結論から言ってしまうと、遁世の正しい読み方は「とんせい」になります。
遁世の”遁”は「のが(れる)」「とん」、”世”は「よ」「せ」「せい」と読むことができますが、遁世は「とんせい」と読むのが正しく、「とんせ」と読むのは間違いです。
また遁世(とんせい)のように「遁(とん)」が用いられている言葉には、
「遁走(とんそう)・遁辞(とんじ)・隠遁(いんとん)・火遁(かとん)」などがあります。
遁世(とんせい)のように「世(せい)」が用いられている言葉には、
「世紀(せいき)・歴世(れきせい)・救世(きゅうせい)・永世(えいせい)」などがあります。
次の章で遁世の意味について解説していきます。
遁世は「俗世間との関係を断ち、隠れて静かに住むこと/俗世間を離れて、仏門に入ること」の意味として用いられています。
遁世を用いた例文としては、「山奥で遁世生活を送る」や、
「彼は遁世して僧になった」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「俗世間との関係を断ち、隠れて静かに住むこと」の意味で、
後者の例文は「俗世間を離れて、仏門に入ること」の意味で使用しています。
また遁世の類義語としては、「隠居(いんきょ)・隠棲(いんせい)・蝉蛻(せんぜい)・雲隠れ(くもがくれ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても遁世と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「遁世の読み方と意味、”とんせ”と”とんせい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど