結論から言ってしまうと、繊細の正しい読み方は「せんさい」になります。
繊細の”繊”は「せん」と読むことはできますが、「ち」と読むことはできないので、繊細を「ちさい」と読むのは間違いです。
繊細の”繊(せん)”という字は、”緻(ち)”という字に少し似ているため注意が必要です。
また繊細(せんさい)のように「繊(せん)」が用いられている言葉には、
「繊維(せんい)・繊毛(せんもう)・繊手(せんしゅ)・繊弱(せんじゃく)」などがあります。
繊細(せんさい)のように「細(さい)」が用いられている言葉には、
「細密(さいみつ)・細心(さいしん)・明細(めいさい)・詳細(しょうさい)」などがあります。
次の章で繊細の意味について解説していきます。
繊細は「ほっそりとして上品なこと。ほっそりとして美しいこと/感情・感性などが細やかで、ちょっとしたことにも感じやすいこと」の意味として用いられています。
繊細を用いた例文としては、「彼女は繊細な指をしている」や、
「彼は繊細で傷つきやすい」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「ほっそりとして上品なこと。ほっそりとして美しいこと」の意味で、後者の例文は「感情・感性などが細やかで、ちょっとしたことにも感じやすいこと」の意味で使用しています。
また繊細の類義語としては、「華奢(きゃしゃ)・端整(たんせい)・過敏(かびん)・鋭敏(えいびん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても繊細と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「繊細の読み方と意味、”ちさい”と”せんさい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど