このページでは跡形の読み方と意味、「あとかた」と「あとかたち」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.跡形の正しい読み方は「あとかた」「あとかたち」?

 

結論から言ってしまうと、跡形の正しい読み方は「あとかた」になります

 

跡形の”跡”は「あと」「せき」、”形”は「かたち」「かた」「けい」と読むことができますが、跡形は「あとかた」と読むのが正しく、「あとかたち」と読むのは間違いです

 

 

 

また跡形(あとかた)のように「跡(あと)」が用いられている言葉には、
「跡地(あとち)・跡目(あとめ)・足跡(あしあと)・傷跡(きずあと)」などがあります。

 

跡形(あとかた)のように「形(かた)」が用いられている言葉には、
「形見(かたみ)・形代(かたしろ)・形鋼(かたこう)・屋形(やかた)」などがあります。

 

 

次の章で跡形の意味について解説していきます。

 

2.跡形の意味について

 

跡形は「何かがあった証拠として残っているしるしのこと」の意味として用いられています。

 

 

跡形を用いた例文としては、「次の日には雪が跡形もなく消えていた」や、
「建物が跡形もなく破壊されていた」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また跡形の類義語としては、「証拠(しょうこ)・足跡(そくせき)・面影(おもかげ)・名残(なごり)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても跡形と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「跡形の読み方と意味、”あとかた”と”あとかたち”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 跡形の正しい読み方は「あとかた」で、「あとかたち」は間違い。
  • 跡形「何かがあった証拠として残っているしるしのこと」の意味。
  • 跡形の類義語には、「証拠・足跡・面影・名残」などがある。

 

 

関連ページ

<難読漢字の一覧>

 

(写真あり)藜、櫛、羆など

【一文字】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など

【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など

【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)海驢、犀、猫鼬など

【動物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など

【鳥】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)薊、金木犀、百合など

【花・植物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など

【虫】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など

【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など

【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!

<読み間違えやすい漢字の一覧>

 

哀悼、重複、出生、集荷など

読み間違えやすい漢字一覧!

 

依存、過不足、続柄など

慣用読み(百姓読み)の一覧!

 

<難読漢字の一覧(偏)>

 

(写真あり)鯆、鰍、鰉など

【魚偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)蝗、蠍、蝮など

【虫偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)梲、栂、樅など

【木偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)鎹、鍬、釦など

【金偏】難読漢字の一覧!

 

<覚えておきたい知識>

 

鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など

【知識】一般常識の一覧!

 

(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど

【一般的】物の名前の一覧!