このページでは屋形船の読み方と意味、「やかたぶね」と「やけいせん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、屋形船の正しい読み方は「やかたぶね」になります。

 

屋形船の”形”は「かたち」「かた」「けい」と読むことができますが、屋形船は「やかたぶね」と読むのが正しく、「やけいせん」と読むのは間違いです。

 

 

 

また”船”の読み方は「ふね」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぶね」という読み方をすることはできません。

 

屋形船のように「やかたふね」ではなく、「やかたぶね」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

 

 

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

屋形船であれば、屋形（やかた）＋船（ふね）なので、船（後ろの語）の語頭である清音の”ふ”が濁音の”ぶ”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では、連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で屋形船の意味について解説していきます。

 

 

屋形船は「屋形（やかた）を設けた船のこと」の意味として用いられています。

 

屋形というのは”船・牛車（ぎっしゃ）の上に設けた屋根の部分のこと”で、２階部分がついているタイプもあり、屋形船は川などで遊覧用に用いられることが多いです。

 

 

 

また屋形船の類義語としては、「船舶（せんぱく）・カヌー・ボート・ゴンドラ」などの言葉が挙げられます。

 

どの言葉についても屋形船と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「屋形船の読み方と意味、”やかたぶね”と”やけいせん”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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