結論から言ってしまうと、困窮の正しい読み方は「こんきゅう」になります。
困窮の”窮”は「きわ(まる)」「きゅう」と読むことはできますが、「きょう」と読むことはできないので、困窮を「こんきょう」と読むのは間違いです。
また困窮(こんきゅう)のように「困(こん)」が用いられている言葉には、
「困惑(こんわく)・困難(こんなん)・困憊(こんぱい)・貧困(ひんこん)」などがあります。
困窮(こんきゅう)のように「窮(きゅう)」が用いられている言葉には、
「窮地(きゅうち)・窮迫(きゅうはく)・窮乏(きゅうぼう)・貧窮(ひんきゅう)」などがあります。
次の章で困窮の意味について解説していきます。
困窮は「困り果てること/貧しいために生活に苦しむこと」の意味として用いられています。
困窮を用いた例文としては、「不況対策に困窮する」や、「困窮した生活を送っている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「困り果てること」の意味で、後者の例文は「貧しいために生活に苦しむこと」の意味で使用しています。
また困窮の類義語としては、「逼迫(ひっぱく)・困苦(こんく)・貧乏(びんぼう)・文無し(もんなし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても困窮と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「困窮の読み方と意味、”こんきゅう”と”こんきょう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど