さて日常的に使われるもので「繊細」という言葉があります。
この繊細に使用されている漢字(特に”繊”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは繊細の読み方と意味、「ちさい」と「せんさい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.繊細の正しい読み方は「ちさい」「せんさい」?
では繊細の正しい読み方は、「ちさい」「せんさい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、繊細の正しい読み方は「せんさい」になります。
繊細の”繊”は「せん」と読むことはできますが、「ち」と読むことはできないので、繊細を「ちさい」と読むのは間違いです。
繊細の”繊(せん)”という字は、”緻(ち)”という字に少し似ているため注意が必要です。
また繊細(せんさい)のように「繊(せん)」が用いられている言葉には、
「繊維(せんい)・繊毛(せんもう)・繊手(せんしゅ)・繊弱(せんじゃく)」などがあります。
繊細(せんさい)のように「細(さい)」が用いられている言葉には、
「細密(さいみつ)・細心(さいしん)・明細(めいさい)・詳細(しょうさい)」などがあります。
次の章で繊細の意味と類義語について解説していきます。
2.繊細の意味と類義語について
では繊細の意味と類義語について見ていきましょう。
まず繊細は「ほっそりとして上品なこと。ほっそりとして美しいこと/感情・感性などが細やかで、ちょっとしたことにも感じやすいこと」の意味として用いられています。
繊細を用いた例文としては、「彼女は繊細な指をしている」や、
「彼は繊細で傷つきやすい」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「ほっそりとして上品なこと。ほっそりとして美しいこと」の意味で、後者の例文は「感情・感性などが細やかで、ちょっとしたことにも感じやすいこと」の意味で使用しています。
また繊細の類義語としては、「華奢(きゃしゃ)・端整(たんせい)・過敏(かびん)・鋭敏(えいびん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても繊細と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「繊細の読み方と意味、”ちさい”と”せんさい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 繊細の正しい読み方は「せんさい」で、「ちさい」は間違い。
- 繊細は「ほっそりとして上品なこと。ほっそりとして美しいこと/感情・感性などが細やかで、ちょっとしたことにも感じやすいこと」の意味。
- 繊細の類義語には、「華奢・端整・過敏・鋭敏」などがある。