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  • 自由落下とは?空気抵抗・重さ・質量は関係ないのかを簡単に解説!
    さてあなたは物体の”自由落下”とは何かをご存知でしょうか。自由落下という言葉からも何となく分かりますが、この言葉は物体が落下するときのある条件を示している言葉になります。物理を勉強している人ならどういうものなのか分かるかもしれませんが、過去に勉強していてもすでに忘れてしまっている人もいますよね。そこでこのページでは自由落下とは何か?また物体の空気抵抗・重さ・質量は関係ないのかを簡単に解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次自由落下とは何か?自由落下に物体の空気抵抗・重さ・質量は関係ないのか?真空中では物体の質量に関係なく落下速度は同じ空気抵抗があると質量によって落下速度が変化するまとめ1.自由落下とは何か?では自由落下とは何かを見ていきましょう。結論から言ってしまうと自由落下(じゆうらっか)とは、物体が空気抵抗などの影響を受けずに、重力の働きのみで落下する現象のことです。ですので物体が落下するその周囲に空気が存在していれば、物体に空気抵抗や空気による摩擦が発生することになるため自由落下にはなりません。つまり自由落下とは、真空中において物体が落下する現象と言えます。落下する物体の周囲に空気などの物質が存在していれば、それだけで落下する物体に少なからず影響が生じてしまいます。また自由落下させるときは落下させる物体に重力以外の力を加えてはいけないので、手で投げたりして物体に力を加えてしまうと自由落下ではなくなるので注意が必要です。ちなみに厳密に言えば真空は空気だけでなく、物質(空気も含む)がほとんど存在しない空間のことで、その空間に空気だけがなければ真空になると思っている人も多いので覚えておいてください。(このサイトでは簡単に”真空=空気がない空間”と書いているので注意してください)関連:真空とは何か?分かりやすく図で解説!関連:空気抵抗とは?なぜ物体の速度が上がると空気抵抗は大きくなるのか?次の章で自由落下に物体の空気抵抗・重さ・質量は関係ないのかを解説していきます。2.自由落下に物体の空気抵抗・重さ・質量は関係ないのか?では自由落下に物体の空気抵抗・重さ・質量は関係ない(影響しない)のかを見ていきましょう。結論から言うと、自由落下において空気抵抗・重さ・質量はどれも関係ありません。先ほども解説しているように、空気抵抗については初めから除外されます。(そもそも空気抵抗があれば、”自由落下”ということにはならないからです)そして自由落下において物体の重さと質量に違いがあっても、その物体が落下する速度に影響が生じることはありません。つまり自由落下では、重い物体と軽い物体はどちらも同じ速度で落下するということになります。質量と重さの違いについて詳しくは下記をご覧ください。関連:質量とは?重量(重さ)との違いと単位について真空中では物体の質量に関係なく落下速度は同じ真空中では物体の質量に関係なく、自由落下する物体の速度は同じになります。(ここでは簡単に”真空=空気がない空間”としています)例えば真空中で質量10[kg]の物体と質量1[g]の物体の落下速度を比較した場合、これら異なる質量の2つの物体を自由落下させるとどっちが速く落ちるでしょうか。普通の感覚で言えば、質量10[kg]の物体のほうが速く落ちると思いますよね。しかし正解は、”これら2つの物体は同じ速度で落下する”になります。上図のように質量10[kg]の物体と質量1[g]の物体は、落下速度が同じなので同時に底に着きます。このように自由落下(真空中における物体の落下現象)では、その物体の質量に関係なく落下する際の物体の速度は同じになります。空気抵抗があると質量によって落下速度が変化する空気抵抗が発生する(空気がある)ので自由落下とは関係ありませんが、空気抵抗があると質量によって物体の落下速度が変化することについて解説していきます。まず私たちが日常的に感じている重い物体ほど速く落下して、軽い物体ほど遅く落下するというのは空気抵抗が主な原因になります。様々な物体に質量があるように、空気にも質量が存在します。空気抵抗というのは簡単に言えば、他の物体が空気にぶつかることで、その物体の進行方向と逆向きの力が働くことを言います。イメージするなら自分が大きなボールに突っ込んで行ったとして、自分がボールとぶつかるとその衝撃でボールに押し返されます。このときボールを空気とした場合、ボールから押し返される力(進行方向と逆向きの力)がいわば空気抵抗になります。ですので落下する物体にはこの進行方向と逆向きに働く力である空気抵抗が働くため、落下する物体の進行方向(下向き)と空気抵抗は逆向き(上向き)に働きます。そして質量が大きい(重い)物体ほど空気抵抗によって受ける影響が少なくなり、反対に質量が小さい(軽い)物体ほど空気抵抗による影響を受けやすくなります。なので上図のように空気抵抗があるときは質量が大きい(重い)物体は落下速度が速くなり、反対に質量が小さい(軽い)物体は落下速度が遅くなってしまうんですね。これが私たちが日常的に感じている物体の落下速度に違いが生じる仕組みになります。何度も言いますが、自由落下(真空中)だと異なる質量の物体が落下しても、途中で落下する物体に反発する空気が存在しない(空気抵抗がない)ので落下速度は変化しません。このように自由落下でない場合は空気抵抗を受けるため質量によって落下速度が変化しますが、自由落下の場合であれば空気抵抗・重さ・質量は落下速度に関係ないので覚えておきましょう。以上が「自由落下とは?空気抵抗・重さ・質量は関係ないのかを簡単に解説!」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});3.まとめこれまで説明したことをまとめますと、自由落下とは、重力の働きだけで物体が落下する現象のことを指す(つまり真空中における場合のこと)。自由落下の場合、空気抵抗・重さ・質量は落下速度に関係ない。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒震源と震央の違いとは?簡単に図で解説!⇒加速度とは何か?単位の意味とともにわかりやすく解説!⇒地表と地面と地上の違いとは?⇒重力加速度とは?仕組みを分かりやすく図解!⇒路面と地面の違いとは?⇒重力と重力加速度と重さ(重量)の違いとは?⇒なぜ太陽と月は地球とぶつからないのか?仕組みを簡単に図で解説!
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  • 重力と重力加速度と重さ(重量)の違いとは?
    さて重力と重力加速度と重さ(重量)についてご存知でしょうか。これらは地球上で暮らしている私たちにとって密接に関係しているものですが、どういうものなのかを質問されると答えられないですよね。このように世の中には私たちの生活に大きく関係しているけれど、実は違いについて答えられないようなことがとても多く存在しています。そこでこのページでは、重力と重力加速度と重さ(重量)の違いについて簡単に解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次重力と重力加速度と重さ(重量)の違いについて重力とは?重力加速度とは?重さ(重量)とは?まとめ1.重力と重力加速度と重さ(重量)の違いについてでは重力と重力加速度と重さ(重量)の違いについて見ていきましょう。まずそれぞれについて簡単に見ていきましょう。重力とは、地球上の物体が地球の中心に引っ張られる力のこと。重力加速度とは、物体に重力がかかることによって発生する加速度のこと。重さ(重量)とは、物体に働く重力の大きさのこと。さて重力と重力加速度と重さ(重量)について詳しく解説していきます。重力とは?重力(じゅうりょく)とは、地球上の物体が地球の中心に引っ張られる力のことです。重力は地球上に存在している物体には必ず働く力で、物体だけでなく私たち人間に対しても重力が働いています。上図のように地球の中心に引き寄せられる力が働くので、丸い形をしている地球の上でも立っていられるんですね。無重力空間という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、宇宙のような重力が存在しない空間のことを指しています。宇宙のような無重力空間では重力が存在していないので、引き寄せられる力が働かず一回ジャンプするとそのまま上へと飛んでいってしまいます。地球ではジャンプしてもすぐに地面へと落ちていきますが、それは地球からの重力が働いているからです。ジャンプだけでなくボールを投げたり、雲から雨が降ってきたりするのも、すべては物体に重力という地球の中心に引き寄せられる力が働いているからになります。関連:なぜ太陽と月は地球とぶつからないのか?仕組みを簡単に図で解説!重力加速度とは?重力加速度とは、物体に重力がかかることによって発生する加速度のことです。例えば高いところから物体を落下させると(重力以外の力を加えない)、落下し始めた直後よりも少し時間が経過してからの方が物体の落下速度は上がります。つまり重力によって引き寄せられた(落下した)物体が加速していくということです。このように重力が働くことで物体が加速する度合いのことを重力加速度と言います。(地球の重力加速度=9.8[m/s^2]になります)重力加速度の詳しい解説については下記をご覧ください。関連:重力加速度とは?仕組みを分かりやすく図解!重さ(重量)とは?重さ(重量)とは、物体に働く重力の大きさのことです。重さ(重量)[N]=質量[kg]×重力加速度[m/s^2]上のように重さ(重量)は質量と重力加速度を掛けることで求めることができ、重さの単位には[N](ニュートン)が使われています。重さ[N]と質量[kg]を混同している人も多いので注意してください。関連:質量とは?重量(重さ)との違いと単位についてまた中には重力=重さ(重量)だと誤解している人もいるため、有名な実験を元に重力と重さが同じではないということを解説していきます。まずもし重力=重さであるなら質量が大きい物体ほど速く落下することになります。(重さ[N]を求める式に、質量の大きい物体と小さい物体で計算すると分かります)重さ[N]が大きければそれだけ物体の落下速度が上がるのは普通だと思っている人も多いでしょう。そこでこの実験です。実験の内容としては大きな容器内を真空(空気がない状態)にして、上から質量の異なる2つの物体を同時に落下させるというものです。なぜ容器内を真空状態にするのかというと、落下させるときに物体に働く力を重力のみにしなければいけないからです。容器内に空気が存在していれば空気抵抗が発生するので、物体に重力以外の力が発生してしまい重力と重さの関係が調べられなくなります。さてそれぞれの物体を同時に落下させると一体どうなるでしょうか?正解は、どちらも同じ速度で落ちて同時に底に着きます。この実験には物体の質量と重力による影響しか与えられていないため、もし重力=重さになるのであれば単純に質量10[kg]のほうが速く落下するはずですよね。ですが実際は重さが異なるそれぞれの物体は同じ速度で落下して同時に底に着いたので、この実験から重力が重さと同じではないということが証明されました。ちなみに地球上で重いものほど速く落下し、軽いものほど遅く落下するのは、地球に空気が存在していて落下するものに対して空気抵抗が発生しているからです。関連:真空とは何か?分かりやすく図で解説!関連:空気抵抗とは?なぜ物体の速度が上がると空気抵抗は大きくなるのか?以上が「重力と重力加速度と重さ(重量)の違いとは?」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});2.まとめこれまで説明したことをまとめますと、重力とは、地球上の物体が地球の中心に引っ張られる力のこと。重力加速度とは、物体に重力がかかることによって発生する加速度のこと。重さ(重量)とは物体に働く重力の大きさのことで、質量に重力加速度を掛けることで求められる。重力と重さ(重量)は同じものではない。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒引力と重力の違いとは?⇒なぜ赤道では重力が小さく、北極・南極では重力が大きくなるのか?⇒なぜ北海道と沖縄では体重の重さが変化するのか?⇒マグニチュードと震度の違いとは?分かりやすく図を用いて解説!⇒震源と震央の違いとは?簡単に図で解説!⇒密度と比重の違いとは何かを簡単に解説!密度と比重の単位って何?⇒自由落下とは?空気抵抗・重さ・質量は関係ないのかを簡単に解説!⇒空気の温度で重さは変わる?暖かい空気は軽く冷たい空気が重い仕組みとは?⇒浮力とは何か?浮力の原理を簡単に図で解説!⇒加速度とは何か?単位の意味とともにわかりやすく解説!
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  • なぜ北海道と沖縄では体重の重さが変化するのか?
    さてあなたは北海道と沖縄で体重を測ると、北海道の方が体重が重くなるという話を聞いたことがないでしょうか。そこまで大きく体重が変化するわけではないですが、この話については事実です。そこでこのページでは、なぜ北海道と沖縄では体重の重さが変化するのかを解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次なぜ北海道と沖縄では体重の重さが変化するのか?なぜ場所によって重力の大きさは変わる?北海道と沖縄ではどのくらい重さは変わる?まとめ1.なぜ北海道と沖縄では体重の重さが変化するのか?ではなぜ北海道と沖縄では体重の重さが変化するのかを解説します。結論から言ってしまうと、北海道と沖縄で体重が変化するのは、北海道と沖縄では重力の大きさがわずかに異なるからです。体重はその人が持っている質量に重力がかけられた値のことを表し、その人が受ける重力の大きさが変化すれば、体重の値も変化することになります。北海道では沖縄よりも重力が少し大きいために体重が重くなり、沖縄では北海道よりも重力が少し小さいために体重が軽くなります。また日本では北海道が最も重力が大きく、沖縄に向かうほど重力は小さくなっていきます。ではそもそもなぜ場所によって重力の大きさが変わるのか、その仕組みを簡単に解説していきます。関連:質量とは?重量(重さ)との違いと単位についてなぜ場所によって重力の大きさは変わる?場所によって重力の大きさが変わってしまう理由は、地球の自転で発生する遠心力の大きさが場所によって異なるからです。まず重力というのは、引力と地球の自転によって発生した遠心力を合わせた力のことで、引力と重力と遠心力の関係を簡単に図で表すと下のようになります。上図のように地球の自転によって発生する遠心力の大きさが1だとして、引力を10とすると引力から遠心力を差し引いた値9が重力の大きさとなります。そして遠心力の大きさはどの場所でも同じというわけではなく、この遠心力の大きさの違いが北海道や沖縄の重力の違いに繋がっています。遠心力と言うのは回転の中心から距離が遠いほど大きくなり、回転の中心から距離が近ければそれだけ小さくなります。地球で言えば下のようになります。上図のように遠心力は回転の中心(北極)から遠いほど大きくなり、反対に回転の中心に近づくほど小さくなっていることが分かりますよね。つまり北極・南極(回転の中心)に近い地域ほど重力は大きくなり、赤道に近い地域ほど重力は小さくなるということです。上図は適当な数字で引力・重力・遠心力を表したもので、北極(回転の中心)に近いほど重力は大きくなり、遠いほど重力は小さくなっています。もうお分かりかと思いますが、北海道と沖縄で重力に違いが生じるのはこれによるもので、北海道の方が沖縄よりも北極(回転の中心)に近いです。ですので北海道の方が重力は大きく(遠心力は小さく)なり、沖縄の方が重力は小さく(遠心力は大きい)なるというわけなんですね。さて北海道と沖縄で重力が変化する仕組みは解説しましたが、次の章で北海道と沖縄ではどのくらい重さが変化するのかを解説していきます。2.北海道と沖縄ではどのくらい重さは変わる?では北海道と沖縄でどのくらい重さは変化するのかを見ていきましょう。まず北海道の札幌での重力加速度は9.805[m/s^2]で、沖縄の那覇での重力加速度は9.791[m/s^2]となります。重力加速度とは重力がかかったときの物体の加速度のことで、よく重力の大きさを判断するのに用いられています。重力加速度の値が大きいほど、重力が大きいということを意味しているので、北海道と沖縄の場合は、北海道の方が重力は大きいということが分かります。この北海道と沖縄の重力加速度から、それぞれでかかる重力がどのくらい異なるのかを計算します。上のように北海道を基準とした場合には”0.9986倍”で、沖縄を基準とした場合には”1.0014倍”ということになりました。あとは先ほど求めた値を用いて、どのくらい重さが変化するのかを計算していきます。例えば北海道で100[kg]のモノだと沖縄では99.86[kg](140[g]減る)で、沖縄で100[kg]のモノだと北海道では100.14[kg](140[g]増える)になります。北海道と沖縄における重力の差によって、物体の重さには上のような差が生じます。関連:重力加速度とは?仕組みを分かりやすく図解!以上が「なぜ北海道と沖縄では体重の重さが変化するのか?」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});3.まとめこれまで説明したことをまとめますと、北海道と沖縄では遠心力の大きさが異なるため、それにより重力に差が生じる。この重力の差によって北海道と沖縄では体重の重さが変化する。北海道で100[kg]のモノは沖縄では99.86[kg]に減り、沖縄で100[kg]のモノは北海道では100.14[kg]に増える。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒引力と重力の違いとは?⇒重力と重力加速度と重さ(重量)の違いとは?⇒光年とは何かをわかりやすく解説!1光年の距離はどのくらい?⇒なぜ赤道では重力が小さく、北極・南極では重力が大きくなるのか?⇒銀河と銀河系と太陽系の違いとは?⇒なぜ金星の1日の長さは自転周期に比べて短くなるのか?⇒「すいきんちかもくどってんかい」とは何の順番を表している?⇒なぜ朝が来ると明るくなって、夜が来ると暗くなるのか?⇒太陽系とは何かをわかりやすく図で解説!⇒なぜ太陽と月は地球とぶつからないのか?仕組みを簡単に図で解説!
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  • 質量とは?重量(重さ)との違いと単位について
    さて質量と重量という言葉をご存知でしょうか。質量と重量はほとんど同じ意味として使用されていますが、実はこれらの言葉は意味が似ているようで違います。そしてほとんどの人は質量と重量の違いを理解していないように感じます。そこでこのページでは、質量と重量の違いと単位について簡単に解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次質量と重量の違いについて質量とは?重量とは?まとめ1.質量と重量の違いについてでは質量と重量の違いについて見ていきましょう。結論から言ってしまうと質量と重量の違いは、物体そのものの量なのか、物体に働く重力の大きさなのかです。質量は物体そのものの量のことなので重力によって値が変化することはないですが、重量は物体に働く重力の大きさのことなので重力の大きさによって値が変化します。そして質量の単位には[g]や[kg]が使用され、重量の単位には[N](ニュートン)が使われます。また”質量=m”、”地球の重力=g”とした場合、”重量=mg”で表されます(単位ではなく記号です)。さて質量と重量それぞれについて詳しく解説していきますね。関連:単位の接頭語とは何か?単位の接頭語の種類について関連:なぜ単位は大文字と小文字で区別しなければいけなのか?質量とは?質量(しつりょう)とは、物体そのものの量のことです。質量は物体そのものの量のことなので、重力の大きさが変わっても質量が変化することはありません。質量の単位には[g]や[kg]が使用されています。私たちは普段から体重計で自分の体重を測定していますが、そもそも体重というのは体の重さではなく体の質量のことです。体重計に表示されている単位は[kg]ですよね(質量の単位は[g]や[kg])。なので体重計で測定しているのは体の質量なんですね。(つまり重力がかかっていない体そのものの量のこと)普通に測定すれば体の質量ではなく重量(重力がかかった値)が出てくるはずですが、一体どのようにして体重計では質量の値を出しているのでしょうか。それは簡単なことで、体の重量を測定してから質量に戻して表示しているんですね。上図のように体重計の中では体の重量を一旦測定したあとに、測定した体の重量から地球の重力gを割ることで質量に戻して表示しています。だから普段から私たちが見ている体重計に表示される値は質量[kg]になります。また学生の頃に実験をしていると思いますが、分銅(ふんどう)と上皿天秤を用いることで物体の質量を測定することができます。分銅には1[g]・2[g]・10[g]・50[g]・100[g]のように様々なものがありますが、分銅の何[g]が示しているのは重量ではなく質量のことです。ですので分銅に書かれている何[g]という値は、重力がかかっていない値になります。例えば600[g]の分銅を上皿天秤の片方の皿の上に置いて、別の皿の上に何かしらの物体を置いて釣り合えばその物体の質量は600[g]ということです。上図のように物体と分銅それぞれに地球からの重力はかかりますが、両方の質量が同じであれば重力がかかっていても関係ありません。初めから分銅の質量が分かっているため同じだけの重力がかかっても、もう片方の天秤の皿と釣り合えば質量は同じになるということです。ちなみに上皿天秤と分銅を用いれば、地球以外の重力のところでも物体の質量を測定することができます。よく例として挙げられるのは月ですね。月は地球に比べて重力の大きさが約1/6です。質量は重量とは違って重力による影響を受けないので、先ほどの質量が600[g]の物体も地球のときと同じように600[g]の分銅と釣り合います。なので質量600[g]の物体は地球でも月でも重力が変わろうと、質量が600[g]ということは変わらないというわけです。関連:重力加速度とは?仕組みを分かりやすく図解!重量とは?重量(じゅうりょう)とは、物体に働く重力の大きさのことです。(重さという言葉も重量と同じ意味です。)重量は物体に働く重力の大きさのことで、重力の大きさが変われば重量もそれに伴い変化します。重量の単位には[N](ニュートン)が使用されています。以前は重量の単位に[kgf]や[kgw]が使用されていましたが、いま現在では重量の単位には[N]を使用するよう決められています。先ほど地球と月で重力の大きさが変わっても物体の質量は変化しないと言いましたが、物体の重量(重さ)についてはその場所の重力の影響を受けます。なので地球ではある物体の重量が600[N]であったとしても、月では地球の重力の約1/6しかないのでその物体の重量は100[N]になってしまいます。このように重量[N]はその場所における重力の大きさによって変化するんですね。また体重計は重量を測定してから内部で重力を割る計算が行われていますが、あくまでも内部で行われる計算は地球の重力の大きさに設定されています。ですので地球の重力の大きさに設定されている体重計を月で使用すると、正しい計算が行われません(地球の重力の大きさで割られるから)。上図のように体重計は地球の重力が割られるように設定されているので、地球の重力の約1/6である月では実際の質量の1/6に減ったように表示されます。なので正しい計算が行われません。関連:重力と重力加速度と重さ(重量)の違いとは?以上が「質量とは?重量(重さ)との違いと単位について」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});2.まとめこれまで説明したことをまとめますと、質量とは物体そのものの量のことで、単位は[g]や[kg]が用いられる。重量(重さ)とは物体に働く重力の大きさのことで、単位は[N]が用いられる。これらの違いは、その場所における重力の大きさによって変化するかどうか。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒密度と比重の違いとは何かを簡単に解説!密度と比重の単位って何?⇒1気圧とは?また何ヘクトパスカル(hPa)なのか?⇒空気の温度で重さは変わる?暖かい空気は軽く冷たい空気が重い仕組みとは?⇒空気の膨張とは何か?空気の温度によって体積が変化する仕組みとは?⇒空気抵抗とは?なぜ物体の速度が上がると空気抵抗は大きくなるのか?⇒加速度とは何か?単位の意味とともにわかりやすく解説!⇒何桁の数字の意味とは?7桁の収入や3桁の収入はいくらを表している?⇒密度が大きい(高い)・密度が小さい(低い)の意味を簡単に図解!⇒単位変換にはコツが必要?単位変換の簡単な考え方について⇒1グラムは何ミリグラム?1グラムは何キログラム?単位(質量)の覚え方について
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  • 1グラムは何ミリグラム?1グラムは何キログラム?単位(質量)の覚え方について
    さて1グラムをミリグラム(またはキログラム)に変換するときがありますが、あなたはしっかりとそれらの意味を理解して変換できているでしょうか。ミリなどの意味を理解せずに1グラムは何ミリグラムというように覚えても、それはただ暗記しただけで時間が経てばすぐに忘れてしまいます。そこでこのページでは1グラムは何ミリグラム(または何キログラム)なのか?また単位(質量)を変換する簡単な覚え方について解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次1グラムは何ミリグラム(または何キログラム)?単位(質量)を変換する簡単な覚え方についてまとめ1.1グラムは何ミリグラム(または何キログラム)?では1グラムは何ミリグラム(または何キログラム)なのか見ていきましょう。結論から言ってしまうと、1グラムは1000ミリグラムで、キログラムに変換する場合だと1グラムは0.001キログラム(1/1000キログラム)になります。(ちなみに1キログラム=1000グラムで、1キログラム=1000000(=100万)ミリグラムです)これで終わってしまえば、ただ答えを暗記するだけになってしまうので、次の章で変換方法の簡単な覚え方について解説していきますね。関連:質量とは?重量(重さ)との違いと単位について2.単位(質量)を変換する簡単な覚え方についてでは単位(質量)を変換する簡単な覚え方について見ていきましょう。さっそくですがグラムからキログラムなどに変換するときの簡単な覚え方としては、ミリやキロという言葉の意味を理解して覚えることです。まず私たちが普段から質量を表すのに使用しているミリグラムやキログラムは、[mg](ミリグラム)と[kg](キログラム)のことを指しています。[m](ミリ)や[k](キロ)というのは”単位の接頭語”と呼ばれるもので、単位である[g](グラム)などの前に付けられることで意味をなします。(単位の接頭語の”ミリ”と単位の”メートル”は同じ小文字の”m”なので注意してください)そして単位の接頭語である”[m](ミリ)は1000分の1”を表していて、”[k](キロ)は1000倍”のことを表しています。例えば[g](グラム)から[mg](ミリグラム)と[kg](キログラム)への変換であれば、下のように考えていきます。また[g](グラム)からの変換ではなく、[mg](ミリグラム)から[kg](キログラム)への変換や、[kg](キログラム)から[mg](ミリグラム)への変換の場合も先ほどと同じように考えていきます。上のように[m](ミリ)は”1000分の1”で[k](キロ)は”1000倍”だから、それぞれの単位に変換するとこうなるんだなと理解できれば忘れることは少なくなりますよね。m(ミリ)やk(キロ)以外の単位の接頭語が付いている場合でも、同じように考えれば頭の中だけで変換することができるようになります。[m](ミリ)や[k](キロ)など単位の接頭語について詳しくは下記をご覧ください。関連:単位の接頭語とは何か?単位の接頭語の種類について以上が「1グラムは何ミリグラム?1グラムは何キログラム?単位(質量)の覚え方について」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});3.まとめこれまで説明したことをまとめますと、1[g](グラム) = 1000[mg](ミリグラム)、1[g] = 0.001[kg](キログラム)[m](ミリ)は”1000分の1”で、[k](キロ)は”1000倍”の意味を持っている。[m](ミリ)や[k](キロ)の意味を理解すれば、簡単に覚えることができる。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒1センチは何メートル?1センチは何ミリ?単位(長さ)の覚え方について⇒1リットルは何ミリリットル?1リットルは何デシリットル?単位(体積)の覚え方について⇒1時間は何秒?1時間は何分?単位(時間)の簡単な覚え方について⇒なぜ単位は大文字と小文字で区別しなければいけないのか?⇒ミクロン(μ)とは何か?マイクロとの違いは?⇒密度と比重の違いとは何かを簡単に解説!密度と比重の単位って何?⇒加速度とは何か?単位の意味とともにわかりやすく解説!⇒密度が大きい(高い)・密度が小さい(低い)の意味を簡単に図解!⇒光年とは何かをわかりやすく解説!1光年の距離はどのくらい?⇒単位変換にはコツが必要?単位変換の簡単な考え方について
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