”有鱗目ヘビ亜目に分類される爬虫類の総称”。<青大将>読み方:アオダイショウ青大将というのは、”有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科ナメラ属に分類される爬虫類の一種”。毒を持っていない蛇で、日本本土では最も大きな蛇になります。<響尾蛇>読み方:ガラガラヘビ(総称)響尾蛇というのは、”有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科ガラガラヘビ属に分類される爬虫類の総称”。有毒の蛇で、尾の先端にある脱皮殻の集まったものが、赤ちゃんをあやすためのガラガラに似ていることから名付けられています。<眼鏡蛇>読み方:コブラ(総称)眼鏡蛇というのは、”有鱗目ヘビ亜目コブラ科に分類される爬虫類の総称”。有毒の蛇で、眼鏡蛇の一部の種類は、筋肉で毒腺に圧力をかけることで毒液を飛ばすことができます。<地潜>読み方:ジムグリ地潜というのは、”有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科ナメラ属に分類される爬虫類の一種”。毒を持っていない蛇で、腹部は市松模様(元禄模様)状になっていることから、別名で「元禄蛇(げんろくへび)」とも呼ばれています。<波布(飯匙倩)>読み方:ハブ(一種)波布というのは、”有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科ハブ属に分類される爬虫類の一種/有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科ハブ属に分類される爬虫類の総称”。前者の意味の波布(標準和名)は、別名で「本波布(ホンハブ)」とも呼ばれています。有毒の蛇で、奄美(あまみ)群島・沖縄諸島に生息し、非常に攻撃性が強く好戦的です。波布というと「ハブ酒(しゅ)」が有名で、下処理をした波布と薬草などを酒(泡盛など)の中に漬け込んで熟成させたものになります。熟成期間は基本的には1~5年ほど(長いものでは10年以上)で、アルコール度数の強い酒に長期間漬けることによって波布の毒が無毒化されます。<日計(熇尾蛇・竹根蛇)>読み方:ヒバカリ日計というのは、”有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科ヒバカリ属に分類される爬虫類の一種”。毒を持っていない蛇ですが、昔は毒蛇とされており、「噛まれたら命がその日ばかり」が名前の由来になっています。<蝮>読み方:マムシ蝮というのは、”日本蝮(ニホンマムシ:標準和名)の別名”。日本蝮は、”有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科マムシ属に分類される爬虫類の一種”を指します。有毒の蛇で、基本的にはおとなしく臆病な性格をしており、距離さえとっていれば攻撃してくることはまずありません。<山楝蛇(赤楝蛇)>読み方:ヤマカガシ山楝蛇というのは、”有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科ヤマカガシ属に分類される爬虫類の一種”。日本にいる蛇の中で最も強い毒を持っていて、基本的にはおとなしく臆病な性格をしており、距離さえとっていれば攻撃してくることはまずありません。↓マ行~【猫鼬】読み方:マングース(総称)猫鼬というのは、”食肉目(ネコ目)マングース科に分類される哺乳類の総称”。鼠(ネズミ)・蛇(ヘビ)などを捕食するため、1910年に、沖縄に波布(ハブ)退治のために移入されました。しかし猫鼬は主に昼間に行動し、波布は夜間に行動するため、両者が出会うチャンスは極めて低く失敗に終わりました。<小人猫鼬>読み方:コビトマングース小人猫鼬というのは、”食肉目マングース科コビトマングース属に分類される哺乳類の一種”。<縞猫鼬>読み方:シママングース縞猫鼬というのは、”食肉目マングース科ガンビアマングース属に分類される哺乳類の一種”。【山魈】読み方:マンドリル山魈というのは、”霊長目(サル目)オナガザル科マンドリル属に分類される哺乳類の一種”。【鼯鼠(鼺鼠・鼫)】読み方:ムササビ鼯鼠というのは、”齧歯目(ネズミ目)リス科ムササビ属に分類される哺乳類の一種”。長い前足と後足の間に「飛膜(ひまく)」(皮膚のひだ)と呼ばれる膜があり、飛膜を広げてグライダーのように滑空し、木から木へと飛び移ります。【狢(貉)】読み方:ムジナ※上は狢(穴熊)の写真狢というのは、”穴熊(アナグマ:標準和名)の別名”。穴熊は、”食肉目(ネコ目)イタチ科アナグマ属に分類される哺乳類の一種”を指します。狸(タヌキ)・白鼻芯(ハクビシン)なども狢と呼ぶことがありますが、一般的には狢というと穴熊のことを指します。【土竜(鼴鼠)】読み方:モグラ(総称)土竜というのは、”真無盲腸目モグラ科に分類される哺乳類の総称”。多くの土竜は地下にトンネルを掘って生活し、地表付近でトンネルを掘ったときに、地表に押し上げられて盛り上がった跡を「モグラ塚(づか)」と呼びます。<神戸土竜>読み方:コウベモグラ神戸土竜というのは、”真無盲腸目モグラ科モグラ属に分類される哺乳類の一種”。<日不見>読み方:ヒミズ日不見というのは、”真無盲腸目モグラ科ヒミズ属に分類される哺乳類の一種”。日不見は夜行性で、日中は土の中に潜っているため、日光が当たるところには出てこないことから名付けられています。【鼯鼠(摸摸具和)】読み方:モモンガ(一種)鼯鼠というのは、”日本鼯鼠(ニホンモモンガ:標準和名)の別名/齧歯目(ネズミ目)リス科モモンガ属に分類される哺乳類の総称”。前足と後足の間に「飛膜(ひまく)」(皮膚のひだ)と呼ばれる膜があり、飛膜を広げてグライダーのように滑空し、木から木へと飛び移ります。<日本鼯鼠>読み方:ニホンモモンガ日本鼯鼠というのは、”齧歯目リス科モモンガ属に分類される哺乳類の一種”。日本鼯鼠(標準和名)は、別名で「本土鼯鼠(ホンドモモンガ)」とも呼ばれています。また生息地によって「本州鼯鼠(ホンシュウモモンガ)」「山陰鼯鼠(サンインモモンガ)」「九州鼯鼠(キュウシュウモモンガ)」のように分類される場合もあります。<袋鼯鼠>読み方:フクロモモンガ袋鼯鼠というのは、”双前歯目(カンガルー目)フクロモモンガ科フクロモモンガ属に分類される哺乳類の一種”。鼯鼠と表記されますが、実は鼯鼠の仲間ではなく、長尾驢(カンガルー)や子守熊(コアラ)の仲間になります。鼯鼠の仲間ではありませんが、鼯鼠同様に飛膜があり、飛膜を広げてグライダーのように滑空し、木から木へと飛び移ります。↓ヤ行~【山羊(野羊)】読み方:ヤギ(総称)山羊というのは、”鯨偶蹄目ウシ科ヤギ属に分類される哺乳類の総称”。紙を好んで食べるイメージがありますが、食べることができるのは昔の紙の材質(自然由来の植物)で、現代の紙は化学薬品やインクが使われているため食べることはできません。(正確にいうと、食べることはできますが、山羊の体に悪いため食べさせないようにしましょう)【山荒(豪猪)】読み方:ヤマアラシ(総称)山荒というのは、”齧歯目(ネズミ目)ヤマアラシ科・アメリカヤマアラシ科に分類される哺乳類の総称”。危険が迫ったときに針を逆立てながら、相手に対して後ろ向きで突進してきます。草・木の葉・樹皮・木の根・果実などを食べ、周りの植物を根まで掘り出して食い荒らし、山の木を枯らしてしまうことが名前の由来になっています。<鬣山荒>読み方:タテガミヤマアラシ鬣山荒というのは、”齧歯目ヤマアラシ科ヤマアラシ属に分類される哺乳類の一種”。鬣山荒(標準和名)は、別名で「阿弗利加鬣山荒(アフリカタテガミヤマアラシ)」とも呼ばれています。<印度鬣山荒>読み方:インドタテガミヤマアラシ印度鬣山荒というのは、”齧歯目ヤマアラシ科ヤマアラシ属に分類される哺乳類の一種”。【山鼠(冬眠鼠)】読み方:ヤマネ山鼠というのは、”齧歯目(ネズミ目)ヤマネ科ヤマネ属に分類される哺乳類の一種”。山鼠(標準和名)は、別名で「日本山鼠(ニホンヤマネ)」とも呼ばれています。【家守(守宮・壁虎)】読み方:ヤモリ(一種)家守というのは、”日本家守(ニホンヤモリ:標準和名)の別名/有鱗目ヤモリ科に分類される爬虫類の総称”。<日本家守>読み方:ニホンヤモリ日本家守というのは、”有鱗目ヤモリ科ヤモリ属に分類される爬虫類の一種”。垂直なガラス面にも張り付いて行動でき、尾は自切・再生することができます。↓ラ行~【獅子】読み方:ライオン(総称)獅子というのは、”食肉目(ネコ目)ネコ科ヒョウ属に分類される哺乳類の総称”。獅子は、一般的には「しし」と読むことがほとんどです。雄(オス)はたてがみが特徴的で、雌(メス)にはたてがみはありません。複数の雌と群れを作り、そこに雄1頭で君臨する様子から、別名で「百獣の王」とも呼ばれています。【駱駝】読み方:ラクダ(総称)駱駝というのは、”鯨偶蹄目ラクダ科ラクダ属に分類される哺乳類の総称”。駱駝は栄養を脂肪に変えてコブに溜(た)めており、餌(えさ)が見つからないときはそのコブの脂肪を少しずつ使って命をつないでいます。<一瘤駱駝>読み方:ヒトコブラクダ一瘤駱駝というのは、”鯨偶蹄目ラクダ科ラクダ属に分類される哺乳類の一種”。<二瘤駱駝>読み方:フタコブラクダ二瘤駱駝というのは、”鯨偶蹄目ラクダ科ラクダ属に分類される哺乳類の一種”。【海獺(猟虎・獺虎・海猟)】読み方:ラッコ海獺というのは、”食肉目(ネコ目)イタチ科ラッコ属に分類される哺乳類の一種”。海獺は主に海岸から1km以内の、岩場があり、海藻が茂っている環境に生息しています。休むときや寝るときは、そのまま寝ると流されてしまうため、海藻を体に巻きつけてから寝ます。(群れでいるときで近くに海藻がないときは、手を繋いで群れからはぐれないようにします)【騾馬】読み方:ラバ騾馬というのは、”奇蹄目(ウマ目)ウマ科ウマ属に分類される哺乳類の一種”。雄(オス)の驢馬(ロバ)と、雌(メス)の馬の交雑種で、馬のような体格と驢馬の頑丈さを持っています。【栗鼠】読み方:リス(総称)栗鼠というのは、”齧歯目(ネズミ目)リス科に分類される哺乳類の総称”。<蝦夷鼯鼠>読み方:エゾモモンガ蝦夷鼯鼠というのは、”齧歯目リス科モモンガ属に分類される哺乳類の一種”。鼯鼠(モモンガ)と同様に前足から後足、後足から尾の付け根まで「飛膜(ひまく)」(皮膚のひだ)と呼ばれる膜があり、飛膜を広げてグライダーのように滑空し、木から木へと飛び移ります。鼯鼠(モモンガ)と表記されますが、栗鼠(リス)の仲間になります。<蝦夷栗鼠>読み方:エゾリス蝦夷栗鼠というのは、”齧歯目リス科リス属に分類される哺乳類の一種”。<縞栗鼠>読み方:シマリス(総称)縞栗鼠というのは、”齧歯目リス科シマリス属に分類される哺乳類の総称”。縞栗鼠というと、日本では一般的に「西比利亜縞栗鼠(シベリアシマリス)」を指します。<日本栗鼠>読み方:ニホンリス日本栗鼠というのは、”齧歯目リス科リス属に分類される哺乳類の一種”。日本栗鼠(標準和名)は、別名で「本土栗鼠(ホンドリス)」とも呼ばれています。【驢馬】読み方:ロバ(総称)驢馬というのは、”奇蹄目(ウマ目)ウマ科ウマ属ロバ亜属に分類される哺乳類の総称”。ウマ科の中で最も小型ですが、力が強く、古くから家畜(荷物の運搬など)として利用されます。英語では「ドンキー(donkey)」と呼ばれ、「ドンキー(donkey)」には驢馬の他にも”まぬけ。のろま”という意味もあります。↓ワ行~【鰐】読み方:ワニ(総称)鰐というのは、”ワニ目に分類される爬虫類の総称”。<入江鰐>読み方:イリエワニ入江鰐というのは、”ワニ目クロコダイル科クロコダイル属に分類される爬虫類の一種”。動物の中で最も噛(か)む力が強いとされ、主に汽水域に生息し、入り江や三角州のマングローブ林を好むことが名前の由来になっています。<暹羅鰐>読み方:シャムワニ暹羅鰐というのは、”ワニ目クロコダイル科クロコダイル属に分類される爬虫類の一種”。暹羅(シャム)というのは、タイ王国の旧名で、”暹羅(シャム)産の鰐(ワニ)”という意味から「暹羅鰐(シャムワニ)」と名付けられています。<西阿弗利加小人鰐>読み方:ニシアフリカコビトワニ西阿弗利加小人鰐というのは、”ワニ目クロコダイル科コビトワニ属に分類される爬虫類の一種”。西阿弗利加小人鰐(標準和名)は、別名で「西阿弗利加小型鰐(ニシアフリカコガタワニ)」とも呼ばれています。動物の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【海豹(水豹)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【アライグマ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の一種】【(広義では)食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の総称】の両方を意味例 【アリクイ(総称)】 ⇒ 【有毛目アリクイ亜目に分類される哺乳類の総称】を意味(アリクイという名称の特定の動物が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄指猿アイアイ【海豹(水豹)】アザラシ(総称)◆顎鬚海豹アゴヒゲアザラシ◆胡麻斑海豹ゴマフアザラシ◆銭形海豹ゼニガタアザラシ【海驢(葦鹿)】アシカ(一種)海驢(一種)は、「加州海驢(カリフォルニアアシカ)」(標準和名)の別名◆加羅哇哥斯海驢ガラパゴスアシカ◆加州海驢カリフォルニアアシカ【洗熊(浣熊)】アライグマ(一種)【食蟻獣(蟻食・蟻喰)】アリクイ(総称)◆大蟻食オオアリクイ◆南小蟻食ミナミコアリクイ羊駱駝アルパカ羊駱駝は「駱駝(ラクダ)」の仲間【犰狳(鎧鼠)】アルマジロ(総称)大半の種類は丸くなることができない◆三帯犰狳ミツオビアルマジロ数少ない丸くなることのできる犰狳の一種【鬣蜥蜴(立髪竜)】イグアナ(総称)一般的には「緑鬣蜥蜴(グリーンイグアナ)」を指すことが多い◆海鬣蜥蜴ウミイグアナ◆緑鬣蜥蜴グリーンイグアナ【鼬(鼬鼠)】イタチ(総称)一般的には「日本鼬(ニホンイタチ)」を指すことが多い◆白鼬オコジョ◆朝鮮鼬チョウセンイタチ朝鮮鼬は、「西比利亜鼬(シベリアイタチ)」(標準和名)の別名◆日本鼬ニホンイタチ【猪(豬)】イノシシ(一種)猪の子供を「ウリ坊」と呼ぶ◆日本猪ニホンイノシシ日本猪は、猪(一種)の亜種◆琉球猪リュウキュウイノシシ琉球猪は、猪(一種)の亜種【井守(蠑螈)】イモリ(総称)一般的には「赤腹井守(アカハライモリ)」を指すことが多い◆赤腹井守アカハライモリ赤腹井守(標準和名)の別名は「日本井守(ニホンイモリ)」◆尻剣井守シリケンイモリ◆南疣井守ミナミイボイモリ【海豚(鯆)】イルカ(総称)目安として体長4~5m以下のものを「海豚(イルカ)」、それ以上のものを「鯨(クジラ)」と呼ぶことが多い◆鎌海豚カマイルカ◆白海豚シロイルカ白海豚(標準和名)の別名は「ベルーガ」◆砂滑スナメリ◆半道海豚ハンドウイルカ半道海豚(標準和名)の別名は「坂東海豚(バンドウイルカ)」【兎】ウサギ(総称)【海亀(魭)】ウミガメ(総称)◆青海亀アオウミガメ青海亀(標準和名)の別名は「正覚坊(ショウガクボウ)」◆赤海亀アカウミガメ◆玳瑁(瑇瑁)タイマイ玳瑁の甲羅は「鼈甲(べっこう)」と呼ばれ、鼈甲細工の原料となる【狼】オオカミ(一種)狼(一種:標準和名)の別名は「灰色狼(ハイイロオオカミ)」「大陸狼(タイリクオオカミ)」◆森林狼シンリンオオカミ◆北極狼ホッキョクオオカミ霍加皮オカピ霍加皮は「麒麟(キリン)」の仲間【膃肭臍(海狗)】オットセイ(総称)◆南阿弗利加膃肭臍ミナミアフリカオットセイ◆南亜米利加膃肭臍ミナミアメリカオットセイ【袋鼠】オポッサム(総称)袋鼠は「カンガルー」と読むこともできる◆北袋鼠キタオポッサム【猩猩(猩々)】オランウータン(総称)◆蘇門荅剌猩猩スマトラオランウータン◆勃泥亜猩猩(婆羅猩猩)ボルネオオランウータン【蛙】カエル(総称)蛙の幼生(子ども)を「御玉杓子(オタマジャクシ)」と呼ぶ◆牛蛙ウシガエル◆土蛙ツチガエル土蛙(標準和名)の別名は「疣蛙(イボガエル)」◆殿様蛙トノサマガエル◆日本雨蛙ニホンアマガエル一般的には略して「雨蛙(アマガエル)」と呼ばれている◆蟇蛙ヒキガエル(一種)蟇蛙(一種)は、「日本蟇蛙(ニホンヒキガエル)」(標準和名)の別名。蟇蛙の別名は「蝦蟇(ガマ、ガマガエル)」【金蛇(蛇舅母)】カナヘビ(一種)金蛇(一種)は、「日本金蛇(ニホンカナヘビ)」(標準和名)の別名◆青金蛇アオカナヘビ◆日本金蛇ニホンカナヘビ◆宮古金蛇ミヤコカナヘビ【河馬】カバ(一種)小人河馬コビトカバ水豚(川豚)カピバラ【避役(変色竜・変色龍)】カメレオン(総称)◆烏帽子避役エボシカメレオン◆地中海避役チチュウカイカメレオン【羚羊(氈鹿)】カモシカ(一種)羚羊(一種)は、「日本羚羊(ニホンカモシカ)」(標準和名)の別名◆日本羚羊(日本氈鹿)ニホンカモシカ特別天然記念物に指定されている鴨嘴(鴨嘴獣)カモノハシ【獺(川獺)】カワウソ(総称)◆小爪獺コツメカワウソ◆欧亜獺ユーラシアカワウソ【長尾驢(袋鼠・更格廬)】カンガルー(総称)袋鼠は「オポッサム」と読むことが多い◆赤長尾驢アカカンガルー◆大長尾驢オオカンガルー◆黒長尾驢クロカンガルー【狐】狐(総称)一般的には「赤狐(アカギツネ)」を指すことが多い◆赤狐アカギツネ◆銀狐ギンギツネ◆本土狐ホンドギツネ麒麟(騏驎)キリン麒麟は、動物の中で最も睡眠時間が短い【鯨】クジラ(総称)目安として体長4~5m以下のものを「海豚(イルカ)」、それ以上のものを「鯨(クジラ)」と呼ぶことが多い◆座頭鯨ザトウクジラ◆白長須鯨シロナガスクジラ◆抹香鯨マッコウクジラ抹香鯨の腸内に発生する結石を「龍涎香(りゅうぜんこう)」と呼ぶ貂熊(屈狸)クズリ貂熊(標準和名)の別名は「黒穴熊(クロアナグマ)」【熊】クマ(総称)◆月輪熊ツキノワグマ◆羆(緋熊・樋熊)ヒグマ◆北極熊ホッキョクグマ北極熊(標準和名)の別名は「白熊(シロクマ)」【子守熊(袋熊)】コアラ(総称)子守熊は、最も睡眠時間が長い動物【蝙蝠】コウモリ(総称)一般的には(日本では)「油蝙蝠(アブラコウモリ)」を指す◆油蝙蝠アブラコウモリ油蝙蝠(標準和名)の別名は「家蝙蝠(イエコウモリ)」◆菊頭蝙蝠キクガシラコウモリ【大猩猩(大猩々)】ゴリラ(総称)◆西大猩猩ニシゴリラ◆山地大猩猩マウンテンゴリラ【犀】サイ(総称)◆印度犀インドサイ◆黒犀クロサイ◆白犀シロサイ【山椒魚(鯢・䱱魚)】サンショウウオ(総称)◆大山椒魚オオサンショウウオ◆霞山椒魚カスミサンショウウオ◆墨西哥鯢メキシコサンショウウオ白変種の個体は、一般的には別名で「ウーパールーパー」と呼ばれる【鹿】シカ(総称)◆馴鹿トナカイそりを引く動物のイメージが強い◆日本鹿二ホンジカ◆箆鹿(篦鹿)ヘラジカ【縞馬(斑馬)】シマウマ(総称)亜米利加豹ジャガー鯱シャチ【胡狼】ジャッカル(総称)◆背黒胡狼セグロジャッカル儒艮ジュゴン人魚のモデルになったとされている【鼈】スッポン(一種)鼈(一種:標準和名)の別名は「日本鼈(ニホンスッポン)」「極東鼈(キョクトウスッポン)」海象(海馬)セイウチ海馬は「トド」と読むことが多い【狸】タヌキ(総称)一般的には「本土狸(ホンドタヌキ)」を指す◆本土狸ホンドタヌキ本土狸(標準和名)の別名は「日本狸(二ホンタヌキ)」狩猟豹チーター狩猟豹は、世界最速の哺乳類黒猩猩(黒猩々)チンパンジー【貂(黄鼬)】テン(総称)一般的には「本土貂(ホンドテン)」を指すことが多い◆黒貂クロテン◆本土貂ホンドテン本土貂(標準和名)の別名は「日本貂(ニホンテン)」【蜥蜴(石竜子)】トカゲ(総称)◆東青舌蜥蜴ヒガシアオジタトカゲ◆襟巻蜥蜴エリマキトカゲ◆太顎鬚蜥蜴フトアゴヒゲトカゲ海馬(胡獱)トド【樹懶】ナマケモノ(総称)◆二指樹懶フタユビナマケモノ(総称)◆三指樹懶ミユビナマケモノ(総称)沼狸(海狸鼠)ヌートリア鵺(鵼・夜鳥・奴延鳥)ヌエ日本の伝承に登場する妖怪【鼠】ネズミ(総称)◆溝鼠ドブネズミ◆二十日鼠(廿日鼠・鼷)ハツカネズミ【鬣犬】ハイエナ(総称)別名で「サバンナの掃除屋(掃除人)」とも呼ばれる◆褐色鬣犬カッショクハイエナ◆縞鬣犬シマハイエナ◆斑鬣犬ブチハイエナ【獏(貘)】バク(総称)一般的には「馬来獏(マレーバク)」を指すことが多い◆亜米利加獏アメリカバク◆中米獏ベアードバク◆馬来獏マレーバク白鼻芯(白鼻心)ハクビシン【倉鼠】ハムスター(総称)【針鼠】ハリネズミ(総称)一般的には「四指針鼠(ヨツユビハリネズミ)」を指すことが多い。鼠(ネズミ)と表記されるが、鼠の仲間ではない◆四指針鼠ヨツユビハリネズミ【熊猫】パンダ(総称)一般的には「大熊猫(ジャイアントパンダ)」を指すことが多い◆大熊猫ジャイアントパンダ◆小熊猫レッサーパンダ【海狸】ビーバー(総称)◆亜米利加海狸アメリカビーバー【狒狒(狒々・狒)】ヒヒ(総称)◆阿努比斯狒狒アヌビスヒヒ◆黄色狒狒キイロヒヒ◆飛布狒狒マントヒヒ亜米利加獅(米獅)ピューマ【豹】ヒョウ(総称)◆阿弗利加豹アフリカヒョウ◆雪豹ユキヒョウ【蛇】ヘビ(総称)◆青大将アオダイショウ◆響尾蛇ガラガラヘビ(総称)◆眼鏡蛇コブラ(総称)◆地潜ジムグリ地潜(標準和名)の別名は「元禄蛇(げんろくへび)」◆波布(飯匙倩)ハブ(一種)波布(一種:標準和名)の別名は「本波布(ホンハブ)」◆日計(熇尾蛇・竹根蛇)ヒバカリ◆蝮マムシ蝮は、「日本蝮(ニホンマムシ)」(標準和名)の別名◆山楝蛇(赤楝蛇)ヤマカガシ【猫鼬】マングース(総称)◆小人猫鼬コビトマングース◆縞猫鼬シママングース山魈マンドリル鼯鼠(鼺鼠・鼫)ムササビ鼯鼠は「モモンガ」と読むこともできる狢(貉)ムジナ狢は、「穴熊(アナグマ)」(標準和名)の別名【土竜(鼴鼠)】モグラ◆神戸土竜コウベモグラ◆日不見ヒミズ【鼯鼠(摸摸具和)】モモンガ(一種)鼯鼠(一種)は、「日本鼯鼠(ニホンモモンガ)」(標準和名)の別名。鼯鼠は「ムササビ」と読むこともできる◆日本鼯鼠ニホンモモンガ日本鼯鼠(標準和名)の別名は「本土鼯鼠(ホンドモモンガ)」◆袋鼯鼠フクロモモンガ鼯鼠と表記されるが、鼯鼠の仲間ではない【山羊(野羊)】ヤギ(総称)【山荒(豪猪)】ヤマアラシ(総称)◆鬣山荒タテガミヤマアラシ鬣山荒(標準和名)の別名は「阿弗利加鬣山荒(アフリカタテガミヤマアラシ)」◆印度鬣山荒インドタテガミヤマアラシ山鼠(冬眠鼠)ヤマネ山鼠(標準和名)の別名は「日本山鼠(ニホンヤマネ)」【家守(守宮・壁虎)】ヤモリ(一種)家守(一種)は、「日本家守(ニホンヤモリ)」(標準和名)の別名◆日本家守ニホンヤモリ【獅子】ライオン(総称)獅子は、一般的には「しし」と読むことがほとんど。別名で「百獣の王」とも呼ばれる【駱駝】ラクダ(総称)コブには脂肪が蓄えられている◆一瘤駱駝ヒトコブラクダ◆二瘤駱駝フタコブラクダ海獺(猟虎・獺虎・海猟)ラッコ騾馬ラバ雄の驢馬(ロバ)と、雌の馬の交雑種【栗鼠】リス(総称)◆蝦夷鼯鼠エゾモモンガ鼯鼠と表記されるが、栗鼠(リス)の仲間◆蝦夷栗鼠エゾリス◆縞栗鼠シマリス(総称)日本では一般的に「西比利亜縞栗鼠(シベリアシマリス)」を指す◆日本栗鼠ニホンリス日本栗鼠(標準和名)の別名は「本土栗鼠(ホンドリス)」驢馬ロバ【鰐】ワニ(総称)◆入江鰐イリエワニ動物の中で最も噛む力が強いとされている◆暹羅鰐シャムワニ◆西阿弗利加小人鰐ニシアフリカコビトワニ西阿弗利加小人鰐(標準和名)の別名は「西阿弗利加小型鰐(ニシアフリカコガタワニ)」項目1項目2項目3)★ 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  • 【鳥】難読漢字の一覧!
    このページでは鳥の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(鳥の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓鳥の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓鳥の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●鳥の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ鳥の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【青鵐(蒿雀)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【エナガ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)スズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥類の一種】【(広義では)スズメ目エナガ科に分類される鳥類の総称】の両方を意味例 【インコ(総称)】 ⇒ 【オウム目インコ科に分類される鳥類の総称】を意味(インコという名称の特定の鳥が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【秋沙】読み方:アイサ(総称)秋沙というのは、”カモ目カモ科アイサ属・ウミアイサ属・ミコアイサ属に分類される鳥類の総称”。<海秋沙>読み方:ウミアイサ※上は海秋沙(オス)の写真※上は海秋沙(メス)の写真海秋沙というのは、”カモ目カモ科ミコアイサ属に分類される鳥類の一種”。<川秋沙>読み方:カワアイサ※上は川秋沙(オス)の写真※上は川秋沙(メス)の写真川秋沙というのは、”カモ目カモ科ウミアイサ属に分類される鳥類の一種”。<高麗秋沙>読み方:コウライアイサ※上は高麗秋沙の雌(左)と雄(右)の写真高麗秋沙というのは、”カモ目カモ科アイサ属に分類される鳥類の一種”。<神子秋沙(巫女秋沙)>読み方:ミコアイサ※上は神子秋沙(オス)の写真※上は神子秋沙(メス)の写真神子秋沙というのは、”カモ目カモ科ミコアイサ属に分類される鳥類の一種”。【青鵐(蒿雀)】読み方:アオジ青鵐というのは、”スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥類の一種”。【鯵刺】読み方:アジサシ(一種)鯵刺というのは、”チドリ目カモメ科アジサシ属に分類される鳥類の一種/チドリ目カモメ科アジサシ属とその近縁の属に分類される鳥類の総称”。上空から水中に飛び込み、魚を刺すように捕まえることから名付けられています。(鯵(アジ)を好んで食べるわけではなく、魚の鯵を突き刺すように見えることから)<大鯵刺>読み方:オオアジサシ大鯵刺というのは、”チドリ目カモメ科アジサシ属に分類される鳥類の一種”。<小鯵刺>読み方:コアジサシ小鯵刺というのは、”チドリ目カモメ科アジサシ属に分類される鳥類の一種”。【花鶏(獦子鳥)】読み方:アトリ花鶏というのは、”スズメ目アトリ科アトリ属に分類される鳥類の一種”。【阿比】読み方:アビ阿比というのは、”アビ目アビ科アビ属に分類される鳥類の一種”。【信天翁(阿呆鳥・阿房鳥)】読み方:アホウドリ(一種)信天翁というのは、”ミズナギドリ目アホウドリ科キタアホウドリ属に分類される鳥類の一種/ミズナギドリ目アホウドリ科に分類される鳥類の総称”。人間が近づいても地上での動きが遅く、捕まえるのが簡単だったことから名付けられています。<小阿呆鳥(小信天翁)>読み方:コアホウドリ小阿呆鳥というのは、”ミズナギドリ目アホウドリ科アホウドリ属に分類される鳥類の一種”。【斑鳩(鵤)】読み方:イカルガ(イカル)斑鳩というのは、”スズメ目アトリ科イカル属に分類される鳥類の一種”。「イカルガ」は、「イカル」(標準和名)の別名になります。【交喙(鶍)】読み方:イスカ※上は交喙(オス)の写真※上は交喙(メス)の写真交喙というのは、”スズメ目アトリ科イスカ属に分類される鳥類の一種”。【鸚哥(音呼)】読み方:インコ(総称)鸚哥というのは、”オウム目インコ科に分類される鳥類の総称”。鸚哥は特殊な喉(のど)の構造を持っているため、人間の言葉や音声を真似て発声することができます。<背黄青鸚哥>読み方:セキセイインコ背黄青鸚哥というのは、”オウム目インコ科セキセイインコ属に分類される鳥類の一種”。<牡丹鸚哥>読み方:ボタンインコ牡丹鸚哥というのは、”オウム目インコ科ボタンインコ属に分類される鳥類の一種”。【鵜】読み方:ウ(総称)鵜というのは、”カツオドリ目ウ科に分類される鳥類の総称”。鵜は口にした魚を噛まずに丸呑みにするため、この習性を利用した「鵜飼(うかい)」と呼ばれる漁法があります。(鵜飼では、主に海鵜(ウミウ)という種類が使われる)また、鵜の上記の習性から、”人から言われたことを、疑ったり考えたりせずにそのまま受け入れること”の意味で、「鵜呑み(うのみ)」(一般的には「鵜呑みにする」の形で使われる)という言葉が使われるようになりました。<海鵜>読み方:ウミウ海鵜というのは、”カツオドリ目ウ科ウ属に分類される鳥類の一種”。<川鵜(河鵜)>読み方:カワウ川鵜というのは、”カツオドリ目ウ科ウ属に分類される鳥類の一種”。【鶯(鴬)】読み方:ウグイス(一種)鶯というのは、”スズメ目ウグイス科ウグイス属に分類される鳥類の一種/スズメ目ウグイス科に分類される鳥類の総称”。鶯は「ホーホケキョ」の鳴き声で知られ、大瑠璃(オオルリ)・駒鳥(コマドリ)と並んで日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)に数えられます。「ホーホケキョ」の鳴き声を聞いて春の訪れを感じることから、別名で「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれています。<高麗鶯>読み方:コウライウグイス高麗鶯というのは、”スズメ目コウライウグイス科コウライウグイス属に分類される鳥類の一種”。鶯と表記されますが、鶯の仲間ではありません。<深山鶯>読み方:ミヤマウグイス深山鶯というのは、”スズメ目ウグイス科ウグイス属に分類される鳥類の一種”。【鶉】読み方:ウズラ鶉というのは、”キジ目キジ科ウズラ属に分類される鳥類の一種”。【善知鳥】読み方:ウトウ善知鳥というのは、”チドリ目ウミスズメ科ウトウ属に分類される鳥類の一種”。夏羽(春から夏頃の羽)では上の嘴(くちばし)の付け根に突起ができ、冬羽(秋から冬頃の羽)では嘴の突起がなくなります。【柄長】読み方:エナガ(一種)柄長というのは、”スズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥類の一種/スズメ目エナガ科に分類される鳥類の総称”。<島柄長>読み方:シマエナガ島柄長というのは、”スズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥類。柄長(エナガ)の亜種”。【鴯鶓】読み方:エミュー鴯鶓というのは、”ヒクイドリ目ヒクイドリ科エミュー属に分類される鳥類の一種”。※上は鴯鶓の卵の写真飛べない鳥の一種で、鴯鶓の卵は鶏卵10個分ほどの大きさで、緑色をしています。【鸚鵡】読み方:オウム(総称)鸚鵡というのは、”オウム目オウム科に分類される鳥類の総称”。<阿亀鸚哥(片福面鸚哥)>読み方:オカメインコ阿亀鸚哥というのは、”オウム目オウム科オカメインコ属に分類される鳥類の一種”。鸚哥(インコ)と表記されますが、鸚鵡(オウム)の仲間になります。<太白鸚鵡(大白鸚鵡)>読み方:タイハクオウム太白鸚鵡というのは、”オウム目オウム科オウム属に分類される鳥類の一種”。<椰子鸚鵡>読み方:ヤシオウム椰子鸚鵡というのは、”オウム目オウム科ヤシオウム属に分類される鳥類の一種”。【大鷭】読み方:オオバン大鷭というのは、”ツル目クイナ科オオバン属に分類される鳥類の一種”。【大瑠璃】読み方:オオルリ大瑠璃というのは、”スズメ目ヒタキ科オオルリ属に分類される鳥類の一種”。大瑠璃は、鶯(ウグイス)・駒鳥(コマドリ)と並んで日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)に数えられます。【鴛鴦】読み方:オシドリ※上は鴛鴦の雄(上)と雌(下)の写真鴛鴦というのは、”カモ目カモ科オシドリ属に分類される鳥類の一種”。鴛鴦の雌雄がいつも一緒にいることから、仲が良い夫婦のことを「鴛鴦夫婦(おしどりふうふ)」と言います。ですが、鴛鴦は冬ごとに毎年パートナーを替えることが研究で分かっています。↓カ行~【鸊鷉】読み方:カイツブリ鸊鷉というのは、”カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属に分類される鳥類の一種”。鸊鷉(標準和名)は、別名で「鳰(にお)」とも呼ばれています。【懸巣(鵥)】読み方:カケス(一種)懸巣というのは、”スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥類の一種/スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥類の総称”。<深山懸巣>読み方:ミヤマカケス深山懸巣というのは、”スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥類。懸巣(カケス)の亜種”。<瑠璃懸巣>読み方:ルリカケス瑠璃懸巣というのは、”スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥類の一種”。【鵲】読み方:カササギ鵲というのは、”スズメ目カラス科カササギ属に分類される鳥類の一種”。鵲(標準和名)は、別名で「勝烏(カチガラス)」「高麗烏(コウライガラス)」とも呼ばれています。【鵞鳥(鵝鳥)】読み方:ガチョウ(総称)鵞鳥というのは、”カモ目カモ科ガン亜科に分類される鳥類の総称”。<支那鵞鳥>読み方:シナガチョウ支那鵞鳥というのは、”カモ目カモ科ガン亜科マガン属に分類される鳥類。酒面雁(サカツラガン)を原種とした品種”。【鰹鳥】読み方:カツオドリ鰹鳥というのは、”カツオドリ目カツオドリ科カツオドリ属に分類される鳥類の一種”。鰹(カツオ)などに追われて海面付近に上がってきた小魚を狙うことから、鰹などの魚群を知らせる存在だったことが名前の由来になります。【郭公】読み方:カッコウ郭公というのは、”カッコウ目カッコウ科カッコウ属に分類される鳥類の一種”。郭公は、托卵(たくらん)(他種の鳥の巣で産卵し、その鳥に育てさせること)を行う種として有名です。「カッコウカッコウ」と鳴き、横断歩道を渡るときに流れる音楽にも利用されています。郭公(標準和名)は、別名で「閑古鳥(かんこどり)」とも呼ばれています。【金糸雀】読み方:カナリア金糸雀というのは、”スズメ目アトリ科カナリア属に分類される鳥類の一種”。特殊な呼吸器を持っていて毒物に敏感であることから、古くは炭鉱の毒ガス検知などに利用されていました。金糸雀は常にさえずっていますが、毒ガスを検知すると鳴き声が止むため、それを危険のサインとして利用していました。【鴨】読み方:カモ(総称)鴨というのは、”カモ目カモ科に分類される鳥類のうち、ガン類・ハクチョウ類を除いたものの総称”。<合鴨(間鴨)>読み方:アイガモ※上は合鴨の雌(左)と雄(右)の写真合鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類。野生の真鴨(マガモ)と家鴨(アヒル)との雑種”。<家鴨(鶩)>読み方:アヒル家鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類。真鴨を原種とした亜種”。中華料理のひとつである「北京(ペキン)ダック」などに用いられます。<軽鴨>読み方:カルガモ軽鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種”。<小鴨>読み方:コガモ※上は小鴨の雄(左)と雌(右)の写真小鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種”。<嘴広鴨>読み方:ハシビロガモ※上は嘴広鴨の雄(左)と雌(右)の写真嘴広鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種”。<真鴨>読み方:マガモ※上は真鴨の雄(左)と雌(右)の写真真鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種”。【鴎(鷗)】読み方:カモメ(一種)鴎というのは、”チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の一種/チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の総称”。<海猫>読み方:ウミネコ海猫というのは、”チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の一種”。鳴き声が「ミャーミャー」と猫に似ていることから名付けられています。<白鴎(白鷗)>読み方:シロカモメ白鴎というのは、”チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の一種”。<背黒鴎(背黒鷗)>読み方:セグロカモメ背黒鴎というのは、”チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の一種”。<百合鴎(百合鷗)>読み方:ユリカモメ百合鴎というのは、”チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の一種”。【烏(鴉)】読み方:カラス(総称)烏というのは、”スズメ目カラス科カラス属および近縁な数属に分類される鳥類の総称”。<黒丸烏(黒丸鴉)>読み方:コクマルガラス※上は黒丸烏(黒色型)の写真※上は黒丸烏(淡色型)の写真黒丸烏というのは、”スズメ目カラス科カラス属に分類される鳥類の一種”。<嘴太烏(嘴太鴉)>読み方:ハシブトガラス嘴太烏というのは、”スズメ目カラス科カラス属に分類される鳥類の一種”。烏というと、日本では一般的に「嘴太烏(ハシブトガラス)」か「嘴細烏(ハシボソガラス)」を指します。<嘴細烏(嘴細鴉)>読み方:ハシボソガラス嘴細烏というのは、”スズメ目カラス科カラス属に分類される鳥類の一種”。烏というと、日本では一般的に「嘴細烏(ハシボソガラス)」か「嘴太烏(ハシブトガラス)」を指します。<深山烏(深山鴉)>読み方:ミヤマガラス深山烏というのは、”スズメ目カラス科カラス属に分類される鳥類の一種”。【雁金】読み方:カリガネ雁金というのは、”カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類の一種”。【翡翠(川蝉・魚狗)】読み方:カワセミ(一種)翡翠というのは、”ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に分類される鳥類の一種/ブッポウソウ目カワセミ科に分類される鳥類の総称”。前者の意味の翡翠(標準和名)は、その美しい見た目から、別名で「(空)飛ぶ宝石」「青い宝石」「渓流の宝石」とも呼ばれています。<赤翡翠>読み方:アカショウビン赤翡翠というのは、”ブッポウソウ目カワセミ科ヤマショウビン属に分類される鳥類の一種”。<山翡翠>読み方:ヤマセミ山翡翠というのは、”ブッポウソウ目カワセミ科ヤマセミ属に分類される鳥類の一種”。【雁(鴈)】読み方:ガン(カリ)(総称)雁というのは、”カモ目カモ科に分類される鳥類のうち、カモ類・ハクチョウ類を除いたものの総称”。「カリ」は、「ガン」(標準和名)の別名になります。<印度雁>読み方:インドガン印度雁というのは、”カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類の一種”。<黒雁>読み方:コクガン黒雁というのは、”カモ目カモ科コクガン属に分類される鳥類の一種”。<真雁>読み方:マガン真雁というのは、”カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類の一種”。【雉子(雉)】読み方:キジ※上は雉子(オス)の写真※上は雉子(メス)の写真雉子というのは、”キジ目キジ科キジ属に分類される鳥類の一種”。日本の固有種であることや美しい見た目などの理由から、日本の国鳥にも選ばれています。【啄木鳥】読み方:キツツキ(総称)啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科に分類される鳥類の総称”。木の幹(みき)を突(つつ)いて穴を開け、中にいる昆虫を食べることから名付けられています。<緑啄木鳥(青啄木鳥)>読み方:アオゲラ緑啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科アオゲラ属に分類される鳥類の一種”。<赤啄木鳥>読み方:アカゲラ赤啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科アカゲラ属に分類される鳥類の一種”。<熊啄木鳥>読み方:クマゲラ熊啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科クマゲラ属に分類される鳥類の一種”。<小啄木鳥>読み方:コゲラ小啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科アカゲラ属に分類される鳥類の一種”。<山啄木鳥(山緑啄木鳥)>読み方:ヤマゲラ山啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科アオゲラ属に分類される鳥類の一種”。【水鶏】読み方:クイナ(一種)水鶏というのは、”ツル目クイナ科クイナ属に分類される鳥類の一種/ツル目クイナ科に分類される鳥類の総称”。<山原水鶏>読み方:ヤンバルクイナ山原水鶏というのは、”ツル目クイナ科ヤンバルクイナ属に分類される鳥類の一種”。沖縄本島北部の山原(やんばる)地域のみに生息する固有種で、「山原(やんばる)地方に生息する水鶏(クイナ)」に由来しています。【鵠】読み方:クグイ鵠というのは、”白鳥(ハクチョウ)の別名”。白鳥は”カモ目カモ科ハクチョウ属に分類される鳥類の総称”を意味。【孔雀】読み方:クジャク(総称)孔雀というのは、”キジ目キジ科クジャク属・コンゴクジャク属に分類される鳥類の総称”。孔雀といえば求愛行動が有名で、雄(オス)は大きく色鮮やかな飾り羽を持ち、それを扇状に広げて揺(ゆ)らし、雌(メス)を誘います。<印度孔雀>読み方:インドクジャク印度孔雀というのは、”キジ目キジ科クジャク属に分類される鳥類の一種”。孔雀というと、一般的には印度孔雀のことを指します。<白孔雀>読み方:シロクジャク白孔雀というのは、”キジ目キジ科クジャク属に分類される鳥類。印度孔雀の亜種”。【鳧(鳬・計里・水札)】読み方:ケリ鳧というのは、”チドリ目チドリ科タゲリ属に分類される鳥類の一種”。【鸛】読み方:コウノトリ鸛というのは、”コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属に分類される鳥類の一種”。【小雀】読み方:コガラ小雀というのは、”スズメ目シジュウカラ科コガラ属に分類される鳥類の一種”。【五十雀】読み方:ゴジュウカラ五十雀というのは、”スズメ目ゴジュウカラ科ゴジュウカラ属に分類される鳥類の一種”。【小綬鶏】読み方:コジュケイ小綬鶏というのは、”キジ目キジ科コジュケイ属に分類される鳥類の一種”。↓サ行~【鷺】読み方:サギ(総称)鷺というのは、”ペリカン目サギ科に分類される鳥類の総称”。<亜麻鷺(猩々鷺・飴鷺)>読み方:アマサギ亜麻鷺というのは、”ペリカン目サギ科アマサギ属に分類される鳥類の一種”。<黒鷺>読み方:クロサギ黒鷺というのは、”ペリカン目サギ科コサギ属に分類される鳥類の一種”。<五位鷺>読み方:ゴイサギ五位鷺というのは、”ペリカン目サギ科ゴイサギ属に分類される鳥類の一種”。<白鷺>読み方:シラサギ(総称)白鷺というのは、”全身が白いサギ類の総称”。白鷺は、小鷺(コサギ)・中鷺(チュウサギ)・大鷺(ダイサギ)などを指します。【差羽(刺羽・鸇)】読み方:サシバ差羽というのは、”タカ目タカ科サシバ属に分類される鳥類の一種”。差羽(標準和名)は、別名で「大扇(おおおうぎ)」とも呼ばれています。【鴫(鷸)】読み方:シギ(総称)鴫というのは、”チドリ目シギ科に分類される鳥類の総称”。<磯鷸(磯鴫)>読み方:イソシギ磯鷸というのは、”チドリ目シギ科イソシギ属に分類される鳥類の一種”。<京女鷸(京女鴫)>読み方:キョウジョシギ京女鷸というのは、”チドリ目シギ科キョウジョシギ属に分類される鳥類の一種”。<田鴫(田鷸)>読み方:タシギ田鴫というのは、”チドリ目シギ科タシギ属に分類される鳥類の一種”。<雲雀鴫(雲雀鷸)>読み方:ヒバリシギ雲雀鴫というのは、”チドリ目シギ科オバシギ属に分類される鳥類の一種”。【四十雀】読み方:シジュウカラ四十雀というのは、”スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属に分類される鳥類の一種”。【縞味】読み方:シマアジ※上は縞味(オス)の写真※上は縞味(メス)の写真縞味というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種”。【鷓鴣】読み方:シャコ(総称)鷓鴣というのは、”キジ目キジ科シャコ属とその近縁の属に分類される鳥類の総称”。<赤足岩鷓鴣(赤脚岩鷓鴣)>読み方:アカアシイワシャコ赤足岩鷓鴣というのは、”キジ目キジ科イワシャコ属に分類される鳥類の一種”。<髪長鷓鴣>読み方:カミナガシャコ髪長鷓鴣というのは、”キジ目キジ科シャコ属に分類される鳥類の一種”。【十姉妹】読み方:ジュウシマツ十姉妹というのは、”スズメ目カエデチョウ科キンパラ属に分類される鳥類。中国腰白金腹(チュウゴクコシジロキンパラ)の亜種”。他の鳥に比べておとなしく温和な性格で、複数飼いしても喧嘩(けんか)せずに仲良くしていることから「十姉妹」の漢字が当てられました。【雀】読み方:スズメ(一種)雀というのは、”スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥類の一種/スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥類の総称”。<入内雀>読み方:ニュウナイスズメ入内雀というのは、”スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥類の一種”。雀(一種)は主に人家の近くに生息しますが、入内雀は主に林や森などに生息しています。【鶺鴒】読み方:セキレイ(総称)鶺鴒というのは、”スズメ目セキレイ科に分類される鳥類の総称”。<黄鶺鴒>読み方:キセキレイ黄鶺鴒というのは、”スズメ目セキレイ科セキレイ属に分類される鳥類の一種”。<背黒鶺鴒>読み方:セグロセキレイ背黒鶺鴒というのは、”スズメ目セキレイ科セキレイ属に分類される鳥類の一種”。<白鶺鴒>読み方:ハクセキレイ白鶺鴒というのは、”スズメ目セキレイ科セキレイ属に分類される鳥類。大陸白鶺鴒(タイリクハクセキレイ)の亜種”。↓タ行~【鷹】読み方:タカ(総称)鷹というのは、”タカ目タカ科に分類される鳥類のうち、小形ないし中形の種の総称”。鷹は、英語で「ホーク(hawk)」と言います。ちなみに”タカ目タカ科に分類される鳥類のうち、大形の種の総称”を「鷲(ワシ)」(英語で「イーグル(eagle)」)と呼びます。<大鷹(蒼鷹)>読み方:オオタカ大鷹というのは、”タカ目タカ科ハイタカ属に分類される鳥類の一種”。<熊鷹(角鷹)>読み方:クマタカ熊鷹というのは、”タカ目タカ科クマタカ属に分類される鳥類の一種”。<鷂(灰鷹)>読み方:ハイタカ(ハシタカ)鷂というのは、”タカ目タカ科ハイタカ属に分類される鳥類の一種”。「ハシタカ」は、「ハイタカ」(標準和名)の別名になります。【駝鳥】読み方:ダチョウ駝鳥というのは、”ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属に分類される鳥類の一種”。飛べない鳥の一種で、駝鳥の卵は鶏卵25個分ほどの大きさで「世界一大きな卵」とされています。【千鳥(鵆)】読み方:チドリ(総称)千鳥というのは、”チドリ目チドリ科に分類される鳥類の総称”。<桑鳲千鳥(斑鳩千鳥・鵤千鳥)>読み方:イカルチドリ桑鳲千鳥というのは、”チドリ目チドリ科チドリ属に分類される鳥類の一種”。<小千鳥>読み方:コチドリ小千鳥というのは、”チドリ目チドリ科チドリ属に分類される鳥類の一種”。<白千鳥>読み方:シロチドリ白千鳥というのは、”チドリ目チドリ科チドリ属に分類される鳥類の一種”。<目大千鳥>読み方:メダイチドリ目大千鳥というのは、”チドリ目チドリ科チドリ属に分類される鳥類の一種”。【鶫(鶇)】読み方:ツグミ鶫というのは、”スズメ目ツグミ科ツグミ属に分類される鳥類の一種”。【燕(玄鳥・乙鳥)】読み方:ツバメ(一種)燕というのは、”スズメ目ツバメ科ツバメ属に分類される鳥類の一種/ツバメ目ツバメ科に分類される鳥類の総称”。民家の軒下(のきした)などに、泥と枯草を唾液(だえき)で固めて巣を作り、春に日本へ渡来し、秋に南へ渡ります。ちなみに高級食材のひとつとして知られる「燕の巣」がありますが、これは”穴燕(アマツバメ目アマツバメ科アナツバメ属に分類される鳥類の総称)の巣を乾燥させた食材のこと”を指します。※上は燕の巣(高級食材)の写真穴燕(アナツバメ)は巣のほとんどを唾液から作っていて、泥や枯草などを使っていないことから食用にされています。燕の巣は主に中華料理で使われ、鮑(アワビ)・鱶鰭(フカヒレ)と並んで中国三大珍味のひとつとされています。【雀鷹(雀鷂)】読み方:ツミ雀鷹というのは、”タカ目タカ科ハイタカ属に分類される鳥類の一種”。【鶴】読み方:ツル(総称)鶴というのは、”ツル目ツル科に分類される鳥類の総称”。<丹頂>読み方:タンチョウ丹頂というのは、”ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類の一種”。鶴というと、日本では一般的に丹頂を指すことが多いです。<鍋鶴>読み方:ナベヅル鍋鶴というのは、”ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類の一種”。<真鶴(真名鶴)>読み方:マナヅル真鶴というのは、”ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類の一種”。【朱鷺(鴇・桃花鳥・鵇)】読み方:トキ朱鷺というのは、”ペリカン目トキ科トキ属に分類される鳥類の一種”。【鳶】読み方:トビ、トンビ鳶というのは、”タカ目タカ科トンビ属に分類される鳥類の一種”。「トンビ」は、「トビ」(標準和名)の別名になります。「ピーヒョロロロ」と鳴き、ほとんど羽ばたかずに輪を描きながら飛びます。↓ナ行~【鶏】読み方:ニワトリ(総称)鶏というのは、”キジ目キジ科ヤケイ属に分類される鳥類の一種”。※上は雛(ヒヨコ)の写真鶏の雛(ひな)のことを「雛(ヒヨコ)」、雄(オス)の鶏は「雄鶏・牡鶏(おんどり)」、雌(メス)の鶏は「雌鶏・牝鶏(めんどり)」と呼ばれます。(「ひな」と「ヒヨコ」はどちらも同じ漢字で表記されます)<烏骨鶏>読み方:うこっけい烏骨鶏というのは、”キジ目キジ科ヤケイ属に分類される鳥類。鶏の一品種”。<軍鶏(鶤)>読み方:シャモ軍鶏というのは、”キジ目キジ科ヤケイ属に分類される鳥類。鶏の一品種”。もともと鶏の雄同士を戦わせる競技である闘鶏(とうけい)専用の品種であったことから「軍鶏」という漢字が当てられています。軍鶏は筋肉が発達していて、闘争心が非常に強い鶏の品種になります。<矮鶏>読み方:チャボ矮鶏というのは、”キジ目キジ科ヤケイ属に分類される鳥類。鶏の一品種”。日本の天然記念物に指定され、主に観賞用として親しまれています。<唐丸(鶤鶏)>読み方:とうまる唐丸というのは、”キジ目キジ科ヤケイ属に分類される鳥類。鶏の一品種”。日本の天然記念物に指定されています。【野路子(野鵐)】読み方:ノジコ野路子というのは、”スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥類の一種”。↓ハ行~【嘴広鸛】読み方:ハシビロコウ嘴広鸛というのは、”ペリカン目ハシビロコウ科ハシビロコウ属に分類される鳥類の一種”。嘴広鸛は餌(エサ)である魚(肺魚)を確実に捕えるために、数時間動きを止めることがあり、このことから「動かない鳥」として知られています。肺魚(ハイギョ)は成長に伴って肺が発達し、酸素の取り込みの大半を鰓(えら)ではなく肺で行うようになり、数時間ごとに息継ぎで水面に上がる必要があります。動くと肺魚が警戒して水面に上がって来ないため、嘴広鸛は数時間動きを止め、その息継ぎの瞬間を狙っています。【蜂熊(蜂角鷹・八角鷹)】読み方:ハチクマ蜂熊というのは、”タカ目タカ科ハチクマ属に分類される鳥類の一種”。蜂(ハチ)の幼虫を食べる習性があり、仲間の熊鷹(クマタカ)に似ていることから「蜂熊(ハチクマ)」と名付けられています。【鳩】読み方:ハト(総称)鳩というのは、”ハト目ハト科に分類される鳥類の総称”。<河原鳩>読み方:カワラバト河原鳩というのは、”ハト目ハト科カワラバト属に分類される鳥類の一種”。鳩というと、一般的には河原鳩を指すことが多いです。飼育管理されたものを「家鳩(イエバト)」、家鳩が野生化したものを「土鳩(ドバト)」と呼びます。<雉鳩>読み方:キジバト雉鳩というのは、”ハト目ハト科キジバト属に分類される鳥類の一種”。【隼】読み方:ハヤブサ隼というのは、”ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属に分類される鳥類の一種”。隼は地球上で最も早い動物とされ、水平飛行速度は時速100kmほどで、狩りのために上空から急降下するときの速度は時速390kmほどになります。【鷭】読み方:バン鷭というのは、”ツル目クイナ科バン属に分類される鳥類の一種”。【火食鳥(食火鶏)】読み方:ヒクイドリ火食鳥というのは、”ヒクイドリ目ヒクイドリ科ヒクイドリ属に分類される鳥類の一種”。実際に火を食べるわけではなく、喉(のど)から垂れ下がっている皮膚(肉垂:にくすい)が赤いため、火を食べているかのように見えることから名付けられました。【菱喰(鴻)】読み方:ヒシクイ菱喰というのは、”カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類の一種”。※上は菱の果実の写真菱(ヒシ)(植物)の果実を好んで食べることから名付けられています。【鶲(火焼)】読み方:ヒタキ(総称)鶲というのは、”スズメ目ヒタキ科に分類される鳥類の総称”。<蝦夷鶲>読み方:エゾビタキ蝦夷鶲というのは、”スズメ目ヒタキ科サメビタキ属に分類される鳥類の一種”。<黄鶲>読み方:キビタキ黄鶲というのは、”スズメ目ヒタキ科キビタキ属に分類される鳥類の一種”。<瑠璃鶲>読み方:ルリビタキ※上は瑠璃鶲(オス)の写真※上は瑠璃鶲(メス)の写真瑠璃鶲というのは、”スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属に分類される鳥類の一種”。【雲雀(告天子)】読み方:ヒバリ雲雀というのは、”スズメ目ヒバリ科ヒバリ属に分類される鳥類の一種”。雲に届くほど空高く飛ぶ雀(スズメ)のような体色をした鳥であることから「雲雀」という漢字が当てられています。【鵯(白頭鳥)】読み方:ヒヨドリ鵯というのは、”スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属に分類される鳥類の一種”。鳴き声が「ヒーヨ、ヒーヨ」と甲高(かんだか)く聞こえることから名付けられています。【鶸(金翅雀)】読み方:ヒワ(総称)鶸というのは、”スズメ目アトリ科ヒワ亜科に分類される鳥類の総称”。<河原鶸>読み方:カワラヒワ河原鶸というのは、”スズメ目アトリ科ヒワ亜科ヒワ属に分類される鳥類の一種”。<紅鶸>読み方:ベニヒワ紅鶸というのは、”スズメ目アトリ科ヒワ亜科ヒワ属に分類される鳥類の一種”。<真鶸>読み方:マヒワ※上は真鶸(オス)の写真※上は真鶸(メス)の写真真鶸というのは、”スズメ目アトリ科ヒワ亜科カワラヒワ属に分類される鳥類の一種”。鶸というと、一般的には真鶸を指すことが多いです。【梟】読み方:フクロウ(一種)梟というのは、”フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類の一種/フクロウ目フクロウ科に分類される鳥類のうち、頭に耳のような飾り羽(羽角)を持つ種(ミミズク)を除いたものの総称”。前者の意味の梟(標準和名)は、別名で「烏拉梟・烏拉児梟(ウラルフクロウ)」とも呼ばれています。<青葉木菟(青葉梟)>読み方:アオバズク青葉木菟というのは、”フクロウ目フクロウ科アオバズク属に分類される鳥類の一種”。<大梟>読み方:オオフクロウ大梟というのは、”フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類の一種”。<白梟>読み方:シロフクロウ白梟というのは、”フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属に分類される鳥類の一種”。【仏法僧】読み方:ブッポウソウ(一種)仏法僧というのは、”ブッポウソウ目ブッポウソウ科ブッポウソウ属に分類される鳥類の一種/ブッポウソウ目ブッポウソウ科に分類される鳥類の総称”。<印度仏法僧>読み方:インドブッポウソウ仏法僧というのは、”ブッポウソウ目ブッポウソウ科ニシブッポウソウ属に分類される鳥類の一種”。【紅鶴(火鶴・火烈鳥)】読み方:フラミンゴ(総称)紅鶴というのは、”フラミンゴ目フラミンゴ科に分類される鳥類の総称”。<大紅鶴>読み方:オオフラミンゴ大紅鶴というのは、”フラミンゴ目フラミンゴ科フラミンゴ属に分類される鳥類の一種”。<小紅鶴>読み方:コフラミンゴ小紅鶴というのは、”フラミンゴ目フラミンゴ科フラミンゴ属に分類される鳥類の一種”。小紅鶴(標準和名)は、別名で「小型紅鶴(コガタフラミンゴ)」とも呼ばれています。<紅色紅鶴>読み方:ベニイロフラミンゴ紅色紅鶴というのは、”フラミンゴ目フラミンゴ科フラミンゴ属に分類される鳥類の一種”。【箆鷺】読み方:ヘラサギ箆鷺というのは、”ペリカン目トキ科ヘラサギ属に分類される鳥類の一種”。鷺(サギ)と表記されますが、鷺の仲間ではありません。【伽藍鳥】読み方:ペリカン(総称)伽藍鳥というのは、”ペリカン目ペリカン科ペリカン属に分類される鳥類の総称”。下くちばしの大きな袋で獲物(主に魚)を水ごと含んで、水だけを吐き出してから捕食します。<白伽藍鳥>読み方:シロペリカン白伽藍鳥というのは、”ペリカン目ペリカン科ペリカン属に分類される鳥類の一種”。<桃色伽藍鳥>読み方:モモイロペリカン桃色伽藍鳥というのは、”ペリカン目ペリカン科ペリカン属に分類される鳥類の一種”。【人鳥(企鵝・片吟】読み方:ペンギン(総称)人鳥というのは、”ペンギン目ペンギン科に分類される鳥類の総称”。飛べない鳥の一種で、陸上では胴体を垂直に立てて行動することができます。<岩飛人鳥(跳岩企鵝)>読み方:イワトビペンギン岩飛人鳥というのは、”ペンギン目ペンギン科マカロニペンギン属に分類される鳥類の一種”。目の上に眉のような黄色い羽があり、目の後ろに大きく広がる飾り羽が特徴的です。<王様人鳥>読み方:オウサマペンギン王様人鳥というのは、”ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属に分類される鳥類の一種”。1778年に、それまでに見つかっていたどの人鳥よりも大きかったために「王様人鳥(オウサマペンギン)」と名付けられました。王様人鳥(標準和名)は、別名で「キングペンギン」とも呼ばれています。※上は王様人鳥の雛の写真王様人鳥の雛(ヒナ)は生まれてから10日くらいで全身に茶色の羽毛が生え始め、雛の間は茶色い羽毛で覆われ、生後9カ月くらいすると黒と白の羽毛に生え変わります。<皇帝人鳥(皇帝企鵝)>読み方:コウテイペンギン皇帝人鳥というのは、”ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属に分類される鳥類の一種”。1844年に、王様人鳥よりもさらに大きい人鳥が発見されたため、王様よりも大きい人鳥ということで「皇帝人鳥(コウテイペンギン)」と名付けられました。皇帝人鳥(標準和名)は、別名で「エンペラーペンギン」とも呼ばれています。※上は皇帝人鳥の雛(左)の写真雛の間は灰色の羽毛で覆われ、生後4カ月くらいすると黒と白の羽毛に生え変わります。【頬白(黄道眉・画眉鳥)】読み方:ホオジロ頬白というのは、”スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥類の一種”。頬の部分が白いことから名付けられています。【杜鵑(時鳥・不如帰・子規・郭公)】読み方:ホトトギス杜鵑というのは、”カッコウ目カッコウ科カッコウ属に分類される鳥類の一種”。鶯(ウグイス)と同様に托卵(たくらん)する習性があります。【珠鶏】読み方:ホロホロチョウ珠鶏というのは、”キジ目ホロホロチョウ科ホロホロチョウ属に分類される鳥類の一種”。↓マ行~【鶚(雎鳩)】読み方:ミサゴ鶚というのは、”タカ目ミサゴ科ミサゴ属に分類される鳥類の一種”。鶚(標準和名)は、魚を好んで食べることから、別名で「魚鷹(ウオタカ)」と呼ばれています。【水薙鳥(水凪鳥)】読み方:ミズナギドリ(総称)水薙鳥というのは、”ミズナギドリ目ミズナギドリ科に分類される鳥類の総称”。水面ギリギリを旋回し、翼で水面を切る(薙ぐ)ように見えることから名付けられています。<尾長水薙鳥>読み方:オナガミズナギドリ尾長水薙鳥というのは、”ミズナギドリ目ミズナギドリ科ミズナギドリ属に分類される鳥類の一種”。<嘴細水薙鳥>読み方:ハシボソミズナギドリ嘴細水薙鳥というのは、”ミズナギドリ目ミズナギドリ科ミズナギドリ属に分類される鳥類の一種”。<羽白水薙鳥>読み方:ハジロミズナギドリ羽白水薙鳥というのは、”ミズナギドリ目ミズナギドリ科シロハラミズナギドリ属に分類される鳥類の一種”。【鷦鷯(三十三才・巧婦鳥)】読み方:ミソサザイ鷦鷯というのは、”スズメ目ミソサザイ科ミソサザイ属に分類される鳥類の一種”。【木菟(角鴟・鴟鵂・耳木菟)】読み方:ミミズク(総称)木菟というのは、”フクロウ目フクロウ科に分類される鳥類のうち、頭に耳のような飾り羽(羽角)を持つ種の総称”。<木葉木菟(木葉梟)>読み方:コノハズク木葉木菟というのは、”フクロウ目フクロウ科コノハズク属に分類される鳥類の一種”。<島梟>読み方:シマフクロウ島梟というのは、”フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属に分類される鳥類の一種”。<虎斑木菟>読み方:トラフズク虎斑木菟というのは、”フクロウ目フクロウ科トラフズク属に分類される鳥類の一種”。【椋鳥(鶁・白頭翁)】読み方:ムクドリ(一種)椋鳥というのは、”スズメ目ムクドリ科ムクドリ属に分類される鳥類の一種/スズメ目ムクドリ科に分類される鳥類の総称”。※上は椋の木の果実の写真椋の木(ムクノキ)の果実を好んで食べることから名付けられましたが、椋の木の果実以外にも様々なものを食べます。<銀椋鳥>読み方:ギンムクドリ銀椋鳥というのは、”スズメ目ムクドリ科ムクドリ属に分類される鳥類の一種”。<小椋鳥>読み方:コムクドリ小椋鳥というのは、”スズメ目ムクドリ科ムクドリ属に分類される鳥類の一種”。<星椋鳥>読み方:ホシムクドリ星椋鳥というのは、”スズメ目ムクドリ科ムクドリ属に分類される鳥類の一種”。【目白(繡眼児)】読み方:メジロ(一種)目白というのは、”スズメ目メジロ科メジロ属に分類される鳥類の一種/スズメ目メジロ科に分類される鳥類の総称”。目白は秋から冬にかけて、群れをなして押し合うように並んで木に止まる習性があり、これを「目白の押し合い」と言っていました。その様子から”多くの人や物事がぎっしり並んだり続いたりすること”の意味で、「目白押し(めじろおし)」という言葉が使われるようになりました。<琉球目白>読み方:リュウキュウメジロ琉球目白というのは、”スズメ目メジロ科メジロ属に分類される鳥類。目白の亜種”。【百舌(百舌鳥・鶪・鴃)】読み方:モズ(一種)百舌というのは、”スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類の一種/スズメ目モズ科に分類される鳥類の総称”。百舌は捕らえた獲物を木の枝に突き刺しておく習性があり、この習性のことを「百舌の速贄(はやにえ)」と呼びます。これはモズ類の全てが行う習性で、速贄は百舌の栄養食や、餌(えさ)の少ない冬季の保存食としての役割があると考えられています。<赤百舌>読み方:アカモズ赤百舌というのは、”スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類の一種”。<大唐百舌>読み方:オオカラモズ大唐百舌というのは、”スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類の一種”。↓ヤ行~【戴勝(八頭)】読み方:ヤツガシラ戴勝というのは、”サイチョウ目ヤツガシラ科ヤツガシラ属に分類される鳥類の一種”。頭には広げると扇状になる冠羽(かんう)(鳥の頭の、周囲より長い羽毛)があり、その冠羽が8つに分かれているように見えることから名付けられています。【山雀】読み方:ヤマガラ山雀というのは、”スズメ目シジュウカラ科ヤマガラ属に分類される鳥類の一種”。【葦切(葭切・葦雀)】読み方:ヨシキリ(総称)葦切というのは、”スズメ目ヨシキリ科ヨシキリ属に分類される鳥類の総称”。<大葦切(大葭切)>読み方:オオヨシキリ大葦切というのは、”スズメ目ヨシキリ科ヨシキリ属に分類される鳥類の一種”。<小葦切(小葭切)>読み方:コヨシキリ小葦切というのは、”スズメ目ヨシキリ科ヨシキリ属に分類される鳥類の一種”。【葦五位(葭五位)】読み方:ヨシゴイ葦五位というのは、”ペリカン目サギ科ヨシゴイ属に分類される鳥類の一種”。【夜鷹(蚊母鳥・怪鴟)】読み方:ヨタカ夜鷹というのは、”ヨタカ目ヨタカ科ヨタカ属に分類される鳥類の一種”。↓ラ行~【蓮鶴(蓮角)】読み方:レンカク(一種)蓮鶴というのは、”チドリ目レンカク科レンカク属に分類される鳥類の一種/チドリ目レンカク科に分類される鳥類の総称”。長い指と爪によりかんじきのように接地面の圧力を分散させて、池に浮いた植物の葉の上を歩くことができます。<南米蓮鶴(南米蓮角)>読み方:ナンベイレンカク南米蓮鶴というのは、”チドリ目レンカク科アメリカレンカク属に分類される鳥類の一種”。【連雀】読み方:レンジャク(総称)連雀というのは、”スズメ目レンジャク科に分類される鳥類の総称”。<黄連雀>読み方:キレンジャク黄連雀というのは、”スズメ目レンジャク科レンジャク属に分類される鳥類の一種”。<緋連雀(十二紅)>読み方:ヒレンジャク緋連雀というのは、”スズメ目レンジャク科レンジャク属に分類される鳥類の一種”。↓ワ行~【鷲】読み方:ワシ(総称)鷲というのは、”タカ目タカ科に分類される鳥類のうち、大形の種の総称”。鷲は、英語で「イーグル(eagle)」と言います。ちなみに”タカ目タカ科に分類される鳥類のうち、小形ないし中形の種の総称”を「鷹(タカ)」(英語で「ホーク(hawk)」)と呼びます。<犬鷲(狗鷲)>読み方:イヌワシ犬鷲というのは、”タカ目タカ科イヌワシ属に分類される鳥類の一種”。<大鷲>読み方:オオワシ大鷲というのは、”タカ目タカ科オジロワシ属に分類される鳥類の一種”。<白頭鷲>読み方:ハクトウワシ白頭鷲というのは、”タカ目タカ科ウミワシ属に分類される鳥類の一種”。鳥の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【青鵐(蒿雀)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【エナガ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)スズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥類の一種】【(広義では)スズメ目エナガ科に分類される鳥類の総称】の両方を意味例 【インコ(総称)】 ⇒ 【オウム目インコ科に分類される鳥類の総称】を意味(インコという名称の特定の鳥が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄【秋沙】アイサ(総称)◆海秋沙ウミアイサ◆川秋沙カワアイサ◆高麗秋沙コウライアイサ◆神子秋沙(巫女秋沙)ミコアイサ青鵐(蒿雀)アオジ【鯵刺】アジサシ(一種)◆大鯵刺オオアジサシ◆小鯵刺コアジサシ花鶏(獦子鳥)アトリ阿比アビ【信天翁(阿呆鳥・阿房鳥)】アホウドリ(一種)◆小阿呆鳥(小信天翁)コアホウドリ斑鳩(鵤)イカルガ(イカル)「イカルガ」は、「イカル」(標準和名)の別名交喙(鶍)イスカ【鸚哥(音呼)】インコ(総称)◆背黄青鸚哥セキセイインコ◆牡丹鸚哥ボタンインコ【鵜】ウ(総称)「鵜呑み(うのみ)」の語源◆海鵜ウミウ◆川鵜(河鵜)カワウ【鶯(鴬)】ウグイス(一種)別名は「春告鳥(はるつげどり)」。日本三鳴鳥に数えられる◆高麗鶯コウライウグイス鶯と表記されるが、鶯の仲間ではない◆深山鶯ミヤマウグイス鶉ウズラ善知鳥ウトウ【柄長】エナガ(一種)◆島柄長シマエナガ島柄長は「柄長(エナガ)」の亜種鴯鶓エミュー【鸚鵡】オウム(総称)◆阿亀鸚哥(片福面鸚哥)オカメインコ鸚哥(インコ)と表記されるが、鸚鵡(オウム)の仲間◆太白鸚鵡(大白鸚鵡)タイハクオウム◆椰子鸚鵡ヤシオウム大鷭オオバン大瑠璃オオルリ日本三鳴鳥に数えられる鴛鴦オシドリ「鴛鴦夫婦(おしどりふうふ)」の語源鸊鷉カイツブリ鸊鷉(標準和名)の別名は「鳰(にお)」【懸巣(鵥)】カケス(一種)◆深山懸巣ミヤマカケス◆瑠璃懸巣ルリカケス鵲カササギ鵲(標準和名)の別名は「勝烏(カチガラス)」「高麗烏(コウライガラス)」【鵞鳥(鵝鳥)】ガチョウ(総称)◆支那鵞鳥シナガチョウ鰹鳥カツオドリ郭公カッコウ郭公(標準和名)の別名は「閑古鳥(かんこどり)」。托卵(たくらん)を行う種として有名金糸雀カナリア古くは炭鉱の毒ガスの検知に利用されていた【鴨】カモ(総称)◆合鴨(間鴨)アイガモ◆家鴨(鶩)アヒル◆軽鴨カルガモ◆小鴨コガモ◆嘴広鴨ハシビロガモ◆真鴨マガモ【鴎(鷗)】カモメ(一種)◆海猫ウミネコ◆白鴎(白鷗)シロカモメ◆背黒鴎(背黒鷗)セグロカモメ◆百合鴎(百合鷗)ユリカモメ【烏(鴉)】カラス(総称)日本では一般的に「嘴太烏(ハシブトガラス)」か「嘴細烏(ハシボソガラス)」を指す◆黒丸烏(黒丸鴉)コクマルガラス◆嘴太烏(嘴太鴉)ハシブトガラス◆嘴細烏(嘴細鴉)ハシボソガラス◆深山烏(深山鴉)ミヤマガラス雁金カリガネ【翡翠(川蝉・魚狗)】カワセミ(一種)翡翠(一種:標準和名)の別名は「(空)飛ぶ宝石」「青い宝石」「渓流の宝石」◆赤翡翠アカショウビン◆山翡翠ヤマセミ【雁(鴈)】ガン(カリ)(総称)「カリ」は、「ガン」(標準和名)の別名◆印度雁インドガン◆黒鴈コクガン◆真雁マガン雉子(雉)キジ雉子は、日本の国鳥【啄木鳥】キツツキ(総称)◆緑啄木鳥(青啄木鳥)アオゲラ◆赤啄木鳥アカゲラ◆熊啄木鳥クマゲラ◆小啄木鳥コゲラ◆山啄木鳥(山緑啄木鳥)ヤマゲラ【水鶏】クイナ(一種)◆山原水鶏ヤンバルクイナ鵠クグイ鵠は「白鳥(ハクチョウ)」の別名【孔雀】クジャク(総称)一般的には「印度孔雀(インドクジャク)」を指す。色鮮やかな飾り羽を広げる求愛行動が有名◆印度孔雀インドクジャク◆白孔雀シロクジャク鳧(鳬・計里・水札)ケリ鸛コウノトリ小雀コガラ五十雀ゴジュウカラ小綬鶏コジュケイ【鷺】サギ(総称)◆亜麻鷺(猩々鷺・飴鷺)アマサギ◆黒鷺クロサギ◆五位鷺ゴイサギ◆白鷺シラサギ(総称)白い鷺の総称(小鷺・中鷺・大鷺など)差羽(刺羽・鸇)サシバ差羽(標準和名)の別名は「大扇(おおおうぎ)」【鴫(鷸)】シギ(総称)◆磯鷸(磯鴫)イソシギ◆京女鷸(京女鴫)キョウジョシギ◆田鴫(田鷸)タシギ◆雲雀鴫(雲雀鷸)ヒバリシギ四十雀シジュウカラ縞味シマアジ【鷓鴣】シャコ(総称)◆赤足岩鷓鴣(赤脚岩鷓鴣)アカアシイワシャコ◆髪長鷓鴣カミナガシャコ十姉妹ジュウシマツ【雀】スズメ(一種)◆入内雀ニュウナイスズメ【鶺鴒】セキレイ(総称)◆黄鶺鴒キセキレイ◆背黒鶺鴒セグロセキレイ◆白鶺鴒ハクセキレイ【鷹】タカ(総称)タカ科に分類される鳥類のうち、小形ないし中形の種を「鷹(タカ)」、大形の種を「鷲(ワシ)」と呼ぶ◆大鷹(蒼鷹)オオタカ◆熊鷹(角鷹)クマタカ◆鷂(灰鷹)ハイタカ(ハシタカ)「ハシタカ」は、「ハイタカ」(標準和名)の別名駝鳥ダチョウ駝鳥の卵は「世界一大きな卵」とされている【千鳥(鵆)】チドリ(総称)◆桑鳲千鳥(斑鳩千鳥・鵤千鳥)イカルチドリ◆小千鳥コチドリ◆白千鳥シロチドリ◆目大千鳥メダイチドリ鶫(鶇)ツグミ【燕(玄鳥・乙鳥)】ツバメ(一種)雀鷹(雀鷂)ツミ【鶴】ツル(総称)日本では一般的に「丹頂(タンチョウ)」を指すことが多い◆丹頂タンチョウ◆鍋鶴ナベヅル◆真鶴(真名鶴)マナヅル朱鷺(鴇・桃花鳥・鵇)トキ鳶トビ、トンビ「トンビ」は、「トビ」(標準和名)の別名【鶏】ニワトリ(総称)鶏の雛(ひな)を「雛(ヒヨコ)」、雄の鶏を「雄鶏(おんどり)」、雌の鶏を「雌鶏(めんどり)」と呼ぶ◆烏骨鶏うこっけい◆軍鶏(鶤)シャモもともとは闘鶏(とうけい)専用の品種◆矮鶏チャボ◆唐丸(鶤鶏)とうまる野雁(鴇)ノガン野路子(野鵐)ノジコ嘴広鸛ハシビロコウ「動かない鳥」として有名蜂熊(蜂角鷹・八角鷹)ハチクマ【鳩】ハト(総称)一般的には「河原鳩(カワラバト)」を指すことが多い◆河原鳩カワラバト飼育管理されたものを「家鳩(イエバト)」、家鳩が野生化したものを「土鳩(ドバト)」と呼ぶ◆雉鳩キジバト隼ハヤブサ地球上で最も早い動物とされている鷭バン火食鳥(食火鶏)ヒクイドリ菱喰(鴻)ヒシクイ【鶲(火焼)】ヒタキ(総称)◆蝦夷鶲エゾビタキ◆黄鶲キビタキ◆瑠璃鶲ルリビタキ雲雀(告天子)ヒバリ鵯(白頭鳥)ヒヨドリ【鶸(金翅雀)】ヒワ(総称)一般的には「真鶸(マヒワ)」を指すことが多い◆河原鶸カワラヒワ◆紅鶸ベニヒワ◆真鶸マヒワ【梟】フクロウ(一種)梟(一種:標準和名)の別名は「烏拉梟・烏拉児梟(ウラルフクロウ)」。羽角(うかく)のある種を木菟(ミミズク)と呼ぶ◆青葉木菟(青葉梟)アオバズク◆大梟オオフクロウ◆白梟シロフクロウ【仏法僧】ブッポウソウ(一種)◆印度仏法僧インドブッポウソウ【紅鶴(火鶴・火烈鳥)】フラミンゴ(総称)◆大紅鶴オオフラミンゴ◆小紅鶴コフラミンゴ小紅鶴(標準和名)の別名は「小型紅鶴(コガタフラミンゴ)」◆紅色紅鶴ベニイロフラミンゴ箆鷺ヘラサギ鷺(サギ)と表記されるが、鷺の仲間ではない【伽藍鳥】ペリカン(総称)◆白伽藍鳥シロペリカン◆桃色伽藍鳥モモイロペリカン【人鳥(企鵝・片吟)】ペンギン(総称)◆岩飛人鳥(跳岩企鵝)イワトビペンギン◆王様人鳥オウサマペンギン王様人鳥(標準和名)の別名は「キングペンギン」◆皇帝人鳥(皇帝企鵝)コウテイペンギン皇帝人鳥(標準和名)の別名は「エンペラーペンギン」頬白(黄道眉・画眉鳥)ホオジロ杜鵑(時鳥・不如帰・子規・郭公)ホトトギス鶯(ウグイス)と同様に托卵することで知られている。郭公は「カッコウ」と読むことが多い珠鶏ホロホロチョウ鶚(雎鳩)ミサゴ鶚(標準和名)の別名は「魚鷹(ウオタカ)」【水薙鳥(水凪鳥)】ミズナギドリ(総称)◆尾長水薙鳥オナガミズナギドリ◆嘴細水薙鳥ハシボソミズナギドリ◆羽白水薙鳥ハジロミズナギドリ鷦鷯(三十三才・巧婦鳥)ミソサザイ【木菟(角鴟・鴟鵂・耳木菟)】ミミズク(総称)木菟は、羽角のある梟(フクロウ)◆木葉木菟(木葉梟)コノハズク◆島梟シマフクロウ梟と表記されるが、羽角があり木菟に分類◆虎斑木菟トラフズク【椋鳥(鶁・白頭翁)】ムクドリ(一種)◆銀椋鳥ギンムクドリ◆小椋鳥コムクドリ◆星椋鳥ホシムクドリ【目白(繡眼児)】メジロ(一種)「目白押し(めじろおし)」の語源◆琉球目白リュウキュウメジロ【百舌(百舌鳥・鶪・鴃)】モズ(一種)「百舌の速贄(はやにえ)」という習性で知られる◆赤百舌アカモズ◆大唐百舌オオカラモズ戴勝(八頭)ヤツガシラ山雀ヤマガラ【葦切(葭切・葦雀)】ヨシキリ(総称)◆大葦切(大葭切)オオヨシキリ◆小葦切(小葭切)コヨシキリ葦五位(葭五位)ヨシゴイ夜鷹(蚊母鳥・怪鴟)ヨタカ【蓮鶴(蓮角)】レンカク(一種)◆南米蓮鶴(南米蓮角)ナンベイレンカク【連雀】レンジャク(総称)◆黄連雀キレンジャク◆緋連雀(十二紅)ヒレンジャク【鷲】ワシ(総称)タカ科に分類される鳥類のうち、小形ないし中形の種を「鷹(タカ)」、大形の種を「鷲(ワシ)」と呼ぶ◆犬鷲(狗鷲)イヌワシ◆大鷲オオワシ◆白頭鷲ハクトウワシ項目1項目2項目3)★ 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  • 【花・植物】難読漢字の一覧!
    このページでは花・植物の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(花・植物の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓花・植物の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓花・植物の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●花・植物の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ花・植物の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【薊(莇)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【シクラメン(一種)】 ⇒ 【(狭義では)ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される多年草の一種】【(広義では)ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される植物の総称】の両方を意味例 【アオイ(総称)】 ⇒ 【アオイ目アオイ科に分類される植物の総称】を意味(アオイという名称の特定の植物が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【葵】読み方:アオイ(総称)※上は立葵(タチアオイ)の写真葵というのは、”アオイ目アオイ科に分類される植物の総称”。【金合歓】読み方:アカシア※上は銀葉金合歓(ギンヨウアカシア)の写真金合歓というのは、”マメ目マメ科アカシア属に分類される常緑高木の総称/偽金合歓(ニセアカシア)の別名”。※上は御辞儀草(オジギソウ)の写真金合歓(マメ科アカシア属の常緑高木の総称)は別名で「ミモザ」(日本では銀葉金合歓を「ミモザ」と呼ぶことが多い)と呼ばれることも多いですが、本来ミモザは”「オジギソウ属(Mimosa)」に分類される植物の総称”を指しています。オジギソウ属の一種である「御辞儀草(オジギソウ)」の学名を「Mimosa pudica(ミモザプディカ)」といい、「ミモザ」は御辞儀草の別名としても用いられます。※上は偽金合歓(ニセアカシア)の写真また「アカシア蜂蜜(はちみつ)」という蜂蜜がありますが、これは「偽金合歓(ニセアカシア)」(マメ目マメ科ハリエンジュ属に分類される落葉高木の一種)の蜜から採った蜂蜜になります。標準和名は「針槐(ハリエンジュ)」で、その別名として「偽金合歓(ニセアカシア)」と呼ばれています。【朝顔(牽牛花・蕣)】読み方:アサガオ朝顔というのは、”ナス目ヒルガオ科サツマイモ属に分類される一年草の一種”。【薊(莇)】読み方:アザミ(総称)※上は野薊(ノアザミ)の写真薊というのは、”キク目キク科アザミ属に分類される植物の総称”。棘(トゲ)が多いことから、別名で「棘草(トゲクサ)」とも呼ばれています。【葦】読み方:アシ(ヨシ)葦というのは、”イネ目イネ科ヨシ属に分類される多年草の一種”。「アシ」は、「ヨシ」(標準和名)の別名になります。※上は茅葺き屋根の写真葦の茎を利用したものには「簾(すだれ)」「葦簀(よしず)」(竹なども用いられる)や、「茅葺き屋根(かやぶきやね)」などがあります。”屋根をふく材料とする草のこと”を「茅(かや)」と呼び、茅葺き屋根には他にも薄(ススキ)などが用いられます。【紫陽花】読み方:アジサイ紫陽花というのは、”ミズキ目アジサイ科アジサイ属に分類される落葉低木の一種”。紫陽花は土壌環境(酸性・アルカリ性)によって花色が変化(酸性だと青色、アルカリ性だとピンク色)することから、別名で「七変化(しちへんげ)」「八仙花(はっせんか)」とも呼ばれています。【翌檜(翌桧)】読み方:アスナロ翌檜というのは、”マツ目ヒノキ科アスナロ属に分類される常緑樹の一種”。【馬酔木】読み方:アセビ馬酔木というのは、”ツツジ目ツツジ科アセビ属に分類される常緑低木の一種”。葉には毒があり、馬が葉を食べると、毒で酔ったようにふらついてしまうことから、「馬酔木」という漢字が当てられています。【甘茶蔓】読み方:アマチャヅル甘茶蔓というのは、”スミレ目ウリ科アマチャヅル属に分類される多年草の一種”。葉を噛むと甘味があり、健康茶や薬用として用いられます。【菖蒲】読み方:アヤメ、ショウブ※上は菖蒲(アヤメ)の写真※上は菖蒲(ショウブ)の写真※上は花菖蒲(ハナショウブ)の写真「アヤメ」と読むと”キジカクシ目アヤメ科アヤメ属に分類される多年草の一種”。「ショウブ」と読むと”ショウブ目ショウブ科ショウブ属に分類される多年草の一種/花菖蒲(ハナショウブ:標準和名)の別名”。花菖蒲は、”キジカクシ目アヤメ科アヤメ属に分類される多年草の一種”を指します。※上が菖蒲(ショウブ)の葉の写真「ショウブ」はその葉や根を入れて沸かす風呂である「菖蒲湯(しょうぶゆ)」が有名で、5月5日の端午(たんご)の節句の日に健康を願って行われる年中行事です。菖蒲祭り(しょうぶまつり)の「ショウブ」は、「花菖蒲(ハナショウブ)」のことを指します。【蘆薈】読み方:アロエ(総称)※上は木立蘆薈(キダチアロエ)の写真※上はアロエベラの写真蘆薈というのは、”キジカクシ目ススキノキ科アロエ属に分類される植物の総称”。葉はギザギザがついていて多肉で、葉の表面を取り除いた葉肉の部分を食用とし、一般的に食用として流通している蘆薈は「木立蘆薈(キダチアロエ)」と「アロエベラ」になります。【粟】読み方:アワ粟というのは、”イネ目イネ科エノコログサ属に分類される多年草の一種”。五穀(ごこく)のひとつで、五穀とは一般的に「米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆」の5種類の穀物を指します。【藺】読み方:イ藺というのは、”イネ目イグサ科イグサ属に分類される多年草の一種”。「藺(イ)」(標準和名)は、別名で「藺草(イグサ)」とも呼ばれています。※上は茣蓙(ござ)の写真藺の茎は、畳(たたみ)や茣蓙(ござ)の材料として用いられます。【虎杖】読み方:イタドリ虎杖というのは、”ナデシコ目タデ科ソバカズラ属に分類される多年草の一種”。擦り傷などの患部に若葉を揉(も)んでつけると痛みを和らげるのに役立つことから、「痛み取り」から変化して名付けられたとされています。【公孫樹(銀杏)】読み方:イチョウ公孫樹というのは、”イチョウ目イチョウ科イチョウ属に分類される落葉高木の一種”。一般的には銀杏は「ぎんなん」と読むことが多く、銀杏(ぎんなん)は”イチョウの実のこと”を指します。【猪子槌(牛膝)】読み方:イノコヅチ猪子槌というのは、”ナデシコ目ヒユ科イノコヅチ属に分類される多年草の一種”。【鬱金】読み方:ウコン※上は鬱金の地下茎の写真鬱金というのは、”ショウガ目ショウガ科ウコン属に分類される多年草の一種。また、その地下茎(ちかけい)のこと”。地下茎は肥大していて黄色っぽく、鬱金の地下茎を乾燥させて粉末にしたものを「ターメリック」と呼び、染料・香料・カレー粉などに用いられます。【空木(卯木)】読み方:ウツギ空木というのは、”ミズキ目アジサイ科ウツギ属に分類される落葉低木の一種”。幹(みき)の中が空洞であることから「空木」、また卯月(旧暦の4月)頃に花を咲かせることから「卯木」と表記されます。【独活(土当帰)】読み方:ウド独活というのは、”セリ目ウコギ科タラノキ属に分類される多年草の一種”。若い葉や茎は香りが強く、山菜として知られています。【漆】読み方:ウルシ漆というのは、”ムクロジ目ウルシ科ウルシ属に分類される落葉高木の一種”。漆の木に傷をつけ、その傷部分から分泌する樹液のことを「漆(うるし)」と呼ぶことも多く、採取した樹液から木屑(きくず)などを濾過(ろか)したものを「生漆(きうるし)」と言います。漆の木の樹液から精製された漆を器物の表面に塗ったり、模様を描く技術のことを「漆工芸(うるしこうげい)」「漆芸(しつげい)」、その漆塗りの器物のことを「漆器(しっき)」と呼びます。※上は漆器の写真漆(樹液)は固まると水を弾き、さらに防腐性・抗菌性も高いため、重宝されています。また完全に乾いていない漆(樹液)に触れたり、漆の木や葉に触れることでかぶれることがある(主成分であるウルシオールによるもの)ため注意が必要です。【金雀枝】読み方:エニシダ金雀枝というのは、”マメ目マメ科エニシダ属に分類される落葉低木の一種”。【狗尾草】読み方:エノコログサ狗尾草というのは、”イネ目イネ科エノコログサ属に分類される一年草の一種”。花穂(かすい)を猫の前で振ると猫がじゃれつくことから、別名で「猫じゃらし」とも呼ばれています。【槐】読み方:エンジュ槐というのは、”マメ目マメ科エンジュ属に分類される落葉高木の一種”。【大葉子(車前草)】読み方:オオバコ大葉子というのは、”シソ目オオバコ科オオバコ属に分類される多年草の一種”。【荻】読み方:オギ荻というのは、”イネ目イネ科ススキ属に分類される多年草の一種”。「荻(オギ)」という字は、「萩(ハギ)」という字によく似ているため注意が必要です。【朮】読み方:オケラ朮というのは、”キク目キク科オケラ属に分類される多年草の一種”。【御辞儀草(含羞草)】読み方:オジギソウ御辞儀草というのは、”マメ目マメ科オジギソウ属に分類される多年草の一種”。御辞儀草(標準和名)は、別名で「眠り草(ネムリグサ)」「ミモザ」とも呼ばれています。御辞儀草は別名で「ミモザ」と呼ばれますが、一般的には金合歓(アカシア)(マメ科アカシア属の常緑高木の総称)の別名として「ミモザ」と呼ぶことが多いです。ただ本来はミモザというと”「オジギソウ属(Mimosa)」に分類される植物の総称”を指し、オジギソウ属の一種である「御辞儀草(オジギソウ)」の学名を「Mimosa pudica(ミモザプディカ)」といい、御辞儀草の別名としても用いられます。葉に軽く触ると、葉が閉じていって垂れ下がる性質があり、その様子がお辞儀をしているように見えることから名付けられました。【白粉花】読み方:オシロイバナ白粉花というのは、”ナデシコ目オシロイバナ科オシロイバナ属に分類される多年草の一種”。白粉花の黒い種子を割ると、中から白い粉が出てきて、それを肌につけると白粉(おしろい)を塗ったように白くなることから名付けられました。【苧環】読み方:オダマキ(総称)※上は深山苧環(ミヤマオダマキ)の写真苧環というのは、”キンポウゲ目キンポウゲ科オダマキ属に分類される植物の総称”。【弟切草】読み方:オトギリソウ弟切草というのは、”キントラノオ目オトギリソウ科オトギリソウ属に分類される多年草の一種”。【男郎花】読み方:オトコエシ男郎花というのは、”マツムシソウ目オミナエシ科オミナエシ属に分類される多年草の一種”。(女郎花(オミナエシ)に対比させる形で)女郎花に見た目が似ていて、全体的に太くて毛深いことから「男郎花(オトコエシ)」と名付けられました。男郎花は白い花、女郎花は黄色い花を咲かせます。【巻耳】読み方:オナモミ巻耳というのは、”キク目キク科オナモミ属に分類される一年草の一種”。果実全体に棘(トゲ)があり、草むらに入ると衣類などにくっつくことから、別名で「ひっつき虫」「くっつき虫」とも呼ばれています。「ひっつき虫」と呼ばれる植物は巻耳以外にも多く存在し、どれも子孫(種子)を広範囲に運んでもらうために、種子や果実が動物の毛や衣類などにくっつきやすくなっています。【女郎花】読み方:オミナエシ女郎花というのは、”マツムシソウ目オミナエシ科オミナエシ属に分類される多年草の一種”。女郎花は秋の七草のひとつとして知られ、別名で「敗醤(はいしょう)」とも呼ばれています。女郎花を花瓶に挿してしばらくすると、腐った醤油(しょうゆ)のような臭いがすることから別名(敗醤)が名付けられています。(男郎花(オトコエシ)に対比させる形で)男郎花に見た目が似ていて、全体的に毛が細くて可憐な見た目から「女郎花(オミナエシ)」と名付けられました。女郎花は黄色い花、男郎花は白い花を咲かせます。【沢瀉(面高)】読み方:オモダカ沢瀉というのは、”オモダカ目オモダカ科オモダカ属に分類される多年草の一種”。【万年青】読み方:オモト万年青というのは、”キジカクシ目キジカクシ科オモト属に分類される多年草の一種”。【阿列布(阿利布)】読み方:オリーブ阿列布というのは、”シソ目モクセイ科オリーブ属に分類される常緑高木の一種”。果実は油分を多く含んでいるため、果実から油(オリーブオイル)を採ったり、食用としても用いられます。↓カ行~【海棠】読み方:カイドウ海棠というのは、”花海棠(ハナカイドウ:標準和名)の別名”。花海棠は、”バラ目バラ科リンゴ属に分類される落葉高木の一種”を指します。【楓(槭)】読み方:カエデ(総称)※上は伊呂波紅葉(イロハモミジ)(ムクロジ科カエデ属)の写真楓というのは、”ムクロジ目ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の総称”。葉の形が蛙(カエル)の手に似ていることから「蛙手(カエルデ)」となり、それが略され「カエデ」となりました。※上はカナダの国旗の画像※上は砂糖楓の葉の写真楓を英語にすると「maple(メープル)」で、メープルシロップで有名なカナダの国旗にも砂糖楓(サトウカエデ)(ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の一種)の葉がデザインされています。メープルシロップの原料は砂糖楓の樹液で、その樹液を煮詰めて水分を飛ばすとメープルシロップになります。【加加阿】読み方:カカオ加加阿というのは、”アオイ目アオイ科カカオ属に分類される常緑高木の一種”。※上はカカオの実(カカオポッド)の断面の写真※上はカカオ豆(種子)の写真加加阿の実(果実)を「カカオポッド」、白い果肉部分を「カカオパルプ」、白い果肉の中にある種子のことを「カカオ豆」と呼びます。上記の中で主にカカオ豆がチョコレートの原料として用いられます。【燕子花(杜若)】読み方:カキツバタ燕子花というのは、”キジカクシ目アヤメ科アヤメ属に分類される多年草の一種”。【樫】読み方:カシ(総称)※上は白樫(シラカシ)の写真樫というのは、”ブナ目ブナ科に分類される常緑高木の一群の総称”。【細葉榕(榕樹)】読み方:ガジュマル細葉榕というのは、”バラ目クワ科イチジク属に分類される常緑高木の一種”。細葉榕は観葉植物として人気で、沖縄県では細葉榕の大木には「キジムナー」と呼ばれる精霊が宿っていると伝えられています。【霞草】読み方:カスミソウ霞草というのは、”ナデシコ目ナデシコ科カスミソウ属に分類される多年草の一種”。【葛】読み方:カズラ、クズ※上は葛(クズ)の写真「カズラ」と読むと”蔓草(つるくさ)の総称のこと”。蔓草というのは、”茎(くき)が蔓になる草の総称”を指します。「クズ」と読むと”マメ目マメ科クズ属に分類される多年草の一種”。「クズ」は、秋の七草のひとつとして知られています。※上は葛粉の写真葛(クズ)は山野に多く自生していて、根からはデンプンを取ることができ、このデンプンのことを「葛粉(くずこ)」と言います。※上は葛餅の写真※上は葛湯の写真葛粉は葛餅(くずもち)、葛湯(くずゆ)などに用いられます。【桂】読み方:カツラ桂というのは、”ユキノシタ目カツラ科カツラ属に分類される落葉高木の一種”。【蒲】読み方:ガマ蒲というのは、”イネ目ガマ科ガマ属に分類される多年草の一種”。【枳殻(枸橘)】読み方:カラタチ枳殻というのは、”ムクロジ目ミカン科カラタチ属に分類される落葉低木の一種”。【唐松(落葉松)】読み方:カラマツ唐松というのは、”マツ目マツ科カラマツ属に分類される落葉高木の一種”。【雁草(雁金草)】読み方:カリガネソウ雁草というのは、”シソ目シソ科カリネソウ属に分類される多年草の一種”。【雁皮】読み方:ガンピ雁皮というのは、”フトモモ目ジンチョウゲ科ガンピ属に分類される落葉低木の一種”。樹皮の繊維がきめ細かく、和紙の原料として用いられます。【桔梗】読み方:キキョウ桔梗というのは、”キク目キキョウ科キキョウ属に分類される多年草の一種”。桔梗は、秋の七草のひとつとして知られています。【菊】読み方:キク菊というのは、”キク目キク科キク属に分類される多年草の一種”。【羊蹄】読み方:ギシギシ羊蹄というのは、”ナデシコ目タデ科スイバ属に分類される多年草の一種”。【黍】読み方:キビ黍というのは、”イネ目イネ科キビ属に分類される一年草の一種”。五穀(ごこく)のひとつで、五穀とは一般的に「米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆」の5種類の穀物を指します。【擬宝珠】読み方:ギボウシ(総称)※上は大葉擬宝珠(オオバギボウシ)の写真擬宝珠というのは、”キジカクシ目キジカクシ科ギボウシ属に分類される多年草の総称”。【夾竹桃】読み方:キョウチクトウ夾竹桃というのは、”リンドウ目キョウチクトウ科キョウチクトウ属に分類される落葉低木の一種”。樹木全体に強力な毒成分(主にオレアンドリンなど)が含まれており、夾竹桃を植えた周りの土壌や、夾竹桃を燃やして出た煙にも毒性があるため注意が必要です。車の排気ガスや大気汚染、暑さや乾燥などにも強いため、緑化樹として公園や道路脇(わき)などに植えられています。【桐】読み方:キリ桐というのは、”シソ目キリ科キリ属に分類される落葉高木の一種”。【金盞花】読み方:キンセンカ金盞花というのは、”キク目キク科キンセンカ属に分類される一年草の一種”。【金鳳花】読み方:キンポウゲ金鳳花というのは、”馬の足形(ウマノアシガタ:標準和名)の別名”。馬の足形は、”キンポウゲ目キンポウゲ科キンポウゲ属に分類される多年草の一種”を指します。【金木犀】読み方:キンモクセイ金木犀というのは、”シソ目モクセイ科モクセイ属に分類される常緑低木の一種”。金木犀は、沈丁花(ジンチョウゲ)・梔子(クチナシ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられています。【枸杞】読み方:クコ枸杞というのは、”ナス目ナス科クコ属に分類される落葉低木の一種”。※上は乾燥させた枸杞の実(果実)の写真※上は杏仁豆腐の写真赤く熟した枸杞の実は、生食(なましょく)や乾燥させてから利用されます。一般的には乾燥させてから利用されることが多く、薬膳として杏仁豆腐(あんにんどうふ)などにトッピングされます。【楠(樟)】読み方:クスノキ楠というのは、”クスノキ目クスノキ科ニッケイ属に分類される常緑高木の一種”。楠(樟)の葉・枝などのチップを水蒸気蒸留することで「樟脳(しょうのう)」と呼ばれる白い結晶を精製することができます。英語では「カンフル(camphor)」(または「カンファー」)と呼ばれ、主に防虫剤、他にも防臭・医薬品などに用いられます。ちなみに”ダメになりかけた物事を蘇らせる効果のある措置のこと”の意味で使われる「カンフル剤」のカンフルは、樟脳が由来になります。これは昔に樟脳が強心剤(衰弱した心臓の働きを高めるための薬剤)としても使われていたことからきています。【梔子(梔・巵子・山梔子)】読み方:クチナシ梔子というのは、”リンドウ目アカネ科クチナシ属に分類される常緑低木の一種”。梔子は、沈丁花(ジンチョウゲ)・金木犀(キンモクセイ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられています。【椚(櫟・橡・櫪)】読み方:クヌギ椚というのは、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”。【桑】読み方:クワ(総称)※上は山桑(ヤマグワ)の写真桑というのは、”バラ目クワ科クワ属に分類される植物の総称”。※上は蚕(カイコ)の写真桑の葉は蚕(カイコ)の餌(えさ)として利用され、蚕の吐いた糸(繊維)が絹糸の原料となることから、養蚕(ようさん)などのために栽培されます。【芥子(罌粟)】読み方:ケシ芥子というのは、”キンポウゲ目ケシ科ケシ属に分類される一年草の一種”。未熟な果実の乳液が阿片(アヘン)・モルヒネなどの麻薬の原料となることから、一般の栽培は法律で禁止されています。【欅(槻)】読み方:ケヤキ欅というのは、”バラ目ニレ科ケヤキ属に分類される落葉高木の一種”。【紫雲英】読み方:ゲンゲ紫雲英というのは、”マメ目マメ科ゲンゲ属に分類される多年草の一種”。紫雲英(標準和名)は、別名で「蓮華草(レンゲソウ)」とも呼ばれています。【楮】読み方:コウゾ楮というのは、”バラ目クワ科コウゾ属に分類される落葉低木の一種”。楮は、和紙の原料として栽培されています。【河骨(川骨)】読み方:コウホネ河骨というのは、”スイレン目スイレン科コウホネ属に分類される多年草の一種”。泥の中に伸びる白い地下茎が動物の骨のように見えることから名付けられました。【御形】読み方:ゴギョウ御形というのは、”母子草(ハハコグサ:標準和名)の別名”。母子草は、”キク目キク科ハハコグサ属に分類される多年草の一種”を指します。若い茎・葉を食用とし、春の七草のひとつとして知られています。【秋桜】読み方:コスモス(一種)秋桜というのは、”大春車菊(オオハルシャギク:標準和名)の別名/キク目キク科コスモス属に分類される植物の総称”。大春車菊は、”キク目キク科コスモス属に分類される一年草の一種”を指します。【胡蝶蘭】読み方:コチョウラン胡蝶蘭というのは、”キジカクシ目ラン科コチョウラン属に分類される多年草の一種”。【小楢】読み方:コナラ小楢というのは、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”。【辛夷】読み方:コブシ※上は辛夷の花と蕾(つぼみ)の写真※上は辛夷の果実の写真辛夷というのは、”モクレン目モクレン科モクレン属に分類される落葉高木の一種”。名称の由来として、蕾(つぼみ)の形が握りこぶしに似ていることから名付けられた説や、辛夷の果実がでこぼこしていて握りこぶしに似ていることから名付けられた説があります。↓サ行~【榊】読み方:サカキ榊というのは、”ツツジ目モッコク科サカキ属に分類される常緑小高木の一種”。榊は日本では古くから神事に用いられ、神棚や祭壇に供えられています。【山茶花(茶梅)】読み方:サザンカ山茶花というのは、”ツツジ目ツバキ科ツバキ属に分類される常緑小高木の一種”。【番紅花(咱夫藍)】読み方:サフラン番紅花というのは、”キジカクシ目アヤメ科クロッカス属に分類される多年草の一種。また、その雌蕊(めしべ)を乾燥させた香辛料のこと”。花の中央にある黄色いのが雄(お)しべで、赤色のものが香辛料などに用いられる雌(め)しべになります。【仙人掌(覇王樹)】読み方:サボテン(総称)※上は金鯱(キンシャチ)の写真仙人掌というのは、”ナデシコ目サボテン科に分類される植物の総称”。仙人掌は英語で「カクタス(cactus)」といい、棘(トゲ)は葉や茎が変化したものになります。【沙羅双樹(娑羅双樹)】読み方:サラソウジュ(シャラソウジュ)沙羅双樹というのは、”アオイ目フタバガキ科サラノキ属に分類される常緑高木の一種”。「サラソウジュ」(標準和名)は、別名で「シャラソウジュ」とも呼ばれています。【百日紅(猿滑・紫薇)】読み方:サルスベリ百日紅というのは、”フトモモ目ミソハギ科サルスベリ属に分類される落葉高木の一種”。樹皮がツルツルしていて、猿ですら滑り落ちてしまいそうなことから名付けられています。【椹(花柏・弱檜)】読み方:サワラ椹というのは、”ヒノキ目ヒノキ科ヒノキ属に分類される常緑高木の一種”。【山椒】読み方:サンショウ山椒というのは、”ムクロジ目ミカン科サンショウ属に分類される落葉低木の一種”。山椒は、葉・花・実(果実)・樹皮に至るまであらゆる部位が食用になる植物で、その独特な香りから香辛料などに用いられます。【紫苑】読み方:シオン紫苑というのは、”キク目キク科シオン属に分類される多年草の一種”。【樒(梻)】読み方:シキミ※上は樒の果実の写真樒というのは、”アウストロバイレヤ目マツブサ科シキミ属に分類される常緑小高木の一種”。※上は八角(はっかく)の写真全体的にアニサチンなどの毒を含み、特に果実に猛毒があり、樒の果実は中華料理の香辛料として用いられる「八角(はっかく)」(英語ではスターアニス)によく似ているため注意が必要です。【篝火花】読み方:シクラメン(一種)篝火花というのは、”ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される多年草の一種/ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される植物の総称”。【羊歯(歯朶)】読み方:シダ※上は裏白(ウラジロ)の写真羊歯というのは、”裏白(ウラジロ:標準和名)の別名/シダ植物の総称”。裏白は、”シダ綱ウラジロ科ウラジロ属に分類される多年草の一種”を指します。【枝垂桜】読み方:シダレザクラ枝垂桜というのは、”バラ目バラ科サクラ属に分類される落葉高木の一種”。【枝垂柳】読み方:シダレヤナギ枝垂柳というのは、”キントラノオ目ヤナギ科ヤナギ属に分類される落葉高木の一種”。【射干(著莪・胡蝶花)】読み方:シャガ射干というのは、”キジカクシ目アヤメ科アヤメ属に分類される多年草の一種”。【石楠花(石南花)】読み方:シャクナゲ(総称)※上は本石楠花(ホンシャクナゲ)の写真石楠花というのは、”ツツジ目ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属に分類される常緑低木の総称”。【芍薬】読み方:シャクヤク芍薬というのは、”ユキノシタ目ボタン科ボタン属に分類される多年草の一種”。美女を形容する言葉として「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花」がありますが、これは元々は漢方の生薬(しょうやく)の使い方を示す言葉です。イラ立ちやすい女性は芍薬の根、座ってばかりいるような女性は牡丹の根の皮、フラフラ歩く女性は百合の根を用いると良い、という意味になります。【茉莉花(耶悉茗・素馨)】読み方:ジャスミン(総称)※上は羽衣茉莉花(ハゴロモジャスミン)の写真茉莉花というのは、”シソ目モクセイ科ソケイ属に分類される植物の総称”。【棕櫚(棕梠・椶櫚)】読み方:シュロ(一種)※上は和棕櫚(ワジュロ)の写真棕櫚というのは、”和棕櫚(ワジュロ:標準和名)の別名/ヤシ目ヤシ科シュロ属に分類される植物の総称”。【沈丁花(瑞香)】読み方:ジンチョウゲ沈丁花というのは、”フトモモ目ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属に分類される常緑低木の一種”。沈丁花は、金木犀(キンモクセイ)・梔子(クチナシ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられています。【忍冬(吸い葛)】読み方:スイカズラ忍冬というのは、”マツムシソウ目スイカズラ科スイカズラ属に分類される常緑蔓性木本の一種”。細長い花筒の奥に蜜(みつ)があり、かつて子供が口にくわえて甘い蜜を吸っていたことに由来しています。【杉】読み方:スギ杉というのは、”マツ目ヒノキ科スギ属に分類される常緑高木の一種”。杉というと、屋久杉(やくすぎ)(鹿児島県)・秋田杉(秋田県)・吉野杉(奈良県)などがありますが、これらは地域名称であって、同種の杉になります(別の種類の杉というわけではない)。屋久杉は「縄文杉(じょうもんすぎ)」と呼ばれることもありますが、これは”屋久島に生えている天然の杉(これが屋久杉)の中にある、ひとつの個体を指している固有名称”です。【酸塊】読み方:スグリ(一種)※上は房酸塊(フサスグリ)の写真※上は黒酸塊(クロスグリ)(別名:カシス)の写真酸塊というのは、”ユキノシタ目スグリ科スグリ属に分類される落葉低木の一種/ユキノシタ目スグリ科スグリ属に分類される落葉低木の総称”。「黒酸塊(クロスグリ)」(標準和名)は、別名で「カシス」とも呼ばれています。【薄(芒・尾花)】読み方:ススキ薄というのは、”イネ目イネ科ススキ属に分類される多年草の一種”。薄の穂が動物の尾に似ていることから、別名で「尾花(おばな)」とも呼ばれています。尾花(おばな)は、秋の七草のひとつとして知られています。【蘿蔔(清白)】読み方:スズシロ蘿蔔というのは、”大根(ダイコン:標準和名)の別名”。大根は、”アブラナ目アブラナ科ダイコン属に分類される越年草の一種。また、その根のこと”を指します。大根は葉と肥大した根を食用とし、蘿蔔は春の七草のひとつとして知られています。【菘(鈴菜)】読み方:スズナ菘というのは、”蕪(カブ:標準和名)の別名”。蕪は、”アブラナ目アブラナ科アブラナ属に分類される越年草の一種。また、その胚軸(はいじく)のこと”を指します。蕪は葉と肥大した胚軸(葉と根の間の部分)を食用とし、白色の他にも赤・黄・紫色など多くの種類があります。菘(スズナ)は、春の七草のひとつとして知られています。【鈴蘭】読み方:スズラン鈴蘭というのは、”キジカクシ目キジカクシ科スズラン属に分類される多年草の一種”。全体的に毒(「コンバラトキシン」や「コンバロシド」など)を含み、特に根茎に強い毒があります。白い鈴を吊るしたかのような花をつけ、ラン科の植物に似ていることから名付けられました。【菫】読み方:スミレ(トリカブト)/ 一種(総称)※上は菫(スミレ)の写真※上は奥鳥兜(オクトリカブト)の写真「スミレ」と読むと”キントラノオ目スミレ科スミレ属に分類される多年草の一種/キントラノオ目スミレ科スミレ属に分類される植物の総称”。「トリカブト」と読むと”キンポウゲ目キンポウゲ科トリカブト属に分類される植物の総称”。全体的に毒(「アコニチン」や「メサコニチン」など)を含み、特に根に強い毒があります。また「トリカブト」は菫の他にも「鳥兜(トリカブト)」と書き表され、一般的には「鳥兜」と表記されることがほとんどです。【芹】読み方:セリ芹というのは、”セリ目セリ科セリ属に分類される多年草の一種”。若葉は香りが良く食用とし、春の七草のひとつとして知られています。【栴檀(楝)】読み方:センダン栴檀というのは、”ムクロジ目センダン科センダン属に分類される落葉高木の一種”。【千日紅】読み方:センニチコウ千日紅というのは、”ナデシコ目ヒユ科センニチコウ属に分類される一年草の一種”。千日紅(標準和名)は、別名で「千日草(センニチソウ)」とも呼ばれています。【蘇鉄(鉄樹・鉄蕉)】読み方:ソテツ蘇鉄というのは、”ソテツ目ソテツ科ソテツ属に分類される落葉低木の一種”。鉄分を肥料にするとよく育つため、枯れそうになったときに、幹(みき)や根元に鉄の釘(くぎ)を打ち込んだり与えると蘇ることに由来しています。【染井吉野】読み方:ソメイヨシノ染井吉野というのは、”バラ目バラ科サクラ属に分類される落葉高木。桜(サクラ)の一品種”。【冬青】読み方:ソヨゴ冬青というのは、”ニシキギ目モチノキ科モチノキ属に分類される常緑低木の一種”。↓タ行~【橘】読み方:タチバナ橘というのは、”ムクロジ目ミカン科ミカン属に分類される常緑小高木の一種”。橘(標準和名)は、別名で「大和橘(ヤマトタチバナ)」「日本橘(ニッポンタチバナ)」とも呼ばれています。【蓼】読み方:タデ(総称)※上は柳蓼(ヤナギタデ)の写真蓼というのは、”ナデシコ目タデ科イヌタデ属に分類される植物の総称”。蓼の葉や茎(くき)には特有の香りと辛味があります。「蓼食う虫も好き好き(たでくうむしもすきずき)」ということわざがありますが、これは蓼のような辛(から)いものでも好んで食べる虫がいることから、”人の好みは様々であること”の意味で用いられます。例えば「蓼食う虫も好き好きというが、いくらなんでもあいつだけはないだろう」のように用いられます。【煙草(莨・烟草)】読み方:タバコ煙草というのは、”ナス目ナス科タバコ属に分類される多年草の一種(栽培種としては一年草として扱われる)”。※上は紙巻きタバコの写真※上は葉巻(はまき)(別名:シガー)の写真煙草の葉の成分には強い依存性がある「ニコチン」が含まれており、煙草の葉は「葉巻(はまき)(別名:シガー)」や「紙巻きタバコ」などの原料として用いられます。【蒲公英】読み方:タンポポ(総称)※上は西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)の写真※上は蒲公英の冠毛の写真蒲公英というのは、”キク目キク科タンポポ属に分類される多年草の総称”。花を咲かせた後に「冠毛(かんもう)」と呼ばれる綿毛のついた種子を生じ、風に乗ってその種子を遠くまで運びます。【鬱金香】読み方:チューリップ鬱金香というのは、”ユリ目ユリ科チューリップ属に分類される多年草の一種”。※上は鬱金(ウコン)の写真チューリップの花の香りが、香辛料などで使われる鬱金(ウコン)に似ていたことから、「鬱金香」と表記されるようになりました。【栂】読み方:ツガ栂というのは、”マツ目マツ科ツガ属に分類される常緑高木の一種”。【土筆(筆頭菜)】読み方:ツクシ※上は土筆(ツクシ)の写真※上は杉菜(スギナ)の写真土筆というのは、”杉菜(スギナ)の胞子茎(ほうしけい)”。杉菜は、”トクサ目トクサ科トクサ属に分類される多年草の一種”を指します。胞子茎は”胞子を作る部位のこと”を指し、杉菜と土筆は地下でつながっていて、杉菜を「栄養茎」、土筆を「胞子茎」と呼びます。【黄楊(柘植)】読み方:ツゲ(一種)※上は黄楊(一種)の写真黄楊というのは、”ツゲ目ツゲ科ツゲ属に分類される常緑低木の一種/ツゲ目ツゲ科ツゲ属に分類される植物の総称”。前者の意味の黄楊(標準和名)は、別名で「本黄楊(ホンツゲ)」とも呼ばれています。【躑躅】読み方:ツツジ(総称)※上は山躑躅(ヤマツツジ)の写真躑躅というのは、”ツツジ目ツツジ科ツツジ属に分類される植物の総称”。【椿(海石榴・山茶)】読み方:ツバキ椿というのは、”藪椿(ヤブツバキ:標準和名)の別名”。藪椿は”ツツジ目ツバキ科ツバキ属に分類される常緑高木の一種”の意味。種子から椿油(つばきあぶら)を採ることができ、食用油・整髪料・機械油などに用いられます。【石蕗(艶蕗・橐吾)】読み方:ツワブキ石蕗というのは、”キク目キク科ツワブキ属に分類される多年草の一種”。【満天星】読み方:ドウダンツツジ(ドウダン)満天星というのは、”ツツジ目ツツジ科ドウダンツツジ属に分類される落葉低木の一種”。「ドウダン」は、「ドウダンツツジ」(標準和名)を略したものになります。【木賊(砥草)】読み方:トクサ木賊というのは、”トクサ目トクサ科トクサ属に分類される多年草の一種”。茎の表面は珪酸(ケイ酸)を多く含んでいて硬く、茎で物を磨くことができます。昔は茎を歯磨きなどに使っていたことから、別名で「歯磨草(はみがきぐさ)」とも呼ばれています。【蕺草】読み方:ドクダミ蕺草というのは、”コショウ目ドクダミ科ドクダミ属に分類される多年草の一種”。蕺草(標準和名)は、別名で「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれています。「ドクダミ」の名称から毒がありそうな感じはしますが、毒はなく、古くから民間薬として利用されてきました。「ドクダミ」は、現之証拠(ゲンノショウコ)・千振(センブリ)と合わせて、日本の「三大民間薬」のひとつに数えられます。「毒をダミする」が語源で、「毒を矯正する・止める(つまり毒を治す)」の意味から名付けられています。【野老】読み方:トコロ(一種)※上は鬼野老(オニドコロ)の写真野老というのは、”鬼野老(オニドコロ:標準和名)の別名/ユリ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属に分類される多年草の総称”。鬼野老は、”ユリ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属に分類される多年草の一種”を指します。【巴草】読み方:トモエソウ巴草というのは、”キントラノオ目オトギリソウ科オトギリソウ属に分類される多年草の一種”。【鳥兜(草鳥頭・菫)】読み方:トリカブト(総称)※上は奥鳥兜(オクトリカブト)の写真鳥兜というのは、”キンポウゲ目キンポウゲ科トリカブト属に分類される植物の総称”。全体的に毒(「アコニチン」や「メサコニチン」など)を含み、特に根に強い毒があります。また、菫は「トリカブト」と読むこともできますが、「スミレ」と読むことがほとんどです。【団栗】読み方:ドングリ団栗というのは、”椚(クヌギ)・小楢(コナラ)・樫(カシ)など、ブナ科に分類される植物の果実”。↓ナ行~【薺(撫菜)】読み方:ナズナ薺というのは、”アブラナ目アブラナ科ナズナ属に分類される越年草の一種”。若葉を食用とし、春の七草のひとつとして知られています。薺(標準和名)は、別名で「ぺんぺん草(ペンペングサ)」とも呼ばれています。【撫子(瞿麦)】読み方:ナデシコ(一種)撫子というのは、”河原撫子(カワラナデシコ:標準和名)の別名/ナデシコ目ナデシコ科ナデシコ属に分類される植物の総称”。河原撫子は、”ナデシコ目ナデシコ科ナデシコ属に分類される多年草の一種”を指します。撫子(河原撫子)は秋の七草のひとつで、別名で「大和撫子(ヤマトナデシコ)」とも呼ばれています。(大和撫子は、清楚で美しい女性のたとえ、としても用いられます)【七竈(花楸樹)】読み方:ナナカマド七竈というのは、”バラ目バラ科ナナカマド属に分類される落葉高木の一種”。非常に燃えにくく、7回竈(かまど)に入れても燃え残ってしまうという説や、7回または7日間竈に入れることで良質な炭を得ることができるという説などから名付けられています。【楡】読み方:ニレ(一種)※上は春楡(ハルニレ)の写真楡というのは、”春楡(ハルニレ:標準和名)の別名/バラ目ニレ科ニレ属に分類される植物の総称”。春楡は、”バラ目ニレ科ニレ属に分類される落葉高木の一種”を指します。【接骨木(庭常)】読み方:ニワトコ接骨木というのは、”マツムシソウ目ガマズミ科ニワトコ属に分類される落葉低木の一種”。枝や幹を煎(せん)じて水あめ状になったものを、骨折の治療の際の湿布(しっぷ)剤に用いたことから、「接骨木」と表記されています。【白膠木】読み方:ヌルデ白膠木というのは、”ムクロジ目ウルシ科ヌルデ属に分類される落葉小高木の一種”。※上は五倍子の写真白膠木の若芽や若葉などに、油虫(アブラムシ)が寄生して生じる虫こぶを「五倍子(ごばいし・ふし)」と呼びます。(虫こぶは”植物に虫が産卵・寄生したときに、植物が防衛反応を起こして、その部分が異常な発育をしたもの”)中は空洞で、殻に苦味の成分である「タンニン」を多く含み、薬用・インク・染料などに利用され、昔はお歯黒(おはぐろ)にも用いられました。【杜松】読み方:ネズ杜松というのは、”マツ目ヒノキ科ビャクシン属に分類される常緑小高木の一種”。杜松(標準和名)は、別名で「鼠刺し(ネズミサシ)」とも呼ばれています。杜松の鋭く尖った針状の葉を、鼠の通り道などに置いて鼠除け(ねずみよけ)にしていたことから「鼠刺し(ネズミサシ)」となり、それが縮まって「ネズ」になったとされています。【合歓木】読み方:ネムノキ合歓木というのは、”マメ目マメ科ネムノキ属に分類される落葉高木の一種”。夜になると、小葉が閉じて垂れ下がり、それが眠っているように見えることから名付けられています。【鋸草】読み方:ノコギリソウ鋸草というのは、”キク目キク科ノコギリソウ属に分類される多年草の一種”。葉が鋸(のこぎり)の歯のような形をしていることから名付けられています。↓ハ行~【萩】読み方:ハギ(総称)※上は山萩(ヤマハギ)の写真萩というのは、”マメ目マメ科ハギ属に分類される落葉低木の総称”。萩というと、一般的には「山萩(ヤマハギ)」を指すことが多く、秋の七草のひとつに数えられる萩も「山萩」のことを指しています。「萩(ハギ)」という字は、「荻(オギ)」という字によく似ているため注意が必要です。【繁縷(蘩蔞)】読み方:ハコベ(ハコベラ)繁縷というのは、”ナデシコ目ナデシコ科ハコベ属に分類される越年草の一種”。「ハコベラ」は、「ハコベ」(標準和名)の別名になります。若い葉・茎を食用とし、「ハコベラ」は春の七草のひとつとして知られています。【榛】読み方:ハシバミ榛というのは、”ブナ目カバノキ科ハシバミ属に分類される落葉低木の一種”。【芭蕉】読み方:バショウ芭蕉というのは、”ショウガ目バショウ科バショウ属に分類される多年草の一種”。【蓮】読み方:ハス蓮というのは、”ヤマモガシ目ハス科ハス属に分類される多年草の一種”。蓮の地下茎のことを「蓮根(レンコン)」と呼び、野菜として食用とされています。【櫨の木(櫨・黄櫨)】読み方:ハゼノキ櫨の木というのは、”ムクロジ目ウルシ科ウルシ属に分類される落葉小高木の一種”。櫨の木(標準和名)は、略して「櫨(ハゼ)」とも呼ばれています。【淡竹】読み方:ハチク淡竹というのは、”イネ目イネ科マダケ属に分類される植物。竹の一種”。淡竹の筍(タケノコ)は、えぐ味がなく美味だとされますが、一般的に日本で食用となっているのは「孟宗竹(モウソウチク)」の筍が多いです。淡竹は、日本では孟宗竹(モウソウチク)・真竹(マダケ)と合わせて、「日本三大有用竹」のひとつに数えられています。【荷薄】読み方:ハッカ(一種)※上は日本薄荷(ニホンハッカ)の写真荷薄というのは、”日本薄荷(ニホンハッカ:標準和名)の別名/シソ目シソ科ハッカ属に分類される植物の総称”。日本薄荷は”シソ目シソ科ハッカ属に分類される多年草の一種”を指します。日本薄荷は、葉・茎に「薄荷油(はっかゆ)」を多く含んでおり、主成分は「メントール(メンソール)(別名:薄荷脳)」で、強い香りがあるため清涼剤・香料に用いられます。(薄荷油の原料は、主に日本薄荷が使用されています)【華尼拉】読み方:バニラ※上は華尼拉のさやの写真華尼拉というのは、”キジカクシ目ラン科バニラ属に分類される多年草の一種。また、その植物から抽出された香料”。種子は香料の原料となり、さやごと収穫(収穫時には甘い香りはしない)し、さやごと発酵・乾燥を繰り返すと甘い香りを発するようになります。※上は発酵・乾燥を繰り返したさやの写真※上はバニラビーンズ(種子)の写真さやの中には非常に小さな黒い種子がたくさん入っていて、その小さな黒い種子を「バニラビーンズ」(さやごと指してバニラビーンズということもある)と呼びます。そして華尼拉の香り成分をアルコールで抽出したものを「バニラエッセンス」といい、お菓子作りなどに用いられます。【浜梨(浜茄子)】読み方:ハマナス※上は浜梨の果実の写真浜梨というのは、”バラ目バラ科バラ属に分類される落葉低木の一種”。果実はローズヒップ(バラ科バラ属に分類される植物の果実の総称)として食用になり、ビタミンCを豊富に含んでいます。赤く熟した果実が甘酸っぱいので、梨にたとえて「浜梨(ハマナシ)」と名付けられ、それが変化して「ハマナス」になったとされています。【浜木綿】読み方:ハマユウ浜木綿というのは、”キジカクシ目ヒガンバナ科ハマオモト属に分類される多年草の一種”。浜辺に生える植物であることや、楮(コウゾ)の木の皮から作られる白い繊維を原料とした布である「木綿(ゆう)」に似ていることから名付けられています。(木綿は、一般的には「もめん」と読むことが多いです)【薔薇】読み方:バラ(総称)※上は薔薇(アンクル ウォルター)の写真薔薇というのは、”バラ目バラ科バラ属に分類される植物の総称”。茎や葉には棘(トゲ)があり、”薔薇・枳殻(カラタチ)などの棘のある木の総称”を「茨(いばら)」と呼びます。「綺麗(きれい)な薔薇には棘がある」という慣用句がありますが、これは「綺麗な薔薇=美しい女性」「棘=危険な(恐ろしい)一面」にたとえて、”美しい女性には危険な一面があるから気をつけなさい”という意味で使われます。【春紫苑】読み方:ハルジオン春紫苑というのは、”キク目キク科ムカシヨモギ属に分類される多年草の一種”。【柊】読み方:ヒイラギ※上は柊(モクセイ科)の写真※上は西洋柊(モチノキ科)の写真柊というのは、”シソ目モクセイ科モクセイ属に分類される常緑小高木の一種/西洋柊(セイヨウヒイラギ:標準和名)の別名”。西洋柊は”ニシキギ目モチノキ科モチノキ属に分類される常緑小高木の一種”を指します。西洋柊(モチノキ科)の葉が、柊(モクセイ科)のギザギザしている葉の形に似ていることから「西洋柊(セイヨウヒイラギ)」の名称が付けられています。どちらも葉の形など見た目が似ていますが、柊(モクセイ科)は秋から冬頃に白い花を咲かせ、西洋柊(モチノキ科)は冬頃に赤色の果実をつけます。※上は柊鰯(ひいらぎいわし)の写真また柊と西洋柊のギザギザの葉は魔除(まよ)けになると考えられ、節分には「柊鰯(ひいらぎいわし)」、クリスマスにはクリスマスリースなどに用いられます。柊鰯(節分)には柊(モクセイ科)、クリスマスリース(クリスマス)には西洋柊(モチノキ科)が使用されます。【稗】読み方:ヒエ稗というのは、”イネ目イネ科ヒエ属に分類される一年草の一種”。【彼岸花】読み方:ヒガンバナ彼岸花というのは、”キジカクシ目ヒガンバナ科ヒガンバナ属に分類される多年草の一種”。彼岸花(標準和名)は、別名で「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」とも呼ばれています。秋の彼岸頃に、花茎を伸ばして鮮やかな赤色の花を咲かせることから名付けられています。【楸】読み方:ヒサギ(キササゲ)※上は木大角豆(キササゲ)の写真※上は赤芽柏(アカメガシワ)の写真「ヒサギ」と読むと”木大角豆(キササゲ:標準和名)の別名/赤芽柏(アカメガシワ:標準和名)の別名”の意味。赤芽柏は、”キントラノオ目トウダイグサ科アカメガシワ属に分類される落葉高木の一種”を指します。「キササゲ」(木大角豆)と読むと”シソ目ノウゼンカズラ科キササゲ属に分類される落葉高木の一種”の意味。【菱】読み方:ヒシ菱というのは、”フトモモ目ミソハギ科ヒシ属に分類される一年草の一種”。【雛罌粟(雛芥子)】読み方:ヒナゲシ雛罌粟というのは、”キンポウゲ目ケシ科ケシ属に分類される一年草の一種”。雛罌粟(標準和名)は、別名で「虞美人草(グビジンソウ)」「シャーレイポピー」「コクリコ」とも呼ばれています。【檜(桧)】読み方:ヒノキ檜というのは、”マツ目ヒノキ科ヒノキ属に分類される常緑高木の一種”。【向日葵】読み方:ヒマワリ向日葵というのは、”キク目キク科ヒマワリ属に分類される一年草の一種”。※上は向日葵の果実(一般的には”向日葵の種”と呼ばれる)の写真※上は向日葵の種子(果実の殻を割って出てきた部分)の写真一般的に向日葵の種(たね)と呼ばれるのは、実は向日葵の果実のことを指し、本来は果実の殻(縞模様)を割って出てきた部分が種(種子)になります。向日葵の種子は食用で、日本で食べられることはあまりないですが、世界的には健康食品としてよく知られています。【白檀】読み方:ビャクダン白檀というのは、”ビャクダン目ビャクダン科ビャクダン属に分類される常緑小高木の一種”。【風信子(飛信子)】読み方:ヒヤシンス風信子というのは、”キジカクシ目キジカクシ科ヒヤシンス属に分類される多年草の一種”。【藤袴】読み方:フジバカマ藤袴というのは、”キク目キク科ヒヨドリバナ属に分類される多年草の一種”。藤袴は、秋の七草のひとつとして知られています。【仏桑花】読み方:ブッソウゲ仏桑花というのは、”アオイ目アオイ科フヨウ属に分類される常緑低木の一種”。また仏桑花は「ハイビスカス」と呼ばれることもありますが、フヨウ属の学名・英名が「Hibiscus(ハイビスカス)」なので、ハイビスカスという名称は”フヨウ属に分類される植物の総称”として使われることも多いです。ですのでハイビスカスは、仏桑花の類似のフヨウ属の植物を指す場合にも使われるため、”仏桑花=ハイビスカスというわけではない”ので覚えておきましょう。【橅(山毛欅・椈)】読み方:ブナ橅というのは、”ブナ目ブナ科ブナ属に分類される落葉高木の一種”。橅(標準和名)は、別名で「白橅(シロブナ)」とも呼ばれています。【箒木(帚木)】読み方:ホウキギ箒木というのは、”ナデシコ目ヒユ科バッシア属に分類される一年草の一種”。乾燥した茎枝を箒(ホウキ)として用いていたことから名付けられています。箒木は、別名で「コキア」とも呼ばれています。【鳳仙花(染指草)】読み方:ホウセンカ鳳仙花というのは、”フウロソウ目ツリフネソウ科ツリフネソウ属に分類される一年草の一種”。【鬼灯(酸漿)】読み方:ホオズキ鬼灯というのは、”ナス目ナス科ホオズキ属に分類される多年草の一種”。夏頃に黄白色の花を咲かせ、その後にがく(花びらの付け根)部分が大きくなり果実を包みます。鬼灯の果実は観賞用と食用のものがありますが、日本で栽培されている鬼灯の多くは観賞用です。観賞用の鬼灯には毒性(アルカロイドなど)があるため、食用にすることはできないので注意が必要です。【朴の木】読み方:ホオノキ朴の木というのは、”モクレン目モクレン科モクレン属に分類される落葉高木の一種”。日本に自生する樹木の中では最大級の葉・花を持っていて、大きな葉は食べ物を包んだり焼いたりするときに用いられます。ホオノキの「ホオ」は、「包(ほう)」の意味で、大きな葉で食べ物を包むことから名付けられています。朴の木(標準和名)は、略して「朴(ホオ)」とも呼ばれています。【木瓜】読み方:ボケ(キュウリ・マルメロ)※上は木瓜(ボケ)の写真※上は木瓜(ボケ)の果実の写真「ボケ」と読むと”バラ目バラ科ボケ属に分類される落葉低木の一種”。果実は熟すと黄色くなり、苦味や酸味が強いため生食はできませんが、ジャム・果実酒などに用いられます。※上は胡瓜(キュウリ)の写真※上は胡瓜(キュウリ)の果実の写真「キュウリ」と読むと”ウリ目ウリ科キュウリ属に分類される一年草の一種。また、その果実のこと”。※上は熟した胡瓜(キュウリ)の果実の写真果実は熟すと黄色くなり、昔は黄色い状態のものを食用としていましたが、味や食感が悪くなるため、現在では未成熟な状態(緑色)の果実を野菜として食用にしています。「キュウリ」は、一般的には”胡瓜”と表記されることが多いです。※上は木瓜(マルメロ)の写真※上は木瓜(マルメロ)の果実の写真「マルメロ」と読むと”バラ目バラ科マルメロ属に分類される落葉高木の一種”。果実は熟すと黄色くなり、強い酸味があり、硬いため生食はできませんが、ジャム・果実酒などに用いられます。【菩提樹】読み方:ボダイジュ菩提樹というのは、”アオイ目アオイ科シナノキ属に分類される落葉高木の一種”。仏教の開祖であるお釈迦様が、菩提樹の木の下で悟りを開いたとされることが名称の由来になっています。【牡丹】読み方:ボタン牡丹というのは、”ユキノシタ目ボタン科ボタン属に分類される落葉低木の一種”。美女を形容する言葉として「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花」がありますが、これは元々は漢方の生薬(しょうやく)の使い方を示す言葉です。イラ立ちやすい女性は芍薬の根、座ってばかりいるような女性は牡丹の根の皮、フラフラ歩く女性は百合の根を用いると健康に良い、という意味になります。【仏の座】読み方:ホトケノザ※上は小鬼田平子(コオニタビラコ)の写真※上は小鬼田平子(食用部分)の写真※上は仏の座(後者の意味)の写真仏の座というのは、”小鬼田平子(コオニタビラコ:標準和名)の別名/シソ目シソ科オドリコソウ属に分類される越年草の一種”。前者の意味である仏の座(=小鬼田平子)は、”キク目キク科ヤブタビラコ属に分類される越年草の一種”を指します。「ホトケノザ」は春の七草のひとつとして知られていますが、これは前者の意味の「仏の座(=小鬼田平子)」を指しています。仏の座(後者の意味)は、花の下にある葉の形が仏様がすわる台座のように見えることから名付けられています。↓マ行~【木春菊】読み方:マーガレット木春菊というのは、”キク目キク科モクシュンギク属に分類される多年草の一種”。【真菰】読み方:マコモ真菰というのは、”イネ目イネ科マコモ属に分類される多年草の一種”。緑色の葉を何枚か剥いでいくと、白い可食部位が現れ、その部分を「真菰茸(マコモダケ)」と呼びます。【木天蓼】読み方:マタタビ木天蓼というのは、”ツバキ目マタタビ科マタタビ属に分類される落葉低木の一種”。猫(トラやヒョウなどの大型ネコ科動物にも効果あり)に木天蓼を与えると「マタタビ反応」が起こり、リラックスした表情になったり、ゴロゴロ転げまわったり体を擦り寄せたりします。これは木天蓼に含まれる成分(マタタビラクトン・ネペタラクトールなど)が中枢神経を刺激することによるものです。【毬藻】読み方:マリモ毬藻というのは、”シオグサ目アオミソウ科マリモ属に分類される緑藻(りょくそう)類の一種”。毬藻というと、北海道の「阿寒湖(あかんこ)」に生息するものが有名で、美しい球体状を作ることから特別天然記念物に指定されています。【満作(万作・金縷梅)】読み方:マンサク満作というのは、”ユキノシタ目マンサク科マンサク属に分類される落葉小高木の一種”。【水芭蕉】読み方:ミズバショウ水芭蕉というのは、”オモダカ目サトイモ科ミズバショウ属に分類される多年草の一種”。【三椏(三又・三叉)】読み方:ミツマタ三椏というのは、”フトモモ目ジンチョウゲ科ミツマタ属に分類される落葉低木の一種”。三椏は、和紙や紙幣(日本銀行券)の原料として用いられます。1本の枝から3本の枝が分かれていることから名付けられています。【木槿(槿)】読み方:ムクゲ木槿というのは、”アオイ目アオイ科フヨウ属に分類される落葉低木の一種”。【葎】読み方:ムグラ(総称)※上は八重葎(ヤエムグラ)の写真葎というのは、”荒れ地や野原に生い茂る雑草の総称”。【木斛】読み方:モッコク木斛というのは、”ツツジ目モッコク科モッコク属に分類される常緑高木の一種”。【樅】読み方:モミ樅というのは、”マツ目マツ科モミ属に分類される常緑高木の一種”。クリスマスツリーは、一般的に樅の若木が用いられることが多いです。【紅葉】読み方:モミジ(こうよう)「モミジ」と読むと”楓(カエデ:総称)の別名”。楓というのは、”ムクロジ目ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の総称”を指します。「こうよう」と読むと”木の葉が黄・赤色に変わること。また、その色づいた木の葉のこと”。↓ヤ行~【椰子(椰)】読み方:ヤシ(総称)椰子というのは、”ヤシ目ヤシ科に分類される植物の総称”。椰子の実(果実)というのは、様々なヤシ科の植物の実を指しますが、一般的には「ココナッツ(ココヤシの実)」を指すことが多いです。※上はココナッツの果肉(白い固形部分)とココナッツミルクの写真果実の中にある白い固形部分(果肉)と液体部分を食用とし、白い固形部分を砕いて水とともに混ぜて濾(こ)したものが「ココナッツミルク」になります。※上は未成熟のココナッツ(ココヤシの果実)の写真※上はココナッツウォーター(ココナッツジュース)の写真また液体部分は「ココナッツウォーター(ココナッツジュース)」と呼ばれていて、成熟(繊維で覆われ茶色)してくると中のココナッツウォーターは果肉(白い固形部分)などに変化していくため、一般的には未成熟のココナッツ(緑色)から採ることが多いです。ココナッツウォーターは透明な液体で、観光地では未成熟のココナッツ(緑色)に穴を開けて、そこからストローを挿して飲むことが多いです。※上はナタデココの写真ちなみにココナッツウォーターに酢酸菌(さくさんきん)を加えて発酵させたものを「ナタデココ」と呼び、弾力のある歯ごたえがあり、デザートなどに用いられます。【八手(八つ手)】読み方:ヤツデ八手というのは、”セリ目ウコギ科ヤツデ属に分類される常緑低木の一種”。葉が掌(てのひら)状に深い切れ込みがあることから名付けられています。葉が8つに裂けているものもありますが、全ての葉が8つに裂けているわけではなく、八手の「八」は”数が多い”という意味で用いられます。【宿り木(寄生木・宿木)】読み方:ヤドリギ宿り木というのは、”ビャクダン目ビャクダン科ヤドリギ属に分類される常緑低木の一種”。地面に根を張らずに、他の樹木の幹や枝に根を食い込ませ、宿主である樹木の養分と水分を吸い取って成長します。【山吹】読み方:ヤマブキ山吹というのは、”バラ目バラ科ヤマブキ属に分類される落葉低木の一種”。【楪(杠・譲葉)】読み方:ユズリハ楪というのは、”ユキノシタ目ユズリハ科ユズリハ属に分類される常緑高木の一種”。春先に新しい葉が出ると、譲るように古い葉が落ちることから名付けられています。【百合】読み方:ユリ(総称)※上は山百合(ヤマユリ)の写真百合というのは、”ユリ目ユリ科ユリ属に分類される多年草の総称”。美女を形容する言葉として「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花」がありますが、これは元々は漢方の生薬(しょうやく)の使い方を示す言葉です。イラ立ちやすい女性は芍薬の根、座ってばかりいるような女性は牡丹の根の皮、フラフラ歩く女性は百合の根を用いると良い、という意味になります。【蓬(艾)】読み方:ヨモギ蓬というのは、”キク目キク科ヨモギ属に分類される多年草の一種”。※上は蓬餅(草餅)の写真蓬には特有の匂いがあり、若葉を餅(もち)などに混ぜこんだものを「蓬餅(よもぎもち)」「草餅(くさもち)」と呼びます。昔は草餅には蓬以外の草を使っていましたが、いま現在では草餅にも蓬が使われているため蓬餅・草餅はどちらも同じ和菓子のことを指します。↓ラ行~【竜胆(龍胆)】読み方:リンドウ竜胆というのは、”リンドウ目リンドウ科リンドウ属に分類される多年草の一種”。根茎を乾燥させたものは非常に苦く、中国では代表的な苦味で知られる「熊胆(ゆうたん)」よりもさらに苦いことから「竜胆」という漢字が当てられています。竜胆の葉を疫病(えきびょう)の薬として用いていたことから、別名で「疫病草(えやみぐさ)」とも呼ばれています。【連翹】読み方:レンギョウ(一種)連翹というのは、”シソ目モクセイ科レンギョウ属に分類される落葉低木の一種/シソ目モクセイ科レンギョウ属に分類される植物の総称”。【蝋梅(蠟梅)】読み方:ロウバイ蝋梅というのは、”クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属に分類される落葉低木の一種”。↓ワ行~【勿忘草(忘れな草)】読み方:勿忘草(一種)※上は真勿忘草(シンワスレナグサ)の写真勿忘草というのは、”真勿忘草(シンワスレナグサ:標準和名)の別名/シソ目ムラサキ科ワスレナグサ属に分類される植物の総称”。真勿忘草は、”シソ目ムラサキ科ワスレナグサ属に分類される多年草の一種”を指します。【蕨】読み方:ワラビ※上は早蕨(さわらび)の写真蕨というのは、”シダ目コバノイシカグマ科ワラビ属に分類される多年草の一種”。蕨の若芽のことを「早蕨(さわらび)」と呼び、山菜として食べられています。※上は蕨粉(わらびこ)の写真※上は蕨餅(わらびもち)の写真蕨は根茎からデンプンを取り、そのデンプンのことを「蕨粉(わらびこ)」と呼び、蕨粉に水と砂糖を加えて練ったものを「蕨餅(わらびもち)」と言います。【吾亦紅(吾木香)】読み方:ワレモコウ吾亦紅というのは、”バラ目バラ科ワレモコウ属に分類される多年草の一種”。花・植物の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【薊(莇)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【シクラメン(一種)】 ⇒ 【(狭義では)ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される多年草の一種】【(広義では)ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される植物の総称】の両方を意味例 【アオイ(総称)】 ⇒ 【アオイ目アオイ科に分類される植物の総称】を意味(アオイという名称の特定の植物が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄葵アオイ(総称)金合歓アカシア(総称)金合歓の別名は「ミモザ」朝顔(牽牛花・蕣)アサガオ薊(莇)アザミ(総称)薊の別名は「棘草(トゲクサ)」葦アシ(ヨシ)「アシ」は、「ヨシ」(標準和名)の別名紫陽花アジサイ紫陽花(標準和名)の別名は「七変化(しちへんげ)」「八仙花(はっせんか)」翌檜(翌桧)アスナロ馬酔木アセビ甘茶蔓アマチャヅル菖蒲アヤメ、ショウブ「アヤメ」と「ショウブ」で意味が異なる蘆薈アロエ(総称)粟アワ藺イ藺(標準和名)の別名は「藺草(イグサ)」虎杖イタドリ公孫樹(銀杏)イチョウ銀杏は「ぎんなん」と読むことが多い猪子槌(牛膝)イノコヅチ鬱金ウコン地下茎を乾燥させて粉末にしたものを「ターメリック」と呼ぶ空木(卯木)ウツギ独活(土当帰)ウド漆ウルシ金雀枝エニシダ狗尾草エノコログサ狗尾草(標準和名)の別名は「猫じゃらし」槐エンジュ大葉子(車前草)オオバコ荻オギ「萩(ハギ)」という字によく似ているため注意が必要朮オケラ御辞儀草(含羞草)オジギソウ御辞儀草(標準和名)の別名は「眠り草(ネムリグサ)」「ミモザ」(「ミモザ」は、一般的には「アカシア」の別名として使われることが多い)白粉花オシロイバナ苧環オダマキ(総称)弟切草オトギリソウ男郎花オトコエシ巻耳オナモミ巻耳(標準和名)の別名は「ひっつき虫」「くっつき虫」(巻耳だけを指す別名ではない)女郎花オミナエシ女郎花(標準和名)の別名は「敗醤(はいしょう)」。秋の七草のひとつ沢瀉(面高)オモダカ万年青オモト阿列布(阿利布)オリーブ果実は、オリーブオイルの原料海棠カイドウ海棠は、「花海棠(ハナカイドウ)」(標準和名)の別名楓(槭)カエデ(総称)「砂糖楓(サトウカエデ)」の樹液は、メープルシロップの原料加加阿カカオカカオ豆(種子)は、チョコレートの原料燕子花(杜若)カキツバタ樫カシ(総称)細葉榕(榕樹)ガジュマル霞草カスミソウ葛カズラ、クズ「カズラ」と「クズ」で意味が異なる。「クズ」は、秋の七草のひとつ桂カツラ蒲ガマ枳殻(枸橘)カラタチ唐松(落葉松)カラマツ雁草(雁金草)カリガネソウ雁皮ガンピ桔梗キキョウ秋の七草のひとつ菊キク羊蹄ギシギシ黍キビ擬宝珠ギボウシ(総称)夾竹桃キョウチクトウ桐キリ金盞花キンセンカ金鳳花キンポウゲ金鳳花は、「馬の足形(ウマノアシガタ)」(標準和名)の別名金木犀キンモクセイ金木犀は、沈丁花(ジンチョウゲ)・梔子(クチナシ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられる枸杞クコ楠(樟)クスノキ楠の材は「樟脳(しょうのう)」の原料梔子(梔・巵子・山梔子)クチナシ梔子は、沈丁花(ジンチョウゲ)・金木犀(キンモクセイ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられる椚(櫟・橡・櫪)クヌギ桑クワ(総称)芥子(罌粟)ケシ麻薬の原料となるため、一般の栽培は法律で禁止されている欅(槻)ケヤキ紫雲英ゲンゲ紫雲英(標準和名)の別名は「蓮華草(レンゲソウ)」楮コウゾ河骨(川骨)コウホネ御形ゴギョウ御形は、「母子草(ハハコグサ)」(標準和名)の別名。御形は春の七草のひとつ秋桜コスモス(一種)秋桜(一種)は、「大春車菊(オオハルシャギク)」(標準和名)の別名胡蝶蘭コチョウラン小楢コナラ辛夷コブシ榊サカキ山茶花(茶梅)サザンカ番紅花(咱夫藍)サフラン雌しべは香辛料に用いられる仙人掌(覇王樹)サボテン(総称)沙羅双樹(娑羅双樹)サラソウジュ(シャラソウジュ)「シャラソウジュ」は、「サラソウジュ」(標準和名)の別名百日紅(猿滑・紫薇)サルスベリ椹(花柏・弱檜)サワラ山椒サンショウ紫苑シオン樒(梻)シキミ篝火花シクラメン(一種)羊歯(歯朶)シダ(一種)羊歯(一種)は、「裏白(ウラジロ)」(標準和名)の別名枝垂桜シダレザクラ枝垂柳シダレヤナギ射干(著莪・胡蝶花)シャガ石楠花(石南花)シャクナゲ(総称)芍薬シャクヤク茉莉花(耶悉茗・素馨)ジャスミン(総称)棕櫚(棕梠・椶櫚)シュロ(一種)棕櫚(一種)は、「和棕櫚(ワジュロ)」(標準和名)の別名沈丁花(瑞香)ジンチョウゲ沈丁花は、金木犀(キンモクセイ)・梔子(クチナシ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられる忍冬(吸い葛)スイカズラ杉スギ「屋久杉(鹿児島県)・秋田杉(秋田県)・吉野杉(奈良県)」などが有名酸塊スグリ(一種)「黒酸塊(クロスグリ)」(標準和名)の別名は「カシス」薄(芒・尾花)ススキ薄(標準和名)の別名は「尾花(おばな)」。尾花(おばな)は、秋の七草のひとつ蘿蔔(清白)スズシロ蘿蔔は、「大根(ダイコン)」(標準和名)の別名。蘿蔔は、春の七草のひとつ菘(鈴菜)スズナ菘は、「蕪(カブ)」(標準和名)の別名。菘は、春の七草のひとつ鈴蘭スズラン菫スミレ(トリカブト)/一種(総称)「トリカブト」は、”鳥兜”と表記されることがほとんど芹セリ春の七草のひとつ栴檀(楝)センダン千日紅センニチコウ千日紅(標準和名)の別名は「千日草(センニチソウ)」蘇鉄(鉄樹・鉄蕉)ソテツ染井吉野ソメイヨシノ冬青ソヨゴ橘タチバナ橘(標準和名)の別名は「大和橘(ヤマトタチバナ)」「日本橘(ニッポンタチバナ)」蓼タデ(総称)煙草(莨・烟草)タバコ煙草の葉は「葉巻」「紙巻きタバコ」の原料蒲公英タンポポ(総称)鬱金香チューリップ栂ツガ土筆(筆頭菜)ツクシ「杉菜(スギナ)」の胞子茎(ほうしけい)黄楊(柘植)ツゲ(一種)黄楊(標準和名)の別名は「本黄楊(ホンツゲ)」躑躅ツツジ(総称)椿(海石榴・山茶)ツバキ「藪椿(ヤブツバキ)」(標準和名)の別名石蕗(艶蕗・橐吾)ツワブキ満天星ドウダンツツジ(ドウダン)「ドウダン」は、「ドウダンツツジ」(標準和名)の略木賊(砥草)トクサ木賊(標準和名)の別名は「歯磨草(はみがきぐさ)」蕺草ドクダミ蕺草(標準和名)の別名は「十薬(じゅうやく)」野老トコロ(一種)野老(一種)は、「鬼野老(オニドコロ)」(標準和名)の別名巴草トモエソウ鳥兜(草鳥頭・菫)トリカブト(総称)菫は「スミレ」と読むことがほとんど団栗ドングリ薺(撫菜)ナズナ薺(標準和名)の別名は「ぺんぺん草(ペンペングサ)」。薺は、春の七草のひとつ撫子(瞿麦)ナデシコ(一種)撫子(一種)は、「河原撫子(カワラナデシコ)」(標準和名)の別名。撫子(河原撫子)は、秋の七草のひとつ七竈(花楸樹)ナナカマド楡ニレ(一種)楡(一種)は、「春楡(ハルニレ)」(標準和名)の別名接骨木(庭常)ニワトコ白膠木ヌルデ杜松ネズ杜松(標準和名)の別名は「鼠刺し(ネズミサシ)」合歓木ネムノキ鋸草ノコギリソウ萩ハギ(総称)一般的には「山萩(ヤマハギ)」を指す。萩(山萩)は秋の七草のひとつ。「荻(オギ)」という字によく似ているため注意が必要繁縷(蘩蔞)ハコベ(ハコベラ)「ハコベ」(標準和名)の別名は「ハコベラ」。「ハコベラ」は春の七草のひとつ榛ハシバミ芭蕉バショウ蓮ハス蓮の地下茎を「蓮根(レンコン)」と呼ぶ櫨の木(櫨・黄櫨)ハゼノキ櫨の木(標準和名)は、略して「櫨(ハゼ)」とも呼ばれる淡竹ハチク淡竹は、孟宗竹(モウソウチク)・真竹(マダケ)と合わせて、「日本三大有用竹」のひとつに数えられる薄荷ハッカ(一種)薄荷(一種)は、「日本薄荷(ニホンハッカ)」(標準和名)の別名華尼拉バニラ浜梨(浜茄子)ハマナス浜木綿ハマユウ薔薇バラ(総称)春紫苑ハルジオン柊ヒイラギ稗ヒエ彼岸花ヒガンバナ彼岸花(標準和名)の別名は「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」楸ヒサギ(キササゲ)「ヒサギ」と「キササゲ」で意味が少し異なる菱ヒシ雛罌粟(雛芥子)ヒナゲシ雛罌粟(標準和名)の別名は「虞美人草(グビジンソウ)」「シャーレイポピー」「コクリコ」檜(桧)ヒノキ向日葵ヒマワリ白檀ビャクダン風信子(飛信子)ヒヤシンス藤袴フジバカマ秋の七草のひとつ仏桑花ブッソウゲ橅(山毛欅・椈)ブナ橅(標準和名)の別名は「白橅(シロブナ)」箒木(帚木)ホウキギ箒木(標準和名)の別名は「コキア」鳳仙花(染指草)ホウセンカ鬼灯(酸漿)ホオズキ朴の木ホオノキ朴の木(標準和名)は、略して「朴(ホオ)」とも呼ばれる木瓜ボケ(キュウリ・マルメロ)「ボケ」と「キュウリ」と「マルメロ」で意味が異なる菩提樹ボダイジュ牡丹ボタン仏の座ホトケノザ「小鬼田平子(コオニタビラコ)」(標準和名)の別名。仏の座(小鬼田平子)は、春の七草のひとつ木春菊マーガレット真菰マコモ葉を何枚か剥いで現れる白い可食部位を「真菰茸(マコモダケ)」と呼ぶ木天蓼マタタビ猫の好物毬藻マリモ北海道にある「阿寒湖(あかんこ)」の毬藻が有名満作(万作・金縷梅)マンサク水芭蕉ミズバショウ三椏(三又・三叉)ミツマタ材は「紙幣(日本銀行券)」の原料木槿(槿)ムクゲ葎ムグラ(総称)木斛モッコク樅モミ若木は「クリスマスツリー」に用いられる紅葉モミジ(こうよう)「モミジ」と「こうよう」で意味が異なる椰子(椰)ヤシ(総称)八手(八つ手)ヤツデ宿り木(寄生木・宿木)ヤドリギ山吹ヤマブキ楪(杠・譲葉)ユズリハ百合ユリ(総称)蓬(艾)ヨモギ竜胆(龍胆)リンドウ竜胆(標準和名)の別名は「疫病草(えやみぐさ)」連翹レンギョウ(一種)蝋梅(蠟梅)ロウバイ勿忘草(忘れな草)ワスレナグサ(一種)勿忘草(一種)は、「真勿忘草(シンワスレナグサ)」(標準和名)の別名蕨ワラビ吾亦紅(吾木香)ワレモコウ項目1項目2項目3)★ 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  • 【虫】難読漢字の一覧!
    このページでは虫の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(虫の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓虫の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓虫の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●虫の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ虫の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【虻(蝱)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【アメンボ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)半翅目アメンボ科に分類される昆虫の一種】【(広義では)半翅目アメンボ科に分類される昆虫の総称】の両方を意味例 【アリ(総称)】 ⇒ 【膜翅目アリ科に分類される昆虫の総称】を意味(アリという名称の特定の虫が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【虻(蝱)】読み方:アブ(総称)虻というのは、”双翅目(そうしもく)(別名:ハエ目)短角亜目(別名:ハエ亜目)に分類される昆虫の総称”。<後架虻>読み方:コウカアブ後架虻というのは、”双翅目短角亜目ミズアブ科に分類される昆虫の一種”。<塩屋虻(塩谷虻)>読み方:シオヤアブ塩屋虻というのは、”双翅目短角亜目ムシヒキアブ科に分類される昆虫の一種”。<花虻>読み方:ハナアブ花虻というのは、”双翅目短角亜目ハナアブ科に分類される昆虫の一種”。<細扁虻>読み方:ホソヒラタアブ細扁虻というのは、”双翅目短角亜目ハナアブ科に分類される昆虫の一種”。【水黽(水馬・飴坊)】読み方:アメンボ(一種)※上は水黽(一種)の写真水黽というのは、”半翅目(はんしもく)(別名:カメムシ目)アメンボ科に分類される昆虫の一種/半翅目アメンボ科に分類される昆虫の総称”。前者の意味の水黽(標準和名)は、別名で「並水黽(ナミアメンボ)」とも呼ばれています。水黽の足先には細かい毛がたくさん生えており、この細かい毛に体から分泌した油を塗って水をはじくことで水面に浮くことができます。<大水黽>読み方:オオアメンボ大水黽というのは、”半翅目アメンボ科に分類される昆虫の一種”。<姫水黽>読み方:ヒメアメンボ姫水黽というのは、”半翅目アメンボ科に分類される昆虫の一種”。【蟻(螘)】読み方:アリ(総称)蟻というのは、”膜翅目(まくしもく)(別名:ハチ目)アリ科に分類される昆虫の総称”。<網目蟻>読み方:アミメアリ網目蟻というのは、”膜翅目アリ科アミメアリ属に分類される昆虫の一種”。<黒大蟻>読み方:クロオオアリ黒大蟻というのは、”膜翅目アリ科オオアリ属に分類される昆虫の一種”。<黒山蟻>読み方:クロヤマアリ黒山蟻というのは、”膜翅目アリ科ヤマアリ属に分類される昆虫の一種”。【蝗(稲子)】読み方:イナゴ(総称)蝗というのは、”直翅目(ちょくしもく)(別名:バッタ目)バッタ科イナゴ属に分類される昆虫の総称”。稲の葉や茎を食べる害虫として知られ、稲につくことが名前の由来になっています。<小翅蝗(小翅稲子)>読み方:コバネイナゴ小翅蝗というのは、”直翅目バッタ科イナゴ属に分類される昆虫の一種”。<土蝗(土稲子)>読み方:ツチイナゴ土蝗というのは、”直翅目バッタ科ツチイナゴ属に分類される昆虫の一種”。<翅長蝗(翅長稲子)>読み方:ハネナガイナゴ翅長蝗というのは、”直翅目バッタ科イナゴ属に分類される昆虫の一種”。【芋虫(蜀)】読み方:イモムシ芋虫というのは、”蝶(チョウ)や蛾(ガ)の幼虫で、体表に毛がないものの総称”。【薄翅蜉蝣(薄羽蜉蝣)】読み方:ウスバカゲロウ(一種)※上は薄翅蜉蝣(一種)の写真薄翅蜉蝣というのは、”脈翅目(みゃくしもく)(別名:アミメカゲロウ目)ウスバカゲロウ科ウスバカゲロウ属に分類される昆虫の一種/脈翅目ウスバカゲロウ科に分類される昆虫の総称”。蜉蝣と表記されますが、蜉蝣の仲間ではありません。前者の意味の薄翅蜉蝣(標準和名)は、別名で「極楽蜻蛉(ごくらくとんぼ)」とも呼ばれています。※上は蟻地獄(アリジゴク)の写真※上は蟻地獄の巣の写真薄翅蜉蝣の幼虫は「蟻地獄(アリジゴク)」と呼ばれ、乾燥した土をすり鉢状に掘って穴(巣)を作り、穴の底に隠れて落ちてきた蟻などを捕らえます。【浮塵子(白蝋虫)】読み方:ウンカ(総称)浮塵子というのは、”半翅目(カメムシ目)ウンカ科とその近縁の科に分類される昆虫の総称”。稲の葉や茎からストロー状の口針(こうしん)を刺して汁を吸って枯らしてしまうため、稲の害虫として知られています。<赤翅長浮塵子>読み方:アカハネナガウンカ赤翅長浮塵子というのは、”半翅目ハネナガウンカ科に分類される昆虫の一種”。<緑軍配浮塵子>読み方:ミドリグンバイウンカ緑軍配浮塵子というのは、”半翅目グンバイウンカ科に分類される昆虫の一種”。【螻蛄】読み方:オケラ(ケラ)(一種)※上は螻蛄(一種)の写真螻蛄というのは、”直翅目(バッタ目)ケラ科に分類される昆虫の一種/直翅目ケラ科に分類される昆虫の総称”。「オケラ」は、「ケラ」(標準和名)の別名になります。【歩行虫(筬虫)】読み方:オサムシ(総称)歩行虫というのは、”甲虫目(こうちゅうもく)オサムシ科オサムシ亜科に分類される昆虫の総称”。<青歩行虫>読み方:アオオサムシ青歩行虫というのは、”甲虫目オサムシ科オサムシ亜科に分類される昆虫の一種”。<大瑠璃歩行虫>読み方:オオルリオサムシ大瑠璃歩行虫というのは、”甲虫目オサムシ科オサムシ亜科に分類される昆虫の一種”。↓カ行~【蚊】読み方:カ(総称)蚊というのは、”双翅目(ハエ目)カ科に分類される昆虫の総称”。人などの血液を吸う吸血動物で、種類によってマラリア・デング熱などの病気を媒介(ばいかい)します。蚊は血を吸うときにストロー状の針を刺して、その時に唾液(だえき)を注入し、その唾液を異物とみなして人体がアレルギー反応を引き起こすことにより、赤く腫(は)れて痒(かゆ)くなります。※上は孑孑(ボウフラ)の写真ちなみに蚊の幼虫のことを「孑孑(ボウフラ)」と呼びます。<赤家蚊>読み方:アカイエカ赤家蚊というのは、”双翅目カ科イエカ属に分類される昆虫の一種”。<一筋縞蚊>読み方:ヒトスジシマカ一筋縞蚊というのは、”双翅目カ科ヤブカ属に分類される昆虫の一種”。一筋縞蚊(標準和名)は、別名で「藪蚊(ヤブカ)」とも呼ばれています。【蛾】読み方:ガ(総称)蛾というのは、”鱗翅目(チョウ目)に分類される昆虫のうち、チョウ類を除いたものの総称”。<刺蛾>読み方:イラガ※上は刺蛾の幼虫である刺虫(イラムシ)の写真※上は刺蛾の繭の写真刺蛾というのは、”鱗翅目イラガ科イラガ属に分類される昆虫の一種”。刺蛾の幼虫のことを「刺虫(イラムシ)」と呼びます。<蚕蛾>読み方:カイコガ※上は蚕蛾(成虫)の写真※上は蚕(幼虫)の写真蚕蛾というのは、”鱗翅目カイコガ科カイコガ属に分類される昆虫の一種”。成虫を「蚕蛾(カイコガ)」、幼虫を「蚕(カイコ)」と呼ぶことが多いです。蚕蛾の幼虫は桑(クワ)の葉を食べて育ち、口から糸を吐いて繭(まゆ)を作ります。※上は蚕の繭の写真蚕の繭からとった糸(繊維)のことを「繭糸(けんし)」、繭糸を何本か束ねて糸にしたものを「生糸(きいと)」と呼びます。その生糸を精錬・加工したものを「練糸(ねりいと)」と呼び、一般的には練糸のことを「絹糸(きぬいと)」(絹は英語で”シルク”)と呼んでいます。<雀蛾(天蛾)>読み方:スズメガ(総称)※上は鳶色雀(トビイロスズメ)の写真雀蛾というのは、”鱗翅目スズメガ科に分類される昆虫の総称”。<山繭蛾(天蚕)>読み方:ヤママユガ山繭蛾というのは、”山繭(ヤママユ:標準和名)の別名”。山繭は、”鱗翅目ヤママユガ科ヤママユ属に分類される昆虫の一種”の意味。【大蚊】読み方:ガガンボ(総称)大蚊というのは、”双翅目(ハエ目)ガガンボ科とその近縁の科に分類される昆虫の総称”。蚊を大きくしたような見た目をしていますが、蚊と違って人や動物の血液を吸うことはなく、花の蜜(みつ)を主食としています。<口長大蚊>読み方:クチナガガガンボ口長大蚊というのは、”双翅目ヒメガガンボ科に分類される昆虫の一種”。<帝大蚊>読み方:ミカドガガンボ帝大蚊というのは、”双翅目ガガンボ科に分類される昆虫の一種”。【蜉蝣(蜻蛉)】読み方:カゲロウ(総称)蜉蝣というのは、”カゲロウ目に分類される昆虫の総称”。<二筋紋蜉蝣(二条紋蜉蝣)>読み方:フタスジモンカゲロウ二筋紋蜉蝣というのは、”カゲロウ目モンカゲロウ科モンカゲロウ属に分類される昆虫の一種”。<紋蜉蝣>読み方:モンカゲロウ紋蜉蝣というのは、”カゲロウ目モンカゲロウ科モンカゲロウ属に分類される昆虫の一種”。【蝸牛】読み方:カタツムリ(総称)蝸牛というのは、”腹足綱(ふくそくこう)柄眼目(へいがんもく)に分類される、陸に生息する巻き貝の総称”。一般的には「カタツムリ」と呼ばれていますが、標準和名は「マイマイ」で、別名として「カタツムリ」「デンデンムシ」と呼ばれています。<大毛蝸牛>読み方:オオケマイマイ大毛蝸牛というのは、”柄眼目オナジマイマイ科に分類される、陸に生息する巻き貝の一種”。<日本蝸牛>読み方:ニッポンマイマイ日本蝸牛というのは、”柄眼目ナンバンマイマイ科ニッポンマイマイ属に分類される、陸に生息する巻き貝の一種”。<三筋蝸牛>読み方:ミスジマイマイ三筋蝸牛というのは、”柄眼目ナンバンマイマイ科マイマイ属に分類される、陸に生息する巻き貝の一種”。【金蚉(金亀虫・金蚊)】読み方:カナブン(一種)※上は金蚉(一種)の写真金蚉というのは、”甲虫目コガネムシ科ハナムグリ亜科に分類される昆虫の一種/甲虫目コガネムシ科ハナムグリ亜科に分類される昆虫の総称”。<青金蚉>読み方:アオカナブン青金蚉というのは、”甲虫目コガネムシ科ハナムグリ亜科に分類される昆虫の一種”。<黒金蚉>読み方:クロカナブン黒金蚉というのは、”甲虫目コガネムシ科ハナムグリ亜科に分類される昆虫の一種”。【甲虫(兜虫)】読み方:カブトムシ(一種)※上は甲虫(一種)の写真甲虫というのは、”甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科カブトムシ属に分類される昆虫の一種/甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科に分類される昆虫の総称”。前者の意味の甲虫(標準和名)は、別名で「大和甲虫(ヤマトカブト・ヤマトカブトムシ)」とも呼ばれています。<小甲虫>読み方:コカブト(コカブトムシ)小甲虫というのは、”甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科コカブト属に分類される昆虫の一種”。「コカブトムシ」は、「コカブト」(標準和名)の別名になります。<赫拉克勒斯大甲虫>読み方:ヘラクレスオオカブト赫拉克勒斯大甲虫というのは、”甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科オオツノカブト属に分類される昆虫の一種”。「世界最大のカブトムシ」として有名で、とても力が強いです。【蟷螂(鎌切)】読み方:カマキリ(総称)蟷螂というのは、”カマキリ目に分類される昆虫の総称”。種類によって体色が変化し、どちらの色の個体が多いのかはその種類によって異なります。(日本では緑色型と褐色(黒みを帯びた茶色)型が多いです)<大蟷螂>読み方:オオカマキリ大蟷螂というのは、”カマキリ目カマキリ科に分類される昆虫の一種”。<朝鮮蟷螂>読み方:チョウセンカマキリ朝鮮蟷螂というのは、”カマキリ目カマキリ科に分類される昆虫の一種”。<花蟷螂>読み方:ハナカマキリ花蟷螂というのは、”カマキリ目ハナカマキリ科に分類される昆虫の一種”。<腹広蟷螂>読み方:ハラビロカマキリ腹広蟷螂というのは、”カマキリ目カマキリ科に分類される昆虫の一種”。<水蟷螂(水螳螂・水鎌切)>読み方:ミズカマキリ水蟷螂というのは、”半翅目(カメムシ目)異翅亜目(カメムシ亜目)タイコウチ科ミズカマキリ属に分類される昆虫の一種”。蟷螂と表記されますが、椿虫(カメムシ)の仲間になります。【竈馬】読み方:カマドウマ(一種)竈馬というのは、”直翅目(バッタ目)カマドウマ科に分類される昆虫の一種/直翅目カマドウマ科に分類される昆虫の総称”。昔の日本家屋の竈(かまど)の周辺などによく見られ、飛び跳ねる様子が馬を連想させたことから「竈馬(カマドウマ)」と名付けられました。また、暗くて湿気が多い場所を好み、家庭の便所の近くでもよく見られたことから、別名で「便所蟋蟀(ベンジョコオロギ)」とも呼ばれています。<斑竈馬>読み方:マダラカマドウマ斑竈馬というのは、”直翅目カマドウマ科に分類される昆虫の一種”。竈馬というと、日本では一般的に斑竈馬がよく見られます。【髪切虫(天牛)】読み方:カミキリムシ(総称)髪切虫というのは、”甲虫目カミキリムシ科に分類される昆虫の総称”。噛(か)む力が強く、髪を切ってしまうほどだったことから「髪切虫(カミキリムシ)」と名付けられました。<黄色虎髪切(黄色虎天牛)>読み方:キイロトラカミキリ黄色虎髪切というのは、”甲虫目カミキリムシ科キイロトラカミキリ属に分類される昆虫の一種”。<胡麻斑髪切(胡麻斑天牛)>読み方:ゴマダラカミキリ胡麻斑髪切というのは、”甲虫目カミキリムシ科ゴマダラカミキリ属に分類される昆虫の一種”。<瑠璃星髪切(瑠璃星天牛)>読み方:ルリボシカミキリ瑠璃星髪切というのは、”甲虫目カミキリムシ科ルリボシカミキリ属に分類される昆虫の一種”。【椿虫(亀虫)】読み方:カメムシ(総称)椿虫というのは、”半翅目(カメムシ目)異翅亜目(カメムシ亜目)に分類される昆虫の総称”。外敵から攻撃されたり刺激を受けたりして身の危険を感じると、自身を守るために臭い分泌液を放出します。(全ての種類が臭い分泌液を出すわけではない)<赤筋亀虫>読み方:アカスジカメムシ赤筋亀虫というのは、”半翅目異翅亜目アカスジカメムシ科カメムシ属に分類される昆虫の一種”。<黄斑亀虫>読み方:キマダラカメムシ黄斑亀虫というのは、”半翅目異翅亜目カメムシ科に分類される昆虫の一種”。<臭木亀虫>読み方:クサギカメムシ臭木亀虫というのは、”半翅目異翅亜目カメムシ科クサギカメムシ属に分類される昆虫の一種”。【螽斯(螽蟖・蟋蟀)】読み方:キリギリス螽斯というのは、”直翅目(バッタ目)キリギリス科キリギリス属に分類される昆虫の一種”。生息地によって「東螽斯(ヒガシキリギリス)」と「西螽斯(ニシキリギリス)」に分類されることもあります。【轡虫(聒聒児)】読み方:クツワムシ(一種)※上は轡虫(一種)の写真轡虫というのは、”直翅目(バッタ目)キリギリス科クツワムシ亜科に分類される昆虫の一種/直翅目キリギリス科クツワムシ亜科に分類される昆虫の総称”。「ガチャガチャ」と鳴き、その鳴き声が轡(くつわ)の音に似ていることから名付けられています。(轡とは、手綱を引くために馬にくわえさせる金具で、馬の動きに合わせてガチャガチャと音を立てる)<台湾轡虫>読み方:タイワンクツワムシ台湾轡虫というのは、”直翅目キリギリス科クツワムシ亜科に分類される昆虫の一種”。【首切螽斯】読み方:クビキリギス(クビキリギリス)首切螽斯というのは、”直翅目キリギリス科クビキリギス属に分類される昆虫の一種”。「クビキリギリス」は、「クビキリギス」(標準和名)の別名です。螽斯(キリギリス)と表記されますが、螽斯の仲間ではありません。【蜘蛛】読み方:クモ(総称)蜘蛛というのは、”クモ目に分類される節足動物の総称”。蜘蛛の巣は網目状になっていて、横糸には粘液で粘着性をつけて獲物を捕らえるようにし、縦糸には粘液を付けずに、移動するときは蜘蛛自身がくっつかないように縦糸のみを用います。巣(網)の中心部には「こしき」と呼ばれる部分があって、蜘蛛は普通はこしきにいて獲物を待ち構えています。<足高蜘蛛>読み方:アシダカグモ足高蜘蛛というのは、”クモ目アシダカグモ科アシダカグモ属に分類される節足動物の一種”。徘徊(はいかい)性の網を張らない蜘蛛として知られ、毒はなく、かなり臆病で大人しい性格で、こちらから攻撃などをしない限り噛みつかれることはまずありません。蜚蠊(ゴキブリ)など家の中の衛生害虫を食べてくれるため益虫とされています。<女郎蜘蛛>読み方:ジョロウグモ女郎蜘蛛というのは、”クモ目ジョロウグモ科ジョロウグモ属に分類される節足動物の一種”。その華やかな色合いが女郎(遊女)を連想させることや、大奥の役職名である上臈(じょうろう)が名前の由来とされています。<背赤後家蜘蛛>読み方:セアカゴケグモ背赤後家蜘蛛というのは、”クモ目ヒメグモ科ゴケグモ属に分類される節足動物の一種”。日本にいる有毒の蜘蛛(外来種)で、「背中の赤いゴケグモ」から名付けられています。【鍬形虫】読み方:クワガタムシ(総称)鍬形虫というのは、”甲虫目クワガタムシ科に分類される昆虫の総称”。「鍬形虫(クワガタムシ)」は、略して「鍬形(クワガタ)」とも呼ばれています。鍬形虫の持つ大顎(おおあご)(角のように見える部分)が、戦国武将の被っていた兜(かぶと)の飾りである「鍬形(くわがた)」に形が似ていることから名付けられています。<鋸鍬形>読み方:ノコギリクワガタ鋸鍬形というのは、”甲虫目クワガタムシ科ノコギリクワガタ属に分類される昆虫の一種”。<平鍬形>読み方:ヒラタクワガタ平鍬形というのは、”甲虫目クワガタムシ科オオクワガタ属に分類される昆虫の一種”。<深山鍬形>読み方:ミヤマクワガタ深山鍬形というのは、”甲虫目クワガタムシ科ミヤマクワガタ属に分類される昆虫の一種”。【蚰蜒】読み方:ゲジゲジ(ゲジ)(一種)※上は蚰蜒(一種)の写真蚰蜒というのは、”ゲジ目ゲジ科ゲジ属に分類される節足動物の一種/ゲジ目に分類される節足動物の総称”。「ゲジゲジ」は、「ゲジ」(標準和名)の別名になります。臆病で大人しく、人間に対してほとんど無害で、こちらから攻撃などをしない限りは噛んだりしてくることはまずありません。<大蚰蜒>読み方:オオゲジ大蚰蜒というのは、”ゲジ目ゲジ科オオゲジ属に分類される節足動物の一種”。【源五郎(竜蝨)】読み方:ゲンゴロウ(一種)※上は源五郎(一種)の写真源五郎というのは、”甲虫目ゲンゴロウ科ゲンゴロウ属に分類される昆虫の一種/甲虫目ゲンゴロウ科に分類される昆虫の総称”。前者の意味の源五郎(標準和名)は、別名で「並源五郎(ナミゲンゴロウ)」「大源五郎(オオゲンゴロウ)」「本源五郎(ホンゲンゴロウ)」とも呼ばれています。<黒竜蝨>読み方:クロゲンゴロウ黒竜蝨というのは、”甲虫目ゲンゴロウ科ゲンゴロウ属に分類される昆虫の一種”。<縞竜蝨>読み方:シマゲンゴロウ縞竜蝨というのは、”甲虫目ゲンゴロウ科シマゲンゴロウ属に分類される昆虫の一種”。<鳶色竜蝨>読み方:トビイロゲンゴロウ鳶色竜蝨というのは、”甲虫目ゲンゴロウ科ゲンゴロウ属に分類される昆虫の一種”。【蟋蟀(蛩)】読み方:コオロギ(総称)蟋蟀というのは、”直翅目(バッタ目)コオロギ科に分類される昆虫の総称”。<閻魔蟋蟀>読み方:エンマコオロギ閻魔蟋蟀というのは、”直翅目コオロギ科エンマコオロギ属に分類される昆虫の一種”。<竈蟋蟀>読み方:カマドコオロギ竈蟋蟀というのは、”直翅目コオロギ科に分類される昆虫の一種”。<台湾閻魔蟋蟀>読み方:タイワンエンマコオロギ台湾閻魔蟋蟀というのは、”直翅目コオロギ科エンマコオロギ属に分類される昆虫の一種”。【沙蚕】読み方:ゴカイ(総称)沙蚕というのは、”サシバゴカイ目ゴカイ科に分類される環形(かんけい)動物の総称”。釣り餌(つりえ)として利用されることが多いです。【黄金虫(金亀子)】読み方:コガネムシ(一種)※上は黄金虫(一種)の写真黄金虫というのは、”甲虫目コガネムシ科コガネムシ属に分類される昆虫の一種/甲虫目コガネムシ科に分類される昆虫の総称”。前者の意味の黄金虫(標準和名)は、別名で「並黄金(ナミコガネ)」とも呼ばれています。<銅鉦蚉蚉>読み方:ドウガネブイブイ銅鉦蚉蚉というのは、”甲虫目コガネムシ科スジコガネ属に分類される昆虫の一種”。<豆黄金>読み方:マメコガネ豆黄金というのは、”甲虫目コガネムシ科マメコガネ属に分類される昆虫の一種”。【蜚蠊】読み方:ゴキブリ(総称)蜚蠊というのは、”ゴキブリ目に分類される昆虫のうち、白蟻(シロアリ)を除いたものの総称”。日本では一般的に「黒蜚蠊(クロゴキブリ)」「茶翅蜚蠊(チャバネゴキブリ)」がよく見られます。<大蜚蠊>読み方:オオゴキブリ大蜚蠊というのは、”ゴキブリ目オオゴキブリ科オオゴキブリ属に分類される昆虫の一種”。<黒蜚蠊>読み方:クロゴキブリ黒蜚蠊というのは、”ゴキブリ目ゴキブリ科ゴキブリ属に分類される昆虫の一種”。<茶翅蜚蠊>読み方:チャバネゴキブリ茶翅蜚蠊というのは、”ゴキブリ目チャバネゴキブリ科チャバネゴキブリ属に分類される昆虫の一種”。【穀象虫】読み方:コクゾウムシ穀象虫というのは、”甲虫目オサゾウムシ科コクゾウムシ属に分類される昆虫の一種”。米を食べることから、別名で「米食い虫」とも呼ばれています。成虫の大きさは3mmほどで、米に穴をあけて、米の内部に卵を産み、幼虫は米を食べながら米の内部で成長していき、繁殖していきます。(幼虫は米を食べて成長しますが、成虫になると米は食べません)【芥虫(塵虫・塵芥虫・歩行虫)】読み方:ゴミムシ(一種)※上は芥虫(一種)の写真芥虫というのは、”甲虫目オサムシ科に分類される昆虫の一種/甲虫目オサムシ科とその近縁の科に分類される昆虫の総称”。名称はゴミを食べるからではなく、ゴミを食べにくる他の昆虫を捕食することから名付けられています。<大扁芥虫>読み方:オオヒラタゴミムシ大扁芥虫というのは、”甲虫目オサムシ科に分類される昆虫の一種”。<黄首青後切芥虫>読み方:キクビアオアトキリゴミムシ黄首青後切芥虫というのは、”甲虫目オサムシ科に分類される昆虫の一種”。<丸首芥虫>読み方:マルクビゴミムシ丸首芥虫というのは、”甲虫目オサムシ科に分類される昆虫の一種”。【米搗虫(叩頭虫)】読み方:コメツキムシ(総称)米搗虫というのは、”甲虫目コメツキムシ科に分類される昆虫の総称”。跳ぶときの頭を動かす様子が、米を搗(つ)くように見えることから名付けられています。<錆木樵(錆樵)>読み方:サビキコリ錆木樵というのは、”甲虫目コメツキムシ科サビキコリ属に分類される昆虫の一種”。<霜降米搗>読み方:シモフリコメツキ霜降米搗というのは、”甲虫目コメツキムシ科シモフリコメツキ属に分類される昆虫の一種”。<髭米搗>読み方:ヒゲコメツキ髭米搗というのは、”甲虫目コメツキムシ科ヒゲコメツキ属に分類される昆虫の一種”。↓サ行~【蠍】読み方:サソリ(総称)蠍というのは、”サソリ目に分類される節足動物の総称”。蠍には一対(つい)の大きな鋏(ハサミ)、後ろの尻尾のように見える部分の先端に毒針があります。有毒生物として知られていますが、人の命にかかわる毒を持っているのはごく一部の種類しか存在しません。【蛹】読み方:さなぎ蛹というのは、”完全変態を行う昆虫類で、幼虫から成虫になる直前の形態のこと”。「幼虫 → 蛹 → 成虫」と変態することを「完全変態」、「幼虫 → 成虫」と蛹を経ずに幼虫からそのまま成虫に変態することを「不完全変態」と言います。【真田虫(条虫)】読み方:サナダムシ(総称)真田虫というのは、”条虫綱に分類される扁形(へんけい)動物の総称”。真田虫は条虫と呼ばれる寄生虫で、牛肉や豚肉、魚類に寄生していることが多いです。【死出虫(埋葬虫)】読み方:シデムシ(総称)死出虫というのは、”甲虫目シデムシ科に分類される昆虫の総称”。動物の死体に集まり、それを餌とすることで知られていて、動物の死体があると出てくることから名付けられています。<大扁死出虫>読み方:オオヒラタシデムシ大扁死出虫というのは、”甲虫目シデムシ科に分類される昆虫の一種”。<鼈甲扁死出虫>読み方:ベッコウヒラタシデムシ鼈甲扁死出虫というのは、”甲虫目シデムシ科に分類される昆虫の一種”。【紙魚(衣魚・蠧魚・蠧)】読み方:シミ(総称)紙魚というのは、”総尾目(そうびもく)(別名:シミ目)に分類される昆虫の総称”。書物などの紙を食べ、くねくねと魚のように素早く動く様子から「紙魚」という漢字が当てられています。<背筋紙魚>読み方:セスジシミ背筋紙魚というのは、”総尾目シミ科ヤマトシミ属に分類される昆虫の一種”。【尺取虫】読み方:シャクトリムシ(総称)尺取虫というのは、”尺蛾(シャクガ)の幼虫のこと”。尺蛾は”鱗翅目(チョウ目)シャクガ科に分類される昆虫の総称”を意味。尺取虫の移動する様子が、人差し指と親指で物の長さ(尺)を測るときの動作に似ていることから名付けられています。【虱(蝨)】読み方:シラミ(総称)虱というのは、”咀顎目(そがくもく)(別名:カジリムシ目)シラミ小目に分類される昆虫の総称”。全ての種が血液や体液を吸う寄生生物になります。虱は人の頭などに寄生しやすく、とても小さいため、頭の端から髪の毛1本1本を調べるようにして虱を潰していった様子から「虱潰し(しらみつぶし)」という言葉が生まれました。「虱潰し」は”漏れや見逃しがないように、物事を片っ端から調べたり探したりすること”の意味で使われます。【蝉】読み方:セミ(総称)蝉というのは、”半翅目(カメムシ目)セミ科に分類される昆虫の総称”。<油蝉>読み方:アブラゼミ油蝉というのは、”半翅目セミ科アブラゼミ属に分類される昆虫の一種”。鳴き声が油で揚げているときの音に似ていることから名付けられ、「ジージージリジリジリジリ」のように鳴きます。<熊蝉>読み方:クマゼミ熊蝉というのは、”半翅目セミ科クマゼミ属に分類される昆虫の一種”。体が黒く、大きなところを熊にたとえたことから名付けられ、「シャワシャワシャワシャワ」のように鳴きます。<つくつく法師(寒蝉)>読み方:ツクツクボウシつくつく法師というのは、”半翅目セミ科ツクツクボウシ属に分類される昆虫の一種”。鳴き声が「ツクツクボーシ」と聞こえたことから名付けられています。<蜩(日暮)>読み方:ヒグラシ蜩というのは、”半翅目セミ科ヒグラシ属に分類される昆虫の一種”。日暮れに鳴くことから名付けられ、「カナカナカナカナ」のように鳴きます。【草履虫】読み方:ゾウリムシ(総称)草履虫というのは、”ゾウリムシ目ゾウリムシ科ゾウリムシ属に分類される原生動物の総称”。真核を有する単細胞生物で、英語で”Slipper Animalcule(スリッパ型の微小動物)”と呼び、この”Slipper”を「草履(ぞうり)」と意訳したことから名付けられました。↓タ行~【田鼈(田亀・水爬虫)】読み方:タガメ(一種)※上は田鼈(一種)の写真田鼈というのは、”半翅目(カメムシ目)コオイムシ科タガメ亜科タガメ属に分類される昆虫の一種/半翅目コオイムシ科タガメ亜科に分類される昆虫の総称”。【壁蝨(蜱・蟎・螕)】読み方:ダニ(総称)壁蝨というのは、”ダニ目に分類される節足動物の総称”。<宝壁蝨(宝蜱)>読み方:タカラダニ(総称)※上は壁孔宝壁蝨(カベアナタカラダニ)の写真宝壁蝨というのは、”ダニ目タカラダニ科に分類される節足動物の総称”。宝壁蝨というと、日本では一般的に「壁孔宝壁蝨(カベアナタカラダニ)」のことを指し、別名で「赤壁蝨(アカダニ)」とも呼ばれています。主にコンクリートなどにくっついている花粉を食べるため、コンクリート表面などに発生することが多いです。基本的に人には無害ですが、潰すと体液が付着し、体液により稀にかぶれてしまうこともあります。<真壁蝨(真蜱)>読み方:マダニ(総称)※上は二棘血真壁蝨(フタトゲチマダニ)の写真真壁蝨というのは、”ダニ目マダニ科に分類される節足動物の総称”。真壁蝨は主に草むら・野山などの草木がある場所に生息し、山だけでなく公園の草むらや、道路わきの草むらにも生息しています。マダニ科の壁蝨は、吸血する際に様々な病原体(感染症を引き起こす)を媒介することで知られています。【玉虫(吉丁虫)】読み方:タマムシ(一種)※上は玉虫(一種)の写真玉虫というのは、”甲虫目タマムシ科ルリタマムシ属に分類される昆虫の一種/甲虫目タマムシ科に分類される昆虫の総称”。前者の意味の玉虫(標準和名)は、別名で「大和玉虫(ヤマトタマムシ)」とも呼ばれています。<青斑玉虫>読み方:アオマダラタマムシ青斑玉虫というのは、”甲虫目タマムシ科マダラタマムシ属に分類される昆虫の一種”。<青胸筋玉虫>読み方:アオムネスジタマムシ青胸筋玉虫というのは、”甲虫目タマムシ科ムネスジタマムシ属に分類される昆虫の一種”。【蝶】読み方:チョウ(総称)蝶というのは、”鱗翅目(チョウ目)に分類される昆虫のうち、ガ類を除いたものの総称”。<揚羽蝶(鳳蝶)>読み方:アゲハチョウ(一種)※上は並揚羽(ナミアゲハ)の写真揚羽蝶というのは、”並揚羽(ナミアゲハ:標準和名)の別名/鱗翅目アゲハチョウ科に分類される昆虫の総称”。並揚羽は、”鱗翅目アゲハチョウ科アゲハチョウ属に分類される昆虫の一種”を指します。並揚羽は、略して「揚羽(アゲハ)」とも呼ばれています。<紋白蝶>読み方:モンシロチョウ紋白蝶というのは、”鱗翅目シロチョウ科モンシロチョウ属に分類される昆虫の一種”。【恙虫】読み方:ツツガムシ(総称)恙虫というのは、”ダニ目ツツガムシ科に分類される節足動物の総称”。恙虫は体長0.2~0.3mmほどの壁蝨(ダニ)で、「恙虫病(つつがむしびょう)」の原因となる細菌(リケッチア)を媒介します。(リケッチアを保菌している個体は0.1~3%ほどで、吸着されることで恙虫病に感染する)【天道虫(瓢虫・紅娘)】読み方:テントウムシ(一種)天道虫というのは、”並天道(ナミテントウ:標準和名)の別名/甲虫目テントウムシ科に分類される昆虫の総称”。天道虫は、危険を感じたり刺激を受けると死んだふり(偽死)をし、その際に臭くて苦味のある黄色や赤色の液体(血液)を分泌します。臭いや苦味は天道虫の血液に含まれている「コシネリン」という成分によるもので、このようにして外敵から食べられないように身を守っています。枝などの先端に登っていき、行き場がなくなると飛び立つ習性があるため、それがお天道様(太陽)に向かって飛んでいったのだと考えられていたことが名前の由来になります。<七星天道(七星瓢虫)>読み方:ナナホシテントウ七星天道というのは、”甲虫目テントウムシ科に分類される昆虫の一種”。<並天道(並瓢虫)>読み方:ナミテントウ並天道というのは、”甲虫目テントウムシ科に分類される昆虫の一種”。<段斑天道(段斑瓢虫)>読み方:ダンダラテントウ段斑瓢虫というのは、”甲虫目テントウムシ科に分類される昆虫の一種”。【蜻蛉(蜻蜓)】読み方:トンボ(総称)蜻蛉というのは、”トンボ目に分類される昆虫の総称”。※上は水蠆(ヤゴ)の写真蜻蛉の幼虫のことを「水蠆(ヤゴ)」と呼び、肉食性の水生昆虫として知られています。<秋茜>読み方:アキアカネ秋茜というのは、”トンボ目トンボ科アカネ属に分類される昆虫の一種”。秋茜(標準和名)は、別名で「赤蜻蛉(あかとんぼ)」とも呼ばれています。<糸蜻蛉(豆娘)>読み方:イトトンボ(総称)※上は細身糸蜻蛉(ホソミイトトンボ)の写真糸蜻蛉というのは、”トンボ目イトトンボ亜目に分類される昆虫の総称”。<馬大頭>読み方:オニヤンマ馬大頭というのは、”トンボ目オニヤンマ科オニヤンマ属に分類される昆虫の一種”。馬大頭は、日本最大の蜻蛉として知られています。<塩辛蜻蛉>読み方:シオカラトンボ塩辛蜻蛉というのは、”トンボ目トンボ科シオカラトンボ属に分類される昆虫の一種”。成熟した雄(オス)の体は白っぽい粉で覆われ、この粉を塩に見立てたのが名前の由来になります。↓ナ行~【七節(竹節虫)】読み方:ナナフシ(一種)七節というのは、”七節擬(ナナフシモドキ:標準和名)の別名/ナナフシ目に分類される昆虫の総称”。七節の「七」という字は「たくさん」という意味で使われており、七つの体節を持っているという意味ではありません。<枝七節>読み方:エダナナフシ枝七節というのは、”ナナフシ目ナナフシ科に分類される昆虫の一種”。<棘七節>読み方:トゲナナフシ棘七節というのは、”ナナフシ目ナナフシ科に分類される昆虫の一種”。<七節擬>読み方:ナナフシモドキ七節擬というのは、”ナナフシ目ナナフシ科に分類される昆虫の一種”。【蛞蝓】読み方:ナメクジ(一種)※上は蛞蝓(一種)の写真蛞蝓というのは、”柄眼目ナメクジ科に分類される、陸生の殻が退化している巻き貝の一種/柄眼目に分類される、陸に生息する巻き貝のうち、殻が退化しているものの総称”。前者の意味の蛞蝓(標準和名)は、別名で「二筋蛞蝓(フタスジナメクジ)」とも呼ばれています。<茶甲羅蛞蝓>読み方:チャコウラナメクジ茶甲羅蛞蝓というのは、”柄眼目コウラナメクジ科に分類される、陸生の殻が退化している巻き貝の一種”。<山蛞蝓>読み方:ヤマナメクジ山蛞蝓というのは、”柄眼目ナメクジ科に分類される、陸生の殻が退化している巻き貝の一種”。【蚤】読み方:ノミ(総称)蚤というのは、”隠翅目(いんしもく)(別名:ノミ目)に分類される昆虫の総称”。哺乳類や鳥類に寄生して吸血し、種類によって伝染病を媒介するものもいます。<猫蚤>読み方:ネコノミ猫蚤というのは、”隠翅目ヒトノミ科イヌノミ属に分類される昆虫の一種”。↓ハ行~【蝿(蠅)】読み方:ハエ(総称)蝿というのは、”双翅目(ハエ目)イエバエ科とその近縁の科に分類される昆虫の総称”。※上は蛆(うじ)のイラスト蝿の幼虫のことを「蛆(うじ)」と呼び、別名で「蛆虫(うじむし)」とも呼ばれています。<家蝿(家蠅)>読み方:イエバエ家蝿というのは、”双翅目イエバエ科イエバエ属に分類される昆虫の一種”。<猩々蝿(猩々蠅・猩猩蝿・猩猩蠅)>読み方:ショウジョウバエ(総称)※上は黄色猩々蝿(キイロショウジョウバエ)の写真猩々蝿というのは、”双翅目ショウジョウバエ科に分類される昆虫の総称”。【蜂】読み方:ハチ(総称)蜂というのは、”膜翅目(ハチ目)に分類される昆虫のうち、蟻(アリ)を除いたものの総称”。<足長蜂>読み方:アシナガバチ(総称)※上は背黒足長蜂(セグロアシナガバチ)の写真足長蜂というのは、”膜翅目スズメバチ科アシナガバチ亜科に分類される昆虫の総称”。<熊蜂>読み方:クマバチ(総称)※上は黄胸熊蜂(キムネクマバチ)の写真熊蜂というのは、”膜翅目ミツバチ科クマバチ属に分類される昆虫の総称”。熊蜂は、別名で「クマンバチ」とも呼ばれています。<似我蜂>読み方:ジガバチ(一種)※上は里似我蜂(サトジガバチ)の写真似我蜂というのは、”里似我蜂(サトジガバチ:標準和名)の別名/膜翅目アナバチ科ジガバチ亜科に分類される昆虫の総称”。里似我蜂は、”膜翅目アナバチ科ジガバチ亜科ジガバチ属に分類される昆虫の一種”を指します。<雀蜂(胡蜂)>読み方:スズメバチ(総称)※上は大雀蜂(オオスズメバチ)の写真雀蜂というのは、”膜翅目スズメバチ科スズメバチ亜科に分類される昆虫の総称”。【飛蝗(蝗虫)】読み方:バッタ(総称)飛蝗というのは、”直翅目(バッタ目)バッタ亜目に分類される昆虫の総称”。<負飛蝗(負蝗虫)>読み方:オンブバッタ負飛蝗というのは、”直翅目バッタ亜目オンブバッタ科オンブバッタ属に分類される昆虫の一種”。<精霊飛蝗>読み方:ショウリョウバッタ精霊飛蝗というのは、”直翅目バッタ亜目バッタ科ショウリョウバッタ属に分類される昆虫の一種”。<殿様飛蝗>読み方:トノサマバッタ殿様飛蝗というのは、”直翅目バッタ亜目バッタ科トノサマバッタ属に分類される昆虫の一種”。【斑猫(斑蝥)】読み方:ハンミョウ(一種)斑猫というのは、”並斑猫(ナミハンミョウ:標準和名)の別名/甲虫目オサムシ科ハンミョウ亜科に分類される昆虫の総称”。<小斑猫>読み方:コハンミョウ小斑猫というのは、”甲虫目オサムシ科ハンミョウ亜科ハンミョウ属に分類される昆虫の一種”。<土斑猫>読み方:ツチハンミョウ(総称)※上は姫土斑猫(ヒメツチハンミョウ)の写真土斑猫というのは、”甲虫目ツチハンミョウ科に分類される昆虫の総称”。斑猫と表記されますが、斑猫の仲間ではありません。<並斑猫>読み方:ナミハンミョウ並斑猫というのは、”甲虫目オサムシ科ハンミョウ亜科ハンミョウ属に分類される昆虫の一種”。【蛭】読み方:ヒル(総称)蛭というのは、”ヒル綱に分類される環形動物の総称”。<馬蛭>読み方:ウマビル馬蛭というのは、”顎ヒル目ヒルド科に分類される環形動物の一種”。<山蛭>読み方:ヤマビル山蛭というのは、”顎ヒル目ヒルド科に分類される環形動物の一種”。【蚋(蜹)】読み方:ブヨ(ブユ・ブト)(総称)蚋というのは、”双翅目(ハエ目)ブユ科に分類される昆虫の総称”。「ブユ」(標準和名)は、別名で関東では「ブヨ」、関西では「ブト」とも呼ばれています。【放屁虫(屁放虫)】読み方:ヘッピリムシ(ヘヒリムシ)※上は三井寺芥虫(ミイデラゴミムシ)の写真放屁虫というのは、”捕らえると悪臭・ガスを放つ昆虫の総称”。ゴミムシ類・カメムシ類を指しますが、特に「三井寺芥虫(ミイデラゴミムシ)」を指すことが多いです。【蛍(螢)】読み方:ホタル(総称)蛍というのは、”甲虫目ホタル科に分類される昆虫の総称”。腹部に発光器があり、暗い所で青白い光を放つことで知られており、ほとんど光らない種類も多くいます。<源氏蛍>読み方:ゲンジボタル源氏蛍というのは、”甲虫目ホタル科ゲンジボタル属に分類される昆虫の一種”。蛍というと、日本では一般的に源氏蛍を指すことが多いです。源平合戦(げんぺいがっせん)の「源氏(げんじ)」と「平家(へいけ)」が由来とされ、源平合戦の勝敗(源氏が勝利)を蛍の大きさに当てはめたとされています。(源氏蛍は大形で、平家蛍は小形)他にも腹部が発光することを、紫式部の源氏物語の主役である「光源氏(ひかるげんじ)」にたとえたという説もあります。<平家蛍>読み方:ヘイケボタル平家蛍というのは、”甲虫目ホタル科ゲンジボタル属に分類される昆虫の一種”。源氏蛍と比較すると小形で、源氏蛍よりも光が弱いです。↓マ行~【蝸牛被(舞舞被)】読み方:マイマイカブリ蝸牛被というのは、”甲虫目オサムシ科マイマイカブリ属に分類される昆虫の一種”。「マイマイ」は「蝸牛(カタツムリ)」の別名で、蝸牛の殻に頭部を突っ込んで捕食する様子が「マイマイ(蝸牛)を被っているように見える」ことから名付けられています。他にも「マイマイにかぶりつく」ことから名付けられたとする説もあります。【微塵子(水蚤)】読み方:ミジンコ微塵子というのは、”双殻目(そうかくもく)ミジンコ科ミジンコ属に分類される節足動物の一種”。【蓑虫】読み方:ミノムシ蓑虫というのは、”鱗翅目(チョウ目)ミノガ科に分類される蛾(ガ)の幼虫のこと”。一般的にはその中でも、「大蓑蛾(オオミノガ)」「茶蓑蛾(チャミノガ)」の幼虫を指すことが多いです。※上は蓑(雨具)の写真幼虫の作る巣が、藁(わら)で作った雨具である「蓑(みの)」に似ていることが名前の由来になります。【蚯蚓(蚓)】読み方:ミミズ(総称)蚯蚓というのは、”貧毛綱(ひんもうこう)に分類される環形動物の総称”。※上は蚯蚓の糞の写真蚯蚓は土に含まれている有機物や微生物などを土ごと食べ、粒状の糞(ふん)を排泄(はいせつ)します。土壌改良のために利用され、多くの植物にとって有益な働きをし、農業では一般的に益虫として知られています。<縞蚯蚓>読み方:シマミミズ縞蚯蚓というのは、”貧毛綱ナガミミズ目ツリミミズ科に分類される環形動物の一種”。<太蚯蚓>読み方:フトミミズ(総称)※上は一ツ紋蚯蚓(ヒトツモンミミズ)の写真太蚯蚓というのは、”貧毛綱ナガミミズ目フトミミズ科に分類される環形動物の総称”。【百足(蜈蚣)】読み方:ムカデ(総称)百足というのは、”唇脚綱(しんきゃくこう)(別名:ムカデ綱)に分類される節足動物のうち、ゲジ類を除いたものの総称”。百足は有毒で、頭部には顎肢(がくし)と呼ばれる毒牙(顎のような部分)があり、毒牙で獲物に噛みつき毒を注入します。<鳶頭蜈蚣>読み方:トビズムカデ※上は鳶頭蜈蚣(レッドレッグ)の写真鳶頭蜈蚣というのは、”唇脚綱オオムカデ目オオムカデ科オオムカデ属に分類される節足動物の一種”。↓ヤ行~【馬陸】読み方:ヤスデ(総称)馬陸というのは、”倍脚綱(ばいきゃくこう)(別名:ヤスデ綱)に分類される節足動物の総称”。積極的に馬陸から噛むことはなく、基本的には無害ですが、馬陸は刺激を受けると防衛反応で体を丸めたり異臭のする体液を体表に出したりします。この体液には毒性があり、皮膚に触れるとヒリヒリしたり、ひどい場合だと爛(ただ)れたり水ぶくれになることもあります。<汽車馬陸>読み方:キシャヤスデ汽車馬陸というのは、”倍脚綱オビヤスデ目ババヤスデ科に分類される節足動物の一種”。過去に線路上に大量発生し、それを踏み潰した汽車が滑って動けなくなったことから名付けられました。<焼馬陸>読み方:ヤケヤスデ焼馬陸というのは、”倍脚綱オビヤスデ目ヤケヤスデ科に分類される節足動物の一種”。<南馬陸>読み方:ミナミヤスデ南馬陸というのは、”倍脚綱マルヤスデ目ミナミヤスデ科に分類される節足動物の一種”。↓ラ行~↓ワ行~【草鞋虫(鼠姑)】読み方:ワラジムシ(一種)※上は草鞋虫(一種)の写真草鞋虫というのは、”等脚目(とうきゃくもく)(別名:ワラジムシ目)ワラジムシ科に分類される節足動物の一種/等脚目ワラジムシ亜目に分類される大半の種の総称”。※上は団子虫(ダンゴムシ)の写真草鞋虫の見た目は「団子虫(ダンゴムシ)」と似ていますが、団子虫と比べて扁平(平たい)で、丸まることはできません。虫の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【虻(蝱)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【アメンボ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)半翅目アメンボ科に分類される昆虫の一種】【(広義では)半翅目アメンボ科に分類される昆虫の総称】の両方を意味例 【アリ(総称)】 ⇒ 【膜翅目アリ科に分類される昆虫の総称】を意味(アリという名称の特定の虫が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄【虻(蝱)】アブ(総称)◆後架虻コウカアブ◆塩屋虻(塩谷虻)シオヤアブ◆花虻ハナアブ◆細扁虻ホソヒラタアブ【水黽(水馬・飴坊)】アメンボ(一種)水黽(一種:標準和名)の別名は「並水黽(ナミアメンボ)」◆大水黽オオアメンボ◆姫水黽ヒメアメンボ【蟻(螘)】アリ(総称)◆網目蟻アミメアリ◆黒大蟻クロオオアリ◆黒山蟻クロヤマアリ【蝗(稲子)】イナゴ(総称)◆小翅蝗(小翅稲子)コバネイナゴ◆土蝗(土稲子)ツチイナゴ◆翅長蝗(翅長稲子)ハネナガイナゴ芋虫(蜀)イモムシ【薄翅蜉蝣(薄羽蜉蝣)】ウスバカゲロウ(一種)幼虫を「蟻地獄(アリジゴク)」と呼ぶ。蜉蝣と表記されるが、蜉蝣の仲間ではない【浮塵子(白蝋虫)】ウンカ(総称)◆赤翅長浮塵子アカハネナガウンカ◆緑軍配浮塵子ミドリグンバイウンカ【螻蛄】オケラ(ケラ)(一種)「オケラ」は、「ケラ」(標準和名)の別名【歩行虫(筬虫)】オサムシ(総称)◆青歩行虫アオオサムシ◆大瑠璃歩行虫オオルリオサムシ【蚊】カ(総称)蚊の幼虫を「孑孑(ボウフラ)」と呼ぶ◆赤家蚊アカイエカ◆一筋縞蚊ヒトスジシマカ一筋縞蚊(標準和名)の別名は「藪蚊(ヤブカ)」【蛾】ガ(総称)◆刺蛾イラガ刺蛾の幼虫を「刺虫(イラムシ)」と呼ぶ◆蚕蛾カイコガ成虫を「蚕蛾(カイコガ)」、幼虫を「蚕(カイコ)」と呼ぶことが多い。蚕の繭からとって精錬した糸を「絹糸(きぬいと)」と呼ぶ◆雀蛾(天蛾)スズメガ(総称)◆山繭蛾(天蚕)ヤママユガ山繭蛾は、「山繭(ヤママユ)」(標準和名)の別名【大蚊】ガガンボ(総称)◆口長大蚊クチナガガガンボ◆帝大蚊ミカドガガンボ【蜉蝣(蜻蛉)】カゲロウ(総称)蜻蛉は「トンボ」と読むことが多い◆二筋紋蜉蝣(二条紋蜉蝣)フタスジモンカゲロウ◆紋蜉蝣モンカゲロウ【蝸牛】カタツムリ(総称)標準和名は「マイマイ」で、別名で「カタツムリ」「デンデンムシ」と呼ばれる◆大毛蝸牛オオケマイマイ◆日本蝸牛ニッポンマイマイ◆三筋蝸牛ミスジマイマイ【金蚉(金亀虫・金蚊)】カナブン(一種)◆青金蚉アオカナブン◆黒金蚉クロカナブン【甲虫(兜虫)】カブトムシ(一種)甲虫(一種:標準和名)の別名は「大和甲虫(ヤマトカブト・ヤマトカブトムシ)」◆小甲虫コカブト(コカブトムシ)「コカブトムシ」は、「コカブト」(標準和名)の別名◆赫拉克勒斯大甲虫ヘラクレスオオカブト「世界最大のカブトムシ」として知られている【蟷螂(鎌切)】カマキリ(総称)◆大蟷螂オオカマキリ◆朝鮮蟷螂チョウセンカマキリ◆花蟷螂ハナカマキリ◆腹広蟷螂ハラビロカマキリ◆水蟷螂(水螳螂・水鎌切)ミズカマキリ蟷螂と表記されるが、椿虫(カメムシ)の仲間【竈馬】カマドウマ(一種)竈馬の別名は「便所蟋蟀(ベンジョコオロギ)」◆斑竈馬マダラカマドウマ【髪切虫(天牛)】カミキリムシ(総称)◆黄色虎髪切(黄色虎天牛)キイロトラカミキリ◆胡麻斑髪切(胡麻斑天牛)ゴマダラカミキリ◆瑠璃星髪切(瑠璃星天牛)ルリボシカミキリ【椿虫(亀虫)】カメムシ(総称)◆赤筋亀虫アカスジカメムシ◆黄斑亀虫キマダラカメムシ◆臭木亀虫クサギカメムシ螽斯(螽蟖・蟋蟀)キリギリス蟋蟀は「コオロギ」と読むことが多い【轡虫(聒聒児)】クツワムシ(一種)◆台湾轡虫タイワンクツワムシ首切螽斯クビキリギス(クビキリギリス)「クビキリギリス」は、「クビキリギス」(標準和名)の別名【蜘蛛】クモ(総称)◆足高蜘蛛アシダカグモ◆女郎蜘蛛ジョロウグモ◆背赤後家蜘蛛セアカゴケグモ【鍬形虫】クワガタムシ(総称)略して「鍬形(クワガタ)」とも呼ばれる◆鋸鍬形ノコギリクワガタ◆平鍬形ヒラタクワガタ◆深山鍬形ミヤマクワガタ【蚰蜒】ゲジゲジ(ゲジ)(一種)「ゲジゲジ」は、「ゲジ」(標準和名)の別名◆大蚰蜒オオゲジ【源五郎(竜蝨)】ゲンゴロウ(一種)源五郎(一種:標準和名)の別名は「並源五郎(ナミゲンゴロウ)」「大源五郎(オオゲンゴロウ)」「本源五郎(ホンゲンゴロウ)」◆黒源五郎クロゲンゴロウ◆縞源五郎シマゲンゴロウ◆鳶色源五郎トビイロゲンゴロウ【蟋蟀(蛩)】コオロギ(総称)◆閻魔蟋蟀エンマコオロギ◆竈蟋蟀カマドコオロギ◆台湾閻魔蟋蟀タイワンエンマコオロギ【沙蚕】ゴカイ(総称)【黄金虫(金亀子)】コガネムシ(一種)黄金虫(一種:標準和名)の別名は「並黄金(ナミコガネ)」◆銅鉦蚉蚉ドウガネブイブイ◆豆黄金マメコガネ【蜚蠊】ゴキブリ(総称)日本では一般的に「黒蜚蠊(クロゴキブリ)」「茶翅蜚蠊(チャバネゴキブリ)」がよく見られる◆大蜚蠊オオゴキブリ◆黒蜚蠊クロゴキブリ◆茶翅蜚蠊チャバネゴキブリ穀象虫コクゾウムシ【芥虫(塵虫・塵芥虫・歩行虫)】ゴミムシ(一種)◆大扁芥虫オオヒラタゴミムシ◆黄首青後切芥虫キクビアオアトキリゴミムシ◆丸首芥虫マルクビゴミムシ【米搗虫(叩頭虫)】コメツキムシ(総称)◆錆木樵(錆樵)サビキコリ◆霜降米搗シモフリコメツキ◆髭米搗ヒゲコメツキ【蠍】サソリ(総称)蛹さなぎ【真田虫(条虫)】サナダムシ(総称)【死出虫(埋葬虫)】シデムシ(総称)◆大扁死出虫オオヒラタシデムシ◆鼈甲扁死出虫ベッコウヒラタシデムシ【紙魚(衣魚・蠧魚・蠧)】シミ(総称)◆背筋紙魚セスジシミ【尺取虫】シャクトリムシ(総称)尺取虫は「尺蛾(シャクガ)」の幼虫【虱(蝨)】シラミ(総称)「虱潰し(しらみつぶし)」の語源【蝉】セミ(総称)◆油蝉アブラゼミ◆熊蝉クマゼミ◆つくつく法師(寒蝉)ツクツクボウシ◆蜩(日暮)ヒグラシ【草履虫】ゾウリムシ(総称)【田鼈(田亀・水爬虫)】タガメ(一種)【壁蝨(蜱・蟎・螕)】ダニ(総称)◆宝壁蝨(宝蜱)タカラダニ(総称)日本では一般的に「壁孔宝壁蝨(カベアナタカラダニ)」を指す◆真壁蝨(真蜱)マダニ(総称)【玉虫(吉丁虫)】タマムシ(一種)玉虫(一種:標準和名)の別名は「大和玉虫(ヤマトタマムシ)」◆青斑玉虫アオマダラタマムシ◆青胸筋玉虫アオムネスジタマムシ【蝶】チョウ(総称)◆揚羽蝶(鳳蝶)アゲハチョウ(一種)揚羽蝶(一種)は、「並揚羽(ナミアゲハ)」(標準和名)の別名◆紋白蝶モンシロチョウ【恙虫】ツツガムシ(総称)【天道虫(瓢虫・紅娘)】テントウムシ(一種)天道虫(一種)は、「並天道(ナミテントウ)」(標準和名)の別名◆七星天道(七星瓢虫)ナナホシテントウ◆並天道(並瓢虫)ナミテントウ◆段斑天道(段斑瓢虫)ダンダラテントウ【蜻蛉(蜻蜓)】トンボ(総称)蜻蛉の幼虫を「水蠆(ヤゴ)」と呼ぶ。蜻蛉は「カゲロウ」と読むこともできる◆秋茜アキアカネ秋茜(標準和名)の別名は「赤蜻蛉(あかとんぼ)」◆糸蜻蛉(豆娘)イトトンボ(総称)◆馬大頭オニヤンマ「日本最大の蜻蛉(トンボ)」として知られている◆塩辛蜻蛉シオカラトンボ【七節(竹節虫)】ナナフシ(一種)七節(一種)は、「七節擬(ナナフシモドキ)」(標準和名)の別名◆枝七節エダナナフシ◆棘七節トゲナナフシ◆七節擬ナナフシモドキ【蛞蝓】ナメクジ(一種)蛞蝓(一種:標準和名)の別名は「二筋蛞蝓(フタスジナメクジ)」◆茶甲羅蛞蝓チャコウラナメクジ◆山蛞蝓ヤマナメクジ【蚤】ノミ(総称)◆猫蚤ネコノミ【蝿(蠅)】ハエ(総称)蝿の幼虫を「蛆(うじ)」と呼ぶ◆家蝿(家蠅)イエバエ◆金蝿(金蠅)キンバエ◆猩々蝿(猩々蠅・猩猩蝿・猩猩蠅)ショウジョウバエ(総称)【蜂】ハチ(総称)◆足長蜂アシナガバチ(総称)◆熊蜂クマバチ(総称)熊蜂(標準和名)の別名は「クマンバチ」◆似我蜂ジガバチ(一種)似我蜂(一種)は、「里似我蜂(サトジガバチ)」(標準和名)の別名◆雀蜂(胡蜂)スズメバチ(総称)【飛蝗(蝗虫)】バッタ(総称)◆負飛蝗(負蝗虫)オンブバッタ◆精霊飛蝗ショウリョウバッタ◆殿様飛蝗トノサマバッタ【斑猫(斑蝥)】ハンミョウ(一種)斑猫(一種)は、「並斑猫(ナミハンミョウ)」(標準和名)の別名◆小斑猫コハンミョウ◆土斑猫ツチハンミョウ(総称)斑猫と表記されるが、斑猫の仲間ではない◆並斑猫ナミハンミョウ【蛭】ヒル(総称)◆馬蛭ウマビル◆山蛭ヤマビル【蚋(蜹)】ブヨ(ブユ・ブト)(総称)「ブユ」(標準和名)は、別名で関東では「ブヨ」、関西では「ブト」とも呼ばれる放屁虫(屁放虫)ヘッピリムシ(ヘヒリムシ)捕らえると悪臭・ガスを放つ昆虫の総称【蛍(螢)】ホタル(総称)日本では一般的に「源氏蛍(ゲンジボタル)」を指すことが多い◆源氏蛍ゲンジボタル◆平家蛍ヘイケボタル蝸牛被(舞舞被)マイマイカブリ【微塵子(水蚤)】ミジンコ(総称)蓑虫ミノムシミノガ科に分類される「蛾(ガ)」の幼虫【蚯蚓(蚓)】ミミズ(総称)◆縞蚯蚓シマミミズ◆太蚯蚓フトミミズ(総称)【百足(蜈蚣)】ムカデ(総称)◆鳶頭蜈蚣トビズムカデ【馬陸】ヤスデ(総称)◆汽車馬陸キシャヤスデ◆焼馬陸ヤケヤスデ◆南馬陸ミナミヤスデ【草鞋虫(鼠姑)】ワラジムシ(一種)項目1項目2項目3)★ 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  • 【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!
    このページでは食べ物・飲み物の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(食べ物・飲み物の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓食べ物・飲み物の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓食べ物・飲み物の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●食べ物・飲み物の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ食べ物・飲み物の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【甘酒(醴)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】↓ア行~【甘酒(醴)】読み方:あまざけ甘酒というのは、”白米の粥(かゆ)に米麹(こめこうじ)を混ぜ、発酵させて作る甘い飲み物のこと/酒粕(さけかす)を水で溶いて甘味をつけた飲み物のこと”。前者の意味の甘酒はアルコールを含んでいませんが、後者の意味の甘酒は酒粕を使用しているためアルコールを含んでいます。【霰】読み方:あられ※上は雛霰(ひなあられ)の写真霰というのは、”糯米(もちごめ)を原料とし、小さく切って煎(い)ったり油で揚げたりして、醤油(しょうゆ)・砂糖などで味付けしたお菓子のこと”。”桃の節句(3月3日)の雛祭りに供えられる霰のこと”を「雛霰(ひなあられ)」と呼びます。※上は御欠の写真また霰は御欠(おかき)と似ていますが、それぞれの明確な違いは大きさで、小さいものは「霰」、大きいものは「御欠」と分類されています(大きさに明確な基準はない)。【酒精】読み方:アルコール酒精というのは、”酒の主成分のひとつ。炭化水素の水素原子をヒドロキシ基で置き換えた物質の総称のこと”。【泡盛】読み方:あわもり泡盛というのは、”沖縄特産の蒸留酒のこと”。泡盛のアルコール度数は一般的には30度前後で、種類によっては20度前後や50度前後のものもあります。【餡子】読み方:あんこ※上は粒餡(つぶあん)の写真※上は漉し餡(こしあん)の写真餡子というのは、”茹(ゆ)でた小豆(あずき)などの豆に砂糖などを混ぜて、甘く煮詰めて練ったもの”。豆の皮を残したものを「粒餡(つぶあん)」、皮を漉(こ)し取ったものを「漉し餡(こしあん)」と呼びます。【杏仁豆腐】読み方:あんにんどうふ杏仁豆腐というのは、”杏仁(きょうにん)をすりつぶした粉状のもの(杏仁霜)を水と合わせて混ぜ、その液体に牛乳や砂糖、寒天(またはゼラチン)などを加えて冷やしたもの”。杏子の種子の中にはアーモンドのような見た目の核があり、その核の部分のことを「杏仁(きょうにん)」と呼んでいます。※上は杏仁を砕いたものの写真※上は杏仁霜の写真杏仁の皮を剥くと白い部分が現れますが、その白い部分が杏仁豆腐に使われ、白い部分を粉状にしたものを「杏仁霜(きょうにんそう)」と言います。(杏仁豆腐は「きょうにんどうふ」と読むこともできますが、一般的には「あんにんどうふ」と読むことがほとんど)一般的に売られている杏仁豆腐の場合は、杏仁霜(粉)がアーモンドパウダーで代用されていることが多いです。【芋堅干】読み方:いもけんぴ芋堅干というのは、”薩摩芋(さつまいも)を細く切り、油で揚げて砂糖を絡(から)めたお菓子のこと”。【外郎】読み方:ういろう外郎というのは、”米粉(こめこ)に水・砂糖などを加えて蒸したお菓子のこと”。外郎は名古屋・山口・伊勢(いせ)などの名物として知られています。【烏龍茶】読み方:うーろんちゃ烏龍茶というのは、”茶葉の発酵途中で加熱して、発酵を止めた半発酵茶のこと”。【饂飩】読み方:うどん(ワンタン)※上は饂飩(うどん)の写真※上は雲呑(ワンタン)の写真「うどん」と読むと”小麦粉に水を加えて捏(こ)ねて延ばし、細長く切った食品のこと”。「ワンタン」と読むと”中華料理の一種。小麦粉をこねて薄くのばした皮に、豚の挽肉(ひきにく)やネギなどを包んだ料理のこと”。茹(ゆ)でてスープに入れたり、揚(あ)げたりして食べられます。「ワンタン」は”雲呑”と表記されることが多いです。【雲丹】読み方:ウニ雲丹というのは、”ウニの生殖巣(精巣と卵巣)を塩漬けにした食品のこと”。雲丹は他に海胆・海栗と書き表されることもありますが、トゲトゲの殻の付いたものを「海胆・海栗」、食品のことは「雲丹」と書き表されることが多いです。なので生物として捉えると「海胆・海栗」となり、食品として捉えると「雲丹」と表記されます。【御欠】読み方:おかき御欠というのは、”糯米(もちごめ)を原料とし、ある程度の大きさで切って煎(い)ったり油で揚げたりして、醤油(しょうゆ)・砂糖などで味付けしたお菓子のこと”。※上は霰の写真また御欠は霰(あられ)と似ていますが、それぞれの明確な違いは大きさで、小さいものは「霰」、大きいものは「御欠」と分類されます(大きさに明確な基準はない)。【御菜】読み方:おかず御菜というのは、”食事の際の副食物のこと”。例えばとんかつ定食(白米・味噌汁・とんかつ・キャベツ)だとすると、御菜は白米と味噌汁を除いた、とんかつとキャベツのことを指します。日本では「主食+汁物+副食(主菜+副菜など)」の構成が多く、上記の例でいうと「主食(白米)+汁物(味噌汁)」を除いた、「副食(とんかつ・キャベツ)」が御菜になります。【雪花菜(御殻)】読み方:おから雪花菜というのは、”豆腐を作るときにできる、大豆(だいず)をしぼったカスのこと”。大豆を煮てすりつぶしたものを漉(こ)したものが豆乳で、その残りカスが雪花菜です。そして豆乳に苦汁(にがり)などを加えて固めたものが豆腐になります。【粔籹】読み方:おこし粔籹というのは、”糯米(もちごめ)・粟(あわ)などを蒸して、乾かして煎(い)ったものを水飴(みずあめ)と砂糖で固めたお菓子のこと”。【御強】読み方:おこわ御強というのは、”赤飯(せきはん)のこと”。【御節】読み方:おせち御節というのは、”正月・節句(せっく)などに作る料理のこと”。ただ一般的には御節は、”主に正月に作る料理のこと”を指します。節句というのは”年中行事を行う日のうちで特に重要な日のこと”で、人日(じんじつ)・上巳(じょうし)・端午(たんご)・七夕(たなばた)・重陽(ちょうよう)の5つの日を指します。それぞれ人日(1月7日)・上巳(3月3日)・端午(5月5日)・七夕(7月7日)・重陽(9月9日)となります。【御田】読み方:おでん御田というのは、”蒟蒻(こんにゃく)・大根・つみれ・はんぺん・卵などを煮込んだ料理のこと”。【御萩】読み方:おはぎ御萩というのは、”糯米(もちごめ)や粳米(うるちまい)を炊き、軽く搗(つ)いて小さく丸めたものに、餡(あん)・黄粉(きなこ)などをつけたお菓子のこと”。御萩と牡丹餅(ぼたもち)は同じ食べ物で、食べる時期によって名称が区別され、それぞれ(牡丹と萩)の花の咲く季節に関係しています。牡丹(ボタン)の花は春頃に咲くため、春の彼岸で食べる場合は「牡丹餅」、萩(ハギ)の花は秋頃に咲くため、秋の彼岸で食べる場合は「御萩」と呼びます。↓カ行~【混合酒】読み方:カクテル混合酒というのは、”ベースとなる酒に、ジュースや他の酒などを混ぜて作る飲み物のこと”。ベースとなる酒は、主に「ウォッカ・テキーラ・ジン・ラム・リキュール」などがあります。【卵糖(家主貞良・加須底羅)】読み方:カステラ卵糖というのは、”小麦粉・鶏卵・砂糖などを混ぜて焼いたお菓子のこと”。【数の子(鯑)】読み方:かずのこ数の子というのは、”鰊(ニシン)の卵巣を塩漬けまたは乾燥させた食品のこと”。【鰹節】読み方:かつおぶし鰹節というのは、”鰹の魚肉を煮熟(しゃじゅく)(煮詰めること)させてから乾燥させた食品のこと”。鰹節は一般的には薄く削って使用し、その薄く削ったものを「削り節(けずりぶし)」(または鰹削り節)と呼びます。【蟹玉】読み方:かにたま蟹玉というのは、”中華料理のひとつ。溶き卵にほぐした蟹(カニ)の身と野菜などを入れて焼いた料理のこと”。蟹玉はあんかけタイプが一般的で、中国では「芙蓉蟹(フーヨーハイ)」と呼ばれます。【蒲鉾】読み方:かまぼこ蒲鉾というのは、”白身の魚肉をすりつぶして練り上げ、蒸したり、焼いたりした食品のこと”。蒲鉾は白色とピンク色の2色のものが一般的ですが、これは日本では紅白(こうはく)が縁起が良いとされているからです。【粥】読み方:かゆ粥というのは、”水を多くして米を軟らかく軟らかく煮た料理のこと”。【唐墨(鱲子・鰡子)】読み方:からすみ唐墨というのは、”鯔(ボラ)の卵巣を塩漬けして乾燥させた食品のこと”。長崎県が有名な産地で、雲丹(うに)・海鼠腸(このわた)と並んで日本三大珍味と言われています。【浮石糖(泡糖)】読み方:カルメラ浮石糖というのは、”砂糖に少量の水を加え、加熱して溶かし、重曹を加えてかき混ぜ、膨らませた軽石状のお菓子のこと”。浮石糖は一般的には、別名で「カルメ焼き」と呼ばれることが多いです。【咖喱】読み方:カレー咖喱というのは、”多種類の香辛料を混合させて調理された煮込み料理のこと”。【燗酒】読み方:かんざけ燗酒というのは、”温めた日本酒のこと”。燗(かん)は、”酒を器に入れて適度に温めること”を意味。【干瓢(乾瓢)】読み方:かんぴょう干瓢というのは、”夕顔(ユウガオ)の果肉を紐(ひも)状に剥いて乾燥させた食品”。夕顔の果実には細長い形の「長夕顔(ナガユウガオ)」と丸みを帯びた球状の「丸夕顔(マルユウガオ)」があり、主に丸夕顔から干瓢が作られます。【雁擬(雁擬き)】読み方:がんもどき雁擬というのは、”豆腐をつぶして、蓮根(れんこん)・牛蒡(ごぼう)などを混ぜて、油で揚げた料理のこと”。雁擬は、別名で「がんも」「飛竜頭(ひりょうず)」とも呼ばれています。雁(がん)という鳥の肉に似せた味ということから、「雁擬(がんもどき)」と名付けられました。【棊子麺(碁子麺)】読み方:きしめん棊子麺というのは、”幅が広くて薄い形状の饂飩(うどん)のこと”。棊子麺は、名古屋(愛知県)の名産になります。【黄粉】読み方:きなこ黄粉というのは、”大豆を炒(い)った後に、挽(ひ)いて粉にしたもの”。【沈菜】読み方:キムチ沈菜というのは、”朝鮮半島の代表的な漬(つ)け物のこと”。沈菜は、”大根・白菜(はくさい)などを主な材料として、それに唐辛子・生姜(しょうが)・ニンニクなどを合わせて漬け込んだもの”を指します。【餃子】読み方:ギョウザ餃子というのは、”小麦粉を捏(こ)ねて薄く伸ばした皮に、挽肉(ひきにく)・野菜を包んで焼いたり、茹でたり、蒸したりしたもの”。【切蒲英(切短穂)】読み方:きりたんぽ※上は切蒲英鍋の写真切蒲英というのは、”炊いた米をつぶして、杉串に円筒状に巻きつけて焼いたもの。また、それを串から抜いて切り、鶏肉や野菜などと煮た鍋料理のこと”。後者の意味は「切蒲英鍋(きりたんぽなべ)」とも呼ばれ、秋田県の郷土料理として知られています。【金鍔】読み方:きんつば金鍔というのは、”餡(あん)に水で溶いた小麦粉をつけ、鉄板の上で一面ずつ軽く焼いたお菓子のこと”。刀の鍔(つば)に似せて平たく成形されています。金鍔は、「金鍔焼き(きんつばやき)」の略称になります。【金団】読み方:きんとん金団というのは、”薩摩芋(さつまいも)などで作った餡に、砂糖で甘く煮た栗(くり)・隠元豆(インゲンマメ)などを混ぜた食品のこと”。隠元豆(一般的に白隠元豆が多い)で作られたものを「豆金団(まめきんとん)」、栗で作られたものを「栗金団(くりきんとん)」と呼びます。金団は”金運や勝負運を願う料理”としてお正月のおせち料理で用いられ、縁起の良い食べ物として知られています。【月餅】読み方:げっぺい月餅というのは、”干し柿・胡桃(くるみ)などを入れた餡を、小麦粉・砂糖・卵・油などを混ぜた生地で包んだ中国の焼き菓子のこと”。【巻繊汁】読み方:けんちんじる巻繊汁というのは、”崩した豆腐と千切り(繊切り)にした野菜を油で炒めたものを具とした汁物のこと”。巻繊は”椎茸(しいたけ)・ごぼう・にんじんなどを千切りにして味付けして、湯葉を巻いて油で揚げたもの”で、現在では”崩した豆腐を野菜とともに油で炒めて、醤油(しょうゆ)・酒などで味付けしたもの”を指します。【珈琲】読み方:コーヒー珈琲というのは、”コーヒーの木(アカネ科の常緑小高木)の種子(コーヒー豆)を煎(い)って粉にしたもの。また、その粉から湯または水で成分を抽出した飲み物のこと”。コーヒー豆にはカフェインや、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸などが多く含まれています。【海鼠腸】読み方:このわた海鼠腸というのは、”海鼠(ナマコ)の、腸などの内臓を塩辛にしたもの”。海鼠腸は、雲丹(うに)・唐墨(からすみ)と並んで日本三大珍味と言われています。【米粉】読み方:こめこ(ビーフン)※上はビーフンの写真「こめこ」と読むと”米を挽(ひ)いて粉末状にしたもの”。「ビーフン」と読むと”粳米(うるちまい)を原料とした麺の一種”。【蒟蒻】読み方:こんにゃく蒟蒻というのは、”蒟蒻芋(こんにゃくいも)を粉状にしたものを水で練り、石灰乳(消石灰を少量の水で懸濁したもの)を加えて、茹でて固めた食品のこと”。蒟蒻芋には毒があり生食はできないため、茹でてアルカリ処理を行うなどの毒抜きをしてから食用とすることができます。【昆布】読み方:こんぶ昆布というのは、”褐藻(かっそう)類コンブ科の海藻の総称のこと”。主に東北・北海道の沿岸に分布しており、長いものでは長さ数十メートルほどに達します。【金平糖】読み方:こんぺいとう金平糖というのは、”表面に突起がある小さい球状の砂糖菓子のこと”。↓サ行~【搾菜】読み方:ザーサイ搾菜というのは、”芥子菜(からしな)の変種の根に近い肥大した部分を、唐辛子と塩を用いて漬けた漬物のこと”。搾菜(漬物)の原料となる芥子菜の変種(植物)のことを指して「搾菜(ザーサイ)」と呼ぶこともあります。【白湯(素湯)】読み方:さゆ白湯というのは、”何も混ぜていない、水を沸(わ)かしただけのお湯のこと”。【炸醤麺】読み方:ジャージャーメン炸醤麺というのは、”豚の挽肉(ひきにく)や細かく切った筍(タケノコ)などを豆板醤(トウバンジャン)・甜麵醬(テンメンジャン)などで炒めて作った肉味噌を、茹でた麺の上に乗せた料理のこと”。【三鞭酒】読み方:シャンパン三鞭酒というのは、”フランスのシャンパーニュ地方特産のスパークリングワインのこと”。フランスのシャンパーニュ地方で生産されていて、決められた製法で造られたものしかシャンパンを名乗ることはできません。またシャンパンと言えば有名なのが「ドン・ペリニヨン」(略して「ドンペリ」)ですが、ドンペリは高級シャンパンとして世界中で有名です。ドンペリ(高級シャンパン)の名前は、最初にシャンパンを製造したと言われているドン・ペリニヨンという神父さんの名前から付けられたものです。【焼売】読み方:シュウマイ焼売というのは、”中国料理の点心(てんしん)のひとつ。豚の挽肉・ねぎ・ニンニクなどのみじん切りを、小麦粉で作った皮に包んで蒸したもの”。点心は、”中国料理で、食事代わりの軽い食べ物のこと”を指します。【紹興酒】読み方:しょうこうしゅ紹興酒というのは、”中国の代表的な醸造酒。蒸した糯米(もちごめ)・麦麹(むぎこうじ)・酒母(酵母を培養したもの)などを原料として造ったもの”。【小籠包】読み方:しょうろんぽう小籠包というのは、”中国料理の点心のひとつ。調理した豚の挽肉に刻(きざ)んだ野菜などを混ぜ、スープと一緒に小麦粉の生地(きじ)で包んだ小型の蒸し饅頭(まんじゅう)のこと”。点心は、”中国料理で、食事代わりの軽い食べ物のこと”を指します。【塩汁鍋】読み方:しょっつるなべ塩汁鍋というのは、”鰰(ハタハタ)など白身の魚や豆腐、野菜などを塩汁(しょっつる)で味付けした、秋田県の郷土料理のこと”。”鰯(イワシ)・鰰(ハタハタ)などを塩漬けにし、魚の成分が溶け合ってどろどろになった汁を濾したもの”を「塩汁(しょっつる)」と呼び、塩汁は秋田特産の魚醤油(うおじょうゆ)になります。鰰の卵のことを「ぶりこ(または、ぶりっこ)」と呼び、ぶりこはヌルヌルとした粘液で覆われているのが特徴的です。【汁粉】読み方:しるこ汁粉というのは、”小豆(あずき)の餡を水でのばして、餅または白玉などを入れたもの”。汁粉は、「お汁粉(おしるこ)」とも呼ばれています。一般的には”漉し餡(こしあん)を用いたもの”を「汁粉(しるこ)」、”粒餡(つぶあん)を用いたもの”を「善哉(ぜんざい)」と呼ぶことが多いです。【洋酒】読み方:ジン洋酒というのは、”玉蜀黍(トウモロコシ)・大麦・ライ麦を原料とし、杜松(ネズ)の実で香りづけをした蒸留酒のこと”。【成吉思汗】読み方:ジンギスカン成吉思汗というのは、”溝(みぞ)のついた兜形の鉄鍋で、羊肉の薄切りを焼いて食べる料理のこと”。成吉思汗は、北海道の郷土料理として知られています。【真薯(糝薯・真蒸・真丈)】読み方:しんじょ真薯というのは、”海老(エビ)・鶏肉・魚の白身などをすりつぶしたものに、山芋や卵白などを加えて、蒸したり茹でたりした練り物のこと”。【水団】読み方:すいとん水団というのは、”小麦粉を水で捏ねて団子状にし、その団子を入れた汁物のこと”。【鋤焼】読み方:すきやき鋤焼というのは、”肉(一般的には牛肉)や葱(ネギ)・豆腐などを、タレで焼いたり煮たりして食べる鍋料理のこと”。【寿司(鮨・鮓)】読み方:すし寿司というのは、”酢飯に魚介類などを組み合わせた日本料理のこと”。寿司における酢飯のことを「シャリ」、酢飯の上に乗っている食材のことを「ネタ」と呼びます。【鯣(鰑・寿留女)】読み方:するめ鯣は”烏賊(イカ)を切り開いて内臓を取り除き、干したりして乾燥させた食品のこと”の意味。鯣は日持ちがすることから「幸せが続く」という意味で縁起物とされています。ですが「するめ」の”する”の部分が、「擦る(博打などでお金がなくなること)」や「掏る(金品を盗み取ること)」を連想させてしまうため、「当たり」に言い換えて「あたりめ」と呼ばれるようになりました。なので「するめ」と「あたりめ」は、どちらも同じものを指しているため覚えておきましょう。【豆打】読み方:ずんだ豆打というのは、”枝豆(または空豆)を茹でてすりつぶして作る餡のこと”。【車厘】読み方:ゼリー車厘というのは、”ゼラチン・果汁・砂糖などを煮込んでから冷やして固めたお菓子のこと”。【善哉】読み方:ぜんざい善哉というのは、”小豆の餡を水でのばして、餅または白玉などを入れたもの”。一般的には”漉し餡(こしあん)を用いたもの”を「汁粉(しるこ)」、”粒餡(つぶあん)を用いたもの”を「善哉(ぜんざい)」と呼ぶことが多いです。【煎茶】読み方:せんちゃ煎茶というのは、”玉露(ぎょくろ)と番茶(ばんちゃ)の間の中級の品質の緑茶のこと”。【煎餅】読み方:せんべい煎餅というのは、”小麦粉・米粉などをこねて、薄く延ばして味付けして焼いたお菓子のこと”。【素麺(索麺)】読み方:そうめん素麺というのは、”小麦粉に塩水を加えて捏(こ)ね、線状に細く伸ばして乾燥させた食品のこと”。※上は茹でた後の素麺の写真素麺は乾燥している状態のものを茹(ゆ)でたり、煮込んだりして食べます。【曹達】読み方:ソーダ曹達というのは、”清涼飲料水の一種。炭酸水に甘味料・香料などを加えた飲み物のこと”。曹達は、「ソーダ水(すい)」の略になります。【蕎麦】読み方:そば蕎麦というのは、”そば粉に小麦粉・水・やまいも・卵白などをこねて、細く線状に切った食品のこと”。蕎麦にはいくつか種類があり、そば粉だけ(10割)を使用したものを「十割(じゅうわり)蕎麦」または「生蕎麦(きそば)」、2割が小麦粉・8割がそば粉を使用したものを「二八(にはち)蕎麦」と呼びます。(小麦粉を1割・そば粉を9割使用したものは「九割(きゅうわり)蕎麦」と呼びます)【素朧】読み方:そぼろ素朧というのは、”挽肉(ひきにく)や魚肉をほぐして味付けし、炒めた食品のこと”。↓タ行~【沢庵】読み方:たくあん沢庵というのは、”干した大根(ダイコン)を糠(ぬか)と塩で漬けたもの”。沢庵は、「沢庵漬け(たくあんづけ)」の略になります。沢庵が黄色いのは、塩漬けすることによって大根に含まれる辛味成分が分解され、黄色い色素を作るからです。【鱈子】読み方:たらこ鱈子というのは、”介党鱈(スケトウダラ)の卵巣を塩漬けした食品のこと”。「スケトウダラ(正式名称)」は、別名で「介宗鱈(助惣鱈):(スケソウダラ)」とも呼ばれています。※上は辛子明太子の写真また”介党鱈の卵巣を塩と唐辛子(トウガラシ)で漬けたもの”を「辛子明太子(からしめんたいこ)」(または略して「明太子(めんたいこ)」)と呼びます。辛子明太子は、博多(福岡県)の名産になります。【担々麺(担担麺)】読み方:タンタンメン担々麺というのは、”辣油(ラーユ)や唐辛子などで辛味を利(き)かせた挽肉(ひきにく)や搾菜(ザーサイ)を、茹でた中華麺の上に乗せた麺料理のこと”。【湯麺】読み方:タンメン湯麺というのは、”炒めた肉や野菜を塩味のスープと煮込み、それを茹でた中華麺の上にかけた麺料理のこと”。【乾酪】読み方:チーズ乾酪というのは、”乳製品の一種で、牛・羊・山羊(やぎ)などの乳を原料とし、乳酸菌と酵素、凝固剤によって固めて、乳清(にゅうせい)を取り除いた食品のこと”。乳清とは、”乳から乳脂肪分やカゼイン(乳に含まれるタンパク質の一種)などを取り除いた水溶液のこと”で、一般的に乳清は「ホエイ(またはホエー)」と呼ばれています。【筑前煮】読み方:ちくぜんに筑前煮というのは、”鶏肉・人参(ニンジン)・蓮根(レンコン)・牛蒡(ゴボウ)・椎茸(シイタケ)などを炒めて、砂糖・醤油(しょうゆ)などで味付けして煮詰めた料理のこと”。【竹輪】読み方:ちくわ竹輪というのは、”魚肉のすり身を、竹などの棒に巻きつけて焼いた食品のこと”。【粽】読み方:ちまき粽というのは、”米や米粉(こめこ)の餅(もち)を、茅(ちがや)・笹(ささ)・葦(あし)などの葉で包んで蒸したもの”。【叉焼(焼豚)】読み方:チャーシュー叉焼というのは、”豚肉を砂糖・酒・香辛料を混ぜた醤油に浸し、焼いた料理のこと”。叉焼は、形が崩れるのを防ぐためにネットやタコ糸で巻かれ、食べるときはネットやタコ糸を外してから薄切りにします。【炒飯】読み方:チャーハン炒飯というのは、”炊いた米を肉・卵・野菜などと一緒に炒めて、味付けした料理のこと”。【猪口齢糖(査古律・貯古齢糖)】読み方:チョコレート猪口齢糖というのは、”カカオ豆を焙煎(ばいせん)・粉砕し、粉砕したもの(カカオマス)を主原料として、砂糖・粉乳などを混ぜて練り固めたお菓子のこと”。略して「チョコ」とも呼ばれています。【縮緬雑魚】読み方:ちりめんじゃこ縮緬雑魚というのは、”鰯(イワシ)の稚魚を塩茹でして乾燥させた食品のこと”。【青椒肉絲】読み方:チンジャオロース青椒肉絲というのは、”豚肉または牛肉とピーマンを細切りにして炒め、オイスターソースなどで味付けした中華料理のこと”。【佃煮】読み方:つくだに佃煮というのは、”小魚・貝・海藻などを、醤油・味醂(みりん)・砂糖などで味を濃く煮詰めた保存食品のこと”。【捏ね】読み方:つくね捏ねというのは、”魚のすり身に卵・小麦粉などを混ぜて捏(こ)ね、団子状や棒状に成形して茹でたり蒸したりした食品のこと”。「つくね」は、”手で捏(こ)ねて作る。手で捏ねて丸くする”の「捏(つく)ねる」から転じたものです。なので生地(きじ)をあらかじめ成形(団子状・棒状など)しているものを「捏ね(つくね)」、生地をスプーンなどで摘み取った(あらかじめ成形していない)ものを「摘入(つみれ)」と呼びます。【摘入(抓入)】読み方:つみれ摘入というのは、”魚のすり身に卵・小麦粉などを混ぜて捏(こ)ね、スプーンなどで少しずつすくい取って茹でたり蒸したりした食品のこと”。「つみれ」は、”摘(つ)み取って入れる”の「摘み入れ」から転じたものです。なので生地をスプーンなどで摘み取った(あらかじめ成形していない)ものを「摘入(つみれ)」、生地をあらかじめ成形(団子状・棒状など)しているものを「捏ね(つくね)」と呼びます。【天津飯】読み方:てんしんはん天津飯というのは、”蟹玉(かにたま)をご飯の上に乗せて、とろみのあるタレをかけた日本発祥の中華料理のこと”。【碾茶】読み方:てんちゃ碾茶というのは、”覆い(遮光)をして育てた茶の木(チャノキ)の若芽を蒸して、揉まずに乾燥させた茶葉。また、その茶葉を用いた緑茶のこと”。※上は抹茶の写真”碾茶を臼(うす)で挽(ひ)いて粉末にしたもの”を「抹茶(まっちゃ)」と呼びます。【天麩羅(天婦羅)】読み方:てんぷら天麩羅というのは、”魚介・野菜・肉などに、水で溶いた小麦粉の衣をつけて油で揚げた料理のこと”。【甜面醤】読み方:テンメンジャン甜面醤というのは、”中華料理の調味料のひとつで、小麦粉を発酵させた甘い味噌のこと”。【豆板醤】読み方:トウバンジャン豆板醤というのは、”中華料理の調味料のひとつで、空豆(ソラマメ)・唐辛子(トウガラシ)などを発酵させた辛い味噌のこと”。【心太(瓊脂・心天)】読み方:ところてん心太というのは、”天草(テングサ)などの紅藻類の煮汁を濾(こ)して型に入れ、ゼリー状に固めた食品のこと”。【屠蘇】読み方:とそ屠蘇というのは、”屠蘇散(とそさん)の略のこと/屠蘇散を浸したみりんや酒のこと”。屠蘇散は、”山椒(さんしょう)・桔梗(ききょう)・白朮(びゃくじゅつ)・肉桂(にっけい)などを混ぜ合わせた漢方薬のこと”を指します。後者の意味の屠蘇は、”邪気を払って1年の健康を祈る”ことを目的として、新年に飲まれます。【濁酒(濁醪)】読み方:どぶろく濁酒というのは、”醪(もろみ)を搾(しぼ)らず、濾(こ)していない白く濁った酒のこと”。醪は、”酒・醤油などの醸造において、原料(米・米麹・水)を混合して発酵させたドロドロの液体のこと”を言います。濁酒は醪をそのまま飲むため、「醪酒(もろみざけ)」とも呼ばれています。(醪をまったく濾していない酒のことを「どぶろく」と呼び、少しでも濾した酒のことを「濁り酒(にごりざけ)」と呼んでいます)濁酒は原料となっている米・米麹(こめこうじ)が濾されずに残っているため、白濁しています。※上は酒粕の写真その白濁した醪(=濁酒)を濾したものが日本酒となり、醪の液体以外の部分(カス)が「酒粕(さけかす)」となります。【薯蕷】読み方:とろろ薯蕷というのは、”長芋(ながいも)や自然薯(じねんじょ)をすって作った食べ物のこと”。「とろろ」は、「とろろ芋(いも)」の略称になります。↓ナ行~【膾(鱠)】読み方:なます膾というのは、”生の魚や野菜などを細かく刻んで酢などで和(あ)えた料理のこと”。【鳴門】読み方:なると鳴門というのは、”魚肉のすり身を原料とし、断面に渦巻き状の模様がある蒲鉾(かまぼこ)の一種のこと”。鳴門は、「鳴門巻き(なるとまき)」の略称になります。【煮凝り】読み方:にこごり※上は煮凝り(後者の意味)の写真煮凝りというのは、”ゼラチン質の魚や肉の煮汁が冷めて固まったもの/ゼラチン質の魚や肉などを煮て、煮汁ごとゼラチン・寒天などで固めた料理のこと”。【煮麺】読み方:にゅうめん煮麺というのは、”茹でた素麺(そうめん)と具を、醤油味(または味噌味)のつゆで煮た料理のこと”。【濃餅汁(能平汁)】読み方:のっぺいじる濃餅汁というのは、”油揚げ・椎茸(しいたけ)・人参(にんじん)・里芋(さといも)・大根などを煮込み、塩・醤油などで味付けをし、片栗粉・葛粉(くずこ)などでとろみを付けた汁のこと”。濃餅汁は新潟県の郷土料理として有名ですが、実は全国各地に伝わる郷土料理になります。↓ハ行~【牛酪】読み方:バター牛酪というのは、”牛乳から分離したクリームを練り固めた、脂肪を主成分とする食品のこと”。【春雨】読み方:はるさめ春雨というのは、”緑豆(リョクトウ)などの澱粉(デンプン)から作った透明な糸状の食品のこと”。【麺麭(麭包)】読み方:パン麺麭というのは、”小麦粉・ライ麦粉などを原料とし、水と酵母などを加えて捏(こ)ね、発酵させて焼き上げた食品のこと”。【棒棒鶏(棒々鶏)】読み方:バンバンジー棒棒鶏というのは、”茹でた鶏肉を細く切ったものに、唐辛子・辣油(ラーゆ)・酢・醤油・胡麻などを混ぜたソースをかけた四川(しせん)料理のこと”。【半片(半平)】読み方:はんぺん半片というのは、”魚肉のすり身に山芋(ヤマノイモ)などを混ぜて茹でた食品のこと”。山芋は、別名で「自然薯(ジネンジョ)」とも呼ばれています。【皮蛋】読み方:ピータン皮蛋というのは、”家鴨(アヒル)の卵を塩・草木灰(そうもくばい)・石灰・泥につけて、発酵させた食品のこと”。草木灰は、”草や木を焼いてできる灰のこと”を指します。中国料理の前菜に用いられ、家鴨の卵の代わりに鶏卵や鶉(ウズラ)の卵が使用されることもあります。黄身は濃緑褐色、白身は褐色半透明の状態で固まっていて、殻を剥いてそのまま食べるだけでなく、食材として中国料理に使用されることも多いです。【麦酒】読み方:ビール麦酒というのは、”麦芽を粉砕して、穀類・水と一緒に加熱して、糖化した汁にホップを加えて苦みや香りをつけ、発酵させたアルコール飲料のこと”。ホップは”アサ科のつる性多年草植物のこと”で、麦酒に入れられるのはそのホップの花にあたる部分になります。※上はホップの花にあたる部分の写真このホップを加えることで、麦酒特有の苦みと香りが生まれます。【鹿尾菜(羊栖菜)】読み方:ひじき鹿尾菜というのは、”ホンダワラ科の海産の褐藻(かっそう)の一種のこと”。褐藻というのは”褐色(茶色に似ている)をしている藻類のこと”を言い、鹿尾菜はやや波の荒い海岸の岩の上に付着しています。鹿尾菜を取る前(つまり生きているとき)は黄褐色で、それを乾燥させたものは黒褐色の見た目をしています。普段から見ている鹿尾菜は、乾燥させたものなので黒褐色の見た目をしています。【乾蒸餅】読み方:ビスケット乾蒸餅というのは、”小麦粉に牛乳・卵・バター・砂糖などを混ぜて焼いたお菓子のこと”。【櫃まぶし(櫃塗し)】読み方:ひつまぶし櫃まぶしというのは、”お櫃(ひつ)などに入れられたご飯の上に、刻んだ鰻(ウナギ)の蒲焼(かばやき)がのせられた料理のこと”。櫃まぶしは、食べる側が茶碗(ちゃわん)などに自分で取り分けるのが基本的なスタイルになります。1杯目はご飯と鰻を取り分けてそのまま食べ、2杯目は薬味をのせて食べ、3杯目は薬味と一緒に出汁(だし)をかけて茶漬けにして食べます。櫃まぶしは、名古屋(愛知県)の郷土料理になります。【冷麦(冷や麦)】読み方:ひやむぎ冷麦というのは、”細打ちにした饂飩(うどん)を茹でて冷水で冷やし、汁(つゆ)をつけて食べる食品のこと”。日本農林規格(JAS)の定めている基準では、基本的には細いものから”素麺(そうめん)<冷麦(ひやむぎ)<饂飩(うどん)”のように区別されています。【冷奴(冷や奴)】読み方:ひややっこ冷奴というのは、”冷やした豆腐を醤油・薬味などで食べる料理のこと”。【鰭酒】読み方:ひれざけ鰭酒というのは、”河豚(フグ)・鯛(タイ)などの鰭を焼いて、それを燗酒(かんざけ)に入れたもの”。【麩(麸)】読み方:ふ麩というのは、”小麦粉から取り出したグルテン(植物性のタンパク質の一種)を主な原料とした食品のこと”。【鱶鰭(魚翅)】読み方:フカヒレ鱶鰭というのは、”鮫(サメ)の鰭を乾燥させた食品のこと”。鱶(ふか)というのは”大形の鮫のこと”で、鱶(大形の鮫)の鰭(ひれ)を使用することから、「鱶鰭(フカヒレ)」と名付けられました。鱶鰭に加工される部位は背ビレ・胸ビレ・尾ビレの3種類で、中華料理の材料に用いられ、高級食材として知られています。【北京ダック(北京烤鴨)】読み方:ペキンダック北京ダックというのは、”下処理した家鴨(アヒル)を丸ごと炉(ろ)で焼いた中華料理のこと”。【回鍋肉】読み方:ホイコーロー回鍋肉というのは、”豚肉をキャベツなどの野菜と炒め、豆板醬(トウバンジャン)などで味付けした四川(しせん)料理のこと”。【焙茶】読み方:ほうじちゃ焙茶というのは、”番茶を焙煎(ばいせん)して作った茶葉を用いた緑茶の一種のこと”。焙茶は紅茶のような見た目をしていますが、緑茶の一種に含まれています。【餺飥】読み方:ほうとう餺飥というのは、”小麦粉を練った平打ち麺と南瓜(カボチャ)などの野菜を味噌(みそ)で煮込んだ料理のこと”。餺飥は、山梨県の郷土料理になります。【牡丹餅】読み方:ぼたもち牡丹餅というのは、”糯米(もちごめ)や粳米(うるちまい)を炊き、軽く搗(つ)いて小さく丸めたものに、餡(あん)・黄粉(きなこ)などをつけたお菓子のこと”。牡丹餅と御萩(おはぎ)は同じ食べ物で、食べる時期によって名称が区別され、それぞれ(牡丹と萩)の花の咲く季節に関係しています。牡丹(ボタン)の花は春頃に咲くため、春の彼岸で食べる場合は「牡丹餅」、萩(ハギ)の花は秋頃に咲くため、秋の彼岸で食べる場合は「御萩」と呼びます。↓マ行~【人造牛酪】読み方:マーガリン人造牛酪というのは、”主に植物性の油脂を原料とし、食塩・乳化剤・着色料などを混ぜて、バターに似せて作った食品のこと”。【麻婆豆腐】読み方:マーボードウフ麻婆豆腐というのは、”豚の挽肉(ひきにく)・豆腐・葱(ネギ)などを、唐辛子・豆板醤(トウバンジャン)・花椒などを入れて炒めた四川料理のこと”。【真珠麿】読み方:マシュマロ真珠麿というのは、”メレンゲ(卵白を泡立てたもの)に、砂糖・ゼラチンなどを混ぜて作ったスポンジ状のお菓子のこと”。【神酒】読み方:みき神酒というのは、”神に供(そな)える酒のこと”。【麺麻(麺媽)】読み方:メンマ麺麻というのは、”筍(タケノコ)を茹で、発酵させてから乾燥させた食品のこと”。一般的には中国産の麻竹(マチク)の筍が用いられます。【最中】読み方:もなか最中というのは、”糯米(もちごめ)の粉を捏(こ)ねて、薄くのばして焼いた皮を2枚合わせ、その中に餡子(あんこ)などを詰めたお菓子のこと”。【醪(諸味)】読み方:もろみ醪というのは、”酒・醤油などの醸造において、原料を混合して発酵させたドロドロの液体のこと”。↓ヤ行~【飲茶】読み方:ヤムチャ飲茶というのは、”点心(てんしん)を食べながら、茶を飲む中国の習慣のこと”。点心は、”中国料理で、食事代わりの軽い食べ物のこと”を指します。【油淋鶏】読み方:ユーリンチー油淋鶏というのは、”鶏肉の唐揚げに、刻んだ長ネギと醤油ベースのタレをかけた中華料理のこと”。【湯葉(湯波・豆腐皮・油皮)】読み方:ゆば湯葉というのは、”豆乳を煮立てて、その表面にできた薄い皮をすくいとって作った食品のこと”。湯葉は蛋白質(たんぱくしつ)が豊富な食品で、生湯葉・干し湯葉があり、吸い物や煮物などに用いられます。「ゆば」の産地としては”京都・日光(栃木県)”が有名で、京都では「湯葉」、日光では「湯波」と表記されます。【柚餅子】読み方:ゆべし※上は柚餅子(前者の意味)の写真※上は柚餅子(後者の意味)の写真柚餅子というのは、”柚子(ユズ)の果実をくり抜いて、その中に糯米(もちごめ)・味噌・醤油・砂糖・胡桃(クルミ)などを混ぜたものを詰め、蒸して乾燥させた食品のこと/米粉・小麦粉・砂糖・味噌などを混ぜ、それに柚子の果汁や皮を加えて捏(こ)ねて蒸したお菓子のこと”。後者の意味のお菓子に胡桃が加えてあるものを「胡桃柚餅子(くるみゆべし)」と呼びます。【羊羹】読み方:ようかん羊羹というのは、”主に小豆(あずき)の餡(あん)を型に入れて、寒天で固めた和菓子のこと”。↓ラ行~【拉麺(老麺)】読み方:ラーメン拉麺というのは、”小麦粉に塩・梘水(かんすい)などを加えて練り、細長く引き伸ばしたものを茹でて、それを醤油味・味噌味などのスープに入れて、叉焼(チャーシュー)・麺麻(メンマ)などの具を上にのせた料理のこと”。梘水は、”食品添加物のひとつで、拉麺を作るときに小麦粉に混ぜる炭酸カリウムなどの溶液のこと”です。梘水を入れることで、柔らかさや弾力性をもたせ、独特の色合いと風味をつけます。【辣油】読み方:ラーゆ辣油というのは、”胡麻(ごま)油などの植物油に、唐辛子を入れて加熱し、油に唐辛子の辛味をつけた調味料のこと”。【老酒】読み方:ラオチュウ老酒というのは、”糯米(もちごめ)などを原料とする中国の醸造酒の総称のこと”。特に、紹興酒(しょうこうしゅ)の古いものを指すことが多いです。【羅火腿】読み方:ラフテー羅火腿というのは、”豚の三枚肉(ばら肉)またはもも肉の角切りを、泡盛・醤油・砂糖などで味付けして煮込んだ料理のこと”。羅火腿は、沖縄県の郷土料理になります。【糖酒】読み方:ラム糖酒というのは、”砂糖黍(サトウキビ)を原料として造られる蒸留酒のこと”。【小酒】読み方:リキュール小酒というのは、”醸造酒・蒸留酒に砂糖やシロップ、香料などを加えて造られる混成酒のこと”。↓ワ行~【葡萄酒】読み方:ワイン葡萄酒というのは、”葡萄(ブドウ)を発酵させて造られるアルコール飲料のこと”。【雲呑(饂飩)】読み方:ワンタン雲呑は”小麦粉を捏(こ)ねて薄くのばした皮に、豚の挽肉(ひきにく)や葱(ネギ)などを包んだ中華料理のこと”。茹でてスープに入れたり、油で揚げたりして食べられます。食べ物・飲み物の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【甘酒(醴)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】漢字読み方備考欄甘酒(醴)あまざけ霰あられ小さいものを「霰」、大きいものを「御欠(おかき)」と呼ぶ酒精アルコール泡盛あわもり沖縄特産の蒸留酒餡子あんこ「漉し餡(こしあん)」と「粒餡(つぶあん)」がある杏仁豆腐あんにんどうふ芋堅干いもけんぴ外郎ういろう名古屋・山口・伊勢(いせ)などの名物烏龍茶うーろんちゃ饂飩うどん(ワンタン)「ワンタン」は”雲呑”と表記されることが多い雲丹ウニ生物として捉えると「海胆・海栗」、食品として捉えると「雲丹」と表記される御欠おかき小さいものを「霰(あられ)」、大きいものを「御欠」と呼ぶ御菜おかず雪花菜(御殻)おから大豆(ダイズ)が原料粔籹おこし御強おこわ御強は、「赤飯(せきはん)」の別名御節おせち正月・節句などに作る料理(一般的には正月)御田おでん御萩おはぎ春の彼岸で食べるのを「牡丹餅(ぼたもち)」、秋の彼岸で食べるのを「御萩」と呼ぶ混合酒カクテル卵糖(家主貞良・加須底羅)カステラ数の子(鯑)かずのこ「鰊(ニシン)」の卵巣が原料鰹節かつおぶし蟹玉かにたま蒲鉾かまぼこ粥かゆ唐墨(鱲子・鰡子)からすみ「鯔(ボラ)」の卵巣が原料。長崎県の名産浮石糖(泡糖)カルメラ浮石糖の別名は「カルメ焼き」咖喱カレー燗酒かんざけ干瓢(乾瓢)かんぴょう「夕顔(ユウガオ)」が原料雁擬(雁擬き)がんもどき棊子麺(碁子麺)きしめん名古屋(愛知県)の名産黄粉きなこ「大豆(ダイズ)」が原料沈菜キムチ餃子ぎょうざ切蒲英(切短穂)きりたんぽ秋田県の郷土料理金鍔きんつば「金鍔焼き(きんつばやき)」の略称金団きんとん月餅げっぺい中国の焼き菓子巻繊汁けんちんじる珈琲コーヒー海鼠腸このわた「海鼠(ナマコ)」の腸や内臓が原料米粉こめこ(ビーフン)「こめこ」と「ビーフン」で意味が異なる蒟蒻(菎蒻)こんにゃく昆布こんぶ金平糖こんぺいとう搾菜ザーサイ白湯(素湯)さゆ炸醤麺ジャージャーメン三鞭酒シャンパン「ドン・ペリニヨン」(略してドンペリ)が有名焼売しゅうまい紹興酒しょうこうしゅ小籠包しょうろんぽう塩汁鍋しょっつるなべ秋田県の郷土料理汁粉しるこ漉し餡を用いたものを「汁粉」、粒餡を用いたものを「善哉(ぜんざい)」と呼ぶ洋酒ジン成吉思汗ジンギスカン北海道の郷土料理真薯(糝薯・真蒸・真丈)しんじょ水団すいとん鋤焼すきやき寿司(鮨・鮓)すし酢飯を「シャリ」、酢飯に乗せる食材を「ネタ」と呼ぶ鯣(鰑・寿留女)するめ鯣の別名は「あたりめ」豆打ずんだ「枝豆(えだまめ)」が原料車厘ゼリー善哉ぜんざい漉し餡を用いたものを「汁粉(しるこ)」、粒餡を用いたものを「善哉」と呼ぶ煎茶せんちゃ煎餅せんべい素麺(索麺)そうめん基本的には細いものから「素麺<冷麦(ひやむぎ)<饂飩(うどん)」と区別される曹達ソーダ曹達は、「ソーダ水(すい)」の略称蕎麦そば素朧そぼろ沢庵たくあん「大根(ダイコン)」が原料。「沢庵漬け(たくあんづけ)」の略称鱈子たらこ「介党鱈(スケトウダラ)」の卵巣が原料。介党鱈の別名は「介宗鱈(スケソウダラ)」担々麺(担担麺)タンタンメン湯麺タンメン乾酪チーズ筑前煮ちくぜんに竹輪ちくわ粽ちまき叉焼(焼豚)チャーシュー炒飯チャーハン猪口齢糖(査古律・貯古齢糖)チョコレート縮緬雑魚ちりめんじゃこ青椒肉絲チンジャオロース佃煮つくだに捏ねつくねあらかじめ成形しているものを「捏ね」、あらかじて成形していないものを「摘入(つみれ)」と呼ぶ摘入(抓入)つみれあらかじめ成形しているものを「捏ね(つくね)」、あらかじて成形していないものを「摘入」と呼ぶ天津飯てんしんはん碾茶てんちゃ碾茶を臼(うす)で挽いたものを「抹茶(まっちゃ)」と呼ぶ天麩羅(天婦羅)てんぷら甜面醤テンメンジャン小麦粉が原料豆板醤トウバンジャン「空豆(ソラマメ)」と「唐辛子(トウガラシ)」が原料心太(瓊脂・心天)ところてん「天草(テングサ)」などの紅藻類が原料屠蘇とそ濁酒(濁醪)どぶろく濁酒の別名は「醪酒(もろみざけ)」薯蕷とろろ薯蕷は、「とろろ芋(いも)」の略称膾(鱠)なます鳴門なると鳴門は、「鳴門巻き(なるとまき)」の略称煮凝りにこごり煮麺にゅうめん濃餅汁(能平汁)のっぺいじる新潟県の郷土料理として有名ですが、実は全国各地に伝わる郷土料理牛酪バター春雨はるさめ「緑豆(リョクトウ)」などのデンプンが原料麺麭(麭包)パン棒棒鶏(棒々鶏)バンバンジー半片(半平)はんぺん皮蛋ピータン「家鴨(アヒル)」の卵が原料麦酒ビール鹿尾菜(羊栖菜)ひじき乾蒸餅ビスケット櫃まぶし(櫃塗し)ひつまぶし名古屋(愛知県)の郷土料理冷麦(冷や麦)ひやむぎ基本的には細いものから「素麺(そうめん)<冷麦<饂飩(うどん)」と区別される冷奴(冷や奴)ひややっこ鰭酒ひれざけ麩(麸)ふ小麦粉から取り出したグルテン(植物性のタンパク質の一種)が原料鱶鰭(魚翅)フカヒレ「鮫(サメ)」の鰭が原料北京ダック(北京烤鴨)ペキンダック回鍋肉ホイコーロー焙茶ほうじちゃ餺飥ほうとう山梨県の郷土料理牡丹餅ぼたもち春の彼岸で食べるのを「牡丹餅」、秋の彼岸で食べるのを「御萩(おはぎ)」と呼ぶ人造牛酪マーガリン麻婆豆腐マーボードウフ真珠麿マシュマロ神酒みき麺麻(麺媽)メンマ「筍(タケノコ)」が原料最中もなか醪(諸味)もろみ飲茶ヤムチャ油淋鶏ユーリンチー湯葉(湯波・豆腐皮・油皮)ゆば京都・日光(栃木県)の名産。京都では「湯葉」、日光では「湯波」と表記される柚餅子ゆべし羊羹ようかん拉麺(老麺)ラーメン辣油ラーゆ老酒ラオチュウ羅火腿ラフテー沖縄県の郷土料理糖酒ラム小酒リキュール葡萄酒ワイン雲呑(饂飩)ワンタン饂飩は「うどん」と読むことが多い項目1項目2項目3)★ 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  • 【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!
    このページでは道具・身近なモノの難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(道具・身近なモノの難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓道具・身近なモノの難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓道具・身近なモノの難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●道具・身近なモノの難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ道具・身近なモノの難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【行灯(行燈)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数ある場合は、一般的に読まれることが多い読み方を優先し、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記しています。例 【風車】 読み方:かざぐるま、ふうしゃ (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)↓ア行~【痣】読み方:あざ痣は”(色素の増加や内出血などによって)皮膚の一部にできる赤・紫・青色などの変色箇所のこと”の意味。【足枷】読み方:あしかせ足枷は”罪人の足にはめて歩行の自由を奪う刑具のこと/(転じて)生活や行動の自由を妨(さまた)げるもの”の意味。後者の意味は例えば、「家族が行動の足枷になっている」や「彼の人生の足枷になってしまうことを恐れた」のように用いられます。【畦道】読み方:あぜみち※上は畦道の写真※上は農道の写真畦道は”田と田の間の細い道のこと”の意味。農道とは「農業用道路」を略したもので、”農作業のために設けられた道のこと”です。農道も田と田の間に作られていることが多く、畦道と少し似ていますが、畦道と間違えないように注意が必要です。【鐙】読み方:あぶみ鐙は”馬具のひとつで、鞍(くら)の両脇(りょうわき)に垂らして、乗り手が足をのせるもの”の意味。【行灯(行燈)】読み方:あんどん※上は行灯(あんどん)の写真行灯(行燈)は”木や竹などの枠に紙を貼り、その中に油皿を置いて火をともす照明具のこと”の意味。現在では中に火をともすのではなく、電球を入れたりすることも多いです。※上は提灯(ちょうちん)の写真もともと持ち運ぶためのものであったため、「行灯」という字が当てられていました。ですがその後に持ち運びやすいように進化した「提灯(ちょうちん)」ができたので、行灯は”据置(すえおき)用”、提灯は”携行(けいこう)用”として使用されるようになりました。【庵(廬)】読み方:いおり庵(廬)は”草木などを材料として作った粗末な家・小屋のこと”の意味。【筏】読み方:いかだ筏は”木材・竹などを並べてつなぎ合わせ、水に浮かべるもの”の意味。木材の運搬や舟(ふね)の代わりに用いられます。(舟というのは、手で漕ぐ小型のものを指します)【鋳型】読み方:いがた鋳型は”鋳物(いもの)を作るために、溶かした金属を流し込む型のこと”の意味。鋳物というのは、”溶かした金属を鋳型に流し込んで製造された器物のこと”です。【錨(碇)】読み方:いかり錨(碇)は”船を一定の場所に留めておくために、綱(つな)や鎖をつけて海底に沈めるおもり。アンカーのこと”の意味。【生け簀(生簀)】読み方:いけす生け簀(生簀)は”魚介類を生きたままにしておくための水槽や施設のこと”の意味。漁獲(ぎょかく)した魚介類を料理・販売などに使用するまでの間、一時的に飼育するための水槽・施設などのことを指します。【衣桁】読み方:いこう衣桁は”室内で衣類などを掛けておく道具のこと”の意味。木を鳥居のような形に組んで台の上に立てたもので、衝立(ついたて)式のものと、2枚に折れる屏風(びょうぶ)式のものがあります。【漁火】読み方:いさりび漁火は”夜に魚を誘うために漁船で焚(た)く火のこと”の意味。【椅子】読み方:いす椅子は”腰を掛ける道具のこと/官職・役職などの地位のこと”の意味。後者の意味は例えば、「彼は幹部の椅子を狙っている」や「社長の椅子には興味がない」のように用いられます。【疣】読み方:いぼ疣は”皮膚上に盛り上がってできる小さなできもののこと/物の表面にある小さな突起のこと”の意味。前者の疣はヒトパピローマウイルスが皮膚表面の傷から感染して生じるもので、人から人への直接接触だけでなく、プール・ジムなどの間接接触でも感染します。【鋳物】読み方:いもの鋳物は”溶かした金属を鋳型(いがた)に流し込んで製造された器物のこと”の意味。鋳型というのは、”鋳物を作るために、溶かした金属を流し込む型のこと”の意味。【甍】読み方:いらか※上は前者の意味の甍甍は”屋根の背。屋根の頂上の部分のこと/屋根瓦(やねがわら)。また、瓦葺(かわらぶ)きの屋根のこと”の意味。【刺青】読み方:いれずみ(しせい)「いれずみ」は、一般的には「入れ墨」と表記されることが多いです。刺青は”皮膚に針や小刀などで傷をつけて墨などを入れ、文字・絵・模様などを描くこと。また、その彫り物のこと”の意味。刺青は「入れ墨」や「タトゥー」と呼ばれることもありますが、刺青・入れ墨・タトゥーはどれも指している意味は同じです。タトゥー(Tattoo)は、刺青(または入れ墨)を英語表記したものになります。【囲炉裏】読み方:いろり囲炉裏は”室内の床の一部を四角に切り抜いて、火をたくようにした場所のこと”の意味。囲炉裏は、主に暖房・煮炊きに用いられます。【岩室】読み方:いわむろ岩室は”岩壁(がんぺき)に自然にできた洞窟(どうくつ)のこと/岩に横穴を掘って住居にしたもの”の意味。【臼】読み方:うす※上は挽き臼(ひきうす)の写真※上は搗き臼(つきうす)と杵(きね)の写真臼は”穀物や豆類などを粉にしたり、餅(もち)をついたりする道具のこと”の意味。臼には「挽き臼(ひきうす)」と「搗き臼(つきうす)」があり、挽き臼で穀物や豆類などを粉にし、搗き臼(と杵)で餅をついたりします。【団扇】読み方:うちわ団扇は”あおいで風を起こす道具のこと”の意味。【畝(畦)】読み方:うね”畦”は「うね」と読むこともできますが、一般的に”畦”は「あぜ」と読まれることがほとんどです。畝は”作物を植えつけたり種を蒔(ま)いたりするために、一定の幅で土を盛り上げたところのこと”の意味。【産衣】読み方:うぶぎ産衣は”生まれたばかりの赤子に着せる衣服のこと”の意味。【産毛】読み方:うぶげ産毛は”生まれた時にすでに生えている細く柔らかい毛のこと。また、そのような細く柔らかい毛のこと”の意味。【雲母】読み方:うんも(きらら)雲母は”単斜晶系、六角板状の結晶をしているケイ酸塩の鉱物のこと”の意味。「きらら」は、「うんも」の別名。雲母は薄く剥(は)がれやすく、光沢があり、耐火性が強く、熱・電気の絶縁に利用されます。雲母の種類には、白雲母(しろうんも)・黒雲母(くろうんも)などの種類が存在します。【烏帽子】読み方:えぼし烏帽子は”昔、成人した男子がつけた被り物のひとつ”の意味。いま現在では、烏帽子は儀式などにおける被り物として用いられることが多いです。烏帽子は布や紙で作られたものがあり、立(たて)烏帽子・風折(かざおり)烏帽子・侍(さむらい)烏帽子などの種類があります。【襟】読み方:えり襟は”衣服の、首の周りの部分。また、そこにつける縁取(ふちど)りの布のこと”の意味。【縁石】読み方:えんせき縁石は”歩道と車道、または歩道と私有地などの境界に置くコンクリート製のブロックのこと”の意味。【縁台】読み方:えんだい縁台は”庭や露地などに置く、木などで作られた細長い腰掛けのこと”の意味。【大鋸屑】読み方:おがくず大鋸屑は”鋸(のこぎり)で木材を切るときに出る木屑(きくず)のこと”の意味。【桶】読み方:おけ桶は”細長い板を縦に円筒形(えんとうけい)に並べて底をつけ、箍(たが)で締めた容器のこと”の意味。箍というのは、”桶・樽(たる)などの周りに巻いて、締めつけるための竹や金属製の輪のこと”です。【白粉】読み方:おしろい白粉は”顔などに塗り、色を白く見せるための化粧品のこと”の意味。ファンデーションなどの化粧品が一般的になる前は普及していましたが、いま現在では舞台俳優・芸者・舞妓が化粧に使用するぐらいです。白粉の種類には粉おしろい・水おしろい・練りおしろい・紙おしろいなどの種類が存在します。ちなみに昔の白粉には「鉛(なまり)」などの毒性の強い物質が含まれていて、それにより中毒にかかり、様々な病気になってしまい死に至ることも多かったです。(いま現在では無鉛の白粉が使用されています)【御虎子】読み方:おまる御虎子は”病人や小児(しょうに)が使用する、持ち運びのできる便器のこと”の意味。【重石】読み方:おもし重石は”物を押さえるのに用いる石のこと”の意味。【玩具】読み方:おもちゃ(がんぐ)玩具は”子供が持って遊ぶ道具のこと”の意味。【自鳴琴】読み方:オルゴール(じめいきん)自鳴琴は”短い楽曲を自動的に演奏する装置を小箱などに組み込んだもの”の意味。「じめいきん」は、「オルゴール」の別名。表面にトゲを付けた円筒や円盤がぜんまい仕掛けなどで回転し、順番にトゲが音階板に触れていき音を出す仕組みになります。【音叉】読み方:おんさ音叉は”音響測定、楽器の調律などに用いる道具のこと”の意味。音叉はU字型の鋼鉄棒に柄を付けた道具のことで、軽く打って一定の振動数の音を発生させ、音の実験や調律などに用いられます。↓カ行~【櫂】読み方:かい櫂は”手に持って水をかくことで生じる抵抗を利用して船を進める船具のこと”の意味。ちなみに櫂には「オール(oar)」と「パドル(paddle)」があり、これらの違いは”櫂が船体に固定されているかどうか”になります。オールは”器具などで船体に櫂が固定されたまま使用”し、パドルは”船体に櫂が固定されず漕(こ)ぎ手が支えながら使用”します。※上はボートでオール(固定されている)を使用している写真※上はカヌーでパドル(固定されていない)を使用している写真なのでボートではオール(固定されている)、カヌー・カヤックなどではパドル(固定されていない)を使用しているというわけです。(必ずしもボートだからオールというわけではなく、ボートによっては船体に固定されていないパドルを使用することもあります)【碍子】読み方:がいし碍子は”電線を絶縁し支持するために鉄塔や電柱などに取り付ける器具のこと”の意味。碍子は、陶磁器やプラスチックなどで作られています。【外套】読み方:がいとう外套は”防寒などのために衣服の上に着る上着のこと”の意味。【懐炉】読み方:かいろ懐炉は”懐(ふところ)や衣服の内側に入れて体を温める道具のこと”の意味。【案山子(鹿驚)】読み方:かかし案山子(鹿驚)は”田畑の作物を荒らす鳥獣を防ぐために立てる人形や似たような仕掛けのこと”の意味。人間が田畑で農作業していると鳥などが近寄らないことから、人間の形を模(も)した案山子を置くことにより、鳥獣除けとして用いられています。【篝】読み方:かがり篝は”篝火(かがりび)を焚(た)く鉄製の籠(かご)のこと”の意味。篝火というのは、”夜間の警護・照明、漁をするためなどに鉄製の籠の中で焚く火のこと”です。【垣根】読み方:かきね垣根は”家の周囲や庭などの囲いや仕切りのこと/他との間を隔(へだ)てるもの”の意味。垣根(前者の意味)は、一般的には植木(うえき)や竹で作ったものが多いです。「生垣(いけがき)」は”植木で仕切りを作ったもの”を指し、「竹垣(たけがき)」は”竹で仕切りを作ったもの”を指します。なので簡単に言うと、「生垣・竹垣・石垣など」は垣根の種類のひとつになります。後者の意味の垣根は例えば、「両者の垣根を取り払う」や「国の垣根を超えた友情だ」のように用いられます。【額縁】読み方:がくぶち額縁は”絵画などをはめて飾るための枠(わく)のこと”の意味。【画材】読み方:がざい画材は”絵になる材料。絵の題材のこと/絵を描くときに使う材料のこと”の意味。後者の意味は、絵の具・筆・キャンバスなどのことを指します。【風車】読み方:かざぐるま、ふうしゃ※上は風車(かざぐるま)の写真※上は風車(ふうしゃ)の写真「かざぐるま」と読むと”紙などで作られた羽根車に柄を付け、風を受けて回る玩具(おもちゃ)のこと”の意味。「ふうしゃ」と読むと”羽根車を風の力で回転させ、動力を得る装置のこと”の意味。【瘡蓋(痂)】読み方:かさぶた瘡蓋(痂)は”傷などの表面から出た分泌物が乾いて固まってできる皮のこと”の意味。傷ができると瘡蓋が形成されるのは、傷の中に細菌や汚れなどが入るのを防ぐためなので、痒(かゆ)くても瘡蓋を剝がすのは良くないです。瘡蓋は血液中の血小板(けっしょうばん)・赤血球、血液を固めるタンパク質であるフィブリンなどにより形成されています。【風見鶏】読み方:かざみどり風見鶏は”鶏(にわとり)をかたどった風見(かざみ)のこと”の意味。風見というのは”風の吹く方向を知る道具のこと”で、建物の屋根などに取り付けられます。【瓦斯】読み方:ガス瓦斯は”気体/燃料用の気体/毒ガス/海上や山に発生する濃霧/ガソリン/おなら”の意味。【鎹】読み方:かすがい鎹は”材木と材木とを繋ぎとめるために打ち込む、両端の曲がった大釘(おおくぎ)のこと”の意味。【絣(飛白)】読み方:かすり絣(飛白)は”所々かすったような模様を規則的に配した模様。また、その織物(おりもの)のこと”の意味。【帷子】読み方:かたびら帷子は”裏地を付けない衣服のこと”の意味。【滑車】読み方:かっしゃ滑車は”周りに溝(みぞ)のある車に綱(つな)をかけて回転させる装置のこと”の意味。滑車は”力の方向や大きさを変えるためのもの”で、複数の滑車を組み合わせることでより大きな効果が得られます。【合羽】読み方:かっぱ合羽は”雨のときに着る防水性の上着のこと”の意味。【割烹着】読み方:かっぽうぎ割烹着は”家事や料理をするときに着る上っ張り(うわっぱり)のこと”の意味。上っ張りというのは、”衣服の汚れを防ぐためなどに、上に羽織(はお)って着るもの”を指します。【鬘】読み方:かつら鬘は”(毛髪を補う目的で)頭髪のように作って、頭に被(かぶ)ったり付けたりするもの”の意味。【門松】読み方:かどまつ門松は”正月に、家の門口(かどぐち)に立てる飾りの松のこと”の意味。門口というのは”家や門の出入口のこと”で、門口に飾る松なので「門松(かどまつ)」と言い、竹を添える場合が多いです。門松は、年神(としがみ)を家に迎えるための依り代(よりしろ)であるとされています。【鼎】読み方:かなえ鼎は”古代中国で使われた、食物を煮るのに用いる(普通は3本脚の)金属製の器のこと”の意味。【曲尺(矩尺)】読み方:かねじゃく曲尺(矩尺)は”大工などが使う、直角に曲がった金属製のものさしのこと”の意味。【鞄】読み方:かばん鞄は”革・布などで作り、中に物を入れて持ち歩く用具のこと”の意味。【黴】読み方:かび※上は黴(白い毛のような部分)のついた苺の写真黴は”生物体・有機物の表面に生じる菌類またはその菌糸の集まりのこと”の意味。黴には有害なものと、発酵などに必要な有用なものがあります。(上の写真の苺に生えた黴は、有害なものなので食べないようにしましょう)例えば発酵に必要な有用なもので言えば、アオカビを用いて製造されるブルーチーズや、コウジカビを用いて製造される日本酒・醤油(しょうゆ)などが有名です。【画鋲】読み方:がびょう※上は画鋲と画鋲抜きの写真画鋲は”紙などを壁や板などに留めるための鋲(びょう)のこと”の意味。【蝦蟇口】読み方:がまぐち蝦蟇口は”(開いた口が蝦蟇(がま)の口に似ていることから)口金のついた小銭入れのこと”の意味。蝦蟇は”ヒキガエルの俗称のこと”で、口金(くちがね)は”器物の口につける金具のこと”を指します。【兜】読み方:かぶと兜は”頭部を守るための被(かぶ)り物のこと”の意味。【釜】読み方:かま釜は”飯を炊いたり湯を沸かしたりするのに用いる金属製の器のこと”の意味。円形で鍋よりも底が深く、普通は胴の周りに竈(かまど)にかけるための鍔(つば)があり、蓋(ふた)は木製です。釜の鍔を羽根に例えて「羽釜(はがま)」と呼ぶこともあります。【竈】読み方:かまど竈は”上に鍋・釜(かま)をかけて煮炊きするための設備のこと”の意味。【裃】読み方:かみしも裃は”江戸時代の武士の礼服で、肩衣(かたぎぬ)と袴(はかま)を同じ色に染めたもの”の意味。肩衣というのは、”上代、庶民(しょみん)の着た衣で、袖(そで)がなく肩と胴だけをおおう上着のこと”を指します。【剃刀】読み方:かみそり剃刀は”髪やひげを剃(そ)るのに使う、鋭利な刃物のこと”の意味。【蚊帳】読み方:かや蚊帳は”麻(あさ)・木綿(もめん)などで網状に作り、蚊を防ぐために吊って寝床を覆(おお)うもの”の意味。「蚊帳の外」という慣用句がありますが、これは蚊帳の外に居ることで、蚊帳の外にいる者だけが蚊に刺されてしまうことからきている言葉です。「蚊帳の外」は”無視され、不利な扱いを受けること”や、”事情を知らされず、内情が分からない立場に置かれること”の意味として用いられます。蚊帳の外は例えば、「自分だけ蚊帳の外で面白くない」や「彼を蚊帳の外に置いて話し合いが進む」のように用いられます。【唐獅子】読み方:からじし唐獅子は”獅子(しし)を美術的に装飾化したもの”の意味。獅子というのは、”ライオンのこと”を指します。【硝子】読み方:ガラス硝子は”石英・石灰石・炭酸ナトリウムなどを高温で溶かし、冷却して作った透明な物質のこと”の意味。硬くて表面が滑らかであることから、表面に付いた汚れなどを落としやすく、窓ガラスなど様々なところで利用されています。硝子の表面にわざと細かな凹凸を付けた「磨(す)りガラス」という種類もあり、磨りガラスは「曇りガラス」や「つや消しガラス」とも呼ばれています。【歌留多(骨牌)】読み方:かるた歌留多(骨牌)は”遊びや博打(ばくち)に使う、絵や文字の書かれた長方形の小さい厚紙の札。また、それを使った遊びのこと”の意味。【枯山水】読み方:かれさんすい枯山水は”水を用いずに、石や砂によって山水を表現する庭園様式のこと”の意味。【画廊】読み方:がろう画廊は”絵画などの美術品を陳列(ちんれつ)・展示する場所。ギャラリーのこと”の意味。【簪】読み方:かんざし簪は”女性の頭髪に挿(さ)す髪飾りのひとつ”の意味。【鉗子】読み方:かんし鉗子は”主に外科(げか)手術用の、器官・組織などを挟んだりするために用いられる、鋏(はさみ)形の金属器具のこと”の意味。【橇】読み方:かんじき、そり※上は橇(かんじき)の写真※上は橇(そり)の写真「かんじき」と読むと”雪の上などを歩くとき、深く踏み込んだり滑ったりしないように、靴(くつ)などの下につけるもの”の意味。橇(かんじき)を靴などに装着することで、接地面積を大きくし、体重が分散されることで雪の上などを歩いたときに足が沈みにくくなったりします。「そり」と読むと”雪や氷の上を滑らせて走る乗り物または運搬具のこと”の意味。【岩礁】読み方:がんしょう岩礁は”海で水中に隠れている大きな岩。また、水面上にわずかに出ている岩のこと”の意味。【鉋】読み方:かんな鉋は”材木の表面を削ってなめらかにする大工道具のこと”の意味。【閂】読み方:かんぬき閂は”門の扉が開かないようにするための横木のこと”の意味。門扉(もんぴ)の左右にある金具に差し通して用いられます。【甲板】読み方:かんぱん甲板は”船の上部の、木や鉄板などを張り詰めた広く平らな床。船のデッキのこと”の意味。【甘味処】読み方:かんみどころ(あまみどころ)甘味処は”餡蜜(あんみつ)やお汁粉(おしるこ)など、甘い味の菓子を提供する飲食店のこと”の意味。【生糸】読み方:きいと※上は蚕の繭の写真生糸は”蚕(かいこ)の繭(まゆ)から取った、まだ精練していない糸のこと”の意味。【煙管】読み方:きせる(えんかん)※上は煙管(きせる)の写真「きせる」と読むと”刻みタバコを吸う道具のこと”の意味。「えんかん」と読むと”煙を通すための管のこと/きせるの別名のこと”の意味。【牛車】読み方:ぎっしゃ牛車は”主に平安時代に、牛にひかせた、貴人(きじん)を乗せるための屋形車(やかたぐるま)のこと”の意味。貴人というのは、”地位・身分の高い人のこと”です。【衣笠(絹傘)】読み方:きぬがさ衣笠(絹傘)は”絹を張った柄(え)の長い傘のこと/仏像などの頭上に吊るす絹張りの傘のこと”の意味。【杵】読み方:きね杵は”臼(うす)に入れた穀物などをつくための木製の道具のこと”の意味。【脚立】読み方:きゃたつ脚立は”2つの短い梯子(はしご)の上端を蝶番(ちょうつがい)などで繋いで板を取り付けた、八の字形に開いて用いる踏み台のこと”の意味。【脚絆】読み方:きゃはん脚絆は”旅や作業をするとき、動きやすくするために脛(すね)に巻く布のこと”の意味。【急須】読み方:きゅうす急須は”茶葉(ちゃば)を入れ、湯をさして茶を煎(せん)じ出すのに用いる、注ぎ口と取っ手のある小さな土瓶(どびん)のこと”の意味。【経木】読み方:きょうぎ経木は”杉・檜(ひのき)などの木材を紙のように薄く削ったもの”の意味。お菓子・料理の包装、たこ焼きなどで、お皿の代わりに用いられることが多いです。【香車】読み方:きょうしゃ香車は”将棋の駒(こま)のひとつ”の意味。香車は前方へだけ進むことができ、後ろへ下がることはできませんが、成(な)ると金将と同じ動き方をすることができます。【錐】読み方:きり錐は”板などに小さな穴をあけるための先の尖(とが)った工具のこと”の意味。【巾着】読み方:きんちゃく巾着は”布や革(かわ)などで作った、口をひもで締める小さな袋のこと”の意味。【楔】読み方:くさび楔は”堅い木材または金属で、一端が厚く、もう一方の端にいくにつれて薄くなるように作ったもの”の意味。楔は薄くなっている方を対象物に当てたり、隙間(すきま)などに差し込み、そのまま厚い端の方をハンマーで打ち込み使用します。木材・石材を割るとき、重いものを押し上げたり、差し込んだ材が抜け落ちるのを防ぐためなどに用いられます。【櫛】読み方:くし櫛は”髪の毛を梳(す)いたり、髪に挿(さ)して飾りに使ったりする道具のこと”の意味。【薬玉】読み方:くすだま薬玉は”式典・祝い事などで用いられる、割ると紙吹雪などが出る飾り物の玉のこと”の意味。【嘴(喙・觜)】読み方:くちばし嘴(喙・觜)は”鳥類の口の部分に突き出ている、上下の顎(あご)の骨の表面が角質化したもの”の意味。【靴】読み方:くつ靴は”足を覆うように作った履物の総称のこと”の意味。【沓石】読み方:くついし沓石は”礎石などの上にあって、柱などの下に据(す)える石のこと”の意味。【轡】読み方:くつわ轡は”手綱(たづな)をつけるために、馬の口にかませる金具のこと”の意味。【鞍】読み方:くら鞍は”牛・馬の背に置き、人や荷物を乗せやすくなるようにする木製または革製の道具のこと”の意味。【曲輪(郭・廓)】読み方:くるわ曲輪(郭・廓)は”城・砦(とりで)などの周囲に築いた囲いのこと。また、その囲いの内側の地域のこと”の意味。【鍬】読み方:くわ鍬は”薄い鉄の板に柄(え)をつけた農具のこと”の意味。土を掘り起こしたり、均(なら)したりします。【懸魚】読み方:げぎょ懸魚は”屋根の破風(はふ)の中央および左右に下げて、棟木(むなぎ)や桁(けた)の先端を隠す装飾板のこと”の意味。【袈裟】読み方:けさ袈裟は”僧侶が、衣の上に左肩から右脇(わき)下にかけて身に着ける長方形の布のこと”の意味。【下駄】読み方:げた下駄は”木の板の下面をくり抜いて歯をつけ、鼻緒(はなお)をすげた履物(はきもの)のこと”の意味。鼻緒というのは、”下駄・草履(ぞうり)などの、足の指で挟む部分。また、履物の緒(お)の全体のこと”を指します。【玄翁(玄能)】読み方:げんのう玄翁(玄能)は”頭の両端に尖(とが)った部分のない金槌(かなづち)のこと”の意味。石を割ったり、鑿(のみ)の頭を叩いたりするのに用いられます。【碁石】読み方:ごいし碁石は”囲碁に用いる円形の小さい石のこと”の意味。碁石は白色と黒色の2種類があり、正式には白石が180個、黒石が181個あります。黒石の方が白石よりも1個多いのは、黒石を打つ側が先手となるからで、碁盤の升目(ますめ)は全部で(19×19=)361あるため、黒石が白石よりも1個だけ多くなっています。【鯉幟】読み方:こいのぼり鯉幟は”布または紙で作った、鯉(こい)の形の幟(のぼり)のこと”の意味。幟というのは”細長い布の端に小さな輪をつけ、竿(さお)に通して立てるもの”で、鯉幟は端午(たんご)の節句に男児の誕生と成長を祝って立てられます。【格子】読み方:こうし格子は”細い木や竹などを、碁盤(ごばん)の目のように組み合わせて作った建具(たてぐ)のこと”の意味。格子は、主に戸や窓などに用いられます。【香典】読み方:こうでん香典は”死者の霊前に香の代わりとして供(そな)える金銭のこと”の意味。【格天井】読み方:ごうてんじょう格天井は”木を格子(こうし)のように組んで、それに板を張った天井のこと”の意味。【行李】読み方:こうり行李は”竹・柳(やなぎ)などを編んで作った、衣類などの収納や運搬に用いる箱形の入れ物のこと”の意味。【炬燵(火燵)】読み方:こたつ炬燵(火燵)は”木で組んだ枠の中に熱源を入れ、布団(ふとん)をかけて暖をとる器具のこと”の意味。【小鼓】読み方:こつづみ小鼓は”小さな鼓(つづみ)のこと”の意味。鼓というのは、”木製で中央部のくびれている胴の両端に革(かわ)を張った楽器のこと”を言います。小鼓は左手で調(しらべ)と呼ばれる紐(ひも)を持ち右肩にのせ、右手で革が張られている部分を叩いて音を出します。【小包】読み方:こづつみ小包は”小さな包みのこと”の意味。【鏝】読み方:こて鏝は”壁土(かべつち)・漆喰(しっくい)・セメントなどを塗るときに使う、鉄の平たい板に柄(え)をつけた道具のこと”の意味。【籠手(小手・篭手)】読み方:こて※上は剣道の防具の写真籠手(小手・篭手)は”剣道で、手先・腕先を覆(おお)う防具。また、その部分を打つわざのこと/鎧の付属具で、肩先から腕を覆うもの/弓を射るとき、左の肘(ひじ)を保護するために掛ける革製の覆いのこと”の意味。【瘤】読み方:こぶ瘤は”病気や打撲(だぼく)のために、皮膚の一部が盛り上がったもの/ものの表面に盛り上がったもの”の意味。【独楽】読み方:こま独楽は”木や金属などでできた、厚みのある円形の胴の中心に心棒を通した玩具(おもちゃ)のこと”の意味。独楽は心棒の部分を指でつまんで回したり、ひもで巻いて回して遊ぶ玩具です。【塵箱(芥箱)】読み方:ごみばこ塵箱(芥箱)は”ごみを入れるための箱のこと”の意味。【紙縒り(紙縒)】読み方:こより紙縒り(紙縒)は”細く切った紙をひねって紐(ひも)状にしたもの”の意味。【混凝土】読み方:コンクリート※上は混凝土(固まったもの)の写真混凝土は”セメントに砂・砂利などの骨材と水を適当な割合で混ぜ、こねたもの。また、それを固めたもの”の意味。一般的には固まったものを「混凝土(コンクリート)」、固まっていないものは「生(なま)コン」(生コンクリート)と呼ぶことが多いです。混凝土は建築土木工事の材料として多く利用され、セメントを水で溶かして混ぜたものを「セメントペースト」、細骨材の砂を練り混ぜたものを「モルタル」と呼んでいます。※上はモルタルの写真セメントは”石灰石・粘土などを焼いて粉砕した灰白色の粉状のもの”で、モルタルや混凝土を作るためのつなぎの役割を持っています。モルタルは「セメント + 砂 + 水」を混ぜ合わせたもので、混凝土は「セメント + 砂 + 砂利 + 水」を混ぜ合わせて作ったものを言います。モルタルと混凝土の違いは、セメントと混ぜるものの中に「砂利」があるかどうかで、砂利が入ることでモルタルよりも強度がかなり上がります。なので混凝土とモルタルの使われる箇所は異なり、混凝土は構造物の基礎部分に、モルタルは混凝土表面の凸凹を均(なら)すために上から塗って使われます。↓サ行~【賽子(骰子)】読み方:サイコロ賽子(骰子)は”双六(すごろく)・博打(ばくち)などで用いられ、小さい立方体の各面に1から6までの目を記したもの”の意味。ちなみに賽子の目の数は、必ず反対側の面に記されている目と合わせて「7」になるように記されています。なので1の目の反対側の面には6の目が記されていて、3の目の反対側の面には4の目が記されています。【菜箸】読み方:さいばし菜箸は”料理を作るときや盛りつけるときに用いる箸(はし)のこと”の意味。【財布】読み方:さいふ財布は”金銭を入れて持ち歩く袋のこと”の意味。【酒蔵】読み方:さかぐら「しゅぞう」というのは、「酒造(しゅぞう)」と表記されるため注意が必要です。酒蔵は”酒を醸造(じょうぞう)、また貯蔵しておくための蔵のこと”の意味。【盃(杯)】読み方:さかずき盃(杯)は”酒を飲むのに使う小さな器のこと”の意味。【酒樽】読み方:さかだる酒樽は”酒を入れておくための樽(たる)のこと”の意味。【匙】読み方:さじ匙は”液体・粉末などを掬(すく)い取る道具のこと”の意味。「匙を投げる」という慣用句がありますが、これは医者が薬を調合するための匙を投げ出す意から、”医者が治療の方法がないと診断すること/物事に救済や解決の見込みがないとして、手を引くこと”の意味で用いられます。例えば「医者に回復の見込みがないと匙を投げられたが、まだ諦めるつもりはない」や「彼に勉強するように何度も言っていたが、ついには匙を投げてしまった」のように用いられます。前者の例文は”医者が治療の方法がないと診断すること”、後者の例文は”物事に救済や解決の見込みがないとして、手を引くこと”の意味で使用しています。【桟敷】読み方:さじき桟敷は”祭りなどを見るため、地面よりも高く作った見物席のこと”の意味。【刺子】読み方:さしこ刺子は”綿布を重ね合わせ、一面に細かく刺し縫(ぬ)いをすること。また、そのようにして縫われたもの”の意味。刺子は非常に丈夫で、柔道着・剣道着・消防服などに用いられています。【砂州(砂洲)】読み方:さす砂州(砂洲)は”沿岸流によって運ばれた砂礫(されき)が、湾口(わんこう)の一方の端から対岸まで細長く堆積(たいせき)してできた地形のこと”の意味。砂礫というのは”砂と小石のこと”で、”砂州によって隔(へだ)たれた水域のこと”を「潟湖(せきこ)」または「ラグーン」と呼びます。【刺股】読み方:さすまた刺股は”長い棒の先に二股(ふたまた)に分かれた鉄製の頭部をつけたもの”の意味。相手の動きを封じたり、捕らえたりするために用いられます。※上は消防署の地図記号ちなみに刺股は消防署の地図記号にもなっていて、これは江戸時代に火事が起きたときに刺股で家を壊していき、火が燃え移るのを防いでいたことからきています。【早苗】読み方:さなえ早苗は”稲の若い苗(なえ)のこと”の意味。早苗は”苗代(なわしろ)から田んぼへ移し植える頃の若い苗のこと”を指し、苗代というのは”田植えができる大きさまで苗を育てるための場所”になります。【錆】読み方:さび錆は”金属の表面が空気や水に触れて生じた酸化物のこと/悪い結果のこと”の意味。後者の意味は「身から出た錆」ということわざによく使われ、これは”自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむこと”の意味になります。例えば「日頃の彼の態度が原因なのだから、身から出た錆だろう」や「身から出た錆とはいえ、彼女を少しかわいそうに感じる」のように用いられます。【座布団】読み方:ざぶとん座布団は”座るとき下に敷く布団(ふとん)のこと”の意味。【作務衣】読み方:さむえ作務衣は”寺院の僧侶が作務(さむ)と呼ばれる日常の労務(薪割り、掃除など)を行うときに着る衣のこと”の意味。作務(さむ)のときに着る衣(ころも)なので、「作務衣(さむえ)」と言います。ただし、いま現在では作務衣は特に僧侶だけが着ている服というわけではなく、居酒屋・焼き鳥屋などでも店員さんが着ているのをよく見かけます。ですので単純に作業着として使用されている場合も多いです。【鞘】読み方:さや鞘は”刀剣の刀身(とうしん)の部分や、筆の先などを納めておく筒(つつ)のこと”の意味。【笊】読み方:ざる笊は”細く割った竹などで編んだ器のこと/漏れや抜けが多いさま/非常に酒に強い人のこと”の意味。水を注いでも笊(器)の編み目から水が漏れてしまうことから、転じて”漏れや抜けが多いさま”と”非常に酒に強い人のこと”の意味となっています。後者は水と同様に酒をいくら笊(器)に注いでも編み目からそのまま出ていくため、いくら飲んでも酔わない(=酒に強い)というたとえからきています。”漏れや抜けが多いさま”は、例えば「あのチームの守備は笊だ」や「ここの警備は笊だから簡単に侵入できる」のように用いられます。【三叉路】読み方:さんさろ三叉路は”道が3つに分かれている所のこと”の意味。【三線】読み方:さんしん※上は三線の写真三線は”沖縄・奄美(あまみ)で用いられる弦楽器のこと”の意味。※上は三味線のイラスト三線は三味線(しゃみせん)に似ていますが、胴が丸くて全体的にやや小さく、胴の表裏に蛇(へび)の皮が張られています。胴の表裏に蛇の皮が張られていることから、「蛇皮線(じゃびせん)」とも呼ばれています。【桟橋】読み方:さんばし桟橋は”貨物の積み下ろし、船客の乗降のために水上に突き出した構造物のこと”の意味。【栞(枝折)】読み方:しおり栞(枝折)は”読みかけの書物の間に挟んで目印とするもの/簡単な手引書。案内書のこと”の意味。【枝折戸】読み方:しおりど枝折戸は”竹や折った枝などをそのまま使った簡単な開き戸のこと”の意味。片開きで、庭の出入り口などに設けられることが多いです。【敷居(閾)】読み方:しきい敷居(閾)は”門や出入口、また部屋のしきりに敷く横木のこと”の意味。部屋のしきりに敷く横木には、戸・障子(しょうじ)・襖(ふすま)などを開けたてするための溝(みぞ)があります。「敷居が高い」という慣用句がありますが、この慣用句の本来の意味は”不義理・面目のないことをして、その人の家に行きにくいこと”になります。簡単にいうと、”過去に相手に対して失礼をしてしまったことなどが原因で、その人に会いにくい(家に行きにくい)こと”を意味しています。現在では”高級すぎたり、上品すぎたりして、行きにくいこと”の意味で使われることも多く、本来の意味とは異なりますが、多くの人が誤った使い方をしていたことでそれが定着しつつあります。”高級すぎたり、上品すぎたりして、行きにくいこと”も正式な意味として認められつつありますが、あくまでも本来の意味ではなく元々は誤用だったということは覚えておきましょう。【鹿威し】読み方:ししおどし鹿威しは”支点で支えた竹筒の切り口に水を落とすと、溜まった水の重みで傾き、水が流れ出ると、その反動で跳ね返って他方の端が下の石などに当たって音を出す装置のこと”の意味。元は田畑を荒らす鳥獣を音で脅す仕掛けでしたが、現在では庭園などに音を楽しんだり風情(ふぜい)を演出するために設けられています。【雫(滴)】読み方:しずく雫(滴)は”滴(したた)り落ちる液体の粒のこと”の意味。【竹刀】読み方:しない竹刀は”剣道で用いられる、四つ割りの竹を束ね合わせて作った刀のこと”の意味。【鎬】読み方:しのぎ鎬は”刀剣で、刃(やいば)と峰(みね)との間の盛り上がっている部分。鎬筋(しのぎすじ)のこと”の意味。峰というのは、”刀身の刃の背のこと”を指します。「鎬を削る」(「凌ぎを削る」は誤り)という慣用句がありますが、これは日本刀同士が勢いよくぶつかると鎬の部分が削れることから、”激しく争う様子のこと”の意味で用いられます。例えば「覇権を狙って各国と鎬を削る」や「決勝は鎬を削る大接戦だった」のように用いられます。【芝生】読み方:しばふ芝生は”芝(しば)が一面に生えている所のこと”の意味。芝生は植物(イネ科の多年草)が用いられていますが、人工芝(じんこうしば)の場合は芝に似た形状を化合物で作っていて、プラスチック素材が多いです。【注連縄】読み方:しめなわ注連縄は”神聖な場所に不浄なものの侵入を防ぐために張る縄のこと”の意味。※上は注連飾りの写真正月には玄関先などに注連縄が飾られますが、この注連縄のことを「注連飾り(しめかざり)」と言います。【赤銅】読み方:しゃくどう赤銅は”銅に、少量の金・銀を加えた赤黒い色の合金のこと”の意味。赤銅は、仏像・装飾など工芸品などによく用いられます。【車窓】読み方:しゃそう車窓は”列車・電車・自動車などの窓のこと”の意味。【鯱(鯱鉾)】読み方:しゃちほこ※上は「しゃちほこ」(後者の意味)の写真鯱(鯱鉾)は”頭が虎のようで、背にとげのある想像上の海獣のこと/想像上の海獣をかたどった魔除(まよ)けの飾り物のこと”の意味。後者の意味は、城などの屋根の大棟(おおむね)の両端につけ、木・石・金属・瓦(かわら)などで作られます。※上は鯱(しゃち)の写真鯱は「しゃちほこ」の他に「しゃち」と読むことができ、「しゃち」と読むと”マイルカ科の哺乳類のこと”の意味になります。【三味線】読み方:しゃみせん三味線は”日本の弦楽器のこと”の意味。犬や猫の皮を張った胴の部分に棹(さお)を付けて、張っている弦(げん)を「撥(ばち)」という道具を用いて演奏します。【杓文字】読み方:しゃもじ杓文字は”ご飯を盛るための道具のこと”の意味。【砂利】読み方:じゃり砂利は”小石。また、小石に砂の混じったもの”の意味。【絨毯】読み方:じゅうたん絨毯は”床の敷物にする厚い毛織物のこと”の意味。【十二単】読み方:じゅうにひとえ十二単は”平安時代などの女官の正装に対する後世での俗称のこと”の意味。十二単と呼ばれているのは、中着を12枚も重ねて着ていたことに由来しています。【数珠】読み方:じゅず数珠は”仏を拝むときや念仏の回数を数えるときに手にかける、小さな珠(たま)に糸を通して輪にしたもの”の意味。【襦袢】読み方:じゅばん襦袢は”和服用の肌着(はだぎ)のこと”の意味。【背負子】読み方:しょいこ背負子は”荷物をくくりつけて背に負う、木製の長方形の枠(わく)のこと”の意味。【定規】読み方:じょうぎ定規は”物を裁断したり、線を引いたりするのにあてがう器具のこと/物事を判断するもとになる目安のこと”の意味。後者の意味は例えば、「自分の定規で他人を測るな」や「どうしてお前は杓子定規にしか物事を考えられないんだ」のように用いられます。「杓子定規(しゃくしじょうぎ)」というのは四字熟語で、これは曲がっている杓子の柄(え)を定規として使うことから、”何事にも同じ基準で決めようとする、応用や融通(ゆうずう)の利かないやり方や態度。また、そのさま”の意味で用いられます。杓子というのは”ご飯を盛ったり、汁を掬(すく)うための道具のこと”で、現在の杓子の柄はまっすぐなものが多いですが、昔の杓子の柄は曲がっているものが多かったです。【漏斗】読み方:じょうご(ろうと)漏斗は”液体を口の小さな容器に注ぎ入れるときに用いる道具のこと”の意味。上が円形で広く、下がすぼまった形をしていて、すぼまった形の部分を容器の口部分に挿して、上の円形部分から液体を注ぎ込みます。漏斗を「じょうご」「ろうと」と読んでも意味的には同じですが、理科の実験で使われるときは「ろうと」、それ以外で使われるときは「じょうご」と読むことが多いです。【障子】読み方:しょうじ障子は”仕切りなどに用いる建具(たてぐ)のひとつ”の意味。格子(こうし)に組んだ木の枠の片面に、薄い白紙を貼ったものを指します。【装束】読み方:しょうぞく装束は”衣服・着物。特に儀式に用いる礼服・式服などのこと”の意味。【如雨露】読み方:じょうろ如雨露は”草木に水をかけるのに使う道具のこと”の意味。【燭台】読み方:しょくだい燭台は”蝋燭(ろうそく)を立てて火を灯(とも)すための台のこと”の意味。【寝具】読み方:しんぐ寝具は”寝るときに使用する用具のこと”の意味。主に「枕(まくら)・布団・寝巻き」などが挙げられます。【真珠】読み方:しんじゅ真珠は”貝類の殻の中にできる光沢のある玉のこと”の意味。真珠は炭酸カルシウムが主成分となっており、貝の体内に侵入した砂粒などの異物を外套膜(がいとうまく)から分泌された真珠質が包んで真珠が形成されます。特にアコヤガイを使って人工的に作る養殖法が有名で、真珠は宝石として珍重されています。【真鍮】読み方:しんちゅう真鍮は”亜鉛と銅を混ぜて作られる合金のこと”の意味。見た目は黄色で、別名で「黄銅(おうどう)」と呼ばれ、五円玉の原料として知られています。真鍮は”亜鉛35%+銅65%”の配分が一般的で、電気や熱が伝導しやすく、曲げる・伸ばす・削るなどの加工が比較的容易です。【水筒】読み方:すいとう水筒は”飲料水などを入れて持ち歩くことができるようにした筒型(つつがた)の容器のこと”の意味。【鋤】読み方:すき鋤は”手に持って土を掘り起こす農具のこと”の意味。【頭巾】読み方:ずきん頭巾は”頭や顔を覆(おお)う、布製の被り物のこと”の意味。【双六】読み方:すごろく双六は”サイコロを振り、出た目の数で振り出しから駒を進めていき、あがりの早さを競う遊びのこと”の意味。【生絹】読み方:すずし(きぎぬ)生絹は”生糸(きいと)で織った絹織物(きぬおりもの)のこと”の意味。【硯】読み方:すずり硯は”石または瓦(かわら)で作られ、墨を水で磨(す)りおろすために用いる道具のこと”の意味。【裾】読み方:すそ裾は”衣服の下の縁(ふち)のこと”の意味。裾上げなど、一般的に裾はズボンの下の縁を指すことが多いですが、シャツなど上半身に着る衣服の下の縁のことも指しているため覚えておきましょう。【簾】読み方:すだれ※上は簾の写真簾は”細く削った竹や葦(あし)などを並べて糸で編んだもの”の意味。簾は、日除(ひよ)けや部屋の仕切りなどの目的で用いられます。※上は葦簀の写真簾と混同されがちなものに「葦簀(よしず)」というものがありますが、これらの違いは”上から垂らすもの”なのか”立て掛けるもの”なのかです。(葦簀は、日除けや目隠しなどの目的で用いられます)簾の場合は上から垂らして使い、葦簀は比較的大きなサイズで立て掛けて使用します。【磨硝子】読み方:すりガラス磨硝子は”金剛砂(こんごうしゃ)などで表面を磨(す)り、わざと細かな凹凸を付けて不透明にした硝子(がらす)のこと”の意味。磨硝子は、「曇りガラス」や「つや消しガラス」とも呼ばれています。金剛砂というのは”石榴石(ざくろいし)を粉末にしたもの”で、黒みを帯びた粒状をしていて、ダイヤモンドに次(つ)いで硬いとされ、研磨剤に用いられます。【擂粉木】読み方:すりこぎ擂粉木は”擂鉢(すりばち)で物をすりつぶすのに用いる棒のこと”の意味。【擂鉢】読み方:すりばち擂鉢は”味噌(みそ)や胡麻(ごま)などを入れて、擂粉木(すりこぎ)ですりつぶすのに用いる鉢のこと”の意味。【寸胴】読み方:ずんどう※上は寸胴鍋(ずんどうなべ)の写真寸胴は”上から下まで同じ太さであること。また、そのさま”の意味。【正鵠】読み方:せいこく正鵠は”弓の的(まと)の中心にある黒点のこと”の意味。【生石灰】読み方:せいせっかい「しょうせっかい」というのは、「消石灰(しょうせっかい)」と表記されるため注意が必要です。生石灰は”酸化カルシウムの俗称のこと”の意味。【歳暮】読み方:せいぼ歳暮は”1年の感謝を込めて年末におくる贈り物のこと”の意味。【井目】読み方:せいもく井目は”囲碁で、盤面に記された9つの黒点のこと”の意味。【蒸籠】読み方:せいろ(せいろう)蒸籠は”食べ物を蒸すための、底がすのこ状になっている木や竹製の道具のこと”の意味。「すのこ」は”角材の上に薄い板材を間をあけて並べて打ち付けたもの”で、蒸籠は上にある食べ物に、すのこの間から蒸気を通す仕組みになっています。なので沸騰したお湯の入った鍋などの上に蒸籠を置いて使用します。つまり蒸気を食べ物に通すことによって、加熱調理するための道具が蒸籠になります。【石鹸】読み方:せっけん石鹸は”垢(あか)や汚れを落とすために使う、水に溶けやすい洗剤の一種のこと”の意味。【雪駄】読み方:せった雪駄は”竹の皮の草履(ぞうり)の裏に牛革をはった履物(はきもの)のこと”の意味。【雪隠】読み方:せっちん雪隠は”便所のこと”の意味。雪竇(せっとう)という名の禅師が霊隠寺(れいいんじ)の便所掃除の役割をしていたことから、「雪隠」という漢字が当てられています。【雪庇】読み方:せっぴ雪庇は”雪が積もって庇(ひさし)のように突き出たもの”の意味。【千社札】読み方:せんじゃふだ千社札は”千社(せんじゃ)参りの人が参詣(さんけい)のしるしに、社殿の柱や天井などに貼り付ける紙の札のこと”の意味。千社というのは”多くの社(やしろ)のこと”を意味し、千社参りは”多くの神社やお寺にお参りすること”という意味になります。【扇子】読み方:せんす扇子は”折り畳み式の、あおいで風を起こし涼をとるための道具のこと”の意味。【発条】読み方:ぜんまい(ばね)「ぜんまい」と読むと”弾性(だんせい)に富む鋼などを薄く細長くして、渦巻状に巻いたもの”の意味。弾性というのは、”物体に外から力を加えると変形し、その力を取り除けば元の形に戻ろうとする性質のこと”です。この元に戻ろうとする性質を利用して、時計や玩具(おもちゃ)などの動力にしています。「ばね」と読むと”弾性に富む鋼などを薄く細長くして、渦巻状に巻いたもの/足腰の弾力性のこと/飛躍・発展などのきっかけのこと”の意味。”足腰の弾力性”は例えば「足の発条を鍛えるトレーニングをする」、”飛躍・発展などのきっかけ”は例えば「彼は失敗を発条(ばね)に成長した」のように用いられます。【雑巾】読み方:ぞうきん雑巾は”汚れを拭き取るための布のこと”の意味。【象牙】読み方:ぞうげ象牙は”象の牙のこと”の意味。象牙は適度な硬さをもつため、彫刻や工芸の材として重宝(ちょうほう)されています。【草履】読み方:ぞうり※上は草履の写真※上は下駄の鼻緒の写真草履は”鼻緒(はなお)がある底が平たい履物(はきもの)のこと”の意味。藁(わら)・竹皮(たけかわ)などで編んだものや、ビニール・ゴム製のものなどがあります。鼻緒というのは、”下駄(げた)・草履などの、足の指で挟む部分。また、履物の緒(お)の全体のこと”を指します。【粗品】読み方:そしな粗品は”他人に贈る物を遜(へりくだ)っていう語のこと/粗悪な品物のこと”の意味。遜るというのは、”相手に敬意を示すために、自分を低いところに置いた表現のこと”です。【袖】読み方:そで袖は”衣服の腕を覆(おお)う部分のこと”の意味。【算盤】読み方:そろばん算盤は”枠の中の珠(たま)を上下させて計算する道具のこと”の意味。↓タ行~【松明】読み方:たいまつ松明は”長い棒の先端に、松脂(まつやに)など燃えやすいものを浸した布切れを巻き付けたもの”の意味。長い棒の先端にある燃えやすいものが浸された布の部分に、火を点じることで松明は照明具として利用されます。【箍】読み方:たが箍は”桶(おけ)・樽(たる)などの周りに巻いて、締めつけるための竹や金属製の輪のこと”の意味。「箍が外れる」という慣用句がありますが、これは桶・樽などの周りを締めつけている輪(箍)を外すと構成している板がバラバラになることから、”緊張や束縛がとれて、締まりのない状態になること”の意味として用いられます。簡単にいうと、”自分の行動を抑制していたもの(緊張や束縛)がなくなることで、自分自身を制御できなくなったり羽目(はめ)を外してしまったりすること”です。例えば「彼は箍が外れたように愚痴を言い始めた」や「彼女は箍が外れたかのように突然号泣してしまった」のように用いられます。【鏨(鑽)】読み方:たがね鏨(鑽)は”金属で作られた鑿(のみ)のこと”の意味。鑿(のみ)は木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るために用いられ、鏨(たがね)は主に金属・石材を削ったり切ったりするために用いられます。鑿(のみ)は刃が鋭く、鏨(たがね)の先端は鑿(のみ)ほど鋭利ではなく、鈍(にぶ)く作られています。【凧】読み方:たこ凧は”竹などの骨組みに紙やビニールを張り、糸を付け、風を利用して空高く飛ばして遊ぶ玩具のこと”の意味。【胼胝(胝)】読み方:たこ胼胝(胝)は”皮膚の一部が繰り返し圧迫されることで、硬く厚くなったもの”の意味。【山車】読み方:だし山車は”祭りのときに、飾り物などをして引いたり担いだりする屋台(やたい)のこと”の意味。【襷】読み方:たすき※上は襷(前者の意味)の写真※上は襷(後者の意味)の写真襷は”和服の袖(そで)が邪魔にならないようにたくし上げるため、肩から脇(わき)の下へ通し、背中で交差させて結ぶひものこと/一方の肩から他方の腰のあたりに斜めにかける、輪にした細長い布のこと”の意味。【三和土】読み方:たたき三和土は”赤土・石灰・砂などを混ぜて突き固めた、台所や玄関などの土間(どま)。また、コンクリートで固めた土間のこと”の意味。三和土は主に3種類(赤土・石灰・砂)の材料を用いることから付けられた名称です。土間というのは、”家の中において床を張っていない部分のこと”を言います。【太刀】読み方:たち太刀は”日本刀のうち、刃渡りが60cm以上の刀のこと”の意味。「大刀(たち)」と表記されることもありますが、古墳時代から奈良時代までに見られる直刀を「大刀」、平安時代以降の反り刀を「太刀」と書き分けます。【鬣】読み方:たてがみ鬣は”首の背側に生えている長い毛のこと”の意味。【炭団】読み方:たどん炭団は”粉炭(こなずみ)に布海苔(ふのり)を加えて練り、丸くして乾燥した燃料のこと”の意味。粉炭というのは”木炭が砕けて細かくなったもの”で、布海苔というのは”フノリ科の紅藻の総称のこと”です。【煙草】読み方:たばこ煙草は”ナス科の1年草のこと/タバコ(植物)の葉を乾かして作った嗜好品(しこうひん)のこと”の意味。一般的に煙草というと喫煙などで知られる嗜好品のことを指しますが、他にも嗜好品の原材料となっている植物のことも煙草と呼びます。※煙草(植物)畑の写真煙草(植物)の葉には強い依存性を持つニコチンが含まれており、その葉を乾燥させて紙などで巻いたものがよく見る嗜好品の煙草になります。煙草(嗜好品)に依存してしまう人が多いのは、依存性の強いニコチンを含んだ葉を原材料としているからなんですね。【足袋】読み方:たび足袋は”足に履く、爪先(つまさき)が2つに分かれた袋状の履物(はきもの)のこと”の意味。足袋は下駄(げた)や草履(ぞうり)などを履くときに、鼻緒の部分を親指と他の4本の指で挟めるように2つに分かれています。【袂】読み方:たもと袂は”和服の袖(そで)の下方の、袋のように垂れた部分のこと”の意味。「袂を分かつ」という慣用句がありますが、これは”今まで一緒に行動していた人と別れること。絶交すること”の意味で用いられます。”共通の目標・目的を持っていた人が、価値観や意見が違ってきたことによって別れてしまう状況”で使用される言葉になります。例えば「いつからかお互いの価値観が異なり、彼とは袂を分かつことを決意した」や「彼らと袂を分かつ覚悟で正直に話した」のように用いられます。【盥】読み方:たらい盥は”湯水を入れて顔や手足を洗ったり、洗濯したりするときに用いられる丸く平たい容器のこと”の意味。【達磨】読み方:だるま達磨は”中国禅宗(ぜんしゅう)の開祖のこと/達磨(人物)の座禅姿をかたどった置物のこと”の意味。子供のときに「だるまさんがころんだ」で遊んだ人も多いと思いますが、この「だるまさん」というのが中国禅宗の開祖である達磨のことなんですね。【束子】読み方:たわし束子は”器物の汚れをこすって落とす用具のこと”の意味。【短冊】読み方:たんざく短冊は”字を書いたり、しるしとして物に貼る細長い紙のこと/和歌・俳句などを書き記すための細長い厚紙のこと”の意味。【楽車】読み方:だんじり楽車は”主に関西・西日本で、祭礼に引いて歩く屋台(やたい)のこと”の意味。楽車には太鼓をのせ、車輪を付けて引いたり、大勢で担いだりして練り歩きます。【箪笥】読み方:たんす箪笥は”衣服・小道具などを整理・保管するのに用いる家具の総称のこと”の意味。【卓袱台】読み方:ちゃぶだい卓袱台は”短い脚(あし)の付いた食事用の台のこと”の意味。【手水鉢】読み方:ちょうずばち手水鉢は”手を洗う水を入れておく鉢(はち)のこと”の意味。鉢というのは、”上部のあいた容器のこと”を指します。【提灯】読み方:ちょうちん※上は提灯(ちょうちん)の写真提灯は”細い割り竹を円形などにしたものを骨とし、紙や布を貼り、中に蝋燭(ろうそく)を灯せるようにした照明具のこと”の意味。現在では中に蝋燭ではなく、電球を入れたりすることも多いです。※上は行灯(あんどん)の写真似ている照明具に「行灯(あんどん)」がありますが、これはもともと持ち運ぶためのものであったため、「行灯」という字が当てられていました。ですがその後に持ち運びやすいように進化した「提灯(ちょうちん)」ができたので、行灯は”据置(すえおき)用”、提灯は”携行(けいこう)用”として使用されるようになりました。【蝶番】読み方:ちょうつがい蝶番は”開き戸・蓋(ふた)などを支え、自由に開閉できるように取り付ける金具。ヒンジのこと”の意味。【手斧】読み方:ちょうな(ておの)手斧は”大具道具のひとつで、主に片手で振る小型の斧(おの)のこと”の意味。薪(まき)の小割りや枝払いなど、普通の斧よりも細かい作業に用いられます。【猪口】読み方:ちょこ猪口は”酒を注(つ)いで飲む陶製の小さな器のこと”の意味。【衝立】読み方:ついたて衝立は”室内で立てて、仕切りや外からの目隠しにする家具のこと”の意味。【槌】読み方:つち槌は”物を打ち叩くのに用いられる工具のこと”の意味。槌の頭の部分または全部を鉄で作ったものを「金槌(かなづち)」、木製の槌のことを「木槌(きづち)」と言います。【葛籠(葛篭)】読み方:つづら葛籠(葛篭)は”葛藤(つづらふじ)の蔓(つる)で編んだ、衣服などを入れる蓋(ふた)付きの箱形の籠(かご)のこと”の意味。のちには竹や檜(ひのき)の薄板で編み、その上に紙を貼って漆(うるし)などを塗ったものも「葛籠(つづら)」と呼びます。【角笛】読み方:つのぶえ角笛は”動物の角(つの)で作った笛のこと”の意味。角笛は、牧童(ぼくどう)などが牛や羊を追うのに用いられます。牧童というのは、”牧場で家畜の世話をする者のこと”を意味します。【鍔(鐔)】読み方:つば※上は刀剣の鍔(鐔)の写真※上は釜の鍔(鐔)の写真※上は帽子の鍔(鐔)の写真鍔(鐔)は”刀剣の柄(つか)と刀身との間に挟み、柄を握る手を防護する金具のこと/釜(かま)の胴の周りに庇(ひさし)のように出ている部分のこと/帽子の周り、または前部に庇のように出ている部分のこと”の意味。【蕾】読み方:つぼみ蕾は”花が咲く前の、ふくらんだ状態のもの”の意味。【爪楊枝】読み方:つまようじ爪楊枝は”歯に挟まったものを取ったり、食べ物に刺したりするための小さい楊枝(ようじ)のこと”の意味。【氷柱】読み方:つらら氷柱は”軒(のき)などから滴(したた)る水滴が凍って、棒状に垂れ下がったもの”の意味。【鶴嘴】読み方:つるはし鶴嘴は”土砂・岩石などを掘り起こすときに用いる鉄製の工具のこと”の意味。鶴(つる)の嘴(くちばし)のように両端を尖(とが)らせ、それに木の柄(え)を付けたものになります。【釣瓶】読み方:つるべ釣瓶は”縄や竿(さお)の先につけて井戸の水を汲(く)み上げる桶(おけ)のこと”の意味。【天蚕糸】読み方:てぐす天蚕糸は”山繭(やままゆ)の幼虫の絹糸腺(けんしせん)から作った白色透明の糸のこと”の意味。山繭というのは、”鱗翅(りんし)目ヤママユガ科の蛾(が)のこと”を指します。【梃子】読み方:てこ※上は梃子の原理を利用したもの梃子は”棒の途中に置いた支点を中心に棒が自由に回転して、小さい力を大きい力に変える仕組み。また、それに用いる棒のこと”の意味。「梃子でも動かない」ということわざがありますが、これは”どんな手段を用いても、その場から絶対に動かないこと/(転じて)どんなことがあっても決意・信念を変えないこと”の意味になります。例えば「息子はお菓子を買ってもらうまで梃子でも動かないつもりだ」や「彼は一度決めたら梃子でも動かない人だ」のように用いられます。前者は”どんな手段を用いても、その場から絶対に動かないこと”の意味で、後者は”どんなことがあっても決意・信念を変えないこと”の意味で使用しています。【手錠】読み方:てじょう手錠は”罪人の手首にはめて腕の自由を奪う、錠(じょう)のついた鉄製の輪のこと”の意味。【天蓋】読み方:てんがい※上は天蓋(後者の意味)の写真天蓋は”仏像などの上にかざす笠状の装飾物のこと/祭壇やベッドなどの上に付けた覆いのこと”の意味。【天井】読み方:てんじょう天井は”部屋上部の仕切りのこと”の意味。【天袋】読み方:てんぶくろ天袋は”押し入れや違い棚(ちがいだな)の上部に設けた戸棚のこと”の意味。【伝馬船】読み方:てんません伝馬船は”木造の小型和船(わせん)のこと”の意味。伝馬船は、本船と岸との間を往復して、荷物などの積み下ろしを行うために用いられます。【投網】読み方:とあみ投網は”円錐(えんすい)形の網の上部に手綱(たづな)、下部に重りを付け、船上などから水面に投げ広げ、被せて引き上げる漁法。また、その網のこと”の意味。投網は、主に浅い場所で行われます。【樋】読み方:とい樋は”屋根を流れる雨水を受けて、地上に流すための装置のこと”の意味。軒に横に渡して取りつける樋のことを「軒樋(のきどい)」、軒樋を通った水を下に落とすため、縦に渡した樋のことを「竪樋(たてどい)」と呼びます。なので軒樋と竪樋というのは、「雨樋(あまどい)」を構成しているものになります。【砥石】読み方:といし砥石は”刃物などを研(と)ぐのに用いる石のこと”の意味。【灯籠】読み方:とうろう灯籠は”石や金属などで作られた、中にあかりをともす灯火用具のこと”の意味。【徳俵】読み方:とくだわら徳俵は”相撲(すもう)の土俵で、東西南北の中央に切れ目を作り、円の外側に一俵ずつずらして置いてある俵のこと”の意味。もともと相撲は外で行われていて、雨が降ると土俵上に水がたまったり、砂が泥になったりするため、”土俵上の水や泥を外に出す目的”で徳俵が作られました。【髑髏】読み方:どくろ(しゃれこうべ)髑髏は”風雨に晒(さら)され、まわりの肉が落ちてしまった頭の骨のこと”の意味。「しゃれこうべ」というのは、「どくろ」の別名です。【時計】読み方:とけい時計は”時刻を示し、時間を測る器械のこと”の意味。【徳利】読み方:とっくり徳利は”酒などを入れる陶製・金属製などの、細長くて口のすぼまった容器のこと”の意味。【土嚢】読み方:どのう土嚢は”土を入れた袋のこと”の意味。土嚢は、陣地や堤防を築くのに用いられます。【登坂車線】読み方:とはんしゃせん登坂車線は”道路の上り坂において、速度の遅くなる車両のために設けられている車線のこと”の意味。【銅鑼】読み方:ドラ銅鑼は”青銅・鉄などで作られた金属製の円盤を枠に吊(つ)り下げて、桴(ばち)で打ち鳴らす打楽器のひとつ”の意味。銅鑼は、合図などに用いられます。↓ナ行~【渚(汀)】読み方:なぎさ渚(汀)は”波の打ち寄せる所。波打ち際(ぎわ)のこと”の意味。【薙刀(長刀)】読み方:なぎなた薙刀(長刀)は”長い柄(え)の先に幅の広い反った刃を付けた武器のこと”の意味。【長押】読み方:なげし長押は”柱と柱を繋ぐための水平材で、鴨居(かもい)の上部に取り付けた建材のこと”の意味。長押はもともと構造材として使用されていましたが、「貫(ぬき)」が用いられるようになってから、長押は装飾材として用いられることも多くなりました。【鉈】読み方:なた鉈は”厚くて幅が広い刃に、短い柄(え)のついた片手持ちの刃物のこと”の意味。主に薪(まき)割りなどに用いられます。【納屋】読み方:なや納屋は”屋外に設けた物置用の小屋のこと”の意味。【鳴子】読み方:なるこ※上は鳴子(後者の意味)の写真鳴子は”田畑から鳥獣を追い払う道具のこと/よさこい祭りなどで手に持つ楽器のこと”の意味。鳥獣を追い払う道具としての鳴子は、数本の竹筒を板に並べて、縄に吊(つ)るして、遠くからその縄をひき鳴らし、その音で鳥獣が驚いて逃げていきます。【納戸】読み方:なんど納戸は”衣類・家財・道具類などをしまっておく部屋。屋内にある物置部屋のこと”の意味。【膠】読み方:にかわ膠は”獣・魚の骨・皮などを水で煮詰めて、その液を冷やして固めたもの”の意味。膠は接着剤・絵の具などに用いられます。【肉球】読み方:にくきゅう肉球は”犬や猫などの足の裏にある肉質の塊のこと”の意味。肉球は正式には「蹠球(しょきゅう)」と言いますが、肉球の一部を指す「掌球(しょうきゅう)」との混同を避けるために一般的に肉球と呼ばれています。肉球は皮膚が厚く進化したもので、プニプニと柔らかくクッションの働きをしていて、”衝撃や圧力から動物の足を守る役割”があります。クッションの役割の他にも、”獲物に接近する際に気付かれないように足音を消す役割”や、”熱さや冷たさが伝わりにくく、火傷(やけど)や凍傷から足を守る”といった役割があります。【仮漆】読み方:ニス仮漆は”ワニスの略(一般的には「ニス」と呼ぶことがほとんど)のこと”の意味。ワニスというのは、”樹脂を溶かした塗料で、顔料は含まず、光沢(こうたく)のある透明な薄膜を形成するもの”です。仮漆は木材の表面に塗ることでつやのある塗膜(とまく)を作ることができ、さらに塗膜を作ることで水分・空気などによる木材の劣化を防ぐ(防腐)効果もあります。【螺子(捻子・捩子)】読み方:ねじ※上は螺子(前者の意味)の写真※上は螺子(後者の意味)のイラスト螺子(捻子・捩子)は”物を締め付けるための螺旋(らせん)状の溝(みぞ)のある用具のこと/発条(ぜんまい)を巻く装置のこと”の意味。前者の意味の螺子は、棒状のものの側面に溝のある「雄螺子(おねじ)」と、これにはめるものの「雌螺子(めねじ)」から構成されています。後者の意味の発条というのは”弾性(だんせい)に富む鋼などを薄く細長くして、渦巻状に巻いたもの”で、螺子を巻き締めて、その戻ろうとする力を動力として利用します。弾性というのは、”物体に外から力を加えると変形し、その力を取り除けば元の形に戻ろうとする性質のこと”です。この元に戻ろうとする性質を利用して、時計や玩具(おもちゃ)などの動力にしています。【軒】読み方:のき軒は”屋根の下端で、建物の壁面より外に出ている部分のこと”の意味。似ているものに庇(ひさし)がありますが、庇は”建物の窓・出入口・縁側(えんがわ)などの上部に出ている小屋根のこと”を指します。ちなみに縁側は、庇だけでなく軒を屋根代わりにしているものも多いため覚えておきましょう。【鋸】読み方:のこぎり鋸は”木材などを切るのに用いる工具のこと”の意味。薄い鋼板(こうはん)の縁(ふち)に多くの歯をつけ、それに柄(え)をつけた工具になります。ちなみに鋸は、押すときに力を抜いて、引くときに力を入れるのが正しい使い方です。【熨斗】読み方:のし熨斗は”喜び祝う気持ちを表すために、贈答品(ぞうとうひん)に添えるもの”の意味。熨斗は”四角い色紙を細長い六角形に折ったもののこと”を呼び、熨斗が書かれた(印刷された)紙のことを「熨斗紙(のしがみ)」と呼びます。ですので贈り物に熨斗を付けて贈るというよりは、熨斗が印刷された熨斗紙を贈り物に付けて贈る、といった方が正しいです。ちなみにお祝いに金銭を贈るときは、「熨斗袋(のしぶくろ)」と呼ばれる”熨斗が印刷された紙の袋”の中に金銭を入れて贈るのが一般的です。※上は熨斗袋の写真なのでお祝い事で金銭以外の贈り物であれば「熨斗紙」を添えて贈り、金銭を贈るのであれば「熨斗袋」の中に金銭を入れて贈りましょう。【鑿】読み方:のみ鑿は”木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るための工具のこと”の意味。似ているものに鏨(たがね)がありますが、鑿(のみ)は木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るために用いられ、鏨(たがね)は主に金属・石材を削ったり切ったりするために用いられます。鑿(のみ)は刃が鋭く、鏨(たがね)の先端は鑿(のみ)ほど鋭利ではなく、鈍(にぶ)く作られています。【暖簾】読み方:のれん暖簾は”店先に垂らす店名を記した布のこと/部屋の入り口や仕切りに垂らす布のこと/店の信用・格式のこと”の意味。”店の信用・格式のこと”は例えば、「店の暖簾を守るために尽力する」のように用いられます。【狼煙(烽火)】読み方:のろし狼煙(烽火)は”昔、戦争や事件を知らせるために合図として上げた煙のこと/事を起こすための合図や信号のこと”の意味。狼煙は煙だけでなく、夜間などで煙が見えにくい場合には火そのものが使われます。ちなみに狼煙は字の通り「狼(おおかみ)の煙」と書きますが、昔の中国では狼の糞(ふん)を燃やして煙を上げていたそうです。これが「狼煙」という字になった由来とされています。↓ハ行~【袴】読み方:はかま袴は”和服で、着物を着た上からつけて、腰から下を覆(おお)う襞(ひだ)のある緩やかな衣服のこと”の意味。【刷毛】読み方:はけ刷毛は”動物の毛などを束ねて柄(え)を付けたもの”の意味。刷毛はちりを払い落としたり、塗料などを塗ったりするのに使われます。刷毛の毛は主に豚・山羊(やぎ)・人の毛・アクリル樹脂などが使われ、柄の部分には主に木・プラスチックなどが使用されています。【馬穴】読み方:バケツ馬穴は”金属やプラスチックなどで作った、水などを汲(く)んだり運んだりする桶(おけ)形の容器のこと”の意味。【羽子板】読み方:はごいた羽子板は”羽根(羽子とも呼ぶ)をつくための柄(え)のある長方形の板のこと”の意味。羽子板の片面には絵を描いたり、押し絵を付けたりします。羽根(羽子)というのは、”ムクロジ(木の名称)の種に穴を開け、鳥の小羽を数枚差し込んだもの”です。”羽子板で羽根をついて遊ぶこと。また、その遊びのこと”を「羽根突き(はねつき)」と言います。羽根突きにおける主な遊び方は2つで、1つの羽根を2人以上で突く「追羽根(おいばね)」、数をかぞえながら1人で羽根を突く「揚羽根(あげばね)」があります。【羽衣】読み方:はごろも羽衣は”天人が着て空を飛ぶという、鳥の羽で作られている薄くて軽い伝説上の布のこと”の意味。【端材】読み方:はざい端材は”木材などを切り出したときに生じる、余分な切れ端(はし)。半端な材料のこと”の意味。【鋏】読み方:はさみ鋏は”2枚の刃で挟むようにして物を切る道具のこと”の意味。【艀】読み方:はしけ艀は”底が浅く平らになっていて、重い荷物などを運ぶために用いられる船舶のこと”の意味。艀の多くにはエンジンが積まれていないため自走することができず、タグボートにより牽引(けんいん)されながら航行します。【梯子】読み方:はしご梯子は”高い所へ登るための道具のこと/梯子酒(はしござけ)の略のこと”の意味。梯子酒というのは、”次から次へと場所を変えて酒を飲み歩くこと”を指します。【法被】読み方:はっぴ法被は”職人などが着用する印半纏(しるしばんてん)のこと”の意味。印半纏というのは”襟(えり)・背などに屋号・氏名などを染めだした半纏(はんてん)のこと”で、法被は祭りなどの際に着用されていることも多いです。【波止場】読み方:はとば波止場は”港で陸から海へ細長く突き出した築造物のこと”の意味。波止場は、波をよけ、船をつなぎ、船客の乗降や荷物のあげおろしなどに使用されます。【鼻緒】読み方:はなお鼻緒は”下駄(げた)・草履(ぞうり)などの、足の指で挟む部分。また、履物(はきもの)の緒(お)の全体のこと”の意味。【埴輪】読み方:はにわ埴輪は”古墳時代、古墳の周囲に埋めた素焼きの焼き物のこと”の意味。人・動物・家など、様々な形をした埴輪が存在します。【飯盒】読み方:はんごう飯盒は”底の深い、炊飯(すいはん)もできる弁当箱のこと”の意味。主にアルミニウム製で、もともとは軍隊用に作られましたが、現在ではキャンプなどによく用いられます。【干潟】読み方:ひがた干潟は”海岸で潮(しお)が引いて、現れるところのこと”の意味。潮干狩りは干潟で行われ、春の大潮(おおしお)のときが最適とされています。【抽斗】読み方:ひきだし抽斗は”机や箪笥(たんす)などに物を入れるように取り付けた、抜き差しのできる箱のこと”の意味。【魚籠】読み方:びく魚籠は”獲(と)った魚を入れる籠(かご)のこと”の意味。【庇】読み方:ひさし庇は”建物の窓・出入口・縁側(えんがわ)などの上部に出ている小屋根のこと”の意味。似ているものに軒(のき)がありますが、軒は”屋根の下端で、建物の壁面より外に出ている部分のこと”を指します。ちなみに縁側は、庇だけでなく軒(のき)を屋根代わりにしているものも多いため覚えておきましょう。【柄杓】読み方:ひしゃく柄杓は”器状の容器に長い柄(え)を付けた、水などを汲(く)む道具のこと”の意味。【櫃】読み方:ひつ櫃は”蓋(ふた)が上に向かって開く大形の箱のこと/(御櫃(おひつ)の形で)飯を入れる器のこと”の意味。【棺】読み方:ひつぎ棺は”死体を納めて葬(ほうむ)る木製の箱のこと”の意味。【火鉢】読み方:ひばち火鉢は”炭を入れた上に炭火を置いて、手や室内を温める道具のこと”の意味。【屏風】読み方:びょうぶ屏風は”部屋に立てて風を遮(さえぎ)り、仕切りや装飾に用いる家具のこと”の意味。縦長の木の枠の上に紙や布を貼ったものを、2枚(または4枚、6枚)繋ぎ合わせ、折り畳めるようにしたものです。表面に絵などが描かれている場合が多いです。【鞴(吹子)】読み方:ふいご鞴(吹子)は”火をおこしたり強めたりするのに用いる送風装置のこと”の意味。鞴は鍛冶屋(かじや)などが金属の精錬・加工に使用し、箱の中のピストンを手や足で動かして風を送ります。【布巾】読み方:ふきん布巾は”食器類を拭く布のこと”の意味。【袱紗】読み方:ふくさ※上はポケット型の袱紗の写真袱紗は”絹・縮緬(ちりめん)などで作られ、ご祝儀や香典などを包むための方形の布のこと”の意味。もともとは一枚布でできていましたが、現在ではポケット型になっている二つ折りタイプも多く、ご祝儀や香典だけでなく小物入れとしても用いられます。【不織布】読み方:ふしょくふ不織布は”糸の形態を経(へ)ずに、繊維を合成樹脂その他の接着剤で接合して布状にしたもの”の意味。不織布は、弾性(だんせい)・強度・通気性に優れています。【襖】読み方:ふすま襖は”木で骨組みを作り、その両面に紙または布を張った建具(たてぐ)のこと”の意味。引き戸の一種で、部屋と部屋の仕切りや、押入れ(おしいれ)などに用いられます。【文机】読み方:ふづくえ(ふみづくえ)文机は”読み書きをする机のこと”の意味。【布団(蒲団)】読み方:ふとん布団(蒲団)は”布で作った袋の中に、綿や羽毛などを入れたもの”の意味。【文箱】読み方:ふばこ(ふみばこ)文箱は”手紙などを入れておく手箱(てばこ)。また、手紙を入れて先方に届けるために持ち歩いた箱のこと”の意味。【麓】読み方:ふもと麓は”山の下あたりの部分。山の裾(すそ)のこと”の意味。【篩】読み方:ふるい篩は”円形の枠の底に網(あみ)を張った道具のこと”の意味。粉または粒状のものを中に入れて、振り動かすことによって細かいものと粗いものを分けるために用いられます。「篩に掛ける」という慣用句がありますが、これは粒または粒状のものを篩を使って分けることから、”多くの中から良いものだけを選別すること”の意味となっています。例えば「希望者が多いため、試験で篩に掛けて優秀な者を選別する」や「ここに置いているのは、篩に掛けられた良い商品になります」のように用いられます。【文鎮】読み方:ぶんちん文鎮は”紙や書類が風などで飛んだり動いたりしないように、重しとして載せる文房具のこと”の意味。金属・玉石(ぎょくせき)などの材料で作られ、形状も様々で、一般的には習字で使われることが多いです。【分銅】読み方:ふんどう分銅は”秤(はかり)で重さを量るとき、標準とする金属のおもりのこと”の意味。【褌】読み方:ふんどし褌は”男子が陰部を覆(おお)い隠すために用いる布。また、相撲(すもう)のまわしのこと”の意味。「人の褌で相撲を取る」ということわざがありますが、これは相撲を取るには褌がなければいけないが、自分の褌がないからと他の人の褌を身に付けて土俵に上がったことからきていて、”他人の物を利用して自分の役に立てること”の意味になります。例えば「彼のアイデアのおかげで成功したのに、それをすべて自分の実力だと思っているなんて、人の褌で相撲を取ったようなもんだよ」のように用いられます。【貝独楽】読み方:べいごま貝独楽は”巻き貝であるバイの殻(から)に、鉛を溶かしてそれを詰めて作った独楽。また、これを真似て鉄や鉛などで作った独楽のこと”の意味。本体にひもを巻きつけて、その巻きつけたひもを一気に引いて台の上に投げ入れます。複数人が貝独楽を一気に台の上に投げ入れ、台の上で最も長く回転していたものが勝ち(他の貝独楽に台から弾き出されたら負け)になります。【兵児帯】読み方:へこおび兵児帯は”男性または子供が締めるしごき帯のこと”の意味。もともとは薩摩(さつま)の兵児(へこ)が、普段使いとして締めていた帯ということが兵児帯の名称の由来とされています。兵児というのは”15歳以上、25歳以下の青年のこと”を言います。ただ現在では女性用の兵児帯もあるので、「兵児帯=男性または子供用」というわけではないので覚えておきましょう。【舳先(舳)】読み方:へさき舳先(舳)は”船の先端部分のこと”の意味。【箆(篦)】読み方:へら箆(篦)は”竹・木・金属などを細長く平らに削って作られる道具のこと”の意味。※上はゴム箆(ごむべら)の写真箆は粘り気のあるものを混ぜたり、それを何かに塗ったりするときに用いられ、お菓子作りや料理の場面ではゴム・シリコン製の箆が使われることも多いです。【箒(帚)】読み方:ほうき箒(帚)は”ちりやごみなどをはく掃除(そうじ)道具のこと”の意味。【硼砂】読み方:ほうしゃ硼砂は”硼酸(ほうさん)ナトリウムの白色の結晶のこと”の意味。白色の脆(もろ)い柱状結晶で、天然・人工のどちらでも存在しますが、日本で産出されることはほとんどありません。天然だと塩湖が乾燥した跡地で産出されることが多く、人工的には硼酸に炭酸ナトリウムを加えて中和して産出します。【墨汁】読み方:ぼくじゅう墨汁は”墨(すみ)をすった黒い液のこと。特に、すぐに使えるように製造された墨色の液のこと”の意味。【埃】読み方:ほこり埃は”物の上にたまったり、空中に飛び散ったりする細かいちりのこと”の意味。【釦(鈕)】読み方:ボタン※上は釦(前者の意味)の写真※上は釦(後者の意味)の写真釦(鈕)は”衣類の合わせ目の片方につけ、もう片方の穴にはめて合わせ目を留めるもの/指で押して機械などを作動・停止させるための突起状のもの”の意味。【木履】読み方:ぽっくり木履は”女性用の駒下駄(こまげた)のひとつで、厚い台の底をくりぬき、後ろを丸く、前部を前のめりにし、漆(うるし)を塗ったもののこと”の意味。【畔】読み方:ほとり畔は”海や川・池などの水際(みずぎわ)のこと/その付近。近辺のこと”の意味。後者の意味は例えば、「道の畔を歩いていたときの出来事だ」や「私は焚火(たきび)の畔に座った」のように用いられます。【梵天】読み方:ぼんてん梵天は”耳かきの匙(さじ)の反対側にある、綿毛のような白い羽毛がついた部分のこと”の意味。梵天は、耳かきをしたあとの細かい耳垢(みみあか)を取るためにあります。耳かきをしたあとは、取りきれない細かい耳垢が耳の中に落ちているため、梵天を使ってからめとるように細かい耳垢を取ります。【雪洞】読み方:ぼんぼり雪洞は”小さな行灯(あんどん)のこと”の意味。行灯というのは”木や竹の枠に紙を貼り、中に油皿を入れて火を灯す照明具のこと”で、現在では中に火を灯すのではなく、電球を入れたりすることも多いです。↓マ行~【勾玉】読み方:まがたま勾玉は”古代、日本で装身具に使われていた、湾曲(わんきょく)した玉のこと”の意味。勾玉の材料には、瑪瑙(めのう)・翡翠(ひすい)・水晶などの鉱物が使用されていました。【薪】読み方:まき薪は”燃料にするために適当な大きさに切り割って乾燥させた木のこと”の意味。薪が直接地面に触れないようにし、雨に当たらない風通しの良い場所に積んで乾燥させます。【鉞】読み方:まさかり※上は鉞(まさかり)の写真鉞は”伐採(ばっさい)用の大形の斧(おの)のこと”の意味。つまり鉞というのは、斧の種類の中のひとつになります。※上は斧(おの)の写真一般的な斧は上の写真のような形で、斧というのは”木を叩き切ったり、割ったりする道具のこと”です。その形状から、鉞は木の枝を落としたり細い木を割るのに使われることが多く、斧は薪(まき)を叩き割るなど比較的大きめの木を割るのに使われることが多いです。【桝席(升席)】読み方:ますせき桝席(升席)は”劇場・相撲場(すもうば)などで、四角形に仕切った観客席のこと”の意味。一桝(ひとます)の定員は4人ほどで仕切られていることが多いです。【燐寸】読み方:マッチ燐寸は”軸木(じくぎ)の先に発火剤をつけた、摩擦によって火をつける道具のこと”の意味。軸木の先の発火剤には「塩素酸カリウム・二酸化マンガン・硫黄など”が使われ、容器などには”赤燐(せきりん)・流化アンチモンなど」が塗布されています。発火剤(軸木の先につける方)に赤燐・黄燐(おうりん)が用いられている燐寸もありますが、粗面ならどこにこすりつけても発火してしまうため、現在は製造が禁止されています。【松脂】読み方:まつやに松脂は”松の木の幹(みき)から分泌される樹脂のこと”の意味。松脂は、粘り気と芳香がある淡黄色の樹脂で、固化すると脆(もろ)いガラス状になります。【俎板(俎・真魚板)】読み方:まないた俎板(俎・真魚板)は”食材を料理するのに用いる板のこと”の意味。【眉墨(黛)】読み方:まゆずみ眉墨(黛)は”眉を描く墨(すみ)。アイブロウのこと”の意味。【万華鏡】読み方:まんげきょう※上は万華鏡を覗いたときの模様万華鏡は”円筒の中に3枚の長方形の鏡を三角に組み合わせ、色紙などの小片を入れ、回しながら覗(のぞ)いて模様の変化を楽しむ玩具(おもちゃ)のこと”の意味。【万灯】読み方:まんどう万灯は”木の枠に紙を貼って、中に火を灯し、長い柄(え)で高く上げて持つもの”の意味。現在では中に火を灯すのではなく、電球を入れたりすることも多いです。【万力】読み方:まんりき万力は”工作物を挟み、締めつけて固定する工具のこと”の意味。【木乃伊】読み方:ミイラ木乃伊は”人間または動物の死体が永(なが)く原形に近い形をとどめているもの”の意味。永くというのは、「永久」に近い意味で使われます。【神輿】読み方:みこし神輿は”祭礼のときに担ぐ、神霊を安置した輿(こし)のこと”の意味。輿というのは、”屋形(やかた)の下に担ぐための2本の長い棒を付けた乗り物のこと”です。【岬】読み方:みさき岬は”海または湖に向かって突き出した陸地の端のこと”の意味。【水瓶】読み方:みずがめ水瓶は”飲み水などを蓄えておくための瓶(かめ)のこと”の意味。瓶(かめ)というのは、”水・酒などを入れる、口が広く底の深い陶磁器のことのこと”を指します。【明朝体】読み方:みんちょうたい明朝体は”漢字の書体のひとつ”の意味。明朝体は書籍・雑誌・新聞などで用いられる基本的な書体で、縦線が太くて、横線が細いという特徴があります。中国の明朝(みんちょう)の時代に伝来したことからこの名称が付けられています。【筵(莚・蓆・席)】読み方:むしろ筵(莚・蓆・席)は”藺(い)・蒲(がま)・藁(わら)・竹などを編んで作った敷物のこと”の意味。【鞭】読み方:むち鞭は”馬・牛などを打って進ませるための革・竹などで作った細長いもの”の意味。【眼鏡】読み方:めがね(がんきょう)眼鏡は”視力の調整や目を保護するための器具のこと”の意味。「がんきょう」というのは、「めがね」の別名です。【鍍金】読み方:めっき鍍金は”金属または非金属の表面を、他の金属の薄い膜で覆うこと。また、そのようにしたもの”の意味。鍍金は、装飾・防食(金属の腐食を防ぐ)などの目的で行われます。【毛筆】読み方:もうひつ毛筆は”動物の毛で作られた筆のこと。また、その筆で書くこと”の意味。【籾】読み方:もみ※上は籾の写真籾は”脱穀(だっこく)の後の、外皮に包まれたままの米のこと/籾殻(もみがら)の略のこと”の意味。一般的には”脱穀の後の、外皮(籾殻)に包まれたままの米のこと”を指すことが多いです。脱穀の後に籾摺(もみす)りし、外皮(籾殻)を取り除いたものを「玄米(げんまい)」と呼びます。【銛】読み方:もり銛は”投げたり突いたりして、魚を刺して捕らえる漁具(ぎょぐ)のこと”の意味。【門扉】読み方:もんぴ門扉は”門の扉のこと”の意味。【紋服】読み方:もんぷく紋服は”紋(もん)をつけた和服のこと”の意味。紋というのは、”代々その家に伝わる家のしるしのこと”を指します。↓ヤ行~【屋形船】読み方:やかたぶね屋形船は”屋形(やかた)と、その下に座敷(ざしき)が設けられた船のこと”の意味。屋形というのは”船などの上に設けた屋根形の部分のこと”で、屋形船は川や海辺での遊覧、宴会や食事などに利用されます。【薬缶】読み方:やかん薬缶は”銅・アルミニウムなどから作られている、湯を沸かすのに用いる容器のこと”の意味。【櫓】読み方:やぐら※上は櫓(高楼)の写真※上は物見櫓の写真櫓は”城門や城壁の上に設けた高楼(こうろう)のこと/遠くを見るために材木などを高く組んで造った構築物。物見櫓(ものみやぐら)のこと”の意味。高楼というのは”高く造った建物のこと”で、前者の櫓(高楼)は敵情視察や射撃のために設けられます。【鏃(矢尻)】読み方:やじり鏃(矢尻)は”矢の先端に付ける、射当てたときに突き刺さる尖(とが)った部分のこと”の意味。【鑢】読み方:やすり鑢は”棒状や板状で、表面に細かな刻みのある鋼鉄製の工具のこと”の意味。工作物の表面を平らに削ったり、角(かど)を落としたりするのに用いられます。”厚手の紙や布に、金剛砂(こんごうしゃ)やガラス粉を塗りつけたもの”を「紙鑢(かみやすり)」と呼び、紙鑢のことも含めて鑢ということがあります。【屋台】読み方:やたい屋台は”移動できるようにした屋根付きの店のこと”の意味。自動車を改造して店にしているようなものも含まれます。屋台は祭り・行事のときなどでよく見かけ、飲食物や玩具(おもちゃ)などを売っています。【浴衣】読み方:ゆかた浴衣は”入浴後や夏に着る、木綿(もめん)で作った単衣(ひとえ)の着物のこと”の意味。単衣というのは”季節の変わり目(6月・9月)によく着られる着物”で、着物の生地が1枚だけで作られているものを言います。着物の生地が2枚で作られているものを「袷(あわせ)」と呼び、袷の着物は生地が2枚で作られていることから暖かく、6月~9月の時期だと暑いため着ることはほとんどありません。暑い時期には、涼しい単衣(生地が1枚だけ)の着物を着ることが多いです。【雪達磨】読み方:ゆきだるま雪達磨は”雪を丸めたものを2つ重ね、小石や木の枝などで目・鼻・口を付けたもの”の意味。【湯湯婆】読み方:ゆたんぽ湯湯婆は”暖房器具のひとつ”の意味。金属・陶器(とうき)製で、中にお湯を入れて寝床や足を温めるために用いられます。【葦簀】読み方:よしず※上は葦簀の写真葦簀は”葦(あし)の茎(くき)を並べて糸で編んだもの”の意味。葦簀は、日除けや目隠しなどの目的で用いられます。「葦(あし)」は別名で「葦(よし)」と呼ばれ、葦(よし)の茎を編んで作った簀(す)であることから「葦簀(よしず)」と名付けられました。簀というのは、”割り竹や葦(あし)などを粗く編んだもの”を指します。ちなみに葦簀と混同されがちなものに「簾(すだれ)」がありますが、これらの違いは”立て掛けるもの”なのか”上から垂らすもの”なのかです。※上は簾の写真葦簀は比較的大きなサイズで立て掛けて使い、簾の場合は上から垂らして使用します。(簾は、日除けや部屋の仕切りなどの目的で用いられます)【寄席】読み方:よせ寄席は”講談・落語・漫才などを興行(こうぎょう)する場所のこと”の意味。興行というのは、”料金を取ってお客さんに催し物を観覧してもらうこと”を言います。寄席は、漫才などを興行するための場所を指している言葉であって、ひとつひとつの席のことを指しているわけではないので覚えておきましょう。【鎧】読み方:よろい鎧は”身に着けて体を防護する武具のこと”の意味。↓ラ行~【欄干】読み方:らんかん欄干は”橋・階段などの縁(ふち)に、人が落ちるのを防いだり、装飾したりするのを目的として柵(さく)状に設置されたもの”の意味。【洋灯】読み方:ランプ洋灯は”石油を燃料とする照明具のこと”の意味。石油を入れた器に火を灯す芯(しん)をさし、その周りをガラス製の筒(つつ)で覆ったものを指します。【坩堝】読み方:るつぼ坩堝は”金属を強く熱して溶かすのに用いる筒形(つつがた)の深い容器のこと”の意味。【煉瓦】読み方:レンガ煉瓦は”粘土に砂・石灰などを混ぜて練り、長方体などに成型し、乾燥して窯(かま)で焼いたもの”の意味。【蝋燭】読み方:ろうそく蝋燭は”縒(よ)り糸や紙縒(こよ)りを芯(しん)として、その周りに蝋(ろう)やパラフィンを付け固めて円柱状に作ったもの”の意味。蝋というのは”脂肪酸とアルコールからなるエステル(酸とアルコールから生じる、水に溶けない化合物)のこと”で、熱に溶けやすく燃えやすい性質を持っています。パラフィンというのは”石油から分離された白色不透明の固体のこと”で、蝋燭の他に燐寸(マッチ)・クレヨンなどの原料として用いられます。パラフィンは、和名で「石蝋(せきろう)」と呼ばれます。【楼門】読み方:ろうもん楼門は”2階作りの門で、上部に屋根を持つもの”の意味。【緑青】読み方:ろくしょう緑青は”銅または銅合金の表面に生じる緑色の錆(さび)のこと”の意味。【肋木】読み方:ろくぼく肋木は”体操用具のひとつで、縦木に多くの横木を肋骨(ろっこつ)状に固定したもの”の意味。【轆轤】読み方:ろくろ轆轤は”回転式の装置で、円形の陶磁器を成形するときに用いる台のこと”の意味。台の上に粘土などを乗せ、台を回しながら粘土に指などを当てることで形を作っていきます。手で台を回すものや、台の下にある部分を足で蹴って回すものなどがあります。↓ワ行~【和琴】読み方:わごん和琴は”日本の弦楽器ひとつ”の意味。桐(きり)製の台に6本の弦を張った日本古来の琴(こと)で、右手に持った「琴軋(ことさき)」と呼ばれる撥(ばち)と左手の指で弾いて演奏します。【業物】読み方:わざもの業物は”名工が鍛えた、切れ味の良い刀剣のこと”の意味。【轍】読み方:わだち轍は”車が通ったあとに残る、車輪の跡のこと”の意味。「同じ轍(てつ)を踏む」という慣用句がありますが、これは前の車の車輪の跡にはまって転倒してしまうことから、”前の人と同じ失敗を繰り返すこと”の意味で用いられます。(単に「轍(てつ)を踏む」とだけ言うこともあります)例えば「おれと同じ轍を踏むのだけはやめてくれ」や「同じ轍を踏む可能性は十分にある」のように用いられます。【湾岸】読み方:わんがん湾岸は”湾の沿岸のこと”の意味。湾というのは”海が陸地に入り込んでいる所のこと”で、沿岸というのは”海・川・湖などに沿(そ)った陸地。また、海・川・湖などの陸地に沿った部分のこと”を指します。【腕章】読み方:わんしょう腕章は”目印として腕に巻いたり付けたりする布などのこと”の意味。道具・身近なモノの難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【行灯(行燈)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数ある場合は、一般的に読まれることが多い読み方を優先し、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記しています。例 【風車】 読み方:かざぐるま、ふうしゃ (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)漢字読み方備考欄足枷あしかせ畦道あぜみち鐙あぶみ行灯(行燈)あんどん庵(廬)いおり筏いかだ鋳型いがた錨(碇)いかり生け簀(生簀)いけす衣桁いこう漁火いさりび椅子いす疣いぼ鋳物いもの甍いらか刺青いれずみ(しせい)「いれずみ」は”入れ墨”と表記されることが多い囲炉裏いろり岩室いわむろ臼うす団扇うちわ畝(畦)うね畦は「あぜ」と読むことがほとんど産衣うぶぎ産毛うぶげ雲母うんも(きらら)「きらら」は、「うんも」の別名烏帽子えぼし襟えり縁石えんせき縁台えんだい大鋸屑おがくず桶おけ白粉おしろい御虎子おまる重石おもし玩具おもちゃ(がんぐ)自鳴琴オルゴール(じめいきん)「じめいきん」は、「オルゴール」の別名音叉おんさ櫂かい碍子がいし外套がいとう懐炉かいろ案山子(鹿驚)かかし篝かがり垣根かきね額縁がくぶち画材がざい風車かざぐるま、ふうしゃ「かざぐるま」と「ふうしゃ」で意味が異なる瘡蓋(痂)かさぶた風見鶏かざみどり瓦斯ガス鎹かすがい絣(飛白)かすり帷子かたびら滑車かっしゃ合羽かっぱ割烹着かっぽうぎ鬘かつら門松かどまつ鼎かなえ曲尺(矩尺)かねじゃく鞄かばん黴カビ画鋲がびょう兜かぶと釜かま蝦蟇口がまぐち竈かまど裃かみしも剃刀かみそり蚊帳かや唐獅子からじし硝子ガラス歌留多(骨牌)かるた枯山水かれさんすい画廊がろう簪かんざし鉗子かんし橇かんじき、そり「かんじき」と「そり」で意味が異なる岩礁がんしょう鉋かんな閂かんぬき甲板かんぱん甘味処かんみどころ(あまみどころ)生糸きいと煙管きせる(えんかん)「きせる」と「えんかん」で意味が少し異なる牛車ぎっしゃ衣笠(絹傘)きぬがさ杵きね脚立きゃたつ脚絆きゃはん急須きゅうす経木きょうぎ香車きょうしゃ錐きり巾着きんちゃく楔くさび櫛くし薬玉くすだま嘴(喙・觜)くちばし靴くつ沓石くついし轡くつわ鞍くら曲輪(郭・廓)くるわ鍬くわ懸魚げぎょ袈裟けさ下駄げた玄翁(玄能)げんのう碁石ごいし鯉幟こいのぼり格子こうし香典こうでん格天井ごうてんじょう行李こうり炬燵(火燵)こたつ小鼓こつづみ小包こづつみ鏝こて籠手(小手・篭手)こて瘤こぶ独楽こま塵箱(芥箱)ごみばこ紙縒り(紙縒)こより混凝土コンクリート賽子(骰子)サイコロ菜箸さいばし財布さいふ酒蔵さかぐら「しゅぞう」は”酒造”と表記されるため注意盃(杯)さかずき酒樽さかだる匙さじ桟敷さじき刺子さしこ砂州(砂洲)さす刺股さすまた早苗さなえ錆さび座布団ざぶとん作務衣さむえ鞘さや笊ざる三叉路さんさろ三線さんしん桟橋さんばし栞(枝折)しおり枝折戸しおりど敷居(閾)しきい鹿威しししおどし雫(滴)しずく竹刀しない鎬しのぎ芝生しばふ注連縄しめなわ赤銅しゃくどう車窓しゃそう鯱(鯱鉾)しゃちほこ鯱は「しゃち」と読むこともできる三味線しゃみせん杓文字しゃもじ砂利じゃり絨毯じゅうたん十二単じゅうにひとえ数珠じゅず襦袢じゅばん背負子しょいこ定規じょうぎ漏斗じょうご(ろうと)障子しょうじ装束しょうぞく如雨露じょうろ燭台しょくだい寝具しんぐ真珠しんじゅ真鍮しんちゅう水筒すいとう鋤すき頭巾ずきん双六すごろく生絹すずし(きぎぬ)硯すずり裾すそ簾すだれ磨硝子すりガラス擂粉木すりこぎ擂鉢すりばち寸胴ずんどう正鵠せいこく生石灰せいせっかい「しょうせっかい」は”消石灰”と表記されるため注意歳暮せいぼ井目せいもく蒸籠せいろ(せいろう)石鹸せっけん雪駄せった雪隠せっちん雪庇せっぴ千社札せんじゃふだ扇子せんす発条ぜんまい(ばね)「ぜんまい」と「ばね」で意味が少し異なる雑巾ぞうきん象牙ぞうげ草履ぞうり粗品そしな袖そで算盤そろばん松明たいまつ箍たが鏨(鑽)たがね凧たこ胼胝(胝)たこ山車だし襷たすき三和土たたき太刀たち鬣たてがみ炭団たどん煙草たばこ足袋たび袂たもと盥たらい達磨だるま束子たわし短冊たんざく楽車だんじり箪笥たんす卓袱台ちゃぶだい手水鉢ちょうずばち提灯ちょうちん蝶番ちょうつがい手斧ちょうな(ておの)猪口ちょこ衝立ついたて槌つち葛籠(葛篭)つづら角笛つのぶえ鍔(鐔)つば蕾つぼみ爪楊枝つまようじ氷柱つらら鶴嘴つるはし釣瓶つるべ天蚕糸てぐす梃子てこ手錠てじょう天蓋てんがい天井てんじょう天袋てんぶくろ伝馬船てんません投網とあみ樋とい砥石といし灯籠とうろう徳俵とくだわら髑髏どくろ(しゃれこうべ)「しゃれこうべ」は、「どくろ」の別名時計とけい徳利とっくり土嚢どのう登坂車線とはんしゃせん銅鑼ドラ渚(汀)なぎさ薙刀(長刀)なぎなた長押なげし鉈なた納屋なや鳴子なるこ納戸なんど膠にかわ肉球にくきゅう仮漆ニス螺子(捻子・捩子)ねじ軒のき鋸のこぎり熨斗のし鑿のみ暖簾のれん狼煙(烽火)のろし袴はかま刷毛はけ馬穴バケツ羽子板はごいた羽衣はごろも端材はざい鋏はさみ艀はしけ梯子はしご法被はっぴ波止場はとば鼻緒はなお埴輪はにわ飯盒はんごう干潟ひがた抽斗ひきだし魚籠びく庇ひさし柄杓ひしゃく櫃ひつ棺ひつぎ火鉢ひばち屏風びょうぶ鞴(吹子)ふいご布巾ふきん袱紗ふくさ不織布ふしょくふ襖ふすま文机ふづくえ(ふみづくえ)布団(蒲団)ふとん文箱ふばこ(ふみばこ)麓ふもと篩ふるい文鎮ぶんちん分銅ふんどう褌ふんどし貝独楽べいごま兵児帯へこおび舳先(舳)へさき箆(篦)へら箒(帚)ほうき硼砂ほうしゃ墨汁ぼくじゅう埃ほこり釦(鈕)ボタン木履ぽっくり畔ほとり梵天ぼんてん雪洞ぼんぼり勾玉まがたま薪まき鉞まさかり桝席(升席)ますせき燐寸マッチ松脂まつやに俎板(俎・真魚板)まないた眉墨(黛)まゆずみ万華鏡まんげきょう万灯まんどう万力まんりき木乃伊ミイラ神輿みこし岬みさき水瓶みずがめ明朝体みんちょうたい筵(莚・蓆・席)むしろ鞭むち眼鏡めがね(がんきょう)「がんきょう」は、「めがね」の別名鍍金めっき毛筆もうひつ籾もみ銛もり門扉もんぴ紋服もんぷく屋形船やかたぶね薬缶やかん櫓やぐら鏃(矢尻)やじり鑢やすり屋台やたい浴衣ゆかた雪達磨ゆきだるま湯湯婆ゆたんぽ葦簀よしず寄席よせ鎧よろい欄干らんかん洋灯ランプ坩堝るつぼ煉瓦レンガ蝋燭ろうそく楼門ろうもん緑青ろくしょう肋木ろくぼく轆轤ろくろ和琴わごん業物わざもの轍わだち湾岸わんがん腕章わんしょう項目1項目2項目3)★ 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