ギモン雑学

検索結果

「 太陽 」の検索結果
  • 太陽系とは何かをわかりやすく図で解説!
    さてあなたは”太陽系”という言葉をご存知でしょうか。私たち人間が暮らしている地球も太陽系に属していますが、この太陽系とは一体なにを指しているのか分からないという人も多いですよね。そこでこのページでは、太陽系とは何かをわかりやすく図で解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次太陽系とは何かをわかりやすく図で解説!まとめ1.太陽系とは何かをわかりやすく図で解説!では太陽系とは何かをわかりやすく図で解説していきます。結論から言ってしまうと太陽系(たいようけい)とは、太陽の引力によって拘束されている天体(惑星など)の集団のことを言います。天体(てんたい)というのは、宇宙に存在する物質の総称のことを指し、地球や火星などの惑星も天体で、それよりも規模が小さい塵やガスなども天体と言えます。なので太陽の引力の影響下に存在する宇宙の物質の集団を指して、”太陽系”と言うわけです。あくまでも太陽系とは太陽の引力の影響下に存在する物質の”集団”を指すので、惑星(地球など)のことを個別に指す場合は、”太陽系に属する惑星”のような言い回しが用いられます。「すいきんちかもくどってんかい」というフレーズがよく言われているのは、太陽系に属している8つの惑星を太陽に近い順番で簡単に覚えるために言われています。そして”地球の公転”は太陽の周囲を移動することを指している言葉ですが、天体が太陽の周囲を公転するのは太陽の引力に拘束されているからです。(1年間=365日というのは、地球が公転する周期に合わせられています)天体自体にも移動しようとする力がありますので、太陽の引力によって拘束されていなければ、その天体は太陽系の外へと飛んで行ってしまいます。また太陽の引力は太陽系に属しているどの天体よりも大きいものですが、太陽系に属している天体はなぜ引き寄せられて衝突しないのか不思議ですよね。(太陽の引力の大きさは地球の約28倍)太陽と地球が引力によってぶつからない詳しい仕組みについては下記をご覧ください。関連:なぜ太陽と月は地球とぶつからないのか?仕組みを簡単に図で解説!以上が「太陽系とは何かをわかりやすく図で解説!」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});2.まとめこれまで説明したことをまとめますと、太陽系とは、太陽の引力の影響下に存在する宇宙の物質の集団のこと。太陽系とは集団のことを指すので、個別の惑星などを指す場合は”太陽系に属している惑星”のような表現をする。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒銀河と銀河系と太陽系の違いとは?⇒光年とは何かをわかりやすく解説!1光年の距離はどのくらい?⇒太陽系惑星の英語名・読み方・由来の簡単なまとめ!⇒月はなぜ光るのか?太陽と地球と月の位置関係をわかりやすく図で解説!⇒冥王星が惑星から外れた理由を分かりやすく解説!⇒なぜ水星の1日は1年よりも長くなるのかをわかりやすく解説!⇒なぜ朝が来ると明るくなって、夜が来ると暗くなるのか?⇒なぜ太陽は東から昇って、西に沈むのか?⇒水星とは?水星の表面温度・大気・重力などの特徴を簡単に解説!⇒重力と重力加速度と重さ(重量)の違いとは?
    Read More
  • なぜ太陽と月は地球とぶつからないのか?仕組みを簡単に図で解説!
    さて「なぜ太陽と月は地球とぶつからないんだろう?」と思ったことはないでしょうか。太陽は地球よりも引力が大きく、月は地球よりも引力が小さいので、地球が太陽に引き寄せられたり、月を引き寄せたりすることも考えられますよね。しかし現実にそのようなことは起こっていません。そこでこのページでは、太陽と月が地球とぶつからない仕組みを簡単に図で解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次太陽と月が地球とぶつからない仕組みとは?太陽と地球の場合(太陽の引力のほうが大きい)月と地球の場合(地球の引力のほうが大きい)まとめ1.太陽と月が地球とぶつからない仕組みとは?では太陽と月がぶつからない仕組みについて見ていきましょう。結論から簡単に言ってしまうと、太陽と月が地球にぶつからないのは、”太陽の引力”と”地球の移動する力”、”月の移動する力”と”地球の引力”が釣り合っているからです。まず引力というのはその物体の質量が大きいほど比例して大きくなるので、太陽と月と地球における引力の関係を表すと下のようになります。太陽(地球の約28倍) > 地球 > 月(地球の1/6)上のようにこの中では太陽の質量が最も大きいため、太陽の引力が最も大きくなり、反対にこの中では月の質量が最も小さくなるため、月の引力が最も小さくなります。そうすると太陽は引力によって地球を吸い寄せてしまい、地球は引力によって月を引き寄せてしまうと考えてしまいますよね。ですが実は地球も月も(太陽も)移動しているので、その移動する力と引力がバランスを取っているためにぶつかりません。さて太陽と月と地球が移動している理由も含めて、ぶつからない仕組みをそれぞれ図で解説していきます。太陽と地球の場合(太陽の引力のほうが大きい)太陽と地球で考えた場合は、太陽の方が地球よりも約28倍引力が大きいので、太陽に地球が引き寄せられてぶつかってしまうと考えがちです。ですが地球が太陽に引き寄せられることはありません。それはなぜかというと、地球そのものに移動しようとする力が働いていて、その地球が移動しようとする力と太陽からの引力が釣り合っているからです。”地球の公転(こうてん)”というのは上図のような仕組みで起こっています。地球などの惑星というのは誕生するときにガスや固体状の物質が衝突して、集まることで誕生します。この惑星が誕生するときに物質同士が衝突した衝撃で、その惑星が移動する力が発生することになります。上図のように地球はたくさんの物質がぶつかり合って誕生し、そのぶつかったときの衝撃が移動する力として地球には残っています。地球上であれば地球からの重力や空気抵抗などがモノに働くことで、そのモノの速度が減速したり、止まったりすることになりますよね。ですが宇宙空間ではその移動する力を止める力が外部から働かないため、地球などの惑星が移動しようとすれば、ずっと同じ速度で移動し続けます。そして地球のその移動し続ける力は、太陽の引力の影響によって拘束されることになります。(太陽の引力で拘束されはしますが、移動する力と釣り合うため完全には引き寄せられない)これはちょうど下図のようにボールにひもを付けて、投げて回したときのイメージです。地球上であれば地球からの重力や空気抵抗で少しずつ減速していきますが、宇宙空間であれば減速せずに進んでいくため、そのようにイメージしてください。上図のようにボールを投げたとしても、ひもから引っ張られる力があることで、ボールは拘束されてしまい重りの周囲を回転することになります。ただしボールを投げる力が強すぎれば、ひもからボールが離れて飛んでいき、反対にボールを投げる力が弱すぎれば、少しずつ重りの方へとボールが近づいていきますよね。太陽と地球の関係も同じで、地球が移動する力が強すぎれば太陽の引力から解放され飛んでいき、反対に地球の移動する力が弱くなれば太陽の引力によって引き寄せられてしまいます。実際にはこのようなことは起こらないとは思いますが、太陽と地球がぶつからない仕組みはこんな感じになります。関連:空気抵抗とは?なぜ物体の速度が上がると空気抵抗は大きくなるのか?月と地球の場合(地球の引力のほうが大きい)月と地球の場合も太陽と地球の場合と考え方は同じです。月と地球の場合では地球の方が引力が大きくなるので、”太陽と地球の場合”で解説したときの太陽の役割が地球に代わるだけです。また月は平均して1年あたり4cmずつ、地球から離れていることが分かっています。これは月の引力が潮の満ち引きを起こすことによるもので、満潮や干潮という現象も月の引力によって発生しています。(詳しい仕組みについては他のページで解説します)1年間あたりで4cm離れるので、いずれ((数億年後、数十億年後))は地球の引力の拘束から離れて、月が地球の空から見えなくなるという可能性もあるようです。以上が「なぜ太陽と月は地球とぶつからないのか?仕組みを簡単に図で解説!」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});2.まとめこれまで説明したことをまとめますと、太陽と地球がぶつからないのは、”太陽の引力”と”地球が移動する力”がバランスをとっているから。月と地球がぶつからないのは、”月が移動する力”と”地球の引力”がバランスをとっているから。”月が移動する力”と”地球の引力”はピッタリ釣り合っているわけではなく、1年間あたり約3cmずつ地球から月が遠ざかっている。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒銀河と銀河系と太陽系の違いとは?⇒光年とは何かをわかりやすく解説!1光年の距離はどのくらい?⇒新月と満月の違いとは?なぜ新月は昼に、満月は夜にしか出ないの?⇒月はなぜ光るのか?太陽と地球と月の位置関係をわかりやすく図で解説!⇒太陽系とは何かをわかりやすく図で解説!⇒なぜ月の公転周期と月の満ち欠けの周期がずれるのかを簡単に図で解説!⇒なぜ朝が来ると明るくなって、夜が来ると暗くなるのか?⇒なぜ太陽は東から昇って、西に沈むのか?⇒なぜ赤道では重力が小さく、北極・南極では重力が大きくなるのか?⇒月の満ち欠けの仕組みとは?月の満ち欠けの名称を簡単に図で解説!
    Read More
  • なぜ太陽は東から昇って、西に沈むのか?
    さて太陽は東から昇って、西へ沈むというのは知っていますよね。これは地球自体が動いているからそのように見えるのですが、意外と理解できていない人も多いように感じます。そこでこのページでは、なぜ太陽は東から昇って、西に沈むのかを簡単に図で解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次なぜ太陽は東から昇って、西に沈むのか?まとめ1.なぜ太陽は東から昇って、西に沈むのか?ではなぜ太陽が東から昇って、西へ沈むのかを見ていきましょう。結論から言ってしまうと、太陽が東から昇って西へ沈むのは、地球が西から東(反時計回り)に自転することで、太陽が東から西へと動いているように見えるからです。まず地球は反時計回りで1日に1回転していて、この回転のことを”地球の自転”と言います。そして地球を上から平面で見たときの方角を表すと、下のようになります。上図のように北極を方角における”北”とするので、北を基準として他の方角についても知ることができます。あとはこの地球での方角と地球が反時計回りに自転することを考えれば、太陽が東から昇って西へ沈むという理由が簡単に分かります。上図のように明け方に太陽が東から昇るように見えるのは、東の方向から明け方に入るからで、反対に夕方に太陽が西に沈むように見えるのは、西の方向を最後に夕方を出ていくからです。イメージが難しいという人は、車の窓から外の景色を見たときのことをイメージしてみてください。東方向に走っている車の窓から外にある木を見てみると、車の窓からはあたかも木が”東から西”へと移動しているかのように見えますよね。地球から見たときの太陽についてもこれと見え方は同じで、地球が東方向へと自転しているために、太陽は東から西に移動しているように見えています。このように他のモノを例にしてイメージしてみると簡単に分かります。以上が「なぜ太陽は東から昇って、西に沈むのか?」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});2.まとめこれまで説明したことをまとめますと、太陽が東から昇って西へ沈むのは、地球が反時計回りに自転することで、太陽が東から西へと動いているように見えるから。地球が反時計回りに1日1回転することを”地球の自転”という。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒銀河と銀河系と太陽系の違いとは?⇒光年とは何かをわかりやすく解説!1光年の距離はどのくらい?⇒月が見える時間帯はなぜ違うのか?月出と月没の時間帯について解説!⇒火星とは?火星の表面温度・大気・重力などの特徴を簡単に解説!⇒火星の英語名・読み方・由来とは?⇒なぜ水星の1日は1年よりも長くなるのかをわかりやすく解説!⇒なぜ朝が来ると明るくなって、夜が来ると暗くなるのか?⇒「すいきんちかもくどってんかい」とは何の順番を表している?⇒太陽系とは何かをわかりやすく図で解説!⇒なぜ太陽と月は地球とぶつからないのか?仕組みを簡単に図で解説!
    Read More
  • 月はなぜ光るのか?太陽と地球と月の位置関係をわかりやすく図で解説!
    さてあなたは月がなぜ光るのか、その理由をご存知でしょうか。月が光るのは太陽と地球と月の位置が大きく関係していますが、これをしっかりと理解している人は少ないように感じます。そこでこのページでは月はなぜ光るのか?また太陽と地球と月の位置関係をわかりやすく図で解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次月はなぜ光るのか?太陽と地球と月の位置関係をわかりやすく図で解説!まとめ1.月はなぜ光るのか?では月はなぜ光るのかを見ていきましょう。結論から言って、月はなぜ光るのかというと、月が太陽の光を反射して、その反射した光が地球へと届いているからです。なので月そのものが光を発しているわけではなくて、月が太陽の光を反射することで月が光っているように見えるというわけです。月の光はもともとは太陽の光なんですね。関連:新月と満月の違いとは?なぜ新月は昼に、満月は夜にしか出ないの?2.太陽と地球と月の位置関係をわかりやすく図で解説!前の章で月がなぜ光るのか、その仕組みについては簡単に解説しましたが、太陽と地球と月がどのような位置関係にあるのか分からないといまいちイメージしにくいですよね。さっそくですが、太陽と地球と月の位置関係を下図に表します。上図のように地球は太陽の周りを約365日かけて1周(地球の公転)して、月は地球の周りを約27日かけて1周(月の公転)しています。ですので上図では月と太陽に地球が挟まれているようにはなっていますが、月は地球の周りを移動しているため、そのときによって月と地球の位置関係は変わります。月と太陽で地球を挟む位置に来るときもあれば、上図のように月と地球の位置関係が反対になることもあります。またこのように月が地球の周りを移動することによって起こるのが、”月の満ち欠け”です。月が地球の周りを移動すれば当然ですが、地球から見える月の部分も変わり、それによって地球から月が光って見える部分も変わるので月の満ち欠けは起こります。月の満ち欠けの仕組みについて詳しくは下記をご覧ください。関連:月の満ち欠けの仕組みとは?月の満ち欠けの名称を簡単に図で解説!以上が「月はなぜ光るのか?太陽と地球と月の位置関係をわかりやすく図で解説!」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});3.まとめこれまで説明したことをまとめますと、月が光る理由は、月が太陽の光を反射して、その反射した光が地球へと届いているから。太陽と地球と月の位置関係は、月が地球の周りを移動しているので変化する。月が地球の周りを移動することによって起こるのが、”月の満ち欠け”である。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒銀河と銀河系と太陽系の違いとは?⇒なぜ三日月は夜に見えないのか?その仕組みを簡単に図で解説!⇒朔と新月の違いとは何か?⇒新月と満月の違いとは?なぜ新月は昼に、満月は夜にしか出ないの?⇒月齢とは?月齢と月の満ち欠けの関係をわかりやすく図で解説!⇒なぜ月の公転周期と月の満ち欠けの周期がずれるのかを簡単に図で解説!⇒なぜ朝が来ると明るくなって、夜が来ると暗くなるのか?⇒なぜ太陽は東から昇って、西に沈むのか?⇒太陽系とは何かをわかりやすく図で解説!⇒上弦の月と下弦の月の違いと見分け方とは?どんな形の月をしている?
    Read More
  • なぜ標高が高い所は寒いのか?太陽との距離は関係ないって本当?
    さて山など標高が高い場所ほど寒く(気温が低く)なるというのは、実際に登山などで経験したり、聞いたりしてご存知かと思います。ではなぜ標高が高い場所ほど寒くなるのでしょうか。地上に比べて太陽までの距離が近くなって暖かくなりそうな気もしますが、標高が高くなれば太陽との距離も近くなると同時にどんどん寒くなっていきます。そこでこのページではなぜ標高が高い所は地上と比べて寒いのか?また太陽との距離は関係ないのかどうかを簡単に解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次なぜ標高が高い所ほど寒いのか?高い所では地面からの熱で空気が暖められないから空気の量が少ないことで気温が下がるからまとめ1.なぜ標高が高い所ほど寒いのか?ではなぜ標高が高い所ほど寒いのかを簡単に見ていきましょう。結論から言ってしまうと、標高が高い場所ほど寒くなる理由は以下の2つです。高い所では地面からの熱で空気が暖められないから空気の量が少ないことで気温が下がるから上記の2つの理由により、標高が高い所は寒くなります。そして標高が高いほど気温が下がる理由には、太陽からの距離がどうか(近い・遠い)は関係ありません。なぜかというとそれは”太陽から地球までの距離”においては、”地球の地上から山頂までの距離”というのは大した距離ではないからです。太陽から地球までの距離はだいたい”1億4960万km”です。それに比べて日本で最も標高の高い山である富士山の頂上は、約3776m(3.776km)なので比べると大した距離ではありません。どちらにせよ地球上においては、太陽からの距離と気温は特に関係ないんですね。関連:太陽系とは何かをわかりやすく図で解説!さて本題に戻って標高が高い所ほど寒くなる理由について、それぞれ詳しく解説していきますね。高い所では地面からの熱で空気が暖められないからまず私たちが普段から気温が高い・気温が低いと言っているのは、空気の温度が高い・空気の温度が低いということを意味しています。空気の温度(気温)が上がるのは太陽光から直接空気が暖められるからではなく、太陽光に含まれている赤外線によって地面が暖められ、その地面から空気に熱が伝わるからです。(赤外線には物質を暖める性質があります)太陽光が直接空気を暖めることができないのは、簡単に言えば太陽光が空気を透過してしまうからです。(すべて透過してしまうわけではないですが、ほとんどが透過します)そして標高が高い山などでは太陽光が当たっている面が少ないため、地上と比べると周囲の空気を上手く暖めることができなくなります。これが標高が高いほど寒くなる1つ目の理由になります。関連:空気は太陽光で直接暖められないって本当?空気が暖まる仕組みとは?空気の量が少ないことで気温が下がるから標高が高くなると地上に比べて空気の量が少なくなるというのは、よく”空気が薄い”などと表現されることからもほとんどの人が知っていると思います。そしてこの空気の量が少なくなると起こるのが、気温が下がる(空気の温度が下がる)という現象になります。普通なら空気の温度を下げるときは空気を冷却して熱を奪えば良いですが、標高が高い所で起こるこの現象は外部からの熱の交換が一切関係ありません、つまり断熱した状態で、空気の温度が下がります。(この現象のことを断熱膨張と言います)断熱膨張について詳しい仕組みは下記をご覧ください。関連:断熱膨張とは?また断熱圧縮とは?どんな原理で温度変化するのか?これによりなぜ空気の温度が下がるのかというと、周囲の空気の量が少なくなり、その空気の体積が大きくなることで体積当たりの熱が少なくなるからです。周囲の空気の量が少なくなるということは、簡単に言えば、周囲の空気から押される力が弱くなるということです。(つまり気圧が小さくなるということ)そして周囲に存在する空気から押される力が弱くなるために、その空気の体積は地上に存在していたときと比較して大きくなります。なので例えば地上における空気が10の熱量を持っていたとして、その地上の空気を標高の高い所に移動させたとします。そうすると上図のように標高の高い所に移動させた地上の空気は、体積は大きくなりますがその空気自体が持っている熱量は変化しません。ですので地上から移動させた空気の体積当たりの熱量が減ってしまうんですね。体積当たりの熱量が減ってしまうということは、つまり空気の温度(気温)が下がるということです。これが標高が高くなるほど寒くなる理由の2つ目になります。関連:空気の膨張とは何か?空気の温度によって体積が変化する仕組みとは?以上が「なぜ標高が高い所は寒いのか?太陽との距離は関係ないって本当?」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});2.まとめこれまで説明したことをまとめますと、標高が高いほど気温が下がる理由には、太陽からの距離がどうかは関係ない<標高が高くなるほど寒くなる理由まとめ>高い所では地面からの熱で空気が暖められないから空気の量が少ないことで気温が下がるから (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒気圧とは何かをわかりやすく解説!なぜ気圧で人はつぶされないのか?⇒絶対零度とは?また絶対零度の温度は何度なのか?⇒絶対熱とは何か?絶対熱の温度は何度あるのか?⇒温度とは何か?物体の状態変化と温度の関係について解説!⇒空気とは何か?高い場所ほど空気が薄くなる理由とは?⇒密度と比重の違いとは何かを簡単に解説!密度と比重の単位って何?⇒熱と温度の違いとは?⇒雲とは何か?雲ができる仕組みを分かりやすく図解!⇒結露とは何か?仕組みを分かりやすく図解!
    Read More
  • 空気は太陽光で直接暖められないって本当?空気が暖まる仕組みとは?
    さて私たちは毎日のように太陽光を体に浴びていますが、太陽光を体に浴びるとぽかぽかと暖かく感じます。他にも太陽光がモノに当たれば表面が暖かくなっていきますし、太陽光にはモノを暖める効果があるのでしょう。しかし空気は”太陽光によって直接暖められない”という話も聞くので、実際のところ空気の温度(気温)はどのようにして上がっているのか気になりますよね。そこでこのページでは太陽光によって直接空気は暖められないのか?また空気が暖められる仕組みについて簡単に解説していきます。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次太陽光によって直接空気は暖められないのか?空気が暖められるのは地面からの遠赤外線によるもの(1)赤外線によって物質の分子運動が激しくなる(2)温度を持つ物質からは赤外線が放射されている(3)近赤外線が地面に吸収され遠赤外線が放出される(4)遠赤外線が空気に吸収され、空気が暖められる(5)温室効果によって空気がどんどん暖められていく空気が暖められる他の理由について地面から熱が伝わるから空気中のチリなどから熱が伝わるからまとめ1.太陽光によって直接空気は暖められないのか?では太陽光によって直接空気は暖められないのかどうかを解説していきます。結論から言ってしまうと、太陽光によって空気はほとんど暖まりません。次の章で詳しく解説していきますが、地球上で空気が暖められて気温が上がるのは、地面から放出された遠赤外線を空気が吸収することによるものです。太陽光に含まれているのは可視光線(目に見える光)・赤外線(近赤外線)が多く、そのうち物質を暖める効果の大きいものが赤外線になります。(可視光線にも物質を暖める効果はあります)このページでは詳しく解説はしませんが、一口に赤外線と言っても、近赤外線・中赤外線・遠赤外線という種類があって、太陽光に含まれている多くは近赤外線です。そして可視光線・赤外線というのは電磁波と言われるもので、電磁波を受ける物質の種類によって吸収率・透過率・反射率が異なります。太陽光に含まれている多くは近赤外線になりますが、実はこの近赤外線というのは空気にとても吸収されにくいものになります。近赤外線が空気にまったく吸収されないというわけではありませんが、太陽光から降り注がれた近赤外線のほとんどが空気を透過してしまいます。ですので近赤外線だけでなく可視光線についても空気はほとんど透過してしまうため、ほんの少し太陽光によって空気は暖められはしますが、ほぼ暖められていないに等しいというわけです。2.空気が暖められる理由は地面からの遠赤外線によるもの空気は直接太陽光ではほとんど暖まることはありません。そして空気が暖められる主な理由は、地面からの遠赤外線によるものです。よく空気は”太陽光ではなく地面によって暖められる”と言われることがありますが、これは事実で地面からの遠赤外線の効果で暖められることからきています。これだけでは分からないと思うので、下に順番に暖められる仕組みをまとめてみます。(1)赤外線によって物質の分子運動が激しくなる(2)温度を持つ物質からは赤外線が放射されている(3)近赤外線が地面に吸収され遠赤外線が放出される(4)遠赤外線が空気に吸収され、空気が暖められる(5)温室効果によって空気がどんどん暖められていくさて上記の仕組みを順番に詳しく解説していきますね。(1)赤外線によって物質の分子運動が激しくなるまず赤外線は物質に吸収されるとその物質の温度を上げる効果がありますが、これは赤外線によってその物質の分子運動を激しくさせるという働きによるものです。あらゆる物質は分子という小さな粒から構成されており、物質を構成している分子は温度によって運動の激しさが異なります。上図のように水であればたくさんの水分子で構成されていて、水分子の運動が激しくなれば水の温度は高くなり、水分子の運動が穏やかになれば水の温度は低くなります。このように物質の温度というのは、その物質の分子の運動の激しさによって決まります。そして上図のように赤外線には物質の分子の運動を激しくさせる働き(物質の温度を上げる効果)があるので、温度の低い物質に吸収させると分子運動が激しくなり、その物質の温度は上がります。関連:温度とは何か?物体の状態変化と温度の関係について解説!