さて日常的に使われることはあまりないですが、「旧怨」という言葉があります。
この旧怨に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
旧怨がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは旧怨の読み方と意味、「きゅうえん」と「きゅうおん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.旧怨の正しい読み方は「きゅうえん」「きゅうおん」?
では旧怨の正しい読み方は、「きゅうえん」「きゅうおん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、旧怨の正しい読み方は「きゅうえん」になります。
旧怨の”怨”は「うら(み)」「おん」「えん」と読むことができますが、
旧怨は「きゅうえん」と読むのが正しく、「きゅうおん」と読むのは間違いです。
また旧怨(きゅうえん)のように「旧(きゅう)」が用いられている言葉には、
「旧習(きゅうしゅう)・旧年(きゅうねん)・旧知(きゅうち)・復旧(ふっきゅう)」などがあります。
旧怨(きゅうえん)のように「怨(えん)」が用いられている言葉には、
「怨恨(えんこん)・怨嗟(えんさ)・私怨(しえん)・積怨(せきえん)」などがあります。
次の章で旧怨の意味と類義語について解説していきます。
2.旧怨の意味と類義語について
では旧怨の意味と類義語について見ていきましょう。
まず旧怨は「古くからの恨みのこと」の意味として用いられています。
旧怨を用いた例文としては、「旧怨を晴らす」や、
「旧怨を忘れて水に流す」のような使い方で用いられています。
また旧怨の類義語としては、「因縁(いんねん)・怨恨(えんこん)・遺恨(いこん)・積怨(せきえん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても旧怨と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「旧怨の読み方と意味、”きゅうえん”と”きゅうおん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 旧怨の正しい読み方は「きゅうえん」で、「きゅうおん」は間違い。
- 旧怨は「古くからの恨みのこと」の意味。
- 旧怨の類義語には、「因縁・怨恨・遺恨・積怨」などがある。