このページでは分限の読み方と意味、「ぶげん」と「ぶんげん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.分限の正しい読み方は「ぶげん」「ぶんげん」?

 

結論から言ってしまうと、分限の正しい読み方は「ぶげん」「ぶんげん」の両方になります

 

分限の”分”は「わ(ける)」「ぶ」「ふん」「ぶん」と読むことができます。

 

 

一般的には分限は「ぶんげん」と読むことが多いです。

 

ただ分限は「ぶげん」「ぶんげん」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

次の章で分限の意味について解説していきます。

 

2.分限の意味について

 

分限(ぶげん)は「持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど/金持ちのこと」の意味として用いられています。

 

 

分限を「ぶげん」と読むと上記のような意味になりますが、「ぶんげん」と読むと上記の他に、「法律で、公務員の身分に関する基本的な規律のこと」の意味も含まれます

 

このように分限は「ぶげん」「ぶんげん」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

分限(ぶんげん)の「法律で、公務員の身分に関する基本的な規律のこと」は、公務員の身分の保障・免職(民間企業における解雇)・休職などに関する規律を指します。

 

適格性に欠ける(勤務実績が悪かったり、心身の故障などで職務を全うできない)と判断された公務員には”分限処分(ぶんげんしょぶん)”によって、降任・降給・休職・免職(退職金あり)のうちのいずれかの処分が下されます。

 

 

ちなみに懲戒処分(ちょうかいしょぶん)は、法令違反や職務上の義務違反などによって受ける処分で、戒告・減給・停職・免職(退職金なし)のうちのいずれかの処分が下されます。

 

 

 

分限を用いた例文としては、「分限をわきまえる」や、「分限(ぶんげん)処分にあたっての注意点を挙げる」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど」の意味で、後者の例文は「法律で、公務員の身分に関する基本的規律のこと」の意味で使用しています。

 

 

以上が「分限の読み方と意味、”ぶげん”と”ぶんげん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 分限の正しい読み方は「ぶげん」「ぶんげん」の両方。
  • 分限(ぶげん)は「持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど/金持ちのこと」の意味。
  • 分限(ぶんげん)は「持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど/金持ちのこと/法律で、公務員の身分に関する基本的規律のこと」の意味。

 

 

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