慣用読み(百姓読み)の一覧!
このページでは慣用読み(百姓読み)の漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(慣用読みの漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓慣用読みの漢字の読み方や意味などを簡単に表記しています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓慣用読みの漢字の読み方をザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●慣用読みの漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ慣用読み(百姓読み)の漢字※1:その漢字の本来の読み方には(本)、慣用読みには(慣)の表記をし、本来の読み方(本)の五十音順を優先しています。(慣用読みとは、”本来の読み方ではない誤った読み方が一般的に広く定着し、その誤った読み方についても正しい読み方となったもの”を意味し、「百姓読み(ひゃくしょうよみ)」とも呼ばれます)※2:一般的な使用頻度を判別しやすいように、記号(◎、○、△)で表しており、以下のような表記の仕方をしています(◎の読み方には青色マーカーをつけています)。◎:正しい読み方(一般的によく使われる)○:正しい読み方(◎の読み方よりは使われる頻度が少ない)△:正しい読み方(ほとんど使われることがない)↓ア行~【甘味処】本:あまみどころ(○)慣:かんみどころ(◎)甘味処は”餡蜜(あんみつ)やお汁粉(おしるこ)など、甘い味の菓子を提供する飲食店のこと”の意味。甘味というのは、”甘い味。また、甘い味の食べ物のこと”を意味します。【新しい】本:あらたしい(△)慣:あたらしい(◎)新しいは”今までになくて、できたり起こったりして間もないこと。使い始めて間もないこと/変更して今までと違っていること/新鮮であること”の意味。【荒らげる】本:あららげる(◎)慣:あらげる(○)荒らげるは”(声や態度などを)荒くすること。乱暴にすること”の意味。「あらげる」は、”荒げる”と表記されることが多いです。【あり得る】本:ありうる(◎)慣:ありえる(○)あり得るは”可能性がある。あっても(起きても)不思議ではない”の意味。【依存】本:いそん(○)慣:いぞん(◎)依存は”他に頼って存在していること”の意味。「依存心」「依存症」などの言葉も同様に、「いそん」「いぞん」の両方で読むことができます。【一段落】本:いちだんらく(◎)慣:ひとだんらく(○)一段落は”文章などの、一つの段落のこと/物事に一応の区切りがつくこと”の意味。【家中】本:うちじゅう(◎)慣:いえじゅう(○)家中は”家の中のこと/家族全員のこと”の意味。【大舞台】本:おおぶたい(◎)慣:だいぶたい(○)大舞台は”大きく立派な舞台のこと/俳優の優れた演技のこと/腕前を見せる晴れの場所(活躍の場所)のこと”の意味。【慮る】本:おもんぱかる(○)慣:おもんばかる(◎)慮るは”あれこれ考えること。考慮すること”の意味。例えば「将来を慮る」や「相手の立場を慮る」のように用いられます。↓カ行~【確執】本:かくしゅう(△)慣:かくしつ(◎)確執は”互いに自分の意思を主張して譲らないこと。また、そこから生じる不和(ふわ)のこと”の意味。不和というのは、”仲の悪いこと”という意味です。なので確執は、”お互いに自分の主張を譲らずに、それにより仲が悪くなったり、起こる争いのこと”を表しています。【過不足】本:かふそく(◎)慣:かぶそく(○)過不足は”多過ぎることと足りないこと”の意味。例えば「過不足なく伝える」や「過不足なく準備する」のように用いられます。【甘蔗】本:かんしゃ(△)慣:かんしょ(◎)甘蔗は”砂糖黍(サトウキビ)の別名のこと”の意味。【堪能】本:かんのう(△)慣:たんのう(◎)「かんのう」と読むと”(学問・技術など)深くその道に通じている様子。また、そのような人のこと”の意味。「深くその道に通じている」というのは、”その分野に詳しい”ということです。「たんのう」と読むと”(学問・技術など)深くその道に通じている様子。また、そのような人のこと/十分に満足すること”の意味。”十分に満足すること”は、例えば「彼は夕食を堪能(たんのう)した」のように用いられます。【忌諱】本:きき(◎)慣:きい(○)忌諱は”忌(い)み嫌うこと。嫌って避けること”の意味。例えば「社長の機嫌が悪くなったのは、彼の無礼な言動が社長の忌諱に触れてしまったのが原因だ」や「この地域ではそれは忌諱される食材だ」のように用いられます。【寄贈】本:きそう(△)慣:きぞう(◎)寄贈は”品物を贈ること”の意味。【既存】本:きそん(○)慣:きぞん(◎)既存は”既(すで)に存在していること。以前からあること”の意味。例えば「既存の建造物を有効活用する」や「そのアイデアは新しいものではなく、既存のものだ」のように用いられます。【胸腔】本:きょうこう(○)慣:きょうくう(◎)胸腔は”胸膜(きょうまく)で覆われた、胸郭(きょうかく)の内部のこと”の意味。胸郭というのは”胸部の外郭をつくる、かご状の骨格のこと”で、胸郭の内部には肺や心臓などの臓器が収められています。【矜持】本:きょうじ(◎)慣:きんじ(△)矜持は”自分の能力を信じて持つ誇りのこと”の意味。例えば「自分の矜持を守り通す」や「彼は矜持の高い人だ」のように用いられます。【共存】本:きょうぞん(○)慣:きょうぞん(◎)共存は”2つ以上のものが一緒に生存・存在すること”の意味。例えば「彼らは野生動物たちと共存関係にある」や「その国では様々な文化の人々が共存していた」のように用いられます。【拮抗】本:けっこう(△)慣:きっこう(◎)拮抗は”勢力・実力などがほぼ等しいもの同士が、互いに張り合って優劣のないこと”の意味。例えば「実力が拮抗している者同士の戦い」や「拮抗していた勢力図が彼一人の存在によって崩れ始めた」のように用いられます。【箝口】本:けんこう(△)慣:かんこう(◎)箝口は”口をつぐんでものを言わないこと。また、他人にものを言わせないこと。発言を禁止すること”の意味。箝口は一般的には「箝口令(かんこうれい)」という言葉で使われることが多く、箝口令は”ある事柄について他人に話すことを禁ずる命令のこと”を意味しています。【減殺】本:げんさい(◎)慣:げんさつ(△)減殺は”(量や程度などを)減らして少なくすること”の意味。例えば「相手の勢いを減殺する」や「興味が減殺される」のように用いられます。【現存】本:げんそん(○)慣:げんぞん(◎)現存は”現在、実際にあること。現実に存在していること”の意味。例えば「現存する最古の文献」や「現存するものはほとんどないと言われている」のように用いられます。【言質】本:げんち(◎)慣:げんしつ(△)言質は”後で証拠となる言葉のこと”の意味。「言質(げんち)を取る」のように使われることが多く、これは”証拠となる言葉を相手から引き出すこと”を意味します。【口腔】本:こうこう(○)慣:こうくう(◎)口腔は”口から喉(のど)までの間の空間のこと”の意味。【較差】本:こうさ(△)慣:かくさ(◎)較差は”2つ以上のものを比較したときの相互の差のこと”の意味。例えば「AとBの較差を修正する」や「年間の気温較差は少ない」のように用いられます。【鉱滓】本:こうし(△)慣:こうさい(◎)鉱滓は”溶鉱炉(ようこうろ)などで鉱石を溶かしたときに、表面に浮かぶ滓(かす)。スラグのこと”の意味。【攪拌】本:こうはん(△)慣:かくはん(◎)攪拌は”かき回すこと。かき混ぜること”の意味。例えば「卵を攪拌する」や「攪拌機でかき混ぜる」のように用いられます。【攪乱】本:こうらん(△)慣:かくらん(◎)攪乱は”かき乱すこと。混乱させること”の意味。例えば「情報網を攪乱する」や「敵の部隊を攪乱させる」のように用いられます。【固執】本:こしゅう(△)慣:こしつ(◎)固執は”自分の意見などを主張して曲げないこと”の意味。【御用達】本:ごようたつ(△)慣:ごようたし(◎)御用達は”宮中・官庁に物品を納めること。またそれを納める商人のこと/よく使うこと。お気に入り”の意味。例えば前者の意味は「皇室御用達とされている品々」、後者の意味は「芸能人御用達のお店」のように用いられます。↓サ行~【早急】本:さっきゅう(○)慣:そうきゅう(◎)早急は”非常に急ぐこと。また、そのさま”の意味。【撒布】本:さっぷ(△)慣:さんぷ(◎)撒布は”まき散らすこと”の意味。「さんぷ」は一般的には”散布”と表記されることがほとんどで、散布を「さっぷ」と読むことはできません。【残滓】本:ざんし(◎)慣:ざんさい(○)残滓は”残り滓(かす)のこと/古い時代・制度などの名残(なごり)のこと”の意味。例えば前者の意味は「容器の底に付いた残滓を除去する」、後者の意味は「それは旧制度の残滓だ」のように用いられます。【惨敗】本:さんぱい(△)慣:ざんぱい(◎)惨敗は”惨(みじ)めな負け方をすること。ひどい負け方をすること”の意味。【詩歌】本:しか(△)慣:しいか(◎)詩歌は”漢詩と和歌のこと/詩・和歌・俳句など、韻文(いんぶん)の総称のこと”の意味。韻文というのは、”一定の韻律(音声的な形式)を持ち、形式の整った文章のこと”を意味します。【弛緩】本:しかん(◎)慣:ちかん(△)弛緩は”緩(ゆる)むこと。だらしなくなること”の意味。例えば「筋肉が弛緩する」や「それは職場規律の弛緩による影響だ」のように用いられます。【弑逆】本:しぎゃく(○)慣:しいぎゃく(◎)弑逆は”主君や親を殺すこと”の意味。例えば「弑逆は許されないことだ」や「主君を弑逆するという暴挙にでた」のように用いられます。【識語】本:しご(△)慣:しきご(◎)識語は”写本や刊本などで、本文の前または後に、その本の由来や書写の年月日などを記したもの”の意味。特に、あとから加筆したものを指します。【施工】本:しこう(△)慣:せこう(◎)施工は”工事を行うこと”の意味。施工を「せこう」と読むことが多いのは、政策・計画などを実行するなどの意味である「施行(しこう)」と区別するためです。施工と施行は字が似ていますが、「施工は建築などの工事関係」で使用されることが多く、「施行は法律関係」で用いられます。【施行】本:しこう(◎)慣:せこう(○)施行は”政策・計画などを実行すること/法令の効力を発生させること”の意味。施行を「しこう」と読むことが多いのは、「工事を行う」という意味である「施工(せこう)」と区別するためです。施行と施工は字が似ていますが、「施行は法律関係」で使用されることが多く、「施工は建築などの工事関係」で用いられます。ただ法律関係では「執行(しっこう)」という言葉が使われることもあり、その場合は施行は「しこう」ではなく「せこう」と読むことも多いので覚えておきましょう。【施策】本:しさく(○)慣:せさく(◎)施策は”行政機関や政治家などが、ある事柄に対してとる対策や計画のこと”の意味。【舌鼓】本:したつづみ(◎)慣:したづつみ(△)舌鼓は”美味い物を食べて思わず舌を鳴らすこと”の意味。「スープの味に舌鼓を打つ」や「あまりの美味しさに舌鼓を鳴らす」のように、”舌鼓を打つ”や”舌鼓を鳴らす”の形でよく用いられます。上記のように”美味しい料理を味わった満足感を表す言葉”として使用されます。【七回忌】本:しちかいき(◎)慣:ななかいき(○)七回忌は”死後満6年目の回忌のこと”の意味。回忌は”人の死後、毎年まわってくる命日のこと”で、少しややこしいですが一回忌は”その人が亡くなった日のこと”を指しています。なので翌年の命日がきて一回忌と思われている方も多いですが、実は翌年の命日がくると二回忌(=一周忌)となります。これにより死後満7年目ではなく、死後満6年目の回忌が七回忌となるわけです。【蔗糖】本:しゃとう(△)慣:しょとう(◎)蔗糖は”砂糖黍(サトウキビ)・砂糖大根(サトウダイコン)などから抽出される糖のこと”の意味。【借問】本:しゃもん(◎)慣:しゃくもん(○)借問は”試しに問うこと。ちょっと尋ねてみること”の意味。【重用】本:じゅうよう(△)慣:ちょうよう(◎)重用は”その人を重んじて、重要な職務や地位につかせて用いること”の意味。【輸出】本:しゅしゅつ(△)慣:ゆしゅつ(◎)輸出は”自分の国の産物・製品・技術などを外国へ売り出すこと”の意味。【出生】本:しゅっしょう(◎)慣:しゅっせい(○)出生は”人がこの世に生まれること/ある土地・境遇・家柄の生まれであること”の意味。ただ出生の読み方は「しゅっせい」「しゅっしょう」どちらでも正しいとは言いましたが、戸籍や住民票などを扱う役所での読み方は「しゅっしょう」が多いです。これは昔、兵隊として戦争に行くことを「出征(しゅっせい)」と言っていたことから、出生を「しゅっせい」と読むと区別がつかなくなるという理由からきています。ですが病院や法律などにおける出生の読み方は「しゅっせい」が多く、その業界によってどちらの読み方が多いのか異なるようです。【出納】本:しゅつのう(△)慣:すいとう(◎)「しゅつのう」と読むと”金銭や物品を出し入れすること。支出と収入のこと/平安時代に役所や寺院などで物品の出し入れをしていた者のこと”の意味。「すいとう」と読むと”金銭や物品を出し入れすること。支出と収入のこと”の意味。ちなみに「すいとう」は”金銭や物品を出し入れすること。支出と収入のこと”の意味合いが強く、「しゅつのう」は”平安時代に物品の出し入れをしていた者”という意味合いが強いです。なので出納帳はお金の管理をするための帳簿のことなので、「しゅつのうちょう」とは読まずに、「すいとうちょう」と読みます。【輸入】本:しゅにゅう(△)慣:ゆにゅう(◎)輸入は”外国から産物・製品・技術などを買い入れること”の意味。【憧憬】本:しょうけい(◎)慣:どうけい(○)憧憬は”憧(あこが)れること”の意味。例えば「彼への激しい憧憬を抱いていた」や「彼女は皆の憧憬の的になっている」のように用いられます。【消耗】本:しょうこう(△)慣:しょうもう(◎)消耗は”使って減ること。使ってなくなること/体力や気力を使い果たすこと”の意味。【情緒】本:じょうしょ(△)慣:じょうちょ(◎)情緒は”対象への特別な感情や味わい。また、その雰囲気のこと/一時的で急激な感情の動きのこと”の意味。例えば前者の意味は「異国の情緒があふれている」、後者の意味は「彼は情緒不安定な人だ」のように用いられます。【秤量】本:しょうりょう(△)慣:ひょうりょう(◎)秤量は”秤(はかり)にかけて、重さをはかること/(転じて)物事の多少・軽重などを考え合わせること”の意味。例えば前者の意味は「それは秤量30キログラムだ」、後者の意味は「両者の立場を秤量する」のように用いられます。【女王】本:じょおう(○)慣:じょうおう(◎)女王は”女性の君主のこと/王の妃(きさき)のこと/ある分野における第一人者の女性のこと”の意味。”ある分野における第一人者の女性のこと”は、例えば「演歌の女王」や「クイズの女王」のように用いられます。【緒言】本:しょげん(○)慣:ちょげん(◎)緒言は”前書き。序文のこと”の意味。【浸漬】本:しんし(△)慣:しんせき(◎)浸漬は”液体に浸(ひた)すこと。また、水が浸透すること/思想や噂(うわさ)などが次第に浸透していくこと”の意味。例えば前者の意味は「これは何時間も水に浸漬させたものだ」、後者の意味は「彼らはあいつの考えに浸漬されている」のように用いられます。【垂涎】本:すいぜん(◎)慣:すいえん(△)垂涎は”食べたくて思わず涎(よだれ)を垂らすこと/ある物を非常に強く欲しがること”の意味。例えば前者の意味は「垂涎の思いで料理を眺める」、後者の意味は「それらはマニア垂涎の的となっている」のように用いられます。【正鵠】本:せいこく(◎)慣:せいこう(△)正鵠は”弓の的(まと)の中心にある黒点のこと/物事の急所・要点のこと”の意味。例えば後者の意味は「その言葉は正鵠を得たものであった」のように用いられます。【刺客】本:せっかく(△)慣:しかく(◎)刺客は”暗殺を行う人のこと”の意味。【截然】本:せつぜん(◎)慣:さいぜん(△)截然は”崖や岩壁などが切り立っているさま/物事の区別がはっきりしているさま”の意味。例えば「両者には截然たる差がある」や「それらを截然と区別する」のような使い方で用いられます。一般的には截然は後者の意味で用いられることが多く、どちらの例文も”物事の区別がはっきりしているさま”の意味で使用しています。【相殺】本:そうさい(◎)慣:そうさつ(△)「そうさい」と読むと”互いに差し引いて打ち消し合うこと。帳消しにすること”の意味。「そうさつ」と読むと”互いに差し引いて打ち消し合うこと。帳消しにすること/お互いに殺し合うこと”の意味。【遡及(溯及)】本:そきゅう(◎)慣:さっきゅう(△)遡及は”過去に遡(さかのぼ)ること”の意味。例えば「3年前まで遡及して適用する」や「遡及して支払われる予定」のように用いられます。↓タ行~【体腔】本:たいこう(◎)慣:たいくう(○)体腔は”動物の体壁(たいへき)と内臓との間にある隙間(すきま)のこと”の意味。【対蹠】本:たいせき(◎)慣:たいしょ(○)対蹠は”(「蹠」は足の裏の意)向かい合わせた足の裏のように、2つの物事が全く反対(正反対)の関係にあること”の意味。例えば「その結果は明確に対蹠を示している」や「対蹠的と言えるほど性格の異なる2人」のように用いられます。【代替】本:だいたい(◎)慣:だいがえ(○)代替は”他の物で代えること”の意味。例えば「代替品をご用意いたします」や「このタブレットはスマホの代替で使っている」のように用いられます。【端緒】本:たんしょ(○)慣:たんちょ(◎)端緒は”物事の糸口。手がかり”の意味。例えば「問題解決の端緒をつかむ」や「あの時の経験が起業の端緒となった」のように用いられます。【貪欲】本:たんよく(△)慣:どんよく(◎)貪欲は”非常に欲の深いこと”の意味。【乳離れ】本:ちばなれ(○)慣:ちちばなれ(◎)乳離れは”乳児が成長して乳を飲まなくなること。また、その時期のこと/成長して親などに頼らず自分一人で行動できるようになること”の意味。例えば後者の意味は「乳離れできていない学生が多いように感じる」のように用いられます。【茶道】本:ちゃどう(○)慣:さどう(◎)茶道は”湯を沸かし、茶を点(た)て、茶をふるまう行為。また、その様式のこと”の意味。昔は「茶頭(さどう)」と呼ばれる”茶事をつかさどっている師匠”がいて、その茶頭と混同しないように「茶道(ちゃどう)」と読まれていました。いま現在において一般的には「さどう」と読まれることが多いですが、茶道関係の言葉はほとんどが「ちゃ」の方で読まれています。【稠密】本:ちゅうみつ(◎)慣:ちょうみつ(△)稠密は”一つのところに多く集まっていること。また、そのさま”の意味。例えば「都市部に人口が稠密している」や「樹木が稠密に生い茂っている」のように用いられます。【掉尾】本:ちょうび(○)慣:とうび(◎)掉尾は”物事が最後になって勢いが盛んになること/最後のこと”の意味。例えば「これが掉尾だと思って挑戦する」や「大会の掉尾を飾るにふさわしい試合だった」のように用いられます。一般的には掉尾は「最後のこと」の意味で使われることが多く、どちらの例文も「最後のこと」の意味で使用しています。後者の例文の”掉尾を飾る”というのはことわざで、これは「物事の最後を立派に締めくくること」の意味として使用されます。(”「ちょうび」を飾る”と読むことが多いですが、”「とうび」を飾る”と読んでも間違いではありません)【貼付】本:ちょうふ(◎)慣:てんぷ(○)貼付は”貼り付けること”の意味。一般的には「ちょうふ」は”貼付”、「てんぷ」は”添付”と表記されることがほとんどです。「はりつけ」と読む人も多いですが、貼付を「はりつけ」と読むのは間違いです。”貼り付け”や”貼付け”と書いてある場合なら、「はりつけ」と読むのが正しいです。例えば「封筒に切手を貼付する」や「履歴書に証明写真を貼付する」のように用いられます。【重複】本:ちょうふく(◎)慣:じゅうふく(○)重複は”同じ物事が重なること”の意味。例えば「これは重複した表現だ」や「語句の重複を避ける」のように用いられます。【直截】本:ちょくせつ(◎)慣:ちょくさい(△)直截は”ためらわず、すぐに判断を下すこと/まわりくどくなく、きっぱりしていること”の意味。例えば前者の意味は「それは直截かつ合理的な処置であった」、後者の意味は「彼らしい直截な表現だ」のように用いられます。【続柄】本:つづきがら(○)慣:ぞくがら(◎)続柄は”親族としての相互の関係のこと”の意味。例えば書類などで続柄を表記する欄がありますが、自分を指す場合は「本人」で、両親を指す場合は「父・母」と書きます。他に兄弟・姉妹がいるのであれば、「兄・弟・姉・妹」のように書き、配偶者であれば「夫・妻」のように書くことになります。このような親族との関係(父・兄・妹など)のことを続柄と言います。【捏造】本:でつぞう(△)慣:ねつぞう(◎)捏造は”実際にはないことを、実際にあったことのように偽って作り上げること”の意味。【点綴】本:てんてい(○)慣:てんせつ(△)、てんてつ(◎)点綴は”物がほどよく散らばっていて全体の調和がとれていること/散らばっているものをひとつひとつ綴(つづ)り合わせること”の意味。「てんせつ」「てんてつ」は、両方とも「てんてい」の慣用読みになります。例えば前者の意味は「広い平地に民家が点綴している」、後者の意味は「美しい言葉を点綴する」のように用いられます。【偸盗】本:とうとう(△)慣:ちゅうとう(◎)偸盗は”物を盗むこと。また、物を盗む人のこと”の意味。例えば「彼は名高い偸盗の一人だ」や「それは偸盗の道具として使われる」のように用いられます。【呶呶(呶々)】本:どうどう(△)慣:どど(◎)呶呶は”くどくど言うこと”の意味。例えば「呶呶を費やす」や「呶呶を要せず」のように用いられます。【読本】本:とくほん(◎)慣:どくほん(○)読本は”教科書のこと/一般向きの入門書や解説書のこと”の意味。↓ナ行~【肉汁】本:にくじゅう(◎)慣:にくじる(○)肉汁は”肉からしぼり取った液のこと/鳥獣の肉を煮出した液のこと/肉を焼いたときにしみ出る汁のこと”の意味。【飲み代】本:のみしろ(△)慣:のみだい(◎)飲み代は”酒を飲む代金のこと”の意味。↓ハ行~【莫逆】本:ばくげき(○)慣:ばくぎゃく(◎)莫逆は”非常に親しい間柄(あいだがら)のこと”の意味。例えば「莫逆の友情を結ぶ」や「彼とは莫逆の仲である」のように用いられます。【白夜】本:はくや(△)慣:びゃくや(◎)白夜は”北極または南極に近い地方で、夏頃に太陽が地平線近くに沈むために、日没から日の出までの間、空が薄明るくなる現象のこと”の意味。【発足】本:はっそく(△)慣:ほっそく(◎)発足は”団体や組織などが作られ、活動を始めること/出発や門出(かどで)のこと”の意味。一般的には発足は前者の意味で使われることがほとんどで、例えば「大学で新しいサークルを発足する」のように用いられます。【比較】本:ひこう(△)慣:ひかく(◎)比較は”他のものと比べること。比べ合わせること”の意味。【鼻腔】本:びこう(○)慣:びくう(◎)鼻腔は”鼻の穴の中のこと”の意味。【必須】本:ひっしゅ(△)慣:ひっす(◎)必須は”必ずなくてはならないこと。必ず要(い)ること”の意味。【他人事】本:ひとごと(◎)慣:たにんごと(△)他人事は”自分には関係のないこと。他人に関すること”の意味。例えば「彼は他人事のように感じている」や「今回の事故は決して他人事ではない」のように用いられます。「他人事ではない」というのは、つまり”他の人だけの問題ではなく、自分にも関係すること”という意味です。【被覆】本:ひふう(△)慣:ひふく(◎)被覆は”覆い被(かぶ)せること”の意味。例えば「被覆用の素材を購入する」や「銅線をビニールで被覆する」のように用いられます。【稟議】本:ひんぎ(△)慣:りんぎ(◎)稟議は”官庁・会社などで、会議を開く手間を省(はぶ)くために、係の者が案を作成して関係者に回覧し、承認を求めること”の意味。稟議のための書類(=起案書)のことを「稟議書(りんぎしょ)」と言います。(稟議書は「りんぎしょ」と読み、「ひんぎしょ」と読むことはほとんどありません)例えば「全員の稟議が終了していない」や「その稟議が決裁された」のように用いられます。【分泌】本:ぶんぴつ(◎)慣:ぶんぴ(△)分泌は”細胞が生体にとって、特殊な用途をもつ生産物を排出すること”の意味。【紊乱】本:ぶんらん(△)慣:びんらん(◎)紊乱は”秩序(ちつじょ)などが乱れること。また、乱すこと”の意味。例えば「一国の紊乱を正すために動く」や「秩序の紊乱は今に始まったことではない」のように用いられます。【放縦】本:ほうしょう(○)慣:ほうじゅう(◎)放縦は”勝手気ままなこと。また、そのさま”の意味。例えば「放縦な人生を送ってきた」や「放縦な人ほどそのように考える」のように用いられます。↓マ行~【免れる】本:まぬかれる(○)慣:まぬがれる(◎)免れるは”好ましくない事柄などから逃れること”の意味。【未曾有】本:みぞうう(△)慣:みぞう(◎)未曾有は”昔から今までに、一度もないこと”の意味。未曾有というのは、「未(いま)だ、曾(かつ)て、有(あ)らず」を略したものになります。例えば「未曾有の大災害」や「未曾有の危機が迫っている」のように用いられます。↓ヤ行~【由緒】本:ゆしょ(△)慣:ゆいしょ(◎)由緒は”物事の起こりや今に至るまでの筋道(すじみち)のこと/長い歴史を経(へ)て作り上げられた格式のこと”の意味。例えば前者の意味は「その品の由緒は不明だ」、後者の意味は「彼は由緒ある家柄の子だ」のように用いられます。【湧出】本:ようしゅつ(△)慣:ゆうしゅつ(◎)湧出は”(水・温泉・石油などが)地中から湧き出ること”の意味。【世論】本:よろん(◎)慣:せろん(○)世論は”ある社会の問題について、世間の人々が持っている意見のこと”の意味。例えば「世論調査が実施された」や「この改革は世論を反映させている」のように用いられます。↓ラ行~【乱世】本:らんせい(○)慣:らんせ(◎)乱世は”秩序(ちつじょ)が乱れて戦乱や騒動などの絶えない世の中のこと”の意味。【漏洩】本:ろうせつ(△)慣:ろうえい(◎)漏洩は”秘密などが漏(も)れること。また、秘密などを漏らすこと”の意味。↓ワ行~慣用読みの漢字(一覧表)※1:その漢字の本来の読み方には(本)、慣用読みには(慣)の表記をし、本来の読み方(本)の五十音順を優先しています。(慣用読みとは、”本来の読み方ではない誤った読み方が一般的に広く定着し、その誤った読み方についても正しい読み方となったもの”を意味し、「百姓読み(ひゃくしょうよみ)」とも呼ばれます)※2:一般的な使用頻度を判別しやすいように、記号(◎、○、△)で表しており、以下のような表記の仕方をしています(◎の読み方には青色マーカーをつけています)。◎:正しい読み方(一般的によく使われる)○:正しい読み方(◎の読み方よりは使われる頻度が少ない)△:正しい読み方(ほとんど使われることがない)漢字読み方備考欄甘味処本:あまみどころ(○) 慣:かんみどころ(◎)新しい本:あらたしい(△) 慣:あたらしい(◎)荒らげる本:あららげる(◎) 慣:あらげる(○)「あらげる」は、”荒げる”と表記されることが多いあり得る本:ありうる(◎) 慣:ありえる(○)依存本:いそん(○) 慣:いぞん(◎)「依存心」「依存症」なども同様に、「いそん」「いぞん」の両方で読むことができる一段落本:いちだんらく(◎) 慣:ひとだんらく(○)家中本:うちじゅう(◎) 慣:いえじゅう(○)大舞台本:おおぶたい(◎) 慣:だいぶたい(○)慮る本:おもんぱかる(○) 慣:おもんばかる(◎)確執本:かくしゅう(△) 慣:かくしつ(◎)過不足本:かふそく(◎) 慣:かぶそく(○)甘蔗本:かんしゃ(△) 慣:かんしょ(◎)甘蔗は、「砂糖黍(サトウキビ)」の別名堪能本:かんのう(△) 慣:たんのう(◎)「かんのう」と「たんのう」で意味が少し異なる忌諱本:きき(◎) 慣:きい(○)寄贈本:きそう(△) 慣:きぞう(◎)既存本:きそん(○) 慣:きぞん(◎)胸腔本:きょうこう(○) 慣:きょうくう(◎)矜持本:きょうじ(◎) 慣:きんじ(△)共存本:きょうそん(○) 慣:きょうぞん(◎)拮抗本:けっこう(△) 慣:きっこう(◎)箝口本:けんこう(△) 慣:かんこう(◎)「箝口令(かんこうれい)」という言葉で用いられることが多い減殺本:げんさい(◎) 慣:げんさつ(△)現存本:げんそん(○) 慣:げんぞん(◎)言質本:げんち(◎) 慣:げんしつ(△)口腔本:こうこう(○) 慣:こうくう(◎)較差本:こうさ(△) 慣:かくさ(◎)鉱滓本:こうし(△) 慣:こうさい(◎)攪拌本:こうはん(△) 慣:かくはん(◎)攪乱本:こうらん(△) 慣:かくらん(◎)固執本:こしゅう(△) 慣:こしつ(◎)御用達本:ごようたつ(△) 慣:ごようたし(◎)早急本:さっきゅう(○) 慣:そうきゅう(◎)撒布本:さっぷ(△) 慣:さんぷ(◎)「さんぷ」は”散布”と表記されることがほとんどで、散布を「さっぷ」と読むことはできない残滓本:ざんし(◎) 慣:ざんさい(○)惨敗本:さんぱい(△) 慣:ざんぱい(◎)詩歌本:しか(△) 慣:しいか(◎)弛緩本:しかん(◎) 慣:ちかん(○)弑逆本:しぎゃく(○) 慣:しいぎゃく(◎)識語本:しご(△) 慣:しきご(◎)施工本:しこう(△) 慣:せこう(◎)施行本:しこう(◎) 慣:せこう(○)施策本:しさく(○) 慣:せさく(◎)舌鼓本:したつづみ(◎) 慣:したづつみ(△)七回忌本:しちかいき(◎) 慣:ななかいき(○)蔗糖本:しゃとう(△) 慣:しょとう(◎)借問本:しゃもん(◎) 慣:しゃくもん(○)重用本:じゅうよう(△) 慣:ちょうよう(◎)輸出本:しゅしゅつ(△) 慣:ゆしゅつ(◎)出生本:しゅっしょう(◎) 慣:しゅっせい(○)出納本:しゅつのう(△) 慣:すいとう(◎)「しゅつのう」と「すいとう」で意味が少し異なる輸入本:しゅにゅう(△) 慣:ゆにゅう(◎)憧憬本:しょうけい(◎) 慣:どうけい(○)消耗本:しょうこう(△) 慣:しょうもう(◎)情緒本:じょうしょ(△) 慣:じょうちょ(◎)秤量本:しょうりょう(△) 慣:ひょうりょう(◎)女王本:じょおう(○) 慣:じょうおう(◎)緒言本:しょげん(○) 慣:ちょげん(◎)浸漬本:しんし(△) 慣:しんせき(◎)垂涎本:すいぜん(◎) 慣:すいえん(△)正鵠本:せいこく(◎) 慣:せいこう(△)刺客本:せっかく(△) 慣:しかく(◎)截然本:せつぜん(◎) 慣:さいぜん(△)相殺本:そうさい(◎) 慣:そうさつ(△)「そうさい」と「そうさつ」で意味が少し異なる遡及(溯及)本:そきゅう(◎) 慣:さっきゅう(△)体腔本:たいこう(◎) 慣:たいくう(○)対蹠本:たいせき(◎) 慣:たいしょ(○)代替本:だいたい(◎) 慣:だいがえ(○)端緒本:たんしょ(○) 慣:たんちょ(◎)貪欲本:たんよく(△) 慣:どんよく(◎)乳離れ本:ちばなれ(○) 慣:ちちばなれ(◎)茶道本:ちゃどう(○) 慣:さどう(◎)稠密本:ちゅうみつ(◎) 慣:ちょうみつ(△)掉尾本:ちょうび(○) 慣:とうび(◎)貼付本:ちょうふ(◎) 慣:てんぷ(○)重複本:ちょうふく(◎) 慣:じゅうふく(○)直截本:ちょくせつ(◎) 慣:ちょくさい(△)続柄本:つづきがら(○) 慣:ぞくがら(◎)捏造本:でつぞう(△) 慣:ねつぞう(◎)点綴本:てんてい(○) 慣:てんせつ(△),てんてつ(◎)「てんせつ」「てんてつ」は、両方とも「てんてい」の慣用読み偸盗本:とうとう(△) 慣:ちゅうとう(◎)呶呶(呶々)本:どうどう(△) 慣:どど(◎)読本本:とくほん(◎) 慣:どくほん(○)肉汁本:にくじゅう(◎) 慣:にくじる(○)飲み代本:のみしろ(△) 慣:のみだい(◎)莫逆本:ばくぎゃく(○) 慣:ばくげき(◎)白夜本:はくや(△) 慣:びゃくや(◎)発足本:はっそく(△) 慣:ほっそく(◎)比較本:ひこう(△) 慣:ひかく(◎)鼻腔本:びこう(○) 慣:びくう(◎)必須本:ひっしゅ(△) 慣:ひっす(◎)他人事本:ひとごと(◎) 慣:たにんごと(△)被覆本:ひふう(△) 慣:ひふく(◎)稟議本:ひんぎ(△) 慣:りんぎ(◎)分泌本:ぶんぴつ(◎) 慣:ぶんぴ(△)紊乱本:ぶんらん(△) 慣:びんらん(◎)放縦本:ほうしょう(○) 慣:ほうじゅう(◎)免れる本:まぬかれる(○) 慣:まぬがれる(◎)未曾有本:みぞうう(△) 慣:みぞう(◎)由緒本:ゆしょ(△) 慣:ゆいしょ(◎)湧出本:ようしゅつ(△) 慣:ゆうしゅつ(◎)世論本:よろん(◎) 慣:せろん(○)乱世本:らんせい(○) 慣:らんせ(◎)漏洩本:ろうせつ(△) 慣:ろうえい(◎)項目1項目2項目3)★ -->関連ページ<難読漢字の一覧>⇒【一文字】難読漢字の一覧!⇒【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!⇒【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!⇒【動物】難読漢字の一覧!⇒【鳥】難読漢字の一覧!⇒【花・植物】難読漢字の一覧!⇒【虫】難読漢字の一覧!⇒【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!⇒【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!<読み間違えやすい漢字の一覧>⇒読み間違えやすい漢字一覧!<難読漢字の一覧(偏)>⇒【魚偏】難読漢字の一覧!⇒【虫偏】難読漢字の一覧!⇒【木偏】難読漢字の一覧!⇒【金偏】難読漢字の一覧!
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