(2)温度を持つ物質からは赤外線が放出されている温度を持っている物質というのは、その温度の高さに応じて周囲に赤外線を放出しています。ですのですべての物質には冷たい・暖かいと感じるように温度が存在するため、すべての物質からその温度に応じた赤外線が放出されていることになります。上図のように物質の温度はその物質を構成している分子の運動によって決まり、これを言い換えれば分子の運動が激しい物質ほど強いエネルギーの赤外線を放出することになります。例えば暖房器具の近くにいると体が暖かくなっていくのは、暖房器具から強い赤外線が放出されて皮膚に吸収されることによるものです。このように日常的に使用される暖房器具からは赤外線が放出されている場合が多いです。(3)近赤外線が地面に吸収され遠赤外線が放出される太陽光には赤外線の中の近赤外線と言われる種類のものが含まれており、この近赤外線は空気をほとんど透過してしまうので地面に吸収されることになります。(太陽光には可視光線なども含まれていますが、ここでは簡単に近赤外線のみとします)そして地面に吸収された近赤外線は地面を構成している分子の運動を激しくさせ、少しずつ地面の温度を高くしていき、地面は遠赤外線を放出するようになります。赤外線の種類として近赤外線・遠赤外線というものが出てきましたが、これは単純にエネルギーの強さによって分類されています。赤外線の中でエネルギーの強い(波長が短い)ものを近赤外線と言い、赤外線の中でエネルギーの弱い(波長が長い)ものを遠赤外線としています。波長が長いとか短いで表されることも多いですがここでは省略して、”近赤外線はエネルギーの強い赤外線”で、”遠赤外線はエネルギーの弱い赤外線”と覚えてください。先ほど温度の高い物質ほど強い赤外線が放出されていると言いましたが、太陽の温度はとても高く、その温度に応じて赤外線が放出されています。それが太陽光に含まれている近赤外線(エネルギーの強い赤外線)なのです。その太陽光に含まれる近赤外線によって暖められた地面の温度も高くなっていきますが、太陽の温度にはとても及ばないので地面からは遠赤外線(エネルギーの弱い赤外線)が放出されるというわけです。(4)遠赤外線が空気に吸収され、空気が暖められる太陽光に含まれている近赤外線は空気にほとんど吸収されないので、空気をほとんど暖めることはありません。ですが地面から放出された遠赤外線については、空気が吸収してしまいます。厳密に言えば地面から放出される遠赤外線を吸収するのは空気ではなく、空気中に含まれている二酸化炭素や水蒸気が遠赤外線を吸収します。(空気中に存在する水蒸気は”湿度(しつど)”として表されます)物質によって赤外線(電磁波)を吸収しやすいモノ・吸収しにくいモノがあって、近赤外線についてはほとんど吸収しませんが、遠赤外線については吸収するんですね。これにより空気中に含まれている二酸化炭素・水蒸気の分子運動が激しくなります。さらに遠赤外線を吸収しない空気を構成している他の分子(窒素・酸素など)に、二酸化炭素・水蒸気の分子が衝突することで、遠赤外線の働きで激しくなった分子運動(熱)が伝わっていきます。ただ空気を構成している物質のほとんどが遠赤外線を吸収しない窒素と酸素ですので、これだけでは空気中の二酸化炭素と水蒸気が遠赤外線を吸収して暖まっても大した温度上昇にはなりません。関連:空気とは何か?高い場所ほど空気が薄くなる理由とは?関連:湿度とは何か?湿度100パーセントとはどんな状態のこと?(5)温室効果によって空気がどんどん暖められていく地面から放出された遠赤外線を空気中の二酸化炭素・水蒸気が吸収しますが、その遠赤外線を吸収した二酸化炭素・水蒸気が周囲に遠赤外線を放出するようになります。地面から遠赤外線が放出されると、遠赤外線が空気中の二酸化炭素・水蒸気に吸収され、二酸化炭素・水蒸気から再び遠赤外線が周囲に放出されていきます。(放射されるたびに遠赤外線のエネルギーは小さくなっていきます)上図では二酸化炭素・水蒸気からの遠赤外線は地面と上方向にしか放出されていませんが、実際はあらゆる方向に放出されるので、地面だけでなく周囲に存在する二酸化炭素・水蒸気にも影響します。これが何度も繰り返されていくことで、空気がどんどん暖かくなっていきます。このように地面から放出された遠赤外線が、空気中の二酸化炭素・水蒸気に吸収されて暖められますが、この働きが温室におけるガラスの働きと似ていることから”温室効果”と言われています。そしてこのような現象を起こす気体(二酸化炭素・水蒸気など)のことを、”温室効果ガス”と呼んでいます。もし空気中に二酸化炭素や水蒸気のような遠赤外線を吸収する物質がなければ、地面から放出された遠赤外線がそのまま上方向(宇宙)へと逃げていきます。ということは地球上に熱が留まることがなくなり、気温(空気の温度)が下がっていきます。いまでこそ1年間における平均気温が16℃ぐらいですが、温室効果ガスである二酸化炭素・水蒸気がなければ地球の気温はマイナス19℃になると考えられています。空気中に二酸化炭素・水蒸気(温室効果ガス)があることで、地球上に熱が留まるので私たちにとって住みやすい環境が整えられているんですね。3.空気が暖められる他の理由について前の章で空気が暖められる主な理由は、地面から放射される遠赤外線によるものと言いました。この理由以外にも空気が暖められる理由がいくつか考えられるので、その理由を下に簡単にまとめてみました。地面から熱が伝わるから空気中のチリなどから熱が伝わるからさて上記の空気が暖められる理由についてそれぞれ解説していきますね。地面から熱が伝わるから地面から熱が伝わるというのは遠赤外線の放出によるものではなく、近赤外線(太陽光)に暖められた地面の分子の振動が空気に伝わることによるものです。熱というのはその物質を構成している分子の運動そのもののことを言うため、物質の熱が伝わるということはその物質の分子の振動が他の分子に伝わることを意味します。太陽光に含まれている近赤外線は空気にはほとんど吸収されませんが、地面には吸収されるので地面を構成する分子の運動(振動)を激しくさせ温度を上げます。上図のように地面のすぐ近くに存在していた空気(分子)にも影響して、その空気を構成する分子にも地面分子の運動が伝わっていきます。これにより地面から空気に熱(分子の運動)が伝わっていき、空気の温度が上がっていきます。ちなみにこの場合は遠赤外線の放出・吸収は関係ないので、空気中の二酸化炭素・水蒸気だけでなく窒素・酸素などにも振動は伝わります。関連:熱と温度の違いとは?空気中のチリなどから熱が伝わるから空気中(空気の成分として含まれているわけではない)には、ホコリや砂といった小さなチリが混ざっています。この小さなチリが太陽光に含まれている近赤外線を吸収することで、チリを構成する分子の運動が激しくなりチリの温度が上がります。そうするとチリを構成する分子の運動が周囲の空気分子(窒素・酸素を含む)に伝わったり、チリから遠赤外線が放出(かなり小さい)されて二酸化炭素・水蒸気に吸収されます。これによって空気が少なからず暖められます。ちなみに空気中のチリは上空で雲が発生するための核となっています。雲ができる仕組みを詳しく知りたい人は下記をご覧ください。関連:雲とは何か?雲ができる仕組みを分かりやすく図解!関連:寒いと息が白くなる理由とは?南極では息が白くならないって本当?以上が「空気は太陽光で直接暖められないって本当?空気が暖まる仕組みとは?」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});4.まとめこれまで説明したことをまとめますと、空気は太陽光でほんの少ししか暖められない。空気を主に暖めているのは、地面からの遠赤外線によるもの。温室効果ガスと地面からの遠赤外線の放出により空気の温度が上昇する。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒状態変化とは何か?物質が状態変化する仕組みを簡単に図解!⇒絶対零度とは?また絶対零度の温度は何度なのか?⇒風の正体とは?風はどんな原理で吹いているのか?⇒地表と地面と地上の違いとは?⇒路面と地面の違いとは?⇒空気と大気の違いとは?⇒なぜ標高が高い所は寒いのか?太陽との距離は関係ないって本当?⇒熱気球とは?また熱気球はどんな原理で空中に浮いているのか?⇒空気抵抗とは?なぜ物体の速度が上がると空気抵抗は大きくなるのか?⇒なぜ水温と気温は同じなのに体感温度が違うのか?
    Read More