このページでは不丹の読み方と意味、「ブータン」と「ふたん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.不丹の正しい読み方は「ブータン」「ふたん」?

 

結論から言ってしまうと、不丹の正しい読み方は「ブータン」になります

 

不丹の”不”は「ふ」「ぶ」、”丹”は「たん」と読むことができますが、不丹を「ふたん」と読むのは間違いです。

 

 

 

不丹を「ブータン」と読むのは当て字で、当て字というのは”漢字の本来の用法を無視して表されている字のこと”を言います

 

 

漢字には”その漢字の音(読み方)”と”その漢字が持っている意味”とがあり、
この2つを満たしたものが漢字の本来の用法で、どちらか1つでも違っていればそれは当て字とされます。

 

(ただし漢字の読み方には、なまりや音変化などがあるため、上記のどちらかを満たしていない場合でも必ずしもそれが当て字とは言い切れません)

 

 

そして当て字には”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”と、”②漢字の意味のみを優先した当て字”の2種類が存在し、不丹を「ブータン」と読むのは①の当て字になります

 

 

 

まず”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”というのは、
例えば「夜露死苦(よろしく)」や「倫敦(ロンドン)」などの当て字のことです。

 

 

これらは単純にその漢字が持っている意味を考慮せずに、
その漢字の音(読み方)だけを優先して表されている当て字です。

 

 

ただ「夜露死苦(よろしく)」はそのまま読むことができますが、
「倫敦(ロンドン)」はそのまま読むと”倫(りん)敦(とん)”と読むことになります。

 

ですので①の当て字には「不丹(ブータン)」や「倫敦(ロンドン)」のように、音(読み方)の響きだけで無理やり当てられた読み方のものもあるため覚えておきましょう。

 

 

 

次に”②漢字の意味のみを優先した当て字”であれば反対に、
その漢字の音(読み方)は関係なく、その漢字の意味に合った読み方が付けられます。

 

 

例えば②の当て字には「氷菓子(アイスクリーム)」や「運命(さだめ)」などがあり、
これらは氷菓子や運命という漢字の意味的に合っている読み方が当てられています

 

なので①の当て字と異なり、②の当て字はその漢字の持つ元々の音(読み方)が考慮されていません。

 

 

次の章で不丹の意味について解説していきます。

 

2.不丹の意味について

 

不丹は「インドの北東部、ヒマラヤ山脈東部にある立憲君主国のこと」の意味として用いられています。

 

不丹の首都は”ティンプー”になります。

 

 

国土は標高差が激しくて、森林が多く、農業・牧畜業・林業が盛んに行われています。

 

 

以上が「不丹の読み方と意味、”ブータン”と”ふたん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 不丹の正しい読み方は「ブータン」で、「ふたん」は間違い。
  • 不丹は「インドの北東部、ヒマラヤ山脈東部にある立憲君主国のこと」の意味。

 

 

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