このページでは佃煮の読み方と意味、「つくだに」と「でんに」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.佃煮の正しい読み方は「つくだに」「でんに」?

 

結論から言ってしまうと、佃煮の正しい読み方は「つくだに」になります

 

佃煮の”佃”は「つくだ」「でん」と読むことができますが、佃煮は「つくだに」と読むのが正しく、「でんに」と読むのは間違いです

 

 

 

また佃煮(つくだに)のように「佃(つくだ)」が用いられている言葉は、
佃煮の他には「佃節(つくだぶし)・佃島(つくだじま)」しか見つけることができませんでした。

 

佃煮(つくだに)のように「煮(に)」が用いられている言葉には、
「粗煮(あらに)・雑煮(ぞうに)・旨煮(うまに)・飴煮(あめに)」などがあります。

 

 

次の章で佃煮の意味について解説していきます。

 

2.佃煮の意味について

 

佃煮は「小魚・貝・海藻などを、醤油(しょうゆ)・味醂(みりん)・砂糖などで味を濃く煮詰めた保存食品のこと」の意味として用いられています。

 

 

佃煮は、佃島(つくだじま)で作ったことから名付けられた名称になります。

 

 

佃島というのは”東京都中央区にある地名のこと”で、昔は隅田川の河口にあった小さな島でしたが、現在は埋め立てられ陸続きになっています。

 

その地に住んでいた漁民らが、保存の利くように小魚などを煮込んだものを作り、それを地名にちなんで”佃煮(つくだに)”として売り出したのが始まりとされています。

 

 

 

また佃煮の類義語としては、「時雨煮(しぐれに)・飴煮(あめに)・甘煮(あまに)・旨煮(うまに)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても佃煮と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「佃煮の読み方と意味、”つくだに”と”でんに”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 佃煮の正しい読み方は「つくだに」で、「でんに」は間違い。
  • 佃煮は「小魚・貝・海藻などを、醤油・味醂・砂糖などで味を濃く煮詰めた保存食品のこと」の意味。
  • 佃煮の類義語には、「時雨煮・飴煮・甘煮・旨煮」などがある。

 

 

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