さて日常的に使われるもので「啓示」という言葉があります。
この啓示に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
啓示がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは啓示の読み方と意味、「けいし」と「けいじ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.啓示の正しい読み方は「けいし」「けいじ」?
では啓示の正しい読み方は、「けいし」「けいじ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、啓示の正しい読み方は「けいじ」になります。
啓示の”示”は「しめ(す)」「し」「じ」と読むことができますが、
啓示は「けいじ」と読むのが正しく、「けいし」と読むのは間違いです。
また啓示(けいじ)のように「啓(けい)」が用いられている言葉には、
「啓発(けいはつ)・啓蒙(けいもう)・啓白(けいびゃく)・拝啓(はいけい)」などがあります。
啓示(けいじ)のように「示(じ)」が用いられている言葉には、
「示談(じだん)・訓示(くんじ)・指示(しじ)・暗示(あんじ)」などがあります。
次の章で啓示の意味と類義語について解説していきます。
2.啓示の意味と類義語について
では啓示の意味と類義語について見ていきましょう。
まず啓示は「よく分かるように表し示すこと/人知では計り知れないことについて、神が教え示すこと」の意味として用いられています。
啓示を用いた例文としては、「神からの啓示により難を逃れた」や、「天の啓示を受けて彼は覚悟を決めた」のような使い方で用いられています。
一般的に啓示は後者の意味で使われることが多く、どちらの例文も「人知では計り知れないことについて、神が教え示すこと」の意味で使用しています。
また啓示の類義語としては、「託宣(たくせん)・予言(よげん)・御業(みわざ)・兆し(きざし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても啓示と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「啓示の読み方と意味、”けいし”と”けいじ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 啓示の正しい読み方は「けいじ」で、「けいし」は間違い。
- 啓示は「よく分かるように表し示すこと/人知では計り知れないことについて、神が教え示すこと」の意味。
- 啓示の類義語には、「託宣・予言・御業・兆し」などがある。