さて日常的に使われるもので「社日」という言葉があります。
この社日に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
社日がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは社日の読み方と意味、「しゃにち」と「しゃじつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.社日の正しい読み方は「しゃにち」「しゃじつ」?
では社日の正しい読み方は、「しゃにち」「しゃじつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、社日の正しい読み方は「しゃにち」「しゃじつ」の両方になります。
社日の”日”は「ひ」「にち」「じつ」と読むことができます。
ただ一般的には社日は「しゃにち」と読むことがほとんどです。
また社日(しゃにち)のように「日(にち)」が用いられている言葉には、
「日没(にちぼつ)・縁日(えんにち)・忌日(きにち)・命日(めいにち)」などがあります。
社日(しゃじつ)のように「日(じつ)」が用いられている言葉には、
「祝日(しゅくじつ)・後日(ごじつ)・翌日(よくじつ)・連日(れんじつ)」などがあります。
次の章で社日の意味について解説していきます。
2.社日の意味について
では社日の意味について見ていきましょう。
まず社日は「雑節(ざっせつ)のひとつ」の意味として用いられています。
雑節というのは、”二十四節気以外に、季節の変化の目安とする特定の日の総称のこと”を意味します。
社日は”春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日のこと”で、春(=春社)と秋(=秋社)とで1年に2度やってきます。
この日、土地の神をまつって春には豊作を祈り、秋には収穫を感謝します。
以上が「社日の読み方と意味、”しゃにち”と”しゃじつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 社日の正しい読み方は「しゃにち」「しゃじつ」の両方。
- 社日は「雑節のひとつで、春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日のこと」の意味。