このページでは対峙の読み方と意味、「たいじ」と「たいし」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.対峙の正しい読み方は「たいじ」「たいし」?

 

結論から言ってしまうと、対峙の正しい読み方は「たいじ」になります

 

対峙の”峙”は「じ」と読むことはできますが、「し」と読むことはできないので、対峙を「たいし」と読むのは間違いです

 

 

 

また対峙(たいじ)のように「対(たい)」が用いられている言葉には、
「対戦(たいせん)・対応(たいおう)・対策(たいさく)・絶対(ぜったい)」などがあります。

 

対峙(たいじ)のように「峙(じ)」が用いられている言葉には、
「棋峙(きじ)・聳峙(しょうじ)・鼎峙(ていじ)」があります。

 

 

次の章で対峙の意味について解説していきます。

 

2.対峙の意味について

 

対峙は「高い山などが向かい合って聳(そび)えること/対立する者同士が、にらみ合ったまま動かないでいること」の意味として用いられています。

 

 

対峙を用いた例文としては、「両者とも対峙したまま時間だけが経過する」や、「犯人と対峙したときのための準備をする」のような使い方で用いられています。

 

一般的に対峙は後者の意味で使われることが多く、どちらの例文も「立する者同士が、にらみ合ったまま動かないでいること」の意味で使用しています。

 

 

 

また対峙の類義語としては、「対座(たいざ)・鼎座(ていざ)・対立(たいりつ)・衝突(しょうとつ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても対峙と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「対峙の読み方と意味、”たいじ”と”たいし”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 対峙の正しい読み方は「たいじ」で、「たいし」は間違い。
  • 対峙は「高い山などが向かい合って聳えること/対立する者同士が、にらみ合ったまま動かないでいること」の意味。
  • 対峙の類義語には、「対座・鼎座・対立・衝突」などがある。

 

 

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