このページでは百葉箱の読み方と意味、「ひゃくようそう」と「ひゃくようばこ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.百葉箱の正しい読み方は「ひゃくようそう」「ひゃくようばこ」?

 

結論から言ってしまうと、百葉箱の正しい読み方は「ひゃくようそう」「ひゃくようばこ」の両方になります

 

百葉箱の”百”は「ひゃく」、”葉”は「は」「よう」、”箱”は「はこ」「そう」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には百葉箱は「ひゃくようばこ」と読むことが多いです。

 

 

 

また”箱”の読み方は「はこ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ばこ」という読み方をすることはできません。

 

百葉箱のように「ひゃくようはこ」ではなく、「ひゃくようばこ」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです

 

 

連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

百葉箱であれば、百葉(ひゃくよう)+箱(はこ)なので、箱(後ろの語)の語頭である清音の”は”が濁音の”ば”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では、連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で百葉箱の意味について解説していきます。

 

2.百葉箱の意味について

 

百葉箱は「気象観測用の小屋形(こやがた)の木箱のこと」の意味として用いられています。

 

 

百葉箱は鎧戸(よろいど)で囲って通風を良くし、白く塗って日光を反射させます。

 

(鎧戸というのは、日差しを遮(さえぎ)りながら通風が可能な、幅の狭い板が斜めに取り付けられた戸のこと)

 

 

地面から高さ1.2~1.5メートルのところに温度計・湿度計などがくるように設置されます。

 

 

以上が「百葉箱の読み方と意味、”ひゃくようそう”と”ひゃくようばこ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 百葉箱の正しい読み方は「ひゃくようそう」「ひゃくようばこ」の両方。
  • 百葉箱は「気象観測用の小屋形の木箱のこと」の意味。

 

 

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