このページでは冷麦の読み方と意味、「ひやむぎ」と「れいばく」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.冷麦の正しい読み方は「ひやむぎ」「れいばく」?

 

結論から言ってしまうと、冷麦の正しい読み方は「ひやむぎ」になります

 

冷麦の”冷”は「つめ(たい)」「ひ(や)」「れい」、”麦”は「むぎ」「ばく」と読むことができますが、冷麦は「ひやむぎ」と読むのが正しく、「れいばく」と読むのは間違いです。

 

 

「ひやむぎ」は冷麦の他に”冷や麦”と書き表されることもあります

 

 

次の章で冷麦の意味と類義語について解説していきます。

 

2.冷麦の意味と類義語について

 

冷麦は「細打ちにしたうどんを茹(ゆ)でて冷水で冷やし、汁(つゆ)をつけて食べるもの」の意味として用いられています。

 

 

冷麦(ひやむぎ)と似ているもので素麺(そうめん)がありますが、現在の冷麦と素麺の一番の違いは”麺の太さ”になります。

 

日本農林規格(JAS)の定めている基準によると、下記のようになっています。

  • 素麺(そうめん):長径1.3mm未満(手延べの場合は長径1.7mm未満)
  • 冷麦(ひやむぎ):長径1.3mm以上1.7mm未満(手延べの場合は1.7mm未満)
  • 饂飩(うどん):長径1.7mm以上(手延べの場合も長径1.7mm以上)

 

手延(の)べというのは”機械・道具などを使わずに手で伸ばすこと”を指し、
手延べの場合は、長径1.7mm未満であれば素麺・冷麦のどちらの名称を付けても良いそうです。

 

なので基本的には細いものから”素麺(そうめん)<冷麦(ひやむぎ)<饂飩(うどん)”のように区別されることが多いです。

 

 

 

また冷麦の類義語としては、「素麺(そうめん)・乾麺(かんめん)・煮麺(にゅうめん)・湯麺(たんめん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても冷麦と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「冷麦の読み方と意味、”ひやむぎ”と”れいばく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 冷麦の正しい読み方は「ひやむぎ」で、「れいばく」は間違い。
  • 冷麦は「細打ちにしたうどんを茹でて冷水で冷やし、汁をつけて食べるもの」の意味。
  • 冷麦の類義語には、「素麺・乾麺・煮麺・湯麺」などがある。

 

 

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