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  • 【魚偏】難読漢字の一覧!
    このページでは魚偏の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(魚偏の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓魚偏の難読漢字の読み方や意味、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓魚偏の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●魚偏の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ魚偏の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【魦(鱊)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(魚偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【浅蜊(鯏・蜊)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【浅蜊(鯏・蜊)】読み方:アサリ※上は浅蜊(一種)の写真浅蜊というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科アサリ属に分類される二枚貝の一種/アサリ属に分類される二枚貝の総称”。”鯏”は「ウグイ」と読むこともできます。【鯵(鰺)】読み方:アジ※上は真鯵(マアジ)の写真鯵というのは、”スズキ目アジ科に分類される海水魚の総称”。鯵というと、一般的には「真鯵(マアジ)」を指すことが多いです。【鯇】読み方:アメノウオ鯇というのは、”琵琶鱒(ビワマス:標準和名)の別名”。琵琶鱒は”サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に分類される淡水魚。山女魚(ヤマメ)の亜種”を指します。琵琶鱒は、琵琶湖とその周辺河川に分布しており、「山女魚(ヤマメ)」の亜種に分類されています。【鮎】読み方:アユ鮎というのは、”キュウリウオ目キュウリウオ科アユ属に分類される淡水魚の一種”。綺麗な水を好み、その見た目の美しさから「清流の女王」とも呼ばれています。【鮑(蚫・鰒)】読み方:アワビ※上は黒鮑(クロアワビ)の写真鮑というのは、”ミミガイ科に分類される大型の巻貝の総称”。高級食材として知られ、コリコリとした食感が特徴的です。”鰒”は「フグ」と読むこともできます。【烏賊(魷)】読み方:イカ※上は槍烏賊(ヤリイカ)の写真烏賊というのは、”コウイカ目とツツイカ目に分類される軟体動物の総称”。【魦(鱊)】読み方:イサザ魦というのは、”スズキ目ハゼ科ウキゴリ属に分類される淡水魚の一種”。【海豚(鯆)】読み方:イルカ※上は半道海豚(ハンドウイルカ)の写真海豚というのは、”鯨偶蹄目に分類される鯨類のうち、小型の種の総称”。海豚というと、一般的には「半道海豚(ハンドウイルカ:標準和名)」を指すことが多いです。半道海豚は、別名で「坂東海豚(バンドウイルカ)」とも呼ばれ、一般的には坂東海豚と呼ばれることが多いです。海豚(イルカ)と鯨(クジラ)は分類学的には明確には区別されておらず、一般的には体長4~5m以下のものを海豚と呼び、それ以上の体長のものを鯨と呼ぶことが多いです。【鰯(鰛・鰮)】読み方:イワシ※上は真鰯(マイワシ)の写真鰯というのは、”ニシン目に分類される海水魚のうち、真鰯(マイワシ)・潤目鰯(ウルメイワシ)・片口鰯(カタクチイワシ)の総称”。鰯というと、一般的には「真鰯(マイワシ)」を指すことが多いです。【浮き袋(鰾)】読み方:うきぶくろ浮き袋というのは、”硬骨魚類が持っている、内部に気体の入った袋状の器官”。浮き袋は、浮力の調整などをするために用いられます。【石斑魚(鯎・鯏)】読み方:ウグイ石斑魚というのは、”コイ目コイ科ウグイ属に分類される淡水魚の一種”。基本的には淡水魚(淡水型)ですが、中には海に下る降海型もいます。”鯏”は「アサリ」と読むことが多いです。【鱓】読み方:ウツボ※上は鱓(一種)の写真鱓というのは、”ウツボ目ウツボ科ウツボ属に分類される海水魚の一種/ウナギ目ウツボ科に分類される海水魚の総称”。鋭い歯と大きな口が特徴的で、細長い体が、矢を入れる容器である「靫(うつぼ)」に似ていることから名付けられました。【鰻】読み方:ウナギ※上は日本鰻(ニホンウナギ)の写真鰻というのは、”ウナギ科ウナギ属に分類される回遊魚の総称”。日本で主に食べられているのは日本鰻で、鰻というと一般的には「日本鰻(ニホンウナギ)」のことを指します。【鱗】読み方:うろこ鱗というのは、”生物(特に、魚類・爬虫類など)の体表を覆って保護している硬い薄片”。【鱏(鱝・鰩)】読み方:エイ※上は赤鱏(アカエイ)の写真※上は赤鱏(腹側)の写真鱏というのは、”板鰓亜綱(ばんさいあこう)に分類される軟骨魚類のうち、鰓(えら)が体の下面に開くものの総称”。”板鰓亜綱に属する軟骨魚類のうち、鰓が体の側面に開くものの総称のこと”を「鮫(サメ)」と言います。”鰩”は「トビウオ」と読むこともできます。【鱛】読み方:エソ※上は真鱛(マエソ)の写真鱛というのは、”ヒメ目エソ科に分類される海水魚の総称”。【斉魚(鱭)】読み方:エツ斉魚というのは、”ニシン目カタクチイワシ科エツ属に分類される海水魚の一種”。【海老(蝦・鰕)】読み方:エビ※上は車海老(クルマエビ)の写真海老というのは、”甲殻類十脚目(エビ目)に分類される長尾類の総称”。海老(エビ)や蟹(カニ)の殻には「アスタキサンチン」という赤い色素が含まれていて、その赤い色素はタンパク質と結合していて、赤い色素は隠れてしまっています。ですが、この結合は加熱することで分解され、茹(ゆ)でたり焼いたりすることで赤い色素が現れて赤色に変化します。【鰓】読み方:えら鰓というのは、”水中に棲(す)む動物の呼吸器官”。鰓による呼吸様式のことを「鰓呼吸(えらこきゅう)」と呼び、鰓蓋(えらぶた)と呼ばれる骨質の薄い板に鰓が保護されていて、呼吸運動に合わせて鰓蓋を開閉させて呼吸します。(サメ・エイなどには鰓蓋がないため、外側から鰓を確認することができます)魚類の鰓は櫛(くし)の歯のような形状のものに毛細血管が分布していて、これに触れる水中の溶存酸素を取り込み、二酸化炭素を排出します。反対に人間などの陸上動物が行う呼吸様式のことを「肺呼吸(はいこきゅう)」と呼びます。肺呼吸は、肺によって空気中の酸素を血液中に取り込み、二酸化炭素を体外へと排出する呼吸様式になります。【魞】読み方:えり魞というのは、”河川・湖沼などで、葦簀(よしず)や竹垣(たけがき)を迷路状に立てて、魚を誘導して捕らえる定置漁具の一種”。【鮱】読み方:オオボラ※上は鯔(ボラ)の写真鮱というのは、”鯔(ボラ)の成長しきったもの。鯔(トド)のこと”。”鯔”は「ボラ」「トド」「イナ」と読むことができます。↓カ行~【梅花皮(鰄)】読み方:かいらぎ※上は梅花皮(後者の意味)の皿の写真梅花皮というのは、”サメ類の背の中央部分の皮のこと/陶磁器などで、釉(うわぐすり)が焼成(しょうせい)不十分のために溶けきらず、さめはだ状に縮れた状態のこと”。前者の意味は、硬い粒状の梅の花の形をした突起があり、刀剣の鞘(さや)・柄(つか)などの装飾に用いられます。後者の意味の釉というのは、”素焼きの陶磁器の表面にかけて焼き、艶(つや)を出させるガラス質の物質のこと”を指します。焼成すると薄い層を作って、割れにくくしたり、吸水を防いだり、光沢(こうたく)や味わいを出します。焼成というのは”原料を高熱で焼いて性質を変化させること”で、例えば粘土を窯(かま)で焼いて石質にしたり、タイルを窯で焼いて硬質化させることなどがあります。【鰍(杜父魚・鮖)】読み方:カジカ※上は鰍(一種)の写真鰍というのは、”スズキ目カジカ科カジカ属に分類される淡水魚の一種/スズキ目カジカ科に属する魚類の総称”。前者の意味の鰍(標準和名)は、別名で「鮴(ゴリ)」とも呼ばれています。【数の子(鯑)】読み方:かずのこ数の子というのは、”鰊(ニシン)の卵巣を塩漬けまたは乾燥させた食品”。【鰹】読み方:カツオ鰹というのは、”スズキ目サバ科カツオ属に分類される海水魚の一種”。鰹の魚肉を煮熟(しゃじゅく)(煮詰めること)させてから乾燥させた食品のことを「鰹節(かつおぶし)」、それを薄く削ったものを「削り節(けずりぶし)」と呼びます。【魳】読み方:カマス※上は赤魳(アカカマス)の写真魳というのは、”スズキ目カマス科に分類される海水魚の総称”。「赤魳(アカカマス)」は、日本で最も一般的な魳になります。【唐墨(鱲)】読み方:からすみ唐墨というのは、”鯔(ボラ)の卵巣を塩漬けして乾燥させた食品のこと”。長崎県が有名な産地で、雲丹(うに)・海鼠腸(このわた)と並んで日本三大珍味と言われています。【鰈(鰔)】読み方:カレイ※上は真鰈(マガレイ)の写真鰈というのは、”カレイ目カレイ科に分類される海水魚の総称”。鰈は鮃(ヒラメ)とよく間違えられますが、それぞれの口を見て判断するのが分かりやすいです。鮃は口が大きくて歯が尖っていますが、鰈は口が小さい、という違いがあります。【鱚】読み方:キス※上は白鱚(シロギス)の写真鱚というのは、”スズキ目キス科に分類される海水魚の総称”。【鯨】読み方:クジラ※上は座頭鯨(ザトウクジラ)の写真鯨というのは、”鯨偶蹄目に分類される鯨類のうち、大型の種の総称”。鯨(クジラ)と海豚(イルカ)は分類学上、明確には区別されておらず、一般的には体長4~5m以下のものを海豚、それ以上の体長のものを鯨と呼ぶことが多いです。【鯉】読み方:コイ鯉というのは、”コイ目コイ科コイ属に分類される淡水魚の一種”。※上は錦鯉(ニシキゴイ)の写真観賞用に改良された品種のことを総称して「錦鯉(ニシキゴイ)」と呼びます。【鯒】読み方:コチ※上は真鯒(マゴチ)の写真鯒というのは、”スズキ目コチ科に分類される海水魚の総称”。鯒というと、一般的には「真鯒(マゴチ)」のことを指します。【鮗(鰶・鯯・鱅)】読み方:コノシロ鮗というのは、”ニシン目ニシン科コノシロ属に分類される海水魚の一種”。”鰶”は「サンマ」と読むこともできます。【鮴】読み方:ゴリ(メバル)※上は鰍(カジカ:一種)の写真※上は鈍甲(ドンコ)の写真※上は葦登(ヨシノボリ)の写真※上は知知武(チチブ)の写真鮴を「ゴリ」と読むと”鰍(カジカ:標準和名)の別名/地方での鈍甲(ドンコ)・葦登(ヨシノボリ)・知知武(チチブ)などの総称”の意味。鰍(カジカ)は”スズキ目カジカ科カジカ属に分類される淡水魚の一種/スズキ目カジカ科に属する魚類の総称”を指します。※上は白眼張(シロメバル)の写真鮴を「メバル」と読むと”カサゴ目メバル科メバル属に分類される海水魚の総称”の意味。「メバル」は鮴の他にも”眼張”と書き表され、一般的には”眼張”と表記されることが多いです。↓サ行~【鮭(石桂魚・鯹)】読み方:サケ※上は鮭(一種)の写真鮭というのは、”サケ目サケ科サケ属に分類される海水魚の一種/サケ目サケ科に分類される海水魚の総称”。前者の意味の鮭(標準和名)は、別名で「白鮭(シロザケ)」とも呼ばれています。鮭と鱒(マス)はどちらも「サケ目サケ科」に分類され、両者に明確な違いはなく、ここでは主に名称で分けています。【鯖】読み方:サバ※上は真鯖(マサバ)の写真鯖というのは、”スズキ目サバ科サバ属・グルクマ属・ニジョウサバ属に分類される海水魚の総称”。鯖というと、一般的には「真鯖(マサバ)」を指すことが多いです。【鮫】読み方:サメ※上は頬白鮫(ホオジロザメ)の写真鮫というのは、”板鰓亜綱(ばんさいあこう)に属する軟骨魚類のうち、鰓(えら)が体の側面に開くものの総称”。ちなみに”板鰓亜綱に属する軟骨魚類のうち、鰓が体の下面に開くものの総称”を「鱏(エイ)」と言います。【細魚(針魚・鱵)】読み方:サヨリ※上は細魚(一種)の写真細魚というのは、”ダツ目サヨリ科サヨリ属に分類される海水魚の一種/ダツ目サヨリ科に分類される魚類の総称”。【鰆】読み方:サワラ※上は鰆(一種)の写真※上は青箭魚(サゴシ)の写真鰆というのは、”サバ目サバ科サワラ属に分類される海水魚の一種/サバ目サバ科サワラ属に分類される海水魚の総称”。鰆は出世魚(しゅっせうお)で、全長50cm未満のものを「青箭魚(サゴシ)」、50cm以上60cm未満のものを「柳(ヤナギ)」、60cm以上のものを「鰆(サワラ)」と言います。【山椒魚(鯢)】読み方:サンショウウオ※上は大山椒魚(オオサンショウウオ)の写真山椒魚というのは、”有尾目(サンショウウオ目)サンショウウオ科・オオサンショウウオ科などに分類される両生類の総称”。※上は墨西哥鯢(メキシコサンショウウオ)の写真※上は墨西哥鯢(白変種)(一般的には「ウーパールーパー」)の写真ちなみに墨西哥鯢(メキシコサンショウウオ)の白変種の個体は、一般的には別名で「ウーパールーパー」、他には個体に関係なく「メキシコサラマンダー」とも呼ばれています。【鱰】読み方:シイラ鱰というのは、”スズキ目シイラ科シイラ属に分類される海水魚の一種”。鱰(標準和名)は、高級魚として扱われ、ハワイや日本で「マヒマヒ」の別名で呼ばれています。【鯱】読み方:シャチ、しゃちほこ※上は鯱(シャチ)の写真※上は鯱(しゃちほこ)の写真鯱を「シャチ」と読むと”鯨偶蹄目マイルカ科シャチ属に分類される哺乳類の一種”の意味。鯱を「しゃちほこ」と読むと”空想上の海獣のこと/(前者の意味の)海獣をかたどった魔除(まよ)けの飾りのこと”の意味。前者の意味は、頭は虎に似ていて、背にトゲがあり、尾は空に向かって反り返っています。後者の意味は、城などの屋根の大棟(おおむね)の両端につけ、木・石・金属・瓦(かわら)などで作られます。【介党鱈(鯳)】読み方:スケトウダラ介党鱈というのは、”タラ目タラ科スケトウダラ属に分類される海水魚の一種”。「スケトウダラ」(標準和名)は、別名で「介宗鱈(助惣鱈):(スケソウダラ)」とも呼ばれています。介党鱈のすり身は、蒲鉾(かまぼこ)・竹輪(ちくわ)などの練り製品の主原料となり、卵巣は「鱈子(たらこ)」「辛子明太子(からしめんたいこ)」に用いられます。【寿司(鮨・鮓)】読み方:すし寿司というのは、”酢飯に魚介類などを組み合わせた日本料理”。寿司における酢飯のことを「シャリ」、酢飯の上に乗っている食材のことを「ネタ」と呼びます。【鱸】読み方:スズキ※上は鱸(一種)の写真鱸というのは、”スズキ目スズキ科スズキ属に分類される海水魚の一種/スズキ目スズキ科スズキ属に分類される海水魚の総称”。前者の意味の鱸(標準和名)は、別名で「丸鱸(マルスズキ)」とも呼ばれています。鱸は出世魚(しゅっせうお)で、幼魚を「コッパ」、全長20cm~40cm未満のものを「鮬(セイゴ)」、全長40cm~60cm未満のものを「福子(フッコ)」、それ以上の大きさのものを「鱸(スズキ)」と呼んでいます。【鯐】読み方:スバシリ鯐というのは、”鯔(ボラ)の幼魚の名称”。鯔は出世魚(しゅっせうお)で、10cm未満のものを「オボコ」、10cm~15cm未満のものを「イナッコ」「鯐(スバシリ)」、15cm~30cm未満のものを「鯔(イナ)」、30cm~50cm未満のものを「鯔(ボラ)」、50cm以上のものを「鯔(トド)」(アシカ科のトドとは別)と呼びます。(「イナ」と「ボラ」と「トド」は漢字表記が同じなので注意が必要です)【鯣】読み方:するめ鯣というのは、”烏賊(イカ)を切り開いて内臓を取り除き、干したりして乾燥させた食品”。鯣は日持ちがすることから「幸せが続く」という意味で縁起物とされています。ですが「するめ」の”する”の部分が、「擦る(博打などでお金がなくなること)」や「掏る(金品を盗み取ること)」を連想させてしまうため、「当たり」に言い換えて「あたりめ」と呼ばれるようになりました。なので「するめ」と「あたりめ」は、どちらも同じものを指しているため覚えておきましょう。【鮬】読み方:セイゴ鮬というのは、”鱸(スズキ)の若魚の名称”。鱸は出世魚(しゅっせうお)で、幼魚を「コッパ」、全長20cm~40cm未満のものを「鮬(セイゴ)」、全長40cm~60cm未満のものを「福子(フッコ)」、それ以上の大きさのものを「鱸(スズキ)」と呼んでいます。↓タ行~【鯛】読み方:タイ※上は真鯛(マダイ)の写真鯛というのは、”スズキ目タイ科に分類される海水魚の総称”。鯛というと、一般的には「真鯛(マダイ)」のことを指します。鯛は高級魚として知られ、紅白の体色や七福神の恵比寿様が鯛を持っていること、「めでたい(鯛)」といった語呂合わせなどの理由から、縁起物としてお祝いの席でよく用いられます。【鰖】読み方:タカベ鰖というのは、”スズキ目イスズミ科タカベ属に分類される海水魚の一種”。【蛸(鮹・鱆)】読み方:タコ※上は真蛸(マダコ)の写真蛸というのは、”頭足類八腕目(タコ目)に分類される軟体動物の総称”。蛸というと、一般的には「真蛸(マダコ)」を指すことが多いです。蛸には吸盤の付いた足(正確には腕)が8本あり、丸く大きな頭のように見える部位は胴部で、本当の頭は眼や口が集まっている部分になります。蛸は上記のように、頭から足が生えているため「頭足類(とうそくるい)」と呼ばれています。【鰱(鱮)】読み方:タナゴ鰱というのは、”コイ目コイ科タナゴ属に分類される淡水魚の一種”。【鱈】読み方:タラ※上は真鱈(マダラ)の写真鱈というのは、”タラ目タラ科に分類される海水魚の総称”。鱈というと、一般的には「真鱈(マダラ)」を指すことが多いです。【泥鰌(鰌・鯲)】読み方:ドジョウ※上は泥鰌(一種)の写真泥鰌というのは、”コイ目ドジョウ科ドジョウ属に分類される淡水魚の一種/コイ目ドジョウ科に分類される淡水魚の総称”。前者の意味の泥鰌(標準和名)は、別名で「真泥鰌(マドジョウ)」とも呼ばれています。【鯔(魹)】読み方:トド鯔(トド)というのは、”鯔(ボラ)の成長しきったもの。鮱(オオボラ)のこと”。”鯔”は「ボラ」「イナ」と読むこともできます。【飛魚(𩹉・鰩)】読み方:トビウオ※上は飛魚(一種)の写真飛魚というのは、”ダツ目トビウオ科ツクシトビウオ属に分類される海水魚の一種/ダツ目トビウオ科に分類される海水魚の総称”。水上に飛び出し、胸鰭(むなびれ)を広げて滑空することから名付けられ、九州などでは別名で「アゴ」とも呼ばれています。”鰩”は「エイ」と読むこともできます。↓ナ行~【膾(鱠)】読み方:なます膾というのは、”生の魚や野菜などを細かく刻んで酢などで和(あ)えた料理のこと”。【鯰(魸)】読み方:ナマズ※上は鯰(一種)の写真鯰というのは、”ナマズ目ナマズ科ナマズ属に分類される淡水魚の一種/ナマズ目に分類される淡水魚の総称”。前者の意味の鯰(標準和名)は、別名で「真鯰(マナマズ)」「日本鯰(ニホンナマズ)」とも呼ばれています。【鰊(鯡)】読み方:ニシン鰊というのは、”ニシン目ニシン科ニシン属に分類される海水魚の一種”。内臓や頭などを取り除いて3枚におろし乾燥させたもの(干物)を「身欠きニシン(みがきニシン)」と呼びます。【鮸】読み方:ニベ鮸というのは、”スズキ目ニベ科ニベ属に分類される海水魚の一種”。↓ハ行~【鰣】読み方:ハス鰣というのは、”コイ目コイ科ハス属に分類される淡水魚の一種”。【鰰(鱩)】読み方:ハタハタ鰰というのは、”スズキ目ハタハタ科ハタハタ属に分類される海水魚の一種”。鰰を塩漬けにし、しみ出た上澄みから作った調味料のことを「塩汁(しょっつる)」と言い、鰰など白身の魚や豆腐・野菜などを塩汁で味付けしたものを「塩汁鍋(しょっつるなべ)」と呼びます。※上は塩汁鍋(しょっつるなべ)の写真また、鰰の卵のことを「ぶりこ(または、ぶりっこ)」と呼び、ぶりこはヌルヌルとした粘液で覆われているのが特徴的です。【魬】読み方:ハマチ魬というのは、”鰤(ブリ)の若魚の名称”。鰤(ブリ)は出世魚(しゅっせうお)で、15cm未満の稚魚を「藻雑魚(モジャコ)」、15cm~35cm未満のものを「魚夏(魚偏+夏)(ワカシ)」「ツバス」、35cm~60cm未満のものを「魬(ハマチ)」「鰍(イナダ)」、60cm~80cm未満のものを「稚鰤(ワラサ)」「メジロ」、80cm以上のものを「鰤(ブリ)」と呼びます。(”鰍”は「カジカ」と読むこともでき、一般的には「カジカ」と読むことが多いです)【鱧(𩸕)】読み方:ハモ※上は鱧(一種)の写真鱧というのは、”ウナギ目ハモ科ハモ属に分類される海水魚の一種/ウナギ目ハモ科に分類される海水魚の総称”。【鮠(鰙)】読み方:ハヤ※上は追河(オイカワ)の写真※上は石斑魚(ウグイ)の写真鮠というのは、”追河(オイカワ:標準和名)の別名/石斑魚(ウグイ:標準和名)の別名”。追河は”コイ目コイ科ハス属に分類される淡水魚の一種”で、石斑魚は”コイ目コイ科ウグイ属に分類される淡水魚の一種”を指します。【腹赤(鰚)】読み方:ハラカ※上は桜鱒(サクラマス)の写真※上は鮸(ニベ)の写真腹赤というのは、”鱒(マス:総称)の別名/鮸(ニベ:標準和名)の別名”。鱒は”サケ目サケ科の魚で名称に「~マス」とつくもの、またはサケ類(白鮭・紅鮭など)と呼ばれる魚を除くサケ科の魚の総称”で、鮸は”スズキ目ニベ科ニベ属に分類される海水魚の一種”を指します。桜鱒は、河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「山女魚(ヤマメ)」、生まれてから海へ下る降海型を「桜鱒(サクラマス)」と呼びます。【鮞(鯡)】読み方:はららご鮞というのは、”魚類の卵巣。また、それを塩漬けにした食品”。”鯡”は「ニシン」と読むこともできます。【鰉】読み方:ヒガイ※上は川鰉(カワヒガイ)の写真鰉というのは、”コイ目コイ科ヒガイ属に分類される淡水魚の総称”。【鯷】読み方:ヒシコ※上は片口鰯(カタクチイワシ)の写真鯷というのは、”片口鰯(カタクチイワシ:標準和名)の別名”。片口鰯は”ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属に分類される海水魚の一種”を指します。【鮃(平目)】読み方:ヒラメ※上は鮃(一種)の写真鮃というのは、”カレイ目ヒラメ科ヒラメ属に分類される海水魚の一種/カレイ目ヒラメ科とダルマガレイ科に分類される海水魚の総称”。鮃は鰈(カレイ)とよく間違えられますが、それぞれの口を見て判断するのが分かりやすいです。鮃は口が大きくて歯が尖っていますが、鰈は口が小さい、という違いがあります。【鰭】読み方:ひれ鰭というのは、”魚類・水生哺乳類にある、遊泳のときに水をかくための器官”。【鱶】読み方:ふか鱶というのは、”大形の鮫(サメ)のこと”。※上は鱶鰭(フカヒレ)の写真鱶鰭(フカヒレ)というと”鮫(サメ)の鰭を乾燥させた食品”を指し、中華料理の材料に用いられ、高級食材として知られています。【河豚(鰒・魨・鯸・鮐)】読み方:フグ※上は虎河豚(トラフグ)の写真河豚というのは、”フグ目フグ科とハコフグ科に属する魚類の総称”。河豚の多くの種類は神経毒である「テトロドトキシン」と呼ばれる猛毒を持っており、内臓の他に種類によっては皮や筋肉にも毒が含まれています。【鮒(鯽)】読み方:フナ※上は金鮒(キンブナ)の写真鮒というのは、”コイ目コイ科フナ属に分類される淡水魚の総称”。【鰤】読み方:ブリ鰤というのは、”スズキ目アジ科ブリ属に分類される海水魚の一種”。鰤は出世魚(しゅっせうお)で、15cm未満の稚魚を「藻雑魚(モジャコ)」、15cm~35cm未満のものを「魚夏(魚偏+夏)(ワカシ)」「ツバス」、35cm~60cm未満のものを「魬(ハマチ)」「鰍(イナダ)」、60cm~80cm未満のものを「稚鰤(ワラサ)」「メジロ」、80cm以上のものを「鰤(ブリ)」と呼びます。(”鰍”は「カジカ」と読むこともでき、一般的には「カジカ」と読むことが多いです)【𩸽】読み方:ホッケ※上は𩸽(一種)の写真𩸽というのは、”カサゴ目アイナメ科ホッケ属に分類される海水魚の一種/カサゴ目アイナメ科ホッケ属に分類される海水魚の総称”。前者の意味の𩸽(標準和名)は、別名で「真𩸽(マホッケ)」とも呼ばれています。【鯔(鰡)】読み方:ボラ鯔というのは、”ボラ目ボラ科ボラ属に分類される海水魚の一種”。※上は唐墨(からすみ)の写真鯔(ボラ)の卵巣を塩漬けして乾燥させたものを「唐墨(からすみ)」と呼び、雲丹(うに)・海鼠腸(このわた)と並んで日本三大珍味と言われています。鯔は出世魚(しゅっせうお)で、10cm未満のものを「オボコ」、10cm~15cm未満のものを「イナッコ」「鯐(スバシリ)」、15cm~30cm未満のものを「鯔(イナ)」、30cm~50cm未満のものを「鯔(ボラ)」、50cm以上のものを「鯔(トド)」(アシカ科のトドとは別)と呼びます。(「イナ」と「ボラ」と「トド」は漢字表記が同じなので注意が必要です)↓マ行~【鮪】読み方:マグロ※上は黒鮪(クロマグロ)の写真鮪というのは、”スズキ目サバ科マグロ属に分類される海水魚の総称”。黒鮪(標準和名)は、別名で「本鮪(ホンマグロ)」とも呼ばれています。【鱒】読み方:マス※上は桜鱒(サクラマス)の写真鱒というのは、”サケ目サケ科の魚で名称に「~マス」とつくもの、またはサケ類(白鮭・紅鮭など)と呼ばれる魚を除くサケ科の魚の総称”。鱒と鮭(サケ)はどちらも「サケ目サケ科」に分類され、両者に明確な違いはなく、ここでは主に名称で分けています。河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「山女魚(ヤマメ)」、生まれてから海へ下る降海型を「桜鱒(サクラマス)」と呼びます。【真魚鰹(鯧)】読み方:マナガツオ真魚鰹というのは、”スズキ目マナガツオ科マナガツオ属に分類される海水魚の一種”。鰹と表記されますが、鰹の仲間ではありません。【鯥】読み方:ムツ※上は鯥(一種)の写真鯥というのは、”スズキ目ムツ科ムツ属に分類される海水魚の一種/スズキ目ムツ科に分類される海水魚の総称”。【室鯵(鰘)】読み方:ムロアジ室鯵というのは、”スズキ目アジ科ムロアジ属に分類される海水魚の一種”。※上はくさやの写真脂肪分や旨みが少ないことから干物にされることが多く、伊豆(いず)諸島の特産品として知られる「くさや」(非常に強烈な臭いの干物)にも利用されています。くさやに用いるくさや汁のことを「魚室(むろ)」と呼んだことから、「室鯵(むろあじ)」と名付けられたとされています。↓ヤ行~【鰥(鰥夫)】読み方:やもめ鰥というのは、”妻と離婚または死別して再婚していない男性のこと”。「やもめ」は”寡婦・寡・孀”と表記されることもありますが、寡婦・寡・孀と表記すると「夫と離婚または死別して再婚していない女性のこと」を意味します。なので同じ「やもめ」でも、”鰥・鰥夫=男性”、”寡婦・寡・孀=女性”を指すため覚えておきましょう。ちなみに”男鰥(おとこやもめ)に蛆(うじ)が湧(わ)く”ということわざがありますが、これは「独り暮らしの男は、家事や世話をしてくれる人がいないため、身のまわりが不潔になること」を意味しています。基本的には”鰥・鰥夫=男鰥”ですが、上記のことわざでの男鰥は結婚したことがない男性のことも含んでいます。↓ラ行~↓ワ行~【公魚(鰙)】読み方:ワカサギ公魚というのは、”キュウリウオ目キュウリウオ科ワカサギ属に分類される淡水・汽水魚の一種”。※上は氷上の穴釣りの様子公魚釣りは、結氷した湖面にアイスドリルなどで穴を開けて、その穴から公魚を釣りあげる方法が有名です。【鰐】読み方:ワニ※上は入江鰐(イリエワニ)の写真鰐というのは、”ワニ目に分類される爬虫類の総称”。ちなみに入江鰐(イリエワニ)は、動物の中で最も噛(か)む力が強いとされ、主に汽水域に生息し、入り江や三角州のマングローブ林を好むことが名前の由来になっています。魚偏の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【魦(鱊)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(魚偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【浅蜊(鯏・蜊)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄浅蜊(鯏・蜊)アサリ”鯏”は「ウグイ」と読むこともできる鯵(鰺)アジ鯇アメノウオ鯇は、「琵琶鱒(ビワマス)」(標準和名)の別名鮎アユ鮑(蚫・鰒)アワビ”鰒”は「フグ」と読むこともできる烏賊(魷)イカ魦(鱊)イサザ海豚(鯆)イルカ鰯(鰛・鰮)イワシ浮き袋(鰾)うきぶくろ石斑魚(鯎・鯏)ウグイ”鯏”は「アサリ」と読むことが多い鱓ウツボ鰻ウナギ鱗うろこ鱏(鱝・鰩)エイ”鰩”は「トビウオ」と読むこともできる鱛エソ斉魚(鱭)エツ海老(蝦・鰕)エビ鰓えら魞えり鮱オオボラ鮱は、「トド」(「ボラ」のさらに成長したもの)を指す梅花皮(鰄)かいらぎ鰍(杜父魚・鮖)カジカ数の子(鯑)かずのこ鰹カツオ魳カマス唐墨(鱲)からすみ鰈(鰔)カレイ鱚キス鯨クジラ鯉コイ鯒コチ鮗(鰶・鯯・鱅)コノシロ”鰶”は「サンマ」と読むこともできる鮴ゴリ(メバル)「ゴリ」と「メバル」で意味が異なる。「メバル」は、一般的には”眼張”と表記されることが多い鮭(石桂魚・鯹)サケ鯖サバ鮫サメ細魚(針魚・鱵)サヨリ鰆サワラ山椒魚(鯢)サンショウウオ鱰シイラ鯱シャチ、しゃちほこ「シャチ」と「しゃちほこ」で意味が異なる介党鱈(鯳)スケトウダラ介党鱈(標準和名)の別名は「助惣鱈(スケソウダラ)」寿司(鮨・鮓)すし鯐スバシリ鯐は、「鯔(ボラ)」の幼魚の名称鯣するめ鮬セイゴ鮬は、「鱸(スズキ)」の若魚の名称鯛タイ鰖タカベ蛸(鮹・鱆)タコ鰱(鱮)タナゴ鱈タラ泥鰌(鰌・鯲)ドジョウ鯔(魹)トド”鯔”は「ボラ」「イナ」と読むこともできる。「トド」は、「ボラ」がさらに成長したもので、「とどのつまり」の語源飛魚(𩹉・鰩)トビウオ”鰩”は「エイ」と読むこともできる膾(鱠)なます鯰(魸)ナマズ鰊(鯡)ニシン鮸ニベ鰣ハス鰰(鱩)ハタハタ魬ハマチ鱧(𩸕)ハモ鮠(鰙)ハヤ「追河(オイカワ)」(標準和名)の別名。「石斑魚(ウグイ)」(標準和名)の別名。”鰙”は「ワカサギ」と読むこともできる腹赤(鰚)ハラカ「鱒(マス)」(総称)の別名。「鮸(ニベ)」(標準和名)の別名鮞(鯡)はららご”鯡”は「ニシン」と読むこともできる鰉ヒガイ鯷ヒシコ「片口鰯(カタクチイワシ)」(標準和名)の別名鮃(平目)ヒラメ鰭ひれ鱶ふか河豚(鰒・魨・鯸・鮐)フグ鮒(鯽)フナ鰤ブリ𩸽ホッケ鯔(鰡)ボラ”鯔”は「イナ」「トド」と読むこともできる鮪マグロ鱒マス真魚鰹(鯧)マナガツオ鯥ムツ室鯵(鰘)ムロアジ鰥(鰥夫)やもめ公魚(鰙)ワカサギ鰐ワニ項目1項目2項目3)★ 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  • 【虫偏】難読漢字の一覧!
    このページでは虫偏の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(虫偏の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓虫偏の難読漢字の読み方や意味、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】(【ラ行~】【ワ行~】は候補がなかったため表記していません)↓虫偏の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●虫偏の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ虫偏の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【蠍(蝎)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(虫偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【浅蜊(鯏・蜊)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【赤貝(蚶)】読み方:アカガイ赤貝というのは、”フネガイ目フネガイ科アカガイ属に分類される二枚貝の一種”。【浅蜊(鯏・蜊)】読み方:アサリ※上は浅蜊(一種)の写真浅蜊というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科アサリ属に分類される二枚貝の一種/アサリ属に分類される二枚貝の総称”。模様は様々で、淡水の流れ込む浅海の砂泥地にいます。【虻】読み方:アブ※上は塩屋虻(シオヤアブ)の写真虻というのは、”双翅目(そうしもく)(ハエ目)短角亜目(ハエ亜目)に分類される昆虫の総称”。【蟻】読み方:アリ※上は黒山蟻(クロヤマアリ)の写真蟻というのは、”膜翅目(まくしもく)(ハチ目)アリ科に分類される昆虫の総称”。【鮑(蚫・鰒)】読み方:アワビ※上は黒鮑(クロアワビ)の写真鮑というのは、”ミミガイ科に分類される大型の巻貝の総称”。高級食材として知られ、コリコリとした食感が特徴的です。【蝗(稲子)】読み方:イナゴ※上は小翅蝗(コバネイナゴ)の写真蝗というのは、”直翅目(ちょくしもく)(バッタ目)バッタ科イナゴ属に分類される昆虫の総称”。稲の葉や茎を食べる害虫として知られ、稲につくことが名前の由来になっています。【蛆】読み方:うじ※上は蛆(うじ)のイラスト蛆というのは、”蝿(ハエ)の幼虫のこと”蛆は、別名で「蛆虫(うじむし)」とも呼ばれています。【蟒蛇(蟒)】読み方:うわばみ蟒蛇というのは、”大きな蛇(ヘビ)のこと/(転じて)酒をたくさん飲む人。大酒飲みのこと”。【海老(蝦・鰕)】読み方:エビ※上は車海老(クルマエビ)の写真海老というのは、”甲殻類十脚目(エビ目)に分類される長尾類の総称”。海老(エビ)や蟹(カニ)の殻には「アスタキサンチン」という赤い色素が含まれていて、その赤い色素はタンパク質と結合していて、赤い色素は隠れてしまっています。ですが、この結合は加熱することで分解され、茹(ゆ)でたり焼いたりすることで赤い色素が現れて赤色に変化します。【螻蛄(螻)】読み方:オケラ(ケラ)※上は螻蛄(一種)の写真螻蛄というのは、”直翅目(バッタ目)ケラ科に分類される昆虫の一種/直翅目ケラ科に分類される昆虫の総称”。「オケラ」は、「ケラ」(標準和名)の別名になります。【御玉杓子(蛞・蝌蚪)】読み方:おたまじゃくし御玉杓子というのは、”蛙(カエル)の幼生(子ども)のこと”。↓カ行~【蚊】読み方:カ※上は一筋縞蚊(ヒトスジシマカ)(別名:藪蚊(ヤブカ))の写真蚊というのは、”双翅目(別名:ハエ目)カ科に分類される昆虫の総称”。人などの血液を吸う吸血動物で、種類によってマラリア・デング熱などの病気を媒介(ばいかい)します。蚊は血を吸うときにストロー状の針を刺して、その時に唾液(だえき)を注入し、その唾液を異物とみなして人体がアレルギー反応を引き起こすことにより、赤く腫(は)れて痒(かゆ)くなります。※上は孑孑(ボウフラ)の写真ちなみに蚊の幼虫のことを「孑孑(ボウフラ)」と呼びます。【蛾】読み方:ガ※上は鳶色雀(トビイロスズメ)の写真蛾というのは、”鱗翅目(チョウ目)に分類される昆虫のうち、チョウ類を除いたものの総称”。【蛙】読み方:カエル※上は日本雨蛙(ニホンアマガエル)(別名:雨蛙(アマガエル))の写真蛙というのは、”無尾目(むびもく)(カエル目)に分類される両生類の総称”。実はほとんどの蛙は毒を持っており、皮膚から毒を含んだ分泌液を出して、皮膚を守っています。なので蛙を触った手で、目や傷口などに触らないようにしましょう。【牡蠣(牡蛎・蛎・蠣)】読み方:カキ※上は2枚とも岩牡蠣(イワガキ)の写真牡蠣というのは、”ウグイスガイ目イタボガキ科とベッコウガキ科に分類される二枚貝の総称”。身が牛乳のように乳白色であることや、栄養が豊富に含まれていることから、別名で「海のミルク」とも呼ばれています。【蝸牛(蝸)】読み方:カタツムリ※上は日本蝸牛(ニッポンマイマイ)の写真蝸牛というのは、”腹足綱(ふくそくこう)柄眼目(へいがんもく)に分類される、陸に生息する巻き貝の総称”。一般的には「カタツムリ」と呼ばれていますが、標準和名は「マイマイ」で、別名として「カタツムリ」「デンデンムシ」と呼ばれています。【蟹(蠏)】読み方:カニ※上は楚蟹(ズワイガニ)の写真※上は加熱後の楚蟹の写真蟹というのは、”十脚目(エビ目)短尾下目(カニ下目)に分類される甲殻類の総称”。海老(エビ)や蟹の殻には「アスタキサンチン」という赤い色素が含まれていて、その赤い色素はタンパク質と結合していて、赤い色素は隠れてしまっています。ですが、この結合は加熱することで分解され、茹(ゆ)でたり焼いたりすることで赤い色素が現れて赤色に変化します。【蜘蛛(蜘・蛛)】読み方:クモ※上は女郎蜘蛛(ジョロウグモ)の写真蜘蛛というのは、”クモ目に分類される節足動物の総称”。蜘蛛の巣は網目状になっていて、横糸には粘液で粘着性をつけて獲物を捕らえるようにし、縦糸には粘液を付けずに、移動するときは蜘蛛自身がくっつかないように縦糸のみを用います。巣(網)の中心部には「こしき」と呼ばれる部分があって、蜘蛛は普通はこしきにいて獲物を待ち構えています。【蟋蟀(蛩・蛬・蛼)】読み方:コオロギ※上は閻魔蟋蟀(エンマコオロギ)の写真蟋蟀というのは、”直翅目(バッタ目)コオロギ科に分類される昆虫の総称”。↓サ行~【蠍(蝎)】読み方:サソリ蠍というのは、”サソリ目に分類される節足動物の総称”。蠍には一対(つい)の大きな鋏(ハサミ)、後ろの尻尾のように見える部分の先端に毒針があります。有毒生物として知られていますが、人の命にかかわる毒を持っているのはごく一部の種類しか存在しません。【蛹】読み方:さなぎ蛹というのは、”完全変態を行う昆虫類で、幼虫から成虫になる直前の形態のこと”。「幼虫 → 蛹 → 成虫」と変態することを「完全変態」、「幼虫 → 成虫」と蛹を経ずに幼虫からそのまま成虫に変態することを「不完全変態」と言います。【蜆】読み方:シジミ※上は真蜆(マシジミ)の写真蜆というのは、”マルスダレガイ目シジミ科に分類される二枚貝の総称”。【紙魚(衣魚・蟫)】読み方:シミ※上は背筋紙魚(セスジシミ)の写真紙魚というのは、”総尾目(そうびもく)(シミ目)に分類される昆虫の総称”。書物などの紙を食べ、くねくねと魚のように素早く動く様子から「紙魚」という漢字が当てられています。【蝉(蟬)】読み方:セミ※上は油蝉(アブラゼミ)の写真蝉というのは、”半翅目(カメムシ目)セミ科に分類される昆虫の総称”。油蝉は、鳴き声が油で揚げているときの音に似ていることから名付けられ、「ジージージリジリジリジリ」のように鳴きます。↓タ行~【蛸(鮹・鱆)】読み方:タコ※上は真蛸(マダコ)の写真蛸というのは、”頭足類八腕目(タコ目)に分類される軟体動物の総称”。蛸というと、一般的には「真蛸(マダコ)」を指すことが多いです。蛸には吸盤の付いた足(正確には腕)が8本あり、丸く大きな頭のように見える部位は胴部で、本当の頭は眼や口が集まっている部分になります。蛸は上記のように、頭から足が生えているため「頭足類(とうそくるい)」と呼ばれています。【壁蝨(蜱・蟎)】読み方:ダニ※上は二棘血真壁蝨(フタトゲチマダニ)の写真壁蝨というのは、”ダニ目に分類される節足動物の総称”。真壁蝨(マダニ科に分類される壁蝨の総称)は主に草むら・野山などの草木がある場所に生息し、山だけでなく公園の草むらや、道路わきの草むらにも生息しています。マダニ科の壁蝨は、吸血する際に様々な病原体(感染症を引き起こす)を媒介することで知られています。【蝶】読み方:チョウ※上は並揚羽(ナミアゲハ)の写真蝶というのは、”鱗翅目(りんしもく)(チョウ目)に分類される昆虫のうち、ガ類を除いたものの総称”。↓ナ行~【虹】読み方:にじ虹というのは、”雨上がりなどに、太陽と反対側の空中に見える、7色の円弧状の帯のこと”。虹は、大気中に浮遊している水滴に日光が当たり、その光(日光)が分散されることによって生じる現象になります。【蜷】読み方:ニナ※上は川蜷(カワニナ)の写真蜷というのは、”川蜷(カワニナ:標準和名)の別名”。川蜷は、”ニナ目カワニナ科カワニナ属に分類される巻き貝の一種”を指します。↓ハ行~【蝿(蠅)】読み方:ハエ※上は家蝿(イエバエ)の写真蝿というのは、”双翅目(ハエ目)イエバエ科とその近縁の科に分類される昆虫の総称”。【蜂】読み方:ハチ※上は大雀蜂(オオスズメバチ)の写真蜂というのは、”膜翅目(ハチ目)に分類される昆虫のうち、蟻(アリ)を除いたものの総称”。【蛤(蚌)】読み方:ハマグリ※上は蛤(一種)の写真蛤というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属に分類される二枚貝の一種/マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属に分類される二枚貝の総称”。【腹の虫(蛔)】読み方:はらのむし腹の虫というのは、”腹の中にいる回虫(かいちゅう)などの寄生虫/空腹時に腹が鳴る原因を虫がいることにたとえた語/怒っている感情などを腹の中の虫にたとえた語”。例えば”空腹時に腹が鳴る原因を虫がいることにたとえた語”は「会議中に腹の虫が鳴かないかが心配だった」、”怒っている感情などを腹の中の虫にたとえた語”は「上司に理不尽に怒られ、腹の虫が治まらない」のように用いられます。【針鼠(蝟)】読み方:ハリネズミ※上は四指針鼠(ヨツユビハリネズミ)の写真針鼠というのは、”真無盲腸目(しんむもうちょうもく)ハリネズミ科ハリネズミ亜科に分類される哺乳類の総称”。針鼠というと、一般的には「四指針鼠(ヨツユビハリネズミ)」を指すことが多いです。四指針鼠は、針鼠の中で唯一、後足の指の数が4本しかないことが名前の由来になります。【蜩(日暮・茅蜩)】読み方:ヒグラシ蜩というのは、”半翅目セミ科ヒグラシ属に分類される昆虫の一種”。日暮れに鳴くことから名付けられ、「カナカナカナカナ」のように鳴きます。【蛭】読み方:ヒル※上は山蛭(ヤマビル)の写真蛭というのは、”ヒル綱に分類される環形動物の総称”。【蚋(蜹)】読み方:ブヨ(ブユ・ブト)蚋というのは、”双翅目(ハエ目)ブユ科に分類される昆虫の総称”。「ブユ」(標準和名)は、別名で関東では「ブヨ」、関西では「ブト」とも呼ばれています。【蛇】読み方:ヘビ※上は青大将(アオダイショウ)の写真蛇というのは、”有鱗目ヘビ亜目に分類される爬虫類の総称”。↓マ行~【馬刀(蟶)】読み方:マテ※上は馬刀貝(一種)の写真馬刀というのは、”馬刀貝(マテガイ:総称)の別名”。馬刀貝は、”マルスダレガイ目マテガイ科マテガイ属に分類される二枚貝の一種/マルスダレガイ目マテガイ科に分類される二枚貝の総称”を指します。鞘(さや)に収めた馬手差(めてざし)(右に差す腰刀のこと)に似ていることから名付けられました。【蝮】読み方:マムシ蝮というのは、”日本蝮(ニホンマムシ:標準和名)の別名”。日本蝮は、”有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科マムシ属に分類される爬虫類の一種”を指します。有毒の蛇で、基本的にはおとなしく臆病な性格をしており、距離さえとっていれば攻撃してくることはまずありません。【蛟(虯・螭)】読み方:みずち蛟というのは、”蛇(ヘビ)に似て長く、角と4本の足がある想像上の動物”。蛟は水中に棲(す)み、毒気を吐いて人を害するとされています。【蚯蚓(蚓)】読み方:ミミズ※上は縞蚯蚓(シマミミズ)の写真蚯蚓というのは、”貧毛綱(ひんもうこう)に分類される環形動物の総称”。※上は蚯蚓の糞の写真蚯蚓は土に含まれている有機物や微生物などを土ごと食べ、粒状の糞(ふん)を排泄(はいせつ)します。土壌改良のために利用され、多くの植物にとって有益な働きをし、農業では一般的に益虫として知られています。【蛻】読み方:もぬけ(ぬけがら)※上は蝉の抜け殻の写真蛻というのは、”蝉(セミ)や蛇(ヘビ)などが脱皮すること。また、その抜け殻のこと”。「ぬけがら」は、一般的には”抜け殻”と表記されることがほとんどです。↓ヤ行~【螠虫(螠)】読み方:ユムシ螠虫というのは、”ユムシ目ユムシ科ユムシ属に分類される環形動物の一種”。真鯛(マダイ)・黒鯛(クロダイ)などの釣り餌や、北海道では食用としても用いられます。虫偏の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【蠍(蝎)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(虫偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【浅蜊(鯏・蜊)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄赤貝(蚶)アカガイ浅蜊(鯏・蜊)アサリ虻アブ蟻(螘)アリ鮑(蚫・鰒)アワビ蝗(稲子)イナゴ蛆うじ蛆は、「蝿(ハエ)」の幼虫。別名で「蛆虫(うじむし)」とも呼ばれる蟒蛇(蟒)うわばみ海老(蝦・鰕)エビ螻蛄(螻)オケラ(ケラ)「オケラ」は、「ケラ」(標準和名)の別名御玉杓子(蛞・蝌蚪)おたまじゃくし御玉杓子は、「蛙(カエル)」の幼生(子ども)蚊カ蚊の幼虫は「孑孑(ボウフラ)」と呼ばれる蛾ガ蛙カエル蛙の幼生(子ども)は「御玉杓子(おたまじゃくし)」と呼ばれる牡蠣(牡蛎・蛎・蠣)カキ別名で「海のミルク」とも呼ばれる蝸牛(蝸)カタツムリ標準和名は「マイマイ」で、別名で「カタツムリ」「デンデンムシ」と呼ばれる蟹(蠏)カニ蜘蛛(蜘・蛛)クモ蟋蟀(蛩・蛬・蛼)コオロギ蠍(蝎)サソリ蛹さなぎ蜆シジミ紙魚(衣魚・蟫)シミ蝉(蟬)セミ蛸(鮹・鱆)タコ壁蝨(蜱・蟎)ダニ蝶チョウ虹にじ蜷ニナ蜷は、「川蜷(カワニナ)」(標準和名)の別名蝿(蠅)ハエ蝿の幼虫は「蛆(うじ)」と呼ばれる蜂ハチ蛤(蚌)はまぐり腹の虫(蛔)はらのむし針鼠(蝟)ハリネズミ蜩(日暮・茅蜩)ヒグラシ蛭ヒル蚋(蜹)ブヨ(ブユ・ブト)「ブユ」(標準和名)は、別名で関東では「ブヨ」、関西では「ブト」とも呼ばれる蛇ヘビ馬刀(蟶)マテ馬刀は、「馬刀貝(マテガイ)」(標準和名)の別名蝮マムシ蝮は、「日本蝮(ニホンマムシ)」(標準和名)の別名蛟(虯・螭)みずち蛟は、想像上の動物蚯蚓(蚓)ミミズ蛻もぬけ(ぬけがら)「ぬけがら」は、”抜け殻”と表記されることがほとんど螠虫(螠)ユムシ項目1項目2項目3)★ 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  • 【木偏】難読漢字の一覧!
    このページでは木偏の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(木偏の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓木偏の難読漢字の読み方や意味、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】(【ワ行~】は候補がなかったため表記していません)↓木偏の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●木偏の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ木偏の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【楝(樗)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(木偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【荒木(粗木・樸)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【青桐(梧桐・梧)】読み方:アオギリ青桐というのは、”アオイ目アオイ科アオギリ属に分類される落葉高木の一種”。【榕(赤榕)】読み方:アコウ榕というのは、”バラ目クワ科イチジク属に分類される常緑高木の一種”。【足枷(桎)】読み方:あしかせ足枷というのは、”罪人の足にはめて歩行の自由を奪う刑具のこと/(転じて)生活や行動の自由を妨(さまた)げるもの”。後者の意味は例えば、「家族が行動の足枷になっている」や「彼の人生の足枷になってしまうことを恐れた」のように用いられます。【荒木(粗木・樸)】読み方:あらき荒木というのは、”山から切り出したままで加工していない木”。【梲】読み方:うだつ※上は前者の梲(短い柱)の写真※上は後者の梲(防火壁)の写真梲というのは、”梁(はり)の上に立て、棟木(むなぎ)を支える短い柱/民家で、建物の妻の壁を一段高くして、小屋根をつけた部分”。後者の意味の梲は、連続して建ち並ぶ家々で、火事が移ることを防ぐための防火壁としての役割があります。【榎(朴)】読み方:エノキ榎というのは、”バラ目アサ科エノキ属に分類される落葉高木の一種”。キノコの「エノキ」と間違えやすいですが、”シメジ科に分類されるキノコの一種”である「エノキ」は、正しくは「榎茸(エノキタケ)」と表記されるため注意が必要です。”朴”は、一般的には「ホオ」(ホオノキの別名)と読むことが多いです。【槐】読み方:エンジュ槐というのは、”マメ目マメ科エンジュ属に分類される落葉高木の一種”。【楝(樗)】読み方:オウチ楝というのは、”栴檀(センダン:標準和名)の別名”。栴檀は、”ムクロジ目センダン科センダン属に分類される落葉高木の一種”を指します。【桶】読み方:おけ桶というのは、”細長い板を縦に円筒形(えんとうけい)に並べて底をつけ、箍(たが)で締めた容器のこと”。「箍が外れる」という慣用句がありますが、これは桶(おけ)・樽(たる)などの周りを締めつけている輪(箍)を外すと構成している板がバラバラになることから、”緊張や束縛がとれて、締まりのない状態になること”の意味として用いられます。簡単にいうと、”自分の行動を抑制していたもの(緊張や束縛)がなくなることで、自分自身を制御できなくなったり羽目(はめ)を外してしまったりすること”です。例えば「彼は箍が外れたように愚痴を言い始めた」や「彼女は箍が外れたかのように突然号泣してしまった」のように用いられます。【檻】読み方:おり檻というのは、”猛獣や罪人などを閉じ込めておく、鉄格子(てつごうし)などを使った頑丈な囲い”。↓カ行~【櫂】読み方:かい櫂というのは、”手に持って水をかくことで生じる抵抗を利用して船を進める船具”。ちなみに櫂には「オール(oar)」と「パドル(paddle)」があり、これらの違いは”櫂が船体に固定されているかどうか”になります。オールは”器具などで船体に櫂が固定されたまま使用”し、パドルは”船体に櫂が固定されず漕(こ)ぎ手が支えながら使用”します。※上はボートでオール(固定されている)を使用している写真※上はカヌーでパドル(固定されていない)を使用している写真なのでボートではオール(固定されている)、カヌー・カヤックなどではパドル(固定されていない)を使用しているというわけです。(必ずしもボートだからオールというわけではなく、ボートによっては船体に固定されていないパドルを使用することもあります)【楓】読み方:カエデ※上は伊呂波紅葉(イロハモミジ)(ムクロジ科カエデ属)の写真楓というのは、”ムクロジ目ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の総称”。葉の形が蛙(カエル)の手に似ていることから「蛙手(カエルデ)」となり、それが略され「カエデ」となりました。※上はカナダの国旗の画像※上は砂糖楓(サトウカエデ)の葉の写真楓を英語にすると「maple(メープル)」で、メープルシロップで有名なカナダの国旗にも砂糖楓(サトウカエデ)(ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の一種)の葉がデザインされています。メープルシロップの原料は砂糖楓の樹液で、その樹液を煮詰めて水分を飛ばすとメープルシロップになります。【樫(橿・櫧)】読み方:カシ※上は白樫(シラカシ)の写真樫というのは、”ブナ目ブナ科に分類される常緑高木の一群の総称”。【舵(梶・楫)】読み方:かじ舵というのは、”船の進行方向を定める装置”。【柏(槲・檞・栢)】読み方:カシワ柏というのは、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”。柏の若葉は柏餅(かしわもち)に用いられ、柏餅とは”餡子(あんこ)を餅(もち)で包み、柏の葉をかぶせたお菓子”になります。【枷】読み方:かせ枷というのは、”昔の刑具で、罪人の首・手・足などにはめて体の自由を奪うもの/(転じて)行動の妨(さまた)げになるもの”。後者の意味は、例えば「その事実が彼の心理的な枷になっている」や「昔のトラウマが枷となり、一歩踏み出せずにいる」のように用いられます。【桂(楿)】読み方:カツラ桂というのは、”ユキノシタ目カツラ科カツラ属に分類される落葉高木の一種”。【樺(椛)】読み方:カバ※上は白樺(シラカバ)の写真樺というのは、”ブナ目カバノキ科カバノキ属に分類される樹木の総称”。【框】読み方:かまち※上は前者の意味の框(床)の写真※上は前者の意味の框(障子)の写真框というのは、”床などの板の端部を隠すために用いられる化粧横木/戸・障子(しょうじ)などの周囲の枠”。【榧】読み方:カヤ榧というのは、”マツ目イチイ科カヤ属に分類される常緑高木の一種”。【枳殻(枸橘・枳)】読み方:カラタチ枳殻というのは、”ムクロジ目ミカン科カラタチ属に分類される落葉低木の一種”。【橇(樏・檋・梮)】読み方:かんじき橇というのは、”雪の上などを歩くとき、深く踏み込んだり滑ったりしないように、靴(くつ)などの下につけるもの”。橇を靴などに装着することで、接地面積を大きくし、体重が分散されることで雪の上などを歩いたときに足が沈みにくくなったりします。”橇”は「そり」と読むこともできます。【樵】読み方:きこり樵というのは、”山で木を切り出す職業の人”。【橒】読み方:きさ橒というのは、”材木の木目(もくめ)の模様”。【杵】読み方:きね杵というのは、”臼(うす)に入れた穀物などをつくための木製の道具”。【桐】読み方:キリ桐というのは、”シソ目キリ科キリ属に分類される落葉高木の一種”。【切り株(檮・梼)】読み方:きりかぶ切り株というのは、”草・木を切った後に地上に残る部分”。【杭(杙)】読み方:くい杭というのは、”目印や支柱にするために、地中に打ち込む長い棒”。【楔】読み方:くさび楔というのは、”堅い木材または金属で、一端が厚く、もう一方の端にいくにつれて薄くなるように作ったもの”。楔は薄くなっている方を対象物に当てたり、隙間(すきま)などに差し込み、そのまま厚い端の方をハンマーで打ち込み使用します。木材・石材を割るとき、重いものを押し上げたり、差し込んだ材が抜け落ちるのを防ぐためなどに用いられます。【櫛】読み方:くし櫛というのは、”髪の毛を梳(す)いたり、髪に挿(さ)して飾りに使ったりする道具”。【楠(樟)】読み方:クスノキ楠というのは、”クスノキ目クスノキ科ニッケイ属に分類される常緑高木の一種”。楠(樟)の葉・枝などのチップを水蒸気蒸留することで「樟脳(しょうのう)」と呼ばれる白い結晶を精製することができます。英語では「カンフル(camphor)」(または「カンファー」)と呼ばれ、主に防虫剤、他にも防臭・医薬品などに用いられます。ちなみに”ダメになりかけた物事を蘇らせる効果のある措置のこと”の意味で使われる「カンフル剤」のカンフルは、樟脳が由来になります。これは昔に樟脳が強心剤(衰弱した心臓の働きを高めるための薬剤)としても使われていたことからきています。【梔子(梔)】読み方:クチナシ梔子というのは、”リンドウ目アカネ科クチナシ属に分類される常緑低木の一種”。梔子は、沈丁花(ジンチョウゲ)・金木犀(キンモクセイ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられています。【椚(櫟・橡・櫪)】読み方:クヌギ椚というのは、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”。【榑】読み方:くれ榑というのは、”山から切り出したままの材木/薄板。へぎ板/薪(まき)”。【黒檜(𣜌)】読み方:クロベ黒檜というのは、”マツ目ヒノキ科クロベ属に分類される常緑高木の一種”。黒檜(標準和名)は、別名で「鼠子(ネズコ)」とも呼ばれています。【欅(槻)】読み方:ケヤキ欅というのは、”バラ目ニレ科ケヤキ属に分類される落葉高木の一種”。【楮】読み方:コウゾ楮というのは、”梶の木(カジノキ:標準和名)の別名”。梶の木は、”バラ目クワ科コウゾ属に分類される落葉高木の一種”を指します。【杮】読み方:こけら杮というのは、”材木を削るときに出る木くず”。”杮(こけら)”という字は、果物の「柿(かき)」という字によく似ているので注意が必要です。【梢(杪)】読み方:こずえ梢というのは、”木の幹(みき)や枝の先端”。↓サ行~【榊】読み方:サカキ榊というのは、”ツツジ目モッコク科サカキ属に分類される常緑小高木の一種”。【桜(櫻)】読み方:サクラ※上は染井吉野(ソメイヨシノ)(桜の品種)の写真桜というのは、”バラ科サクラ属に分類される落葉高木または低木の総称”。【椹】読み方:サワラ椹というのは、”ヒノキ目ヒノキ科ヒノキ属に分類される常緑高木の一種”。【樒(梻)】読み方:シキミ※上は樒の果実の写真樒というのは、”アウストロバイレヤ目マツブサ科シキミ属に分類される常緑小高木の一種”。※上は八角(はっかく)の写真全体的にアニサチンなどの毒を含み、特に果実に猛毒があり、樒の果実は中華料理の香辛料として用いられる「八角(はっかく)」(英語ではスターアニス)によく似ているため注意が必要です。【四手(椣)】読み方:シデ※上は熊四手(クマシデ)の写真四手というのは、”ブナ目カバノキ科クマシデ属に分類される落葉高木の総称”。【樝】読み方:シドミ樝というのは、”草木瓜(クサボケ:標準和名)の別名”。草木瓜は、”バラ目バラ科ボケ属に分類される落葉低木の一種”を指します。【杣】読み方:そま杣というのは、”木材を切り出すための山。また、木材にするために木を植えた山。杣山(そまやま)/杣山に生えている木。また、杣山から切り出した木材。杣木(そまぎ)/杣木を切ったり運び出したりする人。杣人(そまびと)”。【橇(轌・艝)】読み方:そり橇というのは、”雪や氷の上を滑らせて走る乗り物または運搬具”。↓タ行~【橙】読み方:ダイダイ橙というのは、”ムクロジ目ミカン科ミカン属に分類される常緑小高木の一種”。【橘】読み方:タチバナ橘というのは、”ムクロジ目ミカン科ミカン属に分類される常緑小高木の一種”。【椨】読み方:タブ、タブノキ椨というのは、”クスノキ目クスノキ科タブノキ属に分類される常緑高木の一種”。「タブ」は、「タブノキ」(標準和名)の別名になります。【樽】読み方:たる樽というのは、”酒などを入れて蓄えておくための木製の円筒形の容器”。【柄(欛)】読み方:つか柄というのは、”刀剣などの手で握る部分/筆の軸”。【栂】読み方:ツガ栂というのは、”マツ目マツ科ツガ属に分類される常緑高木の一種”。【黄楊(柘植・柘)】読み方:ツゲ※上は黄楊(一種)の写真黄楊というのは、”ツゲ目ツゲ科ツゲ属に分類される常緑低木の一種/ツゲ目ツゲ科ツゲ属に分類される植物の総称”。前者の意味の黄楊(標準和名)は、別名で「本黄楊(ホンツゲ)」とも呼ばれています。【槌(鎚)】読み方:つち槌というのは、”物を打ち叩くのに用いられる工具”。槌の頭の部分または全部を鉄で作ったものを「金槌(かなづち)」、木製の槌のことを「木槌(きづち)」と言います。一般的には「かなづち」は”金鎚”と表記されますが、”鎚”を「かなづち」と読むこともできます。【椿】読み方:ツバキ椿というのは、”藪椿(ヤブツバキ:標準和名)の別名”。藪椿は”ツツジ目ツバキ科ツバキ属に分類される常緑高木の一種”の意味。種子から椿油(つばきあぶら)を採ることができ、食用油・整髪料・機械油などに用いられます。【梃子(梃・槓・杆)】読み方:てこ※上は梃子の原理を利用したもの梃子は”棒の途中に置いた支点を中心に棒が自由に回転して、小さい力を大きい力に変える仕組み。また、それに用いる棒のこと”の意味。「梃子でも動かない」ということわざがありますが、これは”どんな手段を用いても、その場から絶対に動かないこと/(転じて)どんなことがあっても決意・信念を変えないこと”の意味になります。例えば「息子はお菓子を買ってもらうまで梃子でも動かないつもりだ」や「彼は一度決めたら梃子でも動かない人だ」のように用いられます。前者は”どんな手段を用いても、その場から絶対に動かないこと”の意味で、後者は”どんなことがあっても決意・信念を変えないこと”の意味で使用しています。【樋】読み方:とい樋というのは、”屋根を流れる雨水を受けて、地上に流すための装置のこと”。軒に横に渡して取りつける樋のことを「軒樋(のきどい)」、軒樋を通った水を下に落とすため、縦に渡した樋のことを「竪樋(たてどい)」と呼びます。なので軒樋と竪樋というのは、「雨樋(あまどい)」を構成しているものになります。【栃(橡)】読み方:トチ、トチノキ栃というのは、”ムクロジ目ムクロジ科トチノキ属に分類される落葉高木の一種”。「トチ」は、「トチノキ」(標準和名)の別名になります。【椴】読み方:トド椴というのは、”椴松(トドマツ:標準和名)の別名”。椴松は、”マツ目マツ科モミ属に分類される常緑高木の一種”を指します。【梣】読み方:トネリコ梣というのは、”シソ目モクセイ科トネリコ属に分類される落葉高木の一種”。【団栗(杼)】読み方:どんぐり団栗というのは、”椚(クヌギ)・小楢(コナラ)・樫(カシ)など、ブナ科に分類される植物の果実”。↓ナ行~【梛】読み方:ナギ梛というのは、”ナンヨウスギ目マキ科ナギ属に分類される常緑高木の一種”。【楢(枹)】読み方:ナラ※上は小楢(コナラ)の写真楢というのは、”小楢(コナラ:標準和名)の別名/水楢(ミズナラ)なども含めた総称”。小楢は、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”を指します。小楢(標準和名)は「楢(ナラ)」の他にも、別名で「柞(ハハソ)」と呼ばれています。”枹”は「ばち」と読むこともできます。【楡(枌)】読み方:ニレ※上は春楡(ハルニレ)の写真楡というのは、”春楡(ハルニレ:標準和名)の別名/バラ目ニレ科ニレ属に分類される植物の総称”。春楡は、”バラ目ニレ科ニレ属に分類される落葉高木の一種”を指します。↓ハ行~【椒】読み方:ハジカミ椒というのは、”山椒(サンショウ:標準和名)の別名”。山椒は、”ムクロジ目ミカン科サンショウ属に分類される落葉低木の一種”を指します。山椒は、葉・花・実(果実)・樹皮に至るまであらゆる部位が食用になる植物で、その独特な香りから香辛料などに用いられます。【梯子(梯)】読み方:はしご梯子というのは、”高い所へ登るための道具/梯子酒(はしござけ)の略”の意味。梯子酒は、”次から次へと場所を変えて酒を飲み歩くこと”を意味します。【榛】読み方:ハシバミ榛というのは、”ブナ目カバノキ科ハシバミ属に分類される落葉低木の一種”。【櫨(黄櫨)】読み方:ハゼ、ハゼノキ櫨というのは、”ムクロジ目ウルシ科ウルシ属に分類される落葉高木の一種”。「ハゼ」は、「ハゼノキ」(標準和名)の別名になります。【桴(枹)】読み方:ばち桴というのは、”太鼓・銅鑼(どら)などの打楽器類を打ち鳴らす棒状の道具”。”枹”は「ナラ」と読むこともできます。ちなみに”撥”も「ばち」と読みますが、撥は”琵琶(びわ)・三味線(しゃみせん)などの弦を弾いて鳴らす箆(へら)状の道具”になります。【柞】読み方:ハハソ柞というのは、”小楢(コナラ:標準和名)の別名”。小楢は、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”を指します。小楢(標準和名)は「柞(ハハソ)」の他にも、別名で「楢(ナラ)」と呼ばれています。【柊】読み方:ヒイラギ※上は柊(モクセイ科)の写真※上は西洋柊(モチノキ科)の写真柊というのは、”シソ目モクセイ科モクセイ属に分類される常緑小高木の一種/西洋柊(セイヨウヒイラギ:標準和名)の別名”。西洋柊は”ニシキギ目モチノキ科モチノキ属に分類される常緑小高木の一種”を指します。西洋柊(モチノキ科)の葉が、柊(モクセイ科)のギザギザしている葉の形に似ていることから「西洋柊(セイヨウヒイラギ)」の名称が付けられています。どちらも葉の形など見た目が似ていますが、柊(モクセイ科)は秋から冬頃に白い花を咲かせ、西洋柊(モチノキ科)は冬頃に赤色の果実をつけます。※上は柊鰯(ひいらぎいわし)の写真また柊と西洋柊のギザギザの葉は魔除(まよ)けになると考えられ、節分には「柊鰯(ひいらぎいわし)」、クリスマスにはクリスマスリースなどに用いられます。柊鰯(節分)には柊(モクセイ科)、クリスマスリース(クリスマス)には西洋柊(モチノキ科)が使用されます。【楸】読み方:ヒサギ(キササゲ)※上は木大角豆(キササゲ)の写真※上は赤芽柏(アカメガシワ)の写真「ヒサギ」と読むと”木大角豆(キササゲ:標準和名)の別名/赤芽柏(アカメガシワ:標準和名)の別名”の意味。赤芽柏は、”キントラノオ目トウダイグサ科アカメガシワ属に分類される落葉高木の一種”を指します。「キササゲ」(木大角豆)と読むと”シソ目ノウゼンカズラ科キササゲ属に分類される落葉高木の一種”の意味。【櫃】読み方:ひつ櫃というのは、”蓋(ふた)が上に向かって開く大形の箱/(御櫃(おひつ)の形で)飯を入れる器”。【棺(柩)】読み方:ひつぎ棺というのは、”死体を納めて葬(ほうむ)る木製の箱”。また”棺”は「遺体が入っていない状態」、”柩”は「遺体が入っている状態」を指します。なので遺体の納められている「ひつぎ」を運ぶ車は「霊柩車(れいきゅうしゃ)」と表記されています。【檜(桧)】読み方:ヒノキ檜というのは、”マツ目ヒノキ科ヒノキ属に分類される常緑高木の一種”。【拍子木(柝)】読み方:ひょうしぎ拍子木というのは、”2つを打ち合わせて鳴らす、四角い柱形の木”。【橅(山毛欅・椈)】読み方:ブナ橅というのは、”ブナ目ブナ科ブナ属に分類される落葉高木の一種”。橅(標準和名)は、別名で「白橅(シロブナ)」とも呼ばれています。【触れ文(檄)】読み方:ふれぶみ触文というのは、”触れ知らせる文書。自分の考えや主張を述べて、広く人々に知らせる文書”。”檄(げき)を飛ばす”という慣用句がありますが、これは元々は「自分の考えや主張を広く人々に知らせて同意を求めたり、決起を促すこと」の意味で用いられます。ですが「元気のない者に刺激を与えて活気づけること。激励(げきれい)すること」のような意味(本来は誤った意味)で使用されることが多く、いま現在ではそれが広く定着したことで「激励すること」の意味も間違っていないものとして扱われています。【朴】読み方:ホオ朴というのは、”朴の木(ホオノキ:標準和名)の別名”。朴の木は、”モクレン目モクレン科モクレン属に分類される落葉高木の一種”を指します。日本に自生する樹木の中では最大級の葉・花を持っていて、大きな葉は食べ物を包んだり焼いたりするときに用いられます。ホオノキの「ホオ」は、「包(ほう)」の意味で、大きな葉で食べ物を包むことから名付けられています。【枘】読み方:ほぞ枘というのは、”木材などの2つの部材を接合するとき、一方の材の端部に作る突起”。もう一方の材の端部には「枘穴(ほぞあな)」と呼ばれる、枘(突起)を差し込ませるための穴があり、枘を枘穴に差し込んで2つの材を合わせます。【榾】読み方:ほだ(ほた)榾というのは、”焚火(たきび)などに用いる、小枝や木の切れ端”。【帆柱(檣)】読み方:ほばしら帆柱というのは、”帆船(はんせん)で、帆(ほ)を張るための柱。マストのこと”。帆船は、帆を張って、その帆に受ける風の力を利用して走る船になります。↓マ行~【楣(目草)】読み方:まぐさ楣というのは、”窓・出入り口などの上に渡した横木”。【柾(正木)】読み方:マサキ柾というのは、”ニシキギ目ニシキギ科ニシキギ属に分類される常緑低木の一種”。【升(枡・桝)】読み方:ます升というのは、”液体や穀物の量をはかる器”。【檀(真弓)】読み方:マユミ檀というのは、”ニシキギ目ニシキギ科ニシキギ属に分類される落葉低木の一種”。【椋】読み方:ムク※上は椋の木(ムクノキ)の写真※上は椋鳥(ムクドリ)の写真椋というのは、”椋の木(ムクノキ:標準和名)の別名/椋鳥(ムクドリ:標準和名)の別名”。椋の木は”バラ目アサ科ムクノキ属に分類される落葉高木の一種”、椋鳥は”スズメ目ムクドリ科ムクドリ属に分類される鳥類の一種”を指します。※上は椋の木の果実の写真椋鳥は、椋の木(ムクノキ)の果実を好んで食べることから名付けられましたが、椋の木の果実以外にも様々なものを食べます。【木槿(槿)】読み方:ムクゲ木槿というのは、”アオイ目アオイ科フヨウ属に分類される落葉低木の一種”。【榁】読み方:ムロ※上は杜松の葉の写真榁というのは、”杜松(ネズ:標準和名)の別名”。杜松は、”マツ目ヒノキ科ビャクシン属に分類される常緑小高木の一種”を指します。杜松(標準和名)は、別名で「鼠刺し(ネズミサシ)」とも呼ばれています。杜松の鋭く尖った針状の葉を、鼠の通り道などに置いて鼠除け(ねずみよけ)にしていたことから「鼠刺し(ネズミサシ)」となり、それが縮まって「ネズ」になったとされています。【樅】読み方:モミ樅というのは、”マツ目マツ科モミ属に分類される常緑高木の一種”。クリスマスツリーは、一般的に樅の若木が用いられることが多いです。【紅葉(椛・栬)】読み方:もみじ(こうよう)「もみじ」と読むと”木の葉が黄・赤色に変わること。また、その色づいた木の葉/楓(カエデ:総称)の別名/鹿の肉のこと”。楓は、”ムクロジ目ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の総称”を指します。「こうよう」と読むと”木の葉が黄・赤色に変わること。また、その色づいた木の葉のこと”。↓ヤ行~【櫓】読み方:やぐら、ろ※上は櫓(やぐら)(高楼)の写真※上は物見櫓(ものみやぐら)の写真※上は櫓(ろ)の写真「やぐら」と読むと”城門や城壁の上に設けた高楼(こうろう)のこと/遠くを見るために材木などを高く組んで造った構築物。物見櫓(ものみやぐら)のこと”。高楼というのは”高く造った建物のこと”で、前者の櫓(高楼)は敵情視察や射撃のために設けられます。「ろ」と読むと”船を漕(こ)ぐための道具”。【椰子(椰)】読み方:ヤシ椰子というのは、”ヤシ目ヤシ科に分類される植物の総称”。椰子の実(果実)というのは、様々なヤシ科の植物の実を指しますが、一般的には「ココナッツ(ココヤシの実)」を指すことが多いです。※上はココナッツの果肉(白い固形部分)とココナッツミルクの写真果実の中にある白い固形部分(果肉)と液体部分を食用とし、白い固形部分を砕いて水とともに混ぜて濾(こ)したものが「ココナッツミルク」になります。※上は未成熟のココナッツ(ココヤシの果実)の写真※上はココナッツウォーター(ココナッツジュース)の写真また液体部分は「ココナッツウォーター(ココナッツジュース)」と呼ばれていて、成熟(繊維で覆われ茶色)してくると中のココナッツウォーターは果肉(白い固形部分)などに変化していくため、一般的には未成熟のココナッツ(緑色)から採ることが多いです。ココナッツウォーターは透明な液体で、観光地では未成熟のココナッツ(緑色)に穴を開けて、そこからストローを挿して飲むことが多いです。※上はナタデココの写真ちなみにココナッツウォーターに酢酸菌(さくさんきん)を加えて発酵させたものを「ナタデココ」と呼び、弾力のある歯ごたえがあり、デザートなどに用いられます。【槍】読み方:やり槍というのは、”長い柄(え)の先に、穂(ほ)と呼ばれる細長い刃をつけた武器”。槍は基本的には、突き刺したり薙(な)ぎ払ったりして使用します。【楪(杠・譲葉)】読み方:ユズリハ楪というのは、”ユキノシタ目ユズリハ科ユズリハ属に分類される常緑高木の一種”。春先に新しい葉が出ると、譲るように古い葉が落ちることから名付けられています。↓ラ行~【連子(櫺子・櫺)】読み方:れんじ※上は欄間(らんま)の写真連子というのは、”窓や欄間(らんま)などに、木などの細い材を縦または横に一定の間隔を置いて取りつけた格子(こうし)のこと”。欄間は、”天井と鴨居(かもい)や長押(なげし)との間にある部分”を指します。木偏の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【楝(樗)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(木偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【荒木(粗木・樸)】のように表記しています)※2:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄青桐(梧桐・梧)アオギリ榕(赤榕)アコウ足枷(桎)あしかせ荒木(粗木・樸)あらき梲うだつ榎(朴)エノキ”朴”は「ホオ」(ホオノキの別名)と読むことが多い槐エンジュ楝(樗)オウチ楝は、「栴檀(センダン)」(標準和名)の別名桶おけ檻おり櫂かい楓カエデ樫(橿・櫧)カシ舵(梶・楫)かじ柏(槲・檞・栢)カシワ枷かせ桂(楿)カツラ樺(椛)カバ”椛”は「もみじ」と読むこともできる框かまち榧カヤ枳殻(枸橘・枳)カラタチ橇(樏・檋・梮)かんじき”橇”は「そり」と読むこともできる樵きこり橒きさ杵きね桐キリ切り株(檮・梼)きりかぶ杭(杙)くい楔くさび櫛くし楠(樟)クスノキ梔子(梔)クチナシ椚(櫟・橡・櫪)クヌギ榑くれ黒檜(𣜌)クロベ欅(槻)ケヤキ楮コウゾ杮こけら果物の「柿(カキ)」という字によく似ているので注意梢(杪)こずえ榊サカキ桜(櫻)サクラ椹サワラ樒(梻)シキミ四手(椣)シデ樝シドミ樝は、「草木瓜(クサボケ)」(標準和名)の別名杣そま橇(轌・艝)そり”橇”は「かんじき」と読むことも多い橙ダイダイ橘タチバナ椨タブ、タブノキ「タブ」は、「タブノキ」(標準和名)の別名樽たる柄(欛)つか栂ツガ黄楊(柘植・柘)ツゲ槌(鎚)つち椿ツバキ椿は、「藪椿(ヤブツバキ)」(標準和名)の別名梃子(梃・槓・杆)てこ樋とい栃(橡)トチ、トチノキ「トチ」は、「トチノキ」(標準和名)の別名椴トド椴は、「椴松(トドマツ)」(標準和名)の別名梣トネリコ団栗(杼)どんぐり梛ナギ楢(枹)ナラ楢は、「小楢(コナラ)」(標準和名)の別名。”枹”は「ばち」と読むこともできる楡(枌)ニレ楡は、「春楡(ハルニレ)」(標準和名)の別名椒ハジカミ椒は、「山椒(サンショウ)」(標準和名)の別名梯子(梯)はしご榛ハシバミ櫨(黄櫨)ハゼ櫨は、「櫨の木(ハゼノキ)」(標準和名)の別名桴(枹)ばち”枹”は「ナラ」と読むこともできる柞ハハソ柞は、「小楢(コナラ)」(標準和名)の別名柊ヒイラギ「ヒサギ」は、「木大角豆(キササゲ)」(標準和名)と「赤芽柏(アカメガシワ)」(標準和名)の別名楸ヒサギ(キササゲ)櫃ひつ棺(柩)ひつぎ”棺”は「遺体の入っていない状態」、”柩”は「遺体の入っている状態」を指す檜(桧)ヒノキ拍子木(柝)ひょうしぎ橅(山毛欅・椈)ブナ檄ふれぶみ朴ホオ朴は、「朴の木(ホオノキ)」(標準和名)の別名枘ほぞ榾ほだ(ほた)帆柱(檣)ほばしら楣(目草)まぐさ柾(正木)マサキ枡(升・桝)ます檀(真弓)マユミ椋ムク椋は、「椋の木(ムクノキ)」(標準和名)と「椋鳥(ムクドリ)」(標準和名)の別名木槿(槿)ムクゲ榁ムロ榁は、「杜松(ネズ)」(標準和名)の別名樅モミ紅葉(椛・栬)もみじ”紅葉”は「こうよう」、”椛”は「カバ」と読むこともできる。「もみじ」と「こうよう」で意味が少し異なる櫓やぐら、ろ椰子(椰)ヤシ槍やり楪(杠・譲葉)ユズリハ連子(櫺子・櫺)れんじ項目1項目2項目3)★ 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  • 【金偏】難読漢字の一覧!
    このページでは金偏の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(金偏の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓金偏の難読漢字の読み方や意味、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】(【ワ行~】は候補がなかったため表記していません)↓金偏の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●金偏の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ金偏の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【鍵(鑰)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(金偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【重り(錘)】のように表記しています)↓ア行~【鐙】読み方:あぶみ鐙というのは、”馬具のひとつで、鞍(くら)の両脇(りょうわき)に垂らして、乗り手が足をのせるもの”。【鋳型(熔・鎔)】読み方:いがた鋳型というのは、”鋳物(いもの)を作るために、溶かした金属を流し込む型”。鋳物は、”溶かした金属を鋳型に流し込んで製造された器物”を指します。【錨(碇)】読み方:いかり錨というのは、”船を一定の場所に留めておくために、綱(つな)や鎖をつけて海底に沈めるおもり。アンカー”。【重り(錘)】読み方:おもり重りというのは、”重量を増すために付け加えるもの/釣り針や漁網を沈めるためにつける鉛(なまり)や、秤(はかり)の分銅(ふんどう)など”。↓カ行~【鍵(鑰)】読み方:かぎ鍵というのは、”錠(じょう)の穴に差し入れて、錠を開閉する道具/物事の解決に役立つ大切な事柄”。後者の意味は例えば、「事件解決の鍵を握る」や「この問題を解くには彼の持つ知識が鍵となる」のように用いられます。【鉤(鈎)】読み方:かぎ鉤というのは、”物に引っ掛けるのに使う、先の曲がった金属製の器具”。【鎹】読み方:かすがい鎹というのは、”材木と材木とを繋ぎとめるために打ち込む、両端の曲がった大釘(おおくぎ)のこと”。【金椀(鋺)】読み方:かなまり金椀というのは、”金属製の椀(わん)”。【鉦】読み方:かね鉦というのは、”下に伏せて置いたり、手で持ったりして撞木(しゅもく)で叩いて鳴らす金属製の仏具”。【鏑】読み方:かぶら※上は鏃(やじり)をつけていない鏑矢の写真鏑というのは、”矢の先と鏃(やじり)の間につけて(または鏃をつけずに)、射たときに鳴るように仕掛けた卵形の装置”。鏑の内部は空洞になっていて、表面に複数の穴があいており、射るときに穴から風が入ることにより風を切る音を大きく響かせながら矢が飛んでいきます。【鍰】読み方:からみ鍰というのは、”金属を製錬する際、原料である鉱石を溶かしたときに表面に浮かぶ滓(かす)”。製錬は、”鉱石などの原料から含有金属を分離・抽出して、金属の塊にする工程”を指します。【簪(釵・鈿)】読み方:かんざし簪というのは、”女性の頭髪に挿(さ)す髪飾りのひとつ”。【鉋(銫)】読み方:かんな鉋というのは、”材木の表面を削ってなめらかにする大工道具”。【錐】読み方:きり錐というのは、”板などに小さな穴をあけるための先の尖(とが)った工具”。【轡(銜・鑣)】読み方:くつわ轡というのは、”手綱(たづな)をつけるために、馬の口にかませる金具”。【鉄(銕・鐵)】読み方:くろがね鉄(くろがね)というのは、”鉄(てつ)の古い呼び名”。【鍬】読み方:くわ鍬というのは、”薄い鉄の板に柄(え)をつけた農具”。【毛抜き(鑷)】読み方:けぬき鑷というのは、”毛・棘(とげ)などを挟んで抜き取る金属製の道具”。【鉧】読み方:けら※上は鉧の中にある玉鋼(たまはがね)の写真鉧というのは、”たたら吹き製法などによって砂鉄から作られた鉄の塊”。鉧の内部にある純度が高く良質な部分は「玉鋼(たまはがね)」と呼ばれ、日本刀の原料に用いられます。【鐺】読み方:こじり鐺というのは、”刀剣の鞘(さや)の末端の部分。また、その部分の飾り/垂木(たるき)の端”の意味。垂木は、”屋根を支えるために、棟(むね)から軒先(のきさき)に渡す長い木材”を指します。【鏝】読み方:こて鏝というのは、”壁土(かべつち)・漆喰(しっくい)・セメントなどを塗るときに使う、鉄の平たい板に柄(え)をつけた道具”。↓サ行~【錆(銹・鏽)】読み方:さび錆というのは、”金属の表面が空気や水に触れて生じた酸化物/悪い結果のこと”。後者の意味は「身から出た錆」ということわざによく使われ、これは”自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむこと”の意味になります。例えば「日頃の彼の態度が原因なのだから、身から出た錆だろう」や「身から出た錆とはいえ、彼女を少しかわいそうに感じる」のように用いられます。【錣(錏・𩊱)】読み方:しころ錣というのは、”兜(かぶと)の左右・後方につけて垂らし、首から襟(えり)を守るためのもの”。【鎬】読み方:しのぎ鎬というのは、”刀剣で、刃(やいば)と峰(みね)との間の盛り上がっている部分。鎬筋(しのぎすじ)のこと”の意味。峰は、”刀身の刃の背のこと”を指します。「鎬を削る」(「凌ぎを削る」は誤り)という慣用句がありますが、これは日本刀同士が勢いよくぶつかると鎬の部分が削れることから、”激しく争う様子のこと”の意味で用いられます。例えば「覇権を狙って各国と鎬を削る」や「決勝は鎬を削る大接戦だった」のように用いられます。【錠】読み方:じょう錠というのは、”戸・扉などにつけて開かないようにする金具。錠前(じょうまえ)のこと”。【鋤】読み方:すき鋤というのは、”手に持って土を掘り起こす農具”。【銑】読み方:ずく銑というのは、”溶鉱炉で鉄鉱石からつくられた、不純物を多く含んでいる鉄。銑鉄(せんてつ)のこと”。【錫】読み方:すず錫というのは、”金属元素の一種”。錫の元素記号は「Sn」、原子番号は「50」、原子量は「118.7」です。↓タ行~【鏨(鑚)】読み方:たがね鏨というのは、”金属で作られた鑿(のみ)のこと”。鑿(のみ)は木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るために用いられ、鏨(たがね)は主に金属・石材を削ったり切ったりするために用いられます。鑿(のみ)は刃が鋭く、鏨(たがね)の先端は鑿(のみ)ほど鋭利ではなく、鈍(にぶ)く作られています。【槌(鎚)】読み方:つち槌というのは、”物を打ち叩くのに用いられる工具”。槌の頭の部分または全部を鉄で作ったものを「金槌(かなづち)」、木製の槌のことを「木槌(きづち)」と言います。一般的には「かなづち」は”金鎚”と表記されますが、”鎚”を「かなづち」と読むこともできます。【鍔(鐔)】読み方:つば※上は刀剣の鍔(鐔)の写真※上は釜の鍔(鐔)の写真※上は帽子の鍔(鐔)の写真鍔というのは、”刀剣の柄(つか)と刀身との間に挟み、柄を握る手を防護する金具/釜(かま)の胴の周りに庇(ひさし)のように出ている部分/帽子の周り、または前部に庇のように出ている部分”の意味。↓ナ行~【鉈】読み方:なた鉈というのは、”厚くて幅が広い刃に、短い柄(え)のついた片手持ちの刃物のこと”。主に薪(まき)割りなどに用いられます。【沸(錵)】読み方:にえ沸というのは、”日本刀の刃と地肌との境目に現れる、銀砂をまいたように輝いて見えるもの”。【鋸】読み方:のこぎり鋸というのは、”木材などを切るのに用いる工具のこと”。薄い鋼板(こうはん)の縁(ふち)に多くの歯をつけ、それに柄(え)をつけた工具になります。ちなみに鋸は、押すときに力を抜いて、引くときに力を入れるのが正しい使い方です。↓ハ行~【鎺(鈨)】読み方:はばき鎺というのは、”鎺金(はばきがね)の略称のこと”。鎺金は、”刀剣などの刀身を根元から締め、刀身がぐらぐらして鞘(さや)に当たらないように支えるための金具のこと”を指します。【鍼】読み方:はり鍼というのは、”漢方で、体表のつぼに刺し入れて刺激し、疾病(しっぺい)などを治療するための細長い金属製の器具のこと”。【錻力(錻)】読み方:ぶりき※上は錻力のおもちゃの写真錻力というのは、”錫(すず)で鍍金(めっき)した薄い鉄板のこと”。「錻力(ブリキ)のおもちゃ」がありますが、これは加工しやすく壊れにくい錻力(錫で鍍金した薄い鉄板)を、おもちゃに使用したものを指しています。(錫には、毒性がないため、古くからおもちゃなどに使用されています)【矛(鉾・鋒)】読み方:ほこ※上は銅矛のイラストで、柄を差し込んで用いられる矛というのは、”両刃(もろは)の剣に柄(え)をつけた武器のこと”。攻撃するときは、槍(やり)のように突いて使用し、儀式の道具としても用いられました。【釦(鈕)】読み方:ぼたん※上は釦(前者の意味)の写真※上は釦(後者の意味)の写真釦というのは、”衣類の合わせ目の片方につけ、もう片方の穴にはめて合わせ目を留めるもの/指で押して機械などを作動・停止させるための突起状のもの”。↓マ行~【鉞(戉)】読み方:まさかり※上は鉞(まさかり)の写真鉞は”伐採(ばっさい)用の大形の斧(おの)のこと”の意味。つまり鉞というのは、斧の種類の中のひとつになります。※上は斧(おの)の写真一般的な斧は上の写真のような形で、斧というのは”木を叩き切ったり、割ったりする道具のこと”です。その形状から、鉞は木の枝を落としたり細い木を割るのに使われることが多く、斧は薪(まき)を叩き割るなど比較的大きめの木を割るのに使われることが多いです。【鍍金(鍍)】読み方:めっき鍍金というのは、”金属または非金属の表面を、他の金属の薄い膜で覆うこと。また、そのようにしたもの”。鍍金は、装飾・防食(金属の腐食を防ぐ)などの目的で行われます。【銛】読み方:もり銛というのは、”投げたり突いたりして、魚を刺して捕らえる漁具(ぎょぐ)のこと”。↓ヤ行~【鏃(矢尻)】読み方:やじり鏃というのは、”矢の先端に付ける、射当てたときに突き刺さる尖(とが)った部分のこと”。【鑢】読み方:やすり鑢というのは、”棒状や板状で、表面に細かな刻みのある鋼鉄製の工具のこと”。工作物の表面を平らに削ったり、角(かど)を落としたりするのに用いられます。”厚手の紙や布に、金剛砂(こんごうしゃ)やガラス粉を塗りつけたもの”を「紙鑢(かみやすり)」と呼び、紙鑢のことも含めて鑢ということがあります。【鎧】読み方:よろい鎧というのは、”身に着けて体を防護する武具のこと”。↓ラ行~【轆轤】読み方:ろくろ轆轤というのは、”回転式の装置で、円形の陶磁器を成形するときに用いる台のこと”。台の上に粘土などを乗せ、台を回しながら粘土に指などを当てることで形を作っていきます。手で台を回すものや、台の下にある部分を足で蹴って回すものなどがあります。金偏の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【鍵(鑰)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】(金偏でなくても一般的によく使われる漢字表記、よく見かける漢字表記であれば【重り(錘)】のように表記しています)漢字読み方備考欄鐙あぶみ鋳型(熔・鎔)いがた錨(碇)いかり重り(錘)おもり鍵(鑰)かぎ錠(じょう)を開閉する道具鉤(鈎)かぎ先の曲がった金属製の器具鎹かすがい金椀(鋺)かなまり鉦かね鏑かぶら鍰からみ簪(釵・鈿)かんざし鉋(銫)かんな錐きり轡(銜・鑣)くつわ鉄(銕・鐵)くろがね鉄(てつ)の古い呼び名。一般的には”鉄”は「てつ」と読むことがほとんど鍬くわ毛抜き(鑷)けぬき鉧けら鐺こじり鏝こて錆(銹・鏽)さび錣(錏・𩊱)しころ鎬しのぎ錠じょう鋤すき銑ずく錫すず鏨(鑚)たがね槌(鎚)つち鍔(鐔)つば鉈なた沸(錵)にえ鋸のこぎり鎺(鈨)はばき鎺は、「鎺金(はばきがね)」の略称鍼はり錻力(錻)ぶりき矛(鉾・鋒)ほこ釦(鈕)ぼたん鉞(戉)まさかり鍍金(鍍)めっき銛もり鏃(矢尻)やじり鑢やすり鎧よろい轆轤(鈞)ろくろ項目1項目2項目3)★ -->関連ページ<難読漢字の一覧>⇒【一文字】難読漢字の一覧!⇒【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!⇒【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!⇒【動物】難読漢字の一覧!⇒【鳥】難読漢字の一覧!⇒【花・植物】難読漢字の一覧!⇒【虫】難読漢字の一覧!⇒【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!⇒【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!<読み間違えやすい漢字の一覧>⇒読み間違えやすい漢字一覧!⇒慣用読み(百姓読み)の一覧!<難読漢字の一覧(偏)>⇒【魚偏】難読漢字の一覧!⇒【虫偏】難読漢字の一覧!⇒【木偏】難読漢字の一覧!
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  • 【一文字】難読漢字の一覧!
    このページでは一文字の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(一文字の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓一文字の難読漢字の読み方や意味、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓一文字の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●一文字の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ一文字の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【薊(莇)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数ある場合は、一般的に読まれることが多い読み方を優先し、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記しています。例 【葛】 読み方:かずら、くず (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)↓ア行~【青桐(梧桐・梧)】読み方:あおぎり梧は”アオイ科の落葉高木のこと”の意味。【藜】読み方:あかざ藜は”アカザ科の一年草のこと”の意味。【暁】読み方:あかつき暁は”夜明け前(太陽が昇る前)のまだ暗いころのこと/夜明けのこと/ある事柄が実現・成就(じょうじゅ)したその時”の意味。 古くは、夜中から夜明けまでを「暁(あかつき)」「東雲(しののめ)」「曙(あけぼの)」と区分し、暁は夜が深い時刻を指し、曙は夜明けに近い時刻を指しています。(東雲は、暁と曙の中間の時刻を指します)ただ現在では、暁・東雲・曙のどれも区別なく”夜明けのこと”を指していうことが多いです。”ある事柄が実現・成就したその時”は一般的にも使用されることが多く、例えば「成功した暁には君を会社の幹部にしてあげよう」や「優勝した暁には盛大に祝賀会をしよう」のように用いられます。【芥】読み方:あくた芥は”ごみ。ちりのこと”の意味。【曙】読み方:あけぼの曙は”夜が明け始めるころのこと/夜明けのこと/(比喩的に)物事の始まり頃のこと”の意味。古くは、夜中から夜明けまでを「暁(あかつき)」「東雲(しののめ)」「曙(あけぼの)」と区分し、暁は夜が深い時刻を指し、曙は夜明けに近い時刻を指しています。(東雲は、暁と曙の中間の時刻を指します)ただ現在では、暁・東雲・曙のどれも区別なく”夜明けのこと”を指していうことが多いです。【顎】読み方:あご(あぎと)顎は”人・動物などの口の上下(上顎・下顎)にあり、下のほうが動いて、食べ物を噛んだり声を出したりするのに使う器官のこと”の意味。【痣】読み方:あざ痣は”(色素の増加や内出血などによって)皮膚の一部にできる赤・紫・青色などの変色箇所のこと”の意味。【朝顔(蕣)】読み方:あさがお”蕣”は「あさがお」の他にも「むくげ」と読むことができますが、一般的には「むくげ」は”木槿(槿)”と表記されることが多いです。朝顔(蕣)は”ヒルガオ科の一年草のこと”の意味。【薊(莇)】読み方:あざみ薊(莇)は”キク科アザミ属の多年草の総称のこと”の意味。”莇”は植物を表す漢字としても使われていますが、一般的には人名・地名などに用いられることが多いです。【浅蜊(蜊・鯏)】読み方:あさり浅蜊(蜊・鯏)は”マルスダレガイ科の二枚貝のこと”の意味。淡水の流れ込む浅い海の砂泥地に生息し、殻に布目状の刻みがあり、模様は変化に富んでいます。【鯵】読み方:あじ鯵は”スズキ目アジ科の海水魚の総称のこと”の意味。鯵というと、一般的には「真鯵(マアジ)」を指すことが多いです。【畦(畔)】読み方:あぜ”畔”は「あぜ」と読むこともできますが、一般的に”畔”は「ほとり」と読むことがほとんどです。畦は”田と田の間に、境(さかい)として土を盛り上げた所のこと”の意味。【家鴨(鶩)】読み方:あひる家鴨(鶩)は”カモ目カモ科の鳥のこと”の意味。マガモを家畜として飼いならし改良した品種で、翼が小さく飛ぶことはできません。家鴨の肉・卵は食用とされ、羽毛は布団やクッションなどに用いられています。家鴨の肉を用いた料理で有名なのが「北京(ぺきん)ダック」で、”下処理した家鴨を丸ごと炉(ろ)で焼いた中華料理のこと”を指します。【鐙】読み方:あぶみ鐙は”馬具のひとつで、鞍(くら)の両脇(りょうわき)に垂らして、乗り手が足をのせるもの”の意味。【霰】読み方:あられ霰は”雪に微小な水滴が付いて、それが凍り、白色の粒となって降ってくるもの”の意味。気象用語では「粒の直径5mm未満が霰(あられ)」、「粒の直径5mm以上を雹(ひょう)」と分類しています。【粟】読み方:あわ粟は”イネ科の一年草のこと”の意味。五穀(ごこく)のひとつで、五穀とは一般的に「米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆」の5種類の穀物を指します。【袷】読み方:あわせ袷は”裏地をつけて仕立てた着物のこと”の意味。【庵(廬)】読み方:いおり庵(廬)は”草木などを材料として作った粗末な家・小屋のこと”の意味。【筏】読み方:いかだ筏は”木材・竹などを並べてつなぎ合わせ、水に浮かべるもの”の意味。木材の運搬や舟(ふね)の代わりに用いられます。(舟というのは、手で漕ぐ小型のものを指します)【錨(碇)】読み方:いかり錨(碇)は”船を一定の場所に留めておくために、綱(つな)や鎖をつけて海底に沈めるおもり。アンカーのこと”の意味。【斑鳩(鵤)】読み方:いかるが(いかる)斑鳩(鵤)は”スズメ目アトリ科の鳥のこと”の意味。「いかるが」は、「いかる」の別名です。【頂】読み方:いただき頂は”最も高い部分。頂上のこと”の意味。【鼬】読み方:いたち鼬は”ネコ目(食肉目)イタチ科の哺乳類のこと”の意味。鼬という言葉を用いた慣用句で、「鼬の最後っ屁(いたちのさいごっぺ)」「鼬ごっこ」という2つの慣用句が用いられることが多いです。「鼬の最後っ屁」は、鼬は敵に追いつめられるとその敵をひるませるために尻から悪臭を放って逃げることから、”追い込まれた者が、苦し紛(まぎ)れにとる最後の手段のこと”を意味します。例えば「彼のその行動がまさに鼬の最後っ屁だったのだろう」や「鼬の最後っ屁でも良いから何かプランはないか」のように用いられます。「鼬ごっこ」は子供の遊びに由来し、2人1組で相手の手の甲を交互につまみあっていく遊びで、ただ交互に繰り返すだけで切りがないことから、”同じようなことを繰り返すだけで、いつまでも決着がつかないこと”を意味します。例えば「いい加減に鼬ごっこをやめてどちらか妥協(だきょう)するべきだ」や「プログラマーとハッカーの鼬ごっこになっている状態だ」のように用いられます。【蝗(稲子)】読み方:いなご蝗(稲子)は”イナゴ科イナゴ属の昆虫の総称のこと”の意味。稲子という文字からも稲に関係しており、成虫が稲を食べる害虫で、稲作の天敵として知られています。またタンパク質・カルシウムなどを多く含んでいることもあり、古くから佃煮(つくだに)など食用として食べられています。【豕】読み方:いのこ豕は”猪(いのしし)のこと/猪の子。瓜坊(うりぼう)のこと/豚のこと”の意味。【茨】読み方:いばら茨は”棘(とげ)のある低木の総称のこと/植物の棘・針のこと”の意味。【鼾】読み方:いびき鼾は”睡眠中に、呼吸に伴って鼻・口から出る音のこと”の意味。睡眠中はのどを支えている筋肉が緩(ゆる)んでのどが狭くなり、息を吸うときに狭くなった部分を空気が通過し、それによりのどが振動して音(これが鼾)が生じます。加齢によるのど周りの筋肉の緩みや、肥満の人は舌やのどにも脂肪がついてしまうため、のどが狭くなり鼾を生じやすくなります。【疣】読み方:いぼ疣は”皮膚上に盛り上がってできる小さなできもののこと/物の表面にある小さな突起のこと”の意味。前者の疣はヒトパピローマウイルスが皮膚表面の傷から感染して生じるもので、人から人への直接接触だけでなく、プール・ジムなどの間接接触でも感染します。【甍】読み方:いらか※上は前者の意味の甍甍は”屋根の背。屋根の頂上の部分のこと/屋根瓦(やねがわら)。また、瓦葺(かわらぶ)きの屋根のこと”の意味。【海豚(鯆)】読み方:いるか海豚(鯆)は”クジラ目の哺乳類のうち、小型のハクジラ類の総称のこと”の意味。海豚の体長は約1~4メートルとされていて、4メートルを超える体長のものは一般的に「鯨(くじら)」と呼ばれています。海豚は群れで行動し、魚類を主食として、知能が高いとされています。【巌】読み方:いわお巌は”大きな岩石のこと”の意味。【鰯】読み方:いわし鰯は”ニシン科またはカタクチイワシ科の海水魚の総称のこと”の意味。一般的にはマイワシ(ニシン科)を指すことが多いです。【嗽】読み方:うがい嗽は”水や薬液などを口に含んで、口やのどをすすぐこと”の意味。【鶯】読み方:うぐいす鶯は”スズメ目ウグイス科ウグイス属の鳥のこと”の意味。「ホーホケキョ」と鳴くことで知られています。【臼】読み方:うす※上は挽き臼(ひきうす)の写真※上は搗き臼(つきうす)と杵(きね)の写真臼は”穀物や豆類などを粉にしたり、餅(もち)をついたりする道具のこと”の意味。臼には「挽き臼(ひきうす)」と「搗き臼(つきうす)」があり、挽き臼で穀物や豆類などを粉にし、搗き臼(と杵)で餅をついたりします。【鶉】読み方:うずら鶉は”キジ目キジ科の鳥のこと”の意味。【鰻】読み方:うなぎ鰻は”ウナギ目ウナギ科の魚のこと”の意味。体の表面は粘液で覆われぬるぬるとしていて、肉は脂肪に富み、かば焼きにして食べられることが多いです。【項】読み方:うなじ項は”首の後ろの部分。首すじのこと”の意味。ちなみに項が垂れると書いて「項垂れる(うなだれる)」と表され、項垂れるは”失望や悲しさ、恥ずかしさなどから、力なく首を前に垂れること”を意味します。(首が前に垂れると項も垂れることから、項垂れるとなっています)【畝(畦)】読み方:うね”畦”は「うね」と読むこともできますが、一般的に”畦”は「あぜ」と読まれることがほとんどです。畝は”作物を植えつけたり種を蒔(ま)いたりするために、一定の幅で土を盛り上げたところのこと”の意味。【漆】読み方:うるし漆は”ウルシ科の落葉高木のこと”の意味。漆の木に傷をつけ、その傷部分から分泌する樹液のことを「漆(うるし)」と呼ぶことも多く、採取した樹液から木屑(きくず)などを濾過(ろか)したものを「生漆(きうるし)」と言います。漆の木の樹液から精製された漆を器物の表面に塗ったり、模様を描く技術のことを「漆工芸(うるしこうげい)」「漆芸(しつげい)」、その漆塗りの器物のことを「漆器(しっき)」と呼びます。※上は漆器の写真漆(樹液)は固まると水を弾き、さらに防腐性・抗菌性も高いため、重宝されています。また完全に乾いていない漆(樹液)に触れたり、漆の木や葉に触れることでかぶれることがある(主成分であるウルシオールによるもの)ため注意が必要です。【粳】読み方:うるち粳は”粘り気の少ない普通の米のこと”の意味。【釉(釉薬・上薬)】読み方:うわぐすり釉薬は「うわぐすり」と読むこともできますが、一般的には「ゆうやく」と読むことが多いです。釉(釉薬・上薬)は”素焼きの陶磁器の表面にかけて焼き、艶(つや)を出させるガラス質の物質のこと”の意味。釉は焼成(しょうせい)すると薄い層を作って、割れにくくしたり、吸水を防いだり、光沢(こうたく)や味わいを出させます。焼成というのは”原料を高熱で焼いて性質を変化させること”で、例えば粘土を窯(かま)で焼いて石質にしたり、タイルを窯で焼いて硬質させることなどがあります。【蟒蛇(蟒)】読み方:うわばみ蟒蛇(蟒)は”大きな蛇。大蛇(だいじゃ)のこと”の意味。【靨(笑窪)】読み方:えくぼ靨(笑窪)は”人が笑うときに、頬(ほお)にできる小さな窪(くぼ)みのこと”の意味。【榎】読み方:えのき榎は”アサ科の落葉高木のこと”の意味。キノコの「えのき」と間違えやすいですが、”シメジ科のキノコ”である「えのき」は、正しくは「榎茸(えのきたけ)」と表記されるため注意が必要です。【鰓】読み方:えら鰓は”水中に棲(す)む動物の呼吸器官のこと”の意味。鰓による呼吸様式のことを「鰓呼吸(えらこきゅう)」と呼び、鰓蓋(えらぶた)と呼ばれる骨質の薄い板に鰓が保護されていて、呼吸運動に合わせて鰓蓋を開閉させて呼吸します。(サメ・エイなどには鰓蓋がないため、外側から鰓を確認することができます)魚類の鰓は櫛(くし)の歯のような形状のものに毛細血管が分布していて、これに触れる水中の溶存酸素を取り込み、二酸化炭素を排出します。反対に人間などの陸上動物が行う呼吸様式のことを「肺呼吸(はいこきゅう)」と呼びます。肺呼吸は、肺によって空気中の酸素を血液中に取り込み、二酸化炭素を体外へと排出する呼吸様式になります。【襟】読み方:えり襟は”衣服の、首の周りの部分。また、そこにつける縁取(ふちど)りの布のこと”の意味。【嫗(媼)】読み方:おうな嫗(媼)は”年をとった女性。老女。おばあさんのこと”の意味。【掟】読み方:おきて掟は”守るべきものとしてすでに定められている事柄のこと。また、ある社会での決まりのこと”の意味。【翁】読み方:おきな翁は”年をとった男性。おじいさんのこと”の意味。【桶】読み方:おけ桶は”細長い板を縦に円筒形(えんとうけい)に並べて底をつけ、箍(たが)で締めた容器のこと”の意味。箍というのは、”桶・樽(たる)などの周りに巻いて、締めつけるための竹や金属製の輪のこと”です。【瘧】読み方:おこり瘧は”一定の間隔をおいて高熱を発する病気のこと。マラリアの一種”の意味。マラリア原虫(熱帯から亜熱帯地域に広く分布)による感染症で、羽斑蚊(はまだらか)が媒介するマラリア原虫が病原体になります。マラリア原虫に寄生された蚊に刺されることで感染し、マラリアは輸入感染症として指定されています。(輸入感染症というのは、”国内には原因菌などは常在せず、海外から細菌などが持ち込まれ、発生する感染症のこと”)【囮】読み方:おとり囮は”他の鳥獣を誘い寄せて捕らえるために使う鳥獣のこと/相手を誘い寄せるために利用する物や人のこと”の意味。【朧】読み方:おぼろ朧は”はっきりとしないさま。ぼんやり霞(かす)むさま”の意味。↓カ行~【櫂】読み方:かい櫂は”手に持って水をかくことで生じる抵抗を利用して船を進める船具のこと”の意味。ちなみに櫂には「オール(oar)」と「パドル(paddle)」があり、これらの違いは”櫂が船体に固定されているかどうか”になります。オールは”器具などで船体に櫂が固定されたまま使用”し、パドルは”船体に櫂が固定されず漕(こ)ぎ手が支えながら使用”します。※上はボートでオール(固定されている)を使用している写真※上はカヌーでパドル(固定されていない)を使用している写真なのでボートではオール(固定されている)、カヌー・カヤックなどではパドル(固定されていない)を使用しているというわけです。(必ずしもボートだからオールというわけではなく、ボートによっては船体に固定されていないパドルを使用することもあります)【梅花皮(鰄)】読み方:かいらぎ※上は鰄(後者の意味)の皿の写真梅花皮(鰄)は”サメ類の背の中央部分の皮のこと/陶磁器などで、釉(うわぐすり)が焼成(しょうせい)不十分のために溶けきらず、さめはだ状に縮れた状態のこと”の意味。前者の意味は、硬い粒状の梅の花の形をした突起があり、刀剣の鞘(さや)・柄(つか)などの装飾に用いられます。後者の意味の釉というのは、”素焼きの陶磁器の表面にかけて焼き、艶(つや)を出させるガラス質の物質のこと”を指します。焼成すると薄い層を作って、割れにくくしたり、吸水を防いだり、光沢(こうたく)や味わいを出します。焼成というのは”原料を高熱で焼いて性質を変化させること”で、例えば粘土を窯(かま)で焼いて石質にしたり、タイルを窯で焼いて硬質化させることなどがあります。【嬶】読み方:かかあ嬶は”自分の妻または他人の妻を親しんでいう語。また、ぞんざいにいう語のこと”の意味。一般的に嬶は「嬶天下(かかあでんか)」という言葉で使われることが多く、これは”家庭内で妻の権力・威厳が夫を上回っていること”を意味します。簡単にいうと、家庭内で夫よりも妻のほうが様々な発言権や決定権が大きいことを指します。例えば「彼の家庭は嬶天下だから少しかわいそうだ」や「うちは嬶天下なので妻に頭が上がらない」のように用いられます。ちなみに嬶天下の反対は「亭主関白(ていしゅかんぱく)」なので覚えておきましょう。【踵】読み方:かかと(きびす)踵は”足の裏の後部のこと/履物(はきもの)の後部のこと”の意味。「きびす」と読むときは一般的に「踵(きびす)を返す」という言葉で使われ、これは”もと来た方向へ引き返すこと。後戻りすること”を意味します。(「踵(かかと)を返す」とは言わないので注意が必要です)進行していた方向と逆方向へ進むとき(引き返すとき)に、踵の向きが反対になることから、踵を返すは上記のような意味で使われるようになりました。例えば「私は踵を返して家に戻った」や「彼はついに諦めたのか、踵を返して去っていった」のように用いられます。【篝】読み方:かがり篝は”篝火(かがりび)を焚(た)く鉄製の籠(かご)のこと”の意味。篝火というのは、”夜間の警護・照明、漁をするためなどに鉄製の籠の中で焚く火のこと”です。【瘡蓋(痂)】読み方:かさぶた瘡蓋(痂)は”傷などの表面から出た分泌物が乾いて固まってできる皮のこと”の意味。傷ができると瘡蓋が形成されるのは、傷の中に細菌や汚れなどが入るのを防ぐためなので、痒(かゆ)くても瘡蓋を剝がすのは良くないです。瘡蓋は血液中の血小板(けっしょうばん)・赤血球、血液を固めるタンパク質であるフィブリンなどにより形成されています。【鰍(鮖)】読み方:カジカ鰍(鮖)は”カサゴ目カジカ科の淡水魚のこと”の意味。「カジカ」は、別名で「ゴリ」とも呼ばれています。【柏】読み方:かしわ柏は”ブナ科の落葉高木のこと”の意味。柏の若葉は柏餅(かしわもち)に用いられ、柏餅とは”餡子(あんこ)を餅(もち)で包み、柏の葉をかぶせたお菓子”になります。【鎹】読み方:かすがい鎹は”材木と材木とを繋ぎとめるために打ち込む、両端の曲がった大釘(おおくぎ)のこと”の意味。【霞】読み方:かすみ霞は”空気中に微細な水滴や塵(ちり)が浮遊するために、遠くがはっきりと見えない現象のこと”の意味。霧(きり)・靄(もや)との違いは、霧・靄は空気中に微細な”水滴のみ”が浮遊する現象で、霞は空気中に微細な”水滴・塵”が浮遊する現象になります。そして霧は見通せる距離が1km未満のもの、靄は見通せる距離が1km以上のものを指します。【葛】読み方:かずら、くず※上は葛(くず)の写真「かずら」と読むと”蔓草(つるくさ)の総称のこと”の意味。蔓草というのは、”茎(くき)が蔓になる草の総称のこと”です。「くず」と読むと”マメ科の蔓性(つるせい)多年草のこと”の意味。葛(くず)は山野に多く自生していて、根からはデンプンを取ることができ、このデンプンのことを「葛粉(くずこ)」と言います。※上は葛粉の写真※上は葛餅の写真※上は葛湯の写真葛粉は葛餅(くずもち)、葛湯(くずゆ)などに用いられます。【絣(飛白)】読み方:かすり絣(飛白)は”所々かすったような模様を規則的に配した模様。また、その織物(おりもの)のこと”の意味。【鰹】読み方:かつお鰹は”サバ科の海水魚のこと”の意味。【鬘】読み方:かつら鬘は”(毛髪を補う目的で)頭髪のように作って、頭に被(かぶ)ったり付けたりするもの”の意味。【鼎】読み方:かなえ鼎は”古代中国で使われた、食物を煮るのに用いる(普通は3本脚の)金属製の器のこと”の意味。【庚】読み方:かのえ庚は”十干(じっかん)の7番目のこと”の意味。十干というのは、”甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の総称のこと”です。十干は、十二支と組み合わせて年・日などを表すのに用いられます。【鞄】読み方:かばん鞄は”革・布などで作り、中に物を入れて持ち歩く用具のこと”の意味。【黴】読み方:かび※上は黴(白い毛のような部分)のついた苺の写真黴は”生物体・有機物の表面に生じる菌類またはその菌糸の集まりのこと”の意味。黴には有害なものと、発酵などに必要な有用なものがあります。(上の写真の苺に生えた黴は、有害なものなので食べないようにしましょう)例えば発酵に必要な有用なもので言えば、アオカビを用いて製造されるブルーチーズや、コウジカビを用いて製造される日本酒・醤油(しょうゆ)などが有名です。【兜】読み方:かぶと兜は”頭部を守るための被(かぶ)り物のこと”の意味。【蕪】読み方:かぶ(かぶら)蕪は”アブラナ科の越年草のこと”の意味。「かぶら」というのは、「かぶ」の別名です。ちなみに蕪(かぶ)は別名で「菘(すずな)」とも呼ばれ、春の七草のひとつとして知られています。【鏑】読み方:かぶら※上は鏃(やじり)をつけていない鏑矢の写真鏑は”矢の先と鏃(やじり)の間につけて(または鏃をつけずに)、射たときに鳴るように仕掛けた卵形の装置のこと”の意味。鏑の内部は空洞になっていて、表面に複数の穴があいており、射るときに穴から風が入ることにより風を切る音を大きく響かせながら矢が飛んでいきます。【釜】読み方:かま釜は”飯を炊いたり湯を沸かしたりするのに用いる金属製の器のこと”の意味。円形で鍋よりも底が深く、普通は胴の周りに竈(かまど)にかけるための鍔(つば)があり、蓋(ふた)は木製です。釜の鍔を羽根に例えて「羽釜(はがま)」と呼ぶこともあります。【竈】読み方:かまど竈は”上に鍋・釜(かま)をかけて煮炊きするための設備のこと”の意味。【裃】読み方:かみしも裃は”江戸時代の武士の礼服で、肩衣(かたぎぬ)と袴(はかま)を同じ色に染めたもの”の意味。肩衣というのは、”上代、庶民(しょみん)の着た衣で、袖(そで)がなく肩と胴だけをおおう上着のこと”を指します。【鴎】読み方:かもめ鴎は”チドリ目カモメ科の鳥の総称のこと”の意味。【茅】読み方:かや(ちがや)※上は茅(ちがや)の写真「かや」と読むと”屋根を葺(ふ)く材料とする草の総称のこと”の意味。葺くというのは”板・瓦(かわら)・茅(かや)などで屋根を覆(おお)うこと”で、主にイネ科の「茅(ちがや)・薄(すすき)・菅(すげ)」などのことを指します。「ちがや」と読むと”イネ科の多年草のこと”の意味。【烏(鴉)】読み方:からす烏(鴉)は”スズメ目カラス科カラス属の鳥の総称のこと”の意味。【鰈】読み方:かれい鰈は”カレイ目カレイ科の海水魚の総称のこと”の意味。鰈とよく似ている魚に鮃(ひらめ)がいて、「左ヒラメに右カレイ」という言葉を聞きますが、これは”目を上にして置いたときに左向きになるのがヒラメで、右向きになるのがカレイになることから”きています。鮃と鰈のもっと簡単な見分け方は口の部分を見ることで、鮃(ひらめ)は口が大きく、鰈(かれい)はおちょぼ口をしています。【獺(川獺)】読み方:かわうそ獺(川獺)は”イタチ科の哺乳類のこと”の意味。獺は日本の特別天然記念物に指定されています。また獺祭(だっさい)という言葉がありますが、これは獺は捕獲した魚を食べる前に岸に並べる習性があり、その様子が魚を祭っているのに見えることからきている言葉です。転じて獺祭は、”詩文を作るときに、多くの参考書を広げ並べること”の意味としても用いられます。【簪】読み方:かんざし簪は”女性の頭髪に挿(さ)す髪飾りのひとつ”の意味。【橇】読み方:かんじき、そり※上は橇(かんじき)の写真※上は橇(そり)の写真「かんじき」と読むと”雪の上などを歩くとき、深く踏み込んだり滑ったりしないように、靴(くつ)などの下につけるもの”の意味。橇(かんじき)を靴などに装着することで、接地面積を大きくし、体重が分散されることで雪の上などを歩いたときに足が沈みにくくなったりします。「そり」と読むと”雪や氷の上を滑らせて走る乗り物または運搬具のこと”の意味。【鉋】読み方:かんな鉋は”材木の表面を削ってなめらかにする大工道具のこと”の意味。【巫】読み方:かんなぎ巫は”神の依り代(よりしろ)・神の憑依(ひょうい)・神との交信をする行為や、その役割を務める人のこと”の意味。依り代というのは”神霊が依り憑(つ)く対象物のこと”を指し、樹木・岩石・動物などが依り代とされることが多いです。【閂】読み方:かんぬき閂は”門の扉が開かないようにするための横木のこと”の意味。門扉(もんぴ)の左右にある金具に差し通して用いられます。【樵】読み方:きこり樵は”山で木を切り出す職業の人のこと”の意味。【杵】読み方:きね杵は”臼(うす)に入れた穀物などをつくための木製の道具のこと”の意味。【茸】読み方:きのこ茸は”菌類のうち、傘状のものを形成する大形菌類の通称のこと”の意味。山野の木陰や朽ち木などに生じ、松茸(まつたけ)・椎茸(しいたけ)など食用のものもありますが、有毒なものもあるため注意が必要です。【黍】読み方:きび黍は”イネ科の一年草のこと”の意味。五穀(ごこく)のひとつで、五穀とは一般的に「米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆」の5種類の穀物を指します。【錐】読み方:きり錐は”板などに小さな穴をあけるための先の尖(とが)った工具のこと”の意味。【瓩】読み方:キログラム瓩は”国際単位系(SI)の基本単位の一つで、質量の単位のこと”の意味。瓩の記号は「kg」で、グラムは「瓦(記号はg)」と表記され、1瓩(kg)=1000瓦(g)を指します。キログラム(kg)のキロ(k)というのは、”国際単位系(SI)で、単位の上につけて1000倍を表す語”になります。【粁】読み方:キロメートル粁は”長さの単位のこと”の意味。国際単位系(SI)の長さの基本単位は米(メートル:記号はm)。粁の記号は「km」で、メートルは「米(記号はm)」と表記され、1粁(km)=1000米(m)を指します。キロメートル(km)のキロ(k)というのは、”国際単位系(SI)で、単位の上につけて1000倍を表す語”になります。【鵠】読み方:くぐい鵠は”白鳥(はくちょう)の古名のこと”の意味。白鳥というのは、”カモ目カモ科ハクチョウ属の水鳥の総称のこと”を指します。※上は黒鳥(コクチョウ)の写真日本に冬鳥として渡来する大白鳥(オオハクチョウ)と小白鳥(コハクチョウ)は全身白色で、黒鳥(コクチョウ)のように全身が黒色の種も存在します。【楔】読み方:くさび楔は”堅い木材または金属で、一端が厚く、もう一方の端にいくにつれて薄くなるように作ったもの”の意味。楔は薄くなっている方を対象物に当てたり、隙間(すきま)などに差し込み、そのまま厚い端の方をハンマーで打ち込み使用します。木材・石材を割るとき、重いものを押し上げたり、差し込んだ材が抜け落ちるのを防ぐためなどに用いられます。【櫛】読み方:くし櫛は”髪の毛を梳(す)いたり、髪に挿(さ)して飾りに使ったりする道具のこと”の意味。【嚔(嚏)】読み方:くしゃみ嚔(嚏)は”鼻の粘膜が刺激されて起こる、反射的に激しく息を吐き出す生理現象のこと”の意味。【鯨】読み方:くじら※上はマッコウクジラの写真鯨は”クジラ目の哺乳類の総称のこと”の意味。一般的に体長が4メートルを超えるものは「鯨(くじら)」、体長が4メートル以下のものは「海豚(いるか)」と分類されています。【楠(樟)】読み方:くすのき楠は”クスノキ科の常緑高木のこと”の意味。楠(樟)の葉・枝などのチップを水蒸気蒸留することで「樟脳(しょうのう)」と呼ばれる白い結晶を精製することができます。英語では「カンフル(camphor)」(または「カンファー」)と呼ばれ、主に防虫剤、他にも防臭・医薬品などに用いられます。ちなみに”ダメになりかけた物事を蘇らせる効果のある措置のこと”の意味で使われる「カンフル剤」のカンフルは、樟脳が由来になります。これは昔に樟脳が強心剤(衰弱した心臓の働きを高めるための薬剤)としても使われていたことからきています。【嘴(喙・觜)】読み方:くちばし嘴(喙・觜)は”鳥類の口の部分に突き出ている、上下の顎(あご)の骨の表面が角質化したもの”の意味。【靴】読み方:くつ靴は”足を覆うように作った履物の総称のこと”の意味。【轡】読み方:くつわ轡は”手綱(たづな)をつけるために、馬の口にかませる金具のこと”の意味。【椚(櫟・橡・櫪))】読み方:くぬぎ椚(櫟・橡・櫪)は”ブナ科の落葉高木のこと”の意味。山野に自生し、椚の果実は「団栗(どんぐり)」と呼ばれています。【軛(頸木)】読み方:くびき軛(頸木)は”車の轅(ながえ)の前端につけて、牛馬の首の後ろにかける横木のこと”の意味。轅というのは、”牛車(ぎっしゃ)・馬車などの前方に長く平行に出ている2本の棒のこと”を指します。【鞍】読み方:くら鞍は”牛・馬の背に置き、人や荷物を乗せやすくなるようにする木製または革製の道具のこと”の意味。【厨】読み方:くりや厨は”食物を調理する場所。台所のこと”の意味。【踝】読み方:くるぶし踝は”足首の関節の内・外の両側にある突起した部分(骨)のこと”の意味。【鍬】読み方:くわ鍬は”薄い鉄の板に柄(え)をつけた農具のこと”の意味。土を掘り起こしたり、均(なら)したりします。【欅(槻)】読み方:けやき欅(槻)は”ニレ科の落葉高木のこと”の意味。【麹(糀)】読み方:こうじ※上は米麹(こめこうじ)の写真麹(糀)は”米・麦・大豆などを蒸し、これにコウジカビを繁殖させたもの”の意味。米の場合は「米麹(こめこうじ)」、麦の場合は「麦麹(むぎこうじ)」、大豆の場合は「豆麹(まめこうじ)」「大豆麹(だいずこうじ)」と表記されます。酒・醤油(しょうゆ)・味噌(みそ)などの醸造に用いられます。【楮】読み方:こうぞ楮は”カジノキの古名のこと”の意味。梶の木(カジノキ)というのは、”クワ科の落葉高木のこと”を指します。【鸛】読み方:こうのとり鸛は”コウノトリ目コウノトリ科の鳥のこと”の意味。【木枯らし(凩)】読み方:こがらし木枯らし(凩)は”秋の末から冬の初めにかけて吹く、強く冷たい風のこと”の意味。【鐺】読み方:こじり鐺は”刀剣の鞘(さや)の末端の部分。また、その部分の飾りのこと/垂木(たるき)の端のこと”の意味。垂木というのは、”屋根を支えるために、棟(むね)から軒先(のきさき)に渡す長い木材のこと”を指します。【梢】読み方:こずえ梢は”木の幹(みき)や枝の先端のこと”の意味。【木霊(谺)】読み方:こだま木霊(谺)は”樹木に宿る精霊のこと/山・谷などで、声や音が反響すること。また、その声や音。山彦(やまびこ)のこと”の意味。【鏝】読み方:こて鏝は”壁土(かべつち)・漆喰(しっくい)・セメントなどを塗るときに使う、鉄の平たい板に柄(え)をつけた道具のこと”の意味。【寿】読み方:ことぶき寿は”めでたいこと/祝いの言葉をいうこと。また、その言葉のこと”の意味。【諺】読み方:ことわざ諺は”古くから言い伝えられてきた、比較的短い形で言い表された教訓のこと”の意味。例えば「石の上にも三年」や「情けは人の為ならず」のような、生活体験からきたものや、身近な生きる知恵を教えてくれるものが多いです。【瘤】読み方:こぶ瘤は”病気や打撲(だぼく)のために、皮膚の一部が盛り上がったもの/ものの表面に盛り上がったもの”の意味。【腓】読み方:こむら腓は”脛(すね)の後ろ側の柔らかい部分。脹脛(ふらくはぎ)のこと”の意味。「こむら」というのは、「ふくらはぎ」の別名です。「腓返り(こむらがえり)」という言葉を聞くことがありますが、これは”脹脛の筋肉が痙攣(けいれん)することで起こる、痛みを伴う発作のこと”を指します。腓返りを起こすことを、一般的には「足が攣(つ)る」と言います。【鮴】読み方:ゴリ(メバル)※上は鮴(ゴリ)の写真※上は眼張(メバル)の写真「ゴリ」と読むと”カサゴ目カジカ科の淡水魚のこと”の意味。「ゴリ」というのは、「カジカ」の別名です。「メバル」と読むと”カサゴ目フサカサゴ科の海水魚のこと”の意味。「メバル」の漢字表記は、一般的には「眼張(メバル)」と表記されることが多いです。↓サ行~【犀】読み方:サイ犀は”奇蹄(きてい)目サイ科の哺乳類の総称のこと”の意味。象に次(つ)いで大形の陸上動物で、皮膚は厚くて毛はほとんどなく、額(ひたい)や鼻先にある1本または2本の角は皮膚が角質化したものです。【榊】読み方:さかき榊は”モッコク科の常緑小高木のこと”の意味。神棚や祭壇に供えられるなど枝葉は神事に用いられ、榊は神社などによく植えられています。【盃(杯)】読み方:さかずき盃(杯)は”酒を飲むのに使う小さな器のこと”の意味。【肴】読み方:さかな肴は”酒を飲むときに添えて食べるもの/酒席に面白味(おもしろみ)を添える歌や踊り、話題などのこと”の意味。【先駆け(魁)】読み方:さきがけ先駆け(魁)は”他よりも先にそのことを行(おこな)った人。また、その行われた物事のこと”の意味。例えば「これは流行の先駆けとなった物だ」や「世界に先駆けて取り組む」のように用いられます。【柵】読み方:さく、しがらみ※上は柵(さく)の写真「さく」と読むと”木や竹を並べた囲いのこと”の意味。「しがらみ」と読むと”水流を塞(せ)き止めるために、川の中に杭を打ち並べて、それに竹や木などを横に組んだもの/決意・行動などを押しとどめるもの”の意味。一般的に柵(しがらみ)は後者の意味で使われることが多く、後者は例えば「組織には多くの柵(しがらみ)が存在している」や「柵(しがらみ)から解放され自由になった」のように用いられます。【匙】読み方:さじ匙は”液体・粉末などを掬(すく)い取る道具のこと”の意味。「匙を投げる」という慣用句がありますが、これは医者が薬を調合するための匙を投げ出す意から、”医者が治療の方法がないと診断すること/物事に救済や解決の見込みがないとして、手を引くこと”の意味で用いられます。例えば「医者に回復の見込みがないと匙を投げられたが、まだ諦めるつもりはない」や「彼に勉強するように何度も言っていたが、ついには匙を投げてしまった」のように用いられます。前者の例文は”医者が治療の方法がないと診断すること”、後者の例文は”物事に救済や解決の見込みがないとして、手を引くこと”の意味で使用しています。【蠍】読み方:さそり蠍は”クモ綱サソリ目の節足動物の総称のこと”の意味。大きな鋏(触肢(しょくし))を持ち、胸部に4対(つい)の脚があり、尾の端に毒針があります。【鯖】読み方:さば鯖は”スズキ目サバ科サバ属の海水魚の総称のこと”の意味。「鯖を読む」という慣用句がありますが、現在では”自分の都合の良いように数などをごまかすこと”の意味で用いられます。これは鯖は他の魚と比べて傷みやすく、数も多かったため、丁寧に数えていると傷んでしまうので早口で数えられ、それにより実際の数と合わなかったことから、いい加減に数えることを「鯖を読む」というようになり、それが転じて現在の意味になったとされています。例えば「テストの点数を鯖を読んで伝える」や「彼女は実年齢よりも若く、鯖を読んでいても分からなかった」のように用いられます。【錆】読み方:さび錆は”金属の表面が空気や水に触れて生じた酸化物のこと/悪い結果のこと”の意味。後者の意味は「身から出た錆」ということわざによく使われ、これは”自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむこと”の意味になります。例えば「日頃の彼の態度が原因なのだから、身から出た錆だろう」や「身から出た錆とはいえ、彼女を少しかわいそうに感じる」のように用いられます。【鞘】読み方:さや鞘は”刀剣の刀身(とうしん)の部分や、筆の先などを納めておく筒(つつ)のこと”の意味。【笊】読み方:ざる笊は”細く割った竹などで編んだ器のこと/漏れや抜けが多いさま/非常に酒に強い人のこと”の意味。水を注いでも笊(器)の編み目から水が漏れてしまうことから、転じて”漏れや抜けが多いさま”と”非常に酒に強い人のこと”の意味となっています。後者は水と同様に酒をいくら笊(器)に注いでも編み目からそのまま出ていくため、いくら飲んでも酔わない(=酒に強い)というたとえからきています。”漏れや抜けが多いさま”は、例えば「あのチームの守備は笊だ」や「ここの警備は笊だから簡単に侵入できる」のように用いられます。【鰆】読み方:さわら鰆は”スズキ目サバ科の海水魚のこと”の意味。鰆は出世魚(しゅっせうお)で、全長50cm以下のものを「さごち」「さごし」、50cm~60cmのものを「なぎ」「やなぎ」、60cmを超えるものを「鰆(さわら)」と呼びます。【栞(枝折)】読み方:しおり栞(枝折)は”読みかけの書物の間に挟んで目印とするもの/簡単な手引書。案内書のこと”の意味。【屍(尸)】読み方:しかばね(かばね)「しかばね」と読むと”死体。亡骸(なきがら)のこと/漢字の部首名のひとつ。尸冠(しかばねかんむり)の略のこと”の意味。「生ける屍(いけるしかばね)」という言葉がありますが、これは”肉体的に生きているだけで、気力も活力もなく、精神的には死んでいるような人のこと”を指します。「かばね」と読むと”死体。亡骸のこと/漢字の部首名のひとつ。尸冠の別名のこと”の意味。【敷居(閾)】読み方:しきい敷居(閾)は”門や出入口、また部屋のしきりに敷く横木のこと”の意味。部屋のしきりに敷く横木には、戸・障子(しょうじ)・襖(ふすま)などを開けたてするための溝(みぞ)があります。ちなみに「敷居が高い」という慣用句がありますが、この慣用句の本来の意味は”不義理・面目のないことをして、その人の家に行きにくいこと”になります。簡単にいうと、”過去に相手に対して失礼をしてしまったことなどが原因で、その人に会いにくい(家に行きにくい)こと”を意味しています。現在では”高級すぎたり、上品すぎたりして、行きにくいこと”の意味で使われることも多く、本来の意味とは異なりますが、多くの人が誤った使い方をしていたことでそれが定着しつつあります。”高級すぎたり、上品すぎたりして、行きにくいこと”も正式な意味として認められつつありますが、あくまでも本来の意味ではなく元々は誤用だったということは覚えておきましょう。【樒】読み方:しきみ樒は”マツブサ科シキミ属の常緑小高木のこと”の意味。枝は仏前に供えられ、葉・樹液から線香などが作られます。【蜆】読み方:しじみ蜆は”シジミ科の二枚貝の総称のこと”の意味。河川・湖沼、河口などの浅い砂地に生息しています。【雫(滴)】読み方:しずく雫(滴)は”滴(したた)り落ちる液体の粒のこと”の意味。【粢】読み方:しとぎ粢は”神前に供える卵形の餅(もち)のこと”の意味。【鎬】読み方:しのぎ鎬は”刀剣で、刃(やいば)と峰(みね)との間の盛り上がっている部分。鎬筋(しのぎすじ)のこと”の意味。峰というのは、”刀身の刃の背のこと”を指します。「鎬を削る」(「凌ぎを削る」は誤り)という慣用句がありますが、これは日本刀同士が勢いよくぶつかると鎬の部分が削れることから、”激しく争う様子のこと”の意味で用いられます。例えば「覇権を狙って各国と鎬を削る」や「決勝は鎬を削る大接戦だった」のように用いられます。【癪】読み方:しゃく癪は”胸や腹に急に起こる激しい痛みのこと/腹が立つこと。また、そのさま”の意味。一般的に癪は後者の意味で使われることがほとんどで、例えば「あの言葉が彼の癪に障(さわ)ったのかもしれない」や「少し癪だったが、事実だから受け入れるしかなかった」のように用いられます。【鯱】読み方:しゃち、しゃちほこ※上は鯱(しゃち)の写真※上は鯱(しゃちほこ)の写真「しゃち」と読むと”マイルカ科の哺乳類のこと”の意味。「しゃちほこ」と読むと”空想上の海獣のこと/(前者の意味の)海獣をかたどった魔除(まよ)けの飾りのこと”の意味。前者の意味は、頭は虎に似ていて、背にトゲがあり、尾は空に向かって反り返っています。後者の意味は、城などの屋根の大棟(おおむね)の両端につけ、木・石・金属・瓦(かわら)などで作られます。【舅】読み方:しゅうと舅は”夫または妻の父のこと”の意味。【姑】読み方:しゅうとめ姑は”夫または妻の母のこと”の意味。【虱(蝨)】読み方:しらみ虱(蝨)は”シラミ目の昆虫の総称のこと”の意味。成虫の大きさは1mm~3mmほど、虱の全種が血液を吸う寄生生物で、血液を吸われるとかゆみを生じます。ちなみに「虱潰し(しらみつぶし)」という言葉がありますが、これは虱は小さく、探して潰すときに片っ端から調べていくことから、”物事を片っ端から漏れなく処理すること”の意味となります。「しらみつぶし」は、「虱潰し」と表記し、「蝨潰し」と表記されることはないため注意が必要です。例えば「敷地内を虱潰しに調べる」や「虱潰しに探しても効率が悪い」のように用いられます。【殿】読み方:しんがり、との「しんがり」と読むと”軍隊が退却するときに、その最後尾を担当する部隊のこと”の意味。殿(しんがり)は敵に背を向け、追って来る敵の攻撃を防いで味方がきちんと逃げられるようにする役割があるため、とても危険な行為になります。「との」と読むと”高貴な人・主君の敬称のこと/女性から男性を指していう敬称のこと”の意味。後者は「殿方(とのがた)」の形で用いられることが多いです。【鋤】読み方:すき鋤は”手に持って土を掘り起こす農具のこと”の意味。【薄(芒)】読み方:すすき薄(芒)は”イネ科の多年草のこと”の意味。薄の穂が動物の尾に似ていることから別名で「尾花(おばな)」と呼ばれ、秋の七草のひとつとされています。【鱸】読み方:すずき鱸は”スズキ目スズキ科の海水魚のこと”の意味。【菘】読み方:すずな菘は”カブの別名のこと”の意味。「蕪(かぶ)」というのは、”アブラナ科の越年草のこと”です。ちなみに菘(蕪)は春の七草のひとつとして知られています。【硯】読み方:すずり硯は”石または瓦(かわら)で作られ、墨を水で磨(す)りおろすために用いる道具のこと”の意味。【裾】読み方:すそ裾は”衣服の下の縁(ふち)のこと”の意味。裾上げなど、一般的に裾はズボンの下の縁を指すことが多いですが、シャツなど上半身に着る衣服の下の縁のことも指しているため覚えておきましょう。【簾】読み方:すだれ※上は簾の写真簾は”細く削った竹や葦(あし)などを並べて糸で編んだもの”の意味。簾は、日除(ひよ)けや部屋の仕切りなどの目的で用いられます。※上は葦簀の写真簾と混同されがちなものに「葦簀(よしず)」というものがありますが、これらの違いは”上から垂らすもの”なのか”立て掛けるもの”なのかです。(葦簀は、日除けや目隠しなどの目的で用いられます)簾の場合は上から垂らして使い、葦簀は比較的大きなサイズで立て掛けて使用します。【鼈】読み方:すっぽん鼈は”カメ目スッポン科スッポン属のカメのこと”の意味。淡水に生息し、甲羅は軟らかな皮膚で覆われ、首が長く、自由に伸縮します。【昴】読み方:すばる昴は”牡牛(おうし)座にあるプレアデス散開星団の和名のこと”の意味。肉眼では6つの星が見えることから、「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれます。【菫】読み方:すみれ(とりかぶと)※上は菫(すみれ)の写真※上は菫(とりかぶと)の写真「すみれ」と読むと”スミレ科の多年草のこと”の意味。「とりかぶと」と読むと”キンポウゲ科の多年草のこと”の意味。全体的に毒(「アコニチン」や「メサコニチン」など)を含み、特に根に強い毒があります。また「とりかぶと」は菫の他にも「鳥兜(とりかぶと)」と書き表され、一般的には「鳥兜」と表記されることがほとんどです。【皇】読み方:すめらぎ皇は”天皇のこと”の意味。【李】読み方:すもも李は”バラ科サクラ属の落葉小高木のこと”の意味。李の果実は形が桃(果実)に似ていて、桃よりも酸味が強いことから「すもも」という名称が付けられています。またすもも・プラム・ソルダムなど似たようなものが多く存在しますが、「李(すもも)」は和名、「プラム」が英名、「ソルダム」はすもも(プラム)の一種になります。なので李(すもも)とプラムは同じものを指しているというわけです。※上はソルダムの写真※上はプルーンの写真ちなみにソルダムなどの品種のことを「日本すもも」と総称し、プルーンのことを別名で「西洋すもも」と呼びます。(プルーンは生のものでなく、乾燥させたものを食べることも多いです)【鯣】読み方:するめ鯣は”烏賊(イカ)を切り開いて内臓を取り除き、干したりして乾燥させた食品のこと”の意味。鯣は日持ちがすることから「幸せが続く」という意味で縁起物とされています。ですが「するめ」の”する”の部分が、「擦る(博打などでお金がなくなること)」や「掏る(金品を盗み取ること)」を連想させてしまうため、「当たり」に言い換えて「あたりめ」と呼ばれるようになりました。なので「するめ」と「あたりめ」は、どちらも同じものを指しているため覚えておきましょう。【倅】読み方:せがれ倅は”自分の息子を遜(へりくだ)っていう語のこと/他人の息子、または年少の男のことを砕けていう語のこと”の意味。遜るというのは、”相手を敬って、自分を控えめにすること”です。例えば「倅を宜しくお願いします」や「彼には高校生の倅がいるそうだ」のように用いられます。【芹】読み方:せり芹は”セリ科の多年草のこと”の意味。特有の香りがあり、春の七草のひとつとして知られています。【薇】読み方:ぜんまい薇は”ゼンマイ科の多年生シダ植物のこと”の意味。早春に出る若葉は渦(うず)状に巻き、山菜として食用にされています。【袖】読み方:そで袖は”衣服の腕を覆(おお)う部分のこと”の意味。【某】読み方:それがし某は”一人称の人代名詞。わたくし/名が分からない人や物事を指す語のこと”の意味。↓タ行~【橙】読み方:だいだい橙は”ミカン科の常緑小高木のこと”の意味。【鷹】読み方:たか鷹は”タカ目タカ科の鳥のうち、小形・中形のものの総称のこと”の意味。ちなみに”タカ目タカ科の鳥のうち、大形のものの総称のこと”を「鷲(わし)」と呼びます。【箍】読み方:たが箍は”桶(おけ)・樽(たる)などの周りに巻いて、締めつけるための竹や金属製の輪のこと”の意味。「箍が外れる」という慣用句がありますが、これは桶・樽などの周りを締めつけている輪(箍)を外すと構成している板がバラバラになることから、”緊張や束縛がとれて、締まりのない状態になること”の意味として用いられます。簡単にいうと、”自分の行動を抑制していたもの(緊張や束縛)がなくなることで、自分自身を制御できなくなったり羽目(はめ)を外してしまったりすること”です。例えば「彼は箍が外れたように愚痴を言い始めた」や「彼女は箍が外れたかのように突然号泣してしまった」のように用いられます。【鏨(鑽)】読み方:たがね鏨(鑽)は”金属で作られた鑿(のみ)のこと”の意味。鑿(のみ)は木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るために用いられ、鏨(たがね)は主に金属・石材を削ったり切ったりするために用いられます。鑿(のみ)は刃が鋭く、鏨(たがね)の先端は鑿(のみ)ほど鋭利ではなく、鈍(にぶ)く作られています。【筍(竹の子)】読み方:たけのこ筍(竹の子)は”竹の地下茎(ちかけい)から出る若芽のこと”の意味。【凧】読み方:たこ凧は”竹などの骨組みに紙やビニールを張り、糸を付け、風を利用して空高く飛ばして遊ぶ玩具のこと”の意味。【胼胝(胝)】読み方:たこ胼胝(胝)は”皮膚の一部が繰り返し圧迫されることで、硬く厚くなったもの”の意味。【襷】読み方:たすき※上は襷(前者の意味)の写真※上は襷(後者の意味)の写真襷は”和服の袖(そで)が邪魔にならないようにたくし上げるため、肩から脇(わき)の下へ通し、背中で交差させて結ぶひものこと/一方の肩から他方の腰のあたりに斜めにかける、輪にした細長い布のこと”の意味。【橘】読み方:たちばな橘は”ミカン科の常緑小高木のこと”の意味。【蓼】読み方:たで蓼は”タデ科イヌタデ属の植物の総称のこと”の意味。蓼の葉や茎(くき)には特有の香りと辛味があります。「蓼食う虫も好き好き(たでくうむしもすきずき)」ということわざがありますが、これは蓼のような辛(から)いものでも好んで食べる虫がいることから、”人の好みは様々であること”の意味で用いられます。例えば「蓼食う虫も好き好きというが、いくらなんでもあいつだけはないだろう」のように用いられます。【鬣】読み方:たてがみ鬣は”首の背側に生えている長い毛のこと”の意味。【狸】読み方:たぬき狸は”イヌ科の哺乳類のこと”の意味。【環】読み方:たまき環は”古代の腕飾りのこと”の意味。玉や鈴などに紐(ひも)を通して手に巻いたものを指します。【屯】読み方:たむろ屯は”仲間などが集まること。また、その場所のこと”の意味。【袂】読み方:たもと袂は”和服の袖(そで)の下方の、袋のように垂れた部分のこと”の意味。「袂を分かつ」という慣用句がありますが、これは”今まで一緒に行動していた人と別れること。絶交すること”の意味で用いられます。”共通の目標・目的を持っていた人が、価値観や意見が違ってきたことによって別れてしまう状況”で使用される言葉になります。例えば「いつからかお互いの価値観が異なり、彼とは袂を分かつことを決意した」や「彼らと袂を分かつ覚悟で正直に話した」のように用いられます。【盥】読み方:たらい盥は”湯水を入れて顔や手足を洗ったり、洗濯したりするときに用いられる丸く平たい容器のこと”の意味。【粽】読み方:ちまき粽は”米や米粉(こめこ)の餅(もち)を、茅(ちがや)・笹(ささ)・葦(あし)などの葉で包んで蒸したもの”の意味。【巷】読み方:ちまた巷は”分かれ道。分かれ目のこと/世間。世の中のこと”の意味。一般的には巷は「世間。世の中のこと」の意味で用いられることが多いです。例えば「彼は巷で有名な占い師だ」や「そんなことがあり彼らは巷から姿を消してしまった」のように用いられます。【鶫】読み方:つぐみ鶫は”スズメ目ヒタキ科ツグミ属の鳥のこと”の意味。【晦】読み方:つごもり晦は”月の最後の日。みそかのこと”の意味。【蔦】読み方:つた蔦は”ブドウ科の落葉性の蔓(つる)植物のこと”の意味。吸盤のある巻きひげで木・岩・壁などに着生(寄生と異なり、養分をとることはない)します。【槌】読み方:つち槌は”物を打ち叩くのに用いられる工具のこと”の意味。槌の頭の部分または全部を鉄で作ったものを「金槌(かなづち)」、木製の槌のことを「木槌(きづち)」と言います。【戊】読み方:つちのえ戊は”十干(じっかん)の5番目のこと”の意味。十干というのは、”甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の総称のこと”です。十干は、十二支と組み合わせて年・日などを表すのに用いられます。【鼓】読み方:つづみ鼓は”中央がくびれた、胴の両側に革を張った打楽器のこと”の意味。【鍔(鐔)】読み方:つば※上は刀剣の鍔(鐔)の写真※上は釜の鍔(鐔)の写真※上は帽子の鍔(鐔)の写真鍔(鐔)は”刀剣の柄(つか)と刀身との間に挟み、柄を握る手を防護する金具のこと/釜(かま)の胴の周りに庇(ひさし)のように出ている部分のこと/帽子の周り、または前部に庇のように出ている部分のこと”の意味。【椿】読み方:つばき椿は”ツバキ科ツバキ属の常緑高木のこと”の意味。※椿の果実と種子の写真果実は球形で、秋頃に熟すと厚い果皮が裂けて黒い種子があらわれ、その種子から椿油が採られます。椿油は黄色っぽく、特有の香りがあり、頭髪用・食用などとして利用されます。【燕】読み方:つばめ燕は”スズメ目ツバメ科ツバメ属の鳥のこと”の意味。民家の軒下(のきした)などに、泥と枯草を唾液(だえき)で固めて巣を作り、春に日本へ渡来し、秋に南へ渡ります。※上は燕の巣(高級食材)の写真ちなみに高級食材のひとつとして知られる「燕の巣」がありますが、これは”アナツバメ(アマツバメ科アナツバメ属のツバメの総称)の巣を乾燥させた食材のこと”を指します。アナツバメは巣のほとんどを唾液から作っていて、泥や枯草などを使っていないことから食用にされています。燕の巣は主に中華料理で使われ、アワビ・フカヒレと並んで中国三大珍味のひとつとされています。【具】読み方:つぶさ具は”細かくて、詳しいさま。詳細に/全てを漏れがないように。十分に”の意味。【蕾】読み方:つぼみ蕾は”花が咲く前の、ふくらんだ状態のもの”の意味。【紬】読み方:つむぎ紬は”紬糸(つむぎいと)で織った絹織物のこと”の意味。紬糸は”屑繭(くずまゆ)または真綿(まわた)から紡(つむ)いだ糸のこと”で、屑繭は”絹糸にならない不良の繭のこと”を指します。【蔓】読み方:つる蔓は”蔓植物の茎(くき)、または葉や茎の変形した巻きひげの総称のこと/眼鏡の耳に掛ける部分のこと”の意味。【貂】読み方:てん貂は”食肉目イタチ科テン属の哺乳類のこと”の意味。貂は夏(夏毛)と冬(冬毛)で毛色に違いがあり、種類によって色の変化の仕方が異なります。【樋】読み方:とい樋は”屋根を流れる雨水を受けて、地上に流すための装置のこと”の意味。軒に横に渡して取りつける樋のことを「軒樋(のきどい)」、軒樋を通った水を下に落とすため、縦に渡した樋のことを「竪樋(たてどい)」と呼びます。なので軒樋と竪樋というのは、「雨樋(あまどい)」を構成しているものになります。【棘】読み方:とげ棘は”生物または人工物に生じる、針のように先の尖った突起物のこと/相手の心を傷つける皮肉や悪意のこと”の意味。植物では、表皮が変化したものや、葉・茎(くき)などが変化したものなどがあります。後者の意味は例えば、「棘のある言葉で彼を傷つけた」や「その棘を含んだ言葉遣いをやめてくれ」のように用いられます。【泥鰌(鰌・鯲)】読み方:どじょう泥鰌(鰌・鯲)は”コイ目ドジョウ科の淡水魚のこと”の意味。5対(つい)の口ひげがあり、泥質の湖沼や川、水田などに生息しています。【帳(帷)】読み方:とばり帳(帷)は”室内を隔(へだ)てるために垂れ下げる布のこと/物を覆(おお)い隠して見えないようにするもの”の意味。【巴】読み方:ともえ巴は”水が渦(うず)を巻いて外へ回るような形・模様のこと/紋所(もんどころ)の名称のこと/物が円形を描くように回る様子のこと”の意味。紋所というのは、”家々で定めている紋章。家紋のこと”です。【砦】読み方:とりで砦は”本城(ほんじょう)の外の要所に築いた小さな城のこと/外敵を防御・攻撃するために築いた建造物。要塞(ようさい)のこと”の意味。【鳶】読み方:とび、とんび「とび」と読むと”タカ目タカ科の鳥のこと/鳶職(とびしょく)の略のこと”の意味。鳶職というのは、”建築や土木工事で、高所での足場の組み立てや、基礎工事などを請け負って行う職人のこと”を指します。「とんび」と読むと”とび(鳥)の別名のこと”の意味。鳶(鳥)の正式名称は「とび」ですが、一般的には別名である「とんび」と呼ぶことが多いです。↓ナ行~【轅】読み方:ながえ轅は”牛車(ぎっしゃ)・馬車などの前方に長く平行に出ている2本の棒のこと”の意味。軛というのは、”車の轅の前端につけて、牛馬の首の後ろにかける横木のこと”を指します。【凪】読み方:なぎ凪は”風が止んで海面に波のない状態のこと”の意味。【渚(汀)】読み方:なぎさ渚(汀)は”波の打ち寄せる所。波打ち際(ぎわ)のこと”の意味。【薺】読み方:なずな薺は”アブラナ科ナズナ属の越年草のこと”の意味。若葉は食用とされ、春の七草のひとつとして知られています。【鉈】読み方:なた鉈は”厚くて幅が広い刃に、短い柄(え)のついた片手持ちの刃物のこと”の意味。主に薪(まき)割りなどに用いられます。【棗】読み方:なつめ棗は”クロウメモドキ科の落葉高木のこと”の意味。【憖】読み方:なまじ憖は”そうしないほうがむしろ良いさま。しなくても良かったことをするさま/中途半端なさま”の意味。”そうしないほうがむしろ良いさま。しなくても良かったことをするさま”は例えば、「憖手を出したばかりに失敗してしまった」や「憖彼に武器を与えてしまったためにその事件は起こってしまった」のように用いられます。”中途半端なさま”は例えば、「憖お金があるものだから、つい無駄遣いしてしまう」や「憖技術があるものだから調子に乗っている」のように用いられます。【鯰】読み方:なまず鯰は”ナマズ目ナマズ科の淡水魚のこと”の意味。【汝】読み方:なんじ汝は”同等以下の相手を指す語のこと。お前”の意味。【膠】読み方:にかわ膠は”獣・魚の骨・皮などを水で煮詰めて、その液を冷やして固めたもの”の意味。膠は接着剤・絵の具などに用いられます。【錦】読み方:にしき錦は”金銀などの色糸で模様を織り出した、高級な絹織物のこと/美しいもの、立派なものをたとえていう語のこと”の意味。「錦を飾る」(”故郷に錦を飾る”の形で用いられる)という慣用句がありますが、これは美しい着物を着ることから転じて、”成功して美しく着飾って故郷へ帰ること”を意味します。錦を飾るは例えば、「故郷に錦を飾るためにひたすら努力してきた」のように用いられます。【鰊】読み方:にしん鰊は”ニシン目ニシン科の海水魚のこと”の意味。※上は数の子の写真ちなみに鰊の卵をそのまま塩漬けまたは乾燥させたものを「数の子(かずのこ)」と言い、御節(おせち)料理などに用いられることが多いです。【韮】読み方:にら韮は”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”の意味。全体的に特有のにおいがあり、葉の部分を食用としています。【俄】読み方:にわか俄は”物事が急に起こったり変化したりするさま/すぐさま。即座”の意味。”物事が急に起こったり変化したりするさま”は例えば、「俄雨(にわかあめ)のせいでびしょ濡れだ」や「私は俄に気になりだした」のように用いられます。”すぐさま。即座”は例えば、「その話は俄には信じがたい」や「俄には答えられない」のように用いられます。ちなみにネットスラング(ネット上で使われる俗語)で「俄(にわか)ファン」のように使われることがありますが、これは”何らかのきっかけで突然(急)にファンになった人のこと”を意味します。特に”そのときはファンと公言していても、すぐに熱が冷めてファンでなくなるような人のこと”を指すことが多いです。【蓴】読み方:ぬなわ蓴は”蓴菜(じゅんさい)の別名のこと”の意味。蓴菜というのは”ジュンサイ科の水生の多年草のこと”で、池沼に自生しています。若芽と葉の表面は粘液に覆(おお)われていてヌルヌルしていて、若芽と若葉は食用とされています。【塒】読み方:ねぐら(とぐろ)※上は蜷局(とぐろ)の写真「ねぐら」と読むと”鳥の寝る所。巣のこと/人の寝る所。また、自分の家のこと”の意味。「とぐろ」と読むと”蛇(へび)などが、体を渦巻き状に巻くこと。また、その巻いた状態のこと”の意味。「とぐろ」は塒の他にも「蜷局」と書き表され、一般的には「蜷局」と表記されることが多いです。【軒】読み方:のき軒は”屋根の下端で、建物の壁面より外に出ている部分のこと”の意味。似ているものに庇(ひさし)がありますが、庇は”建物の窓・出入口・縁側(えんがわ)などの上部に出ている小屋根のこと”を指します。ちなみに縁側は、庇だけでなく軒を屋根代わりにしているものも多いため覚えておきましょう。【鋸】読み方:のこぎり鋸は”木材などを切るのに用いる工具のこと”の意味。薄い鋼板(こうはん)の縁(ふち)に多くの歯をつけ、それに柄(え)をつけた工具になります。ちなみに鋸は、押すときに力を抜いて、引くときに力を入れるのが正しい使い方です。【鑿】読み方:のみ鑿は”木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るための工具のこと”の意味。似ているものに鏨(たがね)がありますが、鑿(のみ)は木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るために用いられ、鏨(たがね)は主に金属・石材を削ったり切ったりするために用いられます。鑿(のみ)は刃が鋭く、鏨(たがね)の先端は鑿(のみ)ほど鋭利ではなく、鈍(にぶ)く作られています。↓ハ行~【蝿(蠅)】読み方:はえ蝿(蠅)は”双翅(そうし)目ハエ群に属する昆虫の総称のこと”の意味。食物に集(たか)ったり吸血したりして病原菌を媒介するものが多く、蝿の幼虫は「蛆(うじ)・蛆虫(うじむし)」と呼ばれます。【袴】読み方:はかま袴は”和服で、着物を着た上からつけて、腰から下を覆(おお)う襞(ひだ)のある緩やかな衣服のこと”の意味。【萩】読み方:はぎ萩は”マメ科ハギ属の落葉低木の総称のこと”の意味。秋の七草のひとつとして知られています。【莠】読み方:はぐさ莠は”水田に生えて稲を害する雑草のこと”の意味。【鋏】読み方:はさみ鋏は”2枚の刃で挟むようにして物を切る道具のこと”の意味。【艀】読み方:はしけ艀は”底が浅く平らになっていて、重い荷物などを運ぶために用いられる船舶のこと”の意味。艀の多くにはエンジンが積まれていないため自走することができず、タグボートにより牽引(けんいん)されながら航行します。【裸足(跣)】読み方:はだし裸足(跣)は”足に何も履かないこと。また、その足のこと”の意味。【鰰】読み方:はたはた鰰は”スズキ目ハタハタ科の海水魚のこと”の意味。鰰やイワシを塩漬けにし、しみ出た上澄みから作った調味料のことを「塩汁(しょっつる)」と言い、鰰など白身の魚や豆腐・野菜などを塩汁で味付けしたものを「塩汁鍋(しょっつるなべ)」と呼びます。※上は塩汁鍋の写真また、鰰の卵のことを「ぶりこ(または、ぶりっこ)」と呼び、ぶりこはヌルヌルとした粘液で覆われているのが特徴的です。【餞】読み方:はなむけ餞は”旅立ちや門出(かどで)を祝い、別れていく人に金品・詩歌(しいか)などを贈ること。また、その贈り物。餞別(せんべつ)のこと”の意味。【翅】読み方:はね翅は”昆虫の飛ぶための器官のこと”の意味。鳥や飛行機などの翼のことは「羽」と表記します。【柞】読み方:ははそ※上はコナラの写真柞は”コナラの別名。また、クヌギ・オオナラなどの総称のこと”の意味。【蛤】読み方:はまぐり蛤は”マルスダレガイ科の二枚貝のこと”の意味。淡水が流れ込む内湾(ないわん)の砂泥地に生息しています。内湾というのは、”幅に対して奥行(おくゆき)の大きな湾のこと”を指します。【鱧】読み方:はも鱧は”ウナギ目ハモ科の海水魚のこと”の意味。【隼】読み方:はやぶさ隼は”ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属の鳥のこと”の意味。【腸(腑)】読み方:はらわた腸(腑)は”内臓のこと/大腸・小腸のこと”の意味。【磔】読み方:はりつけ磔は”昔の刑罰のひとつで、板や柱に体を縛りつけ、釘・槍(やり)で突き殺すもの”の意味。【柊】読み方:ひいらぎ※上は柊(モクセイ科)の写真※上は西洋柊(モチノキ科)の写真柊は”モクセイ科の常緑小高木のこと/モチノキ科の常緑小高木。西洋柊(セイヨウヒイラギ)のこと”の意味。西洋柊(モチノキ科)の葉が、柊(モクセイ科)のギザギザしている葉の形に似ていることから「西洋柊(セイヨウヒイラギ)」の名称が付けられ、単に柊という場合も西洋柊のことを指すことがあります。どちらも葉の形など見た目が似ていますが、柊(モクセイ科)は秋から冬頃に白い花を咲かせ、西洋柊(モチノキ科)は冬頃に赤色の果実をつけます。※上は柊鰯(ひいらぎいわし)の写真また柊と西洋柊のギザギザの葉は魔除(まよ)けになると考えられ、節分には「柊鰯(ひいらぎいわし)」、クリスマスにはクリスマスリースなどに用いられます。柊鰯(節分)には柊(モクセイ科)、クリスマスリース(クリスマス)などには西洋柊(モチノキ科)が使用されます。【羆】読み方:ひぐま羆は”クマ科の哺乳類のこと”の意味。【蜩(茅蜩)】読み方:ひぐらし蜩(茅蜩)は”半翅(はんし)目セミ科の昆虫のこと”の意味。翅(はね)は透明、体色は赤褐色で、背面に緑色の部分があり、早朝・夕方にカナカナと鳴きます。【楸】読み方:ひさぎ(きささげ)※上は木大角豆(キササゲ)の写真※上は赤芽柏(アカメガシワ)の写真「ひさぎ」と読むと”木大角豆(キササゲ:標準和名)の別名/赤芽柏(アカメガシワ:標準和名)の別名”の意味。赤芽柏は”キントラノオ目トウダイグサ科アカメガシワ属に分類される落葉高木の一種”を指します。「きささげ」と読むと”シソ目ノウゼンカズラ科キササゲ属に分類される落葉高木の一種”の意味。【瓢(匏・瓠)】読み方:ひさご※上は瓢箪(ひょうたん)の画像瓢(匏・瓠)は”夕顔(ゆうがお)・瓢箪(ひょうたん)などの果実の総称のこと/瓢箪の内部の果実をくりぬいて、乾燥させて容器にしたもの”の意味。後者(容器)には、かつて水・酒・穀物などを入れて使用していました。【鶲】読み方:ひたき鶲は”スズメ目ヒタキ科の鳥の総称のこと”の意味。鳴き声が火打ち石(燧石)を打つ音に聞こえることから、「ひたき」という名称が付けられています。【櫃】読み方:ひつ櫃は”蓋(ふた)が上に向かって開く大形の箱のこと/(御櫃(おひつ)の形で)飯を入れる器のこと”の意味。【棺】読み方:ひつぎ棺は”死体を入れて葬(ほうむ)る木製の箱のこと”の意味。【丙】読み方:ひのえ丙は”十干(じっかん)の3番目のこと”の意味。十干というのは、”甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の総称のこと”です。十干は、十二支と組み合わせて年・日などを表すのに用いられます。【檜(桧)】読み方:ひのき檜(桧)は”ヒノキ科ヒノキ属の常緑高木のこと”の意味。【雹】読み方:ひょう雹は”積乱雲から降る氷の粒または塊のこと”の意味。雹の多くは雷雨(らいう)に伴って降ります。気象用語では「粒の直径5mm未満が霰(あられ)」、「粒の直径5mm以上を雹(ひょう)」と分類しています。【豹】読み方:ひょう豹は”ネコ科の哺乳類のこと”の意味。※上は黒豹の写真ライオン・トラに次いで大きく、普通は黄色い地に黒い斑点がありますが、中には全身黒色の個体の黒豹(くろひょう)も存在します。【鮃(平目)】読み方:ひらめ鮃(平目)は”カレイ目ヒラメ科の海水魚のこと”の意味。鮃とよく似ている魚に鰈(かれい)がいて、「左ヒラメに右カレイ」という言葉を聞きますが、これは”目を上にして置いたときに左向きになるのがヒラメで、右向きになるのがカレイになることから”きています。鮃と鰈のもっと簡単な見分け方は口の部分を見ることで、鮃(ひらめ)は口が大きく、鰈(かれい)はおちょぼ口をしています。【鞴(吹子)】読み方:ふいご鞴(吹子)は”火をおこしたり強めたりするのに用いる送風装置のこと”の意味。鞴は鍛冶屋(かじや)などが金属の精錬・加工に使用し、箱の中のピストンを手や足で動かして風を送ります。【蕗】読み方:ふき蕗は”キク科フキ属の多年草のこと”の意味。一般的に蕗は葉柄(ようへい)と花芽の部分を食用としていて、葉柄部分は長く伸びているため茎にも見えますが、実は葉の一部にあたります。※上は蕗の薹(ふきのとう)の写真蕗の若い花芽(成長すると花となる芽)は「蕗の薹(ふきのとう)」と呼ばれ、春の山菜として知られています。蕗の薹は地上に出ている蕗の葉・葉柄(茎のように見える部分)と別々に育つ少し特殊な植物で、蕗の薹と蕗の葉・葉柄部分は地下茎で繋がっています。【梟】読み方:ふくろう※上は梟(ふくろう)の写真梟は”フクロウ目フクロウ科の鳥のこと”の意味。※上は木菟(みみずく)の写真ちなみに梟と似ている鳥に木菟(みみずく)がいますが、これらの違いは”羽角(うかく)と呼ばれる羽(耳のように見える部分)があるかどうか”になります。梟には羽角がなく、木菟には羽角がありますが、羽角自体は耳や聴覚とは特に関係ありません。【襖】読み方:ふすま襖は”木で骨組みを作り、その両面に紙または布を張った建具(たてぐ)のこと”の意味。引き戸の一種で、部屋と部屋の仕切りや、押入れ(おしいれ)などに用いられます。【鮒】読み方:ふな鮒は”コイ科フナ属の淡水魚の総称のこと”の意味。【麓】読み方:ふもと麓は”山の下あたりの部分。山の裾(すそ)のこと”の意味。【鰤】読み方:ぶり鰤は”スズキ目アジ科ブリ属の海水魚のこと”の意味。鰤は出世魚(しゅっせうお)で、幼魚から順に関東では「ワカシ⇒イナダ⇒ワラサ⇒ブリ」、関西では「ツバス⇒ハマチ⇒メジロ⇒ブリ」と呼ばれています。【篩】読み方:ふるい篩は”円形の枠の底に網(あみ)を張った道具のこと”の意味。粉または粒状のものを中に入れて、振り動かすことによって細かいものと粗いものを分けるために用いられます。また「篩に掛ける」という慣用句がありますが、これは粒または粒状のものを篩を使って分けることから、”多くの中から良いものだけを選別すること”の意味となっています。例えば「希望者が多いため、試験で篩に掛けて優秀な者を選別する」や「ここに置いているのは、篩に掛けられた良い商品になります」のように用いられます。【褌】読み方:ふんどし褌は”男子が陰部を覆(おお)い隠すために用いる布。また、相撲(すもう)のまわしのこと”の意味。「人の褌で相撲を取る」ということわざがありますが、これは相撲を取るには褌がなければいけないが、自分の褌がないからと他の人の褌を身に付けて土俵に上がったことからきていて、”他人の物を利用して自分の役に立てること”の意味になります。例えば「彼のアイデアのおかげで成功したのに、それをすべて自分の実力だと思っているなんて、人の褌で相撲を取ったようなもんだよ」のように用いられます。【舳先(舳)】読み方:へさき舳先(舳)は”船の先端部分のこと”の意味。【臍】読み方:へそ臍は”腹部の中心にある、臍の緒(お)の付着していた部分のこと/ものの表面の中心にある、突起や窪(くぼ)みのこと”の意味。臍の緒というのは”胎児の臍と母親の胎盤とを結ぶ細い管のこと”で、胎盤を介して酸素・栄養物などを胎児に供給する役割があります。臍の緒は、「臍帯(さいたい)」とも呼ばれます。【箆(篦)】読み方:へら箆(篦)は”竹・木・金属などを細長く平らに削って作られる道具のこと”の意味。※上はゴム箆(ごむべら)の写真箆は粘り気のあるものを混ぜたり、それを何かに塗ったりするときに用いられ、お菓子作りや料理の場面ではゴム・シリコン製の箆が使われることも多いです。【箒(帚)】読み方:ほうき箒(帚)は”ちりやごみなどをはく掃除(そうじ)道具のこと”の意味。【埃】読み方:ほこり埃は”物の上にたまったり、空中に飛び散ったりする細かいちりのこと”の意味。【釦(鈕)】読み方:ボタン※上は釦(前者の意味)の写真※上は釦(後者の意味)の写真釦(鈕)は”衣類の合わせ目の片方につけ、もう片方の穴にはめて合わせ目を留めるもの/指で押して機械などを作動・停止させるための突起状のもの”の意味。【畔】読み方:ほとり畔は”海や川・池などの水際(みずぎわ)のこと/その付近。近辺のこと”の意味。後者は例えば、「道の畔を歩いていたときの出来事だ」や「私は焚火の畔に座った」のように用いられます。【焔(炎)】読み方:ほむら焔(炎)は”ほのお。火炎のこと/(妬み・怒りなど)心の中に燃え立つ激しい感情のこと”の意味。一般的には炎は「ほのお」と読むことがほとんどです。【听】読み方:ポンド听は”ヤードポンド法の質量の基本単位のこと”の意味。1听(ポンド)は「約453.6g(グラム)」に相当し、記号は「lb(エルビー)」で表されます。例:1lb = 1ポンド =約453.6g↓マ行~【薪】読み方:まき薪は”燃料にするために適当な大きさに切り割って乾燥させた木のこと”の意味。薪が直接地面に触れないようにし、雨に当たらない風通しの良い場所に積んで乾燥させます。【秣(馬草)】読み方:まぐさ※上は牧草ロールの写真秣(馬草)は”馬・牛などの飼料とする草や藁(わら)。飼葉(かいば)のこと”の意味。【鮪】読み方:まぐろ鮪は”スズキ目サバ科マグロ属の海水魚の総称のこと”の意味。鮪は泳いで口に海水を入れ、その海水の中に含まれる酸素を取り入れることで呼吸をしています。なので鮪は泳ぎを止めてしまうと呼吸ができず窒息死してしまうため、眠っているときも泳ぎ続けています。【鉞】読み方:まさかり※上は鉞(まさかり)の写真鉞は”伐採(ばっさい)用の大形の斧(おの)のこと”の意味。つまり鉞というのは、斧の種類の中のひとつになります。※上は斧(おの)の写真一般的な斧は上の写真のような形で、斧というのは”木を叩き切ったり、割ったりする道具のこと”です。その形状から、鉞は木の枝を落としたり細い木を割るのに使われることが多く、斧は薪(まき)を叩き割るなど比較的大きめの木を割るのに使われることが多いです。【斑】読み方:まだら(ぶち)斑は”色の濃淡(のうたん)または所々に違う色が混じっていること。また、そのさま”の意味。【睫毛(睫)】読み方:まつげ睫毛(睫)は”瞼(まぶた)の縁(ふち)に生えている毛のこと”の意味。【俎板(俎・真魚板)】読み方:まないた俎板(俎・真魚板)は”食材を料理するのに用いる板のこと”の意味。【瞼(目蓋)】読み方:まぶた瞼(目蓋)は”眼球を覆(おお)って開いたり閉じたりする皮膚のこと”の意味。【蝮】読み方:まむし蝮は”クサリヘビ科マムシ属の毒蛇のこと”の意味。【眉墨(黛)】読み方:まゆずみ眉墨(黛)は”眉を描く墨(すみ)。アイブロウのこと”の意味。【操】読み方:みさお操は”外的な圧力や誘惑に屈することなく、自分の意志・主張などを固く守って変えないこと。特に、女性の貞操(ていそう)のこと”の意味。【岬】読み方:みさき岬は”海または湖に向かって突き出した陸地の端のこと”の意味。【鶚】読み方:みさご鶚は”タカ目ミサゴ科ミサゴ属の鳥のこと”の意味。【蛟】読み方:みずち蛟は”蛇に似て長く、角と4本の足がある想像上の動物のこと”の意味。蛟は水中に棲み、毒気を吐いて人を害するとされています。【壬】読み方:みずのえ壬は”十干(じっかん)の9番目のこと”の意味。十干というのは、”甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の総称のこと”です。十干は、十二支と組み合わせて年・日などを表すのに用いられます。【癸】読み方:みずのと癸は”十干(じっかん)の10番目のこと”の意味。十干というのは、”甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の総称のこと”です。十干は、十二支と組み合わせて年・日などを表すのに用いられます。【禊】読み方:みそぎ禊は”身に罪や穢(けが)れのあるとき、または神事を行う前に、川や海の水を浴びて身を洗い清めること”の意味。【霙】読み方:みぞれ霙は”雪が空中でとけかけて、雨と混じって降るもの”の意味。【雅】読み方:みやび雅は”洗練されていて上品なこと。また、そのさま”の意味。【木槿(槿)】読み方:むくげ木槿(槿)は”アオイ科フヨウ属の落葉低木のこと”の意味。【葎】読み方:むぐら葎は”荒れ地や野原に生い茂る雑草の総称のこと”の意味。ヤエムグラ・カナムグラなどのことを指します。【骸(躯)】読み方:むくろ骸(躯)は”死体。亡骸(なきがら)のこと”の意味。【狢(貉)】読み方:むじな※上はアナグマの写真※上はタヌキの写真狢(貉)は”アナグマの別名のこと/(毛色がアナグマに似ていることから)タヌキのこと”の意味。一般的には貉は「アナグマ」のことを指すことが多いです。アナグマというのは”イタチ科の哺乳類のこと”で、タヌキというのは”イヌ科の哺乳類のこと”を指します。また「同じ穴の狢(貉)」という慣用句がありますが、これは狢(=アナグマ)とタヌキが同じ巣穴に棲みつく習性があることから、”一見別のように見えても同類であること”を意味します。「同じ穴の狢」は悪党・悪人など悪いイメージで使うことが多く、例えば「口では綺麗事を言うが、君も同じ穴の狢だよ」や「彼だけは違うと思っていたが、同じ穴の狢だったようだ」のように用いられます。【筵(莚・蓆・席)】読み方:むしろ筵(莚・蓆・席)は”藺(い)・蒲(がま)・藁(わら)・竹などを編んで作った敷物のこと”の意味。【鞭】読み方:むち鞭は”馬・牛などを打って進ませるための革・竹などで作った細長いもの”の意味。【樅】読み方:もみ樅は”マツ科モミ属の常緑高木のこと”の意味。クリスマスツリーは、一般的に樅の若木が用いられることが多いです。【籾】読み方:もみ※上は籾の写真籾は”脱穀(だっこく)の後の、外皮に包まれたままの米のこと/籾殻(もみがら)の略のこと”の意味。一般的には”脱穀の後の、外皮(籾殻)に包まれたままの米のこと”を指すことが多いです。脱穀の後に籾摺(もみす)りし、外皮(籾殻)を取り除いたものを「玄米(げんまい)」と呼びます。【靄】読み方:もや靄は”空気中に微細な水滴が浮遊するために、遠くがはっきりと見えない現象のこと”の意味。霧(きり)と靄はその規模以外は同じで、霧は見通せる距離が1km未満のもの、靄は見通せる距離が1km以上のものを指します。また霞(かすみ)というのは、”空気中に微細な水滴や塵(ちり)が浮遊するために、遠くがはっきりと見えない現象のこと”を意味します。霧・靄との違いは、霧・靄は空気中に微細な”水滴のみ”が浮遊する現象で、霞は空気中に微細な”水滴・塵”が浮遊する現象になります。【銛】読み方:もり銛は”投げたり突いたりして、魚を刺して捕らえる漁具(ぎょぐ)のこと”の意味。【醪(諸味)】読み方:もろみ醪(諸味)は”酒・醤油などの醸造において、原料を混合して発酵させたドロドロの液体のこと”の意味。【匁】読み方:もんめ匁は”尺貫法(しゃっかんほう)の質量の単位のこと”の意味。「1匁=3.75g」で、「1000匁=1貫(かん)=3.75kg」になります。↓ヤ行~【碼】読み方:ヤード碼は”ヤードポンド法の長さの基本単位のこと”の意味。「1碼(ヤード)=3呎(フィート)=約91.4cm(センチメートル)」で、碼の記号は「yd」で表記されます。例:1yb = 1ヤード =約91.4cm【櫓】読み方:やぐら※上は櫓(高楼)の写真※上は物見櫓の写真櫓は”城門や城壁の上に設けた高楼(こうろう)のこと/遠くを見るために材木などを高く組んで造った構築物。物見櫓(ものみやぐら)のこと”の意味。高楼というのは”高く造った建物のこと”で、前者の櫓(高楼)は敵情視察や射撃のために設けられます。【鏃(矢尻)】読み方:やじり鏃(矢尻)は”矢の先端に付ける、射当てたときに突き刺さる尖(とが)った部分のこと”の意味。【社】読み方:やしろ社は”神を祭る建物。神社(じんじゃ)のこと”の意味。【鑢】読み方:やすり鑢は”棒状や板状で、表面に細かな刻みのある鋼鉄製の工具のこと”の意味。工作物の表面を平らに削ったり、角(かど)を落としたりするのに用いられます。”厚手の紙や布に、金剛砂(こんごうしゃ)やガラス粉を塗りつけたもの”を「紙鑢(かみやすり)」と呼び、紙鑢のことも含めて鑢ということがあります。【柳(楊)】読み方:やなぎ※上は柳(しだれやなぎ)の写真※上は楊(かわやなぎ)の写真柳(楊)は”ヤナギ科ヤナギ属の樹木の総称のこと”の意味。柳は「枝垂れ柳(しだれやなぎ)」、楊は「川柳(かわやなぎ)」のことを指します。【寡(寡婦・孀・鰥・鰥夫)】読み方:やもめ寡(寡婦・孀)は”夫と離婚または死別して再婚していない女性のこと”の意味。鰥(鰥夫)は”妻と離婚または死別して再婚していない男性のこと”の意味。上記のように「やもめ」は、「寡・寡婦・孀=女性」「鰥・鰥夫=男性」のことを指すため注意が必要です。ちなみに「男鰥(おとこやもめ)に蛆(うじ)が湧(わ)く」ということわざがありますが、これは”独り暮らしの男は、家事や世話をしてくれる人がいないため、身のまわりが不潔になること”を意味しています。基本的には「鰥・鰥夫=男鰥」ですが、上記のことわざでの男鰥は”結婚したことがない男性のこと”も含んでいます。【邪】読み方:よこしま邪は”正しくないこと。道理に外れていること。また、そのさま”の意味。【涎】読み方:よだれ涎は”口から外へ流れ垂れる唾液(だえき)のこと”の意味。【蓬(艾)】読み方:よもぎ蓬(艾)は”キク科ヨモギ属の多年草のこと”の意味。※上は蓬餅(草餅)の写真蓬には特有の匂いがあり、若葉を餅(もち)などに混ぜこんだものを「蓬餅(よもぎもち)」「草餅(くさもち)」と呼びます。昔は草餅には蓬以外の草を使っていましたが、いま現在では草餅にも蓬が使われているため蓬餅・草餅はどちらも同じ和菓子のことを指します。【鎧】読み方:よろい鎧は”身に着けて体を防護する武具のこと”の意味。↓ラ行~↓ワ行~【鷲】読み方:わし鷲は”タカ目タカ科の鳥のうち、大形のものの総称のこと”の意味。ちなみに”タカ目タカ科の鳥のうち、小形・中形のものの総称のこと”を「鷹(たか)」と呼びます。【轍】読み方:わだち轍は”車が通ったあとに残る、車輪の跡のこと”の意味。また「同じ轍(てつ)を踏む」という慣用句がありますが、これは前の車の車輪の跡にはまって転倒してしまうことから、”前の人と同じ失敗を繰り返すこと”の意味で用いられます。(単に「轍(てつ)を踏む」とだけ言うこともあります)例えば「おれと同じ轍を踏むのだけはやめてくれ」や「同じ轍を踏む可能性は十分にある」のように用いられます。【鰐】読み方:わに鰐は”ワニ目の爬虫(はちゅう)類の総称のこと”の意味。【藁】読み方:わら藁は”稲・麦などの茎(くき)を干したりして乾燥させたもの”の意味。【蕨】読み方:わらび※上は早蕨(さわらび)の写真蕨は”コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ植物の多年草のこと”の意味。蕨の若芽のことを「早蕨(さわらび)」と呼び、山菜として食べられています。※上は蕨粉の写真※上は蕨餅の写真蕨は根茎(こんけい)から澱粉(デンプン)を取り、この澱粉のことを「蕨粉(わらびこ)」と呼び、蕨粉に水と砂糖を加えて練ったものを「蕨餅(わらびもち)」と言います。一文字の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【薊(莇)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数ある場合は、一般的に読まれることが多い読み方を優先し、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記しています。例 【葛】 読み方:かずら、くず (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)漢字読み方備考欄青桐(梧桐・梧)あおぎり藜あかざ暁あかつき芥あくた曙あけぼの顎あご(あぎと)痣あざ朝顔(蕣)あさがお薊(莇)あざみ浅蜊(蜊・鯏)あさり鯵あじ畦(畔)あぜ畔は「ほとり」と読むことがほとんど家鴨(鶩)あひる鐙あぶみ霰あられ粟あわ袷あわせ庵(廬)いおり筏いかだ錨(碇)いかり斑鳩(鵤)いかるが(いかる)「いかるが」は、「いかる」(正式名称)の別名頂いただき鼬いたち蝗(稲子)いなご豕いのこ茨いばら鼾いびき疣いぼ甍いらか海豚(鯆)いるか巌いわお鰯いわし嗽うがい鶯うぐいす臼うす鶉うずら鰻うなぎ項うなじ畝うね漆うるし粳うるち釉(釉薬・上薬)うわぐすり釉薬は「ゆうやく」と読むことが多い蟒蛇(蟒)うわばみ靨(笑窪)えくぼ榎えのきキノコの場合は「榎茸(えのきたけ)」と表記される鰓えら襟えり嫗(媼)おうな掟おきて翁おきな桶おけ瘧おこり囮おとり朧おぼろ櫂かい梅花皮(鰄)かいらぎ嬶かかあ踵かかと(きびす)「きびす」は、「かかと」の別名篝かがり瘡蓋(痂)かさぶた鰍(鮖)カジカ柏かしわ鎹かすがい霞かすみ葛かずら、くず「かずら」と「くず」で意味が異なる鰹かつお鬘かつら鼎かなえ庚かのえ鞄かばん黴かび兜かぶと蕪かぶ(かぶら)「かぶら」は、「かぶ」の別名鏑かぶら釜かま竈かまど鴎かもめ茅かや(ちがや)「かや」と「ちがや」で意味が異なる烏(鴉)からす鰈かれい獺(川獺)かわうそ簪かんざし橇かんじき、そり「かんじき」と「そり」で意味が異なる鉋かんな巫かんなぎ閂かんぬき樵きこり杵きね茸きのこ黍きび錐きり瓩キログラム粁キロメートル鵠くぐい楔くさび櫛くし嚔(嚏)くしゃみ鯨くじら楠(樟)くすのき嘴(喙・觜)くちばし靴くつ轡くつわ椚(櫟・橡・櫪)くぬぎ軛くびき鞍くら厨くりや踝くるぶし鍬くわ欅(槻)けやき麹(糀)こうじ楮こうぞ鸛こうのとり木枯らし(凩)こがらし鐺こじり梢こずえ木霊(谺)こだま鏝こて寿ことぶき諺ことわざ瘤こぶ腓こむら鮴ゴリ、メバル「ゴリ」と「メバル」で意味が異なる犀サイ榊さかき盃(杯)さかずき肴さかな先駆け(魁)さきがけ柵さく、しがらみ「さく」と「しがらみ」で意味が異なる蠍さそり鯖さば錆さび鞘さや笊ざる鰆さわら栞(枝折)しおり屍(尸)しかばね(かばね)敷居(閾)しきい樒しきみ蜆しじみ雫(滴)しずく鎬しのぎ癪しゃく鯱しゃち(しゃちほこ)「しゃち」と「しゃちほこ」で意味が異なる舅しゅうと姑しゅうとめ虱(蝨)しらみ殿しんがり、との「しんがり」と「との」で意味が異なる鋤すき薄(芒)すすき鱸すずき菘すずな硯すずり裾すそ簾すだれ鼈すっぽん昴すばる菫すみれ(とりかぶと)「とりかぶと」は”鳥兜”と表記されることが多い皇すめらぎ李すもも鯣するめ倅せがれ芹せり薇ぜんまい袖そで某それがし橙だいだい鷹たか箍たが鏨(鑽)たがね筍(竹の子)たけのこ胼胝(胝)たこ襷たすき橘たちばな蓼たで鬣たてがみ狸たぬき環たまき屯たむろ袂たもと盥たらい粽ちまき巷ちまた鶫つぐみ晦つごもり蔦つた槌つち戊つちのえ鼓つづみ鍔(鐔)つば椿つばき燕つばめ具つぶさ蕾つぼみ紬つむぎ蔓つる貂てん樋とい棘とげ泥鰌(鰌・鯲)どじょう帳(帷)とばり鳶とび、とんび「とび」と「とんび」で意味が少し異なる巴ともえ砦とりで轅ながえ凪なぎ渚(汀)なぎさ薺なずな鉈なた棗なつめ憖なまじ鯰なまず汝なんじ膠にかわ錦にしき鰊にしん韮にら俄にわか蓴ぬなわ塒ねぐら(とぐろ)「とぐろ」は”蜷局”と表記されることが多い鋸のこぎり蝿(蠅)はえ袴はかま萩はぎ莠はぐさ鋏はさみ艀はしけ裸足(跣)はだし鰰はたはた餞はなむけ翅はね柞ははそ蛤はまぐり鱧はも隼はやぶさ腸(腑)はらわた磔はりつけ柊ひいらぎ羆ひぐま蜩(茅蜩)ひぐらし楸ひさぎ(きささげ)「ひさぎ」と「きささげ」で意味が少し異なる瓢(匏・瓠)ひさご鶲ひたき櫃ひつ棺ひつぎ丙ひのえ檜(桧)ひのき雹ひょう豹ひょう鮃(平目)ひらめ鞴(吹子)ふいご蕗ふき梟ふくろう襖ふすま鮒ふな麓ふもと鰤ぶり篩ふるい臍へそ箆(篦)へら箒(帚)ほうき埃ほこり釦(鈕)ボタン畔ほとり焔(炎)ほむら听ポンド薪まき秣(馬草)まぐさ鮪まぐろ鉞まさかり斑まだら(ぶち)睫毛(睫)まつげ俎板(俎・真魚板)まないた瞼(目蓋)まぶた蝮まむし眉墨(黛)まゆずみ操みさお岬みさき鶚みさご蛟みずち壬みずのえ癸みずのと禊みそぎ霙みぞれ雅みやび木槿(槿)むくげ葎むぐら骸(躯)むくろ狢(貉)むじな筵(莚・蓆・席)むしろ鞭むち樅もみ籾もみ靄もや銛もり醪(諸味)もろみ匁もんめ碼ヤード櫓やぐら鏃(矢尻)やじり社やしろ鑢やすり柳(楊)やなぎ寡(寡婦・孀・鰥・鰥夫)やもめ「寡・寡婦・孀」と「鰥・鰥夫」で意味が異なる邪よこしま涎よだれ蓬(艾)よもぎ鎧よろい鷲わし轍わだち鰐わに藁わら蕨わらび項目1項目2項目3)★ 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  • 【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!
