このページでは魚翅の読み方と意味、「ぎょし」と「ぎょせん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.魚翅の正しい読み方は「ぎょし」「ぎょせん」?

 

結論から言ってしまうと、魚翅の正しい読み方は「ぎょし」になります

 

魚翅の”翅”は「つばさ」「はね」「し」と読むことはできますが、「せん」と読むことはできないので、魚翅を「ぎょせん」と読むのは間違いです

 

 

 

また魚翅(ぎょし)のように「魚(ぎょ)」が用いられている言葉には、
「雷魚(らいぎょ)・鮮魚(せんぎょ)・人魚(にんぎょ)・木魚(もくぎょ)」などがあります。

 

魚翅(ぎょし)のように「翅(し)」が用いられている言葉には、
「前翅(ぜんし)・展翅(てんし)・翅脈(しみゃく)・鱗翅類(りんしるい)」などがあります。

 

 

次の章で魚翅の意味について解説していきます。

 

2.魚翅の意味について


※上は鱶鰭(ふかひれ)を使用した料理の写真

 

魚翅は「乾燥させた鱶(ふか)の鰭(ひれ)のこと」の意味として用いられています。

 

 

鱶(ふか)というのは”鮫(サメ)の別名のこと”で、つまり鮫の鰭(ひれ)のことを”鱶鰭(ふかひれ)”と呼んでいます

 

鱶鰭は鮫の鰭の外皮を取り除いて乾燥させた食品で、中国料理の材料として珍重されています。

 

 

以上が「魚翅の読み方と意味、”ぎょし”と”ぎょせん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 魚翅の正しい読み方は「ぎょし」で、「ぎょせん」は間違い。
  • 魚翅は「乾燥させた鱶(ふか)の鰭(ひれ)のこと」の意味。

 

 

関連ページ

<難読漢字の一覧>

 

(写真あり)藜、櫛、羆など

【一文字】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など

【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など

【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)海驢、犀、猫鼬など

【動物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など

【鳥】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)薊、金木犀、百合など

【花・植物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など

【虫】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など

【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など

【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!

<読み間違えやすい漢字の一覧>

 

哀悼、重複、出生、集荷など

読み間違えやすい漢字一覧!

 

依存、過不足、続柄など

慣用読み(百姓読み)の一覧!

 

<難読漢字の一覧(偏)>

 

(写真あり)鯆、鰍、鰉など

【魚偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)蝗、蠍、蝮など

【虫偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)梲、栂、樅など

【木偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)鎹、鍬、釦など

【金偏】難読漢字の一覧!

 

<覚えておきたい知識>

 

鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など

【知識】一般常識の一覧!

 

(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど

【一般的】物の名前の一覧!