さて私たちは日常的に漢字をよく目にしていますが、実は自分では気づかないうちに読み間違えていることも多いです。他の人の前で恥ずかしい思いをしたくなかったり、漢字の読み方への苦手意識を少しでもなくしていきたいですよね。そこでこのページでは読み間違えやすい漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(読み間違えやすい漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓読み間違えやすい漢字の読み方や意味などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓読み間違えやすい漢字の読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●読み間違えやすい漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ読み間違えやすい漢字※1:漢字の読み方(読み方が複数ある場合など)を判別しやすいように、記号(◎、○、△、×)で表しており、以下のような表記の仕方をしています。◎:正しい読み方(一般的によく使われる)○:正しい読み方(◎の読み方よりは使われる頻度が少ない)△:正しい読み方(ほとんど使われることがない)×:誤った読み方※2:慣用読みがある場合、その漢字の本来の読み方には(本)、慣用読みには(慣)の表記をしています。(慣用読みとは、”本来の読み方ではない誤った読み方が一般的に広く定着し、その誤った読み方についても正しい読み方となったもの”を意味します)⇒慣用読み(百姓読み)の一覧!↓ア行~【扁桃】◎:アーモンド○:へんとう「アーモンド」と読むと”バラ科の落葉高木のこと”の意味。「へんとう」と読むと”アーモンドの別名のこと/咽頭(いんとう)にあるリンパ組織のこと”の意味。【相生】◎:あいおい△:そうせい、そうしょう、そうじょう「あいおい」と読むと”一緒に生まれ育つこと/一つの根元から二つの幹が分かれ出ること”の意味。「そうせい」「そうしょう」「そうじょう」と読むと「五行説で、木から火が、火から土が、土から金が、金から水が、水から木が生じること」の意味。五行説(ごぎょうせつ)というのは、”中国の自然哲学の思想で、万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるという説のこと”。【合議】◎:あいぎ、ごうぎ「あいぎ」と読むと”(官公庁で)ある一定の決裁について、他の関係する部署・課の了解を得ること”の意味。決裁(けっさい)というのは、”権限を持っている上位者(責任者)が、部下の提出した案の可否を決めること”です。つまり合議(あいぎ)とは、”(官公庁において)部下の提出した案が承認できるかどうかを、他の関係する部署・課に了解を得て確認すること”を意味します。「ごうぎ」と読むと”2人以上の者が集まって協議すること/(民間で)ある一定の決裁について、他の関係する部署・課の了解を得ること”の意味。後者の意味は、官公庁(あいぎ)か、民間(ごうぎ)かで読み方が異なるため注意が必要です。【愛顧】◎:あいこ×:あいそ愛顧は”(商人などを)目をかけ引き立てること”の意味。引き立てられる側(つまり商人側)から言う語で、「御愛顧(ごあいこ)」の形で用いられることが多いです。【相席】◎:あいせき×:そうせき相席は”飲食店などで、知らない人と同じ席につくこと”の意味。【哀惜】◎:あいせき×:あいしゃく哀惜は”人の死などを悲しみ惜しむこと”の意味。【愛想】◎:あいそ△:あいそう愛想は”人に対する応対の仕方のこと/人に寄せる好意のこと/飲食店などの勘定(かんじょう)のこと”の意味。【哀悼】◎:あいとう×:あいたく哀悼は”人の死を悲しみ悼(いた)むこと”の意味。【生憎】◎:あいにく×:しょうぞう生憎は”期待や目的にそわない状況になって、残念な様子のこと/相手の期待が外れたことをからかって言う語”の意味。【相反する】◎:あいはんする×:そうはんする相反するは”互いに反対の関係にあること。対立していること”の意味。”相反”という言葉のみだと、「そうはん」としか読むことができないため注意が必要です。【愛猫】◎:あいびょう×:あいねこ愛猫は”可愛がっている猫のこと”の意味。【阿吽】◎:あうん×:あぎゅう阿吽は”最初と最後のこと/吐く息と吸う息のこと/寺院の山門の両側にある仁王(におう)や狛犬(こまいぬ)などの姿のこと”の意味。「寺院の山門の両側にある仁王や狛犬などの姿のこと」というのは、”一対の像のうち、一方が口を開き(阿)、もう一方が口を閉じ(吽)ている姿のこと”を指します。(「阿(あ)」は口を開いて出す音のことで、「吽(うん)」は口を閉じて出す音のこと)【青天井】◎:あおてんじょう×:せいてんい青天井は”(空を天井に見立てて)青空のこと/(空は果てしなく高いことから)物の値段や数値がどこまでも上がり続けること。また、その状態のこと”の意味。【灰汁】◎:あく×:はいじる、はいじゅう灰汁は下記のような意味。灰を浸した水の上澄み液のこと植物に含まれる苦みや渋みのもとになる成分のこと肉などを煮たときに、煮汁の表面に浮き出る灰色に濁ったもの人の性質や文章など、その人のなじみにくい個性のこと【悪感情】◎:あくかんじょう△:あっかんじょう悪感情は”人に対して抱(いだ)く不愉快な感情のこと”の意味。【悪行】◎:あくぎょう△:あっこう悪行は”悪い行いのこと”の意味。【悪姿勢】◎:あくしせい×:わるしせい悪姿勢は”悪い姿勢のこと”の意味。悪姿勢で代表的なのが「猫背(ねこぜ)」で、他にも「巻き肩(まきがた)」や「反り腰(そりごし)」などがあります。【悪心】◎:あくしん、おしん「あくしん」と読むと”悪事をしようとする心のこと。他人に恨みを抱き、害を与えようとする心のこと”の意味。「おしん」と読むと”気持ちが悪くて、吐きそうな感じのこと”の意味。【欠伸】◎:あくび×:けっしん欠伸は”疲労・退屈・眠気などによって、自然に口が大きく開いて行われる呼吸運動のこと”の意味。【悪名】◎:あくみょう△:あくめい悪名は”悪い噂(うわさ)。悪い評判のこと”の意味。【胡坐】◎:あぐら△:こざ胡坐は”両足を組んで座ること。また、その座り方のこと”の意味。【悪霊】◎:あくりょう△:あくれい悪霊は”人に祟(たた)りをする霊魂のこと”の意味。【挙句】◎:あげく×:きょく挙句は”連歌・連句の最後の七・七の句のこと/(転じて)終わり。結局”の意味。【阿漕】◎:あこぎ×:あそう阿漕は”貪欲(どんよく)で無情なこと”の意味。【朝夕】◎:あさゆう○:ちょうせき「あさゆう」と読むと”朝と夕方のこと/いつも。常に”の意味。「ちょうせき」と読むと”朝と夕方のこと/いつも。常に/朝と晩の食事のこと”の意味。【海豹】◎:アザラシ△:かいひょう海豹は”食肉目アザラシ科の哺乳(ほにゅう)類の総称のこと”の意味。【悪しき】◎:あしき×:あくしき悪しきは”悪いこと。良くないこと”の意味。【海驢】◎:アシカ×:かいりょ海驢は”アシカ科の哺乳(ほにゅう)類の内の1種のこと/アシカ科の哺乳類の総称のこと”の意味。後者の意味で用いる場合は、アシカだけでなくトドやオットセイなども含まれます。【紫陽花】◎:あじさい△:しようか紫陽花は”ユキノシタ科の高さ1m~1.5mの落葉低木のこと”の意味。【与る】◎:あずかる×:あたえる与るは”物事に関係すること/分け前をもらうこと/目上の人から好意や恩恵を受けること”の意味。【彼処】◎:あそこ△:かしこ「あそこ」と読むと”あの場所。例の場所のこと/あのような程度。あれほど”の意味。「かしこ」と読むと”話し手・聞き手の両方から離れた場所を指し示す語のこと”の意味。【徒となる】◎:あだとなる×:ととなる徒となるは”無駄になること/儚(はかな)くて脆(もろ)いこと/役に立たないこと/虚しいこと”の意味。【渾名】◎:あだな△:こんめい×:きめい渾名は”本名とは別に、その人の特徴(容姿・性質)などによって付けられた名のこと”の意味。ニックネームは”親しみを込めた肯定的なもの”なのに対して、渾名は”親しみを込めた肯定的なものからバカにするようなもの”も含めて使われる言葉になります。【呆気】◎:あっけ×:ほうけ呆気は”(呆気にとられるの形で)意外なことに出会い、驚き呆(あき)れた状態のこと/(呆気ないの形で)予想に反して簡単に行われる様子。物足りなさの残る様子のこと”の意味。【斡旋】◎:あっせん×:かんせん斡旋は”間に入って、両者がうまくいくように取り計らうこと/ある物や人を、求める人に紹介すること”の意味。【天晴】◎:あっぱれ×:てんはれ天晴は”感心するほど見事な様子のこと/人の行為を褒め称えるときに発する語のこと”の意味。【軋轢】◎:あつれき×:きれき軋轢は”仲が悪くなること”の意味。【艶姿】◎:あですがた○:えんし艶姿は”女性の艶(あで)やかで美しい姿のこと”の意味。【強ち】◎:あながち×:きょうち強ちは”必ずしも/あまりに強引。身勝手であるさま/必要以上に”の意味。【貴方】◎:あなた△:きほう「あなた」と読むと”立場が同等以下の人を敬っていう語のこと/夫婦間で妻が夫のことを呼ぶ語のこと”の意味。「貴方(あなた)」というのは、本来は身分の高い人を呼ぶときに使われていましたが、現在では言葉の意味も変わったため、”目上の人には使えない”ので注意が必要です。「きほう」と読むと”男性が立場が同等の相手を敬っていう語”の意味。【家鴨】◎:あひる×:いえがも家鴨は”カモ科の鳥のこと”の意味。家鴨はマガモを家畜として飼いならし改良した品種で、翼が小さく飛ぶことはできません。【脂汗】◎:あぶらあせ×:しかん脂汗は”苦しいときなどに滲(にじ)み出る、べたつくような汗のこと”の意味。【海女】◎:あま×:かいじょ海女は”海に潜って貝・海藻などをとることを職業としている女性のこと”の意味。【数多】◎:あまた△:すうた数多は”数の多いこと。たくさん”の意味。【尼寺】◎:あまでら△:にじ尼寺は”尼僧の住む寺のこと/カトリックで修道女が住む修道院のこと”の意味。【雨露】◎:あめつゆ○:うろ「あめつゆ」と読むと”雨と露(つゆ)のこと”の意味。「うろ」と読むと”雨と露のこと/大きな恩恵のこと”の意味。【粗方】◎:あらかた×:そほう粗方は”ほぼ全部。おおよそ。だいたい”の意味。【粗皮】◎:あらかわ×:そひ粗皮は”樹木や米穀(べいこく)などの表皮のこと/まだ鞣(なめ)していない獣類の皮のこと”の意味。【非ず】◎:あらず×:ひず非ずは”そうではない。違う”の意味。例えば「無きにしも非ず」は”ないわけではない。少しはある”という意味で、「人にして人に非ず」は”人でありながら人ではない”という意味です。「人でありながら人ではない」というのは、”人間でありながら人間らしい情を持っていない(つまり残忍・冷酷)”のような意味で使われることがほとんどです。【粗筋】◎:あらすじ×:そきん粗筋は”小説・演劇・話などのだいたいの内容。概略のこと”の意味。【新手】◎:あらて△:しんて「あらて」と読むと”まだ戦っていない元気な軍勢・兵のこと/新しく仲間に入った人のこと/新しい手段・方法のこと”の意味。「しんて」と読むと”新しい手段・方法のこと”の意味。【粗利益】◎:あらりえき×:そりえき粗利益は”売上高から売上原価を差し引いた利益のこと(経費などは差し引かれていない)”の意味。つまり「粗利益 = 売上高 ー 売上原価」となります。【著す】◎:あらわす×:ちょす著すは”書物を書いて世に出すこと。著作すること”の意味。【あり得る】◎:ありうる(本)○:ありえる(慣)あり得るは”可能性がある。あっても(起きても)不思議ではない”の意味。【在処】◎:ありか×:ざいしょ在処は”物などがある所のこと。また、人などがいる所のこと”の意味。【淡雪】◎:あわゆき×:たんせつ淡雪は”薄く降り積もった、やわらかで消えやすい雪のこと”の意味。【行火】◎:あんか×:ぎょうか行火は”炭火などを入れて手足を温める道具のこと”の意味。【行脚】◎:あんぎゃ×:ぎょうきゃく行脚は”僧が諸国を巡って修行すること/各地を巡り歩くこと”の意味。【杏子】◎:あんず×:あんこ杏子は”バラ科の落葉高木のこと。また、その果実のこと”の意味。【安堵】◎:あんど×:あんちょ安堵は”安心すること”の意味。【行灯】◎:あんどん×:ぎょうとう行灯は”木や竹などの枠に紙を貼り、その中に油皿を置いて火をともす照明具のこと”の意味。「あんどん」はもともと持ち運ぶためのものであったため、「あんどん」に”行灯”という漢字が当てられました。ですがその後に「提灯(ちょうちん)」ができたので、行灯は据置(すえおき)用、提灯は携行(けいこう)用として使用されるようになりました。【安穏】◎:あんのん△:あんおん安穏は”何事もなく穏(おだ)やかなこと”の意味。【塩梅】◎:あんばい△:えんばい「あんばい」は”程よく物事を処理すること/物事の具合のこと/体の調子のこと/料理の味加減のこと”の意味。「えんばい」は”調味に使う塩と梅酢のこと/料理の味加減のこと”の意味。【許嫁】◎:いいなずけ△:きょか許嫁は”幼いときから、双方の親が婚約を結んでおくこと。また、その当人同士のこと/結婚の約束をしている相手のこと”の意味。【家路】◎:いえじ×:かろ家路は”家に帰る道。帰り道のこと”の意味。【硫黄】◎:いおう×:りゅうおう硫黄は”非金属元素の1つで、黄色で脆(もろ)い結晶のこと”の意味。硫黄の原子番号は16番・元素記号は「S」で表され、空気中で熱すると青白い炎を出して燃え、二酸化硫黄になります。【烏賊】◎:イカ×:とりぞく、からすぞく烏賊の「烏(からす)」という字は、「鳥(とり)」という字によく似ているため注意が必要です。烏賊は”コウイカ目とツツイカ目の頭足類の総称のこと”の意味。【如何】◎:いかが、いかん「いかが」と読むと”相手の気持ちや意見をたずねる語/相手に呼びかけ、勧める語/疑いや、あまり賛成できないという気持ちを表す語”の意味。「いかん」と読むと”事の次第のこと/どのように。どうであるか”の意味。【如何様】◎:いかさま○:いかよう「いかさま」と読むと”偽物。いんちき/なるほど。いかにも。その通り”の意味。「いかよう」と読むと”どんなふう。どのよう”の意味。【鋳型】◎:いがた×:ちゅうがた鋳型は”鋳物(いもの)を作るために、溶かした金属を流し込む型のこと”の意味。【閾値】◎:いきち○:しきいち閾値は”動作・内容などが変化する境目となる値のこと/ある作用が加わったときに、生物が刺激を感じる最小の値のこと”の意味。一般的には閾値は「いきち」と読まれることが多いですが、生物学などの分野では「いきち」、工学関連の分野では「しきいち」と読まれることが多いです【異形】◎:いぎょう○:いけい「いぎょう」と読むと”普通とは違った怪しい姿・形をしていること”の意味。「いけい」と読むと”普通とは違った形のこと”の意味。【幾重】◎:いくえ×:いくじゅう幾重は”いくつか重なっていること。多く重なっていること”の意味。【意気地】◎:いくじ△:いきじ意気地は”物事をやり抜こうとする気力。また、自分の考えを通そうとする気力のこと”の意味。【幾何】◎:いくばく△:きか×:きなん「いくばく」は幾何の他に”幾許”と書き表されることもあります。「いくばく」は”数量・程度が不明であることを表す/(”幾何か”の形で)わずか。少し/(”幾何も”の形で)数量・程度が多くないこと”の意味。「きか」は”幾何学(きかがく)の略のこと”の意味。幾何学というのは、”物の形・大きさ・位置など、空間に関する性質を研究する数学の部門のひとつ”です。【衣桁】◎:いこう△:えこう衣桁は”室内で衣類などを掛けておく道具のこと”の意味。【居心地】◎:いごこち×:いしんち居心地は”ある場所や特定の地位などにいて感じる気分のこと”の意味。【十六夜】◎:いざよい○:じゅうろくや十六夜は”陰暦(旧暦)における16日の夜のこと。また、陰暦16日の夜に見える月のこと”の意味。【漁火】◎:いさりび△:ぎょか漁火は”夜に魚を誘うために漁船で焚(た)く火のこと”の意味。【石工】◎:いしく△:せっこう石工は”石を切り出したり、石を刻んで細工をする職人のこと”の意味。【石塊】◎:いしくれ△:いしころ、せっかい「いしくれ」「いしころ」と読むと”小さい石のこと/石のかけらのこと”の意味。「せっかい」と読むと”石のかたまり”の意味。【委嘱】◎:いしょく×:いぞく委嘱は”仕事などを部外の人に委(ゆだ)ね頼むこと”の意味。【石綿】◎:いしわた△:せきめん石綿は”蛇紋石(じゃもんせき)・角閃石(かくせんせき)などが繊維状に変化した鉱物のこと”の意味石綿は別名「アスベスト」と言われています。石綿は以前まで、鉄骨造建築物などの防火・保温材として使用されていましたが、発がん性などの有害性が確認され、いま現在では一部の製品を除いて使用が禁止されています。【椅子】◎:いす×:きし椅子は”腰を掛ける道具のこと/地位のこと”の意味。後者の意味は例えば、「幹部の椅子を狙っている」のような使い方で用いられます。【何れ】◎:いずれ×:なんれ何れは”どれ。どちら。どっち/どういう成り行きになるとしても。どっちみち/いつとははっきり言えないが、近いうちに。そのうちに”の意味。【居候】◎:いそうろう×:いこう居候は”他人の家に無償で同居させてもらい、食べさせてもらうこと。また、その人のこと”の意味。【勤しむ】◎:いそしむ×:つつしむ「つつしむ」というのは、”慎む(抑制の意)・謹む(かしこまるの意)”と書き表されるため注意が必要です。勤しむは”一生懸命に物事を行うこと。励むこと”の意味。【異存】◎:いぞん×:いそん異存は”ある考えとは違った考えのこと。また、反対の意見や、不服な気持ちのこと”の意味。【依存】◎:いぞん(慣)○:いそん(本)依存は”他に頼って存在していること”の意味。【幼気】◎:いたいけ×:ようき「ようき」というのは、”陽気”と書き表されるため注意が必要です。幼気は”幼くて(または小さくて)、かわいらしい様子のこと/子供などの痛々しく、いじらしい様子のこと”の意味。「いじらしい」というのは、”かわいそうな様子。哀れで同情したくなる感じ。可憐な様子”などを表している言葉です。【甚く】◎:いたく×:かんく甚くは”甚(はなは)だしく。非常に”の意味。【居丈高】◎:いたけだか×:いじょうこう居丈高は”人を威圧するような態度をとるさま/座ったときの背が高いこと”の意味。ちなみに前者の意味を用いるときは、「威丈高(いたけだか)」と表記されることもあります。【悪戯】◎:いたずら△:あくぎ「いたずら」と読むと”人が困るような悪さをすること。また、そのさま/自分の行為を謙遜(けんそん)していう語”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。「あくぎ」と読むと”人が困るような悪さをすること。また、そのさま”の意味。【一応】◎:いちおう×:いちよう一応は”完全ではないが、一通り。とりあえず。ひとまず”の意味。【無花果】◎:いちじく△:むかか無花果は”クワ科イチジク属の落葉高木のこと。また、その果実のこと”の意味。【一日の長】◎:いちじつのちょう×:いちにちのちょう一日の長は”少し年上であること/経験や技術が他より少し優れていること”の意味。【一途】◎:いちず、いっと「いちず」は”ひたむきなこと。ひとすじ”の意味。例えば「彼を一途(いちず)に思い続ける」のように用いられます。「いっと」は”ひとすじの道。一つの方向”の意味。例えば「減少の一途(いっと)をたどる/発展の一途(いっと)をたどる」のように用いられます。【一段落】◎:いちだんらく(本)○:ひとだんらく(慣)一段落は”1つの段落のこと/物事に一応の区切りがつくこと”の意味。【一見】◎:いっけん○:いちげん「いっけん」と読むと”一度見ること。ちょっと見ること”の意味。「いちげん」と読むと”料亭・料理屋などで、客として初めてその店に来ること”の意味。「一見(いちげん)さんお断り」という紙が貼られている店がありますが、これはその店の常連さんなど、誰かに紹介してもらった場合などに入店できる形式のものになります。【一切】◎:いっさい△:いっせつ一切は”すべてのこと/(あとに打ち消しの語を伴って)全然。まったく”の意味。後者の意味は例えば、「そのことについて私は一切知らない」のように用いられます。【溢水】◎:いっすい×:せんすい溢水は”水が溢れでること。また、溢れさせること”の意味。【一夕】◎:いっせき×:いちゆう一夕は”一晩。一夜のこと/ある夜。ある晩のこと”の意味。【一足飛び】◎:いっそくとび×:ひとあしとび一足飛び”両足を揃えて飛ぶこと/目的の地点まで一気に移動すること/一定の順序をふまないで、一気に飛び越えること”の意味。【一対】◎:いっつい×:いったい一対は”2つで1組になっているもの”の意味。【何時何時】◎:いつなんどき△:いついつ×:なんじなんじ「いつなんどき」は”(いつ)を強めた語”の意味。例えば「何時何時(いつなんどき)地震が起こるか分からない」のように用いられます。「いついつ」は”しかるべきある時。何月何日のこと”の意味。例えば「何時何時(いついつ)までに提出できるか教えてください」のように用いられます。【一片】◎:いっぺん○:ひとひら「いっぺん」と読むと”薄く平らなもの一枚のこと/わずかばかり。ほんの少し/大きなものから切り取られた一部分のこと”の意味。「ひとひら」と読むと”薄く平らなもの一枚のこと”の意味。【意図】◎:いと×:いず意図は”考えていること/何かをしようとすること”の意味。【居所】◎:いどころ○:きょしょ「いどころ」と読むと”居る場所のこと”の意味。「きょしょ」と読むと”住んでいる場所のこと/生活の本拠ではないが、一定期間継続して住んでいる場所のこと”の意味。【稲作】◎:いなさく×:いねさく稲作は”稲を栽培すること/稲の実(みの)りぐあいのこと”の意味。【田舎】◎:いなか△:でんしゃ田舎は”都会から離れたところ。地方のこと/生まれ故郷のこと”の意味。【稲穂】◎:いなほ×:いねほ稲穂は”稲の穂(ほ)のこと”の意味。穂というのは、”稲や麦など、長い茎の先に花や実が群がりついたもの”で、特に稲の穂のことを指していることが多いです。【稲荷】◎:いなり×:いねに稲荷は下記のような意味。五穀を司る神である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)のこと倉稲魂神を祭った、稲荷神社のこと。または総本社の伏見稲荷のことキツネのこと(宇迦之御魂神の使いであると信じられていることから)油揚げのこと(キツネの好物とされたことから)稲荷鮨(いなりずし)の略称のこと宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は、別名として「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」とも呼ばれています。ちなみにお稲荷さんやお稲荷様という言葉が指しているのは、”五穀を司る神である宇迦之御魂神”のことを指しています。(稲荷鮨のことを「おいなりさん」と呼ぶことも多いです)あくまでもキツネは宇迦之御魂神(お稲荷様)の使いというだけで、お稲荷さんやお稲荷様のことではないので注意が必要です。【茨城】◎:いばらき×:いばらぎ茨城は”関東地方北東部の太平洋側にある県。茨城県のこと”の意味。【息吹】◎:いぶき×:そくすい息吹は”息を吹くこと。息づかい/活動の気配。生き生きとした気力のこと”の意味。【今際】◎:いまわ×:いまぎわ今際は”死ぬ時。最期(さいご)のこと”の意味。【異名】◎:いみょう△:いめい異名は”本当の名称以外の名。別名のこと/渾名(あだな)のこと”の意味。【鋳物】◎:いもの×:いぶつ、ちゅうぶつ鋳物は”溶かした金属を鋳型(いがた)に流し込んで製造された器物のこと”の意味。【否応】◎:いやおう×:ひおう否応は”不承知と承知のこと”の意味。例えば「否応なしに決められる」であれば、”不承知か承知かを聞かずに、勝手に物事を決められる”という意味になります。【意訳】◎:いやく×:いわけ意訳は”原文の一語一語にとらわれずに、全体の意味やニュアンスをくみ取って翻訳(ほんやく)すること”の意味。【嫌気】◎:いやけ○:けんき△:いやき「いやけ」と読むと”嫌だと思う気持ちのこと”の意味。「けんき」と読むと”生物学で、呼吸に酸素を必要としないこと”の意味。ただ嫌気を「けんき」と読むときは単体で使われることは少なく、”嫌気性(けんきせい)”のように性質を表すときに使われることがほとんどです。「いやき」と読むと”嫌だと思う気持ちのこと/株の相場が思う通りに動かず、人気が落ちること”の意味。【入相】◎:いりあい×:にゅうそう入相は”日の暮れる頃。夕暮れのこと/入相の鐘の略のこと”の意味。【入用】◎:いりよう△:にゅうよう入用は”用事のために必要なこと/必要な費用のこと”の意味。【海豚】◎:イルカ×:うみぶた海豚は”クジラ目の哺乳(ほにゅう)類のうち、小型のハクジラ類の総称のこと”の意味。ちなみに海豚(イルカ)の体長は約1~5メートルとされていて、5メートルを超える体長のものは一般的に「クジラ」と呼ばれています。【刺青】◎:いれずみ○:しせい刺青は”皮膚に針や小刀などで傷をつけて墨などを入れ、文字・絵・模様などを描くこと。また、その彫り物のこと”の意味。刺青は「入れ墨(いれずみ)」や「タトゥー」と呼ばれることもありますが、刺青・入れ墨・タトゥーはどれも指している意味は同じです。タトゥー(Tattoo)は刺青(または入れ墨)を英語表記したものになります。【色艶】◎:いろつや×:しきえん色艶は”光沢(こうたく)のある色合い。特に、肌の色と艶(つや)のこと/話や文章に付加される面白味のこと/話や態度に感じられる愛想(あいそ)のこと”の意味。【所謂】◎:いわゆる×:しょせん「しょせん」というのは、”所詮”と書き表されるため注意が必要です。所謂は”世間一般に言われる。俗に言うところの”の意味。【慇懃】◎:いんぎん×:いんきん慇懃は”物腰の丁寧なさま。礼儀正しいこと/親しい交わりのこと/男女の情交のこと”の意味。【因業】◎:いんごう×:いんぎょう因業は”結果を起こさせる原因となる行為のこと/頑固で思いやりのないこと”の意味。【因循】◎:いんじゅん×:いんしゅん因循は”古い習慣・方法にとらわれて改めようとしないこと/思い切りが悪く、ぐずぐずしていること”の意味。【員数】◎:いんずう△:いんすう員数は”人や物の数のこと。特に、ある枠内の一定の数のこと”の意味。【引率】◎:いんそつ×:いんりつ引率は”引き連れること”の意味。【因縁】◎:いんねん△:いんえん因縁は下記のような意味です。(仏語)物事が生じる直接の力である因と、それを助ける間接の条件である縁のこと定められた運命。宿命のこと以前からの関係。所縁(ゆかり)のこと物事の起こり。由来のこと言いがかりのこと【初産】◎:ういざん○:しょさん△:しょざん、はつざん初産は”初めて子供を出産すること”の意味。【初陣】◎:ういじん×:しょじん初陣は”初めて戦場に出ること/初めて試合・競技に出ること”の意味。【外郎】◎:ういろう×:がいろう※上は外郎の写真外郎は”米の粉に水・砂糖などを加えて蒸したお菓子のこと”の意味。外郎は名古屋・山口・伊勢などの名物として知られています【有縁】◎:うえん×:ゆうえん有縁は”仏や菩薩(ぼさつ)に教えを受ける縁(えん)があること/何らかの関係があること”の意味。【有卦】◎:うけ×:ゆうけ有卦は”陰陽道(おんようどう)で、干支による運勢が吉運の年回りのこと”の意味。陰陽道というのは、”中国伝来の陰陽五行説に基づき、天文・暦数・卜筮(ぼくぜい)などの知識を用いて、吉凶・禍福(かふく)を占う方術のこと”です。有卦の吉年は7年続き、次の5年は無卦(むけ)の凶年が続くとされています。【氏神】◎:うじがみ×:ししん氏神は”その地域で守護神として祀られている神のこと/一族の祖先として祀られている神のこと”の意味。【氏子】◎:うじこ×:しし氏子は”その土地の産土神(うぶすながみ)を祭る人々のこと”の意味。産土神というのは、”生まれた土地の守り神のこと”を意味します。【薄刃】◎:うすば×:はくじん薄刃は”刃物(はもの)の刃の薄いこと。また、その刃物のこと」”の意味。【宇内】◎:うだい×:うない宇内は”天下。世界のこと”の意味。【泡沫】◎:うたかた○:ほうまつ泡沫は”水に浮かぶ泡のこと/水に浮かぶ泡のように、消えやすく儚(はかな)いもののたとえ”の意味。【疑る】◎:うたぐる×:うたがる疑るは”怪しいと思うこと。疑うこと”の意味。【転寝】◎:うたたね○:ごろね「うたたね」と読むと”寝るつもりもないまま、うとうと眠ること”の意味。「ごろね」と読むと”寝る支度(したく)もせず、そのまま横になって眠ること”の意味。【内懐】◎:うちぶところ×:ないかい内懐は”和服の襟(えり)を合わせて着たときの、肌に近い方の懐(ふところ)のこと/洋服で、内ポケットのこと/内部の事情のこと”の意味。【団扇】◎:うちわ△:だんせん団扇は”あおいで風を起こす道具のこと”の意味。【内輪】◎:うちわ、ないりん「うちわ」と読むと”外部の人を交(まじ)えないこと/外部には知らせない内部の事情のこと/控え目であること”の意味。「ないりん」と読むと”内側の輪。特に、車がカーブを曲がるときの内側の車輪のこと”の意味。【内訳】◎:うちわけ×:うちやく、ないやく内訳は”金銭・物品の総量の内容を、項目別に分けたもの”の意味。【現身】◎:うつしみ○:げんしん現身は”この世に生きている身。現在の姿の体のこと”の意味。【空蝉】◎:うつせみ×:くうぜん空蝉は”蝉(せみ)の抜け殻。また、蝉のこと/この世に生きている人のこと/(転じて)この世のこと”の意味。ちなみに「空蝉の術」という有名な忍法がありますが、これは”攻撃を受けたと見せかけて、身代わりを立てて回避する術のこと”を指します。【疎い】◎:うとい×:そい疎いは”その物事についてよく知らないこと。その事情に通じていないこと/親しくないこと”の意味。【海原】◎:うなばら×:うみはら、かいげん海原は”広々とした海のこと”の意味。【雲丹】◎:ウニ×:うんたん雲丹は”棘皮(きょくひ)動物・ウニ類に属する動物の総称のこと/ウニの卵巣を塩漬けにした食品のこと”の意味。雲丹は他に海胆・海栗と書き表されることもありますが、トゲトゲの殻の付いたものを”海胆・海栗”、食品のことは”雲丹”と書き表されることが多いです。なのでウニを生物として捉える場合は”海胆・海栗”となり、食品として捉える場合は”雲丹”と書き表されます。【自惚れ】◎:うぬぼれ×:じぼれ自惚れは”自分の力を過信し、実際以上に優れていると思うこと”の意味。【乳母】◎:うば△:にゅうぼ、めのと乳母は”母親に代わって子供に乳を飲ませて育てる女性のこと”の意味。現在は粉ミルクなどで母乳の代用とすることがほとんどですが、昔は粉ミルクなどの質の良い代用乳はありませんでした。ですので昔は母乳の出(で)が悪ければ、乳児の成長に悪影響を及ぼすため、乳児の本当の母親に代わって乳を与える役割の「乳母」が存在していました。【産衣】◎:うぶぎ△:うぶぎぬ、さんい産衣は”生まれたばかりの赤子に着せる衣服のこと”の意味。【産毛】◎:うぶげ×:さんけ、さんもう産毛は”生まれた時にすでに生えている細く柔らかい毛のこと。また、そのような細く柔らかい毛のこと”の意味。【産土】◎:うぶすな×:さんど産土は”その人の生まれた土地のこと/産土神(うぶすながみ)の略のこと”の意味。産土神というのは、”その者が生まれた土地の守護神のこと”を指します。その土地ごとに産土神がいるので、全国にはたくさんの産土神(土地の神様)が存在することになります。【有無】◎:うむ△:ゆうむ有無は”有ること無いこと/承知と不承知のこと”の意味。【恨み節】◎:うらみぶし×:うらみせつ恨み節は”恨みを込めた文句(もんく)のこと。また、恨み言(うらみごと)を連ねること”の意味。【売家】◎:うりや○:うりいえ売家は”売りに出ている家のこと”の意味。【五月蝿い】◎:うるさい×:ごがつはえい五月蝿いは下記のような意味です。音や声が大きくて不快なこと放ってほしいことにまで干渉してきて不快なこと煩(わずら)わしい。めんどうその方面に詳しく、あれこれ言いたがることしつこくて厭(いと)わしいこと【憂い】◎:うれい○:うい「うれい」と読むと”心配。不安/悲しみで心が晴れないこと”の意味。「うい」と読むと”思うようにならず辛いこと”の意味。【狼狽える】◎:うろたえる×:ろうばいえる狼狽えるは”どうしてよいか分からず、慌て迷うこと”の意味。【上背】◎:うわぜい×:じょうせ、じょうはい上背は”立ったときの背丈(せたけ)。身長のこと”の意味。【上面】◎:うわつら、じょうめん「うわつら」と読むと”物の表面のこと/物事の本質とは異なる、外面的な部分のこと”の意味。「じょうめん」と読むと”物の上側の面のこと”の意味。【上辺】◎:うわべ○:じょうへん△:かみべ「うわべ」と読むと”物の表面のこと/本当のところとは異なる見せかけの様子や事情のこと”の意味。「じょうへん」と読むと”数学における図形の上の辺のこと”の意味。「かみべ」と読むと”上の方。上流の方のこと”の意味。【上役】◎:うわやく×:じょうやく上役は”職場での地位が自分よりも上の人のこと”の意味。【温気】◎:うんき△:おんき「うんき」と読むと”暑さ。特に、蒸し暑さのこと”の意味。「おんき」と読むと”気候・空気などの暖かみのこと”の意味。【温州】◎:うんしゅう△:おんしゅう「うんしゅう」と読むと”日本で最も代表的なみかんの品種のこと/中国浙江省(せっこうしょう)南東部の港湾(こうわん)都市のこと”の意味。「おんしゅう」と読むと”中国浙江省南東部の港湾都市のこと”の意味。【蘊蓄】◎:うんちく×:がんちく蘊蓄は”長年積み蓄えた、学問などの深い知識のこと”の意味。【云々(云云)】◎:うんぬん△:しかじか「うんぬん」と読むと”文章や言葉を引用する際に、その後の言葉を省略するのに用いる語/言葉にしにくい事柄を濁(にご)す際に用いる語/とやかく言うこと”の意味。「しかじか」と読むと”文章や言葉を引用する際に、その後の言葉を省略するのに用いる語”の意味。【雲母】◎:うんも○:きらら△:うんぼ雲母は”単斜晶系、六角板状の結晶をしているケイ酸塩の鉱物のこと”の意味。【永劫】◎:えいごう×:えいきゃく永劫は”限りなく長い年月のこと”の意味。【描く】◎:えがく○:かく「えがく」と読むと”物の姿や形を絵や図にかき表すこと/文章や音楽などに表現すること/姿やイメージを想像すること”の意味。「かく」と読むと”絵・模様・図などをえがくこと”の意味。【役牛】◎:えきぎゅう×:やくぎゅう役牛は”耕作や運搬などに使う牛のこと”の意味。【役務】◎:えきむ×:やくむ役務は”労働などによる務めのこと”の意味。【回向】◎:えこう×:かいこう回向は”自らが行った功徳(くどく)を自らの悟りのため、または他者の利益のために差し向けること/死者の成仏を祈って供養(くよう)を行うこと”の意味。功徳というのは、”善行の結果として得られる神仏の恵みのこと”です。【壊死】◎:えし×:かいし壊死は”体の組織や細胞の一部が機能を失い、壊れること。また、その状態のこと”の意味。【会釈】◎:えしゃく×:かいしゃく「かいしゃく」というのは、”解釈”と書き表されるため注意が必要です。会釈は”軽く頭を下げて礼をすること/思いやりのこと”の意味。後者の意味は例えば、「彼は遠慮会釈もない人だ」のように用いられます。【似非】◎:えせ×:にひ似非は”似てはいるが本物ではないこと。偽物のこと”の意味。「似(に)て非(ひ)なるもの」という言葉がありますが、これは”似ているが、正しくないもの”というような意味です。似非という言葉は、この「似て非なるもの」から来ているとされています。【壊疽】◎:えそ×:かいそ壊疽は”壊死(えし)した組織が乾燥したり、腐敗したりしたもの”の意味。【枝葉】◎:えだは○:しよう枝葉は”枝と葉のこと/物事の重要でない部分のこと”の意味。どちらの読み方も両方の意味を持っていますが、一般的には「えだは」と読むと”枝と葉のこと”、「しよう」と読むと”物事の重要でない部分のこと”の意味で使われることがほとんどです。木には根・幹(みき)・枝・葉があり、枝・葉を支えている重要な部分は根・幹が担っています。このことから物事の重要な部分を「根幹(こんかん)」、重要でない部分を「枝葉(しよう)」と呼んでいます。【越冬】◎:えっとう×:こすふゆ越冬は”冬を越すこと”の意味。【越年】◎:えつねん△:おつねん越年は”年を越すこと。新しい年を迎えること”の意味。【得手】◎:えて×:とくしゅ得手は”得意とすること”の意味。【猿公】◎:えてこう×:さるこう猿公は”猿を擬人化(ぎじんか)した言い方のこと”の意味。擬人化というのは、”人でないものを人に見立てて表現すること”です。なので猿を人間に見立てて表現したものを「猿公(えてこう)」と呼びます。【穢土】◎:えど×:さいど穢土は”穢(けが)れている国土。現実の世の中のこと”の意味。【会得】◎:えとく×:かいとく、かいどく会得は”物事をよく理解して、自分のものとすること”の意味。【胞衣】◎:えな△:ほうい、ほうえ胞衣は”胎児(たいじ)を包んでいた膜と胎盤のこと”の意味。【海老】◎:エビ△:かいろう海老は”エビ目のうち長尾類に属している節足動物の総称のこと”の意味。【恵方】◎:えほう×:けいほう恵方は”その年の干支(えと)によって決められた縁起の良い方角のこと”の意味。【烏帽子】◎:えぼし×:からすぼうし烏帽子は”昔、成人した男子がつけた被り物のひとつ”の意味。【蝦夷】◎:えみし○:えぞ「えみし」と読むと”えぞ(民族)の古称のこと”の意味。「えぞ」と読むと”北海道の古称。蝦夷地のこと/古代、奥羽地方や北海道に住んでいた民族のこと”の意味。【円滑】◎:えんかつ×:えんこつ円滑は”物事が滞りなく行われること/物事が滑らかで、角(かど)立たないこと”の意味。【婉曲】◎:えんきょく×:わんきょく「わんきょく」というのは、”湾曲”と書き表されるため注意が必要です。婉曲は”言い回しが穏やかで角立たないさま。遠回しに言うさま”の意味。【嚥下】◎:えんげ△:えんか嚥下は”飲み下すこと”の意味。飲み下すというのは、つまり”飲み込んで胃の方へと送ること”です。【怨恨】◎:えんこん×:おんこん怨恨は”恨むこと。また、恨みのこと”の意味。【臙脂】◎:えんじ×:えんし臙脂は”紅花(べにばな)から作られた染料のこと/臙脂色(えんじいろ)の略のこと”の意味。臙脂色というのは、”黒みがかった濃い赤色のこと”です。【厭世】◎:えんせい×:いんせい厭世は”世の中を嫌なもの、人生を価値のないものと思うこと”の意味。【縁石】◎:えんせき△:ふちいし、へりいし※上は縁石の写真縁石は”歩道と車道、または歩道と私有地などの境界に置くコンクリート製のブロックのこと”の意味。【縁辺】◎:えんぺん×:ふちべ縁辺は”周り。周辺のこと/縁故のある人・家。特に血縁・婚姻による親族関係のこと”の意味。【花魁】◎:おいらん×:はなさきがけ花魁は”位の高い女郎・遊女のこと/女郎・遊女の俗称のこと”の意味。【押印】◎:おういん×:おしいん押印は”印(判子)を押すこと”の意味。【嘔気】◎:おうき×:おうけ嘔気は”吐き気のこと”の意味。【黄金】◎:おうごん○:こがね「おうごん」と読むと”金(きん)のこと/金銭・貨幣のこと/非常に価値のあるもののたとえ”の意味。「こがね」と読むと”金(きん)のこと/大判・小判などの金貨のこと/こがね色の略のこと”の意味。【往生】◎:おうじょう×:おうせい往生は”死後、極楽浄土に生まれ変わること/死ぬこと/抵抗などを諦めること/困り果てること”の意味。【凹凸】◎:おうとつ×:でこぼこ凹凸は”物の表面に高低があり、平らでないこと/均等でないこと”の意味。【懊悩】◎:おうのう×:おくのう懊悩は”悩み悶(もだ)えること。また、そのさま”の意味。【王妃】◎:おうひ×:おうき王妃は”国王の妻のこと/皇族で王の称号を持つ者の配偶者のこと”の意味。【嗚咽】◎:おえつ×:なきいん嗚咽は”息を詰まらせるように泣くこと。咽(むせ)び泣くこと”の意味。嗚咽というのは、ただ涙を流している様子ではなく、”泣きながら声が漏れてしまっている様子のこと”を指します。ちなみに泣いているときに「おえっ」となることがありますが、あれは嗚咽ではなく「嘔吐(えず)く」と言います。【大仰】◎:おおぎょう×:たいぎょう大仰は”大袈裟(おおげさ)でわざとらしいこと。また、そのさま”の意味。【大口】◎:おおぐち○:おおくち大口は”大きな口。大きく開けた口のこと/大げさなことを言うこと。偉そうな口をきくこと/売買や取引の金額が多いこと”の意味。【大所帯】◎:おおじょたい×:おおしょたい大所帯は”一軒の家に家族や同居人が大勢いること/ある組織・集団の人数が多いこと”の意味。【大立者】◎:おおだてもの×:だいりつしゃ大立者は”歌舞伎など、一座の中で最も優れた俳優のこと/その社会で大きな影響力のある人のこと”の意味。【大人数】◎:おおにんずう×:だいにんずう大人数は”人数が多いこと。また、多くの人のこと”の意味。【大舞台】◎:おおぶたい(本)○:だいぶたい(慣)大舞台は”大きく立派な舞台のこと/俳優の優れた演技のこと/腕前を見せる晴れの場所(活躍の場所)のこと”の意味。【大晦日】◎:おおみそか△:おおつごもり大晦日は”1年の最後の日。12月31日のこと”の意味。【公の場】◎:おおやけのば×:こうのば公の場は”自分の家や個人の所有地ではない場所。公共の場のこと”の意味。【大様】◎:おおよう×:だいよう大様は”落ち着きがあって、小さなことに拘(こだわ)らないさま/おおかた。だいたい。たいてい”の意味。一般的には前者の意味で使われることがほとんどです。【大凡】◎:おおよそ×:だいぼん大凡は”大雑把な内容。おおかた/大抵。世間一般”の意味。例えば後者の意味は、「世間の反応は大凡冷たい」のように用いられます。【大枠】◎:おおわく×:だいわく大枠は”物事の大まかな枠組み。大体の構想のこと”の意味。【大童】◎:おおわらわ×:だいどう大童は”なりふり構わず一生懸命奮闘すること”の意味。【大鋸屑】◎:おがくず×:だいきょくず大鋸屑は”鋸(のこぎり)で木材を切るときに出る木屑(きくず)のこと”の意味。【陸稲】◎:おかぼ○:りくとう×:りくいね陸稲は”畑地(はたち)に栽培する稲のこと”の意味。陸稲とは異なり、水田で栽培する稲のことを「水稲(すいとう)」と言い、一般的にイメージされる稲というのは「水稲」になります。陸稲は水稲ほど多くの水を使用しませんが、水稲よりも収穫量が少なく品質も劣ります。【女将】◎:おかみ△:じょしょう女将は”料理屋・旅館などの女主人(おんなしゅじん)のこと”の意味。【悪寒】◎:おかん×:あくかん、あっかん悪寒は”発熱のために起こる、ぞくぞくとした寒気(さむけ)のこと”の意味。悪寒は”風邪などの発熱に伴って起こる寒気のこと”で、発熱以外のときに悪寒という言葉を用いるのは間違いです。発熱などの異常がないのにぞくぞくする場合は、「悪寒がする」ではなく「寒気がする」が使い方としては正しいです。【熾火】◎:おきび×:しきび、しょくび熾火は”赤くおこった炭火のこと/薪(まき)などが燃え終わって炎が出なくなり、炭火となったもの”の意味。【屋外】◎:おくがい×:やがい屋外は”建物の外のこと”の意味。【屋上】◎:おくじょう×:やじょう屋上は”屋根の上のこと/ビルなどの最上階の屋根の部分を平らにして、人が出られるようにした場所のこと”の意味。【屋内】◎:おくない△:やない屋内は”建物の中のこと”の意味。【厳か】◎:おごそか×:きびしか厳かは”威厳があり、重々しいこと”の意味。【御強】◎:おこわ×:おきょう、ごきょう御強は”赤飯(せきはん)のこと”の意味。【幼子】◎:おさなご×:ようし幼子は”幼い子供のこと”の意味。一般的には幼子というのは、「0歳~6歳」を指すことが多いです。【怖気】◎:おじけ×:こわけ怖気は”怖がる気持ち。恐怖心のこと”の意味。【和尚】◎:おしょう×:わしょう和尚は”修業を積んだ高僧の敬称で、寺の住職のこと”の意味。【白粉】◎:おしろい△:はくふん「おしろい」と読むと”顔などに塗り、色を白く見せるための化粧品のこと”の意味。「はくふん」と読むと”白色の粉のこと/おしろいの別名のこと”の意味。【御節】◎:おせち×:おせつ御節は”正月・節句などに作る料理のこと”の意味。節句(せっく)というのは”年中行事を行う日のうちで特に重要な日のこと”で、人日(じんじつ)・上巳(じょうし)・端午(たんご)・七夕(たなばた)・重陽(ちょうよう)の5つの日を指します。それぞれ人日(1月7日)・上巳(3月3日)・端午(5月5日)・七夕(7月7日)・重陽(9月9日)となります。ただ一般的には御節は、”主に正月に作る料理のこと”を指すことが多いです。【汚濁】◎:おだく△:おじょく×:おしょく汚濁は”汚(よご)れ濁(にご)ること”の意味。【御転婆】◎:おてんば×:おてんばあ、ごてんば御転婆は”若い女性が、恥じらいもなく活発に行動すること。また、そのような人のこと”の意味。【一昨日】◎:おととい○:いっさくじつ一昨日は”昨日の前日のこと。2日前のこと”の意味。【一昨年】◎:おととし○:いっさくねん一昨年は”去年の前の年のこと。2年前のこと”の意味。【御供】◎:おとも○:ごくう「おとも」と読むと”目上の人などに付き従って行くこと。また、その人のこと/料理屋などで、客が帰るときに呼ぶ車のこと”の意味。「ごくう」と読むと”神仏へ供えるもの”の意味。「人身御供(ひとみごくう)」という形で使われることが多く、これは”人を生贄(いけにえ)にして神に供えること/目的のために特定の人間を犠牲にすること”の意味で用いられます。【各々(各各)】◎:おのおの×:かくかく各々(各各)は”それぞれ。各自”の意味。【戦く】◎:おののく×:せんく戦くは”寒さ・恐怖などで体が震えること”の意味。【十八番】◎:おはこ○:じゅうはちばん十八番は”最も得意とする芸や技のこと/(転じて)その人のよくする動作や口にする言葉のこと”の意味。【覚書】◎:おぼえがき×:かくしょ覚書は”忘れないように書いておくもの/外交文書のうち、略式でやりとりされる文書のこと”の意味。【重石】◎:おもし△:じゅうせき「おもし」と読むと”物を押さえるのに用いる石のこと/人を抑える力。また、その力を持つ人のこと/秤(はかり)に使う重りのこと”の意味。「じゅうせき」と読むと”タングステンの鉱石の総称のこと”の意味。【面立ち】◎:おもだち×:めんだち面立ちは”顔のつくり。顔立ち。容貌(ようぼう)のこと”の意味。【玩具】◎:おもちゃ○:がんぐ玩具は”子供が持って遊ぶ道具のこと/なぐさみに、もてあそばれる人や物のこと”の意味。【万年青】◎:おもと△:まんねんせい万年青は”ユリ科の常緑多年草のこと”の意味。【面長】◎:おもなが×:めんちょう面長は”顔が長めなこと/態度や気持ちがのんびりしていること/お人好(よ)しなこと”の意味。「めんちょう」というのは、”面疔”と書き表されるため注意が必要です。面疔(めんちょう)は、”細菌感染症の一種のこと”で、面疔による出来物は特に目や鼻の周辺にできることが多いです。【赴く】◎:おもむく×:とく赴くは”ある場所・方角に向かって進むこと/ある状態に向かうこと”の意味。【徐に】◎:おもむろに×:じょに徐には”ゆっくりと動作を始めること”の意味。【母屋】◎:おもや△:もや母屋は”家の中央に位置する建物の主な部分のこと/物置や離れなどに対して、住居に用いる主な建物のこと”の意味。【思惑】◎:おもわく△:しわく「おもわく」と読むと”ある意図を持ったその人なりの考え/その人に対する世間からの評価/相場で値の変動を予想すること”の意味。「しわく」と読むと”仏道を修めることによって断ち切られる煩悩(ぼんのう)のこと”の意味。【慮る】◎:おもんばかる(慣)○:おもんぱかる(本)慮るは”あれこれ考えること。考慮すること”の意味。【親不知】◎:おやしらず×:おやふち親知らずは”実の親の顔を知らないこと/最も遅く生える4本の奥歯のこと”の意味。後者の意味は、10代後半から20代前半に生えてくることが多く、4本すべて親不知が生えてくる人もいれば、1本も親不知が生えてこない人もいます。”親がこの歯の生え始めを知ることがない”ことからこの名称が付けられています。【女形】◎:おやま○:おんながた「おやま」と読むと”歌舞伎で、女の役をする男の役者のこと/操り人形で、女役の人形のこと”の意味。「おんながた」と読むと”歌舞伎で、女の役をする男の役者のこと”の意味。【凡そ】◎:およそ×:おおよそ凡そは”物事の大体のところ/一般に。総じて/全く。全然”の意味。【疎か】◎:おろそか△:おろか「おろそか」と読むと”物事をいい加減にしてしまうこと/劣っていること。粗末なこと”の意味。「おろか」と読むと”言うまでもなく/いい加減なこと/不十分なこと”の意味。例えば”言うまでもなく”の意味ならば、「勉強は疎(おろ)か、部活も真面目にしない」のように用いられます。【穏健】◎:おんけん×:いんけん穏健は”考え方や言動が穏(おだ)やかでしっかりしていること”の意味。【音叉】◎:おんさ×:おんしゃ※上は音叉の写真音叉は”音響測定、楽器の調律などに用いる道具のこと”の意味。U字型の鋼鉄棒に柄(え)を付けたもので、軽く打って一定の振動数の音を発生させ、音の実験や調律などに用いられます。【恩賜】◎:おんし×:おんちょう「おんちょう」というのは、”恩寵”と書き表されるため注意が必要です。恩賜は”天皇や主君から物をいただくこと。また、その物のこと”の意味。【恩赦】◎:おんしゃ×:おんせき恩赦は”確定した刑の全部または一部を消滅させること”の意味。【温石】◎:おんじゃく×:おんせき温石は”焼いた軽石(かるいし)などを布に包んで身体を温めるもの”の意味。【御中】◎:おんちゅう×:ごちゅう御中は”郵便物のあて先が団体・会社(個人以外)の場合に、あて先の下に付ける敬称のこと”の意味。例えばある会社の人事部あてに郵便物を送りたいのであれば、「○○会社 人事部 御中」のように”御中”という敬称を付けます。人事部というのは個人ではなく団体になるので、この場合は敬称には”御中”を付けます。【恩寵】◎:おんちょう×:おんりゅう恩寵は”神仏・主君から受ける恵みのこと”の意味。【音吐】◎:おんと×:おんど音吐は”声の出し方。また、声のこと”の意味。【音頭】◎:おんど×:おんとう音頭は”多人数で歌うときに、先に歌って調子をとること/万歳(ばんざい)や乾杯のときに、先立って発声すること”の意味。【御身】◎:おんみ△:おみ、ごしん「おんみ」は”身の敬称。おからだ/あなた(軽い敬意を含む)”の意味。「おみ」は”そなた。おまえ(対等またはそれに近い相手に用いる)”の意味。「ごしん」は”身の敬称。おからだ”の意味。【隠密】◎:おんみつ△:いんみつ隠密は”人に気付かれないように、密(ひそ)かに行動すること/昔、情報収集の役にあたった武士のこと”の意味。【陰陽師】◎:おんみょうじ△:おんようじ陰陽師は”宮中の陰陽寮(おんようりょう)に属して、占い・地相などを司(つかさど)った職のこと”の意味。陰陽寮というのは、”律令制(りつりょうせい)で、中務(なかつかさ)省に属し、天文・気象・暦・時刻・卜占(ぼくせん)などを司った役所のこと”です。↓カ行~【外殻】◎:がいかく×:がいこく外殻は”外側を包んでいる殻(から)のこと”の意味。【外郭】◎:がいかく×:がいこう外郭は”城や建物の周囲に巡らす囲いのこと/物事の輪郭(りんかく)のこと”の意味。【邂逅】◎:かいこう×:かいごう邂逅は”思いがけなく出会うこと”の意味。【懐紙】◎:かいし△:ふところがみ※上は懐紙の写真懐紙は”二つ折りにして懐(ふところ)に入れておく紙のこと”の意味。茶道の席で上に菓子を取り分けたり、茶碗の縁(ふち)を拭くのに用いたり、他にはメモ用紙・ちり紙・便箋(びんせん)など様々な用途で使用されます。いま現在では一般的に茶道の席で使用することが多いです。【碍子】◎:がいし×:とくし碍子は”電線を絶縁し支持するために鉄塔や電柱などに取り付ける器具のこと”の意味。【介錯】◎:かいしゃく×:かいさく介錯は”そばに付いていて世話をすること/切腹する人に付き添って、首を切り落とすこと。また、その役の人のこと”の意味。【甲斐性】◎:かいしょう×:こうひせい甲斐性は”物事を立派にやり遂げていく能力のこと”の意味。ただ一般的には物事を立派にやり遂げていく能力のうち、”経済的な生活能力のこと”の意味で使われることがほとんどです。【外相】◎:がいしょう△:がいそう、げそう「がいしょう」と読むと”外務大臣の略称のこと”の意味。「がいそう」と読むと”外から見たその人の様子のこと”の意味。「げそう」と読むと”言語・動作などが外面に表れたもの/上辺(うわべ)のこと”の意味。【凱旋】◎:がいせん×:がんせん凱旋は”戦いに勝って帰ってくること”の意味。【海内】◎:かいだい×:かいない海内は”四方の海の内側。国内のこと/天下のこと”の意味。【街道】◎:かいどう×:がいどう街道は”人や車の通行が多い通りのこと/各都市間を結ぶ主要道路のこと”の意味。【外套】◎:がいとう×:がいえん外套は”防寒などのために衣服の上に着る上着のこと”の意味。【該当】◎:がいとう×:かくとう該当は”一定の資格や条件などに当てはまること”の意味。【灰白色】◎:かいはくしょく×:はいはくしょく灰白色は”灰色を帯びた白色のこと”の意味。【傀儡】◎:かいらい○:くぐつ「かいらい」と読むと”くぐつの別名のこと/陰にいる人物に思い通りに操られ、利用されている人のこと”の意味。「くぐつ」と読むと”芝居などに用いられる操り人形のこと”の意味。【界隈】◎:かいわい×:かいい界隈は”その辺り一帯のこと”の意味。【却って】◎:かえって×:きょって却っては”予想とは反対になるさま。反対に”の意味。【家屋】◎:かおく×:かや家屋は”人が住むための建物のこと”の意味。【顔中】◎:かおじゅう×:がんちゅう「がんちゅう」というのは、”眼中”と書き表されるため注意が必要です。顔中は”顔全体のこと”の意味。【瓦解】◎:がかい×:ごかい瓦解は”一部の崩れから、全体が崩れること”の意味。これは屋根瓦の一部が落ちれば、その勢いで他の屋根瓦も崩れることからきている言葉です。【化学】◎:かがく○:ばけがく化学は”物質の性質や構造と、物質間に起こる変化・作用などを研究する学問のこと”の意味。化学を「ばけがく」と読むことがあるのは、同音の「科学(かがく)」と区別するためです。【案山子】◎:かかし×:あんざんし※上は案山子の写真案山子は”田畑の作物を荒らす鳥獣を防ぐために立てる人形や似たような仕掛けのこと/見かけ倒しで役に立たない人のこと”の意味。【篝火】◎:かがりび×:さいか篝火は”夜間の警護・照明・漁猟などのために焚(た)く火のこと”の意味。【牡蠣】◎:かき△:ぼれい「かき」と読むと”イタボガキ科の二枚貝の総称のこと”の意味。牡蠣(かき)は海中の岩などに付着していて、栄養価が高くいろいろな地域で養殖がされています。そして牡蠣の身はミルク(牛乳)のように白くて、栄養価が高いことから「海のミルク」とも呼ばれています。「ぼれい」と読むと”かきの別名のこと/かきの貝殻を焼いて粉砕して作られた粉末のこと”の意味。後者の意味の牡蠣(ぼれい)は、漢方で”鎮静・鎮痛・健胃”などのために用いられます。【書留】◎:かきとめ×:しょりゅう書留は”文字で記して後に残しておくこと。また、その文書のこと/書留郵便の略のこと”の意味。【家禽】◎:かきん×:かさん家禽は”家畜として飼育される鳥の総称のこと”の意味。例えば家禽には、鶏(にわとり)・家鴨(あひる)・七面鳥(しちめんちょう)などの鳥が挙げられます。【画一】◎:かくいつ×:がいつ画一は”すべてを一様にそろえること”の意味。【隔月】◎:かくげつ×:かくづき隔月は”ひと月おき”の意味。【画策】◎:かくさく×:がさく画策は”計画を立て、実現に努めること。謀(はかりごと)を巡らすこと”の意味。画策というのは、悪い意味に使われることがほとんどです。【客死】◎:かくし△:きゃくし客死は”家を離れて旅先などに、よその土地で死ぬこと”の意味。【楽士】◎:がくし×:らくし楽士は”音楽を演奏する人のこと”の意味。【確執】◎:かくしつ(慣)△:かくしゅう(本)確執は”お互いに自分の意思を主張して譲らないこと。、また、そこから起こる不和(ふわ)や争いのこと”の意味。不和というのは、”仲の悪いこと”という意味です。なのでお互いに自分の主張を譲らずに、それにより仲が悪くなったり、起こる争いのことを表しています。【隔日】◎:かくじつ△:かくにち隔日は”1日おきのこと”の意味。【拡充】◎:かくじゅう×:こうじゅう拡充は”組織や設備などの規模を広げて、充実させること”の意味。【隔年】◎:かくねん×:こうねん隔年は”1年、間をおくこと。1年おきのこと”の意味。【攪拌】◎:かくはん(慣)△:こうはん(本)攪拌は”かき回すこと。かき混ぜること”の意味。【額縁】◎:がくぶち×:がくえん額縁は”絵画などをはめて飾るための枠(わく)のこと/窓・出入り口の周囲にはめる飾りの木のこと”の意味。【神楽】◎:かぐら×:しんらく、しんがく神楽は”神を祭るために奏(そう)する舞楽(ぶがく)のこと”の意味。簡単に言えば、”神に願い事などをする際の儀式で音楽を奏(かな)でながら、舞(まい)を舞うこと”です。【陰口】◎:かげぐち×:かげくち陰口は”本人のいない所でその人の悪口を言うこと。また、その悪口のこと”の意味。【欠片】◎:かけら×:けっぺん欠片は”欠けた一片のこと/ほんのわずかなもの”の意味。【陽炎】◎:かげろう△:ようえん陽炎は”春の暖かい日に、地面から空気が炎のように揺らめいて立ち上る現象のこと”の意味。【風穴】◎:かざあな△:ふうけつ「かざあな」と読むと”風の出入りする隙間(すきま)のこと/通風のために壁・窓などにあけた穴のこと/山腹(さんぷく)などにある奥深い穴のこと”の意味。山腹というのは、”山頂と麓(ふもと)との間の部分。中腹のこと”です。「ふうけつ」と読むと”山腹などにある奥深い穴のこと”の意味。【風車】◎:かざぐるま、ふうしゃ※上は風車(かざぐるま)の写真「かざぐるま」と読むと”紙などで作られた羽根車に柄を付け、風を受けて回る玩具(おもちゃ)のこと”の意味。「ふうしゃ」と読むと”羽根車を風の力で回転させ、動力を得る装置のこと”の意味。【下賜】◎:かし×:かちょう下賜は”身分の高い人が、身分の低い人に物を与えること”の意味。【貸方】◎:かしかた×:かしほう、たいほう貸方は”貸す方法のこと/物や金を貸す方の人のこと/複式簿記における、帳簿の右側の記入欄のこと”の意味。【貸付金】◎:かしつけきん×:たいふきん貸付金は”利子や期限などを決めて貸したお金のこと”の意味。【貸家】◎:かしや△:かしいえ貸家は”家賃を取って貸す家のこと”の意味。【呵責】◎:かしゃく×:かせき呵責は”責め苦しめること。厳しく責めること”の意味。よく使われる言葉に「良心の呵責」がありますが、これは”悪いことをしてしまった自分自身に対して、自身の良心から責めを感じて苦しむこと”を言います。【果汁】◎:かじゅう×:かじる果汁は”果物(くだもの)を搾(しぼ)った汁のこと”の意味。【荷重】◎:かじゅう△:におも×:にじゅう「かじゅう」と読むと”積荷の重さのこと/構造物の全体または一部に加わる外力のこと”の意味。「におも」と読むと”荷物が重いこと/その人にとって、負担や責任が重すぎること”の意味。【仮称】◎:かしょう×:けしょう仮称は”正式の名が決まるまでの間、仮の名をつけて呼ぶこと。また、その仮の名のこと”の意味。【賀正】◎:がしょう△:がせい賀正は”新年を祝うこと”の意味。賀正の”賀”は「よろこ(ぶ)」、”正”は「正月」を意味しており、賀正は年賀状などによく用いられます。【柏手】◎:かしわで×:はくしゅ「はくしゅ」というのは、”拍手”と書き表されるため注意が必要です。柏手は”神を拝むとき、両方の手のひらを打ち合わせて鳴らすこと”の意味。【飛白】◎:かすり○:ひはく「かすり」と読むと”所々(ところどころ)かすったような模様を規則的に配した模様。また、その織物(おりもの)のこと”の意味。「ひはく」と読むと”墨でかすれ書きにした漢字の書体のこと/かすりの別名のこと”の意味。【風邪】◎:かぜ△:ふうじゃ風邪は”寒気・頭痛・鼻水・せき・発熱などの症状を伴う呼吸器系の病気の総称のこと”の意味。【河川】◎:かせん×:かがわ河川は”大きい川と小さい川の総称のこと”の意味。【化繊】◎:かせん×:かしき、かしょく化繊は”化学繊維(かがくせんい)の略のこと”の意味。【河川敷】◎:かせんじき○:かせんしき河川敷は”河川法により、その河川の一部として定められている河岸(かがん)の敷地のこと”の意味。【数える】◎:かぞえる×:かずえる数えるは”数を読むこと/ひとつひとつ順に挙げること/ある範囲内のものとして扱うこと”の意味。【可塑性】◎:かそせい×:かぎゃくせい可塑性は”固体に外力を加えて変形させたときに、その外力を取り除いても元に戻らない性質のこと”の意味。簡単に言えば、”ある物質を手で押したりして変形させたときに、押している手を離してもその物質の形が元に戻らない性質のこと”です。例えば粘土などは「可塑性が高く(元の形に戻りにくい)」、反対にゴムなどは「可塑性が低い(元の形に戻りやすい)」と言えます。【方々(方方)】◎:かたがた、ほうぼう「かたがた」と読むと”人々の敬称のこと/あなたがた/色々な方面のこと。色々な場所のこと”の意味。「ほうぼう」と読むと”色々な方面のこと。色々な場所のこと”の意味。一般的には「かたがた」と読むと”人々の敬称のこと/あなたがた”の意味、「ほうぼう」と読むと”色々な方面のこと。色々な場所のこと”の意味で使い分けられることがほとんどです。【堅気】◎:かたぎ×:けんき堅気は”真面目で堅実であるさま。また、そのような性質のこと/(ヤクザなどに対して)職業や生活がまっとうで、着実なこと。また、そういう人のこと”の意味。【敵役】◎:かたきやく△:てきやく敵役は”演劇などで悪人を演じる役のこと/他人から憎まれることをあえて行う役目のこと”の意味。【頑な】◎:かたくな×:がんな頑なは”意地をはって自分の意見や態度を変えようとしないさま”の意味。【型式】◎:かたしき△:けいしき型式は”航空機・自動車・機械などで、構造・設備・外形などによって区別される特定の型のこと”の意味。型式は「けいしき」と読むこともできますが、一般的には「かたしき」は”型式”、「けいしき」は”形式”と表記されることがほとんどです。【形代】◎:かたしろ×:けいだい形代は”神を祭る際に、神霊の代わりに置くもの/陰陽師などが禊(みそぎ)・祓(はらえ)などに用いた、人間の身代わりとした人形(ひとがた)のこと/身代わりのこと”の意味。【固唾】◎:かたず×:こすい固唾は”緊張して息をこらすときに口の中にたまる唾(つば)のこと”の意味。固唾は「固唾を呑(の)む」という言葉で使われることがほとんどで、”事の成り行きを緊張して見守る様子”の意味で用いられています。【蝸牛】◎:かたつむり△:かぎゅう「かたつむり」と読むと”腹足(ふくそく)類の軟体動物のうち、陸に住む巻き貝の総称のこと”の意味。「かぎゅう」と読むと”かたつむりの別名のこと/内耳の一部で、かたつむりの殻状をした聴覚に携わる器官のこと”の意味。【帷子】◎:かたびら×:すいし帷子は”裏地を付けない衣服のこと”の意味。【騙る】◎:かたる△:だまる「かたる」と読むと”騙(だま)して人の金品を取ること/身分や名前を偽ること”の意味。「だまる」と読むと”人を欺(あざむ)くこと/悪意や下心を抱くこと”の意味。【傍ら】◎:かたわら×:そばら傍らは”端に片寄った所のこと/すぐ近く。傍(そば)/ある動作をしながら。一方で”の意味。【勝鬨】◎:かちどき×:しょういん勝鬨は”戦いに勝ったときに上げる鬨(とき)の声のこと”の意味。鬨というのは、”多数の人が一緒に叫ぶ声のこと”を意味します。【割愛】◎:かつあい×:わりあい割愛は”惜しいと思いながらも、やむをえず手放したり、省略したりすること”の意味。【各界】◎:かっかい○:かくかい各界は”職業・専門分野に分けたときの、それぞれの世界のこと”の意味。【活魚】◎:かつぎょ×:かつうお活魚は”生きている魚のこと”の意味。【脚気】◎:かっけ×:きゃくき脚気は”ビタミンB1の欠乏(けつぼう)のため、手足が痺(しび)れたりむくんだりする病気のこと”の意味。脚気は白米を主食とする地方に多発した病気で、かつての日本で国民病とされていました。ビタミンの不足が原因と判明したため、現在では治療や予防が可能になりました。【各戸】◎:かっこ×:かくこ、かくと各戸は”それぞれの家のこと。家ごと”の意味。【各国】◎:かっこく×:かくこく各国は”それぞれの国のこと”の意味。【合作】◎:がっさく×:ごうさく合作は”共同して作ること。また、その作ったもののこと”の意味。【合算】◎:がっさん×:ごうさん合算は”一緒に合わせて計算すること”の意味。【滑舌】◎:かつぜつ×:こつぜつ滑舌は”はっきり発音するための舌や口の滑(なめ)らかな動きのこと”の意味。【合戦】◎:かっせん、※がっせん×:ごうせん合戦は”敵・味方が出合って戦うこと”の意味。※「雪合戦(ゆきがっせん)」「歌合戦(うたがっせん)」などのように、合戦が他の語の後に付いている場合は、「~がっせん」と読むことがほとんどです。このように他の語の後に付いた場合にしか、合戦を「がっせん」と読むことはないため注意が必要です。【合致】◎:がっち△:ごうち合致は”一致すること。ぴったり合うこと”の意味。【合羽】◎:カッパ×:ごうは※上は合羽(上着)の写真合羽は”雨のときに着る防水性の上着のこと/荷物などを覆う防水性の桐油紙(とうゆがみ)のこと”の意味。桐油紙というのは、”美濃(みの)紙に桐油などを塗って、防水性を高めた紙のこと”です。【合評】◎:がっぴょう×:ごうひょう合評は”何人かの人が集まって一緒に、ある作品・問題などについて批評し合うこと。また、その批評のこと”の意味。【割烹着】◎:かっぽうぎ×:かっこうぎ※上は割烹着の写真割烹着は”家事や料理をするときに着る上っ張(うわっぱ)りのこと”の意味。上っ張りというのは、”衣服の汚れを防ぐためなどに、上に羽織って着るもの”です。【滑落】◎:かつらく×:こつらく滑落は”滑(すべ)り落ちること”の意味。【瓜田】◎:かでん×:うりだ瓜田は”瓜(うり)を栽培する畑のこと”の意味。【合点】◎:がてん○:がってん×:ごうてん合点は”承知すること。同意すること/理解すること。納得すること”の意味。【角地】◎:かどち×:かくち角地は”道が交(まじ)わる角に面する土地のこと”の意味。【門出】◎:かどで×:もんしゅつ門出は”旅などのために、自分の家を出発すること/(比喩的に)新しい生活や仕事を始めること”の意味。【仮名】◎:かな、かめい△:かりな、けみょう「かな」と読むと”日本固有の音節文字で、平仮名(例:あ)と片仮名(例:ア)の総称のこと”の意味。「かめい」「かりな」「けみょう」と読むと”本名を伏せて仮に付ける名のこと”の意味。【金気】◎:かなけ△:かねけ、きんき「かなけ」「かねけ」と読むと”水の中に含まれる鉄分のこと/金属類のこと/新しい鉄製の鍋や釜で湯を沸かしたときに浮かび出る赤黒い物のこと”の意味。「きんき」と読むと”秋の気配のこと”の意味。金気を「きんき」と読んで”秋の気配”の意味となるのは、”万物は5つの元素(火・水・木・金・土)からなる”という中国における自然哲学の思想から来ています。この思想のことを「五行説(ごぎょうせつ)」と呼び、その五行説において、金を四季に割り当てると秋に当たることから、”秋の気配”の意味となっています。【金物】◎:かなもの×:きんぶつ金物は”金属製の器具のこと/器物・建具(たてぐ)などに取り付ける金具(かなぐ)のこと”の意味。【予々(予予)】◎:かねがね×:よよ予々(予予)は”以前から。前々から”の意味。【曲尺】◎:かねじゃく△:きょくしゃく※上は曲尺の写真曲尺は”大工などが使う、直角に曲がった金属製のものさしのこと”の意味。【予て】◎:かねて×:よて予ては”前もって。あらかじて。前々からずっと”の意味。【過不足】◎:かふそく(本)○:かぶそく(慣)過不足は”多過ぎることと足りないこと”の意味。【被る】◎:かぶる、こうむる「かぶる」と読むと”頭の上に乗せること/液体や粉末を頭の上から浴びること/良くない事を身に受けること”の意味。「こうむる」と読むと”いただく。たまわること/良くない事を身に受けること”の意味。【南瓜】◎:かぼちゃ○:なんきん南瓜は”ウリ科カボチャ属に属している一年草のこと。また、その果実のこと”の意味。【窯元】◎:かまもと×:ようげん窯元は”陶磁器を焼いて製造する所。また、陶磁器を焼いて製造する人のこと”の意味。【剃刀】◎:カミソリ×:ていとう剃刀は”髪やひげを剃(そ)るのに使う、鋭利な刃物のこと/切れ味の鋭いさま/才気が鋭いさま”の意味。【蚊帳】◎:かや△:かちょう※上は蚊帳の写真蚊帳は”麻・木綿などで網状に作り、蚊を防ぐために吊って寝床を覆うもの”の意味。蚊帳を用いたものに「蚊帳(かや)の外」という言葉があります。「蚊帳の外」の意味は”無視され、不利な扱いを受けること/事情を知らされず、内情が分からない立場に置かれること”の意味になります。これは蚊帳の外に居ることで、蚊帳の外にいる者だけが蚊に刺されてしまうことからきている言葉です。【揶揄う】◎:からかう×:やゆう揶揄うは”相手を困らせたり怒らせたりするような言動をして面白がること”の意味。【漢心】◎:からごころ×:かんしん漢心は”中国的な思想や考え方のこと”の意味。【芥子】◎:からし○:けし△:かいし「からし」と読むと”芥子菜(からしな)の種子を粉末にしたもの”の意味。芥子菜の種子を粉末状にしたものを、水またはぬるま湯で練ったものが黄色くて強い辛味のある、練り芥子(ねりからし)になります。(粉末状のまま売られているものもあります)「けし」と読むと”ケシ科の越年草のこと/ケシ科ケシ属の植物の総称のこと/芥子菜の種子のこと”の意味。「かいし」と読むと”芥子菜の種子のこと”の意味。【硝子】◎:ガラス△:しょうし硝子は”石英・石灰石・炭酸ナトリウムなどを高温で溶かし、冷却して作った透明な物質のこと”の意味。【搦手】◎:からめて×:じゃくしゅ搦手は”城の裏門。また。城の裏門を攻める軍勢のこと/相手の予想もしていないところや弱点のこと/人を捕らえる人のこと”の意味。【唐様】◎:からよう△:からさま×:とうよう唐様は”中国風なこと/中国風の書体のこと/行書・草書以外の漢字の書体のこと/禅宗様(ぜんしゅうよう)のこと”の意味。禅宗様というのは、”鎌倉時代に中国から伝わった禅寺(ぜんでら)の建築様式のこと”です。【借入金】◎:かりいれきん×:しゃくにゅうきん借入金は”政府または銀行・企業などが、必要な用途のために他から借りるお金のこと”の意味。借入金は1年以内に支払期日が来るものを「短期借入金」、それ以上の期間借入れる場合のものを「長期借入金」と言います。【借方】◎:かりかた×:かりほう、しゃくほう借方は”借りる方法のこと/物や金を借りる方の人のこと/複式簿記における、帳簿の左側の記入欄のこと”の意味。【仮初】◎:かりそめ×:かしょ仮初は”一時的。その場しのぎ/ふとしたこと。ちょっとしたこと/軽々しい。おろそかなこと”の意味。【狩人】◎:かりゅうど○:かりうど△:かりびと「かりゅうど」は他にも”猟人”と書き表されますが、一般的には”狩人”と表記されることが多いです。狩人は”鳥や獣をとるのを職業としている人。猟師のこと”の意味。【骨牌】◎:かるた△:こっぱい「かるた」は骨牌の他にも”歌留多”と書き表され、一般的には”歌留多”と表記されることが多いです。「かるた」と読むと”遊びや博打(ばくち)に使う、絵や文字の書かれた長方形の小さい厚紙の札。また、それを使った遊びのこと”の意味。「こっぱい」と読むと”かるたの別名のこと/獣骨で作った麻雀(マージャン)用の牌(はい)のこと”の意味。【彼此】◎:かれこれ○:あれこれ△:ひし彼此は”とやかく。あれこれ/おおよそ。やがて”の意味。【枯山水】◎:かれさんすい△:かれざんすい×:こさんすい※上は枯山水の写真枯山水は”水を用いずに、石や砂によって山水を表現する庭園様式のこと”の意味。【軽やか】◎:かろやか△:かるやか軽やかは”いかにも軽そうなさま。軽快なさま”の意味。【可愛い】◎:かわいい×:かあいい可愛いは”小さくて愛らしいこと/深い愛情を感じること”の意味。【為替】◎:かわせ×:ためかえ為替は”離れた場所にいる人との金銭の決済を、現金を送らず手形・小切手などの信用手段で処理する方法のこと”の意味。【川面】◎:かわも△:かわつら、かわづら「かわも」と読むと”川の水面のこと”の意味。「かわつら」「かわづら」と読むと”川の水面のこと/川のほとりのこと”の意味。川のほとりというのは、”川の水が陸地と接する所のこと”です。【河原(川原)】◎:かわら×:かわはら河原(川原)は”川辺の、水がない砂や石が多い所のこと”の意味。【寛解】◎:かんかい×:けんかい寛解は”病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態になること。また、その状態のこと”の意味。【間隔】◎:かんかく×:かんこう間隔は”物と物との間の距離のこと/物事と物事との間の時間のこと”の意味。【鑑みる】◎:かんがみる×:かんみる鑑みるは”先例などに照らして考えること。他と比べて考えること”の意味。【汗顔】◎:かんがん×:あせがお汗顔は”顔に汗をかくほど恥ずかしく感じること。また、そのさま”の意味。【寒気】◎:かんき、さむけ「かんき」と読むと”寒さ。寒さの程度のこと/冷たい空気のこと”の意味。「さむけ」と読むと”病気などのために、身体に不愉快な寒さを感じること/寒さ。寒さの程度のこと/冷たい空気のこと”の意味。【感泣】◎:かんきゅう×:かんなき感泣は”感激のあまり涙を流すこと”の意味。【元金】◎:がんきん○:もときん△:げんきん元金は”事業などを始めるのに必要な資金のこと/金銭を貸借したときの利子を含まない元の金額のこと”の意味。【間隙】◎:かんげき×:かんしょう間隙は”物と物との間。隙間(すきま)のこと/仲違(なかたが)いのこと”の意味。【箝口令】◎:かんこうれい×:せんこうれい箝口令は”ある事柄について他人に話すことを禁ずる命令のこと”の意味。【燗酒】◎:かんざけ×:かんしゅ燗酒は”温めた日本酒のこと”の意味。燗(かん)というのは、”酒を器に入れて適度に温めること”を意味しています。【緩衝】◎:かんしょう×:かんこう緩衝は”2つの物の間に起こる衝突や衝撃を和(やわ)らげること”の意味。【勘定】◎:かんじょう×:かんてい勘定は下記のような意味です。物の数量、または金銭を数えること代金を支払うこと。また、その代金のこと見積もること。前もって考慮することいろいろ事情を考えあわせた上での結論のこと簿記で、資産および資本に生じた増減を明確にするために設ける計算上の区分のこと【肝心】◎:かんじん△:きもごころ「かんじん」と読むと”最も重要なこと。また、そのさま”の意味。「かんじん」は”肝心・肝腎”と書き表されるように、肝臓と心臓や腎臓(じんぞう)は、人体にとって必要不可欠であることからきている言葉になります。「きもごころ」と読むと”心。魂のこと”の意味。【関心事】◎:かんしんじ×:かんしんごと関心事は”特に興味を持っている事柄のこと”の意味。【完遂】◎:かんすい×:かんつい完遂は”完全に成し遂(と)げること。最後までやり通すこと”の意味。【陥穽】◎:かんせい×:かんけつ陥穽は”獣などを陥(おとしい)れて捕らえる穴のこと/人を陥れる策略のこと”の意味。【元祖】◎:がんそ×:げんそ元祖は”ある物事を最初に始めた人。物事の始まりのこと/一家系の最初の人のこと”の意味。【甲高い】◎:かんだかい×:こうだかい甲高いは”声・音の調子が高くて鋭いこと”の意味。【上達部】◎:かんだちめ×:じょうたつぶ上達部は”昔、朝廷に仕えた太政大臣・左右大臣・大中納言・参議および三位(さんみ)以上の高官のこと”の意味。【含蓄】◎:がんちく×:ごうちく含蓄は”深い意味が込められていること”の意味。【勘当】◎:かんどう×:かんとう勘当は”品行が悪いなどの理由から、主従・親子・師弟の縁を切って追放すること”の意味。【神主】◎:かんぬし△:しんしゅ「かんぬし」と読むと”神社に仕えて神を祭る人。また、その長のこと”の意味。「しんしゅ」と読むと”儒教(じゅきょう)で、死者の官位・姓名を記して祠堂(しどう)に安置する霊牌(れいはい)のこと/かんぬしの別名のこと”の意味。【感応】◎:かんのう△:かんおう感応は”信仰する心が神仏に通じること/外からの刺激によって心が深く感じて反応すること”の意味。【観音】◎:かんのん△:かんおん観音は”阿弥陀仏(あみだぶつ)の左の脇侍(わきじ)で、慈悲の権化(ごんげ)とされる菩薩(ぼさつ)のこと”の意味。【芳しい】◎:かんばしい○:かぐわしい「かんばしい」と読むと”香りが良いこと/立派であること”の意味。後者の意味は「成績が芳(かんば)しくない」のように、下に打消しの語が付けられて用いられることが多いです。「かぐわしい」と読むと”香りが良いこと/美しく、気高(けだか)いさま”の意味。【甲板】◎:かんぱん△:こうはん×:こうばん甲板は”船の上部の、木や鉄板などを張り詰めた広く平らな床。船のデッキのこと”の意味。【陥没】◎:かんぼつ×:きゅうぼつ陥没は”周囲よりも落ち込み、窪(くぼ)むこと”の意味。【元本】◎:がんぽん△:げんぽん元本は”事業などを始めるのに必要な資金のこと/収益を生み出す元となる資金のこと”の意味。元本は「げんぽん」と読むこともできますが、一般的には「がんぽん」は”元本”、「げんぽん」は”原本”と表記されることがほとんどです。【含有】◎:がんゆう×:ごうゆう含有は”成分・内容として、中に含んでいること”の意味。【元来】◎:がんらい×:げんらい元来は”もともと。初めから”の意味。【陥落】◎:かんらく×:きゅうらく陥落は”穴などに落ちて入ること/地面が落ち込むこと/攻め落とされること/熱意に負けて承知すること/成績・順位などが下がること”の意味。【官吏】◎:かんり×:かんし官吏は”役所で公務に従事する人。役人のこと/国家公務員の旧称のこと”の意味。【元利】◎:がんり×:げんり元利は”元金(がんきん)と利息のこと”の意味。元金というのは、”貸し借りした元のお金のこと”です。【眼力】◎:がんりき△:がんりょく眼力は”眼で物を見る力。視力のこと/物事の真偽・善悪を見分ける力のこと”の意味。【感涙】◎:かんるい×:かんれい感涙は”感激・感謝して流す涙のこと”の意味。【生糸】◎:きいと×:せいし生糸は”蚕(かいこ)の繭(まゆ)から取った、まだ精練していない糸のこと”の意味。【生漆】◎:きうるし×:なまうるし、せいしつ生漆は”採取したままで精製していない漆(うるし)のこと”の意味。漆の木の表面に傷をつけて、そこから出てくる乳白色の樹液を採取したものが漆液の元で、この漆液を濾過(ろか)して、木の皮などを取り除いたものが「生漆(きうるし)」になります。ただ生漆は空気に触れると乳白色ではなく、茶褐色に変化するため覚えておきましょう。【帰依】◎:きえ×:きい帰依は”神仏を信じてその教えに従うこと”の意味。【喜悦】◎:きえつ×:きせつ喜悦は”心から喜ぶこと。大きな喜びのこと”の意味。【祇園】◎:ぎおん×:しえん祇園は”祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の略のこと/京都の八坂(やさか)神社の旧称のこと/八坂神社を中心とする一帯のこと”の意味。祇園精舎というのは、”昔、インドの須達長者(すだつちょうじゃ)が釈迦(しゃか)のために建てた修行道場のこと”です。【木屑】◎:きくず○:こけら木屑は”木材を切ったり削ったりしたときに出る屑のこと”の意味。また「こけら」というのは、一般的に「こけら落とし」という言葉で使われることが多いです。こけら落としは”新しくできた劇場などで最初に行われる公演のこと”を意味し、新しい劇場を建てた際に、最後に手を入れた屋根などのこけら(木の屑)を払い落してから公演を始めたことが言葉の由来となっています。【気位】◎:きぐらい×:きい気位は”自分の品位を保とうとする心の持ち方のこと”の意味。【木耳】◎:きくらげ×:もくじ※上は木耳の写真木耳は”担子菌(たんしきん)類キクラゲ科のキノコのこと”の意味。【鬼哭】◎:きこく×:きき鬼哭は”亡霊が浮かばれないで泣くこと。また、その声のこと”の意味。【着心地】◎:きごこち×:ちゃくしんち着心地は”衣服を着たときの体に受ける感じのこと”の意味。【既婚】◎:きこん×:がいこん既婚は”既(すで)に結婚していること”の意味。【気障】◎:きざ×:きしょう気障は”服装・言葉遣い・態度などが気取っていて、嫌な感じを持たせること”の意味。【生地】◎:きじ△:せいち、しょうち「きじ」と読むと下記のような意味になります。手を加えない自然のままの性質のこと化粧を施していない素肌のこと染色や仕立てなどの加工をするための布・織物のことパンなどの材料で、小麦粉などをこねたもの陶磁器(とうじき)のうわぐすりを塗っていない段階のもの「せいち」「しょうち」と読むと”その人の生まれた土地のこと”の意味。【気質】◎:きしつ○:かたぎ「きしつ」と読むと”生まれながらの性質のこと/人の性質の基礎となる遺伝的・生物学的な性格の傾向のこと/同じ環境・身分・職業などの人に共通する特有の性格のこと”の意味。「かたぎ」と読むと”同じ環境・身分・職業などの人に共通する特有の性格のこと”の意味。【生渋】◎:きしぶ×:なましぶ生渋は”搾(しぼ)り取ったままで、混ぜ物のない柿渋(かきしぶ)のこと”の意味。柿渋というのは、”渋柿(しぶがき)の青い果実から搾り取った液のこと”です。赤褐色をしていて、防腐・防水剤として紙・木などに塗られ利用されています。【着尺】◎:きじゃく×:ちゃくじゃく着尺は”大人の和服1着分を仕立てるのに必要な反物(たんもの)の長さと幅のこと”の意味。普通は”長さ約11.4メートル、幅約36センチメートルのこと”を指します。【既出】◎:きしゅつ×:がいしゅつ既出は”既(すで)に出ていること”の意味。既出自体に「すでに」という意味が含まれているため、「すでに既出」のような意味が重複するような使い方はしないので注意が必要です。【徽章】◎:きしょう×:びしょう徽章は”職業・身分または名誉を表すために、衣服・帽子などに付けるしるしのこと”の意味。【気丈】◎:きじょう×:きたけ「きたけ」というのは、”着丈”と書き表されるので注意が必要です。気丈は”心がしっかりしていて、気持ちが強いこと”の意味。【帰省】◎:きせい×:きしょう帰省は”故郷に帰ること”の意味。【煙管】◎:きせる○:えんかん※上は煙管(きせる)の写真「きせる」と読むと”刻みタバコを吸う道具のこと”の意味。「えんかん」と読むと”煙を通すための管のこと/きせるの別名のこと”の意味。【毅然】◎:きぜん×:こつぜん「こつぜん」というのは、”忽然”と書き表されるため注意が必要です。毅然は”意志が強くしっかりしていて、物事に動じないさま”の意味。【寄贈】◎:きぞう△:きそう寄贈は”品物を贈ること”の意味。【生蕎麦】◎:きそば×:なまそば生蕎麦は”蕎麦粉(そばこ)だけで打った蕎麦のこと”の意味。生蕎麦は「十割(じゅうわり)そば」とも呼ばれています。【既存】◎:きぞん(慣)○:きそん(本)既存は”既(すで)に存在していること。以前からあること”の意味。【着丈】◎:きたけ×:きじょう着丈は”その人の身長に合わせた、襟(えり)から裾(すそ)までの衣服の寸法のこと”の意味。【忌憚】◎:きたん×:きぜん忌憚は”遠慮すること”の意味。【吉日】◎:きちじつ○:きつじつ、きちにち吉日は”物事をするのに良い日のこと”の意味。【牛車】◎:ぎっしゃ△:ぎゅうしゃ、うしぐるま「ぎっしゃ」と読むと”主に平安時代に、牛にひかせた、貴人を乗せるための屋形車(やかたぐるま)のこと”の意味。「ぎゅうしゃ」「うしぐるま」と読むと”主に平安時代に、牛にひかせた、貴人を乗せるための屋形車のこと/牛にひかせる荷車のこと”の意味。牛車は「ぎゅうしゃ」と読むこともできますが、一般的には「ぎっしゃ」は”牛車”、「ぎゅうしゃ」は”牛舎”と表記されることがほとんどです。【生粋】◎:きっすい△:きすい×:せいすい生粋は”純粋で混じり気がないこと”の意味。【吉左右】◎:きっそう×:きちさゆう吉左右は”良い知らせのこと/良いか悪いかどちらかの知らせのこと”の意味。【啄木鳥】◎:キツツキ△:たくぼくちょう啄木鳥は”キツツキ科の鳥の総称のこと”の意味。【屹度】◎:きっと×:きつど屹度は”話し手の決意や確信、また強い要望などを表す語のこと”の意味。例えば「彼なら屹度成功する」や「明日は屹度晴れだろう」のように用いられます。【詰問】◎:きつもん×:つめもん詰問は”厳しく問い詰めること”の意味。【屹立】◎:きつりつ×:こうりつ屹立は”山などが高く聳(そび)え立つこと/人が動かずに立っていること”の意味。【企図】◎:きと×:きず企図は”目的を果たすために計画すること。また、その計画のこと”の意味。【祈祷】◎:きとう×:きじゅ祈祷は”神仏に祈ること。また、その儀式のこと”の意味。【危篤】◎:きとく×:きば危篤は”病気が非常に重くて、今にも死にそうなこと”の意味。【既読】◎:きどく×:がいどく既読は”既(すで)に読んでいること。もう読んであること”の意味。【忌日】◎:きにち△:きじつ、いみび「きにち」「きじつ」と読むと”その人が死んだ日と同じ日付の日。命日のこと”の意味。「いみび」と読むと”汚(けが)れを避けて慎(つつし)むべき日のこと/縁起の悪い日のこと”の意味。【絹糸】◎:きぬいと○:けんし絹糸は”蚕(かいこ)の繭(まゆ)からとった糸のこと”の意味。【衣笠】◎:きぬがさ×:いがさ衣笠は”絹を張った柄(え)の長い傘のこと/仏像などの頭上に吊るす絹張りの傘のこと”の意味。【木の実】◎:きのみ○:このみ木の実は”木に生(な)る果実のこと”の意味。【希薄】◎:きはく×:きうす希薄は”液体の濃度、気体の密度が薄いこと/乏(とぼ)しいこと。欠けていること”の意味。【忌避】◎:きひ×:いひ忌避は”嫌って避けること”の意味。【気風】◎:きふう○:きっぷ「きふう」と読むと”気性(きしょう)。気質。特に、同じ地域または集団の人々に共通する性質のこと”の意味。「きっぷ」と読むと”その人の言動から感じ取られる気性のこと”の意味。【生真面目】◎:きまじめ×:なままじめ生真面目は”非常に真面目なこと”の意味。【生娘】◎:きむすめ×:なまむすめ生娘は”世間慣れしていない初心(うぶ)な娘のこと”の意味。ここでいう娘というのは、親にとっての娘ではなく、”未婚の若い女性のこと”を指しています。【肌理】◎:きめ△:きり「きめ」と読むと”皮膚や物の表面に見える筋目や模様のこと/物事をする際の心くばりのこと”の意味。「きり」と読むと”皮膚や物の表面に見える筋目や模様のこと/木材などの材のもつ質感のこと”の意味。【華奢】◎:きゃしゃ△:かしゃ「きゃしゃ」と読むと”姿・形がほっそりとしてて、上品に感じられるさま。繊細で弱々しく感じられるさま/器物などの作りが頑丈でないさま”の意味。「かしゃ」と読むと”華やかに奢(おご)ること。派手で贅沢(ぜいたく)なこと。また、そのさま”の意味。【脚立】◎:きゃたつ×:きゃくりつ※上は脚立の写真脚立は”2つの短い梯子(はしご)の上端を蝶番(ちょうつがい)などで繋いで板を取り付けた、八の字形に開いて用いる踏み台のこと”の意味。【脚絆】◎:きゃはん×:きゃくはん※上は脚絆の写真脚絆は”旅や作業をするとき、動きやすくするために脛(すね)に巻く布のこと”の意味。【仇怨】◎:きゅうえん×:きゅうおん仇怨は”恨みのある相手。また、恨みのこと”の意味。【給仕】◎:きゅうじ×:きゅうし給仕は”食事の席で飲食の世話をすること。また、その人のこと”の意味。【急逝】◎:きゅうせい×:きゅうきょ急逝は”急に死ぬこと”の意味。【給湯】◎:きゅうとう×:きゅうゆ「きゅうゆ」というのは、”給油”と書き表されるため注意が必要です。給湯は”湯を供給すること”の意味。【朽廃】◎:きゅうはい×:こうはい「こうはい」というのは、”荒廃”と書き表されるため注意が必要です。朽廃は”建物などが古くなり、役に立たなくなること”の意味。【牛酪】◎:ぎゅうらく×:ぎゅうかく牛酪は”バターのこと”の意味。バターというのは、”牛乳から分離したクリームを練り固めた、脂肪を主成分とする食品のこと”です。ちなみに乾酪(かんらく)は「チーズ」を指し、乳酪(にゅうらく)は”牛や羊の乳を原料として製した食品(バター・クリーム・チーズなど)のこと”を指します。【胡瓜】◎:きゅうり×:こうり胡瓜は”ウリ科の1年草のこと。また、その果実のこと”の意味。【丘陵】◎:きゅうりょう×:きょうりょう丘陵は”なだらかな小山が、次々に続いている所のこと”の意味。【寄与】◎:きよ×:きや寄与は”国家・社会・会社などのために役に立つこと。貢献すること”の意味。【供花】◎:きょうか○:くげ供花は”仏または死者に花を供えること。また、その花のこと”の意味。【経木】◎:きょうぎ×:けいぎ※上は経木の写真経木は”杉・檜(ひのき)などの木材を紙のように薄く削ったもの”の意味。経木というのは、お菓子・料理の包装、たこ焼きなどで、お皿の代わりに用いられることが多いです。【胸腔】◎:きょうくう(慣)△:きょうこう(本)胸腔は”胸膜(きょうまく)で覆われた、胸郭(きょうかく)の内部のこと”の意味。胸郭というのは”胸部の外郭をつくる、かご状の骨格のこと”で、胸郭の内部には肺や心臓などの臓器が収められています。【強肩】◎:きょうけん×:つよかた強肩は”物を投げる力が強いこと。また、その肩のこと”の意味。【峡谷】◎:きょうこく×:けいこく「けいこく」というのは、”渓谷”と書き表されるため注意が必要です。峡谷は”幅が狭く、深く険(けわ)しい谷のこと”の意味。【教唆】◎:きょうさ×:きょうしゅん教唆は”教えて唆(そそのか)すこと/犯意のない他人を唆して犯罪を起こさせること”の意味。【教示】◎:きょうじ△:きょうし教示は”教え示すこと”の意味。【矜持】◎:きょうじ(慣)△:きんじ(本)矜持は”自分の能力を信じて持つ誇りのこと”の意味。【行司】◎:ぎょうじ×:ぎょうし行司は”相撲(すもう)において、土俵上で力士を立ち合わせて、勝負を判定する役。また、その判定する役をしている人のこと”の意味。【行者】◎:ぎょうじゃ△:あんじゃ×:ぎょうしゃ「ぎょうじゃ」と読むと”仏道・修験道(しゅげんどう)の修行をする人のこと”の意味。「あんじゃ」と読むと”禅宗(ぜんしゅう)で、寺内の様々な用務をする者のこと”の意味。【享受】◎:きょうじゅ×:けいじゅ享受は”あるものを受け、自分のものとすること”の意味。【行水】◎:ぎょうずい×:ぎょうすい行水は”たらいなどに湯や水を入れて汗を流すこと/神事の前などに、心身の汚れを落とすために清水で体を清めること”の意味。【形相】◎:ぎょうそう△:けいそう「ぎょうそう」と読むと”感情をあらわにしたときの顔つき”の意味。「けいそう」と読むと”外から見たときの姿や形のこと”の意味。【驚嘆】◎:きょうたん×:きょうかん驚嘆は”非常に驚き感心すること”の意味。【享年】◎:きょうねん×:けいねん享年は”死んだときの年齢のこと”の意味。【競売】◎:きょうばい○:けいばい「きょうばい」と読むと”複数の買い手に値を付けさせ、最高値をつけた人に売る方法のこと”の意味。「けいばい」と読むと”法律により、差し押さえた物件を入札などの方法で売却すること/複数の買い手に値を付けさせ、最高値をつけた人に売る方法のこと”の意味。【今日日】◎:きょうび×:きょうじつ今日日は”今日このごろ。今時(いまどき)のこと”の意味。【教鞭】◎:きょうべん×:きょうびん教鞭は”教師が授業に使う鞭(むち)のこと”の意味。教鞭という言葉は「教鞭を執(と)る」のように使われることがほとんどで、”教師として生徒を教えること。また、教職にあること”の意味で使用されています。【教諭】◎:きょうゆ×:きょうろん教諭の「諭(ゆ)」という字は、「論(ろん)」という字によく似ているため注意が必要です。教諭は”教え諭(さと)すこと/教員免許状を持つ、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・養護学校などの正規の教員のこと”の意味。一般的には後者の意味で使われることがほとんどです。【享有】◎:きょうゆう×:けいゆう享有は”権利・能力など(無形のもの)を、人が生まれながら身につけて持っていること”の意味。【郷里】◎:きょうり△:ごうり×:ふるさと「ふるさと」というのは、”故郷(こきょう・ふるさと)”と書き表されるため注意が必要です。「きょうり」と読むと”生まれ育った土地のこと/村里(むらざと)のこと”の意味。「ごうり」と読むと”村里のこと”の意味。【御苑】◎:ぎょえん×:ごえん御苑は”皇室の所有する庭園のこと”の意味。【居室】◎:きょしつ×:いしつ居室は”普段いる部屋のこと”の意味。【御者】◎:ぎょしゃ×:ごしゃ御者は”馬車に乗って馬を操る人のこと”の意味。【居住】◎:きょじゅう×:いじゅう「いじゅう」というのは、”移住”と書き表されるため注意が必要です。居住は”一定の場所に住むこと”の意味。【拠出】◎:きょしゅつ×:しょしゅつ拠出は”ある目的のために金品を出し合うこと”の意味。【漁村】◎:ぎょそん×:りょうそん漁村は”主に漁業を生業(なりわい)としている村のこと”の意味。【居宅】◎:きょたく○:いたく居宅は”住んでいる家のこと”の意味。一般的には居宅は「きょたく」と読むことが多いですが、法律・行政・介護・福祉関係などでは居宅は「いたく」と読むことが多いです。【曲解】◎:きょっかい×:きょくかい曲解は”相手の言動や行動を素直に受け取らないで、ねじ曲げて解釈すること”の意味。【漁民】◎:ぎょみん×:りょうみん「りょうみん」というのは、”領民”と書き表されるため注意が必要です。漁民は”漁業(ぎょぎょう)を職業としている人々のこと”の意味。【切口上】◎:きりこうじょう×:せっこうじょう切口上は”一語一句をはっきりと区切る話し方のこと”の意味。【霧雨】◎:きりさめ△:きりあめ霧雨は”霧のように細かい雨のこと”の意味。【禁忌】◎:きんき×:きんい禁忌は”忌むべきものとして、禁止されている事柄のこと/医学において、害があるとして避ける薬の調合や治療法のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【均衡】◎:きんこう×:きんしょう均衡は”2つ以上の物事の間に、力や重さの釣り合いが取れていること”の意味。【今上】◎:きんじょう×:こんじょう今上は”今上天皇の略で、現在の天皇のこと”の意味。今上だけでも「今上天皇」のことを指しますが、「今上天皇」や「今上陛下(へいか)」と使われることが多いです。【琴線】◎:きんせん×:ことせん琴線は”琴(こと)の糸のこと/人間の心の奥にある、感じやすい微妙な心情のこと”の意味。琴線を用いて「琴線に触れる」という表現をすることが多いですが、これは”良いものに感銘を受ける・感動する”という意味で使われています。この表現はよく”相手の怒りを買ってしまうこと”と誤解されがちですが、その場合は「逆鱗(げきりん)に触れる」などといった表現が正しいです。ですので「琴線に触れる(感動)」と「逆鱗に触れる(怒り)」では、意味が真逆のようになってしまうため注意が必要です。【勤怠】◎:きんたい×:きんだ勤怠は”仕事に励むことと怠(なま)けること”の意味。【公達】◎:きんだち、こうたつ「きんだち」と読むと”親王・諸王など、皇族の人々のこと/貴族の子息のこと”の意味。「こうたつ」と読むと”政府や官庁からの通達のこと”の意味。【巾着】◎:きんちゃく×:しちゃく巾着は”布や革(かわ)などで作った、口をひもで締める小さな袋のこと”の意味。【金団】◎:きんとん×:きんだん金団は”サツマイモなどで作った餡(あん)に、砂糖で甘く煮た栗(くり)・インゲンマメなどを混ぜた食品のこと”の意味。金運や勝負運を願う料理としてお正月のおせち料理で用いられ、縁起の良い食べ物として知られています。インゲンマメ(一般的に白インゲンマメが多い)で作られたものを「豆金団(まめきんとん)」、栗で作られたものを「栗金団(くりきんとん)」と呼びます。【銀杏】◎:ぎんなん○:いちょう×:ぎんあん「ぎんなん」と読むと”いちょうの実のこと”の意味。「いちょう」と読むと”イチョウ科の落葉高木のこと”の意味。【禁物】◎:きんもつ×:きんぶつ禁物は”避けるべき物事のこと”の意味。【空隙】◎:くうげき×:くうしょう空隙は”隙間(すきま)のこと”の意味。【宮司】◎:ぐうじ△:みやづかさ×:きゅうし「ぐうじ」と読むと”神社の最高位である神官のこと/伊勢神宮の祭主に次ぐ大宮司・少宮司のこと/中宮職・春宮坊などの職員のこと”の意味。中宮職(ちゅうぐうしき)は”律令制で、三宮の行啓・令旨・行事などを司った役所”のことで、春宮坊(とうぐうぼう)は”律令制で、皇太子に関する事務を司った役所”のことです。「みやづかさ」と読むと”ぐうじ(神官)の別名のこと/ぐうじ(職員)の別名のこと”の意味。【苦役】◎:くえき×:くやく苦役は”肉体的に苦しい労働のこと/懲役のこと”の意味。【久遠】◎:くおん△:きゅうえん久遠は”時間が無限であること/遠い昔。または遠い未来のこと”の意味。【矩形】◎:くけい×:きょけい矩形は”長方形のこと”の意味。【草花】◎:くさばな△:そうか草花は”草に咲く花のこと/花の咲く種類の草のこと”の意味。【公事】◎:くじ○:こうじ△:おおやけごと「くじ」と読むと”政府・官庁などの公(おおやけ)の仕事のこと/朝廷の政務・儀式のこと/租・庸・調・課役(かえき)などの税の総称のこと”の意味。租・庸・調・課役というのは、昔(律令制)における税の名称のことです。「こうじ」と読むと”政府・官庁などの公の仕事のこと/公共に関する事柄のこと”の意味。「おおやけごと」と読むと”朝廷の政務・儀式のこと/私事ではなく、公式に定まっていること”の意味。【奇しくも】◎:くしくも×:きしくも奇しくもは”不思議にも。偶然にも”の意味。「奇」という字には珍しい・普通でない・怪しい・不思議などの意味があるため、奇しくもは”起こった事象の偶然性を不思議に思う様子”を意味しています。【孔雀】◎:くじゃく×:こうじゃく孔雀は”キジ科クジャク属の鳥の総称のこと”の意味。孔雀の尾羽を覆っている羽は目玉模様のある長い飾り羽となっていて、雄(おす)は雌(めす)に対しての求愛行動として羽を扇状(おうぎじょう)に開かせます。【口授】◎:くじゅ○:こうじゅ口授は”口伝えに教えを授けること”の意味。【苦汁】◎:くじゅう○:にがり「くじゅう」と読むと”苦い汁のこと/(転じて)苦しみ。苦い経験のこと”の意味。「にがり」と読むと”海水を煮詰めて食塩を取り出した後に残る苦い液体のこと”の意味。【薬師】◎:くすし△:くすりし、やくし「くすし」「くすりし」と読むと”医者のこと”の意味。「やくし」と読むと”薬師如来(やくしにょらい)の略のこと”の意味。薬師如来というのは、”薬壺(やくこ)を持ち病気を治す仏様のこと”です。【薬玉】◎:くすだま×:くすりだま薬玉は”式典・祝い事などで用いられる、割ると紙吹雪などが出る飾り物の玉のこと”の意味。【葛湯】◎:くずゆ×:かっとう「かっとう」というのは、”葛藤”と書き表されるため注意が必要です。※上は葛湯の写真葛湯は”葛粉(くずこ)に砂糖を混ぜ、熱湯を注いでかき混ぜたとろみのある食べ物のこと”の意味。葛湯はとろみがあって冷めにくく、体が温まり、消化にも良いため、昔から主に離乳食・介護食・病人食として食べられることが多いです。【曲者】◎:くせもの△:きょくしゃ「くせもの」と読むと”賊・敵など怪しい者のこと/一筋縄ではいかない一癖あるもの/油断のならないもの”の意味。「きょくしゃ」と読むと”芸能に巧みな人のこと”の意味。【駆逐】◎:くちく×:くつい駆逐は”追い払うこと”の意味。【口中】◎:くちじゅう○:こうちゅう口中は”口の中。口の中全体のこと”の意味。口中は「口中(こうちゅう)清涼剤」のように名詞の前に付く場合は「こうちゅう」、それ以外の”口中(くちじゅう)に広がる旨味”のような場合は「くちじゅう」と読まれることが多いです。【口達者】◎:くちだっしゃ○:くちたっしゃ口達者は”物言いが巧(たく)みで、よくしゃべること。また、そういう人のこと”の意味。【朽葉】◎:くちば×:きゅうよう朽葉は”枯れ落ちた葉のこと。また、落ちて腐った葉のこと/朽葉色(くちばいろ)の略のこと”の意味。朽葉色というのは、”赤みを帯びた黄色のこと”です。【口調】◎:くちょう×:こうちょう口調は”言葉の言い回し。ものを言うときの調子のこと”の意味。【沓石】◎:くついし×:とうせき※上は沓石の写真沓石は”礎石(そせき)などの上にあって、柱などの下に据(す)える石のこと”の意味。【口伝】◎:くでん×:こうでん口伝は”口で伝えること/奥義・秘伝などを口伝えで伝授すること/秘伝の書のこと”の意味。【句読点】◎:くとうてん×:くどくてん句読点は”文に付ける句点(くてん)と読点(とうてん)のこと”の意味。句点(。)は”文の最後に用いる符号のこと”で、読点(、)は”文を読みやすくするために用いる符号のこと”です。【功徳】◎:くどく△:こうとく「くどく」と読むと”良い果報をもたらす善行のこと/善行の結果として与えられる神仏の恵みのこと”の意味。「こうとく」と読むと”功績と徳行のこと”の意味。【工夫】◎:くふう△:こうふ「くふう」と読むと”良い方法や手段を考えること。また、その考えついた方法や手段のこと”の意味。「こうふ」と読むと”土木などの工事に従事する労働者のこと”の意味。【区分】◎:くぶん×:くわけ「くわけ」というのは、”区分け”と書き表されるため注意が必要です。区分は”ある基準に従って、全体を区切って分けること”の意味。【公方】◎:くぼう△:おおやけがた×:こうほう「くぼう」は”朝廷・政治などに関する方面のこと/天皇または朝廷のこと/鎌倉時代以降、将軍および幕府の敬称のこと”の意味。「おおやけがた」は”朝廷・政治などに関する方面のこと”の意味。【与する】◎:くみする×:よする与するは”考えに賛成して仲間になること/関係すること。関与すること”の意味。【工面】◎:くめん×:こうめん工面は”必要な金銭や品物を工夫して集めること/金回り。懐具合(ふところぐあい)のこと”の意味。【供物】◎:くもつ×:きょうぶつ供物は”神仏に供えるもの”の意味。【海月】◎:クラゲ△:かいげつ「クラゲ」と読むと”刺胞(しほう)動物と有櫛(ゆうしつ)動物の個体の総称のこと”の意味。「かいげつ」と読むと”クラゲの別名のこと/海上の空に出る月のこと/海面に映る月の影のこと”の意味。【庫裏】◎:くり×:こり庫裏は”寺院の台所にあたる建物のこと/住職やその家族の住む場所のこと”の意味。【功力】◎:くりき×:こうりょく功力は”功徳(くどく)の力のこと”の意味。功徳というのは、”善行やその善行の結果として得られる神仏による恵みのこと”を意味します。【胡桃】◎:くるみ×:こちょう胡桃は”クルミ科の落葉高木の総称のこと。また、その実のこと”の意味。【曲輪】◎:くるわ×:まげわ曲輪は”城・砦などの周囲に築いた囲いのこと。また、その囲いの内側の地域のこと”の意味。【玄人】◎:くろうと×:くろうど、げんじん玄人は”その道に熟達している人。専門家のこと”の意味。【勲記】◎:くんき×:どうき勲記は”叙勲者(じょくんしゃ)に勲章とともに与えられる証書のこと”の意味。叙勲(じょくん)というのは、”国家や公共事業に功労のあった人に勲等(勲位の等級)を授け、勲章を与えること”です。【群青】◎:ぐんじょう×:ぐんせい群青は”鮮やかな濃い青色のこと”の意味。【経緯】◎:けいい○:いきさつ「けいい」と読むと”物事の細かい事情のこと/たて糸とよこ糸。縦と横/地球の経線と緯線。経度と緯度のこと”の意味。「いきさつ」と読むと”物事の細かい事情のこと”の意味。【迎合】◎:げいごう×:うごう迎合は”相手に合わせて自分の意見や考えなどを変えること”の意味。【渓谷】◎:けいこく×:きょうこく「きょうこく」というのは、”峡谷”と書き表されるため注意が必要です。渓谷は”水の流れている深い谷のこと”の意味。【形而上】◎:けいじじょう×:けいしじょう形而上は”形をもたないもの。抽象的なもの/感覚では捉えられない無形のもの”の意味。反対の意味である形而下(けいじか)というのは、”形をそなえているもの。有形/感覚器官で存在を知覚できるもの”になります。【罫線】◎:けいせん×:らせん罫線は”紙に、縦または横に一定の間隔で引いた線のこと”の意味。【境内】◎:けいだい×:きょうない境内は”神社や寺の敷地の中のこと”の意味。【恵沢】◎:けいたく×:けいさわ恵沢は”恩恵を受けること”の意味。【慶弔】◎:けいちょう×:けいい慶弔は”吉事(きちじ)を祝うことと、凶事(きょうじ)を弔うこと”の意味。吉事というのは”縁起の良いこと。めでたいこと”で、凶事というのは”縁起の悪いこと。不吉な出来事のこと”です。【軽重】◎:けいちょう△:けいじゅう軽重は”軽いことと重いこと/つまらないことと重要なこと”の意味。【競馬】◎:けいば×:きょうば競馬は”騎手が馬に乗り、一定の距離を走らせ順位を競う競技のこと”の意味。競馬は公認賭博(とばく)で、前もって客が馬券を購入し、馬の順位が予想したものと同じであれば、的中した人に配当金が支払われます。【鶏飯】◎:けいはん○:とりめし※上は鶏飯(けいはん)の写真「けいはん」と読むと”鹿児島県の奄美大島(あまみおおしま)で作られる郷土料理のこと”の意味。鶏飯(けいはん)は、”茶碗に盛った白米に、ほぐした鶏肉・錦糸卵(きんしたまご)・椎茸(しいたけ)・パパイヤ漬け・薬味などをのせ、鶏がらスープをかけて食べる料理のこと”を指します。※上は鶏飯(とりめし)の写真「とりめし」と読むと”炊き込みご飯に鶏肉の甘辛煮を混ぜた日本の郷土料理のこと”の意味。「けいはん」と「とりめし」は漢字が同じなので混同されやすいですが、「けいはん」は”だし茶漬け”に近く、「とりめし」は”炊き込みご飯”に近い食べ物になります。「けいはん」は奄美大島の郷土料理として知られていますが、「とりめし」は日本各地の郷土料理として知られています。【啓蒙】◎:けいもう×:けいごう啓蒙は”無知な者に正しい知識を与え、教え導くこと”の意味。【競輪】◎:けいりん×:きょうりん競輪は”職業選手によって行われる自転車競走のこと”の意味。競輪は公認賭博(とばく)で、前もって客が車券を購入し、順位が予想したものと同じであれば、的中した人に配当金が支払われます。【稀有】◎:けう△:きゆう稀有は”稀(まれ)に有ること。非常に珍しいこと/不思議なこと”の意味。稀有は「きゆう」と読むこともできますが、一般的には「けう」は”稀有”、「きゆう」は”杞憂”と表記されることがほとんどです。【気圧される】◎:けおされる×:きあつされる気圧されるは”相手の迫力や勢いに圧倒されて気後(きおく)れすること”の意味。【外科】◎:げか×:がいか外科は”手術などにより、外傷・できもの・内臓疾患などを治す医学の一分野のこと”の意味。【逆鱗】◎:げきりん×:ぎゃくりん逆鱗は”天子(てんし)の怒りのこと/目上(めうえ)の人の怒りのこと”の意味。天子というのは”中国の皇帝や日本の天皇の呼称のこと”で、目上の人というのは”地位や年齢が高い人のこと”を指します。竜のあごの下には逆鱗(逆さに生えた鱗)があり、それに触れると竜は怒って、その人を殺してしまうという中国の伝説が存在します。天子や目上の人をこの伝説の竜にたとえているのが、いま現在における「逆鱗(げきりん)」という言葉になります。【解夏】◎:げげ×:かいなつ解夏は”陰暦7月15日に夏安居(げあんご)を解くこと”の意味。夏安居というのは、”夏の3か月の間、僧が1か所にこもって修行すること”を意味します。【下血】◎:げけつ×:かけつ下血は”様々な病気により、消化管内に出た血が肛門から排出されること”の意味。【下戸】◎:げこ×:しもと下戸は”お酒が飲めない人のこと”の意味。下戸におけるお酒の飲めない人というのは、”体質的にお酒が飲めない人のこと”で、言い換えると”体内でアルコールを分解する機能が極めて低い人のこと”を指します。例えばお酒を一口飲んだだけで顔や全身が赤くなったり、少し飲んだだけで具合がすごく悪くなったりするような人は下戸です。なので単にお酒が嫌いだから飲めない(飲みたくない)という人は、下戸とは言わないので覚えておきましょう。【今朝】◎:けさ△:こんちょう今朝は”今日の朝のこと”の意味。【消印】◎:けしいん×:しょういん消印は”消したしるしに押す印。特に郵便切手・葉書(はがき)に使用済みであることを示すために押す印のこと”の意味。【景色】◎:けしき△:けいしょく景色は”山や川など自然の眺めのこと”の意味。【化粧】◎:けしょう△:けわい化粧は”白粉(おしろい)などで顔を美しく飾ること/物の表面を美しく装飾すること”の意味。【化身】◎:けしん×:かしん化身は”神仏などが姿を変えてこの世に現れること。また、そのもののこと”の意味。【下衆】◎:げす×:かしゅう下衆は”身分の低い人のこと/品性が卑(いや)しいこと。また、そのような人のこと”の意味。【下世話】◎:げせわ×:しもぜわ下世話は”世間でよく口にする言葉や話のこと”の意味。【下足】◎:げそく×:かそく下足は”脱いだ履物(はきもの)のこと”の意味。【外題】◎:げだい×:がいだい外題は”書物の表紙に記すその本の名前のこと/歌舞伎・浄瑠璃における題名のこと”の意味。【気高い】◎:けだかい×:きだかい気高いは”上品であること。気品があること”の意味。【解脱】◎:げだつ×:かいだつ解脱は”煩悩(ぼんのう)の束縛から解放されて、悟りの境地に達すること”の意味。【気怠い】◎:けだるい×:きだるい気怠いは”何となく怠いこと”の意味。【欠如】◎:けつじょ×:けつにょ欠如は”あるべき事柄が欠けていて足りないこと”の意味。【月旦】◎:げったん×:がったん月旦は”月の初めの日のこと/月旦評(げったんひょう)の略のこと”の意味。月旦評というのは、後漢の許劭(きょしょう)が毎月1日に郷里の人物の批評をしていたという故事から、”人物についての批評のこと”を意味します。【月賦】◎:げっぷ△:つきふ×:げつぶ月賦は”代金を一度に支払わないで、月々に分割して支払うこと”の意味。【下手物】◎:げてもの×:かしゅぶつ下手物は”普通とは違って、風変わりなモノのこと”の意味。【外道】◎:げどう×:がいどう外道は”心のひねくれた人、邪悪な人を罵(ののし)って言う語のこと/仏教以外の教え。また、それを信じる人のこと/道理に背く考え。また、その考えの人のこと”の意味。【解毒】◎:げどく×:かいどく解毒は”体内に入った毒の作用を消し去ること”の意味。【健気】◎:けなげ×:けんき健気は”心がけや態度がしっかりしていること/子供など弱い者が懸命に努めること/勇(いさ)ましいこと”の意味。【解熱剤】◎:げねつざい×:かいねつざい解熱剤は”解熱に用いられる薬剤のこと”の意味。解熱(げねつ)というのは、”高熱の体温を下げること”を言います。【気配】◎:けはい△:きはい気配は”何となく感じられる様子のこと/株式市場(しじょう)などの景気や相場の状態のこと”の意味。【仮病】◎:けびょう×:かびょう仮病は”病気ではないのに、病気のふりをすること”の意味。【化仏】◎:けぶつ×:かぶつ化仏は”仏・菩薩(ぼさつ)が、衆生(しゅじょう)を救済するために出現させる仮の姿のこと/観音(かんのん)菩薩の頭部などに置かれる、小形の仏像のこと”の意味。衆生というのは、”生命のあるものすべて。特に、人間のこと”を指します。【下僕】◎:げぼく×:しもべ「しもべ」というのは、”僕”と書き表されるため注意が必要です。下僕は”召し使いの男のこと”の意味。【家来】◎:けらい×:からい家来は”主君に忠誠を誓って仕える人のこと/家に召し使う人のこと”の意味。【下劣】◎:げれつ×:かれつ「かれつ」というのは、”苛烈”と書き表されるため注意が必要です。下劣は”人柄や考え方が下品で卑(いや)しいこと”の意味。【牽引】◎:けんいん×:きいん牽引は”物を引っ張ること。引き寄せること”の意味。【嫌悪】◎:けんお×:けんあく「けんあく」というのは、”険悪”と書き表されるため注意が必要です。嫌悪は”憎み嫌うこと。ひどく嫌うこと”の意味。【献花】◎:けんか×:こんか献花は”霊前などに花を供えること”の意味。【狷介】◎:けんかい×:いんかい狷介は”頑固で自分の意志を固く守り、他人に心を開こうとしないこと。また、そのさま”の意味。【剣戟】◎:けんげき×:けんじき剣戟は”剣(つるぎ)と矛(ほこ)。刀などの武器のこと/刀剣による戦いのこと”の意味。【欠缺】◎:けんけつ×:けっかん欠缺は”(法律用語で)ある要件が欠けていること”の意味。【堅固】◎:けんご×:けんこ堅固は”守りがしっかりしていて、簡単には破られたりしないこと/意志が強く、簡単に相手に従ったりしないこと/健康で丈夫なさま”の意味。【拳固】◎:げんこ×:けんこ拳固は”固く握った手。握り拳(こぶし)のこと”の意味。【拳骨】◎:げんこつ×:けんこつ拳骨は”握り拳(こぶし)のこと/俗に、豚の大腿骨(だいたいこつ)・脛骨(けいこつ)のこと”の意味。豚の大腿骨・脛骨の骨端(こったん)の形が、握り拳に似ていることから、豚の大腿骨・脛骨は俗に拳骨と呼ばれています。骨端というのは、”脊椎(せきつい)動物の長骨を構成する部分で、関節を形成する両端の膨らんだ部分のこと”です。【県境】◎:けんざかい○:けんきょう県境は”県と他の都道府県との境(さかい)のこと”の意味。北海道と沖縄は海に囲まれているため、地続きで隣接する県はありませんが、両方とも県境は存在します。北海道は”青函(せいかん)トンネルの中間点が青森県との県境”とされ、沖縄県は”与論島(よろんじま)という離島が鹿児島県との県境”とされています。【厳粛】◎:げんしゅく×:げんさい、げんせい厳粛は”重々しい雰囲気で、心が引き締まること/それを真剣に受け取らなければならないさま/厳しく動かしがたいこと”の意味。【元帥】◎:げんすい×:げんし元帥は”軍隊(陸軍・海軍・空軍)における階級・称号のこと”の意味。元帥はその軍隊における大将の中から選ばれ、大将を統率する者で、大元帥の次に高い階級・称号を指します。(国によって最高位の階級・称号が元帥なのか、大元帥なのかが変わります)【現存】◎:げんぞん○:げんそん現存は”現在、実際にあること。現実に存在していること”の意味。【倦怠感】◎:けんたいかん×:かんたいかん倦怠感は”心身の疲れによって、怠(だる)いと感じること”の意味。【権高】◎:けんだか×:けんこう権高は”気位(きぐらい)が高く、傲慢(ごうまん)なこと”の意味。【言質】◎:げんち(本)△:げんしつ(慣)言質は”後で証拠となる言葉のこと”の意味。「言質を取る」のように使われることが多いですが、これは”証拠となる言葉を相手から引き出すこと”を意味しています。言質は「げんしつ」とも読みますが「言質を取る」のときは、「言質(げんち)を取る」と読むのが一般的ですので、「げんち」と読むようにしましょう。【顕著】◎:けんちょ×:こうちょ顕著は”際立って目につくこと。はっきりとあらわれていること”の意味。【懸吊】◎:けんちょう×:けんてい懸吊は”引っ掛けて吊(つる)すこと”の意味。【喧伝】◎:けんでん×:せんでん喧伝は”世間に喧(やかま)しく言い伝えること”の意味。【圏内】◎:けんない×:かんない圏内は”ある範囲の内のこと”の意味。【現生】◎:げんなま△:げんしょう×:げんせい「げんなま」と読むと”現金のことをいう俗語のこと”の意味。俗語(ぞくご)というのは、”標準となる口語に対して、それと異なる方言やあらたまった場面では使われないような品がない言葉のこと”です。「げんしょう」と読むと”現在の世の中。現世のこと”の意味。【剣呑】◎:けんのん×:けんうん剣呑は”危険な感じがするさま。また、不安を覚えるさま”の意味。【原発】◎:げんぱつ×:げんはつ原発は”原子力発電の略のこと/原子力発電所の略のこと/最初に発症すること”の意味。原子力発電とは”原子炉で発生する熱エネルギーを利用した発電のこと”で、その”原子力発電の方式による発電所のこと”を原子力発電所と言います。【原木】◎:げんぼく×:げんもく原木は”原料・材料となる木。加工をする前の切り出したままの木のこと”の意味。【拳万】◎:げんまん×:けんまん拳万は”約束を必ず守る印(しるし)として、お互いに小指を絡(から)み合わせること。また、そのときに唱える言葉のこと”の意味。拳万は「拳固万回(げんこまんかい)」の略で、”約束を破ったらげんこ(=げんこつ。握り拳)で1万回打たれる意”からきている言葉です。「指切り拳万、嘘ついたら針千本飲ます」という誓いの言葉がありますが、これは約束を破ったら”指を切って、握り拳で1万回打たれ、針を千本飲まされる”という怖い意味になります。【原野】◎:げんや○:はらの原野は”人の手が加えられていない野原のこと”の意味。【語彙】◎:ごい×:ごろ語彙は”ある言語・領域で用いられる単語のすべて”の意味。【恋路】◎:こいじ×:こいろ恋路は”恋の道。恋愛のこと”の意味。【碁石】◎:ごいし×:ごせき碁石は”囲碁に用いる円形の小さい石のこと”の意味。碁石は白色と黒色の2種類があり、正式には白石が180個、黒石が181個あります。黒石の方が白石よりも1個多いのは、黒石を打つ側が先手となるからで、碁盤の升目(ますめ)は全部で(19×19=)361あるため、黒石が白石よりも1個だけ多くなっています。【好一対】◎:こういっつい×:こういったい好一対は”2つの物や人がよく調和して似合っていること”の意味。【強引】◎:ごういん×:きょういん強引は”物事を無理やり行うこと”の意味。【交易】◎:こうえき×:こうい交易は”互いに品物の交換や売買をすること”の意味。【校閲】◎:こうえつ×:こうせつ校閲は”文書や原稿などの誤りや不備などを調べて訂正すること”の意味。【好悪】◎:こうお×:こうあく好悪は”好むことと憎むこと。好き嫌いのこと”の意味。【業火】◎:ごうか×:ぎょうか業火は”罪人を焼く地獄の火のこと/悪業が身を滅ぼすことを火にたとえていう語のこと/激しい炎のこと”の意味。【劫火】◎:ごうか△:こうか劫火は”世界が破滅するときに起こるとされている、世界を焼き尽くしてしまう大火災のこと”の意味。【香気】◎:こうき×:かき香気は”良い匂(にお)い。香りのこと”の意味。【交誼】◎:こうぎ×:こうせん交誼は”友人としての親しい付き合いのこと”の意味。【剛毅】◎:ごうき×:ごうこく剛毅は”意思がしっかりしていて、物事に屈しないこと”の意味。【恒久】◎:こうきゅう×:たんきゅう恒久は”いつまでも変わらずに続くこと”の意味。【号泣】◎:ごうきゅう×:ごうなき号泣は”大声をあげて泣くこと”の意味。【口腔】◎:こうくう(慣)△:こうこう(本)口腔は”口から喉(のど)までの間の空間のこと”の意味。【好々爺(好好爺)】◎:こうこうや×:すきすきじい好々爺(好好爺)は”優しく人の良いお爺(じい)さんのこと”の意味。【神々しい(神神しい)】◎:こうごうしい×:かみがみしい神々しい(神神しい)は”厳(おごそ)かで、気高(けだか)い感じのこと”の意味。【号哭】◎:ごうこく×:ごうき号哭は”大声で泣き叫ぶこと”の意味。【黄砂】◎:こうさ×:おうさ黄砂は”黄色い砂のこと/中国大陸北西部で、黄色い砂が強風で吹き上げられて、空を覆い下降する現象のこと”の意味。後者の意味である黄砂という現象は、3月~5月頃に多く、吹き上げられた砂が日本にまで及ぶこともあります。【交錯】◎:こうさく×:こうしゃく交錯は”いくつかのものが入り混じること”の意味。【格子】◎:こうし×:かくし※上は格子の写真格子は”細い木や竹などを、碁盤(ごばん)の目のように組み合わせて作った建具(たてぐ)のこと”の意味。格子は、主に戸や窓などに用いられます。【控除】◎:こうじょ×:くうじょ控除は”計算の対象から金額・数量などを差し引くこと”の意味。控除という言葉は、特に税金の計算のときに、課税対象(税金がかかる対象)から除外するときに用いられることが多いです。【強情】◎:ごうじょう×:きょうじょう強情は”意地を張って、なかなか自分の考えを変えないこと。また、そのさま”の意味。【洪水】◎:こうずい×:きょうすい洪水は”大雨などで河川の水量が急激に増加すること”の意味。【好事家】◎:こうずか×:こうじか好事家は”変わった物事に興味を持つ人。物好きな人のこと/風流を好む人のこと”の意味。【巧拙】◎:こうせつ×:こうしゅつ巧拙は”物事の巧(たく)みなことと、拙(つたな)いこと。上手と下手”の意味。【口舌】◎:こうぜつ○:くぜつ「こうぜつ」と読むと”口先だけの物言いや言葉のこと”の意味。「くぜつ」と読むと”言い争い。特に痴話げんかのこと”の意味。【光沢】◎:こうたく×:こうさわ光沢は”物の表面が光を受けて発する輝き・艶(つや)のこと”の意味。【強奪】◎:ごうだつ△:きょうだつ強奪は”暴力・脅迫などで、強引(ごういん)に奪い取ること”の意味。【巧緻】◎:こうち×:こうし巧緻は”精巧で緻密(ちみつ)なこと。細部にわたって良くできていること”の意味。【膠着】◎:こうちゃく×:もんちゃく「もんちゃく」というのは、”悶着”と書き表されるため注意が必要です。膠着は”粘りつくこと。しっかりくっついて離れないこと/ある状態が固定して動きがなくなること”の意味。【更迭】◎:こうてつ×:こうそう更迭は”ある地位・役目の人が代わること。また、代えること”の意味。【香典】◎:こうでん×:かてん、こうてん香典は”死者の霊前に香の代わりとして供える金銭のこと”の意味。【格天井】◎:ごうてんじょう×:かくてんじょう※上は格天井の写真格天井は”木を格子(こうし)のように組んで、それに板を張った天井のこと”の意味。【降灰】◎:こうはい○:こうかい降灰は”火山の噴火によって、地上に火山灰が降ること。また、その灰のこと”の意味。【業腹】◎:ごうはら×:ぎょうはら業腹は”非常に腹の立つこと”の意味。【鋼板】◎:こうはん△:こうばん鋼板は”圧延機にかけて板状に引き延ばした鋼鉄のこと”の意味。厚さ3ミリメートル以上のものを「厚板(あついた)」、3ミリメートル未満のものを「薄板(うすいた)」と言います。【口吻】◎:こうふん×:こうそう、こうぶつ口吻は”口さき。口元のこと/口ぶり。話しぶりのこと”の意味。一般的には後者の意味で使われることが多いです。【首を回らす】◎:こうべをめぐらす×:くびをまわらす首を回らすは、「頭を回らす(こうべをめぐらす)」(どちらも意味は同じ)とも書き表されます。首を回らすは”後ろを振り返って見ること/過去を振り返ること”の意味。【高邁】◎:こうまい×:こうまん「こうまん」というのは、”高慢”と書き表されるため注意が必要です。高邁は”心が優れていて、気高(けだか)いこと。また、そのさま”の意味。【劫末】◎:ごうまつ△:こうまつ×:きゃくまつ劫末は”この世の終わりのこと”の意味。【光明】◎:こうみょう△:こうめい光明は”明るい光のこと/苦しい状態の中での、明るい見通しのこと/仏の心身から発する光のこと”の意味。【強力犯】◎:ごうりきはん×:きょうりょくはん強力犯は”暴力・脅迫を手段とする犯罪のこと”の意味。例えば、殺人罪・傷害罪・強盗罪などが挙げられます。【綱領】◎:こうりょう×:もうりょう綱領は”物事の重要なところ/政党・団体などの主義・主張・活動の目的や方針などを示したもの”の意味。一般的には後者の意味で使われることが多いです。【氷枕】◎:こおりまくら○:ひょうちん氷枕は”頭部を冷やすために、氷を入れた枕のこと”の意味。【戸外】◎:こがい×:とがい戸外は”家の外のこと”の意味。【木陰】◎:こかげ×:きかげ木陰は”木の下の日光や雨の当たらない所のこと”の意味。【互換性】◎:ごかんせい×:こうかんせい互換性は”機械の部品や、コンピューターのソフトウェアが異なる機種の間で共通して使用できること”の意味。【小気味】◎:こきみ×:しょうきみ小気味は”気味(きみ)を強めて言う語のこと”の意味。気味というのは、”心身に感じる、快・不快の感じのこと”を意味します。【故郷】◎:こきょう○:ふるさと「こきょう」と読むと”生まれ育った土地のこと”の意味。「ふるさと」と読むと”生まれ育った土地のこと/精神的なよりどころのこと/かつて住んだことのある土地。馴染み深い土地のこと”の意味。【虚空】◎:こくう△:きょくう「こくう」と読むと”何もない空間のこと/架空(かくう)のこと”の意味。「きょくう」と読むと”架空のこと”の意味。【国債】◎:こくさい×:こくせき国債は”国が資金の不足を賄(まかな)うために発行する債券(さいけん)のこと”の意味。債権というのは、”財産権のひとつで、ある人(債権者)が他の人(債務者)に対して、一定の行為(給付)を請求し、これを実行させることを内容とする権利のこと”です。つまりお金の貸し借りを例にすると、お金を貸した人(債権者)が借りた人(債務者)に対して、そのお金の返還を請求する権利のことを指します。【極彩色】◎:ごくさいしき×:ごくさいしょく、きょくさいしょく極彩色は”非常に華やかな色どりのこと”の意味。【酷似】◎:こくじ×:こくに酷似は”区別ができないほどよく似ていること”の意味。【極上】◎:ごくじょう×:きょくじょう極上は”極めて上等なこと。また、その物のこと/最も優れていること。また、その物のこと”の意味。【石高】◎:こくだか△:いしだか「こくだか」と読むと”米穀(べいこく)の収穫量のこと/近世において、土地生産高を米の量に換算して表示したもの”の意味。一石(いっこく)というのは、”大人一人が一年に食べる米の量”に相当します。「いしだか」と読むと”道路に石が多く、凸凹(でこぼこ)なこと”の意味。【極道】◎:ごくどう×:きょくどう極道は”悪事や酒色・博打(ばくち)にふけること。また、そのような人のこと/素行の悪い人を罵(ののし)って言う語のこと”の意味。極道というのは、本来は上記のような意味になりますが、ヤクザと同じ意味として使われることも多いです。【極貧】◎:ごくひん×:きょくひん極貧は”極めて貧乏(びんぼう)であること。また、そのさま”の意味。【極太】◎:ごくぶと×:きょくた、きょくぶと極太は”極めて太いこと”の意味。【極稀】◎:ごくまれ×:きょくまれ極稀は”数や頻度(ひんど)が極めて少ないさま。とても珍しいさま”の意味。【克明】◎:こくめい×:かつめい克明は”細かい点まではっきりとさせること/真面目で正直なこと”の意味。【虚仮】◎:こけ×:きょか虚仮は”内心と外見とが一致しないこと/愚かなこと。馬鹿”の意味。【小芥子】◎:こけし×:しょうかいし※上は小芥子の写真小芥子は”東北地方特産の郷土人形のこと”の意味。木地(きじ)を轆轤(ろくろ)で挽(ひ)いた円筒状の胴に丸い頭を付けて、女の子の顔を書き、胴に赤・青・黄などで彩色した木製の人形です。轆轤というのは”回転運動を利用する装置のこと”で、小芥子を轆轤に固定して、小芥子を轆轤で回転させながら削っていきます。【転ける】◎:こける×:ころける転けるは”転ぶこと。倒れること/映画や芝居(しばい)などの興行が当たらないまま終わること”の意味。後者の意味は、つまり”客の入りが悪いこと”を意味しています。【此処】◎:ここ×:こしょ此処は”自分のいる所・場面のこと/いま述べている場所・事態のこと/今を関心の中心とした、ある時間のこと”の意味。【戸口】◎:ここう、とぐち×:こぐち「ここう」と読むと”戸数(こすう)と人口のこと”の意味。戸口(ここう)という言葉は「戸口調査(ここうちょうさ)」と用いられることが多いです。「とぐち」と読むと”建物の出入り口のこと”の意味。【小言】◎:こごと×:しょうげん小言は”文句。不満。苦情のこと/細かいことをいちいち取り立てて叱(しか)ること。また、その言葉のこと”の意味。【心根】◎:こころね△:しんこん心根は”心の奥底。本性のこと”の意味。【巨細】◎:こさい△:きょさい巨細は”大きなことと小さなこと/細かく詳しいこと。また、そのさま”の意味。【古刹】◎:こさつ×:こせつ古刹は”由緒(ゆいしょ)のある古い寺のこと”の意味。【小雨】◎:こさめ△:こあめ、しょうう小雨は”少し降る雨。小降りの雨のこと”の意味。【古参】◎:こさん×:こざん古参は”古くからその職場・団体や仲間に属していること。また、その人のこと”の意味。【誇示】◎:こじ×:こし誇示は”自慢して見せること”の意味。【孤児】◎:こじ○:みなしご孤児は”両親のいない子供のこと”の意味。【乞食】◎:こじき△:こうじき×:こうしょく「こじき」と読むと”食べ物や金銭を恵んでもらって生活すること。また、そういう人のこと”の意味。「こうじき」と読むと”こじきの別名のこと/僧が人家の門に立ち、食べ物を乞(こ)い求めること”の意味。【固執】◎:こしつ(慣)△:こしゅう(本)固執は”自分の意見を主張して曲げないこと”の意味。【小姑】◎:こじゅうと○:こじゅうとめ△:しょうこ「こじゅうと」「こじゅうとめ」と読むと”配偶者の姉妹。夫や妻の姉妹のこと”の意味。ちなみに小舅(こじゅうと)は”配偶者の兄弟。夫や妻の兄弟のこと”を意味する言葉です。なので一般的には小姑は「こじゅうと」と読まれることが多いですが、これらを区別したいときは小舅は「こじゅうと」、小姑は「こじゅうとめ」と読むのが良いでしょう。「しょうこ」と読むと”配偶者の妹。夫や妻の妹のこと”の意味。【互助】◎:ごじょ×:こうじょ互助は”互いに助け合うこと”の意味。【後生】◎:ごしょう△:こうせい「ごしょう」と読むと”死後に生まれ変わる所のこと/死後に極楽に生まれ変わること/人に哀願(あいがん)するときに用いる語のこと”の意味。例えば”人に哀願するときに用いる語のこと”は、「後生(ごしょう)だから助けてください」のように用いられます。「こうせい」と読むと”後から生まれてくる人のこと”の意味。【御神火】◎:ごじんか△:ごしんか御神火は”火山を神聖なものと扱って、その噴火・噴煙を神聖視していう語のこと”の意味。【牛頭】◎:ごず×:ぎゅうとう※上は牛頭と馬頭の写真牛頭は”地獄にいるとされる、頭が牛で、首から下が人間の姿をしている獄卒のこと”の意味。そして牛頭の他に、地獄にいるとされる、頭が馬で、首から下が人間の姿をしている獄卒のことを「馬頭(めず)」と言います。【秋桜】◎:コスモス○:あきざくら秋桜は”キク科の一年草のこと”の意味。【挙って】◎:こぞって×:きょって挙っては”一人残らず。全員で”の意味。【木立】◎:こだち×:もくりつ木立は”群がって生えている木々のこと”の意味。【炬燵】◎:こたつ×:きょたつ「こたつ」は炬燵の他に”火燵”と書き表されることもあります。炬燵は”櫓(やぐら)の中に熱源を入れ、布団(ふとん)をかけて暖をとる器具のこと”の意味。櫓というのは、”炬燵の、布団をかけるための四角い枠のこと”などの意味があります。【戸建て】◎:こだて×:とだて戸建ては”(集合住宅に対して)一戸単位で独立して建っている家のこと”の意味。【木霊】◎:こだま×:もくれい木霊は”樹木に宿る精霊のこと/声や音が山や谷などに反響すること。また、その声や音のこと。山彦(やまびこ)”の意味。【東風】◎:こち△:とうふう東風は”東の方から吹く風のこと。春風のこと”の意味。【酷寒】◎:こっかん△:こくかん酷寒は”厳しい寒さのこと”の意味。【極寒】◎:ごっかん△:きょっかん極寒は”極めて寒いこと”の意味。【忽然】◎:こつぜん△:こつねん×:そうぜん忽然は”物事の出現・消失が急なさま。突然”の意味。【骨密度】◎:こつみつど×:ほねみつど骨密度は”一定体積の骨に含まれる、カルシウム・マグネシウムなどのミネラル成分の量のこと”の意味。【後手】◎:ごて×:こうしゅ後手は”敵に先を越されて受身になること/囲碁・将棋で後から打つこと。また、後から打つ人のこと”の意味。【殊更】◎:ことさら×:しゅこう殊更は”わざと。わざわざ/とりわけ。特に”の意味。【言霊】◎:ことだま×:げんれい言霊は”言葉に宿っている不思議な力のこと”の意味。【言伝】◎:ことづて×:げんでん言伝は”伝えたい言葉を他の人に取り次いでもらうこと。また、その言葉。伝言のこと/ひとづてに伝え聞くこと。また、その伝え聞いた話。伝聞のこと”の意味。【小波】◎:こなみ、さざなみ△:しょうは「こなみ」「しょうは」と読むと”小さな波のこと”の意味。「さざなみ」と読むと”小さな波のこと/心の小さな動揺のこと/小さな争い・不和のこと”の意味。【小人数】◎:こにんずう×:しょうにんずう小人数は”人数が少ないこと。また、わずかな人数のこと”の意味。【木の葉】◎:このは△:きのは木の葉は”樹木の葉のこと”の意味。【小話】◎:こばなし△:しょうわ「こばなし」と読むと”気の利いた短い話。ごく短い洒落(しゃれ)た笑い話のこと”の意味。「しょうわ」と読むと”ちょっとした短い話のこと”の意味。【誤謬】◎:ごびゅう×:ごひょう誤謬は”誤り。間違いのこと”の意味。【小兵】◎:こひょう△:しょうへい「こひょう」と読むと”体つきの小さいこと。小柄/弓を引く力が弱いこと。また、その人のこと”の意味。「しょうへい」と読むと”少人数の兵のこと”の意味。【昆布茶】◎:こぶちゃ○:こんぶちゃ昆布茶は”昆布を細かく刻んだり、粉末にしたものに熱湯を注いだ飲料のこと”の意味。ちなみに日高昆布・利尻昆布・羅臼昆布・とろろ昆布・酢昆布など、語尾に昆布が付いているものは一般的に「こんぶ」と読まれることが多いです。反対に昆布巻・昆布茶・梅昆布茶・昆布締めなどのように、昆布の後に言葉が続く場合は一般的に「こぶ」と読まれることが多いです。このように昆布が語尾に付くかどうかで、「こぶ」「こんぶ」のどちらで読むのかを判断するのが良いでしょう。【牛蒡】◎:ごぼう×:ぎゅうぼう牛蒡は”キク科の二年草のこと”の意味。根は地中に長く垂直に伸び、根の部分を食用としています。【独楽】◎:こま△:どくらく「こま」と読むと”木や金属などでできた、厚みのある円形の胴の中心に心棒を通した玩具(おもちゃ)のこと”の意味。「どくらく」と読むと”こまの別名のこと/ひとりで楽しむこと”の意味。【胡麻】◎:ごま×:こま胡麻は”ゴマ科の一年草のこと。また、その種子のこと”の意味。私たちが日常的に食べている胡麻というのは、「種子の部分」になります。【古文書】◎:こもんじょ△:こぶんしょ古文書は”歴史を知るための史料となる古い文書のこと”の意味。【御用達】◎:ごようたし(本)△:ごようたつ(慣)御用達は”宮中・官庁に物品を納めること。またそれを納める商人のこと/よく使うこと。お気に入り”の意味。【御利益】◎:ごりやく×:ごりえき御利益は”神仏から与えられる恵みのこと”の意味。【五輪】◎:ごりん○:オリンピック「ごりん」と読むと”オリンピックの別名のこと/五輪旗(ごりんき)のマークのこと”の意味。五輪旗のマークというのは、白地に、向かって左から青・黄・黒・緑・赤の順に、五大陸を象徴する五つの輪がW形(上に3つ、下に2つ)に組み合わせてあるマークのことです。(五大陸=ユーラシア大陸・アフリカ大陸・北アメリカ大陸・南アメリカ大陸・オーストラリア大陸)このマークは「WORLD(世界)」の頭文字を取ってW形となっていて、輪に上記の色が使われている理由は、”下地の白に青・黄・黒・緑・赤の6色で、世界の国旗のほとんどを描くことができるから”という説などがあります。「オリンピック」と読むと”4年に1度開催される、世界的なスポーツの祭典のこと”の意味。ちなみに「オリンピック=競技者は健常者が中心」であるのに対して、「パラリンピック=競技者は特定の障がいがある人が中心」となって行われる国際的なスポーツの祭典になります。どちらも基本的には4年に1度の周期で行われています。【破落戸】◎:ごろつき○:ならずもの×:はらくど破落戸は”定職がなく、ゆすりなどの悪事をして暮らす者のこと”の意味。【声色】◎:こわいろ△:せいしょく×:こえいろ「こわいろ」と読むと”声の調子や感じのこと/他人、芸能人の声や口調を真似すること”の意味。「せいしょく」と読むと”声と顔色のこと/音楽の楽しみと女色のこと”の意味。【声高】◎:こわだか×:こえだか声高は”声を強く大きく出すこと”の意味。【小童】◎:こわっぱ△:こわらべ、こわらわ、しょうどう「こわっぱ」と読むと”子供、年少者を罵(ののし)っていう語のこと”の意味。「こわらべ」「こわらわ」「しょうどう」と読むと”子供、年少者のこと”の意味。【声音】◎:こわね△:せいおん「こわね」と読むと”声から受ける様子・感じのこと”の意味。「せいおん」と読むと”声。音声のこと”の意味。【強面】◎:こわもて△:こわおもて強面は”恐ろしい顔つきのこと/強硬(きょうこう)な態度のこと”の意味。強硬は”意思が強くて簡単には妥協や屈服をしないさま”という意味なので、「強硬な態度」というのは”強い意志を持った態度のこと”を意味します。【権化】◎:ごんげ×:けんか権化は”神仏が人々を救うために仮の姿でこの世に現れること/性質・観念などが人間の形をして現れたかと思われる人のこと”の意味。【今昔】◎:こんじゃく△:こんせき今昔は”今と昔のこと”の意味。【今生】◎:こんじょう×:こんせい今生は”この世に生きている間のこと”の意味。【言上】◎:ごんじょう×:げんじょう言上は”目上の人に申し上げること”の意味。【渾身】◎:こんしん×:きしん渾身は”からだ全体のこと”の意味。【今夕】◎:こんせき△:こんゆう今夕は”今日の夕方のこと”の意味。【献立】◎:こんだて×:けんりつ献立は”料理の種類・順序などのこと”の意味。【建立】◎:こんりゅう△:けんりつ「こんりゅう」と読むと”寺院・堂塔(どうとう)などを建設すること”の意味。寺院・堂塔を建設するときは、「こんりゅう」が用いられることがほとんどで、それ以外の場合は”建設”が用いられることが多いです。「けんりつ」と読むと”建設すること”の意味。↓サ行~【最奥部】◎:さいおうぶ×:さいおくぶ最奥部は”奥行きのある構造の最も奥まった部分のこと”の意味。【最大手】◎:さいおおて×:さいだいしゅ最大手は”同じ分野の市場において、最も大きな経営規模や売り上げなどがある会社のこと”の意味。【細工】◎:さいく×:さいこう細工は”手先を使って細かい物を作ること。また、作られた物のこと/事実をごまかしたり細かな工夫をしたりすること。また、その企みのこと”の意味。【最期】◎:さいご×:さいき最期は”命の終わるとき。死に際のこと”の意味。【在郷】◎:ざいごう△:ざいきょう「ざいごう」と読むと”郷里にいること/都会から離れた地方。田舎(いなか)のこと”の意味。郷里というのは、”生まれ育った土地。故郷のこと”です。「ざいきょう」と読むと”郷里にいること”の意味。【賽子】◎:サイコロ×:さいし賽子は”双六(すごろく)・博打(ばくち)などで用いられ、小さい立方体の各面に1から6までの目を記したもの”の意味。ちなみに賽子の目の数は、必ず反対側の面に記されている目と合わせて「7」になるように記されています。なので1の目の反対側の面には6の目が記されていて、3の目の反対側の面には4の目が記されています。【幸先】◎:さいさき×:こうせん幸先は”良いことが起こる前兆のこと/物事を始めるときの前兆のこと”の意味。【祭祀】◎:さいし×:さいひ祭祀は”神々や祖先などを祭ること”の意味。【彩色】◎:さいしき△:さいしょく彩色は”物に色を付けること”の意味。【宰相】◎:さいしょう×:さいそう宰相は”総理大臣。首相のこと/参議の唐名(からな)のこと”の意味。唐名というのは、”中国風の名称。または中国における名称のこと”です。【最善手】◎:さいぜんしゅ×:さいぜんて最善手は”その局面において、最も良い手。勝つための最善の手のこと”の意味。【在中】◎:ざいちゅう×:ざいじゅう「ざいじゅう」というのは、”在住”と書き表されるため注意が必要です。在中は”中にその物が入っていること”の意味。【罪人】◎:ざいにん○:つみびと罪人は”罪を犯した者のこと”の意味。【債務】◎:さいむ×:せきむ債務は”特定の人に対して給付する義務のこと”の意味。この特定の人に対して給付する義務がある人を「債務者(さいむしゃ)」と言い、特定の人に対して給付を請求する権利を持つ人を「債権者(さいけんしゃ)」と言います。例えばAさんがBさんからお金を借りたとすると、AさんはBさんに後でお金を返さなければいけません。ここでAさんはお金を返す義務が発生するため”Aさん=債務者”となり、Bさんはお金を返してもらう権利が発生するため”Bさん=債権者”となるわけです。【酒蔵】◎:さかぐら×:しゅぞう「しゅぞう」というのは、”酒造”と書き表されるため注意が必要です。酒蔵は”酒を醸造(じょうぞう)、また貯蔵しておくための蔵のこと”の意味。【逆子】◎:さかご×:ぎゃくし逆子は”母胎内(ぼたいない)で胎児(たいじ)の姿勢が、正常の場合と逆になっているもののこと”の意味。正常な場合であれば、母胎内では胎児の頭が下になりますが、逆子の場合は母胎内で胎児の頭が上になっています。【酒樽】◎:さかだる×:さけだる酒樽は”酒を入れておくための樽のこと”の意味。【逆手】◎:さかて△:ぎゃくて「さかて」と読むと”普通の持ち方と向きを逆に持つこと/相手の攻撃などを利用してやり返すこと”の意味。「ぎゃくて」と読むと”相手の関節を逆に曲げること。また、その技のこと/普通の持ち方と向きを逆に持つこと/相手の攻撃などを利用してやり返すこと”の意味。【先物】◎:さきもの×:せんぶつ先物は”将来の約束の日時に商品の受け渡しと、代金の決済を行う売買契約をした銘柄のこと”の意味。【防人】◎:さきもり△:ぼうじん「さきもり」と読むと”昔に筑紫(つくし)・壱岐(いき)・対馬(つしま)など北九州の防備に当たった兵士のこと”の意味。「ぼうじん」と読むと”さきもりの別名のこと/昔の中国唐の時代に、辺境の防備に当たった兵士のこと”の意味。【割く】◎:さく×:わりく割くは”刃物で切り開くこと/親しい関係にある者どうしを無理に離すこと/一部を分けて他の用途に充(あ)てること”の意味。【酢酸】◎:さくさん×:すさん酢酸は”酢の主成分として知られる有機化合物のこと”の意味。酢酸は「C2H4O2」の化学式で表され、”強い酸味と刺激臭を持つ無色透明の液体”です。【鑿井】◎:さくせい×:さくい鑿井は”石油や地下水などの採取するために地中に穴を掘ること。ボーリング”の意味。【搾乳】◎:さくにゅう×:さいにゅう搾乳は”乳を搾(しぼ)ること”の意味。【索莫】◎:さくばく×:さくぼう索莫は”心を満たすものがなく、もの寂しく感じるさま”の意味。【石榴(柘榴)】◎:ざくろ×:せきりゅう※上は石榴(柘榴)の写真石榴(柘榴)は”ザクロ科の落葉高木のこと。また、その果実のこと”の意味。【雑魚】◎:ざこ△:じゃこ雑魚は”雑多な種類の入り混じった小魚(こざかな)。また、小魚のこと/大したことのない人のこと”の意味。【細雪】◎:ささめゆき×:さいせつ細雪は”細(こま)かに降る雪のこと。まばらに降る雪のこと”の意味。【細石】◎:さざれいし△:さいせき細石は”細かい石。小石のこと”の意味。【山茶花】◎:サザンカ△:さんちゃか山茶花は”ツバキ科の常緑小高木のこと”の意味。【挿絵】◎:さしえ×:そうえ挿絵は”新聞・雑誌・書籍などの文章の中に入れる、内容に関係のある絵のこと”の意味。【桟敷】◎:さじき△:さんじき×:せんじき桟敷は”祭りなどを見るため、地面よりも高く作った見物席のこと”の意味。【刺子】◎:さしこ×:しし※上は刺子の写真刺子は”綿布を重ね合わせ、一面に細かく刺し縫(ぬ)いをすること。また、そのようにして縫われたもののこと”の意味。刺子は非常に丈夫で、柔道着・剣道着・消防服などに用いられています。【指図】◎:さしず×:しず指図は”方法や手順などを人に指示してさせること”の意味。【砂州】◎:さす△:さしゅう砂州は”沿岸流によって運ばれた砂礫(されき)が、湾口(わんこう)の一方の端から対岸まで細長く堆積(たいせき)してできた地形のこと”の意味。砂礫というのは”砂と小石のこと”で、砂州によって隔(へだ)たれた水域のことを「潟湖(せきこ)」または「ラグーン」と呼びます。【座主】◎:ざす×:ざしゅ座主は”寺を取り仕切る最高位の僧のこと/延暦寺(えんりゃくじ)の長のこと”の意味。【流石】◎:さすが×:りゅうせき流石は下記のような意味です。世間の評判通り。予想された通りあることを認めはするが、特定の条件下では、それと相反する感情を抱くさま予想・評判を認めながらも、やはりそうはいかないと否定する意実力のあるものが、その評価通りにならなかった意流石を用いた例文としては、「味は良いが、毎回同じだと流石に飽きる」や、「強気の彼も流石に言い出しにくそうだ」のような使い方で用いられています。前者の例文は「あることを認めはするが、特定の条件下では、それと相反(あいはん)する感情を抱くさま」の意味で、後者の例文は「予想・評判を認めながらも、やはりそうはいかないと否定する意」の意味になります。【流離】◎:さすらい△:りゅうり「さすらい」と読むと”あてもなく彷徨(さまよ)うこと”の意味。「りゅうり」と読むと”故郷を離れてあちこちを彷徨い歩くこと”の意味。【左遷】◎:させん×:さかん左遷は”低い地位・官職に落とすこと”の意味。【早速】◎:さっそく△:さそく、そうそく早速は”対応が早いこと。すぐさま”の意味。【札片】◎:さつびら×:さつへん札片は”紙幣のこと”の意味。【茶道】◎:さどう(慣)○:ちゃどう(本)茶道は”湯を沸かし、茶を点(た)て、茶をふるまう行為。また、その様式のこと”の意味。【諭す】◎:さとす△:ゆす諭すは”道理を言い聞かせて教え導くこと”の意味。諭すは、主に目下の者に対して使われます。【早苗】◎:さなえ×:そうみょう、そうびょう早苗は”稲の若い苗(なえ)のこと”の意味。早苗は”苗代(なわしろ)から田んぼへ移し植える頃の若い苗のこと”で、苗代というのは”田植えができる大きさまで苗を育てるための場所”になります。【寂しい】◎:さびしい△:さみしい寂しいは”仲間や相手になる人がいなくて心細いこと/心が満たされず、物足りない気持ちであること/人の気配がなくて、ひっそりとしていること”の意味。【座布団】◎:ざぶとん×:ざふだん座布団は”座るとき下に敷く布団(ふとん)のこと”の意味。【仙人掌】◎:サボテン△:せんにんしょう仙人掌は”サボテン科の常緑多年草の総称のこと”の意味。【然程】◎:さほど×:ぜんてい然程は”(下に打消しの語を伴って)それほど。そんなに。大して”の意味。【些末】◎:さまつ×:しまつ「さまつ」というのは些末の他に、”瑣末”と書き表されることもあります。些末は”それほど重要でない小さなこと。取るに足らないこと”の意味。【彷徨う】◎:さまよう×:ほうこうう彷徨うは”あてもなく歩くこと/ある場所や状態にとどまらないで動くこと”の意味。【五月雨】◎:さみだれ△:さつきあめ「さみだれ」と読むと”梅雨(つゆ)の別名のこと/途切れがちに繰り返すこと”の意味。梅雨というのは、”5月末~7月頃にかけて曇りや雨の日が多くなる時期のこと”です。「さつきあめ」と読むと”梅雨の別名のこと”の意味。【作務衣】◎:さむえ×:さむい作務衣は”寺院の僧侶が作務(さむ)と呼ばれる日常の労務(薪割り、掃除など)を行うときに着る衣のこと”の意味。いま現在では作務衣は特に僧侶だけが着ている服というわけではなく、居酒屋・焼き鳥屋などでも店員さんが着ているのをよく見かけます。ですので単純に作業着として使用されている場合も多いです。【白湯】◎:さゆ○:パイタン△:しらゆ、はくとう「さゆ」「しらゆ」と読むと”何も混ぜていない、水を沸かしただけのお湯のこと”の意味。「パイタン」と読むと”豚骨・鶏ガラなどを煮込んで作る、白く濁ったスープのこと”の意味。「はくとう」と読むと”何も混ぜていない、水を沸かしただけのお湯のこと/薬湯に対して普通の浴湯のこと”の意味。【百日紅】◎:さるすべり△:ひゃくじつこう百日紅は”ミソハギ科の落葉高木のこと”の意味。【戯言】◎:ざれごと○:たわごと△:ぎげん戯言は”ふざけて言う言葉のこと”の意味。【茶話会】◎:さわかい△:ちゃわかい茶話会は”茶を飲み、菓子を食べながら、くつろいで話し合う会のこと”の意味。【皿鉢】◎:さわち△:さらばち、さはち皿鉢は”浅い大形の磁器の鉢(はち)のこと”の意味。※上は皿鉢料理の写真皿鉢と言えば、「皿鉢料理(さわちりょうり)」が有名ですが、この皿鉢料理というのは”多くの種類の魚介・野菜などを大皿に盛り合わせた料理のこと”です。皿鉢料理は高知県の代表的な郷土料理で、主に宴会用に出されます。【障る】◎:さわる×:しょうる障るは”邪魔になる。妨(さまた)げとなる/体に悪い影響を及ぼすこと/ある感覚器官で嫌なものとして受け取られること”の意味。【傘下】◎:さんか×:かさした傘下は”大きな力を持つ人や組織に属して、支配・庇護(ひご)などを受ける立場にあること”の意味。庇護というのは、”庇(かば)い守ること”を意味します。【参画】◎:さんかく×:さんが参画は”物事の計画に加わること”の意味。【山間】◎:さんかん○:やまあい△:やまま山間は”山と山の間のこと”の意味。【産気】◎:さんけ×:さんき産気は”子供が生まれそうな様子。出産の気配(けはい)のこと”の意味。【散華】◎:さんげ×:さんか散華は”花をまいて仏を供養(くよう)すること/法会(ほうえ)の儀式で、蓮(ハス)の花びらをかたどった紙をまき散らして仏を供養すること/(花を散らす意から)戦死すること”の意味。法会というのは、”死者の追善供養(ついぜんくよう)のこと”などを意味します。【懺悔】◎:ざんげ×:ざんぶ懺悔は”自分の過去の罪悪を神仏や人に告白して、悔(く)い改めること”の意味。【参詣】◎:さんけい×:さんし参詣は”神社や寺にお参りすること”の意味。【三叉路】◎:さんさろ×:さんしゃろ三叉路は”道が3つに分かれている所のこと”の意味。【残滓】◎:ざんし(本)△:ざんさい(慣)残滓は”残りかすのこと/残っている前時代の名残(なごり)のこと”の意味。【暫時】◎:ざんじ×:ぜんじ「ぜんじ」というのは、”漸次”と書き表されるため注意が必要です。暫時は”しばらく。少しの間のこと”の意味。「しばらく」という言葉は”短時間・長時間”の両方の意味を持っていますが、暫時の場合には長時間としての意味ではなく、短時間の意味が用いられます。【三省】◎:さんせい△:さんしょう三省は”1日に何度も自分の言動を振り返ってみて、反省し、自らを戒(いまし)めること”の意味。【讒訴】◎:ざんそ×:めんそ讒訴は”他人を陥(おとしい)れる目的で、事実を曲げて言いつけること/陰で人の悪口を言うこと”の意味。【残存】◎:ざんぞん○:ざんそん残存は”なくならないで残っていること”の意味。【参内】◎:さんだい×:さんない参内は”宮中(特に皇居の中)に行くこと”の意味。皇居のことを別名で「内裏(だいり)」とも言い、内裏に参上するため「参内(さんだい)」と言います。【桟橋】◎:さんばし△:さんきょう×:せんばし「さんばし」と読むと”貨物の積み下ろし、船客の乗降のために水上に突き出した構造物のこと”の意味。「さんきょう」と読むと”さんばしの別名のこと/谷を横切って高く架けた橋のこと”の意味。【秋刀魚】◎:さんま×:しゅうとうぎょ秋刀魚は”ダツ目サンマ科の海水魚のこと”の意味。秋刀魚の背面は青緑色、腹面は銀白色をしていて、一般的に塩焼きなどにして食べられています。ちなみに漢字で「秋刀魚」と書き表される由来としては、形や色が刀に似ていて、秋に収獲できる刀のような魚ということからきています。【山野】◎:さんや×:やまの山野は”山と野原のこと”の意味。【山麓】◎:さんろく×:さんれい山麓は”山の麓(ふもと)のこと”の意味。麓というのは”下の方の部分のこと”を指しているので、山麓は”山の下の方の標高が緩やかに増加し始める部分のこと”を指します。【示威】◎:じい△:しい示威は”威力や気勢を他に示すこと”の意味。【弑逆】◎:しいぎゃく(慣)○:しぎゃく(本)×:さつぎゃく弑逆は”主君や親を殺すこと”の意味。【虐げる】◎:しいたげる×:さまたげる虐げるは”惨(むご)い扱いをして苦しめること”の意味。惨いというのは、”見るに堪(た)えないほど痛ましいこと/思いやりがないこと”の意味です。【恣意的】◎:しいてき×:じいてき恣意的は”特に考えがなく、そのときの思い付きで行動するさま”の意味。【強いる】◎:しいる×:きょういる強いるは”相手の気持ちを無視して無理にやらせること”の意味。【子音】◎:しいん△:しおん子音は”単音の分類のひとつ”の意味。単音というのは、”音を分解したときに得られる最小の単位のこと”で、大きく分けると子音と母音によって単音が構成されています。日本語には子音と母音(ぼいん)が存在していますが、母音は「あ・い・う・え・お」のことで、子音は「それ以外の音」のことを指します。【使役】◎:しえき×:しやく使役は”人を使うこと。働かせること/他に動作・作用をさせる意を表す言い方のこと”の意味。【私怨】◎:しえん×:しおん私怨は”個人的な恨みのこと”の意味。【潮騒】◎:しおさい×:ちょうそう潮騒は”潮が満ちてくるときの波の音のこと”の意味。【潮路】◎:しおじ×:しおろ、ちょうろ潮路は”潮の満ちたり引いたりする道筋のこと/海上の航路のこと”の意味。【刺客】◎:しかく△:しきゃく刺客は”暗殺を行う人のこと”の意味。【地金】◎:じがね△:じきん×:ちきん地金は”メッキの下地や、加工の材料となる金属のこと/生まれつきの性質。本性のこと”の意味。後者の意味である”生まれつきの性質。本性のこと”は、主に悪い意味で使われることが多いです。【直飲み】◎:じかのみ×:ちょくのみ直飲みは”器を使わずに飲むこと”の意味。【直火】◎:じかび×:ちょくび直火は”料理などで材料に直接火を当てて、焼いたり加工したりすること。また、その火のこと”の意味。鍋やフライパンなどを用いて食材を調理するときは、調理器具へと火からの熱が伝わって、その熱が器具を通じて食材にも伝わります。金網などの上に材料を置いて火で焼いた場合は、金網の隙間から火が材料に直接当たって焼けることになります。なので鍋やフライパンで焼いたりしたときは直火ではないですが、金網の上で材料を焼いた場合には直火という扱いになります。【弛緩】◎:しかん×:やかん弛緩は”緩(ゆる)むこと。だらしなくなること”の意味。【死期】◎:しき△:しご死期は”死ぬとき。命が尽きるときのこと”の意味。死期は「しご」と読むこともできますが、一般的には「しき」は”死期”、「しご」は”死後”と表記されることがほとんどです。【時宜】◎:じぎ×:じせん時宜は”ちょうど良い時期や状況のこと/その時に合った挨拶(あいさつ)のこと”の意味。【敷石】◎:しきいし×:ふせき「ふせき」というのは、”布石”と書き表されるため注意が必要です。敷石は”道路や庭などに敷き並べた平らな石のこと”の意味。【直参】◎:じきさん×:ちょくさん直参は”主君に直接仕える者のこと/江戸時代、将軍家に直属した一万石(いちまんごく)未満の武士のこと/ヤクザの世界における、組織のトップから直接、盃(さかずき)を受けた者のこと”の意味。【直弟子】◎:じきでし×:ちょくでし直弟子は”その師から直接教えを受けた弟子のこと”の意味。【直筆】◎:じきひつ△:ちょくひつ「じきひつ」と読むと”直接自分で書くこと。また、その書いた文書のこと”の意味。「ちょくひつ」と読むと”筆を真っ直ぐに持って書くこと/事実を隠さずにありのままに書くこと”の意味。【色盲】◎:しきもう×:しょくもう色盲は”色覚の三要素(赤・緑・青)のうち、ある系統の色覚を欠く状態のこと”の意味。「色弱(しきじゃく)」は色覚に軽度の異常がみられる場合に使われますが、色盲は”色覚の三要素(赤・緑・青)のどれかを欠いている状態のとき”に使われます。【時雨】◎:しぐれ△:じう「しぐれ」と読むと”秋の終わりから冬にかけて、一時的に降ったり止んだりする雨のこと/時雨煮(しぐれに)の略のこと”の意味。「じう」と読むと”しぐれ(雨)の別名のこと”の意味。【時化】◎:しけ×:じか時化は下記のような意味です。風雨のために海が荒れること海が荒れて魚が獲れないこと景気の悪いこと。金回りが悪くなること気持ちが落ち込むこと。ふさぎ込むこと【施行】◎:しこう△:せこう施行は”政策・計画などを実行すること/法令の効力を発生させること”の意味。施行を「しこう」と読むことが多いのは、”工事を行う”という意味である「施工(せこう)」と区別するためです。施行と施工は字が似ていますが、”施行は法律関係”で使用されることが多く、”施工は建築などの工事関係”で用いられます。このことからややこしいので「施行(しこう)」「施工(せこう)」と、それぞれをわざと区別して読んでいるようです。ただ法律関係では「執行(しっこう)」という言葉が使われることがあり、その場合は施行は「しこう」ではなく「せこう」と読むことも多いので注意が必要です。【至極】◎:しごく×:しきょく至極は”極めてもっともなこと。道理にかなっていること/この上ないこと。最上”の意味。【示唆】◎:しさ×:ししゅん示唆は”ヒントとなるものを与えて、それとなく教え示すこと”の意味。【地魚】◎:じざかな×:ちぎょ地魚は”その地方の川や近海でとれた魚のこと”の意味。【施策】◎:しさく(本)○:せさく(慣)施策は”実際にその策(計画)を行うこと。また、その策のこと”の意味。【地酒】◎:じざけ×:じしゅ地酒は”その土地で作られる酒のこと”の意味。【獅子吼】◎:ししく×:ししこう獅子吼は”仏の説法のこと/大いに熱弁をふるうこと”の意味。説法(せっぽう)というのは”仏教の教えを説(と)き聞かせること”で、仏教で、獅子が吠えると百獣が恐れてしまうことからたとえられています。【始終】◎:しじゅう×:ししゅう始終は”始めから終わりまで/いつも。常(つね)に”の意味。【侍従】◎:じじゅう×:しじゅう侍従は”君主のそば近くに仕えること。また、その人のこと”の意味。【自重】◎:じじゅう、じちょう「じじゅう」と読むと”自分の体重のこと/車両・機械などの重さのこと”の意味。「じちょう」と読むと”自分の言動を慎(つつし)み、軽々しくふるまわないこと/自分の健康に気を付けること/自分の品位を傷つけないようにすること”の意味。【自粛】◎:じしゅく×:じせい自粛は”自ら進んで行動や態度を慎(つつし)むこと”の意味。【地所】◎:じしょ△:ちしょ地所は”土地。地面のこと”の意味。【侍女】◎:じじょ×:しじょ侍女は”身分の高い人に仕え、身の回りの世話をする女性のこと”の意味。【刺傷】◎:ししょう○:さしきず「ししょう」と読むと”刃物などで刺して傷つけること。また、刃物などで刺してできた傷のこと”の意味。「さしきず」と読むと”刃物などで刺してできた傷のこと”の意味。【市井】◎:しせい×:しい市井は”人が集まり住んでいる所のこと”の意味。【自省】◎:じせい×:じしょう自省は”自分の態度や行為を反省すること”の意味。【羊歯】◎:しだ△:ようし羊歯は”胞子で増え、主に陸上に生えるシダ植物の総称のこと/ウラジロの別名のこと”の意味。シダ植物で一般的に知られるものでは「ワラビ・ゼンマイ」などがあります。ウラジロというのは、”多年生のシダ植物のこと”で、正月の注連縄(しめなわ)飾りなどに使用されています。【次第】◎:しだい×:じだい次第は”順序のこと/物事の事情のこと/物事の成り行きに任せる意/~するにしたがってすぐに”の意味。【支度】◎:したく×:しど支度は”準備・用意すること/外出などのために身なりを整えること”の意味。【強か】◎:したたか×:きょうか強かは”非常に強いこと/粘り強くて、しぶといこと/程度が普通をはるかに超えていること”の意味。【示達】◎:じたつ×:したつ示達は”上位者から下位者へ命令・通知を文書で通達すること”の意味。【舌鼓】◎:したつづみ(本)△:したづつみ(慣)舌鼓は”美味い物を食べて思わず舌を鳴らすこと”の意味。【示談】◎:じだん×:しだん示談は”民間上の争いを裁判によらず、お互いの話し合いで解決すること”の意味。【七生】◎:しちしょう×:しちせい七生は”7度生まれ変わること/(転じて)永遠のこと”の意味。【質屋】◎:しちや○:ひちや×:しつや質屋は”物品を担保として預かって、金銭を貸すことを商売とする店のこと”の意味。担保として預けた物品は金銭を返済したときに返却されますが、もし期限までに金銭の返済ができない場合は、物品は金銭の弁済にあてられ返ってきません。質屋を「ひちや」と読むのは、大阪・京都・名古屋など関西・中京圏の方言によるもので、関西・中京圏では方言により「し」が「ひ」に変わります。これにより関西・中京圏では質屋は「しちや」ではなく、「ひちや」と読まれることがあります。【市中】◎:しちゅう×:しじゅう市中は”市のうち。街の中のこと”の意味。【地鎮祭】◎:じちんさい×:じしんさい地鎮祭は”土木・建築工事にとりかかる前に、土地の神を祭って、工事の無事を祈る儀式のこと”の意味。【漆喰】◎:しっくい×:うるしぐい漆喰は”日本独特の塗り壁の材料のこと”の意味。漆喰は消石灰に粘土・ふのり、麻糸(あさいと)などの繊維、水を加えて練り合わせたもので、壁や天井を塗るのに用いられます。【十指】◎:じっし△:じゅっし十指は”10本の指のこと/多くの人の指のこと”の意味。【失墜】◎:しっつい×:しったい失墜は”信用・名声・権威などを落とし失うこと”の意味。【十手】◎:じって×:じゅって十手は”江戸時代、捕り手が使っていた手もとに鉤(かぎ)がある、鉄の棒のこと”の意味。鉤というのは”先の曲がった金属製・木製の器具のこと”で、その十手に付いている鉤で敵の刃を絡めとったりすることができます。【櫛比】◎:しっぴ×:せっぴ櫛比は”櫛(くし)の歯のように、ほとんど隙間(すきま)なく並んでいること”の意味。櫛というのは、”髪の毛をすいたり、髪に挿して飾りに使用する道具のこと”を指します。【疾風】◎:しっぷう○:はやて疾風は”急に吹く速い風のこと”の意味。【疾病】◎:しっぺい×:しつびょう疾病は”病気のこと”の意味。【尻尾】◎:しっぽ△:しりお×:きゅうび「しっぽ」と読むと”動物などの尾のこと/細長いものや、長く繋がったものの端のこと”の意味。「しりお」と読むと”しっぽ(尾)の別名のこと”の意味。【字面】◎:じづら△:じめん字面は”文字の形や並べ具合や、それから受ける感じのこと/書かれた文章の表面的な意味のこと”の意味。【設える】◎:しつらえる×:せつえる設えるは”備えつけること/部屋などを整え、飾りつけること”の意味。【仕手】◎:して×:ししゅ仕手は”あることをする人のこと/相場において、投機的な目的で多量の売買を行う人のこと”の意味。【死出】◎:しで×:ししゅつ死出は”死んであの世に行くこと”の意味。【自転車】◎:じてんしゃ×:じでんしゃ自転車は”乗った人が自分の足でペダルを踏むことによって、車輪を回転させて走る乗り物のこと”の意味。【淑やか】◎:しとやか×:しなやか「しなやか」というのは、”撓やか”と書き表されるため注意が必要です。淑やかは”性質や動作が落ち着いていて上品であるさま”の意味。【竹刀】◎:しない△:ちくとう※上は竹刀(しない)の写真「しない」と読むと”剣道で用いられる、四つ割りの竹を束ね合わせて作った刀のこと”の意味。「ちくとう」と読むと”刀身(とうしん)が竹で作られた刀のこと/しないの別名のこと”の意味。刀身というのは”刀の鞘(さや)におさまっている部分のこと”で、「竹刀(ちくとう)」は日本刀の鋼(はがね)の部分が竹で作られている刀を指します。【老舗】◎:しにせ△:ろうほ老舗は”先祖代々にわたって続いていて、格式や信用のあるお店(会社)のこと”の意味。つまり簡単に言えば、”長年続いている信用のあるお店(会社)のこと”を意味しています。【地主】◎:じぬし△:じしゅ×:ちしゅ、ちぬし「じぬし」と読むと”土地の持ち主のこと”の意味。「じしゅ」と読むと”土地の持ち主のこと/その土地の守り神のこと”の意味。【自然薯】◎:じねんじょ×:しぜんしょ自然薯は”ヤマノイモ(山の芋)の別名のこと”の意味。ヤマノイモ(山の芋)というのは、”ヤマノイモ科の蔓性(つるせい)の多年草のこと”です。山野に自生しており、芋は円柱形で長芋(ながいも)よりも細く、長さは1メートルほどになります。自然薯は粘りが強く、すってとろろにして、ご飯などにかけて食べられています。【東雲】◎:しののめ△:とううん「しののめ」と読むと”明け方。夜明けのこと/明け方に、東の空にたなびく雲のこと”の意味。「とううん」と読むと”明け方。夜明けのこと/明け方に、東の空にたなびく雲のこと/東方(東の方向)の雲のこと”の意味。【芝草】◎:しばくさ△:しそう「しばくさ」と読むと”芝(しば)のこと”の意味。芝というのは、”イネ科の多年草のこと”で、庭などに植えて芝生(しばふ)をつくります。「しそう」と読むと”芝のこと/万年茸(まんねんたけ)の別名のこと”の意味。万年茸というのは、”マンネンタケ科のキノコのこと”で、芝草(しそう)の他に霊芝(れいし)とも呼ばれています。【芝生】◎:しばふ×:のせい芝生は”芝(しば)が一面に生えている所のこと”の意味。ちなみに芝生というと植物が用いられていますが、人工芝(じんこうしば)の場合は芝に似た形状を化合物で作っていて、プラスチック素材が多いです【暫く】◎:しばらく×:ようやく暫くは”久しぶりであるさま/少しの間のこと”の意味。【字引】◎:じびき×:じいん字引は”漢字を集め、系統的に分類・配列し、その音と意味とを説明した書物のこと/辞典のこと”の意味。【時分】◎:じぶん×:じふん時分は”おおよその時期・時刻のこと/ちょうど良い時期のこと”の意味。【清水】◎:しみず○:きよみず△:せいすい「しみず」と読むと”地下から湧き出る澄(す)んだきれいな水”の意味。「きよみず」「せいすい」と読むと”澄んだきれいな水のこと”の意味。【占地】◎:しめじ×:せんち占地は”担子菌類キシメジ科のキノコの総称こと”の意味。傘の表面部分は灰色、柄(え)の部分は白く、食用で幅広い料理に使用されます。【諮問】◎:しもん×:じもん諮問は”有識者やある特定の機関に政策などの意見を求めること”の意味。【瀉下】◎:しゃか×:かっか瀉下は”水などを激しく注いで流すこと/下痢をすること”の意味。ただし”下剤、便秘剤のこと”である瀉下薬は「しゃかやく」ではなく、「しゃげやく」と読むので注意が必要です。【写経】◎:しゃきょう×:しゃけい写経は”経文を書き写すこと。また、その書き写した経文のこと”の意味。経文(きょうもん)というのは、”宗教的な言葉や書物のこと”を意味しています。【若年】◎:じゃくねん△:わかとし「じゃくねん」と読むと”年齢が若いこと。また、その人のこと”の意味。明確な基準はないですが、若年という言葉は一般的に「15歳~34歳」の年齢のことを指すことが多いです。「わかとし」と読むと”小正月(こしょうがつ)のこと/新年のこと”の意味。小正月というのは、”陰暦(旧暦)の1月15日。または、その前後数日のこと”を意味します。【借家】◎:しゃくや○:かりや、しゃっか△:かりいえ借家は”人から家を借りること。また、その借りた家のこと”の意味。【遮光】◎:しゃこう×:とこう遮光は”光を遮(さえぎ)ること”の意味。【射幸心】◎:しゃこうしん×:いこうしん射幸心は”偶然や幸運により、苦労なく利益や成功を得ることを期待する心理のこと”の意味。【射手】◎:しゃしゅ○:いて「しゃしゅ」と読むと”弓を射る人のこと/銃を撃つ人のこと”の意味。「いて」と読むと”弓を射る人のこと/弓の達人のこと”の意味。【社是】◎:しゃぜ×:しゃてい社是は”会社の経営上の基本方針のこと”の意味。【車窓】◎:しゃそう×:しゃまど車窓は”列車・電車・自動車などの窓のこと”の意味。【吃逆】◎:しゃっくり○:きつぎゃく吃逆は”横隔膜(おうかくまく)の痙攣(けいれん)により、急に空気が吸い込まれ、声門が開いて音を発する現象のこと”の意味。横隔膜というのは、”肺の下にある膜状の筋肉のこと”です。吃逆は呼吸時に「ひっく」というような音を発し、ほぼ一定の間隔で繰り返し起こりますが、自然に治る場合が多いです。「しゃっくり」というのは、医学用語で「きつぎゃく」と呼ばれています。【煮沸】◎:しゃふつ×:にふつ煮沸は”よく煮ること。煮たたせること”の意味。【三味線】◎:しゃみせん×:さんみせん三味線は”日本の弦楽器のこと”の意味。犬や猫の皮を張った胴の部分に棹(さお)を付けて、張っている弦(げん)を「ばち」という道具を用いて演奏します。【軍鶏】◎:しゃも△:ぐんけい軍鶏は”鶏の品種の1つのこと”の意味。軍鶏は足に大きなかぎづめを持ち、骨格がたくましく闘争を好むことから、闘鶏(とうけい)と言われる、鶏同士を戦わせて勝負を争う遊びに使われます。【砂利】◎:じゃり△:ざり「じゃり」と読むと”小石。小石の集まり。砂の混じった小石のこと/子供のこと”の意味。「ざり」と読むと”じゃり(小石)の別名のこと”の意味。【洒落】◎:しゃれ×:しゅらく洒落の「洒(しゃ)」という字は、「酒(さけ・しゅ)」という字によく似ているため注意が必要です。洒落は”粋(いき)で気の利(き)いていること/(”お洒落”の形で)気の利いた身なりをすること/その場に興(きょう)を添えるために言う、気の利いた文句のこと/本気でないこと。冗談”の意味。【事由】◎:じゆう×:じゆ事由は”事柄(出来事)が起きた理由のこと”の意味。【充溢】◎:じゅういつ×:じゅうえき充溢は”充(み)ち溢(あふ)れること”の意味。【集荷】◎:しゅうか×:しゅうに集荷は”各エリアから荷物や物品を一か所に集めること/運送業者が荷主(にぬし)から依頼された荷物を取りに行くこと”の意味。【祝言】◎:しゅうげん△:いわいごと×:しゅくげん「しゅうげん」と読むと”結婚式のこと/祝いの言葉のこと”の意味。「いわいごと」と読むと”祝いの言葉のこと”の意味。【充填】◎:じゅうてん×:じゅうしん充填は”隙間(すきま)に物を満たして詰めること”の意味。【重篤】◎:じゅうとく×:じゅうば重篤は”病状が非常に重いこと”の意味。【十二単】◎:じゅうにひとえ×:じゅうにたん※上は十二単の写真十二単は”平安時代などの女官の正装に対する後世での俗称のこと”の意味。十二単と呼ばれているのは、中着を12枚も重ねて着ていたことに由来しています。【重任】◎:じゅうにん△:ちょうにん「じゅうにん」と読むと”重要な任務のこと/任期が終わっても、引き続いてその任務に就くこと”の意味。「ちょうにん」と読むと”任期が終わっても、引き続いてその任務に就くこと”の意味。【重版】◎:じゅうはん×:じゅうばん重版は”同じ書籍の版数を重ねること”の意味。初めて出版された書籍は「初版(しょはん)」や「第一版(だいいっぱん)」と呼ばれます。【柔毛】◎:じゅうもう×:にゅうもう柔毛は”柔らかな毛のこと”の意味。【収斂】◎:しゅうれん×:しゅうけん収斂は”収縮すること。収縮させること/一つにまとまること/租税などを取り立てること”の意味。【収賄】◎:しゅうわい×:しゅうゆう収賄は”賄賂(わいろ)を受け取ること”の意味。賄賂というのは、”自分の利益になるように取りはからってもらうなど、不正な目的で贈る金品のこと”を言います。【首魁】◎:しゅかい×:しゅき首魁は”悪事・謀反(むほん)などの首謀者のこと”の意味。【酒気帯び】◎:しゅきおび×:しきおび酒気帯びは”酒気(しゅき)を帯びている状態のこと。酔っていて息が酒臭いさま”の意味。酒気というのは、”酒のにおい。酒の酔いのこと”を意味します。「酒気帯び」という言葉は、一般的には「酒気帯び運転(しゅきおびうんてん)」という形で使われることがほとんどです。酒気帯び運転は、”呼気中のアルコール濃度が一定量を超えた状態で車両を運転すること”で、道路交通法で禁止されている行為です。【手巾】◎:しゅきん○:ハンカチ「しゅきん」と読むと”手を拭くための布切れのこと”の意味。「ハンカチ」と読むと”手を拭くための正方形の布のこと”の意味。【淑女】◎:しゅくじょ×:しょうじょ淑女は”品位の高い女性のこと”の意味。【主宰】◎:しゅさい×:しゅこう主宰は”人々の上に立ち、中心となって全体をとりまとめること。また、その人のこと”の意味。【手指】◎:しゅし○:てゆび「しゅし」と読むと”手の指のこと/指から手首のあたりまでのこと”の意味。「てゆび」と読むと”指から手首のあたりまでのこと”の意味。【首相】◎:しゅしょう×:しゅそう首相は”内閣総理大臣のこと”の意味。【衆生】◎:しゅじょう△:しゅうせい、すじょう衆生は”全ての生物のこと”の意味。【数珠】◎:じゅず×:すうしゅ※上は数珠の写真数珠は”仏を拝むときや念仏の回数を数えるときに手にかける、小さな珠(たま)に糸を通して輪にしたもの”の意味。【入水】◎:じゅすい、にゅうすい「じゅすい」と読むと”水中に飛び込んで自殺すること”の意味。「にゅうすい」と読むと”水に入ること/水中に飛び込んで自殺すること”の意味。【守銭奴】◎:しゅせんど×:しゅせんやつ守銭奴は”金銭をためることに異常な執着を持つ人のこと”の意味。【出捐】◎:しゅつえん×:しゅついん出捐は”金品を寄付すること/(法律用語で)当事者の一方が自分の意思で、財産上の損失をし、他方に利益を得(え)させること”の意味。【熟考】◎:じゅっこう△:じゅくこう熟考は”念を入れてよく考えること。熟慮のこと”の意味。【出自】◎:しゅつじ×:でじ出自は”出どころ。生まれのこと”の意味。【出生】◎:しゅっしょう(本)○:しゅっせい(慣)出生は”人がこの世に生まれること/ある土地・境遇・家柄の生まれであること”の意味。【出穂】◎:しゅっすい△:でほ×:しゅつほ出穂は”麦や稲などの穂(ほ)が出ること”の意味。穂というのは、”長い茎(くき)の先に花や実が群がりついたもののこと”です。【出立】◎:しゅったつ×:しゅつりつ出立は”旅立ち。出発すること”の意味。【出帆】◎:しゅっぱん×:しゅつほ出帆は”船が港を出ること。出港”の意味。【修二会】◎:しゅにえ×:しゅうにかい修二会は”寺院で、陰暦2月(現在の3月頃)に行われる国家の安泰を祈る法会(ほうえ)のこと”の意味。陰暦(旧暦のこと)の2月というのは、現在の暦(新暦)における3月頃にあたり、特に3月に行われる東大寺二月堂での修二会はお水取りの儀式でよく知られています。法会というのは、”説法(せっぽう)・読経(どきょう)・修法(しゅほう)や死者の供養など仏事を行ったりするための集会のこと”です。【種苗】◎:しゅびょう×:たねなえ種苗は”種と苗(なえ)のこと”の意味。【入来】◎:じゅらい○:にゅうらい「じゅらい」と読むと”他人の来訪の尊敬語のこと”の意味。「にゅうらい」と読むと”訪ねて入って来ること。来訪のこと”の意味。【馴化】◎:じゅんか×:しゅんか馴化は”他の土地に移された生物が、その地の気候風土に適応する性質に変化すること”の意味。【潤滑油】◎:じゅんかつゆ×:じゅんかつあぶら潤滑油は”機械の接触部の摩擦を少なくするために用いる油のこと/(転じて)物事の運びを円滑にするもののこと”の意味。【殉教】◎:じゅんきょう×:しゅんきょう殉教は”信仰する宗教のために自らの生命を捧げること”の意味。殉教者(じゅんきょうしゃ)というのは、”信仰する宗教のために命を落とした者。信仰のために死んだ信者のこと”を意味します。【遵守】◎:じゅんしゅ×:そんしゅ遵守は”規則・法律などに従い、それをよく守ること”の意味。【潤沢】◎:じゅんたく×:じゅんさわ潤沢は”物資や利益が豊富にあること/つや。または潤(うるお)いのこと”の意味。【駿馬】◎:しゅんめ△:しゅんば駿馬は”足の速い、優れた馬のこと”の意味。【背負子】◎:しょいこ×:せおいこ※上は背負子の写真背負子は”荷物をくくりつけて背に負う、木製の長方形の枠(わく)のこと”の意味。【女王】◎:じょうおう(慣)○:じょおう(本)女王は”女性の君主のこと/王の妃(きさき)のこと/ある分野における第一人者の女性のこと”の意味。【生姜】◎:しょうが△:しょうきょう「しょうが」と読むと”ショウガ科の多年草のこと。また、その根茎(こんけい)のこと”の意味。生姜の根茎は地下に埋まっており、葉は地上に出ていて、葉の見た目は笹(ささ)に似ています。根茎というのは、根のように見えるものの総称のことで、食用として私たちが食べている生姜の部分が根茎になります。「しょうきょう」と読むと”ショウガの根茎を乾燥させた生薬(しょうやく)のこと”の意味。生姜(しょうきょう)は漢方では、健胃・発汗剤などに用いられます。【正気】◎:しょうき△:せいき「しょうき」と読むと”正常な心。確かな意識のこと”の意味。「せいき」と読むと”正しい気風(きふう)のこと/天地にみなぎっていると考えられている、物事の根本をなす気のこと”の意味。【象形】◎:しょうけい×:ぞうけい象形は”物の形を象(かたど)ること/物の形を絵的に象って文字とする方法のこと”の意味。2つ目の意味の”物の形を絵的に象って文字とする方法”というのは、日・山・木・川などのようにそれを絵的に象って文字とする方法を指します。日・山・木・川などの物の形を象った文字は、「象形文字(しょうけいもじ)」と呼ばれます。(古代エジプト文字なども象形文字にあたります)【正絹】◎:しょうけん×:せいけん正絹は”混じりけのない絹(きぬ)や絹織物(きぬおりもの)のこと”の意味。【上戸】◎:じょうご△:じょうこ「じょうご」と読むと”お酒をたくさん飲める人のこと/酔ったときの癖(くせ)のこと”の意味。例えば後者の意味は、「笑い上戸(わらいじょうご)」や「泣き上戸(なきじょうご)」のように使われます。「じょうこ」と読むと”律令制で、四等戸(大戸・上戸・中戸・下戸)の第二のこと”の意味。一戸に6、7人の正丁(21歳以上60歳以下の健康な男性)がいる戸を指します。【漏斗】◎:じょうご、ろうと※上は漏斗の写真漏斗は”液体を口の小さな容器に注ぎ入れるときに用いる道具のこと”の意味。上が円形で広く、下がすぼまった形をしていて、すぼまった形の部分を容器の口部分に挿して、上の円形部分から液体を注ぎ込みます。漏斗を「じょうご」「ろうと」と読んでも意味的には同じですが、理科の実験で使われるときは「ろうと」、それ以外で使われるときは「じょうご」と読むときが多いです。【小国】◎:しょうこく△:おくに×:しょうごく小国は”国土が狭い国のこと。また、国力の振るわない国のこと”の意味。【障子】◎:しょうじ×:しょうし障子は”仕切りなどに用いる建具(たてぐ)のひとつ”の意味。格子(こうし)に組んだ木の枠の片面に、薄い白紙を貼ったものです。【小事】◎:しょうじ×:こごと「こごと」というのは、”小言”と書き表されるため注意が必要です。小事は”あまり重要でない事柄のこと”の意味。【正直】◎:しょうじき△:せいちょく「しょうじき」と読むと”嘘、偽りのないこと/本当のところ”の意味。「せいちょく」と読むと”嘘、偽りのないこと”の意味。【瀟洒】◎:しょうしゃ×:しゅくしゅ瀟洒の「洒(しゃ)」という字は、「酒(さけ・しゅ)」という字によく似ているため注意が必要です。瀟洒は”すっきりとしていて、上品で垢抜けているさま”の意味。【成就】◎:じょうじゅ×:せいしゅう成就は”成し遂げること。長年の願いや思いが叶うこと”の意味。【上場】◎:じょうじょう×:じょうば上場は”証券取引所や商品取引所で、有価証券や商品を売買取引の対象にすること”の意味。【精進】◎:しょうじん△:せいしん精進は下記のような意味です。一所懸命に努力すること肉食(肉・魚を食べること)をやめて、菜食(野菜・果物を食べること)すること雑念を捨て、仏道修行に専念すること心身を清めて、行いを慎(つつし)むこと「精進料理(しょうじんりょうり)」という言葉を聞くことがありますが、これは”肉・魚介類を使わず、野菜・穀類(こくるい)・果実など植物性の食べ物のみを使用した料理のこと”を意味します。【憔悴】◎:しょうすい×:しょうそつ憔悴は”心配や病気・疲労などのために痩(や)せ衰えること”の意味。【定石】◎:じょうせき×:ていせき定石は”囲碁・将棋で、研究により最善とされる一定の打ち方のこと/物事を行う上での最善と考えられている方法・手順のこと”の意味。【饒舌】◎:じょうぜつ△:にょうぜつ饒舌は”口数の多いこと。おしゃべり”の意味。【装束】◎:しょうぞく△:そうぞく×:そうそく装束は”衣服・着物。特に、儀式に用いる礼服・式服などのこと”の意味。【情緒】◎:じょうちょ(慣)△:じょうしょ(本)情緒は”対象への特別な感情や味わい。また、その雰囲気のこと/一時的で急激な感情の動きのこと”の意味。【詔勅】◎:しょうちょく×:しょうし詔勅は”天皇の発する公式文書の総称のこと”の意味。【小児科】◎:しょうにか×:しょうじか小児科は”小児(小さな子供)の病気を専門に扱う科のこと”の意味。小児というのは一般的には「15歳ぐらいまで」の年齢を指しますが、小児科自体は年齢に関係なく受診しても特に問題はありません。ただ小児科は混んでいて、周りには小さい子供も多いことから、一般内科を受診した方が精神的にも時間的にも気楽と感じるかもしれません。【性根】◎:しょうね△:しょうこん「しょうね」と読むと”根本的な心の持ち方。心構えのこと/物事の要(かなめ)となるところ”の意味。「しょうこん」と読むと”一つのことを最後まで成し遂げる気力のこと”の意味。【常磐(常盤)】◎:じょうばん、ときわ常磐(常盤)(ときわ)と読むと”永久に変わらないこと/木の葉が1年中緑で色が変わらないこと。常緑”の意味。常磐(じょうばん)と読むと”地名やJRの路線の名称のこと”の意味。常磐は「常陸(ひたち)」と「磐城(いわき)」にあたる地域の総称で、常陸(茨城県の大部分)と磐城(福島県の東部)の字を用いて「常磐(じょうばん)」と呼ばれています。(常陸と磐城というのは、昔の日本で使われていた旧国名のこと)他にもJR東日本の路線のひとつである”常磐線”は「ときわせん」とは読まずに、「じょうばんせん」と読むのが正しいので注意が必要です。【正札】◎:しょうふだ×:せいさつ正札は”掛け値なしの値段を書いて商品に付けた札のこと”の意味。掛け値(かけね)というのは、値段を吊り上げたり、程度を甚だしく表現したり”実際よりも大げさに言うこと”という意味です。つまり掛け値なしというのは、”実際よりも大げさに言うことがない”ということなので、掛け値なしの値段というのは、”通常の値段のこと”という意味になります。【成仏】◎:じょうぶつ×:せいぶつ成仏は”煩悩(ぼんのう)を断ち、無上の悟りを開くこと/死んで仏となること。死ぬこと”の意味。【性分】◎:しょうぶん×:せいぶん性分は”生まれつきの性質。性格のこと”の意味。【正味】◎:しょうみ△:せいみ「しょうみ」と読むと”余分なものを取り除いた中身のこと/本当のところ。真実/掛け値なしの値段のこと”の意味。「せいみ」と読むと”本当の味のこと”の意味。【静脈】◎:じょうみゃく△:せいみゃく静脈は”肺や体中の毛細血管から、心臓に血液を運ぶための血管のこと”の意味。【消耗】◎:しょうもう(慣)△:しょうこう(本)消耗は”物を使い減らすこと。使ってなくなること/体力や気力を使い果たすこと”の意味。【生薬】◎:しょうやく△:せいやく、きぐすり生薬は”動物・植物などをそのまま、または簡単な加工をして用いる薬のこと”の意味。【生類】◎:しょうるい△:せいるい生類は”生き物のこと”の意味。【如雨露】◎:じょうろ×:にょうろ如雨露は”草木に水をかけるのに使う道具のこと”の意味。【性悪】◎:しょうわる△:しょうあく、せいあく「しょうわる」と読むと”性格・性質が悪いこと。また、そういう人のこと”の意味。「しょうあく」「せいあく」と読むと”人の生まれつきの性質が悪であること”の意味。【嘱託】◎:しょくたく×:ぞくたく嘱託は”仕事を頼んで任せること/正式の社員としてではなく、ある業務を頼むこと”の意味。【嘱望】◎:しょくぼう×:ぞくぼう嘱望は”人の将来に望みをかけること。期待を寄せること”の意味。【食物】◎:しょくもつ△:しょくぶつ、じきもつ食物は”食べ物。食料のこと”の意味。【所化】◎:しょけ×:しょか所化は”教化(きょうけ)されること。また、教化される者のこと/僧侶(そうりょ)の弟子。修行僧のこと”の意味。教化というのは、”衆生(しゅじょう)を仏道へと教え導くこと”を意味します。(衆生というのは、”生命のあるものすべて。特に、人間のこと”)【曙光】◎:しょこう×:しゃこう曙光は”夜明けにさす太陽の光のこと/僅(わず)かに出てきた希望。明るい兆(きざ)しのこと”の意味。【所作】◎:しょさ×:しょさく所作は”その場に応じた身のこなしのこと”の意味。【所在】◎:しょざい×:ありか「ありか」というのは、”在処”と書き表されるため注意が必要です。所在は”物事が存在する所。また、人の居る場所のこと”の意味。【如才】◎:じょさい×:にょさい如才は”手抜かり。手落ちのこと”の意味。如才は「如才無い」のように使われることが多く、”手抜かりや手落ちが無い”という意味となります。【如上】◎:じょじょう×:にょじょう如上は”前に述べた通り。上述。前述”の意味。【女婿】◎:じょせい×:おんなむこ女婿は”娘の婿(むこ)。娘の夫のこと”の意味。【白髪】◎:しらが、はくはつ△:しらかみ、しろかみ白髪は”白くなった毛髪のこと”の意味。ただ白髪は「しらが」「はくはつ」のどちらで読むかによって、少しだけ意味合いが異なります。一般的には白髪を「はくはつ」と読むと「ほぼ全部が白い髪の場合」を言い、「しらが」と読むと「一部が白い髪の場合」を言うことが多いです。そして「はくはつ」「しらが」どちらの読み方なのかで捉え方も異なり、「はくはつ」は前向きな捉え方で、「しらが」は後ろ向きな捉え方となります。例えば白髪の男性がいて、「白髪(はくはつ)の男性」と言うか、「白髪(しらが)の男性」と言うかで印象が大きく変わりますよね。白髪を「はくはつ」と読むときの方が紳士的な印象(前向き)になり、「しらが」と読むとあまり良くない印象(後ろ向き)で、このように捉え方が異なります。【不知火】◎:しらぬい×:ふちび不知火は”夜の海上に多くの光が点在して、揺(ゆ)らめいて見える現象のこと”の意味。熊本県八代海(やつしろかい)に見られるものが有名で、遠くに見える少数の漁火(いさりび)が異常屈折現象によって、無数の影像を作るのが原因とされています。漁火というのは、”夜に魚を誘うため漁船で焚(た)く火のこと”です。【白刃】◎:しらは○:はくじん白刃は”鞘(さや)から抜いた刀のこと”の意味。【素面】◎:しらふ△:すめん「しらふ」と読むと”お酒に酔っていない普段の状態のこと。また、そのときの顔のこと”の意味。「すめん」と読むと”能や剣道で面をかぶらないこと/酒に酔っていない時の顔のこと/化粧していない本来の顔。素顔のこと”の意味。【地力】◎:じりき△:ちりょく「じりき」と読むと”そのものに、もともと備わっている力のこと”の意味。「ちりょく」と読むと”土地が作物を育てる能力のこと”の意味。【自力】◎:じりき△:じりょく自力は”自分一人の力のこと”の意味。【市立】◎:しりつ○:いちりつ市立は”市が設立し、運営・管理すること。また、その施設のこと”の意味。一般的には市立は「しりつ」と読むことが多く、「私立(しりつ)」と区別するときに、「市立(いちりつ)」という読み方をします。【私立】◎:しりつ○:わたくしりつ私立は”個人や民間団体が設立し、運営・管理すること。また、その施設のこと”の意味。一般的には私立は「しりつ」と読むことが多く、「市立(しりつ)」と区別するときに、「私立(わたくしりつ)」という読み方をします。【汁粉】◎:しるこ×:しるこな汁粉は”小豆(あずき)の餡(あん)を水でのばして、餅または白玉などを入れたもの”の意味。【記す】◎:しるす△:きす記すは”文字・記号や文章を書きつけること/記憶すること。覚えておくこと”の意味。【熾烈】◎:しれつ×:かれつ「かれつ」というのは、”苛烈”と書き表されるため注意が必要です。熾烈は”勢いが盛んで激しいこと”の意味。【焦れる】◎:じれる×:こがれる「こがれる」というのは、”焦がれる”と書き表されるため注意が必要です。焦れるは”物事が思うように進まないために、イライラと落ち着かない状態になること”の意味。【素人】◎:しろうと×:そにん、そじん素人は”そのことを専門や職業としていない人のこと/そのことの経験が浅く、未熟な人のこと”の意味。【代物】◎:しろもの△:だいぶつ「しろもの」と読むと”売買する品物。商品のこと/物を売買した代金のこと/ある評価の対象となる人や物のこと”の意味。「だいぶつ」と読むと”代わりの物。代用品のこと”の意味。【仕業】◎:しわざ△:しぎょう「しわざ」と読むと”したこと。行いのこと”の意味。仕業(しわざ)は、”良くない行い”について言われることが多いです。「しぎょう」と読むと”機械の運転・操作をすること”の意味。【真打】◎:しんうち×:しんだ真打は”寄席(よせ)で最後に出演する、技量が最上級の人のこと/最も実力や人気のある人のこと”の意味。寄席というのは、”落語・講談・手品など大衆演芸の興行場のこと”です。【心奥】◎:しんおう×:しんおく心奥は”心の奥底のこと”の意味。【真贋】◎:しんがん×:しんぜん真贋は”本物と偽物のこと”の意味。【身口意】◎:しんくい×:しんこうい身口意は”日常生活の基本である、全ての行動(身)と言語(口)と精神作用(意)のこと”の意味。【人絹】◎:じんけん×:にんけん、じんいん人絹は”人造絹糸(じんぞうけんし)の略のこと”の意味。人造絹糸というのは、”天然の絹糸をまねて作った化学繊維(かがくせんい)のこと”です。【振興】◎:しんこう×:しんきょう振興は”学術・産業などが盛んになること。また、盛んにすること”の意味。【人工】◎:じんこう○:にんく「じんこう」と読むと”人の手を加えること。人の力で作ること”の意味。「にんく」と読むと”労働者1人の1日(または1時間)の労働量を基に、作業に要する延べ人数を表したもの”の意味。【心算】◎:しんさん○:つもり△:しんざん「しんさん」「しんざん」と読むと”心の中の計画のこと”の意味。「つもり」と読むと”前もって考えること/実際はそうではないが、そうなっているような気持ちのこと”の意味。【真摯】◎:しんし×:しんげき真摯は”真面目(まじめ)でひたむきなこと”の意味。ひたむきというのは、”一つのことに一生懸命になる様子のこと”を意味します。【斟酌】◎:しんしゃく×:かんしゃく斟酌は”相手の事情や心情をくみ取ること/あれこれ照らし合わせて取捨すること/言動を控えめにすること”の意味。【真珠】◎:しんじゅ×:しんしゅ真珠は”貝類の殻の中にできる光沢のある玉のこと”の意味。真珠は炭酸カルシウムが主成分となっており、貝の体内に侵入した砂粒などの異物を外套膜(がいとうまく)から分泌された真珠質が包んで真珠が形成されます。特にアコヤガイを使って人工的に作る養殖法が有名で、真珠は宝石として珍重(ちんちょう)されています。【身上】◎:しんじょう×:みのうえ「みのうえ」というのは、”身の上”と書き表されるため注意が必要です。身上は”自分の身に関すること/特に良い所のこと”の意味。【信心】◎:しんじん×:しんしん信心は”神や仏を信仰すること。また、その心のこと”の意味。【迅速】◎:じんそく×:じゅうそく迅速は”物事の進みぐあいや行動などが非常に速いこと。また、そのさま”の意味。【真率】◎:しんそつ×:しんりつ真率は”真面目(まじめ)で飾り気のないこと”の意味。【身体】◎:しんたい○:からだ身体は”人や動物の頭・胴・手足などの肉体全部のこと/体調や健康状態のこと”の意味。ちなみに身体と似た言葉に「体」という言葉がありますが、これらの違いは単に”肉体だけを指しているのかどうか”になります。身体の「身」という字には”気持ち・精神/地位・身分・立場”などの意味があり、身体というのは単に肉体のことのみを表している言葉ではありません。例えば「身が引き締まる」の身は”気持ち・精神”のことを意味しており、「身のほどをわきまえる」の身は”地位・身分・立場”のことを意味しています。このように「身体」は”気持ち・精神なども含めた肉体全体のこと”を意味し、「体」は単に”肉体全体(気持ち・精神などを含まない)のこと”を意味しているんですね。ですので、体は人間以外の動物にも使われますが、身体を使うときは人間だけに使う場合がほとんどです。【真諦】◎:しんたい△:しんてい真諦は”絶対的な真理のこと”の意味。真理というのは、”いつどんなときにも変わることのない、正しい物事の筋道。真実の道理のこと”です。【甚大】◎:じんだい×:かんだい甚大は”程度が極めて大きいさま”の意味。【真鍮】◎:しんちゅう×:しんゆ真鍮は”亜鉛と銅を混ぜて作られる合金のこと”の意味。見た目は黄色で、別名「黄銅(おうどう)」と呼ばれ、五円玉の原料として知られています。真鍮は「亜鉛35%+銅65%」の配分が一般的で、電気や熱が伝導しやすく、曲げる、伸ばす、削るなどの加工が比較的容易です。【信女】◎:しんにょ×:しんじょ信女は”在俗(ざいぞく)の女性の仏教徒のこと/女性の戒名(かいみょう)に付ける語のこと”の意味。在俗というのは”出家していない一般の人のこと”で、戒名というのは”受戒(仏の定めた戒律を受けること)によって与えられる仏教徒としての名前のこと”です。つまり簡単にいうと、戒名は”亡くなった人に対して付けられる名前のこと”を意味します。【振幅】◎:しんぷく△:ふりはば「ふりはば」というのは、一般的に”振り幅”と書き表されることがほとんどです。振幅は”物体が振動しているときの、振動の中心から最大変位までの距離のこと”の意味。【辛抱】◎:しんぼう×:しんぽう辛抱は”辛いことをじっと我慢すること”の意味。【親身】◎:しんみ×:しんしん「しんしん」というのは、”心身”と書き表されるため注意が必要です。親身は”肉親に対するような心遣いをするさま”の意味。【辛辣】◎:しんらつ×:しんえつ辛辣は”言った内容や言い方が厳しいこと”の意味。【随一】◎:ずいいち×:ゆういち随一は”多くの同類の中で最も優れていること”の意味。【西瓜】◎:すいか×:にしうり西瓜は”ウリ科のつる性一年草のこと。また、その果実のこと”の意味。【芋茎】◎:ずいき△:いもがら、いもじ「ずいき」と読むと”里芋の葉柄(ようへい)のこと”の意味。葉柄というのは、”葉の一部で、葉を茎(くき)や枝に繋いでいる細い部分のこと”です。「いもがら」「いもじ」と読むと”里芋の葉柄のこと/里芋の葉柄を日に干したもの”の意味。【遂行】◎:すいこう×:ついこう遂行は”物事を成し遂げること”の意味。【水郷】◎:すいごう○:すいきょう水郷は”川や湖のほとりにあり、景色が良いことで有名な町や村のこと”の意味。【水族館】◎:すいぞくかん×:すいぞっかん水族館は”水生動物を飼育・展示し、その行動・習性などを一般の人に見せたり、研究したりする施設のこと”の意味。水族館を「すいぞっかん」と発音するのは問題ないですが、水族館の正しい読み方を表記する場合は「すいぞくかん」と書くのが正解です。水族館を発音する場合、「すいぞくかん」よりも「すいぞっかん」と発音した方が読みやすいため、水族館を「すいぞっかん」と発音する人も少なくないです。このように水族館は発音するのであれば「すいぞっかん」でも問題はないですが、水族館の読み方を表記する場合は「すいぞっかん」と書くのは間違いなので注意が必要です。【出納】◎:すいとう(慣)△:しゅつのう(本)「すいとう」と読むと”金銭や物品を出し入れすること/支出と収入のこと”の意味。「しゅつのう」と読むと”金銭や物品を出し入れすること/支出と収入のこと/平安時代に役所や寺院などで物品の出し入れをしていた者のこと”の意味。【水稲】◎:すいとう×:みずいね水稲は”水田で栽培する稲のこと”の意味。水稲とは異なり、畑地(はたち)に栽培する稲のことを「陸稲(おかぼ・りくとう)」と言い、一般的にイメージされる稲というのは「水稲」になります。陸稲は水稲ほど多くの水を使用しませんが、水稲よりも収穫量が少なく品質も劣ります。【水団】◎:すいとん×:すいだん水団は”小麦粉の団子を入れた汁物のこと”の意味。【崇高】◎:すうこう×:そうこう崇高は”気高(けだか)くて偉大なこと。また、そのさま”の意味。気高いというのは、”気品がある。上品。高貴”の意味になります。【図体】◎:ずうたい×:ずたい図体は”体。体つきのこと”の意味。図体という言葉は”体の大きさを強調するとき”に用いられ、体が小さい場合に用いられることはありません。【頭重】◎:ずおも○:ずじゅう「ずおも」と読むと”頭が重苦しく感じること/他人になかなか頭を下げない態度のこと”の意味。「ずじゅう」と読むと”頭が重苦しく感じること”の意味。【頭蓋骨】◎:ずがいこつ○:とうがいこつ頭蓋骨は”頭蓋を形成している骨のこと”の意味。頭蓋というのは、”脊椎(せきつい)動物の頭部の骨格”のことで、その頭蓋を形成している骨なので頭蓋骨と言います。「ずがいこつ」というのは、医学用語・解剖(かいぼう)用語で「とうがいこつ」と呼ばれています。【清々しい(清清しい)】◎:すがすがしい×:きよきよしい清々しい(清清しい)は”爽(さわ)やかで気持ちが良いこと”の意味。【頭巾】◎:ずきん×:とうきん頭巾は”頭や顔を覆う、布製の被り物のこと”の意味。【宿世】◎:すくせ△:しゅくせ宿世は”前世のこと/前世からの因縁(いんねん)のこと”の意味。【助太刀】◎:すけだち×:すけたとう助太刀は”加勢・手助けをすること。また、加勢・手助けをする人のこと”の意味。【双六】◎:すごろく×:そうろく双六は”サイコロを振り、出た目の数で振り出しから駒を進めていき、あがりの早さを競う遊びのこと”の意味。【荒む】◎:すさむ×:あらむ荒むは”気持ちや生活態度が荒れること/努力を怠(おこた)ったりした結果、芸の技量などが低下すること/激しくなること”の意味。【杜撰】◎:ずさん×:しゃせん杜撰は”手抜きが多く、物事の仕方がいい加減なこと”の意味。【素性】◎:すじょう△:そせい「すじょう」と読むと”血筋・家柄・生まれ・育ち・経歴のこと/物の由緒(ゆいしょ)や由来のこと”の意味。「そせい」と読むと”本来の性質のこと”の意味。【生絹】◎:すずし○:きぎぬ△:せいけん生絹は”生糸(きいと)で織った絹織物(きぬおりもの)のこと”の意味。【廃る】◎:すたる×:はいる廃るは”使われなくなること。行われなくなること/盛んだったものが衰えること/価値が下がること”の意味。【頭痛】◎:ずつう△:とうつう頭痛は”頭が痛むこと。また、その痛みのこと/心配。苦労のこと”の意味。【清汁】◎:すまし×:せいじる清汁は”だし汁に、醤油と塩で味付けをした透明な吸い物のこと”の意味。【住処】◎:すみか△:じゅうしょ「すみか」と読むと”住んでいる場所のこと”の意味。「じゅうしょ」と読むと”住んでいる場所のこと/法律関係の基準となる生活の本拠のこと”の意味。住処は「じゅうしょ」と読むこともできますが、一般的には「すみか」は”住処”、「じゅうしょ」は”住所”と表記されることがほとんどです。【速やか】◎:すみやか×:はややか速やかは”物事の進行がはやいさま。時間を置かずにすぐ行うさま”の意味。【相撲】◎:すもう×:そうぼく相撲は”まわしを付けた裸の2人が、土俵内で取り組む競技のこと/相撲取りの略のこと”の意味。相撲は日本の国技(こくぎ)とされていて、相撲(競技)をする人のことを「相撲取り」と言います。相撲取りは他に「お相撲さん」とも呼ばれています。【寸隙】◎:すんげき×:すんしょう寸隙は”僅(わず)かの暇のこと/僅かな隙(すき)のこと”の意味。【寸胴】◎:ずんどう×:すんどう寸胴は”上から下まで同じ太さであること。また、そのさま”の意味。【寸評】◎:すんぴょう×:すんひょう寸評は”短くまとめた批評のこと”の意味。【海象】◎:セイウチ△:かいぞう、かいしょう「セイウチ」「かいぞう」と読むと”北極海に群生(ぐんせい)するセイウチ科の大型食肉哺乳(ほにゅう)動物のこと”の意味。「かいしょう」と読むと”海洋における自然現象の総称のこと”の意味。【生家】◎:せいか△:しょうか×:せいけ生家は”その人の生まれた家。実家のこと”の意味。【逝去】◎:せいきょ×:いきょ逝去は”人の死を敬意をもって表した言葉のこと”の意味。「○○さんが逝去した」というのは、つまり「○○さんが亡くなった」ということを意味しています。【省察】◎:せいさつ△:しょうさつ省察は”自分で自分の生活・行為などについて、反省して考えること”の意味。【凄惨】◎:せいさん×:さいさん凄惨は”目を背(そむ)けたくなるほど、残酷なさま”の意味。【静寂】◎:せいじゃく○:しじま静寂は”物音ひとつしないで静まりかえっていること”の意味。【脆弱】◎:ぜいじゃく×:きじゃく脆弱は”脆(もろ)くて弱いこと”の意味。【盛衰】◎:せいすい×:じょうすい盛衰は”物事が盛んになることと衰えること”の意味。【脆性】◎:ぜいせい×:きせい脆性は”物体が外力を受けたときに、あまり変形しないうちに破壊する性質のこと”の意味。「脆性が高い」とは”外力を与えたときに、変形に耐えきれずにすぐに破壊される”ということで、逆に「脆性が低い」とは”外力を与えたときに、変形してもすぐには破壊されない”ということになります。簡単に言えば、脆性が高い物体は「脆い」ということです。例えば、脆性が高い物体であれば「硝子(ガラス)・石材」などが挙げられ、脆性が低い物体であれば「粘土(ねんど)」などが挙げられます。硝子・石材は押す(外力)などにより変形させるほどの力が加われば、すぐにヒビが入ったり、崩れたりしますが、粘土は押して変形させてもしばらくは壊れることはありません。【凄絶】◎:せいぜつ×:さいぜつ凄絶は”例えようもなく凄(すさ)まじいこと”の意味。【生石灰】◎:せいせっかい○:きせっかい×:しょうせっかい「しょうせっかい」というのは、”消石灰”と書き表されるため注意が必要です。生石灰は”酸化カルシウムの俗称のこと”の意味。【成敗】◎:せいばい△:せいはい「せいばい」と読むと”処罰すること。懲(こ)らしめること/昔、罪人などを打ち首にしたこと”の意味。「せいはい」と読むと”成功と失敗のこと”の意味。【歳暮】◎:せいぼ△:さいぼ歳暮は”1年の感謝を込めて年末におくる贈り物のこと/年の暮れ。年末のこと”の意味。【井目】◎:せいもく×:いもく井目は”囲碁で、盤面に記された9つの黒点のこと/囲碁で力量に大きな差があるとき、力量が低い方があらかじめ9つの黒点に碁石(ごいし)を置いて始める対局のこと”の意味。【蒸籠】◎:せいろ○:せいろう×:じょうりゅう※上は蒸籠の写真蒸籠は”食べ物を蒸すための、底がすのこ状になっている木や竹製の道具のこと”の意味。「すのこ」というのは角材の上に薄い板材を間をあけて並べて打ち付けたもので、蒸籠は上にある食べ物に、すのこの間から蒸気を通す仕組みになっています。つまり蒸気を食べ物に通すことによって、加熱調理するための道具が蒸籠になります。なので蒸籠は、沸騰したお湯の入った鍋などの上に置いて使用します。(沸騰したお湯の蒸気を利用して加熱調理します)【隻眼】◎:せきがん×:しゅうがん隻眼は”一つの目。片目のこと/真実を見抜く眼のこと”の意味。【析出】◎:せきしゅつ×:せっしゅつ析出は”液状の物質から固体状成分を取り出すこと”の意味。【石庭】◎:せきてい△:いしにわ石庭は”庭木(にわき)をほとんど使わないで、岩・石・砂を主体として構成された庭のこと”の意味。石庭の一種として、「枯山水(かれさんすい)」と呼ばれる庭の形式があります。【惜敗】◎:せきはい×:ざんぱい惜敗は”競技・試合などに惜しくも負けること”の意味。【惜別】◎:せきべつ×:しゃくべつ惜別は”別れを惜しむこと”の意味。【斥力】◎:せきりょく×:きんりょく斥力の「斥(せき)」という字は、「斤(きん)」という字によく似ているため注意が必要です。斥力は”2つの物体に働く力で、互いに距離を遠ざけようとする力のこと”の意味。【急く】◎:せく×:いそく、きゅうく急くは”心がはやること。焦ること/激しくなること”の意味。【女衒】◎:ぜげん×:じょげん女衒は”江戸時代に、女を遊女屋に売るのを商売にした者のこと”の意味。【世間体】◎:せけんてい×:せけんたい世間体は”世間の人々に対する体面・体裁(ていさい)のこと”の意味。つまり世間体というのは、”世間の人々から見たときの自分の外見や印象のこと”を言います。【施工】◎:せこう(慣)△:しこう(本)施工は”工事を行うこと”の意味。施工を「せこう」と読むことが多いのは、政策・計画などを実行するなどの意味である「施行(しこう)」と区別するためです。施工と施行は字が似ていますが、「施工は建築などの工事関係」で使用されることが多く、「施行は法律関係」で用いられます。【施主】◎:せしゅ×:せぬし施主は”葬儀・法事などを行う人のこと/建築や土木工事の依頼者のこと”の意味。【施術】◎:せじゅつ○:しじゅつ施術は”手術などを行うこと”の意味。【背筋】◎:せすじ、はいきん「せすじ」と読むと”背中を縦に走る中心線のこと/衣服の背骨にあたる部分の縫い目のこと”の意味。「はいきん」と読むと”背中にある筋肉の総称のこと”の意味。【是正】◎:ぜせい×:ていせい是正は”誤っている点を正しく直すこと”の意味。【冷笑う】◎:せせらわらう×:あざわらう、れいしょうう「あざわらう」というのは、”嘲笑う”と書き表されるため注意が必要です。冷笑うは”小ばかにして冷ややかに笑うこと。冷笑すること”の意味。【世相】◎:せそう×:よそう世相は”世の中のありさま。世間の様子のこと”の意味。【背丈】◎:せたけ×:せじょう背丈は”背の高さ。身長のこと/服の裁縫(さいほう)において、後ろ首の付け根からウエストまでの長さのこと”の意味。【節会】◎:せちえ×:せっかい節会は”昔、節日(せちにち)や朝廷の重要な政務・儀式・行事などがあった日に行われた宴会のこと”の意味。節日というのは、現在の呼び名では「節句(せっく)」のことで、”伝統的な年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日のこと”を指します。【雪月花】◎:せつげっか○:せつげつか雪月花は”雪と月と花のこと”の意味。【席巻】◎:せっけん×:せっかん、せきまき席巻は”広い地域を片端(かたはし)から攻め取ること/激しい勢いで、自分の勢力範囲に収めること”の意味。席巻は「席(むしろ)を巻くこと」から転じて、”広い地域を片端から攻め取ること”の意味になったそうです。席(むしろ)というのは、”わらなどを編んで作った敷物のこと”です。【斥候】◎:せっこう×:きんこう斥候の「斥(せき)」という字は、「斤(きん)」という字によく似ているため注意が必要です。斥候は”敵の様子や地形などの状況を密かに調べること。また、それを行う人のこと”の意味。【切削】◎:せっさく×:せっしょう切削は”金属などを切り削ること”の意味。【殺生】◎:せっしょう×:さっしょう「さっしょう」というのは、”殺傷”と書き表されるため注意が必要です。殺生は”生き物を殺すこと/惨(むご)いこと。思いやりがないこと”の意味。【折衝】◎:せっしょう×:せっこう折衝は”利害の異なる相手と問題を解決するために話し合うこと”の意味。【拙速】◎:せっそく×:しゅっそく拙速は”仕上がりは悪いが、仕事の早いこと”の意味。【雪駄】◎:せった△:せつだ雪駄は”竹の皮の草履(ぞうり)の裏に牛革をはった履物(はきもの)のこと”の意味。【拙宅】◎:せったく×:しゅったく拙宅は”自分の家を遜(へりくだ)っていう語のこと”の意味。遜るというのは、”相手に敬意を示すために、自分を低いところにおいた表現をすること”です。【折衷】◎:せっちゅう×:せつい折衷は”2つ以上のものや考え方から、良い所を取って1つに合わせること”の意味。【刹那】◎:せつな×:さつな刹那は”極めて短い時間のこと”の意味。一説によると刹那というのは、”一度指を弾(はじ)く時間の65分の1の短い時間のこと”だとされています。【拙劣】◎:せつれつ×:しゅつれつ拙劣は”下手(へた)で劣ること”の意味。【狭める】◎:せばめる×:せまめる狭めるは”間隔を詰めること。広がりを狭(せま)くすること”の意味。【台詞】◎:せりふ△:だいし台詞は”俳優が劇中で話す言葉のこと/言葉。言いぐさのこと/決まり文句のこと”の意味。【競る】◎:せる×:きょうる競るは”互いに勝とうとして競うこと/競って値を高くつけること”の意味。【漸減】◎:ぜんげん×:ざんげん漸減は”だんだん減っていくこと”の意味。【穿孔】◎:せんこう×:がこう穿孔は”穴を開けること。また、開けられた穴のこと”の意味。【繊細】◎:せんさい×:ちさい繊細は”ほっそりとして上品なこと。ほっそりとして美しいこと/感情・感性などが細やかで、ちょっとしたことにも感じやすいこと”の意味。【千載】◎:せんざい×:せんさい千載は”千年。また、長い年月のこと”の意味。【千社札】◎:せんじゃふだ×:せんしゃふだ千社札は”千社(せんじゃ)参りの人が参詣(さんけい)のしるしに、社殿の柱や天井などに貼り付ける紙の札のこと”の意味。千社というのは”多くの社(やしろ)のこと”を意味し、千社参りは”多くの神社やお寺にお参りすること”という意味になります。【漸次】◎:ぜんじ×:ざんじ「ざんじ」というのは、”暫時”と書き表されるため注意が必要です。漸次は”だんだん。次第に”の意味。【扇子】◎:せんす×:せんし※上は扇子の写真扇子は”折り畳み式の、あおいで風を起こし涼をとるための道具のこと”の意味。【漸増】◎:ぜんぞう×:ざんぞう漸増は”だんだん増えていくこと”の意味。【洗濯機】◎:せんたくき×:せんたっき洗濯機は”洗濯に用いる機械のこと”の意味。洗濯機を「せんたっき」と発音するのは問題ないですが、洗濯機の正しい読み方を表記する場合は「せんたくき」と書くのが正解です。洗濯機を発音する場合、「せんたくき」よりも「せんたっき」と発音した方が読みやすいため、多くの人が洗濯機を「せんたっき」と発音しています。このように洗濯機は発音するのであれば「せんたっき」でも問題はないですが、洗濯機の読み方を表記する場合は「せんたっき」と書くのは間違いなので注意が必要です。【先達】◎:せんだつ△:せんだち先達は”その道によく通じていて、後輩を導く人のこと/修験道(しゅげんどう)で、山に入って修行を行う際に指導する人のこと/案内者のこと”の意味。修験道というのは、”日本古来の山岳宗教と、仏教の密教、道教などが結びついて平安末期に成立した宗教のこと”です。【煎茶】◎:せんちゃ×:ぜんちゃ煎茶は”茶の葉に熱湯を注いで香りと味を出した飲み物のこと/玉露と番茶の間の中級の品質の緑茶のこと”の意味。【剪定】◎:せんてい×:ぜんてい剪定は”果樹の生育や結実(けつじつ)を調節したり、庭木などの形を整えるために枝の一部を切り取ること”の意味。【禅寺】◎:ぜんでら×:ぜんじ禅寺は”禅宗の寺院のこと”の意味。【遷都】◎:せんと×:かんと遷都は”都(みやこ)を他の地へと移すこと”の意味。【旋風】◎:せんぷう○:つむじかぜ「せんぷう」と読むと”突発的に社会に与える動揺のこと/つむじかぜの別名のこと”の意味。「つむじかぜ」と読むと”渦(うず)のように巻いて吹き上がる風のこと”の意味。旋風はある地点で急に生じた低気圧の影響により、周囲からその低気圧地点に風が渦巻いて流れ込むときの強い風のことです。旋風よりも激しくて強いものを「竜巻(たつまき)」と呼びます。【煎餅】◎:せんべい×:ぜんへい煎餅は”小麦粉・米粉などをこねて、薄く延ばして味付けして焼いたお菓子のこと”の意味。【喘鳴】◎:ぜんめい×:たんめい喘鳴は”呼吸時にぜいぜい・ひゅうひゅうという音を出すこと。また、その音のこと”の意味。【川柳】◎:せんりゅう△:かわやなぎ「せんりゅう」と読むと”5・7・5(17文字)の短詩のこと”の意味。「かわやなぎ」と読むと”川辺に生える柳(やなぎ)のこと/ヤナギ科の落葉低木のこと”の意味。【喪家】◎:そうか△:そうけ、もけ喪家は”喪中(もちゅう)の家のこと”の意味。喪中というのは、”故人の死を悼(いた)む期間のこと”です。一般的に喪中のときは、祝いごとを避けるべきと考えられており、配偶者・父母であれば12~13ヶ月、子供であれば3~12ヶ月、兄弟姉妹であれば3~6ヶ月が目安とされています。【爪牙】◎:そうが×:さいが爪牙は”爪と牙のこと/人を傷つけたり、脅かすもののこと/主君の身を守る家来のこと”の意味。【霜害】◎:そうがい×:しもがい霜害は”霜(しも)のために、農作物・果樹などが受ける損害のこと”の意味。霜というのは、”地表面付近の気温が氷点下になって、空気中の水蒸気が地表や物体に触れて昇華してできる氷の結晶のこと”を意味します。(霜は、風の弱い、晴れた夜にできやすいです)実は霜害といっても、霜が農作物などに直接の被害を与えるわけではなく、”霜が降りるほどの低温によって植物内の水分が凍ってしまうこと”が霜害の原因になります。この植物内の水分が凍ってしまうことにより、農作物などの細胞が壊れて死んでしまいます。【雑木林】◎:ぞうきばやし×:ざっきりん雑木林は”色々な種類の木が混じって生えている林のこと”の意味。【早急】◎:そうきゅう(慣)○:さっきゅう(本)早急は”非常に急ぐこと”の意味。【雑巾】◎:ぞうきん×:ざっきん雑巾は”汚れを拭き取るための布のこと”の意味。【巣窟】◎:そうくつ×:すくつ巣窟は”悪者や賊などが隠れ住んでいる場所のこと/居住する場所のこと”の意味。「悪の巣窟」のように悪者の隠れ家の意味で使われることが多いですが、悪者かどうかに関係なく単に”居住する場所”としての意味もあります。なのでたとえ居住している人が善良な人でも、巣窟という言葉を使って問題はありません。【象牙】◎:ぞうげ×:ぞうが象牙は”象の牙のこと”の意味。象牙は適度な硬さをもつため、彫刻や工芸の材として重宝(ちょうほう)されています。【造詣】◎:ぞうけい×:ぞうし造詣は”学問・芸術・技術などについての深い知識や優れた技術を持っていること”の意味。【双肩】◎:そうけん×:そうかた双肩は”左右両方の肩のこと/(転じて)責任・任務を担うもののたとえのこと”の意味。【相好】◎:そうごう×:そうこう相好は”人の顔かたち。顔つき。表情のこと”の意味。【荘厳】◎:そうごん△:しょうげん、しょうごん×:そうげん「そうごん」と読むと”重々しく、立派なこと/仏像や仏堂などを美しく飾ること”の意味。「しょうげん」「しょうごん」と読むと”仏像や仏堂などを美しく飾ること”の意味。【相殺】◎:そうさい(本)△:そうさつ(慣)「そうさい」と読むと”差し引きをゼロにすること/帳消しにすること”の意味。「そうさつ」と読むと”差し引きをゼロにすること/帳消しにすること/お互いに殺し合うこと”の意味。【掃除】◎:そうじ△:そうじょ掃除は”掃(は)いたり拭(ふ)いたりして、ごみや汚れを取り去ってきれいにすること/害悪を除き去ること”の意味。【喪失】◎:そうしつ×:もしつ喪失は”なくすこと。失うこと”の意味。喪失は、主に抽象的・精神的な事柄に対して用いられます。【争訟】◎:そうしょう×:そうこう争訟は”訴訟(そしょう)を起こして争うこと”の意味。訴訟というのは、”裁判を申し立てること”です。【僧正】◎:そうじょう×:そうせい僧正は”僧の階級のひとつで、僧綱(そうごう)の最高位のこと”の意味。僧綱というのは、”僧尼(そうに)を統率し諸寺を管理する官職のこと”で、僧綱には「僧正・僧都(そうず)・律師(りっし)」の位が存在します。【雑炊】◎:ぞうすい×:ざっすい雑炊は”野菜・肉などを具として加え、味付けをしたお粥(かゆ)のこと”の意味。【叢生】◎:そうせい×:ぎょうせい叢生は”草木などが群がり生えること”の意味。【総出】◎:そうで×:そうしゅつ総出は”全員が揃(そろ)って出ること”の意味。【装丁】◎:そうてい×:そうちょう装丁は”書物を綴(と)じて、表紙などを付けて、一冊の本としての体裁(ていさい)を整えること/書物の表紙・扉などの工夫・趣向のこと”の意味。【雑煮】◎:ぞうに×:ざつに雑煮は”野菜・肉などの他に餅(もち)を入れた汁物のこと”の意味。雑煮は新年を祝って正月によく食べられていて、地域や家庭で味や具材に違いがあります。【早晩】◎:そうばん×:はやばん「はやばん」というのは、”早番”と書き表されるため注意が必要です。早晩は”遅かれ早かれ。いずれは”の意味。【素麺】◎:そうめん×:すめん素麺は”小麦粉に塩水を加えてこね、線状に細く伸ばして乾燥させた食品のこと”の意味。素麺は乾燥している状態のものを茹(ゆ)でたり、煮込んだりして食べます。【草履】◎:ぞうり×:そうり※上は草履の写真草履は”鼻緒(はなお)がある底が平たい履物(はきもの)のこと”の意味。鼻緒というのは、”履物に付いている紐(ひも)を足の指で挟む部分のこと”です。【挿話】◎:そうわ×:さしわ挿話は”文章または談話の間にはさむ、本筋(ほんすじ)とは直接関係のない短い話のこと/ある人や物事に関する、ちょっとした面白い話のこと”の意味。【曹達】◎:ソーダ×:そうたつ曹達は”ナトリウム塩の総称のこと/ソーダ水の略のこと”の意味。前者の意味はナトリウム塩の総称のことですが、普通は「炭酸ナトリウムのこと」を指します。【続柄】◎:ぞくがら(慣)○:つづきがら(本)続柄は”親族としての相互の関係のこと”の意味。例えば書類などで続柄を書く欄があると思いますが、自分を指す場合は「本人」で、両親を指す場合は「父・母」と書きます。他に兄弟・姉妹がいるのであれば、「兄・弟・姉・妹」のように書き、配偶者であれば「夫・妻」のように書くことになります。このような親族との関係(父・兄・妹など)のことを続柄と言います。【俗人】◎:ぞくじん×:ぞくにん俗人は”世間一般の人のこと/風流を理解できない人のこと”の意味。【塞栓】◎:そくせん×:かんせん塞栓は”血管やリンパ管が詰まって塞(ふさ)がること。また、その詰まった物質のこと”の意味。【仄聞】◎:そくぶん×:はいぶん仄聞は”少し耳にはいること。噂(うわさ)などで聞くこと”の意味。【其処】◎:そこ×:そしょ其処は”(中称の指示代名詞)その場所・その点・その局面・その程度。それほど/(二人称の人代名詞)そなた。お前”の意味。【粗品】◎:そしな△:そひん粗品は”他人に贈る物を遜(へりくだ)って言う語のこと/粗悪な品物のこと”の意味。遜るというのは、”相手に敬意を示すために、自分を低いところに置いた表現のこと”です。【訴訟】◎:そしょう×:そこう訴訟は”裁判所に争いの解決のために、法律の適用を求める手続きのこと”の意味。【俎上】◎:そじょう×:しじょう俎上は”まな板の上のこと”の意味。「俎(そ)」という字には”まな板”の意味があります。【礎石】◎:そせき×:そいし礎石は”建物の基礎(土台)となる石のこと/(転じて)物事の基礎のこと”の意味。【唆す】◎:そそのかす×:しゅんす唆すは”その気になるように誘って勧(すす)めること”の意味。唆すは良い意味で使われることは少なく、良くない行動を勧めるときに使われることがほとんどです。【措置】◎:そち×:しゃくち措置は”上手く取り計らって始末すること”の意味。【其方】◎:そちら、そなた△:そっち×:そほう「そちら」と読むと”聞き手に近い方向のこと/聞き手のいる方向のこと/聞き手の近くにある物を指す語/聞き手、または聞き手の側を指す語/聞き手のすぐそばにいる人のことを指す語”の意味。「そなた」と読むと”話し手から遠い場所・方向などを示す語/やや丁寧な言い方として、目下の相手を指す語”の意味。「そっち」と読むと”そちらよりもやや砕けた感じの言い方のこと”の意味。【疎通】◎:そつう×:そくつう疎通は”滞(とどこお)りなく通じること/両者の意見が互いに通じ合い、分からない点や誤解などのないこと”の意味。【俗化】◎:ぞっか×:ぞくか俗化は”世俗(せぞく)の風潮に感化されること。俗っぽくなること”の意味。世俗というのは、”一般の人々が暮らしている世の中。また、一般の人々のこと”を指します。【即興】◎:そっきょう×:そっこう即興は”その場、その時の興(きょう)にのって、即座に行うこと”の意味。興というのは、”その場を楽しくするために行う遊びや芸などのこと”です。【率先】◎:そっせん×:りっせん率先は”人の先に立って事を行うこと”の意味。【外面】◎:そとづら○:がいめん△:げめん「そとづら」「げめん」と読むと”外部の人と接するときの態度・顔つきのこと/外側の面のこと”の意味。「がいめん」と読むと”外に表れた様子のこと/外側の面のこと”の意味。【供える】◎:そなえる×:ともえる供えるは”神仏や高貴な人などに物を捧(ささ)げること”の意味。【蕎麦】◎:そば×:きょうばく蕎麦は”タデ科の1年草のこと/そば粉に小麦粉・やまいも・卵白などをこねて、細く線状に切った食品のこと”の意味。蕎麦(植物)は茎は赤みを帯びていて、花は白色・淡紅色をしています。食品としての蕎麦を作るときの原料となるのが、この植物の蕎麦の種子から作る「そば粉」になります。そして蕎麦にはいくつか種類があり、そば粉だけ(10割)を使用したものを「十割蕎麦(じゅうわりそば)または生蕎麦(きそば)」、2割が小麦粉・8割がそば粉を使用したものを「二八(にはち)蕎麦」と呼びます。(小麦粉を1割・そば粉を9割使用したものは「九割蕎麦」と呼びます)【背く】◎:そむく×:せく背くは”ある物に背を向けること/人の意見や物事の決まりに従わないこと/反逆すること/予想・期待に反すること/世間や、ある人の元から離れていくこと”の意味。【背ける】◎:そむける×:せける背けるは”そのものを正面から見ることができなくて、顔や視線を別の方へ向けること”の意味。【粗野】◎:そや×:あらの粗野は”言動に細かい配慮がなく、荒々しいさま”の意味。【反る】◎:そる×:はんる反るは”体や体の一部が弓形(ゆみなり)に後ろへ曲がること/真っ直(す)ぐな物や平たい物が弓形に曲がること”の意味。【夫々(夫夫)】◎:それぞれ×:ふふ夫々(夫夫)は”ひとりひとり。ひとつひとつ”の意味。【逸れる】◎:それる△:はぐれる「それる」と読むと”思いがけない方向へ行くこと”の意味。「はぐれる」と読むと”連れの人を見失って離れ離れになること/(動詞の連用形に付いて)~しそこなう。~しそびれる”の意味。【算盤】◎:そろばん○:さんばん「そろばん」と読むと”枠の中の珠(たま)を上下させて計算する道具のこと/損得の計算のこと”の意味。「さんばん」と読むと”そろばん(道具)の別名のこと/和算で、高次方程式を解くのに用いた盤のこと”の意味。後者の意味は、木や紙などで作り、盤面に縦横の線を引いてできた多数の方形区画内の算木(さんぎ)を置いて計算します。【存外】◎:ぞんがい×:そんがい存外は”予想と食い違うこと。思いのほか”の意味。【忖度】◎:そんたく×:すんたく、すんど忖度は”他人の気持ちを推(お)し量ること。また、推し量って相手に配慮すること”の意味。推し量るというのは、”すでに知っている事柄から、未知の事についての見当をつけること。推測すること”です。【損耗】◎:そんもう(慣)△:そんこう(本)損耗は”使って減ること。また、使って減らすこと”の意味。【存立】◎:そんりつ×:ぞんりつ存立は”他からの影響なしに存在して、成り立っていくこと”の意味。↓タ行~【体育】◎:たいいく×:たいく体育は”健全な体や運動能力を養う教育のこと。特に、学校における教科のこと”の意味。【大往生】◎:だいおうじょう×:だいおうせい大往生は”安らかに死ぬこと”の意味。【代価】◎:だいか×:たいか「たいか」というのは、”対価”と書き表されるため注意が必要です。代価は”商品の値段。代金のこと/ある物事を成し遂げるために生じる犠牲や損害のこと”の意味。【大地震】◎:だいじしん○:おおじしん大地震は”揺れの大きな地震のこと”の意味。一般的にマグニチュード7以上の地震のことを「大地震」、マグニチュードが8かそれ以上の大きさの地震のことを「巨大地震」と言います。【貸借】◎:たいしゃく×:かしかり貸借は”貸すことと借りること/簿記の貸方(かしかた)と借方(かりかた)のこと”の意味。【大食漢】◎:たいしょくかん×:だいしょっかん大食漢は”大食いの男性のこと”の意味。大食漢は”大食(たいしょく)する漢(おとこ)のこと”を指しているため、女性に対して大食漢という言葉を使うことはできません。【怠惰】◎:たいだ×:たいじょう怠惰は”すべきことをせず、怠(なま)けること”の意味。【代替】◎:だいたい(本)○:だいがえ(慣)代替は”他の物で代えること”の意味。【大団円】◎:だいだんえん×:おおだんえん大団円は”演劇・小説・事件などで、最後の場面のこと”の意味。【戴天】◎:たいてん×:さいてん戴天は”この世に生存していること”の意味。戴天は「不倶戴天(ふぐたいてん)」という四字熟語で使われることがほとんどで、不倶戴天は”非常に強い恨みや憎しみのこと”の意味となります。不倶戴天を用いた例文としては、「彼は不倶戴天の敵だ」のような使い方で用いられます。【台頭】◎:たいとう×:だいとう台頭は”勢力を増して進出してくること”の意味。【松明】◎:たいまつ△:しょうめい松明は”長い棒の先端に、松脂(まつやに)など燃えやすいものを浸した布切れを巻き付けたもの”の意味。長い棒の先端にある燃えやすいものが浸された布の部分に、火を点(てん)じることで松明は照明具として利用されます。【貸与】◎:たいよ×:かしよ貸与は”貸し与えること”の意味。【内裏】◎:だいり△:うちうら×:ないり「だいり」と読むと”天皇の住む御殿(ごてん)を中心とする建物のこと”の意味。内裏(だいり)というのは、つまり「皇居(こうきょ)のこと」です。「うちうら」と読むと”内情のこと/着物の裏に付ける布のこと”の意味。【唾液】◎:だえき×:すいえき唾液は”唾液腺(だえきせん)から口中へ分泌される、無色で粘り気のある液のこと”の意味。唾液にはデンプンなどを分解する働きを持つ、消化酵素のアミラーゼなどが含まれています。【高嶺】◎:たかね△:こうれい×:こうりょう高嶺は”高い山のこと”の意味。高嶺は「彼女は高嶺(たかね)の花だ」のようによく用いられますが、これは”遠くからただ眺めるだけで、自分のものにすることができないたとえ”で使われます。なので美しく魅力的な人やもの、価値の高いものなどについて言います。【高値】◎:たかね×:こうち高値は”値段の高いこと。また、その値段のこと/株取引で、その日またはある期間の最も高い値のこと”の意味。【高御座】◎:たかみくら×:たかござ高御座は”天皇の玉座のこと/天皇の位のこと”の意味。高御座はいま現在では京都御所紫宸殿(きょうとごしょししんでん)に設けられており、即位の礼のときにだけ用いられます。京都御所というのは、”京都市上京区(かみぎょうく)にある旧皇居のこと”です。【集る】◎:たかる×:あつまる集るは”群がり集まること/人に金品をせびること。奢(おご)ってくれるようにねだること”の意味。【沢庵】◎:たくあん△:たくわん沢庵は”干した大根を糠(ぬか)と塩で漬けたもの”の意味。【類い】◎:たぐい×:るいい類いは”同じ種類のもの/同じ程度のもの”の意味。【類稀】◎:たぐいまれ×:るいき類稀は”非常に数が少なく、珍しいさま。滅多(めった)にないこと”の意味。【手繰る】◎:たぐる×:てさぐる「てさぐる」というのは、”手探る”と書き表されるため注意が必要です。手繰るは”長い物を両手を交互に動かし、手元へ引き寄せること/時間・行動などの順を追ってもとの方へたどること”の意味。【竹馬】◎:たけうま○:ちくば「たけうま」と読むと”2本の竹に、適当な高さに足掛かりを作ってこれに乗り、竹の上部を握って歩く遊具のこと”の意味。「ちくば」と読むと”幼い頃のこと/たけうまの別名のこと”の意味。【蛇行】◎:だこう△:じゃこう蛇行は”蛇の動くように曲がりくねっていること”の意味。【他言】◎:たごん△:たげん他言は”秘密などを他の人に話すこと”の意味。【出汁】◎:だし×:でじる出汁は”旨味(うまみ)のある汁のこと/自分の目的や利益のため、手段・方便にすること”の意味。【山車】◎:だし△:さんしゃ山車は”祭りのときに、飾り物などをして引いたり担いだりする屋台(やたい)のこと”の意味。【多勢】◎:たぜい×:たせい多勢は”人数が多いこと”の意味。【黄昏】◎:たそがれ△:こうこん黄昏は”夕暮れ。夕方の薄暗いときのこと”の意味。【蛇足】◎:だそく△:じゃそく蛇足は”余計なもの。無用なもの/自分の付け足しの言葉を遜(へりくだ)って言う語”の意味。昔、中国の楚(そ)の国で、蛇の絵を早く描く競争をしたとき、最初に描き上げた者がつい足まで描いてしまったために負けた、という故事から来ています。蛇には足は生えていないため、その故事から”余計なもの。無用なもの”という意味になりました。【三和土】◎:たたき×:みわど三和土は”赤土・石灰・砂などを混ぜて突き固めた、台所や玄関などの土間のこと(またコンクリートのものも言う)”の意味。土間(どま)というのは、”家の中において床を張っていない部分のこと”を言います。三和土は主に3種類(赤土・石灰・砂)の材料を用いることから付けられた名称です。【質す】◎:ただす×:しつす質すは”質問すること。尋(たず)ねて確かめること”の意味。【佇む】◎:たたずむ×:ちょむ佇むは”しばらく立ち止まっていること。ずっと立っていること”の意味。【直中】◎:ただなか×:ちょくちゅう直中は”真ん中。中心のこと/真っ最中(まっさいちゅう)。真っ盛りのこと”の意味。【漂う】◎:ただよう×:さまよう「さまよう」というのは、”彷徨う”と書き表されるため注意が必要です。漂うは”空中や水面に浮かんで揺れ動くこと/ある雰囲気や香りがその場に満ちること/あてもなく彷徨(さまよ)うこと”の意味。【太刀】◎:たち×:たいとう太刀は”日本刀のうち、刃渡りが60cm以上の刀のこと”の意味。太刀は「大刀(たち)」と書き表されることもありますが、古墳時代から奈良時代までに見られる直刀を「大刀」、平安時代以降の反り刀を「太刀」と書き分けます。【立木】◎:たちき○:りゅうぼく「たちき」と読むと”地面に生えて立っている木のこと”の意味。「りゅうぼく」と読むと”(法律用語で)土地に生育する樹木。また、その集団のこと”の意味。立木(りゅうぼく)は、その所有者が登記することによって、土地から独立した不動産として扱われます。【立ち退く】◎:たちのく×:たちひく立ち退くは”住んでいた場所を引き払って、他の場所へ移ること/今いる場所を離れること”の意味。【手綱】◎:たづな×:てづな手綱は”馬具のひとつで、乗り手が握って馬を操る綱のこと/他人を制御すること”の意味。【殺陣】◎:たて△:さつじん殺陣は”演劇や映画で、切り合いや捕り物などの格闘における型。立ち回りのこと”の意味。ちなみに殺陣の読み方は「たて」と読むのが一般的ですが、もともと殺陣の読み方は「さつじん」でした。公演の演目を決める際に冗談で「殺人」という名称にしようとしましたが、言葉的に穏やかではないということから字を”陣”に変えて「殺陣」としました。殺陣の読み方が「さつじん」から「たて」になったのは、目立つようにするという意味の”立て”や、歌舞伎の立ち回りを略した”立ち”から来たとされています。そして「さつじん」から当て字で「たて」と読まれるようになり、いま現在でも「たて」が一般的な読み方になっています。【伊達】◎:だて×:いたち伊達は”人目をひくように、派手に振る舞うこと。かっこいいところを見せようとしている様子のこと/外見を飾ること。見栄を張ること”の意味。「○○は伊達じゃない」という言葉がありますが、これは簡単に言えば「○○は飾りじゃない」という意味になります。例えば野球で「背番号4番は伊達じゃない」がありますが、これは「背番号4番は飾りじゃない」となり、つまり「背番号4番であるだけの実力を持っている」という意味になります。【建具】◎:たてぐ×:けんぐ建具は”屋内を仕切る戸・ふすま・障子(しょうじ)などのこと”の意味。【仮令】◎:たとい○:たとえ△:けりょう「たとい」というのは、「たとえ(例え)」の古い言い回しになります。仮令は”もし。仮に。たとえ”の意味。【畳紙】◎:たとうがみ○:たとう、たとうし△:たたみがみ「たとう」というのは、”畳紙(たとうがみ)の略のこと”です。畳紙は”畳んで懐(ふところ)に入れておく紙。懐紙のこと/厚い和紙に渋(しぶ)や漆(うるし)を塗り、4つに畳むようにして折り目を付けた包み紙のこと”の意味。前者の意味である懐紙(かいし、ふところがみ)は、茶道の席で上に菓子を取り分けたり、茶碗の縁を拭くのに用いたり、他にはメモ用紙・ちり紙・便箋(びんせん)など様々な用途で使用されます。いま現在では一般的に、”茶道の席で使用することが多い”です。【炭団】◎:たどん×:たんだん炭団は”粉炭(こなずみ)に布海苔(ふのり)を加えて練り、丸くして乾燥した燃料のこと/俗に、相撲(すもう)の星取り表で負けの印。黒星のこと”の意味。粉炭というのは”木炭が砕けて細かくなったもの”で、布海苔というのは”フノリ科の紅藻の総称のこと”です。【店子】◎:たなこ×:てんし店子は”家を借りている人。借家人(しゃくやにん)のこと”の意味。【七夕】◎:たなばた△:しちせき七夕は”五節句のひとつで、7月7日に行う織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)を祭る行事のこと”の意味。7月7日は織姫と彦星が天の川で1年に1度だけ会える日とされていて、七夕のときには細長く切った紙などの短冊(たんざく)に願い事を書いて、笹に飾ります。五節句(ごせっく)というのは1年間のうちで重要な5つの節句のことで、1月7日(人日)・3月3日(上巳)・5月5日(端午)・7月7日(七夕)・9月9日(重陽)があります。【煙草】◎:たばこ×:けむりぐさ、えんそう煙草は”ナス科の1年草のこと/タバコ(植物)の葉を乾かして作った嗜好品(しこうひん)のこと”の意味。煙草(植物)の葉には強い依存性を持つニコチンが含まれており、その葉を乾燥させて紙などで巻いたものがよく見る嗜好品の煙草になります。煙草(嗜好品)に依存してしまう人が多いのは、依存性の強いニコチンを含んだ葉を原材料としているからなんですね。【田畑】◎:たはた△:たばたけ、でんぱた田畑は”田と畑のこと”の意味。【足袋】◎:たび×:あしぶくろ※上は足袋の写真足袋は”足に履く、爪先(つまさき)が2つに分かれた袋状の履物(はきもの)のこと”の意味。足袋は下駄(げた)や草履(ぞうり)などを履くときに、鼻緒の部分を親指と他の4本の指で挟めるように2つに分かれています。【旅路】◎:たびじ×:たびろ、りょろ旅路は”旅行の道筋。旅の道中のこと”の意味。【多聞】◎:たぶん△:たもん「たぶん」と読むと”物事を多く聞き知っていること”の意味。「たもん」と読むと”城壁の上に塀のように作られた長屋(ながや)風の建築物のこと/屋敷の周囲に建てた長屋のこと”の意味。【給う】◎:たまう×:きゅうう給うは”与えるの尊敬語のこと/自分と地位が同じかそれ以下の人に対して、軽い敬意や親しみを込めて命令する語のこと”の意味。【魂消る】◎:たまげる×:たましいきえる魂消るは”非常に驚くこと。びっくりすること”の意味。【玉章】◎:たまずさ△:ぎょくしょう「たまずさ」と読むと”手紙。消息のこと”の意味。「ぎょくしょう」と読むと”立派な文章のこと/他人の手紙の尊敬語のこと”の意味。【玉響】◎:たまゆら×:ぎょくきょう玉響は”少しの間のこと”の意味。【容易い】◎:たやすい×:よういい容易いは”簡単にできること/軽々しい。軽率なこと”の意味。例えば後者の意味は、「彼の悪い所は何でも容易く引き受けることだ」のように用いられます。【太夫】◎:たゆう、※だゆう太夫は”歌舞伎(かぶき)の女形のこと/最上位の遊女のこと/浄瑠璃(じょうるり)の語り手のこと”の意味。※太夫は単体で「たゆう」と読むことはできますが、それ単体では「だゆう」と読むことはできません。何かの語の後ろに「○○太夫」のような形で付く場合だけ、「○○だゆう」と読むことができます。【垂氷】◎:たるひ×:すいひょう垂氷は”雨・雪などの水滴が凍って垂れ下がったもの。氷柱(つらら)のこと”の意味。【達磨】◎:だるま×:たつま達磨は”中国禅宗(ぜんしゅう)の開祖のこと/達磨(人物)の座禅姿をかたどった置物のこと”の意味。【束子】◎:たわし×:そくし束子は”器物の汚れをこすって落とす用具のこと”の意味。【撓む】◎:たわむ×:たるむ「たるむ」というのは、”弛む”と書き表されるため注意が必要です。撓むは”他から力を加えられて弓形(ゆみなり)に曲がること”の意味。弓形というのは、”弦を張った弓のような形のこと”です。【団塊】◎:だんかい×:だんこん団塊の「塊(かたまり・かい)」という字は、「魂(たましい・こん)」という字によく似ているため注意が必要です。団塊は”塊(かたまり)のこと/堆積岩の中に存在する、周囲より硬い塊のこと”の意味。団塊が用いられる言葉としてよく「団塊の世代」と言われたりしますが、これは”第二次世界大戦後の数年間に生まれた人達の世代のこと”を言います。具体的には”1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)に生まれた人達のこと”で、”2021年での年齢だと72歳~75歳の人達のこと”を指します。なぜ団塊の世代と呼ばれるのかと言うと、それはこの世代の人口構成が、その前後の4年間と比べて異常に膨張していることからきています。団塊の世代という言葉が世の中で使われるようになったのは、戦後のベビーブーム期の人々の人生を描いた小説である「団塊の世代」によるものです。この小説の影響により、日本の人口の高齢化問題が取り上げられたことから使われ始めました。【単月】◎:たんげつ×:たんづき単月は”他の月を無視して、その月の1ヵ月間のみを抜き出して扱うこと”の意味。【短冊】◎:たんざく×:たんさつ短冊は”字を書いたり、しるしとして物に貼る細長い紙のこと/和歌・俳句などを書き記すための細長い厚紙のこと”の意味。【断食】◎:だんじき×:だんしょく断食は”一定期間、食べ物を断(た)つこと”の意味。断食は特に修行などの目的で、積極的に行われる意味合いが強いです。【断捨離】◎:だんしゃり×:だんじゃり断捨離は”自分の人生や日常生活にとって不要なモノを捨てることで、モノへの執着から離れること”の意味。断捨離は「断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)」というヨガの行法(ぎょうほう)を応用した考え方で、やましたひでこ氏が2009年に出版した本のヒットにより有名になった言葉です。【胆汁】◎:たんじゅう×:たんじる胆汁は”肝臓で作られ、胆嚢(たんのう)内に一時ためて、十二指腸に送られる苦い消化液のこと”の意味。胆汁は黄緑色をしていて、胃液は無色透明の液体です。吐いたときに嘔吐物(おうとぶつ)と一緒に黄緑色の液体が出てくるときがありますが、これは胃液(無色透明)に胆汁(黄緑色)が混ざっているためです。【楽車】◎:だんじり×:らくしゃ、がくしゃ楽車は”主に関西・西日本で、祭礼に引いて歩く屋台(やたい)のこと”の意味。楽車には太鼓をのせ、車輪を付けて引いたり、大勢で担いだりして練り歩きます。【箪笥】◎:たんす△:たんし箪笥は”衣服・小道具などを整理・保管するのに用いる家具の総称のこと”の意味。【旦夕】◎:たんせき×:たんゆう旦夕は”朝と晩のこと/常々(つねづね)。いつも/差し迫(せま)っていること”の意味。【鍛造】◎:たんぞう×:だんぞう鍛造は”金属を加熱し、ハンマーやプレスでたたき、成形し靭性(じんせい)を与えていく加工法のこと”の意味。靭性というのは、”固体の持つ性質のひとつで、材質の粘り強さのこと”で、外力によって破壊されにくい性質のことを意味しています。【嘆息】◎:たんそく×:かんそく嘆息は”どうにもならずに嘆(なげ)いて、ため息をつくこと”の意味。【丹田】◎:たんでん×:たんだ丹田は”臍(へそ)の少し下で、下腹の内部にあり、気力が集まるとされる所のこと”の意味。【耽読】◎:たんどく×:ちんどく耽読は”読み耽(ふけ)ること。夢中になって読むこと”の意味。【堪能】◎:たんのう(慣)△:かんのう(本)「たんのう」と読むと”深くその道に通じている様子。また、その人のこと/十分に満足すること”の意味。”深くその道に通じている”というのは、「その分野に詳しい」ということです。「かんのう」と読むと”深くその道に通じている様子。また、その人のこと”の意味。【探訪】◎:たんぼう×:たんほう探訪は”社会の実情を探ったり、事件の真相を調べに出向いたりすること”の意味。【蒲公英】◎:たんぽぽ△:ほこうえい「たんぽぽ」と読むと”キク科タンポポ属の多年草の総称のこと”の意味。「ほこうえい」と読むと”たんぽぽの別名のこと/たんぽぽの根を用いた生薬(しょうやく)名のこと”の意味。【反物】◎:たんもの×:はんぶつ反物は”和服用織物の総称のこと/一反(いったん)になっている織物のこと”の意味。一反というのは”大人用和服の一着分の面積のこと”で、反(たん)というのは”尺貫法における面積の単位のこと”を意味します。【地価】◎:ちか×:じか「じか」というのは、”時価”と書き表されるため注意が必要です。地価は”土地を売買するときの価格のこと”の意味。【地殻】◎:ちかく×:じかく地殻は”地球の表層部のこと”の意味。地殻は陸地と海洋(つまり海)部分があり、陸地と海の海底部分で厚さが異なります。陸地は30~60キロメートルの厚さがあり、海底部分から約5~10キロメートルの厚さがあります。【力瘤】◎:ちからこぶ×:りょくりゅう力瘤は”肘(ひじ)を曲げて力を入れたときにできる、二の腕の筋肉の盛り上がりのこと/気合を入れてしっかりと取り組む・尽力すること”の意味。【知己】◎:ちき△:ちこ知己は”自分のことをよく分かってくれている人。親友のこと/知り合い。知人のこと”の意味。【乳兄弟】◎:ちきょうだい×:ちちきょうだい乳兄弟は”血縁はないが、同じ女性の乳で育てられた人同士のこと”の意味。例えば昔の身分の高い女性は、子の授乳などを別の女性(これを乳母と言う)に任せることが多く、乳母(うば)は母乳が出ないといけないため、近くに出産をしていて乳児がいます。そして身分の高い女性の子も、乳母の子と一緒にその乳母の母乳で育っていきます。なのでこの例で言うと、身分の高い女性の子と乳母の子は、乳兄弟ということになります。【逐一】◎:ちくいち△:ちくいつ×:たくいち逐一は”一つ一つ順を追って。いちいち詳細に”の意味。【逐次】◎:ちくじ×:たくじ逐次は”順を追って次々に”の意味。【治世】◎:ちせい△:じせい治世は”よく治(おさ)まっている世の中のこと/君主として世を治めること。また、その期間のこと”の意味。【稚拙】◎:ちせつ×:ちしゅつ稚拙は”子供じみていて下手なこと”の意味。【地代】◎:ちだい○:じだい地代は”他人の土地を借りた者が、その地主に支払う借地料(しゃくちりょう)のこと/土地を売買するときの値段のこと”の意味。【血肉】◎:ちにく○:けつにく血肉は”血と肉。また、生身の体のこと/(転じて)血の繋がっている者のこと。親子・兄弟のこと”の意味。【乳離れ】◎:ちばなれ(本)○:ちちばなれ(慣)乳離れは”乳児が成長して乳を飲まなくなること。また、その時期のこと/成長して親などに頼らず自分一人で行動できるようになること”の意味。【痴呆】◎:ちほう×:ちほ痴呆は”愚かなこと/正常であった知的能力が、後天的な脳の障害・疾患によって低下した状態のこと”の意味。以前は痴呆症と呼ばれていましたが、痴呆という言葉には”愚かなこと”の意味があり、侮蔑(ぶべつ)的な表現が含まれているとして問題になりました。これにより現在では呼び方が、痴呆症から「認知症(にんちしょう)」という名称に変更になっています。【血眼】◎:ちまなこ×:けつがん血眼は”怒りなどで血走った目のこと/一つの物事に熱中すること”の意味。【叉焼】◎:チャーシュー×:さしょう叉焼は”豚肉を砂糖・酒・香辛料を混ぜた醤油に浸し、炉などで焼いた料理のこと”の意味。叉焼はラーメンの具として薄切りにされてのせられています。「チャーシュー」は叉焼の他にも”焼豚(チャーシュー)”と書き表されることもありますが、叉焼を「チャーシュー」と読むのは中国語から来ているため、どちらが正しいのかと言われれば叉焼の方が正しいと言えるでしょう。【炒飯】◎:チャーハン△:いりめし×:いためし炒飯は”ご飯を肉・卵・野菜などとともに炒めて、味付けした料理のこと”の意味。ちなみにイタ飯(いためし)というのは、「チャーハン」のことではなく”イタリアの飯(めし)=イタリア料理”のことを意味しているため注意が必要です。【嫡子】◎:ちゃくし△:てきし嫡子は”家を継ぐ子のこと/正妻(せいさい)が産んだ子のこと”の意味。正妻というのは、”法律で認められている、正式に結婚した妻のこと/一夫多妻制において、第一位の妻のこと”を指します。【着生】◎:ちゃくせい×:ちゃくしょう「ちゃくしょう」というのは、”着床”と書き表されるため注意が必要です。着生は”植物が、樹木や岩石などに付着して生育すること”の意味。着生は寄生とは異なり、対象となった樹木などから養分を吸収することはありません。【嫡流】◎:ちゃくりゅう×:てきりゅう嫡流は”本家の系統。正統の血筋・流派のこと”の意味。【卓袱台】◎:ちゃぶだい×:たくふくだい※上は卓袱台の写真卓袱台は”短い脚(あし)の付いた食事用の台のこと”の意味。【中腰】◎:ちゅうごし×:なかごし中腰は”腰を半分だけ前に折り曲げた低い姿勢のこと”の意味。【衷心】◎:ちゅうしん×:いしん衷心は”心の奥底。本当の気持ちのこと”の意味。【中枢】◎:ちゅうすう×:ちゅうく中枢は”物事の中心となる重要な部分のこと”の意味。【鋳造】◎:ちゅうぞう×:いぞう鋳造は”金属を溶かし、鋳型(いがた)に注ぎ込んで、目的の形にすること”の意味。鋳型というのは、”目的の形にするために溶かした金属を流し込む型のこと”です。【紐帯】◎:ちゅうたい△:じゅうたい紐帯は”2つのものを結びつける役割をなしているもの/血縁・地縁・利害関係など、社会を形づくる結びつきのこと”の意味。【鋳鉄】◎:ちゅうてつ△:いてつ鋳鉄は”2.0パーセント以上の炭素を含む鉄合金のこと”の意味。【沖天】◎:ちゅうてん×:おきてん沖天は”天高く昇ること”の意味。例えば「沖天の勢い」や「士気はすでに沖天の状態だ」のように、沖天は”人の威勢などの激しいこと”に対して言うことがほとんどです。【懲役】◎:ちょうえき×:ちょうやく懲役は”自由刑のひとつで、刑務所に拘置(こうち)して所定の作業を行わせる刑のこと”の意味。【寵姫】◎:ちょうき×:りゅうき寵姫は”君主が特に愛する女性のこと”の意味。【手水】◎:ちょうず△:てみず手水は”参拝する前などに、手や口を水で洗い清めること。また、その水のこと”の意味。【長蛇】◎:ちょうだ△:ちょうじゃ長蛇は”長くて大きな蛇(へび)のこと/蛇のように長く延び続いていること”の意味。一般的には「長蛇の列ができる」のように、後者の意味で使われることがほとんどです。【打擲】◎:ちょうちゃく×:だちゃく打擲は”拳(こぶし)や棒などで打ちたたくこと。殴(なぐ)ること”の意味。【提灯】◎:ちょうちん△:ていとう※上は提灯の写真提灯は”細い割り竹を円形などにしたものを骨とし、紙や布を貼り、中に蝋燭(ろうそく)を灯せるようにした照明具のこと”の意味。現在では中に蝋燭ではなく、電球を入れたりすることも多いです。【蝶番】◎:ちょうつがい△:ちょうばん蝶番は”開き戸・蓋(ふた)などを支え、自由に開閉できるように取り付ける金具。ヒンジのこと”の意味。【弔電】◎:ちょうでん×:いでん、ていでん弔電は”人の死を悼(いた)む気持ちを表した電報のこと”の意味。【手斧】◎:ちょうな△:ておの手斧は”木材の粗削りに用いられる、鍬(くわ)形の大工道具のひとつ”の意味。【貼付】◎:ちょうふ×:はりつけ「はりつけ」というのは、”貼り付け”と書き表されるため注意が必要です。貼付は”貼り付けること”の意味。【重複】◎:ちょうふく(本)○:じゅうふく(慣)重複は”同じ物事が重なること”の意味。【重宝】◎:ちょうほう△:じゅうほう「ちょうほう」と読むと”便利で役に立つこと/貴重な宝物。大切な宝物のこと”の意味。「じゅうほう」と読むと”貴重な宝物。大切な宝物のこと”の意味。【聴聞】◎:ちょうもん×:ちょうぶん聴聞は”行政機関が行政上の決定を行う場合、広くその利害関係者などから意見を聞くこと/説教・演説などを聴くこと”の意味。【弔問】◎:ちょうもん×:いもん、ていもん弔問は”故人を弔(とむら)うために遺族のもとを訪ねること”の意味。【重用】◎:ちょうよう○:じゅうよう重用は”その人を重んじて、重要な職務や地位につかせて用いること”の意味。【貼用】◎:ちょうよう×:はるよう貼用は”貼り付けて用いること”の意味。【猪口】◎:ちょこ×:ちょぐち猪口は”酒を注(つ)いで飲む陶製の小さな器のこと/前菜などを盛るための小さな器のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【鎮圧】◎:ちんあつ×:しんあつ鎮圧は”反乱・暴動などを武力で抑え鎮(しず)めること”の意味。【鎮火】◎:ちんか×:しんか鎮火は”火事の火が消えておさまること”の意味。【珍重】◎:ちんちょう×:ちんじゅう「ちんじゅう」というのは、”珍獣”と書き表されるため注意が必要です。珍重は”珍しい物として大切にすること/めでたいこと。祝うべきこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【潰える】◎:ついえる×:つぶえる潰えるは”壊れること。崩れること/戦いに負けて総崩れになること/(夢や計画などが)だめになること”の意味。【衝立】◎:ついたて×:しょうりつ※上は衝立の写真衝立は”室内で立てて、仕切りや外からの目隠しにする家具のこと”の意味。【序で】◎:ついで×:じょで序では”物事を行う機会に別のことを一緒に行うこと”の意味。【追悼】◎:ついとう×:ついたく追悼は”死を悼(いた)み、悲しむこと”の意味。【啄む】◎:ついばむ×:たくむ啄むは”鳥がくちばしで物をつついて食べること”の意味。【月極】◎:つきぎめ×:げっきょく月極は”1ヶ月を単位として契約を決めること。また、その契約のこと”の意味。【接ぎ木】◎:つぎき×:せつぎき接ぎ木は”枝などを切り取って、同種または近い関係にある他の植物の枝や幹(みき)に接(つ)ぎ合わせること”の意味。接ぐ方の枝のことを「接ぎ穂(つぎほ)」、根のある接がれる方の植物のことを「台木(だいぎ)」と言い、接ぎ木は”接ぎ穂とする植物の増殖”を目的として行われることが多いです。【月次】◎:つきなみ△:げつじ月次は”平凡なこと/毎月定期的に行うこと”の意味。【月日】◎:つきひ○:がっぴ「つきひ」と読むと”時間の経過のこと/月と太陽のこと”の意味。「がっぴ」と読むと”日付における月と日のこと”の意味。【築山】◎:つきやま×:ちくざん築山は”庭園などに、山に見立てて土砂・石などを用いて築いたもの”の意味。【月夜】◎:つきよ△:げつや、つくよ月夜は”月の明るい夜のこと”の意味。【土筆】◎:つくし△:どひつ土筆は”シダ植物であるスギナの胞子茎(ほうしけい)のこと”の意味。【九十九】◎:つくも△:くじゅうく「つくも」と読むと”九十九髪(つくもがみ)の略のこと”の意味。九十九髪というのは、”老女の白髪のこと。また、その老女のこと”を意味します。ちなみに「九十九髪(つくもがみ)」と「付喪神(つくもがみ)」がありますが、これらは同じ意味の言葉ではありません。「九十九髪」は”老女の白髪のこと。また、その老女のこと”を意味し、「付喪神」は”長い年月を経た道具などに神や精霊が宿ったもの”を意味します。そして九十九年を”長い年月”と置き換えて、付喪神は「九十九神」とも表記されます。「くじゅうく」と読むと”100より1つ少ない数/数の多いこと”の意味。【培う】◎:つちかう×:ばいう培うは”根に土をかけて草木を育てること/能力や性質を養い育てること”の意味。一般的には後者の意味で用いられることがほとんどです。【土塊】◎:つちくれ△:どかい土塊は”土の塊(かたまり)のこと”の意味。【土気色】◎:つちけいろ×:どきしょく土気色は”土のような色のこと”の意味。土気色という言葉は憔悴(しょうすい)していたり、生気を失った人の顔色などに対して使われることが多い言葉です。憔悴というのは、”心配・疲労・病気などにより、やせ衰えること”です。【美人局】◎:つつもたせ×:びじんきょく美人局は”男女が共謀してその女が別の男を誘惑し、別の男が引っ掛かるとそれを言いがかりとして、その男から金銭などをゆすること”の意味。【伝手】◎:つて×:でんしゅ伝手は”物事を進めるにあたり、頼りにできそうな人物のこと”の意味。【都度】◎:つど×:とど都度は”そのたびごと”の意味。【集う】◎:つどう×:しゅうう集うは”ある目的を持ってある場所に集まること”の意味。【飛礫】◎:つぶて×:ひれき飛礫は”小石を投げること。また、その小石のこと”の意味。【爪先】◎:つまさき×:つめさき爪先は”足の指の先の部分のこと/爪の先端のこと”の意味。後者の「爪の先端」の意味については、”足の指先の爪だけに限らず、手の指先の爪のこと”も指しています。【旋毛】◎:つむじ△:せんもう旋毛は”頭の毛が渦巻(うずまき)のように生えている部分のこと”の意味。【通夜】◎:つや△:つうや「つや」と読むと”仏堂で終夜祈願すること/死者を葬る前に、親類・知人が集まり、死者と共に終夜過ごすこと”の意味。「つうや」と読むと”夜通し。一晩中のこと/仏堂で終夜祈願すること/死者を葬る前に、親類・知人が集まり、死者と共に終夜過ごすこと”の意味。【梅雨】◎:つゆ○:ばいう梅雨は”6月頃に降り続く長雨のこと。また、その雨期のこと”の意味。梅雨を単体で使う場合は「つゆ」と読むことが多く、梅雨前線のように梅雨の後に言葉が付く場合は「ばいう」と読むことが多いです。ちなみにいま現在の暦(新暦)での6月頃というのは、旧暦におけるだいたい5月頃のことです。旧暦の5月頃に降る長雨のことを「五月雨(さみだれ)」と言い、五月雨は梅雨の別名としても知られています。【強腰】◎:つよごし×:きょうよう強腰は”態度が強硬で、相手に対して一歩も譲らないこと。また、そのさま”の意味。【連ねる】◎:つらねる×:れんねる連ねるは”多くのものを列をなすように並べること/繋ぎ続ける。次から次に言うこと/引き連れること/関係者の一人として仲間に加わること”の意味。【氷柱】◎:つらら△:ひょうちゅう「つらら」と読むと”軒などから滴(したた)る水滴が凍って、棒状に垂れ下がったもの”の意味。「ひょうちゅう」と読むと”つららの別名のこと/夏に、冷感を高めるために置く角柱形の氷のこと”の意味。【悪阻】◎:つわり○:おそ「つわり」と読むと”妊娠の初期に、吐き気や食欲不振、飲食物に対する嗜好の変化などを起こす症状のこと”の意味。「おそ」と読むと”妊娠悪阻(にんしんおそ)。つわりの症状が悪化した状態のこと”の意味。【定款】◎:ていかん×:ていぎ定款は”社会法人の目的・組織・業務などに関する基本規則のこと。また、それを記載した文書のこと”の意味。【逓減】◎:ていげん×:とんげん逓減は”次第に減少すること”の意味。【体裁】◎:ていさい△:たいさい体裁は”他人が見たときの自分の状態についての感じのこと/物の外から見える形・様子のこと/うわべを飾った言葉のこと”の意味。【丁字路】◎:ていじろ×:ちょうじろ丁字路は”丁字形になっている道路。T(てぃー)字路のこと”の意味。【丁重】◎:ていちょう×:ていじゅう丁重は”態度や扱いに心がこもっていて、礼儀正しいさま/注意深く大事に扱うこと”の意味。【出入り】◎:でいり○:ではいり出入りは下記のような意味です。出たり入ったりすること商売などのために、頻繁にその家や会社を訪れること金銭の支出と収入のこと超過と不足。数量の増減のこと地形が突き出たり、はいり込んだりしていること【鼎立】◎:ていりつ×:けんりつ鼎立は”鼎(かなえ)の脚(あし)のように、三つの勢力または三者が互いに対立すること”の意味。※上は鼎(かなえ)の写真鼎というのは、”食べ物を煮るのに用いる金属製または土製の容器(普通は3本脚)のこと”です。【溺愛】◎:できあい×:じゃくあい溺愛は”やたらに可愛がること”の意味。【敵愾心】◎:てきがいしん×:てきぎしん敵愾心は”敵に対して抱く怒りの気持ちや、強い闘争心のこと”の意味。【適宜】◎:てきぎ×:てきせん適宜は”その場の状況にぴったり合っていること/個々の状況に合わせて行動すること”の意味。【覿面】◎:てきめん×:へきめん覿面は”効果・結果・報(むく)いなどがすぐに現れること”の意味。【出禁】◎:できん×:しゅっきん出禁は”出入(でい)り禁止の略のこと”の意味。「他の人の迷惑になる」、または「店の利益を著しく損なう」などと判断された場合、店などが問題のある人物に対して、今後の入店を拒否・禁止することを意味します。【木偶】◎:でく△:もくぐう、ぼくぐう「でく」と読むと”木彫りの人形のこと/操り人形。傀儡(くぐつ)のこと/役に立たない人のこと”の意味。木偶は木彫りの人形の意味でしたが、人形だけでは何もできないということから転じて、木偶(でく)は”役に立たない人”という意味になりました。木偶(でく)という言葉でよく耳にするのが「木偶(でく)の坊」で、”役に立たない人。気転が利かない人を罵(ののし)っていう語”の意味があります。「もくぐう」「ぼくぐう」と読むと”木彫りの人形のこと”の意味。【手癖】◎:てくせ○:てぐせ手癖は”習慣的にしてしまう手の動きのこと/盗みをしてしまう癖のこと”の意味。【手管】◎:てくだ×:しゅかん手管は”人を騙す手段。人を巧みにだます手際のこと”の意味。【凸凹】◎:でこぼこ△:とつおう×:おうとつ「おうとつ」というのは、”凹凸”と書き表されるため注意が必要です。凸凹は”物の表面に高低があり、平らでないこと/均等でないこと”の意味。【手強い】◎:てごわい△:てづよい「てごわい」と読むと”なかなか強くて油断できないこと”の意味。「てづよい」と読むと”強い態度であること”の意味。【手酌】◎:てじゃく×:てしゃく手酌は”自分で注ぎながら酒を飲むこと”の意味。【手燭】◎:てしょく△:しゅしょく手燭は”持ち歩きに便利なように柄(え)を付けた燭台(しょくだい)のこと”の意味。燭台というのは、”蝋燭(ろうそく)を立てて、火をともす台のこと”です。【手勢】◎:てぜい×:てせい、しゅせい手勢は”その人が直接率いている軍勢のこと”の意味。【手狭】◎:てぜま×:しゅきょう手狭は”家や部屋などが、使用するのには狭いこと”の意味。【出初式】◎:でぞめしき×:しゅっしょしき出初式は”正月に消防士などが初めて出揃って、消火演習や消防動作の型などを演じる行事のこと”の意味。【手練れ】◎:てだれ×:てねれ、てれんれ手練れは”技芸・武術などに熟練して優れていること。また、その人のこと”の意味。【鉄扉】◎:てっぴ×:てつとびら鉄扉は”鉄製の扉(とびら)のこと”の意味。【出面】◎:でづら○:でめん×:しゅつめん「でづら」と読むと”顔出しをすること/日雇い労働者などの賃金のこと”の意味。「でめん」と読むと”日雇い労働者などの賃金のこと”の意味。【出不精】◎:でぶしょう×:でふせい「でぶしょう」は”出無精”とも書き表されますが、一般的には”出不精”と表記されることが多いです。出不精は”外出を面倒くさがること。また、そのような性質の人のこと”の意味。【手解き】◎:てほどき×:てかいき手解きは”学問や技術などの初歩を教えること”の意味。【手許】◎:てもと×:しゅきょ「てもと」は”手元”とも書き表され、一般的には”手元”と表記されることが多いです。手許は”手の届く辺り/物の、手で持ったり握ったりする部分のこと/手の動かし方のこと/箸(はし)のこと”の意味。【天蓋】◎:てんがい×:てんぶた天蓋は”仏像などの上にかざす笠状の装飾物のこと/祭壇やベッドなどの上に付けた覆いのこと”の意味。【田楽】◎:でんがく×:でんらく田楽は”日本芸能のひとつで、田植えなど稲作に関する芸能のこと/”田楽焼き”の略のこと”の意味。田楽焼きというのは、”豆腐・茄子(なす)・里芋・こんにゃく・魚などを串に刺して、火であぶり、味噌を塗って焼いた料理のこと”です。田楽焼きは、別名で「味噌田楽(みそでんがく)」とも呼ばれています。【添削】◎:てんさく×:そうさく添削は”他人の文章・答案などを、書き加えたり削ったりして直すこと”の意味。【天竺】◎:てんじく×:てんじ天竺は”中国・日本などにおける、インドの古称のこと/ある語に添えて、外国・遠方の地・舶来(はくらい)などの意を表すもの”の意味。【天井】◎:てんじょう×:てんい天井は”部屋上部の仕切りのこと/物の内部の最も高い所のこと/相場の最高値のこと”の意味。【天誅】◎:てんちゅう×:てんしゅ天誅は”天の下す罰のこと。また、天に代わって罰すること”の意味。【天汁】◎:てんつゆ×:てんじる天汁は”天ぷらを食べるときにつける汁のこと”の意味。天汁というのは、だし汁に醤油(しょうゆ)・味醂(みりん)を合わせて作ります。【天女】◎:てんにょ×:てんじょ天女は”天上界に住むという女性のこと。また、この世に2人といないような美しい女性のたとえ”の意味。【伝播】◎:でんぱ×:でんばん伝播は”伝わり広まること/波動が広がっていくこと”の意味。波動というのは、”物質の振動が隣接する部分の運動を引き起こして、その振動が次々に物質に伝えられていく現象のこと”です。【天日】◎:てんぴ△:てんじつ「てんぴ」と読むと”太陽の光。また、太陽の光による熱のこと”の意味。「てんじつ」と読むと”太陽のこと”の意味。【天稟】◎:てんぴん△:てんりん天稟は”生まれつきの才能・性質のこと”の意味。【添付】◎:てんぷ×:そうふ添付は”書類やメールなどに補足・関連するものを添(そ)えること”の意味。【天賦】◎:てんぷ×:てんぶ天賦は”天から賦与(ふよ)されたもの。生まれつき”の意味。賦与というのは、”配り与えること。分け与えること”の意味です。【伝馬船】◎:てんません△:てんまぶね伝馬船は”木造の小型和船(わせん)のこと”の意味。伝馬船というのは、本船と岸との間を往復して、荷物などの積み下ろしを行うために用いられます。【天文】◎:てんもん△:てんぶん「てんもん」と読むと”天体に起こる様々な現象のこと”の意味。天体というのは、”太陽・惑星・衛星・星雲などの、宇宙に存在する物体の総称のこと”を指します。天文(てんもん)を用いた言葉で、「天文学的数字(てんもんがくてきすうじ)」という言葉が用いられますが、これは”天文学で扱うような桁(けた)外れに大きな数。現実離れした非常に大きな数のこと”の意味になります。「てんぶん」と読むと”戦国時代、後奈良(ごなら)天皇の時の年号のこと”の意味。天文(てんぶん)は「西暦1532年~1555年」の期間を指します。【投網】◎:とあみ△:なげあみ投網は”円錐(えんすい)形の網の上部に手綱(たづな)、下部に重りを付け、船上などから水面に投げ広げ、被せて引き上げる漁法。また、その網のこと”の意味。投網は主に浅い所で行われるものです。【砥石】◎:といし×:ていせき砥石は”刃物などを研(と)ぐのに用いる石のこと”の意味。【当該】◎:とうがい×:とうかく当該は”そのことに関係のあること”の意味。【冬瓜】◎:とうがん×:ふゆうり冬瓜は”ウリ科の1年草のこと。また、その果実のこと”の意味。【春宮】◎:とうぐう△:しゅんきゅう春宮は”皇太子の宮殿のこと/皇太子のこと”の意味。春宮は「東宮(とうぐう)」と書き表されることが多く、これは宮殿が皇居の東にあったことからとされています。そして東は五行説(中国において、万物は木・火・土・金・水の5つの要素によって成り立っているという説)で、春にあたることから、東宮・春宮どちらも「とうぐう」と読まれるようになりました。【道化】◎:どうけ×:どうか道化は”滑稽な言葉や動作で人を笑わせること。また、その笑わせる人のこと”の意味。【慟哭】◎:どうこく×:どうき慟哭は”悲しみに耐えきれず大声をあげて泣くこと”の意味。【湯治】◎:とうじ×:とうち湯治は”温泉に入って病気やケガの療養をすること”の意味。【杜氏】◎:とうじ△:とじ杜氏は”酒を醸造する職人の長。また、酒を造る職人のこと”の意味。【童子】◎:どうじ×:どうし童子は”子供のこと”の意味。【踏襲】◎:とうしゅう×:ふしゅう踏襲は”今までのやり方を受け継いで、その通りにやっていくこと”の意味。踏襲と意味が似ている言葉に「継承(けいしょう)」がありますが、継承は”地位・財産・権利・義務などを受け継ぐこと”の意味です。踏襲と継承はそれぞれ受け継ぐモノが異なっており、踏襲は”考え方・方法”を、継承は”地位・財産・権利”などを受け継ぎます。ですので何を受け継いでいるのかで、踏襲なのか、継承なのかが分かります。【頭書】◎:とうしょ○:かしらがき「とうしょ」と読むと”本文の上欄に解釈などを書き加えること。また、その書き加えられたもの/文章の初めの書き出しの部分のこと”の意味。「かしらがき」と読むと”本文の上欄に解釈などを書き加えること。また、その書き加えられたもの/脚本で、台詞(せりふ)の上に書いてある、その台詞を述べる役の名前のこと”の意味。【刀子】◎:とうす△:とうし刀子は”短刀。小さめな刀のこと”の意味。【同棲】◎:どうせい×:どうさい同棲は”一つの家に一緒に住むこと”の意味。特に、”結婚していない男女が一緒に暮らすこと”を意味することがほとんどです。【統率】◎:とうそつ×:とうりつ統率は”集団内の多くの人を一つにまとめて動かすこと”の意味。【道程】◎:どうてい○:みちのり道程は”ある所までの道路の距離のこと/ある所・状態に至るまでの道筋(みちすじ)のこと”の意味。【読点】◎:とうてん×:どくてん読点は”文章の意味の切れ目や、文章を読みやすくするために打つ点(、)のこと”の意味。ちなみに”文の最後に用いる符号のこと”を句点(。)と言い、句点(。)と読点(、)を総称したものを「句読点(くとうてん)」と言います。【等々(等等)】◎:とうとう△:などなど等々(等等)は”(いくつかの語を並べたものに付いて)その他の例がまだ多くあること、また、それらを省略して例示する意”の意味。一般的に「etc.(エトセトラ)」という言葉が使われることもありますが、これは等々と同じ意味なので覚えておきましょう。(「etc.」というのは、「et cetera(ラテン語)」の略のこと)【頭取】◎:とうどり×:とうしゅ頭取は”銀行などの取締役の代表者のこと/音頭(おんど)を取る人のこと/集団の長のこと”の意味。【灯明】◎:とうみょう×:とうめい灯明は”神仏に供える火のこと”の意味。【豆苗】◎:とうみょう×:とうびょう豆苗は”エンドウの若芽(わかめ)のこと”の意味。若芽というのは、”生え出て間もない草木の芽のこと”です。ちなみにスーパーなどで豆から発芽させた幼い状態のエンドウが根付き、カットされた状態で売られています。容器に水を張り、根の部分を浸して育てることで豆苗は2回ほどの再収穫が可能です。3回目以降は豆自体が持つ養分を使い果たし、上手くいかないことも多いですが、定期的に水を取り替えて育てれば、2回は再収穫できるので豆苗は手頃な野菜となります。【玉蜀黍】◎:とうもろこし×:ぎょくしょくきび玉蜀黍は”イネ科の1年草のこと。また、その果実のこと”の意味。普段食べている黄色い部分が、玉蜀黍における果実の部分です。玉蜀黍は稲・小麦とともに世界三大穀物として知られていて、食用・飼料とするために世界中で広く栽培されています。玉蜀黍の別名として、「唐黍(とうきび)」という名称で呼ばれることもあります。【登用】◎:とうよう×:とよう登用は”人をこれまでよりも上の地位に引き上げて使うこと”の意味。【灯籠】◎:とうろう×:とうりゅう※上は灯籠の写真灯籠は”石や金属などで作られた、中にあかりをともす灯火用具のこと”の意味。【遠出】◎:とおで×:えんしゅつ遠出は”遠くへ出かけること”の意味。【咎人】◎:とがにん×:とがびと咎人は”罪を犯した人のこと。罪人のこと”の意味。【読経】◎:どきょう○:どっきょう△:どくきょう読経は”声を出して経文(きょうもん)を読むこと”の意味。経文というのは、”教徒の信ずべき教えを記録したもの”になります。【毒親】◎:どくおや×:どくしん毒親は”子供に悪い影響のある親のこと”の意味。例えば暴力などで子供を傷つけたり、束縛や依存などによって子供の自立を妨(さまた)げたりする親のことを指します。【得心】◎:とくしん×:えしん得心は”十分に承知すること。納得すること”の意味。【毒舌】◎:どくぜつ×:どくじた毒舌は”手厳しい皮肉や悪口のこと”の意味。【得喪】◎:とくそう×:とくも得喪は”得ることと失うこと”の意味。【読本】◎:とくほん○:どくほん△:よみほん「とくほん」「どくほん」と読むと”教科書のこと/一般向きの入門書や解説書のこと”の意味。「よみほん」と読むと”江戸時代の小説の一種のこと/古文書を分かりやすく現代の文字に直したもの”の意味。【匿名】◎:とくめい×:じゃくめい匿名は”自分の氏名を隠すこと”の意味。【髑髏】◎:どくろ△:しゃれこうべ髑髏は”風雨に晒(さら)され、まわりの肉が落ちてしまった頭の骨のこと”の意味。【何処】◎:どこ△:いずこ何処は”不明または不特定の場所を示すのに用いる語のこと”の意味。【床土】◎:とこつち×:ゆかつち、しょうど床土は”床の間(とこのま)の壁などを塗る上等な土のこと/苗床(なえどこ)用の土のこと”の意味。床の間というのは、”座敷の床を一段高くして、掛け軸・置物・花などを飾るところのこと”です。この床の間の壁を塗っている土のことを「床土(とこつち)」と言います。【常夏】◎:とこなつ×:じょうか常夏は”常(つね)に夏のような気候であること”の意味。【心太】◎:ところてん△:こころぶと×:しんた「ところてん」と読むと”テングサの煮汁を濾(こ)して型に入れ、ゼリー状に固めた食品のこと/ところてんのように押し出されて自然に前に進むこと(ところてん式として用いる)”の意味。テングサは”紅藻(こうそう)類テングサ科の海藻の総称のこと”で、心太(ところてん)・寒天の原料になっています。また後者の意味のように「心太(ところてん)式」という言葉が使われるときがありますが、これは心太突きによって、型から心太が押し出される様子からきている言葉です。心太式を用いた例文としては、「心太式に大学を卒業する」のように使用されます。「こころぶと」と読むと”テングサの別名のこと/ところてんの別名のこと/大胆なこと”の意味。【屠殺】◎:とさつ×:しょさつ屠殺は”(肉などを利用するために)家畜類を殺すこと”の意味。【道産子】◎:どさんこ×:どうさんこ、どうさんし道産子は”北海道生まれの人のこと/北海道産の馬のこと”の意味。【刀自】◎:とじ△:とうじ刀自は”年配の女性に対する敬称のこと/一家の主婦のこと”の意味。前者の意味である「年配の女性に対する敬称」として用いるときは、名前の下(例:A子刀自)に付けて敬称として用いられます。【年端】◎:としは×:ねんたん年端は”年齢のほど。年齢のこと”の意味。「年端もいかない少年」「年端もいかない子」のように”年端もいかない”のように用いられ、幼い年齢の場合に用いることがほとんどです。【図書】◎:としょ△:ずしょ図書は”書籍。書物。本のこと”の意味。【土性骨】◎:どしょうぼね×:どせいこつ土性骨は”性質・根性を強調した語のこと”の意味。【隣町】◎:となりまち△:りんちょう隣町は”隣(となり)の町。隣接した町のこと”の意味。【舎人】◎:とねり△:しゃじん「とねり」と読むと”昔、天王・皇族に仕えて雑役に従事した官人のこと/貴人に従事した牛車(ぎっしゃ)の牛飼いや乗馬の口取りのこと”の意味。「しゃじん」と読むと”とねり(官人)の別名のこと/とねり(牛飼いや口取り)の別名のこと/召使い。家来のこと”の意味。【登坂車線】◎:とはんしゃせん△:とうはんしゃせん登坂車線は”道路の上り坂で、速度の遅くなる車両のために設けられている車線のこと”の意味。【塗布】◎:とふ×:るふ「るふ」というのは、”流布”と書き表されるため注意が必要です。塗布は”一面に塗り付けること”の意味。【濁酒】◎:どぶろく△:だくしゅ濁酒は”醪(もろみ)を搾(しぼ)らず、濾(こ)していない白く濁った酒のこと”の意味。「だくしゅ」というのは、「どぶろく」の別名です。醪というのは、”酒・醤油などの醸造において、原料(米・米麹・水)を混合して発酵させたドロドロの液体のこと”を言います。濁酒は醪をそのまま飲むため、「醪酒(もろみざけ)」とも呼ばれています。(醪をまったく濾していない酒のことを「どぶろく」と呼び、少しでも濾した酒のことを「濁り酒(にごりざけ)」と呼んでいます。)濁酒は原料となっている米・米麹(こめこうじ)が濾されずに残っているため、白濁しています。その白濁した醪(=濁酒)を濾したものが日本酒となり、醪の液体以外の部分(カス)が酒粕(さけかす)となります。【灯火】◎:ともしび○:とうか灯火は”灯した火のこと。また、その明かりのこと”の意味。【伴う】◎:ともなう×:はんう伴うは”一緒に行くこと。ついて行くこと/同時に併(あわ)せ持つこと。同時に別の事を生じさせること/釣り合いがとれること”の意味。【鶏肉】◎:とりにく△:けいにく鶏肉は”鶏(にわとり)の肉のこと”の意味。【吐露】◎:とろ×:はくろ吐露は”心の中に思っていることを隠さずに話すこと”の意味。【団栗】◎:どんぐり×:だんぐり団栗は”クヌギ・カシワ・コナラ・カシなどのブナ科植物の果実の総称のこと”の意味。団栗というのは、特にクヌギの果実を指すことが多いです。団栗には椀(わん)形の殻があって、これを「殻斗(かくと)」と言い、果実の下部分を包んでいます。【曇天】◎:どんてん×:うんてん曇天は”曇(くも)った空のこと”の意味。【丼飯】◎:どんぶりめし×:どんめし丼飯は”丼(どんぶり)に盛った飯(めし)のこと”の意味。”丼に盛った飯のこと”の「飯(めし)」というのは、白米だけでなく、白米の上にのっている具も含めて(つまり料理のこと)指しています。【問屋】◎:とんや△:といや問屋は”生産者から品物を買い、それを小売業者に卸(おろ)すことを商売としている店や人のこと”の意味。ちなみに「そうは問屋(とんや)が卸(おろ)さない」ということわざがありますが、そんな安値では小売業者に問屋は卸してくれない、そこから転じて”物事はそう簡単には運ばない”というたとえを表しています。「そうは問屋が許さない」とよく間違われることがあるため注意が必要です。↓ナ行~【内奥】◎:ないおう×:ないおく内奥は”内部の奥深いところのこと”の意味。【乃至】◎:ないし×:のし乃至は”数量などで上と下の限界を示して、中間を略すのに用いる語のこと/または。あるいは”の意味。前者の意味は「期間は10日乃至20日かかる」のように用いられます。【内示】◎:ないじ△:ないし内示は”正式の発令の前に、内々(ないない)に示すこと。非公式に通知すること”の意味。【内省】◎:ないせい×:ないしょう内省は”自分自身の考え方や行動について省(かえり)みること”の意味。「省みる」というのは”振り返ってよく考える。反省する”などの意味があるため、つまり内省は”自分自身の行動などについて振り返り反省する”という意味になります。【苗床】◎:なえどこ×:なえゆか苗床は”種をまき作物の苗を育てる場所のこと”の意味。【直会】◎:なおらい×:ちょっかい直会は”神事が終わった後、供え物の神酒(みき)・神饌(しんせん)をおろしていただく酒宴(しゅえん)。また、そのおろした神酒・神饌のこと”の意味。神酒というのは”神にお供えする酒のこと”で、神饌というのは”神にお供えする飲食物のこと”です。【仲買】◎:なかがい×:ちゅうかい仲買は”物品や権利の売買の仲介をし、利益を得ること。また、それを職業とする人。ブローカーのこと”の意味。【仲違い】◎:なかたがい△:なかちがい仲違いは”仲が悪くなること”の意味。【半ば】◎:なかば×:はんば半ばは”半分のこと/場所や時期の真ん中あたりのこと/物事の途中のこと”の意味。【就中】◎:なかんずく×:しゅうちゅう就中は”その中でも。とりわけ。特に”の意味。例えば「彼は勉強では、就中数学が得意だ」や「人生において大事なのは、就中人間関係だ」のように用いられます。【亡骸】◎:なきがら×:ぼうがい亡骸は”死体。遺体のこと”の意味。【長押】◎:なげし×:ながおし「ながおし」というのは、”長押し”と書き表されるため注意が必要です。長押は”柱と柱を繋ぐための水平材で、鴨居(かもい)の上部に取り付けた建材のこと”の意味。長押はもともと構造材として使用されていましたが、貫(ぬき)が用いられるようになってから、長押は装飾材として用いられることも多くなりました。【投げ銭】◎:なげせん×:なげぜに投げ銭は”大道芸人・乞食(こじき)などに投げ与える銭のこと/インターネットの無料コンテンツの閲覧者が、そのコンテンツの提供者に金銭を寄付すること”の意味。昔は前者の意味で使われることしかありませんでしたが、現在では投げ銭は一般的に後者の意味で使われることがほとんどです。【仲人】◎:なこうど△:なかうど、なかびと、ちゅうにん「なこうど」「なかうど」「なかびと」と読むと”仲立(なかだ)ちをする人。特に、結婚の仲立ちを務める人のこと”の意味。仲立ちというのは、”両者の間に立って関係がうまく行くように引き合わせたり、世話をしたりすること”です。「ちゅうにん」と読むと”仲立ちをする人。特に、結婚の仲立ちを務める人のこと/対立している両者の間に入って仲裁する人のこと”の意味。【名残】◎:なごり×:めいざん名残は”物事が過ぎ去った後、その気配や影響が残ること/別れのこと。また、別れの際の心残りのこと”の意味。名残を用いたものに「名残惜しい」という言葉がありますが、これは”別れを惜しむ気持ちが強く、別れるのがつらい。心残りが多く別れたくない”という意味になります。【茄子】◎:なす△:なすび茄子は”ナス科の一年草のこと。また、その果実のこと”の意味。夏から秋にかけて淡紫色の合弁花を咲かせ、暗紫色の果実を結び、果実は食用として食べられています。「なすび」というのは、「なす」の別名です。【何故】◎:なぜ○:なにゆえ何故は”どうして。どういうわけで”の意味。【準える】◎:なぞらえる×:じゅんえる準えるは”ある物事を、それ以外のものと同等のものと見なして考えること/それらしく見せること。真似(まね)て作ること”の意味。【雪崩】◎:なだれ×:ゆきくずれ雪崩は”傾斜地の積雪が大量に崩れ落ちる現象のこと”の意味。【捺印】◎:なついん×:ないん捺印は”判を押すこと。また、その押した印のこと”の意味。【夏木立】◎:なつこだち×:なつきだち夏木立は”夏の頃の繁(しげ)った木立(こだち)のこと”の意味。木立というのは、”群がって生えている木のこと”を言います。【何某】◎:なにがし△:なにぼう「なにがし」と読むと”名称・数量がはっきりしないとき、またはわざとぼかして言うときの語/自分のことを男性が遜(へりくだ)っていう語”の意味。例えば前者の意味は「何某(なにがし)かの収入はある」、後者の意味は「私は何某(なにがし)と申す者です」のように用いられます。「なにぼう」と読むと”名字・名前が分からないとき、または伏せておきたいときに使う語”の意味。【何卒】◎:なにとぞ×:なにそつ何卒は”相手に対して強く願い望む気持ちを表す。どうか”の意味。【生魚】◎:なまざかな○:せいぎょ△:なまうお「なまざかな」「なまうお」と読むと”煮たり焼いたりしていない生(なま)の魚のこと”の意味。「せいぎょ」と読むと”煮たり焼いたりしていない生の魚のこと/生きている魚のこと/新鮮な魚のこと”の意味。【生酒】◎:なまざけ○:きざけ△:せいしゅ生酒は”醪(もろみ)からしぼった後に、一度も加熱殺菌処理をしていない清酒(日本酒)のこと”の意味。日本酒は「醪(もろみ)」と呼ばれる発酵中の濁った液体を濾(こ)してから、2度の加熱殺菌処理(火入れ)を行うのが一般的です。生酒というのは、その”2度の加熱殺菌処理を行っていないもの”を呼びます。基本的に生酒は加熱処理をしていないため劣化が早く、運搬時間などの事情により、地元の居酒屋などにしか置いていないことがほとんどです。そして先ほどの醪をまったく濾していない酒のことを「どぶろく」と呼び、少しでも濾した酒のことを「濁り酒(にごりざけ)」と呼んでいます。【生食】◎:なましょく○:せいしょく生食は”食物を生のまま食べること”の意味。【生食用】◎:なましょくよう○:せいしょくよう生食用は”肉・魚・貝類など、生で食べることができる(生で食べても安全な)もの”の意味。生食用に対して、加熱調理を必要とするものを「加熱用」と言います。【生兵法】◎:なまびょうほう×:せいへいほう生兵法は”少しばかり武術の心得はあるが、未熟なこと/知識や技術がしっかりと身についていないこと”の意味。生兵法を用いたもので、「生兵法は大ケガのもと」という言葉がよく使われます。これは”少し武術を習った者は、怖いもの知らずでかえって大けがをする”という意味で、武術以外でも中途半端な知識や技術を誇ることを戒(いまし)めた言葉になります。【納屋】◎:なや×:のうや納屋は”屋外に設けた物置用の小屋のこと”の意味。【均す】◎:ならす×:きんす均すは”でこぼこのないように平らにすること/数量に差がなくなるように平均すること”の意味。【形姿】◎:なりかたち△:なりすがた×:けいし形姿は”姿や形のこと。また、服装や態度のこと”の意味。【生業】◎:なりわい△:せいぎょう生業は”生計を立てるための職業のこと。家業のこと”の意味。【苗代】◎:なわしろ○:なえしろ苗代は”稲の種をまいて苗(なえ)を育てる所のこと”の意味。苗代は”田植えができる大きさまで苗を育てるための場所のこと”で、田植えができるほどに育った苗のことを「早苗(さなえ)」と言います。【南京】◎:なんきん△:なんきょう「なんきん」と読むと”中国、江蘇省の省都のこと/中国方面から渡来したものの意/珍奇なもの、小さくて愛らしいものの意/カボチャの別名(主に関西地方)のこと”の意味。「なんきょう」と読むと”平城京のこと”の意味。【納戸】◎:なんど×:のうど納戸は”衣類・家財・道具類などをしまっておく部屋。屋内にある物置部屋のこと”の意味。【難平】◎:なんぴん×:なんぺい難平は”取引で、損失を平均化すること”の意味。つまり”買ったあとに相場が下落しても買い増して買値の平均を下げておき、逆に売ったあとに相場が上がったら売り増して平均を上げておくことによって、損失を回復しようとすること”を指します。「難」は損失のことを指し、損失(難)を平均化することから、「難平(当て字)」と表記されるようになりました。【肉芽】◎:にくが×:にくめ肉芽は”皮膚などが傷を受けたときに、その回復を早めるために傷の表面に盛り上がってくる赤くやわらかい結合組織のこと/零余子(むかご)のこと”の意味。零余子というのは”腋芽(えきが、わきめ)が養分を蓄えて球状となったもの”で、腋芽というのは”葉の付け根にできる芽のこと”を指します。【肉塊】◎:にくかい△:にっかい肉塊は”肉の塊(かたまり)のこと”の意味。【肉球】◎:にくきゅう×:にっきゅう肉球は”犬や猫などの足の裏にある肉質の塊のこと”の意味。肉球は正式には「蹠球(しょきゅう)」と言いますが、肉球の一部を指す「掌球(しょうきゅう)」との混同を避けるために一般的に肉球と呼ばれています。肉球は皮膚が厚く進化したもので、プニプニと柔らかくクッションの働きをしていて、”衝撃や圧力から動物の足を守る役割”があります。クッションの役割の他にも、”獲物に接近する際に気付かれないように足音を消す役割”や、”熱さや冷たさが伝わりにくく、火傷(やけど)や凍傷から足を守る”といった役割があります。【肉汁】◎:にくじゅう(本)○:にくじる(慣)肉汁は”肉からしぼり取った液のこと/鳥獣の肉を煮出した液のこと/肉を焼いたときにしみ出る汁のこと”の意味。【肉薄】◎:にくはく×:にくうす肉薄は”敵陣などに身をもって迫(せま)ること/(距離や実力差などで)相手の間近に迫ること/鋭く問い詰めること”の意味。【和毛】◎:にこげ×:わもう和毛は”鳥獣の柔らかい毛のこと”の意味。【仮漆】◎:ニス△:かしつ仮漆は”ワニスの略(一般的には「ニス」と呼ぶことがほとんど)のこと”の意味。ワニスというのは、”樹脂を溶かした塗料で、顔料は含まず、光沢(こうたく)のある透明な薄膜を形成するもの”です。仮漆は木材の表面に塗ることでつやのある塗膜(とまく)を作ることができ、さらに塗膜を作ることで水分・空気などによる木材の劣化を防ぐ(防腐)効果もあります。【荷台】◎:にだい×:かだい荷台は”トラックや自転車の、荷物を載せるところのこと”の意味。大型トラックなどの荷物を載せるコンテナ部分についても荷台と呼び、乗用車などの荷物を載せる部分は「荷室(にしつ)」や「トランク」と呼ぶことが多いです。【日夜】◎:にちや×:にちよ日夜は”昼と夜のこと。昼夜/昼も夜も。いつも”の意味。【鈍る】◎:にぶる○:なまる「にぶる」と読むと”鋭さがなくなること/力・勢いなどが弱まること”の意味。「なまる」と読むと”刃物の切れ味が悪くなること/技量の冴(さ)えがなくなったり、力・勢いなどが弱まること”の意味。【入梅】◎:にゅうばい△:ついり、つゆいり入梅は”梅雨(つゆ)の季節に入ること”の意味。梅雨というのは、”6月頃に降り続く長雨。また、その頃の季節”を指す言葉です。【柔和】◎:にゅうわ×:じゅうわ柔和は”性質・態度・表情がやさしくおだやかなこと。また、そのさま”の意味。【女房】◎:にょうぼう○:にょうぼ女房は”家内(かない)。妻のこと”の意味。【如実】◎:にょじつ×:じょじつ如実は”実際の通りであること”の意味。【女人禁制】◎:にょにんきんせい△:にょにんきんぜい×:じょにんきんせい女人禁制は”女性の立ち入りを禁止すること”の意味。【人形】◎:にんぎょう○:ひとがた「にんぎょう」と読むと”土・木・布などで人の姿に似せて作ったもの/自分の意志で行動することができない人のこと”の意味。「ひとがた」と読むと”人間の形をしたもの/禊(みそぎ)や祓(はら)えに使う、人の形をした紙のこと/人相(にんそう)書きのこと”の意味。【人参】◎:にんじん×:にんざん、じんさん人参は”セリ科の越年草または1年草のこと。まや、その根のこと”の意味。普段から私たちは人参の根(オレンジ色)の部分を食べていて、人参の根にはβ(ベータ)カロテンが多く含まれています。【泥濘】◎:ぬかるみ△:でいねい泥濘は”雨・雪などによって地面が水を含んで、泥(どろ)深くなったところのこと”の意味。【盗人】◎:ぬすっと○:ぬすびと△:とうじん盗人は”他人の持ち物を盗み取る者のこと”の意味。【微温い】◎:ぬるい×:びおんい微温いは”少し温かい。生温かいこと/厳しくない。手緩(てぬる)いこと”の意味。【濡れ衣】◎:ぬれぎぬ△:ぬれごろも濡れ衣は”濡(ぬ)れた着物のこと/身に覚えのない罪のこと”の意味。一般的には後者の意味で使われることがほとんどです。【音色】◎:ねいろ△:おんしょく音色は”そのものが持つ独特な音の性質のこと”の意味。音色は”高さ・大きさとともに音の三大要素のひとつで、音の高さ・大きさが等しくても、音源の種類によって違って感じられる特性のこと”を指します。【螺子】◎:ねじ△:らし×:るいし螺子は”物を締め付けるための螺旋(らせん)状の溝(みぞ)のある用具のこと/発条(ぜんまい)を巻く装置のこと”の意味。螺子は棒状のものの側面に溝のある「雄螺子(おねじ)」と、これにはめるものの「雌螺子(めねじ)」から構成されています。【根太】◎:ねだ△:ねぶと「ねだ」と読むと”床板を支えるために、床下にわたす横木(よこぎ)のこと”の意味。「ねぶと」と読むと”股(もも)や尻など、脂肪の多い部分に多くできる腫(は)れ物のこと”の意味。【捏造】◎:ねつぞう(慣)△:でつぞう(本)捏造は”実際にはないことを、実際にあったことのように偽って作り上げること”の意味。【根雪】◎:ねゆき×:こんせつ根雪は”解けないうちに雪が降り積もって、雪解けの時期まで解けずに残っている下積みの雪のこと”の意味。【年俸】◎:ねんぽう×:ねんぼう年俸は”1年を単位として定めた給料。年給のこと”の意味。【念力】◎:ねんりき×:ねんりょく念力は”一心に思いを込めることによって生じる力のこと/精神の力で対象に物理的作用を及ぼすことができる、超自然的な力。サイコキネシスのこと”の意味。【農作物】◎:のうさくぶつ○:のうさくもつ農作物は”田畑で栽培する野菜・穀類などで、農耕による生産物のこと”の意味。【逃す】◎:のがす×:にがす「にがす」というのは、”逃がす”と書き表されるため注意が必要です。逃すは”逃げさせる。逃がすこと/掴(つか)み損なうこと/(動詞の連用形に付いて)~しないで終わること。~し損なうこと”の意味。例えば”掴み損なうこと”は「絶好のチャンスを逃す」、”(動詞の連用形に付いて)~しないで終わること。~し損なうこと”は「肝心な事を聞き逃す」のように用いられます。【軒先】◎:のきさき×:けんさき軒先は”軒(のき)の先端のこと/軒に近いところ。家の前のこと”の意味。軒というのは、”屋根の下端で、建物の外壁から張り出した部分のこと”です。【軒並み】◎:のきなみ×:けんなみ軒並みは”家が軒(のき)を連ねて並び建っていること/並んでいる家の一軒(けん)一軒のこと/どこもかしこも。どれもこれも”の意味。【熨斗】◎:のし×:いと熨斗は”喜び祝う気持ちを表すために、贈答品(ぞうとうひん)に添えるもの”の意味。贈答品というのは、”中元・歳暮などの年中行事、結婚・出産などの祝い事などのときに贈られる品物のこと”を意味します。※上は熨斗紙の写真熨斗は”四角い色紙を細長い六角形に折ったもの”を呼び、熨斗が書かれた(印刷された)紙のことを「熨斗紙(のしがみ)」と呼びます。ですので贈り物に熨斗を付けて贈るというよりは、熨斗が印刷された熨斗紙を贈り物に付けて贈る、といった方が正しいです。【野宿】◎:のじゅく×:のやど、のしゅく野宿は”野外で寝泊まりをすること”の意味。【則る】◎:のっとる×:そくる則るは”手本とすること。模範とすること”の意味。【野天】◎:のてん×:やてん野天は”屋根のない所。屋外(おくがい)のこと”の意味。【野火】◎:のび○:やか「のび」と読むと”春先に野山の枯れ草を焼く火のこと”の意味。「やか」と読むと”のびの別名のこと/野に現れる怪しい火のこと”の意味。【祝詞】◎:のりと△:しゅうし、しゅくし「のりと」と読むと”神に祈る言葉のこと”の意味。「しゅうし」と読むと”祝いの言葉のこと”の意味。「しゅくし」と読むと”神に祈る言葉のこと/祝いの言葉のこと”の意味。【暖簾】◎:のれん×:だんれん暖簾は”店先に垂らす店名を記した布のこと/部屋の入り口や仕切りに垂らす布のこと/店の信用・格式のこと”の意味。【惚気】◎:のろけ×:ほれけ惚気は”自分の夫・妻・恋人との仲が良いことを嬉しそうに人に話すこと”の意味。【狼煙】◎:のろし△:ろうえん狼煙は”昔、戦争や事件を知らせるために合図として上げた煙のこと/事を起こすための合図や信号のこと”の意味。狼煙は煙だけでなく、夜間などで煙が見えにくい場合には火そのものが使われます。ちなみに狼煙は字の通り「狼(おおかみ)の煙」と書きますが、昔の中国では狼の糞(ふん)を燃やして煙を上げていたそうです。これが「狼煙」という字になった由来とされています。【野分】◎:のわき△:のわけ×:のぶん、やぶん野分は”台風の古い呼び名のこと。また、9月頃に吹く強い風のこと”の意味。【呑気】◎:のんき×:のみけ呑気は”心配や苦労のないこと/気の長いこと。のんびりと構えていること”の意味。↓ハ行~【廃屋】◎:はいおく×:はいや廃屋は”住む人がなく、荒れ果てた家のこと”の意味。【媒介】◎:ばいかい×:ぼうかい媒介は”2つのものの間に入って仲立ちをすること”の意味。【高襟】◎:ハイカラ×:こうきん高襟は”西洋風を気取ったり、流行を追ってしゃれたりするさま。また、そのような人のこと”の意味。高襟をハイカラと読むのは、明治30年代に、欧米へ渡航して帰ってきた人が、丈(たけ)の高い襟(えり)の格好をしていたことが由来しています。高(=high:ハイ)襟(=collar:カラー)なので、高襟という漢字に「ハイカラ」という読み方が当てられました。【排斥】◎:はいせき×:はいきん排斥の「斥(せき)」という字は、「斤(きん)」という字によく似ているため注意が必要です。排斥は”そのものを嫌って退(しりぞ)けること”の意味。【鳳梨】◎:パイナップル○:ほうり鳳梨は”パイナップル科の常緑多年草のこと。また、その果実のこと”の意味。ちなみに鳳梨の植物と果実をそれぞれ別の名前で呼ぶことがあり、そのときは鳳梨の果実は「パイナップル」、植物は「アナナス」と呼ばれます。【背反】◎:はいはん×:せはん背反は”従うべきものに背くこと/相容れないこと。食い違うこと”の意味。【背部】◎:はいぶ×:せぶ背部は”背の部分のこと/後ろの方のこと”の意味。【佩用】◎:はいよう×:ふうよう佩用は”体に付けて用いること”の意味。【梅林】◎:ばいりん×:うめばやし梅林は”梅の木が一面に生えている林のこと”の意味。【羽音】◎:はおと△:はねおと羽音は”鳥や虫が飛ぶときの羽の音のこと/矢羽(やばね)が風を切って飛ぶ音のこと”の意味。矢羽というのは、”矢の端に付いている鳥の羽のこと”です。【墓穴】◎:はかあな○:ぼけつ墓穴は”死体や遺骨を葬(ほうむ)るための穴のこと”の意味。「墓穴(ぼけつ)を掘る」ということわざがありますが、これは”自分にとって不利な状況となる原因を自分で作ること”の意味で使われます。「墓穴を掘る」ということわざを用いる場合は、墓穴を「はかあな」と読むことはできないので注意が必要です。【葉書】◎:はがき×:ようしょ葉書は”郵便ハガキの略のこと”の意味。【場数】◎:ばかず×:ばすう、じょうすう場数は”場所の数のこと/経験の度数のこと”の意味。一般的には後者の意味で使われることが多く、例えば「場数を踏ませる」のように用いられます。【博士】◎:はかせ○:はくし「はかせ」と読むと”ある学問や分野に深く通じていて詳しい人のこと”の意味。「はくし」と読むと”大学院での博士課程を修了した者に与えられる最高位の学位のこと”の意味。学位には博士(はくし)の他に、修士(しゅうし)や学士(がくし)などがあり、博士は別名で「ドクター」、修士は「マスター」と呼ばれることも多いです。【育む】◎:はぐくむ×:いくむ育むは”養い育てること/親鳥が雛(ひな)を羽で抱いて育てること/大切に守って成長・発展させること”の意味。【麦秋】◎:ばくしゅう△:むぎあき麦秋は”麦を収穫する時期のことで、初夏(5月初旬~6月初旬あたり)のこと”の意味。秋は果物や野菜など多くの食べ物が実りを迎えることから、「収穫の秋」という言葉が作られ、”麦にとっての収穫の秋”という意味から麦秋と名付けられました。【莫大】◎:ばくだい×:ぼうだい「ぼうだい」というのは、”膨大”と書き表されるため注意が必要です。莫大は”極めて大きい(または多い)さま”の意味。【白濁】◎:はくだく×:はくしょく白濁は”白く濁(にご)ること”の意味。【博打】◎:ばくち×:はくだ博打は”金銭や物品を賭けて、サイコロ・花札・トランプなどで勝負をすること/可能性の低い成功を狙ってする危険な試みのこと”の意味。【白地図】◎:はくちず×:しろちず白地図は”陸地・島などの輪郭(りんかく)だけを線で表して、後は白いままにしてある地図のこと”の意味。白地図というのは、主に学習や分布図作成などに用いられます。【博徒】◎:ばくと×:はくと博徒は”博打(ばくち)を打つ人のこと”の意味。【白灯油】◎:はくとうゆ×:しろとうゆ白灯油は”家庭用の暖房・燃料用に使う、精製された無色透明の灯油のこと”の意味。灯油は石油を精製して作られ、真っ黒でドロドロとした石油から不純物を取り除くことで灯油ができます。白灯油というのは”日常的に私たちが使っている灯油のこと”で、石油の精製度が高い(石油から不純物がより取り除かれた)灯油になります。日本工業規格(JIS規格)では、その精製度が高い灯油のことを「1号灯油(白灯油)」、精製度が低い灯油のことを「2号灯油(茶灯油)」と定められています。茶灯油(ちゃとうゆ)というのは、精製度が低いために不純物が多く、淡い黄色に見えることから名付けられた名称です。【薄氷】◎:はくひょう△:うすごおり薄氷は”薄く張った氷のこと”の意味。【瀑布】◎:ばくふ×:ぼうふ瀑布は”滝(たき)のこと”の意味。【剥落】◎:はくらく×:せんらく剥落は”剥(は)がれて落ちること”の意味。【白露】◎:はくろ○:しらつゆ「はくろ」と読むと”二十四節気のひとつ/白く光って見える露(つゆ)のこと”の意味。前者の意味は”現在の暦(新暦)において、9月7日頃のこと”を指し、露というのは”大気中の水蒸気が冷えて凝結し、地上の物に付着した水滴のこと”を意味します。「しらつゆ」と読むと”はくろ(露)の別名のこと”の意味。【刷毛】◎:はけ△:※さつもう刷毛は”動物の毛などを束ねて柄(え)を付けたもの”の意味。刷毛はちりを払い落としたり、塗料などを塗ったりするのに使われます。刷毛の毛は主に豚・山羊(やぎ)・人の毛・アクリル樹脂などが使われ、柄の部分には主に木・プラスチックなどが使用されています。※「刷毛」単体の場合は「はけ」と読むのが正しいですが、”織物仕上げの機械”である刷毛機のことは「さつもうき」と読むため注意が必要です。刷毛機のように「さつもう」と読む言葉はほとんどなく、一般的には刷毛は「はけ」としか読まないので覚えておきましょう。【跛行】◎:はこう△:ひこう跛行は”片足を引きずるようにして歩くこと/釣り合いのとれていない状態のまま、物事が進行していくこと。順調にいかないこと”の意味。【方舟】◎:はこぶね×:ほうしゅう方舟は”長方形の船のこと/旧約聖書の”ノアの方舟(はこぶね)”のこと”の意味。ノアの方舟というのは、神が地上に増えた人々が堕落(だらく)しているのを見て、洪水で滅ぼそうとしますが、神は神と共に歩んだ正しい人であるノアに方舟の建設を命じます。方舟は3階建てで、中に小さな部屋がたくさん設けられ、方舟が完成するとノアの妻と3人の息子とその妻、すべての動物のつがいを乗せました。(つがいというのは、雄(オス)と雌(メス)のこと)そして大洪水が起こり、地上の生物はすべて滅ぼされ、方舟に乗っていた生物は助かりました。神はその後、このような大洪水は決して起こさないことを約束した、という物語になります。【端材】◎:はざい×:たんざい端材は”木材などを切り出したときに生じる、余分な切れ端(はし)。半端な材料のこと”の意味。【狭間】◎:はざま×:きょうかん狭間は”物と物との間の狭い所。隙間(すきま)/事柄と事柄との間の短い時間のこと/谷間のこと”の意味。【麻疹】◎:はしか○:ましん麻疹は”発疹性(ほっしんせい)の急性感染症のこと”の意味。麻疹は小児に多い急性の感染症で、10日間の潜伏期間の後に発熱・咳・淡赤色の発疹などが生じます。【弾く】◎:はじく、ひく「はじく」と読むと”曲げた物が元に戻る力で打つこと/寄せつけないこと/指先で小さい物を動かすこと”の意味。「ひく」と読むと”鍵盤(けんばん)楽器や弦楽器などを演奏すること”の意味。鍵盤楽器は「ピアノ・オルガン・アコーディオンなど」のことで、弦楽器は「バイオリン・ギター・三味線(しゃみせん)・琵琶(びわ)など」のことです。【梯子】◎:はしご△:ていし梯子は”高い所へ登るための道具のこと/梯子酒(はしござけ)の略のこと”の意味。梯子酒というのは、”次から次へと場所を変えて酒を飲み歩くこと”を指します。【端折る】◎:はしょる△:はしおる端折るは”着物の裾(すそ)をつまみ上げて帯などにはさむこと/省略して短くすること”の意味。端折るは一般的には後者の意味で用いられることがほとんどです。【端数】◎:はすう×:たんすう「たんすう」というのは、”単数”と書き表されるため注意が必要です。端数は”半端(はんぱ)な数のこと”の意味。端数というのは、キリの良い単位で切った場合の余った部分(半端な数)のことを指すため、例えば10007という数字があれば、このときの端数は7ということになります。【場末】◎:ばすえ×:じょうまつ場末は”繁華街の中心から離れた場所のこと”の意味。【斜交い】◎:はすかい×:しゃこうい斜交いは”斜め。また、斜めに交わること”の意味。【斜向かい】◎:はすむかい×:ななめむかい斜向かいは”斜め前のこと”の意味。【爆ぜる】◎:はぜる×:ばくぜる爆ぜるは”裂(さ)けて割れること。また、割れて飛び散ること”の意味。【機織り】◎:はたおり×:きおり機織りは”機(はた)で布を織ること。また、その人のこと”の意味。機(はた)というのは、”布を織る機械のこと”で、手足で操作をします。【旅籠】◎:はたご×:りょりゅう旅籠は”旅籠屋(はたごや)の略のこと/昔、旅行のとき、馬の飼料を入れた籠(かご)のこと/旅行用の食物や日用品を入れた籠のこと”の意味。旅籠屋というのは、”旅人を宿泊させる所。宿屋・旅館のこと”です。【畑作】◎:はたさく×:はたけさく畑作は”畑に作物を作ること。また、その作物のこと”の意味。【旗日】◎:はたび×:きじつ旗日は”国民の祝日のこと”の意味。祝日には門戸(もんこ)に国旗を高く掲げて祝ったことから、国民の祝日の意味で「旗日」と呼ばれることになりました。ですが近年では、祝日に国旗を掲げる家庭は減少し、ほとんど見かけることはありません。【将又】◎:はたまた×:しょうまた将又は”あるいはまた。それともまた”の意味。【傍目】◎:はため×:そばめ傍目は”当事者以外の人が傍(そば)から見た感じ。他人から見た感じのこと”の意味。【破綻】◎:はたん×:はてい、はじょう破綻は”物事や人間関係などが、どうしようもない状態に陥(おちい)ること”の意味。【初午】◎:はつうま×:しょご初午は”2月の最初の午(うま)の日のこと”の意味。午というのは、十二支の7番目にある午のことで、十二支は「子(ね)・牛(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)」です。1年ごとに十二支に沿ってなに年(どし)なのかが変化していくように、十二支は日付を表すためにも使われています。【白化】◎:はっか○:はくか白化は”白くなること/生物に本来の色彩が発現しない現象のこと”の意味。白化というと白化現象(はっかげんしょう)が有名ですが、これは”珊瑚(サンゴ)に共生している褐虫藻(かっちゅうそう)が抜け出ることで、珊瑚の白い骨格が透けて見える現象のこと”です。(褐虫藻というのは、単細胞の渦鞭毛藻類(うずべんもうそうるい)の総称のこと)海水温の上昇などにより褐虫藻が珊瑚から抜け出て、それにより珊瑚は褐虫藻から光合成生産物を受け取ることができず、そのまま珊瑚は死滅してしまいます。【発議】◎:はつぎ△:ほつぎ発議は”会議の席などで意見を出すこと/議員が議案を議院に提出して審議を求めること”の意味。【薄給】◎:はっきゅう×:うすきゅう、はくきゅう薄給は”少ない給料のこと”の意味。【末子】◎:ばっし○:まっし△:すえこ末子は”兄弟・姉妹の中で、最後に生まれた子のこと”の意味。【法度】◎:はっと×:ほうど法度は”掟(おきて)。法律のこと/禁止されている事柄のこと”の意味。【法被】◎:はっぴ×:ほうひ法被は”職人などが着用する印半纏(しるしばんてん)のこと”の意味。印半纏というのは、”襟(えり)・背などに屋号・氏名などを染めだした半纏(はんてん)のこと”で、法被は祭りなどの際に着用されていることも多いです。【波止場】◎:はとば×:はしば波止場は”港で陸から海へ細長く突き出した築造物のこと”の意味。波をよけ、船をつなぎ、船客の乗降や荷物のあげおろしなどに使用されます。【花園】◎:はなぞの△:かえん「はなぞの」と読むと”草花を多く植えてある庭園のこと/全国高校ラグビー大会のこと”の意味。全国高校ラグビー大会の会場が大阪府の花園ラグビー場であることから、この大会のことを指して「花園(はなぞの)」と呼ばれるようになりました。「かえん」と読むと”草花を多く植えてある庭園のこと”の意味。【甚だしい】◎:はなはだしい×:かんだしい甚だしいは”普通の程度をはるかに超えていること”の意味。【埴生】◎:はにゅう×:しょくせい埴生は”粘土の多い土地のこと/粘土のこと”の意味。埴生という言葉の「埴(はに)」というのは、”粘土のこと”を意味しています。ちなみに「埴生の宿(やど)」や「埴生の小屋(こや)」という言葉がありますが、これは”貧しい小さな家。土で壁を塗っただけの粗末な家”の意味で使われるため覚えておきましょう。【馬主】◎:ばぬし○:うまぬし△:ばしゅ馬主は”馬の持ち主のこと”の意味。特に競馬(けいば)において、”競走馬の持ち主のこと”を指すことが多いです。一般的には馬主は「ばぬし」と読むことが多いですが、JRA(日本中央競馬会)では「うまぬし」が公式の読み方となっています。【阻む】◎:はばむ×:こばむ「こばむ」というのは、”拒む”と書き表されるため注意が必要です。阻むは”他の人が進もうとするのを邪魔すること/物事の進行を邪魔すること”の意味。【蔓延る】◎:はびこる×:まんえんる蔓延るは”好ましくないものの勢いが盛んになって広がること/雑草などが広がり茂ること”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【早合点】◎:はやがてん△:はやがってん×:そうごうてん早合点は”十分理解しないうちに、分かったつもりになること”の意味。【囃子】◎:はやし×:そうし囃子は”能や歌舞伎(かぶき)などで、笛・太鼓などを用いて、拍子を取ったり気分を添えるために伴奏(ばんそう)する音楽のこと”の意味。【聖林】◎:ハリウッド×:せいりん聖林は”アメリカ合衆国、カリフォルニア州ロサンゼルス市北西部の地域のこと”の意味。聖林は映画産業の中心地であり、世界的に映画の都として知られ、聖林(ハリウッド)地区で制作された映画のことを「ハリウッド映画」と呼びます。またハリウッドの正式な綴(つづ)りは「HollyWood(柊の森)」で、「Holly」は”柊(ひいらぎ)”を意味し、「Wood」は”木や森”を意味しています。ハリウッドは漢字表記では”聖林”ですが、これは「HollyWood(柊の森)」を「HolyWood(聖なる森)」に誤訳したことが原因とされています。ただ「wood(=木や森)」なので、聖林ではなく「聖森」と書き表されるのが普通だと思いますが、なぜ「聖林」となったのかはよく分かっていません。林は英語表記だと「woods(=林)」となるため、もしかすると漢字表記にする際にも、通常であれば「聖森」にするところを「聖林」としてしまい、それが定着してしまったのかもしれません。【春雨】◎:はるさめ△:しゅんう「はるさめ」と読むと”春に静かにしとしと降る雨のこと/緑豆などのデンプンから作った透明な糸状の食品のこと”の意味。「しゅんう」と読むと”はるさめ(雨)の別名のこと”の意味。【馬鈴薯】◎:ばれいしょ×:ばりんしょ馬鈴薯は”ジャガイモの別名のこと”の意味。【万感】◎:ばんかん×:まんかん万感は”心に浮かぶさまざまな感情のこと”の意味。【半夏生】◎:はんげしょう×:はんかしょう半夏生は”七十二候(しちじゅうにこう)のひとつ/ドクダミ科の多年草のこと”の意味。前者の意味である半夏生は”夏至から11日目にあたる日のこと”で、現在の暦(太陽暦)では7月2日頃のことを指します。七十二候というのは、”二十四節気(にじゅうしせっき)の各節気をそれぞれ3つに分けたもの”です。そして後者の意味であるドクダミ科の多年草である半夏生は、高さは約60~80センチメートルで、水辺に生え、夏頃に白い小花を咲かせ、悪臭がします。【万斛】◎:ばんこく×:ばんかい、まんかい万斛は”極めて多い分量のこと”の意味。【万国旗】◎:ばんこくき○:ばんこっき万国旗は”世界各国の国旗のこと”の意味。運動会などのイベントで万国旗がよく掲げられているのは、明治初期に日本に入港した船舶が、友好の証として自国の国旗と日本の国旗を掲げていたことからきています。これをきっかけに運動会などのイベントの際には、友好の証として万国旗を掲げるようになりました。【反魂】◎:はんごん×:はんこん反魂は”死者の魂を呼び戻すこと。死者を蘇(よみがえ)らせること”の意味。【万策】◎:ばんさく×:まんさく万策は”あらゆる方法や手段のこと”の意味。【万死】◎:ばんし×:まんし万死は”とても生命の助かる見込みのないこと/何度も死ぬこと”の意味。前者の意味は「万死を恐れず挑戦する」、後者の意味は「彼の罪は万死に値(あたい)する」のように用いられます。【盤石】◎:ばんじゃく△:ばんせき盤石は”大きな岩のこと/極めて堅固(けんご)なこと”の意味。【繁盛】◎:はんじょう×:はんせい繁盛は”商売・事業などが賑(にぎ)わい栄(さか)えること”の意味。【半身】◎:はんしん○:はんみ「はんしん」と読むと”全身の半分のこと/上半身のこと”の意味。「はんみ」と読むと”相手に対して身体を斜めに構えること/魚を開いたときの、2枚のうちの一方のこと”の意味。【反芻】◎:はんすう×:はんそ反芻は”牛や羊などが一度飲み込んだ食物を胃から口に戻し、再び噛んでからまた飲み込むこと/(転じて)繰り返しよく考えること”の意味。牛や羊が反芻を行う理由は”食物を消化するため”で、何回も食物を噛んで細かくして、少しずつ食物を消化していきます。牛などの反芻動物が常に口を動かしているのは、反芻によるものです。【帆船】◎:はんせん△:ほぶね×:ほせん帆船は”帆(ほ)をかけた船のこと”の意味。帆を張って、帆に受ける風の力を利用することによって船を動かします。【万全】◎:ばんぜん×:まんぜん万全は”完全で少しも手落ちのないこと”の意味。【伴走】◎:ばんそう×:はんそう伴走は”マラソンなどで、競技者に付き添って走ること”の意味。【万朶】◎:ばんだ×:ばんの万朶は”多くの枝。また、多くの花のついた枝のこと”の意味。「朶」という字には、”枝。垂れ下がった枝のこと”の意味があります。【熊猫】◎:パンダ△:くまねこ熊猫は”ネコ目クマ科の哺乳(ほにゅう)動物のこと”の意味。熊猫にはジャイアントパンダとレッサーパンダの2種類が存在しますが、それぞれを漢字で書くと、「大熊猫(ジャイアントパンダ)」「小熊猫(レッサーパンダ)」と表されます。(一般的にパンダというのは、ジャイアントパンダのことを指していることがほとんどです)ちなみに「レッサー(lesser)」というのは”小さい方の”というような意味があるため、レッサーパンダは”小さい方のパンダ”の意味となります。どちらもネコ目に属しているのは同じですが、ジャイアントパンダはクマ科で、レッサーパンダはレッサーパンダ科なので覚えておきましょう。【飯台】◎:はんだい×:めしだい飯台は”何人かが並んで食事をする台のこと”の意味。【万端】◎:ばんたん×:まんたん万端は”ある事に関わるすべての事柄。また、あらゆる方法・手段のこと/すべてが整っていること”の意味。【反駁】◎:はんばく×:はんざつ反駁は”他人の主張や批判に対して論じ返すこと”の意味。【万般】◎:ばんぱん×:まんぱん万般は”あらゆる方面。全ての物事のこと”の意味。【頒布】◎:はんぷ×:ぶんぷ「ぶんぷ」というのは、”分布”と書き表されるため注意が必要です。頒布は”配って広く行き渡らせること”の意味。【万福】◎:ばんぷく△:まんぷく万福は”多くの幸福。また、幸福の多いこと”の意味。【繁茂】◎:はんも×:はんぼ繁茂は”草木が生(お)い茂ること”の意味。【反目】◎:はんもく×:はんめ「はんめ」というのは、”半目”と書き表されるため注意が必要です。反目は”対立して仲が悪いこと”の意味。【汎用】◎:はんよう×:ぼんよう「ぼんよう」というのは、”凡庸”と書き表されるため注意が必要です。汎用は”広く多くの使い道があること。また、そのようなモノのこと”の意味。汎用性であれば”広く多くの用途に使える性質のこと”を表し、汎用的であれば”広く多くの用途に使える様子のこと”を表しています。例えば「汎用性が高い」は広く多くの用途に利用できて便利で、反対に「汎用性が低い」だと用途が少ない、ということになります。【氾濫】◎:はんらん×:はんかん氾濫は”河川などの水量が増えて堤防から溢れ出ること/好ましくないものが世の中に多く出回ること”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【韓流】◎:はんりゅう○:かんりゅう韓流は”韓国の文化に基づく文化や人物、流行などを指す表現のこと”の意味。韓流の”韓”という字は日本語読みで「かん」と読むことはできますが、「はん」と読むことはできません。韓流が「かんりゅう」ではなく、「はんりゅう」と読まれているのは、韓国語での”韓”という字が「ハン」と読まれているからです。そこからファンの間では韓流は「はんりゅう」と読まれることが多くなり、一般的にも定着して韓流は「はんりゅう」と読まれることになった、というわけなんですね。【万緑】◎:ばんりょく×:まんりょく万緑は”見渡す限り一面が草木の緑に覆われていること”の意味。【凡例】◎:はんれい×:ぼんれい凡例は”書物や地図の初めに、方針・使い方・読み方などを箇条書きに示したもの”の意味。辞書であれば辞書内で様々な記号を用いていることが多いので、その意味を記号ごとに一覧として解説しているページなどが凡例です。他にも例えばエクセルで図やグラフを作成するときによく見ますが、凡例はその図やグラフにおける補助の役割をしています。上図のようにグラフなどだけでは意味が分からない場合が多いですが、凡例を設けることによって、その図やグラフが何を表しているのかが分かりやすくなりますよね。凡例はこのように補助的な役割として用いられることが多いです。【麦酒】◎:ビール△:ばくしゅ×:むぎしゅ麦酒は”麦芽を粉砕して、穀類・水とともに加熱して、糖化した汁にホップを加えて苦みや香りをつけ、発酵させたアルコール飲料のこと”の意味。ホップというのは”アサ科のつる性多年草植物のこと”で、麦酒に入れられるのはそのホップの花にあたる部分になります。※上はホップの写真このホップを加えることで、麦酒特有の苦みと香りが生まれるんですね。【皮革】◎:ひかく×:ひかわ皮革は”生皮(なまかわ)と鞣(なめ)し革のこと/動物の皮を加工したものの総称。レザーのこと”の意味。皮(かわ)というのは”加工していない生の皮のこと”を意味し、革(かわ)というのは”生の皮を鞣(なめ)したもののこと”を意味しています。動物の皮はそのまま使用すると腐敗したり、乾燥すると硬くなるのが欠点で、鞣(なめ)すというのは”薬品などを用いてこれらの欠点を取り除くこと”です。【干潟】◎:ひがた×:かんがた干潟は”海岸で潮(しお)が引いて、現れるところのこと”の意味。潮干狩りは干潟で行われ、春の大潮(おおしお)のときが最適とされています。【率いる】◎:ひきいる×:りついる率いるは”引き連れて行くこと。引率すること/多くの人々を指揮すること。統率すること”の意味。【抽斗】◎:ひきだし×:ちゅうと抽斗は”机や箪笥(たんす)などに物を入れるように取り付けた、抜き差しのできる箱のこと”の意味。【罷業】◎:ひぎょう×:のうぎょう罷業は”わざと業務をしないこと/同盟罷業の略。ストライキのこと”の意味。同盟罷業というのは、”労働者が労働条件の改善などを求めて、団結して業務を停止する行為のこと”を意味しています。単にストライキと言った場合には、労働者だけではなく、”学生達が団結して授業や試験を受けない”といったことも意味に含まれます。【魚籠】◎:びく×:ぎょろう魚籠は”獲(と)った魚を入れる籠(かご)のこと”の意味。【比丘】◎:びく×:ひきゅう比丘は”出家して一定の戒(かい)を受けた男性のこと”の意味。戒というのは、”在家や出家が過ちを防止するために守らなければならない禁制。また、その個々の条目のこと”などの意味があります。【卑下】◎:ひげ×:ひか卑下は”自分を人よりも劣った者と思ってふるまうこと”の意味。【比肩】◎:ひけん×:ひかた比肩は”(実力的に)肩を並べること。同等であること”の意味。【氷雨】◎:ひさめ△:ひあめ氷雨は”雹(ひょう)や霰(あられ)のこと/霙(みぞれ)のこと。また、霙に近い、極めて冷たい雨のこと”の意味。【柄杓】◎:ひしゃく×:えしゃく※上は柄杓の写真柄杓は”器状の容器に長い柄(え)を付けた、水などを汲(く)む道具のこと”の意味。【批准】◎:ひじゅん×:ひすい批准は”全権委員が署名して内容の確定した条約を、国家が最終的に確認し、同意する手続きのこと”の意味。全権委員というのは、特に”条約の締結に関する権限が与えられている派遣使節のこと”で、派遣使節とは”国家や政府の代表として外国に派遣される人のこと”です。【直隠す】◎:ひたかくす×:ちょくかくす直隠すは”ひたすらに隠すこと”の意味。【只管】◎:ひたすら×:ただかん只管は”ただそのことだけに心を集中して行うさま”の意味。【火種】◎:ひだね×:かしゅ火種は”火をおこすもとにする火のこと/事件・騒動などの起こる原因となるもの”の意味。【直走る】◎:ひたはしる○:ひたばしる×:ちょくはしる直走るは”ひたすらに走ること。休むことなく走ること/(転じて)ひたすらに頑張ること”の意味。【直向き】◎:ひたむき×:ちょくむき直向きは”一つの物事に熱中するさま”の意味。【吃驚】◎:びっくり○:きっきょう吃驚は”突然のことや意外なことに一瞬驚くこと”の意味。【必定】◎:ひつじょう×:ひってい必定は”必ずそうなると決まっていること/(副詞的に)必ず。きっと”の意味。【逼迫】◎:ひっぱく×:ふくはく逼迫は”事態が差し迫って、ゆとりがなくなること”の意味。【妃殿下】◎:ひでんか×:きでんか妃殿下は”皇族の妃(きさき)の敬称のこと”の意味。【非道い】◎:ひどい×:ひどうい「ひどい」は非道いの他にも”酷い”と書き表され、一般的には”酷い”と表記されることがほとんどです。非道いは”残酷であること/度を超していること/度の過ぎた悪さのこと”の意味。【秘湯】◎:ひとう×:ひゆ秘湯は”人にあまり知られていない温泉のこと”の意味。【一廉】◎:ひとかど△:いっかど×:いちれん「ひとかど」と読むと”ひときわ優れていること/一人前であること”の意味。「いっかど」と読むと”ひときわ優れていること”の意味。【他人事】◎:ひとごと(本)△:たにんごと(慣)他人事は”自分には関係のないこと。他人に関すること”の意味。「他人事ではない」というのは、つまり”他の人だけの問題ではなく、自分にも関係すること”という意味です。【一入】◎:ひとしお×:いちにゅう一入は”染め物を染め汁に1回浸すこと/前よりも程度が増すこと。一際(ひときわ)。より一層”の意味。染め物を一度染料に浸すと、染める前よりも色が鮮やかに出てくることから転じて、”前よりも程度が増すこと”という後者の意味として使われるようになりました。【人質】◎:ひとじち×:にんしつ、じんしつ人質は”交渉を有利にするために、特定の人の身柄を拘束(こうそく)すること。また、その人のこと”の意味。【人魂】◎:ひとだま×:じんこん人魂は”夜に、空中を浮遊する青白い火の玉のこと”の意味。人魂は古くから、死者から抜け出た魂(たましい)が空中に浮遊しているものだとされています。【人伝】◎:ひとづて×:にんでん、じんでん人伝は”直接ではなく、他人を通して間接的に話を伝えたり、聞いたりすること”の意味。【海星】◎:ヒトデ×:かいせい海星は”ヒトデ綱に属している棘皮(きょくひ)動物の総称のこと”の意味。海星の体は平たくて、多くは5本の腕を持ち、星形をしています。ヒトデという名称は「人の手」から由来され名付けられたもので、海星の他にも「人手(ヒトデ)」と書き表されることもあります。【為人】◎:ひととなり×:いにん為人は”生まれつきの人柄のこと”の意味。【人柱】◎:ひとばしら×:じんちゅう人柱は”昔に、橋・城・堤防などの困難な工事で、生贄として生きた人を水底または地中に埋めたこと。また、その人のこと/(転じて)ある目的のために犠牲となった人のこと”の意味。【美男子】◎:びなんし△:びだんし美男子は”容姿の美しい男性のこと”の意味。美男子には「子」という字が入っていますが、大人に対しても美男子という言葉が使われます。そして年少者に対しては、美男子ではなく「美少年」と呼ぶことが多いです。【火の粉】◎:ひのこ×:ひのこな火の粉は”火が燃え上がるときに、粉のように飛び散る小さな火のこと”の意味。【美肌】◎:びはだ△:びき美肌は”色艶(いろつや)の美しい肌のこと。また、肌を美しくすること”の意味。【雲雀】◎:ひばり×:くもすずめ、うんじゃく雲雀は”スズメ目ヒバリ科の小鳥のこと”の意味。【日歩】◎:ひぶ×:にっぽ日歩は”利息計算期間の単位を1日として定められる利率のこと”の意味。通常、元金100円に対して、1日の利息何銭(なんせん)何厘(なんりん)として表示されます。【微風】◎:びふう○:そよかぜ微風は”わずかに吹く風のこと。そよそよと吹く風のこと”の意味。【疲弊】◎:ひへい×:ひえい疲弊は”心身ともに疲れて弱ること/経済的に困窮(こんきゅう)し、勢いが衰えること”の意味。【向日葵】◎:ひまわり×:こうにちき向日葵は”キク科の1年草のこと”の意味。夏頃に大型の花を咲かせ、花の中心部は茶色で、その周囲は黄色をしています。向日葵の種子は食用として食べられたり、向日葵油として利用され、主に食用油として利用されますが、他に化粧品などにも使用されています。【罷免】◎:ひめん×:のうめん罷免は”公務員の職を強制的に辞めさせること”の意味。【干物】◎:ひもの×:かんぶつ「かんぶつ」というのは、”乾物”と書き表されるため注意が必要です。干物は”干からびたもの/魚介類(魚・貝など)を干して乾燥させた食品のこと”の意味。干物(ひもの)と乾物(かんぶつ)の違いとしては、干物は”魚介類のみ”を乾燥させたものを指し、乾物は”魚介類を含めたすべての食品”を乾燥させたものを指します。乾物にも”魚介類を乾燥させた食品”の意味はありますが、一般的に魚介類を乾燥させた食品は乾物ではなく、「干物(ひもの)」と表記されることが多いです。【白夜】◎:びゃくや(慣)△:はくや(本)白夜は”北極または南極に近い地方で、夏頃に太陽が地平線近くに沈むために、日没から日の出までの間、空が薄明るくなる現象のこと”の意味。【百般】◎:ひゃっぱん×:ひゃくはん百般は”色々な方面。様々な事柄のこと。万般(ばんぱん)”の意味。【冷奴】◎:ひややっこ×:ひややつ、れいど冷奴は”冷やした豆腐を醤油・薬味などで食べる料理のこと”の意味。【拍子】◎:ひょうし×:はくし拍子は”楽曲のリズムの基礎になる、音の強弱による周期的な区切りのこと/音楽などに合わせて調子をとること/笛や太鼓を奏でること/ちょうどその時。はずみ”の意味。【病巣】◎:びょうそう×:びょうす病巣は”病(やまい)に侵(おか)されている箇所のこと”の意味。【平等】◎:びょうどう×:へいとう平等は”すべて等しく差別がないこと。また、そのさま”の意味。【秤量】◎:ひょうりょう(慣)△:しょうりょう(本)「ひょうりょう」と読むと”秤(はかり)にかけて、重さをはかること/秤で正確にはかることができる最大の重さのこと”の意味。「しょうりょう」と読むと”秤にかけて、重さをはかること/(転じて)物事の多少・軽重などを考え合わせること”の意味。【兵糧】◎:ひょうろう×:へいりょう兵糧は”軍隊の食糧(しょくりょう)のこと/活動力を支える食べ物のこと”の意味。ちなみに兵糧攻め(ひょうろうぜめ)というのは、”食料補給の道を断って、敵の戦闘力を弱らせる攻め方のこと”を言います。【肥沃】◎:ひよく×:ひよう肥沃は”土地が肥(こ)えていて作物がよくできること”の意味。【日和】◎:ひより、※びより×:にちわ日和は”空模様。天気。特に晴れた良い天気のこと/何かをするのにちょうど良い天気のこと/物事の成り行きのこと”の意味。※日和は単体で「ひより」と読むことはできますが、それ単体では「びより」と読むことはできません。例えば運動日和(うんどうびより)のように、何かの語の後ろに”○○日和”のような形で付く場合だけ、「○○びより」と読むことができます。【日和見】◎:ひよりみ×:にちわけん日和見は”事の成り行きを見て有利な方につこうと、形勢をうかがうこと/空模様を見ること”の意味。【平底】◎:ひらぞこ×:へいてい平底は”容器などの底や平らなこと。また、そのもの”の意味。【平屋】◎:ひらや×:へいや「へいや」というのは、”平野”と書き表されるため注意が必要です。平屋は”1階建ての家屋(かおく)のこと”の意味。【非力】◎:ひりき△:ひりょく非力は”力の弱いこと/実力のないこと”の意味。【蛭子】◎:ひるこ○:えびす蛭子は”七福神のひとつ”の意味。蛭子は「海上・漁業の神、商売繁盛・福の神」とされています。【牝馬】◎:ひんば△:めすうま、めうま、めま牝馬は”雌(めす)の馬のこと”の意味。【歩合】◎:ぶあい×:ほごう歩合は”ある数と他の数との割合のこと/取引の数量に対する手数料・報酬のこと”の意味。「歩合制(ぶあいせい)」という言葉を日常的に聞くと思いますが、これは”売上高や契約数に応じて賃金を支払う制度のこと”を意味しています。【吹聴】◎:ふいちょう×:すいちょう吹聴は”多くの人に言い広めること。言いふらすこと”の意味。【富貴】◎:ふうき△:ふき、ふっき富貴は”金持ちで、地位・身分が高いこと。また、そのさま”の意味。【風向】◎:ふうこう×:かざむき「かざむき」というのは、”風向き”と書き表されるため注意が必要です。風向は”風の吹いてくる方向のこと”の意味。【夫婦】◎:ふうふ○:めおと夫婦は”結婚している1組の男女。夫と妻のこと”の意味。ちなみに”夫婦茶碗”の読み方は「ふうふぢゃわん」ではなく、「めおとぢゃわん」としか読むことができないため注意が必要です。【不壊】◎:ふえ×:ふかい不壊は”堅固(けんご)で壊れないこと”の意味。【不得手】◎:ふえて×:ふとくしゅ不得手は”得意でないこと/好きでないこと”の意味。【敷衍】◎:ふえん×:しきこう敷衍は”分かりやすく言い換えたり、言葉を加えたりして詳しく説明すること”の意味。【無遠慮】◎:ぶえんりょ×:むえんりょ無遠慮は”遠慮しないで思いのままに行動すること。図々(ずうずう)しい様子。失礼で常識がないさま”の意味。【不穏】◎:ふおん×:ふいん不穏は”穏やかでないこと。今にも何事かが起こりそうな様子のこと”の意味。【不穏当】◎:ふおんとう×:ふいんとう不穏当は”差し障(さわ)りがあって適切でないこと。穏やかでないこと”の意味。【孵化】◎:ふか×:うか「うか」というのは、”羽化”と書き表されるため注意が必要です。孵化は”卵がかえること。卵をかえすこと”の意味。【賦課】◎:ふか×:ぶか賦課は”税金などを割り当てて負担させること”の意味。【舞楽】◎:ぶがく×:ぶらく舞楽は”舞(まい)を伴う雅楽(ががく)のこと”の意味。雅楽というのは、”奈良・平安時代に完成し、宮廷・寺社などで行われた音楽のこと”です。【俯瞰】◎:ふかん×:ふけん俯瞰は”高い所から見下ろすこと”の意味。【不羈】◎:ふき×:ふま不羈は”物事に束縛されないで自由気ままであること/才能などが並外れていて、枠からはみ出すこと”の意味。【不朽】◎:ふきゅう×:ふくつ「ふくつ」というのは、”不屈”と書き表されるため注意が必要です。不朽は”優れていて、いつまでも滅びないで後世に残ること”の意味。【腐朽】◎:ふきゅう×:ふこう腐朽は”腐って形が崩れること”の意味。【奉行】◎:ぶぎょう△:ほうこう「ぶぎょう」と読むと”武家時代の職名のこと/命令を受けて執行すること”の意味。ちなみに「鍋奉行(なべぶぎょう)」という言葉がよく使われますが、これは”鍋料理を食べるときに、具材を入れる順番、味付け、煮込み具合など、あれこれと仕切りたがる人のこと”を意味します。「ほうこう」と読むと”命令を受けて執行すること”の意味。【不行跡】◎:ふぎょうせき×:ふこうせき不行跡は”行(おこな)いの良くないこと”の意味。【布巾】◎:ふきん×:ふし布巾は”食器類を拭く布のこと”の意味。【福音】◎:ふくいん×:ふくおん福音は”喜ばしい知らせのこと/キリストが人類に救いの道を開くという教えのこと”の意味。【雲脂】◎:フケ△:うんし雲脂は”頭の皮膚にできる、角質に分泌物が混じって乾いた、うろこ状の白いもの”の意味。【相応しい】◎:ふさわしい×:そうおうしい相応しいは”釣り合っていること。似合っていること”の意味。【不治】◎:ふじ○:ふち不治は”病気が治らないこと”の意味。【武士】◎:ぶし△:もののふ「ぶし」と読むと”武芸を身に付け、戦陣に立つ人のこと”の意味。「もののふ」と読むと”ぶしの別名のこと/昔の朝廷に仕(つか)えた役人のこと”の意味。【不躾】◎:ぶしつけ×:ふしつけ不躾は”礼儀作法を弁(わきま)えていないこと”の意味。【節目】◎:ふしめ△:せつもく「ふしめ」と読むと”木材・竹などの節(ふし)のあるところ/ある事柄の区切りとなるところ”の意味。「せつもく」と読むと”草木の節のこと/小分けにした一つ一つの箇条のこと”の意味。【不精】◎:ぶしょう△:ぶせい×:ふせい「ぶしょう」は不精の他にも”無精”と書き表されますが、一般的には”不精”と表記されることが多いです。不精は”面倒くさがって怠(なま)けがちになること”の意味。【不織布】◎:ふしょくふ×:ふしきふ不織布は”糸の形態を経(へ)ずに、繊維を合成樹脂その他の接着剤で接合して布状にしたもの”の意味。不織布は、弾性・強度・通気性に優れています。【普請】◎:ふしん×:ふせい普請は”家を建築したり、修理したりすること。また、建築・土木の工事のこと”の意味。【武神】◎:ぶしん×:ぶじん「ぶじん」というのは、”武人”と書き表されるため注意が必要です。武神は”武道を司(つかさど)る神のこと”の意味。【無粋】◎:ぶすい×:むすい「ぶすい」は無粋の他にも”不粋”と書き表されますが、一般的には”無粋”と表記されることが多いです。無粋は”粋(いき)でないこと。また、そのさま”の意味。無粋というのは、分かりやすく現代的な言葉で表すと”イケてない。ダサい”と同じような意味です。【無勢】◎:ぶぜい△:むぜい無勢は”人数の少ないこと”の意味。【風情】◎:ふぜい△:ふうじょう「ふぜい」と読むと”味わいのある感じ。趣(おもむき)のこと/様子。ありさま/自ら遜(へりくだ)る意を表す語”の意味。例えば”自ら遜る意を表す語”は「私風情(ふぜい)には出来ません」のように用いられます。「ふうじょう」と読むと”味わいのある感じ。趣のこと/様子。ありさま”の意味。【不世出】◎:ふせいしゅつ×:ふせしゅつ不世出は”滅多(めった)に世に出ないほど優れていること”の意味。【敷設】◎:ふせつ×:しきせつ敷設は”広範囲にわたって、装備や施設を設けること”の意味。【二心】◎:ふたごころ△:にしん、じしん二心は”主人や味方に背く心のこと。裏切りの心のこと”の意味。【二言目】◎:ふたことめ×:にげんめ二言目は”何か言ったあとに、口癖や決まり文句のように続く言葉のこと”の意味。例えば「母は二言目には勉強しろと言う」や「彼は二言目には昔は喧嘩が強かったと自慢する」のように用いられます。【双葉】◎:ふたば×:そうよう双葉は”発芽したばかりの小さい2枚の葉のこと/人間の幼いころ。また、物事の初めのころのこと”の意味。【文机】◎:ふづくえ○:ふみづくえ※上は文机の写真文机は”読み書きをする机のこと”の意味。【仏性】◎:ぶっしょう△:ほとけしょう×:ぶっせい「ぶっしょう」と読むと”すべての生き物が生まれながらに持っている、仏となることのできる性質のこと/仏の本当の姿や心のこと”の意味。「ほとけしょう」と読むと”仏のように情け深い性質。慈悲深い性質のこと”の意味。【仏生会】◎:ぶっしょうえ×:ぶっしょうかい仏生会は”仏生日(ぶっしょうにち)に行われる法会(ほうえ)のこと”の意味。仏生日というのは、”釈迦(しゃか)の誕生日のこと”で、陰暦4月8日の釈迦の誕生日に花御堂(はなみどう)に安置した釈迦像に甘茶(あまちゃ)を注ぎかける行事になります。花御堂というのは、”釈迦の像を安置した、花で飾った小さい堂のこと”です。日本では原則として毎年4月8日に仏生会は行われ、「花まつり」や「灌仏会(かんぶつえ)などと呼ばれることもあります。【仏心】◎:ぶっしん○:ほとけごころ「ぶっしん」と読むと”仏のように慈悲深い心のこと/全ての生き物が生まれながらに持っている、仏となることのできる性質のこと”の意味。「ほとけごころ」と読むと”仏のように慈悲深い心のこと”の意味。【仏頂面】◎:ぶっちょうづら×:ぶっちょうめん仏頂面は”不機嫌な顔。無愛想な顔のこと”の意味。【不束】◎:ふつつか×:ふそく不束は”能力や修行が不十分で行き届かないさま”の意味。【不貞寝】◎:ふてね×:ふていね不貞寝は”ふてくされて寝ること”の意味。ふてくれる(不貞腐れる)というのは、”不満の気持ちから反抗的になったり、やけになったりすること”を意味します。【太々しい(太太しい)】◎:ふてぶてしい×:ふとぶとしい太々しい(太太しい)は”憎らしいほど図々(ずうずう)しいこと。開き直っていて図太いこと”の意味。【風土記】◎:ふどき△:ふうどき風土記は”地方別にその風土・文化などについて記した書物のこと”の意味。【太客】◎:ふときゃく×:たきゃく太客は”水商売などで多額の金を使う客。太っ腹な客のこと”の意味。水商売というのは、”先の見通しが立ちにくく、世間の人気や嗜好(しこう)に大きく依存し、収入が不安定な職業・業種のこと”を意味します。日雇い労働者などの、収入が安定しない理由が世間の人気や嗜好でない職業・業種については、水商売には含みません。【懐刀】◎:ふところがたな×:かいとう懐刀は”護身用に懐に入れておく小さな刀のこと/内密の計画などに関わる、信頼のおける腕利きの部下のこと”の意味。【懐手】◎:ふところで×:かいしゅ懐手は”両手を着物の懐(ふところ)に入れること/人に任せて自分は何もしないこと”の意味。【布団】◎:ふとん×:ふだん布団は”布で作った袋の中に、綿や羽毛などを入れたもの”の意味。【不如意】◎:ふにょい×:ふじょい不如意は”経済的に苦しいこと/思い通りにならないこと”の意味。【赴任】◎:ふにん×:とにん赴任は”任地に赴(おもむ)くこと”の意味。【布帛】◎:ふはく×:ふこう布帛は”木綿糸で織った織物(おりもの)と絹糸で織った織物のこと/織物の総称のこと”の意味。木綿(もめん)というのは”綿の種子に付いている白くてやわらかな綿毛のこと”で、絹(きぬ)というのは”蚕(かいこ)の繭(まゆ)からとった繊維のこと”です。【不憫】◎:ふびん×:ふべん「ふべん」というのは、”不便”と書き表されるため注意が必要です。不憫は”かわいそうなこと。憐(あわ)れむべきこと”の意味。【吹雪】◎:ふぶき×:すいせつ吹雪は”強い風を伴って激しく降る雪のこと/風に吹かれるなどして乱れ舞うもののこと”の意味。吹雪は空から降ってくる雪が風に吹かれるだけでなく、地上に積もっていた雪もその強い風に吹かれて、非常に視界が悪くなります。【訃報】◎:ふほう×:けいほう、とほう訃報は”誰かが亡くなったという知らせのこと”の意味。【不問】◎:ふもん×:ふとい不問は”取り上げて問題にしないこと”の意味。【不夜城】◎:ふやじょう×:ふよじょう不夜城は”灯火・ネオンなどが輝いて、夜でも昼のように明るく賑やかな場所のこと”の意味。不夜城というのは、歓楽街(かんらくがい)や大きなビルなどを指すことが多いです。【賦与】◎:ふよ×:ぶよ賦与は”配り与えること。分け与えること”の意味。【舞踊】◎:ぶよう×:ぶとう「ぶとう」というのは、”舞踏”と書き表されるため注意が必要です。舞踊は”音楽に合わせた身振りや手振りによって、感情や意思を表現する芸術のこと”の意味。【不養生】◎:ふようじょう×:ふようせい不養生は”健康に気を付けないこと”の意味。【不用心】◎:ぶようじん×:ふようしん、ふようじん不用心は”用心が悪いこと。警戒・注意の足りないこと”の意味。【無頼】◎:ぶらい△:むらい無頼は”定職に就かず、素行の悪いこと。また、そのような人のこと”の意味。【不埒】◎:ふらち×:ふしょう不埒は”道理に外れていて良くないこと”の意味。【古兵】◎:ふるつわもの○:こへい「ふるつわもの」と読むと”戦いの経験を多く積んでいる兵士のこと/ある物事に対して多くの経験を積んでいる人のこと”の意味。「こへい」と読むと”古くからいる現役の兵士のこと”の意味。【無礼】◎:ぶれい×:むれい無礼は”礼儀を弁(わきま)えないこと”の意味。【雰囲気】◎:ふんいき×:ふいんき雰囲気は”その場所やその人達が醸(かも)し出している気分・感じのこと”の意味。【分割】◎:ぶんかつ×:ぶんわり分割は”あるものをいくつかに分けること”の意味。【分岐】◎:ぶんき×:ぶんぎ分岐は”分かれること”の意味。【分限】◎:ぶんげん○:ぶげん「ぶんげん」と読むと”法律で、公務員の身分に関する基本的規律のこと/持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど/金持ちのこと”の意味。「ぶげん」と読むと”持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど/金持ちのこと”の意味。【分際】◎:ぶんざい×:ぶんさい分際は”身分・地位の程度のこと。身のほど”の意味。【奮迅】◎:ふんじん×:ふんじゅう奮迅は”勢い激しく奮い立つこと”の意味。【分水嶺】◎:ぶんすいれい×:ぶんすいりょう分水嶺は”物事の成り行きが決まる分かれ目のこと/分水界(ぶんすいかい)となっている山脈のこと”の意味。分水界というのは、”雨水の流れる方向を分けている境界のこと”です。【文鎮】◎:ぶんちん×:ぶんしん※上は文鎮の写真文鎮は”紙や書類が風などで飛んだり動いたりしないように、重しとして載せる文房具のこと”の意味。一般的に習字で使われることが多く、金属・玉石(ぎょくせき)などの材料で作られ、形状も様々です。【分銅】◎:ふんどう×:ぶんどう※上は分銅の写真分銅は”秤(はかり)で重さを量るとき、標準とする金属のおもりのこと”の意味。【憤怒】◎:ふんぬ○:ふんど憤怒は”激しい怒りのこと”の意味。【分泌】◎:ぶんぴつ(本)△:ぶんぴ(慣)分泌は”細胞が生体にとって、特殊な用途をもつ生産物を排出すること”の意味。【分娩】◎:ぶんべん×:ぶんめん分娩は”子を産むこと。胎児(たいじ)を母体の外に産み出すこと”の意味。【平易】◎:へいい×:へいえき平易は”易(やさ)しくて、分かりやすいこと”の意味。【兵役】◎:へいえき×:へいやく兵役は”国民が軍籍に編入され、軍務に服すること”の意味。【平穏】◎:へいおん×:へいいん平穏は”変わったこともなく、穏(おだ)やかなこと”の意味。【弊害】◎:へいがい×:えいがい弊害は”害になること”の意味。【平衡】◎:へいこう×:へいしょう平衡は”釣り合いがとれていること”の意味。【米作】◎:べいさく×:こめさく米作は”稲を栽培・収穫すること”の意味。【弊社】◎:へいしゃ×:えいしゃ弊社は”自分の会社に対して用いる謙譲(けんじょう)表現のこと”の意味。自分の側を低めて表現することで、相手側に対して敬意を表す言い方で、自分の会社に「弊社」、相手の会社に「貴社(きしゃ)」または「御社(おんしゃ)」を用います。【米食】◎:べいしょく×:こめしょく米食は”米を食べること。また、米を主食とすること”の意味。【平静】◎:へいせい×:へいじょう平静は”穏(おだ)やかで静かなこと”の意味。【平生】◎:へいぜい×:へいせい平生は”普段。いつも”の意味。【平素】◎:へいそ×:へいす平素は”普段。常日頃(つねひごろ)のこと”の意味。【閉塞】◎:へいそく×:へいかん閉塞は”閉じて塞(ふさ)ぐこと”の意味。【平地】◎:へいち○:ひらち△:へいじ、ひらじ「へいち」「ひらち」「へいじ」と読むと”起伏(きふく)のない平らな土地のこと”の意味。起伏というのは、”高くなったり低くなったりすること”などの意味があります。「ひらじ」と読むと”縦横の糸を1本ずつ交差させて織っていく、最も基本的な織り方。平織り(ひらおり)のこと”の意味。【兵法】◎:へいほう△:ひょうほう兵法は”戦術・兵の動かし方など、戦の仕方のこと/剣術などの武術のこと”の意味。【平野】◎:へいや△:ひらの「へいや」と読むと”平坦(へいたん)で広くひらけた土地のこと”の意味。「ひらの」と読むと”平坦な野原(のはら)のこと”の意味。【辟易】◎:へきえき×:へきい辟易は”うんざりすること/相手の勢いに押されて、ためらうこと”の意味。【兵児帯】◎:へこおび×:ひょうじたい兵児帯は”男性または子供が締めるしごき帯のこと”の意味。もともとは薩摩(さつま)の兵児(へこ)が、普段使いとして締めていた帯ということが兵児帯の名称の由来とされています。兵児というのは”15歳以上、25歳以下の青年のこと”を言います。ただ現在では女性用の兵児帯もあるので、「兵児帯=男性または子供用」というわけではないので覚えておきましょう。【糸瓜】◎:へちま×:いとうり※上は糸瓜の写真糸瓜は”ウリ科のつる性一年草。また、その果実のこと/つまらないものや役に立たないもののたとえ”の意味。糸瓜は夏頃に黄色い花を咲かせ、果実は細長い円柱形の深緑色をしており、若いうちは食用とされますが、熟すと果実の網目状の繊維がたわしなどに利用されます。【別世界】◎:べっせかい×:べつせかい別世界は”この世とは別の世界のこと/自分のいる所とはまったくかけ離れた環境や社会のこと”の意味。【別棟】◎:べつむね×:べっとう別棟は”同じ敷地内で棟(むね)が別になっている建物のこと”の意味。【反吐】◎:へど×:はんと反吐が”飲食して胃に入れたものを吐き戻すこと。また、その吐き戻したもののこと”の意味。ちなみに「彼の顔を見ると反吐が出る」のように、「反吐が出る」と用いられることがありますが、これは”不愉快”だということを意味しています。つまり「彼を見ると飲食したものを吐き戻すぐらい不愉快だ」となり、例文で指している彼のことをその人がとても嫌っていることが分かります。【便宜】◎:べんぎ×:べんせん便宜は”都合の良いこと。便利なこと/特別な処置のこと”の意味。【変遷】◎:へんせん×:へんかん変遷は”時間の経過に伴って移り変わること”の意味。【偏重】◎:へんちょう×:へんじゅう偏重は”ある方面だけを特別に重んじること”の意味。【辺鄙】◎:へんぴ×:へんこ辺鄙は”都会から離れていて不便なこと。また、そのさま”の意味。【返戻】◎:へんれい×:へんるい返戻は”返し戻すこと”の意味。【保育所】◎:ほいくしょ○:ほいくじょ保育所は”児童福祉施設のひとつのこと”の意味。保護者が労働・病気などのために保育できない乳幼児を、保護者の委託を受けて、預かって保育する施設のことを指します。乳幼児というのは、”乳児と幼児のことで、小学校入学前の子供の総称のこと”です。【母音】◎:ぼいん△:ぼおん母音は”単音の分類のひとつ”の意味。単音というのは、”音を分解したときに得られる最小の単位のこと”で、大きく分けると子音と母音によって単音が構成されています。日本語には子音(しいん)と母音が存在していますが、母音は「あ・い・う・え・お」のことで、子音は「それ以外の音」のことを指します。【法衣】◎:ほうえ○:ほうい法衣は”僧尼(そうに)の着る衣服のこと”の意味。仏門に入った男性のことを「僧(そう)」、仏門に入った女性のことを「尼(あま)」と呼ぶことが多いです。【包含】◎:ほうがん×:ほうごう包含は”要素や事情を中に含み持つこと”の意味。【硼砂】◎:ほうしゃ×:ほうさ硼砂は”硼酸(ほうさん)ナトリウムの白色の結晶のこと”の意味。白色の脆(もろ)い柱状結晶で、天然・人工のどちらでも存在しますが、日本で産出されることはほとんどありません。天然だと塩湖が乾燥した跡地で産出されることが多く、人工的には硼酸に炭酸ナトリウムを加えて中和して産出します。防腐剤・防虫剤、ガラス原料などに用いられます。【幇助】◎:ほうじょ×:ふうじょ幇助は”手を貸すこと。手助けすること/他人の犯罪行為や自殺の遂行を助けること”の意味。【放生会】◎:ほうじょうえ○:ほうじょうや放生会は”供養(くよう)のために、捕らえた生き物を池や野に放してやる法会(ほうえ)のこと”の意味。放生会は神社・仏寺で陰暦8月15日に行われており、現在の暦(太陽暦)では毎年9月に行われています。陰暦と現在の暦である太陽暦では、日付が少しずれるため注意が必要です。【紡織】◎:ぼうしょく×:ぼうしき紡織は”糸を紡(つむ)ぐことと、布を織ること”の意味。【坊主】◎:ぼうず×:ぼうしゅ坊主は下記のような意味です。寺院の主(あるじ)である僧。住職のこと髪を剃(そ)ったり短く刈(か)ったりした頭のこと。また、その人のこと(比喩的に)山に木が、または木に葉がない状態のこと男の子を親しんでいう語のこと他の語に添えて、あざけったりからかったりしていう語のこと釣りで、魚がまったく釣れないこと【冒涜】◎:ぼうとく×:ぼうばい冒涜は”神聖・尊厳なものをおかし、穢(けが)すこと”の意味。【鬼灯】◎:ほおずき×:きとう※上は鬼灯の写真鬼灯は”ナス科の多年草のこと。また、その果実のこと”の意味。鬼灯は夏頃に黄白色の花を咲かせ、その後にがく(花びらの付け根)部分が大きくなり果実を包みます。【火影】◎:ほかげ×:ひかげ火影は”火の光。灯火のこと/灯火に照らされてできる影のこと”の意味。【朗らか】◎:ほがらか×:ろうらか朗らかは”心が晴れやかで明るいさま/空が明るく晴れわたっているさま”の意味。【墨汁】◎:ぼくじゅう×:すみじる、ぼくじる墨汁は”墨(すみ)をすった黒い液のこと。特に、すぐに使えるように製造された墨色の液のこと”の意味。【牧場】◎:ぼくじょう○:まきば牧場は”牛・馬・羊などの家畜を放し飼いにできる設備をもった所のこと”の意味。【朴訥】◎:ぼくとつ×:ぼくのう朴訥は”飾り気(け)がなく、口数が少ないさま”の意味。【黒子】◎:ほくろ○:くろこ△:くろご、こくし「ほくろ」「こくし」と読むと”皮膚の表面にある黒色の小さな斑点(はんてん)のこと”の意味。黒子(ほくろ)はメラニン色素を含む細胞が、皮膚の一部に周囲よりも高い密度で集まってできたものです。「くろこ」「くろご」は”歌舞伎などにおいて、黒い衣服を着ている舞台上で役者をサポートする人のこと/表に出ないで物事を処理する人のこと”の意味。【反故】◎:ほご×:はんこ反故は”書き損ないなどで必要のなくなった紙のこと/役に立たないもの。無駄なもの/取り消すこと。破棄すること”の意味。「約束を反故にする」という言葉として使われることが多く、これは”約束をなかったものにする(破棄する)”という意味になります。【矛先】◎:ほこさき×:よせん矛先は”矛(ほこ)の切っ先(きっさき)のこと/攻撃の方向のこと/鋭い勢いのこと”の意味。【綻びる】◎:ほころびる×:ほろびる「ほろびる」というのは、”滅びる”と書き表されるため注意が必要です。綻びるは”縫い目などがほどけること/花の蕾(つぼみ)が少し開くこと/表情が和(やわ)らぐこと/物事が良くない方向に向かうこと”の意味。”縫い目などがほどけること”の意味から転じて、”物事が良くない方向に向かうこと”の意味でも使われるようになりました。【牡丹】◎:ぼたん△:ぼうたん×:ぼくたん「ぼたん」と読むと”ボタン科の落葉低木のこと/イノシシ肉の別名のこと”の意味。「ぼうたん」と読むと”ぼたん(植物)の別名のこと”の意味。【発起人】◎:ほっきにん×:はっきにん発起人は”思い立って事を始める人のこと/株式会社の設立を企画し、定款(ていかん)に署名する人のこと”の意味。定款というのは、”会社・公益法人など社団法人の目的・組織並びにその業務執行に関する基本事項が記載された文書のこと”です。【木剣】◎:ぼっけん×:もっけん木剣は”木で刀剣の形に作ったもの。木刀のこと”の意味。ただ一般的には日本刀を模した木製のものを「木刀(ぼくとう)」、それ以外の刀剣を模した木製のものを「木剣(ぼっけん)」と指すことが多いです。【発疹】◎:ほっしん○:はっしん発疹は”皮膚に小さな吹き出物ができること。また、その吹き出物のこと”の意味。【払子】◎:ほっす×:ふっす払子は”長い獣毛を束ねて、柄(え)を付けたもの”の意味。もともとはインドで虫や塵(ちり)を払うための道具として用いられていましたが、のちに中国や日本で、煩悩(ぼんのう)を払う法具として用いられるようになりました。【法主】◎:ほっす○:ほうしゅ△:ほっしゅ法主は”仏の尊称のこと/一宗派の首長のこと/法会(ほうえ)の主宰者(しゅさいしゃ)のこと”の意味。【欲する】◎:ほっする×:よくする欲するは”欲しいと思うこと。望むこと”の意味。【発赤】◎:ほっせき△:はっせき発赤は”炎症などにより皮膚が赤くなること”の意味。【発足】◎:ほっそく(慣)△:はっそく(本)発足は”団体や組織などが作られ、活動し始めること/出発や門出(かどで)のこと”の意味。一般的には前者の意味で使われることがほとんどです。【発端】◎:ほったん△:はったん発端は”物事の始まりのこと”の意味。【補填】◎:ほてん×:ほしん補填は”不足のものを補って埋め合わせること”の意味。【牡馬】◎:ぼば△:おすうま、おうま、おま牡馬は”牡(おす)の馬のこと”の意味。【小火】◎:ぼや△:しょうか「ぼや」と読むと”小さな火事のこと”の意味。「しょうか」と読むと”ぼやの別名のこと/わずかな火のこと”の意味。【洞穴】◎:ほらあな○:どうけつ洞穴は”崖や岩や大木などにあいた、中に何も満たすものがない穴のこと”の意味。【微酔】◎:ほろよい△:びすい微酔は”少し酒に酔うこと。また、少し酒に酔った状態のこと”の意味。【翻意】◎:ほんい×:はんい翻意は”決心・意思を変えること”の意味。【凸柑】◎:ぽんかん×:とつかん凸柑は”ミカンの一品種のこと”の意味。凸柑(ぽんかん)はインド原産で、凸柑の「ぽん」というのは、インドの都市プーナ(Poona)から来ています。日本では鹿児島県など九州で主に栽培されており、花は白色で、果実は冬に熟し、実はやや大きく、香りが強く甘いです。【本旨】◎:ほんし×:ほんむね本旨は”本来の趣旨。本来の目的のこと”の意味。【凡百】◎:ぼんぴゃく△:ぼんひゃく、ぼんびゃく凡百は”色々なもの。諸々(もろもろ)”の意味。【雪洞】◎:ぼんぼり△:せっとう、せつどう※上は雪洞(ぼんぼり)の写真「ぼんぼり」と読むと”小さな行灯(あんどん)のこと”の意味。行灯というのは”木や竹の枠に紙を貼り、中に油皿を入れて火をともす照明具のこと”で、現在では中に火をともすのではなく、電球を入れたりすることも多いです。「せっとう」と読むと”ぼんぼりの別名のこと/風炉の上を覆うもの”の意味。「せつどう」と読むと”緊急避難用に雪中に掘る縦穴や横穴のこと”の意味。【本望】◎:ほんもう×:ほんぼう本望は”長い間の望みのこと/望みが叶って満足すること”の意味。【凡庸】◎:ぼんよう×:はんよう「はんよう」というのは、”汎用”と書き表されるため注意が必要です。凡庸は”優れた点がないこと。また、そのような人のこと”の意味。【本鈴】◎:ほんれい×:ほんりん本鈴は”授業や上演などの始まりを正式に知らせる合図のベルのこと”の意味。ちなみに”授業や上演などの始まりが迫っていることを知らせるために、前もって鳴らすベルのこと”を「予鈴(よれい)」と言います。【翻弄】◎:ほんろう×:はんろう翻弄は”思いのままに弄(もてあそ)ぶこと”の意味。↓マ行~【枚挙】◎:まいきょ×:まいけん枚挙の「挙(きょ)」という字は、「拳(けん)」という字によく似ているため注意が必要です。枚挙は”一つ一つ数えあげること”の意味。「枚挙に暇(いとま)がない」ということわざでよく用いられますが、これは”数が多すぎていちいち数えきれない”という意味になります。【邁進】◎:まいしん×:まんしん邁進は”目的に向かってひたすらに進むこと”の意味。【埋没】◎:まいぼつ×:りぼつ埋没は”埋もれて隠れてしまうこと/ある状況の中に浸りきること/世に埋もれて人に知られないこと”の意味。【勾玉】◎:まがたま×:まがだま、こうぎょく※上は勾玉の写真勾玉は”古代、日本で装身具に使われていた、湾曲(わんきょく)した玉のこと”の意味。勾玉の材料には、瑪瑙(めのう)・翡翠(ひすい)・水晶などの鉱物が使用されていました。【蒔絵】◎:まきえ×:ときえ蒔絵は”漆(うるし)で文様を描き、金・銀の粉や顔料などを付着させた漆工芸(うるしこうげい)のこと。また、その漆工芸品のこと”の意味。【紛れる】◎:まぎれる×:ふんれる紛れるは”他のものに入(い)り混じって区別しにくくなること/他のものに心が惹(ひ)かれて、一時的にあることを忘れること”の意味。【幕間】◎:まくあい×:まくま幕間は”劇場で1つの場面が終わって、次の場面が始まるの間のこと”の意味。1つの場面が終わり幕が降りてから、次の場面が始まり幕が開くまでの間のことなので、「幕間(まくあい)」です。【間口】◎:まぐち×:かんこう間口は”土地・家屋などの正面の幅のこと/知識・事業などでの領域の広さのこと”の意味。【真砂】◎:まさご×:しんさ真砂は”細かい砂のこと”の意味。【間尺】◎:ましゃく△:けんじゃく×:まじゃく、かんしゃく「ましゃく」と読むと”建築物などの寸法のこと/計算。割合のこと”の意味。間尺を用いたもので「間尺(ましゃく)に合わない」という慣用句がありますが、これは”割に合わない。損をする”の意味となります。尺貫法による長さの単位で「間(けん)」と「尺(しゃく)」があり、本来は間(けん)と尺(しゃく)が合わない、つまり”寸法が合わない”という意味で使われていました。ですが「寸法が合わない ⇒ 計算が合わない ⇒ 割に合わない」の意味に少しずつ変化し、いま現在では”割に合わない”の意味で使われるようになりました。「けんじゃく」と読むと”1間(けん)ごとに印を付けた測量用の縄のこと”の意味。1間(けん)というのは、尺貫法(しゃっかんほう)による長さの単位のことで、「1間=1.8メートル」のことです。【魔性】◎:ましょう×:ませい魔性は”悪魔のように、人を迷わすような性質のこと”の意味。【先ず】◎:まず△:せんず「まず」と読むと”順序として先に。最初に/とりあえず。とにかく/多分。おそらく”の意味。「せんず」と読むと”他より先に事を行うこと。先を越すこと。先(さき)んずる”の意味。【益々(益益)】◎:ますます×:えきえき益々(益益)は”以前よりも程度が増すさま”の意味。益々というのは「増々(ますます)」や「増す増す」と同じ意味で、意味的には「増々」などの方が分かりやすいですが、「益々」と用いられることがほとんどです。【股上】◎:またがみ×:またうえ股上は”ズボンなどの、股(また)の分かれ目から上の長さのこと”の意味。【区々(区区)】◎:まちまち△:くく「まちまち」と読むと”物事や意見などが、バラバラでまとまりのないさま”の意味。「くく」と読むと”物事や意見などが、バラバラでまとまりのないさま/小さくて取るに足りないさま”の意味。【末裔】◎:まつえい△:ばつえい×:まっしょう末裔は”先祖から代々伝わっている血筋の中で、最後の方の人のこと”の意味。つまり末裔というのは、”先祖からみて何代も後の世代の人のこと”を指しています。【末期】◎:まっき○:まつご「まっき」と読むと”終わりの時期。物事の終わりごろ”の意味。「まつご」と読むと”生の終わるとき。死に際のこと”の意味。【末寺】◎:まつじ×:まつでら末寺は”本山(ほんざん)の支配下にある寺のこと”の意味。本山というのは”一宗一派(いっしゅういっぱ)の多くの末寺を統轄(とうかつ)する寺院のこと”で、格式によって総本山・大本山などの区別があります。【末日】◎:まつじつ×:まつび「まつび」というのは、”末尾”と書き表されるため注意が必要です。末日は”ある期間の最後の日のこと”の意味。【燐寸】◎:マッチ×:りんすん燐寸は”軸木(じくぎ)の先に発火剤をつけた、摩擦によって火をつける道具のこと”の意味。軸木の先の発火剤には「塩素酸カリウム・二酸化マンガン・硫黄など」が使われ、容器などには「赤燐(せきりん)・流化アンチモンなど」が塗布されています。発火剤(軸木の先につける方)に赤燐・黄燐(おうりん)が用いられている燐寸もありますが、粗面ならどこにこすりつけても発火してしまうため、現在は製造が禁止されています。【全う】◎:まっとう×:すべう全うは”しっかりとしているさま。真面目なさま/(”全うする”の形で)完全に果たす。成し遂げること”の意味。【末尾】◎:まつび×:まつお末尾は”物事の最後のこと”の意味。【松脂】◎:まつやに△:しょうし松脂は”松の木の幹(みき)から分泌される樹脂のこと”の意味。松脂は粘り気と芳香がある淡黄色の樹脂で、固化すると脆(もろ)いガラス状になります。【円居】◎:まどい×:えんきょ円居は”人が集まって、まるく並び座ること/親しい者で集まって楽しむこと”の意味。【眼差し】◎:まなざし×:めざし眼差しは”物・人などに視線を向けるときの目の様子のこと”の意味。【愛弟子】◎:まなでし×:あいでし愛弟子は”特に目をかけて可愛がっている弟子のこと”の意味。【愛娘】◎:まなむすめ×:あいむすめ愛娘は”非常に可愛がっている娘のこと”の意味。【免れる】◎:まぬがれる(慣)○:まぬかれる(本)免れるは”好ましくない事柄などから逃れること”の意味。【真昼時】◎:まひるどき×:まひるじ真昼時は”昼の最中(さいちゅう)の時間帯のこと”の意味。真昼時というのは、だいたい「11時30分~12時30分」あたりの時間帯のことを指します。【目深】◎:まぶか△:めぶか目深は”目が隠れるほど、帽子などを深くかぶるさま”の意味。【継子】◎:ままこ○:けいし×:つぐこ「ままこ」と読むと”親子の関係にはあるが、血の繋がっていない子のこと/仲間外れにされる者のこと”の意味。「けいし」と読むと”親子の関係にはあるが、血の繋がっていない子のこと”の意味。ちなみに鬼滅の刃(きめつのやいば)という漫画では、継子は「つぐこ」と読まれていますが、一般的には継子を「つぐこ」と読むことはないので注意が必要です。鬼滅の刃の「継子(つぐこ)」の意味としては、”柱が育てる隊士で、直弟子(じきでし)のこと”を意味している言葉になります。【継母】◎:ままはは○:けいぼ継母は”血の繋がっていない母のこと”の意味。【魔除け】◎:まよけ×:まじょけ魔除けは”魔性(ましょう)のものを避けるための物のこと”の意味。【真綿】◎:まわた×:しんめん真綿は”繭(まゆ)を引き延ばして作った綿のこ”の意味。丈夫で軽くて、保温力が高く、主に防寒用の衣類などに用いられます。【満悦】◎:まんえつ×:まんせつ満悦は”満足して喜ぶこと”の意味。【蔓延】◎:まんえん×:まんえい蔓延は”好ましくないことがどんどん広がること”の意味。【饅頭】◎:まんじゅう△:まんとう「まんじゅう」と読むと”小麦粉・米粉・そば粉などで作った皮で餡(あん)を包んで蒸して作るお菓子のこと”の意味。「まんとう」と読むと”小麦粉を練り、イーストで発酵させて、中身を入れずに丸形にして蒸したもの”の意味。饅頭(まんとう)は中国北部で主食とされていて、中身に肉や餡を入れたものは「包子(パオズ)」と呼ばれています。【万灯】◎:まんどう×:まんとう万灯は”多くの灯火(ともしび)のこと/木の枠に紙を貼って、中に火を灯し、長い柄(え)で持つもの”の意味。【満帆】◎:まんぱん×:まんぽ満帆は”帆(ほ)をいっぱいに張ること。また、帆いっぱいに風をはらむこと”の意味。【翻車魚】◎:マンボウ×:ほんしゃぎょ翻車魚は”マンボウ科の海産の硬骨(こうこつ)魚のこと”の意味。【万力】◎:まんりき×:まんりょく万力は”工作物を挟み、締めつけて固定する工具のこと”の意味。【木乃伊】◎:ミイラ×:きのい木乃伊は”人間または動物の死体が永(なが)く原形に近い形をとどめているもの”の意味。「永く」というのは、”永久”に近い意味で使われます。【見栄】◎:みえ×:みえい、けんえい見栄は”見た目。外見のこと/人の目を気にして、外見を実際より良く見せようとする態度のこと”の意味。【身重】◎:みおも×:しんじゅう身重は”妊娠していること”の意味。【神酒】◎:みき△:しんしゅ神酒は”神に供える酒のこと”の意味。【三行半】◎:みくだりはん×:さんぎょうはん三行半は”夫から妻に出す離縁状のこと”の意味。江戸時代、離婚事由(じゆう)などを3行とその半分で簡略に書いていたことから、三行半(みくだりはん)と呼ばれるようになりました。【眉間】◎:みけん△:びかん、まゆあい眉間は”眉と眉との間のこと”の意味。【巫女】◎:みこ△:ふじょ巫女は”神に仕えて神事を行ったり、神意をうかがって神託を告げる女性のこと”の意味。巫女は未婚の女性が多く、さらに男性の場合は巫女ではなく、「男巫(おとこみこ)」と呼びます。【神輿】◎:みこし△:しんよ×:しんこう神輿は”祭礼のときに担ぐ、神霊を安置した輿(こし)のこと”の意味。輿というのは、”屋形(やかた)の下に担ぐための2本の長い棒を付けた乗り物のこと”です。【未済】◎:みさい×:みすみ未済は”事がまだ済んでいないこと。特に、借金などの返済が済んでいないこと”の意味。【見境】◎:みさかい×:けんきょう見境は”物事を見分けること”の意味。【実生】◎:みしょう×:じっせい実生は”草木が接(つ)ぎ木や挿し木などによらず、種子から発芽(はつが)して生長すること。また、その草木のこと”の意味。【微塵】◎:みじん△:びじん「みじん」と読むと”細かな塵(ちり)のこと/極めて細かいこと/ほんの少しのこと”の意味。「びじん」と読むと”細かな塵のこと”の意味。【水鳥】◎:みずどり○:みずとり、すいちょう水鳥は”水辺に生息する鳥のこと”の意味。【未曾有】◎:みぞう(慣)△:みぞうう(本)×:みぞうゆう未曾有は”昔から今までに、一度もないこと”の意味。未曾有というのは、「未(いま)だ、曾(かつ)て、有(あ)らず」を略したものです。【鳩尾】◎:みぞおち△:はとお、きゅうび鳩尾は”胸骨の下方中央にあるくぼんだ所のこと”の意味。【三十路】◎:みそじ×:さんじゅうろ三十路は”30のこと/30歳のこと”の意味。【身丈】◎:みたけ×:しんじょう身丈は”身の丈。身長のこと/衣類の、襟の付け根から裾までの背筋の長さのこと”の意味。【御霊】◎:みたま△:ごりょう御霊は”死者の霊魂の尊敬語のこと”の意味。【道標】◎:みちしるべ○:どうひょう「みちしるべ」と読むと”道案内のために立てた標示物のこと/ある事の手引きとなるもの・人のこと”の意味。「どうひょう」と読むと”道案内のために立てた標示物のこと”の意味。【道端】◎:みちばた×:どうたん道端は”道の端(はし)の方のこと”の意味。【蜜月】◎:みつげつ×:みつづき蜜月は”結婚したばかりの頃のこと/親密な関係にあること”の意味。【見惚れる】◎:みとれる△:みほれる見惚れるは”我を忘れて見つめること。うっとりと見入ること”の意味。【身形】◎:みなり×:しんけい身形は”衣服を着た姿のこと/体つきのこと”の意味。【耳朶】◎:みみたぶ△:じだ耳朶は”耳の下部分に垂れ下がったやわらかな部分のこと”の意味。【未聞】◎:みもん×:みぶん未聞は”まだ聞いたことのないこと”の意味。【土産】◎:みやげ△:どさん「みやげ」と読むと”旅先や外出先から持ち帰るその土地の産物のこと/人を訪問するときに持っていく贈り物のこと”の意味。「どさん」と読むと”みやげ(前者の意味)の別名のこと/土地の産物のこと”の意味。【御幸】◎:みゆき△:ごこう、ぎょこう「みゆき」と読むと”天皇または上皇(じょうこう)・法皇(ほうおう)・女院(にょいん)の外出のこと”の意味。上皇とは”天皇が位を後継に譲った後の呼び名”で、法皇とは”仏門に入った上皇の呼び名”になります。女院というのは、”三后(さんごう)・准母(じゅんぼ)・女御(にょうご)・内親王(ないしんのう)で、特に院号を与えられた女性のこと”です。「ごこう」と読むと”上皇・法皇・女院の外出のこと”の意味。「ぎょこう」と読むと”天皇の外出のこと”の意味。【明星】◎:みょうじょう△:あかほし、あかぼし「みょうじょう」と読むと”金星の別名のこと/その分野で、人気な人のこと”の意味。後者の意味は、「彼は楽壇の明星(みょうじょう)だ」のように用いられます。「あかほし」「あかぼし」と読むと”金星の古名のこと/さそり座のアルファ星アンタレスのこと”の意味。【名代】◎:みょうだい△:なだい、なしろ「みょうだい」と読むと”ある人の代理をつとめること”の意味。「なだい」と読むと”評判が高いこと/名目(めいもく)のこと”の意味。「なしろ」と読むと”大化前代の皇室の私有民のこと”の意味。【名利】◎:みょうり△:めいり名利は”名誉と利益のこと”の意味。【明朝体】◎:みんちょうたい×:めいちょうたい※上は明朝体の写真明朝体は”漢字の書体のひとつ”の意味。明朝体は書籍・雑誌・新聞などで用いられる基本的な書体で、「縦線が太くて、横線が細い」という特徴があります。中国の明朝(みんちょう)の時代に伝来したことからこの名称が付けられています。【百足】◎:ムカデ△:ひゃくそく百足は”節足動物の唇脚(しんきゃく)類のうち、ゲジ目を除いた動物の総称のこと”の意味。各節に1対(いっつい)ずつの脚が付いており、種類によって全体の数は異なります。百足は毒を持ち、大顎(おおあご)から毒液を出して、種類にもよりますが噛(か)まれると激痛を伴います。【無垢】◎:むく×:むこう無垢は”心身が汚れていないこと/混じり気のないこと/全体が無地で色の混じらない衣服のこと”の意味。【報いる】◎:むくいる×:ほういる報いるは”受けた物事に対し、それにふさわしいお返しをすること/仕返しをすること”の意味。【無地】◎:むじ×:むち無地は”全体が同じ色で模様のないこと”の意味。【虫酸】◎:むしず×:むしさん、ちゅうさん虫酸は”胸やけなどのときに、胃から口中に逆流するすっぱい液のこと”の意味。「虫酸が走る」という慣用句で使われることがほとんどで、これは口中に虫酸が出て吐き気を催(もよお)すことから、”吐き気がするほど嫌いなこと”の意味として使われています。【矛盾】◎:むじゅん×:ほこたて、よじゅん矛盾は”矛(ほこ)と盾(たて)のこと/つじつまが合わないこと”の意味。昔、矛と盾を売る者がいて、その者が「この矛はどんな盾をも貫き、この盾はどんな矛をも通さない」と言ったところ、それを聞いた人が「その矛でその盾を突いてみよ」と言われて困ったという話から、”話のつじつまが合わないこと”を矛盾と言うようになりました。【胸三寸】◎:むねさんずん×:むねさんすん、むなさんずん胸三寸は”胸の中。また、心の中にある考えのこと”の意味。【謀反】◎:むほん×:ぼうはん謀反は”国家・君主(くんしゅ)に背(そむ)くこと”の意味。【村八分】◎:むらはちぶ×:むらはちぶん村八分は”村のしきたりや掟(おきて)を守らなかった者やその家族を、村民全体が除(の)け者として排斥(はいせき)し、絶交すること/仲間外れにすること”の意味。前者の意味は、江戸時代以降に村落で行われた私的制裁で、いま現在では後者の意味で用いられることがほとんどです。【無理強い】◎:むりじい×:むりつよい、むりづよい無理強いは”無理に押しつけてやらせること”の意味。【名家】◎:めいか×:めいけ名家は”有名な家柄のこと/その道に優れた人。名人のこと”の意味。【名刹】◎:めいさつ×:めいせつ名刹は”由緒(ゆいしょ)ある有名な寺のこと”の意味。【酩酊】◎:めいてい×:めいちょう酩酊は”ひどく酒に酔うこと”の意味。【目頭】◎:めがしら×:もくとう目頭は”鼻に近い方の目の端(はし)のこと”の意味。例えば「目頭を押さえる」や「目頭が熱くなる」のように用いられますが、どちらも慣用句になります。「目頭を押さえる」は”目頭を押さえて涙がこぼれそうになるのをとどめようとすること”の意味で、「目頭が熱くなる」は”深く感動して思わず涙が出そうになること”の意味になります。【眼鏡】◎:めがね○:がんきょう「めがね」と読むと”視力の調整や目を保護するための器具のこと/物を見分ける力のこと”の意味。「がんきょう」と読むと”めがね(器具)の別名のこと”の意味。【女神】◎:めがみ△:じょしん、おんながみ女神は”女性の神のこと”の意味。【目利き】◎:めきき×:めりき目利きは”陶器・刀剣・書画などの真贋(しんがん)・良否を見分けること。また、その能力を備えた人のこと”の意味。真贋というのは、”本物と偽物のこと”を意味します。【目下】◎:めした、もっか「めした」と読むと”地位・階級・年齢などが自分よりも下の人のこと”の意味。「もっか」と読むと”現在。今のこと”の意味。例えば「それについては目下(もっか)検討中です」のように用いられます。【馬頭】◎:めず×:ばとう※上は牛頭と馬頭の写真馬頭は”地獄にいるとされる、頭が馬で、首から下が人間の姿をしている獄卒(ごくそつ)のこと”の意味。そして馬頭の他に地獄にいるとされる、頭が牛で、首から下が人間の姿をしている獄卒のことを「牛頭(ごず)」と言います。【女滝】◎:めだき×:じょだき、めたき女滝は”一対(いっつい)の滝のうち、小さい方の滝のこと”の意味。また”一対の滝のうち、大きい方の滝のこと”を「男滝(おだき)」と言います。【馬手】◎:めて×:ばしゅ、ましゅ馬手は”(馬の手綱を持つ手の意味から)右手のこと/右の方のこと”の意味。馬手は右手のことを指すことから、右手と書いて「右手(めて)」と読むこともあります。そして馬手の対義語は「弓手(ゆんで)」と言い、これは弓を持つ方の手の意味からきていて左手のことを指し、右手と同様に左手を「ゆんで」と読むこともあります。【愛でる】◎:めでる×:まなでる愛でるは”可愛がること/褒めること。感嘆(かんたん)すること”の意味。【目処】◎:めど×:もくしょ目処は”目指すところ。目標のこと/ある事柄について立てた見込みのこと”の意味。【目眩】◎:めまい×:もくげん目眩は”目が眩(くら)むこと。目が回ってくらくらすること”の意味。【莫大小】◎:めりやす×:ばくだいしょう莫大小は”綿糸(めんし)または毛糸を機械で編んだ、よく伸縮する編み物のこと”の意味。莫大小というのは、「編み物(ニット)の古い呼び方」になります。【面子】◎:めんこ、めんつ※上は面子(おもちゃ)の写真「めんこ」と読むと”子供のおもちゃのひとつ”の意味。面子(めんこ)というのは、”円形・方形のボール紙に絵を描いたもので、地面にたたきつけて、相手の札を裏返したりして遊ぶおもちゃのこと”です。「めんつ」と読むと”世間に対する体面。面目のこと”の意味。【面目】◎:めんぼく、めんもく「めんぼく」と読むと”世間に対する名誉・体面。世間からの評価のこと/人に合わせる顔のこと/外に表れている様子のこと”の意味。「めんもく」と読むと”世間に対する名誉・体面。世間からの評価のこと/人に合わせる顔のこと/外に表れている様子のこと/顔かたち。顔つき”の意味。例えば”恥ずかしくてその人に顔向けできないこと。合わす顔がないこと”の意味である「面目ない」は、「めんぼくない」と読むことが多いです。他にも”世間の期待や評価に応えるだけの活躍をすること。また、それにより名声や評価が高まること”の意味である「面目躍如」は、「めんもくやくじょ」と読むことがほとんどです。それぞれ「めんもくない」や「めんぼくやくじょ」と読むことも間違いではないですが、一般的には「めんぼくない」や「めんもくやくじょ」と読まれるため覚えておきましょう。【綿毛布】◎:めんもうふ×:わたもうふ綿毛布は”綿(めん)素材が使用されている毛布のこと”の意味。【亡者】◎:もうじゃ×:ぼうしゃ亡者は”死者。特に、成仏できずにさまよっている死者のこと/金銭・地位・権力などに異常な執着を持っている人のこと”の意味。【妄執】◎:もうしゅう×:もうしつ妄執は”心の迷いから起こる物事への執着のこと”の意味。【猛省】◎:もうせい×:もうしょう猛省は”強く反省すること”の意味。【毛筆】◎:もうひつ×:けふで毛筆は”動物の毛で作られた筆のこと。また、その筆で書くこと”の意味。【耄碌】◎:もうろく×:ろうろく耄碌は”年をとって頭や身体のはたらきが衰えること。老いぼれること”の意味。【目途】◎:もくと△:めど目途は”目当て。目的のこと/目標のこと”の意味。ただ一般的には目途は「もくと」と読むことがほとんどで、「めど」は”目処”と書き表されることがほとんどです。【土竜】◎:もぐら△:どりゅう土竜は”モグラ科の哺乳(ほにゅう)動物の総称のこと”の意味。全身を茶色や灰黒色の毛で覆われており、前足はシャベル状で土を掘るのに適しています。土竜は土の中に棲み、地上に出ることはあまりなく、主に土の中でミミズなどの虫を食べて生きています。【目論見】◎:もくろみ×:もくろんみ目論見は”計画すること。企(くわだ)てること”の意味。【猛者】◎:もさ×:もうじゃ猛者は”勇猛で力技の優れた人のこと”の意味。【喪主】◎:もしゅ△:そうしゅ×:もぬし喪主は”葬式を行う際の代表者のこと”の意味。【百舌】◎:もず×:ひゃくぜつ百舌は”スズメ目モズ科の鳥の総称のこと”の意味。頭部は茶色で、背面は灰褐色、腹面は淡褐色をしています。ちなみに百舌には昆虫やカエルなどの小動物を捕らえて、木の枝などに刺しておく習性があり、この習性のことを「百舌の速贄(はやにえ)」と言います。なぜ百舌がこのような行動を取るのか、いまだに正確な理由は分かっていないそうです。【悶える】◎:もだえる×:もえる「もえる」というのは、”萌える”と書き表されるため注意が必要です。悶えるは”思い悩んで苦しむこと/苦痛などから身をよじること”の意味。「よじる」というのは、”身体を曲げてくねらせること”です。【喪中】◎:もちゅう×:もなか、そうちゅう喪中は”人の死後、親しい関係にあった者が喪(も)に服している期間のこと”の意味。喪(も)に服すというのは、”親しい者が亡くなったときに、一定期間亡くなった人の死を悼(いた)み、世俗との交わりを避けて慎(つつ)ましく暮らしていくこと”を意味しています。つまりその期間中は、飲み会や旅行などには参加しないようにする、というのが一般的です。【以て】◎:もって×:いて以ては”~によって。~を用いて/~の理由で。~のために/~を期限として/それで。それによって/その意を強める言い方”の意味。例えば「今夜23時を以て締め切る」や「いささか以て迷惑なことだ」のように用いられ、前者の例文は”~を期限として”、後者は”その意を強める言い方”の意味で使用しています。【専ら】◎:もっぱら×:せんら専らは”そのことだけに集中するさま”の意味。【元肥】◎:もとごえ×:げんぴ元肥は”種まきや苗植えの前に、耕地に与えておく肥料のこと”の意味。【基づく】◎:もとづく×:きづく基づくは”何かをもととして起こること/何かを基礎・根拠とすること”の意味。【物臭】◎:ものぐさ×:ぶっしゅう物臭は”めんどうくさがること。また、そのような性質の人のこと”の意味。【物種】◎:ものだね×:ぶっしゅ物種は”物事のもととなるもの。物事の根源のこと/草木(特に、野菜・草花)の種のこと”の意味。一般的に物種は「命あっての物種」という慣用句で用いられることが多く、これは”何事も命があってできることで、死んでしまえば何にもならない”という意味になります。【物の怪】◎:もののけ×:もののかい物の怪は”人にとり憑(つ)いて祟(たた)りをすると言われる、死霊(しりょう)・生き霊(いきりょう)などのこと”の意味。【物見】◎:ものみ×:ぶっけん「ぶっけん」というのは、”物件”と書き表されるため注意が必要です。物見は”見物すること/遠くを見渡すために設けられた建物のこと”の意味。【最早】◎:もはや×:さいそう、さいはや最早は”今となっては/早くも。すでに”の意味。【喪服】◎:もふく△:そうふく喪服は”喪中(もちゅう)、または弔問(ちょうもん)の際に着る黒・薄墨色の衣服のこと”の意味。【紅葉】◎:もみじ○:こうよう「もみじ」と読むと”木の葉が黄・赤色に変わること。また、その色づいた木の葉のこと/カエデ類の木の別名のこと/鹿の肉のこと”の意味。「こうよう」と読むと”木の葉が黄・赤色に変わること。また、その色づいた木の葉のこと”の意味。【木綿】◎:もめん△:きわた「もめん」と読むと”ワタの種子からとった白くてやわらかい繊維のこと。また、その繊維で作られた糸や織物のこと”の意味。ワタは”アオイ科ワタ属の総称のこと”で、つまりは植物の種類を指していて、一般的には「綿」と書くと”ワタの種子からとった白くてやわらかい繊維”を指すことが多いです。綿(わた)は繊維が絡まり合った塊の状態のことを指していて、その繊維の塊を紡ぎ直すことで糸(これが木綿)が作られます。ちなみに絹(きぬ)というのは、”蚕(かいこ)の繭(まゆ)からとった繊維のこと”で、その蚕の繭からとった繊維を紡いだ糸が「絹糸(きぬいと)」となります。「きわた」と読むと”ワタの種子からとった白くてやわらかい繊維のこと”の意味。【股引】◎:ももひき×:またひき股引は”腰から下をぴったりと覆う、ズボン型の衣服のこと”の意味。【諸手】◎:もろて△:しょて「もろて」と読むと”左右の手。両方の手のこと/諸々(もろもろ)の軍隊のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。「しょて」と読むと”諸々の軍隊のこと”の意味。【諸共】◎:もろとも×:しょきょう諸共は”行動を共にするさま。一緒に”の意味。ちなみに「死なば諸共」という言葉がありますが、簡単にいうと”死ぬときは一緒”の意味になります。これは”仲間と共に死ぬ”という意味と、”相手を道連れにする”というどちらの意味合いでも使われます。【諸刃】◎:もろは×:しょは、しょじん諸刃は”刀剣などで、両方のふちに刃がついていること。また、その刀剣のこと”の意味。諸刃は「諸刃の剣(つるぎ)」ということわざで用いられることが多く、これは”一方には利点があるが、また一方には危険を伴うことのたとえ”の意味で用いられます。【文句】◎:もんく×:ぶんく文句は”文章中の語句のこと/相手に対する言い分や苦情のこと”の意味。【門戸】◎:もんこ×:もんと門戸は”家の出入り口のこと/自分の流儀のこと。一派”の意味。【文言】◎:もんごん△:ぶんげん「もんごん」と読むと”手紙や文章の中の言葉のこと”の意味。「ぶんげん」と読むと”手紙や文章の中の言葉のこと/中国で、旧来の伝統的な文章表現のこと”の意味。【文殊】◎:もんじゅ×:ぶんしゅ文殊は”文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の略のこと”の意味。釈迦(しゃか)の左の脇侍(きょうじ・わきじ)で、知恵をつかさどる菩薩です。脇侍というのは”本尊(ほんぞん)の左右に控えている仏像のこと”で、釈迦には文殊・普賢(ふげん)、阿弥陀には観音・勢至(せいし)、薬師には日光・月光(がっこう)などがあります。【問答】◎:もんどう×:もんとう問答は”問うことと答えること/議論すること”の意味。【門扉】◎:もんぴ×:もんとびら門扉は”門の扉のこと”の意味。【文様】◎:もんよう×:ぶんよう文様は”装飾のために付けられた図柄。模様のこと”の意味。↓ヤ行~【八百長】◎:やおちょう×:はっぴゃくちょう八百長は”勝負事において、表面上は真剣に争っているように見せて、前もって打ち合わせた通りに勝負をつけること”の意味。【矢面】◎:やおもて×:やめん矢面は”矢の飛んでくる正面のこと/質問・非難などをまともに受ける立場のこと”の意味。【八百屋】◎:やおや×:はっぴゃくや八百屋は”野菜などを売る店。また、売る人のこと/深くはないが多方面に知識が広いこと。また、その人のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【八百万】◎:やおよろず○:はっぴゃくまん「やおよろず」と読むと”数が非常に多いこと”の意味。「はっぴゃくまん」と読むと”数の8,000,000のこと”の意味。【喧しい】◎:やかましい△:かまびすしい×:せんしい「やかましい」と読むと”騒がしいこと/面倒であること/厳しいこと/好みが難しいこと/世間でうるさく言われている”の意味。「かまびすしい」と読むと”騒がしいこと”の意味。【薬缶】◎:やかん△:やっかん×:やくかん薬缶は”銅・アルミニウムなどから作られている、湯を沸かすのに用いる容器のこと”の意味。【夜気】◎:やき×:よき夜気は”夜の冷たい空気のこと/夜の気配(けはい)のこと”の意味。【山羊】◎:ヤギ×:やまひつじ山羊は”ウシ科ヤギ属の哺乳(ほにゅう)動物の総称のこと”の意味。山羊は見た目が羊に似ていて、山羊の多くは2本の角を持ち、雄(おす)にはあごひげが生えています。山羊の肉・乳は食用とされ、毛は様々なものに利用されています。ちなみに焼き肉料理を指すジンギスカンで用いられるのは、山羊(やぎ)の肉ではなく、羊(ひつじ)の肉なので注意が必要です。【冶金】◎:やきん×:ちきん冶金の「冶(や)」という字は、「治(ち)」という字によく似ているため注意が必要です。冶金は”鉱石から金属を取り出し、精製・加工などをする技術のこと”の意味。【約定】◎:やくじょう×:やくてい約定は”約束して取り決めること。また、その約束のこと”の意味。【薬湯】◎:やくとう○:くすりゆ×:やくゆ「やくとう」と読むと”薬品や薬草を入れた風呂のこと/薬を煎(せん)じ出した湯のこと”の意味。「くすりゆ」と読むと”やくとう(風呂)の別名のこと”の意味。【厄年】◎:やくどし×:やくねん厄年は”災難に遭いやすいとされ、万事に気を付けなければならないとする年齢のこと”の意味。男性の厄年は数え年で”25歳・42歳・61歳”で、女性の厄年は数え年で”19歳・33歳・37歳”となり、特に男性は42歳、女性は33歳の年齢のことを「大厄(たいやく)」と言います。そして厄年の前の年のことを「前厄(まえやく)」、厄年の後の年のことを「後厄(あとやく)」と言います。【厄日】◎:やくび×:やくにち、やくじつ厄日は”陰陽道(おんようどう)で、災難に遭う恐れが多いとして、慎むべきだとされる日のこと/悪いことが重なる日のこと”の意味。【自棄】◎:やけ○:じき自棄は”物事が思うようにならず、投げやりになって無茶な言動をすること”の意味。【火傷】◎:やけど△:かしょう「やけど」と読むと”高熱によって皮膚が傷つくこと。また、その傷のこと/危険なことに手を出して、損害や痛手を受けること”の意味。「かしょう」と読むと”やけど(前者の意味)の別名のこと”の意味。【優男】◎:やさおとこ○:やさお優男は”気立て、身振りが優しい感じの男のこと”の意味。【椰子】◎:やし×:しゅし椰子は”ヤシ科の常緑高木の総称のこと”の意味。熱帯・亜熱帯地方に広く自生しており、ココヤシ・アブラヤシ・サトウヤシなど多くの種類が存在していますが、一般的にはココヤシを指すことが多いです。※上はココヤシの果実の写真ココヤシの果実の内部には、ココナッツミルクがあり、飲料として親しまれています。【玄孫】◎:やしゃご△:げんそん玄孫は”孫の孫のこと。曽孫(ひまご)の子のこと”の意味。自分の子供が生んだ子というのが(自分から見ると)孫になるので、さらにその孫の子供が生んだ子が(自分から見ると)玄孫となります。4世代も違うので、1世代を20歳~30歳離れていると計算すると、自分と玄孫の年齢は80歳~120歳離れていることになります。【安値】◎:やすね×:あんち「あんち」というのは、”安置”と書き表されるため注意が必要です。安値は”値段の安いこと。また、その値段のこと/株取引で、その日またはある期間の最も安い値のこと”の意味。【薬価】◎:やっか×:やくか薬価は”薬の値段のこと”の意味。【約款】◎:やっかん×:やくぎ約款は”多数の契約を定型的に処理するため、企業などがあらかじめ作成した契約の条項のこと”の意味。【宿屋】◎:やどや△:しゅくや「やどや」と読むと”旅客を泊めることを職業としている家。旅館のこと/泊まっている家のこと”の意味。「しゅくや」と読むと”瓦葺(かわらぶき)または板葺(いたぶき)屋根の家のこと”の意味。【寄生木】◎:やどりぎ×:きせいぎ寄生木は”他の樹木に寄生する木のこと/ヤドリギ科の常緑低木のこと”の意味。【野に下る】◎:やにくだる×:のにくだる野に下るは”官職を退(しりぞ)いて民間の生活にはいること”の意味。【夜半】◎:やはん×:よはん夜半は”夜中。特に、真夜中のこと”の意味。【流鏑馬】◎:やぶさめ×:りゅうてきば流鏑馬は”馬を走らせながら鏑矢(かぶらや)で3つの的を射る競技のこと”の意味。鏑矢というのは”鏑(かぶら)を付けた矢のこと”で、鏑というのは”矢の先と矢尻(やじり)の間につけて、射たときに鳴るように仕掛けた卵形の装置のこと”です。流鏑馬は、平安末期から鎌倉時代に盛んになり、現在では神社などで儀式として行われています。【夜分】◎:やぶん×:よぶん夜分は”夜。夜間(やかん)のこと”の意味。【山峡】◎:やまかい○:さんきょう山峡は”山と山との間のこと”の意味。【山路】◎:やまじ△:さんろ山路は”山の中の道のこと”の意味。【山襞】◎:やまひだ×:さんぺき山襞は”山の尾根(おね)と谷が入り組んで、襞(ひだ)のように波打って見えるところのこと”の意味。尾根というのは、”谷と谷との間の山地突起部の連続のこと”です。【山懐】◎:やまふところ×:さんかい山懐は”山に囲まれている所のこと”の意味。【柔肌】◎:やわはだ×:にゅうはだ柔肌は”柔(やわ)らかな感触の肌のこと”の意味。柔肌というのは、特に女性の肌について指すことがほとんどです。【遺言】◎:ゆいごん○:いごん「ゆいごん」と読むと”自分の死んだ後のことについて言い残すこと。また、その言葉のこと”の意味。「いごん」と読むと”(法律用語)人が死亡後に法律上の効力を生じさせる目的で、遺贈・相続分の指定など、民法上の方式に従ってする意思表示のこと”の意味。【由緒】◎:ゆいしょ(慣)△:ゆしょ(本)由緒は”物事の起こりや今に至るまでの筋道(すじみち)のこと/長い歴史を経(へ)て作り上げられた格式のこと”の意味。【結納】◎:ゆいのう×:けつのう結納は”婚約のしるしとして、金銭や品物を取り交わす日本の伝統的な儀式のこと”の意味。この結納のときに、”男性の家から女性の家へ贈る金銭のこと”を「結納金(ゆいのうきん)」、”両家で取り交わす品物のこと”を「結納品(ゆいのうひん)」と言います。【有為】◎:ゆうい○:うい「ゆうい」と読むと”才能があって将来の役に立つこと”の意味。「うい」と読むと”様々な因縁によって生じた現象や存在。この世の全ての現象や存在のこと”の意味。【幽谷】◎:ゆうこく×:ゆうたに、ゆうや幽谷は”山奥にある静かな谷のこと”の意味。【湧水】◎:ゆうすい×:わきみず「わきみず」というのは、”湧き水”と書き表されるため注意が必要です。湧水は”湧(わ)き出る水のこと”の意味。【融通】◎:ゆうずう×:ゆうつう融通は”滞(とどこお)りなく通じること/(転じて)臨機応変に物事を処理すること/金銭や品物などを貸し借りすること”の意味。例えば「彼女は融通が利かない」や「金を融通してもらう」のように用いられ、前者の例文は”臨機応変に物事を処理すること”、後者は”金銭や品物などを貸し借りすること”の意味で使用しています。【夕星】◎:ゆうずつ×:ゆうせい夕星は”夕方、西の空に輝いている金星のこと”の意味。夕星は、一般的には「宵(よい)の明星(みょうじょう)」と呼ばれることが多いです。【遊説】◎:ゆうぜい×:ゆうせつ、ゆうぜつ遊説は”意見や主張を説(と)いて各地を回ること。特に、政治家が各地を演説して回ること”の意味。【夕立】◎:ゆうだち×:ゆうりつ夕立は”夏の午後に降る激しい俄雨(にわかあめ)のこと”の意味。俄雨というのは、”急に降りだしてすぐに止んでしまう雨のこと”です。【夕飯】◎:ゆうはん○:ゆうめし夕飯は”夕方にとる食事のこと”の意味。【有名所】◎:ゆうめいどころ×:ゆうめいしょ、ゆうめいじょ有名所は”その方面ではよく知られている物や人などを意味する語。有名なもの”の意味。【猶予】◎:ゆうよ×:せいよ猶予は”日時を先に延ばすこと/ぐずぐずすること”の意味。後者の意味は、「一刻の猶予もない」のように用いられます。【所以】◎:ゆえん×:しょい所以は”わけ。理由のこと”の意味。【床板】◎:ゆかいた△:とこいた、しょうばん床板は”床に張る板のこと”の意味。【浴衣】◎:ゆかた△:よくい浴衣は”入浴後や夏に着る、木綿(もめん)で作った単衣(ひとえ)の着物のこと”の意味。単衣というのは、”季節の変わり目(6月・9月)によく着られる着物”で、着物の生地が1枚だけで作られているものを言います。ちなみに浴衣を「よくい」と読むと、”入浴後に着る衣服”の意味合いが強くなるため注意が必要です。【歪む】◎:ゆがむ○:ひずむ「ゆがむ」と読むと”ねじれたり、曲がったりして本来の形でなくなること/心や言動が正しくなくなること”の意味。後者の意味は、「彼は歪(ゆが)んだ性格をしている」のように用いられます。「ひずむ」と読むと”ねじれたり、曲がったりして本来の形でなくなること”の意味。【所縁】◎:ゆかり△:しょえん所縁は”何らかの関係や繋がりがあること”の意味。【行方】◎:ゆくえ×:こうほう行方は”進んで行く場所・方向のこと/行った先のこと/今後のなりゆき。行(ゆ)く末のこと”の意味。【遊山】◎:ゆさん×:ゆうさん、ゆうざん遊山は”山や野へ行って遊ぶこと/気晴らしに遊びに出掛けること”の意味。【柚子】◎:ゆず×:ゆし柚子は”ミカン科の常緑低木のこと”の意味。枝にはトゲがあり、初夏(5月初旬~6月初旬ぐらい)に白色の花を咲かせ、果実は蜜柑(みかん)に似ていて香味料によく使われます。【強請】◎:ゆすり△:きょうせい「ゆすり」と読むと”人を脅(おど)して金銭や品物などを無理に出させること。また、そういうことをする人のこと”の意味。「きょうせい」と読むと”無理に頼むこと。無理に求めること”の意味。【油井】◎:ゆせい×:ゆい油井は”石油を採取するために掘った井戸のこと”の意味。【委ねる】◎:ゆだねる×:いねる委ねるは”信用して任せること/あることに身を捧(ささ)げること”の意味。【湯女】◎:ゆな×:ゆじょ、とうじょ湯女は”昔、温泉宿などで客の世話をした女性のこと/江戸時代、湯屋(ゆや)にいた遊女のこと”の意味。【弓形】◎:ゆみなり○:ゆみがた△:きゅうけい「ゆみなり」「ゆみがた」と読むと”弦(つる)を張った弓のような形のこと”の意味。「きゅうけい」と読むと”弦(つる)を張った弓のような形のこと/数学で、円の弧とその両端を結ぶ弦(げん)とによってできる図形のこと”の意味。【夢現】◎:ゆめうつつ×:むげん夢現は”夢と現実のこと/ぼんやりして夢か現実かはっきりしない状態のこと”の意味。【夢幻】◎:ゆめまぼろし○:むげん夢幻は”夢と幻(まぼろし)のこと/非常に儚(はかな)いことのたとえ”の意味。【努々(努努)】◎:ゆめゆめ×:どど努々(努努)は”(あとに禁止を表す語を伴って)決して。断じて/(あとに打消しの語を伴って)少しも。まったく”の意味。例えば「そのことを努々忘れるな」や「努々考えもしなかった」のように用いられ、前者の例文は”(あとに禁止を表す語を伴って)決して。断じて”、後者は”(あとに打消しの語を伴って)少しも。まったく”の意味で使用しています。【百合】◎:ゆり△:ひゃくごう「ゆり」と読むと”ユリ科の多年草の総称で、主にユリ属の植物のこと”の意味。「ひゃくごう」と読むと”ユリの球根を蒸して乾燥させた漢方薬のこと”の意味。ユリの球根の一部は食用とされ、栄養が豊富で漢方薬として使われています。【弓手】◎:ゆんで×:きゅうしゅ弓手は”弓を持つ方の手のこと。左手のこと/左の方のこと”の意味。どちらが利(き)き手あったとしても、弓を持つ方の手は左手(弦を引く方の手が右手)と決められており、このことから「ゆんで」は”左手(ゆんで)”とも書き表されます。普通は右利きの人であれば弓を持つ手は左手の方がやりやすいですが、左利きの人は右手で弓を持つ方がやりやすいはずです。なのになぜ左利きの人も弓を持つ手は左手と決められているかというと、これは「道場における神棚の位置」と「戦術的な理由」が関係しています。まず道場における神棚は上座に位置しており、左手で弓を引こうとすると神棚に背を向けてしまうことになり、失礼にあたってしまうということ。次に戦術的な理由としては、昔は刀は右で持つものと考えられており、左腰に刀が差してあったため、仮に右手で弓を、左手で矢を持ってしまうと、左腰に差してある刀が邪魔になってしまうからです。このような理由から、弓を持つ手は左手と決められているんですね。【窯業】◎:ようぎょう×:かまぎょう窯業は”窯(かま)を用いて粘土や非金属鉱物を高熱処理し、陶磁器・ガラス・セメント・レンガなどを製造する工業のこと”の意味。【要綱】◎:ようこう×:ようもう要綱は”物事の根本となる重要な事柄のこと。また、その重要な事柄をまとめたもの”の意味。【要塞】◎:ようさい×:ようかん要塞は”戦略上の重要地点に設けられる、主に防衛を目的とした軍事施設のこと”の意味。【楊枝】◎:ようじ×:ようし楊枝は”食べ物を刺したり、歯の間にはさまったものを取るのに用いる、先の尖った小さな棒のこと/楊(やなぎ)の枝のこと”の意味。「やなぎ」は一般的には柳(やなぎ)と書き表されることが多いですが、楊(やなぎ)は「川柳(かわやなぎ)」、柳(やなぎ)は「枝垂(しだ)れ柳」のことを表しています。なので楊(やなぎ)の枝というのは、”川柳(かわやなぎ)の枝のこと”を指しているんですね。【養生】◎:ようじょう×:ようせい養生は”健康を保つこと/病気・ケガが治るように努めること/コンクリートなどの硬化作用を発揮させるための作業のこと”の意味。【容体】◎:ようだい△:ようたい容体は「容態(ようだい)」と書き表されることもありますが、容体・容態のどちらとも意味に違いはなく、一般的には「容体」が使われることが多いです。容体は”病気や怪我(けが)の様子のこと/人の姿や形・様子のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることがほとんどです。【腰痛】◎:ようつう×:こしいた腰痛は”腰の部分に感じる痛みのこと”の意味。【葉脈】◎:ようみゃく×:はみゃく葉脈は”葉に見られる維管束の筋(すじ)のこと”の意味。葉脈は茎から通じている維管束で、水分や養分などを供給するための通路となります。【漸く】◎:ようやく×:しばらく「しばらく」というのは、”暫く”と書き表されるため注意が必要です。漸くは”長い時間の経過の後に。やっと/かろうじて/だんだん。次第に”の意味。【余興】◎:よきょう×:よこう余興は”宴会・行事などで、面白味(おもしろみ)を添えるためにする演芸や隠し芸のこと”の意味。【翌月】◎:よくげつ×:よくつき、よくづき翌月は”その月の次の月のこと”の意味。【翌年】◎:よくねん○:よくとし翌年は”その年の次の年のこと”の意味。【横恋慕】◎:よこれんぼ×:おうれんぼ横恋慕は”他人の配偶者または恋人に横合いから恋慕すること”の意味。横合いというのは”その事に関係のない位置・立場のこと”で、恋慕というのは”恋(こ)い慕(した)うこと”を意味します。【良し悪し】◎:よしあし△:よしわるし良し悪しは”良い点と悪い点のこと”の意味。【葦簀】◎:よしず×:あしせき葦簀は”葦(よし)の茎を並べて糸で編んだもの”の意味。主に日除(ひよ)けや目隠しなどの目的で使われます。ちなみに葦簀と混同されがちなものに簾(すだれ)というものがありますが、これらの違いは「立て掛けるもの」なのか「上から垂らすもの」なのかです。葦簀は比較的大きなサイズで立て掛けて使い、簾の場合は上から垂らして使用します。【寄席】◎:よせ×:よせき、よりせき寄席は”講談・落語・漫才などを興行(こうぎょう)する場所のこと”の意味。興行というのは、”料金を取ってお客さんに催し物を観覧してもらうこと”を言います。寄席というのは、漫才などを興行するための場所を指している言葉であって、ひとつひとつの席のことを指しているわけではないため注意が必要です。【他所】◎:よそ○:たしょ「よそ」は他所の他にも”余所”と書き表され、一般的には”他所”と表記されることが多いです。「よそ」と読むと”その人に直接関係のない物事や場所のこと/(”~をよそに”の形で)省(かえり)みないこと。放り出すこと/その場所と違った所。他の所のこと”の意味。例えば「他所(よそ)の学校での話」や「親の心配を他所(よそ)に遊びまわる」のように用いられ、前者の例文は”その人に直接関係のない物事や場所のこと”、後者は”省みないこと。放り出すこと”の意味で使用しています。「たしょ」と読むと”その場所と違った所。他の所のこと”の意味。【余所見】◎:よそみ×:よしょけん余所見は”他を見ること/他人から見たところ”の意味。【黄泉】◎:よみ△:こうせん「よみ」と読むと”死後に魂が行くとされる所。死者の国のこと”の意味。中国では「黄」は地の色とされていることから、地下にある泉を指し、死者は地下の世界に行くと考えられていたことから、”死者の国”という意味にもなっています。「こうせん」と読むと”地下の泉のこと/よみの別名のこと”の意味。【宵宮】◎:よみや○:よいみや宵宮は”本祭りの前夜に行う小さな祭りのこと”の意味。【夜目】◎:よめ×:やめ夜目は”夜、暗い中で物を見ること。また、夜、暗い中で物を見る目のこと”の意味。【四方山】◎:よもやま×:しほうざん四方山は”世間のこと/色々な方面のこと”の意味。一般的には前者の意味で用いられることが多いです。【予鈴】◎:よれい×:よりん予鈴は”授業や上演などの始まりが迫っていることを知らせるために、前もって鳴らすベルのこと”の意味。また”授業や上演などの始まりを正式に知らせる合図のベルのこと”を「本鈴(ほんれい)」と言います。【世論】◎:よろん(本)○:せろん(慣)世論は”ある社会の問題について世間の人々の持っている意見のこと”の意味。【弱音】◎:よわね○:じゃくおん「よわね」と読むと”力のない声のこと/意気地のない言葉のこと”の意味。「じゃくおん」と読むと”弱い音。小さい音のこと”の意味。↓ラ行~【礼賛】◎:らいさん×:れいさん礼賛は”ありがたく思って褒(ほ)め称(たた)えること/仏を礼拝(らいはい)して、その功徳(くどく)を称えること”の意味。ここでの功徳というのは、”現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行のこと”の意味で用いられています。(他にも功徳には、”神仏の恵み”というような意味もあります)【烙印】◎:らくいん×:かくいん烙印は”銅・鉄で作り、熱く焼いて物に押す印のこと”の意味。烙印は昔の刑罰で、罪人の額(ひたい)などに押されていました。また「烙印を押される」という慣用句がありますが、これは”消すことのできない汚名を受けること。また、周囲からそういうものとして決めつけられること”を意味します。【落雁】◎:らくがん×:らくすい落雁は”空から舞い降りる雁(がん)のこと/干菓子(ひがし)のひとつ”の意味。雁というのは、”カモ目カモ科で比較的大形の水鳥の総称のこと”です。※上は落雁(干菓子)の写真干菓子のひとつである落雁は、”米・麦・大豆・小豆などの粉を主な材料として、砂糖・水あめなどを加えて固めた干菓子”になります。【落日】◎:らくじつ×:らくにち落日は”沈みかかっている太陽のこと”の意味。【落丁】◎:らくちょう×:らくてい落丁は”書物・雑誌などのページが、一部分抜けていること”の意味。【酪農】◎:らくのう×:かくのう酪農は”牛・羊などを飼って、搾乳(さくにゅう)したり、それを加工したりする農業のこと”の意味。【埒外】◎:らちがい×:しょうがい埒外は”ある物事の範囲の外側のこと”の意味。例えば「それは常識の埒外にある」のように用いられます。【乱高下】◎:らんこうげ×:らんこうか乱高下は”価格が短期間のうちに急激に上がったり、下がったりすること”の意味。【乱世】◎:らんせ(慣)○:らんせい(本)乱世は”秩序(ちつじょ)が乱れて戦乱や騒動などの絶えない世の中のこと”の意味。【乱丁】◎:らんちょう×:らんてい乱丁は”製本の過程で綴(と)じ違えたために、書物のページの順序が狂っていること”の意味。【吏員】◎:りいん×:しいん吏員は”公共団体の職員。地方公務員のこと”の意味。【梨園】◎:りえん×:なしえん梨園は”梨の木を植えた庭園のこと/歌舞伎(かぶき)役者の社会のこと”の意味。一般的には後者の意味で使われることが多いです。【罹患】◎:りかん×:らかん罹患は”病気にかかること”の意味。【履行】◎:りこう×:ふくぎょう履行は”約束や契約などを実際に行うこと/債務者が債務の内容を実現すること”の意味。【利鞘】◎:りざや×:りしょう利鞘は”売値と買値の差額によって得られる利益のこと”の意味。【履修】◎:りしゅう×:ふくしゅう履修は”定められた学科・課程などを学習し、修得すること”の意味。【栗鼠】◎:りす△:くりねずみ「りす」と読むと”リス科のうち、ムササビ類を除く哺乳(ほにゅう)類の総称のこと”の意味。「くりねずみ」と読むと”りすの別名のこと/栗色がかったねずみ色のこと/栗毛にねずみ色のかかった、馬の毛色のこと”の意味。【律儀】◎:りちぎ△:りつぎ律儀は”義理堅いこと。実直なこと”の意味。実直というのは、”真面目で正直なこと”を意味します。【立礼】◎:りつれい、りゅうれい「りつれい」と読むと”起立して敬礼をすること”の意味。「りゅうれい」と読むと”茶の湯で椅子に腰かけて、テーブル(点茶盤)の上で茶を点(た)てる形式のこと”の意味。【掠奪】◎:りゃくだつ×:りょうだつ「りゃくだつ」は掠奪の他にも”略奪”と書き表され、一般的には”略奪”と表記されることがほとんどです。掠奪は”無理やり奪い取ること”の意味。【略記】◎:りゃっき△:りゃくき略記は”要点だけを簡略に記すこと。また、その記したもの/略して短く表記すること”の意味。【流言】◎:りゅうげん△:るげん流言は”根拠のない噂(うわさ)のこと”の意味。【流行】◎:りゅうこう○:はやり流行は”ある物事などが、社会に一時的に広く行われること。また、その行われている物事のこと”の意味。【流涎】◎:りゅうぜん△:りゅうえん、りゅうせん流涎は”食欲を催(もよお)して、涎(よだれ)を流すこと/(転じて)物を欲しがること”の意味。【料簡】◎:りょうけん×:りょうかん料簡は”考えをめぐらすこと。また、その考えのこと/堪(こら)えること。許すこと”の意味。例えば「料簡が狭い」や「今は料簡してほしい」のように用いられ、前者の例文は”考えをめぐらすこと。また、その考えのこと”、後者は”堪えること。許すこと”の意味で使用しています。【漁師】◎:りょうし×:ぎょし漁師は”漁(りょう)をして生活している人のこと”の意味。漁というのは、”魚介(魚類と貝類)などの水産物をとること”を意味します。【両端】◎:りょうたん○:りょうはし△:りょうはじ「りょうはし」「りょうはじ」と読むと”両方の端(はし)のこと”の意味。「りょうたん」と読むと”両方の端のこと/物事の始めと終わりのこと/どっちつかずの態度のこと”の意味。【量目】◎:りょうめ×:りょうもく量目は”秤(はかり)にかけてはかった物の重さのこと”の意味。【旅客】◎:りょかく△:りょきゃく旅客は”旅をする人のこと/交通機関(飛行機・列車・船など)に客として乗る人のこと”の意味。旅客といえば鉄道会社であるJRを利用する人も多いですが、JRの正式名称は「旅客(りょかく)鉄道株式会社」となります。なのでJRを指す場合は、旅客を「りょきゃく」と読むことはできないので注意が必要です。【旅客船】◎:りょかくせん△:りょきゃくせん旅客船は”主に旅客を運送するために使用される船舶(せんぱく)のこと”の意味。【旅客機】◎:りょかっき○:りょかくき旅客機は”旅客を輸送するための飛行機のこと”の意味。【緑豆】◎:りょくとう△:りょくず※上は緑豆の写真緑豆は”マメ科の1年草のこと”の意味。長さ5~10センチメートルほどの莢(さや)ができ、莢の中に緑色または灰黒色の豆が入っていて、豆はもやしを作るのに用いられます。【緑化】◎:りょっか○:りょくか緑化は”木を植えて緑を増やすこと”の意味。【膂力】◎:りょりょく×:よりょく膂力は”筋力のこと/腕力のこと”の意味。【履歴】◎:りれき×:ふくれき履歴は”現在までに経(へ)てきた学業・職業などのこと/コンピューターで、過去に行われた通信の送信先・送信日時などの記録のこと”の意味。【隣家】◎:りんか×:りんや隣家は”隣の家のこと”の意味。【輪郭】◎:りんかく×:りんこう輪郭は”物体の外形を形づくっている線のこと/物事の大体のありさま。概要のこと”の意味。【稟議】◎:りんぎ△:ひんぎ稟議は”官庁・会社などで、会議を開く手間を省(はぶ)くために、係の者が案を作成して関係者に回覧し、承認を求めること”の意味。稟議のための書類(=起案書)のことを「稟議書(りんぎしょ)」と言います。【隣県】◎:りんけん×:となりけん隣県は”隣(となり)の県。隣接した県のこと”の意味。【臨終】◎:りんじゅう×:りんしゅう臨終は”死に際のこと”の意味。【隣村】◎:りんそん○:となりむら隣村は”隣の村のこと”の意味。【類似】◎:るいじ×:るいに類似は”似ていること”の意味。【留守】◎:るす×:りゅうしゅ留守は”外出して家にいないこと/主人や家族の外出中に、その家を守ること/他に気を取られてやるべきことがなおざりになること”の意味。例えば「留守を預かる」や「手元が留守になっている」のように用いられ、前者の例文は”主人や家族の外出中に、その家を守ること”、後者は”他に気を取られてやるべきことがなおざりになること”の意味で使用しています。【流転】◎:るてん△:りゅうてん流転は”物事が限りなく移り変わっていくこと/生死・因果が繰り返されること”の意味。【流布】◎:るふ×:りゅうふ流布は”世に広まること。広く知れ渡ること”の意味。【流浪】◎:るろう×:りゅうろう流浪は”住むところを定めず、彷徨(さまよ)い歩くこと”の意味。【冷汗】◎:れいかん○:ひやあせ冷汗は”ひどく恥ずかしかったり、恐ろしかったりしたときなどに出る汗のこと”の意味。【零細】◎:れいさい×:ぜろさい零細は”非常に細かいこと。数量や規模が非常に小さいこと”の意味。【黎明期】◎:れいめいき×:そうめいき黎明期は”新しい事柄(時代・文化など)が始まろうとする時期のこと”の意味。もともと「黎明」には”夜明けや明け方”という意味があり、そこから転じて、黎明は”新しい事柄が始まろうとすること”という意味も持つようになりました。そしてその黎明に期間を表す「期」という字が付いたことで、”新しい事柄が始まろうとする時期”という意味になりました。【暦日】◎:れきじつ×:れきにち暦日は”月日の経過のこと/暦(こよみ)のこと/暦の上での一日のこと”の意味。【廉価】◎:れんか×:けんか廉価は”値段が安いこと”の意味。【蓮華】◎:れんげ×:れんか蓮華は”蓮華草(れんげそう)の略のこと/蓮(ハス)の花のこと/散り蓮華の略のこと”の意味。散り蓮華というのは、”散った蓮の花びらのこと”を指します。【廉恥】◎:れんち×:けんち廉恥は”心が清らかで、恥(はじ)を知る心があること”の意味。【連綿】◎:れんめん×:れんわた連綿は”長く続いて絶えないさま”の意味。【漏洩】◎:ろうえい(慣)△:ろうせつ(本)漏洩は”秘密などがもれること”の意味。【老獪】◎:ろうかい×:ろうこう老獪は”経験を積んでいて、ずるくて悪賢いこと。また、そのさま”の意味。【楼閣】◎:ろうかく×:おうかく楼閣の「楼(ろう)」という字は、「桜(さくら・おう)」という字によく似ているため注意が必要です。楼閣は”高層の立派な建物のこと”の意味。楼閣は「砂上(さじょう)の楼閣」という言葉がよく使われますが、これは”見かけは立派であるが、基礎がしっかりしていないために長く維持できない物事のたとえ。また、実現不可能なことのたとえ”の意味になります。【老朽】◎:ろうきゅう×:ろうこう老朽は”年をとったり、古くなったりして役に立たなくなること。また、そのような人や物のこと”の意味。【労組】◎:ろうそ△:ろうくみ労組は”労働組合(ろうどうくみあい)の略のこと”の意味。労働組合というのは、”労働者が労働条件の維持・改善などを目的として自主的に組織する団体のこと”です。【路傍】◎:ろぼう×:ろばた路傍は”道路の傍(かたわ)ら。道端(みちばた)のこと”の意味。↓ワ行~【歪曲】◎:わいきょく×:わんきょく「わんきょく」というのは、”湾曲”と書き表されるため注意が必要です。歪曲は”事柄を意図的に歪(ゆが)め曲げること”の意味。【矮小】◎:わいしょう×:いしょう矮小は”丈(たけ)が低くて小さいこと/規模が小さいこと”の意味。【賄賂】◎:わいろ×:ゆうろ賄賂は”自分に有利なように、はからってもらうために贈る金品のこと”の意味。【公魚】◎:わかさぎ×:こうぎょ公魚は”キュウリウオ科の淡水魚(たんすいぎょ)のこと”の意味。体長は約15センチメートルで、体は細長く、背面に灰青色、体側に淡黒色の線が見られます。公魚は結氷湖(けっぴょうこ)の穴釣りで有名で、焼き魚・煮つけなどにして食べられています。【若布】◎:わかめ×:わかふ若布は”コンブ目チガイソ科の海藻のこと”の意味。古くから食用とされ、養殖もされています。長さは約1メートルで、外海の浅い所に生えており、成熟すると茎に和布蕪(めかぶ)と呼ばれる襞状(ひだじょう)の胞子葉をつけます。※上は和布蕪(めかぶ)の写真和布蕪はネバネバ感と、コリコリとした食感が特徴的で、ネバネバ感は「フコイダン」と呼ばれる水溶性食物繊維によるものです。【病葉】◎:わくらば×:びょうよう病葉は”病気や害虫におかされて変色した葉のこと”の意味。特に、”夏の青葉に混じって、赤や黄色に色づいている葉のこと”を指します。【若人】◎:わこうど△:わかうど、わかびと若人は”若い人。若者のこと”の意味。【山葵】◎:わさび×:やまあおい山葵は”アブラナ科の多年草のこと。また、その根茎(こんけい)のこと”の意味。川などに沿って自生しており、根茎部分だけではなく葉の部分も食用とされています。私たちが普段から薬味として食べているペースト状の山葵は、植物である山葵の地中部分に埋まっている根茎をすりおろしたものです。その山葵の根茎をすりおろしたものを刺身などと一緒に食べています。【業物】◎:わざもの×:ぎょうぶつ業物は”名工が鍛えた、切れ味の良い刀剣のこと”の意味。【態々(態態)】◎:わざわざ×:たいたい態々(態態)は”通常ならそこまで行わなくてもいいことを行うさま/態(わざ)と。故意に”の意味。例えば「態々お越しいただきありがとうございます」や「態々回り道をする」のように用いられ、前者の例文は”通常ならそこまで行わなくてもいいことを行うさま”、後者は”態(わざ)と。故意に”の意味で使用しています。【早生】◎:わせ△:そうせい「わせ」と読むと”野菜や果物などで熟すのが早いもの/肉体的・精神的な成熟が早い人のこと”の意味。「そうせい」と読むと”野菜や果物などで熟すのが早いもの/普通より早く生まれること”の意味。【喚く】◎:わめく×:かんく喚くは”大声で叫ぶこと。大声をあげて騒ぐこと”の意味。【雲呑】◎:ワンタン×:うんのん、うんどん※上は雲呑麺の写真雲呑は”中華料理の一種のこと”の意味。雲呑というのは、”小麦粉をこねて薄くのばした皮に、豚の挽肉(ひきにく)やネギなどを包んだ料理のこと”です。茹(ゆ)でてスープに入れたり、揚(あ)げたりして食べられます。【腕白】◎:わんぱく×:うでじろ腕白は”子供(特に男の子)がいたずらで言うことを聞かず、活発に動き回ったりするさま。また、そのような子供のこと”の意味。腕白は特に男の子に対して使い、女の子に対しては「御転婆(おてんば)」という言葉が使われます。男の子であれば「腕白小僧(こぞう)」、女の子であれば「御転婆娘(おてんばむすめ)」という言い回しもします。読み間違えやすい漢字(一覧表)※1:漢字の読み方(読み方が複数ある場合など)を判別しやすいように、記号(◎、○、△、×)で表しており、以下のような表記の仕方をしています。◎:正しい読み方(一般的によく使われる)○:正しい読み方(◎の読み方よりは使われる頻度が少ない)△:正しい読み方(ほとんど使われることがない)×:誤った読み方※2:慣用読みがある場合、その漢字の本来の読み方には(本)、慣用読みには(慣)の表記をしています。(慣用読みとは、”本来の読み方ではない誤った読み方が一般的に広く定着し、その誤った読み方についても正しい読み方となったもの”を意味します)⇒慣用読み(百姓読み)の一覧!※3:読み方が複数ある場合で、その漢字の読み方によって意味が異なるときは、【意味の違い】の欄に”少し異なる”や”異なる”と表記しています(それぞれの意味については前の章で表記)。漢字読み方意味の違い扁桃◎アーモンド ○へんとう少し異なる相生◎あいおい △そうせい、そうしょう、そうじょう異なる合議◎あいぎ、ごうぎ少し異なる愛顧◎あいこ ×あいそ相席◎あいせき ×そうせき哀惜◎あいせき ×あいしゃく愛想◎あいそ △あいそう哀悼◎あいとう ×あいたく生憎◎あいにく ×しょうぞう相反する◎あいはんする ×そうはんする愛猫◎あいびょう ×あいねこ阿吽◎あうん ×あぎゅう青天井◎あおてんじょう ×せいてんい灰汁◎あく ×はいじる、はいじゅう悪感情◎あくかんじょう △あっかんじょう悪行◎あくぎょう △あっこう悪姿勢◎あくしせい ×わるしせい悪心◎あくしん、おしん異なる欠伸◎あくび ×けっしん悪名◎あくみょう △あくめい胡坐◎あぐら △こざ悪霊◎あくりょう △あくれい挙句◎あげく ×きょく阿漕◎あこぎ ×あそう朝夕◎あさゆう ○ちょうせき少し異なる海豹◎アザラシ △かいひょう海驢◎アシカ ×かいりょ悪しき◎あしき ×あくしき紫陽花◎あじさい △しようか与る◎あずかる ×あたえる彼処◎あそこ △かしこ異なる徒となる◎あだとなる ×ととなる渾名◎あだな △こんめい ×きめい呆気◎あっけ ×ほうけ斡旋◎あっせん ×かんせん天晴◎あっぱれ ×てんはれ軋轢◎あつれき ×きれき艶姿◎あですがた ○えんし強ち◎あながち ×きょうち貴方◎あなた △きほう異なる家鴨◎あひる ×いえがも脂汗◎あぶらあせ ×しかん海女◎あま ×かいじょ数多◎あまた △すうた尼寺◎あまでら △にじ雨露◎あめつゆ ○うろ少し異なる粗方◎あらかた ×そほう粗皮◎あらかわ ×そひ非ず◎あらず ×ひず粗筋◎あらすじ ×そきん新手◎あらて △しんて少し異なる粗利益◎あらりえき ×そりえき著す◎あらわす ×ちょすあり得る◎ありうる(本) ○ありえる(慣)在処◎ありか ×ざいしょ淡雪◎あわゆき ×たんせつ行火◎あんか ×ぎょうか行脚◎あんぎゃ ×ぎょうきゃく杏子◎あんず ×あんこ安堵◎あんど ×あんちょ行灯◎あんどん ×ぎょうとう安穏◎あんのん △あんおん塩梅◎あんばい ○えんばい異なる許嫁◎いいなずけ △きょか家路◎いえじ ×かろ硫黄◎いおう ×りゅうおう烏賊◎イカ ×とりぞく、からすぞく如何◎いかが、いかん異なる如何様◎いかさま ○いかよう異なる鋳型◎いがた ×ちゅうがた閾値◎いきち ○しきいち異形◎いぎょう ○いけい少し異なる幾重◎いくえ ×いくじゅう意気地◎いくじ △いきじ幾何◎いくばく △きか ×きなん異なる衣桁◎いこう △えこう居心地◎いごこち ×いしんち十六夜◎いざよい ○じゅうろくや漁火◎いさりび △ぎょか石工◎いしく △せっこう石塊◎いしくれ △いしころ、せっかい異なる委嘱◎いしょく ×いぞく石綿◎いしわた △せきめん椅子◎いす ×きし何れ◎いずれ ×なんれ居候◎いそうろう ×いこう勤しむ◎いそしむ ×つつしむ異存◎いぞん ×いそん依存◎いぞん(慣) ○いそん(本)幼気◎いたいけ ×ようき甚く◎いたく ×かんく居丈高◎いたけだか ×いじょうこう悪戯◎いたずら △あくぎ少し異なる一応◎いちおう ×いちよう無花果◎いちじく △むかか一日の長◎いちじつのちょう ×いちにちのちょう一途◎いちず、いっと少し異なる一段落◎いちだんらく(本) ○ひとだんらく(慣)一見◎いっけん ○いちげん異なる一切◎いっさい △いっせつ溢水◎いっすい ×せんすい一夕◎いっせき ×いちゆう一足飛び◎いっそくとび ×ひとあしとび一対◎いっつい ×いったい何時何時◎いつなんどき △いついつ ×なんじなんじ少し異なる一片◎いっぺん ○ひとひら少し異なる意図◎いと ×いず居所◎いどころ ○きょしょ少し異なる田舎◎いなか △でんしゃ稲作◎いなさく ×いねさく稲穂◎いなほ ×いねほ稲荷◎いなり ×いねに茨城◎いばらき ×いばらぎ息吹◎いぶき ×そくすい今際◎いまわ ×いまぎわ異名◎いみょう △いめい鋳物◎いもの ×いぶつ、ちゅうぶつ否応◎いやおう ×ひおう意訳◎いやく ×いわけ嫌気◎いやけ ○けんき △いやき異なる入相◎いりあい ×にゅうそう入用◎いりよう △にゅうよう海豚◎イルカ ×うみぶた刺青◎いれずみ ○しせい色艶◎いろつや ×しきえん所謂◎いわゆる ×しょせん慇懃◎いんぎん ×いんきん因業◎いんごう ×いんぎょう因循◎いんじゅん ×いんしゅん員数◎いんずう △いんすう引率◎いんそつ ×いんりつ因縁◎いんねん △いんえん初産◎ういざん ○しょさん △しょざん、はつざん初陣◎ういじん ×しょじん外郎◎ういろう ×がいろう有縁◎うえん ×ゆうえん有卦◎うけ ×ゆうけ氏神◎うじがみ ×ししん氏子◎うじこ ×:しし薄刃◎うすば ×はくじん宇内◎うだい ×うない泡沫◎うたかた ○ほうまつ疑る◎うたぐる ×うたがる転寝◎うたたね ○ごろね少し異なる内懐◎うちぶところ ×ないかい団扇◎うちわ △だんせん内輪◎うちわ、ないりん異なる内訳◎うちわけ ×うちやく、ないやく現身◎うつしみ ○げんしん空蝉◎うつせみ ×くうぜん疎い◎うとい ×そい海原◎うなばら ×かいはら雲丹◎ウニ ×うんたん自惚れ◎うぬぼれ ×じぼれ乳母◎うば △にゅうぼ、めのと産衣◎うぶぎ △うぶぎぬ、さんい産毛◎うぶげ ×さんけ、さんもう産土◎うぶすな ×さんど有無◎うむ △ゆうむ恨み節◎うらみぶし ×うらみせつ売家◎うりや ○うりいえ五月蝿い◎うるさい ×ごがつはえい憂い◎うれい ○うい異なる狼狽える◎うろたえる ×ろうばいえる上背◎うわぜい ×じょうせ、じょうはい上面◎うわつら、じょうめん異なる上辺◎うわべ ○じょうへん △かみべ異なる上役◎うわやく ×じょうやく温気◎うんき △おんき少し異なる温州◎うんしゅう △おんしゅう少し異なる蘊蓄◎うんちく ×がんちく云々(云云)◎うんぬん △しかじか少し異なる雲母◎うんも ○きらら △うんぼ永劫◎えいごう ×えいきゃく描く◎えがく ○かく少し異なる役牛◎えきぎゅう ×やくぎゅう役務◎えきむ ×やくむ回向◎えこう ×かいこう壊死◎えし ×かいし会釈◎えしゃく ×かいしゃく似非◎えせ ×にひ壊疽◎えそ ×かいそ枝葉◎えだは ○しよう越冬◎えっとう ×こすふゆ越年◎えつねん △おつねん得手◎えて ×とくしゅ猿公◎えてこう ×さるこう穢土◎えど ×さいど会得◎えとく ×かいとく、かいどく胞衣◎えな △ほうい、ほうえ海老◎エビ △かいろう恵方◎えほう ×けいほう烏帽子◎えぼし ×からすぼうし蝦夷◎えみし ○えぞ少し異なる円滑◎えんかつ ×えんこつ婉曲◎えんきょく ×わんきょく嚥下◎えんげ △えんか怨恨◎えんこん ×おんこん臙脂◎えんじ ×えんし厭世◎えんせい ×いんせい縁石◎えんせき △ふちいし、へりいし縁辺◎えんぺん ×ふちべ花魁◎おいらん ×はなさきがけ押印◎おういん ×おしいん嘔気◎おうき ×おうけ黄金◎おうごん ○こがね少し異なる往生◎おうじょう ×おうせい凹凸◎おうとつ ×でこぼこ懊悩◎おうのう ×おくのう王妃◎おうひ ×おうき嗚咽◎おえつ ×なきいん大仰◎おおぎょう ×たいぎょう大口◎おおぐち ○おおくち大所帯◎おおじょたい ×おおしょたい大立者◎おおだてもの ×だいりつしゃ大人数◎おおにんずう ×だいにんずう大舞台◎おおぶたい(本) ○だいぶたい(慣)大晦日◎おおみそか △おおつごもり公の場◎おおやけのば ×こうのば大様◎おおよう ×だいよう大凡◎おおよそ ×だいぼん大枠◎おおわく ×だいわく大童◎おおわらわ ×だいどう大鋸屑◎おがくず ×だいきょくず陸稲◎おかぼ ○りくとう ×りくいね女将◎おかみ △じょしょう悪寒◎おかん ×あくかん、あっかん熾火◎おきび ×しきび屋外◎おくがい ×やがい屋上◎おくじょう ×やじょう屋内◎おくない △やない厳か◎おごそか ×きびしか御強◎おこわ ×おきょう、ごきょう幼子◎おさなご ×ようし怖気◎おじけ ×こわけ和尚◎おしょう ×わしょう白粉◎おしろい △はくふん少し異なる御節◎おせち ×おせつ汚濁◎おだく △おじょく ×おしょく御転婆◎おてんば ×おてんばあ、ごてんば一昨日◎おととい ○いっさくじつ一昨年◎おととし ○いっさくねん御供◎おとも ○ごくう異なる各々(各各)◎おのおの ×かくかく戦く◎おののく ×せんく十八番◎おはこ ○じゅうはちばん覚書◎おぼえがき ×かくしょ重石◎おもし △じゅうせき異なる面立ち◎おもだち ×めんだち玩具◎おもちゃ ○がんぐ万年青◎おもと △まんねんせい面長◎おもなが ×めんちょう赴く◎おもむく ×とく徐に◎おもむろに ×じょに母屋◎おもや △もや思惑◎おもわく △しわく異なる慮る◎おもんばかる(慣) ○おもんぱかる(本)親不知◎おやしらず ×おやふち女形◎おやま ○おんながた少し異なる凡そ◎およそ ×おおよそ疎か◎おろそか △おろか異なる穏健◎おんけん ×いんけん音叉◎おんさ ×おんしゃ恩賜◎おんし ×おんちょう恩赦◎おんしゃ ×おんせき温石◎おんじゃく ×おんせき御中◎おんちゅう ×ごちゅう恩寵◎おんちょう ×おんりゅう音吐◎おんと ×おんど音頭◎おんど △おんどう御身◎おんみ △おみ、ごしん少し異なる隠密◎おんみつ △いんみつ陰陽師◎おんみょうじ △おんようじ外殻◎がいかく ×がいこく外郭◎がいかく ×がいこう邂逅◎かいこう ×かいごう懐紙◎かいし △ふところがみ碍子◎がいし ×とくし介錯◎かいしゃく ×かいさく甲斐性◎かいしょう ×こうひせい外相◎がいしょう △がいそう、げそう異なる凱旋◎がいせん ×がんせん海内◎かいだい ×かいない街道◎かいどう ×がいどう外套◎がいとう ×がいえん該当◎がいとう ×かくとう灰白色◎かいはくしょく ×はいはくしょく傀儡◎かいらい ○くぐつ少し異なる界隈◎かいわい ×かいい却って◎かえって ×きょって家屋◎かおく ×かや顔中◎かおじゅう ×がんちゅう瓦解◎がかい ×ごかい化学◎かがく ○ばけがく案山子◎かかし ×あんざんし篝火◎かがりび ×さいか牡蠣◎かき △ぼれい少し異なる書留◎かきとめ ×しょりゅう家禽◎かきん ×かさん画一◎かくいつ ×がいつ隔月◎かくげつ ×かくづき画策◎かくさく ×がさく客死◎かくし △きゃくし楽士◎がくし ×らくし隔日◎かくじつ △かくにち確執◎かくしつ(慣) △かくしゅう(本)拡充◎かくじゅう ×こうじゅう隔年◎かくねん ×こうねん攪拌◎かくはん(慣) △こうはん(本)額縁◎がくぶち ×がくえん神楽◎かぐら ×しんがく、しんらく陰口◎かげぐち ×かげくち欠片◎かけら ×けっぺん陽炎◎かげろう △ようえん風穴◎かざあな △ふうけつ少し異なる風車◎かざぐるま、ふうしゃ異なる下賜◎かし ×かちょう貸方◎かしかた ×かしほう、たいほう貸付金◎かしつけきん ×たいふきん貸家◎かしや △かしいえ呵責◎かしゃく ×かせき果汁◎かじゅう ×かじる荷重◎かじゅう △におも ×にじゅう異なる仮称◎かしょう ×けしょう賀正◎がしょう △がせい柏手◎かしわで ×はくしゅ飛白◎かすり ○ひはく少し異なる風邪◎かぜ △ふうじゃ河川◎かせん ×かがわ化繊◎かせん ×かしき河川敷◎かせんじき ○かせんしき数える◎かぞえる ×かずえる可塑性◎かそせい ×かぎゃくせい方々(方方)◎かたがた、ほうぼう少し異なる堅気◎かたぎ ×けんき敵役◎かたきやく △てきやく頑な◎かたくな ×がんな型式◎かたしき △けいしき形代◎かたしろ ×けいだい固唾◎かたず ×こすい蝸牛◎かたつむり △かぎゅう少し異なる帷子◎かたびら ×すいし騙る◎かたる △だまる少し異なる傍ら◎かたわら ×そばら勝鬨◎かちどき ×しょういん割愛◎かつあい ×わりあい各界◎かっかい ○かくかい活魚◎かつぎょ ×かつうお脚気◎かっけ ×きゃくき各戸◎かっこ ×かくと各国◎かっこく ×かくこく合作◎がっさく ×ごうさく合算◎がっさん ×ごうさん滑舌◎かつぜつ ×こつぜつ合戦◎かっせん、※がっせん(何かの語の後ろに付く場合のみ)合致◎がっち △ごうち合羽◎カッパ ×ごうは合評◎がっぴょう ×ごうひょう割烹着◎かっぽうぎ ×かっこうぎ滑落◎かつらく ×こつらく瓜田◎かでん ×うりだ合点◎がてん ○がってん ×ごうてん角地◎かどち ×かくち門出◎かどで ×もんしゅつ仮名◎かな、かめい △かりな、けみょう異なる金気◎かなけ △かねけ、きんき異なる金物◎かなもの ×きんぶつ予々(予予)◎かねがね ×よよ曲尺◎かねじゃく △きょくしゃく予て◎かねて ×よて過不足◎かふそく(本) ○かぶそく(慣)被る◎かぶる、こうむる少し異なる南瓜◎かぼちゃ ○なんきん窯元◎かまもと ×ようげん剃刀◎カミソリ ×ていとう蚊帳◎かや △かちょう揶揄う◎からかう ×やゆう漢心◎からごころ ×かんしん芥子◎からし ○けし △かいし異なる硝子◎ガラス △しょうし搦手◎からめて ×じゃくしゅ唐様◎からよう △からさま ×とうよう借入金◎かりいれきん ×しゃくにゅうきん借方◎かりかた ×かりほう、しゃくほう仮初◎かりそめ ×かしょ狩人◎かりゅうど ○かりうど △かりびと骨牌◎かるた △こっぱい少し異なる彼此◎かれこれ ○あれこれ △ひし枯山水◎かれさんすい △かれざんすい ×こさんすい軽やか◎かろやか △かるやか可愛い◎かわいい ×かあいい為替◎かわせ ×ためかえ川面◎かわも △かわつら、かわづら少し異なる河原(川原)◎かわら ×かわはら寛解◎かんかい ×けんかい間隔◎かんかく ×かんこう鑑みる◎かんがみる ×かんみる汗顔◎かんがん ×あせがお寒気◎かんき、さむけ少し異なる感泣◎かんきゅう ×かんなき元金◎がんきん ○もときん △げんきん間隙◎かんげき ×かんしょう箝口令◎かんこうれい ×せんこうれい燗酒◎かんざけ ×かんしゅ緩衝◎かんしょう ×かんこう勘定◎かんじょう ×かんてい肝心◎かんじん △きもごころ異なる関心事◎かんしんじ ×かんしんごと完遂◎かんすい ×かんつい陥穽◎かんせい ×かんけつ元祖◎がんそ ×げんそ甲高い◎かんだかい ×こうだかい上達部◎かんだちめ ×じょうたつぶ含蓄◎がんちく ×ごうちく勘当◎かんどう ×かんとう神主◎かんぬし △しんしゅ感応◎かんのう △かんおう観音◎かんのん △かんおん芳しい◎かんばしい ○かぐわしい少し異なる甲板◎かんぱん △こうはん ×こうばん陥没◎かんぼつ ×きゅうぼつ元本◎がんぽん △げんぽん含有◎がんゆう ×ごうゆう元来◎がんらい ×げんらい陥落◎かんらく ×きゅうらく官吏◎かんり ×かんし元利◎がんり ×げんり眼力◎がんりき △がんりょく感涙◎かんるい ×かんれい生糸◎きいと ×せいし生漆◎きうるし ×なまうるし、せいしつ帰依◎きえ ×きい喜悦◎きえつ ×きせつ祇園◎ぎおん ×しえん木屑◎きくず ○こけら気位◎きぐらい ×きい木耳◎きくらげ ×もくじ鬼哭◎きこく ×きき着心地◎きごこち ×ちゃくしんち既婚◎きこん ×がいこん気障◎きざ ×きしょう生地◎きじ △せいち、しょうち異なる気質◎きしつ ○かたぎ少し異なる生渋◎きしぶ ×なましぶ着尺◎きじゃく ×ちゃくじゃく既出◎きしゅつ ×がいしゅつ徽章◎きしょう ×びしょう気丈◎きじょう ×きたけ帰省◎きせい ×きしょう煙管◎きせる ○えんかん少し異なる毅然◎きぜん ×こつぜん寄贈◎きぞう △きそう生蕎麦◎きそば ×なまそば既存◎きぞん(慣) ○きそん(本)着丈◎きたけ ×きじょう忌憚◎きたん ×きぜん吉日◎きちじつ ○きつじつ、きちにち牛車◎ぎっしゃ △ぎゅうしゃ、うしぐるま少し異なる生粋◎きっすい △きすい ×せいすい吉左右◎きっそう ×きちさゆう啄木鳥◎キツツキ △たくぼくちょう屹度◎きっと ×きつど詰問◎きつもん ×つめもん屹立◎きつりつ ×こうりつ企図◎きと ×きず祈祷◎きとう ×きじゅ危篤◎きとく ×きば既読◎きどく ×がいどく忌日◎きにち △きじつ、いみび異なる絹糸◎きぬいと ○けんし衣笠◎きぬがさ ×いがさ木の実◎きのみ ○このみ希薄◎きはく ×きうす忌避◎きひ ×いひ気風◎きふう ○きっぷ少し異なる生真面目◎きまじめ ×なままじめ生娘◎きむすめ ×なまむすめ肌理◎きめ △きり少し異なる華奢◎きゃしゃ △かしゃ異なる脚立◎きゃたつ ×きゃくりつ脚絆◎きゃはん ×きゃくはん仇怨◎きゅうえん ×きゅうおん給仕◎きゅうじ ×きゅうし急逝◎きゅうせい ×きゅうきょ給湯◎きゅうとう ×きゅうゆ朽廃◎きゅうはい ×こうはい牛酪◎ぎゅうらく ×ぎゅうかく胡瓜◎きゅうり ×こうり丘陵◎きゅうりょう ×きょうりょう寄与◎きよ ×きや供花◎きょうか ○くげ経木◎きょうぎ ×けいぎ胸腔◎きょうくう(慣) △きょうこう(本)強肩◎きょうけん ×つよかた峡谷◎きょうこく ×けいこく教唆◎きょうさ ×きょうしゅん教示◎きょうじ △きょうし矜持◎きょうじ(慣) △きんじ(本)行司◎ぎょうじ ×ぎょうし行者◎ぎょうじゃ △あんじゃ ×ぎょうしゃ異なる享受◎きょうじゅ ×けいじゅ行水◎ぎょうずい ×ぎょうすい形相◎ぎょうそう △けいそう異なる驚嘆◎きょうたん ×きょうかん享年◎きょうねん ×けいねん競売◎きょうばい ○けいばい少し異なる今日日◎きょうび ×きょうじつ教鞭◎きょうべん ×きょうびん教諭◎きょうゆ ×きょうろん享有◎きょうゆう ×けいゆう郷里◎きょうり △ごうり ×ふるさと少し異なる御苑◎ぎょえん ×ごえん居室◎きょしつ ×いしつ御者◎ぎょしゃ ×ごしゃ居住◎きょじゅう ×いじゅう拠出◎きょしゅつ ×しょしゅつ漁村◎ぎょそん ×りょうそん居宅◎きょたく ○いたく曲解◎きょっかい ×きょくかい漁民◎ぎょみん ×りょうみん切口上◎きりこうじょう ×せっこうじょう霧雨◎きりさめ △きりあめ禁忌◎きんき ×きんい均衡◎きんこう ×きんしょう今上◎きんじょう ×こんじょう琴線◎きんせん ×ことせん勤怠◎きんたい ×きんだ公達◎きんだち、こうたつ異なる巾着◎きんちゃく ×しちゃく金団◎きんとん ×きんだん銀杏◎ぎんなん ○いちょう ×ぎんあん異なる禁物◎きんもつ ×きんぶつ空隙◎くうげき ×くうしょう宮司◎ぐうじ △みやづかさ ×きゅうし少し異なる苦役◎くえき ×くやく久遠◎くおん △きゅうえん矩形◎くけい ×きょけい草花◎くさばな △そうか公事◎くじ ○こうじ △おおやけごと少し異なる奇しくも◎くしくも ×きしくも孔雀◎くじゃく ×こうじゃく口授◎くじゅ ○こうじゅ苦汁◎くじゅう ○にがり異なる薬師◎くすし △くすりし、やくし異なる薬玉◎くすだま ×くすりだま葛湯◎くずゆ ×かっとう曲者◎くせもの △きょくしゃ異なる駆逐◎くちく ×くつい口中◎くちじゅう ○こうちゅう口達者◎くちだっしゃ ○くちたっしゃ朽葉◎くちば ×きゅうよう口調◎くちょう ×こうちょう沓石◎くついし ×とうせき口伝◎くでん ×こうでん句読点◎くとうてん ×くどくてん功徳◎くどく △こうとく異なる工夫◎くふう △こうふ異なる区分◎くぶん ×くわけ公方◎くぼう △おおやけがた少し異なる与する◎くみする ×よする工面◎くめん ×こうめん供物◎くもつ ×きょうぶつ海月◎クラゲ △かいげつ少し異なる庫裏◎くり ×こり功力◎くりき ×こうりょく胡桃◎くるみ ×こちょう曲輪◎くるわ ×まげわ玄人◎くろうと ×くろうど、げんじん勲記◎くんき ×どうき群青◎ぐんじょう ×ぐんせい経緯◎けいい ○いきさつ少し異なる迎合◎げいごう ×うごう渓谷◎けいこく ×きょうこく形而上◎けいじじょう ×けいしじょう罫線◎けいせん ×らせん境内◎けいだい ×きょうない恵沢◎けいたく ×けいさわ慶弔◎けいちょう ×けいい、けいてい軽重◎けいちょう △けいじゅう競馬◎けいば ×きょうば鶏飯◎けいはん ○とりめし異なる啓蒙◎けいもう ×けいごう競輪◎けいりん ×きょうりん稀有◎けう △きゆう気圧される◎けおされる ×きあつされる外科◎げか ×がいか逆鱗◎げきりん ×ぎゃくりん解夏◎げげ ×かいなつ下血◎げけつ ×かけつ下戸◎げこ ×しもと今朝◎けさ △こんちょう消印◎けしいん ×しょういん景色◎けしき △けいしょく化粧◎けしょう △けわい化身◎けしん ×かしん下衆◎げす ×かしゅう下世話◎げせわ ×しもぜわ下足◎げそく ×かそく外題◎げだい ×がいだい気高い◎けだかい ×きだかい解脱◎げだつ ×かいだつ気怠い◎けだるい ×きだるい欠如◎けつじょ ×けつにょ月旦◎げったん ×がったん月賦◎げっぷ △つきふ ×げつぶ下手物◎げてもの ×かしゅぶつ外道◎げどう ×がいどう解毒◎げどく ×かいどく健気◎けなげ ×けんき解熱剤◎げねつざい ×かいねつざい気配◎けはい △きはい仮病◎けびょう ×かびょう化仏◎けぶつ ×かぶつ下僕◎げぼく ×しもべ家来◎けらい ×からい下劣◎げれつ ×かれつ牽引◎けんいん ×きいん献花◎けんか ×こんか狷介◎けんかい ×いんかい剣戟◎けんげき ×けんじき欠缺◎けんけつ ×けっかん堅固◎けんご ×けんこ拳固◎げんこ ×けんこ拳骨◎げんこつ ×けんこつ県境◎けんざかい ○けんきょう厳粛◎げんしゅく ×げんさい、げんせい元帥◎げんすい ×げんし現存◎げんぞん ○げんそん倦怠感◎けんたいかん ×かんたいかん権高◎けんだか ×けんこう言質◎げんち(本) △げんしつ(慣)顕著◎けんちょ ×こうちょ懸吊◎けんちょう ×けんてい喧伝◎けんでん ×せんでん圏内◎けんない ×かんない現生◎げんなま △げんしょう ×げんせい異なる剣呑◎けんのん ×けんうん原発◎げんぱつ ×げんはつ原木◎げんぼく ×げんもく拳万◎げんまん ×けんまん原野◎げんや ○はらの語彙◎ごい ×ごろ恋路◎こいじ ×こいろ碁石◎ごいし ×ごせき好一対◎こういっつい ×こういったい強引◎ごういん ×きょういん交易◎こうえき ×こうい校閲◎こうえつ ×こうせつ好悪◎こうお ×こうあく劫火◎ごうか △こうか業火◎ごうか ×ぎょうか香気◎こうき ×かき交誼◎こうぎ ×こうせん剛毅◎ごうき ×ごうこく恒久◎こうきゅう ×たんきゅう号泣◎ごうきゅう ×ごうなき口腔◎こうくう(慣) △こうこう(本)神々しい(神神しい)◎こうごうしい ×かみがみしい好々爺(好好爺)◎こうこうや ×すきすきじい号哭◎ごうこく ×ごうき黄砂◎こうさ ×おうさ交錯◎こうさく ×こうしゃく格子◎こうし ×かくし控除◎こうじょ ×くうじょ強情◎ごうじょう ×きょうじょう洪水◎こうずい ×きょうすい好事家◎こうずか ×こうじか巧拙◎こうせつ ×こうしゅつ口舌◎こうぜつ ○くぜつ異なる光沢◎こうたく ×こうさわ強奪◎ごうだつ △きょうだつ巧緻◎こうち ×こうし膠着◎こうちゃく ×もんちゃく更迭◎こうてつ ×こうそう香典◎こうでん ×こうてん格天井◎ごうてんじょう ×かくてんじょう降灰◎こうはい ○こうかい業腹◎ごうはら ×ぎょうはら鋼板◎こうはん △こうばん口吻◎こうふん ×こうそう、こうぶつ首を回らす◎こうべをめぐらす ×くびをまわらす高邁◎こうまい ×こうまん劫末◎ごうまつ △こうまつ ×きゃくまつ光明◎こうみょう △こうめい強力犯◎ごうりきはん ×きょうりょくはん綱領◎こうりょう ×もうりょう氷枕◎こおりまくら ○ひょうちん戸外◎こがい ×とがい木陰◎こかげ ×きかげ互換性◎ごかんせい ×こうかんせい小気味◎こきみ ×しょうきみ故郷◎こきょう ○ふるさと少し異なる虚空◎こくう △きょくう少し異なる国債◎こくさい ×こくせき極彩色◎ごくさいしき ×ごくさいしょく、きょくさいしょく酷似◎こくじ ×こくに極上◎ごくじょう ×きょくじょう石高◎こくだか △いしだか異なる極道◎ごくどう ×きょくどう極貧◎ごくひん ×きょくひん極太◎ごくぶと ×きょくた、きょくぶと極稀◎ごくまれ ×きょくまれ克明◎こくめい ×かつめい虚仮◎こけ ×きょか小芥子◎こけし ×しょうかいし転ける◎こける ×ころける此処◎ここ ×こしょ戸口◎ここう、とぐち ×こぐち異なる小言◎こごと ×しょうげん心根◎こころね △しんこん巨細◎こさい △きょさい古刹◎こさつ ×こせつ小雨◎こさめ △こあめ、しょうう古参◎こさん ×こざん孤児◎こじ ○みなしご誇示◎こじ ×こし乞食◎こじき △こうじき ×こうしょく少し異なる固執◎こしつ(慣) △こしゅう(本)小姑◎こじゅうと ○こじゅうとめ △しょうこ少し異なる互助◎ごじょ ×こうじょ後生◎ごしょう △こうせい異なる御神火◎ごじんか △ごしんか牛頭◎ごず ×ぎゅうとう秋桜◎コスモス ○あきざくら挙って◎こぞって ×きょって木立◎こだち ×もくりつ炬燵◎こたつ ×きょたつ戸建て◎こだて ×とだて木霊◎こだま ×もくれい東風◎こち △とうふう酷寒◎こっかん △こくかん極寒◎ごっかん △きょっかん忽然◎こつぜん △こつねん △そうぜん骨密度◎こつみつど ×ほねみつど後手◎ごて ×こうしゅ殊更◎ことさら ×しゅこう言霊◎ことだま ×げんれい言伝◎ことづて ×げんでん小波◎こなみ、さざなみ △しょうは少し異なる小人数◎こにんずう ×しょうにんずう木の葉◎このは △きのは小話◎こばなし △しょうわ少し異なる誤謬◎ごびゅう ×ごひょう小兵◎こひょう △しょうへい異なる昆布茶◎こぶちゃ ○こんぶちゃ牛蒡◎ごぼう ×ぎゅうぼう独楽◎こま △どくらく少し異なる胡麻◎ごま ×こま古文書◎こもんじょ △こぶんしょ御用達◎ごようたし(本) △ごようたつ(慣)御利益◎ごりやく ×ごりえき五輪◎ごりん ○オリンピック少し異なる破落戸◎ごろつき ○ならずもの ×はらくど声色◎こわいろ △せいしょく ×こえいろ異なる声高◎こわだか ×こえだか小童◎こわっぱ △しょうどう、こわらべ、こわらわ声音◎こわね △せいおん少し異なる強面◎こわもて △こわおもて権化◎ごんげ ×けんか今昔◎こんじゃく △こんせき今生◎こんじょう ×こんせい言上◎ごんじょう ×げんじょう渾身◎こんしん ×きしん今夕◎こんせき △こんゆう献立◎こんだて ×けんりつ建立◎こんりゅう △けんりつ少し異なる最奥部◎さいおうぶ ×さいおくぶ最大手◎さいおおて ×さいだいしゅ細工◎さいく ×さいこう最期◎さいご ×さいき在郷◎ざいごう △ざいきょう少し異なる賽子◎サイコロ ×さいし幸先◎さいさき ×こうせん祭祀◎さいし ×さいひ彩色◎さいしき △さいしょく宰相◎さいしょう ×さいそう最善手◎さいぜんしゅ ×さいぜんて在中◎ざいちゅう ×ざいじゅう罪人◎ざいにん ○つみびと債務◎さいむ ×せきむ酒蔵◎さかぐら ×しゅぞう逆子◎さかご ×ぎゃくし酒樽◎さかだる ×さけだる逆手◎さかて △ぎゃくて少し異なる先物◎さきもの ×せんぶつ防人◎さきもり △ぼうじん少し異なる割く◎さく ×わりく酢酸◎さくさん ×すさん鑿井◎さくせい ×さくい搾乳◎さくにゅう ×さいにゅう索莫◎さくばく ×さくぼう石榴(柘榴)◎ざくろ ×せきりゅう雑魚◎ざこ △じゃこ細雪◎ささめゆき ×さいせつ細石◎さざれいし △さいせき山茶花◎サザンカ △さんちゃか挿絵◎さしえ ×そうえ桟敷◎さじき △さんじき ×せんじき刺子◎さしこ ×しし指図◎さしず ×しず砂州◎さす △さしゅう座主◎ざす ×ざしゅ流石◎さすが ×りゅうせき流離◎さすらい △りゅうり少し異なる左遷◎させん ×さかん早速◎さっそく △さそく、そうそく札片◎さつびら ×さつへん茶道◎さどう(慣) ○ちゃどう(本)諭す◎さとす △ゆす早苗◎さなえ ×そうびょう、そうみょう寂しい◎さびしい △さみしい座布団◎ざぶとん ×ざふだん仙人掌◎サボテン △せんにんしょう然程◎さほど ×ぜんてい些末◎さまつ ×しまつ彷徨う◎さまよう ×ほうこうう五月雨◎さみだれ △さつきあめ少し異なる作務衣◎さむえ ×さむい白湯◎さゆ ○パイタン △しらゆ、はくとう異なる百日紅◎さるすべり △ひゃくじつこう戯言◎ざれごと ○たわごと △ぎげん茶話会◎さわかい △ちゃわかい皿鉢◎さわち △さらばち、さはち障る◎さわる ×しょうる傘下◎さんか ×かさした参画◎さんかく ×さんが山間◎さんかん ○やまあい △やまま産気◎さんけ ×さんき散華◎さんげ ×さんか懺悔◎ざんげ ×ざんぶ参詣◎さんけい ×さんし三叉路◎さんさろ ×さんしゃろ暫時◎ざんじ ×ぜんじ残滓◎ざんし(本) △ざんさい(慣)三省◎さんせい △さんしょう讒訴◎ざんそ ×めんそ残存◎ざんぞん ○ざんそん参内◎さんだい ×さんない桟橋◎さんばし △さんきょう ×せんばし少し異なる秋刀魚◎さんま ×しゅうとうぎょ山野◎さんや ×やまの山麓◎さんろく ×さんれい示威◎じい △しい弑逆◎しいぎゃく(慣) ○しぎゃく(本) ×さつぎゃく虐げる◎しいたげる ×さまたげる恣意的◎しいてき ×じいてき強いる◎しいる ×きょういる子音◎しいん △しおん使役◎しえき ×しやく私怨◎しえん ×しおん潮騒◎しおさい ×ちょうそう潮路◎しおじ ×しおろ、ちょうろ刺客◎しかく △しきゃく地金◎じがね △じきん ×ちきん直飲み◎じかのみ ×ちょくのみ直火◎じかび ×ちょくび弛緩◎しかん ×やかん死期◎しき △しご時宜◎じぎ ×じせん敷石◎しきいし ×ふせき直参◎じきさん ×ちょくさん直弟子◎じきでし ×ちょくでし直筆◎じきひつ △ちょくひつ異なる色盲◎しきもう ×しょくもう時雨◎しぐれ △じう少し異なる時化◎しけ ×じか施行◎しこう △せこう至極◎しごく ×しきょく示唆◎しさ ×ししゅん地魚◎じざかな ×ちぎょ施策◎しさく(本) ○せさく(慣)地酒◎じざけ ×じしゅ獅子吼◎ししく ×ししこう始終◎しじゅう ×ししゅう侍従◎じじゅう ×しじゅう自重◎じじゅう、じちょう異なる自粛◎じしゅく ×じせい地所◎じしょ △ちしょ侍女◎じじょ ×しじょ刺傷◎ししょう ○さしきず少し異なる市井◎しせい ×しい自省◎じせい ×じしょう羊歯◎しだ △ようし次第◎しだい ×じだい支度◎したく ×しど強か◎したたか ×きょうか示達◎じたつ ×したつ舌鼓◎したつづみ(本) △したづつみ(慣)示談◎じだん ×しだん七生◎しちしょう ×しちせい質屋◎しちや ○ひちや ×しつや市中◎しちゅう ×しじゅう地鎮祭◎じちんさい ×じしんさい漆喰◎しっくい ×うるしぐい十指◎じっし △じゅっし失墜◎しっつい ×しったい十手◎じって △じゅって櫛比◎しっぴ ×せっぴ疾風◎しっぷう ○はやて疾病◎しっぺい ×しつびょう尻尾◎しっぽ △しりお ×きゅうび少し異なる字面◎じづら △じめん設える◎しつらえる ×せつえる仕手◎して ×ししゅ死出◎しで ×ししゅつ自転車◎じてんしゃ ×じでんしゃ淑やか◎しとやか ×しなやか竹刀◎しない △ちくとう少し異なる老舗◎しにせ △ろうほ地主◎じぬし △じしゅ ×ちしゅ、ちぬし少し異なる自然薯◎じねんじょ ×しぜんしょ東雲◎しののめ △とううん少し異なる芝草◎しばくさ △しそう少し異なる芝生◎しばふ ×のせい暫く◎しばらく ×ようやく字引◎じびき ×じいん時分◎じぶん ×じふん清水◎しみず ○きよみず △せいすい少し異なる占地◎しめじ ×せんち諮問◎しもん ×じもん瀉下◎しゃか ×かっか写経◎しゃきょう ×しゃけい若年◎じゃくねん △わかとし異なる借家◎しゃくや ○かりや、しゃっか △かりいえ遮光◎しゃこう ×とこう射幸心◎しゃこうしん ×いこうしん射手◎しゃしゅ ○いて少し異なる社是◎しゃぜ ×しゃてい車窓◎しゃそう ×しゃまど吃逆◎しゃっくり ○きつぎゃく煮沸◎しゃふつ ×にふつ三味線◎しゃみせん ×さんみせん軍鶏◎しゃも △ぐんけい砂利◎じゃり △ざり少し異なる洒落◎しゃれ ×しゅらく事由◎じゆう ×じゆ充溢◎じゅういつ ×じゅうえき集荷◎しゅうか ×しゅうに祝言◎しゅうげん △いわいごと ×しゅくげん少し異なる充填◎じゅうてん ×じゅうしん重篤◎じゅうとく ×じゅうば十二単◎じゅうにひとえ ×じゅうにたん重任◎じゅうにん △ちょうにん少し異なる重版◎じゅうはん ×じゅうばん柔毛◎じゅうもう ×にゅうもう収斂◎しゅうれん ×しゅうけん収賄◎しゅうわい ×しゅうゆう首魁◎しゅかい ×しゅき酒気帯び◎しゅきおび ×しきおび手巾◎しゅきん ○ハンカチ少し異なる淑女◎しゅくじょ ×しょうじょ主宰◎しゅさい ×しゅこう手指◎しゅし ○てゆび少し異なる首相◎しゅしょう ×しゅそう衆生◎しゅじょう △しゅうせい、すじょう数珠◎じゅず ×すうしゅ入水◎じゅすい、にゅうすい少し異なる守銭奴◎しゅせんど ×しゅせんやつ出捐◎しゅつえん ×しゅついん熟考◎じゅっこう △じゅくこう出自◎しゅつじ ×でじ出生◎しゅっしょう(本) ○しゅっせい(慣)出穂◎しゅっすい △でほ ×しゅつほ出立◎しゅったつ ×しゅつりつ出帆◎しゅっぱん ×しゅつほ修二会◎しゅにえ ×しゅうにかい種苗◎しゅびょう ×たねなえ入来◎じゅらい ○にゅうらい少し異なる馴化◎じゅんか ×しゅんか潤滑油◎じゅんかつゆ ×じゅんかつあぶら殉教◎じゅんきょう ×しゅんきょう遵守◎じゅんしゅ ×そんしゅ潤沢◎じゅんたく ×じゅんさわ駿馬◎しゅんめ △しゅんば背負子◎しょいこ ×せおいこ女王◎じょうおう(慣) ○じょおう(本)生姜◎しょうが △しょうきょう少し異なる正気◎しょうき △せいき異なる象形◎しょうけい ×ぞうけい正絹◎しょうけん ×せいけん上戸◎じょうご △じょうこ異なる漏斗◎じょうご、ろうと小国◎しょうこく △おくに ×しょうごく小事◎しょうじ ×こごと障子◎しょうじ ×しょうし正直◎しょうじき △せいちょく少し異なる瀟洒◎しょうしゃ ×しゅくしゅ成就◎じょうじゅ ×せいしゅう上場◎じょうじょう ×じょうば精進◎しょうじん △せいしん憔悴◎しょうすい ×しょうそつ定石◎じょうせき ×ていせき饒舌◎じょうぜつ △にょうぜつ装束◎しょうぞく △そうぞく ×そうそく情緒◎じょうちょ(慣) △じょうしょ(本)詔勅◎しょうちょく ×しょうし小児科◎しょうにか ×しょうじか性根◎しょうね △しょうこん異なる常磐(常盤)◎じょうばん、ときわ異なる正札◎しょうふだ ×せいさつ成仏◎じょうぶつ ×せいぶつ性分◎しょうぶん ×せいぶん正味◎しょうみ △せいみ異なる静脈◎じょうみゃく △せいみゃく消耗◎しょうもう(慣) △しょうこう(本)生薬◎しょうやく △せいやく、きぐすり生類◎しょうるい △せいるい如雨露◎じょうろ ×にょうろ性悪◎しょうわる △しょうあく、せいあく少し異なる嘱託◎しょくたく ×ぞくたく嘱望◎しょくぼう ×ぞくぼう食物◎しょくもつ △しょくぶつ、じきもつ所化◎しょけ ×しょか曙光◎しょこう ×しゃこう所作◎しょさ ×しょさく所在◎しょざい ×ありか如才◎じょさい ×にょさい如上◎じょじょう ×にょじょう女婿◎じょせい ×おんなむこ白髪◎しらが、はくはつ △しらかみ、しろかみ不知火◎しらぬい ×ふちび白刃◎しらは ○はくじん素面◎しらふ △すめん異なる地力◎じりき △ちりょく異なる自力◎じりき △じりょく市立◎しりつ ○いちりつ私立◎しりつ ○わたくしりつ汁粉◎しるこ ×しるこな記す◎しるす △きす熾烈◎しれつ ×かれつ焦れる◎じれる ×こがれる素人◎しろうと ×そにん、そじん代物◎しろもの △だいぶつ異なる仕業◎しわざ △しぎょう異なる真打◎しんうち ×しんだ心奥◎しんおう ×しんおく真贋◎しんがん ×しんぜん身口意◎しんくい ×しんこうい人絹◎じんけん ×にんけん、じんいん振興◎しんこう ×しんきょう人工◎じんこう ○にんく異なる心算◎しんさん ○つもり △しんざん異なる真摯◎しんし ×しんげき斟酌◎しんしゃく ×かんしゃく真珠◎しんじゅ ×しんしゅ身上◎しんじょう ×みのうえ信心◎しんじん ×しんしん迅速◎じんそく ×じゅうそく真率◎しんそつ ×しんりつ真諦◎しんたい △しんてい身体◎しんたい ○からだ甚大◎じんだい ×かんだい真鍮◎しんちゅう ×しんゆ信女◎しんにょ ×しんじょ振幅◎しんぷく △ふりはば辛抱◎しんぼう ×しんぽう親身◎しんみ ×しんしん辛辣◎しんらつ ×しんえつ随一◎ずいいち ×ゆういち西瓜◎すいか ×にしうり芋茎◎ずいき △いもがら、いもじ少し異なる遂行◎すいこう ×ついこう水郷◎すいごう ○すいきょう水族館◎すいぞくかん ×すいぞっかん出納◎すいとう(慣) △しゅつのう(本)少し異なる水稲◎すいとう ×みずいね水団◎すいとん ×すいだん崇高◎すうこう ×そうこう図体◎ずうたい ×ずたい頭重◎ずおも ○ずじゅう少し異なる頭蓋骨◎ずがいこつ ○とうがいこつ清々しい(清清しい)◎すがすがしい ×きよきよしい頭巾◎ずきん ×とうきん宿世◎すくせ △しゅくせ助太刀◎すけだち ×すけたとう双六◎すごろく ×そうろく荒む◎すさむ ×あらむ杜撰◎ずさん ×しゃせん素性◎すじょう △そせい異なる生絹◎すずし ○きぎぬ △せいけん廃る◎すたる ×はいる頭痛◎ずつう △とうつう清汁◎すまし ×せいじる住処◎すみか △じゅうしょ少し異なる速やか◎すみやか ×はややか相撲◎すもう ×そうぼく寸隙◎すんげき ×すんしょう寸胴◎ずんどう ×すんどう寸評◎すんぴょう ×すんひょう海象◎セイウチ △かいぞう、かいしょう異なる生家◎せいか △しょうか ×せいけ逝去◎せいきょ ×いきょ省察◎せいさつ △しょうさつ凄惨◎せいさん ×さいさん静寂◎せいじゃく ○しじま脆弱◎ぜいじゃく ×きじゃく盛衰◎せいすい △じょうすい脆性◎ぜいせい ×きせい凄絶◎せいぜつ ×さいぜつ生石灰◎せいせっかい ○きせっかい ×しょうせっかい成敗◎せいばい △せいはい異なる歳暮◎せいぼ △さいぼ井目◎せいもく ×いもく蒸籠◎せいろ ○せいろう ×じょうりゅう隻眼◎せきがん ×しゅうがん析出◎せきしゅつ ×せっしゅつ石庭◎せきてい △いしにわ惜敗◎せきはい ×ざんぱい惜別◎せきべつ ×しゃくべつ斥力◎せきりょく ×きんりょく急く◎せく ×いそく、きゅうく女衒◎ぜげん ×じょげん施工◎せこう(慣) △しこう(本)施主◎せしゅ ×せぬし施術◎せじゅつ ○しじゅつ背筋◎せすじ、はいきん異なる是正◎ぜせい ×ていせい冷笑う◎せせらわらう ×あざわらう世相◎せそう ×よそう背丈◎せたけ ×せじょう節会◎せちえ ×せっかい雪月花◎せつげっか ○せつげつか席巻◎せっけん ×せっかん、せきまき斥候◎せっこう ×きんこう切削◎せっさく ×せっしょう殺生◎せっしょう ×さっしょう折衝◎せっしょう ×せっこう拙速◎せっそく ×しゅっそく雪駄◎せった △せつだ拙宅◎せったく ×しゅったく折衷◎せっちゅう ×せつい刹那◎せつな ×さつな拙劣◎せつれつ ×しゅつれつ狭める◎せばめる ×せまめる台詞◎せりふ △だいし競る◎せる ×きょうる漸減◎ぜんげん ×ざんげん穿孔◎せんこう ×がこう繊細◎せんさい ×ちさい千載◎せんざい ×せんさい漸次◎ぜんじ ×ざんじ千社札◎せんじゃふだ ×せんしゃふだ扇子◎せんす ×せんし漸増◎ぜんぞう ×ざんぞう洗濯機◎せんたくき ×せんたっき先達◎せんだつ △せんだち煎茶◎せんちゃ ×ぜんちゃ剪定◎せんてい ×ぜんてい禅寺◎ぜんでら ×ぜんじ遷都◎せんと ×かんと旋風◎せんぷう ◎つむじかぜ煎餅◎せんべい ×ぜんへい喘鳴◎ぜんめい ×たんめい川柳◎せんりゅう △かわやなぎ異なる喪家◎そうか △そうけ、もけ爪牙◎そうが ×さいが霜害◎そうがい ×しもがい雑木林◎ぞうきばやし ×ざっきりん早急◎そうきゅう(慣) ○さっきゅう(本)雑巾◎ぞうきん ×ざっきん巣窟◎そうくつ ×すくつ象牙◎ぞうげ ×ぞうが造詣◎ぞうけい ×ぞうし双肩◎そうけん ×そうかた相好◎そうごう ×そうこう荘厳◎そうごん △しょうげん、しょうごん少し異なる相殺◎そうさい(本) △そうさつ(慣)少し異なる掃除◎そうじ △そうじょ喪失◎そうしつ ×もしつ争訟◎そうしょう ×そうこう僧正◎そうじょう ×そうせい雑炊◎ぞうすい ×ざっすい叢生◎そうせい ×ぎょうせい総出◎そうで ×そうしゅつ装丁◎そうてい ×そうちょう雑煮◎ぞうに ×ざつに早晩◎そうばん ×はやばん素麺◎そうめん ×すめん草履◎ぞうり ×そうり挿話◎そうわ ×さしわ曹達◎ソーダ ×そうたつ続柄◎ぞくがら(慣) ○つづきがら(本)俗人◎ぞくじん ×ぞくにん塞栓◎そくせん ×かんせん仄聞◎そくぶん ×はいぶん其処◎そこ ×そしょ粗品◎そしな △そひん訴訟◎そしょう ×そこう俎上◎そじょう ×しじょう礎石◎そせき ×そいし唆す◎そそのかす ×しゅんす措置◎そち ×しゃくち其方◎そちら、そなた △そっち ×そほう少し異なる疎通◎そつう ×そくつう俗化◎ぞっか ×ぞくか即興◎そっきょう ×そっこう率先◎そっせん ×りっせん外面◎そとづら ○がいめん △げめん少し異なる供える◎そなえる ×ともえる蕎麦◎そば ×きょうばく背く◎そむく ×せく背ける◎そむける ×せける粗野◎そや ×あらの反る◎そる ×はんる夫々(夫夫)◎それぞれ ×ふふ逸れる◎それる △はぐれる異なる算盤◎そろばん △さんばん少し異なる存外◎ぞんがい ×そんがい忖度◎そんたく ×すんたく損耗◎そんもう(慣) △そんこう(本)存立◎そんりつ ×ぞんりつ体育◎たいいく ×たいく大往生◎だいおうじょう ×だいおうせい代価◎だいか ×たいか大地震◎だいじしん ○おおじしん貸借◎たいしゃく ×かしかり大食漢◎たいしょくかん ×だいしょっかん怠惰◎たいだ ×たいじょう代替◎だいたい(本) ○だいがえ(慣)大団円◎だいだんえん ×おおだんえん戴天◎たいてん ×さいてん台頭◎たいとう ×だいとう松明◎たいまつ △しょうめい貸与◎たいよ ×かしよ内裏◎だいり △うちうら ×ないり異なる唾液◎だえき ×すいえき高嶺◎たかね △こうれい ×こうりょう高値◎たかね ×こうち高御座◎たかみくら ×たかござ集る◎たかる ×あつまる沢庵◎たくあん △たくわん類い◎たぐい ×るいい類稀◎たぐいまれ ×るいき手繰る◎たぐる ×てさぐる竹馬◎たけうま ○ちくば少し異なる蛇行◎だこう △じゃこう他言◎たごん △たげん出汁◎だし ×でじる山車◎だし △さんしゃ多勢◎たぜい ×たせい黄昏◎たそがれ △こうこん蛇足◎だそく △じゃそく三和土◎たたき ×みわど質す◎ただす ×しつす佇む◎たたずむ ×ちょむ直中◎ただなか ×ちょくちゅう漂う◎ただよう ×さまよう太刀◎たち ×たいとう立木◎たちき ○りゅうぼく異なる立ち退く◎たちのく ×たちひく手綱◎たづな ×てづな殺陣◎たて △さつじん伊達◎だて ×いたち建具◎たてぐ ×けんぐ仮令◎たとい ○たとえ △けりょう畳紙◎たとうがみ ○たとう、たとうし △たたみがみ炭団◎たどん ×たんだん店子◎たなこ ×てんし七夕◎たなばた △しちせき煙草◎たばこ ×けむりぐさ、えんそう田畑◎たはた △たばたけ、でんぱた足袋◎たび ×あしぶくろ旅路◎たびじ ×たびろ、りょろ多聞◎たぶん △たもん異なる給う◎たまう ×きゅうう魂消る◎たまげる ×たましいきえる玉章◎たまずさ △ぎょくしょう異なる玉響◎たまゆら ×ぎょくきょう容易い◎たやすい ×よういい太夫◎たゆう、※だゆう(何かの語の後ろに付く場合のみ)垂氷◎たるひ ×すいひょう達磨◎だるま ×たつま束子◎たわし ×そくし撓む◎たわむ ×たるむ団塊◎だんかい ×だんこん単月◎たんげつ ×たんづき短冊◎たんざく ×たんさつ断食◎だんじき ×だんしょく断捨離◎だんしゃり ×だんじゃり胆汁◎たんじゅう ×たんじる楽車◎だんじり ×らくしゃ箪笥◎たんす △たんし旦夕◎たんせき ×たんゆう鍛造◎たんぞう ×だんぞう嘆息◎たんそく ×かんそく丹田◎たんでん ×たんだ耽読◎たんどく ×ちんどく堪能◎たんのう(慣) △かんのう(本)少し異なる探訪◎たんぼう ×たんほう蒲公英◎たんぽぽ △ほこうえい少し異なる反物◎たんもの ×はんぶつ地価◎ちか ×じか地殻◎ちかく ×じかく力瘤◎ちからこぶ ×りょくりゅう知己◎ちき △ちこ乳兄弟◎ちきょうだい ×ちちきょうだい逐一◎ちくいち △ちくいつ ×たくいち逐次◎ちくじ ×たくじ治世◎ちせい △じせい稚拙◎ちせつ ×ちしゅつ地代◎ちだい ○じだい血肉◎ちにく ○けつにく乳離れ◎ちばなれ(本) ○ちちばなれ(慣)痴呆◎ちほう ×ちほ血眼◎ちまなこ ×けつがん叉焼◎チャーシュー ×さしょう炒飯◎チャーハン △いりめし ×いためし嫡子◎ちゃくし △てきし着生◎ちゃくせい ×ちゃくしょう嫡流◎ちゃくりゅう ×てきりゅう卓袱台◎ちゃぶだい ×たくふくだい中腰◎ちゅうごし ×なかごし衷心◎ちゅうしん ×いしん中枢◎ちゅうすう ×ちゅうく鋳造◎ちゅうぞう ×いぞう紐帯◎ちゅうたい △じゅうたい鋳鉄◎ちゅうてつ △いてつ沖天◎ちゅうてん ×おきてん懲役◎ちょうえき ×ちょうやく寵姫◎ちょうき ×りゅうき手水◎ちょうず △てみず長蛇◎ちょうだ △ちょうじゃ打擲◎ちょうちゃく ×だちゃく提灯◎ちょうちん △ていとう蝶番◎ちょうつがい △ちょうばん弔電◎ちょうでん ×いでん、ていでん手斧◎ちょうな △ておの貼付◎ちょうふ ×はりつけ重複◎ちょうふく(本) ○じゅうふく(慣)重宝◎ちょうほう △じゅうほう少し異なる聴聞◎ちょうもん ×ちょうぶん弔問◎ちょうもん ×いもん、ていもん重用◎ちょうよう ○じゅうよう貼用◎ちょうよう ×はるよう猪口◎ちょこ ×ちょぐち鎮圧◎ちんあつ ×しんあつ鎮火◎ちんか ×しんか珍重◎ちんちょう ×ちんじゅう潰える◎ついえる ×つぶえる衝立◎ついたて ×しょうりつ序で◎ついで ×じょで追悼◎ついとう ×ついたく啄む◎ついばむ ×たくむ接ぎ木◎つぎき ×せつぎき月極◎つきぎめ ×げっきょく月次◎つきなみ △げつじ月日◎つきひ ○がっぴ異なる築山◎つきやま ×ちくざん月夜◎つきよ △げつや、つくよ土筆◎つくし △どひつ九十九◎つくも △くじゅうく異なる培う◎つちかう ×ばいう土塊◎つちくれ △どかい土気色◎つちけいろ ×どきしょく美人局◎つつもたせ ×びじんきょく伝手◎つて ×でんしゅ都度◎つど ×とど集う◎つどう ×しゅうう飛礫◎つぶて ×ひれき爪先◎つまさき ×つめさき旋毛◎つむじ △せんもう通夜◎つや △つうや少し異なる梅雨◎つゆ ○ばいう強腰◎つよごし ×きょうよう連ねる◎つらねる ×れんねる氷柱◎つらら △ひょうちゅう少し異なる悪阻◎つわり ○おそ少し異なる定款◎ていかん ×ていぎ逓減◎ていげん ×とんげん体裁◎ていさい △たいさい丁字路◎ていじろ ×ちょうじろ丁重◎ていちょう ×ていじゅう出入り◎でいり ○ではいり鼎立◎ていりつ ×けんりつ溺愛◎できあい ×じゃくあい敵愾心◎てきがいしん ×てきぎしん適宜◎てきぎ ×てきせん覿面◎てきめん ×へきめん出禁◎できん ×しゅっきん木偶◎でく △もくぐう、ぼくぐう少し異なる手癖◎てくせ ○てぐせ手管◎てくだ ×しゅかん凸凹◎でこぼこ △とつおう ×おうとつ手強い◎てごわい △てづよい異なる手酌◎てじゃく ×てしゃく手燭◎てしょく △しゅしょく手勢◎てぜい ×てせい、しゅせい手狭◎てぜま ×しゅきょう出初式◎でぞめしき ×しゅっしょしき手練れ◎てだれ ×てねれ、てれんれ鉄扉◎てっぴ ×てつとびら出面◎でづら ○でめん ×しゅつめん少し異なる出不精◎でぶしょう ×でふせい手解き◎てほどき ×てかいき手許◎てもと ×しゅきょ天蓋◎てんがい ×てんぶた田楽◎でんがく ×でんらく添削◎てんさく ×そうさく天竺◎てんじく ×てんじ天井◎てんじょう ×てんい天誅◎てんちゅう ×てんしゅ天汁◎てんつゆ ×てんじる天女◎てんにょ ×てんじょ伝播◎でんぱ ×でんばん天日◎てんぴ △てんじつ少し異なる天稟◎てんぴん △てんりん天賦◎てんぷ ×てんぶ添付◎てんぷ ×そうふ伝馬船◎てんません △てんまぶね天文◎てんもん △てんぶん異なる投網◎とあみ △なげあみ砥石◎といし ×ていせき当該◎とうがい ×とうかく冬瓜◎とうがん ×ふゆうり春宮◎とうぐう △しゅんきゅう道化◎どうけ ×どうか慟哭◎どうこく ×どうき湯治◎とうじ ×とうち杜氏◎とうじ △とじ童子◎どうじ ×どうし踏襲◎とうしゅう ×ふしゅう頭書◎とうしょ ○かしらがき少し異なる刀子◎とうす △とうし同棲◎どうせい ×どうさい統率◎とうそつ ×とうりつ道程◎どうてい ○みちのり読点◎とうてん ×どくてん等々(等等)◎とうとう △などなど頭取◎とうどり ×とうしゅ灯明◎とうみょう ×とうめい豆苗◎とうみょう ×とうびょう玉蜀黍◎とうもろこし ×ぎょくしょくきび登用◎とうよう ×とよう灯籠◎とうろう ×とうりゅう遠出◎とおで ×えんしゅつ咎人◎とがにん ×とがびと読経◎どきょう ○どっきょう △どくきょう毒親◎どくおや ×どくしん得心◎とくしん ×えしん毒舌◎どくぜつ ×どくじた得喪◎とくそう ×とくも読本◎とくほん ○どくほん △よみほん異なる匿名◎とくめい ×じゃくめい髑髏◎どくろ △しゃれこうべ何処◎どこ △いずこ床土◎とこつち ×ゆかつち、しょうど常夏◎とこなつ ×じょうか心太◎ところてん △こころぶと ×しんた少し異なる屠殺◎とさつ ×しょさつ道産子◎どさんこ ×どうさんこ、どうさんし刀自◎とじ △とうじ年端◎としは ×ねんたん図書◎としょ △ずしょ土性骨◎どしょうぼね ×どせいこつ隣町◎となりまち △りんちょう舎人◎とねり △しゃじん少し異なる登坂車線◎とはんしゃせん △とうはんしゃせん塗布◎とふ ×るふ濁酒◎どぶろく △だくしゅ灯火◎ともしび ○とうか伴う◎ともなう ×はんう鶏肉◎とりにく △けいにく吐露◎とろ ×はくろ団栗◎どんぐり ×だんぐり曇天◎どんてん ×うんてん丼飯◎どんぶりめし ×どんめし問屋◎とんや △といや内奥◎ないおう ×ないおく乃至◎ないし ×のし内示◎ないじ △ないし内省◎ないせい ×ないしょう苗床◎なえどこ ×なえゆか直会◎なおらい ×ちょっかい仲買◎なかがい ×ちゅうかい仲違い◎なかたがい △なかちがい半ば◎なかば ×はんば就中◎なかんずく ×しゅうちゅう亡骸◎なきがら ×ぼうがい長押◎なげし ×ながおし投げ銭◎なげせん ×なげぜに仲人◎なこうど △なかうど、なかびと、ちゅうにん少し異なる名残◎なごり ×めいざん茄子◎なす △なすび何故◎なぜ ○なにゆえ準える◎なぞらえる ×じゅんえる雪崩◎なだれ ×ゆきくずれ捺印◎なついん ×ないん夏木立◎なつこだち ×なつきだち何某◎なにがし △なにぼう異なる何卒◎なにとぞ ×なにそつ生魚◎なまざかな ○せいぎょ △なまうお少し異なる生酒◎なまざけ ○きざけ △せいしゅ生食◎なましょく ○せいしょく生食用◎なましょくよう ○せいしょくよう生兵法◎なまびょうほう ×せいへいほう納屋◎なや ×のうや均す◎ならす ×きんす形姿◎なりかたち △なりすがた ×けいし生業◎なりわい △せいぎょう苗代◎なわしろ ○なえしろ南京◎なんきん △なんきょう異なる納戸◎なんど ×のうど難平◎なんぴん ×なんぺい肉芽◎にくが ×にくめ肉塊◎にくかい △にっかい肉球◎にくきゅう ×にっきゅう肉汁◎にくじゅう(本) ○にくじる(慣)肉薄◎にくはく ×にくうす和毛◎にこげ ×わもう仮漆◎ニス △かしつ荷台◎にだい ×かだい日夜◎にちや ×にちよ鈍る◎にぶる ○なまる少し異なる入梅◎にゅうばい △ついり、つゆいり柔和◎にゅうわ ×じゅうわ女房◎にょうぼう ○にょうぼ如実◎にょじつ ×じょじつ女人禁制◎にょにんきんせい △にょにんきんぜい ×じょにんきんせい人形◎にんぎょう ○ひとがた異なる人参◎にんじん ×じんさん、にんざん泥濘◎ぬかるみ ×でいねい盗人◎ぬすっと ○ぬすびと △とうじん微温い◎ぬるい ×びおんい濡れ衣◎ぬれぎぬ △ぬれごろも音色◎ねいろ △おんしょく螺子◎ねじ △らし ×るいし根太◎ねだ △ねぶと異なる捏造◎ねつぞう(慣) △でつぞう(本)根雪◎ねゆき ×こんせつ年俸◎ねんぽう ×ねんぼう念力◎ねんりき ×ねんりょく農作物◎のうさくぶつ ○のうさくもつ逃す◎のがす ×にがす軒先◎のきさき ×けんさき軒並み◎のきなみ ×けんなみ熨斗◎のし ×いと野宿◎のじゅく ×のやど、のしゅく則る◎のっとる ×そくる野天◎のてん ×やてん野火◎のび ○やか少し異なる祝詞◎のりと △しゅうし、しゅくし暖簾◎のれん ×だんれん惚気◎のろけ ×ほれけ狼煙◎のろし △ろうえん野分◎のわき △のわけ ×のぶん、やぶん呑気◎のんき ×のみけ廃屋◎はいおく ×はいや媒介◎ばいかい ×ぼうかい高襟◎ハイカラ ×こうきん排斥◎はいせき ×はいきん鳳梨◎パイナップル ○ほうり背反◎はいはん ×せはん背部◎はいぶ ×せぶ佩用◎はいよう ×ふうよう梅林◎ばいりん ×うめばやし羽音◎はおと △はねおと墓穴◎はかあな ○ぼけつ葉書◎はがき ×ようしょ場数◎ばかず ×ばすう、じょうすう博士◎はかせ ○はくし異なる育む◎はぐくむ ×いくむ麦秋◎ばくしゅう △むぎあき莫大◎ばくだい ×ぼうだい白濁◎はくだく ×はくしょく博打◎ばくち ×はくだ白地図◎はくちず ×しろちず博徒◎ばくと ×はくと白灯油◎はくとうゆ ×しろとうゆ薄氷◎はくひょう △うすごおり瀑布◎ばくふ ×ぼうふ剥落◎はくらく ×せんらく白露◎はくろ ○しらつゆ少し異なる刷毛◎はけ △※さつもう(刷毛機の場合のみ読む)跛行◎はこう △ひこう方舟◎はこぶね ×ほうしゅう端材◎はざい ×たんざい狭間◎はざま ×きょうかん麻疹◎はしか ○ましん弾く◎はじく、ひく異なる梯子◎はしご △ていし端折る◎はしょる △はしおる端数◎はすう ×たんすう場末◎ばすえ ×じょうまつ斜交い◎はすかい ×しゃこうい斜向かい◎はすむかい ×ななめむかい爆ぜる◎はぜる ×ばくぜる機織り◎はたおり ×きおり旅籠◎はたご ×りょりゅう畑作◎はたさく ×はたけさく旗日◎はたび ×きじつ将又◎はたまた ×しょうまた傍目◎はため ×そばめ破綻◎はたん ×はじょう初午◎はつうま ×しょご白化◎はっか ○はくか発議◎はつぎ △ほつぎ薄給◎はっきゅう ×うすきゅう、はくきゅう末子◎ばっし ○まっし △すえこ法度◎はっと ×ほうど法被◎はっぴ ×ほうひ波止場◎はとば ×はしば花園◎はなぞの △かえん少し異なる甚だしい◎はなはだしい ×かんだしい埴生◎はにゅう ×しょくせい馬主◎ばぬし ○うまぬし △ばしゅ阻む◎はばむ ×こばむ蔓延る◎はびこる ×まんえんる早合点◎はやがてん △はやがってん ×そうごうてん囃子◎はやし ×そうし聖林◎ハリウッド ×せいりん春雨◎はるさめ △しゅんう少し異なる馬鈴薯◎ばれいしょ ×ばりんしょ万感◎ばんかん ×まんかん半夏生◎はんげしょう ×はんかしょう万斛◎ばんこく ×ばんかい、まんかい万国旗◎ばんこくき ○ばんこっき反魂◎はんごん ×はんこん万策◎ばんさく ×まんさく万死◎ばんし ×まんし盤石◎ばんじゃく △ばんせき繁盛◎はんじょう ×はんせい半身◎はんしん ○はんみ異なる反芻◎はんすう ×はんそ帆船◎はんせん △ほぶね ×ほせん万全◎ばんぜん ×まんぜん伴走◎ばんそう ×はんそう万朶◎ばんだ ×ばんの熊猫◎パンダ △くまねこ飯台◎はんだい ×めしだい万端◎ばんたん ×まんたん反駁◎はんばく ×はんざつ万般◎ばんぱん ×まんぱん頒布◎はんぷ ×ぶんぷ万福◎ばんぷく △まんぷく繁茂◎はんも ×はんぼ反目◎はんもく ×はんめ汎用◎はんよう ×ぼんよう氾濫◎はんらん ×はんかん韓流◎はんりゅう ○かんりゅう万緑◎ばんりょく ×まんりょく凡例◎はんれい ×ぼんれい麦酒◎ビール △ばくしゅ ×むぎしゅ皮革◎ひかく ×ひかわ干潟◎ひがた ×かんがた率いる◎ひきいる ×りついる抽斗◎ひきだし ×ちゅうと罷業◎ひぎょう ×のうぎょう比丘◎びく ×ひきゅう魚籠◎びく ×ぎょろう卑下◎ひげ ×ひか比肩◎ひけん ×ひかた氷雨◎ひさめ △ひあめ柄杓◎ひしゃく ×えしゃく批准◎ひじゅん ×ひすい直隠す◎ひたかくす ×ちょくかくす只管◎ひたすら ×ただかん火種◎ひだね ×かしゅ直走る◎ひたはしる ○ひたばしる ×ちょくはしる直向き◎ひたむき ×ちょくむき吃驚◎びっくり ○きっきょう必定◎ひつじょう ×ひってい逼迫◎ひっぱく ×ふくはく妃殿下◎ひでんか ×きでんか非道い◎ひどい ×ひどうい秘湯◎ひとう ×ひゆ一廉◎ひとかど △いっかど ×いちれん少し異なる他人事◎ひとごと(本) △たにんごと(慣)一入◎ひとしお ×いちにゅう人質◎ひとじち ×じんしつ人魂◎ひとだま ×じんこん人伝◎ひとづて ×にんでん海星◎ヒトデ ×かいせい為人◎ひととなり ×いにん人柱◎ひとばしら ×じんちゅう美男子◎びなんし △びだんし火の粉◎ひのこ ×ひのこな美肌◎びはだ △びき雲雀◎ひばり ×くもすずめ、うんじゃく日歩◎ひぶ ×にっぽ微風◎びふう ○そよかぜ疲弊◎ひへい ×ひえい向日葵◎ひまわり ×こうにちき罷免◎ひめん ×のうめん干物◎ひもの ×かんぶつ白夜◎びゃくや(慣) △はくや(本)百般◎ひゃっぱん ×ひゃくはん冷奴◎ひややっこ ×れいど、ひややつ拍子◎ひょうし ×はくし病巣◎びょうそう ×びょうす平等◎びょうどう ×へいとう秤量◎ひょうりょう(慣) △しょうりょう(本)少し異なる兵糧◎ひょうろう ×へいりょう肥沃◎ひよく ×ひよう日和◎ひより、※びより(何かの語の後ろに付く場合のみ) ×にちわ日和見◎ひよりみ ×にちわけん平底◎ひらぞこ ×へいてい平屋◎ひらや ×へいや非力◎ひりき ×ひりょく蛭子◎ひるこ ○えびす牝馬◎ひんば △めすうま、めうま、めま歩合◎ぶあい ×ほごう吹聴◎ふいちょう ×すいちょう富貴◎ふうき △ふき、ふっき風向◎ふうこう ×かざむき夫婦◎ふうふ ○めおと不壊◎ふえ ×ふかい不得手◎ふえて ×ふとくしゅ敷衍◎ふえん ×しきこう無遠慮◎ぶえんりょ ×むえんりょ不穏◎ふおん ×ふいん不穏当◎ふおんとう ×ふいんとう孵化◎ふか ×うか賦課◎ふか ×ぶか舞楽◎ぶがく ×ぶらく俯瞰◎ふかん ×ふけん不羈◎ふき ×ふま腐朽◎ふきゅう ×ふこう不朽◎ふきゅう ×ふくつ奉行◎ぶぎょう △ほうこう少し異なる不行跡◎ふぎょうせき ×ふこうせき布巾◎ふきん ×ふし福音◎ふくいん ×ふくおん雲脂◎フケ △うんし相応しい◎ふさわしい ×そうおうしい不治◎ふじ ○ふち武士◎ぶし △もののふ少し異なる不躾◎ぶしつけ ×ふしつけ節目◎ふしめ △せつもく少し異なる不精◎ぶしょう △ぶせい ×ふせい不織布◎ふしょくふ ×ふしきふ普請◎ふしん ×ふせい武神◎ぶしん ×ぶじん無粋◎ぶすい ×むすい風情◎ふぜい △ふうじょう少し異なる無勢◎ぶぜい △むぜい不世出◎ふせいしゅつ ×ふせしゅつ敷設◎ふせつ ×しきせつ二心◎ふたごころ △にしん、じしん二言目◎ふたことめ ×にげんめ双葉◎ふたば ×そうよう文机◎ふづくえ ○ふみづくえ仏性◎ぶっしょう △ほとけしょう ×ぶっせい異なる仏生会◎ぶっしょうえ ×ぶっしょうかい仏心◎ぶっしん ○ほとけごころ少し異なる仏頂面◎ぶっちょうづら ×ぶっちょうめん不束◎ふつつか ×ふそく不貞寝◎ふてね ×ふていね太々しい(太太しい)◎ふてぶてしい ×ふとぶとしい風土記◎ふどき △ふうどき太客◎ふときゃく ×たきゃく懐刀◎ふところがたな ×かいとう懐手◎ふところで ×かいしゅ布団◎ふとん ×ふだん不如意◎ふにょい ×ふじょい赴任◎ふにん ×とにん布帛◎ふはく ×ふこう不憫◎ふびん ×ふべん吹雪◎ふぶき ×すいせつ訃報◎ふほう ×けいほう、とほう不問◎ふもん ×ふとい不夜城◎ふやじょう ×ふよじょう賦与◎ふよ ×ぶよ舞踊◎ぶよう ×ぶとう不養生◎ふようじょう ×ふようせい不用心◎ぶようじん ×ふようしん、ふようじん無頼◎ぶらい △むらい不埒◎ふらち ×ふしょう古兵◎ふるつわもの ○こへい異なる無礼◎ぶれい ×むれい雰囲気◎ふんいき ×ふいんき分割◎ぶんかつ ×ぶんわり分岐◎ぶんき ×ぶんぎ分限◎ぶんげん ○ぶげん少し異なる分際◎ぶんざい ×ぶんさい奮迅◎ふんじん ×ふんじゅう分水嶺◎ぶんすいれい ×ぶんすいりょう文鎮◎ぶんちん ×ぶんしん分銅◎ふんどう ×ぶんどう憤怒◎ふんぬ ○ふんど分泌◎ぶんぴつ(本) △ぶんぴ(慣)分娩◎ぶんべん ×ぶんめん平易◎へいい ×へいえき兵役◎へいえき ×へいやく平穏◎へいおん ×へいいん弊害◎へいがい ×えいがい平衡◎へいこう ×へいしょう米作◎べいさく ×こめさく弊社◎へいしゃ ×えいしゃ米食◎べいしょく ×こめしょく平静◎へいせい ×へいじょう平生◎へいぜい ×へいせい平素◎へいそ ×へいす閉塞◎へいそく ×へいかん平地◎へいち ○ひらち △へいじ、ひらじ異なる兵法◎へいほう △ひょうほう平野◎へいや △ひらの少し異なる辟易◎へきえき ×へきい兵児帯◎へこおび ×ひょうじたい糸瓜◎へちま ×いとうり別世界◎べっせかい ×べつせかい別棟◎べつむね ×べっとう反吐◎へど ×はんと便宜◎べんぎ ×びんせん、べんせん変遷◎へんせん ×へんかん偏重◎へんちょう ×へんじゅう辺鄙◎へんぴ ×へんこ返戻◎へんれい ×へんるい保育所◎ほいくしょ ○ほいくじょ母音◎ぼいん △ぼおん法衣◎ほうえ ○ほうい包含◎ほうがん ×ほうごう硼砂◎ほうしゃ ×ほうさ幇助◎ほうじょ ×ふうじょ放生会◎ほうじょうえ ○ほうじょうや紡織◎ぼうしょく ×ぼうしき坊主◎ぼうず ×ぼうしゅ冒涜◎ぼうとく ×ぼうばい鬼灯◎ほおずき ×きとう火影◎ほかげ ×ひかげ朗らか◎ほがらか ×ろうらか墨汁◎ぼくじゅう ×すみじる、ぼくじる牧場◎ぼくじょう ○まきば朴訥◎ぼくとつ ×ぼくのう黒子◎ほくろ ○くろこ △くろご、こくし異なる反故◎ほご ×はんこ矛先◎ほこさき ×よせん綻びる◎ほころびる ×ほろびる牡丹◎ぼたん △ぼうたん ×ぼくたん少し異なる発起人◎ほっきにん ×はっきにん木剣◎ぼっけん ×もっけん発疹◎ほっしん ○はっしん払子◎ほっす ×ふっす法主◎ほっす ○ほうしゅ △ほっしゅ欲する◎ほっする ×よくする発赤◎ほっせき △はっせき発足◎ほっそく(慣) △はっそく(本)発端◎ほったん △はったん補填◎ほてん ×ほしん牡馬◎ぼば △おすうま、おうま、おま小火◎ぼや △しょうか洞穴◎ほらあな ○どうけつ微酔◎ほろよい △びすい翻意◎ほんい ×はんい凸柑◎ぽんかん ×とつかん本旨◎ほんし ×ほんむね凡百◎ぼんぴゃく △ぼんひゃく、ぼんびゃく雪洞◎ぼんぼり △せっとう、せつどう異なる本望◎ほんもう ×ほんぼう凡庸◎ぼんよう ×はんよう本玲◎ほんれい ×ほんりん翻弄◎ほんろう ×はんろう枚挙◎まいきょ ×まいけん邁進◎まいしん ×まんしん埋没◎まいぼつ ×りぼつ勾玉◎まがたま ×まがだま、こうぎょく蒔絵◎まきえ ×ときえ紛れる◎まぎれる ×ふんれる幕間◎まくあい ×まくま間口◎まぐち ×かんこう真砂◎まさご ×しんさ間尺◎ましゃく △けんじゃく ×まじゃく、かんしゃく異なる魔性◎ましょう ×ませい先ず◎まず △せんず異なる益々(益益)◎ますます ×えきえき股上◎またがみ ×またうえ区々(区区)◎まちまち △くく少し異なる末裔◎まつえい △ばつえい ×まっしょう末期◎まっき ○まつご異なる末寺◎まつじ ×まつでら末日◎まつじつ ×まつび燐寸◎マッチ ×りんすん全う◎まっとう ×すべう末尾◎まつび ×まつお松脂◎まつやに △しょうし円居◎まどい ×えんきょ眼差し◎まなざし ×めざし愛弟子◎まなでし ×あいでし愛娘◎まなむすめ ×あいむすめ免れる◎まぬがれる(慣) ○まぬかれる(本)真昼時◎まひるどき ×まひるじ目深◎まぶか △めぶか継子◎ままこ ○けいし ×つぐこ少し異なる継母◎ままはは △けいぼ魔除け◎まよけ ×まじょけ真綿◎まわた ×しんめん満悦◎まんえつ ×まんせつ蔓延◎まんえん ×まんえい饅頭◎まんじゅう △まんとう万灯◎まんどう ×まんとう満帆◎まんぱん ×まんぽ翻車魚◎マンボウ ×ほんしゃぎょ万力◎まんりき ×まんりょく木乃伊◎ミイラ ×きのい見栄◎みえ ×みえい、けんえい身重◎みおも ×しんじゅう神酒◎みき △しんしゅ三行半◎みくだりはん ×さんぎょうはん眉間◎みけん △びかん、まゆあい巫女◎みこ △ふじょ神輿◎みこし △しんよ ×しんこう未済◎みさい ×みすみ見境◎みさかい ×けんきょう実生◎みしょう ×じっせい微塵◎みじん △びじん少し異なる水鳥◎みずどり ○みずとり、すいちょう未曾有◎みぞう(慣) △みぞうう(本) ×みぞうゆう鳩尾◎みぞおち △はとお、きゅうび三十路◎みそじ ×さんじゅうろ身丈◎みたけ ×しんじょう御霊◎みたま △ごりょう道標◎みちしるべ ○どうひょう少し異なる道端◎みちばた ×どうたん蜜月◎みつげつ ×みつづき見惚れる◎みとれる △みほれる身形◎みなり ×しんけい耳朶◎みみたぶ △じだ未聞◎みもん ×みぶん土産◎みやげ △どさん御幸◎みゆき △ごこう、ぎょこう少し異なる明星◎みょうじょう △あかほし、あかぼし少し異なる名代◎みょうだい △なだい、なしろ異なる名利◎みょうり △めいり明朝体◎みんちょうたい ×めいちょうたい百足◎ムカデ △ひゃくそく無垢◎むく ×むこう報いる◎むくいる ×ほういる無地◎むじ ×むち虫酸◎むしず ×むしさん、ちゅうさん矛盾◎むじゅん ×よじゅん、ほこたて胸三寸◎むねさんずん ×むねさんすん、むなさんずん謀反◎むほん ×ぼうはん村八分◎むらはちぶ ×むらはちぶん無理強い◎むりじい ×むりつよい、むりづよい名家◎めいか ×めいけ名刹◎めいさつ ×めいせつ酩酊◎めいてい ×めいちょう目頭◎めがしら ×もくとう眼鏡◎めがね ○がんきょう少し異なる女神◎めがみ △じょしん、おんながみ目利き◎めきき ×めりき目下◎めした、もっか異なる馬頭◎めず ×ばとう女滝◎めだき ×めたき、じょだき馬手◎めて ×ばしゅ、ましゅ愛でる◎めでる ×まなでる目処◎めど ×もくしょ目眩◎めまい ×もくげん莫大小◎めりやす ×ばくだいしょう面子◎めんこ、めんつ異なる面目◎めんぼく、めんもく少し異なる綿毛布◎めんもうふ ×わたもうふ亡者◎もうじゃ ×ぼうしゃ妄執◎もうしゅう ×もうしつ猛省◎もうせい ×もうしょう毛筆◎もうひつ ×けふで耄碌◎もうろく ×ろうろく目途◎もくと △めど土竜◎もぐら △どりゅう目論見◎もくろみ ×もくろんみ猛者◎もさ ×もうじゃ喪主◎もしゅ △そうしゅ ×もぬし百舌◎もず ×ひゃくぜつ悶える◎もだえる ×もえる喪中◎もちゅう ×もなか、そうちゅう以て◎もって ×いて専ら◎もっぱら ×せんら元肥◎もとごえ ×げんぴ基づく◎もとづく ×きづく物臭◎ものぐさ ×ぶっしゅう物種◎ものだね ×ぶっしゅ物の怪◎もののけ ×もののかい物見◎ものみ ×ぶっけん最早◎もはや ×さいはや、さいそう喪服◎もふく △そうふく紅葉◎もみじ ○こうよう少し異なる木綿◎もめん △きわた少し異なる股引◎ももひき ×またひき諸手◎もろて △しょて少し異なる諸共◎もろとも ×しょきょう諸刃◎もろは ×しょは、しょじん文句◎もんく ×ぶんく門戸◎もんこ ×もんと文言◎もんごん △ぶんげん少し異なる文殊◎もんじゅ ×ぶんしゅ問答◎もんどう ×もんとう門扉◎もんぴ ×もんとびら文様◎もんよう ×ぶんよう八百長◎やおちょう ×はっぴゃくや矢面◎やおもて ×やめん八百屋◎やおや ×はっぴゃくや八百万◎やおよろず ○はっぴゃくまん異なる喧しい◎やかましい △かまびすしい ×せんしい異なる薬缶◎やかん △やっかん夜気◎やき ×よき山羊◎ヤギ ×やまひつじ冶金◎やきん ×ちきん約定◎やくじょう ×やくてい薬湯◎やくとう ○くすりゆ ×やくゆ少し異なる厄年◎やくどし ×やくねん厄日◎やくび ×やくにち、やくじつ自棄◎やけ ○じき火傷◎やけど △かしょう少し異なる優男◎やさおとこ ○やさお椰子◎やし ×しゅし玄孫◎やしゃご △げんそん安値◎やすね ×あんち薬価◎やっか ×やくか約款◎やっかん ×やくぎ宿屋◎やどや △しゅくや異なる寄生木◎やどりぎ ×きせいぎ野に下る◎やにくだる ×のにくだる夜半◎やはん ×よはん流鏑馬◎やぶさめ ×りゅうてきば夜分◎やぶん ×よぶん山峡◎やまかい ○さんきょう山路◎やまじ △さんろ山襞◎やまひだ ×さんぺき山懐◎やまふところ ×さんかい柔肌◎やわはだ ×にゅうはだ遺言◎ゆいごん ○いごん少し異なる由緒◎ゆいしょ(慣) △ゆしょ(本)結納◎ゆいのう ×けつのう有為◎ゆうい ○うい異なる幽谷◎ゆうこく ×ゆうたに、ゆうや湧水◎ゆうすい ×わきみず融通◎ゆうずう ×ゆうつう夕星◎ゆうずつ ×ゆうせい遊説◎ゆうぜい ×ゆうせつ、ゆうぜつ夕立◎ゆうだち ×ゆうりつ夕飯◎ゆうはん ○ゆうめし有名所◎ゆうめいどころ ×ゆうめいしょ、ゆうめいじょ猶予◎ゆうよ ×せいよ所以◎ゆえん ×しょい床板◎ゆかいた △とこいた、しょうばん浴衣◎ゆかた △よくい歪む◎ゆがむ ○ひずむ少し異なる所縁◎ゆかり △しょえん行方◎ゆくえ ×こうほう遊山◎ゆさん ×ゆうさん、ゆうざん柚子◎ゆず ×ゆし強請◎ゆすり △きょうせい少し異なる油井◎ゆせい ×ゆい委ねる◎ゆだねる ×いねる湯女◎ゆな ×ゆじょ、とうじょ弓形◎ゆみなり ○ゆみがた △きゅうけい少し異なる夢現◎ゆめうつつ ×むげん夢幻◎ゆめまぼろし ○むげん努々(努努)◎ゆめゆめ ×どど百合◎ゆり △ひゃくごう異なる弓手◎ゆんで ×きゅうしゅ窯業◎ようぎょう ×かまぎょう要綱◎ようこう ×ようもう要塞◎ようさい ×ようかん楊枝◎ようじ ×ようし養生◎ようじょう ×ようせい容体◎ようだい △ようたい腰痛◎ようつう ×こしいた葉脈◎ようみゃく ×はみゃく漸く◎ようやく ×しばらく余興◎よきょう ×よこう翌月◎よくげつ ×よくつき、よくづき翌年◎よくねん ○よくとし横恋慕◎よこれんぼ ×おうれんぼ良し悪し◎よしあし △よしわるし葦簀◎よしず ×あしせき寄席◎よせ ×よせき、よりせき他所◎よそ ○たしょ少し異なる余所見◎よそみ ×よしょけん黄泉◎よみ △こうせん少し異なる宵宮◎よみや ○よいみや夜目◎よめ ×やめ四方山◎よもやま ×しほうざん予鈴◎よれい ×よりん世論◎よろん(本) ○せろん(慣)弱音◎よわね ○じゃくおん異なる礼賛◎らいさん ×れいさん烙印◎らくいん ×かくいん落雁◎らくがん ×らくすい落日◎らくじつ ×らくにち落丁◎らくちょう ×らくてい酪農◎らくのう ×かくのう埒外◎らちがい ×しょうがい乱高下◎らんこうげ ×らんこうか乱世◎らんせ(慣) ○らんせい(本)乱丁◎らんちょう ×らんてい吏員◎りいん ×しいん梨園◎りえん ×なしえん罹患◎りかん ×らかん履行◎りこう ×ふくぎょう利鞘◎りざや ×りしょう履修◎りしゅう ×ふくしゅう栗鼠◎りす △くりねずみ少し異なる律儀◎りちぎ △りつぎ立礼◎りつれい、りゅうれい異なる掠奪◎りゃくだつ ×りょうだつ略記◎りゃっき △りゃくき流言◎りゅうげん △るげん流行◎りゅうこう ○はやり流涎◎りゅうぜん △りゅうえん、りゅうせん料簡◎りょうけん ×りょうかん漁師◎りょうし ×ぎょし両端◎りょうたん ○りょうはし △りょうはじ少し異なる量目◎りょうめ ×りょうもく旅客◎りょかく △りょきゃく旅客船◎りょかくせん △りょきゃくせん旅客機◎りょかっき ○りょかくき緑豆◎りょくとう △りょくず緑化◎りょっか ○りょくか膂力◎りょりょく ×よりょく履歴◎りれき ×ふくれき隣家◎りんか ×りんや輪郭◎りんかく ×りんこう稟議◎りんぎ △ひんぎ隣県◎りんけん ×となりけん臨終◎りんじゅう ×りんしゅう隣村◎りんそん ○となりむら類似◎るいじ ×るいに留守◎るす ×りゅうしゅ流転◎るてん △りゅうてん流布◎るふ ×りゅうふ流浪◎るろう ×りゅうろう冷汗◎れいかん ○ひやあせ零細◎れいさい ×ぜろさい黎明期◎れいめいき ×そうめいき暦日◎れきじつ ×れきにち廉価◎れんか ×けんか蓮華◎れんげ ×れんか廉恥◎れんち ×けんち連綿◎れんめん ×れんわた漏洩◎ろうえい(慣) △ろうせつ(本)老獪◎ろうかい ×ろうこう楼閣◎ろうかく ×おうかく老朽◎ろうきゅう ×ろうこう労組◎ろうそ △ろうくみ路傍◎ろぼう ×ろばた歪曲◎わいきょく ×わんきょく矮小◎わいしょう ×いしょう賄賂◎わいろ ×ゆうろ公魚◎わかさぎ ×こうぎょ若布◎わかめ ×わかふ病葉◎わくらば ×びょうよう若人◎わこうど △わかうど、わかびと山葵◎わさび ×やまあおい業物◎わざもの ×ぎょうぶつ態々(態態)◎わざわざ ×たいたい早生◎わせ △そうせい少し異なる喚く◎わめく ×かんく雲呑◎ワンタン ×うんのん、うんどん腕白◎わんぱく ×うでじろ項目1項目2項目3)★ -->関連ページ<難読漢字の一覧>⇒【一文字】難読漢字の一覧!⇒【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!⇒【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!⇒【動物】難読漢字の一覧!⇒【鳥】難読漢字の一覧!⇒【花・植物】難読漢字の一覧!⇒【虫】難読漢字の一覧!⇒【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!⇒【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!<読み間違えやすい漢字の一覧>⇒慣用読み(百姓読み)の一覧!<難読漢字の一覧(偏)>⇒【魚偏】難読漢字の一覧!⇒【虫偏】難読漢字の一覧!⇒【木偏】難読漢字の一覧!⇒【金偏】難読漢字の一覧!