結論から言ってしまうと、細心の正しい読み方は「さいしん」になります。
細心の”細”は「ほそ(い)」「こま(かい)」「さい」と読むことはできますが、「しょう」と読むことはできないので、細心を「しょうしん」と読むのは間違いです。
また細心(さいしん)のように「細(さい)」が用いられている言葉には、
「細密(さいみつ)・細筆(さいひつ)・明細(めいさい)・詳細(しょうさい)」などがあります。
細心(さいしん)のように「心(しん)」が用いられている言葉には、
「心理(しんり)・心気(しんき)・会心(かいしん)・関心(かんしん)」などがあります。
次の章で細心の意味について解説していきます。
細心は「細かいところまで心を配ること。また、そのさま/気が小さいこと」の意味として用いられています。
細心を用いた例文としては、「細心の注意を払う」や、
「彼はとても細心な人だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「細かいところまで心を配ること。また、そのさま」の意味で、後者の例文は「気が小さいこと」の意味で使用しています。
また細心の類義語としては、「緻密(ちみつ)・配慮(はいりょ)・克明(こくめい)・几帳面(きちょめん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても細心と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「細心の読み方と意味、”さいしん”と”しょうしん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど