このページでは鯱鉾の読み方と意味、「しゃちほこ」と「とらぼう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.鯱鉾の正しい読み方は「しゃちほこ」「とらぼう」?

 

結論から言ってしまうと、鯱鉾の正しい読み方は「しゃちほこ」になります

 

鯱鉾の”鯱”は「しゃち」「しゃちほこ」、”鉾”は「ほこ」「ぼう」と読むことはできますが、”鯱”は「とら」と読むことはできず、鯱鉾を「とらぼう」と読むのは間違いです。

 

 

”鯱”という字だけでも「しゃちほこ」と読むことができるため、それだけで「しゃちほこ」と読むことも多いです。

 

 

次の章で鯱鉾の意味について解説していきます。

 

2.鯱鉾の意味について

 

鯱鉾は「頭が虎のようで、背にとげのある想像上の海獣のこと/想像上の海獣をかたどった魔除(まよ)けの飾り物のこと」の意味として用いられています。

 

後者の意味は、城などの屋根の大棟(おおむね)の両端につけ、木・石・金属・瓦(かわら)などで作られます。

 

 

 

また鯱鉾の類義語としては、「鬼瓦(おにがわら)・鴟尾(しび)・唐獅子(からじし)・シーサー」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても鯱鉾と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「鯱鉾の読み方と意味、”しゃちほこ”と”とらぼう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 鯱鉾の正しい読み方は「しゃちほこ」で、「とらぼう」は間違い。
  • 鯱鉾は「頭が虎のようで、背にとげのある想像上の海獣のこと/想像上の海獣をかたどった、魔除けの飾り物のこと」の意味。
  • 鯱鉾の類義語には、「鬼瓦・鴟尾・唐獅子・シーサー」などがある。

 

 

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