【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!
このページでは野菜・果物・茸の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。(野菜・果物・茸の難読漢字を新しく見つけ次第、追記していきます)どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次↓野菜・果物・茸の難読漢字の読み方や説明、写真などを載せています◆【ア行~】◇【カ行~】◆【サ行~】◇【タ行~】◆【ナ行~】◇【ハ行~】◆【マ行~】◇【ヤ行~】◆【ラ行~】◇【ワ行~】↓野菜・果物・茸の難読漢字とその読み方だけをザっと見たい方はこちら(同ページのリンクへ移動します)●野菜・果物・茸の難読漢字(一覧表)↓関連ページはこちら(同ページのリンクへ移動します)★関連ページ野菜・果物・茸の難読漢字※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【明日葉(鹹草)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数あり、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記し、比較して使われることが少ない読み方でも知っておいた方が良い読み方については()内に表記しています。例 【葛】 読み方:カズラ、クズ (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)例 【銀杏】 読み方:ぎんなん(イチョウ) ⇒ 読み方:一般的に読まれることが多い読み方(比較して一般的に使われることは少ないが、知っておいた方が良い読み方)↓ア行~【扁桃】読み方:アーモンド扁桃というのは、”バラ科サクラ属の落葉高木のこと”。※上は扁桃の果実から見えている種子の写真※上は種子の殻を取り除いた仁と呼ばれる部分(食用)の写真扁桃の種子の殻(から)を取り除いた部分を「仁(じん)」と呼び、それが普段目にしている食用の部分となりますが、アーモンドの種類によっては苦い種類もあり、苦いものは薬に使用されます。【木通(通草・山女・丁翁・𡚴)】読み方:アケビ※上は木通の果実の写真木通というのは、”アケビ科アケビ属のつる性の落葉低木。また、その果実のこと”。木通の果実は淡紫色で、秋頃になり熟すと縦に割れ、その果肉は白色で黒色の種子を含み、食べると甘くて美味しいです。【浅葱(糸葱・浅月・胡葱)】読み方:アサツキ浅葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。葉とラッキョウに似た鱗茎(りんけい)を食用としています。【明日葉(鹹草)】読み方:アシタバ明日葉というのは、”セリ科シシウド属の多年草のこと”。葉と茎を食用とし、今日葉を摘んでも、明日には葉が出てくるほど発育が早いことから「アシタバ」と名付けられています。【小豆】読み方:アズキ小豆というのは、”マメ科ササゲ属の一年草。また、その種子のこと”。小豆は夏に黄色い花を咲かせ、細長いさやの中に暗赤色の種子があり、この暗赤色の種子がお菓子の餡(あん)を作るための原料になります。【竜髭菜(石刁柏)】読み方:アスパラガス※上はグリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの写真竜髭菜というのは、”キジカクシ科クサスギカズラ属の多年草のこと”。若芽を食用とし、成分にはアミノ酸のひとつである”アスパラギン酸”が含まれています。また普通の竜髭菜は「グリーンアスパラガス」、白い竜髭菜は「ホワイトアスパラガス」と呼ばれます。(ホワイトアスパラガスは、日光に当てずに育てることによって、色素が形成されなくなるため白くなります)【鰐梨】読み方:アボカド※上は鰐梨の果実の写真鰐梨というのは、”クスノキ科ワニナシ属の常緑高木。また、その果実のこと”。鰐梨の果実は栄養価が非常に高く、脂肪分が豊富なことから、別名で「森のバター」と呼ばれます。【蘆薈】読み方:アロエ※上は蘆薈の葉肉の写真蘆薈というのは、”ユリ科アロエ属の多年生の多肉植物の総称のこと”。葉肉が厚く食用とし、ヨーグルトなどに用いられています。【杏子(杏)】読み方:アンズ※上は杏子の果実の写真杏子というのは、”バラ科サクラ属の落葉小高木。また、その果実のこと”。杏子の花は淡紅色・白色の花で、だいたい3月~4月頃に咲き、杏子の果実はそのまま生で食べたり、ジャムとして利用されます。(杏子は英語で「apricot(アプリコット)」なので、アプリコットジャムというのは杏子ジャムのこと)また杏子の種子は「杏仁(きょうにん)」とも呼ばれていて、咳止めなどの効果を持つ生薬として利用されています。杏仁と言えば「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」が有名ですが、本格的な杏仁豆腐には杏子の種の中にある”白い実”が使われています。杏子の種子の中にある白い実を粉状にして、水と合わせて丁寧に濾(こ)し、その液体に牛乳や砂糖、ゼラチンなどを加えて冷やしたものが杏仁豆腐になります。一般的に売られている杏仁豆腐の場合は、白い実(粉状)がアーモンドパウダーで代用されていることが多いです。【苺(莓)】読み方:イチゴ苺というのは、”バラ科オランダイチゴ属の多年草。また、その実(花托)のこと”。一般的によく目にする苺は、もともとはオランダから渡来した「オランダイチゴ」のことを指します。また食用となるのは果実ではなく花托(かたく)と呼ばれる部位で、苺の果実は種のように見えている部分になります。(花托とは、”花びら・雄しべ・雌しべ・萼(がく)などがつく部分。花がつく部分のこと”)【無花果(映日果・一熟)】読み方:イチジク無花果というのは、”クワ科イチジク属の落葉高木。また、その果実のこと”。花嚢(かのう)と呼ばれる袋状の内側に花を咲かせますが、外側からはその花を見ることはできません。無花果の花は、無花果の果実の中に隠れて咲くという変わった仕組みになっていて、このように「外側からは花が見えない」ことから、”無花果”という漢字が付けられています。また無花果は食べるとプチプチとした食感で甘い味がしますが、無花果の花は実の内部にあるので、私たちは無花果の花も一緒に食べています。無花果のプチプチとした食感というのは、無花果の花によるものなんですね。【伊予柑】読み方:いよかん伊予柑というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。伊予柑は明治時代に山口県で発見されたとされ、当時のその地名から「穴門蜜柑(あなとみかん)」と呼ばれていました。ですが、現在では主に愛媛県で生産されていることから、愛媛県の旧国名である伊予から名付けられ、「伊予柑(いよかん)」と呼ばれるようになりました。【隠元豆(眉児豆)】読み方:インゲンマメ隠元豆というのは、”マメ科インゲンマメ属のつる性一年草のこと”。夏頃に白色・黄色・淡紅色などの花を咲かせ、若い莢(さや)や種子は食用とされています。【鬱金(欝金・宇金・玉金)】読み方:ウコン※上は鬱金の地下茎の写真鬱金というのは、”ショウガ科ウコン属の多年草。また、その地下茎(ちかけい)のこと”。地下茎は肥大していて黄色っぽく、鬱金の地下茎を乾燥させたものを「ターメリック」と呼び、染料・香料・カレー粉などに用いられます。【独活(土当帰)】読み方:ウド独活というのは、”ウコギ科タラノキ属の多年草のこと”。若い葉や茎は香りが強く、山菜として知られています。【荏胡麻】読み方:エゴマ荏胡麻というのは、”シソ科シソ属の一年草のこと”。※上は荏胡麻の種子の写真※上は荏胡麻油の写真小粒の胡麻(ごま)のような種子を食用とすることから名付けられ、種子からは「荏胡麻油(えごまあぶら)」を採ることができます。【榎茸】読み方:エノキタケ榎茸というのは、”キシメジ科エノキタケ属のキノコのこと”。枯れた榎(エノキ)(アサ科エノキ属の落葉高木)などの根元に生えることから名付けられました。【秋葵(陸蓮根)】読み方:オクラ※上は秋葵の果実の写真秋葵というのは、”アオイ科トロロアオイ属の一年草。また、その果実のこと”。若い果実を食用とし、成長しすぎると繊維が発達して食感が悪くなり食べにくくなります。【阿列布(阿利布)】読み方:オリーブ阿列布というのは、”モクセイ科オリーブ属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実は油分を多く含んでいるため、果実から油(オリーブオイル)を採ったり、食用としても用いられます。【甘橙(甜橙)】読み方:オレンジ甘橙というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。甘橙は蜜柑(ミカン)と比べて皮が厚いため、剥きにくいです。ちなみに甘橙は英語でそのまま「Orange(オレンジ)」、蜜柑は英語で「Mandarin(マンダリン)」または「Mandarin Orange(マンダリンオレンジ)」になります。↓カ行~【加加阿】読み方:カカオ加加阿というのは、”アオイ科カカオ属の常緑高木のこと”。※上はカカオの実(カカオポッド)の断面の写真※上はカカオ豆(種子)の写真加加阿の実(果実)を「カカオポッド」、白い果肉部分を「カカオパルプ」、白い果肉の中にある種子のことを「カカオ豆」と呼びます。上記の中で主にカカオ豆がチョコレートの原料として用いられます。【柿】読み方:カキ柿というのは、”カキノキ科カキノキ属の落葉高木。また、果実のこと”。熟した果実を食用とし、渋抜きをしてから生のまま食べたり、干し柿にして食べられます。柿には「タンニン」と呼ばれる渋みを感じさせる成分が含まれているため、渋抜きをしてから食べます。【黒酸塊(黒直里)】読み方:カシス黒酸塊というのは、”スグリ科スグリ属の落葉低木。また、その果実のこと”。黒酸塊は和名で「クロスグリ」とも呼ばれ、果実は黒くて酸味が強く、かすかに苦味があり、菓子・ジャム・リキュールなどに用いられます。【葛】読み方:カズラ、クズ※上は葛(クズ)の写真「カズラ」と読むと”つる草の総称のこと”。つる草というのは、”茎(くき)が蔓になる草の総称のこと”を指します。「クズ」と読むと”マメ科クズ属のつる性の多年草のこと”。※上は葛粉の写真葛(クズ)は山野に自生していて、根からはデンプンを取ることができ、このデンプンのことを「葛粉(くずこ)」と言います。※上は葛餅の写真※上は葛湯の写真葛粉は葛餅(くずもち)、葛湯(くずゆ)などに用いられます。【蕪】読み方:カブ蕪というのは、”アブラナ科アブラナ属の越年草。また、その胚軸(はいじく)のこと”。葉と肥大した胚軸(葉と根の間の部分)を食用とし、白色の他にも赤・黄・紫色など多くの種類があります。蕪は別名で「菘(スズナ)」とも呼ばれ、春の七草のひとつとして知られています。【臭橙(香母酢)】読み方:カボス臭橙というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。柚子(ユズ)の近縁種で、果実は酸味が強く、果汁を搾って用いることが多いです。※上は酢橘(左)と臭橙(右)の写真臭橙は「酢橘(スダチ)」とよく似ていますが、果実の大きさが異なります。酢橘はゴルフボールほどの大きさなのに対して、臭橙はテニスボールほどの大きさなので、それぞれ大きさで判断できます。【南瓜】読み方:カボチャ南瓜というのは、”ウリ科カボチャ属のつる性の一年草のこと”。南瓜は16世紀頃にポルトガル船が九州に渡来したとき、カンボジアの野菜だと言われたことから「カボチャ」と呼ばれるようになったとされています。※上はパンプキンの写真ちなみに南瓜の英語名は「パンプキン(Pumpkin)」だと思っている人も多いですが、パンプキンというのは果皮がオレンジ色の南瓜だけなんですね。果皮がオレンジ色でない南瓜のことは総称して「スクワッシュ(Squash)」と呼ばれています。【芥子菜(辛子菜・芥菜)】読み方:カラシナ芥子菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の越年草のこと”。芥子菜の種子を粉にした香辛料を「芥子(からし)」と呼び、一般的にはすでに水で練ってあるものを目にすることがほとんどです。【花椰菜(花甘藍)】読み方:カリフラワー花椰菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。花椰菜はヨーロッパ産の甘藍(キャベツ)から品種改良された野菜で、蕾(つぼみ)と茎の部分が食用になります。【花梨(花櫚・榠樝)】読み方:カリン花梨というのは、”バラ科カリン属の落葉高木。また、その果実のこと”。果実は固く生食はできませんが、カリン酒・砂糖漬け・のど飴(あめ)などの原料として用いられます。【彌猴桃(鬼木天蓼・支那猿梨)】読み方:キウイ彌猴桃というのは、”マタタビ科マタタビ属のつる性の落葉樹。また、その果実のこと”。正式には「キウイフルーツ」と呼ばれ、「キウイ」という名称はそれを略したものです。果実は食用とされ、円筒形で表面に毛があり、鳥のキーウィに似ていることから名付けられました。【木耳】読み方:キクラゲ木耳というのは、”キクラゲ科キクラゲ属のキノコのこと”。生のものや干して乾燥させたものを食用とし、中華料理に用いられることが多いです。耳の形に似ていることや、食感がクラゲ(海月)のようにコリコリしていて、木に生えるクラゲのようなことから「キクラゲ」と名付けられました。【甘藍(玉菜)】読み方:キャベツ甘藍というのは、”アブラナ科アブラナ属の多年草のこと”。葉は肉厚で、その葉がいくつも重なり合って球形になっていますが、球形にならない品種もあります。【胡瓜(黄瓜・木瓜)】読み方:キュウリ胡瓜というのは、”ウリ科キュウリ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。※上は熟した胡瓜の写真胡瓜の果実は熟すと黄色くなり、昔は黄色くなった果実を食用にしていましたが、食感や瑞々(みずみず)しさなどの理由から現在では未熟な果実(緑色)を主に食用としています。(上記のことから漢字でも「黄瓜」の表記が存在します)【金柑(金橘)】読み方:キンカン金柑というのは、”ミカン科キンカン属の常緑低木のこと”。果実は食用とされ、小粒で甘酸っぱく、生のまま食べたり煮て食べたりします。【銀杏】読み方:ぎんなん(イチョウ)「ぎんなん」と読むと、”イチョウの実のこと”。「イチョウ」と読むと、”イチョウ科イチョウ属の落葉高木のこと”。一般的には「イチョウ」は”公孫樹”と表記されることが多く、「イチョウ」の葉は扇形(おうぎがた)で秋になると黄葉します。「イチョウ」の実は白い見た目を”銀”として、さらに杏子(アンズ)の実を小さくしたものに似ていることから、「銀杏(ぎんなん)」という名称が付けられました。ちなみに銀杏(ぎんなん)は臭いことでも有名ですが、実は食べると美味しいです。食べるのは銀杏(ぎんなん)の果肉(臭い部分)ではなく、果肉の中にある種子の部分になります。ただし銀杏(ぎんなん)には中毒物質が含まれており、一度に食べ過ぎると嘔吐・消化不良・呼吸困難などの中毒症状を起こす可能性があります。ですので美味しいからと言って、食べ過ぎには注意してください。【蕃石榴】読み方:グアバ蕃石榴というのは、”フトモモ科バンジロウ属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたりします。蕃石榴の種子は固くて消化にも良くないので、種子を多く食べると腹をくだすこともあります。【茱萸(胡頽子)】読み方:グミ茱萸というのは、”グミ科グミ属の落葉または常緑低木。また、その果実のこと”。※上は秋茱萸(アキグミ)の写真秋茱萸というのは、”グミ科グミ属の落葉低木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、秋に果実が熟すことから「秋茱萸(アキグミ)」と名付けられています。※上は夏茱萸(ナツグミ)の写真夏茱萸というのは、”グミ科グミ属の落葉低木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、夏に果実が熟すことから「夏茱萸(ナツグミ)」と名付けられています。※上は苗代茱萸(ナワシログミ)の写真苗代茱萸というのは、”グミ科グミ属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、稲の苗代(なわしろ)を作る頃(4月~5月頃)に果実が熟すことから「苗代茱萸(ナワシログミ)」と名付けられています。【青豌豆】読み方:グリーンピース(グリンピース)青豌豆というのは、”マメ科エンドウ属の一年草または二年草。また、その種子のこと”。豌豆(エンドウ)の一種で、莢(さや)の中にある種子を食用とします。【胡桃(山胡桃・呉桃】読み方:クルミ胡桃というのは、”クルミ科クルミ属の落葉高木のこと”。※上は鬼胡桃の果実の写真※上は鬼胡桃の種子と仁(じん)の写真胡桃の果実(果肉)は食べられず、果肉に覆われている種子の中にある「仁(じん)」と呼ばれる部分を食用としています。【葡萄柚】読み方:グレープフルーツ葡萄柚というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたりします。果実が枝に葡萄(ブドウ)のように房状につくことから「グレープフルーツ」と名付けられました。【慈姑】読み方:クワイ慈姑というのは、”オモダカ科オモダカ属の水生多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”。地下にある養分を蓄えて丸くなった部分(塊茎)を食用としています。【苦瓜】読み方:ゴーヤ(ゴーヤー)苦瓜というのは、”ウリ科ツルレイシ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実には疣(いぼ)状の突起があって、果肉には苦味があり、野菜として食用とされています。※上はゴーヤチャンプルーの写真苦瓜を用いた沖縄料理として有名なのは、チャンプルーに苦瓜を加えた「ゴーヤ(ゴーヤー)チャンプルー」です。(チャンプルーは、”野菜や豆腐などを炒めた沖縄料理のこと”)【御形】読み方:ゴギョウ御形というのは、”母子草(ハハコグサ)の別名のこと”。母子草は、”キク科ハハコグサ属の越年草のこと”を指します。若い葉や茎を食用とし、御形は春の七草のひとつとして知られています。【屈】読み方:コゴミ屈というのは、”草蘇鉄(クサソテツ)の別名。また、その若芽のこと”。草蘇鉄は、”イワデンダ科クサソテツ属のシダ植物の多年草のこと”を指します。若芽を食用とし、蕨(ワラビ)・薇(ゼンマイ)と並んで代表的な山菜として知られています。【胡椒】読み方:コショウ胡椒というのは、”コショウ科コショウ属のつる性の常緑多年草。また、その果実を原料とする香辛料のこと”。果実には強い香りと辛みがあるため香辛料として用いられ、「スパイスの王様」とも呼ばれています。【牛蒡】読み方:ゴボウ※上は牛蒡の根の部分(食用)の写真牛蒡というのは、”キク科ゴボウ属の多年草。また、その塊根(かいこん)のこと”。塊根は”肥大して塊状となった根のこと”で、牛蒡は塊根を食用としています。【胡麻】読み方:ごま胡麻というのは、”ゴマ科ゴマ属の一年草のこと”。種子を食用とし、種子からはごま油が採れ、ごまの成分としては「セサミン」が有名です。【蒟蒻(菎蒻)】読み方:コンニャク※上は蒟蒻芋と蒟蒻(食品)の写真蒟蒻というのは、”サトイモ科コンニャク属の多年草。また、その球茎(きゅうけい)から作られる食品のこと”。球茎は”地下茎のひとつで、養分を蓄え、球形に肥大したもの”で、蒟蒻(植物)の球茎を「蒟蒻芋(こんにゃくいも)」と呼びます。蒟蒻芋には毒があり生食はできないため、茹(ゆ)でてアルカリ処理を行うなどの毒抜きをしてから食用とすることができます。↓サ行~【桜桃(桜ん坊)】読み方:サクランボ桜桃というのは、”桜の果実の総称。特に、西洋実桜(セイヨウミザクラ)の果実のこと”。西洋実桜は、”バラ科サクラ属の落葉高木のこと”を指します。一般的によく見られる「サクランボ」は西洋実桜の果実であることがほとんどで、花見などでよく見るような桜の木には「サクランボ」は実りません。【石榴(柘榴・若榴・安石榴)】読み方:ザクロ石榴というのは、”ミソハギ科ザクロ属の落葉高木。また、その果実のこと”。果実は食用とされ、果実を割ると出てくる「種衣(しゅい)」と呼ばれる赤い粒状の部分を食べます。種衣は「種(たね)の衣(ころも)」と表記されるように、赤い粒の中には1粒ずつ種(種子)が入っていて、そのまま種ごと食べることができます。【大角豆(豇豆)】読み方:ササゲ大角豆というのは、”マメ科ササゲ属の一年草のこと”。葉は三枚の小さい葉からなり、夏頃に白または淡紫色の蝶形の花を咲かせ、若い莢(さや)と種子を食用にしています。【薩摩芋(甘藷)】読み方:さつまいも薩摩芋というのは、”ヒルガオ科サツマイモ属の多年草。また、その塊根(かいこん)のこと”。塊根は”肥大して塊状となった根のこと”で、薩摩芋は塊根を食用としています。江戸時代に琉球王国(現在の沖縄県)を経て、薩摩国(現在の鹿児島県)に伝わり、そこでよく栽培されていたことから名付けられました。【里芋(青芋)】読み方:サトイモ里芋というのは、”サトイモ科サトイモ属の多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”。塊茎は”地下茎の一部が養分を蓄えて肥大化したもの”で、里芋はその塊茎と葉柄(ようへい)を食用にしています。※上は里芋の葉柄(芋茎)の写真葉柄は”葉の一部で、葉を茎や枝に繋いでいる部分のこと”で、里芋の葉柄は「芋茎(ずいき)」とも呼ばれています。(里芋の種類によって葉柄の色が異なり、赤い葉柄のものはアクが少なく、芋茎にして美味しく食べられる)里芋の茎のように見えている部分は茎ではなく葉柄(葉の一部)で、塊茎(食用部分)が茎になります。【砂糖黍(甘蔗)】読み方:サトウキビ砂糖黍というのは、”イネ科サトウキビ属の多年草のこと”。砂糖黍は砂糖の原料となる植物で、茎の部分に糖分が蓄えられていますが、茎を食べることはできません。※上は砂糖大根の写真砂糖黍の他にも「甜菜(テンサイ)」(別名:サトウダイコン(砂糖大根)、ビート)と呼ばれる植物があり、甜菜の場合は根の部分に糖分が蓄えられています。【番紅花(咱夫藍)】読み方:サフラン番紅花というのは、”アヤメ科クロッカス属の多年草。また、その雌しべを乾燥させた香辛料のこと”。花の中央にある黄色いのが雄(お)しべで、赤色のものが香辛料などに用いられる雌(め)しべになります。【朱欒(香欒)】読み方:ザボン朱欒というのは、”ミカン科ミカン属の常緑高木のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたり砂糖漬けにしたり、加工食品の原料としても用いられます。別名で「文旦(ブンタン)」とも呼ばれます。【山査子(山樝子)】読み方:サンザシ山査子というのは、”バラ科サンザシ属の落葉低木のこと”。果実は熟すと赤くなり、生薬(しょうやく)・果実酒・ドライフルーツなどに用いられます。【山椒(蜀椒)】読み方:サンショウ※上は山椒の果実の写真山椒というのは、”ミカン科サンショウ属の落葉低木のこと”。山椒は葉・花・実(果実)・樹皮に至るまであらゆる部位が食用になる植物で、その独特な香りから香辛料などに用いられます。【椎茸(香蕈)】読み方:シイタケ椎茸というのは、”キシメジ科シイタケ属のキノコのこと”。椎(シイ)・椚(クヌギ)・楢(ナラ)・樫(カシ)などの広葉樹の枯れ木に生え、人工栽培もされています。椎(シイ)の枯れ木に発生していたことから「椎茸(シイタケ)」の名称になったとされています。【獅子唐辛子】読み方:シシトウガラシ獅子唐辛子というのは、”ナス科トウガラシ属の多年草。また、その果実のこと”。一般的には略して「獅子唐(シシトウ)」と呼ばれることが多いです。果実を食用とし、熟すと果実は赤くなり、熟した赤い果実も熟す前の緑色のものと同様に食べることができますが、一般的には食用にするのは熟す前の緑色のものが多いです。獅子唐辛子は個体によって辛いものもありますが、これは辛味成分である「カプサイシン」が含まれているからで、生育中に獅子唐辛子にストレスがかかることによってカプサイシンが発生します。ストレスというのは例えば、肥料の量が少なかったり、高温や乾燥などが原因になります。【紫蘇】読み方:シソ※上は青紫蘇(アオジソ)の写真※上は赤紫蘇(アカジソ)の写真紫蘇というのは、”シソ科シソ属の一年草のこと”。「赤紫蘇(アカジソ)」「青紫蘇(アオジソ)」などがあり、青紫蘇の葉の部分を「大葉(おおば)」と呼びます。紫蘇は香りが良く、葉・果実・花を食用とし、赤紫蘇の葉は梅干しの着色・香りづけなどに用いられます。【自然薯】読み方:じねんじょ自然薯というのは、”山の芋(ヤマノイモ)の別名のこと”。山の芋は”ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性の多年草。また、その根茎(こんけい)のこと”を指します。根茎(地下茎のひとつで、地下をはう根状の茎)を食用とし、長いもので長さは1メートルにもなります。根茎は粘りが強く、とろろなどにして食べられています。【占地(湿地・王茸)】読み方:シメジ※上は橅占地(ブナシメジ)の写真占地というのは、”シメジ科シメジ属のキノコのこと”。天然の「本占地(ホンシメジ)」は希少で流通量が少なく、一般的によく見られるのは「橅占地(ブナシメジ)」になります。【生姜(生薑・薑)】読み方:ショウガ生姜というのは、”ショウガ科ショウガ属の多年草。また、その根茎(こんけい)のこと”。根茎(地下茎のひとつで、地下をはう根状の茎)を食用とし、香辛料などに用いられます。【西瓜(水瓜)】読み方:スイカ西瓜というのは、”ウリ科スイカ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果肉は赤色が一般的ですが、黄色い品種のものもあります。【蘿蔔(清白)】読み方:スズシロ蘿蔔というのは、”大根(ダイコン)の別名のこと”。大根は”アブラナ科ダイコン属の越年草。また、その根のこと”を指します。大根は葉と肥大した根を食用とし、蘿蔔(スズシロ)は春の七草のひとつとして知られています。【菘(鈴菜)】読み方:スズナ菘というのは、”蕪(カブ)の別名のこと”。蕪は”アブラナ科アブラナ属の越年草。また、その胚軸(はいじく)のこと”を指します。蕪は葉と肥大した胚軸(葉と根の間の部分)を食用とし、白色の他にも赤・黄・紫色など多くの種類があります。菘(スズナ)は、春の七草のひとつとして知られています。【五歛子】読み方:スターフルーツ五歛子というのは、”カタバミ科ゴレンシ属の常緑低木のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたり、サラダや砂糖漬けにして食べられます。輪切りにすると星の形をしていることから「スターフルーツ」と名付けられました。【酢橘(酸橘)】読み方:スダチ酢橘というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木のこと”。果実は食用で、焼き魚・刺身などの料理にその果汁をかけたり、食用酢として用いられます。※上は酢橘(左)と臭橙(右)の写真酢橘は「臭橙(カボス)」とよく似ていますが、果実の大きさが異なります。酢橘はゴルフボールほどの大きさなのに対して、臭橙はテニスボールほどの大きさなので、それぞれ大きさで判断できます。【蔓無南瓜(西葫芦)】読み方:ズッキーニ蔓無南瓜というのは、”ウリ科カボチャ属の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実は胡瓜(キュウリ)に似ていて、緑色・黄色の果皮のものがあります。蔓無南瓜は南瓜(カボチャ)の仲間ですが、南瓜と違ってつるが長く伸びないため「つるなしカボチャ」とも呼ばれています。【李(酸桃・酢桃)】読み方:スモモ李というのは、”バラ科サクラ属の落葉小高木。また、その果実のこと”。李の果実は形が桃(果実)に似ていて、桃よりも酸味が強いことから「スモモ」という名称が付けられています。またすもも・プラム・ソルダムなど似たようなものが多く存在しますが、「李(スモモ)」は和名、「プラム」が英名、「ソルダム」はスモモ(プラム)の一種になります。なので李(スモモ)とプラムは同じものを指しているというわけです。※上はソルダムの写真※上はプルーンの写真ちなみにソルダムなどの品種のことを「日本スモモ」と総称し、プルーンのことを別名で「西洋スモモ」と呼びます。(プルーンは生のものでなく、乾燥させたものを食べることも多いです)【西洋松露】読み方:セイヨウショウロ西洋松露というのは、”セイヨウショウロ科セイヨウショウロ属のキノコのこと”。西洋松露は、一般的には「トリュフ」と呼ばれることが多いです。土の中で育ち、豚や犬の嗅覚を利用して採集し、独特な香りで料理の香りづけに用いられます。キャビア・フォアグラと並び世界三大珍味のひとつで、高級食材として知られています。【芹】読み方:セリ芹というのは、”セリ科セリ属の多年草のこと”。若葉は香りが良く食用とし、春の七草のひとつとして知られています。【塘蒿】読み方:セロリ塘蒿というのは、”セリ科オランダミツバ属の一年草または二年草のこと”。全体に独特の強い香りがあり、葉・茎の部分を食用とします。【薇(紫萁)】読み方:ゼンマイ薇というのは、”ゼンマイ科ゼンマイ属のシダ植物の多年草のこと”。若芽を食用とし、蕨(ワラビ)・屈(コゴミ)と並んで代表的な山菜として知られています。薇の若芽はふわふわした白い綿毛をまとっていて、成長していくに従って綿がとれていきます。※上は胞子葉(男ゼンマイ)の写真※上は栄養葉(女ゼンマイ)の写真薇には胞子葉(ほうしよう)と栄養葉(えいようよう)があり、一般的に胞子葉は「男ゼンマイ」、栄養葉は「女ゼンマイ」と呼ばれることが多いです。男ゼンマイも女ゼンマイと同様に綿を取ってアク抜きをしてから食べることができますが、女ゼンマイに比べて硬いためあまり美味しくなく、さらに男ゼンマイは繁殖のために胞子を飛ばすことから採らないようにしています。【蕎麦】読み方:ソバ※上は蕎麦の果実の写真蕎麦というのは、”タデ科ソバ属の一年草のこと”。※上は蕎麦殻(そばがら)が付いている蕎麦の種子の写真※上は蕎麦殻を剥いた蕎麦の種子(蕎麦の実のこと)の写真蕎麦の果実の中にある種子の殻(蕎麦殻)を剥(む)いたものを「蕎麦の実」といい、その蕎麦の実を挽(ひ)いて粉にしたものを「蕎麦粉(そばこ)」と呼びます。そして蕎麦粉を小麦粉・水などを混ぜて麺状にしたもの、またはその麺を用いた料理のことを一般的に「蕎麦(そば)」と呼びます。つなぎとして用いた小麦粉と蕎麦粉の割合によって名称が変わり、そば粉だけ(10割)を使用したものを”十割(じゅうわり)蕎麦または生蕎麦(きそば)”、2割が小麦粉:8割がそば粉を使用したものを”二八(にはち)蕎麦”と呼びます。【空豆(蚕豆)】読み方:ソラマメ空豆というのは、”マメ科ソラマメ属の一年草または二年草。また、その種子のこと”。種子を食用とし、基本的に莢(さや)の部分は食べません。種子を包む莢は直立し、空に向かって生えていることから「空豆」、また莢の見た目が蚕(カイコ)の繭に似ていることから「蚕豆」の漢字が当てられました。↓タ行~【大豆】読み方:ダイズ大豆というのは、”マメ科ダイズ属の一年草のこと”。植物の中でも蛋白質(たんぱくしつ)が豊富に含まれていることから、別名で「畑の肉」とも呼ばれています。※上は枝豆の写真熟した種子を食用とし、若い種子は「枝豆(えだまめ)」として茹(ゆ)でて食べられます。大豆は、納豆・豆腐・味噌(みそ)・醤油(しょうゆ)などに広く用いられます。【筍(竹の子)】読み方:タケノコ筍というのは、”イネ科タケ亜科タケ類の地下茎から出る若芽のこと”。皮が何枚も重なって包まれており、皮を取り除いた中の部分が食用で、筍は成長すると竹になります。【玉葱(葱頭)】読み方:タマネギ玉葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草。また、その鱗茎(りんけい)のこと”。鱗茎は”地下茎のひとつで、茎の周囲に養分を蓄えた肉厚の葉が多数重なったもの”で、鱗茎を食用とします。【草石蚕(玉環菜・甘露子・長老喜)】読み方:チョロギ※上の写真は、草石蚕の塊茎を梅酢に漬けて赤く染めたもの草石蚕というのは、”シソ科イヌゴマ属の多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”。塊茎は”地下茎のひとつで、養分を蓄えて肥大した部分のこと”で、草石蚕は塊茎(白色)を食用とします。一般的には白い塊茎を塩漬けにしたり、梅酢漬けにして食べられることが多いです。【青梗菜】読み方:チンゲンサイ青梗菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。根元の固い芯の部分を取り除き、葉と茎を食用とします。【甜菜】読み方:テンサイ甜菜というのは、”ヒユ科フダンソウ属の二年草。また、その根のこと”。甜菜は砂糖の原料となる植物で、根の部分に糖分が蓄えられていますが、一般的にはアクが強いため生のまま食べることはできません。※上は砂糖黍の写真甜菜の他にも「砂糖黍(サトウキビ)」と呼ばれる植物があり、砂糖黍の場合は茎の部分に糖分が蓄えられています。【唐辛子(蕃椒・唐芥子)】読み方:トウガラシ唐辛子というのは、”ナス科トウガラシ属の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたり、辛味のある香辛料として用いられます。【冬瓜】読み方:トウガン冬瓜というのは、”ウリ科トウガン属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生で食べることもできますが、一般的には煮て食べることが多いです。果実は夏に収穫しますが、果実をそのまま冷暗所で保存することで冬まで日持ちすることから「冬瓜」と呼ばれるようになりました。【豆苗】読み方:とうみょう豆苗というのは、”豌豆(エンドウ)の若芽のこと”。スーパーなどで豆から発芽させた幼い状態の豌豆が根付き、カットされた状態で売られています。容器に水を張り、根の部分を浸して育てることで豆苗は2回ほどの再収穫が可能です。3回目以降は豆自体が持つ養分を使い果たし、上手くいかないことも多いですが、定期的に水を取り替えて育てれば、2回は再収穫できるので豆苗は手頃な野菜となります。【玉蜀黍(玉米)】読み方:トウモロコシ玉蜀黍というのは、”イネ科トウモロコシ属の一年草のこと”。果実を食用とし、普段食べている黄色い部分が、玉蜀黍における果実の部分になります。玉蜀黍は稲・小麦とともに世界三大穀物として知られていて、食用・飼料とするために世界中で広く栽培されています。別名として「唐黍(とうきび)」という名称で呼ばれることもあります。【蕃茄(赤茄子)】読み方:トマト蕃茄というのは、”ナス科ナス属の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースやケチャップの原料として用いられます。【火龍果】読み方:ドラゴンフルーツ火龍果というのは、”サボテン科ヒモサボテン属の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、黒い種(種子)が多いですが、取り除かずにそのまま種ごと果肉を食べます。白い果肉のものが一般的ですが、果肉が赤色・黄色・紫色などの火龍果もあります。【麝香猫果】読み方:ドリアン麝香猫果というのは、”アオイ科ドリアン属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、硬い殻の中にある果肉(淡い黄色の部分)を食べ、一般的には果肉の中にある種子は食べません。味は濃厚な甘味で、カスタードクリームのような味がします。麝香猫果は非常に臭いことで有名で、その臭いから公共の建物・乗り物への持ち込みを禁止しているところも多いです。麝香猫果はその昔、高級で王族しか食べることができなかったことや、その栄養価の高さから、別名で「果物の王様」と呼ばれています。【団栗(無食子・杼)】読み方:ドングリ団栗というのは、”樫(カシ)・椚(クヌギ)・楢(ナラ)などのブナ科植物の果実のこと”。団栗は食用で、アクがほとんどなく生食できるものもありますが、アクが強い種類も多いです。団栗は球形や卵形で堅く、帽子のような部分は「殻斗(かくと)」と呼ばれ、団栗を保護したり枝からの栄養を送るための役割があります。↓ナ行~【茄子(茄)】読み方:ナス茄子というのは、”ナス科ナス属の一年草。また、その果実のこと”。別名で「なすび」とも呼ばれていて、果実を食用としています。【薺(撫菜)】読み方:ナズナ薺というのは、”アブラナ科ナズナ属の越年草のこと”。若葉は食用で、春の七草のひとつとして知られています。【鉈豆(刀豆)】読み方:ナタマメ鉈豆というのは、”マメ科ナタマメ属のつる性の一年草のこと”。莢(さや)と種子を食用とし、種子の色は白色・ピンク色などがあり、一般的には茹(ゆ)でたり炒めたりして食べます。(完熟した鉈豆には毒性(強いアク)があり、毒抜きをしなければなりません)莢(さや)が鉈(ナタ)・刀のような形・大きさをしていることから「鉈豆(刀豆)」と名付けられました。【棗】読み方:ナツメ棗というのは、”クロウメモドキ科ナツメ属の落葉小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、乾燥させたりお菓子の材料にしたり、生薬としても用いられます。【滑子】読み方:なめこ滑子というのは、”モエギタケ科スギタケ属のキノコのこと”。橅(ブナ)や楢(ナラ)などの枯れ木に生え、全体が粘液に覆われています。【韮(韭)】読み方:ニラ韮というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。葉を食用とし、全体に特有の臭いがあります。【人参(胡蘿蔔)】読み方:ニンジン人参というのは、”セリ科ニンジン属の二年草。また、その根のこと”。根の部分を食用とし、人参には「βカロテン(ベータカロテン)」が豊富に含まれています。【大蒜(忍辱・葫・蒜)】読み方:ニンニク大蒜というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草。また、その鱗茎(りんけい)のこと”。※上は大蒜の芽(茎)の写真鱗茎は”地下茎のひとつで、茎の周囲に養分を蓄えた肉厚の葉が多数重なったもの”で、大蒜は鱗茎・茎(大蒜の芽)を食用とします。特有の強い臭いがあり、香辛料として用いられることが多く、大蒜の芽(茎)の先にある蕾(つぼみ)も食べることができます。【葱】読み方:ネギ葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。緑色の部分だけでなく、実は地下に埋まっている白い部分も葉(白いのは日光に当たっていないから)で、葱は葉の部分を食用とします。※上は長葱の写真※上は葉葱の写真葱は白い部分が多い「長葱(ながねぎ)」(または「根深葱(ねぶかねぎ)」「白葱(しろねぎ)」)と、緑の部分が多い「葉葱(はねぎ)」(または「万能葱(ばんのうねぎ)」「青葱(あおねぎ)」)に分けられます。【野蒜(山蒜)】読み方:ノビル野蒜というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。※上は野蒜の花と零余子(ムカゴ)の写真葉・球根・花・零余子(ムカゴ)は食用で、韮(ニラ)に似た臭いがあり、花に零余子をつけて繁殖します。零余子は”植物の栄養繁殖器官のひとつで、養分を蓄えて肥大化した部分のこと”を指します。↓ハ行~【鳳梨(菠蘿)】読み方:パイナップル鳳梨というのは、”パイナップル科アナナス属の常緑多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、「パインアップル」や「パイン」と呼ばれることもあります。鳳梨の植物と果実をそれぞれ別の名前で呼ぶことがありますが、そのときは鳳梨の果実は「パイナップル」、植物は「アナナス」と呼ばれます。【白菜】読み方:ハクサイ白菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の二年草のこと”。中国が原産で、白菜は結球(葉が重なり合って球状になること)しているイメージが強いですが、中国では結球しない品種も多いです。【繁縷(蘩蔞)】読み方:ハコベ(ハコベラ)繁縷というのは、”ナデシコ科ハコベ属の越年草のこと”。「ハコベラ」は、「ハコベ」(正式名称)の別名で、「ハコベラ」は春の七草のひとつとして知られています。若い葉・茎を食用とします。【和蘭芹(早芹菜・早芹)】読み方:パセリ和蘭芹というのは、”セリ科オランダゼリ属の二年草のこと”。特有の香りがあり、葉は料理の付け合わせや飾り付けなどに用いられます。【薄荷】読み方:ハッカ薄荷というのは、”シソ科ハッカ属の多年草のこと”。特有の香りがあり、葉にはメントールが含まれ、乾燥させて「薄荷油(はっかゆ)」を抽出します。【八朔】読み方:ハッサク八朔というのは、”ミカン科ミカン属の常緑高木。また、その果実のこと”。蜜柑(ミカン)の一品種で、果実を食用とします。【果物時計草】読み方:パッションフルーツ果物時計草というのは、”トケイソウ科トケイソウ属のつる性の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたりします。時計のように見える特徴の花である「トケイソウ」の仲間で、果実を実らせる種類であることから、和名で「クダモノトケイソウ」とも呼ばれています。【甘蕉(実芭蕉)】読み方:バナナ甘蕉というのは、”バショウ科バショウ属の植物のうち、果実を食用とする品種の総称のこと”。果実を食用とし、一般的には緑色から黄色のものが多いですが、ピンク色・紫色の品種も存在します。甘蕉が熟しきると黒い斑点やシミが現れますが、この黒い斑点やシミのことを「シュガースポット」(または「スイートスポット」)と呼びます。【華尼拉】読み方:バニラ※上は華尼拉のさやの写真華尼拉というのは、”ラン科バニラ属のつる性の多年草。また、その植物から抽出された香料のこと”。種子は香料の原料となり、さやごと収穫(収穫時には甘い香りはしない)し、さやごと発酵・乾燥を繰り返すと甘い香りを発するようになります。※上は発酵・乾燥を繰り返したさやの写真※上はバニラビーンズ(種子)の写真さやの中には非常に小さな黒い種子がたくさん入っていて、その小さな黒い種子を「バニラビーンズ」(さやごと指してバニラビーンズということもある)と呼びます。そして華尼拉の香り成分をアルコールで抽出したものを「バニラエッセンス」といい、お菓子作りなどに用いられます。【蕃瓜樹(万寿果・万寿瓜)】読み方:パパイア蕃瓜樹というのは、”パパイア科パパイア属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実は日本では果物として食用にされることが多いですが、野菜のように調理して食用とする地域もあります。果実は黄熟して楕円形(だえんけい)で、果肉にはタンパク質分解酵素である「パパイン」が含まれることで知られています。【黄青椒】読み方:パプリカ黄青椒というのは、”ナス科トウガラシ属の多年草。また、その果実や果実を原料とする香辛料のこと”。果実を食用とし、果実は赤色・黄色のものが多く、成熟していない黄青椒は緑色をしています。※上はパプリカパウダー(香辛料)の写真香辛料は「パプリカパウダー」とも呼ばれ、黄青椒の果実を粉末状にしたもので、料理の色付けや風味付けに用いられます。ただパプリカパウダーの原料となっている黄青椒は、日本で流通しているものとは品種が異なります。【隼人瓜】読み方:ハヤトウリ隼人瓜というのは、”ウリ科ハヤトウリ属のつる性の多年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実の外皮は緑色と白色のものがあり、白色の種類の方がクセがなく食べやすいです。【馬鈴薯】読み方:ばれいしょ馬鈴薯というのは、”ジャガイモの別名のこと”。ジャガイモは”ナス科ナス属の多年草。また、その塊茎(かいけい)のこと”を指します。塊茎は”地下茎のひとつで、養分を蓄えて肥大化した部分のこと”で、ジャガイモは塊茎を食用とします。【火焔菜】読み方:ビーツ火焔菜というのは、”ヒユ科フダンソウ属の一年草または二年草。また、その根のこと”。葉・根の部分を食用とし、スープやサラダなどに多く用いられます。火焔菜は赤蕪(アカカブ)のような見た目のものが一般的で、栄養が豊富に含まれていることから、別名で「食べる輸血」「奇跡の野菜」とも呼ばれています。【甘唐辛子(甘椒)】読み方:ピーマン甘唐辛子というのは、”ナス科トウガラシ属の多年草。また、その果実のこと”。唐辛子(トウガラシ)の一品種で、果実を食用(果実に辛味はない)とします。【瓢箪】読み方:ヒョウタン瓢箪というのは、”ウリ科ユウガオ属の一年草。また、その果実のこと”。果実は食用と食用でない種類のものがあり、一般的な瓢箪のほとんどには毒性があるため注意が必要です。瓢箪の果実は観賞用としたり、熟すと果皮が堅くなるため、その果実の中身を取り除き、乾燥させて水・酒などを入れる器として用いられます。【平茸】読み方:ヒラタケ平茸というのは、”ヒラタケ科ヒラタケ属のキノコのこと”。平茸は食用で、広葉樹の朽ち木や切り株に自生します。【枇杷】読み方:ビワ枇杷というのは、”バラ科ビワ属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実の形が楽器の「琵琶(びわ)」に似ていることから名付けられました。【蕗(苳・款冬・菜蕗)】読み方:フキ蕗というのは、”キク科フキ属の多年草。また、その葉柄(ようへい)のこと”。※上は蕗の薹(フキノトウ)の写真葉柄(よく食べる部分)と若い花茎(かけい)を食用とし、若い花茎は「蕗の薹(フキノトウ)」と呼ばれ、蕾(つぼみ)の状態で採って食べるのが一般的ですが花の部分も食べられます。葉柄は”葉の一部で、葉身を茎に繋いでいる細い柄の部分のこと”で、花茎は”花をつける茎のこと”を指します。【葡萄】読み方:ブドウ葡萄というのは、”ブドウ科ブドウ属のつる性の落葉低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果実は房(ふさ)になって多くの実をつけて垂れ下がっています。【芽花椰菜(緑花野菜)】読み方:ブロッコリー芽花椰菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。芽花椰菜は甘藍(キャベツ)から品種改良された野菜で、蕾(つぼみ)と茎の部分が食用になります。【糸瓜(天糸瓜)】読み方:ヘチマ糸瓜というのは、”ウリ科ヘチマ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。若い果実を食用とし、熟した果実は繊維が硬くなるため、束子(たわし)などに用いられます。【菠薐草(法蓮草・鳳蓮草)】読み方:ホウレンソウ菠薐草というのは、”ヒユ科ホウレンソウ属の一年草または二年草のこと”。葉・茎・根元(ピンク色の部分)を食用とし、菠薐草にはアクの成分であるシュウ酸が含まれているため、茹(ゆ)でてアク抜きをしてから食べます。【椪柑(凸柑)】読み方:ポンカン椪柑というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、椪柑はインド原産で、椪柑の「ぽん」というのは、インドの都市プーナ(Poona)からきています。日本では鹿児島県など九州で主に栽培されており、花は白色で、果実は冬に熟し、実はやや大きく、香りが強く甘いです。↓マ行~【舞茸(重菰)】読み方:マイタケ舞茸というのは、”トンビマイタケ科マイタケ属のキノコのこと”。食用で、カサの部分がヒラヒラと舞っているように見える様子や、見つけると思わず舞い踊りたくなるほど嬉しくなることから名付けられたとされています。【麝香葡萄】読み方:マスカット麝香葡萄というのは、”ブドウ科ブドウ属のつる性の落葉低木。また、その果実のこと”。葡萄(ブドウ)の一品種で、果実は淡い緑色をしていて、房状に実った果実を食用とします。【作茸】読み方:マッシュルーム作茸というのは、”ハラタケ科ハラタケ属のキノコのこと”。世界で最もよく食べられているキノコとされ、一般的には傘が開く前のものを食用とします。【松茸(松蕈)】読み方:マツタケ松茸というのは、”キシメジ科キシメジ属のキノコのこと”。食用で、特有の香りがあり、日本では高級キノコとして食べられています。【檬果(芒果)】読み方:マンゴー檬果というのは、”ウルシ科マンゴー属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、生のまま食べたりジュースにしたり、ドライフルーツや缶詰にも用いられます。【茫栗】読み方:マンゴスチン茫栗というのは、”フクギ科フクギ属の常緑高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、中の白い果肉(種は食べない)を食べます。香りが良くて果肉が柔らかく、上品な甘い味わいであることから、別名で「果物の女王」(麝香猫果(ドリアン)は「果物の王様」)とも呼ばれています。【蜜柑(蜜橘・樒柑)】読み方:ミカン蜜柑というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、様々な品種があり、一般的には「温州蜜柑(ウンシュウミカン)」を指すことが多いです。【三つ葉(三葉・野蜀菜)】読み方:ミツバ三つ葉というのは、”セリ科ミツバ属の多年草のこと”。葉・茎を食用とし、別名で「三葉芹(ミツバゼリ)」などと呼ばれます。【茗荷(蘘荷)】読み方:ミョウガ※上は茗荷の花穂(食用)の写真茗荷というのは、”ショウガ科ショウガ属の多年草。また、その花穂(かすい)のこと”。全体に特有の香りがあり、花穂(一般的に食べられている部分)・若芽・茎を食用とし、薬味などに用いられます。【零余子(珠芽)】読み方:ムカゴ零余子というのは、”植物の栄養繁殖器官のひとつで、養分を蓄えて肥大化した部分のこと”。一般的にはヤマノイモ科ヤマノイモ属などの山芋類(自然薯・長芋など)の零余子のことを指し、食用とすることができますが、種類によっては食べられないものもあるため注意が必要です。【郁子(野木瓜)】読み方:ムベ郁子というのは、”アケビ科ムベ属のつる性の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、ゼリー状の果肉と果汁の部分を食べ、黒い種は食べません。【甜瓜】読み方:メロン※上はマスクメロンの写真甜瓜というのは、”ウリ科キュウリ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、香りがあり、果肉は甘く、一般的には「マスクメロン」を指すことが多いです。【糵(萌やし)】読み方:モヤシ糵というのは、”緑豆・大豆などの種子を水に浸して、光を当てずに発芽させたもの”。糵は特定の植物名を指しているわけではないので注意が必要です。発芽した芽と茎を食用とし、生のまま食べずに加熱してから食べます。【縞綱麻】読み方:モロヘイヤ縞綱麻というのは、”アオイ科ツナソ属の一年草のこと”。葉・茎を食用とし、縞綱麻の特徴であるネバネバは「ムチン」と呼ばれる成分によるものです。アクの成分であるシュウ酸を多く含んでいるため生食はできず、茹(ゆ)でてから流水にさらしてシュウ酸を抜きます。(莢(さや)や種子には毒性があるため注意が必要)↓ヤ行~【椰子】読み方:ヤシ椰子というのは、”ヤシ目ヤシ科の植物の総称のこと”。椰子の実(果実)というのは、様々なヤシ科の植物の実を指しますが、一般的には「ココナッツ(ココヤシの実)」を指すことが多いです。※上はココナッツの果肉(白い固形部分)とココナッツミルクの写真果実の中にある白い固形部分(果肉)と液体部分を食用とし、白い固形部分を砕いて水とともに混ぜて濾(こ)したものが「ココナッツミルク」になります。※上は未成熟のココナッツ(ココヤシの果実)の写真※上はココナッツウォーター(ココナッツジュース)の写真また液体部分は「ココナッツウォーター(ココナッツジュース)」と呼ばれていて、成熟(繊維で覆われ茶色)してくると中のココナッツウォーターは果肉(白い固形部分)などに変化していくため、一般的には未成熟のココナッツ(緑色)から採ることが多いです。ココナッツウォーターは透明な液体で、観光地では未成熟のココナッツ(緑色)に穴を開けて、そこからストローを挿して飲むことが多いです。※上はナタデココの写真ちなみにココナッツウォーターに酢酸菌(さくさんきん)を加えて発酵させたものを「ナタデココ」と呼び、弾力のある歯ごたえがあり、デザートなどに用いられます。【夕顔】読み方:ユウガオ※上は長夕顔(ナガユウガオ)の写真※上は丸夕顔(マルユウガオ)の写真夕顔というのは、”ウリ科ユウガオ属のつる性の一年草。また、その果実のこと”。果実を食用とし、夕顔の果肉を紐(ひも)状に剥いて乾燥させた食品を「干瓢(かんぴょう)」と言います。果実には細長い形の「長夕顔(ナガユウガオ)」と丸みを帯びた球状の「丸夕顔(マルユウガオ)」があり、主に丸夕顔から干瓢が作られます。【柚子(柚)】読み方:ユズ柚子というのは、”ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果皮は香り成分が豊富で料理の香りづけに用いられます。【梅桃(山桜桃・英桃)】読み方:ユスラウメ梅桃というのは、”バラ科サクラ属の落葉低木。また、その果実のこと”。桜桃(サクランボ)に似た赤い小さな果実をつけ、その果実を食用とし、別名で「ユスラゴ」とも呼ばれます。【蓬(艾)】読み方:ヨモギ蓬は”キク科ヨモギ属の多年草のこと”の意味。※上は蓬餅(草餅)の写真蓬には特有の香りがあり、若葉を餅(もち)などに混ぜこんだものを「蓬餅(よもぎもち)」「草餅(くさもち)」と呼びます。昔は草餅には蓬以外の草を使っていましたが、いま現在では草餅にも蓬が使われているため蓬餅・草餅はどちらも同じ和菓子のことを指します。↓ラ行~【茘枝】読み方:ライチ茘枝というのは、”ムクロジ科レイシ属の常緑小高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果皮を剥くと食用になる白色半透明の果肉が出てきて、その果肉の中に種子があります(種子は食べない)。【辣韮(薤・辣韭)】読み方:ラッキョウ辣韮というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草。また、その鱗茎(りんけい)のこと”。鱗茎は”地下茎のひとつで、茎の周囲に養分を蓄えた肉厚の葉が多数重なったもの”で、辣韮は鱗茎を食用とします。【緑豆】読み方:リョクトウ緑豆というのは、”八重生(ヤエナリ)の種子のこと”。八重生は”マメ科ササゲ属の一年草のこと”を指します。緑豆は糵(モヤシ)の原料(種子)として利用され、緑豆やジャガイモなどのデンプンから作った透明な麺状の食品を「春雨(はるさめ)」と呼びます。【林檎(苹果)】読み方:リンゴ※上は青リンゴ(左)と赤リンゴ(右)の写真林檎というのは、”バラ科リンゴ属の落葉高木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、林檎には「赤リンゴ」や「青リンゴ(緑色の林檎)」があり、林檎というと一般的には”赤リンゴ”のことを指します。【萵苣(乳草)】読み方:レタス萵苣というのは、”キク科アキノノゲシ属の一年草または二年草のこと”。葉の部分を食用とし、サラダに用いられることが多く、品種によっては茎の部分を食用とするものもあります。【檸檬】読み方:レモン檸檬というのは、”ミカン科ミカン属の常緑低木。また、その果実のこと”。果実を食用とし、果肉は酸味が強く、果汁を料理にかけたりして利用することが多いです。【蓮根】読み方:レンコン※上は蓮(ハス)の写真蓮根というのは、”蓮(ハス)の地下茎(ちかけい)のこと”。蓮は”ハス科ハス属の水生の多年草のこと”で、地下茎は”地中にある植物の茎(くき)のこと”を指します。蓮根はシャキシャキとした食感で、煮たり炒めたりと様々な料理に用いられ、輪切りにすると断面にはいくつも穴が空いています。【珊瑚花椰菜】読み方:ロマネスコ珊瑚花椰菜というのは、”アブラナ科アブラナ属の一年草のこと”。カリフラワーの一品種で、蕾(つぼみ)と茎の部分を食用とします。蕾がフラクタル(部分的に見たときと、全体的に見たときが同じ形)と特徴的で、味は芽花椰菜(ブロッコリー)、食感は花椰菜(カリフラワー)に近いです。↓ワ行~【分葱】読み方:ワケギ分葱というのは、”ヒガンバナ科ネギ属の多年草のこと”。特有の香りがあり、葉・鱗茎(球根)を食用とします。【山葵(山萮菜)】読み方:ワサビ山葵というのは、”アブラナ科ワサビ属の多年草。また、その根茎(こんけい)のこと”。根茎は”地下茎のひとつで、地下を這(は)う根状の茎のこと”で、山葵は根茎・茎・葉・花を食用とします。山葵は根茎をすりおろしたものが一般的にはよく見られ、薬味として用いられます。【蕨】読み方:ワラビ※上は早蕨(さわらび)の写真蕨というのは、”コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ植物の多年草のこと”。蕨の若芽のことを「早蕨(さわらび)」と呼び、山菜として食べられています。※上は蕨粉(わらびこ)の写真※上は蕨餅(わらびもち)の写真蕨は根茎(こんけい)からデンプンを取り、そのデンプンのことを「蕨粉(わらびこ)」と呼び、蕨粉に水と砂糖を加えて練ったものを「蕨餅(わらびもち)」と言います。野菜・果物・茸の難読漢字(一覧表)※1:漢字表記が複数ある場合は、一般的に使われることが多いほうの漢字表記を優先しています。例 【明日葉(鹹草)】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記(比較して一般的に使われることが少ない漢字表記)】※2:読み方が複数あり、どちらも一般的に読まれることが多い場合は五十音順に表記し、比較して使われることが少ない読み方でも知っておいた方が良い読み方については()内に表記しています。例 【葛】 読み方:カズラ、クズ (どちらも一般的に読まれることが多いため五十音順で表記)例 【銀杏】 読み方:ぎんなん(イチョウ) ⇒ 読み方:一般的に読まれることが多い読み方(比較して一般的に使われることは少ないが、知っておいた方が良い読み方)漢字読み方備考欄扁桃アーモンド木通(通草・山女・丁翁・𡚴)アケビ浅葱(糸葱・浅月・胡葱)アサツキ明日葉(鹹草)アシタバ小豆アズキ竜髭菜(石刁柏)アスパラガス鰐梨アボカド蘆薈アロエ杏子(杏)アンズ苺(莓)イチゴ無花果(映日果・一熟)イチジク伊予柑いよかん隠元豆(眉児豆)インゲンマメ鬱金(欝金・宇金・玉金)ウコン鬱金の別名は「ターメリック」独活(土当帰)ウド荏胡麻エゴマ榎茸エノキタケ秋葵(陸蓮根)オクラ阿列布(阿利布)オリーブ甘橙(甜橙)オレンジ加加阿カカオ柿カキ黒酸塊(黒直里)カシス葛カズラ、クズ「カズラ」と「クズ」で意味が異なる蕪カブ別名は「菘(スズナ)」で、春の七草のひとつ臭橙(香母酢)カボス南瓜カボチャ芥子菜(辛子菜・芥菜)カラシナ花椰菜(花甘藍)カリフラワー花梨(花櫚・榠樝)カリン彌猴桃(鬼木天蓼・支那猿梨)キウイ木耳キクラゲ甘藍(玉菜)キャベツ胡瓜(黄瓜・木瓜)キュウリ金柑(金橘)キンカン銀杏ぎんなん(イチョウ)「ぎんなん」と「イチョウ」で意味が異なる蕃石榴グアバ茱萸(胡頽子)グミ青豌豆グリーンピース(グリンピース)胡桃(山胡桃・呉桃)クルミ葡萄柚グレープフルーツ慈姑クワイ苦瓜ゴーヤ(ゴーヤー)御形ゴギョウ「母子草(ハハコグサ)(正式名称)」の別名で、御形は春の七草のひとつ屈コゴミ屈は、「草蘇鉄(クサソテツ)(正式名称)」の別名胡椒コショウ牛蒡ゴボウ胡麻ごま蒟蒻(菎蒻)コンニャク桜桃(桜ん坊)サクランボ石榴(柘榴・若榴・安石榴)ザクロ大角豆(豇豆)ササゲ薩摩芋(甘藷)さつまいも里芋(青芋)サトイモ砂糖黍(甘蔗)サトウキビ番紅花(咱夫藍)サフラン雌しべは香辛料に用いられる朱欒(香欒)ザボン山査子(山樝子)サンザシ山椒(蜀椒)サンショウ椎茸(香蕈)シイタケ獅子唐辛子シシトウガラシ略して「獅子唐(シシトウ)」と呼ぶことが多い紫蘇シソ自然薯じねんじょ占地(湿地・王茸)シメジ生姜(生薑・薑)ショウガ西瓜(水瓜)スイカ蘿蔔(清白)スズシロ「大根(ダイコン)(正式名称)」の別名で、蘿蔔は春の七草のひとつ菘(鈴菜)スズナ「蕪(カブ)(正式名称)」の別名で、菘は春の七草のひとつ五歛子スターフルーツ酢橘(酸橘)スダチ蔓無南瓜(西葫芦)ズッキーニ李(酸桃・酢桃)スモモ西洋松露セイヨウショウロ西洋松露(正式名称)の別名は「トリュフ」芹セリ春の七草のひとつ塘蒿セロリ薇(紫萁)ゼンマイ蕎麦ソバ空豆(蚕豆)ソラマメ大豆ダイズ筍(竹の子)タケノコ玉葱(葱頭)タマネギ草石蚕(玉環菜・甘露子・長老喜)チョロギ青梗菜チンゲンサイ甜菜テンサイ唐辛子(蕃椒・唐芥子)トウガラシ冬瓜トウガン豆苗とうみょう玉蜀黍(玉米)トウモロコシ蕃茄(赤茄子)トマト火龍果ドラゴンフルーツ麝香猫果ドリアン団栗(無食子・杼)ドングリ茄子(茄)ナス薺(撫菜)ナズナ春の七草のひとつ鉈豆(刀豆)ナタマメ棗ナツメ滑子なめこ韮(韭)ニラ人参(胡蘿蔔)ニンジン大蒜(忍辱・葫・蒜)ニンニク葱ネギ野蒜(山蒜)ノビル鳳梨(菠蘿)パイナップル白菜ハクサイ繁縷(蘩蔞)ハコベ(ハコベラ)「ハコベ」(正式名称)の別名は「ハコベラ」。「ハコベラ」は春の七草のひとつ和蘭芹(早芹菜・早芹)パセリ薄荷ハッカ八朔ハッサク果物時計草パッションフルーツ甘蕉(実芭蕉)バナナ華尼拉バニラ蕃瓜樹(万寿果・万寿瓜)パパイア黄青椒パプリカ隼人瓜ハヤトウリ馬鈴薯ばれいしょ火焔菜ビーツ甘唐辛子(甘椒)ピーマン瓢箪ヒョウタン平茸ヒラタケ枇杷ビワ蕗(苳・款冬・菜蕗)フキ葡萄ブドウ芽花椰菜(緑花野菜)ブロッコリー糸瓜(天糸瓜)ヘチマ菠薐草(法蓮草・鳳蓮草)ホウレンソウ椪柑(凸柑)ポンカン舞茸(重菰)マイタケ麝香葡萄マスカット作茸マッシュルーム松茸(松蕈)マツタケ檬果(芒果)マンゴー茫栗マンゴスチン蜜柑(蜜橘・樒柑)ミカン三つ葉(三葉・野蜀菜)ミツバ三つ葉(正式名称)の別名は「三葉芹(ミツバゼリ)」茗荷(蘘荷)ミョウガ零余子(珠芽)ムカゴ郁子(野木瓜)ムベ甜瓜メロン糵(萌やし)モヤシ縞綱麻モロヘイヤ椰子ヤシ夕顔ユウガオ柚子(柚)ユズ梅桃(山桜桃・英桃)ユスラウメ蓬(艾)ヨモギ茘枝ライチ辣韮(薤・辣韭)ラッキョウ緑豆リョクトウ林檎(苹果)リンゴ萵苣(乳草)レタス檸檬レモン蓮根レンコン珊瑚花椰菜ロマネスコ分葱ワケギ山葵(山萮菜)ワサビ蕨ワラビ項目1項目2項目3)★ 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