結論から言ってしまうと、鋭角の正しい読み方は「えいかく」になります。
鋭角の”鋭”は「するど(い)」「せん」と読むことはできますが、
「せん」と読むことはできないので、鋭角を「せんかく」と読むのは間違いです。
また鋭角(えいかく)のように「鋭(えい)」が用いられている言葉には、
「鋭敏(えいびん)・鋭利(えいり)・先鋭(せんえい)・精鋭(せいえい)」などがあります。
鋭角(えいかく)のように「角(かく)」が用いられている言葉には、
「角材(かくざい)・角度(かくど)・口角(こうかく)・互角(ごかく)」などがあります。
次の章で鋭角の意味について解説していきます。
鋭角は「0度よりも大きくて、直角(90度)よりも小さい角(かく)のこと」の意味として用いられています。
鋭角に対して、「直角(90度)よりも大きく、180度よりも小さい角のこと」を”鈍角(どんかく)”と言います。
90度ちょうどは鋭角でも鈍角でもなく、そのまま直角と呼ぶため、それぞれ”鋭角(1~89度)<直角(90度)<鈍角(91~179度)”のようになります。
ちなみに90度の角のことは直角と言いますが、「180度の角のこと」は直角2つ分の角なので”二直角(にちょっかく)”と言います。
同様に「270度の角のこと」は”三直角(さんちょっかく)”、「360度の角のこと」は”四直角”と言います。
以上が「鋭角の読み方と意味、”えいかく”と”せんかく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど