このページでは属国の読み方と意味、「ぞっこく」と「ぞくこく」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.属国の正しい読み方は「ぞっこく」「ぞくこく」?

 

結論から言ってしまうと、属国の正しい読み方は「ぞっこく」になります

 

属国の”属”は「ぞく」と読むことはできますが、属国は「ぞっこく」と読むのが正しく、「ぞくこく」と読むのは間違いです。

 

 

 

また属国の”属”の読み方は「ぞく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぞっ」という読み方をすることはできません。

 

属国のように「ぞくこく」ではなく、「ぞっこく」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです

 

 

促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。

 

属国であれば、属(ぞく)+国(こく)なので、国(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。

 

 

 

例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。

 

もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で属国の意味と類義語について解説していきます。

 

2.属国の意味と類義語について

 

属国は「他の国に支配されている国。従属国のこと」の意味として用いられています。

 

 

属国を用いた例文としては、「表面的には属国となっている」や、
「事実上属国になったも同然だ」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また属国の類義語としては、「属土(ぞくど)・属領(ぞくりょう)・連邦(れんぽう)・植民地(しょくみんち)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても属国と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「属国の読み方と意味、”ぞっこく”と”ぞくこく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 属国の正しい読み方は「ぞっこく」で、「ぞくこく」は間違い。
  • 属国は「他の国に支配されている国。従属国のこと」の意味。
  • 属国の類義語には、「属度・属領・連邦・植民地」などがある。

 

 

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