このページでは生兵法の読み方と意味、「なまびょうほう」と「せいへいほう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、生兵法の正しい読み方は「なまびょうほう」になります。

 

生兵法の”生”は「い（きる）」「なま」「せい」、”兵”は「へい」「ひょう」、”法”は「ほう」と読むことができますが、生兵法を「せいへいほう」と読むのは間違いです。

 

 

 

また”兵”の読み方は「ひょう」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「びょう」という読み方をすることはできません。

 

生兵法のように「なまひょうほう」ではなく、「なまびょうほう」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

 

 

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

生兵法であれば、生（なま）＋兵法（ひょうほう）なので、兵法（後ろの語）の語頭である清音の”ひ”が濁音の”び”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で生兵法の意味について解説していきます。

 

 

生兵法は「少しばかり武術の心得はあるが、未熟なこと/知識や技術がしっかりと身についていないこと」の意味として用いられています。

 

 

生兵法を用いたもので、「生兵法は大ケガのもと」という言葉がよく使われます。

 

これは”少し武術を習った者は、怖いもの知らずでかえって大けがをする”という意味で、
武術以外でも中途半端な知識や技術を誇ることを戒（いまし）めた言葉になります。

 

 

以上が「生兵法の読み方と意味、”なまびょうほう”と”せいへいほう”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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