遁世の読み方と意味、「とんせ」と「とんせい」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはあまりないですが、「遁世」という言葉があります。

 

この遁世に使用されている漢字(特に”遁”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは遁世の読み方と意味、「とんせ」と「とんせい」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.遁世の正しい読み方は「とんせ」「とんせい」?

 

では遁世の正しい読み方は、「とんせ」「とんせい」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、遁世の正しい読み方は「とんせい」になります

 

遁世の”遁”は「のが(れる)」「とん」、”世”は「よ」「せ」「せい」と読むことができますが、遁世は「とんせい」と読むのが正しく、「とんせ」と読むのは間違いです

 

 

 

また遁世(とんせい)のように「遁(とん)」が用いられている言葉には、
「遁走(とんそう)・遁辞(とんじ)・隠遁(いんとん)・火遁(かとん)」などがあります。

 

遁世(とんせい)のように「世(せい)」が用いられている言葉には、
「世紀(せいき)・歴世(れきせい)・救世(きゅうせい)・永世(えいせい)」などがあります。

 

 

次の章で遁世の意味と類義語について解説していきます。

 

2.遁世の意味と類義語について

 

では遁世の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず遁世は「俗世間との関係を断ち、隠れて静かに住むこと/俗世間を離れて、仏門に入ること」の意味として用いられています。

 

 

遁世を用いた例文としては、「山奥で遁世生活を送る」や、
「彼は遁世して僧になった」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「俗世間との関係を断ち、隠れて静かに住むこと」の意味で、
後者の例文は「俗世間を離れて、仏門に入ること」の意味で使用しています。

 

 

 

また遁世の類義語としては、「隠居(いんきょ)・隠棲(いんせい)・蝉蛻(せんぜい)・雲隠れ(くもがくれ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても遁世と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「遁世の読み方と意味、”とんせ”と”とんせい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