結論から言ってしまうと、分限の正しい読み方は「ぶげん」「ぶんげん」の両方になります。
分限の”分”は「わ(ける)」「ぶ」「ふん」「ぶん」と読むことができます。
一般的には分限は「ぶんげん」と読むことが多いです。
ただ分限は「ぶげん」「ぶんげん」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また分限(ぶげん)のように「分(ぶ)」が用いられている言葉には、
「分厚い(ぶあつい)・分引き(ぶびき)・大分(だいぶ)」などがあります。
分限(ぶんげん)のように「分(ぶん)」が用いられている言葉には、
「分類(ぶんるい)・領分(りょうぶん)・本分(ほんぶん)・名分(めいぶん)」などがあります。
次の章で分限の意味について解説していきます。
分限(ぶげん)は「持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど/金持ちのこと」の意味として用いられています。
分限を「ぶげん」と読むと上記のような意味になりますが、「ぶんげん」と読むと上記の他に、「法律で、公務員の身分に関する基本的規律のこと」の意味も含まれます。
このように分限は「ぶげん」「ぶんげん」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
分限を用いた例文としては、「分限をわきまえる」や、「分限(ぶんげん)処分にあたっての注意点を挙げる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど」の意味で、後者の例文は「法律で、公務員の身分に関する基本的規律のこと」の意味で使用しています。
また分限の類義語としては、「身分(みぶん)・地位(ちい)・立場(たちば)・身空(みそら)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても分限と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「分限の読み方と意味、”ぶげん”と”ぶんげん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど