このページでは分限の読み方と意味、「ぶげん」と「ぶんげん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.分限の正しい読み方は「ぶげん」「ぶんげん」?

 

結論から言ってしまうと、分限の正しい読み方は「ぶげん」「ぶんげん」の両方になります

 

分限の”分”は「わ(ける)」「ぶ」「ふん」「ぶん」と読むことができます。

 

 

 

一般的には分限は「ぶんげん」と読むことが多いです。

 

ただ分限は「ぶげん」「ぶんげん」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また分限(ぶげん)のように「分(ぶ)」が用いられている言葉には、
「分厚い(ぶあつい)・分引き(ぶびき)・大分(だいぶ)」などがあります。

 

分限(ぶんげん)のように「分(ぶん)」が用いられている言葉には、
「分類(ぶんるい)・領分(りょうぶん)・本分(ほんぶん)・名分(めいぶん)」などがあります。

 

 

次の章で分限の意味について解説していきます。

 

2.分限の意味について

 

分限(ぶげん)は「持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど/金持ちのこと」の意味として用いられています。

 

 

分限を「ぶげん」と読むと上記のような意味になりますが、「ぶんげん」と読むと上記の他に、「法律で、公務員の身分に関する基本的規律のこと」の意味も含まれます

 

このように分限は「ぶげん」「ぶんげん」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

分限を用いた例文としては、「分限をわきまえる」や、「分限(ぶんげん)処分にあたっての注意点を挙げる」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど」の意味で、後者の例文は「法律で、公務員の身分に関する基本的規律のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また分限の類義語としては、「身分(みぶん)・地位(ちい)・立場(たちば)・身空(みそら)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても分限と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「分限の読み方と意味、”ぶげん”と”ぶんげん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 分限の正しい読み方は「ぶげん」「ぶんげん」の両方。
  • 分限(ぶげん)は「持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど/金持ちのこと」の意味。
  • 分限(ぶんげん)は「持っている身分・才能などの程度のこと。身のほど/金持ちのこと/法律で、公務員の身分に関する基本的規律のこと」の意味。
  • 分限の類義語には、「身分・地位・立場・身空」などがある。

 

 

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