さて日常的に使われるもので「私見」という言葉があります。
この私見に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
私見がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは私見の読み方と意味、「しけん」と「わたしみ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.私見の正しい読み方は「しけん」「わたしみ」?
では私見の正しい読み方は、「しけん」「わたしみ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、私見の正しい読み方は「しけん」になります。
私見の”私”は「わたし」「し」と読むことができますが、私見は「しけん」と読むのが正しく、「わたしみ」と読むのは間違いです。
また私見(しけん)のように「私(し)」が用いられている言葉には、
「私情(しじょう)・私財(しざい)・私語(しご)・公私(こうし)」などがあります。
私見(しけん)のように「見(けん)」が用いられている言葉には、
「見識(けんしき)・見学(けんがく)・見物(けんぶつ)・散見(さんけん)」などがあります。
次の章で私見の意味と類義語について解説していきます。
2.私見の意味と類義語について
では私見の意味と類義語について見ていきましょう。
まず私見は「自分一人の意見・見解のこと。また、それを謙遜(けんそん)していう語のこと」の意味として用いられています。
私見を用いた例文としては、「私見を述べさせてもらうと」や、
「私見をはさむのは避けなければならない」のような使い方で用いられています。
また私見の類義語としては、「持論(じろん)・知見(ちけん)・私意(しい)・見識(けんしき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても私見と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「私見の読み方と意味、”しけん”と”わたしみ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 私見の正しい読み方は「しけん」で、「わたしみ」は間違い。
- 私見は「自分一人の意見・見解のこと。また、それを謙遜していう語のこと」の意味。
- 私見の類義語には、「持論・知見・私意・見識」などがある。