結論から言ってしまうと、吟味の正しい読み方は「ぎんみ」になります。
吟味の”吟”は「ぎん」と読むことはできますが、「こん」と読むことはできないので、吟味を「こんみ」と読むのは間違いです。
また吟味(ぎんみ)のように「吟(ぎん)」が用いられている言葉には、
「吟醸(ぎんじょう)・吟唱(ぎんしょう)・吟詠(ぎんえい)・苦吟(くぎん)」などがあります。
吟味(ぎんみ)のように「味(み)」が用いられている言葉には、
「味覚(みかく)・趣味(しゅみ)・珍味(ちんみ)・美味(びみ)」などがあります。
次の章で吟味の意味について解説していきます。
吟味は「品質・内容などを念入りに調べて検討すること。また、念入りに調べて選ぶこと/罪のあるなしを取り調べること」の意味として用いられています。
吟味を用いた例文としては、「吟味した材料を使用する」や、「よく吟味して購入する」のような使い方で用いられています。
一般的には吟味は前者の意味で使われることがほとんどで、どちらの例文も「品質・内容などを念入りに調べて検討すること。また、念入りに調べて選ぶこと」の意味で使用しています。
また吟味の類義語としては、「選定(せんてい)・厳選(げんせん)・特選(とくせん)・選抜(せんばつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても吟味と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「吟味の読み方と意味、”ぎんみ”と”こんみ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど