結論から言ってしまうと、対峙の正しい読み方は「たいじ」になります。
対峙の”峙”は「じ」と読むことはできますが、「し」と読むことはできないので、対峙を「たいし」と読むのは間違いです。
また対峙(たいじ)のように「対(たい)」が用いられている言葉には、
「対戦(たいせん)・対応(たいおう)・対策(たいさく)・絶対(ぜったい)」などがあります。
対峙(たいじ)のように「峙(じ)」が用いられている言葉には、
「棋峙(きじ)・聳峙(しょうじ)・鼎峙(ていじ)」があります。
次の章で対峙の意味について解説していきます。
対峙は「高い山などが向かい合って聳(そび)えること/対立する者同士が、にらみ合ったまま動かないでいること」の意味として用いられています。
対峙を用いた例文としては、「両者とも対峙したまま時間だけが経過する」や、「犯人と対峙したときのための準備をする」のような使い方で用いられています。
一般的に対峙は後者の意味で使われることが多く、どちらの例文も「立する者同士が、にらみ合ったまま動かないでいること」の意味で使用しています。
また対峙の類義語としては、「対座(たいざ)・鼎座(ていざ)・対立(たいりつ)・衝突(しょうとつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても対峙と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「対峙の読み方と意味、”たいじ”と”たいし”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど