さて日常的に使われるもので「逆手」という言葉があります。
この逆手に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
逆手がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは逆手の読み方と意味、「ぎゃくて」と「さかて」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.逆手の正しい読み方は「ぎゃくて」「さかて」?
では逆手の正しい読み方は、「ぎゃくて」「さかて」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、逆手の正しい読み方は「ぎゃくて」「さかて」の両方になります。
逆手の”逆”は「ぎゃく」「げき」「さか」と読むことができます。
一般的には逆手は「さかて」と読むことが多いです。
ただ逆手を「じゃくて」「さかて」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また逆手(ぎゃくて)のように「逆(ぎゃく)」が用いられている言葉には、
「逆算(ぎゃくさん)・逆説(ぎゃくせつ)・逆転(ぎゃくてん)・逆賊(ぎゃくぞく)」などがあります。
逆手(さかて)のように「逆(さか)」が用いられている言葉には、
「逆子(さかご)・逆様(さかさま)・逆波(さかなみ)・逆夢(さかゆめ)」などがあります。
次の章で逆手の意味と類義語について解説していきます。
2.逆手の意味と類義語について
では逆手の意味と類義語について見ていきましょう。
まず逆手(ぎゃくて)は「相手の関節を逆に曲げること。また、その技のこと/普通の持ち方と向きを逆に持つこと/相手の攻撃などを利用してやり返すこと」の意味として用いられています。
逆手を「ぎゃくて」と読むと上記のような意味になりますが、
「さかて」と読むと「普通の持ち方と向きを逆に持つこと/相手の攻撃などを利用してやり返すこと」の意味のみとなります。
このように逆手は「ぎゃくて」「さかて」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
逆手を用いた例文としては、「鉄棒を逆手に握る」や、
「相手の攻撃を逆手にとる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「普通の持ち方と向きを逆に持つこと」の意味で、
後者の例文は「相手の攻撃などを利用してやり返すこと」の意味で使用しています。
また逆手の類義語としては、「逆様(さかさま)・裏腹(うらはら)・逆転(ぎゃくてん)・逆立ち(さかだち)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても逆手と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「逆手の読み方と意味、”ぎゃくて”と”さかて”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 逆手の正しい読み方は「ぎゃくて」「さかて」の両方。
- 逆手(ぎゃくて)は「相手の関節を逆に曲げること。また、その技のこと/普通の持ち方と向きを逆に持つこと/相手の攻撃などを利用してやり返すこと」の意味。
- 逆手(さかて)は「普通の持ち方と向きを逆に持つこと/相手の攻撃などを利用してやり返すこと」の意味。
- 逆手の類義語には、「逆様・裏腹・逆転・逆立ち」などがある。