    このページでは野菜・果物・茸の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(野菜・果物・茸の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓野菜・果物・茸の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓野菜・果物・茸の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●野菜・果物・茸の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ野菜・果物・茸の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【明日葉(鹹草)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数あり、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記し、比較して使われることが少ない読み方でも知っておいた方が良い読み方については()内に表記しています。例 【葛】 読み方:カズラ、クズ (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)例 【銀杏】 読み方:ぎんなん(イチョウ) ⇒ 読み方:一般的に読まれることが多い読み方(比較して一般的に使われることは少ないが、知っておいた方が良い読み方)↓ア行~【扁桃】読み方:アーモンド扁桃というのは、”バラ科サクラ属の落葉高木のこと”。※上は扁桃の果実から見えている種子の写真※上は種子の殻を取り除いた仁と呼ばれる部分(食用)の写真扁桃の種子の殻(から)を取り除いた部分を「仁(じん)」と呼び、それが普段目にしている食用の部分となりますが、アーモンドの種類によっては苦い種類もあり、苦いものは薬に使用されます。【木通(通草・山女・丁翁・𡚴)】読み方:アケビ※上は木通の果実の写真木通というのは、”アケビ科アケビ属のつる性の落葉低木。また、その果実のこと”。木通の果実は淡紫色で、秋頃になり熟すと縦に割れ、その果肉は白色で黒色の種子を含み、食べると甘くて美味しいです。【浅葱(糸葱・浅月・胡葱)】読み方:アサツキ浅葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。葉とラッキョウに似た鱗茎(りんけい)を食用としています。【明日葉(鹹草)】読み方:アシタバ明日葉というのは、”セリ科シシウド属の多年草のこと”。葉と茎を食用とし、今日葉を摘んでも、明日には葉が出てくるほど発育が早いことから「アシタバ」と名付けられています。【小豆】読み方:アズキ小豆というのは、”マメ科ササゲ属の一年草。また、その種子のこと”。小豆は夏に黄色い花を咲かせ、細長いさやの中に暗赤色の種子があり、この暗赤色の種子がお菓子の餡(あん)を作るための原料になります。【竜髭菜(石刁柏)】読み方:アスパラガス※上はグリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの写真竜髭菜というのは、”キジカクシ科クサスギカズラ属の多年草のこと”。若芽を食用とし、成分にはアミノ酸のひとつである”アスパラギン酸”が含まれています。また普通の竜髭菜は「グリーンアスパラガス」、白い竜髭菜は「ホワイトアスパラガス」と呼ばれます。(ホワイトアスパラガスは、日光に当てずに育てることによって、色素が形成されなくなるため白くなります)【鰐梨】読み方:アボカド※上は鰐梨の果実の写真鰐梨というのは、”クスノキ科ワニナシ属の常緑高木。また、その果実のこと”。鰐梨の果実は栄養価が非常に高く、脂肪分が豊富なことから、別名で「森のバター」と呼ばれます。【蘆薈】読み方:アロエ※上は蘆薈の葉肉の写真蘆薈というのは、”ユリ科アロエ属の多年生の多肉植物の総称のこと”。葉肉が厚く食用とし、ヨーグルトなどに用いられています。【杏子(杏)】読み方:アンズ※上は杏子の果実の写真杏子というのは、”バラ科サクラ属の落葉小高木。また、その果実のこと”。杏子の花は淡紅色・白色の花で、だいたい3月~4月頃に咲き、杏子の果実はそのまま生で食べたり、ジャムとして利用されます。(杏子は英語で「apricot(アプリコット)」なので、アプリコットジャムというのは杏子ジャムのこと)また杏子の種子は「杏仁(きょうにん)」とも呼ばれていて、咳止めなどの効果を持つ生薬として利用されています。杏仁と言えば「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」が有名ですが、本格的な杏仁豆腐には杏子の種の中にある”白い実”が使われています。杏子の種子の中にある白い実を粉状にして、水と合わせて丁寧に濾(こ)し、その液体に牛乳や砂糖、ゼラチンなどを加えて冷やしたものが杏仁豆腐になります。一般的に売られている杏仁豆腐の場合は、白い実(粉状)がアーモンドパウダーで代用されていることが多いです。【苺(莓)】読み方:イチゴ苺というのは、”バラ科オランダイチゴ属の多年草。また、その実(花托)のこと”。一般的によく目にする苺は、もともとはオランダから渡来した「オランダイチゴ」のことを指します。また食用となるのは果実ではなく花托(かたく)と呼ばれる部位で、苺の果実は種のように見えている部分になります。(花托とは、”花びら・雄しべ・雌しべ・萼(がく)などがつく部分。花がつく部分のこと”)【無花果(映日果・一熟)】読み方:イチジク無花果というのは、”クワ科イチジク属の落葉高木。また、その果実のこと”。花嚢(かのう)と呼ばれる袋状の内側に花を咲かせますが、外側からはその花を見ることはできません。無花果の花は、無花果の果実の中に隠れて咲くという変わった仕組みになっていて、このように「外側からは花が見えない」ことから、”無花果”という漢字が付けられています。また無花果は食べるとプチプチとした食感で甘い味がしますが、無花果の花は実の内部にあるので、私たちは無花果の花も一緒に食べています。無花果のプチプチとした食感というのは、無花果の花によるものなんですね。【伊予柑】読み方:いよかん伊予柑というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。伊予柑は明治時代に山口県で発見されたとされ、当時のその地名から「穴門蜜柑(あなとみかん)」と呼ばれていました。ですが、現在では主に愛媛県で生産されていることから、愛媛県の旧国名である伊予から名付けられ、「伊予柑(いよかん)」と呼ばれるようになりました。【隠元豆(眉児豆)】読み方:インゲンマメ隠元豆というのは、”マメ科インゲンマメ属のつる性一年草のこと”。夏頃に白色・黄色・淡紅色などの花を咲かせ、若い莢(さや)や種子は食用とされています。【鬱金(欝金・宇金・玉金)】読み方:ウコン※上は鬱金の地下茎の写真鬱金というのは、”ショウガ科ウコン属の多年草。また、その地下茎(ちかけい)のこと”。地下茎は肥大していて黄色っぽく、鬱金の地下茎を乾燥させたものを「ターメリック」と呼び、染料・香料・カレー粉などに用いられます。【独活(土当帰)】読み方:ウド独活というのは、”ウコギ科タラノキ属の多年草のこと”。若い葉や茎は香りが強く、山菜として知られています。【荏胡麻】読み方:エゴマ荏胡麻というのは、”シソ科シソ属の一年草のこと”。※上は荏胡麻の種子の写真※上は荏胡麻油の写真小粒の胡麻(ごま)のような種子を食用とすることから名付けられ、種子からは「荏胡麻油(えごまあぶら)」を採ることができます。【榎茸】読み方:エノキタケ榎茸というのは、”キシメジ科エノキタケ属のキノコのこと”。枯れた榎(エノキ)(アサ科エノキ属の落葉高木)などの根元に生えることから名付けられました。【秋葵(陸蓮根)】読み方:オクラ※上は秋葵の果実の写真秋葵というのは、”アオイ科トロロアオイ属の一年草。また、その果実のこと”。若い果実を食用とし、成長しすぎると繊維が発達して食感が悪くなり食べにくくなります。【阿列布(阿利布)】読み方:オリーブ阿列布というのは、”モクセイ科オリーブ属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実は油分を多く含んでいるため、果実から油(オリーブオイル)を採ったり、食用としても用いられます。【甘橙(甜橙)】読み方:オレンジ甘橙というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。甘橙は蜜柑(ミカン)と比べて皮が厚いため、剥きにくいです。ちなみに甘橙は英語でそのまま「Orange(オレンジ)」、蜜柑は英語で「Mandarin(マンダリン)」または「Mandarin Orange(マンダリンオレンジ)」になります。↓カ行~【加加阿】読み方:カカオ加加阿というのは、”アオイ科カカオ属の常緑高木のこと”。※上はカカオの実(カカオポッド)の断面の写真※上はカカオ豆(種子)の写真加加阿の実(果実)を「カカオポッド」、白い果肉部分を「カカオパルプ」、白い果肉の中にある種子のことを「カカオ豆」と呼びます。上記の中で主にカカオ豆がチョコレートの原料として用いられます。【柿】読み方:カキ柿というのは、”カキノキ科カキノキ属の落葉高木。また、果実のこと”。熟した果実を食用とし、渋抜きをしてから生のまま食べたり、干し柿にして食べられます。柿には「タンニン」と呼ばれる渋みを感じさせる成分が含まれているため、渋抜きをしてから食べます。【黒酸塊(黒直里)】読み方:カシス黒酸塊というのは、”スグリ科スグリ属の落葉低木。また、その果実のこと”。黒酸塊は和名で「クロスグリ」とも呼ばれ、果実は黒くて酸味が強く、かすかに苦味があり、菓子・ジャム・リキュールなどに用いられます。【葛】読み方:カズラ、クズ※上は葛(クズ)の写真「カズラ」と読むと”つる草の総称のこと”。つる草というのは、”茎(くき)が蔓になる草の総称のこと”を指します。「クズ」と読むと”マメ科クズ属のつる性の多年草のこと”。※上は葛粉の写真葛(クズ)は山野に自生していて、根からはデンプンを取ることができ、このデンプンのことを「葛粉(くずこ)」と言います。※上は葛餅の写真※上は葛湯の写真葛粉は葛餅(くずもち)、葛湯(くずゆ)などに用いられます。【蕪】読み方:カブ蕪というのは、”アブラナ科アブラナ属の越年草。また、その胚軸(はいじく)のこと”。葉と肥大した胚軸(葉と根の間の部分)を食用とし、白色の他にも赤・黄・紫色など多くの種類があります。蕪は別名で「菘(スズナ)」とも呼ばれ、春の七草のひとつとして知られています。【臭橙(香母酢)】読み方:カボス臭橙というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。柚子(ユズ)の近縁種で、果実は酸味が強く、果汁を搾って用いることが多いです。※上は酢橘(左)と臭橙(右)の写真臭橙は「酢橘(スダチ)」とよく似ていますが、果実の大きさが異なります。酢橘はゴルフボールほどの大きさなのに対して、臭橙はテニスボールほどの大きさなので、それぞれ大きさで判断できます。【南瓜】読み方:カボチャ南瓜というのは、”ウリ科カボチャ属のつる性の一年草のこと”。南瓜は16世紀頃にポルトガル船が九州に渡来したとき、カンボジアの野菜だと言われたことから「カボチャ」と呼ばれるようになったとされています。※上はパンプキンの写真ちなみに南瓜の英語名は「パンプキン(Pumpkin)」だと思っている人も多いですが、パンプキンというのは果皮がオレンジ色の南瓜だけなんですね。果皮がオレンジ色でない南瓜のことは総称して「スクワッシュ(Squash)」と呼ばれています。【芥子菜(辛子菜・芥菜)】読み方:カラシナ芥子菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の越年草のこと”。芥子菜の種子を粉にした香辛料を「芥子(からし)」と呼び、一般的にはすでに水で練ってあるものを目にすることがほとんどです。【花椰菜(花甘藍)】読み方:カリフラワー花椰菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。花椰菜はヨーロッパ産の甘藍(キャベツ)から品種改良された野菜で、蕾(つぼみ)と茎の部分が食用になります。【花梨(花櫚・榠樝)】読み方:カリン花梨というのは、”バラ科カリン属の落葉高木。また、その果実のこと”。果実は固く生食はできませんが、カリン酒・砂糖漬け・のど飴(あめ)などの原料として用いられます。【彌猴桃(鬼木天蓼・支那猿梨)】読み方:キウイ彌猴桃というのは、”マタタビ科マタタビ属のつる性の落葉樹。また、その果実のこと”。正式には「キウイフルーツ」と呼ばれ、「キウイ」という名称はそれを略したものです。果実は食用とされ、円筒形で表面に毛があり、鳥のキーウィに似ていることから名付けられました。【木耳】読み方:キクラゲ木耳というのは、”キクラゲ科キクラゲ属のキノコのこと”。生のものや干して乾燥させたものを食用とし、中華料理に用いられることが多いです。耳の形に似ていることや、食感がクラゲ(海月)のようにコリコリしていて、木に生えるクラゲのようなことから「キクラゲ」と名付けられました。【甘藍(玉菜)】読み方:キャベツ甘藍というのは、”アブラナ科アブラナ属の多年草のこと”。葉は肉厚で、その葉がいくつも重なり合って球形になっていますが、球形にならない品種もあります。【胡瓜(黄瓜・木瓜)】読み方:キュウリ胡瓜というのは、”ウリ科キュウリ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。※上は熟した胡瓜の写真胡瓜の果実は熟すと黄色くなり、昔は黄色くなった果実を食用にしていましたが、食感や瑞々(みずみず)しさなどの理由から現在では未熟な果実(緑色)を主に食用としています。(上記のことから漢字でも「黄瓜」の表記が存在します)【金柑(金橘)】読み方:キンカン金柑というのは、”ミカン科キンカン属の常緑低木のこと”。果実は食用とされ、小粒で甘酸っぱく、生のまま食べたり煮て食べたりします。【銀杏】読み方:ぎんなん(イチョウ)「ぎんなん」と読むと、”イチョウの実のこと”。「イチョウ」と読むと、”イチョウ科イチョウ属の落葉高木のこと”。一般的には「イチョウ」は”公孫樹”と表記されることが多く、「イチョウ」の葉は扇形(おうぎがた)で秋になると黄葉します。「イチョウ」の実は白い見た目を”銀”として、さらに杏子(アンズ)の実を小さくしたものに似ていることから、「銀杏(ぎんなん)」という名称が付けられました。ちなみに銀杏(ぎんなん)は臭いことでも有名ですが、実は食べると美味しいです。食べるのは銀杏(ぎんなん)の果肉(臭い部分)ではなく、果肉の中にある種子の部分になります。ただし銀杏(ぎんなん)には中毒物質が含まれており、一度に食べ過ぎると嘔吐・消化不良・呼吸困難などの中毒症状を起こす可能性があります。ですので美味しいからと言って、食べ過ぎには注意してください。【蕃石榴】読み方:グアバ蕃石榴というのは、”フトモモ科バンジロウ属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたりします。蕃石榴の種子は固くて消化にも良くないので、種子を多く食べると腹をくだすこともあります。【茱萸(胡頽子)】読み方:グミ茱萸というのは、”グミ科グミ属の落葉または常緑低木。また、その果実のこと”。※上は秋茱萸(アキグミ)の写真秋茱萸というのは、”グミ科グミ属の落葉低木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、秋に果実が熟すことから「秋茱萸(アキグミ)」と名付けられています。※上は夏茱萸(ナツグミ)の写真夏茱萸というのは、”グミ科グミ属の落葉低木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、夏に果実が熟すことから「夏茱萸(ナツグミ)」と名付けられています。※上は苗代茱萸(ナワシログミ)の写真苗代茱萸というのは、”グミ科グミ属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、稲の苗代(なわしろ)を作る頃(4月~5月頃)に果実が熟すことから「苗代茱萸(ナワシログミ)」と名付けられています。【青豌豆】読み方:グリーンピース(グリンピース)青豌豆というのは、”マメ科エンドウ属の一年草または二年草。また、その種子のこと”。豌豆(エンドウ)の一種で、莢(さや)の中にある種子を食用とします。【胡桃(山胡桃・呉桃】読み方:クルミ胡桃というのは、”クルミ科クルミ属の落葉高木のこと”。※上は鬼胡桃の果実の写真※上は鬼胡桃の種子と仁(じん)の写真胡桃の果実(果肉)は食べられず、果肉に覆われている種子の中にある「仁(じん)」と呼ばれる部分を食用としています。【葡萄柚】読み方:グレープフルーツ葡萄柚というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたりします。果実が枝に葡萄(ブドウ)のように房状につくことから「グレープフルーツ」と名付けられました。【慈姑】読み方:クワイ慈姑というのは、”オモダカ科オモダカ属の水生多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”。地下にある養分を蓄えて丸くなった部分(塊茎)を食用としています。【苦瓜】読み方:ゴーヤ(ゴーヤー)苦瓜というのは、”ウリ科ツルレイシ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実には疣(いぼ)状の突起があって、果肉には苦味があり、野菜として食用とされています。※上はゴーヤチャンプルーの写真苦瓜を用いた沖縄料理として有名なのは、チャンプルーに苦瓜を加えた「ゴーヤ(ゴーヤー)チャンプルー」です。(チャンプルーは、”野菜や豆腐などを炒めた沖縄料理のこと”)【御形】読み方:ゴギョウ御形というのは、”母子草(ハハコグサ)の別名のこと”。母子草は、”キク科ハハコグサ属の越年草のこと”を指します。若い葉や茎を食用とし、御形は春の七草のひとつとして知られています。【屈】読み方:コゴミ屈というのは、”草蘇鉄(クサソテツ)の別名。また、その若芽のこと”。草蘇鉄は、”イワデンダ科クサソテツ属のシダ植物の多年草のこと”を指します。若芽を食用とし、蕨(ワラビ)・薇(ゼンマイ)と並んで代表的な山菜として知られています。【胡椒】読み方:コショウ胡椒というのは、”コショウ科コショウ属のつる性の常緑多年草。また、その果実を原料とする香辛料のこと”。果実には強い香りと辛みがあるため香辛料として用いられ、「スパイスの王様」とも呼ばれています。【牛蒡】読み方:ゴボウ※上は牛蒡の根の部分(食用)の写真牛蒡というのは、”キク科ゴボウ属の多年草。また、その塊根(かいこん)のこと”。塊根は”肥大して塊状となった根のこと”で、牛蒡は塊根を食用としています。【胡麻】読み方:ごま胡麻というのは、”ゴマ科ゴマ属の一年草のこと”。種子を食用とし、種子からはごま油が採れ、ごまの成分としては「セサミン」が有名です。【蒟蒻(菎蒻)】読み方:コンニャク※上は蒟蒻芋と蒟蒻(食品)の写真蒟蒻というのは、”サトイモ科コンニャク属の多年草。また、その球茎(きゅうけい)から作られる食品のこと”。球茎は”地下茎のひとつで、養分を蓄え、球形に肥大したもの”で、蒟蒻(植物)の球茎を「蒟蒻芋(こんにゃくいも)」と呼びます。蒟蒻芋には毒があり生食はできないため、茹(ゆ)でてアルカリ処理を行うなどの毒抜きをしてから食用とすることができます。↓サ行~【桜桃(桜ん坊)】読み方:サクランボ桜桃というのは、”桜の果実の総称。特に、西洋実桜(セイヨウミザクラ)の果実のこと”。西洋実桜は、”バラ科サクラ属の落葉高木のこと”を指します。一般的によく見られる「サクランボ」は西洋実桜の果実であることがほとんどで、花見などでよく見るような桜の木には「サクランボ」は実りません。【石榴(柘榴・若榴・安石榴)】読み方:ザクロ石榴というのは、”ミソハギ科ザクロ属の落葉高木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、果実を割ると出てくる「種衣(しゅい)」と呼ばれる赤い粒状の部分を食べます。種衣は「種(たね)の衣(ころも)」と表記されるように、赤い粒の中には1粒ずつ種(種子)が入っていて、そのまま種ごと食べることができます。【大角豆(豇豆)】読み方:ササゲ大角豆というのは、”マメ科ササゲ属の一年草のこと”。葉は三枚の小さい葉からなり、夏頃に白または淡紫色の蝶形の花を咲かせ、若い莢(さや)と種子を食用にしています。【薩摩芋(甘藷)】読み方:さつまいも薩摩芋というのは、”ヒルガオ科サツマイモ属の多年草。また、その塊根(かいこん)のこと”。塊根は”肥大して塊状となった根のこと”で、薩摩芋は塊根を食用としています。江戸時代に琉球王国(現在の沖縄県)を経て、薩摩国(現在の鹿児島県)に伝わり、そこでよく栽培されていたことから名付けられました。【里芋(青芋)】読み方:サトイモ里芋というのは、”サトイモ科サトイモ属の多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”。塊茎は”地下茎の一部が養分を蓄えて肥大化したもの”で、里芋はその塊茎と葉柄(ようへい)を食用にしています。※上は里芋の葉柄(芋茎)の写真葉柄は”葉の一部で、葉を茎や枝に繋いでいる部分のこと”で、里芋の葉柄は「芋茎(ずいき)」とも呼ばれています。(里芋の種類によって葉柄の色が異なり、赤い葉柄のものはアクが少なく、芋茎にして美味しく食べられる)里芋の茎のように見えている部分は茎ではなく葉柄(葉の一部)で、塊茎(食用部分)が茎になります。【砂糖黍(甘蔗)】読み方:サトウキビ砂糖黍というのは、”イネ科サトウキビ属の多年草のこと”。砂糖黍は砂糖の原料となる植物で、茎の部分に糖分が蓄えられていますが、茎を食べることはできません。※上は砂糖大根の写真砂糖黍の他にも「甜菜(テンサイ)」(別名:サトウダイコン(砂糖大根)、ビート)と呼ばれる植物があり、甜菜の場合は根の部分に糖分が蓄えられています。【番紅花(咱夫藍)】読み方:サフラン番紅花というのは、”アヤメ科クロッカス属の多年草。また、その雌しべを乾燥させた香辛料のこと”。花の中央にある黄色いのが雄(お)しべで、赤色のものが香辛料などに用いられる雌(め)しべになります。【朱欒(香欒)】読み方:ザボン朱欒というのは、”ミカン科ミカン属の常緑高木のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたり砂糖漬けにしたり、加工食品の原料としても用いられます。別名で「文旦(ブンタン)」とも呼ばれます。【山査子(山樝子)】読み方:サンザシ山査子というのは、”バラ科サンザシ属の落葉低木のこと”。果実は熟すと赤くなり、生薬(しょうやく)・果実酒・ドライフルーツなどに用いられます。【山椒(蜀椒)】読み方:サンショウ※上は山椒の果実の写真山椒というのは、”ミカン科サンショウ属の落葉低木のこと”。山椒は葉・花・実(果実)・樹皮に至るまであらゆる部位が食用になる植物で、その独特な香りから香辛料などに用いられます。【椎茸(香蕈)】読み方:シイタケ椎茸というのは、”キシメジ科シイタケ属のキノコのこと”。椎(シイ)・椚(クヌギ)・楢(ナラ)・樫(カシ)などの広葉樹の枯れ木に生え、人工栽培もされています。椎(シイ)の枯れ木に発生していたことから「椎茸(シイタケ)」の名称になったとされています。【獅子唐辛子】読み方:シシトウガラシ獅子唐辛子というのは、”ナス科トウガラシ属の多年草。また、その果実のこと”。一般的には略して「獅子唐(シシトウ)」と呼ばれることが多いです。果実を食用とし、熟すと果実は赤くなり、熟した赤い果実も熟す前の緑色のものと同様に食べることができますが、一般的には食用にするのは熟す前の緑色のものが多いです。獅子唐辛子は個体によって辛いものもありますが、これは辛味成分である「カプサイシン」が含まれているからで、生育中に獅子唐辛子にストレスがかかることによってカプサイシンが発生します。ストレスというのは例えば、肥料の量が少なかったり、高温や乾燥などが原因になります。【紫蘇】読み方:シソ※上は青紫蘇(アオジソ)の写真※上は赤紫蘇(アカジソ)の写真紫蘇というのは、”シソ科シソ属の一年草のこと”。「赤紫蘇(アカジソ)」「青紫蘇(アオジソ)」などがあり、青紫蘇の葉の部分を「大葉(おおば)」と呼びます。紫蘇は香りが良く、葉・果実・花を食用とし、赤紫蘇の葉は梅干しの着色・香りづけなどに用いられます。【自然薯】読み方:じねんじょ自然薯というのは、”山の芋(ヤマノイモ)の別名のこと”。山の芋は”ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性の多年草。また、その根茎(こんけい)のこと”を指します。根茎(地下茎のひとつで、地下をはう根状の茎)を食用とし、長いもので長さは1メートルにもなります。根茎は粘りが強く、とろろなどにして食べられています。【占地(湿地・王茸)】読み方:シメジ※上は橅占地(ブナシメジ)の写真占地というのは、”シメジ科シメジ属のキノコのこと”。天然の「本占地(ホンシメジ)」は希少で流通量が少なく、一般的によく見られるのは「橅占地(ブナシメジ)」になります。【生姜(生薑・薑)】読み方:ショウガ生姜というのは、”ショウガ科ショウガ属の多年草。また、その根茎(こんけい)のこと”。根茎(地下茎のひとつで、地下をはう根状の茎)を食用とし、香辛料などに用いられます。【西瓜(水瓜)】読み方:スイカ西瓜というのは、”ウリ科スイカ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果肉は赤色が一般的ですが、黄色い品種のものもあります。【蘿蔔(清白)】読み方:スズシロ蘿蔔というのは、”大根(ダイコン)の別名のこと”。大根は”アブラナ科ダイコン属の越年草。また、その根のこと”を指します。大根は葉と肥大した根を食用とし、蘿蔔(スズシロ)は春の七草のひとつとして知られています。【菘(鈴菜)】読み方:スズナ菘というのは、”蕪(カブ)の別名のこと”。蕪は”アブラナ科アブラナ属の越年草。また、その胚軸(はいじく)のこと”を指します。蕪は葉と肥大した胚軸(葉と根の間の部分)を食用とし、白色の他にも赤・黄・紫色など多くの種類があります。菘(スズナ)は、春の七草のひとつとして知られています。【五歛子】読み方:スターフルーツ五歛子というのは、”カタバミ科ゴレンシ属の常緑低木のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたり、サラダや砂糖漬けにして食べられます。輪切りにすると星の形をしていることから「スターフルーツ」と名付けられました。【酢橘(酸橘)】読み方:スダチ酢橘というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木のこと”。果実は食用で、焼き魚・刺身などの料理にその果汁をかけたり、食用酢として用いられます。※上は酢橘(左)と臭橙(右)の写真酢橘は「臭橙(カボス)」とよく似ていますが、果実の大きさが異なります。酢橘はゴルフボールほどの大きさなのに対して、臭橙はテニスボールほどの大きさなので、それぞれ大きさで判断できます。【蔓無南瓜(西葫芦)】読み方:ズッキーニ蔓無南瓜というのは、”ウリ科カボチャ属の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実は胡瓜(キュウリ)に似ていて、緑色・黄色の果皮のものがあります。蔓無南瓜は南瓜(カボチャ)の仲間ですが、南瓜と違ってつるが長く伸びないため「つるなしカボチャ」とも呼ばれています。【李(酸桃・酢桃)】読み方:スモモ李というのは、”バラ科サクラ属の落葉小高木。また、その果実のこと”。李の果実は形が桃(果実)に似ていて、桃よりも酸味が強いことから「スモモ」という名称が付けられています。またすもも・プラム・ソルダムなど似たようなものが多く存在しますが、「李(スモモ)」は和名、「プラム」が英名、「ソルダム」はスモモ(プラム)の一種になります。なので李(スモモ)とプラムは同じものを指しているというわけです。※上はソルダムの写真※上はプルーンの写真ちなみにソルダムなどの品種のことを「日本スモモ」と総称し、プルーンのことを別名で「西洋スモモ」と呼びます。(プルーンは生のものでなく、乾燥させたものを食べることも多いです)【西洋松露】読み方:セイヨウショウロ西洋松露というのは、”セイヨウショウロ科セイヨウショウロ属のキノコのこと”。西洋松露は、一般的には「トリュフ」と呼ばれることが多いです。土の中で育ち、豚や犬の嗅覚を利用して採集し、独特な香りで料理の香りづけに用いられます。キャビア・フォアグラと並び世界三大珍味のひとつで、高級食材として知られています。【芹】読み方:セリ芹というのは、”セリ科セリ属の多年草のこと”。若葉は香りが良く食用とし、春の七草のひとつとして知られています。【塘蒿】読み方:セロリ塘蒿というのは、”セリ科オランダミツバ属の一年草または二年草のこと”。全体に独特の強い香りがあり、葉・茎の部分を食用とします。【薇(紫萁)】読み方:ゼンマイ薇というのは、”ゼンマイ科ゼンマイ属のシダ植物の多年草のこと”。若芽を食用とし、蕨(ワラビ)・屈(コゴミ)と並んで代表的な山菜として知られています。薇の若芽はふわふわした白い綿毛をまとっていて、成長していくに従って綿がとれていきます。※上は胞子葉(男ゼンマイ)の写真※上は栄養葉(女ゼンマイ)の写真薇には胞子葉(ほうしよう)と栄養葉(えいようよう)があり、一般的に胞子葉は「男ゼンマイ」、栄養葉は「女ゼンマイ」と呼ばれることが多いです。男ゼンマイも女ゼンマイと同様に綿を取ってアク抜きをしてから食べることができますが、女ゼンマイに比べて硬いためあまり美味しくなく、さらに男ゼンマイは繁殖のために胞子を飛ばすことから採らないようにしています。【蕎麦】読み方:ソバ※上は蕎麦の果実の写真蕎麦というのは、”タデ科ソバ属の一年草のこと”。※上は蕎麦殻(そばがら)が付いている蕎麦の種子の写真※上は蕎麦殻を剥いた蕎麦の種子(蕎麦の実のこと)の写真蕎麦の果実の中にある種子の殻(蕎麦殻)を剥(む)いたものを「蕎麦の実」といい、その蕎麦の実を挽(ひ)いて粉にしたものを「蕎麦粉(そばこ)」と呼びます。そして蕎麦粉を小麦粉・水などを混ぜて麺状にしたもの、またはその麺を用いた料理のことを一般的に「蕎麦(そば)」と呼びます。つなぎとして用いた小麦粉と蕎麦粉の割合によって名称が変わり、そば粉だけ(10割)を使用したものを”十割(じゅうわり)蕎麦または生蕎麦(きそば)”、2割が小麦粉:8割がそば粉を使用したものを”二八(にはち)蕎麦”と呼びます。【空豆(蚕豆)】読み方:ソラマメ空豆というのは、”マメ科ソラマメ属の一年草または二年草。また、その種子のこと”。種子を食用とし、基本的に莢(さや)の部分は食べません。種子を包む莢は直立し、空に向かって生えていることから「空豆」、また莢の見た目が蚕(カイコ)の繭に似ていることから「蚕豆」の漢字が当てられました。↓タ行~【大豆】読み方:ダイズ大豆というのは、”マメ科ダイズ属の一年草のこと”。植物の中でも蛋白質(たんぱくしつ)が豊富に含まれていることから、別名で「畑の肉」とも呼ばれています。※上は枝豆の写真熟した種子を食用とし、若い種子は「枝豆(えだまめ)」として茹(ゆ)でて食べられます。大豆は、納豆・豆腐・味噌(みそ)・醤油(しょうゆ)などに広く用いられます。【筍(竹の子)】読み方:タケノコ筍というのは、”イネ科タケ亜科タケ類の地下茎から出る若芽のこと”。皮が何枚も重なって包まれており、皮を取り除いた中の部分が食用で、筍は成長すると竹になります。【玉葱(葱頭)】読み方:タマネギ玉葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草。また、その鱗茎(りんけい)のこと”。鱗茎は”地下茎のひとつで、茎の周囲に養分を蓄えた肉厚の葉が多数重なったもの”で、鱗茎を食用とします。【草石蚕(玉環菜・甘露子・長老喜)】読み方:チョロギ※上の写真は、草石蚕の塊茎を梅酢に漬けて赤く染めたもの草石蚕というのは、”シソ科イヌゴマ属の多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”。塊茎は”地下茎のひとつで、養分を蓄えて肥大した部分のこと”で、草石蚕は塊茎(白色)を食用とします。一般的には白い塊茎を塩漬けにしたり、梅酢漬けにして食べられることが多いです。【青梗菜】読み方:チンゲンサイ青梗菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。根元の固い芯の部分を取り除き、葉と茎を食用とします。【甜菜】読み方:テンサイ甜菜というのは、”ヒユ科フダンソウ属の二年草。また、その根のこと”。甜菜は砂糖の原料となる植物で、根の部分に糖分が蓄えられていますが、一般的にはアクが強いため生のまま食べることはできません。※上は砂糖黍の写真甜菜の他にも「砂糖黍(サトウキビ)」と呼ばれる植物があり、砂糖黍の場合は茎の部分に糖分が蓄えられています。【唐辛子(蕃椒・唐芥子)】読み方:トウガラシ唐辛子というのは、”ナス科トウガラシ属の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたり、辛味のある香辛料として用いられます。【冬瓜】読み方:トウガン冬瓜というのは、”ウリ科トウガン属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生で食べることもできますが、一般的には煮て食べることが多いです。果実は夏に収穫しますが、果実をそのまま冷暗所で保存することで冬まで日持ちすることから「冬瓜」と呼ばれるようになりました。【豆苗】読み方:とうみょう豆苗というのは、”豌豆(エンドウ)の若芽のこと”。スーパーなどで豆から発芽させた幼い状態の豌豆が根付き、カットされた状態で売られています。容器に水を張り、根の部分を浸して育てることで豆苗は2回ほどの再収穫が可能です。3回目以降は豆自体が持つ養分を使い果たし、上手くいかないことも多いですが、定期的に水を取り替えて育てれば、2回は再収穫できるので豆苗は手頃な野菜となります。【玉蜀黍(玉米)】読み方:トウモロコシ玉蜀黍というのは、”イネ科トウモロコシ属の一年草のこと”。果実を食用とし、普段食べている黄色い部分が、玉蜀黍における果実の部分になります。玉蜀黍は稲・小麦とともに世界三大穀物として知られていて、食用・飼料とするために世界中で広く栽培されています。別名として「唐黍(とうきび)」という名称で呼ばれることもあります。【蕃茄(赤茄子)】読み方:トマト蕃茄というのは、”ナス科ナス属の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースやケチャップの原料として用いられます。【火龍果】読み方:ドラゴンフルーツ火龍果というのは、”サボテン科ヒモサボテン属の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、黒い種(種子)が多いですが、取り除かずにそのまま種ごと果肉を食べます。白い果肉のものが一般的ですが、果肉が赤色・黄色・紫色などの火龍果もあります。【麝香猫果】読み方:ドリアン麝香猫果というのは、”アオイ科ドリアン属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、硬い殻の中にある果肉(淡い黄色の部分)を食べ、一般的には果肉の中にある種子は食べません。味は濃厚な甘味で、カスタードクリームのような味がします。麝香猫果は非常に臭いことで有名で、その臭いから公共の建物・乗り物への持ち込みを禁止しているところも多いです。麝香猫果はその昔、高級で王族しか食べることができなかったことや、その栄養価の高さから、別名で「果物の王様」と呼ばれています。【団栗(無食子・杼)】読み方:ドングリ団栗というのは、”樫(カシ)・椚(クヌギ)・楢(ナラ)などのブナ科植物の果実のこと”。団栗は食用で、アクがほとんどなく生食できるものもありますが、アクが強い種類も多いです。団栗は球形や卵形で堅く、帽子のような部分は「殻斗(かくと)」と呼ばれ、団栗を保護したり枝からの栄養を送るための役割があります。↓ナ行~【茄子(茄)】読み方:ナス茄子というのは、”ナス科ナス属の一年草。また、その果実のこと”。別名で「なすび」とも呼ばれていて、果実を食用としています。【薺(撫菜)】読み方:ナズナ薺というのは、”アブラナ科ナズナ属の越年草のこと”。若葉は食用で、春の七草のひとつとして知られています。【鉈豆(刀豆)】読み方:ナタマメ鉈豆というのは、”マメ科ナタマメ属のつる性の一年草のこと”。莢(さや)と種子を食用とし、種子の色は白色・ピンク色などがあり、一般的には茹(ゆ)でたり炒めたりして食べます。(完熟した鉈豆には毒性(強いアク)があり、毒抜きをしなければなりません)莢(さや)が鉈(ナタ)・刀のような形・大きさをしていることから「鉈豆(刀豆)」と名付けられました。【棗】読み方:ナツメ棗というのは、”クロウメモドキ科ナツメ属の落葉小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、乾燥させたりお菓子の材料にしたり、生薬としても用いられます。【滑子】読み方:なめこ滑子というのは、”モエギタケ科スギタケ属のキノコのこと”。橅(ブナ)や楢(ナラ)などの枯れ木に生え、全体が粘液に覆われています。【韮(韭)】読み方:ニラ韮というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。葉を食用とし、全体に特有の臭いがあります。【人参(胡蘿蔔)】読み方:ニンジン人参というのは、”セリ科ニンジン属の二年草。また、その根のこと”。根の部分を食用とし、人参には「βカロテン(ベータカロテン)」が豊富に含まれています。【大蒜(忍辱・葫・蒜)】読み方:ニンニク大蒜というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草。また、その鱗茎(りんけい)のこと”。※上は大蒜の芽(茎)の写真鱗茎は”地下茎のひとつで、茎の周囲に養分を蓄えた肉厚の葉が多数重なったもの”で、大蒜は鱗茎・茎(大蒜の芽)を食用とします。特有の強い臭いがあり、香辛料として用いられることが多く、大蒜の芽(茎)の先にある蕾(つぼみ)も食べることができます。【葱】読み方:ネギ葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。緑色の部分だけでなく、実は地下に埋まっている白い部分も葉(白いのは日光に当たっていないから)で、葱は葉の部分を食用とします。※上は長葱の写真※上は葉葱の写真葱は白い部分が多い「長葱(ながねぎ)」(または「根深葱(ねぶかねぎ)」「白葱(しろねぎ)」)と、緑の部分が多い「葉葱(はねぎ)」(または「万能葱(ばんのうねぎ)」「青葱(あおねぎ)」)に分けられます。【野蒜(山蒜)】読み方:ノビル野蒜というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。※上は野蒜の花と零余子(ムカゴ)の写真葉・球根・花・零余子(ムカゴ)は食用で、韮(ニラ)に似た臭いがあり、花に零余子をつけて繁殖します。零余子は”植物の栄養繁殖器官のひとつで、養分を蓄えて肥大化した部分のこと”を指します。↓ハ行~【鳳梨(菠蘿)】読み方:パイナップル鳳梨というのは、”パイナップル科アナナス属の常緑多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、「パインアップル」や「パイン」と呼ばれることもあります。鳳梨の植物と果実をそれぞれ別の名前で呼ぶことがありますが、そのときは鳳梨の果実は「パイナップル」、植物は「アナナス」と呼ばれます。【白菜】読み方:ハクサイ白菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の二年草のこと”。中国が原産で、白菜は結球(葉が重なり合って球状になること)しているイメージが強いですが、中国では結球しない品種も多いです。【繁縷(蘩蔞)】読み方:ハコベ(ハコベラ)繁縷というのは、”ナデシコ科ハコベ属の越年草のこと”。「ハコベラ」は、「ハコベ」(正式名称)の別名で、「ハコベラ」は春の七草のひとつとして知られています。若い葉・茎を食用とします。【和蘭芹(早芹菜・早芹)】読み方:パセリ和蘭芹というのは、”セリ科オランダゼリ属の二年草のこと”。特有の香りがあり、葉は料理の付け合わせや飾り付けなどに用いられます。【薄荷】読み方:ハッカ薄荷というのは、”シソ科ハッカ属の多年草のこと”。特有の香りがあり、葉にはメントールが含まれ、乾燥させて「薄荷油(はっかゆ)」を抽出します。【八朔】読み方:ハッサク八朔というのは、”ミカン科ミカン属の常緑高木。また、その果実のこと”。蜜柑(ミカン)の一品種で、果実を食用とします。【果物時計草】読み方:パッションフルーツ果物時計草というのは、”トケイソウ科トケイソウ属のつる性の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたりします。時計のように見える特徴の花である「トケイソウ」の仲間で、果実を実らせる種類であることから、和名で「クダモノトケイソウ」とも呼ばれています。【甘蕉(実芭蕉)】読み方:バナナ甘蕉というのは、”バショウ科バショウ属の植物のうち、果実を食用とする品種の総称のこと”。果実を食用とし、一般的には緑色から黄色のものが多いですが、ピンク色・紫色の品種も存在します。甘蕉が熟しきると黒い斑点やシミが現れますが、この黒い斑点やシミのことを「シュガースポット」(または「スイートスポット」)と呼びます。【華尼拉】読み方:バニラ※上は華尼拉のさやの写真華尼拉というのは、”ラン科バニラ属のつる性の多年草。また、その植物から抽出された香料のこと”。種子は香料の原料となり、さやごと収穫(収穫時には甘い香りはしない)し、さやごと発酵・乾燥を繰り返すと甘い香りを発するようになります。※上は発酵・乾燥を繰り返したさやの写真※上はバニラビーンズ(種子)の写真さやの中には非常に小さな黒い種子がたくさん入っていて、その小さな黒い種子を「バニラビーンズ」(さやごと指してバニラビーンズということもある)と呼びます。そして華尼拉の香り成分をアルコールで抽出したものを「バニラエッセンス」といい、お菓子作りなどに用いられます。【蕃瓜樹(万寿果・万寿瓜)】読み方:パパイア蕃瓜樹というのは、”パパイア科パパイア属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実は日本では果物として食用にされることが多いですが、野菜のように調理して食用とする地域もあります。果実は黄熟して楕円形(だえんけい)で、果肉にはタンパク質分解酵素である「パパイン」が含まれることで知られています。【黄青椒】読み方:パプリカ黄青椒というのは、”ナス科トウガラシ属の多年草。また、その果実や果実を原料とする香辛料のこと”。果実を食用とし、果実は赤色・黄色のものが多く、成熟していない黄青椒は緑色をしています。※上はパプリカパウダー(香辛料)の写真香辛料は「パプリカパウダー」とも呼ばれ、黄青椒の果実を粉末状にしたもので、料理の色付けや風味付けに用いられます。ただパプリカパウダーの原料となっている黄青椒は、日本で流通しているものとは品種が異なります。【隼人瓜】読み方:ハヤトウリ隼人瓜というのは、”ウリ科ハヤトウリ属のつる性の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実の外皮は緑色と白色のものがあり、白色の種類の方がクセがなく食べやすいです。【馬鈴薯】読み方:ばれいしょ馬鈴薯というのは、”ジャガイモの別名のこと”。ジャガイモは”ナス科ナス属の多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”を指します。塊茎は”地下茎のひとつで、養分を蓄えて肥大化した部分のこと”で、ジャガイモは塊茎を食用とします。【火焔菜】読み方:ビーツ火焔菜というのは、”ヒユ科フダンソウ属の一年草または二年草。また、その根のこと”。葉・根の部分を食用とし、スープやサラダなどに多く用いられます。火焔菜は赤蕪(アカカブ)のような見た目のものが一般的で、栄養が豊富に含まれていることから、別名で「食べる輸血」「奇跡の野菜」とも呼ばれています。【甘唐辛子(甘椒)】読み方:ピーマン甘唐辛子というのは、”ナス科トウガラシ属の多年草。また、その果実のこと”。唐辛子(トウガラシ)の一品種で、果実を食用(果実に辛味はない)とします。【瓢箪】読み方:ヒョウタン瓢箪というのは、”ウリ科ユウガオ属の一年草。また、その果実のこと”。果実は食用と食用でない種類のものがあり、一般的な瓢箪のほとんどには毒性があるため注意が必要です。瓢箪の果実は観賞用としたり、熟すと果皮が堅くなるため、その果実の中身を取り除き、乾燥させて水・酒などを入れる器として用いられます。【平茸】読み方:ヒラタケ平茸というのは、”ヒラタケ科ヒラタケ属のキノコのこと”。平茸は食用で、広葉樹の朽ち木や切り株に自生します。【枇杷】読み方:ビワ枇杷というのは、”バラ科ビワ属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実の形が楽器の「琵琶(びわ)」に似ていることから名付けられました。【蕗(苳・款冬・菜蕗)】読み方:フキ蕗というのは、”キク科フキ属の多年草。また、その葉柄(ようへい)のこと”。※上は蕗の薹(フキノトウ)の写真葉柄(よく食べる部分)と若い花茎(かけい)を食用とし、若い花茎は「蕗の薹(フキノトウ)」と呼ばれ、蕾(つぼみ)の状態で採って食べるのが一般的ですが花の部分も食べられます。葉柄は”葉の一部で、葉身を茎に繋いでいる細い柄の部分のこと”で、花茎は”花をつける茎のこと”を指します。【葡萄】読み方:ブドウ葡萄というのは、”ブドウ科ブドウ属のつる性の落葉低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実は房(ふさ)になって多くの実をつけて垂れ下がっています。【芽花椰菜(緑花野菜)】読み方:ブロッコリー芽花椰菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。芽花椰菜は甘藍(キャベツ)から品種改良された野菜で、蕾(つぼみ)と茎の部分が食用になります。【糸瓜(天糸瓜)】読み方:ヘチマ糸瓜というのは、”ウリ科ヘチマ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。若い果実を食用とし、熟した果実は繊維が硬くなるため、束子(たわし)などに用いられます。【菠薐草(法蓮草・鳳蓮草)】読み方:ホウレンソウ菠薐草というのは、”ヒユ科ホウレンソウ属の一年草または二年草のこと”。葉・茎・根元(ピンク色の部分)を食用とし、菠薐草にはアクの成分であるシュウ酸が含まれているため、茹(ゆ)でてアク抜きをしてから食べます。【椪柑(凸柑)】読み方:ポンカン椪柑というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、椪柑はインド原産で、椪柑の「ぽん」というのは、インドの都市プーナ(Poona)からきています。日本では鹿児島県など九州で主に栽培されており、花は白色で、果実は冬に熟し、実はやや大きく、香りが強く甘いです。↓マ行~【舞茸(重菰)】読み方:マイタケ舞茸というのは、”トンビマイタケ科マイタケ属のキノコのこと”。食用で、カサの部分がヒラヒラと舞っているように見える様子や、見つけると思わず舞い踊りたくなるほど嬉しくなることから名付けられたとされています。【麝香葡萄】読み方:マスカット麝香葡萄というのは、”ブドウ科ブドウ属のつる性の落葉低木。また、その果実のこと”。葡萄(ブドウ)の一品種で、果実は淡い緑色をしていて、房状に実った果実を食用とします。【作茸】読み方:マッシュルーム作茸というのは、”ハラタケ科ハラタケ属のキノコのこと”。世界で最もよく食べられているキノコとされ、一般的には傘が開く前のものを食用とします。【松茸(松蕈)】読み方:マツタケ松茸というのは、”キシメジ科キシメジ属のキノコのこと”。食用で、特有の香りがあり、日本では高級キノコとして食べられています。【檬果(芒果)】読み方:マンゴー檬果というのは、”ウルシ科マンゴー属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたり、ドライフルーツや缶詰にも用いられます。【茫栗】読み方:マンゴスチン茫栗というのは、”フクギ科フクギ属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、中の白い果肉(種は食べない)を食べます。香りが良くて果肉が柔らかく、上品な甘い味わいであることから、別名で「果物の女王」(麝香猫果(ドリアン)は「果物の王様」)とも呼ばれています。【蜜柑(蜜橘・樒柑)】読み方:ミカン蜜柑というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、様々な品種があり、一般的には「温州蜜柑(ウンシュウミカン)」を指すことが多いです。【三つ葉(三葉・野蜀菜)】読み方:ミツバ三つ葉というのは、”セリ科ミツバ属の多年草のこと”。葉・茎を食用とし、別名で「三葉芹(ミツバゼリ)」などと呼ばれます。【茗荷(蘘荷)】読み方:ミョウガ※上は茗荷の花穂(食用)の写真茗荷というのは、”ショウガ科ショウガ属の多年草。また、その花穂(かすい)のこと”。全体に特有の香りがあり、花穂(一般的に食べられている部分)・若芽・茎を食用とし、薬味などに用いられます。【零余子(珠芽)】読み方:ムカゴ零余子というのは、”植物の栄養繁殖器官のひとつで、養分を蓄えて肥大化した部分のこと”。一般的にはヤマノイモ科ヤマノイモ属などの山芋類(自然薯・長芋など)の零余子のことを指し、食用とすることができますが、種類によっては食べられないものもあるため注意が必要です。【郁子(野木瓜)】読み方:ムベ郁子というのは、”アケビ科ムベ属のつる性の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、ゼリー状の果肉と果汁の部分を食べ、黒い種は食べません。【甜瓜】読み方:メロン※上はマスクメロンの写真甜瓜というのは、”ウリ科キュウリ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、香りがあり、果肉は甘く、一般的には「マスクメロン」を指すことが多いです。【糵(萌やし)】読み方:モヤシ糵というのは、”緑豆・大豆などの種子を水に浸して、光を当てずに発芽させたもの”。糵は特定の植物名を指しているわけではないので注意が必要です。発芽した芽と茎を食用とし、生のまま食べずに加熱してから食べます。【縞綱麻】読み方:モロヘイヤ縞綱麻というのは、”アオイ科ツナソ属の一年草のこと”。葉・茎を食用とし、縞綱麻の特徴であるネバネバは「ムチン」と呼ばれる成分によるものです。アクの成分であるシュウ酸を多く含んでいるため生食はできず、茹(ゆ)でてから流水にさらしてシュウ酸を抜きます。(莢(さや)や種子には毒性があるため注意が必要)↓ヤ行~【椰子】読み方:ヤシ椰子というのは、”ヤシ目ヤシ科の植物の総称のこと”。椰子の実(果実)というのは、様々なヤシ科の植物の実を指しますが、一般的には「ココナッツ(ココヤシの実)」を指すことが多いです。※上はココナッツの果肉(白い固形部分)とココナッツミルクの写真果実の中にある白い固形部分(果肉)と液体部分を食用とし、白い固形部分を砕いて水とともに混ぜて濾(こ)したものが「ココナッツミルク」になります。※上は未成熟のココナッツ(ココヤシの果実)の写真※上はココナッツウォーター(ココナッツジュース)の写真また液体部分は「ココナッツウォーター(ココナッツジュース)」と呼ばれていて、成熟(繊維で覆われ茶色)してくると中のココナッツウォーターは果肉(白い固形部分)などに変化していくため、一般的には未成熟のココナッツ(緑色)から採ることが多いです。ココナッツウォーターは透明な液体で、観光地では未成熟のココナッツ(緑色)に穴を開けて、そこからストローを挿して飲むことが多いです。※上はナタデココの写真ちなみにココナッツウォーターに酢酸菌(さくさんきん)を加えて発酵させたものを「ナタデココ」と呼び、弾力のある歯ごたえがあり、デザートなどに用いられます。【夕顔】読み方:ユウガオ※上は長夕顔(ナガユウガオ)の写真※上は丸夕顔(マルユウガオ)の写真夕顔というのは、”ウリ科ユウガオ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、夕顔の果肉を紐(ひも)状に剥いて乾燥させた食品を「干瓢(かんぴょう)」と言います。果実には細長い形の「長夕顔(ナガユウガオ)」と丸みを帯びた球状の「丸夕顔(マルユウガオ)」があり、主に丸夕顔から干瓢が作られます。【柚子(柚)】読み方:ユズ柚子というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果皮は香り成分が豊富で料理の香りづけに用いられます。【梅桃(山桜桃・英桃)】読み方:ユスラウメ梅桃というのは、”バラ科サクラ属の落葉低木。また、その果実のこと”。桜桃(サクランボ)に似た赤い小さな果実をつけ、その果実を食用とし、別名で「ユスラゴ」とも呼ばれます。【蓬(艾)】読み方:ヨモギ蓬は”キク科ヨモギ属の多年草のこと”の意味。※上は蓬餅(草餅)の写真蓬には特有の香りがあり、若葉を餅(もち)などに混ぜこんだものを「蓬餅(よもぎもち)」「草餅(くさもち)」と呼びます。昔は草餅には蓬以外の草を使っていましたが、いま現在では草餅にも蓬が使われているため蓬餅・草餅はどちらも同じ和菓子のことを指します。↓ラ行~【茘枝】読み方:ライチ茘枝というのは、”ムクロジ科レイシ属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果皮を剥くと食用になる白色半透明の果肉が出てきて、その果肉の中に種子があります(種子は食べない)。【辣韮(薤・辣韭)】読み方:ラッキョウ辣韮というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草。また、その鱗茎(りんけい)のこと”。鱗茎は”地下茎のひとつで、茎の周囲に養分を蓄えた肉厚の葉が多数重なったもの”で、辣韮は鱗茎を食用とします。【緑豆】読み方:リョクトウ緑豆というのは、”八重生(ヤエナリ)の種子のこと”。八重生は”マメ科ササゲ属の一年草のこと”を指します。緑豆は糵(モヤシ)の原料(種子)として利用され、緑豆やジャガイモなどのデンプンから作った透明な麺状の食品を「春雨(はるさめ)」と呼びます。【林檎(苹果)】読み方:リンゴ※上は青リンゴ(左)と赤リンゴ(右)の写真林檎というのは、”バラ科リンゴ属の落葉高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、林檎には「赤リンゴ」や「青リンゴ(緑色の林檎)」があり、林檎というと一般的には”赤リンゴ”のことを指します。【萵苣(乳草)】読み方:レタス萵苣というのは、”キク科アキノノゲシ属の一年草または二年草のこと”。葉の部分を食用とし、サラダに用いられることが多く、品種によっては茎の部分を食用とするものもあります。【檸檬】読み方:レモン檸檬というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果肉は酸味が強く、果汁を料理にかけたりして利用することが多いです。【蓮根】読み方:レンコン※上は蓮(ハス)の写真蓮根というのは、”蓮(ハス)の地下茎(ちかけい)のこと”。蓮は”ハス科ハス属の水生の多年草のこと”で、地下茎は”地中にある植物の茎(くき)のこと”を指します。蓮根はシャキシャキとした食感で、煮たり炒めたりと様々な料理に用いられ、輪切りにすると断面にはいくつも穴が空いています。【珊瑚花椰菜】読み方:ロマネスコ珊瑚花椰菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。カリフラワーの一品種で、蕾(つぼみ)と茎の部分を食用とします。蕾がフラクタル(部分的に見たときと、全体的に見たときが同じ形)と特徴的で、味は芽花椰菜(ブロッコリー)、食感は花椰菜(カリフラワー)に近いです。↓ワ行~【分葱】読み方:ワケギ分葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。特有の香りがあり、葉・鱗茎(球根)を食用とします。【山葵(山萮菜)】読み方:ワサビ山葵というのは、”アブラナ科ワサビ属の多年草。また、その根茎(こんけい)のこと”。根茎は”地下茎のひとつで、地下を這(は)う根状の茎のこと”で、山葵は根茎・茎・葉・花を食用とします。山葵は根茎をすりおろしたものが一般的にはよく見られ、薬味として用いられます。【蕨】読み方:ワラビ※上は早蕨(さわらび)の写真蕨というのは、”コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ植物の多年草のこと”。蕨の若芽のことを「早蕨(さわらび)」と呼び、山菜として食べられています。※上は蕨粉(わらびこ)の写真※上は蕨餅(わらびもち)の写真蕨は根茎(こんけい)からデンプンを取り、そのデンプンのことを「蕨粉(わらびこ)」と呼び、蕨粉に水と砂糖を加えて練ったものを「蕨餅(わらびもち)」と言います。野菜・果物・茸の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【明日葉(鹹草)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数あり、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記し、比較して使われることが少ない読み方でも知っておいた方が良い読み方については()内に表記しています。例 【葛】 読み方:カズラ、クズ (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)例 【銀杏】 読み方:ぎんなん(イチョウ) ⇒ 読み方:一般的に読まれることが多い読み方(比較して一般的に使われることは少ないが、知っておいた方が良い読み方)漢字読み方備考欄扁桃アーモンド木通(通草・山女・丁翁・𡚴)アケビ浅葱(糸葱・浅月・胡葱)アサツキ明日葉(鹹草)アシタバ小豆アズキ竜髭菜(石刁柏)アスパラガス鰐梨アボカド蘆薈アロエ杏子(杏)アンズ苺(莓)イチゴ無花果(映日果・一熟)イチジク伊予柑いよかん隠元豆(眉児豆)インゲンマメ鬱金(欝金・宇金・玉金)ウコン鬱金の別名は「ターメリック」独活(土当帰)ウド荏胡麻エゴマ榎茸エノキタケ秋葵(陸蓮根)オクラ阿列布(阿利布)オリーブ甘橙(甜橙)オレンジ加加阿カカオ柿カキ黒酸塊(黒直里)カシス葛カズラ、クズ「カズラ」と「クズ」で意味が異なる蕪カブ別名は「菘(スズナ)」で、春の七草のひとつ臭橙(香母酢)カボス南瓜カボチャ芥子菜(辛子菜・芥菜)カラシナ花椰菜(花甘藍)カリフラワー花梨(花櫚・榠樝)カリン彌猴桃(鬼木天蓼・支那猿梨)キウイ木耳キクラゲ甘藍(玉菜)キャベツ胡瓜(黄瓜・木瓜)キュウリ金柑(金橘)キンカン銀杏ぎんなん(イチョウ)「ぎんなん」と「イチョウ」で意味が異なる蕃石榴グアバ茱萸(胡頽子)グミ青豌豆グリーンピース(グリンピース)胡桃(山胡桃・呉桃)クルミ葡萄柚グレープフルーツ慈姑クワイ苦瓜ゴーヤ(ゴーヤー)御形ゴギョウ「母子草(ハハコグサ)(正式名称)」の別名で、御形は春の七草のひとつ屈コゴミ屈は、「草蘇鉄(クサソテツ)(正式名称)」の別名胡椒コショウ牛蒡ゴボウ胡麻ごま蒟蒻(菎蒻)コンニャク桜桃(桜ん坊)サクランボ石榴(柘榴・若榴・安石榴)ザクロ大角豆(豇豆)ササゲ薩摩芋(甘藷)さつまいも里芋(青芋)サトイモ砂糖黍(甘蔗)サトウキビ番紅花(咱夫藍)サフラン雌しべは香辛料に用いられる朱欒(香欒)ザボン山査子(山樝子)サンザシ山椒(蜀椒)サンショウ椎茸(香蕈)シイタケ獅子唐辛子シシトウガラシ略して「獅子唐(シシトウ)」と呼ぶことが多い紫蘇シソ自然薯じねんじょ占地(湿地・王茸)シメジ生姜(生薑・薑)ショウガ西瓜(水瓜)スイカ蘿蔔(清白)スズシロ「大根(ダイコン)(正式名称)」の別名で、蘿蔔は春の七草のひとつ菘(鈴菜)スズナ「蕪(カブ)(正式名称)」の別名で、菘は春の七草のひとつ五歛子スターフルーツ酢橘(酸橘)スダチ蔓無南瓜(西葫芦)ズッキーニ李(酸桃・酢桃)スモモ西洋松露セイヨウショウロ西洋松露(正式名称)の別名は「トリュフ」芹セリ春の七草のひとつ塘蒿セロリ薇(紫萁)ゼンマイ蕎麦ソバ空豆(蚕豆)ソラマメ大豆ダイズ筍(竹の子)タケノコ玉葱(葱頭)タマネギ草石蚕(玉環菜・甘露子・長老喜)チョロギ青梗菜チンゲンサイ甜菜テンサイ唐辛子(蕃椒・唐芥子)トウガラシ冬瓜トウガン豆苗とうみょう玉蜀黍(玉米)トウモロコシ蕃茄(赤茄子)トマト火龍果ドラゴンフルーツ麝香猫果ドリアン団栗(無食子・杼)ドングリ茄子(茄)ナス薺(撫菜)ナズナ春の七草のひとつ鉈豆(刀豆)ナタマメ棗ナツメ滑子なめこ韮(韭)ニラ人参(胡蘿蔔)ニンジン大蒜(忍辱・葫・蒜)ニンニク葱ネギ野蒜(山蒜)ノビル鳳梨(菠蘿)パイナップル白菜ハクサイ繁縷(蘩蔞)ハコベ(ハコベラ)「ハコベ」(正式名称)の別名は「ハコベラ」。「ハコベラ」は春の七草のひとつ和蘭芹(早芹菜・早芹)パセリ薄荷ハッカ八朔ハッサク果物時計草パッションフルーツ甘蕉(実芭蕉)バナナ華尼拉バニラ蕃瓜樹(万寿果・万寿瓜)パパイア黄青椒パプリカ隼人瓜ハヤトウリ馬鈴薯ばれいしょ火焔菜ビーツ甘唐辛子(甘椒)ピーマン瓢箪ヒョウタン平茸ヒラタケ枇杷ビワ蕗(苳・款冬・菜蕗)フキ葡萄ブドウ芽花椰菜(緑花野菜)ブロッコリー糸瓜(天糸瓜)ヘチマ菠薐草(法蓮草・鳳蓮草)ホウレンソウ椪柑(凸柑)ポンカン舞茸(重菰)マイタケ麝香葡萄マスカット作茸マッシュルーム松茸(松蕈)マツタケ檬果(芒果)マンゴー茫栗マンゴスチン蜜柑(蜜橘・樒柑)ミカン三つ葉(三葉・野蜀菜)ミツバ三つ葉(正式名称)の別名は「三葉芹(ミツバゼリ)」茗荷(蘘荷)ミョウガ零余子(珠芽)ムカゴ郁子(野木瓜)ムベ甜瓜メロン糵(萌やし)モヤシ縞綱麻モロヘイヤ椰子ヤシ夕顔ユウガオ柚子(柚)ユズ梅桃(山桜桃・英桃)ユスラウメ蓬(艾)ヨモギ茘枝ライチ辣韮(薤・辣韭)ラッキョウ緑豆リョクトウ林檎(苹果)リンゴ萵苣(乳草)レタス檸檬レモン蓮根レンコン珊瑚花椰菜ロマネスコ分葱ワケギ山葵(山萮菜)ワサビ蕨ワラビ項目1項目2項目3)★ 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  • 【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!
    このページでは魚・貝・海藻の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(魚・貝・海藻の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓魚・貝・海藻の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓魚・貝・海藻の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●魚・貝・海藻の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ魚・貝・海藻の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【鮎並(鮎魚女)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【ウツボ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)ウツボ目ウツボ科ウツボ属に分類される海水魚の一種】【(広義では)ウナギ目ウツボ科に分類される海水魚の総称】の両方を意味例 【アジ(総称)】 ⇒ 【スズキ目アジ科に分類される海水魚の総称】を意味(アジという名称の特定の魚が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【鮎並(鮎魚女)】読み方:アイナメ鮎並というのは、”カサゴ目アイナメ科アイナメ属に分類される海水魚の一種”。鮎並(標準和名)は、別名で「油目(アブラメ)」「油子(アブラコ)」とも呼ばれています。【石蓴】読み方:アオサ(総称)石蓴というのは、”アオサ科アオサ属に分類される海藻の総称/(広義では)アオサ目に分類される海藻の総称”。【阿古屋貝】読み方:アコヤガイ阿古屋貝というのは、”ウグイスガイ目ウグイスガイ科アコヤガイ属に分類される二枚貝の一種”。養殖真珠(しんじゅ)の母貝とされ、天然の阿古屋貝でも殻内に真珠を持つことがあります。真珠は貝から採れる宝石の一種で、英語で「Pearl(パール)」と呼ばれています。【浅蜊(蜊・鯏)】読み方:アサリ(一種)※上は浅蜊(一種)の写真浅蜊というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科アサリ属に分類される二枚貝の一種/アサリ属に分類される二枚貝の総称”。模様は様々で、淡水の流れ込む浅海の砂泥地にいます。【鯵】読み方:アジ(総称)鯵というのは、”スズキ目アジ科に分類される海水魚の総称”。<真鯵>読み方:マアジ真鯵というのは、”スズキ目アジ科マアジ属に分類される海水魚の一種”。鯵というと、日本では一般的には真鯵を指すことが多いです。<丸鯵>読み方:マルアジ丸鯵というのは、”スズキ目アジ科ムロアジ属に分類される海水魚の一種”。真鯵と比較すると体高の割に左右の膨らみが大きく、断面が丸くなっていることが名称の由来になっています。<室鯵(鰘)>読み方:ムロアジ室鯵というのは、”スズキ目アジ科ムロアジ属に分類される海水魚の一種”。※上はくさやの写真脂肪分や旨みが少ないことから干物にされることが多く、伊豆(いず)諸島の特産品として知られる「くさや」(非常に強烈な臭いの干物)にも利用されています。くさやに用いるくさや汁のことを「魚室(むろ)」と呼んだことから、「室鯵(ムロアジ)」と名付けられたとされています。【穴子(海鰻)】読み方:アナゴ(総称)穴子というのは、”ウナギ目アナゴ科に分類される海水魚の総称”。<狆穴子>読み方:チンアナゴ狆穴子というのは、”ウナギ目アナゴ科チンアナゴ属に分類される海水魚の一種”。※上は狆(ちん)の写真日本犬の品種である「狆(ちん)」に顔つきが似ていることから名付けられ、細長い体を砂底から出してゆらゆら揺れている様子が人気です。<真穴子>読み方:マアナゴ真穴子というのは、”ウナギ目アナゴ科クロアナゴ属に分類される海水魚の一種”。穴子というと、一般的には真穴子のことを指すことが多いです。【甘子(天魚)】読み方:アマゴ甘子というのは、”サケ目サケ科サケ属に分類される淡水魚の一種”。河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「甘子(アマゴ)」、生まれてから海へ下る降海型を「皐月鱒(サツキマス)」と呼びます。分類上、甘子と皐月鱒はどちらも同じ魚になります。【沖醤蝦】読み方:オキアミ(総称)沖醤蝦というのは、”オキアミ目に分類される甲殻類の総称”。プランクトン(浮遊生物)として知られ、飼料・釣り餌などに利用されます。【雨虎】読み方:アメフラシ(一種)※上は雨虎(一種)の写真雨虎というのは、”アメフラシ目アメフラシ科アメフラシ属に分類される軟体動物の一種/腹足綱後鰓類(ふくそくこうこうさいるい)の無楯類(むじゅんるい)に分類される軟体動物の総称”。体内に薄い貝殻を持ち、刺激を受けたり危険を感じると紫色の汁を放出し、それが煙幕での目くらましや外敵にとっての嫌な味であることからそれ以上襲われないようにする役割を果たします。この紫色の汁を放出した様子が、海水中に雨雲が立ち込めたように広がっていくことから「アメフラシ」と名付けられたとされています。<黒縁雨虎(黒縁雨降)>読み方:クロヘリアメフラシ黒縁雨虎というのは、”アメフラシ目アメフラシ科アメフラシ属に分類される軟体動物の一種”。体の各部が黒い線で縁取られていることから名付けられています。【鮎(香魚・年魚)】読み方:アユ鮎というのは、”キュウリウオ目キュウリウオ科アユ属に分類される淡水魚の一種”。綺麗な水を好み、その見た目の美しさから「清流の女王」とも呼ばれています。【鮑】読み方:アワビ(総称)鮑というのは、”ミミガイ科に分類される大型の巻貝の総称”。高級食材として知られ、コリコリとした食感が特徴的です。<蝦夷鮑>読み方:エゾアワビ蝦夷鮑というのは、”ミミガイ科アワビ属に分類される巻き貝の一種”。<黒鮑>読み方:クロアワビ黒鮑というのは、”ミミガイ科アワビ属に分類される巻き貝の一種”。【鮟鱇(華臍魚・琵琶魚)】読み方:アンコウ(一種)※上は鮟鱇(一種)の写真鮟鱇というのは、”アンコウ目アンコウ科アンコウ属に分類される海水魚の一種/アンコウ目アンコウ科に分類される海水魚の総称”。<黄鮟鱇(黄華臍魚・黄琵琶魚)>読み方:キアンコウ黄鮟鱇というのは、”アンコウ目アンコウ科キアンコウ属の海水魚の一種”。【烏賊(魷)】読み方:イカ(総称)烏賊というのは、”コウイカ目とツツイカ目に分類される軟体動物の総称”。<障泥烏賊>読み方:アオリイカ障泥烏賊というのは、”ツツイカ目ヤリイカ科アオリイカ属に分類される軟体動物の一種”。「障泥烏賊(アオリイカ)」は、大型で幅広である鰭(ひれ)の形などが、鞍(くら)の下で馬の胴体に巻く泥よけの馬具である「障泥・泥障(あおり)」に似ていたことから名付けられたとされています。<鯣烏賊>読み方:スルメイカ鯣烏賊というのは、”ツツイカ目アカイカ科スルメイカ属に分類される軟体動物の一種”。烏賊(鯣烏賊以外も用いられる)を切り開き、内臓を取り除いて干した食品のことを「鯣(するめ・スルメ)」と呼びます。<蛍烏賊>読み方:ホタルイカ蛍烏賊というのは、”ツツイカ目ホタルイカモドキ科ホタルイカ属に分類される軟体動物の一種”。※上は蛍烏賊が発光している様子蛍烏賊には体表に多数の発光器があり、蛍(ホタル)のように美しい発光(蛍烏賊は青白い光)をする烏賊であることから名付けられました。<紋甲烏賊>読み方:モンゴウイカ紋甲烏賊というのは、”雷烏賊(カミナリイカ:標準和名)の別名”。雷烏賊は、”コウイカ目コウイカ科コウイカ属に分類される軟体動物の一種”を指します。雷烏賊の名称は、雷が多い時期に漁獲されることに由来しています。紋甲烏賊は、背面に眼のような模様が多数あることから、”紋(模様)のある甲烏賊(コウイカ)”という意味で「紋甲烏賊(モンゴウイカ)」と名付けられました。<槍烏賊>読み方:ヤリイカ槍烏賊というのは、”ツツイカ目ヤリイカ科ヤリイカ属に分類される軟体動物の一種”。槍のように尖った鰭(ひれ)を持ち、見た目が槍に似ていることから名付けられました。【玉筋魚(鮊子)】読み方:イカナゴ(一種)※上は玉筋魚(一種)の写真玉筋魚というのは、”スズキ目イカナゴ科イカナゴ属に分類される海水魚の一種/スズキ目・ワニギス亜目・イカナゴ科に分類される海水魚の総称”。※上は小女子(コウナゴ)・新子(シンコ)の写真玉筋魚の稚魚は、東日本では「小女子(コウナゴ)」、西日本では「新子(シンコ)」と呼ばれています。【鶏魚(伊佐木・伊佐幾)】読み方:イサキ鶏魚というのは、”スズキ目イサキ科イサキ属に分類される海水魚の一種”。【石持(石首魚)】読み方:イシモチ石持というのは、”白口(シログチ:標準和名)の別名”。白口は、”スズキ目ニベ科シログチ属に分類される海水魚の一種”を指します。頭部に耳石(じせき)という平衡石(へいこうせき)があることから、別名で「石持(イシモチ)」と呼ばれています。【磯巾着(菟葵)】読み方:イソギンチャク(総称)磯巾着というのは、”イソギンチャク目に分類される刺胞(しほう)動物の総称”。口の周りに毒のある触手を多数持っていて、触手に「刺胞(しほう)」と呼ばれる毒液を注入する針を備えた細胞があります。<大疣磯巾着>読み方:オオイボイソギンチャク大疣磯巾着というのは、”イソギンチャク目ウメボシイソギンチャク科に分類される刺胞動物の一種”。<砂磯巾着>読み方:スナイソギンチャク砂磯巾着というのは、”イソギンチャク目ウメボシイソギンチャク科に分類される刺胞動物の一種”。<縦縞磯巾着>読み方:タテジマイソギンチャク縦縞磯巾着というのは、”イソギンチャク目タテジマイソギンチャク科に分類される刺胞動物の一種”。【鰯】読み方:イワシ(総称)鰯というのは、”ニシン目に分類される海水魚のうち、真鰯(マイワシ)・潤目鰯(ウルメイワシ)・片口鰯(カタクチイワシ)の総称”。<片口鰯>読み方:カタクチイワシ片口鰯というのは、”ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属に分類される海水魚の一種”。下顎(したあご)が小さく、上顎(うわあご)が大きく発達しているため、上顎だけのように見えることから名付けられました。<真鰯>読み方:マイワシ真鰯というのは、”ニシン目ニシン科マイワシ属に分類される海水魚の一種”。鰯というと、一般的には真鰯を指すことが多いです。【岩魚(嘉魚・鮇)】読み方:イワナ岩魚というのは、”サケ目サケ科イワナ属に分類される淡水魚の一種”。美しい見た目と獰猛(どうもう)な性質から、別名で「渓流の王様」(山女魚(ヤマメ)は「渓流の女王」)と呼ばれています。【石斑魚(鯎)】読み方:ウグイ石斑魚というのは、”コイ目コイ科ウグイ属に分類される淡水魚の一種”。基本的には淡水魚(淡水型)ですが、中には海に下る降海型もいます。【鱓】読み方:ウツボ(一種)※上は鱓(一種)の写真鱓というのは、”ウツボ目ウツボ科ウツボ属に分類される海水魚の一種/ウナギ目ウツボ科に分類される海水魚の総称”。鋭い歯と大きな口が特徴的で、細長い体が、矢を入れる容器である「靫(うつぼ)」に似ていることから名付けられました。<雲鱓>読み方:クモウツボ雲鱓というのは、”ウナギ目ウツボ科アラシウツボ属に分類される海水魚の一種”。<虎鱓>読み方:トラウツボ虎鱓というのは、”ウナギ目ウツボ科トラウツボ属に分類される海水魚の一種”。<鼻髭鱓(花髭鱓)>読み方:ハナヒゲウツボ鼻髭鱓というのは、”ウナギ目ウツボ科ハナヒゲウツボ属に分類される海水魚の一種”。【鰻】読み方:ウナギ(総称)鰻というのは、”ウナギ科ウナギ属に分類される回遊魚の総称”。<大鰻>読み方:オオウナギ大鰻というのは、”ウナギ目ウナギ科ウナギ属に分類される回遊魚の一種”。<日本鰻>読み方:ニホンウナギ日本鰻というのは、”ウナギ目ウナギ科ウナギ属に分類される回遊魚の一種”。日本で主に食べられているのは日本鰻で、鰻というと一般的には日本鰻のことを指します。<欧羅巴鰻>読み方:ヨーロッパウナギ欧羅巴鰻というのは、”ウナギ目ウナギ科ウナギ属に分類される回遊魚の一種”。【海胆(海栗)】読み方:ウニ(総称)海胆というのは、”ウニ綱に分類される棘皮(きょくひ)動物の総称”。「雲丹(ウニ)」の漢字が当てられているときは、動物ではなく、加工食品である「ウニ」のことを指します。<赤海胆(赤海栗)>読み方:アカウニ赤海胆というのは、”ホンウニ目オオバフンウニ科アカウニ属に分類される棘皮動物の一種”。<馬糞海胆(馬糞海栗)>読み方:バフンウニ馬糞海胆というのは、”ホンウニ目オオバフンウニ科バフンウニ属に分類される棘皮動物の一種”。見た目が「馬糞(ばふん)」に似ていることから名付けられました。<紫海胆(紫海栗)>読み方:ムラサキウニ紫海胆というのは、”ホンウニ目ナガウニ科ムラサキウニ属に分類される棘皮動物の一種”。【海牛】読み方:ウミウシ(総称)海牛というのは、”後鰓類(こうさいるい)のうち、貝殻が縮小・消失または体内に埋没した軟体動物の総称のこと”。海にいる蛞蝓(ナメクジ)のような生物で、牛の角のように2本の触覚があることが名前の由来になっています。<青海牛>読み方:アオウミウシ青海牛というのは、”裸鰓目(らさいもく)イロウミウシ科アオウミウシ属に分類される軟体動物の一種”。海牛というと、日本で最も一般的なのが青海牛になります。<小疣海牛>読み方:コイボウミウシ小疣海牛というのは、”裸鰓目イボウミウシ科コイボウミウシ属に分類される軟体動物の一種”。<更紗海牛>読み方:サラサウミウシ更紗海牛というのは、”裸鰓目イロウミウシ科アデヤカイロウミウシ属に分類される軟体動物の一種”。赤い網目状の模様が、染め物である「更紗(サラサ)」に似ていることから名付けられました。<光海牛>読み方:ヒカリウミウシ光海牛というのは、”裸鰓目フジタウミウシ科ヒカリウミウシ属に分類される軟体動物の一種”。刺激を受けると発光液を分泌して発光することから名付けられました。【鱏(海鷂魚)】読み方:エイ(総称)鱏というのは、”板鰓亜綱(ばんさいあこう)に分類される軟骨魚類のうち、鰓(エラ)が体の下面に開くものの総称”。ちなみに”板鰓亜綱に属する軟骨魚類のうち、鰓が体の側面に開くものの総称のこと”を「鮫(サメ)」と言います。<赤鱏>読み方:アカエイ※上は赤鱏(腹側)の写真赤鱏というのは、”トビエイ目アカエイ科アカエイ属に分類される海水魚の一種”。細長い尾には毒腺(どくせん)のある棘(トゲ)がいくつもついていて、尾を鞭(ムチ)のように払って刺そうとします。<燕鱏>読み方:ツバクロエイ燕鱏というのは、”トビエイ目ツバクロエイ科ツバクロエイ属に分類される海水魚の一種”。<鳶鱏>読み方:トビエイ鳶鱏というのは、”トビエイ目トビエイ科トビエイ属に分類される海水魚の一種”。【狗母魚(鱛)】読み方:エソ(総称)狗母魚というのは、”ヒメ目エソ科に分類される海水魚の総称”。<赤鱛(赤狗母魚)>読み方:アカエソ赤鱛というのは、”ヒメ目エソ科アカエソ属に分類される海水魚の一種”。<真鱛(真狗母魚)>読み方:マエソ真鱛というのは、”ヒメ目エソ科マエソ属に分類される海水魚の一種”。【海老(蝦)】読み方:エビ(総称)海老というのは、”甲殻類エビ目(十脚目)に分類される長尾類の総称”。海老(エビ)や蟹(カニ)の殻には「アスタキサンチン」という赤い色素が含まれていて、その赤い色素はタンパク質と結合していて、赤い色素は隠れてしまっています。ですが、この結合は加熱することで分解され、茹(ゆ)でたり焼いたりすることで赤い色素が現れて赤色に変化します。<伊勢海老(伊勢蝦・竜蝦)>読み方:イセエビ伊勢海老というのは、”エビ目イセエビ科イセエビ属に分類される甲殻類の一種”。大型のエビで、高級食材として知られています。<牛海老(牛蝦)>読み方:ウシエビ牛海老というのは、”エビ目クルマエビ科ウシエビ属に分類される甲殻類の一種”。大型の海老で、「ブラックタイガー」という別名で知られています。<車海老(車蝦)>読み方:クルマエビ車海老というのは、”エビ目クルマエビ科クルマエビ属に分類される甲殻類の一種”。大型のエビで、腹を丸めたときの縞(しま)模様が車輪のように見えることから名付けられています。<桜海老(桜蝦)>読み方:サクラエビ桜海老というのは、”エビ目サクラエビ科サクラエビ属に分類される甲殻類の一種”。小型のエビで、体色が桜の花のようなピンク色に見えることから名付けられたとされています。<牡丹海老(牡丹蝦)>読み方:ボタンエビ牡丹海老というのは、”エビ目タラバエビ科タラバエビ属に分類される甲殻類の一種”。体色が牡丹(ボタン)の花のように赤い色をしていることから名付けられたとされています。【追河】読み方:オイカワ追河というのは、”コイ目コイ科ハス属に分類される淡水魚の一種”。【虎魚(鰧)】読み方:オコゼ(一種)虎魚というのは、”鬼虎魚(オニオコゼ:標準和名)の別名/カサゴ目に属するオコゼ類の総称”。オコゼは基本的にどの種類にも鰭(ひれ)に毒針があります。<鬼虎魚(鬼鰧)>読み方:オニオコゼ鬼虎魚というのは、”カサゴ目オニオコゼ科オニオコゼ属に分類される海水魚の一種”。虎魚というと、一般的には鬼虎魚のことを指します。<鬼達磨虎魚(鬼達磨鰧)>読み方:オニダルマオコゼ鬼達磨虎魚というのは、”カサゴ目オニオコゼ科オニダルマオコゼ属に分類される海水魚の一種”。虎魚の中でも特に強い毒を持っているのが鬼達磨虎魚で、「ストナストキシン」と呼ばれる神経毒を毒針から分泌します。「ストナストキシン」はハブ毒の30倍ともいわれる非常に高い毒性を持っています。<葉虎魚(葉鰧)>読み方:ハオコゼ葉虎魚というのは、”カサゴ目ハオコゼ科ハオコゼ属に分類される海水魚の一種”。【老翁】読み方:オジサン老翁というのは、”スズキ目ヒメジ科ウミヒゴイ属に分類される海水魚の一種”。顔の前面に2本の髭(ひげ)があり、正面から見ると人のおじさんのように見えることから名付けられました。↓カ行~【牡蠣】読み方:カキ(総称)牡蠣というのは、”ウグイスガイ目イタボガキ科とベッコウガキ科に分類される二枚貝の総称”。身が牛乳のように乳白色であることや、栄養が豊富に含まれていることから、別名で「海のミルク」とも呼ばれています。<岩牡蠣(岩牡蛎)>読み方:イワガキ岩牡蠣というのは、”ウグイスガイ目イタボガキ科マガキ属に分類される二枚貝の一種”。<真牡蠣(真牡蛎)>読み方:マガキ真牡蠣というのは、”ウグイスガイ目イタボガキ科マガキ属に分類される二枚貝の一種”。【笠子(鮋・瘡魚)】読み方:カサゴ(一種)※笠子(一種)の写真笠子というのは、”スズキ目フサカサゴ科カサゴ属に分類される海水魚の一種/スズキ目フサカサゴ科に分類される海水魚の総称”。鰭(ひれ)には棘(トゲ)がついていて、基本的には毒性は弱いですが、種類によって強い毒性のものもいます。<伊豆笠子>読み方:イズカサゴ伊豆笠子というのは、”スズキ目フサカサゴ科フサカサゴ属に分類される海水魚の一種”。<蓑笠子>読み方:ミノカサゴ蓑笠子というのは、”スズキ目フサカサゴ科ミノカサゴ属に分類される海水魚の一種”。【鰍(杜父魚・鮖)】読み方:カジカ(一種)※上は鰍(一種)の写真鰍というのは、”スズキ目カジカ科カジカ属に分類される淡水魚の一種/スズキ目カジカ科に属する魚類の総称”。前者の意味の鰍(標準和名)は、別名で「鮴(ゴリ)」とも呼ばれています。【梶木(旗魚・舵木)】読み方:カジキ(総称)梶木というのは、”スズキ目マカジキ科とメカジキ科に分類される海水魚の総称”。<芭蕉梶木>読み方:バショウカジキ芭蕉梶木というのは、”スズキ目マカジキ科バショウカジキ属に分類される海水魚の一種”。【鰹(松魚・堅魚)】読み方:カツオ鰹というのは、”スズキ目サバ科カツオ属に分類される海水魚の一種”。鰹の魚肉を煮熟(しゃじゅく)(煮詰めること)させてから乾燥させた食品のことを「鰹節(かつおぶし)」、それを薄く削ったものを「削り節(けずりぶし)」と呼びます。【金頭(方頭魚・火魚・鉄頭)】読み方:カナガシラ金頭というのは、”カサゴ目ホウボウ科カナガシラ属に分類される海水魚の一種”。頭部が大きく、形が金槌(かなづち)に似ていることから名付けられました。【蟹(蠏)】読み方:カニ(総称)蟹というのは、”エビ目(十脚目)カニ下目(短尾下目)に分類される甲殻類の総称”。海老(エビ)や蟹の殻には「アスタキサンチン」という赤い色素が含まれていて、その赤い色素はタンパク質と結合していて、赤い色素は隠れてしまっています。ですが、この結合は加熱することで分解され、茹(ゆ)でたり焼いたりすることで赤い色素が現れて赤色に変化します。<毛蟹>読み方:ケガニ※加熱後の写真毛蟹というのは、”エビ目カニ下目クリガニ科ケガニ属に分類される甲殻類の一種”。<楚蟹>読み方:ズワイガニ※加熱後の写真楚蟹というのは、”エビ目カニ下目ケセンガニ科ズワイガニ属に分類される甲殻類の一種”。<鱈場蟹(多羅波蟹)>読み方:タラバガニ※加熱後の写真鱈場蟹というのは、”エビ目ヤドカリ下目(異尾下目)タラバガニ科タラバガニ属に分類される甲殻類の一種”。鱈場蟹は、蟹の仲間ではなく、実は「宿借(ヤドカリ)」の仲間になります。<花咲蟹>読み方:ハナサキガニ※加熱後の写真花咲蟹というのは、”エビ目ヤドカリ下目(異尾下目)タラバガニ科タラバガニ属に分類される甲殻類の一種”。鱈場蟹と同様に花咲蟹についても、蟹の仲間ではなく、実は「宿借(ヤドカリ)」の仲間になります。【魳(梭子魚・梭魚)】読み方:カマス(総称)魳というのは、”スズキ目カマス科に分類される海水魚の総称”。<赤魳(赤叺)>読み方:アカカマス赤魳というのは、”スズキ目カマス科カマス属に分類される海水魚の一種”。赤魳は、日本で最も一般的な魳になります。<大和魳(大和叺)>読み方:ヤマトカマス大和魳というのは、”スズキ目カマス科カマス属に分類される海水魚の一種”。【鰈】読み方:カレイ(総称)鰈というのは、”カレイ目カレイ科に分類される海水魚の総称”。鰈は鮃(ヒラメ)とよく間違えられますが、それぞれの口を見て判断するのが分かりやすいです。鮃は口が大きくて歯が尖っていますが、鰈は口が小さい、という違いがあります。<石鰈>読み方:イシガレイ石鰈というのは、”カレイ目カレイ科イシガレイ属に分類される海水魚の一種”。<烏鰈>読み方:カラスガレイ烏鰈というのは、”カレイ目カレイ科カラスガレイ属に分類される海水魚の一種”。<真鰈>読み方:マガレイ真鰈というのは、”カレイ目カレイ科マガレイ属に分類される海水魚の一種”。【川蜷(河貝子)】読み方:カワニナ川蜷というのは、”ニナ目カワニナ科カワニナ属に分類される巻き貝の一種”。【皮剥(鮍)】読み方:カワハギ(一種)※上は皮剥(一種)の写真皮剥というのは、”フグ目カワハギ科カワハギ属に分類される海水魚の一種/フグ目カワハギ科に分類される海水魚の総称”。<網目剥>読み方:アミメハギ網目剥というのは、”フグ目カワハギ科アミメハギ属に分類される海水魚の一種”。<薄葉剥>読み方:ウスバハギ薄葉剥というのは、”フグ目カワハギ科ウスバハギ属に分類される海水魚の一種”。<馬面剥>読み方:ウマヅラハギ馬面剥というのは、”フグ目カワハギ科ウマヅラハギ属に分類される海水魚の一種”。【間八(勘八)】読み方:カンパチ間八というのは、”スズキ目アジ科ブリ属に分類される海水魚の一種”。【鱚】読み方:キス(総称)鱚というのは、”スズキ目キス科に分類される海水魚の総称”。<白鱚>読み方:シロギス白鱚というのは、”スズキ目キス科キス属に分類される海水魚の一種”。【黍魚子(吉備奈仔)】読み方:キビナゴ黍魚子というのは、”ニシン目キビナゴ科キビナゴ属に分類される海水魚の一種”。【銀宝】読み方:ギンポ(一種)※上は銀宝(一種)の写真銀宝というのは、”スズキ目ニシキギンポ科ニシキギンポ属に分類される海水魚の一種/スズキ目ニシキギンポ科やイソギンポ科、ヘビギンポ科などに分類されるギンポ類の総称”。江戸時代の銀貨である「丁銀(ちょうぎん)」に形が似ていることが名前の由来とされています。【垢穢(九絵)】読み方:クエ垢穢というのは、”スズキ目ハタ科アカハタ属に分類される海水魚の一種”。【久慈目(口女)】読み方:クジメ久慈目というのは、”スズキ目アイナメ科アイナメ属に分類される海水魚の一種”。【熊之実(隈魚・隈之実)】読み方:クマノミ(一種)※上は熊之実(一種)の写真熊之実というのは、”スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属に分類される海水魚の一種/スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科に分類される海水魚の総称”。熊之実と磯巾着(イソギンチャク)は共生関係にあり、それぞれが一緒に生活し、お互いに利益を得ています。磯巾着の触手には毒がありますが、熊之実は特別な粘液によって守られるため触手に触れても問題なく、外敵が近づくと磯巾着の中に隠れてやり過ごします。そして磯巾着は、熊之実が周りを泳ぎ回ることで新鮮な海水(酸素)が送られてきます。<隠熊之実(隠隈魚)>読み方:カクレクマノミ隠熊之実というのは、”スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属に分類される海水魚の一種”。<花弁熊之実>読み方:ハナビラクマノミ花弁熊之実というのは、”スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属に分類される海水魚の一種”。【海月(水母・水月)】読み方:クラゲ(総称)海月というのは、”刺胞(しほう)動物のうち、淡水または海水で浮遊して生活する動物の総称”。海月の触手には、刺胞と呼ばれる毒液を注入する針がついていて、海月の種類によって毒性の強さは異なります。<兜海月(兜水母)>読み方:カブトクラゲ兜海月というのは、”カブトクラゲ目カブトクラゲ科カブトクラゲ属に分類される有櫛(ゆうしつ)動物の一種”。海月と表記されますが、実は兜海月は「クラゲ」の仲間ではありません(刺胞がないため毒もない)。<花笠海月(花笠水母)>読み方:ハナガサクラゲ花笠海月というのは、”淡水クラゲ目ハナガサクラゲ科ハナガサクラゲ属に分類される刺胞動物の一種”。<水海月(水水母)>読み方:ミズクラゲ水海月というのは、”旗口クラゲ目ミズクラゲ科ミズクラゲ属に分類される刺胞動物の一種”。【鯉】読み方:コイ鯉というのは、”コイ目コイ科コイ属に分類される淡水魚の一種”。※上は錦鯉(ニシキゴイ)の写真観賞用に改良された品種のことを総称して「錦鯉(ニシキゴイ)」と呼びます。【鯒(牛尾魚)】読み方:コチ(総称)鯒というのは、”スズキ目コチ科に分類される海水魚の総称”。<真鯒>読み方:マゴチ真鯒というのは、”スズキ目コチ科コチ属に分類される海水魚の一種”。鯒というと、一般的には真鯒のことを指します。<女鯒(目鯒・眼鯒)>読み方:メゴチ女鯒というのは、”スズキ目コチ科メゴチ属に分類される海水魚の一種”。<鰐鯒>読み方:ワニゴチ鰐鯒というのは、”スズキ目コチ科トカゲゴチ属に分類される海水魚の一種”。【鮗(鰶・子代)】読み方:コノシロ鰶というのは、”ニシン目ニシン科コノシロ属に分類される海水魚の一種”。【鮴】読み方:ゴリ(メバル)※上は鰍(カジカ:一種)の写真※上は鈍甲(ドンコ)の写真※上は葦登(ヨシノボリ)の写真※上は知知武(チチブ)の写真鮴を「ゴリ」と読むと、”鰍(カジカ:標準和名)の別名/地方での鈍甲(ドンコ)・葦登(ヨシノボリ)・知知武(チチブ)などの総称”の意味。鰍(カジカ)は”スズキ目カジカ科カジカ属に分類される淡水魚の一種/スズキ目カジカ科に属する魚類の総称”を指します。※上は白眼張(シロメバル)の写真鮴を「メバル」と読むと”カサゴ目メバル科メバル属に分類される海水魚の総称”の意味。「メバル」は鮴の他にも”眼張”と書き表され、一般的には”眼張”と表記されることが多いです。【権瑞】読み方:ゴンズイ※上は権瑞玉の写真権瑞というのは、”ナマズ目ゴンズイ科ゴンズイ属に分類される海水魚の一種”。背鰭(せびれ)と胸鰭(むなびれ)に毒棘(どくきょく)があります。集団で行動する習性があり、団子状に群れるため「ゴンズイ玉」と呼ばれています。↓サ行~【鮭(石桂魚・鯹)】読み方:サケ(一種)※上は鮭(一種)の写真鮭というのは、”サケ目サケ科サケ属に分類される海水魚の一種/サケ目サケ科に分類される海水魚の総称”。前者の意味の鮭(標準和名)は、別名で「白鮭(シロザケ)」とも呼ばれています。鮭と鱒(マス)はどちらも「サケ目サケ科」に分類され、両者に明確な違いはなく、ここでは主に名称で分けています。<銀鮭>読み方:ギンザケ銀鮭というのは、”サケ目サケ科サケ属に分類される海水魚の一種”。<紅鮭>読み方:ベニザケ紅鮭というのは、”サケ目サケ科サケ属に分類される海水魚の一種”。湖で生まれて一生を湖で過ごす湖沼残留型(陸封型)を「姫鱒(ヒメマス)」、生まれてから海へ下る降海型を「紅鮭(ベニザケ)」と呼びます。分類上、姫鱒と紅鮭はどちらも同じ魚になります。【栄螺(拳螺)】読み方:サザエ栄螺というのは、”古腹足目リュウテン(サザエ)科リュウテン属に分類される巻き貝の一種”。栄螺の殻の外側から焼いて加熱する調理法である「サザエの壺焼き」が有名です。【拶双魚】読み方:サッパ拶双魚というのは、”ニシン目ニシン科サッパ属に分類される海水魚の一種”。拶双魚(標準和名)は、別名で「飯借(ママカリ)」と呼ばれています。【鯖(青花魚)】読み方:サバ(総称)鯖というのは、”スズキ目サバ科サバ属・グルクマ属・ニジョウサバ属に分類される海水魚の総称”。<胡麻鯖>読み方:ゴマサバ胡麻鯖というのは、”スズキ目サバ科サバ属に分類される海水魚の一種”。<真鯖>読み方:マサバ真鯖というのは、”スズキ目サバ科サバ属に分類される海水魚の一種”。鯖というと、一般的には真鯖を指すことが多いです。【鮫(鯊)】読み方:サメ(総称)鮫というのは、”板鰓亜綱(ばんさいあこう)に属する軟骨魚類のうち、鰓(エラ)が体の側面に開くものの総称”。ちなみに”板鰓亜綱に属する軟骨魚類のうち、鰓が体の下面に開くものの総称”を「鱏(エイ)」と言います。”鯊”は「ハゼ」と読むことがほとんどです。<小判鮫(鮣)>読み方:コバンザメ小判鮫というのは、”スズキ目コバンザメ科コバンザメ属に分類される海水魚の一種”。鮫と表記されますが、実は小判鮫は鮫の仲間ではありません。頭部にある小判型の吸盤が名前の由来で、この吸盤を用いて大型のサメ類・カジキ類・ウミガメ・クジラなどに吸いつき、餌のおこぼれや寄生虫、排泄物を食べて生活します。<撞木鮫(双髻鯊・犁頭魚)>読み方:シュモクザメ(総称)撞木鮫というのは、”メジロザメ目シュモクザメ科に分類される海水魚の総称”。※上は撞木(鐘などを鳴らす木槌)の写真頭部が小さい鐘などを鳴らすときに用いるT字形の「撞木(しゅもく)」に似ていることから名付けられました。撞木鮫の頭部は左右に張り出していて、その先端に目がついているため、真正面は死角になります。ちなみに鐘を突いて鳴らすT字形でない真っすぐな棒のことも撞木と呼ぶため覚えておきましょう。<甚兵衛鮫(甚平鮫)>読み方:ジンベエザメ(ジンベイザメ)甚兵衛鮫というのは、”テンジクザメ目ジンベエザメ科ジンベエザメ属に分類される海水魚の一種”。「ジンベイザメ」は、「ジンベエザメ」(標準和名)の別名になります。甚兵衛鮫は、現存する魚類の中で最も大きな種とされています。<蝶鮫(鱘魚・鱘)>読み方:チョウザメ蝶鮫というのは、”チョウザメ目チョウザメ科チョウザメ属に分類される淡水魚の一種”。鮫と表記されますが、実は蝶鮫は鮫の仲間ではありません。蝶鮫の卵の塩漬けを「キャビア」と呼び、フォアグラ・トリュフと並んで世界三大珍味と言われています。<頬白鮫>読み方:ホオジロザメ(ホホジロザメ)頬白鮫というのは、”ネズミザメ目ネズミザメ科ホホジロザメ属に分類される海水魚の一種”。「ホオジロザメ」は、「ホホジロザメ」(標準和名)の別名になります。「人食いザメ」の呼び名がついていて、気性が荒く、非常に危険な鮫として知られています。<葦切鮫(吉切鮫)>読み方:ヨシキリザメ葦切鮫というのは、”メジロザメ目メジロザメ科ヨシキリザメ属に分類される海水魚の一種”。葦切鮫の鰭(ひれ)は、中華料理の高級食材としても知られる「鱶鰭(フカヒレ)」の原料になります。鱶鰭の原料となるため鰭を切り取りますが、鰭は鮫にとっての足であることから、「足を切る」から「ヨシキリ」に変化したのが由来とされています。(鱶鰭の「鱶(フカ)」というのは、”大型のサメ”を意味する言葉)【細魚(針魚・鱵)】読み方:サヨリ(一種)※上は細魚(一種)の写真細魚というのは、”ダツ目サヨリ科サヨリ属に分類される海水魚の一種/ダツ目サヨリ科に分類される魚類の総称”。<子持細魚>読み方:コモチサヨリ子持細魚というのは、”ダツ目サヨリ科コモチサヨリ属に分類される淡水・汽水(きすい)魚の一種”。【蝲蛄(蜊蛄・躄蟹)】読み方:ザリガニ(総称)蝲蛄というのは、”ザリガニ下目のうち、ザリガニ上科とミナミザリガニ上科に分類される甲殻類の総称”。<亜米利加蝲蛄(亜米利加蜊蛄)>読み方:アメリカザリガニ亜米利加蝲蛄というのは、”十脚目(エビ目)ザリガニ上科アメリカザリガニ科アメリカザリガニ属に分類される甲殻類の一種”。外来種ですが、現在では日本で最も一般的な蝲蛄になります。<日本蝲蛄(日本蜊蛄)>読み方:ニホンザリガニ日本蝲蛄というのは、”十脚目ザリガニ上科アジアザリガニ科アジアザリガニ属に分類される甲殻類の一種”。在来種で、亜米利加蝲蛄の移入により生息数が激減し、現在では絶滅危惧種に指定されています。【鰆(馬鮫魚)】読み方:サワラ(一種)※上は鰆(一種)の写真※上は青箭魚(サゴシ)の写真鰆というのは、”サバ目サバ科サワラ属に分類される海水魚の一種/サバ目サバ科サワラ属に分類される海水魚の総称”。鰆は出世魚(しゅっせうお)で、全長50cm未満のものを「青箭魚(サゴシ)」、50cm以上60cm未満のものを「柳(ヤナギ)」、60cm以上のものを「鰆(サワラ)」と言います。【珊瑚】読み方:サンゴ(総称)珊瑚というのは、”刺胞(しほう)動物のうち、石灰質など固い骨格を持つものの総称”。<錣珊瑚>読み方:シコロサンゴ錣珊瑚というのは、”イシサンゴ目ヒラフキサンゴ科シコロサンゴ属に分類される刺胞動物の一種”。<擂鉢珊瑚>読み方:スリバチサンゴ擂鉢珊瑚というのは、”イシサンゴ目キサンゴ科スリバチサンゴ属に分類される刺胞動物の一種”。<花笠珊瑚(花傘珊瑚)>読み方:ハナガササンゴ花笠珊瑚というのは、”イシサンゴ目ハマサンゴ科ハナガササンゴ属に分類される刺胞動物の一種”。【秋刀魚】読み方:サンマ秋刀魚というのは、”ダツ目サンマ科サンマ属に分類される海水魚の一種”。秋に獲れる刀のような見た目であることから「秋刀魚(サンマ)」の漢字が当てられています。【鱰】読み方:シイラ鱰というのは、”スズキ目シイラ科シイラ属に分類される海水魚の一種”。鱰(標準和名)は、高級魚として扱われ、ハワイや日本で「マヒマヒ」の別名で呼ばれています。【潮招(望潮)】読み方:シオマネキ(一種)※上は潮招(一種)の写真潮招というのは、”エビ目(十脚目)スナガニ科シオマネキ属に分類される甲殻類の一種/エビ目スナガニ科シオマネキ属に分類される甲殻類の総称”。潮が引いた干潟で、雄が雌の気を引くための「ウェービング(Waving)」(大きなハサミを上下に動かす行為)と呼ばれる求愛行動が、潮が早く満ちてくるように招いているように見えることから名付けられています。<白扇潮招>読み方:ハクセンシオマネキ白扇潮招というのは、”エビ目スナガニ科シオマネキ属に分類される甲殻類の一種”。<紅潮招>読み方:ベニシオマネキ紅潮招というのは、”エビ目スナガニ科シオマネキ属に分類される甲殻類の一種”。【蜆】読み方:シジミ(総称)蜆というのは、”マルスダレガイ目シジミ科に分類される二枚貝の総称”。<台湾蜆>読み方:タイワンシジミ台湾蜆というのは、”マルスダレガイ目シジミ科シジミ属に分類される二枚貝の一種”。<真蜆>読み方:マシジミ真蜆というのは、”マルスダレガイ目シジミ科シジミ属に分類される二枚貝の一種”。<大和蜆>読み方:ヤマトシジミ大和蜆というのは、”マルスダレガイ目シジミ科シジミ属に分類される二枚貝の一種”。【柳葉魚】読み方:シシャモ柳葉魚というのは、”キュウリウオ目キュウリウオ科シシャモ属に分類される海水魚の一種”。スーパーなどでよく見られるシシャモ(子持ちシシャモ)のほとんどは「樺太柳葉魚(カラフトシシャモ)」と呼ばれる魚で、本物のシシャモではなく、シシャモの代用魚になります。※上は樺太柳葉魚の写真樺太柳葉魚は”キュウリウオ目キュウリウオ科カラフトシシャモ属に分類される海水魚の一種”で、見た目がシシャモに似ていることから「樺太柳葉魚(カラフトシシャモ)」と名付けられました。樺太柳葉魚は英語で「Capelin(カペリンまたはキャペリン)」と言い、別名としても「カペリン(またはキャペリン)」と呼ばれています。【蝦蛄(青竜蝦)】読み方:シャコ(一種)※上は蝦蛄(一種)の写真蝦蛄というのは、”シャコ目シャコ科シャコ属に分類される甲殻類の一種/シャコ目に分類される甲殻類の総称”。<虎斑蝦蛄>読み方:トラフシャコ虎斑蝦蛄というのは、”シャコ目トラフシャコ科トラフシャコ属に分類される甲殻類の一種”。<紋花蝦蛄>読み方:モンハナシャコ紋花蝦蛄というのは、”シャコ目ハナシャコ科ハナシャコ属に分類される甲殻類の一種”。【白魚(鱠残魚・膾残魚・銀魚)】読み方:シラウオ(一種)※上は白魚(一種)の写真白魚というのは、”キュウリウオ目シラウオ科シラウオ属に分類される汽水魚の一種/キュウリウオ目シラウオ科に分類される汽水魚の総称”。【白子】読み方:しらこ(シラス)※上は白子(しらこ)の写真※上は白子(シラス)の写真「しらこ」と読むと”魚の精巣(せいそう)の俗称”。「シラス」と読むと”玉筋魚(イカナゴ)・片口鰯(カタクチイワシ)・鰻(ウナギ)などの稚魚(ちぎょ)”。【素魚(白魚)】読み方:シロウオ素魚というのは、”スズキ目ハゼ科シロウオ属に分類される海水魚の一種”。【鱸】読み方:スズキ(一種)※上は鱸(一種)の写真鱸というのは、”スズキ目スズキ科スズキ属に分類される海水魚の一種/スズキ目スズキ科スズキ属に分類される海水魚の総称”。前者の意味の鱸(標準和名)は、別名で「丸鱸(マルスズキ)」とも呼ばれています。鱸は出世魚(しゅっせうお)で、幼魚を「コッパ」、全長20cm~40cm未満のものを「鮬(セイゴ)」、全長40cm~60cm未満のものを「福子(フッコ)」、それ以上の大きさのものを「鱸(スズキ)」と呼んでいます。↓タ行~【鯛】読み方:タイ(総称)鯛というのは、”スズキ目タイ科に分類される海水魚の総称”。高級魚として知られ、紅白の体色や七福神の恵比寿様が鯛を持っていること、「めでたい(鯛)」といった語呂合わせなどの理由から、縁起物としてお祝いの席でよく用いられます。<赤魚鯛(阿候鯛)>読み方:アコウダイ赤魚鯛というのは、”カサゴ目メバル科メバル属に分類される海水魚の一種”。鯛と表記されますが、実は鯛の仲間ではありません。<真鯛>読み方:マダイ真鯛というのは、”スズキ目タイ科マダイ属に分類される海水魚の一種”。鯛というと、一般的には真鯛のことを指します。<的鯛(馬頭鯛)>読み方:マトウダイ的鯛というのは、”マトウダイ目マトウダイ科マトウダイ属に分類される海水魚の一種”。鯛と表記されますが、実は鯛の仲間ではありません。【高砂】読み方:タカサゴ※上は釣りあげられてから時間が経った高砂(グルクン)の写真高砂というのは、”スズキ目タカサゴ科タカサゴ属に分類される海水魚の一種”。海を泳いでいる間の高砂は青色をしていて、釣り上げられてから時間が経つと赤色に変化します。高砂(標準和名)は、沖縄では別名で「グルクン」とも呼ばれています。【蛸(章魚・鮹・鱆)】読み方:タコ(総称)蛸というのは、”頭足類タコ目(八腕目)に分類される軟体動物の総称”。蛸には吸盤の付いた足(正確には腕)が8本あり、丸く大きな頭のように見える部位は胴部で、本当の頭は眼や口が集まっている部分になります。蛸は上記のように、頭から足が生えているため「頭足類(とうそくるい)」と呼ばれています。<飯蛸(望潮魚)>読み方:イイダコ飯蛸というのは、”タコ目マダコ科マダコ属に分類される軟体動物の一種”。産卵直前の雌の胴部(頭に見える部分)に、飯粒状の卵が多く詰まっていることから名付けられました。<豹紋蛸>読み方:ヒョウモンダコ豹紋蛸というのは、”タコ目マダコ科ヒョウモンダコ属に分類される軟体動物の一種/タコ目マダコ科ヒョウモンダコ属に分類される4種類のタコの総称”。唾液(だえき)には神経毒である猛毒の「テトロドトキシン」(フグ毒として有名)が含まれているため、咬(か)まれると非常に危険です。豹柄(ヒョウがら)のような模様があることから「豹紋蛸(ヒョウモンダコ)」と名付けられ、豹柄は刺激を受けると青色に変化し、それ以外の部分は黄色に変化します。<真蛸(真章魚)>読み方:マダコ真蛸というのは、”タコ目マダコ科マダコ属に分類される軟体動物の一種”。蛸というと、一般的には真蛸を指すことが多いです。【太刀魚(立魚・帯魚・魛)】読み方:タチウオ太刀魚というのは、”スズキ目タチウオ科タチウオ属に分類される海水魚の一種”。見た目が「太刀(たち)」に似ていることから名付けられています。【駄津】読み方:ダツ(一種)※上は駄津(一種)の写真駄津というのは、”ダツ目ダツ科ダツ属に分類される海水魚の一種/ダツ目ダツ科に属する魚類の総称”。駄津は光るものに反応し、猛スピードで突進してくる習性があり、さらに両顎(あご)が前方に長く尖っているため非常に危険です。【竜の落とし子(海馬)】読み方:タツノオトシゴ(一種)※上は竜の落とし子(一種)の写真竜の落とし子というのは、”トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される海水魚の一種/トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される海水魚の総称”。見た目が想像上の動物である竜に似ていて、まるで竜が産み落とした子のように見えることから名付けられました。馬に似ていることからも”海馬”とも表記され、”海馬”は「アシカ」「トド」「セイウチ」と読むこともできます。<茨竜>読み方:イバラタツ茨竜というのは、”トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される海水魚の一種”。<大海馬>読み方:オオウミウマ大海馬というのは、”トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される海水魚の一種”。<黒海馬>読み方:クロウミウマ黒海馬というのは、”トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される海水魚の一種”。【田螺】読み方:タニシ(総称)田螺というのは、”原始紐舌目(げんしちゅうぜつもく)タニシ科に分類される巻き貝の総称”。<大田螺>読み方:オオタニシ大田螺というのは、”原始紐舌目タニシ科タニシ属に分類される巻き貝の一種”。<姫田螺>読み方:ヒメタニシ姫田螺というのは、”原始紐舌目タニシ科ヒメタニシ属に分類される巻き貝の一種”。【鱈】読み方:タラ(総称)鱈というのは、”タラ目タラ科に分類される海水魚の総称”。<介党鱈(鯳)>読み方:スケトウダラ介党鱈というのは、”タラ目タラ科スケトウダラ属に分類される海水魚の一種”。「スケトウダラ」(標準和名)は、別名で「介宗鱈(助惣鱈):(スケソウダラ)」とも呼ばれています。介党鱈のすり身は、蒲鉾(かまぼこ)・竹輪(ちくわ)などの練り製品の主原料となり、卵巣は「鱈子(たらこ)」「辛子明太子(からしめんたいこ)」に用いられます。<真鱈>読み方:マダラ真鱈というのは、”タラ目タラ科マダラ属に分類される海水魚の一種”。鱈というと、一般的には真鱈を指すことが多いです。【常節(床伏・常伏)】読み方:トコブシ常節というのは、”古腹足目ミミガイ科トコブシ属に分類される巻き貝の一種”。【泥鰌(鰌・鯲)】読み方:ドジョウ(一種)※上は泥鰌(一種)の写真泥鰌というのは、”コイ目ドジョウ科ドジョウ属に分類される淡水魚の一種/コイ目ドジョウ科に分類される淡水魚の総称”。前者の意味の泥鰌(標準和名)は、別名で「真泥鰌(マドジョウ)」とも呼ばれています。<筋縞泥鰌>読み方:スジシマドジョウ筋縞泥鰌というのは、”コイ目ドジョウ科シマドジョウ属に分類される淡水魚の一種”。<仏泥鰌>読み方:ホトケドジョウ仏泥鰌というのは、”コイ目ドジョウ科ホトケドジョウ属に分類される淡水魚の一種”。【飛魚(𩹉)】読み方:トビウオ(一種)※上は飛魚(一種)の写真飛魚というのは、”ダツ目トビウオ科ツクシトビウオ属に分類される海水魚の一種/ダツ目トビウオ科に分類される海水魚の総称”。水上に飛び出し、胸鰭(むなびれ)を広げて滑空することから名付けられ、九州などでは別名で「アゴ」とも呼ばれています。【富魚(止水魚)】読み方:トミヨ(一種)※上は富魚(一種)の写真富魚というのは、”トゲウオ目トゲウオ科トミヨ属に分類される淡水・汽水魚の一種/トゲウオ目トゲウオ科トミヨ属に分類される淡水・汽水魚の総称”。<茨富魚>読み方:イバラトミヨ茨富魚というのは、”トゲウオ目トゲウオ科トミヨ属に分類される淡水・汽水魚の一種”。↓ナ行~【海鼠(生子)】読み方:ナマコ(総称)海鼠というのは、”ナマコ綱に分類される棘皮(きょくひ)動物の総称”。※上は海鼠腸(このわた)の写真海鼠の、腸などの内臓を塩辛にしたものは「海鼠腸(このわた)」と呼ばれ、雲丹(うに)・唐墨(からすみ)と並んで日本三大珍味と言われています。<赤海鼠>読み方:アカナマコ赤海鼠というのは、”楯手目(じゅんしゅもく)シカクナマコ科マナマコ属に分類される棘皮動物の一種”。<藤海鼠>読み方:フジナマコ藤海鼠というのは、”楯手目クロナマコ科クロナマコ属に分類される棘皮動物の一種”。<真海鼠>読み方:マナマコ真海鼠というのは、”楯手目シカクナマコ科マナマコ属に分類される棘皮動物の一種”。【鯰(魸)】読み方:ナマズ(一種)※上は鯰(一種)の写真鯰というのは、”ナマズ目ナマズ科ナマズ属に分類される淡水魚の一種/ナマズ目に分類される淡水魚の総称”。前者の意味の鯰(標準和名)は、別名で「真鯰(マナマズ)」「日本鯰(ニホンナマズ)」とも呼ばれています。<岩床鯰>読み方:イワトコナマズ岩床鯰というのは、”ナマズ目ナマズ科ナマズ属に分類される淡水魚の一種”。<琵琶湖大鯰>読み方:ビワコオオナマズ琵琶湖大鯰というのは、”ナマズ目ナマズ科ナマズ属に分類される淡水魚の一種”。【鰊(鯡)】読み方:ニシン鰊というのは、”ニシン目ニシン科ニシン属に分類される海水魚の一種”。内臓や頭などを取り除いて3枚におろし乾燥させたもの(干物)を「身欠きニシン(みがきニシン)」と呼びます。【鮸】読み方:ニベ鮸というのは、”スズキ目ニベ科ニベ属に分類される海水魚の一種”。↓ハ行~【馬鹿貝(馬珂貝)】読み方:バカガイ馬鹿貝というのは、”マルスダレガイ目バカガイ科バカガイ属に分類される二枚貝の一種”。※上は青柳(馬鹿貝のむき身)の写真馬鹿貝のむき身のことを「青柳(あおやぎ)」と呼びます。【鯊(沙魚・蝦虎魚)】読み方:ハゼ(総称)鯊というのは、”スズキ目ハゼ亜目に属する魚類の総称”。<虚鯊(虚沙魚)>読み方:ウロハゼ虚鯊というのは、”スズキ目ハゼ亜目ハゼ科ウロハゼ属に分類される汽水魚の一種”。<跳鯊(跳沙魚)>読み方:トビハゼ跳鯊というのは、”スズキ目ハゼ亜目ハゼ科トビハゼ属に分類される汽水魚の一種”。<真鯊(真沙魚)>読み方:マハゼ真鯊というのは、”スズキ目ハゼ亜目ハゼ科マハゼ属に分類される汽水魚の一種”。鯊というと、一般的には真鯊を指すことが多いです。【鰰(鱩・雷魚・燭魚)】読み方:ハタハタ鰰というのは、”スズキ目ハタハタ科ハタハタ属に分類される海水魚の一種”。鰰を塩漬けにし、しみ出た上澄みから作った調味料のことを「塩汁(しょっつる)」と言い、鰰など白身の魚や豆腐・野菜などを塩汁で味付けしたものを「塩汁鍋(しょっつるなべ)」と呼びます。※上は塩汁鍋(しょっつるなべ)の写真また、鰰の卵のことを「ぶりこ(または、ぶりっこ)」と呼び、ぶりこはヌルヌルとした粘液で覆われているのが特徴的です。【蛤(文蛤・浜栗)】読み方:ハマグリ(一種)※上は蛤(一種)の写真蛤というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属に分類される二枚貝の一種/マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属に分類される二枚貝の総称”。<朝鮮蛤(汀線蛤)>読み方:チョウセンハマグリ朝鮮蛤というのは、”マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属に分類される二枚貝の一種”。【鱧】読み方:ハモ(一種)※上は鱧(一種)の写真鱧というのは、”ウナギ目ハモ科ハモ属に分類される海水魚の一種/ウナギ目ハモ科に分類される海水魚の総称”。【針千本(魚虎)】読み方:ハリセンボン(一種)※上は針千本(一種)の写真針千本というのは、”フグ目ハリセンボン科ハリセンボン属に分類される海水魚の一種/フグ目ハリセンボン科に分類される海水魚の総称”。体表に多数の棘(トゲ)があり、外敵への威嚇(いかく)を目的として、大量の水を飲むことによって膨らみます。<鼠河豚>読み方:ネズミフグ鼠河豚というのは、”フグ目ハリセンボン科ハリセンボン属に分類される海水魚の一種”。河豚(フグ)と表記されますが、針千本の仲間になります。<人面針千本>読み方:ヒトヅラハリセンボン人面針千本というのは、”フグ目ハリセンボン科ハリセンボン属に分類される海水魚の一種”。【針魚】読み方:ハリヨ(サヨリ)※上は針魚(ハリヨ)の写真※上は細魚(サヨリ)の写真「ハリヨ」と読むと、”トゲウオ目トゲウオ科イトヨ属に分類される淡水魚の一種”。「サヨリ」と読むと、”ダツ目サヨリ科サヨリ属に分類される海水魚の一種/ダツ目サヨリ科に属する魚類の総称”。ただ「サヨリ」は、一般的には「細魚(サヨリ)」と表記されることが多いです。【鰉】読み方:ヒガイ(総称)鰉というのは、”コイ目コイ科ヒガイ属に分類される淡水魚の総称”。<川鰉>読み方:カワヒガイ川鰉というのは、”コイ目コイ科ヒガイ属に分類される淡水魚の一種”。【海星(人手・海盤車)】読み方:ヒトデ(総称)海星というのは、”ヒトデ綱に分類される棘皮(きょくひ)動物の総称”。「人手・海星」の漢字表記は、ヒトデの5本の腕が5本の指を持つ人の手のように見えることや、その姿を星形に見立てたことに由来しています。<赤海星(赤人手)>読み方:アカヒトデ赤海星というのは、”ヒトデ綱アカヒトデ目ホウキボシ科アカヒトデ属に分類される棘皮動物の一種”。<糸巻海星(糸巻人手)>読み方:イトマキヒトデ糸巻海星というのは、”ヒトデ綱アカヒトデ目イトマキヒトデ科イトマキヒトデ属に分類される棘皮動物の一種”。<鬼海星(鬼人手)>読み方:オニヒトデ鬼海星というのは、”ヒトデ綱アカヒトデ目オニヒトデ科オニヒトデ属に分類される棘皮動物の一種”。<黄海星(黄人手)>読み方:キヒトデ黄海星というのは、”ヒトデ綱アカヒトデ目キヒトデ科キヒトデ属に分類される棘皮動物の一種”。黄海星(標準和名)は、別名で「真海星(マヒトデ)」とも呼ばれています。【鋸刺鮭】読み方:ピラニア(総称)※上はピラニア・ナッテリーの写真※上はピラニア・ブラックの写真鋸刺鮭というのは、”カラシン目セルラサルムス科に分類される淡水魚の総称”。群れて行動することを好み、血の臭いや水面を叩く音などに敏感に反応します。【平政】読み方:ヒラマサ平政というのは、”スズキ目アジ科ブリ属に分類される海水魚の一種”。【鮃(平目・比目魚)】読み方:ヒラメ(一種)※上は鮃(一種)の写真鮃というのは、”カレイ目ヒラメ科ヒラメ属に分類される海水魚の一種/カレイ目ヒラメ科とダルマガレイ科に分類される海水魚の総称”。鮃は鰈(カレイ)とよく間違えられますが、それぞれの口を見て判断するのが分かりやすいです。鮃は口が大きくて歯が尖っていますが、鰈は口が小さい、という違いがあります。【河豚(鰒・鯸・魨)】読み方:フグ(総称)河豚というのは、”フグ目フグ科とハコフグ科に属する魚類の総称”。河豚の多くの種類は神経毒である「テトロドトキシン」と呼ばれる猛毒を持っており、内臓の他に種類によっては皮や筋肉にも毒が含まれています。<草河豚>読み方:クサフグ草河豚というのは、”フグ目フグ科トラフグ属に分類される海水魚の一種”。<虎河豚>読み方:トラフグ虎河豚というのは、”フグ目フグ科トラフグ属に分類される海水魚の一種”。<箱河豚>読み方:ハコフグ箱河豚というのは、”フグ目ハコフグ科ハコフグ属に分類される海水魚の一種”。<真河豚>読み方:マフグ真河豚というのは、”フグ目フグ科トラフグ属に分類される海水魚の一種”。【鮒(鯽)】読み方:フナ(総称)鮒というのは、”コイ目コイ科フナ属に分類される淡水魚の総称”。<金鮒>読み方:キンブナ金鮒というのは、”コイ目コイ科フナ属に分類される淡水魚の一種”。<銀鮒>読み方:ギンブナ銀鮒というのは、”コイ目コイ科フナ属に分類される淡水魚の一種”。<源五郎鮒>読み方:ゲンゴロウブナ源五郎鮒というのは、”コイ目コイ科フナ属に分類される淡水魚の一種”。源五郎鮒の養殖個体のことを「平鮒(ヘラブナ)」または「河内鮒(カワチブナ)」と呼んでいます。【鰤】読み方:ブリ鰤というのは、”スズキ目アジ科ブリ属に分類される海水魚の一種”。鰤は出世魚(しゅっせうお)で、15cm未満の稚魚を「藻雑魚(モジャコ)」、15cm~35cm未満のものを「魚夏(魚偏+夏)(ワカシ)」「ツバス」、35cm~60cm未満のものを「魬(ハマチ)」「鰍(イナダ)」、60cm~80cm未満のものを「稚鰤(ワラサ)」「メジロ」、80cm以上のものを「鰤(ブリ)」と呼びます。(”鰍”は「カジカ」と読むこともでき、一般的には「カジカ」と読むことが多いです)【倍良(遍羅)】読み方:ベラ(総称)倍良というのは、”スズキ目ベラ科に分類される海水魚の総称”。<青倍良(青遍羅)>読み方:アオベラ青倍良というのは、”求仙(キュウセン:標準和名)の雄(オス)の呼び方”。求仙は、”スズキ目ベラ科キュウセン属に分類される海水魚の一種”。<赤倍良(赤遍羅)>読み方:アカベラ赤倍良というのは、”求仙(キュウセン:標準和名)の雌(メス)の呼び方”。求仙は、”スズキ目ベラ科キュウセン属に分類される海水魚の一種”。<赤笹之葉倍良(赤笹葉遍羅)>読み方:アカササノハベラ赤笹之葉倍良というのは、”スズキ目ベラ科ササノハベラ属に分類される海水魚の一種”。【竹麦魚(魴鮄)】読み方:ホウボウ(一種)※上は竹麦魚(一種)の写真竹麦魚というのは、”スズキ目ホウボウ科ホウボウ属に分類される海水魚の一種/スズキ目ホウボウ科に分類される海水魚の総称”。<蝉竹麦魚>読み方:セミホウボウ蝉竹麦魚というのは、”カサゴ目セミホウボウ科セミホウボウ属に分類される海水魚の一種”。竹麦魚と表記されますが、竹麦魚の仲間ではありません。【帆立貝(海扇)】読み方:ホタテガイ帆立貝というのは、”イタヤガイ目イタヤガイ科に分類される二枚貝の一種”。”貝”を略して「帆立(ホタテ)」と呼ばれることが多いです。【𩸽】読み方:ホッケ(一種)※上は𩸽(一種)の写真𩸽というのは、”カサゴ目アイナメ科ホッケ属に分類される海水魚の一種/カサゴ目アイナメ科ホッケ属に分類される海水魚の総称”。前者の意味の𩸽(標準和名)は、別名で「真𩸽(マホッケ)」とも呼ばれています。<縞𩸽>読み方:シマホッケ縞𩸽というのは、”北𩸽(キタノホッケ:標準和名)の別名”。北𩸽は、”カサゴ目アイナメ科ホッケ属に分類される海水魚の一種”。【海鞘(老海鼠・保夜)】読み方:ホヤ(総称)海鞘というのは、”ホヤ綱に分類される海産動物の総称”。<赤海鞘(赤老海鼠・赤保夜)>読み方:アカボヤ赤海鞘というのは、”ホヤ綱マボヤ目マボヤ科マボヤ属に分類される海産動物の一種”。<真海鞘(真老海鼠・真保夜)>読み方:マボヤ真海鞘というのは、”ホヤ綱マボヤ目マボヤ科マボヤ属に分類される海産動物の一種”。海鞘というと、一般的には真海鞘のことを指します。形がパイナップルに似ていることから、別名で「海のパイナップル」とも呼ばれています。【鯔(鰡・鮱)】読み方:ボラ鯔というのは、”ボラ目ボラ科ボラ属に分類される海水魚の一種”。※上は唐墨(からすみ)の写真鯔(ボラ)の卵巣を塩漬けして乾燥させたものを「唐墨(からすみ)」と呼び、雲丹(うに)・海鼠腸(このわた)と並んで日本三大珍味と言われています。鯔は出世魚(しゅっせうお)で、10cm未満のものを「オボコ」、10cm~15cm未満のものを「イナッコ」「鯐(スバシリ)」、15cm~30cm未満のものを「鯔(イナ)」、30cm~50cm未満のものを「鯔(ボラ)」、50cm以上のものを「鯔(トド)」(アシカ科のトドとは別)と呼びます。(「イナ」と「ボラ」と「トド」は漢字表記が同じなので注意が必要です)【法螺貝(吹螺・梭尾螺)】読み方:ホラガイ法螺貝というのは、”ホラガイ科ホラガイ属に分類される巻き貝の一種”。日本産の巻き貝では最大級の種類で、貝殻は楽器に加工され、合戦における戦陣の合図などに用いられました。↓マ行~【鮪】読み方:マグロ(総称)鮪というのは、”スズキ目サバ科マグロ属に分類される海水魚の総称”。<黄肌鮪(木肌鮪)>読み方:キハダマグロ黄肌鮪というのは、”スズキ目サバ科マグロ属に分類される海水魚の一種”。<黒鮪>読み方:クロマグロ黒鮪というのは、”スズキ目サバ科マグロ属に分類される海水魚の一種”。黒鮪(標準和名)は、別名で「本鮪(ホンマグロ)」とも呼ばれています。<目鉢鮪(目撥鮪)>読み方:メバチマグロ目鉢鮪というのは、”目鉢(メバチ:標準和名)の別名”。目鉢は、”スズキ目サバ科マグロ属に分類される海水魚の一種”。目鉢は、別名で「目鉢鮪(メバチマグロ)」「鉢鮪(バチマグロ)」とも呼ばれています。【鱒】読み方:マス(総称)鱒というのは、”サケ目サケ科の魚で名称に「~マス」とつくもの、またはサケ類(白鮭・紅鮭など)と呼ばれる魚を除くサケ科の魚の総称”。鱒と鮭(サケ)はどちらも「サケ目サケ科」に分類され、両者に明確な違いはなく、ここでは主に名称で分けています。<樺太鱒>読み方:カラフトマス樺太鱒というのは、”サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に分類される回遊魚の一種”。<桜鱒>読み方:サクラマス桜鱒というのは、”サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に分類される回遊魚の一種”。河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「山女魚(ヤマメ)」、生まれてから海へ下る降海型を「桜鱒(サクラマス)」と呼びます。<虹鱒>読み方:ニジマス虹鱒というのは、”サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に分類される回遊魚の一種”。河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「虹鱒(ニジマス)(英語:レインボートラウト)」、生まれてから海へ下る降海型を「鉄頭(テットウ)(英語:スチールヘッド)」と呼びます。(一般的には「カナガシラ」は”金頭”と表記されますが、鉄頭は「カナガシラ」と読むこともあるため注意が必要)【馬刀貝(馬蛤貝・蟶貝)】読み方:マテガイ(一種)※上は馬刀貝(一種)の写真馬刀貝というのは、”マルスダレガイ目マテガイ科マテガイ属に分類される二枚貝の一種/マルスダレガイ目マテガイ科に分類される二枚貝の総称”。鞘(さや)に収めた馬手差(めてざし)(右に差す腰刀のこと)に似ていることから名付けられました。【真魚鰹(鯧)】読み方:マナガツオ真魚鰹というのは、”スズキ目マナガツオ科マナガツオ属に分類される海水魚の一種”。鰹と表記されますが、鰹の仲間ではありません。【翻車魚】読み方:マンボウ(一種)※上は翻車魚(一種)の写真翻車魚というのは、”フグ目マンボウ科マンボウ属に分類される海水魚の一種/フグ目マンボウ科マンボウ属に分類される海水魚の総称”。【海松(水松)】読み方:ミル海松というのは、”ミル目ミル科ミル属に分類される緑藻の一種”。【海松貝(水松貝)】読み方:ミルガイ海松貝というのは、”マルスダレガイ目バカガイ科バカガイ属に分類される二枚貝の一種”。海松貝(ミルガイ)は、「海松食(ミルクイ)」(標準和名)の別名になります。【鯥】読み方:ムツ(一種)※上は鯥(一種)の写真鯥というのは、”スズキ目ムツ科ムツ属に分類される海水魚の一種/スズキ目ムツ科に分類される海水魚の総称”。<赤鯥>読み方:アカムツ赤鯥というのは、”スズキ目ホタルジャコ科アカムツ属に分類される海水魚の一種”。鯥と表記されますが、鯥の仲間ではありません。赤鯥(標準和名)は、一般的には別名で「喉黒(ノドグロ)」と呼ばれることが多いです。<黒鯥>読み方:クロムツ黒鯥というのは、”スズキ目ムツ科ムツ属に分類される海水魚の一種”。<白鯥>読み方:シロムツ白鯥というのは、”スズキ目ホタルジャコ科オオメハタ属に分類される海水魚の一種”。鯥と表記されますが、鯥の仲間ではありません。白鯥は、「大目羽太(オオメハタ)」(標準和名)の別名になります。【鯥五郎】読み方:ムツゴロウ鯥五郎というのは、”スズキ目ハゼ科ムツゴロウ属に分類される汽水魚の一種”。鯥五郎の雄は、雌の気を引くために(尾びれで地面を蹴って)ジャンプを繰り返してアピールします。乱獲や干拓などによる干潟の減少により、絶滅危惧種に指定されています。【紫貽貝】読み方:ムラサキイガイ紫貽貝というのは、”イガイ目イガイ科イガイ属に分類される二枚貝の一種”。紫貽貝(標準和名)は、別名で「ムール貝」とも呼ばれ、フランス料理に用いられます。【和布蕪(若布蕪)】読み方:メカブ和布蕪というのは、”若布(ワカメ)の根際の茎の左右についているひだ状の厚い葉のこと”。和布蕪はネバネバ感と、コリコリとした食感が特徴的で、このネバネバ感は「フコイダン」と呼ばれる水溶性食物繊維によるものです。【目高(鱂・麦魚・丁斑魚)】読み方:メダカ(総称)目高というのは、”ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚の総称”。<北目高>読み方:キタノメダカ北目高というのは、”ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚の一種”。<黒目高>読み方:クロメダカ黒目高というのは、”ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚の一種”。<緋目高>読み方:ヒメダカ緋目高というのは、”ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚の一種”。<南目高>読み方:ミナミメダカ南目高というのは、”ダツ目メダカ科メダカ属に分類される淡水魚の一種”。【赤目魚(眼奈太・目奈陀)】読み方:メナダ赤目魚というのは、”ボラ目ボラ科メナダ属に分類される汽水魚の一種”。【諸子】読み方:モロコ(一種)諸子というのは、”本諸子(ホンモロコ:標準和名)の別名/コイ目コイ科タモロコ属とスゴモロコ属に分類される淡水魚の総称”。<糸諸子>読み方:イトモロコ糸諸子というのは、”コイ目コイ科スゴモロコ属に分類される淡水魚の一種”。<数河諸子>読み方:スゴモロコ数河諸子というのは、”コイ目コイ科スゴモロコ属に分類される淡水魚の一種”。<田諸子>読み方:タモロコ田諸子というのは、”コイ目コイ科タモロコ属に分類される淡水魚の一種”。<本諸子>読み方:ホンモロコ本諸子というのは、”コイ目コイ科タモロコ属に分類される淡水魚の一種”。諸子というと、一般的には本諸子を指すことが多いです。↓ヤ行~【宿借(寄居虫)】読み方:ヤドカリ(総称)宿借というのは、”エビ目(十脚目)ヤドカリ科・ホンヤドカリ科・オカヤドカリ科などに分類される甲殻類の総称”。死んだ巻き貝の殻を借りて体を収めて棲(す)むことから名付けられ、宿借が成長したときには新しい巻き貝の殻に引っ越します。殻に体を収めているのは、外敵から自分の身を守ったり、水温の低下、乾燥などといった環境の変化から身を守るためです。<陸宿借(陸寄居虫)>読み方:オカヤドカリ陸宿借というのは、”エビ目オカヤドカリ科オカヤドカリ属に分類される甲殻類の一種”。<小紋宿借(小紋寄居虫)>読み方:コモンヤドカリ小紋宿借というのは、”エビ目ヤドカリ科ヤドカリ属に分類される甲殻類の一種”。<粗面宿借(粗面寄居虫)>読み方:ソメンヤドカリ粗面宿借というのは、”エビ目ヤドカリ科ヤドカリ属に分類される甲殻類の一種”。<本宿借(本寄居虫)>読み方:ホンヤドカリ本宿借というのは、”エビ目ホンヤドカリ科ホンヤドカリ属に分類される甲殻類の一種”。【山女魚(山女)】読み方:ヤマメ山女魚というのは、”サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に分類される淡水魚の一種”。美しい見た目から、別名で「渓流の女王」(岩魚(イワナ)は「渓流の王様」)と呼ばれています。河川で生まれて一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)を「山女魚(ヤマメ)」、生まれてから海へ下る降海型を「桜鱒(サクラマス)」と呼びます。分類上、山女魚と桜鱒はどちらも同じ魚になります。【葦登】読み方:ヨシノボリ(総称)葦登というのは、”スズキ目ハゼ科ヨシノボリ属に分類される淡水・汽水魚の総称”。<川葦登>読み方:カワヨシノボリ川葦登というのは、”スズキ目ハゼ科ヨシノボリ属に分類される淡水魚の一種”。<琵琶葦登>読み方:ビワヨシノボリ琵琶葦登というのは、”スズキ目ハゼ科ヨシノボリ属に分類される淡水魚の一種”。<瑠璃葦登>読み方:ルリヨシノボリ瑠璃葦登というのは、”スズキ目ハゼ科ヨシノボリ属に分類される淡水魚の一種”。↓ラ行~↓ワ行~【公魚(鰙・若鷺)】読み方:ワカサギ公魚というのは、”キュウリウオ目キュウリウオ科ワカサギ属に分類される淡水・汽水魚の一種”。※上は氷上の穴釣りの様子公魚釣りは、結氷した湖面にアイスドリルなどで穴を開けて、その穴から公魚を釣りあげる方法が有名です。【若布(和布・稚海藻)】読み方:ワカメ※茹(ゆ)でた後の若布の写真若布というのは、”コンブ目チガイソ科ワカメ属に分類される海藻の一種”。若布の元々の色は茶色で、茹(ゆ)でたりして熱を加えると緑色に変化します。これは若布の持っている赤い色素である「フコキサンチン」が、熱によって分解され退色し、緑の色素である「クロロフィル」の色が現れるためです。※上は和布蕪(メカブ)の写真ちなみに”若布の根際の茎の左右についているひだ状の厚い葉のこと”を「和布蕪(メカブ)」と呼びます。【藁素坊(藁苞)】読み方:ワラスボ藁素坊というのは、”スズキ目ハゼ科ワラスボ属に分類される海水魚の一種”。有明海(ありあけかい)のみに生息し、そのエイリアンのような見た目から、別名で「有明海のエイリアン」とも呼ばれています。干拓や環境の変化から生息数が減少し、絶滅危惧種に指定されています。魚・貝・海藻の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【鮎並(鮎魚女)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【ウツボ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)ウツボ目ウツボ科ウツボ属に分類される海水魚の一種】【(広義では)ウナギ目ウツボ科に分類される海水魚の総称】の両方を意味例 【アジ(総称)】 ⇒ 【スズキ目アジ科に分類される海水魚の総称】を意味(アジという名称の特定の魚が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄鮎並(鮎魚女)アイナメ鮎並(標準和名)の別名は「油目(アブラメ)」「油子(アブラコ)」【石蓴】アオサ(総称)阿古屋貝アコヤガイ養殖真珠(しんじゅ)の母貝として知られている【浅蜊(蜊・鯏)】アサリ(一種)【鯵】アジ(総称)日本では一般的に真鯵を指すことが多い◆真鯵マアジ◆丸鯵マルアジ◆室鯵(鰘)ムロアジ伊豆諸島の特産品である「くさや」に利用される【穴子(海鰻)】アナゴ(総称)一般的には真穴子を指すことが多い◆狆穴子チンアナゴ◆真穴子マアナゴ甘子(天魚)アマゴ河川残留型(陸封型)を「甘子」、降海型を「皐月鱒(サツキマス)」と呼ぶ【沖醤蝦】オキアミ(総称)【雨虎】アメフラシ(一種)◆黒縁雨虎(黒縁雨降)クロヘリアメフラシ鮎(香魚・年魚)アユ別名で「清流の女王」とも呼ばれる【鮑】アワビ(総称)◆蝦夷鮑エゾアワビ◆黒鮑クロアワビ【鮟鱇(華臍魚・琵琶魚)】アンコウ(一種)◆黄鮟鱇(黄華臍魚・黄琵琶魚)キアンコウ【烏賊(魷)】イカ(総称)◆障泥烏賊アオリイカ◆鯣烏賊スルメイカ◆蛍烏賊ホタルイカ◆紋甲烏賊モンゴウイカ紋甲烏賊は、「雷烏賊(カミナリイカ)」(標準和名)の別名◆槍烏賊ヤリイカ【玉筋魚(鮊子)】イカナゴ(一種)玉筋魚の稚魚は東日本では「小女子(コウナゴ)」、西日本では「新子(しんこ)」と呼ぶ鶏魚(伊佐木・伊佐幾)イサキ石持(石首魚)イシモチ石持は、「白愚痴(シログチ)」(標準和名)の別名【磯巾着(菟葵)】イソギンチャク(総称)◆大疣磯巾着オオイボイソギンチャク◆砂磯巾着スナイソギンチャク◆縦縞磯巾着タテジマイソギンチャク【鰯】イワシ(総称)一般的には真鰯を指すことが多い◆片口鰯カタクチイワシ◆真鰯マイワシ岩魚(嘉魚・鮇)イワナ別名で「渓流の王様」とも呼ばれる石斑魚(鯎)ウグイ【鱓】ウツボ(一種)◆雲鱓クモウツボ◆虎鱓トラウツボ◆鼻髭鱓(花髭鱓)ハナヒゲウツボ【鰻】ウナギ(総称)日本では一般的に日本鰻のことを指す◆大鰻オオウナギ◆日本鰻ニホンウナギ◆欧羅巴鰻ヨーロッパウナギ【海胆(海栗)】ウニ(総称)加工した食品は「雲丹(ウニ)」と表記される。雲丹は「日本三大珍味」のひとつに数えられる◆赤海胆(赤海栗)アカウニ◆馬糞海胆(馬糞海栗)バフンウニ◆紫海胆(紫海栗)ムラサキウニ【海牛】ウミウシ(総称)◆青海牛アオウミウシ青海牛は、日本で最も一般的な海牛◆小疣海牛コイボウミウシ◆更紗海牛サラサウミウシ◆光海牛ヒカリウミウシ【鱏(海鷂魚)】エイ(総称)◆赤鱏アカエイ◆燕鱏ツバクロエイ◆鳶鱏トビエイ【鱛(狗母魚)】エソ(総称)◆赤鱛(赤狗母魚)アカエソ◆真鱛(真狗母魚)マエソ【海老(蝦)】エビ(総称)◆伊勢海老(伊勢蝦・竜蝦)イセエビ◆牛海老(牛蝦)ウシエビ牛海老(標準和名)の別名は「ブラックタイガー」◆車海老(車蝦)クルマエビ◆桜海老(桜蝦)サクラエビ◆牡丹海老(牡丹蝦)ボタンエビ追河オイカワ【虎魚(鰧)】オコゼ(一種)虎魚(一種)は、「鬼虎魚(オニオコゼ)」(標準和名)の別名◆鬼虎魚(鬼鰧)オニオコゼ◆鬼達磨虎魚(鬼達磨鰧)オニダルマオコゼ◆葉虎魚(葉鰧)ハオコゼ老翁オジサン【牡蠣(牡蛎)】カキ(総称)別名で「海のミルク」とも呼ばれる◆岩牡蠣(岩牡蛎)イワガキ◆真牡蠣(真牡蛎)マガキ【笠子(鮋・瘡魚)】カサゴ(一種)◆伊豆笠子イズカサゴ◆蓑笠子ミノカサゴ【鰍(杜父魚・鮖)】カジカ(一種)鰍(一種:標準和名)の別名は「鮴(ゴリ)」【梶木(旗魚・舵木)】カジキ(総称)◆芭蕉梶木バショウカジキ鰹(松魚・堅魚)カツオ金頭(方頭魚・火魚・鉄頭)カナガシラ【蟹(蠏)】カニ(総称)◆毛蟹ケガニ◆楚蟹ズワイガニ◆鱈場蟹(多羅波蟹)タラバガニ蟹と表記されるが、蟹の仲間ではなく、「宿借(ヤドカリ)」の仲間◆花咲蟹ハナサキガニ蟹と表記されるが、蟹の仲間ではなく、「宿借(ヤドカリ)」の仲間【魳(梭子魚・梭魚)】カマス(総称)◆赤魳(赤叺)アカカマス赤魳は、日本で最も一般的な魳◆大和魳(大和叺)ヤマトカマス【鰈】カレイ(総称)◆石鰈イシガレイ◆烏鰈カラスガレイ◆真鰈マガレイ川蜷(河貝子)カワニナ【皮剝(鮍)】カワハギ(一種)◆網目剥アミメハギ◆薄葉剥ウスバハギ◆馬面剥ウマヅラハギ間八(勘八)カンパチ【鱚】キス(総称)一般的には「白鱚(シロギス)」を指すことが多い◆白鱚シロギス黍魚子(吉備奈仔)キビナゴ【銀宝】ギンポ(一種)垢穢(九絵)クエ久慈目(口女)クジメ【熊之実(隈魚・隈之実)】クマノミ(一種)◆隠熊之実(隠隈魚)カクレクマノミ◆花弁熊之実ハナビラクマノミ【海月(水母・水月)】クラゲ(総称)◆兜海月(兜水母)カブトクラゲ海月と表記されるが、海月の仲間ではない◆花笠海月(花笠水母)ハナガサクラゲ◆水海月(水水母)ミズクラゲ鯉コイ観賞用に品種改良されたものを「錦鯉(ニシキゴイ)」と呼ぶ【鯒(牛尾魚)】コチ(総称)◆真鯒マゴチ◆女鯒(目鯒・眼鯒)メゴチ◆鰐鯒ワニゴチ鮗(鰶・子代)コノシロ鮴ゴリ(メバル)「ゴリ」と「メバル」で意味が異なる。「メバル」は”眼張”と表記されることが多い権瑞ゴンズイ【鮭(石桂魚・鯹)】サケ(一種)鮭(一種:標準和名)の別名は「白鮭(シロザケ)」。鮭と鱒(マス)に明確な違いはない◆銀鮭ギンザケ◆紅鮭ベニザケ湖沼残留型(陸封型)を「姫鱒(ヒメマス)」、降海型を「紅鮭」と呼ぶ栄螺(拳螺)サザエ拶双魚サッパ拶双魚(標準和名)の別名は「飯借(ママカリ)」【鯖(青花魚)】サバ(総称)一般的には「真鯖(マサバ)」を指すことが多い◆胡麻鯖ゴマサバ◆真鯖マサバ【鮫(鯊)】サメ(総称)鯊は「ハゼ」と読むことがほとんど◆小判鮫(鮣)コバンザメ鮫と表記されるが、鮫の仲間ではない◆撞木鮫(双髻鯊・犁頭魚)シュモクザメ(総称)◆甚兵衛鮫(甚平鮫)ジンベエザメ(ジンベイザメ)「ジンベイザメ」は、「ジンベエザメ」(標準和名)の別名◆蝶鮫(鱘魚・鱘)チョウザメ鮫と表記されるが、鮫の仲間ではない◆頬白鮫ホオジロザメ(ホホジロザメ)「ホオジロザメ」は、「ホホジロザメ」(標準和名)の別名◆葦切鮫(吉切鮫)ヨシキリザメ鰭(ひれ)は高級食材である「鱶鰭(フカヒレ)」の原料となる【細魚(針魚・鱵)】サヨリ(一種)針魚は「ハリヨ」と読むこともできる◆子持細魚コモチサヨリ【蝲蛄(蜊蛄・躄蟹)】ザリガニ(総称)日本では一般的に「亜米利加蝲蛄(アメリカザリガニ)」を指すことが多い◆亜米利加蝲蛄(亜米利加蜊蛄)アメリカザリガニ◆日本蝲蛄(日本蜊蛄)ニホンザリガニ【鰆(馬鮫魚)】サワラ(一種)鰆は出世魚として知られている【珊瑚】サンゴ(総称)◆錣珊瑚シコロサンゴ◆擂鉢珊瑚スリバチサンゴ◆花笠珊瑚(花傘珊瑚)ハナガササンゴ【秋刀魚】サンマ鱰シイラ鱰(標準和名)の別名は「マヒマヒ」【潮招(望潮)】シオマネキ(一種)◆白扇潮招ハクセンシオマネキ◆紅潮招ベニシオマネキ【蜆】シジミ(総称)◆台湾蜆タイワンシジミ◆真蜆マシジミ◆大和蜆ヤマトシジミ柳葉魚シシャモ【蝦蛄(青竜蝦)】シャコ(一種)◆虎斑蝦蛄トラフシャコ◆紋花蝦蛄モンハナシャコ【白魚(鱠残魚・膾残魚・銀魚)】シラウオ(一種)白子しらこ(シラス)「しらこ」と「シラス」で意味が異なる素魚(白魚)シロウオ白魚は「シラウオ」と読むことが多い【鱸】スズキ(一種)鱸(一種:標準和名)の別名は「丸鱸(マルスズキ)」【鯛】タイ(総称)一般的には「真鯛(マダイ)」のことを指す◆赤魚鯛(阿候鯛)アコウダイ鯛と表記されるが、鯛の仲間ではない◆真鯛マダイ真鯛(標準和名)の別名は「桜鯛(サクラダイ)」◆的鯛(馬頭鯛)マトウダイ鯛と表記されるが、鯛の仲間ではない高砂タカサゴ高砂(標準和名)の沖縄での別名は「グルクン」【蛸(章魚・鮹・鱆)】タコ(総称)一般的には「真蛸(マダコ)」を指すことが多い◆飯蛸(望潮魚)イイダコ◆豹紋蛸ヒョウモンダコ◆真蛸(真章魚)マダコ太刀魚(立魚・帯魚・魛)タチウオ【駄津】ダツ(一種)【竜の落とし子(海馬)】タツノオトシゴ(一種)海馬は「アシカ」「トド」「セイウチ」と読むこともできる◆茨竜イバラタツ◆大海馬オオウミウマ◆黒海馬クロウミウマ【田螺】タニシ(総称)◆大田螺オオタニシ◆姫田螺ヒメタニシ【鱈】タラ(総称)◆介党鱈(鯳)スケトウダラ介党鱈(標準和名)の別名は「介宗鱈・助惣鱈(スケソウダラ)」◆真鱈マダラ一般的には「真鱈(マダラ)」を指すことが多い常節(床伏・常伏)トコブシ【泥鰌(鰌・鯲)】ドジョウ(一種)泥鰌(一種:標準和名)の別名は「真泥鰌(マドジョウ)」◆筋縞泥鰌スジシマドジョウ◆仏泥鰌ホトケドジョウ【飛魚(𩹉)】トビウオ(一種)飛魚(一種:標準和名)の九州などでの別名は「アゴ」【富魚(止水魚)】トミヨ(一種)◆茨富魚イバラトミヨ【海鼠(生子)】ナマコ(総称)海鼠の、腸などの内臓を塩辛にしたものを「海鼠腸(このわた)」と呼ぶ。海鼠腸は「日本三大珍味」のひとつに数えられる◆赤海鼠アカナマコ◆藤海鼠フジナマコ◆真海鼠マナマコ【鯰(魸)】ナマズ(一種)鯰(標準和名)の別名は「真鯰(マナマズ)」「日本鯰(ニホンナマズ)」◆岩床鯰イワトコナマズ◆琵琶湖大鯰ビワコオオナマズ鰊(鯡)ニシン鮸ニベ馬鹿貝(馬珂貝)バカガイ馬鹿貝のむき身を「青柳(アオヤギ)」と呼ぶ【鯊(沙魚・蝦虎魚)】ハゼ一般的には「真鯊(マハゼ)」を指すことが多い◆虚鯊(虚沙魚)ウロハゼ◆跳鯊(跳沙魚)トビハゼ◆真鯊(真沙魚)マハゼ鰰(鱩・雷魚・燭魚)ハタハタ雷魚は「ライギョ」と読むことが多い【蛤(文蛤・浜栗)】ハマグリ(一種)◆朝鮮蛤(汀線蛤)チョウセンハマグリ【鱧】ハモ(一種)【針千本(魚虎)】ハリセンボン(一種)◆鼠河豚ネズミフグ河豚(フグ)と表記されるが、針千本の仲間◆人面針千本ヒトヅラハリセンボン針魚ハリヨ(サヨリ)「サヨリ」は”細魚”と表記されることが多い【鰉】ヒガイ(総称)◆川鰉カワヒガイ【海星(人手・海盤車)】ヒトデ(総称)◆赤海星(赤人手)アカヒトデ◆糸巻海星(糸巻人手)イトマキヒトデ◆鬼海星(鬼人手)オニヒトデ◆黄海星(黄人手)キヒトデ黄海星(標準和名)の別名は「真海星(マヒトデ)」【鋸刺鮭】ピラニア(総称)平政ヒラマサ【鮃(平目・比目魚)】ヒラメ(一種)【河豚(鰒・鯸・魨)】フグ(総称)◆草河豚クサフグ◆虎河豚トラフグ◆箱河豚ハコフグ◆真河豚マフグ【鮒(鯽)】フナ(総称)◆金鮒キンブナ◆銀鮒ギンブナ◆源五郎鮒ゲンゴロウブナ養殖個体を「平鮒(ヘラブナ)」「河内鮒(カワチブナ)」と呼ぶ鰤ブリ鰤は出世魚として知られている【倍良(遍羅)】ベラ(総称)◆青倍良(青遍羅)アオベラ「求仙(キュウセン)」(標準和名)の雄(オス)の呼び方◆赤倍良(赤遍羅)アカベラ「求仙(キュウセン)」(標準和名)の雌(メス)の呼び方◆赤笹之葉倍良(赤笹葉遍羅)アカササノハベラ【竹麦魚(魴鮄)】ホウボウ(一種)◆蝉竹麦魚セミホウボウ竹麦魚と表記されるが、竹麦魚の仲間ではない帆立貝(海扇)ホタテガイ略して「帆立(ホタテ)」と呼ばれることが多い【𩸽】ホッケ(一種)𩸽(一種:標準和名)の別名は「真𩸽(マホッケ)」◆縞𩸽シマホッケ縞𩸽は、「北𩸽(キタノホッケ)」(標準和名)の別名【海鞘(老海鼠・保夜)】ホヤ(総称)一般的には「真海鞘(マボヤ)」のことを指す◆赤海鞘(赤老海鼠・赤保夜)アカボヤ◆真海鞘(真老海鼠・真保夜)マボヤ別名で「海のパイナップル」とも呼ばれる鯔(鰡・鮱)ボラ卵巣を塩漬けして乾燥させたものを「唐墨(からすみ)」と呼ぶ。唐墨は「日本三大珍味」のひとつに数えられる法螺貝(吹螺・梭尾螺)ホラガイ【鮪】マグロ(総称)一般的には「黒鮪(クロマグロ)」を指すことが多い◆黄肌鮪(木肌鮪)キハダマグロ◆黒鮪クロマグロ黒鮪(標準和名)の別名は「本鮪(ホンマグロ)」◆目鉢鮪(目撥鮪)メバチマグロ目鉢鮪は、「目鉢(メバチ)」(標準和名)の別名【鱒】マス(総称)鱒と鮭(サケ)に明確な違いはない◆樺太鱒カラフトマス◆桜鱒サクラマス河川残留型(陸封型)を「山女魚(ヤマメ)」、降海型を「桜鱒」と呼ぶ◆虹鱒ニジマス河川残留型(陸封型)を「虹鱒」、降海型を「鉄頭(テットウ)」と呼ぶ【馬刀貝(馬蛤貝・蟶貝)】マテガイ(一種)真魚鰹(鯧)マナガツオ鰹と表記されるが、鰹の仲間ではない【翻車魚】マンボウ(一種)海松(水松)ミル海松貝(水松貝)ミルガイ海松貝は、「海松食(ミルクイ)」(標準和名)の別名【鯥】ムツ(一種)◆赤鯥アカムツ赤鯥(標準和名)の別名は「喉黒(ノドグロ)」。鯥と表記されるが、鯥の仲間ではない◆黒鯥クロムツ◆白鯥シロムツ白鯥は、「大目羽太(オオメハタ)」(標準和名)の別名。鯥と表記されるが、鯥の仲間ではない鯥五郎ムツゴロウ紫貽貝ムラサキイガイ紫貽貝(標準和名)の別名は「ムール貝」和布蕪(若布蕪)メカブ若布(ワカメ)の根際の茎につくひだ状の葉のこと【目高(鱂・麦魚・丁斑魚)】メダカ(総称)◆北目高キタノメダカ◆黒目高クロメダカ◆緋目高ヒメダカ◆南目高ミナミメダカ赤目魚(眼奈太・目奈陀)メナダ【諸子】モロコ(一種)諸子(一種)は、「本諸子(ホンモロコ)」(標準和名)の別名◆糸諸子イトモロコ◆数河諸子スゴモロコ◆田諸子タモロコ◆本諸子ホンモロコ【宿借(寄居虫)】ヤドカリ(総称)◆陸宿借(陸寄居虫)オカヤドカリ◆小紋宿借(小紋寄居虫)コモンヤドカリ◆粗面宿借(粗面寄居虫)ソメンヤドカリ◆本宿借(本寄居虫)ホンヤドカリ山女魚(山女)ヤマメ別名で「渓流の女王」とも呼ばれる。河川残留型(陸封型)を「山女魚」、降海型を「桜鱒(サクラマス)」と呼ぶ【葦登】ヨシノボリ(総称)◆川葦登カワヨシノボリ◆琵琶葦登ビワヨシノボリ◆瑠璃葦登ルリヨシノボリ公魚(鰙・若鷺)ワカサギ氷上の穴釣りが有名若布(和布・稚海藻)ワカメ根際の茎につくひだ状の葉を「和布蕪(メカブ)」と呼ぶ藁素坊(藁苞)ワラスボ別名で「有明海のエイリアン」とも呼ばれる項目1項目2項目3)★ 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  • 【動物】難読漢字の一覧!
    このページでは動物の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(動物の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓動物の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓動物の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●動物の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ動物の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【海豹(水豹)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【アライグマ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の一種】【(広義では)食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の総称】の両方を意味例 【アリクイ(総称)】 ⇒ 【有毛目アリクイ亜目に分類される哺乳類の総称】を意味(アリクイという名称の特定の動物が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【指猿】読み方:アイアイ指猿というのは、”霊長目(別名:サル目)アイアイ科アイアイ属に分類される哺乳類の一種”。その見た目から死や災害をもたらす悪魔の使いや不吉の象徴と考える地域も存在し、それによる駆除や森林伐採などによる生息地の破壊などから生息数が減少し、絶滅危惧種に指定されています。【海豹(水豹)】読み方:アザラシ(総称)海豹というのは、”食肉目(別名:ネコ目)アザラシ科に分類される哺乳(ほにゅう)類の総称”。<顎鬚海豹>読み方:アゴヒゲアザラシ顎鬚海豹というのは、”食肉目アザラシ科アゴヒゲアザラシ属に分類される哺乳類の一種”。<胡麻斑海豹>読み方:ゴマフアザラシ胡麻斑海豹というのは、”食肉目アザラシ科ゴマフアザラシ属に分類される哺乳類の一種”。<銭形海豹>読み方:ゼニガタアザラシ銭形海豹というのは、”食肉目アザラシ科ゴマフアザラシ属に分類される哺乳類の一種”。【海驢(葦鹿)】読み方:アシカ(一種)海驢というのは、”加州海驢(カリフォルニアアシカ:標準和名)の別名/食肉目(ネコ目)アシカ科に分類される哺乳類の総称”。<加羅哇哥斯海驢>読み方:ガラパゴスアシカ加羅哇哥斯海驢というのは、”食肉目アシカ科アシカ属に分類される哺乳類の一種”。<加州海驢>読み方:カリフォルニアアシカ加州海驢というのは、”食肉目アシカ科アシカ属に分類される哺乳類の一種”。海驢というと、一般的には加州海驢を指します。【洗熊(浣熊)】読み方:アライグマ(一種)洗熊というのは、”食肉目(ネコ目)アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の一種/食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の総称”。前足を水中に入れて、獲物を探している様子が手を洗っているように見えることから名付けられています。【食蟻獣(蟻食・蟻喰)】読み方:アリクイ(総称)食蟻獣というのは、”有毛目(ゆうもうもく)アリクイ亜目(虫舌亜目)に分類される哺乳類の総称”。蟻(アリ)や白蟻(シロアリ)を食べることから名付けられ、英語でも「アントイーター(anteater)」と呼ばれています。前足の大きくて鋭い爪で蟻塚(ありづか)を壊したり、巣穴に粘着性の唾液の突いた細長い舌を突っ込んで蟻を舐めとって捕食します。<大蟻食>読み方:オオアリクイ大蟻食というのは、”有毛目アリクイ亜目アリクイ科オオアリクイ属に分類される哺乳類の一種”。<小蟻食>読み方:ミナミコアリクイ小蟻食というのは、”有毛目アリクイ亜目アリクイ科コアリクイ属に分類される哺乳類の一種”。【羊駱駝】読み方:アルパカ羊駱駝というのは、”鯨偶蹄目(くじらぐうていもく)ラクダ科ビクーニャ属に分類される哺乳類の一種”。羊駱駝は、「駱駝(ラクダ)」の仲間になります。威嚇(いかく)・自己防衛のために唾液(だえき)を吐きかける習性があり、この唾液は強烈な臭いを発します。【犰狳(鎧鼠)】読み方:アルマジロ(総称)犰狳というのは、”被甲目(ひこうもく)アルマジロ科に分類される哺乳類の総称”。犰狳というと丸くなるイメージですが、実は大半の種類は丸くなることができません。<三帯犰狳>読み方:ミツオビアルマジロ三帯犰狳というのは、”被甲目アルマジロ科ミツオビアルマジロ属に分類される哺乳類の一種”。三帯犰狳は、数少ない丸くなることのできる犰狳の一種になります。【鬣蜥蜴(立髪竜)】読み方:イグアナ(総称)鬣蜥蜴というのは、”有鱗目(ゆうりんもく)イグアナ科に分類される爬虫(はちゅう)類の総称”。<海鬣蜥蜴>読み方:ウミイグアナ海鬣蜥蜴というのは、”有鱗目イグアナ科ウミイグアナ属に分類される爬虫類の一種”。<緑鬣蜥蜴>読み方:グリーンイグアナ緑鬣蜥蜴というのは、”有鱗目イグアナ科グリーンイグアナ属に分類される爬虫類の一種”。鬣蜥蜴というと、一般的には緑鬣蜥蜴を指すことが多いです。【鼬(鼬鼠)】読み方:イタチ(総称)鼬というのは、”食肉目(ネコ目)イタチ科イタチ属に分類される哺乳類の総称”。<白鼬>読み方:オコジョ※上は白鼬(夏毛)の写真白鼬というのは、”食肉目イタチ科イタチ属に分類される哺乳類の一種”。1年に2回換毛(毛が抜け替わること)し、夏は背側が茶色で腹側が白色(夏毛)となり、冬は全身が白色(冬毛)になります(どちらも尻尾の先は黒色)。<朝鮮鼬>読み方:チョウセンイタチ朝鮮鼬というのは、”西比利亜鼬(シベリアイタチ:標準和名)の別名”。西比利亜鼬は、”食肉目イタチ科イタチ属に分類される哺乳類の一種”。西比利亜鼬は、「朝鮮鼬(チョウセンイタチ)」の他に、別名で「大陸鼬(タイリクイタチ)」とも呼ばれています。<日本鼬>読み方:ニホンイタチ日本鼬というのは、”食肉目イタチ科イタチ属に分類される哺乳類の一種”。鼬というと、一般的には日本鼬を指すことが多いです。【猪(豬)】読み方:イノシシ(一種)猪というのは、”鯨偶蹄目イノシシ科イノシシ属に分類される哺乳類の一種/鯨偶蹄目イノシシ科の哺乳類の総称”。※上はウリ坊(猪の子供)の写真※上は縞瓜(シマウリ)の写真猪の子供は生後4カ月くらいまで体に縞(しま)模様があり、その見た目が縞瓜(シマウリ)に似ていることから「ウリ坊(ぼう)」と呼ばれています。<日本猪>読み方:ニホンイノシシ日本猪というのは、”鯨偶蹄目イノシシ科イノシシ属に分類される哺乳類。猪(一種)の亜種”。<琉球猪>読み方:リュウキュウイノシシ琉球猪というのは、”鯨偶蹄目イノシシ科イノシシ属に分類される哺乳類。猪(一種)の亜種”。【井守(蠑螈)】読み方:イモリ(総称)井守というのは、”有尾目(ゆうびもく)(別名:サンショウウオ目)イモリ科の両生類の総称”。自己防衛のために皮膚に毒を持っている種類が多いです。<赤腹井守>読み方:アカハライモリ赤腹井守というのは、”有尾目イモリ科イモリ属に分類される両生類の一種”。赤腹井守(標準和名)は、別名で「日本井守(ニホンイモリ)」とも呼ばれています。井守というと、一般的には赤腹井守を指すことが多いです。赤腹井守の皮膚(皮・筋肉)からは、「テトロドトキシン」(通称:フグ毒)と呼ばれる神経毒が分泌されています。<尻剣井守>読み方:シリケンイモリ尻剣井守というのは、”有尾目イモリ科イモリ属に分類される両生類の一種”。<南疣井守>読み方:ミナミイボイモリ南疣井守というのは、”有尾目イモリ科ミナミイボイモリ属に分類される両生類の一種”。【海豚(鯆)】読み方:イルカ(総称)海豚というのは、”鯨偶蹄目に分類される鯨類のうち、小型の種の総称”。海豚(イルカ)と鯨(クジラ)は分類学的には明確には区別されておらず、一般的には体長4~5m以下のものを海豚と呼び、それ以上の体長のものを鯨と呼ぶことが多いです。<鎌海豚>読み方:カマイルカ鎌海豚というのは、”鯨偶蹄目マイルカ科カマイルカ属に分類される哺乳類の一種”。背鰭(せびれ)の形が草などを刈るときの鎌に似ていることから名付けられています。<白海豚>読み方:シロイルカ白海豚というのは、”鯨偶蹄目イッカク科シロイルカ属に分類される哺乳類の一種”。白海豚(標準和名)は、別名で「ベルーガ」とも呼ばれています。<砂滑>読み方:スナメリ砂滑というのは、”鯨偶蹄目ネズミイルカ科スナメリ属に分類される哺乳類の一種”。砂の上を滑るように泳ぐことや、砂の中に隠れている魚に向かって口から勢いよく水を吹く様子が砂を舐めているように見えることから名付けられています。<半道海豚>読み方:ハンドウイルカ半道海豚というのは、”鯨偶蹄目マイルカ科ハンドウイルカ属に分類される哺乳類の一種”。海豚というと、一般的には半道海豚を指すことが多いです。半道海豚(標準和名)は、別名で「坂東海豚(バンドウイルカ)」とも呼ばれ、一般的には坂東海豚と呼ばれることが多いです。【兎】読み方:ウサギ(総称)※上は兎(ネザーランド・ドワーフ)の写真※上は兎(ホーランド・ロップイヤー)の写真兎というのは、”兎形目(とけいもく)(別名:ウサギ目)ウサギ科に分類される哺乳類の総称”。他の動物に比べて耳が大きく発達し、周囲の音を聞き分けたり、長い耳を風に当てることで体温調節をしています。【海亀(魭)】読み方:ウミガメ(総称)海亀というのは、”カメ目ウミガメ科とオサガメ科に分類される爬虫類の総称”。爬虫類で肺呼吸のため、水中では息ができないので、海面に顔を出して息継ぎをします(体内に酸素を溜める)。基本的には生涯を海中で過ごし、雌(メス)の産卵のとき以外は陸上にはあがってきません。<青海亀>読み方:アオウミガメ青海亀というのは、”カメ目ウミガメ科アオウミガメ属に分類される爬虫類の一種”。青海亀(標準和名)は、別名で「正覚坊(ショウガクボウ)」とも呼ばれています。<赤海亀>読み方:アカウミガメ赤海亀というのは、”カメ目ウミガメ科アカウミガメ属に分類される爬虫類の一種”。<玳瑁(瑇瑁)>読み方:タイマイ玳瑁というのは、”カメ目ウミガメ科タイマイ属に分類される爬虫類の一種”。※上は鼈甲細工の写真玳瑁の甲羅は「鼈甲(べっこう)」と呼ばれ、鼈甲細工の原料とされるため高額で取引され、乱獲されたことにより絶滅寸前(現在は絶滅危惧種に指定)になりました。ただワシントン条約により国際取引が禁止され、日本では1993年に玳瑁の甲羅の輸入は停止されています。【狼】読み方:オオカミ(一種)狼というのは、”食肉目(ネコ目)イヌ科イヌ属に分類される哺乳類の一種とその亜種の総称”。前者の意味の狼(標準和名)は、別名で「灰色狼(ハイイロオオカミ)」「大陸狼(タイリクオオカミ)」とも呼ばれています。<森林狼>読み方:シンリンオオカミ森林狼というのは、”カナダ北西部や五大湖地域などに生息する狼(一種)の亜種”。<北極狼>読み方:ホッキョクオオカミ北極狼というのは、”北極圏周辺に生息する狼(一種)の亜種”。【霍加皮】読み方:オカピ霍加皮というのは、”鯨偶蹄目キリン科オカピ属に分類される哺乳類の一種”。霍加皮は、「麒麟(キリン)」の仲間に分類されています。【膃肭臍(海狗)】読み方:オットセイ(総称)膃肭臍というのは、”食肉目(ネコ目)アシカ科のうち、キタオットセイ属とミナミオットセイ属に分類される哺乳類の総称”。<南阿弗利加膃肭臍>読み方:ミナミアフリカオットセイ南阿弗利加膃肭臍というのは、”食肉目アシカ科ミナミオットセイ属に分類される哺乳類の一種”。<南亜米利加膃肭臍>読み方:ミナミアメリカオットセイ南亜米利加膃肭臍というのは、”食肉目アシカ科ミナミオットセイ属に分類される哺乳類の一種”。【袋鼠】読み方:オポッサム(総称)袋鼠というのは、”オポッサム目オポッサム科に分類される哺乳類の総称”。<北袋鼠>読み方:キタオポッサム北袋鼠というのは、”オポッサム目オポッサム科オポッサム属に分類される哺乳類の一種”。【猩猩(猩々)】読み方:オランウータン(総称)猩猩というのは、”霊長目(サル目)ヒト科オランウータン属に分類される哺乳類の総称”。マレー語の「orang(人)+ hutan (森)=森の人」から名付けられました。<蘇門荅剌猩猩>読み方:スマトラオランウータン蘇門荅剌猩猩というのは、”霊長目ヒト科オランウータン属に分類される哺乳類の一種”。<勃泥亜猩猩(婆羅猩猩)>読み方:ボルネオオランウータン勃泥亜猩猩というのは、”霊長目ヒト科オランウータン属に分類される哺乳類の一種”。↓カ行~【蛙】読み方:カエル(総称)蛙というのは、”無尾目(むびもく)(別名:カエル目)に分類される両生類の総称”。蛙の幼生(子ども)のことを「御玉杓子(オタマジャクシ)」と呼びます。実はほとんどの蛙は毒を持っており、皮膚から毒を含んだ分泌液を出して、皮膚を守っています。なので蛙を触った手で、目や傷口などに触らないようにしましょう。<牛蛙>読み方:ウシガエル牛蛙というのは、”無尾目アカガエル科アメリカアカガエル属に分類される両生類の一種”。雄(オス)の鳴き声が牛に似ていることが名前の由来です。<土蛙>読み方:ツチガエル土蛙というのは、”無尾目アカガエル科ツチガエル属に分類される両生類の一種”。土蛙(標準和名)は、背中に疣(イボ)状の突起が多くあることから、別名で「疣蛙(イボガエル)」とも呼ばれています。<殿様蛙>読み方:トノサマガエル殿様蛙というのは、”無尾目アカガエル科トノサマアカガエル属に分類される両生類の一種”。敵を威嚇(いかく)するときに腹部を膨らませて体をのけぞらせている姿が、堂々としている殿様のように見えることが名前の由来と言われています。<日本雨蛙>読み方:ニホンアマガエル日本雨蛙というのは、”無尾目アカガエル科アカガエル属に分類される両生類の一種”。一般的には略して「雨蛙(アマガエル)」と呼ぶことが多いです。<蟇蛙>読み方:ヒキガエル(一種)蟇蛙というのは、”日本蟇蛙(ニホンヒキガエル:標準和名)の別名/無尾目ヒキガエル科に分類される両生類の総称”。日本蟇蛙は、”無尾目ヒキガエル科ヒキガエル属に分類される両生類の一種”を指します。蟇蛙は、別名で「蝦蟇(ガマ、ガマガエル)」とも呼ばれています。【金蛇(蛇舅母)】読み方:カナヘビ(一種)金蛇というのは、”日本金蛇(ニホンカナヘビ:標準和名)の別名/有鱗目カナヘビ科に分類される爬虫類の総称”。<青金蛇>読み方:アオカナヘビ青金蛇というのは、”有鱗目カナヘビ科クサカナヘビ属に分類される爬虫類の一種”。<日本金蛇>読み方:ニホンカナヘビ日本金蛇というのは、”有鱗目カナヘビ科カナヘビ属に分類される爬虫類の一種”。金蛇というと、一般的には日本金蛇のことを指します。<宮古金蛇>読み方:ミヤコカナヘビ宮古金蛇というのは、”有鱗目カナヘビ科カナヘビ属に分類される爬虫類の一種”。【河馬】読み方:カバ(一種)河馬というのは、”鯨偶蹄目カバ科カバ属に分類される哺乳類の一種/鯨偶蹄目カバ科に分類される哺乳類の総称”。<小人河馬>読み方:コビトカバ小人河馬というのは、”鯨偶蹄目カバ科コビトカバ属に分類される哺乳類の一種”。食用のための狩猟や生息地の減少、水質汚染などにより数が減っていて、絶滅危惧種に指定されています。【水豚(川豚)】読み方:カピバラ水豚というのは、”齧歯目(げっしもく)(別名:ネズミ目)テンジクネズミ科カピバラ属に分類される哺乳類の一種”。水豚は、「鼠(ネズミ)」の仲間に分類されています。【避役(変色竜・変色龍)】読み方:カメレオン(総称)避役というのは、”有鱗目カメレオン科に分類される爬虫類の総称”。避役の皮膚の細胞は外からの光・熱などによって色が変化し、擬態(ぎたい)して周囲に溶け込むだけでなく、異性の気を引いたり敵を威嚇したり、体温調節などの役割もあります。<烏帽子避役>読み方:エボシカメレオン烏帽子避役というのは、”有鱗目カメレオン科カメレオン属に分類される爬虫類の一種”。※上は烏帽子のイラスト頭部が烏帽子(えぼし)を被っているように見えることから名付けられています。<地中海避役>読み方:チチュウカイカメレオン地中海避役というのは、”有鱗目カメレオン科カメレオン属に分類される爬虫類の一種”。【羚羊(氈鹿)】読み方:カモシカ(一種)氈鹿というのは、”日本羚羊(ニホンカモシカ:標準和名)の別名/鯨偶蹄目ウシ科カモシカ属に分類される哺乳類の総称”。<日本羚羊(日本氈鹿)>読み方:ニホンカモシカ日本羚羊というのは、”鯨偶蹄目ウシ科カモシカ属に分類される哺乳類の一種”。羚羊というと、一般的には日本羚羊のことを指します。日本羚羊は、特別天然記念物に指定されています。【鴨嘴(鴨嘴獣)】読み方:カモノハシ鴨嘴というのは、”単孔目(たんこうもく)(別名:カモノハシ目)カモノハシ科カモノハシ属に分類される哺乳類の一種”。哺乳類でありながら卵を産むという他と違った繁殖形態をとることで知られています。鴨嘴は毒を持っていて、雄(オス)の後ろ足にある蹴爪(けづめ)に毒があり、雌(メス)は毒を持っていません。雌の後ろ足にも蹴爪はありますが、成長に伴い蹴爪自体がなくなります。【獺(川獺)】読み方:カワウソ(総称)獺というのは、”食肉目(ネコ目)イタチ科カワウソ亜科に分類される哺乳類の総称”。<小爪獺>読み方:コツメカワウソ小爪獺というのは、”食肉目イタチ科カワウソ亜科ツメナシカワウソ属に分類される哺乳類の一種”。<欧亜獺>読み方:ユーラシアカワウソ欧亜獺というのは、”食肉目イタチ科カワウソ亜科カワウソ属に分類される哺乳類の一種”。【長尾驢(袋鼠・更格廬)】読み方:カンガルー(総称)長尾驢というのは、”双前歯目(そうぜんしもく)(別名:カンガルー目)カンガルー科に分類される哺乳類の総称”。袋鼠は「オポッサム」と読むことが多いです。<赤長尾驢>読み方:アカカンガルー赤長尾驢というのは、”双前歯目カンガルー科カンガルー属に分類される哺乳類の一種”。<大長尾驢>読み方:オオカンガルー大長尾驢というのは、”双前歯目カンガルー科カンガルー属に分類される哺乳類の一種”。<黒長尾驢>読み方:クロカンガルー黒長尾驢というのは、”双前歯目カンガルー科カンガルー属に分類される哺乳類の一種”。【狐】読み方:キツネ(総称)狐というのは、”食肉目(ネコ目)イヌ科キツネ属およびその近縁に分類される哺乳類の総称”。狐などの動物の体内には「エキノコックス」と呼ばれる寄生虫がいる場合があり、人体に「エキノコックス症」と呼ばれる感染症(肝臓の病気など)を引き起こすことで知られています。狐などの動物の糞(ふん)や体毛にはエキノコックス(寄生虫)の卵が付着している可能性があるため、それらに触った手で食べ物を食べてしまうと、卵が体内に入り感染してしまいます。<赤狐>読み方:アカギツネ赤狐というのは、”食肉目イヌ科キツネ属に分類される哺乳類の一種”。狐というと、一般的には赤狐を指すことが多いです。<銀狐>読み方:ギンギツネ銀狐というのは、”北半球に広く生息する赤狐(アカギツネ)の亜種”。<本土狐>読み方:ホンドギツネ本土狐というのは、”北半球に広く生息する赤狐(アカギツネ)の亜種”。【麒麟(騏驎)】読み方:キリン麒麟というのは、”鯨偶蹄目キリン科キリン属に分類される哺乳類の一種”。麒麟は動物の中で最も睡眠時間が短く、立ったままの仮眠は2時間ほどで、地面に座ってぐっすり眠るのは1日に数分~20分ほどになります。これは常にライオンなどの肉食動物を警戒し、すぐに逃げられるように長い睡眠時間をとらなくなったとされています。【鯨】読み方:クジラ(総称)鯨というのは、”鯨偶蹄目に分類される鯨類のうち、大型の種の総称”。鯨(クジラ)と海豚(イルカ)は分類学上、明確には区別されておらず、一般的には体長4~5m以下のものを海豚、それ以上の体長のものを鯨と呼ぶことが多いです。<座頭鯨>読み方:ザトウクジラ座頭鯨というのは、”鯨偶蹄目ナガスクジラ科ザトウクジラ属に分類される哺乳類の一種”。<白長須鯨>読み方:シロナガスクジラ白長須鯨というのは、”鯨偶蹄目ナガスクジラ科ナガスクジラ属に分類される哺乳類の一種”。<抹香鯨>読み方:マッコウクジラ抹香鯨というのは、”鯨偶蹄目マッコウクジラ科マッコウクジラ属に分類される哺乳類の一種”。抹香鯨の腸内に発生する結石のことを「龍涎香(りゅうぜんこう)」と呼び、香水や漢方薬に用いられます。腸の分泌物からとれる龍涎香が、「抹香(まっこう)」に似た香りがすることから「抹香鯨(マッコウクジラ)」と名付けられました。【貂熊(屈狸)】読み方:クズリ貂熊というのは、”食肉目(ネコ目)イタチ科クズリ属に分類される哺乳類の一種”。貂熊(標準和名)は、別名で「黒穴熊(クロアナグマ)」とも呼ばれています。【熊】読み方:クマ(総称)熊というのは、”食肉目(ネコ目)クマ科に分類される哺乳類の総称”。<月輪熊>読み方:ツキノワグマ月輪熊というのは、”食肉目クマ科クマ属に分類される哺乳類の一種”。胸に三日月のような模様があることから名付けられ、個体によっては三日月模様が欠けていたり、模様自体がない個体も存在します。<羆(緋熊・樋熊)>読み方:ヒグマ羆というのは、”食肉目クマ科クマ属に分類される哺乳類の一種”。北極熊(ホッキョクグマ)と並びクマ科では最大の種で、性格は臆病で警戒心が強いです。<北極熊>読み方:ホッキョクグマ北極熊というのは、”食肉目クマ科クマ属に分類される哺乳類の一種”。北極熊(標準和名)は、全身が白い体毛に覆われているように見えることから、別名で「白熊(シロクマ)」とも呼ばれています。北極熊の肌は真っ黒で、体毛は透明で内部が空洞になっている特殊な構造になっており、散乱光によって白く見える仕組みになっています。【子守熊(袋熊)】読み方:コアラ子守熊というのは、”双前歯目(カンガルー目)コアラ科コアラ属に分類される哺乳類の一種”。ユーカリという植物の葉を食べますが、ユーカリの葉には「青酸配糖体(せいさんはいとうたい)」と呼ばれる毒が含まれています。子守熊は毒を分解する微生物や酵素を持っているため体内で解毒することができます。子守熊は動物の中で最も睡眠時間が長く(1日18~22時間)、これは繊維質で毒性のあるユーカリの葉を常食としているため、消化するのに多くのエネルギーを必要とすることから(睡眠でエネルギーを蓄える)だと言われています。【蝙蝠】読み方:コウモリ(総称)蝙蝠というのは、”翼手目(よくしゅもく)(別名:コウモリ目)に分類される哺乳類の総称”。<油蝙蝠>読み方:アブラコウモリ油蝙蝠というのは、”翼手目ヒナコウモリ科アブラコウモリ属に分類される哺乳類の一種”。油蝙蝠(標準和名)は、家屋に棲みつくことから、別名で「家蝙蝠(イエコウモリ)」とも呼ばれています。油蝙蝠は、日本で最も一般的な蝙蝠になります。<菊頭蝙蝠>読み方:キクガシラコウモリ菊頭蝙蝠というのは、”翼手目キクガシラコウモリ科キクガシラコウモリ属に分類される哺乳類の一種”。【大猩猩(大猩々)】読み方:ゴリラ(総称)大猩猩というのは、”霊長目(サル目)ヒト科ゴリラ属に分類される哺乳類の総称”。<西大猩猩>読み方:ニシゴリラ西大猩猩というのは、”霊長目ヒト科ゴリラ属に分類される哺乳類の一種”。ちなみに西大猩猩の亜種である「ニシローランドゴリラ」の学名を「Gorilla gorilla gorilla(ゴリラ ゴリラ ゴリラ)」と言います。<山地大猩猩>読み方:マウンテンゴリラ山地大猩猩というのは、”霊長目ヒト科ゴリラ属に分類される哺乳類の一種”。↓サ行~【犀】読み方:サイ(総称)犀というのは、”奇蹄目(きていもく)(別名:ウマ目)サイ科に分類される哺乳類の総称”。犀の角(つの)は、爪や髪の毛と同じタンパク質の一種である「ケラチン」と呼ばれる成分から構成されています。<印度犀>読み方:インドサイ印度犀というのは、”奇蹄目サイ科インドサイ属に分類される哺乳類の一種”。<黒犀>読み方:クロサイ黒犀というのは、”奇蹄目サイ科クロサイ属に分類される哺乳類の一種”。<白犀>読み方:シロサイ白犀というのは、”奇蹄目サイ科シロサイ属に分類される哺乳類の一種”。【山椒魚(鯢・䱱魚)】読み方:サンショウウオ(総称)山椒魚というのは、”有尾目(サンショウウオ目)サンショウウオ科・オオサンショウウオ科などに分類される両生類の総称”。<大山椒魚>読み方:オオサンショウウオ大山椒魚というのは、”有尾目オオサンショウウオ科オオサンショウウオ属に分類される両生類の一種”。<霞山椒魚>読み方:カスミサンショウウオ霞山椒魚というのは、”有尾目サンショウウオ科サンショウウオ属に分類される両生類の一種”。<墨西哥鯢>読み方:メキシコサンショウウオ※上は墨西哥鯢(白変種)(一般的には「ウーパールーパー」)の写真墨西哥鯢というのは、”有尾目トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属に分類される両生類の一種”。白変種の個体は、一般的には別名で「ウーパールーパー」、他には個体に関係なく「メキシコサラマンダー」とも呼ばれています。【鹿】読み方:シカ(総称)鹿というのは、”鯨偶蹄目シカ科に分類される哺乳類の総称”。多くのシカ科の雌(メス)は角を持ちませんが、馴鹿(トナカイ)は雄(オス)と雌のどちらも角を持っています。<馴鹿>読み方:トナカイ馴鹿というのは、”鯨偶蹄目シカ科トナカイ属に分類される哺乳類の一種”。荷物や人間を載せたそりを引くためにも利用され、サンタクロースのそりを引く動物としてのイメージが強いです。<日本鹿>読み方:ニホンジカ日本鹿というのは、”鯨偶蹄目シカ科シカ属に分類される哺乳類の一種”。日本鹿には、「蝦夷鹿(エゾジカ)」「屋久鹿(ヤクシカ)」「九州鹿(キュウシュウジカ)」などの亜種が存在します。<箆鹿(篦鹿)>読み方:ヘラジカ箆鹿というのは、”鯨偶蹄目シカ科ヘラジカ属に分類される哺乳類の一種”。雄の成獣が箆(へら)のような平たい角を持つことが名前の由来になっています。【縞馬(斑馬)】読み方:シマウマ(総称)縞馬というのは、”奇蹄目(ウマ目)ウマ科ウマ属のうち、白黒の縞模様を持つ種の総称”。縞馬は、馬と比較して小柄で、人が乗ったり重い荷物を運ばせるのは難しいです。【亜米利加豹】読み方:ジャガー※上は亜米利加豹(黒変種)の写真亜米利加豹というのは、”食肉目(別目:ネコ目)ネコ科ヒョウ属に分類される哺乳類の一種”。全身が黒い「黒変種(こくへんしゅ)」と呼ばれるタイプもいますが、普通の亜米利加豹と色以外に違いはありません。【鯱】読み方:シャチ鯱というのは、”鯨偶蹄目マイルカ科シャチ属に分類される哺乳類の一種”。【胡狼】読み方:ジャッカル(総称)胡狼というのは、”食肉目(ネコ目)イヌ科イヌ属に分類される哺乳類で、狼(オオカミ)や狐(キツネ)に似た中小型種の総称”。<背黒胡狼>読み方:セグロジャッカル背黒胡狼というのは、”食肉目イヌ科イヌ属に分類される哺乳類の一種”。【儒艮】読み方:ジュゴン儒艮というのは、”海牛目(かいぎゅうもく)(別名:ジュゴン目)ジュゴン科ジュゴン属に分類される哺乳類の一種”。※上はマナティーの写真東洋では「儒艮」、西洋では「マナティー」が人魚のモデルになった動物とされています。【鼈】読み方:スッポン(一種)鼈というのは、”カメ目スッポン科スッポン属に分類される爬虫類の一種/カメ目スッポン科に分類される爬虫類の総称”。前者の意味の鼈(標準和名)は、別名で「日本鼈(ニホンスッポン)」「極東鼈(キョクトウスッポン)」とも呼ばれています。【海象(海馬)】読み方:セイウチ海象というのは、”食肉目(ネコ目)セイウチ科セイウチ属に分類される哺乳類の一種”。↓タ行~【狸】読み方:タヌキ(総称)狸というのは、”食肉目(ネコ目)イヌ科タヌキ属に分類される哺乳類の総称”。狸はとても臆病な動物で、(大きな音などに)驚くと一時期的に気を失うことがあります。このことから”都合の悪いときに、わざと眠ったふりをすること”の意味で「狸寝入り(たぬきねいり)」ということわざが使われます。<本土狸>読み方:ホンドタヌキ本土狸というのは、”食肉目イヌ科タヌキ属に分類される哺乳類の一種”。狸というと、一般的には本土狸のことを指します。本土狸(標準和名)は、別名で「日本狸(ニホンタヌキ)」とも呼ばれています。【狩猟豹】読み方:チーター狩猟豹というのは、”食肉目(別名:ネコ目)ネコ科チーター属に分類される哺乳類の一種”。世界最速の哺乳類といわれ、100mの距離を3秒~4秒程度で走り、約3秒間で時速0kmから時速96kmまで加速できるとされています。【黒猩猩(黒猩々)】読み方:チンパンジー黒猩猩というのは、”霊長目(サル目)ヒト科チンパンジー属にに分類される哺乳類の一種”。【貂(黄鼬)】読み方:テン(総称)貂というのは、”食肉目(ネコ目)イタチ科テン属に分類される哺乳類の総称”。<黒貂>読み方:クロテン黒貂というのは、”食肉目イタチ科テン属に分類される哺乳類の一種”。<本土貂>読み方:ホンドテン本土貂というのは、”食肉目イタチ科テン属に分類される哺乳類の一種”。貂というと、一般的には本土貂を指すことが多いです。本土貂(標準和名)は、別名で「日本貂(ニホンテン)」とも呼ばれています。【蜥蜴(石竜子)】読み方:トカゲ(総称)蜥蜴というのは、”有鱗目トカゲ亜目に分類される爬虫類の総称”。<東青舌蜥蜴>読み方:ヒガシアオジタトカゲ東青舌蜥蜴というのは、”有鱗目トカゲ亜目トカゲ科アオジタトカゲ属に分類される爬虫類の一種”。青っぽい色の舌を持つことが名前の由来になります。<襟巻蜥蜴>読み方:エリマキトカゲ襟巻蜥蜴というのは、”有鱗目トカゲ亜目アガマ科エリマキトカゲ属に分類される爬虫類の一種”。地上での移動のほとんどは2本足で直立走行し、危険を感じると襟(えり)状の皮膚を広げて威嚇(いかく)します。<太顎鬚蜥蜴>読み方:フトアゴヒゲトカゲ太顎鬚蜥蜴というのは、”有鱗目トカゲ亜目アガマ科アゴヒゲトカゲ属に分類される爬虫類の一種”。喉(のど)の部分にある棘(トゲ)が太い顎髭(あごひげ)のように見えることが名前の由来になります。【海馬(胡獱)】読み方:トド海馬というのは、”食肉目(ネコ目)アシカ科トド属に分類される哺乳類の一種”。↓ナ行~【樹懶】読み方:ナマケモノ(総称)※上は二指樹懶(フタユビナマケモノ)の写真樹懶というのは、”有毛目ナマケモノ亜目に分類される哺乳類の総称”。動作はゆっくりしていて、長い鉤爪(かぎづめ)を木の枝に引っ掛けてぶら下がり、生涯のほとんどを木にぶら下がって過ごします。<二指樹懶>読み方:フタユビナマケモノ(総称)二指樹懶というのは、”有毛目ナマケモノ亜目フタユビナマケモノ科フタユビナマケモノ属に分類される哺乳類の総称”。フタユビナマケモノ科の仲間は、前足の指の数が2本で、後足の指の数は3本あり、尻尾(しっぽ)はありません。<三指樹懶>読み方:ミユビナマケモノ(総称)三指樹懶というのは、”有毛目ナマケモノ亜目ミユビナマケモノ科ミユビナマケモノ属に分類される哺乳類の総称”。ミユビナマケモノ科の仲間は、前後両足の指の数が3本あり、小さな尻尾があります。【沼狸(海狸鼠)】読み方:ヌートリア沼狸というのは、”齧歯目(ネズミ目)ヌートリア科ヌートリア属に分類される哺乳類の一種”。【鵺(鵼・夜鳥・奴延鳥)】読み方:ヌエ鵺というのは、”日本の伝承に登場する妖怪”。猿(サル)の顔、狸(タヌキ)の胴体、虎(トラ)の手足、蛇(ヘビ)の尾を持つとされています。【鼠】読み方:ネズミ(総称)鼠というのは、”齧歯目(ネズミ目)ネズミ亜目に分類される哺乳類の総称”。<溝鼠>読み方:ドブネズミ溝鼠というのは、”齧歯目ネズミ亜目ネズミ科クマネズミ属に分類される哺乳類の一種”。下水道や側溝などの湿った場所に生息することが名前の由来になります。ちなみに溝(どぶ)は”雨水・汚水などが流れる溝(みぞ)”を指します。<二十日鼠(廿日鼠・鼷)>読み方:ハツカネズミ二十日鼠というのは、”齧歯目ネズミ亜目ネズミ科ハツカネズミ属に分類される哺乳類の一種”。他の鼠よりも小さく、妊娠期間が20日ほどであることが名前の由来になります。↓ハ行~【鬣犬】読み方:ハイエナ(総称)鬣犬というのは、”食肉目(ネコ目)ハイエナ科に分類される哺乳類の総称”。腐った肉にいる有害な微生物から身を守る内臓器官や骨を消化できる胃を持っているため、他の肉食動物が食べることができない腐肉や骨も噛み砕いて食べ、それを消化して栄養にすることができます。このように鬣犬が腐肉や骨を食べることによって、サバンナを掃除してくれることから、別名で「サバンナの掃除屋(掃除人)」とも呼ばれています。<褐色鬣犬>読み方:カッショクハイエナ褐色鬣犬というのは、”食肉目ハイエナ科シマハイエナ属に分類される哺乳類の一種”。<縞鬣犬>読み方:シマハイエナ縞鬣犬というのは、”食肉目ハイエナ科シマハイエナ属に分類される哺乳類の一種”。<斑鬣犬>読み方:ブチハイエナ斑鬣犬というのは、”食肉目ハイエナ科ブチハイエナ属に分類される哺乳類の一種”。【獏(貘)】読み方:バク(総称)獏というのは、”奇蹄目(ウマ目)バク科に分類される哺乳類の総称/中国に伝わる想像上の動物”。獏(後者の意味)は「人の悪夢を食べる動物」として知られていますが、これは中国に伝わる空想上の動物で、実際の動物である獏(前者の意味)を指しているわけではありません。<亜米利加獏>読み方:アメリカバク亜米利加獏というのは、”奇蹄目バク科バク属に分類される哺乳類の一種”。<中米獏>読み方:ベアードバク中米獏というのは、”奇蹄目バク科バク属に分類される哺乳類の一種”。<馬来獏>読み方:マレーバク馬来獏というのは、”奇蹄目バク科バク属に分類される哺乳類の一種”。獏というと、一般的には馬来獏を指すことが多いです。【白鼻芯(白鼻心)】読み方:ハクビシン白鼻芯というのは、”食肉目(ネコ目)ジャコウネコ科ハクビシン属に分類される哺乳類の一種”。電線の上を移動したり、民家の床下・屋根裏などに棲みつくこともあります。額から鼻先まで白い線があることが名前の由来になります。【倉鼠】読み方:ハムスター(総称)※上はゴールデンハムスターの写真※上はジャンガリアンハムスターの写真倉鼠というのは、”齧歯目(ネズミ目)キヌゲネズミ科キヌゲネズミ亜科に分類される哺乳類の総称”。倉鼠というと、一般的には「ゴールデンハムスター」がよく知られています。【針鼠(蝟)】読み方:ハリネズミ(総称)針鼠というのは、”真無盲腸目(しんむもうちょうもく)ハリネズミ科ハリネズミ亜科に分類される哺乳類の総称”。名前に鼠(ネズミ)と表記されますが、鼠の仲間ではありません。<四指針鼠>読み方:ヨツユビハリネズミ四指針鼠というのは、”真無盲腸目ハリネズミ科ハリネズミ亜科アフリカネズミ属に分類される哺乳類の一種”。針鼠というと、一般的には四指針鼠を指すことが多いです。針鼠の中で唯一、後足の指の数が4本しかないことが名前の由来になります。【熊猫】読み方:パンダ(総称)熊猫というのは、”大熊猫(ジャイアントパンダ)と小熊猫(レッサーパンダ)の総称”。<大熊猫>読み方:ジャイアントパンダ大熊猫というのは、”食肉目(ネコ目)クマ科ジャイアントパンダ属に分類される哺乳類の一種”。熊猫というと、一般的には大熊猫を指すことが多いです。果物などを食べることもありますが、ほとんどは竹や笹(ササ)の葉・幹(みき)・若芽(タケノコのこと)を食べます。<小熊猫>読み方:レッサーパンダ小熊猫というのは、”食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属に分類される哺乳類の一種”。「レッサー(lesser)」は”小さい方の”という意味の英語なので、レッサーパンダは「小さい方のパンダ」を意味します。【海狸】読み方:ビーバー(総称)海狸というのは、”齧歯目(ネズミ目)ビーバー科ビーバー属に分類される哺乳類の総称”。※上は海狸の巣海狸は、木の枝や砂・泥などを用いてダムを作って川の水をせき止め、そのダム湖の中央に木の枝などで巣を作る習性があります。<亜米利加海狸>読み方:アメリカビーバー亜米利加海狸というのは、”齧歯目ビーバー科ビーバー属に分類される哺乳類の一種”。【狒狒(狒々・狒)】読み方:ヒヒ(総称)狒狒というのは、”霊長目(サル目)オナガザル科ヒヒ属に分類される哺乳類の総称”。<阿努比斯狒狒>読み方:アヌビスヒヒ阿努比斯狒狒というのは、”霊長目オナガザル科ヒヒ属に分類される哺乳類の一種”。<黄色狒狒>読み方:キイロヒヒ黄色狒狒というのは、”霊長目オナガザル科ヒヒ属に分類される哺乳類の一種”。<飛布狒狒>読み方:マントヒヒ飛布狒狒というのは、”霊長目オナガザル科ヒヒ属に分類される哺乳類の一種”。雄(オス)は頭から腰にかけて長い毛があり、肩から背にかけて覆われている長い毛がマントのように見えることが名前の由来になります。【亜米利加獅(米獅)】読み方:ピューマ亜米利加獅というのは、”食肉目(ネコ目)ネコ科ピューマ属に分類される哺乳類の一種”。【豹】読み方:ヒョウ(総称)豹というのは、”食肉目(ネコ目)ネコ科ヒョウ属に分類される哺乳類の総称”。種類に関係なく突然変異で毛色が黒い個体(黒変種)が生じることがあり、そのような黒い個体を「黒豹(クロヒョウ)」と呼びます。<阿弗利加豹>読み方:アフリカヒョウ阿弗利加豹というのは、”食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される哺乳類の一種”。<雪豹>読み方:ユキヒョウ雪豹というのは、”食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される哺乳類の一種”。【蛇】読み方:ヘビ(総称)蛇というのは、”有鱗目ヘビ亜目に分類される爬虫類の総称”。<青大将>読み方:アオダイショウ青大将というのは、”有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科ナメラ属に分類される爬虫類の一種”。毒を持っていない蛇で、日本本土では最も大きな蛇になります。<響尾蛇>読み方:ガラガラヘビ(総称)響尾蛇というのは、”有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科ガラガラヘビ属に分類される爬虫類の総称”。有毒の蛇で、尾の先端にある脱皮殻の集まったものが、赤ちゃんをあやすためのガラガラに似ていることから名付けられています。<眼鏡蛇>読み方:コブラ(総称)眼鏡蛇というのは、”有鱗目ヘビ亜目コブラ科に分類される爬虫類の総称”。有毒の蛇で、眼鏡蛇の一部の種類は、筋肉で毒腺に圧力をかけることで毒液を飛ばすことができます。<地潜>読み方:ジムグリ地潜というのは、”有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科ナメラ属に分類される爬虫類の一種”。毒を持っていない蛇で、腹部は市松模様(元禄模様)状になっていることから、別名で「元禄蛇(げんろくへび)」とも呼ばれています。<波布(飯匙倩)>読み方:ハブ(一種)波布というのは、”有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科ハブ属に分類される爬虫類の一種/有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科ハブ属に分類される爬虫類の総称”。前者の意味の波布(標準和名)は、別名で「本波布(ホンハブ)」とも呼ばれています。有毒の蛇で、奄美(あまみ)群島・沖縄諸島に生息し、非常に攻撃性が強く好戦的です。波布というと「ハブ酒(しゅ)」が有名で、下処理をした波布と薬草などを酒(泡盛など)の中に漬け込んで熟成させたものになります。熟成期間は基本的には1~5年ほど(長いものでは10年以上)で、アルコール度数の強い酒に長期間漬けることによって波布の毒が無毒化されます。<日計(熇尾蛇・竹根蛇)>読み方:ヒバカリ日計というのは、”有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科ヒバカリ属に分類される爬虫類の一種”。毒を持っていない蛇ですが、昔は毒蛇とされており、「噛まれたら命がその日ばかり」が名前の由来になっています。<蝮>読み方:マムシ蝮というのは、”日本蝮(ニホンマムシ:標準和名)の別名”。日本蝮は、”有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科マムシ属に分類される爬虫類の一種”を指します。有毒の蛇で、基本的にはおとなしく臆病な性格をしており、距離さえとっていれば攻撃してくることはまずありません。<山楝蛇(赤楝蛇)>読み方:ヤマカガシ山楝蛇というのは、”有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科ヤマカガシ属に分類される爬虫類の一種”。日本にいる蛇の中で最も強い毒を持っていて、基本的にはおとなしく臆病な性格をしており、距離さえとっていれば攻撃してくることはまずありません。↓マ行~【猫鼬】読み方:マングース(総称)猫鼬というのは、”食肉目(ネコ目)マングース科に分類される哺乳類の総称”。鼠(ネズミ)・蛇(ヘビ)などを捕食するため、1910年に、沖縄に波布(ハブ)退治のために移入されました。しかし猫鼬は主に昼間に行動し、波布は夜間に行動するため、両者が出会うチャンスは極めて低く失敗に終わりました。<小人猫鼬>読み方:コビトマングース小人猫鼬というのは、”食肉目マングース科コビトマングース属に分類される哺乳類の一種”。<縞猫鼬>読み方:シママングース縞猫鼬というのは、”食肉目マングース科ガンビアマングース属に分類される哺乳類の一種”。【山魈】読み方:マンドリル山魈というのは、”霊長目(サル目)オナガザル科マンドリル属に分類される哺乳類の一種”。【鼯鼠(鼺鼠・鼫)】読み方:ムササビ鼯鼠というのは、”齧歯目(ネズミ目)リス科ムササビ属に分類される哺乳類の一種”。長い前足と後足の間に「飛膜(ひまく)」(皮膚のひだ)と呼ばれる膜があり、飛膜を広げてグライダーのように滑空し、木から木へと飛び移ります。【狢(貉)】読み方:ムジナ※上は狢(穴熊)の写真狢というのは、”穴熊(アナグマ:標準和名)の別名”。穴熊は、”食肉目(ネコ目)イタチ科アナグマ属に分類される哺乳類の一種”を指します。狸(タヌキ)・白鼻芯(ハクビシン)なども狢と呼ぶことがありますが、一般的には狢というと穴熊のことを指します。【土竜(鼴鼠)】読み方:モグラ(総称)土竜というのは、”真無盲腸目モグラ科に分類される哺乳類の総称”。多くの土竜は地下にトンネルを掘って生活し、地表付近でトンネルを掘ったときに、地表に押し上げられて盛り上がった跡を「モグラ塚(づか)」と呼びます。<神戸土竜>読み方:コウベモグラ神戸土竜というのは、”真無盲腸目モグラ科モグラ属に分類される哺乳類の一種”。<日不見>読み方:ヒミズ日不見というのは、”真無盲腸目モグラ科ヒミズ属に分類される哺乳類の一種”。日不見は夜行性で、日中は土の中に潜っているため、日光が当たるところには出てこないことから名付けられています。【鼯鼠(摸摸具和)】読み方:モモンガ(一種)鼯鼠というのは、”日本鼯鼠(ニホンモモンガ:標準和名)の別名/齧歯目(ネズミ目)リス科モモンガ属に分類される哺乳類の総称”。前足と後足の間に「飛膜(ひまく)」(皮膚のひだ)と呼ばれる膜があり、飛膜を広げてグライダーのように滑空し、木から木へと飛び移ります。<日本鼯鼠>読み方:ニホンモモンガ日本鼯鼠というのは、”齧歯目リス科モモンガ属に分類される哺乳類の一種”。日本鼯鼠(標準和名)は、別名で「本土鼯鼠(ホンドモモンガ)」とも呼ばれています。また生息地によって「本州鼯鼠(ホンシュウモモンガ)」「山陰鼯鼠(サンインモモンガ)」「九州鼯鼠(キュウシュウモモンガ)」のように分類される場合もあります。<袋鼯鼠>読み方:フクロモモンガ袋鼯鼠というのは、”双前歯目(カンガルー目)フクロモモンガ科フクロモモンガ属に分類される哺乳類の一種”。鼯鼠と表記されますが、実は鼯鼠の仲間ではなく、長尾驢(カンガルー)や子守熊(コアラ)の仲間になります。鼯鼠の仲間ではありませんが、鼯鼠同様に飛膜があり、飛膜を広げてグライダーのように滑空し、木から木へと飛び移ります。↓ヤ行~【山羊(野羊)】読み方:ヤギ(総称)山羊というのは、”鯨偶蹄目ウシ科ヤギ属に分類される哺乳類の総称”。紙を好んで食べるイメージがありますが、食べることができるのは昔の紙の材質(自然由来の植物)で、現代の紙は化学薬品やインクが使われているため食べることはできません。(正確にいうと、食べることはできますが、山羊の体に悪いため食べさせないようにしましょう)【山荒(豪猪)】読み方:ヤマアラシ(総称)山荒というのは、”齧歯目(ネズミ目)ヤマアラシ科・アメリカヤマアラシ科に分類される哺乳類の総称”。危険が迫ったときに針を逆立てながら、相手に対して後ろ向きで突進してきます。草・木の葉・樹皮・木の根・果実などを食べ、周りの植物を根まで掘り出して食い荒らし、山の木を枯らしてしまうことが名前の由来になっています。<鬣山荒>読み方:タテガミヤマアラシ鬣山荒というのは、”齧歯目ヤマアラシ科ヤマアラシ属に分類される哺乳類の一種”。鬣山荒(標準和名)は、別名で「阿弗利加鬣山荒(アフリカタテガミヤマアラシ)」とも呼ばれています。<印度鬣山荒>読み方:インドタテガミヤマアラシ印度鬣山荒というのは、”齧歯目ヤマアラシ科ヤマアラシ属に分類される哺乳類の一種”。【山鼠(冬眠鼠)】読み方:ヤマネ山鼠というのは、”齧歯目(ネズミ目)ヤマネ科ヤマネ属に分類される哺乳類の一種”。山鼠(標準和名)は、別名で「日本山鼠(ニホンヤマネ)」とも呼ばれています。【家守(守宮・壁虎)】読み方:ヤモリ(一種)家守というのは、”日本家守(ニホンヤモリ:標準和名)の別名/有鱗目ヤモリ科に分類される爬虫類の総称”。<日本家守>読み方:ニホンヤモリ日本家守というのは、”有鱗目ヤモリ科ヤモリ属に分類される爬虫類の一種”。垂直なガラス面にも張り付いて行動でき、尾は自切・再生することができます。↓ラ行~【獅子】読み方:ライオン(総称)獅子というのは、”食肉目(ネコ目)ネコ科ヒョウ属に分類される哺乳類の総称”。獅子は、一般的には「しし」と読むことがほとんどです。雄(オス)はたてがみが特徴的で、雌(メス)にはたてがみはありません。複数の雌と群れを作り、そこに雄1頭で君臨する様子から、別名で「百獣の王」とも呼ばれています。【駱駝】読み方:ラクダ(総称)駱駝というのは、”鯨偶蹄目ラクダ科ラクダ属に分類される哺乳類の総称”。駱駝は栄養を脂肪に変えてコブに溜(た)めており、餌(えさ)が見つからないときはそのコブの脂肪を少しずつ使って命をつないでいます。<一瘤駱駝>読み方:ヒトコブラクダ一瘤駱駝というのは、”鯨偶蹄目ラクダ科ラクダ属に分類される哺乳類の一種”。<二瘤駱駝>読み方:フタコブラクダ二瘤駱駝というのは、”鯨偶蹄目ラクダ科ラクダ属に分類される哺乳類の一種”。【海獺(猟虎・獺虎・海猟)】読み方:ラッコ海獺というのは、”食肉目(ネコ目)イタチ科ラッコ属に分類される哺乳類の一種”。海獺は主に海岸から1km以内の、岩場があり、海藻が茂っている環境に生息しています。休むときや寝るときは、そのまま寝ると流されてしまうため、海藻を体に巻きつけてから寝ます。(群れでいるときで近くに海藻がないときは、手を繋いで群れからはぐれないようにします)【騾馬】読み方:ラバ騾馬というのは、”奇蹄目(ウマ目)ウマ科ウマ属に分類される哺乳類の一種”。雄(オス)の驢馬(ロバ)と、雌(メス)の馬の交雑種で、馬のような体格と驢馬の頑丈さを持っています。【栗鼠】読み方:リス(総称)栗鼠というのは、”齧歯目(ネズミ目)リス科に分類される哺乳類の総称”。<蝦夷鼯鼠>読み方:エゾモモンガ蝦夷鼯鼠というのは、”齧歯目リス科モモンガ属に分類される哺乳類の一種”。鼯鼠(モモンガ)と同様に前足から後足、後足から尾の付け根まで「飛膜(ひまく)」(皮膚のひだ)と呼ばれる膜があり、飛膜を広げてグライダーのように滑空し、木から木へと飛び移ります。鼯鼠(モモンガ)と表記されますが、栗鼠(リス)の仲間になります。<蝦夷栗鼠>読み方:エゾリス蝦夷栗鼠というのは、”齧歯目リス科リス属に分類される哺乳類の一種”。<縞栗鼠>読み方:シマリス(総称)縞栗鼠というのは、”齧歯目リス科シマリス属に分類される哺乳類の総称”。縞栗鼠というと、日本では一般的に「西比利亜縞栗鼠(シベリアシマリス)」を指します。<日本栗鼠>読み方:ニホンリス日本栗鼠というのは、”齧歯目リス科リス属に分類される哺乳類の一種”。日本栗鼠(標準和名)は、別名で「本土栗鼠(ホンドリス)」とも呼ばれています。【驢馬】読み方:ロバ(総称)驢馬というのは、”奇蹄目(ウマ目)ウマ科ウマ属ロバ亜属に分類される哺乳類の総称”。ウマ科の中で最も小型ですが、力が強く、古くから家畜(荷物の運搬など)として利用されます。英語では「ドンキー(donkey)」と呼ばれ、「ドンキー(donkey)」には驢馬の他にも”まぬけ。のろま”という意味もあります。↓ワ行~【鰐】読み方:ワニ(総称)鰐というのは、”ワニ目に分類される爬虫類の総称”。<入江鰐>読み方:イリエワニ入江鰐というのは、”ワニ目クロコダイル科クロコダイル属に分類される爬虫類の一種”。動物の中で最も噛(か)む力が強いとされ、主に汽水域に生息し、入り江や三角州のマングローブ林を好むことが名前の由来になっています。<暹羅鰐>読み方:シャムワニ暹羅鰐というのは、”ワニ目クロコダイル科クロコダイル属に分類される爬虫類の一種”。暹羅(シャム)というのは、タイ王国の旧名で、”暹羅(シャム)産の鰐(ワニ)”という意味から「暹羅鰐(シャムワニ)」と名付けられています。<西阿弗利加小人鰐>読み方:ニシアフリカコビトワニ西阿弗利加小人鰐というのは、”ワニ目クロコダイル科コビトワニ属に分類される爬虫類の一種”。西阿弗利加小人鰐(標準和名)は、別名で「西阿弗利加小型鰐(ニシアフリカコガタワニ)」とも呼ばれています。動物の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【海豹(水豹)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【アライグマ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の一種】【(広義では)食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類の総称】の両方を意味例 【アリクイ(総称)】 ⇒ 【有毛目アリクイ亜目に分類される哺乳類の総称】を意味(アリクイという名称の特定の動物が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄指猿アイアイ【海豹(水豹)】アザラシ(総称)◆顎鬚海豹アゴヒゲアザラシ◆胡麻斑海豹ゴマフアザラシ◆銭形海豹ゼニガタアザラシ【海驢(葦鹿)】アシカ(一種)海驢(一種)は、「加州海驢(カリフォルニアアシカ)」(標準和名)の別名◆加羅哇哥斯海驢ガラパゴスアシカ◆加州海驢カリフォルニアアシカ【洗熊(浣熊)】アライグマ(一種)【食蟻獣(蟻食・蟻喰)】アリクイ(総称)◆大蟻食オオアリクイ◆南小蟻食ミナミコアリクイ羊駱駝アルパカ羊駱駝は「駱駝(ラクダ)」の仲間【犰狳(鎧鼠)】アルマジロ(総称)大半の種類は丸くなることができない◆三帯犰狳ミツオビアルマジロ数少ない丸くなることのできる犰狳の一種【鬣蜥蜴(立髪竜)】イグアナ(総称)一般的には「緑鬣蜥蜴(グリーンイグアナ)」を指すことが多い◆海鬣蜥蜴ウミイグアナ◆緑鬣蜥蜴グリーンイグアナ【鼬(鼬鼠)】イタチ(総称)一般的には「日本鼬(ニホンイタチ)」を指すことが多い◆白鼬オコジョ◆朝鮮鼬チョウセンイタチ朝鮮鼬は、「西比利亜鼬(シベリアイタチ)」(標準和名)の別名◆日本鼬ニホンイタチ【猪(豬)】イノシシ(一種)猪の子供を「ウリ坊」と呼ぶ◆日本猪ニホンイノシシ日本猪は、猪(一種)の亜種◆琉球猪リュウキュウイノシシ琉球猪は、猪(一種)の亜種【井守(蠑螈)】イモリ(総称)一般的には「赤腹井守(アカハライモリ)」を指すことが多い◆赤腹井守アカハライモリ赤腹井守(標準和名)の別名は「日本井守(ニホンイモリ)」◆尻剣井守シリケンイモリ◆南疣井守ミナミイボイモリ【海豚(鯆)】イルカ(総称)目安として体長4~5m以下のものを「海豚(イルカ)」、それ以上のものを「鯨(クジラ)」と呼ぶことが多い◆鎌海豚カマイルカ◆白海豚シロイルカ白海豚(標準和名)の別名は「ベルーガ」◆砂滑スナメリ◆半道海豚ハンドウイルカ半道海豚(標準和名)の別名は「坂東海豚(バンドウイルカ)」【兎】ウサギ(総称)【海亀(魭)】ウミガメ(総称)◆青海亀アオウミガメ青海亀(標準和名)の別名は「正覚坊(ショウガクボウ)」◆赤海亀アカウミガメ◆玳瑁(瑇瑁)タイマイ玳瑁の甲羅は「鼈甲(べっこう)」と呼ばれ、鼈甲細工の原料となる【狼】オオカミ(一種)狼(一種:標準和名)の別名は「灰色狼(ハイイロオオカミ)」「大陸狼(タイリクオオカミ)」◆森林狼シンリンオオカミ◆北極狼ホッキョクオオカミ霍加皮オカピ霍加皮は「麒麟(キリン)」の仲間【膃肭臍(海狗)】オットセイ(総称)◆南阿弗利加膃肭臍ミナミアフリカオットセイ◆南亜米利加膃肭臍ミナミアメリカオットセイ【袋鼠】オポッサム(総称)袋鼠は「カンガルー」と読むこともできる◆北袋鼠キタオポッサム【猩猩(猩々)】オランウータン(総称)◆蘇門荅剌猩猩スマトラオランウータン◆勃泥亜猩猩(婆羅猩猩)ボルネオオランウータン【蛙】カエル(総称)蛙の幼生(子ども)を「御玉杓子(オタマジャクシ)」と呼ぶ◆牛蛙ウシガエル◆土蛙ツチガエル土蛙(標準和名)の別名は「疣蛙(イボガエル)」◆殿様蛙トノサマガエル◆日本雨蛙ニホンアマガエル一般的には略して「雨蛙(アマガエル)」と呼ばれている◆蟇蛙ヒキガエル(一種)蟇蛙(一種)は、「日本蟇蛙(ニホンヒキガエル)」(標準和名)の別名。蟇蛙の別名は「蝦蟇(ガマ、ガマガエル)」【金蛇(蛇舅母)】カナヘビ(一種)金蛇(一種)は、「日本金蛇(ニホンカナヘビ)」(標準和名)の別名◆青金蛇アオカナヘビ◆日本金蛇ニホンカナヘビ◆宮古金蛇ミヤコカナヘビ【河馬】カバ(一種)小人河馬コビトカバ水豚(川豚)カピバラ【避役(変色竜・変色龍)】カメレオン(総称)◆烏帽子避役エボシカメレオン◆地中海避役チチュウカイカメレオン【羚羊(氈鹿)】カモシカ(一種)羚羊(一種)は、「日本羚羊(ニホンカモシカ)」(標準和名)の別名◆日本羚羊(日本氈鹿)ニホンカモシカ特別天然記念物に指定されている鴨嘴(鴨嘴獣)カモノハシ【獺(川獺)】カワウソ(総称)◆小爪獺コツメカワウソ◆欧亜獺ユーラシアカワウソ【長尾驢(袋鼠・更格廬)】カンガルー(総称)袋鼠は「オポッサム」と読むことが多い◆赤長尾驢アカカンガルー◆大長尾驢オオカンガルー◆黒長尾驢クロカンガルー【狐】狐(総称)一般的には「赤狐(アカギツネ)」を指すことが多い◆赤狐アカギツネ◆銀狐ギンギツネ◆本土狐ホンドギツネ麒麟(騏驎)キリン麒麟は、動物の中で最も睡眠時間が短い【鯨】クジラ(総称)目安として体長4~5m以下のものを「海豚(イルカ)」、それ以上のものを「鯨(クジラ)」と呼ぶことが多い◆座頭鯨ザトウクジラ◆白長須鯨シロナガスクジラ◆抹香鯨マッコウクジラ抹香鯨の腸内に発生する結石を「龍涎香(りゅうぜんこう)」と呼ぶ貂熊(屈狸)クズリ貂熊(標準和名)の別名は「黒穴熊(クロアナグマ)」【熊】クマ(総称)◆月輪熊ツキノワグマ◆羆(緋熊・樋熊)ヒグマ◆北極熊ホッキョクグマ北極熊(標準和名)の別名は「白熊(シロクマ)」【子守熊(袋熊)】コアラ(総称)子守熊は、最も睡眠時間が長い動物【蝙蝠】コウモリ(総称)一般的には(日本では)「油蝙蝠(アブラコウモリ)」を指す◆油蝙蝠アブラコウモリ油蝙蝠(標準和名)の別名は「家蝙蝠(イエコウモリ)」◆菊頭蝙蝠キクガシラコウモリ【大猩猩(大猩々)】ゴリラ(総称)◆西大猩猩ニシゴリラ◆山地大猩猩マウンテンゴリラ【犀】サイ(総称)◆印度犀インドサイ◆黒犀クロサイ◆白犀シロサイ【山椒魚(鯢・䱱魚)】サンショウウオ(総称)◆大山椒魚オオサンショウウオ◆霞山椒魚カスミサンショウウオ◆墨西哥鯢メキシコサンショウウオ白変種の個体は、一般的には別名で「ウーパールーパー」と呼ばれる【鹿】シカ(総称)◆馴鹿トナカイそりを引く動物のイメージが強い◆日本鹿二ホンジカ◆箆鹿(篦鹿)ヘラジカ【縞馬(斑馬)】シマウマ(総称)亜米利加豹ジャガー鯱シャチ【胡狼】ジャッカル(総称)◆背黒胡狼セグロジャッカル儒艮ジュゴン人魚のモデルになったとされている【鼈】スッポン(一種)鼈(一種:標準和名)の別名は「日本鼈(ニホンスッポン)」「極東鼈(キョクトウスッポン)」海象(海馬)セイウチ海馬は「トド」と読むことが多い【狸】タヌキ(総称)一般的には「本土狸(ホンドタヌキ)」を指す◆本土狸ホンドタヌキ本土狸(標準和名)の別名は「日本狸(二ホンタヌキ)」狩猟豹チーター狩猟豹は、世界最速の哺乳類黒猩猩(黒猩々)チンパンジー【貂(黄鼬)】テン(総称)一般的には「本土貂(ホンドテン)」を指すことが多い◆黒貂クロテン◆本土貂ホンドテン本土貂(標準和名)の別名は「日本貂(ニホンテン)」【蜥蜴(石竜子)】トカゲ(総称)◆東青舌蜥蜴ヒガシアオジタトカゲ◆襟巻蜥蜴エリマキトカゲ◆太顎鬚蜥蜴フトアゴヒゲトカゲ海馬(胡獱)トド【樹懶】ナマケモノ(総称)◆二指樹懶フタユビナマケモノ(総称)◆三指樹懶ミユビナマケモノ(総称)沼狸(海狸鼠)ヌートリア鵺(鵼・夜鳥・奴延鳥)ヌエ日本の伝承に登場する妖怪【鼠】ネズミ(総称)◆溝鼠ドブネズミ◆二十日鼠(廿日鼠・鼷)ハツカネズミ【鬣犬】ハイエナ(総称)別名で「サバンナの掃除屋(掃除人)」とも呼ばれる◆褐色鬣犬カッショクハイエナ◆縞鬣犬シマハイエナ◆斑鬣犬ブチハイエナ【獏(貘)】バク(総称)一般的には「馬来獏(マレーバク)」を指すことが多い◆亜米利加獏アメリカバク◆中米獏ベアードバク◆馬来獏マレーバク白鼻芯(白鼻心)ハクビシン【倉鼠】ハムスター(総称)【針鼠】ハリネズミ(総称)一般的には「四指針鼠(ヨツユビハリネズミ)」を指すことが多い。鼠(ネズミ)と表記されるが、鼠の仲間ではない◆四指針鼠ヨツユビハリネズミ【熊猫】パンダ(総称)一般的には「大熊猫(ジャイアントパンダ)」を指すことが多い◆大熊猫ジャイアントパンダ◆小熊猫レッサーパンダ【海狸】ビーバー(総称)◆亜米利加海狸アメリカビーバー【狒狒(狒々・狒)】ヒヒ(総称)◆阿努比斯狒狒アヌビスヒヒ◆黄色狒狒キイロヒヒ◆飛布狒狒マントヒヒ亜米利加獅(米獅)ピューマ【豹】ヒョウ(総称)◆阿弗利加豹アフリカヒョウ◆雪豹ユキヒョウ【蛇】ヘビ(総称)◆青大将アオダイショウ◆響尾蛇ガラガラヘビ(総称)◆眼鏡蛇コブラ(総称)◆地潜ジムグリ地潜(標準和名)の別名は「元禄蛇(げんろくへび)」◆波布(飯匙倩)ハブ(一種)波布(一種:標準和名)の別名は「本波布(ホンハブ)」◆日計(熇尾蛇・竹根蛇)ヒバカリ◆蝮マムシ蝮は、「日本蝮(ニホンマムシ)」(標準和名)の別名◆山楝蛇(赤楝蛇)ヤマカガシ【猫鼬】マングース(総称)◆小人猫鼬コビトマングース◆縞猫鼬シママングース山魈マンドリル鼯鼠(鼺鼠・鼫)ムササビ鼯鼠は「モモンガ」と読むこともできる狢(貉)ムジナ狢は、「穴熊(アナグマ)」(標準和名)の別名【土竜(鼴鼠)】モグラ◆神戸土竜コウベモグラ◆日不見ヒミズ【鼯鼠(摸摸具和)】モモンガ(一種)鼯鼠(一種)は、「日本鼯鼠(ニホンモモンガ)」(標準和名)の別名。鼯鼠は「ムササビ」と読むこともできる◆日本鼯鼠ニホンモモンガ日本鼯鼠(標準和名)の別名は「本土鼯鼠(ホンドモモンガ)」◆袋鼯鼠フクロモモンガ鼯鼠と表記されるが、鼯鼠の仲間ではない【山羊(野羊)】ヤギ(総称)【山荒(豪猪)】ヤマアラシ(総称)◆鬣山荒タテガミヤマアラシ鬣山荒(標準和名)の別名は「阿弗利加鬣山荒(アフリカタテガミヤマアラシ)」◆印度鬣山荒インドタテガミヤマアラシ山鼠(冬眠鼠)ヤマネ山鼠(標準和名)の別名は「日本山鼠(ニホンヤマネ)」【家守(守宮・壁虎)】ヤモリ(一種)家守(一種)は、「日本家守(ニホンヤモリ)」(標準和名)の別名◆日本家守ニホンヤモリ【獅子】ライオン(総称)獅子は、一般的には「しし」と読むことがほとんど。別名で「百獣の王」とも呼ばれる【駱駝】ラクダ(総称)コブには脂肪が蓄えられている◆一瘤駱駝ヒトコブラクダ◆二瘤駱駝フタコブラクダ海獺(猟虎・獺虎・海猟)ラッコ騾馬ラバ雄の驢馬(ロバ)と、雌の馬の交雑種【栗鼠】リス(総称)◆蝦夷鼯鼠エゾモモンガ鼯鼠と表記されるが、栗鼠(リス)の仲間◆蝦夷栗鼠エゾリス◆縞栗鼠シマリス(総称)日本では一般的に「西比利亜縞栗鼠(シベリアシマリス)」を指す◆日本栗鼠ニホンリス日本栗鼠(標準和名)の別名は「本土栗鼠(ホンドリス)」驢馬ロバ【鰐】ワニ(総称)◆入江鰐イリエワニ動物の中で最も噛む力が強いとされている◆暹羅鰐シャムワニ◆西阿弗利加小人鰐ニシアフリカコビトワニ西阿弗利加小人鰐(標準和名)の別名は「西阿弗利加小型鰐(ニシアフリカコガタワニ)」項目1項目2項目3)★ 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  • 【鳥】難読漢字の一覧!
    このページでは鳥の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(鳥の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓鳥の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓鳥の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●鳥の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ鳥の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【青鵐(蒿雀)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【エナガ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)スズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥類の一種】【(広義では)スズメ目エナガ科に分類される鳥類の総称】の両方を意味例 【インコ(総称)】 ⇒ 【オウム目インコ科に分類される鳥類の総称】を意味(インコという名称の特定の鳥が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【秋沙】読み方:アイサ(総称)秋沙というのは、”カモ目カモ科アイサ属・ウミアイサ属・ミコアイサ属に分類される鳥類の総称”。<海秋沙>読み方:ウミアイサ※上は海秋沙(オス)の写真※上は海秋沙(メス)の写真海秋沙というのは、”カモ目カモ科ミコアイサ属に分類される鳥類の一種”。<川秋沙>読み方:カワアイサ※上は川秋沙(オス)の写真※上は川秋沙(メス)の写真川秋沙というのは、”カモ目カモ科ウミアイサ属に分類される鳥類の一種”。<高麗秋沙>読み方:コウライアイサ※上は高麗秋沙の雌(左)と雄(右)の写真高麗秋沙というのは、”カモ目カモ科アイサ属に分類される鳥類の一種”。<神子秋沙(巫女秋沙)>読み方:ミコアイサ※上は神子秋沙(オス)の写真※上は神子秋沙(メス)の写真神子秋沙というのは、”カモ目カモ科ミコアイサ属に分類される鳥類の一種”。【青鵐(蒿雀)】読み方:アオジ青鵐というのは、”スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥類の一種”。【鯵刺】読み方:アジサシ(一種)鯵刺というのは、”チドリ目カモメ科アジサシ属に分類される鳥類の一種/チドリ目カモメ科アジサシ属とその近縁の属に分類される鳥類の総称”。上空から水中に飛び込み、魚を刺すように捕まえることから名付けられています。(鯵(アジ)を好んで食べるわけではなく、魚の鯵を突き刺すように見えることから)<大鯵刺>読み方:オオアジサシ大鯵刺というのは、”チドリ目カモメ科アジサシ属に分類される鳥類の一種”。<小鯵刺>読み方:コアジサシ小鯵刺というのは、”チドリ目カモメ科アジサシ属に分類される鳥類の一種”。【花鶏(獦子鳥)】読み方:アトリ花鶏というのは、”スズメ目アトリ科アトリ属に分類される鳥類の一種”。【阿比】読み方:アビ阿比というのは、”アビ目アビ科アビ属に分類される鳥類の一種”。【信天翁(阿呆鳥・阿房鳥)】読み方:アホウドリ(一種)信天翁というのは、”ミズナギドリ目アホウドリ科キタアホウドリ属に分類される鳥類の一種/ミズナギドリ目アホウドリ科に分類される鳥類の総称”。人間が近づいても地上での動きが遅く、捕まえるのが簡単だったことから名付けられています。<小阿呆鳥(小信天翁)>読み方:コアホウドリ小阿呆鳥というのは、”ミズナギドリ目アホウドリ科アホウドリ属に分類される鳥類の一種”。【斑鳩(鵤)】読み方:イカルガ(イカル)斑鳩というのは、”スズメ目アトリ科イカル属に分類される鳥類の一種”。「イカルガ」は、「イカル」(標準和名)の別名になります。【交喙(鶍)】読み方:イスカ※上は交喙(オス)の写真※上は交喙(メス)の写真交喙というのは、”スズメ目アトリ科イスカ属に分類される鳥類の一種”。【鸚哥(音呼)】読み方:インコ(総称)鸚哥というのは、”オウム目インコ科に分類される鳥類の総称”。鸚哥は特殊な喉(のど)の構造を持っているため、人間の言葉や音声を真似て発声することができます。<背黄青鸚哥>読み方:セキセイインコ背黄青鸚哥というのは、”オウム目インコ科セキセイインコ属に分類される鳥類の一種”。<牡丹鸚哥>読み方:ボタンインコ牡丹鸚哥というのは、”オウム目インコ科ボタンインコ属に分類される鳥類の一種”。【鵜】読み方:ウ(総称)鵜というのは、”カツオドリ目ウ科に分類される鳥類の総称”。鵜は口にした魚を噛まずに丸呑みにするため、この習性を利用した「鵜飼(うかい)」と呼ばれる漁法があります。(鵜飼では、主に海鵜(ウミウ)という種類が使われる)また、鵜の上記の習性から、”人から言われたことを、疑ったり考えたりせずにそのまま受け入れること”の意味で、「鵜呑み(うのみ)」(一般的には「鵜呑みにする」の形で使われる)という言葉が使われるようになりました。<海鵜>読み方:ウミウ海鵜というのは、”カツオドリ目ウ科ウ属に分類される鳥類の一種”。<川鵜(河鵜)>読み方:カワウ川鵜というのは、”カツオドリ目ウ科ウ属に分類される鳥類の一種”。【鶯(鴬)】読み方:ウグイス(一種)鶯というのは、”スズメ目ウグイス科ウグイス属に分類される鳥類の一種/スズメ目ウグイス科に分類される鳥類の総称”。鶯は「ホーホケキョ」の鳴き声で知られ、大瑠璃(オオルリ)・駒鳥(コマドリ)と並んで日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)に数えられます。「ホーホケキョ」の鳴き声を聞いて春の訪れを感じることから、別名で「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれています。<高麗鶯>読み方:コウライウグイス高麗鶯というのは、”スズメ目コウライウグイス科コウライウグイス属に分類される鳥類の一種”。鶯と表記されますが、鶯の仲間ではありません。<深山鶯>読み方:ミヤマウグイス深山鶯というのは、”スズメ目ウグイス科ウグイス属に分類される鳥類の一種”。【鶉】読み方:ウズラ鶉というのは、”キジ目キジ科ウズラ属に分類される鳥類の一種”。【善知鳥】読み方:ウトウ善知鳥というのは、”チドリ目ウミスズメ科ウトウ属に分類される鳥類の一種”。夏羽(春から夏頃の羽)では上の嘴(くちばし)の付け根に突起ができ、冬羽(秋から冬頃の羽)では嘴の突起がなくなります。【柄長】読み方:エナガ(一種)柄長というのは、”スズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥類の一種/スズメ目エナガ科に分類される鳥類の総称”。<島柄長>読み方:シマエナガ島柄長というのは、”スズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥類。柄長(エナガ)の亜種”。【鴯鶓】読み方:エミュー鴯鶓というのは、”ヒクイドリ目ヒクイドリ科エミュー属に分類される鳥類の一種”。※上は鴯鶓の卵の写真飛べない鳥の一種で、鴯鶓の卵は鶏卵10個分ほどの大きさで、緑色をしています。【鸚鵡】読み方:オウム(総称)鸚鵡というのは、”オウム目オウム科に分類される鳥類の総称”。<阿亀鸚哥(片福面鸚哥)>読み方:オカメインコ阿亀鸚哥というのは、”オウム目オウム科オカメインコ属に分類される鳥類の一種”。鸚哥(インコ)と表記されますが、鸚鵡(オウム)の仲間になります。<太白鸚鵡(大白鸚鵡)>読み方:タイハクオウム太白鸚鵡というのは、”オウム目オウム科オウム属に分類される鳥類の一種”。<椰子鸚鵡>読み方:ヤシオウム椰子鸚鵡というのは、”オウム目オウム科ヤシオウム属に分類される鳥類の一種”。【大鷭】読み方:オオバン大鷭というのは、”ツル目クイナ科オオバン属に分類される鳥類の一種”。【大瑠璃】読み方:オオルリ大瑠璃というのは、”スズメ目ヒタキ科オオルリ属に分類される鳥類の一種”。大瑠璃は、鶯(ウグイス)・駒鳥(コマドリ)と並んで日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)に数えられます。【鴛鴦】読み方:オシドリ※上は鴛鴦の雄(上)と雌(下)の写真鴛鴦というのは、”カモ目カモ科オシドリ属に分類される鳥類の一種”。鴛鴦の雌雄がいつも一緒にいることから、仲が良い夫婦のことを「鴛鴦夫婦(おしどりふうふ)」と言います。ですが、鴛鴦は冬ごとに毎年パートナーを替えることが研究で分かっています。↓カ行~【鸊鷉】読み方:カイツブリ鸊鷉というのは、”カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属に分類される鳥類の一種”。鸊鷉(標準和名)は、別名で「鳰(にお)」とも呼ばれています。【懸巣(鵥)】読み方:カケス(一種)懸巣というのは、”スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥類の一種/スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥類の総称”。<深山懸巣>読み方:ミヤマカケス深山懸巣というのは、”スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥類。懸巣(カケス)の亜種”。<瑠璃懸巣>読み方:ルリカケス瑠璃懸巣というのは、”スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥類の一種”。【鵲】読み方:カササギ鵲というのは、”スズメ目カラス科カササギ属に分類される鳥類の一種”。鵲(標準和名)は、別名で「勝烏(カチガラス)」「高麗烏(コウライガラス)」とも呼ばれています。【鵞鳥(鵝鳥)】読み方:ガチョウ(総称)鵞鳥というのは、”カモ目カモ科ガン亜科に分類される鳥類の総称”。<支那鵞鳥>読み方:シナガチョウ支那鵞鳥というのは、”カモ目カモ科ガン亜科マガン属に分類される鳥類。酒面雁(サカツラガン)を原種とした品種”。【鰹鳥】読み方:カツオドリ鰹鳥というのは、”カツオドリ目カツオドリ科カツオドリ属に分類される鳥類の一種”。鰹(カツオ)などに追われて海面付近に上がってきた小魚を狙うことから、鰹などの魚群を知らせる存在だったことが名前の由来になります。【郭公】読み方:カッコウ郭公というのは、”カッコウ目カッコウ科カッコウ属に分類される鳥類の一種”。郭公は、托卵(たくらん)(他種の鳥の巣で産卵し、その鳥に育てさせること)を行う種として有名です。「カッコウカッコウ」と鳴き、横断歩道を渡るときに流れる音楽にも利用されています。郭公(標準和名)は、別名で「閑古鳥(かんこどり)」とも呼ばれています。【金糸雀】読み方:カナリア金糸雀というのは、”スズメ目アトリ科カナリア属に分類される鳥類の一種”。特殊な呼吸器を持っていて毒物に敏感であることから、古くは炭鉱の毒ガス検知などに利用されていました。金糸雀は常にさえずっていますが、毒ガスを検知すると鳴き声が止むため、それを危険のサインとして利用していました。【鴨】読み方:カモ(総称)鴨というのは、”カモ目カモ科に分類される鳥類のうち、ガン類・ハクチョウ類を除いたものの総称”。<合鴨(間鴨)>読み方:アイガモ※上は合鴨の雌(左)と雄(右)の写真合鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類。野生の真鴨(マガモ)と家鴨(アヒル)との雑種”。<家鴨(鶩)>読み方:アヒル家鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類。真鴨を原種とした亜種”。中華料理のひとつである「北京(ペキン)ダック」などに用いられます。<軽鴨>読み方:カルガモ軽鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種”。<小鴨>読み方:コガモ※上は小鴨の雄(左)と雌(右)の写真小鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種”。<嘴広鴨>読み方:ハシビロガモ※上は嘴広鴨の雄(左)と雌(右)の写真嘴広鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種”。<真鴨>読み方:マガモ※上は真鴨の雄(左)と雌(右)の写真真鴨というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種”。【鴎(鷗)】読み方:カモメ(一種)鴎というのは、”チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の一種/チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の総称”。<海猫>読み方:ウミネコ海猫というのは、”チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の一種”。鳴き声が「ミャーミャー」と猫に似ていることから名付けられています。<白鴎(白鷗)>読み方:シロカモメ白鴎というのは、”チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の一種”。<背黒鴎(背黒鷗)>読み方:セグロカモメ背黒鴎というのは、”チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の一種”。<百合鴎(百合鷗)>読み方:ユリカモメ百合鴎というのは、”チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類の一種”。【烏(鴉)】読み方:カラス(総称)烏というのは、”スズメ目カラス科カラス属および近縁な数属に分類される鳥類の総称”。<黒丸烏(黒丸鴉)>読み方:コクマルガラス※上は黒丸烏(黒色型)の写真※上は黒丸烏(淡色型)の写真黒丸烏というのは、”スズメ目カラス科カラス属に分類される鳥類の一種”。<嘴太烏(嘴太鴉)>読み方:ハシブトガラス嘴太烏というのは、”スズメ目カラス科カラス属に分類される鳥類の一種”。烏というと、日本では一般的に「嘴太烏(ハシブトガラス)」か「嘴細烏(ハシボソガラス)」を指します。<嘴細烏(嘴細鴉)>読み方:ハシボソガラス嘴細烏というのは、”スズメ目カラス科カラス属に分類される鳥類の一種”。烏というと、日本では一般的に「嘴細烏(ハシボソガラス)」か「嘴太烏(ハシブトガラス)」を指します。<深山烏(深山鴉)>読み方:ミヤマガラス深山烏というのは、”スズメ目カラス科カラス属に分類される鳥類の一種”。【雁金】読み方:カリガネ雁金というのは、”カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類の一種”。【翡翠(川蝉・魚狗)】読み方:カワセミ(一種)翡翠というのは、”ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に分類される鳥類の一種/ブッポウソウ目カワセミ科に分類される鳥類の総称”。前者の意味の翡翠(標準和名)は、その美しい見た目から、別名で「(空)飛ぶ宝石」「青い宝石」「渓流の宝石」とも呼ばれています。<赤翡翠>読み方:アカショウビン赤翡翠というのは、”ブッポウソウ目カワセミ科ヤマショウビン属に分類される鳥類の一種”。<山翡翠>読み方:ヤマセミ山翡翠というのは、”ブッポウソウ目カワセミ科ヤマセミ属に分類される鳥類の一種”。【雁(鴈)】読み方:ガン(カリ)(総称)雁というのは、”カモ目カモ科に分類される鳥類のうち、カモ類・ハクチョウ類を除いたものの総称”。「カリ」は、「ガン」(標準和名)の別名になります。<印度雁>読み方:インドガン印度雁というのは、”カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類の一種”。<黒雁>読み方:コクガン黒雁というのは、”カモ目カモ科コクガン属に分類される鳥類の一種”。<真雁>読み方:マガン真雁というのは、”カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類の一種”。【雉子(雉)】読み方:キジ※上は雉子(オス)の写真※上は雉子(メス)の写真雉子というのは、”キジ目キジ科キジ属に分類される鳥類の一種”。日本の固有種であることや美しい見た目などの理由から、日本の国鳥にも選ばれています。【啄木鳥】読み方:キツツキ(総称)啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科に分類される鳥類の総称”。木の幹(みき)を突(つつ)いて穴を開け、中にいる昆虫を食べることから名付けられています。<緑啄木鳥(青啄木鳥)>読み方:アオゲラ緑啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科アオゲラ属に分類される鳥類の一種”。<赤啄木鳥>読み方:アカゲラ赤啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科アカゲラ属に分類される鳥類の一種”。<熊啄木鳥>読み方:クマゲラ熊啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科クマゲラ属に分類される鳥類の一種”。<小啄木鳥>読み方:コゲラ小啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科アカゲラ属に分類される鳥類の一種”。<山啄木鳥(山緑啄木鳥)>読み方:ヤマゲラ山啄木鳥というのは、”キツツキ目キツツキ科アオゲラ属に分類される鳥類の一種”。【水鶏】読み方:クイナ(一種)水鶏というのは、”ツル目クイナ科クイナ属に分類される鳥類の一種/ツル目クイナ科に分類される鳥類の総称”。<山原水鶏>読み方:ヤンバルクイナ山原水鶏というのは、”ツル目クイナ科ヤンバルクイナ属に分類される鳥類の一種”。沖縄本島北部の山原(やんばる)地域のみに生息する固有種で、「山原(やんばる)地方に生息する水鶏(クイナ)」に由来しています。【鵠】読み方:クグイ鵠というのは、”白鳥(ハクチョウ)の別名”。白鳥は”カモ目カモ科ハクチョウ属に分類される鳥類の総称”を意味。【孔雀】読み方:クジャク(総称)孔雀というのは、”キジ目キジ科クジャク属・コンゴクジャク属に分類される鳥類の総称”。孔雀といえば求愛行動が有名で、雄(オス)は大きく色鮮やかな飾り羽を持ち、それを扇状に広げて揺(ゆ)らし、雌(メス)を誘います。<印度孔雀>読み方:インドクジャク印度孔雀というのは、”キジ目キジ科クジャク属に分類される鳥類の一種”。孔雀というと、一般的には印度孔雀のことを指します。<白孔雀>読み方:シロクジャク白孔雀というのは、”キジ目キジ科クジャク属に分類される鳥類。印度孔雀の亜種”。【鳧(鳬・計里・水札)】読み方:ケリ鳧というのは、”チドリ目チドリ科タゲリ属に分類される鳥類の一種”。【鸛】読み方:コウノトリ鸛というのは、”コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属に分類される鳥類の一種”。【小雀】読み方:コガラ小雀というのは、”スズメ目シジュウカラ科コガラ属に分類される鳥類の一種”。【五十雀】読み方:ゴジュウカラ五十雀というのは、”スズメ目ゴジュウカラ科ゴジュウカラ属に分類される鳥類の一種”。【小綬鶏】読み方:コジュケイ小綬鶏というのは、”キジ目キジ科コジュケイ属に分類される鳥類の一種”。↓サ行~【鷺】読み方:サギ(総称)鷺というのは、”ペリカン目サギ科に分類される鳥類の総称”。<亜麻鷺(猩々鷺・飴鷺)>読み方:アマサギ亜麻鷺というのは、”ペリカン目サギ科アマサギ属に分類される鳥類の一種”。<黒鷺>読み方:クロサギ黒鷺というのは、”ペリカン目サギ科コサギ属に分類される鳥類の一種”。<五位鷺>読み方:ゴイサギ五位鷺というのは、”ペリカン目サギ科ゴイサギ属に分類される鳥類の一種”。<白鷺>読み方:シラサギ(総称)白鷺というのは、”全身が白いサギ類の総称”。白鷺は、小鷺(コサギ)・中鷺(チュウサギ)・大鷺(ダイサギ)などを指します。【差羽(刺羽・鸇)】読み方:サシバ差羽というのは、”タカ目タカ科サシバ属に分類される鳥類の一種”。差羽(標準和名)は、別名で「大扇(おおおうぎ)」とも呼ばれています。【鴫(鷸)】読み方:シギ(総称)鴫というのは、”チドリ目シギ科に分類される鳥類の総称”。<磯鷸(磯鴫)>読み方:イソシギ磯鷸というのは、”チドリ目シギ科イソシギ属に分類される鳥類の一種”。<京女鷸(京女鴫)>読み方:キョウジョシギ京女鷸というのは、”チドリ目シギ科キョウジョシギ属に分類される鳥類の一種”。<田鴫(田鷸)>読み方:タシギ田鴫というのは、”チドリ目シギ科タシギ属に分類される鳥類の一種”。<雲雀鴫(雲雀鷸)>読み方:ヒバリシギ雲雀鴫というのは、”チドリ目シギ科オバシギ属に分類される鳥類の一種”。【四十雀】読み方:シジュウカラ四十雀というのは、”スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属に分類される鳥類の一種”。【縞味】読み方:シマアジ※上は縞味(オス)の写真※上は縞味(メス)の写真縞味というのは、”カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種”。【鷓鴣】読み方:シャコ(総称)鷓鴣というのは、”キジ目キジ科シャコ属とその近縁の属に分類される鳥類の総称”。<赤足岩鷓鴣(赤脚岩鷓鴣)>読み方:アカアシイワシャコ赤足岩鷓鴣というのは、”キジ目キジ科イワシャコ属に分類される鳥類の一種”。<髪長鷓鴣>読み方:カミナガシャコ髪長鷓鴣というのは、”キジ目キジ科シャコ属に分類される鳥類の一種”。【十姉妹】読み方:ジュウシマツ十姉妹というのは、”スズメ目カエデチョウ科キンパラ属に分類される鳥類。中国腰白金腹(チュウゴクコシジロキンパラ)の亜種”。他の鳥に比べておとなしく温和な性格で、複数飼いしても喧嘩(けんか)せずに仲良くしていることから「十姉妹」の漢字が当てられました。【雀】読み方:スズメ(一種)雀というのは、”スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥類の一種/スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥類の総称”。<入内雀>読み方:ニュウナイスズメ入内雀というのは、”スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥類の一種”。雀(一種)は主に人家の近くに生息しますが、入内雀は主に林や森などに生息しています。【鶺鴒】読み方:セキレイ(総称)鶺鴒というのは、”スズメ目セキレイ科に分類される鳥類の総称”。<黄鶺鴒>読み方:キセキレイ黄鶺鴒というのは、”スズメ目セキレイ科セキレイ属に分類される鳥類の一種”。<背黒鶺鴒>読み方:セグロセキレイ背黒鶺鴒というのは、”スズメ目セキレイ科セキレイ属に分類される鳥類の一種”。<白鶺鴒>読み方:ハクセキレイ白鶺鴒というのは、”スズメ目セキレイ科セキレイ属に分類される鳥類。大陸白鶺鴒(タイリクハクセキレイ)の亜種”。↓タ行~【鷹】読み方:タカ(総称)鷹というのは、”タカ目タカ科に分類される鳥類のうち、小形ないし中形の種の総称”。鷹は、英語で「ホーク(hawk)」と言います。ちなみに”タカ目タカ科に分類される鳥類のうち、大形の種の総称”を「鷲(ワシ)」(英語で「イーグル(eagle)」)と呼びます。<大鷹(蒼鷹)>読み方:オオタカ大鷹というのは、”タカ目タカ科ハイタカ属に分類される鳥類の一種”。<熊鷹(角鷹)>読み方:クマタカ熊鷹というのは、”タカ目タカ科クマタカ属に分類される鳥類の一種”。<鷂(灰鷹)>読み方:ハイタカ(ハシタカ)鷂というのは、”タカ目タカ科ハイタカ属に分類される鳥類の一種”。「ハシタカ」は、「ハイタカ」(標準和名)の別名になります。【駝鳥】読み方:ダチョウ駝鳥というのは、”ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属に分類される鳥類の一種”。飛べない鳥の一種で、駝鳥の卵は鶏卵25個分ほどの大きさで「世界一大きな卵」とされています。【千鳥(鵆)】読み方:チドリ(総称)千鳥というのは、”チドリ目チドリ科に分類される鳥類の総称”。<桑鳲千鳥(斑鳩千鳥・鵤千鳥)>読み方:イカルチドリ桑鳲千鳥というのは、”チドリ目チドリ科チドリ属に分類される鳥類の一種”。<小千鳥>読み方:コチドリ小千鳥というのは、”チドリ目チドリ科チドリ属に分類される鳥類の一種”。<白千鳥>読み方:シロチドリ白千鳥というのは、”チドリ目チドリ科チドリ属に分類される鳥類の一種”。<目大千鳥>読み方:メダイチドリ目大千鳥というのは、”チドリ目チドリ科チドリ属に分類される鳥類の一種”。【鶫(鶇)】読み方:ツグミ鶫というのは、”スズメ目ツグミ科ツグミ属に分類される鳥類の一種”。【燕(玄鳥・乙鳥)】読み方:ツバメ(一種)燕というのは、”スズメ目ツバメ科ツバメ属に分類される鳥類の一種/ツバメ目ツバメ科に分類される鳥類の総称”。民家の軒下(のきした)などに、泥と枯草を唾液(だえき)で固めて巣を作り、春に日本へ渡来し、秋に南へ渡ります。ちなみに高級食材のひとつとして知られる「燕の巣」がありますが、これは”穴燕(アマツバメ目アマツバメ科アナツバメ属に分類される鳥類の総称)の巣を乾燥させた食材のこと”を指します。※上は燕の巣(高級食材)の写真穴燕(アナツバメ)は巣のほとんどを唾液から作っていて、泥や枯草などを使っていないことから食用にされています。燕の巣は主に中華料理で使われ、鮑(アワビ)・鱶鰭(フカヒレ)と並んで中国三大珍味のひとつとされています。【雀鷹(雀鷂)】読み方:ツミ雀鷹というのは、”タカ目タカ科ハイタカ属に分類される鳥類の一種”。【鶴】読み方:ツル(総称)鶴というのは、”ツル目ツル科に分類される鳥類の総称”。<丹頂>読み方:タンチョウ丹頂というのは、”ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類の一種”。鶴というと、日本では一般的に丹頂を指すことが多いです。<鍋鶴>読み方:ナベヅル鍋鶴というのは、”ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類の一種”。<真鶴(真名鶴)>読み方:マナヅル真鶴というのは、”ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類の一種”。【朱鷺(鴇・桃花鳥・鵇)】読み方:トキ朱鷺というのは、”ペリカン目トキ科トキ属に分類される鳥類の一種”。【鳶】読み方:トビ、トンビ鳶というのは、”タカ目タカ科トンビ属に分類される鳥類の一種”。「トンビ」は、「トビ」(標準和名)の別名になります。「ピーヒョロロロ」と鳴き、ほとんど羽ばたかずに輪を描きながら飛びます。↓ナ行~【鶏】読み方:ニワトリ(総称)鶏というのは、”キジ目キジ科ヤケイ属に分類される鳥類の一種”。※上は雛(ヒヨコ)の写真鶏の雛(ひな)のことを「雛(ヒヨコ)」、雄(オス)の鶏は「雄鶏・牡鶏(おんどり)」、雌(メス)の鶏は「雌鶏・牝鶏(めんどり)」と呼ばれます。(「ひな」と「ヒヨコ」はどちらも同じ漢字で表記されます)<烏骨鶏>読み方:うこっけい烏骨鶏というのは、”キジ目キジ科ヤケイ属に分類される鳥類。鶏の一品種”。<軍鶏(鶤)>読み方:シャモ軍鶏というのは、”キジ目キジ科ヤケイ属に分類される鳥類。鶏の一品種”。もともと鶏の雄同士を戦わせる競技である闘鶏(とうけい)専用の品種であったことから「軍鶏」という漢字が当てられています。軍鶏は筋肉が発達していて、闘争心が非常に強い鶏の品種になります。<矮鶏>読み方:チャボ矮鶏というのは、”キジ目キジ科ヤケイ属に分類される鳥類。鶏の一品種”。日本の天然記念物に指定され、主に観賞用として親しまれています。<唐丸(鶤鶏)>読み方:とうまる唐丸というのは、”キジ目キジ科ヤケイ属に分類される鳥類。鶏の一品種”。日本の天然記念物に指定されています。【野路子(野鵐)】読み方:ノジコ野路子というのは、”スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥類の一種”。↓ハ行~【嘴広鸛】読み方:ハシビロコウ嘴広鸛というのは、”ペリカン目ハシビロコウ科ハシビロコウ属に分類される鳥類の一種”。嘴広鸛は餌(エサ)である魚(肺魚)を確実に捕えるために、数時間動きを止めることがあり、このことから「動かない鳥」として知られています。肺魚(ハイギョ)は成長に伴って肺が発達し、酸素の取り込みの大半を鰓(えら)ではなく肺で行うようになり、数時間ごとに息継ぎで水面に上がる必要があります。動くと肺魚が警戒して水面に上がって来ないため、嘴広鸛は数時間動きを止め、その息継ぎの瞬間を狙っています。【蜂熊(蜂角鷹・八角鷹)】読み方:ハチクマ蜂熊というのは、”タカ目タカ科ハチクマ属に分類される鳥類の一種”。蜂(ハチ)の幼虫を食べる習性があり、仲間の熊鷹(クマタカ)に似ていることから「蜂熊(ハチクマ)」と名付けられています。【鳩】読み方:ハト(総称)鳩というのは、”ハト目ハト科に分類される鳥類の総称”。<河原鳩>読み方:カワラバト河原鳩というのは、”ハト目ハト科カワラバト属に分類される鳥類の一種”。鳩というと、一般的には河原鳩を指すことが多いです。飼育管理されたものを「家鳩(イエバト)」、家鳩が野生化したものを「土鳩(ドバト)」と呼びます。<雉鳩>読み方:キジバト雉鳩というのは、”ハト目ハト科キジバト属に分類される鳥類の一種”。【隼】読み方:ハヤブサ隼というのは、”ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属に分類される鳥類の一種”。隼は地球上で最も早い動物とされ、水平飛行速度は時速100kmほどで、狩りのために上空から急降下するときの速度は時速390kmほどになります。【鷭】読み方:バン鷭というのは、”ツル目クイナ科バン属に分類される鳥類の一種”。【火食鳥(食火鶏)】読み方:ヒクイドリ火食鳥というのは、”ヒクイドリ目ヒクイドリ科ヒクイドリ属に分類される鳥類の一種”。実際に火を食べるわけではなく、喉(のど)から垂れ下がっている皮膚(肉垂:にくすい)が赤いため、火を食べているかのように見えることから名付けられました。【菱喰(鴻)】読み方:ヒシクイ菱喰というのは、”カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類の一種”。※上は菱の果実の写真菱(ヒシ)(植物)の果実を好んで食べることから名付けられています。【鶲(火焼)】読み方:ヒタキ(総称)鶲というのは、”スズメ目ヒタキ科に分類される鳥類の総称”。<蝦夷鶲>読み方:エゾビタキ蝦夷鶲というのは、”スズメ目ヒタキ科サメビタキ属に分類される鳥類の一種”。<黄鶲>読み方:キビタキ黄鶲というのは、”スズメ目ヒタキ科キビタキ属に分類される鳥類の一種”。<瑠璃鶲>読み方:ルリビタキ※上は瑠璃鶲(オス)の写真※上は瑠璃鶲(メス)の写真瑠璃鶲というのは、”スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属に分類される鳥類の一種”。【雲雀(告天子)】読み方:ヒバリ雲雀というのは、”スズメ目ヒバリ科ヒバリ属に分類される鳥類の一種”。雲に届くほど空高く飛ぶ雀(スズメ)のような体色をした鳥であることから「雲雀」という漢字が当てられています。【鵯(白頭鳥)】読み方:ヒヨドリ鵯というのは、”スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属に分類される鳥類の一種”。鳴き声が「ヒーヨ、ヒーヨ」と甲高(かんだか)く聞こえることから名付けられています。【鶸(金翅雀)】読み方:ヒワ(総称)鶸というのは、”スズメ目アトリ科ヒワ亜科に分類される鳥類の総称”。<河原鶸>読み方:カワラヒワ河原鶸というのは、”スズメ目アトリ科ヒワ亜科ヒワ属に分類される鳥類の一種”。<紅鶸>読み方:ベニヒワ紅鶸というのは、”スズメ目アトリ科ヒワ亜科ヒワ属に分類される鳥類の一種”。<真鶸>読み方:マヒワ※上は真鶸(オス)の写真※上は真鶸(メス)の写真真鶸というのは、”スズメ目アトリ科ヒワ亜科カワラヒワ属に分類される鳥類の一種”。鶸というと、一般的には真鶸を指すことが多いです。【梟】読み方:フクロウ(一種)梟というのは、”フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類の一種/フクロウ目フクロウ科に分類される鳥類のうち、頭に耳のような飾り羽(羽角)を持つ種(ミミズク)を除いたものの総称”。前者の意味の梟(標準和名)は、別名で「烏拉梟・烏拉児梟(ウラルフクロウ)」とも呼ばれています。<青葉木菟(青葉梟)>読み方:アオバズク青葉木菟というのは、”フクロウ目フクロウ科アオバズク属に分類される鳥類の一種”。<大梟>読み方:オオフクロウ大梟というのは、”フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類の一種”。<白梟>読み方:シロフクロウ白梟というのは、”フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属に分類される鳥類の一種”。【仏法僧】読み方:ブッポウソウ(一種)仏法僧というのは、”ブッポウソウ目ブッポウソウ科ブッポウソウ属に分類される鳥類の一種/ブッポウソウ目ブッポウソウ科に分類される鳥類の総称”。<印度仏法僧>読み方:インドブッポウソウ仏法僧というのは、”ブッポウソウ目ブッポウソウ科ニシブッポウソウ属に分類される鳥類の一種”。【紅鶴(火鶴・火烈鳥)】読み方:フラミンゴ(総称)紅鶴というのは、”フラミンゴ目フラミンゴ科に分類される鳥類の総称”。<大紅鶴>読み方:オオフラミンゴ大紅鶴というのは、”フラミンゴ目フラミンゴ科フラミンゴ属に分類される鳥類の一種”。<小紅鶴>読み方:コフラミンゴ小紅鶴というのは、”フラミンゴ目フラミンゴ科フラミンゴ属に分類される鳥類の一種”。小紅鶴(標準和名)は、別名で「小型紅鶴(コガタフラミンゴ)」とも呼ばれています。<紅色紅鶴>読み方:ベニイロフラミンゴ紅色紅鶴というのは、”フラミンゴ目フラミンゴ科フラミンゴ属に分類される鳥類の一種”。【箆鷺】読み方:ヘラサギ箆鷺というのは、”ペリカン目トキ科ヘラサギ属に分類される鳥類の一種”。鷺(サギ)と表記されますが、鷺の仲間ではありません。【伽藍鳥】読み方:ペリカン(総称)伽藍鳥というのは、”ペリカン目ペリカン科ペリカン属に分類される鳥類の総称”。下くちばしの大きな袋で獲物(主に魚)を水ごと含んで、水だけを吐き出してから捕食します。<白伽藍鳥>読み方:シロペリカン白伽藍鳥というのは、”ペリカン目ペリカン科ペリカン属に分類される鳥類の一種”。<桃色伽藍鳥>読み方:モモイロペリカン桃色伽藍鳥というのは、”ペリカン目ペリカン科ペリカン属に分類される鳥類の一種”。【人鳥(企鵝・片吟】読み方:ペンギン(総称)人鳥というのは、”ペンギン目ペンギン科に分類される鳥類の総称”。飛べない鳥の一種で、陸上では胴体を垂直に立てて行動することができます。<岩飛人鳥(跳岩企鵝)>読み方:イワトビペンギン岩飛人鳥というのは、”ペンギン目ペンギン科マカロニペンギン属に分類される鳥類の一種”。目の上に眉のような黄色い羽があり、目の後ろに大きく広がる飾り羽が特徴的です。<王様人鳥>読み方:オウサマペンギン王様人鳥というのは、”ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属に分類される鳥類の一種”。1778年に、それまでに見つかっていたどの人鳥よりも大きかったために「王様人鳥(オウサマペンギン)」と名付けられました。王様人鳥(標準和名)は、別名で「キングペンギン」とも呼ばれています。※上は王様人鳥の雛の写真王様人鳥の雛(ヒナ)は生まれてから10日くらいで全身に茶色の羽毛が生え始め、雛の間は茶色い羽毛で覆われ、生後9カ月くらいすると黒と白の羽毛に生え変わります。<皇帝人鳥(皇帝企鵝)>読み方:コウテイペンギン皇帝人鳥というのは、”ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属に分類される鳥類の一種”。1844年に、王様人鳥よりもさらに大きい人鳥が発見されたため、王様よりも大きい人鳥ということで「皇帝人鳥(コウテイペンギン)」と名付けられました。皇帝人鳥(標準和名)は、別名で「エンペラーペンギン」とも呼ばれています。※上は皇帝人鳥の雛(左)の写真雛の間は灰色の羽毛で覆われ、生後4カ月くらいすると黒と白の羽毛に生え変わります。【頬白(黄道眉・画眉鳥)】読み方:ホオジロ頬白というのは、”スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥類の一種”。頬の部分が白いことから名付けられています。【杜鵑(時鳥・不如帰・子規・郭公)】読み方:ホトトギス杜鵑というのは、”カッコウ目カッコウ科カッコウ属に分類される鳥類の一種”。鶯(ウグイス)と同様に托卵(たくらん)する習性があります。【珠鶏】読み方:ホロホロチョウ珠鶏というのは、”キジ目ホロホロチョウ科ホロホロチョウ属に分類される鳥類の一種”。↓マ行~【鶚(雎鳩)】読み方:ミサゴ鶚というのは、”タカ目ミサゴ科ミサゴ属に分類される鳥類の一種”。鶚(標準和名)は、魚を好んで食べることから、別名で「魚鷹(ウオタカ)」と呼ばれています。【水薙鳥(水凪鳥)】読み方:ミズナギドリ(総称)水薙鳥というのは、”ミズナギドリ目ミズナギドリ科に分類される鳥類の総称”。水面ギリギリを旋回し、翼で水面を切る(薙ぐ)ように見えることから名付けられています。<尾長水薙鳥>読み方:オナガミズナギドリ尾長水薙鳥というのは、”ミズナギドリ目ミズナギドリ科ミズナギドリ属に分類される鳥類の一種”。<嘴細水薙鳥>読み方:ハシボソミズナギドリ嘴細水薙鳥というのは、”ミズナギドリ目ミズナギドリ科ミズナギドリ属に分類される鳥類の一種”。<羽白水薙鳥>読み方:ハジロミズナギドリ羽白水薙鳥というのは、”ミズナギドリ目ミズナギドリ科シロハラミズナギドリ属に分類される鳥類の一種”。【鷦鷯(三十三才・巧婦鳥)】読み方:ミソサザイ鷦鷯というのは、”スズメ目ミソサザイ科ミソサザイ属に分類される鳥類の一種”。【木菟(角鴟・鴟鵂・耳木菟)】読み方:ミミズク(総称)木菟というのは、”フクロウ目フクロウ科に分類される鳥類のうち、頭に耳のような飾り羽(羽角)を持つ種の総称”。<木葉木菟(木葉梟)>読み方:コノハズク木葉木菟というのは、”フクロウ目フクロウ科コノハズク属に分類される鳥類の一種”。<島梟>読み方:シマフクロウ島梟というのは、”フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属に分類される鳥類の一種”。<虎斑木菟>読み方:トラフズク虎斑木菟というのは、”フクロウ目フクロウ科トラフズク属に分類される鳥類の一種”。【椋鳥(鶁・白頭翁)】読み方:ムクドリ(一種)椋鳥というのは、”スズメ目ムクドリ科ムクドリ属に分類される鳥類の一種/スズメ目ムクドリ科に分類される鳥類の総称”。※上は椋の木の果実の写真椋の木(ムクノキ)の果実を好んで食べることから名付けられましたが、椋の木の果実以外にも様々なものを食べます。<銀椋鳥>読み方:ギンムクドリ銀椋鳥というのは、”スズメ目ムクドリ科ムクドリ属に分類される鳥類の一種”。<小椋鳥>読み方:コムクドリ小椋鳥というのは、”スズメ目ムクドリ科ムクドリ属に分類される鳥類の一種”。<星椋鳥>読み方:ホシムクドリ星椋鳥というのは、”スズメ目ムクドリ科ムクドリ属に分類される鳥類の一種”。【目白(繡眼児)】読み方:メジロ(一種)目白というのは、”スズメ目メジロ科メジロ属に分類される鳥類の一種/スズメ目メジロ科に分類される鳥類の総称”。目白は秋から冬にかけて、群れをなして押し合うように並んで木に止まる習性があり、これを「目白の押し合い」と言っていました。その様子から”多くの人や物事がぎっしり並んだり続いたりすること”の意味で、「目白押し(めじろおし)」という言葉が使われるようになりました。<琉球目白>読み方:リュウキュウメジロ琉球目白というのは、”スズメ目メジロ科メジロ属に分類される鳥類。目白の亜種”。【百舌(百舌鳥・鶪・鴃)】読み方:モズ(一種)百舌というのは、”スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類の一種/スズメ目モズ科に分類される鳥類の総称”。百舌は捕らえた獲物を木の枝に突き刺しておく習性があり、この習性のことを「百舌の速贄(はやにえ)」と呼びます。これはモズ類の全てが行う習性で、速贄は百舌の栄養食や、餌(えさ)の少ない冬季の保存食としての役割があると考えられています。<赤百舌>読み方:アカモズ赤百舌というのは、”スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類の一種”。<大唐百舌>読み方:オオカラモズ大唐百舌というのは、”スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類の一種”。↓ヤ行~【戴勝(八頭)】読み方:ヤツガシラ戴勝というのは、”サイチョウ目ヤツガシラ科ヤツガシラ属に分類される鳥類の一種”。頭には広げると扇状になる冠羽(かんう)(鳥の頭の、周囲より長い羽毛)があり、その冠羽が8つに分かれているように見えることから名付けられています。【山雀】読み方:ヤマガラ山雀というのは、”スズメ目シジュウカラ科ヤマガラ属に分類される鳥類の一種”。【葦切(葭切・葦雀)】読み方:ヨシキリ(総称)葦切というのは、”スズメ目ヨシキリ科ヨシキリ属に分類される鳥類の総称”。<大葦切(大葭切)>読み方:オオヨシキリ大葦切というのは、”スズメ目ヨシキリ科ヨシキリ属に分類される鳥類の一種”。<小葦切(小葭切)>読み方:コヨシキリ小葦切というのは、”スズメ目ヨシキリ科ヨシキリ属に分類される鳥類の一種”。【葦五位(葭五位)】読み方:ヨシゴイ葦五位というのは、”ペリカン目サギ科ヨシゴイ属に分類される鳥類の一種”。【夜鷹(蚊母鳥・怪鴟)】読み方:ヨタカ夜鷹というのは、”ヨタカ目ヨタカ科ヨタカ属に分類される鳥類の一種”。↓ラ行~【蓮鶴(蓮角)】読み方:レンカク(一種)蓮鶴というのは、”チドリ目レンカク科レンカク属に分類される鳥類の一種/チドリ目レンカク科に分類される鳥類の総称”。長い指と爪によりかんじきのように接地面の圧力を分散させて、池に浮いた植物の葉の上を歩くことができます。<南米蓮鶴(南米蓮角)>読み方:ナンベイレンカク南米蓮鶴というのは、”チドリ目レンカク科アメリカレンカク属に分類される鳥類の一種”。【連雀】読み方:レンジャク(総称)連雀というのは、”スズメ目レンジャク科に分類される鳥類の総称”。<黄連雀>読み方:キレンジャク黄連雀というのは、”スズメ目レンジャク科レンジャク属に分類される鳥類の一種”。<緋連雀(十二紅)>読み方:ヒレンジャク緋連雀というのは、”スズメ目レンジャク科レンジャク属に分類される鳥類の一種”。↓ワ行~【鷲】読み方:ワシ(総称)鷲というのは、”タカ目タカ科に分類される鳥類のうち、大形の種の総称”。鷲は、英語で「イーグル(eagle)」と言います。ちなみに”タカ目タカ科に分類される鳥類のうち、小形ないし中形の種の総称”を「鷹(タカ)」(英語で「ホーク(hawk)」)と呼びます。<犬鷲(狗鷲)>読み方:イヌワシ犬鷲というのは、”タカ目タカ科イヌワシ属に分類される鳥類の一種”。<大鷲>読み方:オオワシ大鷲というのは、”タカ目タカ科オジロワシ属に分類される鳥類の一種”。<白頭鷲>読み方:ハクトウワシ白頭鷲というのは、”タカ目タカ科ウミワシ属に分類される鳥類の一種”。鳥の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【青鵐(蒿雀)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【エナガ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)スズメ目エナガ科エナガ属に分類される鳥類の一種】【(広義では)スズメ目エナガ科に分類される鳥類の総称】の両方を意味例 【インコ(総称)】 ⇒ 【オウム目インコ科に分類される鳥類の総称】を意味(インコという名称の特定の鳥が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄【秋沙】アイサ(総称)◆海秋沙ウミアイサ◆川秋沙カワアイサ◆高麗秋沙コウライアイサ◆神子秋沙(巫女秋沙)ミコアイサ青鵐(蒿雀)アオジ【鯵刺】アジサシ(一種)◆大鯵刺オオアジサシ◆小鯵刺コアジサシ花鶏(獦子鳥)アトリ阿比アビ【信天翁(阿呆鳥・阿房鳥)】アホウドリ(一種)◆小阿呆鳥(小信天翁)コアホウドリ斑鳩(鵤)イカルガ(イカル)「イカルガ」は、「イカル」(標準和名)の別名交喙(鶍)イスカ【鸚哥(音呼)】インコ(総称)◆背黄青鸚哥セキセイインコ◆牡丹鸚哥ボタンインコ【鵜】ウ(総称)「鵜呑み(うのみ)」の語源◆海鵜ウミウ◆川鵜(河鵜)カワウ【鶯(鴬)】ウグイス(一種)別名は「春告鳥(はるつげどり)」。日本三鳴鳥に数えられる◆高麗鶯コウライウグイス鶯と表記されるが、鶯の仲間ではない◆深山鶯ミヤマウグイス鶉ウズラ善知鳥ウトウ【柄長】エナガ(一種)◆島柄長シマエナガ島柄長は「柄長(エナガ)」の亜種鴯鶓エミュー【鸚鵡】オウム(総称)◆阿亀鸚哥(片福面鸚哥)オカメインコ鸚哥(インコ)と表記されるが、鸚鵡(オウム)の仲間◆太白鸚鵡(大白鸚鵡)タイハクオウム◆椰子鸚鵡ヤシオウム大鷭オオバン大瑠璃オオルリ日本三鳴鳥に数えられる鴛鴦オシドリ「鴛鴦夫婦(おしどりふうふ)」の語源鸊鷉カイツブリ鸊鷉(標準和名)の別名は「鳰(にお)」【懸巣(鵥)】カケス(一種)◆深山懸巣ミヤマカケス◆瑠璃懸巣ルリカケス鵲カササギ鵲(標準和名)の別名は「勝烏(カチガラス)」「高麗烏(コウライガラス)」【鵞鳥(鵝鳥)】ガチョウ(総称)◆支那鵞鳥シナガチョウ鰹鳥カツオドリ郭公カッコウ郭公(標準和名)の別名は「閑古鳥(かんこどり)」。托卵(たくらん)を行う種として有名金糸雀カナリア古くは炭鉱の毒ガスの検知に利用されていた【鴨】カモ(総称)◆合鴨(間鴨)アイガモ◆家鴨(鶩)アヒル◆軽鴨カルガモ◆小鴨コガモ◆嘴広鴨ハシビロガモ◆真鴨マガモ【鴎(鷗)】カモメ(一種)◆海猫ウミネコ◆白鴎(白鷗)シロカモメ◆背黒鴎(背黒鷗)セグロカモメ◆百合鴎(百合鷗)ユリカモメ【烏(鴉)】カラス(総称)日本では一般的に「嘴太烏(ハシブトガラス)」か「嘴細烏(ハシボソガラス)」を指す◆黒丸烏(黒丸鴉)コクマルガラス◆嘴太烏(嘴太鴉)ハシブトガラス◆嘴細烏(嘴細鴉)ハシボソガラス◆深山烏(深山鴉)ミヤマガラス雁金カリガネ【翡翠(川蝉・魚狗)】カワセミ(一種)翡翠(一種:標準和名)の別名は「(空)飛ぶ宝石」「青い宝石」「渓流の宝石」◆赤翡翠アカショウビン◆山翡翠ヤマセミ【雁(鴈)】ガン(カリ)(総称)「カリ」は、「ガン」(標準和名)の別名◆印度雁インドガン◆黒鴈コクガン◆真雁マガン雉子(雉)キジ雉子は、日本の国鳥【啄木鳥】キツツキ(総称)◆緑啄木鳥(青啄木鳥)アオゲラ◆赤啄木鳥アカゲラ◆熊啄木鳥クマゲラ◆小啄木鳥コゲラ◆山啄木鳥(山緑啄木鳥)ヤマゲラ【水鶏】クイナ(一種)◆山原水鶏ヤンバルクイナ鵠クグイ鵠は「白鳥(ハクチョウ)」の別名【孔雀】クジャク(総称)一般的には「印度孔雀(インドクジャク)」を指す。色鮮やかな飾り羽を広げる求愛行動が有名◆印度孔雀インドクジャク◆白孔雀シロクジャク鳧(鳬・計里・水札)ケリ鸛コウノトリ小雀コガラ五十雀ゴジュウカラ小綬鶏コジュケイ【鷺】サギ(総称)◆亜麻鷺(猩々鷺・飴鷺)アマサギ◆黒鷺クロサギ◆五位鷺ゴイサギ◆白鷺シラサギ(総称)白い鷺の総称(小鷺・中鷺・大鷺など)差羽(刺羽・鸇)サシバ差羽(標準和名)の別名は「大扇(おおおうぎ)」【鴫(鷸)】シギ(総称)◆磯鷸(磯鴫)イソシギ◆京女鷸(京女鴫)キョウジョシギ◆田鴫(田鷸)タシギ◆雲雀鴫(雲雀鷸)ヒバリシギ四十雀シジュウカラ縞味シマアジ【鷓鴣】シャコ(総称)◆赤足岩鷓鴣(赤脚岩鷓鴣)アカアシイワシャコ◆髪長鷓鴣カミナガシャコ十姉妹ジュウシマツ【雀】スズメ(一種)◆入内雀ニュウナイスズメ【鶺鴒】セキレイ(総称)◆黄鶺鴒キセキレイ◆背黒鶺鴒セグロセキレイ◆白鶺鴒ハクセキレイ【鷹】タカ(総称)タカ科に分類される鳥類のうち、小形ないし中形の種を「鷹(タカ)」、大形の種を「鷲(ワシ)」と呼ぶ◆大鷹(蒼鷹)オオタカ◆熊鷹(角鷹)クマタカ◆鷂(灰鷹)ハイタカ(ハシタカ)「ハシタカ」は、「ハイタカ」(標準和名)の別名駝鳥ダチョウ駝鳥の卵は「世界一大きな卵」とされている【千鳥(鵆)】チドリ(総称)◆桑鳲千鳥(斑鳩千鳥・鵤千鳥)イカルチドリ◆小千鳥コチドリ◆白千鳥シロチドリ◆目大千鳥メダイチドリ鶫(鶇)ツグミ【燕(玄鳥・乙鳥)】ツバメ(一種)雀鷹(雀鷂)ツミ【鶴】ツル(総称)日本では一般的に「丹頂(タンチョウ)」を指すことが多い◆丹頂タンチョウ◆鍋鶴ナベヅル◆真鶴(真名鶴)マナヅル朱鷺(鴇・桃花鳥・鵇)トキ鳶トビ、トンビ「トンビ」は、「トビ」(標準和名)の別名【鶏】ニワトリ(総称)鶏の雛(ひな)を「雛(ヒヨコ)」、雄の鶏を「雄鶏(おんどり)」、雌の鶏を「雌鶏(めんどり)」と呼ぶ◆烏骨鶏うこっけい◆軍鶏(鶤)シャモもともとは闘鶏(とうけい)専用の品種◆矮鶏チャボ◆唐丸(鶤鶏)とうまる野雁(鴇)ノガン野路子(野鵐)ノジコ嘴広鸛ハシビロコウ「動かない鳥」として有名蜂熊(蜂角鷹・八角鷹)ハチクマ【鳩】ハト(総称)一般的には「河原鳩(カワラバト)」を指すことが多い◆河原鳩カワラバト飼育管理されたものを「家鳩(イエバト)」、家鳩が野生化したものを「土鳩(ドバト)」と呼ぶ◆雉鳩キジバト隼ハヤブサ地球上で最も早い動物とされている鷭バン火食鳥(食火鶏)ヒクイドリ菱喰(鴻)ヒシクイ【鶲(火焼)】ヒタキ(総称)◆蝦夷鶲エゾビタキ◆黄鶲キビタキ◆瑠璃鶲ルリビタキ雲雀(告天子)ヒバリ鵯(白頭鳥)ヒヨドリ【鶸(金翅雀)】ヒワ(総称)一般的には「真鶸(マヒワ)」を指すことが多い◆河原鶸カワラヒワ◆紅鶸ベニヒワ◆真鶸マヒワ【梟】フクロウ(一種)梟(一種:標準和名)の別名は「烏拉梟・烏拉児梟(ウラルフクロウ)」。羽角(うかく)のある種を木菟(ミミズク)と呼ぶ◆青葉木菟(青葉梟)アオバズク◆大梟オオフクロウ◆白梟シロフクロウ【仏法僧】ブッポウソウ(一種)◆印度仏法僧インドブッポウソウ【紅鶴(火鶴・火烈鳥)】フラミンゴ(総称)◆大紅鶴オオフラミンゴ◆小紅鶴コフラミンゴ小紅鶴(標準和名)の別名は「小型紅鶴(コガタフラミンゴ)」◆紅色紅鶴ベニイロフラミンゴ箆鷺ヘラサギ鷺(サギ)と表記されるが、鷺の仲間ではない【伽藍鳥】ペリカン(総称)◆白伽藍鳥シロペリカン◆桃色伽藍鳥モモイロペリカン【人鳥(企鵝・片吟)】ペンギン(総称)◆岩飛人鳥(跳岩企鵝)イワトビペンギン◆王様人鳥オウサマペンギン王様人鳥(標準和名)の別名は「キングペンギン」◆皇帝人鳥(皇帝企鵝)コウテイペンギン皇帝人鳥(標準和名)の別名は「エンペラーペンギン」頬白(黄道眉・画眉鳥)ホオジロ杜鵑(時鳥・不如帰・子規・郭公)ホトトギス鶯(ウグイス)と同様に托卵することで知られている。郭公は「カッコウ」と読むことが多い珠鶏ホロホロチョウ鶚(雎鳩)ミサゴ鶚(標準和名)の別名は「魚鷹(ウオタカ)」【水薙鳥(水凪鳥)】ミズナギドリ(総称)◆尾長水薙鳥オナガミズナギドリ◆嘴細水薙鳥ハシボソミズナギドリ◆羽白水薙鳥ハジロミズナギドリ鷦鷯(三十三才・巧婦鳥)ミソサザイ【木菟(角鴟・鴟鵂・耳木菟)】ミミズク(総称)木菟は、羽角のある梟(フクロウ)◆木葉木菟(木葉梟)コノハズク◆島梟シマフクロウ梟と表記されるが、羽角があり木菟に分類◆虎斑木菟トラフズク【椋鳥(鶁・白頭翁)】ムクドリ(一種)◆銀椋鳥ギンムクドリ◆小椋鳥コムクドリ◆星椋鳥ホシムクドリ【目白(繡眼児)】メジロ(一種)「目白押し(めじろおし)」の語源◆琉球目白リュウキュウメジロ【百舌(百舌鳥・鶪・鴃)】モズ(一種)「百舌の速贄(はやにえ)」という習性で知られる◆赤百舌アカモズ◆大唐百舌オオカラモズ戴勝(八頭)ヤツガシラ山雀ヤマガラ【葦切(葭切・葦雀)】ヨシキリ(総称)◆大葦切(大葭切)オオヨシキリ◆小葦切(小葭切)コヨシキリ葦五位(葭五位)ヨシゴイ夜鷹(蚊母鳥・怪鴟)ヨタカ【蓮鶴(蓮角)】レンカク(一種)◆南米蓮鶴(南米蓮角)ナンベイレンカク【連雀】レンジャク(総称)◆黄連雀キレンジャク◆緋連雀(十二紅)ヒレンジャク【鷲】ワシ(総称)タカ科に分類される鳥類のうち、小形ないし中形の種を「鷹(タカ)」、大形の種を「鷲(ワシ)」と呼ぶ◆犬鷲(狗鷲)イヌワシ◆大鷲オオワシ◆白頭鷲ハクトウワシ項目1項目2項目3)★ 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  • 【花・植物】難読漢字の一覧!
