このページでは利鎌の読み方と意味、「とがま」と「りがま」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、利鎌の正しい読み方は「とがま」になります。

 

利鎌の”利”は「き（く）」「と（し）」「り」と読むことができますが、
利鎌は「とがま」と読むのが正しく、「りがま」と読むのは間違いです。

 

 

 

また”鎌”の読み方は「かま」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「がま」という読み方をすることはできません。

 

利鎌のように「とかま」ではなく、「とがま」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

 

 

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

利鎌であれば、利（と）＋鎌（かま）なので、鎌（後ろの語）の語頭である清音の”か”が濁音の”が”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では、連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で利鎌の意味について解説していきます。

 

 

利鎌は「切れ味のよい鎌。よく切れる鎌のこと」の意味として用いられています。

 

 

利鎌を用いた例文としては、「利鎌で草を刈る」や、
「それは利鎌のような形をしている」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また利鎌の類義語としては、「業物（わざもの）・名刀（めいとう）・快刀（かいとう）・利器（りき）」などの言葉が挙げられます。

 

どの言葉についても利鎌と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「利鎌の読み方と意味、”とがま”と”りがま”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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