このページでは胸三寸の読み方と意味、「むねさんすん」と「むねさんずん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、胸三寸の正しい読み方は「むねさんずん」になります。

 

胸三寸の”胸”は「むね」「きょう」、”三”は「さん」、”寸”は「すん」と読むことができますが、胸三寸を「むねさんすん」と読むのは間違いです。

 

 

 

また”寸”の読み方は「すん」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ずん」という読み方をすることはできません。

 

三寸のように「さんすん」ではなく、「さんずん」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

 

 

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

三寸であれば、三（さん）＋寸（すん）なので、寸（後ろの語）の語頭である清音の”す”が濁音の”ず”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では、連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で胸三寸の意味について解説していきます。

 

 

胸三寸は「胸の中。また、心の中にある考えのこと」の意味として用いられています。

 

 

胸三寸を用いた例文としては、「胸三寸に納める」や、
「どうなるかは彼の胸三寸次第だ」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「胸三寸の読み方と意味、”むねさんすん”と”むねさんずん”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

関連ページ