    このページでは花・植物の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(花・植物の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓花・植物の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓花・植物の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●花・植物の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ花・植物の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【薊(莇)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【シクラメン(一種)】 ⇒ 【(狭義では)ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される多年草の一種】【(広義では)ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される植物の総称】の両方を意味例 【アオイ(総称)】 ⇒ 【アオイ目アオイ科に分類される植物の総称】を意味(アオイという名称の特定の植物が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【葵】読み方:アオイ(総称)※上は立葵(タチアオイ)の写真葵というのは、”アオイ目アオイ科に分類される植物の総称”。【金合歓】読み方:アカシア※上は銀葉金合歓(ギンヨウアカシア)の写真金合歓というのは、”マメ目マメ科アカシア属に分類される常緑高木の総称/偽金合歓(ニセアカシア)の別名”。※上は御辞儀草(オジギソウ)の写真金合歓(マメ科アカシア属の常緑高木の総称)は別名で「ミモザ」(日本では銀葉金合歓を「ミモザ」と呼ぶことが多い)と呼ばれることも多いですが、本来ミモザは”「オジギソウ属(Mimosa)」に分類される植物の総称”を指しています。オジギソウ属の一種である「御辞儀草(オジギソウ)」の学名を「Mimosa pudica(ミモザプディカ)」といい、「ミモザ」は御辞儀草の別名としても用いられます。※上は偽金合歓(ニセアカシア)の写真また「アカシア蜂蜜(はちみつ)」という蜂蜜がありますが、これは「偽金合歓(ニセアカシア)」(マメ目マメ科ハリエンジュ属に分類される落葉高木の一種)の蜜から採った蜂蜜になります。標準和名は「針槐(ハリエンジュ)」で、その別名として「偽金合歓(ニセアカシア)」と呼ばれています。【朝顔(牽牛花・蕣)】読み方:アサガオ朝顔というのは、”ナス目ヒルガオ科サツマイモ属に分類される一年草の一種”。【薊(莇)】読み方:アザミ(総称)※上は野薊(ノアザミ)の写真薊というのは、”キク目キク科アザミ属に分類される植物の総称”。棘(トゲ)が多いことから、別名で「棘草(トゲクサ)」とも呼ばれています。【葦】読み方:アシ(ヨシ)葦というのは、”イネ目イネ科ヨシ属に分類される多年草の一種”。「アシ」は、「ヨシ」(標準和名)の別名になります。※上は茅葺き屋根の写真葦の茎を利用したものには「簾(すだれ)」「葦簀(よしず)」(竹なども用いられる)や、「茅葺き屋根(かやぶきやね)」などがあります。”屋根をふく材料とする草のこと”を「茅(かや)」と呼び、茅葺き屋根には他にも薄(ススキ)などが用いられます。【紫陽花】読み方:アジサイ紫陽花というのは、”ミズキ目アジサイ科アジサイ属に分類される落葉低木の一種”。紫陽花は土壌環境(酸性・アルカリ性)によって花色が変化(酸性だと青色、アルカリ性だとピンク色)することから、別名で「七変化(しちへんげ)」「八仙花(はっせんか)」とも呼ばれています。【翌檜(翌桧)】読み方:アスナロ翌檜というのは、”マツ目ヒノキ科アスナロ属に分類される常緑樹の一種”。【馬酔木】読み方:アセビ馬酔木というのは、”ツツジ目ツツジ科アセビ属に分類される常緑低木の一種”。葉には毒があり、馬が葉を食べると、毒で酔ったようにふらついてしまうことから、「馬酔木」という漢字が当てられています。【甘茶蔓】読み方:アマチャヅル甘茶蔓というのは、”スミレ目ウリ科アマチャヅル属に分類される多年草の一種”。葉を噛むと甘味があり、健康茶や薬用として用いられます。【菖蒲】読み方:アヤメ、ショウブ※上は菖蒲(アヤメ)の写真※上は菖蒲(ショウブ)の写真※上は花菖蒲(ハナショウブ)の写真「アヤメ」と読むと”キジカクシ目アヤメ科アヤメ属に分類される多年草の一種”。「ショウブ」と読むと”ショウブ目ショウブ科ショウブ属に分類される多年草の一種/花菖蒲(ハナショウブ:標準和名)の別名”。花菖蒲は、”キジカクシ目アヤメ科アヤメ属に分類される多年草の一種”を指します。※上が菖蒲(ショウブ)の葉の写真「ショウブ」はその葉や根を入れて沸かす風呂である「菖蒲湯(しょうぶゆ)」が有名で、5月5日の端午(たんご)の節句の日に健康を願って行われる年中行事です。菖蒲祭り(しょうぶまつり)の「ショウブ」は、「花菖蒲(ハナショウブ)」のことを指します。【蘆薈】読み方:アロエ(総称)※上は木立蘆薈(キダチアロエ)の写真※上はアロエベラの写真蘆薈というのは、”キジカクシ目ススキノキ科アロエ属に分類される植物の総称”。葉はギザギザがついていて多肉で、葉の表面を取り除いた葉肉の部分を食用とし、一般的に食用として流通している蘆薈は「木立蘆薈(キダチアロエ)」と「アロエベラ」になります。【粟】読み方:アワ粟というのは、”イネ目イネ科エノコログサ属に分類される多年草の一種”。五穀(ごこく)のひとつで、五穀とは一般的に「米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆」の5種類の穀物を指します。【藺】読み方:イ藺というのは、”イネ目イグサ科イグサ属に分類される多年草の一種”。「藺(イ)」(標準和名)は、別名で「藺草(イグサ)」とも呼ばれています。※上は茣蓙(ござ)の写真藺の茎は、畳(たたみ)や茣蓙(ござ)の材料として用いられます。【虎杖】読み方:イタドリ虎杖というのは、”ナデシコ目タデ科ソバカズラ属に分類される多年草の一種”。擦り傷などの患部に若葉を揉(も)んでつけると痛みを和らげるのに役立つことから、「痛み取り」から変化して名付けられたとされています。【公孫樹(銀杏)】読み方:イチョウ公孫樹というのは、”イチョウ目イチョウ科イチョウ属に分類される落葉高木の一種”。一般的には銀杏は「ぎんなん」と読むことが多く、銀杏(ぎんなん)は”イチョウの実のこと”を指します。【猪子槌(牛膝)】読み方:イノコヅチ猪子槌というのは、”ナデシコ目ヒユ科イノコヅチ属に分類される多年草の一種”。【鬱金】読み方:ウコン※上は鬱金の地下茎の写真鬱金というのは、”ショウガ目ショウガ科ウコン属に分類される多年草の一種。また、その地下茎(ちかけい)のこと”。地下茎は肥大していて黄色っぽく、鬱金の地下茎を乾燥させて粉末にしたものを「ターメリック」と呼び、染料・香料・カレー粉などに用いられます。【空木(卯木)】読み方:ウツギ空木というのは、”ミズキ目アジサイ科ウツギ属に分類される落葉低木の一種”。幹(みき)の中が空洞であることから「空木」、また卯月(旧暦の4月)頃に花を咲かせることから「卯木」と表記されます。【独活(土当帰)】読み方:ウド独活というのは、”セリ目ウコギ科タラノキ属に分類される多年草の一種”。若い葉や茎は香りが強く、山菜として知られています。【漆】読み方:ウルシ漆というのは、”ムクロジ目ウルシ科ウルシ属に分類される落葉高木の一種”。漆の木に傷をつけ、その傷部分から分泌する樹液のことを「漆(うるし)」と呼ぶことも多く、採取した樹液から木屑(きくず)などを濾過(ろか)したものを「生漆(きうるし)」と言います。漆の木の樹液から精製された漆を器物の表面に塗ったり、模様を描く技術のことを「漆工芸(うるしこうげい)」「漆芸(しつげい)」、その漆塗りの器物のことを「漆器(しっき)」と呼びます。※上は漆器の写真漆(樹液)は固まると水を弾き、さらに防腐性・抗菌性も高いため、重宝されています。また完全に乾いていない漆(樹液)に触れたり、漆の木や葉に触れることでかぶれることがある(主成分であるウルシオールによるもの)ため注意が必要です。【金雀枝】読み方:エニシダ金雀枝というのは、”マメ目マメ科エニシダ属に分類される落葉低木の一種”。【狗尾草】読み方:エノコログサ狗尾草というのは、”イネ目イネ科エノコログサ属に分類される一年草の一種”。花穂(かすい)を猫の前で振ると猫がじゃれつくことから、別名で「猫じゃらし」とも呼ばれています。【槐】読み方:エンジュ槐というのは、”マメ目マメ科エンジュ属に分類される落葉高木の一種”。【大葉子(車前草)】読み方:オオバコ大葉子というのは、”シソ目オオバコ科オオバコ属に分類される多年草の一種”。【荻】読み方:オギ荻というのは、”イネ目イネ科ススキ属に分類される多年草の一種”。「荻(オギ)」という字は、「萩(ハギ)」という字によく似ているため注意が必要です。【朮】読み方:オケラ朮というのは、”キク目キク科オケラ属に分類される多年草の一種”。【御辞儀草(含羞草)】読み方:オジギソウ御辞儀草というのは、”マメ目マメ科オジギソウ属に分類される多年草の一種”。御辞儀草(標準和名)は、別名で「眠り草(ネムリグサ)」「ミモザ」とも呼ばれています。御辞儀草は別名で「ミモザ」と呼ばれますが、一般的には金合歓(アカシア)(マメ科アカシア属の常緑高木の総称)の別名として「ミモザ」と呼ぶことが多いです。ただ本来はミモザというと”「オジギソウ属(Mimosa)」に分類される植物の総称”を指し、オジギソウ属の一種である「御辞儀草(オジギソウ)」の学名を「Mimosa pudica(ミモザプディカ)」といい、御辞儀草の別名としても用いられます。葉に軽く触ると、葉が閉じていって垂れ下がる性質があり、その様子がお辞儀をしているように見えることから名付けられました。【白粉花】読み方:オシロイバナ白粉花というのは、”ナデシコ目オシロイバナ科オシロイバナ属に分類される多年草の一種”。白粉花の黒い種子を割ると、中から白い粉が出てきて、それを肌につけると白粉(おしろい)を塗ったように白くなることから名付けられました。【苧環】読み方:オダマキ(総称)※上は深山苧環(ミヤマオダマキ)の写真苧環というのは、”キンポウゲ目キンポウゲ科オダマキ属に分類される植物の総称”。【弟切草】読み方:オトギリソウ弟切草というのは、”キントラノオ目オトギリソウ科オトギリソウ属に分類される多年草の一種”。【男郎花】読み方:オトコエシ男郎花というのは、”マツムシソウ目オミナエシ科オミナエシ属に分類される多年草の一種”。(女郎花(オミナエシ)に対比させる形で)女郎花に見た目が似ていて、全体的に太くて毛深いことから「男郎花(オトコエシ)」と名付けられました。男郎花は白い花、女郎花は黄色い花を咲かせます。【巻耳】読み方:オナモミ巻耳というのは、”キク目キク科オナモミ属に分類される一年草の一種”。果実全体に棘(トゲ)があり、草むらに入ると衣類などにくっつくことから、別名で「ひっつき虫」「くっつき虫」とも呼ばれています。「ひっつき虫」と呼ばれる植物は巻耳以外にも多く存在し、どれも子孫(種子)を広範囲に運んでもらうために、種子や果実が動物の毛や衣類などにくっつきやすくなっています。【女郎花】読み方:オミナエシ女郎花というのは、”マツムシソウ目オミナエシ科オミナエシ属に分類される多年草の一種”。女郎花は秋の七草のひとつとして知られ、別名で「敗醤(はいしょう)」とも呼ばれています。女郎花を花瓶に挿してしばらくすると、腐った醤油(しょうゆ)のような臭いがすることから別名(敗醤)が名付けられています。(男郎花(オトコエシ)に対比させる形で)男郎花に見た目が似ていて、全体的に毛が細くて可憐な見た目から「女郎花(オミナエシ)」と名付けられました。女郎花は黄色い花、男郎花は白い花を咲かせます。【沢瀉(面高)】読み方:オモダカ沢瀉というのは、”オモダカ目オモダカ科オモダカ属に分類される多年草の一種”。【万年青】読み方:オモト万年青というのは、”キジカクシ目キジカクシ科オモト属に分類される多年草の一種”。【阿列布(阿利布)】読み方:オリーブ阿列布というのは、”シソ目モクセイ科オリーブ属に分類される常緑高木の一種”。果実は油分を多く含んでいるため、果実から油(オリーブオイル)を採ったり、食用としても用いられます。↓カ行~【海棠】読み方:カイドウ海棠というのは、”花海棠(ハナカイドウ:標準和名)の別名”。花海棠は、”バラ目バラ科リンゴ属に分類される落葉高木の一種”を指します。【楓(槭)】読み方:カエデ(総称)※上は伊呂波紅葉(イロハモミジ)(ムクロジ科カエデ属)の写真楓というのは、”ムクロジ目ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の総称”。葉の形が蛙(カエル)の手に似ていることから「蛙手(カエルデ)」となり、それが略され「カエデ」となりました。※上はカナダの国旗の画像※上は砂糖楓の葉の写真楓を英語にすると「maple(メープル)」で、メープルシロップで有名なカナダの国旗にも砂糖楓(サトウカエデ)(ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の一種)の葉がデザインされています。メープルシロップの原料は砂糖楓の樹液で、その樹液を煮詰めて水分を飛ばすとメープルシロップになります。【加加阿】読み方:カカオ加加阿というのは、”アオイ目アオイ科カカオ属に分類される常緑高木の一種”。※上はカカオの実(カカオポッド)の断面の写真※上はカカオ豆(種子)の写真加加阿の実(果実)を「カカオポッド」、白い果肉部分を「カカオパルプ」、白い果肉の中にある種子のことを「カカオ豆」と呼びます。上記の中で主にカカオ豆がチョコレートの原料として用いられます。【燕子花(杜若)】読み方:カキツバタ燕子花というのは、”キジカクシ目アヤメ科アヤメ属に分類される多年草の一種”。【樫】読み方:カシ(総称)※上は白樫(シラカシ)の写真樫というのは、”ブナ目ブナ科に分類される常緑高木の一群の総称”。【細葉榕(榕樹)】読み方:ガジュマル細葉榕というのは、”バラ目クワ科イチジク属に分類される常緑高木の一種”。細葉榕は観葉植物として人気で、沖縄県では細葉榕の大木には「キジムナー」と呼ばれる精霊が宿っていると伝えられています。【霞草】読み方:カスミソウ霞草というのは、”ナデシコ目ナデシコ科カスミソウ属に分類される多年草の一種”。【葛】読み方:カズラ、クズ※上は葛(クズ)の写真「カズラ」と読むと”蔓草(つるくさ)の総称のこと”。蔓草というのは、”茎(くき)が蔓になる草の総称”を指します。「クズ」と読むと”マメ目マメ科クズ属に分類される多年草の一種”。「クズ」は、秋の七草のひとつとして知られています。※上は葛粉の写真葛(クズ)は山野に多く自生していて、根からはデンプンを取ることができ、このデンプンのことを「葛粉(くずこ)」と言います。※上は葛餅の写真※上は葛湯の写真葛粉は葛餅(くずもち)、葛湯(くずゆ)などに用いられます。【桂】読み方:カツラ桂というのは、”ユキノシタ目カツラ科カツラ属に分類される落葉高木の一種”。【蒲】読み方:ガマ蒲というのは、”イネ目ガマ科ガマ属に分類される多年草の一種”。【枳殻(枸橘)】読み方:カラタチ枳殻というのは、”ムクロジ目ミカン科カラタチ属に分類される落葉低木の一種”。【唐松(落葉松)】読み方:カラマツ唐松というのは、”マツ目マツ科カラマツ属に分類される落葉高木の一種”。【雁草(雁金草)】読み方:カリガネソウ雁草というのは、”シソ目シソ科カリネソウ属に分類される多年草の一種”。【雁皮】読み方:ガンピ雁皮というのは、”フトモモ目ジンチョウゲ科ガンピ属に分類される落葉低木の一種”。樹皮の繊維がきめ細かく、和紙の原料として用いられます。【桔梗】読み方:キキョウ桔梗というのは、”キク目キキョウ科キキョウ属に分類される多年草の一種”。桔梗は、秋の七草のひとつとして知られています。【菊】読み方:キク菊というのは、”キク目キク科キク属に分類される多年草の一種”。【羊蹄】読み方:ギシギシ羊蹄というのは、”ナデシコ目タデ科スイバ属に分類される多年草の一種”。【黍】読み方:キビ黍というのは、”イネ目イネ科キビ属に分類される一年草の一種”。五穀(ごこく)のひとつで、五穀とは一般的に「米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆」の5種類の穀物を指します。【擬宝珠】読み方:ギボウシ(総称)※上は大葉擬宝珠(オオバギボウシ)の写真擬宝珠というのは、”キジカクシ目キジカクシ科ギボウシ属に分類される多年草の総称”。【夾竹桃】読み方:キョウチクトウ夾竹桃というのは、”リンドウ目キョウチクトウ科キョウチクトウ属に分類される落葉低木の一種”。樹木全体に強力な毒成分(主にオレアンドリンなど)が含まれており、夾竹桃を植えた周りの土壌や、夾竹桃を燃やして出た煙にも毒性があるため注意が必要です。車の排気ガスや大気汚染、暑さや乾燥などにも強いため、緑化樹として公園や道路脇(わき)などに植えられています。【桐】読み方:キリ桐というのは、”シソ目キリ科キリ属に分類される落葉高木の一種”。【金盞花】読み方:キンセンカ金盞花というのは、”キク目キク科キンセンカ属に分類される一年草の一種”。【金鳳花】読み方:キンポウゲ金鳳花というのは、”馬の足形(ウマノアシガタ:標準和名)の別名”。馬の足形は、”キンポウゲ目キンポウゲ科キンポウゲ属に分類される多年草の一種”を指します。【金木犀】読み方:キンモクセイ金木犀というのは、”シソ目モクセイ科モクセイ属に分類される常緑低木の一種”。金木犀は、沈丁花(ジンチョウゲ)・梔子(クチナシ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられています。【枸杞】読み方:クコ枸杞というのは、”ナス目ナス科クコ属に分類される落葉低木の一種”。※上は乾燥させた枸杞の実(果実)の写真※上は杏仁豆腐の写真赤く熟した枸杞の実は、生食(なましょく)や乾燥させてから利用されます。一般的には乾燥させてから利用されることが多く、薬膳として杏仁豆腐(あんにんどうふ)などにトッピングされます。【楠(樟)】読み方:クスノキ楠というのは、”クスノキ目クスノキ科ニッケイ属に分類される常緑高木の一種”。楠(樟)の葉・枝などのチップを水蒸気蒸留することで「樟脳(しょうのう)」と呼ばれる白い結晶を精製することができます。英語では「カンフル(camphor)」(または「カンファー」)と呼ばれ、主に防虫剤、他にも防臭・医薬品などに用いられます。ちなみに”ダメになりかけた物事を蘇らせる効果のある措置のこと”の意味で使われる「カンフル剤」のカンフルは、樟脳が由来になります。これは昔に樟脳が強心剤(衰弱した心臓の働きを高めるための薬剤)としても使われていたことからきています。【梔子(梔・巵子・山梔子)】読み方:クチナシ梔子というのは、”リンドウ目アカネ科クチナシ属に分類される常緑低木の一種”。梔子は、沈丁花(ジンチョウゲ)・金木犀(キンモクセイ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられています。【椚(櫟・橡・櫪)】読み方:クヌギ椚というのは、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”。【桑】読み方:クワ(総称)※上は山桑(ヤマグワ)の写真桑というのは、”バラ目クワ科クワ属に分類される植物の総称”。※上は蚕(カイコ)の写真桑の葉は蚕(カイコ)の餌(えさ)として利用され、蚕の吐いた糸(繊維)が絹糸の原料となることから、養蚕(ようさん)などのために栽培されます。【芥子(罌粟)】読み方:ケシ芥子というのは、”キンポウゲ目ケシ科ケシ属に分類される一年草の一種”。未熟な果実の乳液が阿片(アヘン)・モルヒネなどの麻薬の原料となることから、一般の栽培は法律で禁止されています。【欅(槻)】読み方:ケヤキ欅というのは、”バラ目ニレ科ケヤキ属に分類される落葉高木の一種”。【紫雲英】読み方:ゲンゲ紫雲英というのは、”マメ目マメ科ゲンゲ属に分類される多年草の一種”。紫雲英(標準和名)は、別名で「蓮華草(レンゲソウ)」とも呼ばれています。【楮】読み方:コウゾ楮というのは、”バラ目クワ科コウゾ属に分類される落葉低木の一種”。楮は、和紙の原料として栽培されています。【河骨(川骨)】読み方:コウホネ河骨というのは、”スイレン目スイレン科コウホネ属に分類される多年草の一種”。泥の中に伸びる白い地下茎が動物の骨のように見えることから名付けられました。【御形】読み方:ゴギョウ御形というのは、”母子草(ハハコグサ:標準和名)の別名”。母子草は、”キク目キク科ハハコグサ属に分類される多年草の一種”を指します。若い茎・葉を食用とし、春の七草のひとつとして知られています。【秋桜】読み方:コスモス(一種)秋桜というのは、”大春車菊(オオハルシャギク:標準和名)の別名/キク目キク科コスモス属に分類される植物の総称”。大春車菊は、”キク目キク科コスモス属に分類される一年草の一種”を指します。【胡蝶蘭】読み方:コチョウラン胡蝶蘭というのは、”キジカクシ目ラン科コチョウラン属に分類される多年草の一種”。【小楢】読み方:コナラ小楢というのは、”ブナ目ブナ科コナラ属に分類される落葉高木の一種”。【辛夷】読み方:コブシ※上は辛夷の花と蕾(つぼみ)の写真※上は辛夷の果実の写真辛夷というのは、”モクレン目モクレン科モクレン属に分類される落葉高木の一種”。名称の由来として、蕾(つぼみ)の形が握りこぶしに似ていることから名付けられた説や、辛夷の果実がでこぼこしていて握りこぶしに似ていることから名付けられた説があります。↓サ行~【榊】読み方:サカキ榊というのは、”ツツジ目モッコク科サカキ属に分類される常緑小高木の一種”。榊は日本では古くから神事に用いられ、神棚や祭壇に供えられています。【山茶花(茶梅)】読み方:サザンカ山茶花というのは、”ツツジ目ツバキ科ツバキ属に分類される常緑小高木の一種”。【番紅花(咱夫藍)】読み方:サフラン番紅花というのは、”キジカクシ目アヤメ科クロッカス属に分類される多年草の一種。また、その雌蕊(めしべ)を乾燥させた香辛料のこと”。花の中央にある黄色いのが雄(お)しべで、赤色のものが香辛料などに用いられる雌(め)しべになります。【仙人掌(覇王樹)】読み方:サボテン(総称)※上は金鯱(キンシャチ)の写真仙人掌というのは、”ナデシコ目サボテン科に分類される植物の総称”。仙人掌は英語で「カクタス(cactus)」といい、棘(トゲ)は葉や茎が変化したものになります。【沙羅双樹(娑羅双樹)】読み方:サラソウジュ(シャラソウジュ)沙羅双樹というのは、”アオイ目フタバガキ科サラノキ属に分類される常緑高木の一種”。「サラソウジュ」(標準和名)は、別名で「シャラソウジュ」とも呼ばれています。【百日紅(猿滑・紫薇)】読み方:サルスベリ百日紅というのは、”フトモモ目ミソハギ科サルスベリ属に分類される落葉高木の一種”。樹皮がツルツルしていて、猿ですら滑り落ちてしまいそうなことから名付けられています。【椹(花柏・弱檜)】読み方:サワラ椹というのは、”ヒノキ目ヒノキ科ヒノキ属に分類される常緑高木の一種”。【山椒】読み方:サンショウ山椒というのは、”ムクロジ目ミカン科サンショウ属に分類される落葉低木の一種”。山椒は、葉・花・実(果実)・樹皮に至るまであらゆる部位が食用になる植物で、その独特な香りから香辛料などに用いられます。【紫苑】読み方:シオン紫苑というのは、”キク目キク科シオン属に分類される多年草の一種”。【樒(梻)】読み方:シキミ※上は樒の果実の写真樒というのは、”アウストロバイレヤ目マツブサ科シキミ属に分類される常緑小高木の一種”。※上は八角(はっかく)の写真全体的にアニサチンなどの毒を含み、特に果実に猛毒があり、樒の果実は中華料理の香辛料として用いられる「八角(はっかく)」(英語ではスターアニス)によく似ているため注意が必要です。【篝火花】読み方:シクラメン(一種)篝火花というのは、”ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される多年草の一種/ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される植物の総称”。【羊歯(歯朶)】読み方:シダ※上は裏白(ウラジロ)の写真羊歯というのは、”裏白(ウラジロ:標準和名)の別名/シダ植物の総称”。裏白は、”シダ綱ウラジロ科ウラジロ属に分類される多年草の一種”を指します。【枝垂桜】読み方:シダレザクラ枝垂桜というのは、”バラ目バラ科サクラ属に分類される落葉高木の一種”。【枝垂柳】読み方:シダレヤナギ枝垂柳というのは、”キントラノオ目ヤナギ科ヤナギ属に分類される落葉高木の一種”。【射干(著莪・胡蝶花)】読み方:シャガ射干というのは、”キジカクシ目アヤメ科アヤメ属に分類される多年草の一種”。【石楠花(石南花)】読み方:シャクナゲ(総称)※上は本石楠花(ホンシャクナゲ)の写真石楠花というのは、”ツツジ目ツツジ科ツツジ属シャクナゲ亜属に分類される常緑低木の総称”。【芍薬】読み方:シャクヤク芍薬というのは、”ユキノシタ目ボタン科ボタン属に分類される多年草の一種”。美女を形容する言葉として「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花」がありますが、これは元々は漢方の生薬(しょうやく)の使い方を示す言葉です。イラ立ちやすい女性は芍薬の根、座ってばかりいるような女性は牡丹の根の皮、フラフラ歩く女性は百合の根を用いると良い、という意味になります。【茉莉花(耶悉茗・素馨)】読み方:ジャスミン(総称)※上は羽衣茉莉花(ハゴロモジャスミン)の写真茉莉花というのは、”シソ目モクセイ科ソケイ属に分類される植物の総称”。【棕櫚(棕梠・椶櫚)】読み方:シュロ(一種)※上は和棕櫚(ワジュロ)の写真棕櫚というのは、”和棕櫚(ワジュロ:標準和名)の別名/ヤシ目ヤシ科シュロ属に分類される植物の総称”。【沈丁花(瑞香)】読み方:ジンチョウゲ沈丁花というのは、”フトモモ目ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属に分類される常緑低木の一種”。沈丁花は、金木犀(キンモクセイ)・梔子(クチナシ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられています。【忍冬(吸い葛)】読み方:スイカズラ忍冬というのは、”マツムシソウ目スイカズラ科スイカズラ属に分類される常緑蔓性木本の一種”。細長い花筒の奥に蜜(みつ)があり、かつて子供が口にくわえて甘い蜜を吸っていたことに由来しています。【杉】読み方:スギ杉というのは、”マツ目ヒノキ科スギ属に分類される常緑高木の一種”。杉というと、屋久杉(やくすぎ)(鹿児島県)・秋田杉(秋田県)・吉野杉(奈良県)などがありますが、これらは地域名称であって、同種の杉になります(別の種類の杉というわけではない)。屋久杉は「縄文杉(じょうもんすぎ)」と呼ばれることもありますが、これは”屋久島に生えている天然の杉(これが屋久杉)の中にある、ひとつの個体を指している固有名称”です。【酸塊】読み方:スグリ(一種)※上は房酸塊(フサスグリ)の写真※上は黒酸塊(クロスグリ)(別名:カシス)の写真酸塊というのは、”ユキノシタ目スグリ科スグリ属に分類される落葉低木の一種/ユキノシタ目スグリ科スグリ属に分類される落葉低木の総称”。「黒酸塊(クロスグリ)」(標準和名)は、別名で「カシス」とも呼ばれています。【薄(芒・尾花)】読み方:ススキ薄というのは、”イネ目イネ科ススキ属に分類される多年草の一種”。薄の穂が動物の尾に似ていることから、別名で「尾花(おばな)」とも呼ばれています。尾花(おばな)は、秋の七草のひとつとして知られています。【蘿蔔(清白)】読み方:スズシロ蘿蔔というのは、”大根(ダイコン:標準和名)の別名”。大根は、”アブラナ目アブラナ科ダイコン属に分類される越年草の一種。また、その根のこと”を指します。大根は葉と肥大した根を食用とし、蘿蔔は春の七草のひとつとして知られています。【菘(鈴菜)】読み方:スズナ菘というのは、”蕪(カブ:標準和名)の別名”。蕪は、”アブラナ目アブラナ科アブラナ属に分類される越年草の一種。また、その胚軸(はいじく)のこと”を指します。蕪は葉と肥大した胚軸(葉と根の間の部分)を食用とし、白色の他にも赤・黄・紫色など多くの種類があります。菘(スズナ)は、春の七草のひとつとして知られています。【鈴蘭】読み方:スズラン鈴蘭というのは、”キジカクシ目キジカクシ科スズラン属に分類される多年草の一種”。全体的に毒(「コンバラトキシン」や「コンバロシド」など)を含み、特に根茎に強い毒があります。白い鈴を吊るしたかのような花をつけ、ラン科の植物に似ていることから名付けられました。【菫】読み方:スミレ(トリカブト)/ 一種(総称)※上は菫(スミレ)の写真※上は奥鳥兜(オクトリカブト)の写真「スミレ」と読むと”キントラノオ目スミレ科スミレ属に分類される多年草の一種/キントラノオ目スミレ科スミレ属に分類される植物の総称”。「トリカブト」と読むと”キンポウゲ目キンポウゲ科トリカブト属に分類される植物の総称”。全体的に毒(「アコニチン」や「メサコニチン」など)を含み、特に根に強い毒があります。また「トリカブト」は菫の他にも「鳥兜(トリカブト)」と書き表され、一般的には「鳥兜」と表記されることがほとんどです。【芹】読み方:セリ芹というのは、”セリ目セリ科セリ属に分類される多年草の一種”。若葉は香りが良く食用とし、春の七草のひとつとして知られています。【栴檀(楝)】読み方:センダン栴檀というのは、”ムクロジ目センダン科センダン属に分類される落葉高木の一種”。【千日紅】読み方:センニチコウ千日紅というのは、”ナデシコ目ヒユ科センニチコウ属に分類される一年草の一種”。千日紅(標準和名)は、別名で「千日草(センニチソウ)」とも呼ばれています。【蘇鉄(鉄樹・鉄蕉)】読み方:ソテツ蘇鉄というのは、”ソテツ目ソテツ科ソテツ属に分類される落葉低木の一種”。鉄分を肥料にするとよく育つため、枯れそうになったときに、幹(みき)や根元に鉄の釘(くぎ)を打ち込んだり与えると蘇ることに由来しています。【染井吉野】読み方:ソメイヨシノ染井吉野というのは、”バラ目バラ科サクラ属に分類される落葉高木。桜(サクラ)の一品種”。【冬青】読み方:ソヨゴ冬青というのは、”ニシキギ目モチノキ科モチノキ属に分類される常緑低木の一種”。↓タ行~【橘】読み方:タチバナ橘というのは、”ムクロジ目ミカン科ミカン属に分類される常緑小高木の一種”。橘(標準和名)は、別名で「大和橘(ヤマトタチバナ)」「日本橘(ニッポンタチバナ)」とも呼ばれています。【蓼】読み方:タデ(総称)※上は柳蓼(ヤナギタデ)の写真蓼というのは、”ナデシコ目タデ科イヌタデ属に分類される植物の総称”。蓼の葉や茎(くき)には特有の香りと辛味があります。「蓼食う虫も好き好き(たでくうむしもすきずき)」ということわざがありますが、これは蓼のような辛(から)いものでも好んで食べる虫がいることから、”人の好みは様々であること”の意味で用いられます。例えば「蓼食う虫も好き好きというが、いくらなんでもあいつだけはないだろう」のように用いられます。【煙草(莨・烟草)】読み方:タバコ煙草というのは、”ナス目ナス科タバコ属に分類される多年草の一種(栽培種としては一年草として扱われる)”。※上は紙巻きタバコの写真※上は葉巻(はまき)(別名:シガー)の写真煙草の葉の成分には強い依存性がある「ニコチン」が含まれており、煙草の葉は「葉巻(はまき)(別名:シガー)」や「紙巻きタバコ」などの原料として用いられます。【蒲公英】読み方:タンポポ(総称)※上は西洋蒲公英(セイヨウタンポポ)の写真※上は蒲公英の冠毛の写真蒲公英というのは、”キク目キク科タンポポ属に分類される多年草の総称”。花を咲かせた後に「冠毛(かんもう)」と呼ばれる綿毛のついた種子を生じ、風に乗ってその種子を遠くまで運びます。【鬱金香】読み方:チューリップ鬱金香というのは、”ユリ目ユリ科チューリップ属に分類される多年草の一種”。※上は鬱金(ウコン)の写真チューリップの花の香りが、香辛料などで使われる鬱金(ウコン)に似ていたことから、「鬱金香」と表記されるようになりました。【栂】読み方:ツガ栂というのは、”マツ目マツ科ツガ属に分類される常緑高木の一種”。【土筆(筆頭菜)】読み方:ツクシ※上は土筆(ツクシ)の写真※上は杉菜(スギナ)の写真土筆というのは、”杉菜(スギナ)の胞子茎(ほうしけい)”。杉菜は、”トクサ目トクサ科トクサ属に分類される多年草の一種”を指します。胞子茎は”胞子を作る部位のこと”を指し、杉菜と土筆は地下でつながっていて、杉菜を「栄養茎」、土筆を「胞子茎」と呼びます。【黄楊(柘植)】読み方:ツゲ(一種)※上は黄楊(一種)の写真黄楊というのは、”ツゲ目ツゲ科ツゲ属に分類される常緑低木の一種/ツゲ目ツゲ科ツゲ属に分類される植物の総称”。前者の意味の黄楊(標準和名)は、別名で「本黄楊(ホンツゲ)」とも呼ばれています。【躑躅】読み方:ツツジ(総称)※上は山躑躅(ヤマツツジ)の写真躑躅というのは、”ツツジ目ツツジ科ツツジ属に分類される植物の総称”。【椿(海石榴・山茶)】読み方:ツバキ椿というのは、”藪椿(ヤブツバキ:標準和名)の別名”。藪椿は”ツツジ目ツバキ科ツバキ属に分類される常緑高木の一種”の意味。種子から椿油(つばきあぶら)を採ることができ、食用油・整髪料・機械油などに用いられます。【石蕗(艶蕗・橐吾)】読み方:ツワブキ石蕗というのは、”キク目キク科ツワブキ属に分類される多年草の一種”。【満天星】読み方:ドウダンツツジ(ドウダン)満天星というのは、”ツツジ目ツツジ科ドウダンツツジ属に分類される落葉低木の一種”。「ドウダン」は、「ドウダンツツジ」(標準和名)を略したものになります。【木賊(砥草)】読み方:トクサ木賊というのは、”トクサ目トクサ科トクサ属に分類される多年草の一種”。茎の表面は珪酸(ケイ酸)を多く含んでいて硬く、茎で物を磨くことができます。昔は茎を歯磨きなどに使っていたことから、別名で「歯磨草(はみがきぐさ)」とも呼ばれています。【蕺草】読み方:ドクダミ蕺草というのは、”コショウ目ドクダミ科ドクダミ属に分類される多年草の一種”。蕺草(標準和名)は、別名で「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれています。「ドクダミ」の名称から毒がありそうな感じはしますが、毒はなく、古くから民間薬として利用されてきました。「ドクダミ」は、現之証拠(ゲンノショウコ)・千振(センブリ)と合わせて、日本の「三大民間薬」のひとつに数えられます。「毒をダミする」が語源で、「毒を矯正する・止める(つまり毒を治す)」の意味から名付けられています。【野老】読み方:トコロ(一種)※上は鬼野老(オニドコロ)の写真野老というのは、”鬼野老(オニドコロ:標準和名)の別名/ユリ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属に分類される多年草の総称”。鬼野老は、”ユリ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属に分類される多年草の一種”を指します。【巴草】読み方:トモエソウ巴草というのは、”キントラノオ目オトギリソウ科オトギリソウ属に分類される多年草の一種”。【鳥兜(草鳥頭・菫)】読み方:トリカブト(総称)※上は奥鳥兜(オクトリカブト)の写真鳥兜というのは、”キンポウゲ目キンポウゲ科トリカブト属に分類される植物の総称”。全体的に毒(「アコニチン」や「メサコニチン」など)を含み、特に根に強い毒があります。また、菫は「トリカブト」と読むこともできますが、「スミレ」と読むことがほとんどです。【団栗】読み方:ドングリ団栗というのは、”椚(クヌギ)・小楢(コナラ)・樫(カシ)など、ブナ科に分類される植物の果実”。↓ナ行~【薺(撫菜)】読み方:ナズナ薺というのは、”アブラナ目アブラナ科ナズナ属に分類される越年草の一種”。若葉を食用とし、春の七草のひとつとして知られています。薺(標準和名)は、別名で「ぺんぺん草(ペンペングサ)」とも呼ばれています。【撫子(瞿麦)】読み方:ナデシコ(一種)撫子というのは、”河原撫子(カワラナデシコ:標準和名)の別名/ナデシコ目ナデシコ科ナデシコ属に分類される植物の総称”。河原撫子は、”ナデシコ目ナデシコ科ナデシコ属に分類される多年草の一種”を指します。撫子(河原撫子)は秋の七草のひとつで、別名で「大和撫子(ヤマトナデシコ)」とも呼ばれています。(大和撫子は、清楚で美しい女性のたとえ、としても用いられます)【七竈(花楸樹)】読み方:ナナカマド七竈というのは、”バラ目バラ科ナナカマド属に分類される落葉高木の一種”。非常に燃えにくく、7回竈(かまど)に入れても燃え残ってしまうという説や、7回または7日間竈に入れることで良質な炭を得ることができるという説などから名付けられています。【楡】読み方:ニレ(一種)※上は春楡(ハルニレ)の写真楡というのは、”春楡(ハルニレ:標準和名)の別名/バラ目ニレ科ニレ属に分類される植物の総称”。春楡は、”バラ目ニレ科ニレ属に分類される落葉高木の一種”を指します。【接骨木(庭常)】読み方:ニワトコ接骨木というのは、”マツムシソウ目ガマズミ科ニワトコ属に分類される落葉低木の一種”。枝や幹を煎(せん)じて水あめ状になったものを、骨折の治療の際の湿布(しっぷ)剤に用いたことから、「接骨木」と表記されています。【白膠木】読み方:ヌルデ白膠木というのは、”ムクロジ目ウルシ科ヌルデ属に分類される落葉小高木の一種”。※上は五倍子の写真白膠木の若芽や若葉などに、油虫(アブラムシ)が寄生して生じる虫こぶを「五倍子(ごばいし・ふし)」と呼びます。(虫こぶは”植物に虫が産卵・寄生したときに、植物が防衛反応を起こして、その部分が異常な発育をしたもの”)中は空洞で、殻に苦味の成分である「タンニン」を多く含み、薬用・インク・染料などに利用され、昔はお歯黒(おはぐろ)にも用いられました。【杜松】読み方:ネズ杜松というのは、”マツ目ヒノキ科ビャクシン属に分類される常緑小高木の一種”。杜松(標準和名)は、別名で「鼠刺し(ネズミサシ)」とも呼ばれています。杜松の鋭く尖った針状の葉を、鼠の通り道などに置いて鼠除け(ねずみよけ)にしていたことから「鼠刺し(ネズミサシ)」となり、それが縮まって「ネズ」になったとされています。【合歓木】読み方:ネムノキ合歓木というのは、”マメ目マメ科ネムノキ属に分類される落葉高木の一種”。夜になると、小葉が閉じて垂れ下がり、それが眠っているように見えることから名付けられています。【鋸草】読み方:ノコギリソウ鋸草というのは、”キク目キク科ノコギリソウ属に分類される多年草の一種”。葉が鋸(のこぎり)の歯のような形をしていることから名付けられています。↓ハ行~【萩】読み方:ハギ(総称)※上は山萩(ヤマハギ)の写真萩というのは、”マメ目マメ科ハギ属に分類される落葉低木の総称”。萩というと、一般的には「山萩(ヤマハギ)」を指すことが多く、秋の七草のひとつに数えられる萩も「山萩」のことを指しています。「萩(ハギ)」という字は、「荻(オギ)」という字によく似ているため注意が必要です。【繁縷(蘩蔞)】読み方:ハコベ(ハコベラ)繁縷というのは、”ナデシコ目ナデシコ科ハコベ属に分類される越年草の一種”。「ハコベラ」は、「ハコベ」(標準和名)の別名になります。若い葉・茎を食用とし、「ハコベラ」は春の七草のひとつとして知られています。【榛】読み方:ハシバミ榛というのは、”ブナ目カバノキ科ハシバミ属に分類される落葉低木の一種”。【芭蕉】読み方:バショウ芭蕉というのは、”ショウガ目バショウ科バショウ属に分類される多年草の一種”。【蓮】読み方:ハス蓮というのは、”ヤマモガシ目ハス科ハス属に分類される多年草の一種”。蓮の地下茎のことを「蓮根(レンコン)」と呼び、野菜として食用とされています。【櫨の木(櫨・黄櫨)】読み方:ハゼノキ櫨の木というのは、”ムクロジ目ウルシ科ウルシ属に分類される落葉小高木の一種”。櫨の木(標準和名)は、略して「櫨(ハゼ)」とも呼ばれています。【淡竹】読み方:ハチク淡竹というのは、”イネ目イネ科マダケ属に分類される植物。竹の一種”。淡竹の筍(タケノコ)は、えぐ味がなく美味だとされますが、一般的に日本で食用となっているのは「孟宗竹(モウソウチク)」の筍が多いです。淡竹は、日本では孟宗竹(モウソウチク)・真竹(マダケ)と合わせて、「日本三大有用竹」のひとつに数えられています。【荷薄】読み方:ハッカ(一種)※上は日本薄荷(ニホンハッカ)の写真荷薄というのは、”日本薄荷(ニホンハッカ:標準和名)の別名/シソ目シソ科ハッカ属に分類される植物の総称”。日本薄荷は”シソ目シソ科ハッカ属に分類される多年草の一種”を指します。日本薄荷は、葉・茎に「薄荷油(はっかゆ)」を多く含んでおり、主成分は「メントール(メンソール)(別名:薄荷脳)」で、強い香りがあるため清涼剤・香料に用いられます。(薄荷油の原料は、主に日本薄荷が使用されています)【華尼拉】読み方:バニラ※上は華尼拉のさやの写真華尼拉というのは、”キジカクシ目ラン科バニラ属に分類される多年草の一種。また、その植物から抽出された香料”。種子は香料の原料となり、さやごと収穫(収穫時には甘い香りはしない)し、さやごと発酵・乾燥を繰り返すと甘い香りを発するようになります。※上は発酵・乾燥を繰り返したさやの写真※上はバニラビーンズ(種子)の写真さやの中には非常に小さな黒い種子がたくさん入っていて、その小さな黒い種子を「バニラビーンズ」(さやごと指してバニラビーンズということもある)と呼びます。そして華尼拉の香り成分をアルコールで抽出したものを「バニラエッセンス」といい、お菓子作りなどに用いられます。【浜梨(浜茄子)】読み方:ハマナス※上は浜梨の果実の写真浜梨というのは、”バラ目バラ科バラ属に分類される落葉低木の一種”。果実はローズヒップ(バラ科バラ属に分類される植物の果実の総称)として食用になり、ビタミンCを豊富に含んでいます。赤く熟した果実が甘酸っぱいので、梨にたとえて「浜梨(ハマナシ)」と名付けられ、それが変化して「ハマナス」になったとされています。【浜木綿】読み方:ハマユウ浜木綿というのは、”キジカクシ目ヒガンバナ科ハマオモト属に分類される多年草の一種”。浜辺に生える植物であることや、楮(コウゾ)の木の皮から作られる白い繊維を原料とした布である「木綿(ゆう)」に似ていることから名付けられています。(木綿は、一般的には「もめん」と読むことが多いです)【薔薇】読み方:バラ(総称)※上は薔薇(アンクル ウォルター)の写真薔薇というのは、”バラ目バラ科バラ属に分類される植物の総称”。茎や葉には棘(トゲ)があり、”薔薇・枳殻(カラタチ)などの棘のある木の総称”を「茨(いばら)」と呼びます。「綺麗(きれい)な薔薇には棘がある」という慣用句がありますが、これは「綺麗な薔薇=美しい女性」「棘=危険な(恐ろしい)一面」にたとえて、”美しい女性には危険な一面があるから気をつけなさい”という意味で使われます。【春紫苑】読み方:ハルジオン春紫苑というのは、”キク目キク科ムカシヨモギ属に分類される多年草の一種”。【柊】読み方:ヒイラギ※上は柊(モクセイ科)の写真※上は西洋柊(モチノキ科)の写真柊というのは、”シソ目モクセイ科モクセイ属に分類される常緑小高木の一種/西洋柊(セイヨウヒイラギ:標準和名)の別名”。西洋柊は”ニシキギ目モチノキ科モチノキ属に分類される常緑小高木の一種”を指します。西洋柊(モチノキ科)の葉が、柊(モクセイ科)のギザギザしている葉の形に似ていることから「西洋柊(セイヨウヒイラギ)」の名称が付けられています。どちらも葉の形など見た目が似ていますが、柊(モクセイ科)は秋から冬頃に白い花を咲かせ、西洋柊(モチノキ科)は冬頃に赤色の果実をつけます。※上は柊鰯(ひいらぎいわし)の写真また柊と西洋柊のギザギザの葉は魔除(まよ)けになると考えられ、節分には「柊鰯(ひいらぎいわし)」、クリスマスにはクリスマスリースなどに用いられます。柊鰯(節分)には柊(モクセイ科)、クリスマスリース(クリスマス)には西洋柊(モチノキ科)が使用されます。【稗】読み方:ヒエ稗というのは、”イネ目イネ科ヒエ属に分類される一年草の一種”。【彼岸花】読み方:ヒガンバナ彼岸花というのは、”キジカクシ目ヒガンバナ科ヒガンバナ属に分類される多年草の一種”。彼岸花(標準和名)は、別名で「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」とも呼ばれています。秋の彼岸頃に、花茎を伸ばして鮮やかな赤色の花を咲かせることから名付けられています。【楸】読み方:ヒサギ(キササゲ)※上は木大角豆(キササゲ)の写真※上は赤芽柏(アカメガシワ)の写真「ヒサギ」と読むと”木大角豆(キササゲ:標準和名)の別名/赤芽柏(アカメガシワ:標準和名)の別名”の意味。赤芽柏は、”キントラノオ目トウダイグサ科アカメガシワ属に分類される落葉高木の一種”を指します。「キササゲ」(木大角豆)と読むと”シソ目ノウゼンカズラ科キササゲ属に分類される落葉高木の一種”の意味。【菱】読み方:ヒシ菱というのは、”フトモモ目ミソハギ科ヒシ属に分類される一年草の一種”。【雛罌粟(雛芥子)】読み方:ヒナゲシ雛罌粟というのは、”キンポウゲ目ケシ科ケシ属に分類される一年草の一種”。雛罌粟(標準和名)は、別名で「虞美人草(グビジンソウ)」「シャーレイポピー」「コクリコ」とも呼ばれています。【檜(桧)】読み方:ヒノキ檜というのは、”マツ目ヒノキ科ヒノキ属に分類される常緑高木の一種”。【向日葵】読み方:ヒマワリ向日葵というのは、”キク目キク科ヒマワリ属に分類される一年草の一種”。※上は向日葵の果実(一般的には”向日葵の種”と呼ばれる)の写真※上は向日葵の種子(果実の殻を割って出てきた部分)の写真一般的に向日葵の種(たね)と呼ばれるのは、実は向日葵の果実のことを指し、本来は果実の殻(縞模様)を割って出てきた部分が種(種子)になります。向日葵の種子は食用で、日本で食べられることはあまりないですが、世界的には健康食品としてよく知られています。【白檀】読み方:ビャクダン白檀というのは、”ビャクダン目ビャクダン科ビャクダン属に分類される常緑小高木の一種”。【風信子(飛信子)】読み方:ヒヤシンス風信子というのは、”キジカクシ目キジカクシ科ヒヤシンス属に分類される多年草の一種”。【藤袴】読み方:フジバカマ藤袴というのは、”キク目キク科ヒヨドリバナ属に分類される多年草の一種”。藤袴は、秋の七草のひとつとして知られています。【仏桑花】読み方:ブッソウゲ仏桑花というのは、”アオイ目アオイ科フヨウ属に分類される常緑低木の一種”。また仏桑花は「ハイビスカス」と呼ばれることもありますが、フヨウ属の学名・英名が「Hibiscus(ハイビスカス)」なので、ハイビスカスという名称は”フヨウ属に分類される植物の総称”として使われることも多いです。ですのでハイビスカスは、仏桑花の類似のフヨウ属の植物を指す場合にも使われるため、”仏桑花=ハイビスカスというわけではない”ので覚えておきましょう。【橅(山毛欅・椈)】読み方:ブナ橅というのは、”ブナ目ブナ科ブナ属に分類される落葉高木の一種”。橅(標準和名)は、別名で「白橅(シロブナ)」とも呼ばれています。【箒木(帚木)】読み方:ホウキギ箒木というのは、”ナデシコ目ヒユ科バッシア属に分類される一年草の一種”。乾燥した茎枝を箒(ホウキ)として用いていたことから名付けられています。箒木は、別名で「コキア」とも呼ばれています。【鳳仙花(染指草)】読み方:ホウセンカ鳳仙花というのは、”フウロソウ目ツリフネソウ科ツリフネソウ属に分類される一年草の一種”。【鬼灯(酸漿)】読み方:ホオズキ鬼灯というのは、”ナス目ナス科ホオズキ属に分類される多年草の一種”。夏頃に黄白色の花を咲かせ、その後にがく(花びらの付け根)部分が大きくなり果実を包みます。鬼灯の果実は観賞用と食用のものがありますが、日本で栽培されている鬼灯の多くは観賞用です。観賞用の鬼灯には毒性(アルカロイドなど)があるため、食用にすることはできないので注意が必要です。【朴の木】読み方:ホオノキ朴の木というのは、”モクレン目モクレン科モクレン属に分類される落葉高木の一種”。日本に自生する樹木の中では最大級の葉・花を持っていて、大きな葉は食べ物を包んだり焼いたりするときに用いられます。ホオノキの「ホオ」は、「包(ほう)」の意味で、大きな葉で食べ物を包むことから名付けられています。朴の木(標準和名)は、略して「朴(ホオ)」とも呼ばれています。【木瓜】読み方:ボケ(キュウリ・マルメロ)※上は木瓜(ボケ)の写真※上は木瓜(ボケ)の果実の写真「ボケ」と読むと”バラ目バラ科ボケ属に分類される落葉低木の一種”。果実は熟すと黄色くなり、苦味や酸味が強いため生食はできませんが、ジャム・果実酒などに用いられます。※上は胡瓜(キュウリ)の写真※上は胡瓜(キュウリ)の果実の写真「キュウリ」と読むと”ウリ目ウリ科キュウリ属に分類される一年草の一種。また、その果実のこと”。※上は熟した胡瓜(キュウリ)の果実の写真果実は熟すと黄色くなり、昔は黄色い状態のものを食用としていましたが、味や食感が悪くなるため、現在では未成熟な状態(緑色)の果実を野菜として食用にしています。「キュウリ」は、一般的には”胡瓜”と表記されることが多いです。※上は木瓜(マルメロ)の写真※上は木瓜(マルメロ)の果実の写真「マルメロ」と読むと”バラ目バラ科マルメロ属に分類される落葉高木の一種”。果実は熟すと黄色くなり、強い酸味があり、硬いため生食はできませんが、ジャム・果実酒などに用いられます。【菩提樹】読み方:ボダイジュ菩提樹というのは、”アオイ目アオイ科シナノキ属に分類される落葉高木の一種”。仏教の開祖であるお釈迦様が、菩提樹の木の下で悟りを開いたとされることが名称の由来になっています。【牡丹】読み方:ボタン牡丹というのは、”ユキノシタ目ボタン科ボタン属に分類される落葉低木の一種”。美女を形容する言葉として「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花」がありますが、これは元々は漢方の生薬(しょうやく)の使い方を示す言葉です。イラ立ちやすい女性は芍薬の根、座ってばかりいるような女性は牡丹の根の皮、フラフラ歩く女性は百合の根を用いると健康に良い、という意味になります。【仏の座】読み方:ホトケノザ※上は小鬼田平子(コオニタビラコ)の写真※上は小鬼田平子(食用部分)の写真※上は仏の座(後者の意味)の写真仏の座というのは、”小鬼田平子(コオニタビラコ:標準和名)の別名/シソ目シソ科オドリコソウ属に分類される越年草の一種”。前者の意味である仏の座(=小鬼田平子)は、”キク目キク科ヤブタビラコ属に分類される越年草の一種”を指します。「ホトケノザ」は春の七草のひとつとして知られていますが、これは前者の意味の「仏の座(=小鬼田平子)」を指しています。仏の座(後者の意味)は、花の下にある葉の形が仏様がすわる台座のように見えることから名付けられています。↓マ行~【木春菊】読み方:マーガレット木春菊というのは、”キク目キク科モクシュンギク属に分類される多年草の一種”。【真菰】読み方:マコモ真菰というのは、”イネ目イネ科マコモ属に分類される多年草の一種”。緑色の葉を何枚か剥いでいくと、白い可食部位が現れ、その部分を「真菰茸(マコモダケ)」と呼びます。【木天蓼】読み方:マタタビ木天蓼というのは、”ツバキ目マタタビ科マタタビ属に分類される落葉低木の一種”。猫(トラやヒョウなどの大型ネコ科動物にも効果あり)に木天蓼を与えると「マタタビ反応」が起こり、リラックスした表情になったり、ゴロゴロ転げまわったり体を擦り寄せたりします。これは木天蓼に含まれる成分(マタタビラクトン・ネペタラクトールなど)が中枢神経を刺激することによるものです。【毬藻】読み方:マリモ毬藻というのは、”シオグサ目アオミソウ科マリモ属に分類される緑藻(りょくそう)類の一種”。毬藻というと、北海道の「阿寒湖(あかんこ)」に生息するものが有名で、美しい球体状を作ることから特別天然記念物に指定されています。【満作(万作・金縷梅)】読み方:マンサク満作というのは、”ユキノシタ目マンサク科マンサク属に分類される落葉小高木の一種”。【水芭蕉】読み方:ミズバショウ水芭蕉というのは、”オモダカ目サトイモ科ミズバショウ属に分類される多年草の一種”。【三椏(三又・三叉)】読み方:ミツマタ三椏というのは、”フトモモ目ジンチョウゲ科ミツマタ属に分類される落葉低木の一種”。三椏は、和紙や紙幣(日本銀行券)の原料として用いられます。1本の枝から3本の枝が分かれていることから名付けられています。【木槿(槿)】読み方:ムクゲ木槿というのは、”アオイ目アオイ科フヨウ属に分類される落葉低木の一種”。【葎】読み方:ムグラ(総称)※上は八重葎(ヤエムグラ)の写真葎というのは、”荒れ地や野原に生い茂る雑草の総称”。【木斛】読み方:モッコク木斛というのは、”ツツジ目モッコク科モッコク属に分類される常緑高木の一種”。【樅】読み方:モミ樅というのは、”マツ目マツ科モミ属に分類される常緑高木の一種”。クリスマスツリーは、一般的に樅の若木が用いられることが多いです。【紅葉】読み方:モミジ(こうよう)「モミジ」と読むと”楓(カエデ:総称)の別名”。楓というのは、”ムクロジ目ムクロジ科カエデ属に分類される落葉高木の総称”を指します。「こうよう」と読むと”木の葉が黄・赤色に変わること。また、その色づいた木の葉のこと”。↓ヤ行~【椰子(椰)】読み方:ヤシ(総称)椰子というのは、”ヤシ目ヤシ科に分類される植物の総称”。椰子の実(果実)というのは、様々なヤシ科の植物の実を指しますが、一般的には「ココナッツ(ココヤシの実)」を指すことが多いです。※上はココナッツの果肉(白い固形部分)とココナッツミルクの写真果実の中にある白い固形部分(果肉)と液体部分を食用とし、白い固形部分を砕いて水とともに混ぜて濾(こ)したものが「ココナッツミルク」になります。※上は未成熟のココナッツ(ココヤシの果実)の写真※上はココナッツウォーター(ココナッツジュース)の写真また液体部分は「ココナッツウォーター(ココナッツジュース)」と呼ばれていて、成熟(繊維で覆われ茶色)してくると中のココナッツウォーターは果肉(白い固形部分)などに変化していくため、一般的には未成熟のココナッツ(緑色)から採ることが多いです。ココナッツウォーターは透明な液体で、観光地では未成熟のココナッツ(緑色)に穴を開けて、そこからストローを挿して飲むことが多いです。※上はナタデココの写真ちなみにココナッツウォーターに酢酸菌(さくさんきん)を加えて発酵させたものを「ナタデココ」と呼び、弾力のある歯ごたえがあり、デザートなどに用いられます。【八手(八つ手)】読み方:ヤツデ八手というのは、”セリ目ウコギ科ヤツデ属に分類される常緑低木の一種”。葉が掌(てのひら)状に深い切れ込みがあることから名付けられています。葉が8つに裂けているものもありますが、全ての葉が8つに裂けているわけではなく、八手の「八」は”数が多い”という意味で用いられます。【宿り木(寄生木・宿木)】読み方:ヤドリギ宿り木というのは、”ビャクダン目ビャクダン科ヤドリギ属に分類される常緑低木の一種”。地面に根を張らずに、他の樹木の幹や枝に根を食い込ませ、宿主である樹木の養分と水分を吸い取って成長します。【山吹】読み方:ヤマブキ山吹というのは、”バラ目バラ科ヤマブキ属に分類される落葉低木の一種”。【楪(杠・譲葉)】読み方:ユズリハ楪というのは、”ユキノシタ目ユズリハ科ユズリハ属に分類される常緑高木の一種”。春先に新しい葉が出ると、譲るように古い葉が落ちることから名付けられています。【百合】読み方:ユリ(総称)※上は山百合(ヤマユリ)の写真百合というのは、”ユリ目ユリ科ユリ属に分類される多年草の総称”。美女を形容する言葉として「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合(ユリ)の花」がありますが、これは元々は漢方の生薬(しょうやく)の使い方を示す言葉です。イラ立ちやすい女性は芍薬の根、座ってばかりいるような女性は牡丹の根の皮、フラフラ歩く女性は百合の根を用いると良い、という意味になります。【蓬(艾)】読み方:ヨモギ蓬というのは、”キク目キク科ヨモギ属に分類される多年草の一種”。※上は蓬餅(草餅)の写真蓬には特有の匂いがあり、若葉を餅(もち)などに混ぜこんだものを「蓬餅(よもぎもち)」「草餅(くさもち)」と呼びます。昔は草餅には蓬以外の草を使っていましたが、いま現在では草餅にも蓬が使われているため蓬餅・草餅はどちらも同じ和菓子のことを指します。↓ラ行~【竜胆(龍胆)】読み方:リンドウ竜胆というのは、”リンドウ目リンドウ科リンドウ属に分類される多年草の一種”。根茎を乾燥させたものは非常に苦く、中国では代表的な苦味で知られる「熊胆(ゆうたん)」よりもさらに苦いことから「竜胆」という漢字が当てられています。竜胆の葉を疫病(えきびょう)の薬として用いていたことから、別名で「疫病草(えやみぐさ)」とも呼ばれています。【連翹】読み方:レンギョウ(一種)連翹というのは、”シソ目モクセイ科レンギョウ属に分類される落葉低木の一種/シソ目モクセイ科レンギョウ属に分類される植物の総称”。【蝋梅(蠟梅)】読み方:ロウバイ蝋梅というのは、”クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属に分類される落葉低木の一種”。↓ワ行~【勿忘草(忘れな草)】読み方:勿忘草(一種)※上は真勿忘草(シンワスレナグサ)の写真勿忘草というのは、”真勿忘草(シンワスレナグサ:標準和名)の別名/シソ目ムラサキ科ワスレナグサ属に分類される植物の総称”。真勿忘草は、”シソ目ムラサキ科ワスレナグサ属に分類される多年草の一種”を指します。【蕨】読み方:ワラビ※上は早蕨(さわらび)の写真蕨というのは、”シダ目コバノイシカグマ科ワラビ属に分類される多年草の一種”。蕨の若芽のことを「早蕨(さわらび)」と呼び、山菜として食べられています。※上は蕨粉(わらびこ)の写真※上は蕨餅(わらびもち)の写真蕨は根茎からデンプンを取り、そのデンプンのことを「蕨粉(わらびこ)」と呼び、蕨粉に水と砂糖を加えて練ったものを「蕨餅(わらびもち)」と言います。【吾亦紅(吾木香)】読み方:ワレモコウ吾亦紅というのは、”バラ目バラ科ワレモコウ属に分類される多年草の一種”。花・植物の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【薊(莇)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【シクラメン(一種)】 ⇒ 【(狭義では)ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される多年草の一種】【(広義では)ツツジ目サクラソウ科シクラメン属に分類される植物の総称】の両方を意味例 【アオイ(総称)】 ⇒ 【アオイ目アオイ科に分類される植物の総称】を意味(アオイという名称の特定の植物が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄葵アオイ(総称)金合歓アカシア(総称)金合歓の別名は「ミモザ」朝顔(牽牛花・蕣)アサガオ薊(莇)アザミ(総称)薊の別名は「棘草(トゲクサ)」葦アシ(ヨシ)「アシ」は、「ヨシ」(標準和名)の別名紫陽花アジサイ紫陽花(標準和名)の別名は「七変化(しちへんげ)」「八仙花(はっせんか)」翌檜(翌桧)アスナロ馬酔木アセビ甘茶蔓アマチャヅル菖蒲アヤメ、ショウブ「アヤメ」と「ショウブ」で意味が異なる蘆薈アロエ(総称)粟アワ藺イ藺(標準和名)の別名は「藺草(イグサ)」虎杖イタドリ公孫樹(銀杏)イチョウ銀杏は「ぎんなん」と読むことが多い猪子槌(牛膝)イノコヅチ鬱金ウコン地下茎を乾燥させて粉末にしたものを「ターメリック」と呼ぶ空木(卯木)ウツギ独活(土当帰)ウド漆ウルシ金雀枝エニシダ狗尾草エノコログサ狗尾草(標準和名)の別名は「猫じゃらし」槐エンジュ大葉子(車前草)オオバコ荻オギ「萩(ハギ)」という字によく似ているため注意が必要朮オケラ御辞儀草(含羞草)オジギソウ御辞儀草(標準和名)の別名は「眠り草(ネムリグサ)」「ミモザ」(「ミモザ」は、一般的には「アカシア」の別名として使われることが多い)白粉花オシロイバナ苧環オダマキ(総称)弟切草オトギリソウ男郎花オトコエシ巻耳オナモミ巻耳(標準和名)の別名は「ひっつき虫」「くっつき虫」(巻耳だけを指す別名ではない)女郎花オミナエシ女郎花(標準和名)の別名は「敗醤(はいしょう)」。秋の七草のひとつ沢瀉(面高)オモダカ万年青オモト阿列布(阿利布)オリーブ果実は、オリーブオイルの原料海棠カイドウ海棠は、「花海棠(ハナカイドウ)」(標準和名)の別名楓(槭)カエデ(総称)「砂糖楓(サトウカエデ)」の樹液は、メープルシロップの原料加加阿カカオカカオ豆(種子)は、チョコレートの原料燕子花(杜若)カキツバタ樫カシ(総称)細葉榕(榕樹)ガジュマル霞草カスミソウ葛カズラ、クズ「カズラ」と「クズ」で意味が異なる。「クズ」は、秋の七草のひとつ桂カツラ蒲ガマ枳殻(枸橘)カラタチ唐松(落葉松)カラマツ雁草(雁金草)カリガネソウ雁皮ガンピ桔梗キキョウ秋の七草のひとつ菊キク羊蹄ギシギシ黍キビ擬宝珠ギボウシ(総称)夾竹桃キョウチクトウ桐キリ金盞花キンセンカ金鳳花キンポウゲ金鳳花は、「馬の足形(ウマノアシガタ)」(標準和名)の別名金木犀キンモクセイ金木犀は、沈丁花(ジンチョウゲ)・梔子(クチナシ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられる枸杞クコ楠(樟)クスノキ楠の材は「樟脳(しょうのう)」の原料梔子(梔・巵子・山梔子)クチナシ梔子は、沈丁花(ジンチョウゲ)・金木犀(キンモクセイ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられる椚(櫟・橡・櫪)クヌギ桑クワ(総称)芥子(罌粟)ケシ麻薬の原料となるため、一般の栽培は法律で禁止されている欅(槻)ケヤキ紫雲英ゲンゲ紫雲英(標準和名)の別名は「蓮華草(レンゲソウ)」楮コウゾ河骨(川骨)コウホネ御形ゴギョウ御形は、「母子草(ハハコグサ)」(標準和名)の別名。御形は春の七草のひとつ秋桜コスモス(一種)秋桜(一種)は、「大春車菊(オオハルシャギク)」(標準和名)の別名胡蝶蘭コチョウラン小楢コナラ辛夷コブシ榊サカキ山茶花(茶梅)サザンカ番紅花(咱夫藍)サフラン雌しべは香辛料に用いられる仙人掌(覇王樹)サボテン(総称)沙羅双樹(娑羅双樹)サラソウジュ(シャラソウジュ)「シャラソウジュ」は、「サラソウジュ」(標準和名)の別名百日紅(猿滑・紫薇)サルスベリ椹(花柏・弱檜)サワラ山椒サンショウ紫苑シオン樒(梻)シキミ篝火花シクラメン(一種)羊歯(歯朶)シダ(一種)羊歯(一種)は、「裏白(ウラジロ)」(標準和名)の別名枝垂桜シダレザクラ枝垂柳シダレヤナギ射干(著莪・胡蝶花)シャガ石楠花(石南花)シャクナゲ(総称)芍薬シャクヤク茉莉花(耶悉茗・素馨)ジャスミン(総称)棕櫚(棕梠・椶櫚)シュロ(一種)棕櫚(一種)は、「和棕櫚(ワジュロ)」(標準和名)の別名沈丁花(瑞香)ジンチョウゲ沈丁花は、金木犀(キンモクセイ)・梔子(クチナシ)と合わせて、日本の「三大芳香木」のひとつに数えられる忍冬(吸い葛)スイカズラ杉スギ「屋久杉(鹿児島県)・秋田杉(秋田県)・吉野杉(奈良県)」などが有名酸塊スグリ(一種)「黒酸塊(クロスグリ)」(標準和名)の別名は「カシス」薄(芒・尾花)ススキ薄(標準和名)の別名は「尾花(おばな)」。尾花(おばな)は、秋の七草のひとつ蘿蔔(清白)スズシロ蘿蔔は、「大根(ダイコン)」(標準和名)の別名。蘿蔔は、春の七草のひとつ菘(鈴菜)スズナ菘は、「蕪(カブ)」(標準和名)の別名。菘は、春の七草のひとつ鈴蘭スズラン菫スミレ(トリカブト)/一種(総称)「トリカブト」は、”鳥兜”と表記されることがほとんど芹セリ春の七草のひとつ栴檀(楝)センダン千日紅センニチコウ千日紅(標準和名)の別名は「千日草(センニチソウ)」蘇鉄(鉄樹・鉄蕉)ソテツ染井吉野ソメイヨシノ冬青ソヨゴ橘タチバナ橘(標準和名)の別名は「大和橘(ヤマトタチバナ)」「日本橘(ニッポンタチバナ)」蓼タデ(総称)煙草(莨・烟草)タバコ煙草の葉は「葉巻」「紙巻きタバコ」の原料蒲公英タンポポ(総称)鬱金香チューリップ栂ツガ土筆(筆頭菜)ツクシ「杉菜(スギナ)」の胞子茎(ほうしけい)黄楊(柘植)ツゲ(一種)黄楊(標準和名)の別名は「本黄楊(ホンツゲ)」躑躅ツツジ(総称)椿(海石榴・山茶)ツバキ「藪椿(ヤブツバキ)」(標準和名)の別名石蕗(艶蕗・橐吾)ツワブキ満天星ドウダンツツジ(ドウダン)「ドウダン」は、「ドウダンツツジ」(標準和名)の略木賊(砥草)トクサ木賊(標準和名)の別名は「歯磨草(はみがきぐさ)」蕺草ドクダミ蕺草(標準和名)の別名は「十薬(じゅうやく)」野老トコロ(一種)野老(一種)は、「鬼野老(オニドコロ)」(標準和名)の別名巴草トモエソウ鳥兜(草鳥頭・菫)トリカブト(総称)菫は「スミレ」と読むことがほとんど団栗ドングリ薺(撫菜)ナズナ薺(標準和名)の別名は「ぺんぺん草(ペンペングサ)」。薺は、春の七草のひとつ撫子(瞿麦)ナデシコ(一種)撫子(一種)は、「河原撫子(カワラナデシコ)」(標準和名)の別名。撫子(河原撫子)は、秋の七草のひとつ七竈(花楸樹)ナナカマド楡ニレ(一種)楡(一種)は、「春楡(ハルニレ)」(標準和名)の別名接骨木(庭常)ニワトコ白膠木ヌルデ杜松ネズ杜松(標準和名)の別名は「鼠刺し(ネズミサシ)」合歓木ネムノキ鋸草ノコギリソウ萩ハギ(総称)一般的には「山萩(ヤマハギ)」を指す。萩(山萩)は秋の七草のひとつ。「荻(オギ)」という字によく似ているため注意が必要繁縷(蘩蔞)ハコベ(ハコベラ)「ハコベ」(標準和名)の別名は「ハコベラ」。「ハコベラ」は春の七草のひとつ榛ハシバミ芭蕉バショウ蓮ハス蓮の地下茎を「蓮根(レンコン)」と呼ぶ櫨の木(櫨・黄櫨)ハゼノキ櫨の木(標準和名)は、略して「櫨(ハゼ)」とも呼ばれる淡竹ハチク淡竹は、孟宗竹(モウソウチク)・真竹(マダケ)と合わせて、「日本三大有用竹」のひとつに数えられる薄荷ハッカ(一種)薄荷(一種)は、「日本薄荷(ニホンハッカ)」(標準和名)の別名華尼拉バニラ浜梨(浜茄子)ハマナス浜木綿ハマユウ薔薇バラ(総称)春紫苑ハルジオン柊ヒイラギ稗ヒエ彼岸花ヒガンバナ彼岸花(標準和名)の別名は「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」楸ヒサギ(キササゲ)「ヒサギ」と「キササゲ」で意味が少し異なる菱ヒシ雛罌粟(雛芥子)ヒナゲシ雛罌粟(標準和名)の別名は「虞美人草(グビジンソウ)」「シャーレイポピー」「コクリコ」檜(桧)ヒノキ向日葵ヒマワリ白檀ビャクダン風信子(飛信子)ヒヤシンス藤袴フジバカマ秋の七草のひとつ仏桑花ブッソウゲ橅(山毛欅・椈)ブナ橅(標準和名)の別名は「白橅(シロブナ)」箒木(帚木)ホウキギ箒木(標準和名)の別名は「コキア」鳳仙花(染指草)ホウセンカ鬼灯(酸漿)ホオズキ朴の木ホオノキ朴の木(標準和名)は、略して「朴(ホオ)」とも呼ばれる木瓜ボケ(キュウリ・マルメロ)「ボケ」と「キュウリ」と「マルメロ」で意味が異なる菩提樹ボダイジュ牡丹ボタン仏の座ホトケノザ「小鬼田平子(コオニタビラコ)」(標準和名)の別名。仏の座(小鬼田平子)は、春の七草のひとつ木春菊マーガレット真菰マコモ葉を何枚か剥いで現れる白い可食部位を「真菰茸(マコモダケ)」と呼ぶ木天蓼マタタビ猫の好物毬藻マリモ北海道にある「阿寒湖(あかんこ)」の毬藻が有名満作(万作・金縷梅)マンサク水芭蕉ミズバショウ三椏(三又・三叉)ミツマタ材は「紙幣(日本銀行券)」の原料木槿(槿)ムクゲ葎ムグラ(総称)木斛モッコク樅モミ若木は「クリスマスツリー」に用いられる紅葉モミジ(こうよう)「モミジ」と「こうよう」で意味が異なる椰子(椰)ヤシ(総称)八手(八つ手)ヤツデ宿り木(寄生木・宿木)ヤドリギ山吹ヤマブキ楪(杠・譲葉)ユズリハ百合ユリ(総称)蓬(艾)ヨモギ竜胆(龍胆)リンドウ竜胆(標準和名)の別名は「疫病草(えやみぐさ)」連翹レンギョウ(一種)蝋梅(蠟梅)ロウバイ勿忘草(忘れな草)ワスレナグサ(一種)勿忘草(一種)は、「真勿忘草(シンワスレナグサ)」(標準和名)の別名蕨ワラビ吾亦紅(吾木香)ワレモコウ項目1項目2項目3)★ 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  • 【虫】難読漢字の一覧!
    このページでは虫の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(虫の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓虫の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓虫の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●虫の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ虫の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【虻(蝱)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【アメンボ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)半翅目アメンボ科に分類される昆虫の一種】【(広義では)半翅目アメンボ科に分類される昆虫の総称】の両方を意味例 【アリ(総称)】 ⇒ 【膜翅目アリ科に分類される昆虫の総称】を意味(アリという名称の特定の虫が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?↓ア行~【虻(蝱)】読み方:アブ(総称)虻というのは、”双翅目(そうしもく)(別名:ハエ目)短角亜目(別名:ハエ亜目)に分類される昆虫の総称”。<後架虻>読み方:コウカアブ後架虻というのは、”双翅目短角亜目ミズアブ科に分類される昆虫の一種”。<塩屋虻(塩谷虻)>読み方:シオヤアブ塩屋虻というのは、”双翅目短角亜目ムシヒキアブ科に分類される昆虫の一種”。<花虻>読み方:ハナアブ花虻というのは、”双翅目短角亜目ハナアブ科に分類される昆虫の一種”。<細扁虻>読み方:ホソヒラタアブ細扁虻というのは、”双翅目短角亜目ハナアブ科に分類される昆虫の一種”。【水黽(水馬・飴坊)】読み方:アメンボ(一種)※上は水黽(一種)の写真水黽というのは、”半翅目(はんしもく)(別名:カメムシ目)アメンボ科に分類される昆虫の一種/半翅目アメンボ科に分類される昆虫の総称”。前者の意味の水黽(標準和名)は、別名で「並水黽(ナミアメンボ)」とも呼ばれています。水黽の足先には細かい毛がたくさん生えており、この細かい毛に体から分泌した油を塗って水をはじくことで水面に浮くことができます。<大水黽>読み方:オオアメンボ大水黽というのは、”半翅目アメンボ科に分類される昆虫の一種”。<姫水黽>読み方:ヒメアメンボ姫水黽というのは、”半翅目アメンボ科に分類される昆虫の一種”。【蟻(螘)】読み方:アリ(総称)蟻というのは、”膜翅目(まくしもく)(別名:ハチ目)アリ科に分類される昆虫の総称”。<網目蟻>読み方:アミメアリ網目蟻というのは、”膜翅目アリ科アミメアリ属に分類される昆虫の一種”。<黒大蟻>読み方:クロオオアリ黒大蟻というのは、”膜翅目アリ科オオアリ属に分類される昆虫の一種”。<黒山蟻>読み方:クロヤマアリ黒山蟻というのは、”膜翅目アリ科ヤマアリ属に分類される昆虫の一種”。【蝗(稲子)】読み方:イナゴ(総称)蝗というのは、”直翅目(ちょくしもく)(別名:バッタ目)バッタ科イナゴ属に分類される昆虫の総称”。稲の葉や茎を食べる害虫として知られ、稲につくことが名前の由来になっています。<小翅蝗(小翅稲子)>読み方:コバネイナゴ小翅蝗というのは、”直翅目バッタ科イナゴ属に分類される昆虫の一種”。<土蝗(土稲子)>読み方:ツチイナゴ土蝗というのは、”直翅目バッタ科ツチイナゴ属に分類される昆虫の一種”。<翅長蝗(翅長稲子)>読み方:ハネナガイナゴ翅長蝗というのは、”直翅目バッタ科イナゴ属に分類される昆虫の一種”。【芋虫(蜀)】読み方:イモムシ芋虫というのは、”蝶(チョウ)や蛾(ガ)の幼虫で、体表に毛がないものの総称”。【薄翅蜉蝣(薄羽蜉蝣)】読み方:ウスバカゲロウ(一種)※上は薄翅蜉蝣(一種)の写真薄翅蜉蝣というのは、”脈翅目(みゃくしもく)(別名:アミメカゲロウ目)ウスバカゲロウ科ウスバカゲロウ属に分類される昆虫の一種/脈翅目ウスバカゲロウ科に分類される昆虫の総称”。蜉蝣と表記されますが、蜉蝣の仲間ではありません。前者の意味の薄翅蜉蝣(標準和名)は、別名で「極楽蜻蛉(ごくらくとんぼ)」とも呼ばれています。※上は蟻地獄(アリジゴク)の写真※上は蟻地獄の巣の写真薄翅蜉蝣の幼虫は「蟻地獄(アリジゴク)」と呼ばれ、乾燥した土をすり鉢状に掘って穴(巣)を作り、穴の底に隠れて落ちてきた蟻などを捕らえます。【浮塵子(白蝋虫)】読み方:ウンカ(総称)浮塵子というのは、”半翅目(カメムシ目)ウンカ科とその近縁の科に分類される昆虫の総称”。稲の葉や茎からストロー状の口針(こうしん)を刺して汁を吸って枯らしてしまうため、稲の害虫として知られています。<赤翅長浮塵子>読み方:アカハネナガウンカ赤翅長浮塵子というのは、”半翅目ハネナガウンカ科に分類される昆虫の一種”。<緑軍配浮塵子>読み方:ミドリグンバイウンカ緑軍配浮塵子というのは、”半翅目グンバイウンカ科に分類される昆虫の一種”。【螻蛄】読み方:オケラ(ケラ)(一種)※上は螻蛄(一種)の写真螻蛄というのは、”直翅目(バッタ目)ケラ科に分類される昆虫の一種/直翅目ケラ科に分類される昆虫の総称”。「オケラ」は、「ケラ」(標準和名)の別名になります。【歩行虫(筬虫)】読み方:オサムシ(総称)歩行虫というのは、”甲虫目(こうちゅうもく)オサムシ科オサムシ亜科に分類される昆虫の総称”。<青歩行虫>読み方:アオオサムシ青歩行虫というのは、”甲虫目オサムシ科オサムシ亜科に分類される昆虫の一種”。<大瑠璃歩行虫>読み方:オオルリオサムシ大瑠璃歩行虫というのは、”甲虫目オサムシ科オサムシ亜科に分類される昆虫の一種”。↓カ行~【蚊】読み方:カ(総称)蚊というのは、”双翅目(ハエ目)カ科に分類される昆虫の総称”。人などの血液を吸う吸血動物で、種類によってマラリア・デング熱などの病気を媒介(ばいかい)します。蚊は血を吸うときにストロー状の針を刺して、その時に唾液(だえき)を注入し、その唾液を異物とみなして人体がアレルギー反応を引き起こすことにより、赤く腫(は)れて痒(かゆ)くなります。※上は孑孑(ボウフラ)の写真ちなみに蚊の幼虫のことを「孑孑(ボウフラ)」と呼びます。<赤家蚊>読み方:アカイエカ赤家蚊というのは、”双翅目カ科イエカ属に分類される昆虫の一種”。<一筋縞蚊>読み方:ヒトスジシマカ一筋縞蚊というのは、”双翅目カ科ヤブカ属に分類される昆虫の一種”。一筋縞蚊(標準和名)は、別名で「藪蚊(ヤブカ)」とも呼ばれています。【蛾】読み方:ガ(総称)蛾というのは、”鱗翅目(チョウ目)に分類される昆虫のうち、チョウ類を除いたものの総称”。<刺蛾>読み方:イラガ※上は刺蛾の幼虫である刺虫(イラムシ)の写真※上は刺蛾の繭の写真刺蛾というのは、”鱗翅目イラガ科イラガ属に分類される昆虫の一種”。刺蛾の幼虫のことを「刺虫(イラムシ)」と呼びます。<蚕蛾>読み方:カイコガ※上は蚕蛾(成虫)の写真※上は蚕(幼虫)の写真蚕蛾というのは、”鱗翅目カイコガ科カイコガ属に分類される昆虫の一種”。成虫を「蚕蛾(カイコガ)」、幼虫を「蚕(カイコ)」と呼ぶことが多いです。蚕蛾の幼虫は桑(クワ)の葉を食べて育ち、口から糸を吐いて繭(まゆ)を作ります。※上は蚕の繭の写真蚕の繭からとった糸(繊維)のことを「繭糸(けんし)」、繭糸を何本か束ねて糸にしたものを「生糸(きいと)」と呼びます。その生糸を精錬・加工したものを「練糸(ねりいと)」と呼び、一般的には練糸のことを「絹糸(きぬいと)」(絹は英語で”シルク”)と呼んでいます。<雀蛾(天蛾)>読み方:スズメガ(総称)※上は鳶色雀(トビイロスズメ)の写真雀蛾というのは、”鱗翅目スズメガ科に分類される昆虫の総称”。<山繭蛾(天蚕)>読み方:ヤママユガ山繭蛾というのは、”山繭(ヤママユ:標準和名)の別名”。山繭は、”鱗翅目ヤママユガ科ヤママユ属に分類される昆虫の一種”の意味。【大蚊】読み方:ガガンボ(総称)大蚊というのは、”双翅目(ハエ目)ガガンボ科とその近縁の科に分類される昆虫の総称”。蚊を大きくしたような見た目をしていますが、蚊と違って人や動物の血液を吸うことはなく、花の蜜(みつ)を主食としています。<口長大蚊>読み方:クチナガガガンボ口長大蚊というのは、”双翅目ヒメガガンボ科に分類される昆虫の一種”。<帝大蚊>読み方:ミカドガガンボ帝大蚊というのは、”双翅目ガガンボ科に分類される昆虫の一種”。【蜉蝣(蜻蛉)】読み方:カゲロウ(総称)蜉蝣というのは、”カゲロウ目に分類される昆虫の総称”。<二筋紋蜉蝣(二条紋蜉蝣)>読み方:フタスジモンカゲロウ二筋紋蜉蝣というのは、”カゲロウ目モンカゲロウ科モンカゲロウ属に分類される昆虫の一種”。<紋蜉蝣>読み方:モンカゲロウ紋蜉蝣というのは、”カゲロウ目モンカゲロウ科モンカゲロウ属に分類される昆虫の一種”。【蝸牛】読み方:カタツムリ(総称)蝸牛というのは、”腹足綱(ふくそくこう)柄眼目(へいがんもく)に分類される、陸に生息する巻き貝の総称”。一般的には「カタツムリ」と呼ばれていますが、標準和名は「マイマイ」で、別名として「カタツムリ」「デンデンムシ」と呼ばれています。<大毛蝸牛>読み方:オオケマイマイ大毛蝸牛というのは、”柄眼目オナジマイマイ科に分類される、陸に生息する巻き貝の一種”。<日本蝸牛>読み方:ニッポンマイマイ日本蝸牛というのは、”柄眼目ナンバンマイマイ科ニッポンマイマイ属に分類される、陸に生息する巻き貝の一種”。<三筋蝸牛>読み方:ミスジマイマイ三筋蝸牛というのは、”柄眼目ナンバンマイマイ科マイマイ属に分類される、陸に生息する巻き貝の一種”。【金蚉(金亀虫・金蚊)】読み方:カナブン(一種)※上は金蚉(一種)の写真金蚉というのは、”甲虫目コガネムシ科ハナムグリ亜科に分類される昆虫の一種/甲虫目コガネムシ科ハナムグリ亜科に分類される昆虫の総称”。<青金蚉>読み方:アオカナブン青金蚉というのは、”甲虫目コガネムシ科ハナムグリ亜科に分類される昆虫の一種”。<黒金蚉>読み方:クロカナブン黒金蚉というのは、”甲虫目コガネムシ科ハナムグリ亜科に分類される昆虫の一種”。【甲虫(兜虫)】読み方:カブトムシ(一種)※上は甲虫(一種)の写真甲虫というのは、”甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科カブトムシ属に分類される昆虫の一種/甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科に分類される昆虫の総称”。前者の意味の甲虫(標準和名)は、別名で「大和甲虫(ヤマトカブト・ヤマトカブトムシ)」とも呼ばれています。<小甲虫>読み方:コカブト(コカブトムシ)小甲虫というのは、”甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科コカブト属に分類される昆虫の一種”。「コカブトムシ」は、「コカブト」(標準和名)の別名になります。<赫拉克勒斯大甲虫>読み方:ヘラクレスオオカブト赫拉克勒斯大甲虫というのは、”甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科オオツノカブト属に分類される昆虫の一種”。「世界最大のカブトムシ」として有名で、とても力が強いです。【蟷螂(鎌切)】読み方:カマキリ(総称)蟷螂というのは、”カマキリ目に分類される昆虫の総称”。種類によって体色が変化し、どちらの色の個体が多いのかはその種類によって異なります。(日本では緑色型と褐色(黒みを帯びた茶色)型が多いです)<大蟷螂>読み方:オオカマキリ大蟷螂というのは、”カマキリ目カマキリ科に分類される昆虫の一種”。<朝鮮蟷螂>読み方:チョウセンカマキリ朝鮮蟷螂というのは、”カマキリ目カマキリ科に分類される昆虫の一種”。<花蟷螂>読み方:ハナカマキリ花蟷螂というのは、”カマキリ目ハナカマキリ科に分類される昆虫の一種”。<腹広蟷螂>読み方:ハラビロカマキリ腹広蟷螂というのは、”カマキリ目カマキリ科に分類される昆虫の一種”。<水蟷螂(水螳螂・水鎌切)>読み方:ミズカマキリ水蟷螂というのは、”半翅目(カメムシ目)異翅亜目(カメムシ亜目)タイコウチ科ミズカマキリ属に分類される昆虫の一種”。蟷螂と表記されますが、椿虫(カメムシ)の仲間になります。【竈馬】読み方:カマドウマ(一種)竈馬というのは、”直翅目(バッタ目)カマドウマ科に分類される昆虫の一種/直翅目カマドウマ科に分類される昆虫の総称”。昔の日本家屋の竈(かまど)の周辺などによく見られ、飛び跳ねる様子が馬を連想させたことから「竈馬(カマドウマ)」と名付けられました。また、暗くて湿気が多い場所を好み、家庭の便所の近くでもよく見られたことから、別名で「便所蟋蟀(ベンジョコオロギ)」とも呼ばれています。<斑竈馬>読み方:マダラカマドウマ斑竈馬というのは、”直翅目カマドウマ科に分類される昆虫の一種”。竈馬というと、日本では一般的に斑竈馬がよく見られます。【髪切虫(天牛)】読み方:カミキリムシ(総称)髪切虫というのは、”甲虫目カミキリムシ科に分類される昆虫の総称”。噛(か)む力が強く、髪を切ってしまうほどだったことから「髪切虫(カミキリムシ)」と名付けられました。<黄色虎髪切(黄色虎天牛)>読み方:キイロトラカミキリ黄色虎髪切というのは、”甲虫目カミキリムシ科キイロトラカミキリ属に分類される昆虫の一種”。<胡麻斑髪切(胡麻斑天牛)>読み方:ゴマダラカミキリ胡麻斑髪切というのは、”甲虫目カミキリムシ科ゴマダラカミキリ属に分類される昆虫の一種”。<瑠璃星髪切(瑠璃星天牛)>読み方:ルリボシカミキリ瑠璃星髪切というのは、”甲虫目カミキリムシ科ルリボシカミキリ属に分類される昆虫の一種”。【椿虫(亀虫)】読み方:カメムシ(総称)椿虫というのは、”半翅目(カメムシ目)異翅亜目(カメムシ亜目)に分類される昆虫の総称”。外敵から攻撃されたり刺激を受けたりして身の危険を感じると、自身を守るために臭い分泌液を放出します。(全ての種類が臭い分泌液を出すわけではない)<赤筋亀虫>読み方:アカスジカメムシ赤筋亀虫というのは、”半翅目異翅亜目アカスジカメムシ科カメムシ属に分類される昆虫の一種”。<黄斑亀虫>読み方:キマダラカメムシ黄斑亀虫というのは、”半翅目異翅亜目カメムシ科に分類される昆虫の一種”。<臭木亀虫>読み方:クサギカメムシ臭木亀虫というのは、”半翅目異翅亜目カメムシ科クサギカメムシ属に分類される昆虫の一種”。【螽斯(螽蟖・蟋蟀)】読み方:キリギリス螽斯というのは、”直翅目(バッタ目)キリギリス科キリギリス属に分類される昆虫の一種”。生息地によって「東螽斯(ヒガシキリギリス)」と「西螽斯(ニシキリギリス)」に分類されることもあります。【轡虫(聒聒児)】読み方:クツワムシ(一種)※上は轡虫(一種)の写真轡虫というのは、”直翅目(バッタ目)キリギリス科クツワムシ亜科に分類される昆虫の一種/直翅目キリギリス科クツワムシ亜科に分類される昆虫の総称”。「ガチャガチャ」と鳴き、その鳴き声が轡(くつわ)の音に似ていることから名付けられています。(轡とは、手綱を引くために馬にくわえさせる金具で、馬の動きに合わせてガチャガチャと音を立てる)<台湾轡虫>読み方:タイワンクツワムシ台湾轡虫というのは、”直翅目キリギリス科クツワムシ亜科に分類される昆虫の一種”。【首切螽斯】読み方:クビキリギス(クビキリギリス)首切螽斯というのは、”直翅目キリギリス科クビキリギス属に分類される昆虫の一種”。「クビキリギリス」は、「クビキリギス」(標準和名)の別名です。螽斯(キリギリス)と表記されますが、螽斯の仲間ではありません。【蜘蛛】読み方:クモ(総称)蜘蛛というのは、”クモ目に分類される節足動物の総称”。蜘蛛の巣は網目状になっていて、横糸には粘液で粘着性をつけて獲物を捕らえるようにし、縦糸には粘液を付けずに、移動するときは蜘蛛自身がくっつかないように縦糸のみを用います。巣(網)の中心部には「こしき」と呼ばれる部分があって、蜘蛛は普通はこしきにいて獲物を待ち構えています。<足高蜘蛛>読み方:アシダカグモ足高蜘蛛というのは、”クモ目アシダカグモ科アシダカグモ属に分類される節足動物の一種”。徘徊(はいかい)性の網を張らない蜘蛛として知られ、毒はなく、かなり臆病で大人しい性格で、こちらから攻撃などをしない限り噛みつかれることはまずありません。蜚蠊(ゴキブリ)など家の中の衛生害虫を食べてくれるため益虫とされています。<女郎蜘蛛>読み方:ジョロウグモ女郎蜘蛛というのは、”クモ目ジョロウグモ科ジョロウグモ属に分類される節足動物の一種”。その華やかな色合いが女郎(遊女)を連想させることや、大奥の役職名である上臈(じょうろう)が名前の由来とされています。<背赤後家蜘蛛>読み方:セアカゴケグモ背赤後家蜘蛛というのは、”クモ目ヒメグモ科ゴケグモ属に分類される節足動物の一種”。日本にいる有毒の蜘蛛(外来種)で、「背中の赤いゴケグモ」から名付けられています。【鍬形虫】読み方:クワガタムシ(総称)鍬形虫というのは、”甲虫目クワガタムシ科に分類される昆虫の総称”。「鍬形虫(クワガタムシ)」は、略して「鍬形(クワガタ)」とも呼ばれています。鍬形虫の持つ大顎(おおあご)(角のように見える部分)が、戦国武将の被っていた兜(かぶと)の飾りである「鍬形(くわがた)」に形が似ていることから名付けられています。<鋸鍬形>読み方:ノコギリクワガタ鋸鍬形というのは、”甲虫目クワガタムシ科ノコギリクワガタ属に分類される昆虫の一種”。<平鍬形>読み方:ヒラタクワガタ平鍬形というのは、”甲虫目クワガタムシ科オオクワガタ属に分類される昆虫の一種”。<深山鍬形>読み方:ミヤマクワガタ深山鍬形というのは、”甲虫目クワガタムシ科ミヤマクワガタ属に分類される昆虫の一種”。【蚰蜒】読み方:ゲジゲジ(ゲジ)(一種)※上は蚰蜒(一種)の写真蚰蜒というのは、”ゲジ目ゲジ科ゲジ属に分類される節足動物の一種/ゲジ目に分類される節足動物の総称”。「ゲジゲジ」は、「ゲジ」(標準和名)の別名になります。臆病で大人しく、人間に対してほとんど無害で、こちらから攻撃などをしない限りは噛んだりしてくることはまずありません。<大蚰蜒>読み方:オオゲジ大蚰蜒というのは、”ゲジ目ゲジ科オオゲジ属に分類される節足動物の一種”。【源五郎(竜蝨)】読み方:ゲンゴロウ(一種)※上は源五郎(一種)の写真源五郎というのは、”甲虫目ゲンゴロウ科ゲンゴロウ属に分類される昆虫の一種/甲虫目ゲンゴロウ科に分類される昆虫の総称”。前者の意味の源五郎(標準和名)は、別名で「並源五郎(ナミゲンゴロウ)」「大源五郎(オオゲンゴロウ)」「本源五郎(ホンゲンゴロウ)」とも呼ばれています。<黒竜蝨>読み方:クロゲンゴロウ黒竜蝨というのは、”甲虫目ゲンゴロウ科ゲンゴロウ属に分類される昆虫の一種”。<縞竜蝨>読み方:シマゲンゴロウ縞竜蝨というのは、”甲虫目ゲンゴロウ科シマゲンゴロウ属に分類される昆虫の一種”。<鳶色竜蝨>読み方:トビイロゲンゴロウ鳶色竜蝨というのは、”甲虫目ゲンゴロウ科ゲンゴロウ属に分類される昆虫の一種”。【蟋蟀(蛩)】読み方:コオロギ(総称)蟋蟀というのは、”直翅目(バッタ目)コオロギ科に分類される昆虫の総称”。<閻魔蟋蟀>読み方:エンマコオロギ閻魔蟋蟀というのは、”直翅目コオロギ科エンマコオロギ属に分類される昆虫の一種”。<竈蟋蟀>読み方:カマドコオロギ竈蟋蟀というのは、”直翅目コオロギ科に分類される昆虫の一種”。<台湾閻魔蟋蟀>読み方:タイワンエンマコオロギ台湾閻魔蟋蟀というのは、”直翅目コオロギ科エンマコオロギ属に分類される昆虫の一種”。【沙蚕】読み方:ゴカイ(総称)沙蚕というのは、”サシバゴカイ目ゴカイ科に分類される環形(かんけい)動物の総称”。釣り餌(つりえ)として利用されることが多いです。【黄金虫(金亀子)】読み方:コガネムシ(一種)※上は黄金虫(一種)の写真黄金虫というのは、”甲虫目コガネムシ科コガネムシ属に分類される昆虫の一種/甲虫目コガネムシ科に分類される昆虫の総称”。前者の意味の黄金虫(標準和名)は、別名で「並黄金(ナミコガネ)」とも呼ばれています。<銅鉦蚉蚉>読み方:ドウガネブイブイ銅鉦蚉蚉というのは、”甲虫目コガネムシ科スジコガネ属に分類される昆虫の一種”。<豆黄金>読み方:マメコガネ豆黄金というのは、”甲虫目コガネムシ科マメコガネ属に分類される昆虫の一種”。【蜚蠊】読み方:ゴキブリ(総称)蜚蠊というのは、”ゴキブリ目に分類される昆虫のうち、白蟻(シロアリ)を除いたものの総称”。日本では一般的に「黒蜚蠊(クロゴキブリ)」「茶翅蜚蠊(チャバネゴキブリ)」がよく見られます。<大蜚蠊>読み方:オオゴキブリ大蜚蠊というのは、”ゴキブリ目オオゴキブリ科オオゴキブリ属に分類される昆虫の一種”。<黒蜚蠊>読み方:クロゴキブリ黒蜚蠊というのは、”ゴキブリ目ゴキブリ科ゴキブリ属に分類される昆虫の一種”。<茶翅蜚蠊>読み方:チャバネゴキブリ茶翅蜚蠊というのは、”ゴキブリ目チャバネゴキブリ科チャバネゴキブリ属に分類される昆虫の一種”。【穀象虫】読み方:コクゾウムシ穀象虫というのは、”甲虫目オサゾウムシ科コクゾウムシ属に分類される昆虫の一種”。米を食べることから、別名で「米食い虫」とも呼ばれています。成虫の大きさは3mmほどで、米に穴をあけて、米の内部に卵を産み、幼虫は米を食べながら米の内部で成長していき、繁殖していきます。(幼虫は米を食べて成長しますが、成虫になると米は食べません)【芥虫(塵虫・塵芥虫・歩行虫)】読み方:ゴミムシ(一種)※上は芥虫(一種)の写真芥虫というのは、”甲虫目オサムシ科に分類される昆虫の一種/甲虫目オサムシ科とその近縁の科に分類される昆虫の総称”。名称はゴミを食べるからではなく、ゴミを食べにくる他の昆虫を捕食することから名付けられています。<大扁芥虫>読み方:オオヒラタゴミムシ大扁芥虫というのは、”甲虫目オサムシ科に分類される昆虫の一種”。<黄首青後切芥虫>読み方:キクビアオアトキリゴミムシ黄首青後切芥虫というのは、”甲虫目オサムシ科に分類される昆虫の一種”。<丸首芥虫>読み方:マルクビゴミムシ丸首芥虫というのは、”甲虫目オサムシ科に分類される昆虫の一種”。【米搗虫(叩頭虫)】読み方:コメツキムシ(総称)米搗虫というのは、”甲虫目コメツキムシ科に分類される昆虫の総称”。跳ぶときの頭を動かす様子が、米を搗(つ)くように見えることから名付けられています。<錆木樵(錆樵)>読み方:サビキコリ錆木樵というのは、”甲虫目コメツキムシ科サビキコリ属に分類される昆虫の一種”。<霜降米搗>読み方:シモフリコメツキ霜降米搗というのは、”甲虫目コメツキムシ科シモフリコメツキ属に分類される昆虫の一種”。<髭米搗>読み方:ヒゲコメツキ髭米搗というのは、”甲虫目コメツキムシ科ヒゲコメツキ属に分類される昆虫の一種”。↓サ行~【蠍】読み方:サソリ(総称)蠍というのは、”サソリ目に分類される節足動物の総称”。蠍には一対(つい)の大きな鋏(ハサミ)、後ろの尻尾のように見える部分の先端に毒針があります。有毒生物として知られていますが、人の命にかかわる毒を持っているのはごく一部の種類しか存在しません。【蛹】読み方:さなぎ蛹というのは、”完全変態を行う昆虫類で、幼虫から成虫になる直前の形態のこと”。「幼虫 → 蛹 → 成虫」と変態することを「完全変態」、「幼虫 → 成虫」と蛹を経ずに幼虫からそのまま成虫に変態することを「不完全変態」と言います。【真田虫(条虫)】読み方:サナダムシ(総称)真田虫というのは、”条虫綱に分類される扁形(へんけい)動物の総称”。真田虫は条虫と呼ばれる寄生虫で、牛肉や豚肉、魚類に寄生していることが多いです。【死出虫(埋葬虫)】読み方:シデムシ(総称)死出虫というのは、”甲虫目シデムシ科に分類される昆虫の総称”。動物の死体に集まり、それを餌とすることで知られていて、動物の死体があると出てくることから名付けられています。<大扁死出虫>読み方:オオヒラタシデムシ大扁死出虫というのは、”甲虫目シデムシ科に分類される昆虫の一種”。<鼈甲扁死出虫>読み方:ベッコウヒラタシデムシ鼈甲扁死出虫というのは、”甲虫目シデムシ科に分類される昆虫の一種”。【紙魚(衣魚・蠧魚・蠧)】読み方:シミ(総称)紙魚というのは、”総尾目(そうびもく)(別名:シミ目)に分類される昆虫の総称”。書物などの紙を食べ、くねくねと魚のように素早く動く様子から「紙魚」という漢字が当てられています。<背筋紙魚>読み方:セスジシミ背筋紙魚というのは、”総尾目シミ科ヤマトシミ属に分類される昆虫の一種”。【尺取虫】読み方:シャクトリムシ(総称)尺取虫というのは、”尺蛾(シャクガ)の幼虫のこと”。尺蛾は”鱗翅目(チョウ目)シャクガ科に分類される昆虫の総称”を意味。尺取虫の移動する様子が、人差し指と親指で物の長さ(尺)を測るときの動作に似ていることから名付けられています。【虱(蝨)】読み方:シラミ(総称)虱というのは、”咀顎目(そがくもく)(別名:カジリムシ目)シラミ小目に分類される昆虫の総称”。全ての種が血液や体液を吸う寄生生物になります。虱は人の頭などに寄生しやすく、とても小さいため、頭の端から髪の毛1本1本を調べるようにして虱を潰していった様子から「虱潰し(しらみつぶし)」という言葉が生まれました。「虱潰し」は”漏れや見逃しがないように、物事を片っ端から調べたり探したりすること”の意味で使われます。【蝉】読み方:セミ(総称)蝉というのは、”半翅目(カメムシ目)セミ科に分類される昆虫の総称”。<油蝉>読み方:アブラゼミ油蝉というのは、”半翅目セミ科アブラゼミ属に分類される昆虫の一種”。鳴き声が油で揚げているときの音に似ていることから名付けられ、「ジージージリジリジリジリ」のように鳴きます。<熊蝉>読み方:クマゼミ熊蝉というのは、”半翅目セミ科クマゼミ属に分類される昆虫の一種”。体が黒く、大きなところを熊にたとえたことから名付けられ、「シャワシャワシャワシャワ」のように鳴きます。<つくつく法師(寒蝉)>読み方:ツクツクボウシつくつく法師というのは、”半翅目セミ科ツクツクボウシ属に分類される昆虫の一種”。鳴き声が「ツクツクボーシ」と聞こえたことから名付けられています。<蜩(日暮)>読み方:ヒグラシ蜩というのは、”半翅目セミ科ヒグラシ属に分類される昆虫の一種”。日暮れに鳴くことから名付けられ、「カナカナカナカナ」のように鳴きます。【草履虫】読み方:ゾウリムシ(総称)草履虫というのは、”ゾウリムシ目ゾウリムシ科ゾウリムシ属に分類される原生動物の総称”。真核を有する単細胞生物で、英語で”Slipper Animalcule(スリッパ型の微小動物)”と呼び、この”Slipper”を「草履(ぞうり)」と意訳したことから名付けられました。↓タ行~【田鼈(田亀・水爬虫)】読み方:タガメ(一種)※上は田鼈(一種)の写真田鼈というのは、”半翅目(カメムシ目)コオイムシ科タガメ亜科タガメ属に分類される昆虫の一種/半翅目コオイムシ科タガメ亜科に分類される昆虫の総称”。【壁蝨(蜱・蟎・螕)】読み方:ダニ(総称)壁蝨というのは、”ダニ目に分類される節足動物の総称”。<宝壁蝨(宝蜱)>読み方:タカラダニ(総称)※上は壁孔宝壁蝨(カベアナタカラダニ)の写真宝壁蝨というのは、”ダニ目タカラダニ科に分類される節足動物の総称”。宝壁蝨というと、日本では一般的に「壁孔宝壁蝨(カベアナタカラダニ)」のことを指し、別名で「赤壁蝨(アカダニ)」とも呼ばれています。主にコンクリートなどにくっついている花粉を食べるため、コンクリート表面などに発生することが多いです。基本的に人には無害ですが、潰すと体液が付着し、体液により稀にかぶれてしまうこともあります。<真壁蝨(真蜱)>読み方:マダニ(総称)※上は二棘血真壁蝨(フタトゲチマダニ)の写真真壁蝨というのは、”ダニ目マダニ科に分類される節足動物の総称”。真壁蝨は主に草むら・野山などの草木がある場所に生息し、山だけでなく公園の草むらや、道路わきの草むらにも生息しています。マダニ科の壁蝨は、吸血する際に様々な病原体(感染症を引き起こす)を媒介することで知られています。【玉虫(吉丁虫)】読み方:タマムシ(一種)※上は玉虫(一種)の写真玉虫というのは、”甲虫目タマムシ科ルリタマムシ属に分類される昆虫の一種/甲虫目タマムシ科に分類される昆虫の総称”。前者の意味の玉虫(標準和名)は、別名で「大和玉虫(ヤマトタマムシ)」とも呼ばれています。<青斑玉虫>読み方:アオマダラタマムシ青斑玉虫というのは、”甲虫目タマムシ科マダラタマムシ属に分類される昆虫の一種”。<青胸筋玉虫>読み方:アオムネスジタマムシ青胸筋玉虫というのは、”甲虫目タマムシ科ムネスジタマムシ属に分類される昆虫の一種”。【蝶】読み方:チョウ(総称)蝶というのは、”鱗翅目(チョウ目)に分類される昆虫のうち、ガ類を除いたものの総称”。<揚羽蝶(鳳蝶)>読み方:アゲハチョウ(一種)※上は並揚羽(ナミアゲハ)の写真揚羽蝶というのは、”並揚羽(ナミアゲハ:標準和名)の別名/鱗翅目アゲハチョウ科に分類される昆虫の総称”。並揚羽は、”鱗翅目アゲハチョウ科アゲハチョウ属に分類される昆虫の一種”を指します。並揚羽は、略して「揚羽(アゲハ)」とも呼ばれています。<紋白蝶>読み方:モンシロチョウ紋白蝶というのは、”鱗翅目シロチョウ科モンシロチョウ属に分類される昆虫の一種”。【恙虫】読み方:ツツガムシ(総称)恙虫というのは、”ダニ目ツツガムシ科に分類される節足動物の総称”。恙虫は体長0.2~0.3mmほどの壁蝨(ダニ)で、「恙虫病(つつがむしびょう)」の原因となる細菌(リケッチア)を媒介します。(リケッチアを保菌している個体は0.1~3%ほどで、吸着されることで恙虫病に感染する)【天道虫(瓢虫・紅娘)】読み方:テントウムシ(一種)天道虫というのは、”並天道(ナミテントウ:標準和名)の別名/甲虫目テントウムシ科に分類される昆虫の総称”。天道虫は、危険を感じたり刺激を受けると死んだふり(偽死)をし、その際に臭くて苦味のある黄色や赤色の液体(血液)を分泌します。臭いや苦味は天道虫の血液に含まれている「コシネリン」という成分によるもので、このようにして外敵から食べられないように身を守っています。枝などの先端に登っていき、行き場がなくなると飛び立つ習性があるため、それがお天道様(太陽)に向かって飛んでいったのだと考えられていたことが名前の由来になります。<七星天道(七星瓢虫)>読み方:ナナホシテントウ七星天道というのは、”甲虫目テントウムシ科に分類される昆虫の一種”。<並天道(並瓢虫)>読み方:ナミテントウ並天道というのは、”甲虫目テントウムシ科に分類される昆虫の一種”。<段斑天道(段斑瓢虫)>読み方:ダンダラテントウ段斑瓢虫というのは、”甲虫目テントウムシ科に分類される昆虫の一種”。【蜻蛉(蜻蜓)】読み方:トンボ(総称)蜻蛉というのは、”トンボ目に分類される昆虫の総称”。※上は水蠆(ヤゴ)の写真蜻蛉の幼虫のことを「水蠆(ヤゴ)」と呼び、肉食性の水生昆虫として知られています。<秋茜>読み方:アキアカネ秋茜というのは、”トンボ目トンボ科アカネ属に分類される昆虫の一種”。秋茜(標準和名)は、別名で「赤蜻蛉(あかとんぼ)」とも呼ばれています。<糸蜻蛉(豆娘)>読み方:イトトンボ(総称)※上は細身糸蜻蛉(ホソミイトトンボ)の写真糸蜻蛉というのは、”トンボ目イトトンボ亜目に分類される昆虫の総称”。<馬大頭>読み方:オニヤンマ馬大頭というのは、”トンボ目オニヤンマ科オニヤンマ属に分類される昆虫の一種”。馬大頭は、日本最大の蜻蛉として知られています。<塩辛蜻蛉>読み方:シオカラトンボ塩辛蜻蛉というのは、”トンボ目トンボ科シオカラトンボ属に分類される昆虫の一種”。成熟した雄(オス)の体は白っぽい粉で覆われ、この粉を塩に見立てたのが名前の由来になります。↓ナ行~【七節(竹節虫)】読み方:ナナフシ(一種)七節というのは、”七節擬(ナナフシモドキ:標準和名)の別名/ナナフシ目に分類される昆虫の総称”。七節の「七」という字は「たくさん」という意味で使われており、七つの体節を持っているという意味ではありません。<枝七節>読み方:エダナナフシ枝七節というのは、”ナナフシ目ナナフシ科に分類される昆虫の一種”。<棘七節>読み方:トゲナナフシ棘七節というのは、”ナナフシ目ナナフシ科に分類される昆虫の一種”。<七節擬>読み方:ナナフシモドキ七節擬というのは、”ナナフシ目ナナフシ科に分類される昆虫の一種”。【蛞蝓】読み方:ナメクジ(一種)※上は蛞蝓(一種)の写真蛞蝓というのは、”柄眼目ナメクジ科に分類される、陸生の殻が退化している巻き貝の一種/柄眼目に分類される、陸に生息する巻き貝のうち、殻が退化しているものの総称”。前者の意味の蛞蝓(標準和名)は、別名で「二筋蛞蝓(フタスジナメクジ)」とも呼ばれています。<茶甲羅蛞蝓>読み方:チャコウラナメクジ茶甲羅蛞蝓というのは、”柄眼目コウラナメクジ科に分類される、陸生の殻が退化している巻き貝の一種”。<山蛞蝓>読み方:ヤマナメクジ山蛞蝓というのは、”柄眼目ナメクジ科に分類される、陸生の殻が退化している巻き貝の一種”。【蚤】読み方:ノミ(総称)蚤というのは、”隠翅目(いんしもく)(別名:ノミ目)に分類される昆虫の総称”。哺乳類や鳥類に寄生して吸血し、種類によって伝染病を媒介するものもいます。<猫蚤>読み方:ネコノミ猫蚤というのは、”隠翅目ヒトノミ科イヌノミ属に分類される昆虫の一種”。↓ハ行~【蝿(蠅)】読み方:ハエ(総称)蝿というのは、”双翅目(ハエ目)イエバエ科とその近縁の科に分類される昆虫の総称”。※上は蛆(うじ)のイラスト蝿の幼虫のことを「蛆(うじ)」と呼び、別名で「蛆虫(うじむし)」とも呼ばれています。<家蝿(家蠅)>読み方:イエバエ家蝿というのは、”双翅目イエバエ科イエバエ属に分類される昆虫の一種”。<猩々蝿(猩々蠅・猩猩蝿・猩猩蠅)>読み方:ショウジョウバエ(総称)※上は黄色猩々蝿(キイロショウジョウバエ)の写真猩々蝿というのは、”双翅目ショウジョウバエ科に分類される昆虫の総称”。【蜂】読み方:ハチ(総称)蜂というのは、”膜翅目(ハチ目)に分類される昆虫のうち、蟻(アリ)を除いたものの総称”。<足長蜂>読み方:アシナガバチ(総称)※上は背黒足長蜂(セグロアシナガバチ)の写真足長蜂というのは、”膜翅目スズメバチ科アシナガバチ亜科に分類される昆虫の総称”。<熊蜂>読み方:クマバチ(総称)※上は黄胸熊蜂(キムネクマバチ)の写真熊蜂というのは、”膜翅目ミツバチ科クマバチ属に分類される昆虫の総称”。熊蜂は、別名で「クマンバチ」とも呼ばれています。<似我蜂>読み方:ジガバチ(一種)※上は里似我蜂(サトジガバチ)の写真似我蜂というのは、”里似我蜂(サトジガバチ:標準和名)の別名/膜翅目アナバチ科ジガバチ亜科に分類される昆虫の総称”。里似我蜂は、”膜翅目アナバチ科ジガバチ亜科ジガバチ属に分類される昆虫の一種”を指します。<雀蜂(胡蜂)>読み方:スズメバチ(総称)※上は大雀蜂(オオスズメバチ)の写真雀蜂というのは、”膜翅目スズメバチ科スズメバチ亜科に分類される昆虫の総称”。【飛蝗(蝗虫)】読み方:バッタ(総称)飛蝗というのは、”直翅目(バッタ目)バッタ亜目に分類される昆虫の総称”。<負飛蝗(負蝗虫)>読み方:オンブバッタ負飛蝗というのは、”直翅目バッタ亜目オンブバッタ科オンブバッタ属に分類される昆虫の一種”。<精霊飛蝗>読み方:ショウリョウバッタ精霊飛蝗というのは、”直翅目バッタ亜目バッタ科ショウリョウバッタ属に分類される昆虫の一種”。<殿様飛蝗>読み方:トノサマバッタ殿様飛蝗というのは、”直翅目バッタ亜目バッタ科トノサマバッタ属に分類される昆虫の一種”。【斑猫(斑蝥)】読み方:ハンミョウ(一種)斑猫というのは、”並斑猫(ナミハンミョウ:標準和名)の別名/甲虫目オサムシ科ハンミョウ亜科に分類される昆虫の総称”。<小斑猫>読み方:コハンミョウ小斑猫というのは、”甲虫目オサムシ科ハンミョウ亜科ハンミョウ属に分類される昆虫の一種”。<土斑猫>読み方:ツチハンミョウ(総称)※上は姫土斑猫(ヒメツチハンミョウ)の写真土斑猫というのは、”甲虫目ツチハンミョウ科に分類される昆虫の総称”。斑猫と表記されますが、斑猫の仲間ではありません。<並斑猫>読み方:ナミハンミョウ並斑猫というのは、”甲虫目オサムシ科ハンミョウ亜科ハンミョウ属に分類される昆虫の一種”。【蛭】読み方:ヒル(総称)蛭というのは、”ヒル綱に分類される環形動物の総称”。<馬蛭>読み方:ウマビル馬蛭というのは、”顎ヒル目ヒルド科に分類される環形動物の一種”。<山蛭>読み方:ヤマビル山蛭というのは、”顎ヒル目ヒルド科に分類される環形動物の一種”。【蚋(蜹)】読み方:ブヨ(ブユ・ブト)(総称)蚋というのは、”双翅目(ハエ目)ブユ科に分類される昆虫の総称”。「ブユ」(標準和名)は、別名で関東では「ブヨ」、関西では「ブト」とも呼ばれています。【放屁虫(屁放虫)】読み方:ヘッピリムシ(ヘヒリムシ)※上は三井寺芥虫(ミイデラゴミムシ)の写真放屁虫というのは、”捕らえると悪臭・ガスを放つ昆虫の総称”。ゴミムシ類・カメムシ類を指しますが、特に「三井寺芥虫(ミイデラゴミムシ)」を指すことが多いです。【蛍(螢)】読み方:ホタル(総称)蛍というのは、”甲虫目ホタル科に分類される昆虫の総称”。腹部に発光器があり、暗い所で青白い光を放つことで知られており、ほとんど光らない種類も多くいます。<源氏蛍>読み方:ゲンジボタル源氏蛍というのは、”甲虫目ホタル科ゲンジボタル属に分類される昆虫の一種”。蛍というと、日本では一般的に源氏蛍を指すことが多いです。源平合戦(げんぺいがっせん)の「源氏(げんじ)」と「平家(へいけ)」が由来とされ、源平合戦の勝敗(源氏が勝利)を蛍の大きさに当てはめたとされています。(源氏蛍は大形で、平家蛍は小形)他にも腹部が発光することを、紫式部の源氏物語の主役である「光源氏(ひかるげんじ)」にたとえたという説もあります。<平家蛍>読み方:ヘイケボタル平家蛍というのは、”甲虫目ホタル科ゲンジボタル属に分類される昆虫の一種”。源氏蛍と比較すると小形で、源氏蛍よりも光が弱いです。↓マ行~【蝸牛被(舞舞被)】読み方:マイマイカブリ蝸牛被というのは、”甲虫目オサムシ科マイマイカブリ属に分類される昆虫の一種”。「マイマイ」は「蝸牛(カタツムリ)」の別名で、蝸牛の殻に頭部を突っ込んで捕食する様子が「マイマイ(蝸牛)を被っているように見える」ことから名付けられています。他にも「マイマイにかぶりつく」ことから名付けられたとする説もあります。【微塵子(水蚤)】読み方:ミジンコ微塵子というのは、”双殻目(そうかくもく)ミジンコ科ミジンコ属に分類される節足動物の一種”。【蓑虫】読み方:ミノムシ蓑虫というのは、”鱗翅目(チョウ目)ミノガ科に分類される蛾(ガ)の幼虫のこと”。一般的にはその中でも、「大蓑蛾(オオミノガ)」「茶蓑蛾(チャミノガ)」の幼虫を指すことが多いです。※上は蓑(雨具)の写真幼虫の作る巣が、藁(わら)で作った雨具である「蓑(みの)」に似ていることが名前の由来になります。【蚯蚓(蚓)】読み方:ミミズ(総称)蚯蚓というのは、”貧毛綱(ひんもうこう)に分類される環形動物の総称”。※上は蚯蚓の糞の写真蚯蚓は土に含まれている有機物や微生物などを土ごと食べ、粒状の糞(ふん)を排泄(はいせつ)します。土壌改良のために利用され、多くの植物にとって有益な働きをし、農業では一般的に益虫として知られています。<縞蚯蚓>読み方:シマミミズ縞蚯蚓というのは、”貧毛綱ナガミミズ目ツリミミズ科に分類される環形動物の一種”。<太蚯蚓>読み方:フトミミズ(総称)※上は一ツ紋蚯蚓(ヒトツモンミミズ)の写真太蚯蚓というのは、”貧毛綱ナガミミズ目フトミミズ科に分類される環形動物の総称”。【百足(蜈蚣)】読み方:ムカデ(総称)百足というのは、”唇脚綱(しんきゃくこう)(別名:ムカデ綱)に分類される節足動物のうち、ゲジ類を除いたものの総称”。百足は有毒で、頭部には顎肢(がくし)と呼ばれる毒牙(顎のような部分)があり、毒牙で獲物に噛みつき毒を注入します。<鳶頭蜈蚣>読み方:トビズムカデ※上は鳶頭蜈蚣(レッドレッグ)の写真鳶頭蜈蚣というのは、”唇脚綱オオムカデ目オオムカデ科オオムカデ属に分類される節足動物の一種”。↓ヤ行~【馬陸】読み方:ヤスデ(総称)馬陸というのは、”倍脚綱(ばいきゃくこう)(別名:ヤスデ綱)に分類される節足動物の総称”。積極的に馬陸から噛むことはなく、基本的には無害ですが、馬陸は刺激を受けると防衛反応で体を丸めたり異臭のする体液を体表に出したりします。この体液には毒性があり、皮膚に触れるとヒリヒリしたり、ひどい場合だと爛(ただ)れたり水ぶくれになることもあります。<汽車馬陸>読み方:キシャヤスデ汽車馬陸というのは、”倍脚綱オビヤスデ目ババヤスデ科に分類される節足動物の一種”。過去に線路上に大量発生し、それを踏み潰した汽車が滑って動けなくなったことから名付けられました。<焼馬陸>読み方:ヤケヤスデ焼馬陸というのは、”倍脚綱オビヤスデ目ヤケヤスデ科に分類される節足動物の一種”。<南馬陸>読み方:ミナミヤスデ南馬陸というのは、”倍脚綱マルヤスデ目ミナミヤスデ科に分類される節足動物の一種”。↓ラ行~↓ワ行~【草鞋虫(鼠姑)】読み方:ワラジムシ(一種)※上は草鞋虫(一種)の写真草鞋虫というのは、”等脚目(とうきゃくもく)(別名:ワラジムシ目)ワラジムシ科に分類される節足動物の一種/等脚目ワラジムシ亜目に分類される大半の種の総称”。※上は団子虫(ダンゴムシ)の写真草鞋虫の見た目は「団子虫(ダンゴムシ)」と似ていますが、団子虫と比べて扁平(平たい)で、丸まることはできません。虫の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【虻(蝱)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方の横に「(一種)」「(総称)」の表記があるものは、以下のような意味になります。例 【アメンボ(一種)】 ⇒ 【(狭義では)半翅目アメンボ科に分類される昆虫の一種】【(広義では)半翅目アメンボ科に分類される昆虫の総称】の両方を意味例 【アリ(総称)】 ⇒ 【膜翅目アリ科に分類される昆虫の総称】を意味(アリという名称の特定の虫が存在するわけではない)※3:標準和名=【日本での正式な名称のこと】⇒学名と標準和名の違いとは?漢字読み方備考欄【虻(蝱)】アブ(総称)◆後架虻コウカアブ◆塩屋虻(塩谷虻)シオヤアブ◆花虻ハナアブ◆細扁虻ホソヒラタアブ【水黽(水馬・飴坊)】アメンボ(一種)水黽(一種:標準和名)の別名は「並水黽(ナミアメンボ)」◆大水黽オオアメンボ◆姫水黽ヒメアメンボ【蟻(螘)】アリ(総称)◆網目蟻アミメアリ◆黒大蟻クロオオアリ◆黒山蟻クロヤマアリ【蝗(稲子)】イナゴ(総称)◆小翅蝗(小翅稲子)コバネイナゴ◆土蝗(土稲子)ツチイナゴ◆翅長蝗(翅長稲子)ハネナガイナゴ芋虫(蜀)イモムシ【薄翅蜉蝣(薄羽蜉蝣)】ウスバカゲロウ(一種)幼虫を「蟻地獄(アリジゴク)」と呼ぶ。蜉蝣と表記されるが、蜉蝣の仲間ではない【浮塵子(白蝋虫)】ウンカ(総称)◆赤翅長浮塵子アカハネナガウンカ◆緑軍配浮塵子ミドリグンバイウンカ【螻蛄】オケラ(ケラ)(一種)「オケラ」は、「ケラ」(標準和名)の別名【歩行虫(筬虫)】オサムシ(総称)◆青歩行虫アオオサムシ◆大瑠璃歩行虫オオルリオサムシ【蚊】カ(総称)蚊の幼虫を「孑孑(ボウフラ)」と呼ぶ◆赤家蚊アカイエカ◆一筋縞蚊ヒトスジシマカ一筋縞蚊(標準和名)の別名は「藪蚊(ヤブカ)」【蛾】ガ(総称)◆刺蛾イラガ刺蛾の幼虫を「刺虫(イラムシ)」と呼ぶ◆蚕蛾カイコガ成虫を「蚕蛾(カイコガ)」、幼虫を「蚕(カイコ)」と呼ぶことが多い。蚕の繭からとって精錬した糸を「絹糸(きぬいと)」と呼ぶ◆雀蛾(天蛾)スズメガ(総称)◆山繭蛾(天蚕)ヤママユガ山繭蛾は、「山繭(ヤママユ)」(標準和名)の別名【大蚊】ガガンボ(総称)◆口長大蚊クチナガガガンボ◆帝大蚊ミカドガガンボ【蜉蝣(蜻蛉)】カゲロウ(総称)蜻蛉は「トンボ」と読むことが多い◆二筋紋蜉蝣(二条紋蜉蝣)フタスジモンカゲロウ◆紋蜉蝣モンカゲロウ【蝸牛】カタツムリ(総称)標準和名は「マイマイ」で、別名で「カタツムリ」「デンデンムシ」と呼ばれる◆大毛蝸牛オオケマイマイ◆日本蝸牛ニッポンマイマイ◆三筋蝸牛ミスジマイマイ【金蚉(金亀虫・金蚊)】カナブン(一種)◆青金蚉アオカナブン◆黒金蚉クロカナブン【甲虫(兜虫)】カブトムシ(一種)甲虫(一種:標準和名)の別名は「大和甲虫(ヤマトカブト・ヤマトカブトムシ)」◆小甲虫コカブト(コカブトムシ)「コカブトムシ」は、「コカブト」(標準和名)の別名◆赫拉克勒斯大甲虫ヘラクレスオオカブト「世界最大のカブトムシ」として知られている【蟷螂(鎌切)】カマキリ(総称)◆大蟷螂オオカマキリ◆朝鮮蟷螂チョウセンカマキリ◆花蟷螂ハナカマキリ◆腹広蟷螂ハラビロカマキリ◆水蟷螂(水螳螂・水鎌切)ミズカマキリ蟷螂と表記されるが、椿虫(カメムシ)の仲間【竈馬】カマドウマ(一種)竈馬の別名は「便所蟋蟀(ベンジョコオロギ)」◆斑竈馬マダラカマドウマ【髪切虫(天牛)】カミキリムシ(総称)◆黄色虎髪切(黄色虎天牛)キイロトラカミキリ◆胡麻斑髪切(胡麻斑天牛)ゴマダラカミキリ◆瑠璃星髪切(瑠璃星天牛)ルリボシカミキリ【椿虫(亀虫)】カメムシ(総称)◆赤筋亀虫アカスジカメムシ◆黄斑亀虫キマダラカメムシ◆臭木亀虫クサギカメムシ螽斯(螽蟖・蟋蟀)キリギリス蟋蟀は「コオロギ」と読むことが多い【轡虫(聒聒児)】クツワムシ(一種)◆台湾轡虫タイワンクツワムシ首切螽斯クビキリギス(クビキリギリス)「クビキリギリス」は、「クビキリギス」(標準和名)の別名【蜘蛛】クモ(総称)◆足高蜘蛛アシダカグモ◆女郎蜘蛛ジョロウグモ◆背赤後家蜘蛛セアカゴケグモ【鍬形虫】クワガタムシ(総称)略して「鍬形(クワガタ)」とも呼ばれる◆鋸鍬形ノコギリクワガタ◆平鍬形ヒラタクワガタ◆深山鍬形ミヤマクワガタ【蚰蜒】ゲジゲジ(ゲジ)(一種)「ゲジゲジ」は、「ゲジ」(標準和名)の別名◆大蚰蜒オオゲジ【源五郎(竜蝨)】ゲンゴロウ(一種)源五郎(一種:標準和名)の別名は「並源五郎(ナミゲンゴロウ)」「大源五郎(オオゲンゴロウ)」「本源五郎(ホンゲンゴロウ)」◆黒源五郎クロゲンゴロウ◆縞源五郎シマゲンゴロウ◆鳶色源五郎トビイロゲンゴロウ【蟋蟀(蛩)】コオロギ(総称)◆閻魔蟋蟀エンマコオロギ◆竈蟋蟀カマドコオロギ◆台湾閻魔蟋蟀タイワンエンマコオロギ【沙蚕】ゴカイ(総称)【黄金虫(金亀子)】コガネムシ(一種)黄金虫(一種:標準和名)の別名は「並黄金(ナミコガネ)」◆銅鉦蚉蚉ドウガネブイブイ◆豆黄金マメコガネ【蜚蠊】ゴキブリ(総称)日本では一般的に「黒蜚蠊(クロゴキブリ)」「茶翅蜚蠊(チャバネゴキブリ)」がよく見られる◆大蜚蠊オオゴキブリ◆黒蜚蠊クロゴキブリ◆茶翅蜚蠊チャバネゴキブリ穀象虫コクゾウムシ【芥虫(塵虫・塵芥虫・歩行虫)】ゴミムシ(一種)◆大扁芥虫オオヒラタゴミムシ◆黄首青後切芥虫キクビアオアトキリゴミムシ◆丸首芥虫マルクビゴミムシ【米搗虫(叩頭虫)】コメツキムシ(総称)◆錆木樵(錆樵)サビキコリ◆霜降米搗シモフリコメツキ◆髭米搗ヒゲコメツキ【蠍】サソリ(総称)蛹さなぎ【真田虫(条虫)】サナダムシ(総称)【死出虫(埋葬虫)】シデムシ(総称)◆大扁死出虫オオヒラタシデムシ◆鼈甲扁死出虫ベッコウヒラタシデムシ【紙魚(衣魚・蠧魚・蠧)】シミ(総称)◆背筋紙魚セスジシミ【尺取虫】シャクトリムシ(総称)尺取虫は「尺蛾(シャクガ)」の幼虫【虱(蝨)】シラミ(総称)「虱潰し(しらみつぶし)」の語源【蝉】セミ(総称)◆油蝉アブラゼミ◆熊蝉クマゼミ◆つくつく法師(寒蝉)ツクツクボウシ◆蜩(日暮)ヒグラシ【草履虫】ゾウリムシ(総称)【田鼈(田亀・水爬虫)】タガメ(一種)【壁蝨(蜱・蟎・螕)】ダニ(総称)◆宝壁蝨(宝蜱)タカラダニ(総称)日本では一般的に「壁孔宝壁蝨(カベアナタカラダニ)」を指す◆真壁蝨(真蜱)マダニ(総称)【玉虫(吉丁虫)】タマムシ(一種)玉虫(一種:標準和名)の別名は「大和玉虫(ヤマトタマムシ)」◆青斑玉虫アオマダラタマムシ◆青胸筋玉虫アオムネスジタマムシ【蝶】チョウ(総称)◆揚羽蝶(鳳蝶)アゲハチョウ(一種)揚羽蝶(一種)は、「並揚羽(ナミアゲハ)」(標準和名)の別名◆紋白蝶モンシロチョウ【恙虫】ツツガムシ(総称)【天道虫(瓢虫・紅娘)】テントウムシ(一種)天道虫(一種)は、「並天道(ナミテントウ)」(標準和名)の別名◆七星天道(七星瓢虫)ナナホシテントウ◆並天道(並瓢虫)ナミテントウ◆段斑天道(段斑瓢虫)ダンダラテントウ【蜻蛉(蜻蜓)】トンボ(総称)蜻蛉の幼虫を「水蠆(ヤゴ)」と呼ぶ。蜻蛉は「カゲロウ」と読むこともできる◆秋茜アキアカネ秋茜(標準和名)の別名は「赤蜻蛉(あかとんぼ)」◆糸蜻蛉(豆娘)イトトンボ(総称)◆馬大頭オニヤンマ「日本最大の蜻蛉(トンボ)」として知られている◆塩辛蜻蛉シオカラトンボ【七節(竹節虫)】ナナフシ(一種)七節(一種)は、「七節擬(ナナフシモドキ)」(標準和名)の別名◆枝七節エダナナフシ◆棘七節トゲナナフシ◆七節擬ナナフシモドキ【蛞蝓】ナメクジ(一種)蛞蝓(一種:標準和名)の別名は「二筋蛞蝓(フタスジナメクジ)」◆茶甲羅蛞蝓チャコウラナメクジ◆山蛞蝓ヤマナメクジ【蚤】ノミ(総称)◆猫蚤ネコノミ【蝿(蠅)】ハエ(総称)蝿の幼虫を「蛆(うじ)」と呼ぶ◆家蝿(家蠅)イエバエ◆金蝿(金蠅)キンバエ◆猩々蝿(猩々蠅・猩猩蝿・猩猩蠅)ショウジョウバエ(総称)【蜂】ハチ(総称)◆足長蜂アシナガバチ(総称)◆熊蜂クマバチ(総称)熊蜂(標準和名)の別名は「クマンバチ」◆似我蜂ジガバチ(一種)似我蜂(一種)は、「里似我蜂(サトジガバチ)」(標準和名)の別名◆雀蜂(胡蜂)スズメバチ(総称)【飛蝗(蝗虫)】バッタ(総称)◆負飛蝗(負蝗虫)オンブバッタ◆精霊飛蝗ショウリョウバッタ◆殿様飛蝗トノサマバッタ【斑猫(斑蝥)】ハンミョウ(一種)斑猫(一種)は、「並斑猫(ナミハンミョウ)」(標準和名)の別名◆小斑猫コハンミョウ◆土斑猫ツチハンミョウ(総称)斑猫と表記されるが、斑猫の仲間ではない◆並斑猫ナミハンミョウ【蛭】ヒル(総称)◆馬蛭ウマビル◆山蛭ヤマビル【蚋(蜹)】ブヨ(ブユ・ブト)(総称)「ブユ」(標準和名)は、別名で関東では「ブヨ」、関西では「ブト」とも呼ばれる放屁虫(屁放虫)ヘッピリムシ(ヘヒリムシ)捕らえると悪臭・ガスを放つ昆虫の総称【蛍(螢)】ホタル(総称)日本では一般的に「源氏蛍(ゲンジボタル)」を指すことが多い◆源氏蛍ゲンジボタル◆平家蛍ヘイケボタル蝸牛被(舞舞被)マイマイカブリ【微塵子(水蚤)】ミジンコ(総称)蓑虫ミノムシミノガ科に分類される「蛾(ガ)」の幼虫【蚯蚓(蚓)】ミミズ(総称)◆縞蚯蚓シマミミズ◆太蚯蚓フトミミズ(総称)【百足(蜈蚣)】ムカデ(総称)◆鳶頭蜈蚣トビズムカデ【馬陸】ヤスデ(総称)◆汽車馬陸キシャヤスデ◆焼馬陸ヤケヤスデ◆南馬陸ミナミヤスデ【草鞋虫(鼠姑)】ワラジムシ(一種)項目1項目2項目3)★ 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  • 【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!
    このページでは食べ物・飲み物の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(食べ物・飲み物の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓食べ物・飲み物の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓食べ物・飲み物の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●食べ物・飲み物の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ食べ物・飲み物の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【甘酒(醴)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】↓ア行~【甘酒(醴)】読み方:あまざけ甘酒というのは、”白米の粥(かゆ)に米麹(こめこうじ)を混ぜ、発酵させて作る甘い飲み物のこと/酒粕(さけかす)を水で溶いて甘味をつけた飲み物のこと”。前者の意味の甘酒はアルコールを含んでいませんが、後者の意味の甘酒は酒粕を使用しているためアルコールを含んでいます。【霰】読み方:あられ※上は雛霰(ひなあられ)の写真霰というのは、”糯米(もちごめ)を原料とし、小さく切って煎(い)ったり油で揚げたりして、醤油(しょうゆ)・砂糖などで味付けしたお菓子のこと”。”桃の節句(3月3日)の雛祭りに供えられる霰のこと”を「雛霰(ひなあられ)」と呼びます。※上は御欠の写真また霰は御欠(おかき)と似ていますが、それぞれの明確な違いは大きさで、小さいものは「霰」、大きいものは「御欠」と分類されています(大きさに明確な基準はない)。【酒精】読み方:アルコール酒精というのは、”酒の主成分のひとつ。炭化水素の水素原子をヒドロキシ基で置き換えた物質の総称のこと”。【泡盛】読み方:あわもり泡盛というのは、”沖縄特産の蒸留酒のこと”。泡盛のアルコール度数は一般的には30度前後で、種類によっては20度前後や50度前後のものもあります。【餡子】読み方:あんこ※上は粒餡(つぶあん)の写真※上は漉し餡(こしあん)の写真餡子というのは、”茹(ゆ)でた小豆(あずき)などの豆に砂糖などを混ぜて、甘く煮詰めて練ったもの”。豆の皮を残したものを「粒餡(つぶあん)」、皮を漉(こ)し取ったものを「漉し餡(こしあん)」と呼びます。【杏仁豆腐】読み方:あんにんどうふ杏仁豆腐というのは、”杏仁(きょうにん)をすりつぶした粉状のもの(杏仁霜)を水と合わせて混ぜ、その液体に牛乳や砂糖、寒天(またはゼラチン)などを加えて冷やしたもの”。杏子の種子の中にはアーモンドのような見た目の核があり、その核の部分のことを「杏仁(きょうにん)」と呼んでいます。※上は杏仁を砕いたものの写真※上は杏仁霜の写真杏仁の皮を剥くと白い部分が現れますが、その白い部分が杏仁豆腐に使われ、白い部分を粉状にしたものを「杏仁霜(きょうにんそう)」と言います。(杏仁豆腐は「きょうにんどうふ」と読むこともできますが、一般的には「あんにんどうふ」と読むことがほとんど)一般的に売られている杏仁豆腐の場合は、杏仁霜(粉)がアーモンドパウダーで代用されていることが多いです。【芋堅干】読み方:いもけんぴ芋堅干というのは、”薩摩芋(さつまいも)を細く切り、油で揚げて砂糖を絡(から)めたお菓子のこと”。【外郎】読み方:ういろう外郎というのは、”米粉(こめこ)に水・砂糖などを加えて蒸したお菓子のこと”。外郎は名古屋・山口・伊勢(いせ)などの名物として知られています。【烏龍茶】読み方:うーろんちゃ烏龍茶というのは、”茶葉の発酵途中で加熱して、発酵を止めた半発酵茶のこと”。【饂飩】読み方:うどん(ワンタン)※上は饂飩(うどん)の写真※上は雲呑(ワンタン)の写真「うどん」と読むと”小麦粉に水を加えて捏(こ)ねて延ばし、細長く切った食品のこと”。「ワンタン」と読むと”中華料理の一種。小麦粉をこねて薄くのばした皮に、豚の挽肉(ひきにく)やネギなどを包んだ料理のこと”。茹(ゆ)でてスープに入れたり、揚(あ)げたりして食べられます。「ワンタン」は”雲呑”と表記されることが多いです。【雲丹】読み方:ウニ雲丹というのは、”ウニの生殖巣(精巣と卵巣)を塩漬けにした食品のこと”。雲丹は他に海胆・海栗と書き表されることもありますが、トゲトゲの殻の付いたものを「海胆・海栗」、食品のことは「雲丹」と書き表されることが多いです。なので生物として捉えると「海胆・海栗」となり、食品として捉えると「雲丹」と表記されます。【御欠】読み方:おかき御欠というのは、”糯米(もちごめ)を原料とし、ある程度の大きさで切って煎(い)ったり油で揚げたりして、醤油(しょうゆ)・砂糖などで味付けしたお菓子のこと”。※上は霰の写真また御欠は霰(あられ)と似ていますが、それぞれの明確な違いは大きさで、小さいものは「霰」、大きいものは「御欠」と分類されます(大きさに明確な基準はない)。【御菜】読み方:おかず御菜というのは、”食事の際の副食物のこと”。例えばとんかつ定食(白米・味噌汁・とんかつ・キャベツ)だとすると、御菜は白米と味噌汁を除いた、とんかつとキャベツのことを指します。日本では「主食+汁物+副食(主菜+副菜など)」の構成が多く、上記の例でいうと「主食(白米)+汁物(味噌汁)」を除いた、「副食(とんかつ・キャベツ)」が御菜になります。【雪花菜(御殻)】読み方:おから雪花菜というのは、”豆腐を作るときにできる、大豆(だいず)をしぼったカスのこと”。大豆を煮てすりつぶしたものを漉(こ)したものが豆乳で、その残りカスが雪花菜です。そして豆乳に苦汁(にがり)などを加えて固めたものが豆腐になります。【粔籹】読み方:おこし粔籹というのは、”糯米(もちごめ)・粟(あわ)などを蒸して、乾かして煎(い)ったものを水飴(みずあめ)と砂糖で固めたお菓子のこと”。【御強】読み方:おこわ御強というのは、”赤飯(せきはん)のこと”。【御節】読み方:おせち御節というのは、”正月・節句(せっく)などに作る料理のこと”。ただ一般的には御節は、”主に正月に作る料理のこと”を指します。節句というのは”年中行事を行う日のうちで特に重要な日のこと”で、人日(じんじつ)・上巳(じょうし)・端午(たんご)・七夕(たなばた)・重陽(ちょうよう)の5つの日を指します。それぞれ人日(1月7日)・上巳(3月3日)・端午(5月5日)・七夕(7月7日)・重陽(9月9日)となります。【御田】読み方:おでん御田というのは、”蒟蒻(こんにゃく)・大根・つみれ・はんぺん・卵などを煮込んだ料理のこと”。【御萩】読み方:おはぎ御萩というのは、”糯米(もちごめ)や粳米(うるちまい)を炊き、軽く搗(つ)いて小さく丸めたものに、餡(あん)・黄粉(きなこ)などをつけたお菓子のこと”。御萩と牡丹餅(ぼたもち)は同じ食べ物で、食べる時期によって名称が区別され、それぞれ(牡丹と萩)の花の咲く季節に関係しています。牡丹(ボタン)の花は春頃に咲くため、春の彼岸で食べる場合は「牡丹餅」、萩(ハギ)の花は秋頃に咲くため、秋の彼岸で食べる場合は「御萩」と呼びます。↓カ行~【混合酒】読み方:カクテル混合酒というのは、”ベースとなる酒に、ジュースや他の酒などを混ぜて作る飲み物のこと”。ベースとなる酒は、主に「ウォッカ・テキーラ・ジン・ラム・リキュール」などがあります。【卵糖(家主貞良・加須底羅)】読み方:カステラ卵糖というのは、”小麦粉・鶏卵・砂糖などを混ぜて焼いたお菓子のこと”。【数の子(鯑)】読み方:かずのこ数の子というのは、”鰊(ニシン)の卵巣を塩漬けまたは乾燥させた食品のこと”。【鰹節】読み方:かつおぶし鰹節というのは、”鰹の魚肉を煮熟(しゃじゅく)(煮詰めること)させてから乾燥させた食品のこと”。鰹節は一般的には薄く削って使用し、その薄く削ったものを「削り節(けずりぶし)」(または鰹削り節)と呼びます。【蟹玉】読み方:かにたま蟹玉というのは、”中華料理のひとつ。溶き卵にほぐした蟹(カニ)の身と野菜などを入れて焼いた料理のこと”。蟹玉はあんかけタイプが一般的で、中国では「芙蓉蟹(フーヨーハイ)」と呼ばれます。【蒲鉾】読み方:かまぼこ蒲鉾というのは、”白身の魚肉をすりつぶして練り上げ、蒸したり、焼いたりした食品のこと”。蒲鉾は白色とピンク色の2色のものが一般的ですが、これは日本では紅白(こうはく)が縁起が良いとされているからです。【粥】読み方:かゆ粥というのは、”水を多くして米を軟らかく軟らかく煮た料理のこと”。【唐墨(鱲子・鰡子)】読み方:からすみ唐墨というのは、”鯔(ボラ)の卵巣を塩漬けして乾燥させた食品のこと”。長崎県が有名な産地で、雲丹(うに)・海鼠腸(このわた)と並んで日本三大珍味と言われています。【浮石糖(泡糖)】読み方:カルメラ浮石糖というのは、”砂糖に少量の水を加え、加熱して溶かし、重曹を加えてかき混ぜ、膨らませた軽石状のお菓子のこと”。浮石糖は一般的には、別名で「カルメ焼き」と呼ばれることが多いです。【咖喱】読み方:カレー咖喱というのは、”多種類の香辛料を混合させて調理された煮込み料理のこと”。【燗酒】読み方:かんざけ燗酒というのは、”温めた日本酒のこと”。燗(かん)は、”酒を器に入れて適度に温めること”を意味。【干瓢(乾瓢)】読み方:かんぴょう干瓢というのは、”夕顔(ユウガオ)の果肉を紐(ひも)状に剥いて乾燥させた食品”。夕顔の果実には細長い形の「長夕顔(ナガユウガオ)」と丸みを帯びた球状の「丸夕顔(マルユウガオ)」があり、主に丸夕顔から干瓢が作られます。【雁擬(雁擬き)】読み方:がんもどき雁擬というのは、”豆腐をつぶして、蓮根(れんこん)・牛蒡(ごぼう)などを混ぜて、油で揚げた料理のこと”。雁擬は、別名で「がんも」「飛竜頭(ひりょうず)」とも呼ばれています。雁(がん)という鳥の肉に似せた味ということから、「雁擬(がんもどき)」と名付けられました。【棊子麺(碁子麺)】読み方:きしめん棊子麺というのは、”幅が広くて薄い形状の饂飩(うどん)のこと”。棊子麺は、名古屋(愛知県)の名産になります。【黄粉】読み方:きなこ黄粉というのは、”大豆を炒(い)った後に、挽(ひ)いて粉にしたもの”。【沈菜】読み方:キムチ沈菜というのは、”朝鮮半島の代表的な漬(つ)け物のこと”。沈菜は、”大根・白菜(はくさい)などを主な材料として、それに唐辛子・生姜(しょうが)・ニンニクなどを合わせて漬け込んだもの”を指します。【餃子】読み方:ギョウザ餃子というのは、”小麦粉を捏(こ)ねて薄く伸ばした皮に、挽肉(ひきにく)・野菜を包んで焼いたり、茹でたり、蒸したりしたもの”。【切蒲英(切短穂)】読み方:きりたんぽ※上は切蒲英鍋の写真切蒲英というのは、”炊いた米をつぶして、杉串に円筒状に巻きつけて焼いたもの。また、それを串から抜いて切り、鶏肉や野菜などと煮た鍋料理のこと”。後者の意味は「切蒲英鍋(きりたんぽなべ)」とも呼ばれ、秋田県の郷土料理として知られています。【金鍔】読み方:きんつば金鍔というのは、”餡(あん)に水で溶いた小麦粉をつけ、鉄板の上で一面ずつ軽く焼いたお菓子のこと”。刀の鍔(つば)に似せて平たく成形されています。金鍔は、「金鍔焼き(きんつばやき)」の略称になります。【金団】読み方:きんとん金団というのは、”薩摩芋(さつまいも)などで作った餡に、砂糖で甘く煮た栗(くり)・隠元豆(インゲンマメ)などを混ぜた食品のこと”。隠元豆(一般的に白隠元豆が多い)で作られたものを「豆金団(まめきんとん)」、栗で作られたものを「栗金団(くりきんとん)」と呼びます。金団は”金運や勝負運を願う料理”としてお正月のおせち料理で用いられ、縁起の良い食べ物として知られています。【月餅】読み方:げっぺい月餅というのは、”干し柿・胡桃(くるみ)などを入れた餡を、小麦粉・砂糖・卵・油などを混ぜた生地で包んだ中国の焼き菓子のこと”。【巻繊汁】読み方:けんちんじる巻繊汁というのは、”崩した豆腐と千切り(繊切り)にした野菜を油で炒めたものを具とした汁物のこと”。巻繊は”椎茸(しいたけ)・ごぼう・にんじんなどを千切りにして味付けして、湯葉を巻いて油で揚げたもの”で、現在では”崩した豆腐を野菜とともに油で炒めて、醤油(しょうゆ)・酒などで味付けしたもの”を指します。【珈琲】読み方:コーヒー珈琲というのは、”コーヒーの木(アカネ科の常緑小高木)の種子(コーヒー豆)を煎(い)って粉にしたもの。また、その粉から湯または水で成分を抽出した飲み物のこと”。コーヒー豆にはカフェインや、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸などが多く含まれています。【海鼠腸】読み方:このわた海鼠腸というのは、”海鼠(ナマコ)の、腸などの内臓を塩辛にしたもの”。海鼠腸は、雲丹(うに)・唐墨(からすみ)と並んで日本三大珍味と言われています。【米粉】読み方:こめこ(ビーフン)※上はビーフンの写真「こめこ」と読むと”米を挽(ひ)いて粉末状にしたもの”。「ビーフン」と読むと”粳米(うるちまい)を原料とした麺の一種”。【蒟蒻】読み方:こんにゃく蒟蒻というのは、”蒟蒻芋(こんにゃくいも)を粉状にしたものを水で練り、石灰乳(消石灰を少量の水で懸濁したもの)を加えて、茹でて固めた食品のこと”。蒟蒻芋には毒があり生食はできないため、茹でてアルカリ処理を行うなどの毒抜きをしてから食用とすることができます。【昆布】読み方:こんぶ昆布というのは、”褐藻(かっそう)類コンブ科の海藻の総称のこと”。主に東北・北海道の沿岸に分布しており、長いものでは長さ数十メートルほどに達します。【金平糖】読み方:こんぺいとう金平糖というのは、”表面に突起がある小さい球状の砂糖菓子のこと”。↓サ行~【搾菜】読み方:ザーサイ搾菜というのは、”芥子菜(からしな)の変種の根に近い肥大した部分を、唐辛子と塩を用いて漬けた漬物のこと”。搾菜(漬物)の原料となる芥子菜の変種(植物)のことを指して「搾菜(ザーサイ)」と呼ぶこともあります。【白湯(素湯)】読み方:さゆ白湯というのは、”何も混ぜていない、水を沸(わ)かしただけのお湯のこと”。【炸醤麺】読み方:ジャージャーメン炸醤麺というのは、”豚の挽肉(ひきにく)や細かく切った筍(タケノコ)などを豆板醤(トウバンジャン)・甜麵醬(テンメンジャン)などで炒めて作った肉味噌を、茹でた麺の上に乗せた料理のこと”。【三鞭酒】読み方:シャンパン三鞭酒というのは、”フランスのシャンパーニュ地方特産のスパークリングワインのこと”。フランスのシャンパーニュ地方で生産されていて、決められた製法で造られたものしかシャンパンを名乗ることはできません。またシャンパンと言えば有名なのが「ドン・ペリニヨン」(略して「ドンペリ」)ですが、ドンペリは高級シャンパンとして世界中で有名です。ドンペリ(高級シャンパン)の名前は、最初にシャンパンを製造したと言われているドン・ペリニヨンという神父さんの名前から付けられたものです。【焼売】読み方:シュウマイ焼売というのは、”中国料理の点心(てんしん)のひとつ。豚の挽肉・ねぎ・ニンニクなどのみじん切りを、小麦粉で作った皮に包んで蒸したもの”。点心は、”中国料理で、食事代わりの軽い食べ物のこと”を指します。【紹興酒】読み方:しょうこうしゅ紹興酒というのは、”中国の代表的な醸造酒。蒸した糯米(もちごめ)・麦麹(むぎこうじ)・酒母(酵母を培養したもの)などを原料として造ったもの”。【小籠包】読み方:しょうろんぽう小籠包というのは、”中国料理の点心のひとつ。調理した豚の挽肉に刻(きざ)んだ野菜などを混ぜ、スープと一緒に小麦粉の生地(きじ)で包んだ小型の蒸し饅頭(まんじゅう)のこと”。点心は、”中国料理で、食事代わりの軽い食べ物のこと”を指します。【塩汁鍋】読み方:しょっつるなべ塩汁鍋というのは、”鰰(ハタハタ)など白身の魚や豆腐、野菜などを塩汁(しょっつる)で味付けした、秋田県の郷土料理のこと”。”鰯(イワシ)・鰰(ハタハタ)などを塩漬けにし、魚の成分が溶け合ってどろどろになった汁を濾したもの”を「塩汁(しょっつる)」と呼び、塩汁は秋田特産の魚醤油(うおじょうゆ)になります。鰰の卵のことを「ぶりこ(または、ぶりっこ)」と呼び、ぶりこはヌルヌルとした粘液で覆われているのが特徴的です。【汁粉】読み方:しるこ汁粉というのは、”小豆(あずき)の餡を水でのばして、餅または白玉などを入れたもの”。汁粉は、「お汁粉(おしるこ)」とも呼ばれています。一般的には”漉し餡(こしあん)を用いたもの”を「汁粉(しるこ)」、”粒餡(つぶあん)を用いたもの”を「善哉(ぜんざい)」と呼ぶことが多いです。【洋酒】読み方:ジン洋酒というのは、”玉蜀黍(トウモロコシ)・大麦・ライ麦を原料とし、杜松(ネズ)の実で香りづけをした蒸留酒のこと”。【成吉思汗】読み方:ジンギスカン成吉思汗というのは、”溝(みぞ)のついた兜形の鉄鍋で、羊肉の薄切りを焼いて食べる料理のこと”。成吉思汗は、北海道の郷土料理として知られています。【真薯(糝薯・真蒸・真丈)】読み方:しんじょ真薯というのは、”海老(エビ)・鶏肉・魚の白身などをすりつぶしたものに、山芋や卵白などを加えて、蒸したり茹でたりした練り物のこと”。【水団】読み方:すいとん水団というのは、”小麦粉を水で捏ねて団子状にし、その団子を入れた汁物のこと”。【鋤焼】読み方:すきやき鋤焼というのは、”肉(一般的には牛肉)や葱(ネギ)・豆腐などを、タレで焼いたり煮たりして食べる鍋料理のこと”。【寿司(鮨・鮓)】読み方:すし寿司というのは、”酢飯に魚介類などを組み合わせた日本料理のこと”。寿司における酢飯のことを「シャリ」、酢飯の上に乗っている食材のことを「ネタ」と呼びます。【鯣(鰑・寿留女)】読み方:するめ鯣は”烏賊(イカ)を切り開いて内臓を取り除き、干したりして乾燥させた食品のこと”の意味。鯣は日持ちがすることから「幸せが続く」という意味で縁起物とされています。ですが「するめ」の”する”の部分が、「擦る(博打などでお金がなくなること)」や「掏る(金品を盗み取ること)」を連想させてしまうため、「当たり」に言い換えて「あたりめ」と呼ばれるようになりました。なので「するめ」と「あたりめ」は、どちらも同じものを指しているため覚えておきましょう。【豆打】読み方:ずんだ豆打というのは、”枝豆(または空豆)を茹でてすりつぶして作る餡のこと”。【車厘】読み方:ゼリー車厘というのは、”ゼラチン・果汁・砂糖などを煮込んでから冷やして固めたお菓子のこと”。【善哉】読み方:ぜんざい善哉というのは、”小豆の餡を水でのばして、餅または白玉などを入れたもの”。一般的には”漉し餡(こしあん)を用いたもの”を「汁粉(しるこ)」、”粒餡(つぶあん)を用いたもの”を「善哉(ぜんざい)」と呼ぶことが多いです。【煎茶】読み方:せんちゃ煎茶というのは、”玉露(ぎょくろ)と番茶(ばんちゃ)の間の中級の品質の緑茶のこと”。【煎餅】読み方:せんべい煎餅というのは、”小麦粉・米粉などをこねて、薄く延ばして味付けして焼いたお菓子のこと”。【素麺(索麺)】読み方:そうめん素麺というのは、”小麦粉に塩水を加えて捏(こ)ね、線状に細く伸ばして乾燥させた食品のこと”。※上は茹でた後の素麺の写真素麺は乾燥している状態のものを茹(ゆ)でたり、煮込んだりして食べます。【曹達】読み方:ソーダ曹達というのは、”清涼飲料水の一種。炭酸水に甘味料・香料などを加えた飲み物のこと”。曹達は、「ソーダ水(すい)」の略になります。【蕎麦】読み方:そば蕎麦というのは、”そば粉に小麦粉・水・やまいも・卵白などをこねて、細く線状に切った食品のこと”。蕎麦にはいくつか種類があり、そば粉だけ(10割)を使用したものを「十割(じゅうわり)蕎麦」または「生蕎麦(きそば)」、2割が小麦粉・8割がそば粉を使用したものを「二八(にはち)蕎麦」と呼びます。(小麦粉を1割・そば粉を9割使用したものは「九割(きゅうわり)蕎麦」と呼びます)【素朧】読み方:そぼろ素朧というのは、”挽肉(ひきにく)や魚肉をほぐして味付けし、炒めた食品のこと”。↓タ行~【沢庵】読み方:たくあん沢庵というのは、”干した大根(ダイコン)を糠(ぬか)と塩で漬けたもの”。沢庵は、「沢庵漬け(たくあんづけ)」の略になります。沢庵が黄色いのは、塩漬けすることによって大根に含まれる辛味成分が分解され、黄色い色素を作るからです。【鱈子】読み方:たらこ鱈子というのは、”介党鱈(スケトウダラ)の卵巣を塩漬けした食品のこと”。「スケトウダラ(正式名称)」は、別名で「介宗鱈(助惣鱈):(スケソウダラ)」とも呼ばれています。※上は辛子明太子の写真また”介党鱈の卵巣を塩と唐辛子(トウガラシ)で漬けたもの”を「辛子明太子(からしめんたいこ)」(または略して「明太子(めんたいこ)」)と呼びます。辛子明太子は、博多(福岡県)の名産になります。【担々麺(担担麺)】読み方:タンタンメン担々麺というのは、”辣油(ラーユ)や唐辛子などで辛味を利(き)かせた挽肉(ひきにく)や搾菜(ザーサイ)を、茹でた中華麺の上に乗せた麺料理のこと”。【湯麺】読み方:タンメン湯麺というのは、”炒めた肉や野菜を塩味のスープと煮込み、それを茹でた中華麺の上にかけた麺料理のこと”。【乾酪】読み方:チーズ乾酪というのは、”乳製品の一種で、牛・羊・山羊(やぎ)などの乳を原料とし、乳酸菌と酵素、凝固剤によって固めて、乳清(にゅうせい)を取り除いた食品のこと”。乳清とは、”乳から乳脂肪分やカゼイン(乳に含まれるタンパク質の一種)などを取り除いた水溶液のこと”で、一般的に乳清は「ホエイ(またはホエー)」と呼ばれています。【筑前煮】読み方:ちくぜんに筑前煮というのは、”鶏肉・人参(ニンジン)・蓮根(レンコン)・牛蒡(ゴボウ)・椎茸(シイタケ)などを炒めて、砂糖・醤油(しょうゆ)などで味付けして煮詰めた料理のこと”。【竹輪】読み方:ちくわ竹輪というのは、”魚肉のすり身を、竹などの棒に巻きつけて焼いた食品のこと”。【粽】読み方:ちまき粽というのは、”米や米粉(こめこ)の餅(もち)を、茅(ちがや)・笹(ささ)・葦(あし)などの葉で包んで蒸したもの”。【叉焼(焼豚)】読み方:チャーシュー叉焼というのは、”豚肉を砂糖・酒・香辛料を混ぜた醤油に浸し、焼いた料理のこと”。叉焼は、形が崩れるのを防ぐためにネットやタコ糸で巻かれ、食べるときはネットやタコ糸を外してから薄切りにします。【炒飯】読み方:チャーハン炒飯というのは、”炊いた米を肉・卵・野菜などと一緒に炒めて、味付けした料理のこと”。【猪口齢糖(査古律・貯古齢糖)】読み方:チョコレート猪口齢糖というのは、”カカオ豆を焙煎(ばいせん)・粉砕し、粉砕したもの(カカオマス)を主原料として、砂糖・粉乳などを混ぜて練り固めたお菓子のこと”。略して「チョコ」とも呼ばれています。【縮緬雑魚】読み方:ちりめんじゃこ縮緬雑魚というのは、”鰯(イワシ)の稚魚を塩茹でして乾燥させた食品のこと”。【青椒肉絲】読み方:チンジャオロース青椒肉絲というのは、”豚肉または牛肉とピーマンを細切りにして炒め、オイスターソースなどで味付けした中華料理のこと”。【佃煮】読み方:つくだに佃煮というのは、”小魚・貝・海藻などを、醤油・味醂(みりん)・砂糖などで味を濃く煮詰めた保存食品のこと”。【捏ね】読み方:つくね捏ねというのは、”魚のすり身に卵・小麦粉などを混ぜて捏(こ)ね、団子状や棒状に成形して茹でたり蒸したりした食品のこと”。「つくね」は、”手で捏(こ)ねて作る。手で捏ねて丸くする”の「捏(つく)ねる」から転じたものです。なので生地(きじ)をあらかじめ成形(団子状・棒状など)しているものを「捏ね(つくね)」、生地をスプーンなどで摘み取った(あらかじめ成形していない)ものを「摘入(つみれ)」と呼びます。【摘入(抓入)】読み方:つみれ摘入というのは、”魚のすり身に卵・小麦粉などを混ぜて捏(こ)ね、スプーンなどで少しずつすくい取って茹でたり蒸したりした食品のこと”。「つみれ」は、”摘(つ)み取って入れる”の「摘み入れ」から転じたものです。なので生地をスプーンなどで摘み取った(あらかじめ成形していない)ものを「摘入(つみれ)」、生地をあらかじめ成形(団子状・棒状など)しているものを「捏ね(つくね)」と呼びます。【天津飯】読み方:てんしんはん天津飯というのは、”蟹玉(かにたま)をご飯の上に乗せて、とろみのあるタレをかけた日本発祥の中華料理のこと”。【碾茶】読み方:てんちゃ碾茶というのは、”覆い(遮光)をして育てた茶の木(チャノキ)の若芽を蒸して、揉まずに乾燥させた茶葉。また、その茶葉を用いた緑茶のこと”。※上は抹茶の写真”碾茶を臼(うす)で挽(ひ)いて粉末にしたもの”を「抹茶(まっちゃ)」と呼びます。【天麩羅(天婦羅)】読み方:てんぷら天麩羅というのは、”魚介・野菜・肉などに、水で溶いた小麦粉の衣をつけて油で揚げた料理のこと”。【甜面醤】読み方:テンメンジャン甜面醤というのは、”中華料理の調味料のひとつで、小麦粉を発酵させた甘い味噌のこと”。【豆板醤】読み方:トウバンジャン豆板醤というのは、”中華料理の調味料のひとつで、空豆(ソラマメ)・唐辛子(トウガラシ)などを発酵させた辛い味噌のこと”。【心太(瓊脂・心天)】読み方:ところてん心太というのは、”天草(テングサ)などの紅藻類の煮汁を濾(こ)して型に入れ、ゼリー状に固めた食品のこと”。【屠蘇】読み方:とそ屠蘇というのは、”屠蘇散(とそさん)の略のこと/屠蘇散を浸したみりんや酒のこと”。屠蘇散は、”山椒(さんしょう)・桔梗(ききょう)・白朮(びゃくじゅつ)・肉桂(にっけい)などを混ぜ合わせた漢方薬のこと”を指します。後者の意味の屠蘇は、”邪気を払って1年の健康を祈る”ことを目的として、新年に飲まれます。【濁酒(濁醪)】読み方:どぶろく濁酒というのは、”醪(もろみ)を搾(しぼ)らず、濾(こ)していない白く濁った酒のこと”。醪は、”酒・醤油などの醸造において、原料(米・米麹・水)を混合して発酵させたドロドロの液体のこと”を言います。濁酒は醪をそのまま飲むため、「醪酒(もろみざけ)」とも呼ばれています。(醪をまったく濾していない酒のことを「どぶろく」と呼び、少しでも濾した酒のことを「濁り酒(にごりざけ)」と呼んでいます)濁酒は原料となっている米・米麹(こめこうじ)が濾されずに残っているため、白濁しています。※上は酒粕の写真その白濁した醪(=濁酒)を濾したものが日本酒となり、醪の液体以外の部分(カス)が「酒粕(さけかす)」となります。【薯蕷】読み方:とろろ薯蕷というのは、”長芋(ながいも)や自然薯(じねんじょ)をすって作った食べ物のこと”。「とろろ」は、「とろろ芋(いも)」の略称になります。↓ナ行~【膾(鱠)】読み方:なます膾というのは、”生の魚や野菜などを細かく刻んで酢などで和(あ)えた料理のこと”。【鳴門】読み方:なると鳴門というのは、”魚肉のすり身を原料とし、断面に渦巻き状の模様がある蒲鉾(かまぼこ)の一種のこと”。鳴門は、「鳴門巻き(なるとまき)」の略称になります。【煮凝り】読み方:にこごり※上は煮凝り(後者の意味)の写真煮凝りというのは、”ゼラチン質の魚や肉の煮汁が冷めて固まったもの/ゼラチン質の魚や肉などを煮て、煮汁ごとゼラチン・寒天などで固めた料理のこと”。【煮麺】読み方:にゅうめん煮麺というのは、”茹でた素麺(そうめん)と具を、醤油味(または味噌味)のつゆで煮た料理のこと”。【濃餅汁(能平汁)】読み方:のっぺいじる濃餅汁というのは、”油揚げ・椎茸(しいたけ)・人参(にんじん)・里芋(さといも)・大根などを煮込み、塩・醤油などで味付けをし、片栗粉・葛粉(くずこ)などでとろみを付けた汁のこと”。濃餅汁は新潟県の郷土料理として有名ですが、実は全国各地に伝わる郷土料理になります。↓ハ行~【牛酪】読み方:バター牛酪というのは、”牛乳から分離したクリームを練り固めた、脂肪を主成分とする食品のこと”。【春雨】読み方:はるさめ春雨というのは、”緑豆(リョクトウ)などの澱粉(デンプン)から作った透明な糸状の食品のこと”。【麺麭(麭包)】読み方:パン麺麭というのは、”小麦粉・ライ麦粉などを原料とし、水と酵母などを加えて捏(こ)ね、発酵させて焼き上げた食品のこと”。【棒棒鶏(棒々鶏)】読み方:バンバンジー棒棒鶏というのは、”茹でた鶏肉を細く切ったものに、唐辛子・辣油(ラーゆ)・酢・醤油・胡麻などを混ぜたソースをかけた四川(しせん)料理のこと”。【半片(半平)】読み方:はんぺん半片というのは、”魚肉のすり身に山芋(ヤマノイモ)などを混ぜて茹でた食品のこと”。山芋は、別名で「自然薯(ジネンジョ)」とも呼ばれています。【皮蛋】読み方:ピータン皮蛋というのは、”家鴨(アヒル)の卵を塩・草木灰(そうもくばい)・石灰・泥につけて、発酵させた食品のこと”。草木灰は、”草や木を焼いてできる灰のこと”を指します。中国料理の前菜に用いられ、家鴨の卵の代わりに鶏卵や鶉(ウズラ)の卵が使用されることもあります。黄身は濃緑褐色、白身は褐色半透明の状態で固まっていて、殻を剥いてそのまま食べるだけでなく、食材として中国料理に使用されることも多いです。【麦酒】読み方:ビール麦酒というのは、”麦芽を粉砕して、穀類・水と一緒に加熱して、糖化した汁にホップを加えて苦みや香りをつけ、発酵させたアルコール飲料のこと”。ホップは”アサ科のつる性多年草植物のこと”で、麦酒に入れられるのはそのホップの花にあたる部分になります。※上はホップの花にあたる部分の写真このホップを加えることで、麦酒特有の苦みと香りが生まれます。【鹿尾菜(羊栖菜)】読み方:ひじき鹿尾菜というのは、”ホンダワラ科の海産の褐藻(かっそう)の一種のこと”。褐藻というのは”褐色(茶色に似ている)をしている藻類のこと”を言い、鹿尾菜はやや波の荒い海岸の岩の上に付着しています。鹿尾菜を取る前(つまり生きているとき)は黄褐色で、それを乾燥させたものは黒褐色の見た目をしています。普段から見ている鹿尾菜は、乾燥させたものなので黒褐色の見た目をしています。【乾蒸餅】読み方:ビスケット乾蒸餅というのは、”小麦粉に牛乳・卵・バター・砂糖などを混ぜて焼いたお菓子のこと”。【櫃まぶし(櫃塗し)】読み方:ひつまぶし櫃まぶしというのは、”お櫃(ひつ)などに入れられたご飯の上に、刻んだ鰻(ウナギ)の蒲焼(かばやき)がのせられた料理のこと”。櫃まぶしは、食べる側が茶碗(ちゃわん)などに自分で取り分けるのが基本的なスタイルになります。1杯目はご飯と鰻を取り分けてそのまま食べ、2杯目は薬味をのせて食べ、3杯目は薬味と一緒に出汁(だし)をかけて茶漬けにして食べます。櫃まぶしは、名古屋(愛知県)の郷土料理になります。【冷麦(冷や麦)】読み方:ひやむぎ冷麦というのは、”細打ちにした饂飩(うどん)を茹でて冷水で冷やし、汁(つゆ)をつけて食べる食品のこと”。日本農林規格(JAS)の定めている基準では、基本的には細いものから”素麺(そうめん)<冷麦(ひやむぎ)<饂飩(うどん)”のように区別されています。【冷奴(冷や奴)】読み方:ひややっこ冷奴というのは、”冷やした豆腐を醤油・薬味などで食べる料理のこと”。【鰭酒】読み方:ひれざけ鰭酒というのは、”河豚(フグ)・鯛(タイ)などの鰭を焼いて、それを燗酒(かんざけ)に入れたもの”。【麩(麸)】読み方:ふ麩というのは、”小麦粉から取り出したグルテン(植物性のタンパク質の一種)を主な原料とした食品のこと”。【鱶鰭(魚翅)】読み方:フカヒレ鱶鰭というのは、”鮫(サメ)の鰭を乾燥させた食品のこと”。鱶(ふか)というのは”大形の鮫のこと”で、鱶(大形の鮫)の鰭(ひれ)を使用することから、「鱶鰭(フカヒレ)」と名付けられました。鱶鰭に加工される部位は背ビレ・胸ビレ・尾ビレの3種類で、中華料理の材料に用いられ、高級食材として知られています。【北京ダック(北京烤鴨)】読み方:ペキンダック北京ダックというのは、”下処理した家鴨(アヒル)を丸ごと炉(ろ)で焼いた中華料理のこと”。【回鍋肉】読み方:ホイコーロー回鍋肉というのは、”豚肉をキャベツなどの野菜と炒め、豆板醬(トウバンジャン)などで味付けした四川(しせん)料理のこと”。【焙茶】読み方:ほうじちゃ焙茶というのは、”番茶を焙煎(ばいせん)して作った茶葉を用いた緑茶の一種のこと”。焙茶は紅茶のような見た目をしていますが、緑茶の一種に含まれています。【餺飥】読み方:ほうとう餺飥というのは、”小麦粉を練った平打ち麺と南瓜(カボチャ)などの野菜を味噌(みそ)で煮込んだ料理のこと”。餺飥は、山梨県の郷土料理になります。【牡丹餅】読み方:ぼたもち牡丹餅というのは、”糯米(もちごめ)や粳米(うるちまい)を炊き、軽く搗(つ)いて小さく丸めたものに、餡(あん)・黄粉(きなこ)などをつけたお菓子のこと”。牡丹餅と御萩(おはぎ)は同じ食べ物で、食べる時期によって名称が区別され、それぞれ(牡丹と萩)の花の咲く季節に関係しています。牡丹(ボタン)の花は春頃に咲くため、春の彼岸で食べる場合は「牡丹餅」、萩(ハギ)の花は秋頃に咲くため、秋の彼岸で食べる場合は「御萩」と呼びます。↓マ行~【人造牛酪】読み方:マーガリン人造牛酪というのは、”主に植物性の油脂を原料とし、食塩・乳化剤・着色料などを混ぜて、バターに似せて作った食品のこと”。【麻婆豆腐】読み方:マーボードウフ麻婆豆腐というのは、”豚の挽肉(ひきにく)・豆腐・葱(ネギ)などを、唐辛子・豆板醤(トウバンジャン)・花椒などを入れて炒めた四川料理のこと”。【真珠麿】読み方:マシュマロ真珠麿というのは、”メレンゲ(卵白を泡立てたもの)に、砂糖・ゼラチンなどを混ぜて作ったスポンジ状のお菓子のこと”。【神酒】読み方:みき神酒というのは、”神に供(そな)える酒のこと”。【麺麻(麺媽)】読み方:メンマ麺麻というのは、”筍(タケノコ)を茹で、発酵させてから乾燥させた食品のこと”。一般的には中国産の麻竹(マチク)の筍が用いられます。【最中】読み方:もなか最中というのは、”糯米(もちごめ)の粉を捏(こ)ねて、薄くのばして焼いた皮を2枚合わせ、その中に餡子(あんこ)などを詰めたお菓子のこと”。【醪(諸味)】読み方:もろみ醪というのは、”酒・醤油などの醸造において、原料を混合して発酵させたドロドロの液体のこと”。↓ヤ行~【飲茶】読み方:ヤムチャ飲茶というのは、”点心(てんしん)を食べながら、茶を飲む中国の習慣のこと”。点心は、”中国料理で、食事代わりの軽い食べ物のこと”を指します。【油淋鶏】読み方:ユーリンチー油淋鶏というのは、”鶏肉の唐揚げに、刻んだ長ネギと醤油ベースのタレをかけた中華料理のこと”。【湯葉(湯波・豆腐皮・油皮)】読み方:ゆば湯葉というのは、”豆乳を煮立てて、その表面にできた薄い皮をすくいとって作った食品のこと”。湯葉は蛋白質(たんぱくしつ)が豊富な食品で、生湯葉・干し湯葉があり、吸い物や煮物などに用いられます。「ゆば」の産地としては”京都・日光(栃木県)”が有名で、京都では「湯葉」、日光では「湯波」と表記されます。【柚餅子】読み方:ゆべし※上は柚餅子(前者の意味)の写真※上は柚餅子(後者の意味)の写真柚餅子というのは、”柚子(ユズ)の果実をくり抜いて、その中に糯米(もちごめ)・味噌・醤油・砂糖・胡桃(クルミ)などを混ぜたものを詰め、蒸して乾燥させた食品のこと/米粉・小麦粉・砂糖・味噌などを混ぜ、それに柚子の果汁や皮を加えて捏(こ)ねて蒸したお菓子のこと”。後者の意味のお菓子に胡桃が加えてあるものを「胡桃柚餅子(くるみゆべし)」と呼びます。【羊羹】読み方:ようかん羊羹というのは、”主に小豆(あずき)の餡(あん)を型に入れて、寒天で固めた和菓子のこと”。↓ラ行~【拉麺(老麺)】読み方:ラーメン拉麺というのは、”小麦粉に塩・梘水(かんすい)などを加えて練り、細長く引き伸ばしたものを茹でて、それを醤油味・味噌味などのスープに入れて、叉焼(チャーシュー)・麺麻(メンマ)などの具を上にのせた料理のこと”。梘水は、”食品添加物のひとつで、拉麺を作るときに小麦粉に混ぜる炭酸カリウムなどの溶液のこと”です。梘水を入れることで、柔らかさや弾力性をもたせ、独特の色合いと風味をつけます。【辣油】読み方:ラーゆ辣油というのは、”胡麻(ごま)油などの植物油に、唐辛子を入れて加熱し、油に唐辛子の辛味をつけた調味料のこと”。【老酒】読み方:ラオチュウ老酒というのは、”糯米(もちごめ)などを原料とする中国の醸造酒の総称のこと”。特に、紹興酒(しょうこうしゅ)の古いものを指すことが多いです。【羅火腿】読み方:ラフテー羅火腿というのは、”豚の三枚肉(ばら肉)またはもも肉の角切りを、泡盛・醤油・砂糖などで味付けして煮込んだ料理のこと”。羅火腿は、沖縄県の郷土料理になります。【糖酒】読み方:ラム糖酒というのは、”砂糖黍(サトウキビ)を原料として造られる蒸留酒のこと”。【小酒】読み方:リキュール小酒というのは、”醸造酒・蒸留酒に砂糖やシロップ、香料などを加えて造られる混成酒のこと”。↓ワ行~【葡萄酒】読み方:ワイン葡萄酒というのは、”葡萄(ブドウ)を発酵させて造られるアルコール飲料のこと”。【雲呑(饂飩)】読み方:ワンタン雲呑は”小麦粉を捏(こ)ねて薄くのばした皮に、豚の挽肉(ひきにく)や葱(ネギ)などを包んだ中華料理のこと”。茹でてスープに入れたり、油で揚げたりして食べられます。食べ物・飲み物の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています(読み方の表記も同様)。例 【甘酒(醴)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】漢字読み方備考欄甘酒(醴)あまざけ霰あられ小さいものを「霰」、大きいものを「御欠(おかき)」と呼ぶ酒精アルコール泡盛あわもり沖縄特産の蒸留酒餡子あんこ「漉し餡(こしあん)」と「粒餡(つぶあん)」がある杏仁豆腐あんにんどうふ芋堅干いもけんぴ外郎ういろう名古屋・山口・伊勢(いせ)などの名物烏龍茶うーろんちゃ饂飩うどん(ワンタン)「ワンタン」は”雲呑”と表記されることが多い雲丹ウニ生物として捉えると「海胆・海栗」、食品として捉えると「雲丹」と表記される御欠おかき小さいものを「霰(あられ)」、大きいものを「御欠」と呼ぶ御菜おかず雪花菜(御殻)おから大豆(ダイズ)が原料粔籹おこし御強おこわ御強は、「赤飯(せきはん)」の別名御節おせち正月・節句などに作る料理(一般的には正月)御田おでん御萩おはぎ春の彼岸で食べるのを「牡丹餅(ぼたもち)」、秋の彼岸で食べるのを「御萩」と呼ぶ混合酒カクテル卵糖(家主貞良・加須底羅)カステラ数の子(鯑)かずのこ「鰊(ニシン)」の卵巣が原料鰹節かつおぶし蟹玉かにたま蒲鉾かまぼこ粥かゆ唐墨(鱲子・鰡子)からすみ「鯔(ボラ)」の卵巣が原料。長崎県の名産浮石糖(泡糖)カルメラ浮石糖の別名は「カルメ焼き」咖喱カレー燗酒かんざけ干瓢(乾瓢)かんぴょう「夕顔(ユウガオ)」が原料雁擬(雁擬き)がんもどき棊子麺(碁子麺)きしめん名古屋(愛知県)の名産黄粉きなこ「大豆(ダイズ)」が原料沈菜キムチ餃子ぎょうざ切蒲英(切短穂)きりたんぽ秋田県の郷土料理金鍔きんつば「金鍔焼き(きんつばやき)」の略称金団きんとん月餅げっぺい中国の焼き菓子巻繊汁けんちんじる珈琲コーヒー海鼠腸このわた「海鼠(ナマコ)」の腸や内臓が原料米粉こめこ(ビーフン)「こめこ」と「ビーフン」で意味が異なる蒟蒻(菎蒻)こんにゃく昆布こんぶ金平糖こんぺいとう搾菜ザーサイ白湯(素湯)さゆ炸醤麺ジャージャーメン三鞭酒シャンパン「ドン・ペリニヨン」(略してドンペリ)が有名焼売しゅうまい紹興酒しょうこうしゅ小籠包しょうろんぽう塩汁鍋しょっつるなべ秋田県の郷土料理汁粉しるこ漉し餡を用いたものを「汁粉」、粒餡を用いたものを「善哉(ぜんざい)」と呼ぶ洋酒ジン成吉思汗ジンギスカン北海道の郷土料理真薯(糝薯・真蒸・真丈)しんじょ水団すいとん鋤焼すきやき寿司(鮨・鮓)すし酢飯を「シャリ」、酢飯に乗せる食材を「ネタ」と呼ぶ鯣(鰑・寿留女)するめ鯣の別名は「あたりめ」豆打ずんだ「枝豆(えだまめ)」が原料車厘ゼリー善哉ぜんざい漉し餡を用いたものを「汁粉(しるこ)」、粒餡を用いたものを「善哉」と呼ぶ煎茶せんちゃ煎餅せんべい素麺(索麺)そうめん基本的には細いものから「素麺<冷麦(ひやむぎ)<饂飩(うどん)」と区別される曹達ソーダ曹達は、「ソーダ水(すい)」の略称蕎麦そば素朧そぼろ沢庵たくあん「大根(ダイコン)」が原料。「沢庵漬け(たくあんづけ)」の略称鱈子たらこ「介党鱈(スケトウダラ)」の卵巣が原料。介党鱈の別名は「介宗鱈(スケソウダラ)」担々麺(担担麺)タンタンメン湯麺タンメン乾酪チーズ筑前煮ちくぜんに竹輪ちくわ粽ちまき叉焼(焼豚)チャーシュー炒飯チャーハン猪口齢糖(査古律・貯古齢糖)チョコレート縮緬雑魚ちりめんじゃこ青椒肉絲チンジャオロース佃煮つくだに捏ねつくねあらかじめ成形しているものを「捏ね」、あらかじて成形していないものを「摘入(つみれ)」と呼ぶ摘入(抓入)つみれあらかじめ成形しているものを「捏ね(つくね)」、あらかじて成形していないものを「摘入」と呼ぶ天津飯てんしんはん碾茶てんちゃ碾茶を臼(うす)で挽いたものを「抹茶(まっちゃ)」と呼ぶ天麩羅(天婦羅)てんぷら甜面醤テンメンジャン小麦粉が原料豆板醤トウバンジャン「空豆(ソラマメ)」と「唐辛子(トウガラシ)」が原料心太(瓊脂・心天)ところてん「天草(テングサ)」などの紅藻類が原料屠蘇とそ濁酒(濁醪)どぶろく濁酒の別名は「醪酒(もろみざけ)」薯蕷とろろ薯蕷は、「とろろ芋(いも)」の略称膾(鱠)なます鳴門なると鳴門は、「鳴門巻き(なるとまき)」の略称煮凝りにこごり煮麺にゅうめん濃餅汁(能平汁)のっぺいじる新潟県の郷土料理として有名ですが、実は全国各地に伝わる郷土料理牛酪バター春雨はるさめ「緑豆(リョクトウ)」などのデンプンが原料麺麭(麭包)パン棒棒鶏(棒々鶏)バンバンジー半片(半平)はんぺん皮蛋ピータン「家鴨(アヒル)」の卵が原料麦酒ビール鹿尾菜(羊栖菜)ひじき乾蒸餅ビスケット櫃まぶし(櫃塗し)ひつまぶし名古屋(愛知県)の郷土料理冷麦(冷や麦)ひやむぎ基本的には細いものから「素麺(そうめん)<冷麦<饂飩(うどん)」と区別される冷奴(冷や奴)ひややっこ鰭酒ひれざけ麩(麸)ふ小麦粉から取り出したグルテン(植物性のタンパク質の一種)が原料鱶鰭(魚翅)フカヒレ「鮫(サメ)」の鰭が原料北京ダック(北京烤鴨)ペキンダック回鍋肉ホイコーロー焙茶ほうじちゃ餺飥ほうとう山梨県の郷土料理牡丹餅ぼたもち春の彼岸で食べるのを「牡丹餅」、秋の彼岸で食べるのを「御萩(おはぎ)」と呼ぶ人造牛酪マーガリン麻婆豆腐マーボードウフ真珠麿マシュマロ神酒みき麺麻(麺媽)メンマ「筍(タケノコ)」が原料最中もなか醪(諸味)もろみ飲茶ヤムチャ油淋鶏ユーリンチー湯葉(湯波・豆腐皮・油皮)ゆば京都・日光(栃木県)の名産。京都では「湯葉」、日光では「湯波」と表記される柚餅子ゆべし羊羹ようかん拉麺(老麺)ラーメン辣油ラーゆ老酒ラオチュウ羅火腿ラフテー沖縄県の郷土料理糖酒ラム小酒リキュール葡萄酒ワイン雲呑(饂飩)ワンタン饂飩は「うどん」と読むことが多い項目1項目2項目3)★ 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  • 【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!
