さて日常的に使われるもので「亜爾然丁」という言葉があります。
この亜爾然丁に使用されている漢字（特に”爾”）は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは亜爾然丁の読み方と意味、「アルゼンチン」と「あじぜんちょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．亜爾然丁の正しい読み方は「アルゼンチン」「あじぜんちょう」？
では亜爾然丁の正しい読み方は、「アルゼンチン」「あじぜんちょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、亜爾然丁の正しい読み方は「アルゼンチン」になります。
亜爾然丁の”亜”は「あ」、”爾”は「じ」、”然”は「ぜん」、”丁”は「ちょう」と読むことができますが、亜爾然丁を「あじぜんちょう」と読むのは間違いです。
亜爾然丁を「アルゼンチン」と読むのは当て字で、当て字と言うのは”漢字の本来の用法を無視して表されている字のこと”を言います。
漢字には”その漢字の音（読み方）”と”その漢字が持っている意味”とがあり、
この２つを満たしたものが漢字の本来の用法で、どちらか１つでも違っていればそれは当て字とされます。
（ただし漢字の読み方には、なまりや音変化などがあるため、上記のどちらかを満たしていない場合でも必ずしもそれが当て字とは言い切れません）
そして当て字には”①漢字の音（読み方）のみを優先した当て字”と、”②漢字の意味のみを優先した当て字”の２種類が存在し、亜爾然丁を「アルゼンチン」と読むのは①の当て字になります。
まず”①漢字の音（読み方）のみを優先した当て字”というのは、
例えば「夜露死苦（よろしく）」や「倫敦（ロンドン）」などの当て字のことです。
これらは単純にその漢字が持っている意味を考慮せずに、
その漢字の音（読み方）だけを優先して表されている当て字です。
ただ「夜露死苦（よろしく）」はそのまま読むことができますが、
「倫敦（ロンドン）」はそのまま読むと”倫（りん）敦（とん）”と読むことになります。
ですので①の当て字には「亜爾然丁（アルゼンチン）」や「倫敦（ロンドン）」のように、音（読み方）の響きだけで無理やり当てられた読み方のものもあるため覚えておきましょう。
次に”②漢字の意味のみを優先した当て字”であれば反対に、
その漢字の音（読み方）は関係なく、その漢字の意味に合った読み方が付けられます。
例えば②の当て字には「氷菓子（アイスクリーム）」や「運命（さだめ）」などがあり、
これらは氷菓子や運命という漢字の意味的に合っている読み方が当てられています。
なので①の当て字と異なり、②の当て字はその漢字の持つ元々の音（読み方）が考慮されていません。
次の章で亜爾然丁の意味について解説していきます。
２．亜爾然丁の意味について
では亜爾然丁の意味について見ていきましょう。
まず亜爾然丁は「南アメリカの南東部にある共和国のこと」の意味として用いられています。
亜爾然丁の首都は”ブエノスアイレス”になります。
１８１６年にスペインから独立し、中央部の草原地帯では牧畜が盛んに行われています。
以上が「亜爾然丁の読み方と意味、”アルゼンチン”と”あじぜんちょう”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 亜爾然丁の正しい読み方は「アルゼンチン」で、「あじぜんちょう」は間違い。
- 亜爾然丁は「南アメリカの南東部にある共和国のこと」の意味。