さて時間を示すときに午前0時や午後24時のような使い方をすることがあります。
テレビや新聞など様々なところでこのような時間表記は見かけますが、
「午前0時って何日?午後24時は何日?」と感じる人も少なくないでしょう。
実際に分かっているつもりでも何度も聞いているうちに、
ややこしくなって考えがごちゃごちゃになってしまうということもあるでしょう。
そこでこのページでは午前0時と午後24時の違いとは?
また単に12時と言った場合には午前・午後どっちを指すのかを簡単に解説します。
どうぞご覧ください。
1.午前0時と午後24時の違いとは?
では0時と24時の違いとは何かを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、0時と24時がどの日にちに属しているかが違います。
0時と24時はどちらも日にちが変わる夜の時間(昼ではない)のことを示しています。
どちらも同じ時間を示しているということには変わりないのですが、
”0時は新しい日にちの始まりの時間”、”24時はその日にちの終わりの時間”を意味します。
例えば7月7日の0時と7月7日の24時だと下のような意味になります。
7月7日の0時は7月6日の24時と示す時間は同じで、
7月7日の24時は7月8日の0時と示す時間は同じになります。
なので7月7日の24時と7月8日の0時は示している時間自体は同じですが、
どっちの日にちに属しているかが違うので注意してください。
(7月7日の24時は7月7日に、7月8日の0時は7月8日に属している)
2.単に12時と言った場合には午前・午後どちらを指すのか?
では単に12時と言った場合には午前・午後どちらを指しているのか見ていきましょう。
さっそくですが単に12時と言った場合には、そのときの状況によって午前・午後どちらを意味しているかが変わります。
例えば「もう12時を過ぎているのか」と言った場合には、
そのときの状況が夜なら午後12時、昼なら午前12時を指すときが多いです。
現在が夜中の1時という状況で「もう12時を過ぎたのか」となった場合は、
午前12時(昼)ではなく、午後12時(夜)のことを意味していると判断ができますよね。
このようにそのときの状況で午前・午後どちらなのかを判断します。
また午前・午後を使うとややこしくなるという人は、24時間で示すのが分かりやすいです。
午前・午後で示す場合 | 24時間で示す場合 | 午前・午後で示す場合 | 24時間で示す場合 |
---|---|---|---|
午前0時(前日の午後12時と同じ) | 0時(前日の24時と同じ) | 午後1時 | 13時 |
午前1時 | 1時 | 午後2時 | 14時 |
午前2時 | 2時 | 午後3時 | 15時 |
午前3時 | 3時 | 午後4時 | 16時 |
午前4時 | 4時 | 午後5時 | 17時 |
午前5時 | 5時 | 午後6時 | 18時 |
午前6時 | 6時 | 午後7時 | 19時 |
午前7時 | 7時 | 午後8時 | 20時 |
午前8時 | 8時 | 午後9時 | 21時 |
午前9時 | 9時 | 午後10時 | 22時 |
午前10時 | 10時 | 午後11時 | 23時 |
午前11時 | 11時 | 午後12時(翌日の午前0時と同じ) | 24時(翌日の0時と同じ) |
午前12時(午後0時と同じ) | 12時 |
24時間で示すと12時は昼の12時のことですし、
24時は夜の12時のことになるので頭の中で混ざることがなくなります。
3.○日の27時というときは何日の何時を指しているのか?
では○日の27時というときは何日の何時を指しているのかを解説します。
この○日の27時のような時間の表し方はあまり使用されることはないですが、
その日の24時を超えて翌日に25時・26時・27時という意味で使用されます。
例えば7月7日の27時だと何日の何時を示しているかを見ていきます。
上のように7月7日の27時というのは、
7月8日の午前3時(=3時)を示していることになります。
なので24時間を超える時間で表されている場合は、
単純に25時(午前1時)・26時(午前2時)・27時(午前3時)と覚えましょう。
以上が「0時と24時の違いとは?ただ12時だけならどっちを指している?」でした。
4.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 0時と24時の違いは、それぞれがどの日にちに属しているかが異なる。
- 単に12時と言った場合には、そのときの状況によって午前・午後どちらを意味しているかが変わる。
- ○日の27時のときは、翌日の3時のことを表している。