    このページでは道具・身近なモノの難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(道具・身近なモノの難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓道具・身近なモノの難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓道具・身近なモノの難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●道具・身近なモノの難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ道具・身近なモノの難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【行灯(行燈)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数ある場合は、一般的に読まれることが多い読み方を優先し、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記しています。例 【風車】 読み方:かざぐるま、ふうしゃ (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)↓ア行~【痣】読み方:あざ痣は”(色素の増加や内出血などによって)皮膚の一部にできる赤・紫・青色などの変色箇所のこと”の意味。【足枷】読み方:あしかせ足枷は”罪人の足にはめて歩行の自由を奪う刑具のこと/(転じて)生活や行動の自由を妨(さまた)げるもの”の意味。後者の意味は例えば、「家族が行動の足枷になっている」や「彼の人生の足枷になってしまうことを恐れた」のように用いられます。【畦道】読み方:あぜみち※上は畦道の写真※上は農道の写真畦道は”田と田の間の細い道のこと”の意味。農道とは「農業用道路」を略したもので、”農作業のために設けられた道のこと”です。農道も田と田の間に作られていることが多く、畦道と少し似ていますが、畦道と間違えないように注意が必要です。【鐙】読み方:あぶみ鐙は”馬具のひとつで、鞍(くら)の両脇(りょうわき)に垂らして、乗り手が足をのせるもの”の意味。【行灯(行燈)】読み方:あんどん※上は行灯(あんどん)の写真行灯(行燈)は”木や竹などの枠に紙を貼り、その中に油皿を置いて火をともす照明具のこと”の意味。現在では中に火をともすのではなく、電球を入れたりすることも多いです。※上は提灯(ちょうちん)の写真もともと持ち運ぶためのものであったため、「行灯」という字が当てられていました。ですがその後に持ち運びやすいように進化した「提灯(ちょうちん)」ができたので、行灯は”据置(すえおき)用”、提灯は”携行(けいこう)用”として使用されるようになりました。【庵(廬)】読み方:いおり庵(廬)は”草木などを材料として作った粗末な家・小屋のこと”の意味。【筏】読み方:いかだ筏は”木材・竹などを並べてつなぎ合わせ、水に浮かべるもの”の意味。木材の運搬や舟(ふね)の代わりに用いられます。(舟というのは、手で漕ぐ小型のものを指します)【鋳型】読み方:いがた鋳型は”鋳物(いもの)を作るために、溶かした金属を流し込む型のこと”の意味。鋳物というのは、”溶かした金属を鋳型に流し込んで製造された器物のこと”です。【錨(碇)】読み方:いかり錨(碇)は”船を一定の場所に留めておくために、綱(つな)や鎖をつけて海底に沈めるおもり。アンカーのこと”の意味。【生け簀(生簀)】読み方:いけす生け簀(生簀)は”魚介類を生きたままにしておくための水槽や施設のこと”の意味。漁獲(ぎょかく)した魚介類を料理・販売などに使用するまでの間、一時的に飼育するための水槽・施設などのことを指します。【衣桁】読み方:いこう衣桁は”室内で衣類などを掛けておく道具のこと”の意味。木を鳥居のような形に組んで台の上に立てたもので、衝立(ついたて)式のものと、2枚に折れる屏風(びょうぶ)式のものがあります。【漁火】読み方:いさりび漁火は”夜に魚を誘うために漁船で焚(た)く火のこと”の意味。【椅子】読み方:いす椅子は”腰を掛ける道具のこと/官職・役職などの地位のこと”の意味。後者の意味は例えば、「彼は幹部の椅子を狙っている」や「社長の椅子には興味がない」のように用いられます。【疣】読み方:いぼ疣は”皮膚上に盛り上がってできる小さなできもののこと/物の表面にある小さな突起のこと”の意味。前者の疣はヒトパピローマウイルスが皮膚表面の傷から感染して生じるもので、人から人への直接接触だけでなく、プール・ジムなどの間接接触でも感染します。【鋳物】読み方:いもの鋳物は”溶かした金属を鋳型(いがた)に流し込んで製造された器物のこと”の意味。鋳型というのは、”鋳物を作るために、溶かした金属を流し込む型のこと”の意味。【甍】読み方:いらか※上は前者の意味の甍甍は”屋根の背。屋根の頂上の部分のこと/屋根瓦(やねがわら)。また、瓦葺(かわらぶ)きの屋根のこと”の意味。【刺青】読み方:いれずみ(しせい)「いれずみ」は、一般的には「入れ墨」と表記されることが多いです。刺青は”皮膚に針や小刀などで傷をつけて墨などを入れ、文字・絵・模様などを描くこと。また、その彫り物のこと”の意味。刺青は「入れ墨」や「タトゥー」と呼ばれることもありますが、刺青・入れ墨・タトゥーはどれも指している意味は同じです。タトゥー(Tattoo)は、刺青(または入れ墨)を英語表記したものになります。【囲炉裏】読み方:いろり囲炉裏は”室内の床の一部を四角に切り抜いて、火をたくようにした場所のこと”の意味。囲炉裏は、主に暖房・煮炊きに用いられます。【岩室】読み方:いわむろ岩室は”岩壁(がんぺき)に自然にできた洞窟(どうくつ)のこと/岩に横穴を掘って住居にしたもの”の意味。【臼】読み方:うす※上は挽き臼(ひきうす)の写真※上は搗き臼(つきうす)と杵(きね)の写真臼は”穀物や豆類などを粉にしたり、餅(もち)をついたりする道具のこと”の意味。臼には「挽き臼(ひきうす)」と「搗き臼(つきうす)」があり、挽き臼で穀物や豆類などを粉にし、搗き臼(と杵)で餅をついたりします。【団扇】読み方:うちわ団扇は”あおいで風を起こす道具のこと”の意味。【畝(畦)】読み方:うね”畦”は「うね」と読むこともできますが、一般的に”畦”は「あぜ」と読まれることがほとんどです。畝は”作物を植えつけたり種を蒔(ま)いたりするために、一定の幅で土を盛り上げたところのこと”の意味。【産衣】読み方:うぶぎ産衣は”生まれたばかりの赤子に着せる衣服のこと”の意味。【産毛】読み方:うぶげ産毛は”生まれた時にすでに生えている細く柔らかい毛のこと。また、そのような細く柔らかい毛のこと”の意味。【雲母】読み方:うんも(きらら)雲母は”単斜晶系、六角板状の結晶をしているケイ酸塩の鉱物のこと”の意味。「きらら」は、「うんも」の別名。雲母は薄く剥(は)がれやすく、光沢があり、耐火性が強く、熱・電気の絶縁に利用されます。雲母の種類には、白雲母(しろうんも)・黒雲母(くろうんも)などの種類が存在します。【烏帽子】読み方:えぼし烏帽子は”昔、成人した男子がつけた被り物のひとつ”の意味。いま現在では、烏帽子は儀式などにおける被り物として用いられることが多いです。烏帽子は布や紙で作られたものがあり、立(たて)烏帽子・風折(かざおり)烏帽子・侍(さむらい)烏帽子などの種類があります。【襟】読み方:えり襟は”衣服の、首の周りの部分。また、そこにつける縁取(ふちど)りの布のこと”の意味。【縁石】読み方:えんせき縁石は”歩道と車道、または歩道と私有地などの境界に置くコンクリート製のブロックのこと”の意味。【縁台】読み方:えんだい縁台は”庭や露地などに置く、木などで作られた細長い腰掛けのこと”の意味。【大鋸屑】読み方:おがくず大鋸屑は”鋸(のこぎり)で木材を切るときに出る木屑(きくず)のこと”の意味。【桶】読み方:おけ桶は”細長い板を縦に円筒形(えんとうけい)に並べて底をつけ、箍(たが)で締めた容器のこと”の意味。箍というのは、”桶・樽(たる)などの周りに巻いて、締めつけるための竹や金属製の輪のこと”です。【白粉】読み方:おしろい白粉は”顔などに塗り、色を白く見せるための化粧品のこと”の意味。ファンデーションなどの化粧品が一般的になる前は普及していましたが、いま現在では舞台俳優・芸者・舞妓が化粧に使用するぐらいです。白粉の種類には粉おしろい・水おしろい・練りおしろい・紙おしろいなどの種類が存在します。ちなみに昔の白粉には「鉛(なまり)」などの毒性の強い物質が含まれていて、それにより中毒にかかり、様々な病気になってしまい死に至ることも多かったです。(いま現在では無鉛の白粉が使用されています)【御虎子】読み方:おまる御虎子は”病人や小児(しょうに)が使用する、持ち運びのできる便器のこと”の意味。【重石】読み方:おもし重石は”物を押さえるのに用いる石のこと”の意味。【玩具】読み方:おもちゃ(がんぐ)玩具は”子供が持って遊ぶ道具のこと”の意味。【自鳴琴】読み方:オルゴール(じめいきん)自鳴琴は”短い楽曲を自動的に演奏する装置を小箱などに組み込んだもの”の意味。「じめいきん」は、「オルゴール」の別名。表面にトゲを付けた円筒や円盤がぜんまい仕掛けなどで回転し、順番にトゲが音階板に触れていき音を出す仕組みになります。【音叉】読み方:おんさ音叉は”音響測定、楽器の調律などに用いる道具のこと”の意味。音叉はU字型の鋼鉄棒に柄を付けた道具のことで、軽く打って一定の振動数の音を発生させ、音の実験や調律などに用いられます。↓カ行~【櫂】読み方:かい櫂は”手に持って水をかくことで生じる抵抗を利用して船を進める船具のこと”の意味。ちなみに櫂には「オール(oar)」と「パドル(paddle)」があり、これらの違いは”櫂が船体に固定されているかどうか”になります。オールは”器具などで船体に櫂が固定されたまま使用”し、パドルは”船体に櫂が固定されず漕(こ)ぎ手が支えながら使用”します。※上はボートでオール(固定されている)を使用している写真※上はカヌーでパドル(固定されていない)を使用している写真なのでボートではオール(固定されている)、カヌー・カヤックなどではパドル(固定されていない)を使用しているというわけです。(必ずしもボートだからオールというわけではなく、ボートによっては船体に固定されていないパドルを使用することもあります)【碍子】読み方:がいし碍子は”電線を絶縁し支持するために鉄塔や電柱などに取り付ける器具のこと”の意味。碍子は、陶磁器やプラスチックなどで作られています。【外套】読み方:がいとう外套は”防寒などのために衣服の上に着る上着のこと”の意味。【懐炉】読み方:かいろ懐炉は”懐(ふところ)や衣服の内側に入れて体を温める道具のこと”の意味。【案山子(鹿驚)】読み方:かかし案山子(鹿驚)は”田畑の作物を荒らす鳥獣を防ぐために立てる人形や似たような仕掛けのこと”の意味。人間が田畑で農作業していると鳥などが近寄らないことから、人間の形を模(も)した案山子を置くことにより、鳥獣除けとして用いられています。【篝】読み方:かがり篝は”篝火(かがりび)を焚(た)く鉄製の籠(かご)のこと”の意味。篝火というのは、”夜間の警護・照明、漁をするためなどに鉄製の籠の中で焚く火のこと”です。【垣根】読み方:かきね垣根は”家の周囲や庭などの囲いや仕切りのこと/他との間を隔(へだ)てるもの”の意味。垣根(前者の意味)は、一般的には植木(うえき)や竹で作ったものが多いです。「生垣(いけがき)」は”植木で仕切りを作ったもの”を指し、「竹垣(たけがき)」は”竹で仕切りを作ったもの”を指します。なので簡単に言うと、「生垣・竹垣・石垣など」は垣根の種類のひとつになります。後者の意味の垣根は例えば、「両者の垣根を取り払う」や「国の垣根を超えた友情だ」のように用いられます。【額縁】読み方:がくぶち額縁は”絵画などをはめて飾るための枠(わく)のこと”の意味。【画材】読み方:がざい画材は”絵になる材料。絵の題材のこと/絵を描くときに使う材料のこと”の意味。後者の意味は、絵の具・筆・キャンバスなどのことを指します。【風車】読み方:かざぐるま、ふうしゃ※上は風車(かざぐるま)の写真※上は風車(ふうしゃ)の写真「かざぐるま」と読むと”紙などで作られた羽根車に柄を付け、風を受けて回る玩具(おもちゃ)のこと”の意味。「ふうしゃ」と読むと”羽根車を風の力で回転させ、動力を得る装置のこと”の意味。【瘡蓋(痂)】読み方:かさぶた瘡蓋(痂)は”傷などの表面から出た分泌物が乾いて固まってできる皮のこと”の意味。傷ができると瘡蓋が形成されるのは、傷の中に細菌や汚れなどが入るのを防ぐためなので、痒(かゆ)くても瘡蓋を剝がすのは良くないです。瘡蓋は血液中の血小板(けっしょうばん)・赤血球、血液を固めるタンパク質であるフィブリンなどにより形成されています。【風見鶏】読み方:かざみどり風見鶏は”鶏(にわとり)をかたどった風見(かざみ)のこと”の意味。風見というのは”風の吹く方向を知る道具のこと”で、建物の屋根などに取り付けられます。【瓦斯】読み方:ガス瓦斯は”気体/燃料用の気体/毒ガス/海上や山に発生する濃霧/ガソリン/おなら”の意味。【鎹】読み方:かすがい鎹は”材木と材木とを繋ぎとめるために打ち込む、両端の曲がった大釘(おおくぎ)のこと”の意味。【絣(飛白)】読み方:かすり絣(飛白)は”所々かすったような模様を規則的に配した模様。また、その織物(おりもの)のこと”の意味。【帷子】読み方:かたびら帷子は”裏地を付けない衣服のこと”の意味。【滑車】読み方:かっしゃ滑車は”周りに溝(みぞ)のある車に綱(つな)をかけて回転させる装置のこと”の意味。滑車は”力の方向や大きさを変えるためのもの”で、複数の滑車を組み合わせることでより大きな効果が得られます。【合羽】読み方:かっぱ合羽は”雨のときに着る防水性の上着のこと”の意味。【割烹着】読み方:かっぽうぎ割烹着は”家事や料理をするときに着る上っ張り(うわっぱり)のこと”の意味。上っ張りというのは、”衣服の汚れを防ぐためなどに、上に羽織(はお)って着るもの”を指します。【鬘】読み方:かつら鬘は”(毛髪を補う目的で)頭髪のように作って、頭に被(かぶ)ったり付けたりするもの”の意味。【門松】読み方:かどまつ門松は”正月に、家の門口(かどぐち)に立てる飾りの松のこと”の意味。門口というのは”家や門の出入口のこと”で、門口に飾る松なので「門松(かどまつ)」と言い、竹を添える場合が多いです。門松は、年神(としがみ)を家に迎えるための依り代(よりしろ)であるとされています。【鼎】読み方:かなえ鼎は”古代中国で使われた、食物を煮るのに用いる(普通は3本脚の)金属製の器のこと”の意味。【曲尺(矩尺)】読み方:かねじゃく曲尺(矩尺)は”大工などが使う、直角に曲がった金属製のものさしのこと”の意味。【鞄】読み方:かばん鞄は”革・布などで作り、中に物を入れて持ち歩く用具のこと”の意味。【黴】読み方:かび※上は黴(白い毛のような部分)のついた苺の写真黴は”生物体・有機物の表面に生じる菌類またはその菌糸の集まりのこと”の意味。黴には有害なものと、発酵などに必要な有用なものがあります。(上の写真の苺に生えた黴は、有害なものなので食べないようにしましょう)例えば発酵に必要な有用なもので言えば、アオカビを用いて製造されるブルーチーズや、コウジカビを用いて製造される日本酒・醤油(しょうゆ)などが有名です。【画鋲】読み方:がびょう※上は画鋲と画鋲抜きの写真画鋲は”紙などを壁や板などに留めるための鋲(びょう)のこと”の意味。【蝦蟇口】読み方:がまぐち蝦蟇口は”(開いた口が蝦蟇(がま)の口に似ていることから)口金のついた小銭入れのこと”の意味。蝦蟇は”ヒキガエルの俗称のこと”で、口金(くちがね)は”器物の口につける金具のこと”を指します。【兜】読み方:かぶと兜は”頭部を守るための被(かぶ)り物のこと”の意味。【釜】読み方:かま釜は”飯を炊いたり湯を沸かしたりするのに用いる金属製の器のこと”の意味。円形で鍋よりも底が深く、普通は胴の周りに竈(かまど)にかけるための鍔(つば)があり、蓋(ふた)は木製です。釜の鍔を羽根に例えて「羽釜(はがま)」と呼ぶこともあります。【竈】読み方:かまど竈は”上に鍋・釜(かま)をかけて煮炊きするための設備のこと”の意味。【裃】読み方:かみしも裃は”江戸時代の武士の礼服で、肩衣(かたぎぬ)と袴(はかま)を同じ色に染めたもの”の意味。肩衣というのは、”上代、庶民(しょみん)の着た衣で、袖(そで)がなく肩と胴だけをおおう上着のこと”を指します。【剃刀】読み方:かみそり剃刀は”髪やひげを剃(そ)るのに使う、鋭利な刃物のこと”の意味。【蚊帳】読み方:かや蚊帳は”麻(あさ)・木綿(もめん)などで網状に作り、蚊を防ぐために吊って寝床を覆(おお)うもの”の意味。「蚊帳の外」という慣用句がありますが、これは蚊帳の外に居ることで、蚊帳の外にいる者だけが蚊に刺されてしまうことからきている言葉です。「蚊帳の外」は”無視され、不利な扱いを受けること”や、”事情を知らされず、内情が分からない立場に置かれること”の意味として用いられます。蚊帳の外は例えば、「自分だけ蚊帳の外で面白くない」や「彼を蚊帳の外に置いて話し合いが進む」のように用いられます。【唐獅子】読み方:からじし唐獅子は”獅子(しし)を美術的に装飾化したもの”の意味。獅子というのは、”ライオンのこと”を指します。【硝子】読み方:ガラス硝子は”石英・石灰石・炭酸ナトリウムなどを高温で溶かし、冷却して作った透明な物質のこと”の意味。硬くて表面が滑らかであることから、表面に付いた汚れなどを落としやすく、窓ガラスなど様々なところで利用されています。硝子の表面にわざと細かな凹凸を付けた「磨(す)りガラス」という種類もあり、磨りガラスは「曇りガラス」や「つや消しガラス」とも呼ばれています。【歌留多(骨牌)】読み方:かるた歌留多(骨牌)は”遊びや博打(ばくち)に使う、絵や文字の書かれた長方形の小さい厚紙の札。また、それを使った遊びのこと”の意味。【枯山水】読み方:かれさんすい枯山水は”水を用いずに、石や砂によって山水を表現する庭園様式のこと”の意味。【画廊】読み方:がろう画廊は”絵画などの美術品を陳列(ちんれつ)・展示する場所。ギャラリーのこと”の意味。【簪】読み方:かんざし簪は”女性の頭髪に挿(さ)す髪飾りのひとつ”の意味。【鉗子】読み方:かんし鉗子は”主に外科(げか)手術用の、器官・組織などを挟んだりするために用いられる、鋏(はさみ)形の金属器具のこと”の意味。【橇】読み方:かんじき、そり※上は橇(かんじき)の写真※上は橇(そり)の写真「かんじき」と読むと”雪の上などを歩くとき、深く踏み込んだり滑ったりしないように、靴(くつ)などの下につけるもの”の意味。橇(かんじき)を靴などに装着することで、接地面積を大きくし、体重が分散されることで雪の上などを歩いたときに足が沈みにくくなったりします。「そり」と読むと”雪や氷の上を滑らせて走る乗り物または運搬具のこと”の意味。【岩礁】読み方:がんしょう岩礁は”海で水中に隠れている大きな岩。また、水面上にわずかに出ている岩のこと”の意味。【鉋】読み方:かんな鉋は”材木の表面を削ってなめらかにする大工道具のこと”の意味。【閂】読み方:かんぬき閂は”門の扉が開かないようにするための横木のこと”の意味。門扉(もんぴ)の左右にある金具に差し通して用いられます。【甲板】読み方:かんぱん甲板は”船の上部の、木や鉄板などを張り詰めた広く平らな床。船のデッキのこと”の意味。【甘味処】読み方:かんみどころ(あまみどころ)甘味処は”餡蜜(あんみつ)やお汁粉(おしるこ)など、甘い味の菓子を提供する飲食店のこと”の意味。【生糸】読み方:きいと※上は蚕の繭の写真生糸は”蚕(かいこ)の繭(まゆ)から取った、まだ精練していない糸のこと”の意味。【煙管】読み方:きせる(えんかん)※上は煙管(きせる)の写真「きせる」と読むと”刻みタバコを吸う道具のこと”の意味。「えんかん」と読むと”煙を通すための管のこと/きせるの別名のこと”の意味。【牛車】読み方:ぎっしゃ牛車は”主に平安時代に、牛にひかせた、貴人(きじん)を乗せるための屋形車(やかたぐるま)のこと”の意味。貴人というのは、”地位・身分の高い人のこと”です。【衣笠(絹傘)】読み方:きぬがさ衣笠(絹傘)は”絹を張った柄(え)の長い傘のこと/仏像などの頭上に吊るす絹張りの傘のこと”の意味。【杵】読み方:きね杵は”臼(うす)に入れた穀物などをつくための木製の道具のこと”の意味。【脚立】読み方:きゃたつ脚立は”2つの短い梯子(はしご)の上端を蝶番(ちょうつがい)などで繋いで板を取り付けた、八の字形に開いて用いる踏み台のこと”の意味。【脚絆】読み方:きゃはん脚絆は”旅や作業をするとき、動きやすくするために脛(すね)に巻く布のこと”の意味。【急須】読み方:きゅうす急須は”茶葉(ちゃば)を入れ、湯をさして茶を煎(せん)じ出すのに用いる、注ぎ口と取っ手のある小さな土瓶(どびん)のこと”の意味。【経木】読み方:きょうぎ経木は”杉・檜(ひのき)などの木材を紙のように薄く削ったもの”の意味。お菓子・料理の包装、たこ焼きなどで、お皿の代わりに用いられることが多いです。【香車】読み方:きょうしゃ香車は”将棋の駒(こま)のひとつ”の意味。香車は前方へだけ進むことができ、後ろへ下がることはできませんが、成(な)ると金将と同じ動き方をすることができます。【錐】読み方:きり錐は”板などに小さな穴をあけるための先の尖(とが)った工具のこと”の意味。【巾着】読み方:きんちゃく巾着は”布や革(かわ)などで作った、口をひもで締める小さな袋のこと”の意味。【楔】読み方:くさび楔は”堅い木材または金属で、一端が厚く、もう一方の端にいくにつれて薄くなるように作ったもの”の意味。楔は薄くなっている方を対象物に当てたり、隙間(すきま)などに差し込み、そのまま厚い端の方をハンマーで打ち込み使用します。木材・石材を割るとき、重いものを押し上げたり、差し込んだ材が抜け落ちるのを防ぐためなどに用いられます。【櫛】読み方:くし櫛は”髪の毛を梳(す)いたり、髪に挿(さ)して飾りに使ったりする道具のこと”の意味。【薬玉】読み方:くすだま薬玉は”式典・祝い事などで用いられる、割ると紙吹雪などが出る飾り物の玉のこと”の意味。【嘴(喙・觜)】読み方:くちばし嘴(喙・觜)は”鳥類の口の部分に突き出ている、上下の顎(あご)の骨の表面が角質化したもの”の意味。【靴】読み方:くつ靴は”足を覆うように作った履物の総称のこと”の意味。【沓石】読み方:くついし沓石は”礎石などの上にあって、柱などの下に据(す)える石のこと”の意味。【轡】読み方:くつわ轡は”手綱(たづな)をつけるために、馬の口にかませる金具のこと”の意味。【鞍】読み方:くら鞍は”牛・馬の背に置き、人や荷物を乗せやすくなるようにする木製または革製の道具のこと”の意味。【曲輪(郭・廓)】読み方:くるわ曲輪(郭・廓)は”城・砦(とりで)などの周囲に築いた囲いのこと。また、その囲いの内側の地域のこと”の意味。【鍬】読み方:くわ鍬は”薄い鉄の板に柄(え)をつけた農具のこと”の意味。土を掘り起こしたり、均(なら)したりします。【懸魚】読み方:げぎょ懸魚は”屋根の破風(はふ)の中央および左右に下げて、棟木(むなぎ)や桁(けた)の先端を隠す装飾板のこと”の意味。【袈裟】読み方:けさ袈裟は”僧侶が、衣の上に左肩から右脇(わき)下にかけて身に着ける長方形の布のこと”の意味。【下駄】読み方:げた下駄は”木の板の下面をくり抜いて歯をつけ、鼻緒(はなお)をすげた履物(はきもの)のこと”の意味。鼻緒というのは、”下駄・草履(ぞうり)などの、足の指で挟む部分。また、履物の緒(お)の全体のこと”を指します。【玄翁(玄能)】読み方:げんのう玄翁(玄能)は”頭の両端に尖(とが)った部分のない金槌(かなづち)のこと”の意味。石を割ったり、鑿(のみ)の頭を叩いたりするのに用いられます。【碁石】読み方:ごいし碁石は”囲碁に用いる円形の小さい石のこと”の意味。碁石は白色と黒色の2種類があり、正式には白石が180個、黒石が181個あります。黒石の方が白石よりも1個多いのは、黒石を打つ側が先手となるからで、碁盤の升目(ますめ)は全部で(19×19=)361あるため、黒石が白石よりも1個だけ多くなっています。【鯉幟】読み方:こいのぼり鯉幟は”布または紙で作った、鯉(こい)の形の幟(のぼり)のこと”の意味。幟というのは”細長い布の端に小さな輪をつけ、竿(さお)に通して立てるもの”で、鯉幟は端午(たんご)の節句に男児の誕生と成長を祝って立てられます。【格子】読み方:こうし格子は”細い木や竹などを、碁盤(ごばん)の目のように組み合わせて作った建具(たてぐ)のこと”の意味。格子は、主に戸や窓などに用いられます。【香典】読み方:こうでん香典は”死者の霊前に香の代わりとして供(そな)える金銭のこと”の意味。【格天井】読み方:ごうてんじょう格天井は”木を格子(こうし)のように組んで、それに板を張った天井のこと”の意味。【行李】読み方:こうり行李は”竹・柳(やなぎ)などを編んで作った、衣類などの収納や運搬に用いる箱形の入れ物のこと”の意味。【炬燵(火燵)】読み方:こたつ炬燵(火燵)は”木で組んだ枠の中に熱源を入れ、布団(ふとん)をかけて暖をとる器具のこと”の意味。【小鼓】読み方:こつづみ小鼓は”小さな鼓(つづみ)のこと”の意味。鼓というのは、”木製で中央部のくびれている胴の両端に革(かわ)を張った楽器のこと”を言います。小鼓は左手で調(しらべ)と呼ばれる紐(ひも)を持ち右肩にのせ、右手で革が張られている部分を叩いて音を出します。【小包】読み方:こづつみ小包は”小さな包みのこと”の意味。【鏝】読み方:こて鏝は”壁土(かべつち)・漆喰(しっくい)・セメントなどを塗るときに使う、鉄の平たい板に柄(え)をつけた道具のこと”の意味。【籠手(小手・篭手)】読み方:こて※上は剣道の防具の写真籠手(小手・篭手)は”剣道で、手先・腕先を覆(おお)う防具。また、その部分を打つわざのこと/鎧の付属具で、肩先から腕を覆うもの/弓を射るとき、左の肘(ひじ)を保護するために掛ける革製の覆いのこと”の意味。【瘤】読み方:こぶ瘤は”病気や打撲(だぼく)のために、皮膚の一部が盛り上がったもの/ものの表面に盛り上がったもの”の意味。【独楽】読み方:こま独楽は”木や金属などでできた、厚みのある円形の胴の中心に心棒を通した玩具(おもちゃ)のこと”の意味。独楽は心棒の部分を指でつまんで回したり、ひもで巻いて回して遊ぶ玩具です。【塵箱(芥箱)】読み方:ごみばこ塵箱(芥箱)は”ごみを入れるための箱のこと”の意味。【紙縒り(紙縒)】読み方:こより紙縒り(紙縒)は”細く切った紙をひねって紐(ひも)状にしたもの”の意味。【混凝土】読み方:コンクリート※上は混凝土(固まったもの)の写真混凝土は”セメントに砂・砂利などの骨材と水を適当な割合で混ぜ、こねたもの。また、それを固めたもの”の意味。一般的には固まったものを「混凝土(コンクリート)」、固まっていないものは「生(なま)コン」(生コンクリート)と呼ぶことが多いです。混凝土は建築土木工事の材料として多く利用され、セメントを水で溶かして混ぜたものを「セメントペースト」、細骨材の砂を練り混ぜたものを「モルタル」と呼んでいます。※上はモルタルの写真セメントは”石灰石・粘土などを焼いて粉砕した灰白色の粉状のもの”で、モルタルや混凝土を作るためのつなぎの役割を持っています。モルタルは「セメント + 砂 + 水」を混ぜ合わせたもので、混凝土は「セメント + 砂 + 砂利 + 水」を混ぜ合わせて作ったものを言います。モルタルと混凝土の違いは、セメントと混ぜるものの中に「砂利」があるかどうかで、砂利が入ることでモルタルよりも強度がかなり上がります。なので混凝土とモルタルの使われる箇所は異なり、混凝土は構造物の基礎部分に、モルタルは混凝土表面の凸凹を均(なら)すために上から塗って使われます。↓サ行~【賽子(骰子)】読み方:サイコロ賽子(骰子)は”双六(すごろく)・博打(ばくち)などで用いられ、小さい立方体の各面に1から6までの目を記したもの”の意味。ちなみに賽子の目の数は、必ず反対側の面に記されている目と合わせて「7」になるように記されています。なので1の目の反対側の面には6の目が記されていて、3の目の反対側の面には4の目が記されています。【菜箸】読み方:さいばし菜箸は”料理を作るときや盛りつけるときに用いる箸(はし)のこと”の意味。【財布】読み方:さいふ財布は”金銭を入れて持ち歩く袋のこと”の意味。【酒蔵】読み方:さかぐら「しゅぞう」というのは、「酒造(しゅぞう)」と表記されるため注意が必要です。酒蔵は”酒を醸造(じょうぞう)、また貯蔵しておくための蔵のこと”の意味。【盃(杯)】読み方:さかずき盃(杯)は”酒を飲むのに使う小さな器のこと”の意味。【酒樽】読み方:さかだる酒樽は”酒を入れておくための樽(たる)のこと”の意味。【匙】読み方:さじ匙は”液体・粉末などを掬(すく)い取る道具のこと”の意味。「匙を投げる」という慣用句がありますが、これは医者が薬を調合するための匙を投げ出す意から、”医者が治療の方法がないと診断すること/物事に救済や解決の見込みがないとして、手を引くこと”の意味で用いられます。例えば「医者に回復の見込みがないと匙を投げられたが、まだ諦めるつもりはない」や「彼に勉強するように何度も言っていたが、ついには匙を投げてしまった」のように用いられます。前者の例文は”医者が治療の方法がないと診断すること”、後者の例文は”物事に救済や解決の見込みがないとして、手を引くこと”の意味で使用しています。【桟敷】読み方:さじき桟敷は”祭りなどを見るため、地面よりも高く作った見物席のこと”の意味。【刺子】読み方:さしこ刺子は”綿布を重ね合わせ、一面に細かく刺し縫(ぬ)いをすること。また、そのようにして縫われたもの”の意味。刺子は非常に丈夫で、柔道着・剣道着・消防服などに用いられています。【砂州(砂洲)】読み方:さす砂州(砂洲)は”沿岸流によって運ばれた砂礫(されき)が、湾口(わんこう)の一方の端から対岸まで細長く堆積(たいせき)してできた地形のこと”の意味。砂礫というのは”砂と小石のこと”で、”砂州によって隔(へだ)たれた水域のこと”を「潟湖(せきこ)」または「ラグーン」と呼びます。【刺股】読み方:さすまた刺股は”長い棒の先に二股(ふたまた)に分かれた鉄製の頭部をつけたもの”の意味。相手の動きを封じたり、捕らえたりするために用いられます。※上は消防署の地図記号ちなみに刺股は消防署の地図記号にもなっていて、これは江戸時代に火事が起きたときに刺股で家を壊していき、火が燃え移るのを防いでいたことからきています。【早苗】読み方:さなえ早苗は”稲の若い苗(なえ)のこと”の意味。早苗は”苗代(なわしろ)から田んぼへ移し植える頃の若い苗のこと”を指し、苗代というのは”田植えができる大きさまで苗を育てるための場所”になります。【錆】読み方:さび錆は”金属の表面が空気や水に触れて生じた酸化物のこと/悪い結果のこと”の意味。後者の意味は「身から出た錆」ということわざによく使われ、これは”自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむこと”の意味になります。例えば「日頃の彼の態度が原因なのだから、身から出た錆だろう」や「身から出た錆とはいえ、彼女を少しかわいそうに感じる」のように用いられます。【座布団】読み方:ざぶとん座布団は”座るとき下に敷く布団(ふとん)のこと”の意味。【作務衣】読み方:さむえ作務衣は”寺院の僧侶が作務(さむ)と呼ばれる日常の労務(薪割り、掃除など)を行うときに着る衣のこと”の意味。作務(さむ)のときに着る衣(ころも)なので、「作務衣(さむえ)」と言います。ただし、いま現在では作務衣は特に僧侶だけが着ている服というわけではなく、居酒屋・焼き鳥屋などでも店員さんが着ているのをよく見かけます。ですので単純に作業着として使用されている場合も多いです。【鞘】読み方:さや鞘は”刀剣の刀身(とうしん)の部分や、筆の先などを納めておく筒(つつ)のこと”の意味。【笊】読み方:ざる笊は”細く割った竹などで編んだ器のこと/漏れや抜けが多いさま/非常に酒に強い人のこと”の意味。水を注いでも笊(器)の編み目から水が漏れてしまうことから、転じて”漏れや抜けが多いさま”と”非常に酒に強い人のこと”の意味となっています。後者は水と同様に酒をいくら笊(器)に注いでも編み目からそのまま出ていくため、いくら飲んでも酔わない(=酒に強い)というたとえからきています。”漏れや抜けが多いさま”は、例えば「あのチームの守備は笊だ」や「ここの警備は笊だから簡単に侵入できる」のように用いられます。【三叉路】読み方:さんさろ三叉路は”道が3つに分かれている所のこと”の意味。【三線】読み方:さんしん※上は三線の写真三線は”沖縄・奄美(あまみ)で用いられる弦楽器のこと”の意味。※上は三味線のイラスト三線は三味線(しゃみせん)に似ていますが、胴が丸くて全体的にやや小さく、胴の表裏に蛇(へび)の皮が張られています。胴の表裏に蛇の皮が張られていることから、「蛇皮線(じゃびせん)」とも呼ばれています。【桟橋】読み方:さんばし桟橋は”貨物の積み下ろし、船客の乗降のために水上に突き出した構造物のこと”の意味。【栞(枝折)】読み方:しおり栞(枝折)は”読みかけの書物の間に挟んで目印とするもの/簡単な手引書。案内書のこと”の意味。【枝折戸】読み方:しおりど枝折戸は”竹や折った枝などをそのまま使った簡単な開き戸のこと”の意味。片開きで、庭の出入り口などに設けられることが多いです。【敷居(閾)】読み方:しきい敷居(閾)は”門や出入口、また部屋のしきりに敷く横木のこと”の意味。部屋のしきりに敷く横木には、戸・障子(しょうじ)・襖(ふすま)などを開けたてするための溝(みぞ)があります。「敷居が高い」という慣用句がありますが、この慣用句の本来の意味は”不義理・面目のないことをして、その人の家に行きにくいこと”になります。簡単にいうと、”過去に相手に対して失礼をしてしまったことなどが原因で、その人に会いにくい(家に行きにくい)こと”を意味しています。現在では”高級すぎたり、上品すぎたりして、行きにくいこと”の意味で使われることも多く、本来の意味とは異なりますが、多くの人が誤った使い方をしていたことでそれが定着しつつあります。”高級すぎたり、上品すぎたりして、行きにくいこと”も正式な意味として認められつつありますが、あくまでも本来の意味ではなく元々は誤用だったということは覚えておきましょう。【鹿威し】読み方:ししおどし鹿威しは”支点で支えた竹筒の切り口に水を落とすと、溜まった水の重みで傾き、水が流れ出ると、その反動で跳ね返って他方の端が下の石などに当たって音を出す装置のこと”の意味。元は田畑を荒らす鳥獣を音で脅す仕掛けでしたが、現在では庭園などに音を楽しんだり風情(ふぜい)を演出するために設けられています。【雫(滴)】読み方:しずく雫(滴)は”滴(したた)り落ちる液体の粒のこと”の意味。【竹刀】読み方:しない竹刀は”剣道で用いられる、四つ割りの竹を束ね合わせて作った刀のこと”の意味。【鎬】読み方:しのぎ鎬は”刀剣で、刃(やいば)と峰(みね)との間の盛り上がっている部分。鎬筋(しのぎすじ)のこと”の意味。峰というのは、”刀身の刃の背のこと”を指します。「鎬を削る」(「凌ぎを削る」は誤り)という慣用句がありますが、これは日本刀同士が勢いよくぶつかると鎬の部分が削れることから、”激しく争う様子のこと”の意味で用いられます。例えば「覇権を狙って各国と鎬を削る」や「決勝は鎬を削る大接戦だった」のように用いられます。【芝生】読み方:しばふ芝生は”芝(しば)が一面に生えている所のこと”の意味。芝生は植物(イネ科の多年草)が用いられていますが、人工芝(じんこうしば)の場合は芝に似た形状を化合物で作っていて、プラスチック素材が多いです。【注連縄】読み方:しめなわ注連縄は”神聖な場所に不浄なものの侵入を防ぐために張る縄のこと”の意味。※上は注連飾りの写真正月には玄関先などに注連縄が飾られますが、この注連縄のことを「注連飾り(しめかざり)」と言います。【赤銅】読み方:しゃくどう赤銅は”銅に、少量の金・銀を加えた赤黒い色の合金のこと”の意味。赤銅は、仏像・装飾など工芸品などによく用いられます。【車窓】読み方:しゃそう車窓は”列車・電車・自動車などの窓のこと”の意味。【鯱(鯱鉾)】読み方:しゃちほこ※上は「しゃちほこ」(後者の意味)の写真鯱(鯱鉾)は”頭が虎のようで、背にとげのある想像上の海獣のこと/想像上の海獣をかたどった魔除(まよ)けの飾り物のこと”の意味。後者の意味は、城などの屋根の大棟(おおむね)の両端につけ、木・石・金属・瓦(かわら)などで作られます。※上は鯱(しゃち)の写真鯱は「しゃちほこ」の他に「しゃち」と読むことができ、「しゃち」と読むと”マイルカ科の哺乳類のこと”の意味になります。【三味線】読み方:しゃみせん三味線は”日本の弦楽器のこと”の意味。犬や猫の皮を張った胴の部分に棹(さお)を付けて、張っている弦(げん)を「撥(ばち)」という道具を用いて演奏します。【杓文字】読み方:しゃもじ杓文字は”ご飯を盛るための道具のこと”の意味。【砂利】読み方:じゃり砂利は”小石。また、小石に砂の混じったもの”の意味。【絨毯】読み方:じゅうたん絨毯は”床の敷物にする厚い毛織物のこと”の意味。【十二単】読み方:じゅうにひとえ十二単は”平安時代などの女官の正装に対する後世での俗称のこと”の意味。十二単と呼ばれているのは、中着を12枚も重ねて着ていたことに由来しています。【数珠】読み方:じゅず数珠は”仏を拝むときや念仏の回数を数えるときに手にかける、小さな珠(たま)に糸を通して輪にしたもの”の意味。【襦袢】読み方:じゅばん襦袢は”和服用の肌着(はだぎ)のこと”の意味。【背負子】読み方:しょいこ背負子は”荷物をくくりつけて背に負う、木製の長方形の枠(わく)のこと”の意味。【定規】読み方:じょうぎ定規は”物を裁断したり、線を引いたりするのにあてがう器具のこと/物事を判断するもとになる目安のこと”の意味。後者の意味は例えば、「自分の定規で他人を測るな」や「どうしてお前は杓子定規にしか物事を考えられないんだ」のように用いられます。「杓子定規(しゃくしじょうぎ)」というのは四字熟語で、これは曲がっている杓子の柄(え)を定規として使うことから、”何事にも同じ基準で決めようとする、応用や融通(ゆうずう)の利かないやり方や態度。また、そのさま”の意味で用いられます。杓子というのは”ご飯を盛ったり、汁を掬(すく)うための道具のこと”で、現在の杓子の柄はまっすぐなものが多いですが、昔の杓子の柄は曲がっているものが多かったです。【漏斗】読み方:じょうご(ろうと)漏斗は”液体を口の小さな容器に注ぎ入れるときに用いる道具のこと”の意味。上が円形で広く、下がすぼまった形をしていて、すぼまった形の部分を容器の口部分に挿して、上の円形部分から液体を注ぎ込みます。漏斗を「じょうご」「ろうと」と読んでも意味的には同じですが、理科の実験で使われるときは「ろうと」、それ以外で使われるときは「じょうご」と読むことが多いです。【障子】読み方:しょうじ障子は”仕切りなどに用いる建具(たてぐ)のひとつ”の意味。格子(こうし)に組んだ木の枠の片面に、薄い白紙を貼ったものを指します。【装束】読み方:しょうぞく装束は”衣服・着物。特に儀式に用いる礼服・式服などのこと”の意味。【如雨露】読み方:じょうろ如雨露は”草木に水をかけるのに使う道具のこと”の意味。【燭台】読み方:しょくだい燭台は”蝋燭(ろうそく)を立てて火を灯(とも)すための台のこと”の意味。【寝具】読み方:しんぐ寝具は”寝るときに使用する用具のこと”の意味。主に「枕(まくら)・布団・寝巻き」などが挙げられます。【真珠】読み方:しんじゅ真珠は”貝類の殻の中にできる光沢のある玉のこと”の意味。真珠は炭酸カルシウムが主成分となっており、貝の体内に侵入した砂粒などの異物を外套膜(がいとうまく)から分泌された真珠質が包んで真珠が形成されます。特にアコヤガイを使って人工的に作る養殖法が有名で、真珠は宝石として珍重されています。【真鍮】読み方:しんちゅう真鍮は”亜鉛と銅を混ぜて作られる合金のこと”の意味。見た目は黄色で、別名で「黄銅(おうどう)」と呼ばれ、五円玉の原料として知られています。真鍮は”亜鉛35%+銅65%”の配分が一般的で、電気や熱が伝導しやすく、曲げる・伸ばす・削るなどの加工が比較的容易です。【水筒】読み方:すいとう水筒は”飲料水などを入れて持ち歩くことができるようにした筒型(つつがた)の容器のこと”の意味。【鋤】読み方:すき鋤は”手に持って土を掘り起こす農具のこと”の意味。【頭巾】読み方:ずきん頭巾は”頭や顔を覆(おお)う、布製の被り物のこと”の意味。【双六】読み方:すごろく双六は”サイコロを振り、出た目の数で振り出しから駒を進めていき、あがりの早さを競う遊びのこと”の意味。【生絹】読み方:すずし(きぎぬ)生絹は”生糸(きいと)で織った絹織物(きぬおりもの)のこと”の意味。【硯】読み方:すずり硯は”石または瓦(かわら)で作られ、墨を水で磨(す)りおろすために用いる道具のこと”の意味。【裾】読み方:すそ裾は”衣服の下の縁(ふち)のこと”の意味。裾上げなど、一般的に裾はズボンの下の縁を指すことが多いですが、シャツなど上半身に着る衣服の下の縁のことも指しているため覚えておきましょう。【簾】読み方:すだれ※上は簾の写真簾は”細く削った竹や葦(あし)などを並べて糸で編んだもの”の意味。簾は、日除(ひよ)けや部屋の仕切りなどの目的で用いられます。※上は葦簀の写真簾と混同されがちなものに「葦簀(よしず)」というものがありますが、これらの違いは”上から垂らすもの”なのか”立て掛けるもの”なのかです。(葦簀は、日除けや目隠しなどの目的で用いられます)簾の場合は上から垂らして使い、葦簀は比較的大きなサイズで立て掛けて使用します。【磨硝子】読み方:すりガラス磨硝子は”金剛砂(こんごうしゃ)などで表面を磨(す)り、わざと細かな凹凸を付けて不透明にした硝子(がらす)のこと”の意味。磨硝子は、「曇りガラス」や「つや消しガラス」とも呼ばれています。金剛砂というのは”石榴石(ざくろいし)を粉末にしたもの”で、黒みを帯びた粒状をしていて、ダイヤモンドに次(つ)いで硬いとされ、研磨剤に用いられます。【擂粉木】読み方:すりこぎ擂粉木は”擂鉢(すりばち)で物をすりつぶすのに用いる棒のこと”の意味。【擂鉢】読み方:すりばち擂鉢は”味噌(みそ)や胡麻(ごま)などを入れて、擂粉木(すりこぎ)ですりつぶすのに用いる鉢のこと”の意味。【寸胴】読み方:ずんどう※上は寸胴鍋(ずんどうなべ)の写真寸胴は”上から下まで同じ太さであること。また、そのさま”の意味。【正鵠】読み方:せいこく正鵠は”弓の的(まと)の中心にある黒点のこと”の意味。【生石灰】読み方:せいせっかい「しょうせっかい」というのは、「消石灰(しょうせっかい)」と表記されるため注意が必要です。生石灰は”酸化カルシウムの俗称のこと”の意味。【歳暮】読み方:せいぼ歳暮は”1年の感謝を込めて年末におくる贈り物のこと”の意味。【井目】読み方:せいもく井目は”囲碁で、盤面に記された9つの黒点のこと”の意味。【蒸籠】読み方:せいろ(せいろう)蒸籠は”食べ物を蒸すための、底がすのこ状になっている木や竹製の道具のこと”の意味。「すのこ」は”角材の上に薄い板材を間をあけて並べて打ち付けたもの”で、蒸籠は上にある食べ物に、すのこの間から蒸気を通す仕組みになっています。なので沸騰したお湯の入った鍋などの上に蒸籠を置いて使用します。つまり蒸気を食べ物に通すことによって、加熱調理するための道具が蒸籠になります。【石鹸】読み方:せっけん石鹸は”垢(あか)や汚れを落とすために使う、水に溶けやすい洗剤の一種のこと”の意味。【雪駄】読み方:せった雪駄は”竹の皮の草履(ぞうり)の裏に牛革をはった履物(はきもの)のこと”の意味。【雪隠】読み方:せっちん雪隠は”便所のこと”の意味。雪竇(せっとう)という名の禅師が霊隠寺(れいいんじ)の便所掃除の役割をしていたことから、「雪隠」という漢字が当てられています。【雪庇】読み方:せっぴ雪庇は”雪が積もって庇(ひさし)のように突き出たもの”の意味。【千社札】読み方:せんじゃふだ千社札は”千社(せんじゃ)参りの人が参詣(さんけい)のしるしに、社殿の柱や天井などに貼り付ける紙の札のこと”の意味。千社というのは”多くの社(やしろ)のこと”を意味し、千社参りは”多くの神社やお寺にお参りすること”という意味になります。【扇子】読み方:せんす扇子は”折り畳み式の、あおいで風を起こし涼をとるための道具のこと”の意味。【発条】読み方:ぜんまい(ばね)「ぜんまい」と読むと”弾性(だんせい)に富む鋼などを薄く細長くして、渦巻状に巻いたもの”の意味。弾性というのは、”物体に外から力を加えると変形し、その力を取り除けば元の形に戻ろうとする性質のこと”です。この元に戻ろうとする性質を利用して、時計や玩具(おもちゃ)などの動力にしています。「ばね」と読むと”弾性に富む鋼などを薄く細長くして、渦巻状に巻いたもの/足腰の弾力性のこと/飛躍・発展などのきっかけのこと”の意味。”足腰の弾力性”は例えば「足の発条を鍛えるトレーニングをする」、”飛躍・発展などのきっかけ”は例えば「彼は失敗を発条(ばね)に成長した」のように用いられます。【雑巾】読み方:ぞうきん雑巾は”汚れを拭き取るための布のこと”の意味。【象牙】読み方:ぞうげ象牙は”象の牙のこと”の意味。象牙は適度な硬さをもつため、彫刻や工芸の材として重宝(ちょうほう)されています。【草履】読み方:ぞうり※上は草履の写真※上は下駄の鼻緒の写真草履は”鼻緒(はなお)がある底が平たい履物(はきもの)のこと”の意味。藁(わら)・竹皮(たけかわ)などで編んだものや、ビニール・ゴム製のものなどがあります。鼻緒というのは、”下駄(げた)・草履などの、足の指で挟む部分。また、履物の緒(お)の全体のこと”を指します。【粗品】読み方:そしな粗品は”他人に贈る物を遜(へりくだ)っていう語のこと/粗悪な品物のこと”の意味。遜るというのは、”相手に敬意を示すために、自分を低いところに置いた表現のこと”です。【袖】読み方:そで袖は”衣服の腕を覆(おお)う部分のこと”の意味。【算盤】読み方:そろばん算盤は”枠の中の珠(たま)を上下させて計算する道具のこと”の意味。↓タ行~【松明】読み方:たいまつ松明は”長い棒の先端に、松脂(まつやに)など燃えやすいものを浸した布切れを巻き付けたもの”の意味。長い棒の先端にある燃えやすいものが浸された布の部分に、火を点じることで松明は照明具として利用されます。【箍】読み方:たが箍は”桶(おけ)・樽(たる)などの周りに巻いて、締めつけるための竹や金属製の輪のこと”の意味。「箍が外れる」という慣用句がありますが、これは桶・樽などの周りを締めつけている輪(箍)を外すと構成している板がバラバラになることから、”緊張や束縛がとれて、締まりのない状態になること”の意味として用いられます。簡単にいうと、”自分の行動を抑制していたもの(緊張や束縛)がなくなることで、自分自身を制御できなくなったり羽目(はめ)を外してしまったりすること”です。例えば「彼は箍が外れたように愚痴を言い始めた」や「彼女は箍が外れたかのように突然号泣してしまった」のように用いられます。【鏨(鑽)】読み方:たがね鏨(鑽)は”金属で作られた鑿(のみ)のこと”の意味。鑿(のみ)は木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るために用いられ、鏨(たがね)は主に金属・石材を削ったり切ったりするために用いられます。鑿(のみ)は刃が鋭く、鏨(たがね)の先端は鑿(のみ)ほど鋭利ではなく、鈍(にぶ)く作られています。【凧】読み方:たこ凧は”竹などの骨組みに紙やビニールを張り、糸を付け、風を利用して空高く飛ばして遊ぶ玩具のこと”の意味。【胼胝(胝)】読み方:たこ胼胝(胝)は”皮膚の一部が繰り返し圧迫されることで、硬く厚くなったもの”の意味。【山車】読み方:だし山車は”祭りのときに、飾り物などをして引いたり担いだりする屋台(やたい)のこと”の意味。【襷】読み方:たすき※上は襷(前者の意味)の写真※上は襷(後者の意味)の写真襷は”和服の袖(そで)が邪魔にならないようにたくし上げるため、肩から脇(わき)の下へ通し、背中で交差させて結ぶひものこと/一方の肩から他方の腰のあたりに斜めにかける、輪にした細長い布のこと”の意味。【三和土】読み方:たたき三和土は”赤土・石灰・砂などを混ぜて突き固めた、台所や玄関などの土間(どま)。また、コンクリートで固めた土間のこと”の意味。三和土は主に3種類(赤土・石灰・砂)の材料を用いることから付けられた名称です。土間というのは、”家の中において床を張っていない部分のこと”を言います。【太刀】読み方:たち太刀は”日本刀のうち、刃渡りが60cm以上の刀のこと”の意味。「大刀(たち)」と表記されることもありますが、古墳時代から奈良時代までに見られる直刀を「大刀」、平安時代以降の反り刀を「太刀」と書き分けます。【鬣】読み方:たてがみ鬣は”首の背側に生えている長い毛のこと”の意味。【炭団】読み方:たどん炭団は”粉炭(こなずみ)に布海苔(ふのり)を加えて練り、丸くして乾燥した燃料のこと”の意味。粉炭というのは”木炭が砕けて細かくなったもの”で、布海苔というのは”フノリ科の紅藻の総称のこと”です。【煙草】読み方:たばこ煙草は”ナス科の1年草のこと/タバコ(植物)の葉を乾かして作った嗜好品(しこうひん)のこと”の意味。一般的に煙草というと喫煙などで知られる嗜好品のことを指しますが、他にも嗜好品の原材料となっている植物のことも煙草と呼びます。※煙草(植物)畑の写真煙草(植物)の葉には強い依存性を持つニコチンが含まれており、その葉を乾燥させて紙などで巻いたものがよく見る嗜好品の煙草になります。煙草(嗜好品)に依存してしまう人が多いのは、依存性の強いニコチンを含んだ葉を原材料としているからなんですね。【足袋】読み方:たび足袋は”足に履く、爪先(つまさき)が2つに分かれた袋状の履物(はきもの)のこと”の意味。足袋は下駄(げた)や草履(ぞうり)などを履くときに、鼻緒の部分を親指と他の4本の指で挟めるように2つに分かれています。【袂】読み方:たもと袂は”和服の袖(そで)の下方の、袋のように垂れた部分のこと”の意味。「袂を分かつ」という慣用句がありますが、これは”今まで一緒に行動していた人と別れること。絶交すること”の意味で用いられます。”共通の目標・目的を持っていた人が、価値観や意見が違ってきたことによって別れてしまう状況”で使用される言葉になります。例えば「いつからかお互いの価値観が異なり、彼とは袂を分かつことを決意した」や「彼らと袂を分かつ覚悟で正直に話した」のように用いられます。【盥】読み方:たらい盥は”湯水を入れて顔や手足を洗ったり、洗濯したりするときに用いられる丸く平たい容器のこと”の意味。【達磨】読み方:だるま達磨は”中国禅宗(ぜんしゅう)の開祖のこと/達磨(人物)の座禅姿をかたどった置物のこと”の意味。子供のときに「だるまさんがころんだ」で遊んだ人も多いと思いますが、この「だるまさん」というのが中国禅宗の開祖である達磨のことなんですね。【束子】読み方:たわし束子は”器物の汚れをこすって落とす用具のこと”の意味。【短冊】読み方:たんざく短冊は”字を書いたり、しるしとして物に貼る細長い紙のこと/和歌・俳句などを書き記すための細長い厚紙のこと”の意味。【楽車】読み方:だんじり楽車は”主に関西・西日本で、祭礼に引いて歩く屋台(やたい)のこと”の意味。楽車には太鼓をのせ、車輪を付けて引いたり、大勢で担いだりして練り歩きます。【箪笥】読み方:たんす箪笥は”衣服・小道具などを整理・保管するのに用いる家具の総称のこと”の意味。【卓袱台】読み方:ちゃぶだい卓袱台は”短い脚(あし)の付いた食事用の台のこと”の意味。【手水鉢】読み方:ちょうずばち手水鉢は”手を洗う水を入れておく鉢(はち)のこと”の意味。鉢というのは、”上部のあいた容器のこと”を指します。【提灯】読み方:ちょうちん※上は提灯(ちょうちん)の写真提灯は”細い割り竹を円形などにしたものを骨とし、紙や布を貼り、中に蝋燭(ろうそく)を灯せるようにした照明具のこと”の意味。現在では中に蝋燭ではなく、電球を入れたりすることも多いです。※上は行灯(あんどん)の写真似ている照明具に「行灯(あんどん)」がありますが、これはもともと持ち運ぶためのものであったため、「行灯」という字が当てられていました。ですがその後に持ち運びやすいように進化した「提灯(ちょうちん)」ができたので、行灯は”据置(すえおき)用”、提灯は”携行(けいこう)用”として使用されるようになりました。【蝶番】読み方:ちょうつがい蝶番は”開き戸・蓋(ふた)などを支え、自由に開閉できるように取り付ける金具。ヒンジのこと”の意味。【手斧】読み方:ちょうな(ておの)手斧は”大具道具のひとつで、主に片手で振る小型の斧(おの)のこと”の意味。薪(まき)の小割りや枝払いなど、普通の斧よりも細かい作業に用いられます。【猪口】読み方:ちょこ猪口は”酒を注(つ)いで飲む陶製の小さな器のこと”の意味。【衝立】読み方:ついたて衝立は”室内で立てて、仕切りや外からの目隠しにする家具のこと”の意味。【槌】読み方:つち槌は”物を打ち叩くのに用いられる工具のこと”の意味。槌の頭の部分または全部を鉄で作ったものを「金槌(かなづち)」、木製の槌のことを「木槌(きづち)」と言います。【葛籠(葛篭)】読み方:つづら葛籠(葛篭)は”葛藤(つづらふじ)の蔓(つる)で編んだ、衣服などを入れる蓋(ふた)付きの箱形の籠(かご)のこと”の意味。のちには竹や檜(ひのき)の薄板で編み、その上に紙を貼って漆(うるし)などを塗ったものも「葛籠(つづら)」と呼びます。【角笛】読み方:つのぶえ角笛は”動物の角(つの)で作った笛のこと”の意味。角笛は、牧童(ぼくどう)などが牛や羊を追うのに用いられます。牧童というのは、”牧場で家畜の世話をする者のこと”を意味します。【鍔(鐔)】読み方:つば※上は刀剣の鍔(鐔)の写真※上は釜の鍔(鐔)の写真※上は帽子の鍔(鐔)の写真鍔(鐔)は”刀剣の柄(つか)と刀身との間に挟み、柄を握る手を防護する金具のこと/釜(かま)の胴の周りに庇(ひさし)のように出ている部分のこと/帽子の周り、または前部に庇のように出ている部分のこと”の意味。【蕾】読み方:つぼみ蕾は”花が咲く前の、ふくらんだ状態のもの”の意味。【爪楊枝】読み方:つまようじ爪楊枝は”歯に挟まったものを取ったり、食べ物に刺したりするための小さい楊枝(ようじ)のこと”の意味。【氷柱】読み方:つらら氷柱は”軒(のき)などから滴(したた)る水滴が凍って、棒状に垂れ下がったもの”の意味。【鶴嘴】読み方:つるはし鶴嘴は”土砂・岩石などを掘り起こすときに用いる鉄製の工具のこと”の意味。鶴(つる)の嘴(くちばし)のように両端を尖(とが)らせ、それに木の柄(え)を付けたものになります。【釣瓶】読み方:つるべ釣瓶は”縄や竿(さお)の先につけて井戸の水を汲(く)み上げる桶(おけ)のこと”の意味。【天蚕糸】読み方:てぐす天蚕糸は”山繭(やままゆ)の幼虫の絹糸腺(けんしせん)から作った白色透明の糸のこと”の意味。山繭というのは、”鱗翅(りんし)目ヤママユガ科の蛾(が)のこと”を指します。【梃子】読み方:てこ※上は梃子の原理を利用したもの梃子は”棒の途中に置いた支点を中心に棒が自由に回転して、小さい力を大きい力に変える仕組み。また、それに用いる棒のこと”の意味。「梃子でも動かない」ということわざがありますが、これは”どんな手段を用いても、その場から絶対に動かないこと/(転じて)どんなことがあっても決意・信念を変えないこと”の意味になります。例えば「息子はお菓子を買ってもらうまで梃子でも動かないつもりだ」や「彼は一度決めたら梃子でも動かない人だ」のように用いられます。前者は”どんな手段を用いても、その場から絶対に動かないこと”の意味で、後者は”どんなことがあっても決意・信念を変えないこと”の意味で使用しています。【手錠】読み方:てじょう手錠は”罪人の手首にはめて腕の自由を奪う、錠(じょう)のついた鉄製の輪のこと”の意味。【天蓋】読み方:てんがい※上は天蓋(後者の意味)の写真天蓋は”仏像などの上にかざす笠状の装飾物のこと/祭壇やベッドなどの上に付けた覆いのこと”の意味。【天井】読み方:てんじょう天井は”部屋上部の仕切りのこと”の意味。【天袋】読み方:てんぶくろ天袋は”押し入れや違い棚(ちがいだな)の上部に設けた戸棚のこと”の意味。【伝馬船】読み方:てんません伝馬船は”木造の小型和船(わせん)のこと”の意味。伝馬船は、本船と岸との間を往復して、荷物などの積み下ろしを行うために用いられます。【投網】読み方:とあみ投網は”円錐(えんすい)形の網の上部に手綱(たづな)、下部に重りを付け、船上などから水面に投げ広げ、被せて引き上げる漁法。また、その網のこと”の意味。投網は、主に浅い場所で行われます。【樋】読み方:とい樋は”屋根を流れる雨水を受けて、地上に流すための装置のこと”の意味。軒に横に渡して取りつける樋のことを「軒樋(のきどい)」、軒樋を通った水を下に落とすため、縦に渡した樋のことを「竪樋(たてどい)」と呼びます。なので軒樋と竪樋というのは、「雨樋(あまどい)」を構成しているものになります。【砥石】読み方:といし砥石は”刃物などを研(と)ぐのに用いる石のこと”の意味。【灯籠】読み方:とうろう灯籠は”石や金属などで作られた、中にあかりをともす灯火用具のこと”の意味。【徳俵】読み方:とくだわら徳俵は”相撲(すもう)の土俵で、東西南北の中央に切れ目を作り、円の外側に一俵ずつずらして置いてある俵のこと”の意味。もともと相撲は外で行われていて、雨が降ると土俵上に水がたまったり、砂が泥になったりするため、”土俵上の水や泥を外に出す目的”で徳俵が作られました。【髑髏】読み方:どくろ(しゃれこうべ)髑髏は”風雨に晒(さら)され、まわりの肉が落ちてしまった頭の骨のこと”の意味。「しゃれこうべ」というのは、「どくろ」の別名です。【時計】読み方:とけい時計は”時刻を示し、時間を測る器械のこと”の意味。【徳利】読み方:とっくり徳利は”酒などを入れる陶製・金属製などの、細長くて口のすぼまった容器のこと”の意味。【土嚢】読み方:どのう土嚢は”土を入れた袋のこと”の意味。土嚢は、陣地や堤防を築くのに用いられます。【登坂車線】読み方:とはんしゃせん登坂車線は”道路の上り坂において、速度の遅くなる車両のために設けられている車線のこと”の意味。【銅鑼】読み方:ドラ銅鑼は”青銅・鉄などで作られた金属製の円盤を枠に吊(つ)り下げて、桴(ばち)で打ち鳴らす打楽器のひとつ”の意味。銅鑼は、合図などに用いられます。↓ナ行~【渚(汀)】読み方:なぎさ渚(汀)は”波の打ち寄せる所。波打ち際(ぎわ)のこと”の意味。【薙刀(長刀)】読み方:なぎなた薙刀(長刀)は”長い柄(え)の先に幅の広い反った刃を付けた武器のこと”の意味。【長押】読み方:なげし長押は”柱と柱を繋ぐための水平材で、鴨居(かもい)の上部に取り付けた建材のこと”の意味。長押はもともと構造材として使用されていましたが、「貫(ぬき)」が用いられるようになってから、長押は装飾材として用いられることも多くなりました。【鉈】読み方:なた鉈は”厚くて幅が広い刃に、短い柄(え)のついた片手持ちの刃物のこと”の意味。主に薪(まき)割りなどに用いられます。【納屋】読み方:なや納屋は”屋外に設けた物置用の小屋のこと”の意味。【鳴子】読み方:なるこ※上は鳴子(後者の意味)の写真鳴子は”田畑から鳥獣を追い払う道具のこと/よさこい祭りなどで手に持つ楽器のこと”の意味。鳥獣を追い払う道具としての鳴子は、数本の竹筒を板に並べて、縄に吊(つ)るして、遠くからその縄をひき鳴らし、その音で鳥獣が驚いて逃げていきます。【納戸】読み方:なんど納戸は”衣類・家財・道具類などをしまっておく部屋。屋内にある物置部屋のこと”の意味。【膠】読み方:にかわ膠は”獣・魚の骨・皮などを水で煮詰めて、その液を冷やして固めたもの”の意味。膠は接着剤・絵の具などに用いられます。【肉球】読み方:にくきゅう肉球は”犬や猫などの足の裏にある肉質の塊のこと”の意味。肉球は正式には「蹠球(しょきゅう)」と言いますが、肉球の一部を指す「掌球(しょうきゅう)」との混同を避けるために一般的に肉球と呼ばれています。肉球は皮膚が厚く進化したもので、プニプニと柔らかくクッションの働きをしていて、”衝撃や圧力から動物の足を守る役割”があります。クッションの役割の他にも、”獲物に接近する際に気付かれないように足音を消す役割”や、”熱さや冷たさが伝わりにくく、火傷(やけど)や凍傷から足を守る”といった役割があります。【仮漆】読み方:ニス仮漆は”ワニスの略(一般的には「ニス」と呼ぶことがほとんど)のこと”の意味。ワニスというのは、”樹脂を溶かした塗料で、顔料は含まず、光沢(こうたく)のある透明な薄膜を形成するもの”です。仮漆は木材の表面に塗ることでつやのある塗膜(とまく)を作ることができ、さらに塗膜を作ることで水分・空気などによる木材の劣化を防ぐ(防腐)効果もあります。【螺子(捻子・捩子)】読み方:ねじ※上は螺子(前者の意味)の写真※上は螺子(後者の意味)のイラスト螺子(捻子・捩子)は”物を締め付けるための螺旋(らせん)状の溝(みぞ)のある用具のこと/発条(ぜんまい)を巻く装置のこと”の意味。前者の意味の螺子は、棒状のものの側面に溝のある「雄螺子(おねじ)」と、これにはめるものの「雌螺子(めねじ)」から構成されています。後者の意味の発条というのは”弾性(だんせい)に富む鋼などを薄く細長くして、渦巻状に巻いたもの”で、螺子を巻き締めて、その戻ろうとする力を動力として利用します。弾性というのは、”物体に外から力を加えると変形し、その力を取り除けば元の形に戻ろうとする性質のこと”です。この元に戻ろうとする性質を利用して、時計や玩具(おもちゃ)などの動力にしています。【軒】読み方:のき軒は”屋根の下端で、建物の壁面より外に出ている部分のこと”の意味。似ているものに庇(ひさし)がありますが、庇は”建物の窓・出入口・縁側(えんがわ)などの上部に出ている小屋根のこと”を指します。ちなみに縁側は、庇だけでなく軒を屋根代わりにしているものも多いため覚えておきましょう。【鋸】読み方:のこぎり鋸は”木材などを切るのに用いる工具のこと”の意味。薄い鋼板(こうはん)の縁(ふち)に多くの歯をつけ、それに柄(え)をつけた工具になります。ちなみに鋸は、押すときに力を抜いて、引くときに力を入れるのが正しい使い方です。【熨斗】読み方:のし熨斗は”喜び祝う気持ちを表すために、贈答品(ぞうとうひん)に添えるもの”の意味。熨斗は”四角い色紙を細長い六角形に折ったもののこと”を呼び、熨斗が書かれた(印刷された)紙のことを「熨斗紙(のしがみ)」と呼びます。ですので贈り物に熨斗を付けて贈るというよりは、熨斗が印刷された熨斗紙を贈り物に付けて贈る、といった方が正しいです。ちなみにお祝いに金銭を贈るときは、「熨斗袋(のしぶくろ)」と呼ばれる”熨斗が印刷された紙の袋”の中に金銭を入れて贈るのが一般的です。※上は熨斗袋の写真なのでお祝い事で金銭以外の贈り物であれば「熨斗紙」を添えて贈り、金銭を贈るのであれば「熨斗袋」の中に金銭を入れて贈りましょう。【鑿】読み方:のみ鑿は”木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るための工具のこと”の意味。似ているものに鏨(たがね)がありますが、鑿(のみ)は木材・石材に穴や溝(みぞ)を掘るために用いられ、鏨(たがね)は主に金属・石材を削ったり切ったりするために用いられます。鑿(のみ)は刃が鋭く、鏨(たがね)の先端は鑿(のみ)ほど鋭利ではなく、鈍(にぶ)く作られています。【暖簾】読み方:のれん暖簾は”店先に垂らす店名を記した布のこと/部屋の入り口や仕切りに垂らす布のこと/店の信用・格式のこと”の意味。”店の信用・格式のこと”は例えば、「店の暖簾を守るために尽力する」のように用いられます。【狼煙(烽火)】読み方:のろし狼煙(烽火)は”昔、戦争や事件を知らせるために合図として上げた煙のこと/事を起こすための合図や信号のこと”の意味。狼煙は煙だけでなく、夜間などで煙が見えにくい場合には火そのものが使われます。ちなみに狼煙は字の通り「狼(おおかみ)の煙」と書きますが、昔の中国では狼の糞(ふん)を燃やして煙を上げていたそうです。これが「狼煙」という字になった由来とされています。↓ハ行~【袴】読み方:はかま袴は”和服で、着物を着た上からつけて、腰から下を覆(おお)う襞(ひだ)のある緩やかな衣服のこと”の意味。【刷毛】読み方:はけ刷毛は”動物の毛などを束ねて柄(え)を付けたもの”の意味。刷毛はちりを払い落としたり、塗料などを塗ったりするのに使われます。刷毛の毛は主に豚・山羊(やぎ)・人の毛・アクリル樹脂などが使われ、柄の部分には主に木・プラスチックなどが使用されています。【馬穴】読み方:バケツ馬穴は”金属やプラスチックなどで作った、水などを汲(く)んだり運んだりする桶(おけ)形の容器のこと”の意味。【羽子板】読み方:はごいた羽子板は”羽根(羽子とも呼ぶ)をつくための柄(え)のある長方形の板のこと”の意味。羽子板の片面には絵を描いたり、押し絵を付けたりします。羽根(羽子)というのは、”ムクロジ(木の名称)の種に穴を開け、鳥の小羽を数枚差し込んだもの”です。”羽子板で羽根をついて遊ぶこと。また、その遊びのこと”を「羽根突き(はねつき)」と言います。羽根突きにおける主な遊び方は2つで、1つの羽根を2人以上で突く「追羽根(おいばね)」、数をかぞえながら1人で羽根を突く「揚羽根(あげばね)」があります。【羽衣】読み方:はごろも羽衣は”天人が着て空を飛ぶという、鳥の羽で作られている薄くて軽い伝説上の布のこと”の意味。【端材】読み方:はざい端材は”木材などを切り出したときに生じる、余分な切れ端(はし)。半端な材料のこと”の意味。【鋏】読み方:はさみ鋏は”2枚の刃で挟むようにして物を切る道具のこと”の意味。【艀】読み方:はしけ艀は”底が浅く平らになっていて、重い荷物などを運ぶために用いられる船舶のこと”の意味。艀の多くにはエンジンが積まれていないため自走することができず、タグボートにより牽引(けんいん)されながら航行します。【梯子】読み方:はしご梯子は”高い所へ登るための道具のこと/梯子酒(はしござけ)の略のこと”の意味。梯子酒というのは、”次から次へと場所を変えて酒を飲み歩くこと”を指します。【法被】読み方:はっぴ法被は”職人などが着用する印半纏(しるしばんてん)のこと”の意味。印半纏というのは”襟(えり)・背などに屋号・氏名などを染めだした半纏(はんてん)のこと”で、法被は祭りなどの際に着用されていることも多いです。【波止場】読み方:はとば波止場は”港で陸から海へ細長く突き出した築造物のこと”の意味。波止場は、波をよけ、船をつなぎ、船客の乗降や荷物のあげおろしなどに使用されます。【鼻緒】読み方:はなお鼻緒は”下駄(げた)・草履(ぞうり)などの、足の指で挟む部分。また、履物(はきもの)の緒(お)の全体のこと”の意味。【埴輪】読み方:はにわ埴輪は”古墳時代、古墳の周囲に埋めた素焼きの焼き物のこと”の意味。人・動物・家など、様々な形をした埴輪が存在します。【飯盒】読み方:はんごう飯盒は”底の深い、炊飯(すいはん)もできる弁当箱のこと”の意味。主にアルミニウム製で、もともとは軍隊用に作られましたが、現在ではキャンプなどによく用いられます。【干潟】読み方:ひがた干潟は”海岸で潮(しお)が引いて、現れるところのこと”の意味。潮干狩りは干潟で行われ、春の大潮(おおしお)のときが最適とされています。【抽斗】読み方:ひきだし抽斗は”机や箪笥(たんす)などに物を入れるように取り付けた、抜き差しのできる箱のこと”の意味。【魚籠】読み方:びく魚籠は”獲(と)った魚を入れる籠(かご)のこと”の意味。【庇】読み方:ひさし庇は”建物の窓・出入口・縁側(えんがわ)などの上部に出ている小屋根のこと”の意味。似ているものに軒(のき)がありますが、軒は”屋根の下端で、建物の壁面より外に出ている部分のこと”を指します。ちなみに縁側は、庇だけでなく軒(のき)を屋根代わりにしているものも多いため覚えておきましょう。【柄杓】読み方:ひしゃく柄杓は”器状の容器に長い柄(え)を付けた、水などを汲(く)む道具のこと”の意味。【櫃】読み方:ひつ櫃は”蓋(ふた)が上に向かって開く大形の箱のこと/(御櫃(おひつ)の形で)飯を入れる器のこと”の意味。【棺】読み方:ひつぎ棺は”死体を納めて葬(ほうむ)る木製の箱のこと”の意味。【火鉢】読み方:ひばち火鉢は”炭を入れた上に炭火を置いて、手や室内を温める道具のこと”の意味。【屏風】読み方:びょうぶ屏風は”部屋に立てて風を遮(さえぎ)り、仕切りや装飾に用いる家具のこと”の意味。縦長の木の枠の上に紙や布を貼ったものを、2枚(または4枚、6枚)繋ぎ合わせ、折り畳めるようにしたものです。表面に絵などが描かれている場合が多いです。【鞴(吹子)】読み方:ふいご鞴(吹子)は”火をおこしたり強めたりするのに用いる送風装置のこと”の意味。鞴は鍛冶屋(かじや)などが金属の精錬・加工に使用し、箱の中のピストンを手や足で動かして風を送ります。【布巾】読み方:ふきん布巾は”食器類を拭く布のこと”の意味。【袱紗】読み方:ふくさ※上はポケット型の袱紗の写真袱紗は”絹・縮緬(ちりめん)などで作られ、ご祝儀や香典などを包むための方形の布のこと”の意味。もともとは一枚布でできていましたが、現在ではポケット型になっている二つ折りタイプも多く、ご祝儀や香典だけでなく小物入れとしても用いられます。【不織布】読み方:ふしょくふ不織布は”糸の形態を経(へ)ずに、繊維を合成樹脂その他の接着剤で接合して布状にしたもの”の意味。不織布は、弾性(だんせい)・強度・通気性に優れています。【襖】読み方:ふすま襖は”木で骨組みを作り、その両面に紙または布を張った建具(たてぐ)のこと”の意味。引き戸の一種で、部屋と部屋の仕切りや、押入れ(おしいれ)などに用いられます。【文机】読み方:ふづくえ(ふみづくえ)文机は”読み書きをする机のこと”の意味。【布団(蒲団)】読み方:ふとん布団(蒲団)は”布で作った袋の中に、綿や羽毛などを入れたもの”の意味。【文箱】読み方:ふばこ(ふみばこ)文箱は”手紙などを入れておく手箱(てばこ)。また、手紙を入れて先方に届けるために持ち歩いた箱のこと”の意味。【麓】読み方:ふもと麓は”山の下あたりの部分。山の裾(すそ)のこと”の意味。【篩】読み方:ふるい篩は”円形の枠の底に網(あみ)を張った道具のこと”の意味。粉または粒状のものを中に入れて、振り動かすことによって細かいものと粗いものを分けるために用いられます。「篩に掛ける」という慣用句がありますが、これは粒または粒状のものを篩を使って分けることから、”多くの中から良いものだけを選別すること”の意味となっています。例えば「希望者が多いため、試験で篩に掛けて優秀な者を選別する」や「ここに置いているのは、篩に掛けられた良い商品になります」のように用いられます。【文鎮】読み方:ぶんちん文鎮は”紙や書類が風などで飛んだり動いたりしないように、重しとして載せる文房具のこと”の意味。金属・玉石(ぎょくせき)などの材料で作られ、形状も様々で、一般的には習字で使われることが多いです。【分銅】読み方:ふんどう分銅は”秤(はかり)で重さを量るとき、標準とする金属のおもりのこと”の意味。【褌】読み方:ふんどし褌は”男子が陰部を覆(おお)い隠すために用いる布。また、相撲(すもう)のまわしのこと”の意味。「人の褌で相撲を取る」ということわざがありますが、これは相撲を取るには褌がなければいけないが、自分の褌がないからと他の人の褌を身に付けて土俵に上がったことからきていて、”他人の物を利用して自分の役に立てること”の意味になります。例えば「彼のアイデアのおかげで成功したのに、それをすべて自分の実力だと思っているなんて、人の褌で相撲を取ったようなもんだよ」のように用いられます。【貝独楽】読み方:べいごま貝独楽は”巻き貝であるバイの殻(から)に、鉛を溶かしてそれを詰めて作った独楽。また、これを真似て鉄や鉛などで作った独楽のこと”の意味。本体にひもを巻きつけて、その巻きつけたひもを一気に引いて台の上に投げ入れます。複数人が貝独楽を一気に台の上に投げ入れ、台の上で最も長く回転していたものが勝ち(他の貝独楽に台から弾き出されたら負け)になります。【兵児帯】読み方:へこおび兵児帯は”男性または子供が締めるしごき帯のこと”の意味。もともとは薩摩(さつま)の兵児(へこ)が、普段使いとして締めていた帯ということが兵児帯の名称の由来とされています。兵児というのは”15歳以上、25歳以下の青年のこと”を言います。ただ現在では女性用の兵児帯もあるので、「兵児帯=男性または子供用」というわけではないので覚えておきましょう。【舳先(舳)】読み方:へさき舳先(舳)は”船の先端部分のこと”の意味。【箆(篦)】読み方:へら箆(篦)は”竹・木・金属などを細長く平らに削って作られる道具のこと”の意味。※上はゴム箆(ごむべら)の写真箆は粘り気のあるものを混ぜたり、それを何かに塗ったりするときに用いられ、お菓子作りや料理の場面ではゴム・シリコン製の箆が使われることも多いです。【箒(帚)】読み方:ほうき箒(帚)は”ちりやごみなどをはく掃除(そうじ)道具のこと”の意味。【硼砂】読み方:ほうしゃ硼砂は”硼酸(ほうさん)ナトリウムの白色の結晶のこと”の意味。白色の脆(もろ)い柱状結晶で、天然・人工のどちらでも存在しますが、日本で産出されることはほとんどありません。天然だと塩湖が乾燥した跡地で産出されることが多く、人工的には硼酸に炭酸ナトリウムを加えて中和して産出します。【墨汁】読み方:ぼくじゅう墨汁は”墨(すみ)をすった黒い液のこと。特に、すぐに使えるように製造された墨色の液のこと”の意味。【埃】読み方:ほこり埃は”物の上にたまったり、空中に飛び散ったりする細かいちりのこと”の意味。【釦(鈕)】読み方:ボタン※上は釦(前者の意味)の写真※上は釦(後者の意味)の写真釦(鈕)は”衣類の合わせ目の片方につけ、もう片方の穴にはめて合わせ目を留めるもの/指で押して機械などを作動・停止させるための突起状のもの”の意味。【木履】読み方:ぽっくり木履は”女性用の駒下駄(こまげた)のひとつで、厚い台の底をくりぬき、後ろを丸く、前部を前のめりにし、漆(うるし)を塗ったもののこと”の意味。【畔】読み方:ほとり畔は”海や川・池などの水際(みずぎわ)のこと/その付近。近辺のこと”の意味。後者の意味は例えば、「道の畔を歩いていたときの出来事だ」や「私は焚火(たきび)の畔に座った」のように用いられます。【梵天】読み方:ぼんてん梵天は”耳かきの匙(さじ)の反対側にある、綿毛のような白い羽毛がついた部分のこと”の意味。梵天は、耳かきをしたあとの細かい耳垢(みみあか)を取るためにあります。耳かきをしたあとは、取りきれない細かい耳垢が耳の中に落ちているため、梵天を使ってからめとるように細かい耳垢を取ります。【雪洞】読み方:ぼんぼり雪洞は”小さな行灯(あんどん)のこと”の意味。行灯というのは”木や竹の枠に紙を貼り、中に油皿を入れて火を灯す照明具のこと”で、現在では中に火を灯すのではなく、電球を入れたりすることも多いです。↓マ行~【勾玉】読み方:まがたま勾玉は”古代、日本で装身具に使われていた、湾曲(わんきょく)した玉のこと”の意味。勾玉の材料には、瑪瑙(めのう)・翡翠(ひすい)・水晶などの鉱物が使用されていました。【薪】読み方:まき薪は”燃料にするために適当な大きさに切り割って乾燥させた木のこと”の意味。薪が直接地面に触れないようにし、雨に当たらない風通しの良い場所に積んで乾燥させます。【鉞】読み方:まさかり※上は鉞(まさかり)の写真鉞は”伐採(ばっさい)用の大形の斧(おの)のこと”の意味。つまり鉞というのは、斧の種類の中のひとつになります。※上は斧(おの)の写真一般的な斧は上の写真のような形で、斧というのは”木を叩き切ったり、割ったりする道具のこと”です。その形状から、鉞は木の枝を落としたり細い木を割るのに使われることが多く、斧は薪(まき)を叩き割るなど比較的大きめの木を割るのに使われることが多いです。【桝席(升席)】読み方:ますせき桝席(升席)は”劇場・相撲場(すもうば)などで、四角形に仕切った観客席のこと”の意味。一桝(ひとます)の定員は4人ほどで仕切られていることが多いです。【燐寸】読み方:マッチ燐寸は”軸木(じくぎ)の先に発火剤をつけた、摩擦によって火をつける道具のこと”の意味。軸木の先の発火剤には「塩素酸カリウム・二酸化マンガン・硫黄など”が使われ、容器などには”赤燐(せきりん)・流化アンチモンなど」が塗布されています。発火剤(軸木の先につける方)に赤燐・黄燐(おうりん)が用いられている燐寸もありますが、粗面ならどこにこすりつけても発火してしまうため、現在は製造が禁止されています。【松脂】読み方:まつやに松脂は”松の木の幹(みき)から分泌される樹脂のこと”の意味。松脂は、粘り気と芳香がある淡黄色の樹脂で、固化すると脆(もろ)いガラス状になります。【俎板(俎・真魚板)】読み方:まないた俎板(俎・真魚板)は”食材を料理するのに用いる板のこと”の意味。【眉墨(黛)】読み方:まゆずみ眉墨(黛)は”眉を描く墨(すみ)。アイブロウのこと”の意味。【万華鏡】読み方:まんげきょう※上は万華鏡を覗いたときの模様万華鏡は”円筒の中に3枚の長方形の鏡を三角に組み合わせ、色紙などの小片を入れ、回しながら覗(のぞ)いて模様の変化を楽しむ玩具(おもちゃ)のこと”の意味。【万灯】読み方:まんどう万灯は”木の枠に紙を貼って、中に火を灯し、長い柄(え)で高く上げて持つもの”の意味。現在では中に火を灯すのではなく、電球を入れたりすることも多いです。【万力】読み方:まんりき万力は”工作物を挟み、締めつけて固定する工具のこと”の意味。【木乃伊】読み方:ミイラ木乃伊は”人間または動物の死体が永(なが)く原形に近い形をとどめているもの”の意味。永くというのは、「永久」に近い意味で使われます。【神輿】読み方:みこし神輿は”祭礼のときに担ぐ、神霊を安置した輿(こし)のこと”の意味。輿というのは、”屋形(やかた)の下に担ぐための2本の長い棒を付けた乗り物のこと”です。【岬】読み方:みさき岬は”海または湖に向かって突き出した陸地の端のこと”の意味。【水瓶】読み方:みずがめ水瓶は”飲み水などを蓄えておくための瓶(かめ)のこと”の意味。瓶(かめ)というのは、”水・酒などを入れる、口が広く底の深い陶磁器のことのこと”を指します。【明朝体】読み方:みんちょうたい明朝体は”漢字の書体のひとつ”の意味。明朝体は書籍・雑誌・新聞などで用いられる基本的な書体で、縦線が太くて、横線が細いという特徴があります。中国の明朝(みんちょう)の時代に伝来したことからこの名称が付けられています。【筵(莚・蓆・席)】読み方:むしろ筵(莚・蓆・席)は”藺(い)・蒲(がま)・藁(わら)・竹などを編んで作った敷物のこと”の意味。【鞭】読み方:むち鞭は”馬・牛などを打って進ませるための革・竹などで作った細長いもの”の意味。【眼鏡】読み方:めがね(がんきょう)眼鏡は”視力の調整や目を保護するための器具のこと”の意味。「がんきょう」というのは、「めがね」の別名です。【鍍金】読み方:めっき鍍金は”金属または非金属の表面を、他の金属の薄い膜で覆うこと。また、そのようにしたもの”の意味。鍍金は、装飾・防食(金属の腐食を防ぐ)などの目的で行われます。【毛筆】読み方:もうひつ毛筆は”動物の毛で作られた筆のこと。また、その筆で書くこと”の意味。【籾】読み方:もみ※上は籾の写真籾は”脱穀(だっこく)の後の、外皮に包まれたままの米のこと/籾殻(もみがら)の略のこと”の意味。一般的には”脱穀の後の、外皮(籾殻)に包まれたままの米のこと”を指すことが多いです。脱穀の後に籾摺(もみす)りし、外皮(籾殻)を取り除いたものを「玄米(げんまい)」と呼びます。【銛】読み方:もり銛は”投げたり突いたりして、魚を刺して捕らえる漁具(ぎょぐ)のこと”の意味。【門扉】読み方:もんぴ門扉は”門の扉のこと”の意味。【紋服】読み方:もんぷく紋服は”紋(もん)をつけた和服のこと”の意味。紋というのは、”代々その家に伝わる家のしるしのこと”を指します。↓ヤ行~【屋形船】読み方:やかたぶね屋形船は”屋形(やかた)と、その下に座敷(ざしき)が設けられた船のこと”の意味。屋形というのは”船などの上に設けた屋根形の部分のこと”で、屋形船は川や海辺での遊覧、宴会や食事などに利用されます。【薬缶】読み方:やかん薬缶は”銅・アルミニウムなどから作られている、湯を沸かすのに用いる容器のこと”の意味。【櫓】読み方:やぐら※上は櫓(高楼)の写真※上は物見櫓の写真櫓は”城門や城壁の上に設けた高楼(こうろう)のこと/遠くを見るために材木などを高く組んで造った構築物。物見櫓(ものみやぐら)のこと”の意味。高楼というのは”高く造った建物のこと”で、前者の櫓(高楼)は敵情視察や射撃のために設けられます。【鏃(矢尻)】読み方:やじり鏃(矢尻)は”矢の先端に付ける、射当てたときに突き刺さる尖(とが)った部分のこと”の意味。【鑢】読み方:やすり鑢は”棒状や板状で、表面に細かな刻みのある鋼鉄製の工具のこと”の意味。工作物の表面を平らに削ったり、角(かど)を落としたりするのに用いられます。”厚手の紙や布に、金剛砂(こんごうしゃ)やガラス粉を塗りつけたもの”を「紙鑢(かみやすり)」と呼び、紙鑢のことも含めて鑢ということがあります。【屋台】読み方:やたい屋台は”移動できるようにした屋根付きの店のこと”の意味。自動車を改造して店にしているようなものも含まれます。屋台は祭り・行事のときなどでよく見かけ、飲食物や玩具(おもちゃ)などを売っています。【浴衣】読み方:ゆかた浴衣は”入浴後や夏に着る、木綿(もめん)で作った単衣(ひとえ)の着物のこと”の意味。単衣というのは”季節の変わり目(6月・9月)によく着られる着物”で、着物の生地が1枚だけで作られているものを言います。着物の生地が2枚で作られているものを「袷(あわせ)」と呼び、袷の着物は生地が2枚で作られていることから暖かく、6月~9月の時期だと暑いため着ることはほとんどありません。暑い時期には、涼しい単衣(生地が1枚だけ)の着物を着ることが多いです。【雪達磨】読み方:ゆきだるま雪達磨は”雪を丸めたものを2つ重ね、小石や木の枝などで目・鼻・口を付けたもの”の意味。【湯湯婆】読み方:ゆたんぽ湯湯婆は”暖房器具のひとつ”の意味。金属・陶器(とうき)製で、中にお湯を入れて寝床や足を温めるために用いられます。【葦簀】読み方:よしず※上は葦簀の写真葦簀は”葦(あし)の茎(くき)を並べて糸で編んだもの”の意味。葦簀は、日除けや目隠しなどの目的で用いられます。「葦(あし)」は別名で「葦(よし)」と呼ばれ、葦(よし)の茎を編んで作った簀(す)であることから「葦簀(よしず)」と名付けられました。簀というのは、”割り竹や葦(あし)などを粗く編んだもの”を指します。ちなみに葦簀と混同されがちなものに「簾(すだれ)」がありますが、これらの違いは”立て掛けるもの”なのか”上から垂らすもの”なのかです。※上は簾の写真葦簀は比較的大きなサイズで立て掛けて使い、簾の場合は上から垂らして使用します。(簾は、日除けや部屋の仕切りなどの目的で用いられます)【寄席】読み方:よせ寄席は”講談・落語・漫才などを興行(こうぎょう)する場所のこと”の意味。興行というのは、”料金を取ってお客さんに催し物を観覧してもらうこと”を言います。寄席は、漫才などを興行するための場所を指している言葉であって、ひとつひとつの席のことを指しているわけではないので覚えておきましょう。【鎧】読み方:よろい鎧は”身に着けて体を防護する武具のこと”の意味。↓ラ行~【欄干】読み方:らんかん欄干は”橋・階段などの縁(ふち)に、人が落ちるのを防いだり、装飾したりするのを目的として柵(さく)状に設置されたもの”の意味。【洋灯】読み方:ランプ洋灯は”石油を燃料とする照明具のこと”の意味。石油を入れた器に火を灯す芯(しん)をさし、その周りをガラス製の筒(つつ)で覆ったものを指します。【坩堝】読み方:るつぼ坩堝は”金属を強く熱して溶かすのに用いる筒形(つつがた)の深い容器のこと”の意味。【煉瓦】読み方:レンガ煉瓦は”粘土に砂・石灰などを混ぜて練り、長方体などに成型し、乾燥して窯(かま)で焼いたもの”の意味。【蝋燭】読み方:ろうそく蝋燭は”縒(よ)り糸や紙縒(こよ)りを芯(しん)として、その周りに蝋(ろう)やパラフィンを付け固めて円柱状に作ったもの”の意味。蝋というのは”脂肪酸とアルコールからなるエステル(酸とアルコールから生じる、水に溶けない化合物)のこと”で、熱に溶けやすく燃えやすい性質を持っています。パラフィンというのは”石油から分離された白色不透明の固体のこと”で、蝋燭の他に燐寸(マッチ)・クレヨンなどの原料として用いられます。パラフィンは、和名で「石蝋(せきろう)」と呼ばれます。【楼門】読み方:ろうもん楼門は”2階作りの門で、上部に屋根を持つもの”の意味。【緑青】読み方:ろくしょう緑青は”銅または銅合金の表面に生じる緑色の錆(さび)のこと”の意味。【肋木】読み方:ろくぼく肋木は”体操用具のひとつで、縦木に多くの横木を肋骨(ろっこつ)状に固定したもの”の意味。【轆轤】読み方:ろくろ轆轤は”回転式の装置で、円形の陶磁器を成形するときに用いる台のこと”の意味。台の上に粘土などを乗せ、台を回しながら粘土に指などを当てることで形を作っていきます。手で台を回すものや、台の下にある部分を足で蹴って回すものなどがあります。↓ワ行~【和琴】読み方:わごん和琴は”日本の弦楽器ひとつ”の意味。桐(きり)製の台に6本の弦を張った日本古来の琴(こと)で、右手に持った「琴軋(ことさき)」と呼ばれる撥(ばち)と左手の指で弾いて演奏します。【業物】読み方:わざもの業物は”名工が鍛えた、切れ味の良い刀剣のこと”の意味。【轍】読み方:わだち轍は”車が通ったあとに残る、車輪の跡のこと”の意味。「同じ轍(てつ)を踏む」という慣用句がありますが、これは前の車の車輪の跡にはまって転倒してしまうことから、”前の人と同じ失敗を繰り返すこと”の意味で用いられます。(単に「轍(てつ)を踏む」とだけ言うこともあります)例えば「おれと同じ轍を踏むのだけはやめてくれ」や「同じ轍を踏む可能性は十分にある」のように用いられます。【湾岸】読み方:わんがん湾岸は”湾の沿岸のこと”の意味。湾というのは”海が陸地に入り込んでいる所のこと”で、沿岸というのは”海・川・湖などに沿(そ)った陸地。また、海・川・湖などの陸地に沿った部分のこと”を指します。【腕章】読み方:わんしょう腕章は”目印として腕に巻いたり付けたりする布などのこと”の意味。道具・身近なモノの難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【行灯(行燈)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数ある場合は、一般的に読まれることが多い読み方を優先し、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記しています。例 【風車】 読み方:かざぐるま、ふうしゃ (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)漢字読み方備考欄足枷あしかせ畦道あぜみち鐙あぶみ行灯(行燈)あんどん庵(廬)いおり筏いかだ鋳型いがた錨(碇)いかり生け簀(生簀)いけす衣桁いこう漁火いさりび椅子いす疣いぼ鋳物いもの甍いらか刺青いれずみ(しせい)「いれずみ」は”入れ墨”と表記されることが多い囲炉裏いろり岩室いわむろ臼うす団扇うちわ畝(畦)うね畦は「あぜ」と読むことがほとんど産衣うぶぎ産毛うぶげ雲母うんも(きらら)「きらら」は、「うんも」の別名烏帽子えぼし襟えり縁石えんせき縁台えんだい大鋸屑おがくず桶おけ白粉おしろい御虎子おまる重石おもし玩具おもちゃ(がんぐ)自鳴琴オルゴール(じめいきん)「じめいきん」は、「オルゴール」の別名音叉おんさ櫂かい碍子がいし外套がいとう懐炉かいろ案山子(鹿驚)かかし篝かがり垣根かきね額縁がくぶち画材がざい風車かざぐるま、ふうしゃ「かざぐるま」と「ふうしゃ」で意味が異なる瘡蓋(痂)かさぶた風見鶏かざみどり瓦斯ガス鎹かすがい絣(飛白)かすり帷子かたびら滑車かっしゃ合羽かっぱ割烹着かっぽうぎ鬘かつら門松かどまつ鼎かなえ曲尺(矩尺)かねじゃく鞄かばん黴カビ画鋲がびょう兜かぶと釜かま蝦蟇口がまぐち竈かまど裃かみしも剃刀かみそり蚊帳かや唐獅子からじし硝子ガラス歌留多(骨牌)かるた枯山水かれさんすい画廊がろう簪かんざし鉗子かんし橇かんじき、そり「かんじき」と「そり」で意味が異なる岩礁がんしょう鉋かんな閂かんぬき甲板かんぱん甘味処かんみどころ(あまみどころ)生糸きいと煙管きせる(えんかん)「きせる」と「えんかん」で意味が少し異なる牛車ぎっしゃ衣笠(絹傘)きぬがさ杵きね脚立きゃたつ脚絆きゃはん急須きゅうす経木きょうぎ香車きょうしゃ錐きり巾着きんちゃく楔くさび櫛くし薬玉くすだま嘴(喙・觜)くちばし靴くつ沓石くついし轡くつわ鞍くら曲輪(郭・廓)くるわ鍬くわ懸魚げぎょ袈裟けさ下駄げた玄翁(玄能)げんのう碁石ごいし鯉幟こいのぼり格子こうし香典こうでん格天井ごうてんじょう行李こうり炬燵(火燵)こたつ小鼓こつづみ小包こづつみ鏝こて籠手(小手・篭手)こて瘤こぶ独楽こま塵箱(芥箱)ごみばこ紙縒り(紙縒)こより混凝土コンクリート賽子(骰子)サイコロ菜箸さいばし財布さいふ酒蔵さかぐら「しゅぞう」は”酒造”と表記されるため注意盃(杯)さかずき酒樽さかだる匙さじ桟敷さじき刺子さしこ砂州(砂洲)さす刺股さすまた早苗さなえ錆さび座布団ざぶとん作務衣さむえ鞘さや笊ざる三叉路さんさろ三線さんしん桟橋さんばし栞(枝折)しおり枝折戸しおりど敷居(閾)しきい鹿威しししおどし雫(滴)しずく竹刀しない鎬しのぎ芝生しばふ注連縄しめなわ赤銅しゃくどう車窓しゃそう鯱(鯱鉾)しゃちほこ鯱は「しゃち」と読むこともできる三味線しゃみせん杓文字しゃもじ砂利じゃり絨毯じゅうたん十二単じゅうにひとえ数珠じゅず襦袢じゅばん背負子しょいこ定規じょうぎ漏斗じょうご(ろうと)障子しょうじ装束しょうぞく如雨露じょうろ燭台しょくだい寝具しんぐ真珠しんじゅ真鍮しんちゅう水筒すいとう鋤すき頭巾ずきん双六すごろく生絹すずし(きぎぬ)硯すずり裾すそ簾すだれ磨硝子すりガラス擂粉木すりこぎ擂鉢すりばち寸胴ずんどう正鵠せいこく生石灰せいせっかい「しょうせっかい」は”消石灰”と表記されるため注意歳暮せいぼ井目せいもく蒸籠せいろ(せいろう)石鹸せっけん雪駄せった雪隠せっちん雪庇せっぴ千社札せんじゃふだ扇子せんす発条ぜんまい(ばね)「ぜんまい」と「ばね」で意味が少し異なる雑巾ぞうきん象牙ぞうげ草履ぞうり粗品そしな袖そで算盤そろばん松明たいまつ箍たが鏨(鑽)たがね凧たこ胼胝(胝)たこ山車だし襷たすき三和土たたき太刀たち鬣たてがみ炭団たどん煙草たばこ足袋たび袂たもと盥たらい達磨だるま束子たわし短冊たんざく楽車だんじり箪笥たんす卓袱台ちゃぶだい手水鉢ちょうずばち提灯ちょうちん蝶番ちょうつがい手斧ちょうな(ておの)猪口ちょこ衝立ついたて槌つち葛籠(葛篭)つづら角笛つのぶえ鍔(鐔)つば蕾つぼみ爪楊枝つまようじ氷柱つらら鶴嘴つるはし釣瓶つるべ天蚕糸てぐす梃子てこ手錠てじょう天蓋てんがい天井てんじょう天袋てんぶくろ伝馬船てんません投網とあみ樋とい砥石といし灯籠とうろう徳俵とくだわら髑髏どくろ(しゃれこうべ)「しゃれこうべ」は、「どくろ」の別名時計とけい徳利とっくり土嚢どのう登坂車線とはんしゃせん銅鑼ドラ渚(汀)なぎさ薙刀(長刀)なぎなた長押なげし鉈なた納屋なや鳴子なるこ納戸なんど膠にかわ肉球にくきゅう仮漆ニス螺子(捻子・捩子)ねじ軒のき鋸のこぎり熨斗のし鑿のみ暖簾のれん狼煙(烽火)のろし袴はかま刷毛はけ馬穴バケツ羽子板はごいた羽衣はごろも端材はざい鋏はさみ艀はしけ梯子はしご法被はっぴ波止場はとば鼻緒はなお埴輪はにわ飯盒はんごう干潟ひがた抽斗ひきだし魚籠びく庇ひさし柄杓ひしゃく櫃ひつ棺ひつぎ火鉢ひばち屏風びょうぶ鞴(吹子)ふいご布巾ふきん袱紗ふくさ不織布ふしょくふ襖ふすま文机ふづくえ(ふみづくえ)布団(蒲団)ふとん文箱ふばこ(ふみばこ)麓ふもと篩ふるい文鎮ぶんちん分銅ふんどう褌ふんどし貝独楽べいごま兵児帯へこおび舳先(舳)へさき箆(篦)へら箒(帚)ほうき硼砂ほうしゃ墨汁ぼくじゅう埃ほこり釦(鈕)ボタン木履ぽっくり畔ほとり梵天ぼんてん雪洞ぼんぼり勾玉まがたま薪まき鉞まさかり桝席(升席)ますせき燐寸マッチ松脂まつやに俎板(俎・真魚板)まないた眉墨(黛)まゆずみ万華鏡まんげきょう万灯まんどう万力まんりき木乃伊ミイラ神輿みこし岬みさき水瓶みずがめ明朝体みんちょうたい筵(莚・蓆・席)むしろ鞭むち眼鏡めがね(がんきょう)「がんきょう」は、「めがね」の別名鍍金めっき毛筆もうひつ籾もみ銛もり門扉もんぴ紋服もんぷく屋形船やかたぶね薬缶やかん櫓やぐら鏃(矢尻)やじり鑢やすり屋台やたい浴衣ゆかた雪達磨ゆきだるま湯湯婆ゆたんぽ葦簀よしず寄席よせ鎧よろい欄干らんかん洋灯ランプ坩堝るつぼ煉瓦レンガ蝋燭ろうそく楼門ろうもん緑青ろくしょう肋木ろくぼく轆轤ろくろ和琴わごん業物わざもの轍わだち湾岸わんがん腕章わんしょう項目1項目2項目3)★ 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