結論から言ってしまうと、開闢の正しい読み方は「かいびゃく」になります。
開闢の”闢”は「びゃく」「へき」と読むことができますが、開闢は「かいびゃく」と読むのが正しく、「かいへき」と読むのは間違いです。
また開闢(かいびゃく)のように「開(かい)」が用いられている言葉には、
「開祖(かいそ)・開示(かいじ)・開花(かいか)・打開(だかい)」などがあります。
開闢(かいびゃく)のように「闢(びゃく)」が用いられている言葉は、開闢の他には見つけることができませんでした。
次の章で開闢の意味について解説していきます。
開闢は「天と地が初めてできたとき。世界の始まりの時/(転じて)物事の始まりのこと」の意味として用いられています。
開闢を用いた例文としては、「世界の開闢から現在に至るまで」や、「我が国の開闢以来、初めての出来事だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「天と地が初めてできたとき。世界の始まりの時のこと」の意味で、後者の例文は「物事の始まりのこと」の意味で使用しています。
また開闢の類義語としては、「創世(そうせい)・太初(たいしょ)・原始(げんし)・黎明(れいめい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても開闢と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「開闢の読み方と意味、”かいへき”と”かいびゃく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど