結論から言ってしまうと、左翼の正しい読み方は「さよく」になります。
左翼の”左”は「ひだり」「さ」、”翼”は「つばさ」「よく」と読むことができますが、左翼は「さよく」と読むのが正しく、「ひだりよく」と読むのは間違いです。
また左翼(さよく)のように「左(さ)」が用いられている言葉には、
「左近(さこん)・左右(さゆう)・左様(さよう)・証左(しょうさ)」などがあります。
左翼(さよく)のように「翼(よく)」が用いられている言葉には、
「比翼(ひよく)・尾翼(びよく)・銀翼(ぎんよく)・右翼(うよく)」などがあります。
次の章で左翼の意味について解説していきます。
左翼は「左の翼/左右に広がっているものの左の方の部分/革新的・革命的な思想傾向。また、そのような人/野球で、本塁から見て外野の左側」の意味として用いられています。
「革新的・革命的な思想傾向。また、そのような人」の意味は、フランス革命後、フランス議会で議長席から見て左側に革新主義者が席を占めていたことからきています。
ちなみに政治的な意味での左翼の反対に”右翼(うよく)”という言葉がありますが、右翼は「保守的な思想傾向。また、そのような人」の意味として使われています。
また左翼の類義語としては、「極左(きょくさ)・左派(さは)・左党(さとう)・急進主義(きゅうしんしゅぎ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても左翼と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「左翼の読み方と意味、”さよく”と”ひだりよく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど