吸盤が壁にくっつく仕組みとは?
さて私たちが普段の生活で使用しているものに吸盤があります。吸盤は風呂場やキッチンなどいたるところで使用されていて、つるつるした平たい箇所に付けるとくっつきますよね。吸盤自体に接着剤みたいな粘着性はないので、どのような仕組みでくっつくのだろうと疑問に思う人も多いのではないでしょうか。そこでこのページでは、吸盤が壁にくっつく仕組みについて簡単に解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次吸盤が壁にくっつく仕組みとは?まとめ1.吸盤が壁などにくっつく仕組みとは?では吸盤が壁にくっつく仕組みについて見ていきましょう。結論から言ってしまうと吸盤が壁にくっつく仕組みは、吸盤の外側から気圧によって押されているからです。まず地上に存在するすべてのものは空気による圧力....つまり気圧によって押されていて、気圧は下図のようにあらゆる方向からものに対してかけられています。このように風船(もの)があるとしたら、その周辺に存在する空気から発生する気圧によってあらゆる方向から押されます。そして吸盤も例外ではなく、しっかりと気圧がかかります。ただ吸盤が壁にくっついているときは吸盤の中が真空状態(空気がない)なので、空気が存在している外側からしか気圧はかかりません。吸盤の中に少しでも空気が入ってしまうと、吸盤の内側から外側に押す力が発生するので吸盤はくっつかなくなります。なので表面がつるつるした場所にしか吸盤がくっつかない理由は、吸盤を押し付けて離したときに吸盤の内側に空気が入りにくいからです。表面がザラザラしている場所だと吸盤を押し付けても、隙間から空気が入ってくるので吸盤の内側に真空状態が作り出せなくなります。吸盤の内側で真空状態が作り出せなければ、中に空気が入るので外側だけでなく内側からも気圧がかかるようになります。それによって吸盤のくっつきが悪くなるため少し時間が経つと取れてしまったり、吸盤を壁に押し付けてもほとんどくっつかなくなることになるんですね。また吸盤に使用されている素材が劣化して傷が付いていたり、吸盤にゴミが付いているときも隙間に空気が入りやすくなるのでくっつきにくくなります。関連:気圧とは何かをわかりやすく解説!なぜ気圧で人はつぶされないのか?関連:真空とは何か?分かりやすく図で解説!以上が「吸盤が壁にくっつく仕組みとは?」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});2.まとめこれまで説明したことをまとめますと、吸盤が壁にくっつくのは、吸盤の外側から気圧によって押されるから。吸盤の中が真空状態でなければ、壁に押し付けてもすぐに取れてしまう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒結露とは何か?仕組みを分かりやすく図解!⇒気圧と大気圧の違いとは?⇒なぜマシュマロを入れた容器内を真空状態にすると膨らむのか?⇒山でお菓子の袋が膨らむ仕組みとは?分かりやすく図で解説!⇒圧力鍋とは何か?圧力鍋の仕組みをわかりやすく図解!⇒ストローで飲み物を吸うことができる仕組みとは?⇒ピンポン玉のへこみの直し方とは?またへこみが直る仕組みについて⇒揮発とは?蒸発との違いと意味は何か?なぜ揮発は起こる?⇒水圧とは何か?わかりやすく図を用いて解説!⇒なぜ真水(淡水)よりも海水の方が体がよく浮くのか?
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