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  • 湿度とは何か?湿度100パーセントとはどんな状態のこと?
    さて誰でも一度は湿度という言葉を聞いたことがあるかと思います。日常的に私たちはよく湿度という言葉を使用していますが、あなたは湿度とはどのようなものなのかしっかりと理解できているでしょうか。そして湿度100パーセントとは一体どんな状態のことなのか、あまり意識していなければ理解できていない人も多いはずです。そこでこのページでは湿度とは何か?また湿度100%(パーセント)とはどんな状態のことなのかを簡単に解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次湿度とは何か?湿度100%(パーセント)とはどんな状態のこと?まとめ1.湿度とは何か?では湿度とは何か見ていきましょう。湿度(しつど)とは、空気中にどのくらい水蒸気が含まれているのかを表す割合のこと(単位は%)です。空気中には水蒸気という形で水分が含まれていて、その空気中に含まれている水蒸気の割合のことを湿度と呼んでいます。水蒸気は水が気体に状態変化したもので、目で見ることはできません。また湿度には相対湿度と絶対湿度の種類がありますが、一般的によく使われる湿度というのは相対湿度のことになります。関連:相対湿度と絶対湿度の違いとは?空気中に含むことができる水蒸気量には限界があり、その限界の量のことを飽和水蒸気量と言います。例えば上図でその空気における飽和水蒸気量が100だとして、実際に空気中に含まれている水蒸気量が50だとしましょう。そうすると実際に存在する水蒸気量というのは、空気中に含むことができる水蒸気量の半分なので湿度は50%になります。このように湿度というのは空気中に含まれている水蒸気量の割合のことなんですね。そしてその空気の温度によって飽和水蒸気量というのは異なります。簡単に言えば、空気の温度が高いと飽和水蒸気量が多くなり、空気の温度が低いと飽和水蒸気量が少なくなります。関連:飽和水蒸気量とは?露点との違いって何?関連:状態変化とは何か?物質が状態変化する仕組みを簡単に図解!次の章で湿度100%とはどんな状態のことなのか解説していきますね。2.湿度100%(パーセント)とはどんな状態のこと?では湿度100%(パーセント)とはどんな状態のことなのか見ていきましょう。結論から言ってしまうと湿度100%の状態とは、それ以上空気中に水蒸気を含むことができない状態になります。もう少しかみ砕いて解説すると、水(液体)から水蒸気(気体)に変化できない状態ということです。液体である水が気体である水蒸気に変化するためには、空気中に水蒸気を含むためのスペースが必要になります。しかし湿度100%の状態というのは、水蒸気を含むスペースが空気中にない状態です。なのでいくら液体の水が水蒸気に変化しようとしても、その空気が湿度100%の状態であれば変化することはできません。この湿度100%の状態は、鍋に水を入れた後にふたをして加熱して、沸騰させてから鍋のふたを開けたときの状態のことです。沸騰させてから鍋のふたを開けると、白い煙みたいなもの(湯気)が鍋から出てきます。あの鍋から出てきた白い煙こそが湿度100%を超えたことで、鍋の中で水蒸気に変化することができなくなった水なんですね。上図のように鍋の中の水は加熱してしばらくすると、水の温度が上がって沸点に達することで水蒸気に変化します。水がどんどん水蒸気に変化していくと、次第に鍋の中の空気が湿度100%の状態になります。そうすると水が水蒸気に変化することができなくなり、鍋の中では水蒸気になれなかった水が細かい水滴として発生します。この細かい水滴が鍋のふたを開けることで、白い煙みたいに鍋の中から出てくるということです。関連:湯気と水蒸気の違いとは?関連:煙とは?黒い煙や白い煙の正体って何?ちなみに湿度100%の状態に近い現象が”霧(きり)”になります。”湿度100%の状態に近い”という表現をしたのは、湿度100%の状態では霧とは言えないからです。先ほどの鍋の水を沸騰させたときの例で言えば、白い煙みたいなものが一般的に言われている霧のことです。なので湿度100%の状態ではまだ霧とは言えず、正しくは湿度100%の状態とは”霧になる一歩手前の状態”になります。そして湿度が100%を超えるとその超えた分の水が細かい水滴になり、空気中を漂うことで霧と言われる現象になるんですね。また湿度100%を超えたときには霧だけでなく、雲も発生します。基本的に霧と雲が発生する仕組みは変わらないので、雲については上空で発生する霧という認識で問題ありません。あくまでも湿度というのは、”空気中における水蒸気の割合を表したもの”です。よく「湿度100%は水中のことじゃないの?」という質問もあります。しかし水中にはそもそも空気が存在していないため、湿度という言葉を使用すること自体に無理があります。他に真空の場合についてもそもそも空気が存在していないため、湿度という概念自体がないので覚えておきましょう。関連:雲とは何か?雲ができる仕組みをわかりやすく図で解説!関連:真空とは何か?分かりやすく図で解説!以上が「湿度とは何か?湿度100パーセントとはどんな状態のこと?」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});3.まとめこれまで説明したことをまとめますと、湿度とは、空気中にどのくらい水蒸気が含まれているのかその割合のこと(単位は%)。湿度100%の状態とは、それ以上空気中に水蒸気を含むことができない状態。湿度100%を超えると、その超えた分は細かい水滴となり”霧”になる。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒結露とは何か?分かりやすく結露の仕組みを図解!⇒コップに水滴がつく理由とは?分かりやすく仕組みを図で解説!⇒湿気るとはどういう状態?お菓子が湿気る理由と元に戻す方法とは?⇒揮発とは?蒸発との違いは何か?⇒揮発性とは?揮発性が高い・低いとはどういう意味なのか?⇒絶対零度とは?また絶対零度の温度は何度なのか?⇒なぜ同じ湿度(%)なのに季節によって水分量が異なるのか?⇒寒いと息が白くなる理由とは?南極では息が白くならないって本当?⇒蒸気と水蒸気の違いとは?⇒なぜ風が吹くと洗濯物は乾きやすくなるのか?
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  • 相対湿度と絶対湿度の違いとは?
    さてあなたは相対湿度と絶対湿度という言葉をご存知でしょうか。これらは私たちが日常的によく使用している湿度に関係している言葉です。相対湿度と絶対湿度という言葉が日常的に使用されることは少ないですが、どんな場面で出てくるか分からないのでぜひ覚えておきましょう。そこでこのページでは、相対湿度と絶対湿度の違いを簡単に解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次相対湿度と絶対湿度の違いについて相対湿度とは?絶対湿度とは?同じ相対湿度でも夏と冬では実際の水蒸気量は違うまとめ1.相対湿度と絶対湿度の違いについてでは相対湿度と絶対湿度の違いについて見ていきましょう。結論から言ってしまうとこれらの違いは、空気中の水分量の割合なのか、水分量そのものなのかです。相対湿度は空気中の水分量の割合を%(パーセント)で表していて、絶対湿度は1立方メートルの空気中に含まれている水分量[g/m^3]を表しています。なので私たちが普段からよく使用している湿度というのは、単位が%で表されている相対湿度のことなんですね。さて相対湿度と絶対湿度それぞれについて解説していきます。関連:湿度とは?また湿度100パーセントってどんな状態のことなの?相対湿度とは?相対湿度(そうたいしつど)とは、空気中の飽和水蒸気量に対して、実際の水蒸気量がどのくらいの割合で存在するのかを表しているものです。相対湿度は英語では”relative humidity”となり、”RH”と略されます。先ほど空気中の水分量と解説していましたが、厳密に言えば空気中に含まれているのは水蒸気になります。水蒸気は水(液体)が気体に変化したものなので、水分量と言ってもそう違いはありません。そして飽和水蒸気量(ほうわすいじょうきりょう)というのは、空気中に含むことができる最大の水蒸気量のことを表しています。空気中の飽和水蒸気量については、その空気の温度によっても量が変化するので注意が必要です。関連:飽和水蒸気量とは?露点との違いって何?この空気中に含むことができる最大の水蒸気量に対して、実際に空気中に含んでいる水蒸気量の割合が相対湿度です。なので仮にその空気における飽和水蒸気量が100だとして、実際の水蒸気量が50あれば50/100で0.5となります。この値0.5に100を掛けることで相対湿度が%で表され、私たちが普段から使用している湿度(%)になるというわけです。また飽和水蒸気量100に対して、実際の水蒸気量が100あれば、相対湿度が100%になります(つまり湿度100%と同じ)。ちなみに相対湿度が100%を超えると結露という現象が起こります。関連:結露とは何か?分かりやすく結露の仕組みを図解!絶対湿度とは?絶対湿度(ぜったいしつど)とは、1立方メートルの空気中に含まれている水蒸気量そのものです。絶対湿度は英語では”absolute humidity”となり、”AH”と略されます。相対湿度とは違い飽和水蒸気量に対しての割合ではなく、絶対湿度は空気中に含まれている水分量そのものを表しています。なので1立方メートル[m^3]当たりに含まれる水蒸気量[g]ということで、絶対湿度の単位として[g/m^3]が使用されます。関連:なぜ単位は大文字と小文字で区別しなければいけないのか?2.同じ相対湿度でも夏と冬では実際の水蒸気量は違うでは同じ相対湿度でも夏と冬では実際の水蒸気量は違うについて見ていきましょう。さっそくですが夏と冬では空気の温度が異なるので、同じ相対湿度でも実際の水蒸気量は違う値になります。前の章で空気中の飽和水蒸気量は、空気の温度によって変化するということを少しお話しました。簡単に言えば、空気の温度が上がれば飽和水蒸気量は多くなり、空気の温度が下がれば飽和水蒸気量も少なくなります。つまり夏のように気温が高ければ空気中に含める水蒸気量が多くなり、冬みたいに気温が低ければ空気中に含める水蒸気量が少なくなるということ。例えば夏と冬でそれぞれ相対湿度=50%だったとしましょう。相対湿度が50%ということは、湿度が50%ということですが、夏と冬でどちらとも同じ相対湿度だからと言って水蒸気量が同じにはなりません。上図のように夏と冬で同じ相対湿度50%だったとしても、気温差によって飽和水蒸気量が異なるため実際の水蒸気量にも差が生じます。夏と冬で同じ相対湿度50%でも、夏の方が実際の水蒸気量は多くなります。あくまで相対湿度は飽和水蒸気量と実際の水蒸気量の割合を表したものです。なので相対湿度の値だけ見てしまえば同じように捉えてしまいがちですが、空気中の水蒸気量がどうなっているのかより確実なのは絶対湿度の方になります。関連:湯気と水蒸気の違いとは?以上が「相対湿度と絶対湿度の違いとは?」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});3.まとめこれまで説明したことをまとめますと、相対湿度とは、飽和水蒸気量に対しての実際の水蒸気量の割合。絶対湿度とは、1立方メートルの空気中に含まれている水蒸気量のこと。これらの違いは、水蒸気量の割合なのか、水蒸気量そのものなのか。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒湿気るとはどういう状態?お菓子が湿気る理由と元に戻す方法とは?⇒揮発とは?蒸発との違いと意味は何か?なぜ揮発は起こる?⇒なぜ氷は空気中よりも水中の方が溶けやすいのか?⇒寒いと息が白くなる理由とは?南極では息が白くならないって本当?⇒コップに水滴がつく理由とは?分かりやすく仕組みを図で解説!⇒なぜ風が吹くと洗濯物は乾きやすくなるのか?⇒水が100度に達していないのに蒸発する仕組みとは?⇒蒸気と水蒸気の違いとは?⇒揮発性とは?揮発性が高い・低いとはどういう意味なのか?⇒氷とドライアイスと液体窒素の違いとは?最も温度が低いのはどれ?
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  • なぜ同じ湿度(%)なのに季節によって水分量が異なるのか?
    さてあなたは同じ湿度でも季節によって水分量が異なるのはご存知でしょうか。例えば同じ湿度50%であったとしても”夏における湿度50%”と、”冬における湿度50%”では含まれている水分量が大きく異なります。これは空気の性質によるものなのですが、意外と理解できていない人は多いです。そこでこのページでは、なぜ同じ湿度(%)なのに季節によって水分量が異なるのかを解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次なぜ同じ湿度(%)なのに季節によって水分量が異なるのか?まとめ1.なぜ同じ湿度(%)なのに季節によって水分量が異なるのか?ではなぜ同じ湿度(%)なのに季節によって水分量が異なるのかを見ていきましょう。結論から言ってしまうと、同じ湿度(%)なのに季節によって水分量が異なるのは、そのときの空気の温度(気温)によって含むことができる水分量が異なるからです。まず湿度というのは空気中にどのくらい水蒸気が含まれているのかを表す割合(%)のことで、空気中に含むことができる水蒸気の量はそのときの空気の温度で変化します。(先ほど水分量と言っていたのは、正確には”水蒸気”のことです)上図のように空気の温度が高いほど含むことができる水蒸気量は多くなり、反対に空気の温度が低いほど含むことができる水蒸気量は少なくなります。そして空気中に含むことができる限界の水蒸気量のことを”飽和水蒸気量”といい、上図で言えば”水蒸気が入る容量=飽和水蒸気量”ということになります。ここで本題に戻りますが、季節が違うということは空気の温度(気温)が違うということです。先ほどの解説のように空気の温度が違えば飽和水蒸気量が変化するため、夏(空気の温度が高い)と冬(空気の温度が低い)では、空気中に含むことができる水蒸気量に大きな違いが出ます。上図のように夏の場合は湿度50%で水蒸気量が50も含まれているのに、同じ湿度50%でも冬の場合では水蒸気量が25しかありません。このように同じ湿度(%)であったとしても、季節(正確には気温)によって空気中の水分量は大きく異なるんですね。関連:湿度とは何か?湿度100パーセントとはどんな状態のこと?関連:飽和水蒸気量とは?露点との違いは何か?以上が「なぜ同じ湿度(%)なのに季節によって水分量が異なるのか?」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});2.まとめこれまで説明したことをまとめますと、同じ湿度なのに季節で水分量が異なるのは、空気の温度によって含むことができる水分量が異なるから。気温が高いほど飽和水蒸気量は多くなり、気温が低いほど飽和水蒸気量は少なくなる。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒湯気と水蒸気の違いとは?⇒雲とは何か?雲ができる仕組みをわかりやすく図で解説!⇒揮発とは?蒸発との違いと意味は何か?なぜ揮発は起こる?⇒山でお菓子の袋が膨らむ仕組みとは?分かりやすく図で解説!⇒絶対零度とは?また絶対零度の温度は何度なのか?⇒揮発性とは?揮発性が高い・低いとはどういう意味なのか?⇒蒸気圧とは?水の沸点と蒸気圧の関係についてわかりやすく解説!⇒湿気るとはどういう状態?お菓子が湿気る理由と元に戻す方法とは?⇒水が100度に達していないのに蒸発する仕組みとは?⇒コップに水滴がつく理由とは?分かりやすく仕組みを図で解説!
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