このページでは労咳の読み方と意味、「ろうがい」と「ろうぜき」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.労咳の正しい読み方は「ろうがい」「ろうぜき」?

 

結論から言ってしまうと、労咳の正しい読み方は「ろうがい」になります

 

労咳の”咳”は「せき」「がい」(連濁により「ぜき」)と読むことができますが、労咳は「ろうがい」と読むのが正しく、「ろうぜき」と読むのは間違いです。

 

(連濁とは、2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと)

 

 

 

また労咳(ろうがい)のように「労(ろう)」が用いられている言葉には、
「労働(ろうどう)・功労(こうろう)・苦労(くろう)・心労(しんろう)」などがあります。

 

労咳(ろうがい)のように「咳(がい)」が用いられている言葉には、
「咳嗽(がいそう)・咳気(がいき)・痰咳(たんがい)・謦咳(けいがい)」などがあります。

 

 

次の章で労咳の意味について解説していきます。

 

2.労咳の意味について

 

労咳は「漢方で、肺結核のこと」の意味として用いられています。

 

 

漢方は”中国から伝わった医術のこと”で、肺結核は”結核菌によって起こる肺の慢性的な感染症のこと”を意味します。

 

単に結核(けっかく)といった場合は、肺結核を指していることが多いです。

 

 

以上が「労咳の読み方と意味、”ろうがい”と”ろうぜき”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 労咳の正しい読み方は「ろうがい」で、「ろうぜき」は間違い。
  • 労咳は「漢方で、肺結核のこと」の意味。

 

 

関連ページ

<難読漢字の一覧>

 

(写真あり)藜、櫛、羆など

【一文字】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など

【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など

【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)海驢、犀、猫鼬など

【動物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など

【鳥】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)薊、金木犀、百合など

【花・植物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など

【虫】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など

【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など

【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!

<読み間違えやすい漢字の一覧>

 

哀悼、重複、出生、集荷など

読み間違えやすい漢字一覧!

 

依存、過不足、続柄など

慣用読み(百姓読み)の一覧!

 

<難読漢字の一覧(偏)>

 

(写真あり)鯆、鰍、鰉など

【魚偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)蝗、蠍、蝮など

【虫偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)梲、栂、樅など

【木偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)鎹、鍬、釦など

【金偏】難読漢字の一覧!

 

<覚えておきたい知識>

 

鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など

【知識】一般常識の一覧!

 

(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど

【一般的】物の名前の一覧!