結論から言ってしまうと、遜るの正しい読み方は「へりくだる」になります。
遜るの”遜”は「へりくだ(る)」「そん」と読むことができますが、遜るは「へりくだる」と読むのが正しく、「そんる」と読むのは間違いです。
「へりくだる」は遜るの他にも”謙る”と書き表され、一般的には”謙る”と表記されることが多いです。
次の章で遜るの意味について解説していきます。
遜るは「相手を敬(うやま)って自分を控(ひか)えめにすること。謙遜すること」の意味として用いられています。
自分を控えめにする、ということは”自分を低く扱うこと”で、自分を謙って表現する敬語の種類として「謙譲語(けんじょうご)」があります。
例えば「行く」であれば謙譲語は「伺(うかが)う」(尊敬語は「行かれる」など)、「見る」であれば謙譲語は「拝見する」(尊敬語は「ご覧になる」)になります。
遜るを用いた例文としては、「無駄に遜る必要はない」や、
「遜った態度をしたことで相手が調子に乗ってしまった」のような使い方で用いられています。
以上が「遜るの読み方と意味、”そんる”と”へりくだる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど