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  • 空気の温度で重さは変わる?暖かい空気は軽く冷たい空気が重い仕組みとは?
    さて暖かい空気が軽くなって、冷たい空気は重くなるという話を聞いたことがないでしょうか。これが本当なら空気は温度によって重さが変化することになりますが、本当に空気は温度で重さが変わるのでしょうか?そしてなぜ暖かい空気が軽くなって冷たい空気は重くなるのか、その仕組みを知りたいと疑問に感じている人も多いはずです。そこでこのページでは空気の温度で重さは変わるのか?また暖かい空気が軽くなり、冷たい空気が重くなる仕組みを簡単に解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次空気の温度で重さは変わるのか?どちらが重いのかは密度で判断する暖かい空気が上昇して空気が下降する仕組みまとめ1.空気の温度で重さは変わるのか?では空気の温度で重さは変わるのかどうか見ていきましょう。結論から言ってしまうと、空気の温度が変化しても空気自体の重さは変わりません。まず空気というのは温度によって膨張・圧縮します。空気が膨張・圧縮するということは簡単に言えば、空気の体積が大きくなったり(膨張)小さくなったり(圧縮)するということです。上の図は空気の温度と体積・重さの関係をそれぞれ表したものです。このように空気を冷やしたり暖めたりすることで、空気自体の体積は変化しますが重さは変わりません。なので空気の体積が大きくなっても小さくなっても、もとの空気の重さと同じままなんですね。暖かい空気は軽くなるから上昇して、冷たい空気は重くなるから下降するというような話をよく聞きますよね。確かに暖かい空気は上昇して、冷たい空気が下降するというのは事実です。しかし空気を暖めても冷やしても空気自体の重さは変わりません。では空気を暖めると上昇して、冷やすと下降する理由は何なのでしょうか?それは、空気の温度が変化することで、その空気の密度が変わるからです。関連:密度と比重の違いとは何かを簡単に解説!密度と比重の単位って何?次の章でどちらが重いのかは密度で判断するについて解説していきますね。2.どちらが重いのかは密度で判断するではどちらが重いのかを考えるときに密度が重要になる理由を説明していきます。まず密度(みつど)というのは、体積当たりの重さのことを言います。例えば1kgの金と1kgの綿(わた)があります。この金と綿を比較したときどちらの方が重さがあるでしょうか?正解は、金も綿も同じ重さです。どちらも1kgなのですから重さは同じに決まっています。ですが綿よりも金の方が重いイメージってありますよね。そしてこれについて考えるうえで重要になってくるのが”密度”です。この例みたいに綿のようにどんなに軽いものでも、量を積み重ねていけばいくらでも重さを増やすことが可能です。そうすれば何が軽くて何が重いのか判断することが難しくなりますよね?だから重さを比較するときはそれぞれの物体の密度、つまり同じ体積当たりの重さで考えなければならないということです。このようにそれぞれの物体の密度で考えることでどちらが重いのかが判断できるようになります。軽い重いというのはその時点で何かを基準にしていて、その基準と比較することで軽いか重いかを判断しています。体重が軽くなったというときは以前の体重と比較していて、空気を暖めたら軽くなったというときは暖める前の状態の空気と比較しています。空気自体の重さは変わっていないのに軽くなった重くなったと表現することで、その物体の重さが変化したんだなと勘違いしてしまうこともよくあります。なのでそこには物体の重さが関係しているようにも思えるのですが、実際にどちらが重いのかを比較する場合は物体の重さよりも密度が重要になるので覚えておきましょう。関連:質量とは?重量(重さ)との違いと単位についてまた暖かい空気は上昇して冷たい空気は下降していきますが、空気自体が無色透明の気体なのでイメージするのが難しいですよね。そこで次の章で図を用いてその仕組みを分かりやすく解説していきます。3.暖かい空気が上昇して冷たい空気が下降する仕組みまず暖かい空気は重さは変わらず膨張するので密度は大きくなり、冷たい空気は重さは変わらず圧縮するので密度は小さくなります。暖かい空気のほうが通常の空気よりも密度が小さくなるから軽くなって、冷たい空気のほうが通常の空気よりも密度が大きくなるから重くなります。これは先ほど説明した内容です。では暖かい空気が上昇して、冷たい空気が下降する仕組みについて図を用いて解説していきます。さっそく結論から言ってしまうと、暖かい空気が上昇して冷たい空気が下降する仕組みは、冷たくて重い空気が暖かくて軽い空気を押しのけるからなんですね。これは水の中にモノを沈めたときのことを考えるとイメージしやすくなります。水も空気と同じように流体です。関連:流体とは何かをわかりやすく解説!圧力はどんなかかり方なのか?モノには水に沈むモノと水に沈まないモノがあります。水に沈むモノと沈まないモノの違いは密度の大きさです。上の図のように水よりも密度が大きいものであれば沈み、水よりも密度の小さいものであれば水の上に浮かびます。そして暖かく軽い空気が上昇して、冷たく重い空気が下降する仕組みも水と同じように考えてみてください。冷たい空気の方が暖かい空気よりも密度が大きくて重いので、上に存在していた冷たい空気が暖かい空気を押しのけて下降していきます。なので暖かい空気と冷たい空気を簡単に表すのなら、冷たい空気の上に暖かい空気が乗っかっているような状態です。このようにイメージしてみると、暖かい空気が上昇して冷たい空気が下降する仕組みが理解しやすくなるのではないでしょうか。ちなみに空中に風船が浮かぶのもこれと同じ仕組みです。風船の中に入っている気体が空気よりも密度の小さい気体なので、空気のほうが密度が大きく重いため風船を押しのけて空気がどんどん下へ下へと入っていきます。これによって風船が浮かんでいます。なので風船が空中に浮かんでいるというのは、風船が空気の上に乗っかっているようなイメージになります。関連:熱気球とは?また熱気球はどんな原理で空中に浮いているのか?関連:暖かい水と冷たい水で重さが変わる仕組みとは?以上が「空気の温度で重さは変わる?暖かい空気は軽く冷たい空気が重い仕組みとは?」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});4.まとめこれまで説明したことをまとめますと、温度によって空気の重さ自体は変化しないが、空気の密度については変化する。どちらが重いのか軽いのかは、それぞれの物体の密度で判断すること。冷たい空気は密度が大きく重いため、暖かい空気を押しのけて下に入り込んでいく。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒空気の膨張とは何か?空気の温度によって体積が変化する仕組みとは?⇒断熱膨張とは?また断熱圧縮とは?どんな原理で温度変化するのか?⇒結露とは何か?仕組みを分かりやすく図解!⇒気温と温度と室温の違いとは?⇒熱と温度の違いとは?⇒絶対熱とは何か?絶対熱の温度は何度あるのか?⇒自由落下とは?空気抵抗・重さ・質量は関係ないのかを簡単に解説!⇒真空とは何か?分かりやすく図で解説!⇒なぜ標高が高い所は寒いのか?太陽との距離は関係ないって本当?⇒熱の伝わり方の3種類(伝導・対流・放射)を分かりやすく図で解説!
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  • 暖かい水と冷たい水で重さが変わる仕組みとは?
    さて暖かい水と冷たい水では重さが異なるという話を聞いたことはないでしょうか。実際に暖かい水は上に冷たい水は下にたまるので、お風呂で冷たい水が下の方にたまっていたという経験がある人も多いはずです。暖かい水は軽くて冷たい水は重くなると覚えておくだけでも特に問題ありませんが、なぜ温度によって水の重さが変化するのか疑問に感じる人もいますよね。そこでこのページでは、暖かい水と冷たい水で重さが変わる仕組みを簡単に解説します。どうぞご覧ください。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});目次水の温度が変わることで密度が変化する暖かい水が軽く、冷たい水が重くなる仕組みなぜ同じ体積の水なのに重さが異なるのか?まとめ1.水の温度が変わることで密度が変化するでは水の温度が変わることで密度が変化することについて見ていきましょう。結論から言ってしまうと、水の温度によって変化するのは重さではなく密度になります。密度というのは体積1[cm^3]当たりに何[g]の質量があるのかを表しているもので、密度の単位として[g/cm^3]が使用されています。密度は簡単に言えば、物質がどれだけ密に詰まっているのかその度合いを表したものです。関連:密度と比重の違いとは?また密度と比重の単位って何?そして重要なポイントなので何度も言いますが、温度によって変化するのは水の重さではなく水の密度です。たとえ温度が変化しても水の重さ自体は変わらず、密度だけが変化することになります。水は温度が変化することで体積が膨張したり圧縮したりしますが、そのときに水の重さは変化せず、体積変化に伴い水の密度だけが変化します。上図のように水を暖めると体積が膨張して大きくなり、水を冷やすと体積は圧縮されて小さくなります(このとき重さは変化せず)。密度はその物質がどれだけ密に詰まっているのかを表す度合いなので、密度が小さければあまり詰まっておらず、密度が大きければよく詰まっているということになります。これが水の温度変化によって、水の密度だけが変化するということです。ちなみに水の体積が温度によって膨張・圧縮する仕組みは、基本的に空気が膨張・圧縮するのと同じものです。なぜ体積が変化するのか、詳しい仕組みは下記の関連リンクからご覧ください。関連:空気の膨張とは何か?空気の温度によって体積が変化する仕組みとは?2.暖かい水が軽く、冷たい水が重くなる仕組みでは暖かい水が軽く、冷たい水が重くなる仕組みを見ていきましょう。まず私たちは普段から重い軽いと様々なモノの重さを比較していると思いますが、モノの重さを比較する場合はそのモノの重さではなく密度で比べなければなりません。例えば金と綿がそれぞれ1kgずつあったとします。では上図の1kgの金と1kgの綿ではどちらの方が重いでしょうか?正解は、どちらも同じ重さです。普通であれば綿よりも金の方が圧倒的に重いはずですが、上の図ではなぜ金と綿が同じ重さになったのでしょうか。それは比較するときに同じ体積当たりの質量(つまり密度)で比べていないからです。綿のようにどんなに軽いものであったとしても数を積み上げていけば、どんなに重い物質にも匹敵する以上の重さにすることができます。なのでモノの重さを比較する場合は、それぞれの密度で比べなければなりません。さて今までの解説ですでに理解されているとは思いますが、暖かい水が軽くなり、冷たい水が重くなる仕組みについて見ていきましょう。暖かい水は温度が上がることで膨張して密度が小さくなり、冷たい水は温度が下がることで圧縮して密度が大きくなります。そして温度が変化してもそれぞれの水の重さ自体は変わらないため、体積当たりの質量の大きさによってその物質の重い・軽いが決まります。体積当たりの質量が大きくなることでより地球からの重力がかかりやすくなるので、それにより密度の大きい方がより地球の中心に引き寄せられやすくなります。つまり密度が大きいモノの方が重いということです。なので冷たい水の方が密度が大きくなるため、暖かい水に比べて重くなるんですね。また暖かい水は軽くて、冷たい水が重いのは簡単に下図のようなイメージです。暖かい水は軽くなって冷たい水が重くなるというのは上図のように、暖かい水(密度が小さい)が冷たい水(密度が大きい)の上に乗っているイメージになります。例えば極端ですが豆腐(密度が小さい)の上に鉄の塊(密度が大きい)を乗せようとすれば、鉄の塊は豆腐よりも密度が大きいので重力によって下に行こうとして豆腐はつぶれます。反対に鉄の塊の上に豆腐を乗せるのであれば、特に問題なく鉄の塊の上に豆腐を乗せることができますよね。暖かい水が上にたまって、冷たい水が下にたまるのはこれと同じです。このように暖かい水と冷たい水をそれぞれ別のモノであると捉えれば、簡単にイメージできるようになります。関連:重力と重力加速度と重さ(重量)の違いとは?次の章では容器の中に同じ体積で温度が違う水を入れた場合の重さについて解説します。3.なぜ同じ体積の水なのに重さが異なるのか?ではなぜ同じ体積の水なのに重さが異なるのかを見ていきましょう。これは先ほどまでの解説をしっかりと理解していればすぐに分かります。例えば同じ体積の容器を2つ用意して、暖かい水と冷たい水をそれぞれの容器にギリギリまで入れます。このときに暖かい水と冷たい水ではどちらが重くなるでしょうか?「どちらもの水も体積が同じなんだから同じ重さになるに決まってる」と思う人も多いでしょう。ですが正解は同じ重さではなく、冷たい水が入った容器の方が重くなります。なぜ同じ体積なのに冷たい水の方が重くなるのかというと、それは冷たい水の方が暖かい水よりも密度が大きいからになります。これだけでは少し分かりにくいため、もう少し簡単に解説していきますねまず水は温度が上がると膨張し温度が下がると圧縮するので、なので暖かい水は体積が大きくなり冷たい水は体積が小さくなります。このときに重さ自体は変わらないので、水の密度だけが変化します。ではこれを簡単に数値にして表してみましょう。上図のように暖かい水と冷たい水では重さは数値10で同じですが、体積は暖かい水が15、冷たい水が5と異なります(数値は適当に付けています)。そしてそれぞれの水を体積60まで入れることができる容器に流していき、水位がギリギリになったところでそれぞれの重さを測るとどうなるでしょうか?(このとき水をまとまった液体ではなく、ひとつひとつ個別のものとしてみていきます)暖かい水の方は体積60まで入る容器に4個分、冷たい水の方は体積60まで入る容器に12個分収めることができます。そうすると暖かい水は体積60に対して重さが40(=4個分×10)となりますが、冷たい水は同じ体積60でも重さが120(=12個分×10)となりますよね。なので同じ体積でも冷たい水のほうが暖かい水よりも重くなるんですね。以上が「暖かい水と冷たい水で重さが変わる仕組みとは?」でした。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});4.まとめこれまで説明したことをまとめますと、水の温度が変化することで重さではなく、水の密度が変化する。どちらが重いかを判断するときは、それぞれの密度(同じ体積当たりの質量)で比べること。冷たい水は暖かい水よりも密度が大きくなるため重くなる(地球の中心に引き寄せられやすくなる)。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});関連ページ⇒水圧とは何か?わかりやすく図を用いて解説!⇒密度と比重の違いとは何かを簡単に解説!密度と比重の単位って何?⇒重力加速度とは?仕組みを分かりやすく図解!⇒水垢とは何か?水道周りに白い塊ができる仕組みについて図解!⇒蒸留とは何か?簡単に仕組みを図解!⇒溶媒と溶質と溶液の違いとは?⇒海水と淡水と真水の違いとは?⇒水道水のカルキとは?また塩素とカルキは何が違うのか?⇒浄水器とは?また浄水器ってどんな仕組みなの?⇒汚い水をろ過した後に煮沸させる目的とは何か?
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