さて地球温暖化の原因となっている温室効果ガスですが、
年々空気中に存在している温室効果ガスの量というのは増加しています。
温室効果ガスが空気中に増えるほど地球温暖化は進行してしまいますが、
温室効果ガスが増加している主な原因は何なのでしょうか。
そこでこのページでは、温室効果ガスが増加する原因について簡単に解説しています。
どうぞご覧ください。
まず地球温暖化の原因とされている温室効果ガスの中でも、
特に問題視されているのが”二酸化炭素”です。
私たちが日々の生活を便利にするために様々なモノを生み出すことで、
温室効果ガスである二酸化炭素が増加しています。
温室効果ガスには二酸化炭素の他にも水蒸気やオゾンなどが存在していますが、
その中でも人間が活動することによって大きく増加しているのは二酸化炭素だけです。
二酸化炭素は産業革命(1750年頃)以降すごい勢いで増加していて、
産業革命以前と比較すると大気中の二酸化炭素の量は約40%も増えています。
ですのでこれから温室効果ガスが増加する原因について述べていきますが、
ここでは特に温室効果ガスである”二酸化炭素”が増加する原因について見ていきます。
温室効果ガスである二酸化炭素が増加する主な原因は以下の2つです。
さて上記の温室効果ガスが増加する原因について、それぞれ詳しく解説していきます。
※石炭の写真
化石燃料とは主に石油、石炭、天然ガスなどのことを言い、
いまとなっては私たちが日々生活していくうえでなくてはならない資源です。
そしてその化石燃料を燃やすことで、空気中に多くの二酸化炭素が排出されます。
産業革命(1750年頃)から空気中の二酸化炭素は約40%増加していますが、
産業革命以降に空気中の二酸化炭素の量が増加したのは化石燃料の使用によるものです。
(産業革命以前は火・水・風などの自然によるエネルギー使用が主なものでした)
産業革命以降は工場を稼働させるためのエネルギー源として化石燃料が使用され、
蒸気機関車などの動力源としても化石燃料が多く使用されていました。
いま現在でも工場や発電所など様々な場所で化石燃料がエネルギー源として使用され、
私たちがよく利用する自動車の燃料となるガソリンも化石燃料です。
他には暖房器具であるストーブにも灯油が燃料として使用されていますが、
灯油もガソリンも原料には化石燃料である石油が用いられています。
なのでストーブや自動車を稼働させるだけでも化石燃料を燃焼させるため、
使用するたびに空気中には多くの二酸化炭素が排出されているんですね。
このように化石燃料の使用により、温室効果ガスである二酸化炭素が増加します。
私たちは生活を便利なものにしていくために土地を新しく開拓し、
その際に多くの森林を伐採してきました。
すでにご存知かと思いますが、地球温暖化という現象を進行させないためにも植物というのはとても重要な役割を持っています。
というのは人間が呼吸を行うとき酸素を吸って二酸化炭素(温室効果ガス)を吐きますが、
植物は光合成により二酸化炭素(温室効果ガス)を吸収して酸素を生成します。
人間が呼吸によって二酸化炭素を吐くと言っても、少し増えるだけですべてが二酸化炭素に変わるわけではありません。
つまり植物には地球温暖化の原因の二酸化炭素を減らす働きがあるということです。
植物によって地球温暖化の原因である二酸化炭素が空気中から減らされるはずが、
森林伐採などで植物の数が減少しているためさらに地球温暖化は進行します。
森林伐採が直接的に温室効果ガスである二酸化炭素の増加にはなっていませんが、
森林伐採をすることで確実に空気中における二酸化炭素の量が増えていきます。
このような理由から森林伐採についても、温室効果ガスが増加する原因とされています。
以上が「温室効果ガスが増加する原因とは何か?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<温室効果ガス(二酸化炭素)が増加する主な原因>